JP4991157B2 - 理美容用作業台 - Google Patents
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Description
(1)理美容室内のミラーの手前のカウンターの上にのせておいたりカウンターの下の引き出しに入れておいたりして、作業中に必要な用具をその都度取出したり、出し入れしたりする方法。
(2)キャスター付きのワゴン(理美容作業台)の棚やトレイの上にのせておき、作業中に作業し易い位置にワゴンを移動させて、必要な用具を出し入れする方法。
(1)カウンターの上に置くと、カウンターの上が煩雑になりがちである。
(2)引き出し内に収容すると、整頓はし易いが、作業中に必要な用具をその都度取出し、使用後は片付ける必要があるため、作業しにくい。
(3)理美容作業台の棚の上にのせたり、トレイの中に収容したりする方法では、必要な用具を取り出し易いため作業性が良く、整理整頓もし易いが、理美容作業台が多くなると不使用時の置き場所にスペースをとる。
(1)複数台の理美容用作業台を保管しても広いスペースを取らない。
(2)理美容用作業台が移動可能であるため作業者の作業し易い箇所に移動できる。
(1)複数台の理美容用作業台を前後に重ねる場合よりも保管スペースが狭くなる。
(2)理美容用作業台が移動可能であるため作業者の作業し易い箇所に移動できる。
(1)棚とトレイを固定式とした場合は棚が安定し、その上にのせた理美容用用具も安定し、理美容用用具を使い易くなる。
(2)棚とトレイを可動式とした場合は、不使用時に横に倒して、数台の理美容用作業台を前後に重ねるときに邪魔にならないようにすることができ、二以上の棚を前後にコンパクトに整理できる。
(3)トレイがスライド式の場合は、トレイをフレームの上方にスライドさせて重ねることができるため、二以上の作業台を重ねるときに重ね易くなり、二以上を重ねてもトレイを上方にスライドさせた分だけ高くならず、不安定になりにくい。
(1)フレームに一又は二以上の棚とトレイの双方又はいずれか一方が設けられているため、それら棚やトレイに多くの理美容用用具をのせたり収容したりすることができ、便利である。
(2)トレイがフレームの上下方向に昇降自在であるため、トレイを上昇させて棚の下に纏めて理美容作業台を上下に積み重ねることができ、上に重ねる理美容作業台の持ち上げ高さがトレイを上昇させない場合よりも低くて済み、上下に積み重ね易くなる。また、重ねてもトレイが上昇した分だけ重ね後の高さが低くなり、作業台を多数重ねても安定する。
(3)下のトレイが上の係止具があってもそれに係止することなく昇降可能であるため、二以上のトレイを上下に自由に昇降させることができる。
(4)上昇する下のトレイで上のトレイを押し上げることができるため、トレイの上昇操作が容易になる。
(5)フレームに昇降可能に設けられた二以上のトレイが、上下に離してフレームに設けた高さの異なる係止具に係止するため、二以上のトレイ間に手を出し入れするのに十分な空間を確保することができ、上下のトレイの使い勝手が良くなる。
本発明の理美容用作業台の実施形態の一例を図1〜図5を用いて詳細に説明する。図1に示す理美容用作業台1(以下「作業台1」と記す。)はフレーム2の上部に、鋏、剃刀、櫛、化粧品等の理美容用用具を収容したトレイ、篭等をのせることのできる棚4が設けられ、棚4の下に支持レール6が設けられ、支持レール6にトレイ7が前後にスライドして取り外し可能にセットされている。フレーム2の下部には枠状の受け具8が設けられ、その受け具8にトレイ7を取り外し可能にセットしてある。
(1)図1のように棚4を横向き(水平)にし、ストッパー16の底辺部19を左右の係止片18に係止させて棚4を水平にする。
(2)支持レール6の細長材20にトレイ7の上縁24を挿入して支持レール6にトレイ7をセットする。また、受け具8にトレイ7をのせる。
(3)棚4の上に所望の理美容用用具をのせたり、それら器具を収容したトレイ7をのせたりし、トレイ7に理美容用用具を入れて使用する。
(1)支持レール6にセットされているトレイ7を引き出し、引き出したトレイ7の前端部を上方に持ち上げて、係止ピン25の頭部を低くし、係止ピン25を抜止片23に引っ掛からないように回避させてトレイ7を支持レール6から抜き取る。また、受け具8の上のトレイ7も取り外す(図2参照)。
(2)ストッパー16を回動させて、ストッパー16の底辺部19を左右の係止片18から夫々外し、ストッパー16による棚4の水平保持を解除して、棚4を前斜させる(図 5参照)。
(3)棚4を前斜させた数台の同じ形状、構造の作業台1を図5のように前後に重ねる。この場合、後方の作業台1のフレーム2の後脚15側を前方の作業台1の前脚12の間から差込んで空間10内に差込む。
本発明の作業台の他の実施形態を図6〜図10を参照して説明する。この作業台1の基本的構成は実施形態1記載の作業台1と共通しており、図6に示すように前脚12、後脚15にキャスター3を取り付けて移動式とし、フレーム2の縦杆11の上端部に棚4を設け、棚4の下に支持レール6を設け、支持レール6にトレイ7をスライド可能にセットし、フレーム2の下部に受け具8を設け、受け具8の上にトレイ7をセットしてある。
(1)棚4を図6のように水平にし、支持レール6の細長材20内にトレイ7の上縁24を挿入して、支持レール6にトレイ7をスライド可能にセットし、受け台8にトレイ7をセットする。
(2)棚4の上に所望の理美容用用具をのせたり、それら理美容用用具を入れたりトレイ7をのせたりして使用する。
(1)支持レール6にセットされているトレイ7を引き出し、トレイ7の端部を上方に持ち上げて、係止ピン25の頭部を低くし、係止ピン25を抜止片23に引っ掛からないように回避させてトレイ7を支持レール6から引き抜き、受け台8の上のトレイ7も取り外す(図7参照)。
(2)棚4の両側の螺子36を緩めて、水平状態の棚4を螺子36を回転軸として回転させて図8のように縦向きに倒した状態とし、その位置で位置決め突起32を位置決め孔35に嵌入させ、螺子36を締付けて棚4を縦向きに固定する。
(3)棚4を縦向きに倒した数台の同じ形の作業台1を前後に重ねるには、後方の作業台1の後脚15側を前方の作業台1の前脚12の間から差込み空間10内に挿し入れて前後に重ねる。
本発明の作業台の第3の実施形態を図11〜図14を参照して説明する。図11の作業台1はフレーム2の脚の構造が前記実施形態1、2のものと異なる。図11に示すものはフレーム2が角パイプ、角棒等で形成されている。フレーム2の左右の縦杆11は左右の脚40の一端寄りの位置に垂直に取り付けられており、2本の縦杆11間に連結杆14を横向きに架設して補強してある。図11に示すように左右の脚40が垂直に平行に配置されている場合は作業台が安定し、フレーム2の上方の棚に各種理美容用用具を入れたトレイや篭等の入れ物をのせても安定する。縦杆11は上方を前傾または後斜させることもできる。脚40の両端部41の下にキャスター3が取り付けられて移動式としてある。左右の脚40間及び連結杆14の下方には差込み空間10が形成されている。差込み空間10には図11に示すように他の同型の作業台1の左右の二本の脚40のうち一本を差込み、他の一本を外にはみ出させて、向きを揃えて斜前後に重ねることができる。この場合、左右の脚40の後端間又は前端間の間隔を前端間又は後端間の間隔よりも広くすれば、前方の作業台の左右の脚40の後方間又は前方間に後方の作業台の左右の脚40の前方部又は後方部を差し込んで2台以上の作業台1を前後に重ねることができる。
本発明の理美容用作業台の第4の実施形態を図15、図16を参照して説明する。これら作業台1も図15に示すように脚45にキャスター3を備えて移動式としてあり、フレーム2の上部に棚4が設けられていることは実施形態1〜3の作業台1と共通する。この実施形態4の作業台1は図15に示すようにフレーム2の上部に棚4が固定され、棚4の下の支持レール6にトレイ7をスライド可能にセットできるようにしてある。支持レール6は上下に二本以上設けて、それらにトレイ7をセットできるようにすることもできる。
本発明の作業台の第5の実施形態を、図17を参照して説明する。図17の作業台1もフレーム2の上端部に棚4が設けられ、棚4の下に設けられた支持レール6にトレイ7をスライド可能にセットできるようにしてある。棚4は図8、図9の棚4と同様に縦向きから横向きまで倒伏或は起立させることができ、縦向き或は横向き位置に保持することができるようにしてある。
本発明の理美容用作業台の第6の実施形態を、図18に基づいて説明する。この作業台1はフレーム2の上端部に取付けられた支持材9に天板5を着脱自在に載置可能としてあり、支持材9に天板5を固定すると棚4となるようにしてある。支持材9は天板5より幅を狭くして天板5の下に隠れるようにしてある。棚4は支持材9をフレーム2に固定すると回動しない固定式となり、支持材9をフレーム2に回動可能に取り付けると倒伏或は起立可能な回動式となる。支持材9への天板5の取り付けはボルト及びナット、ビス等による締付け、天板5の裏面を支持材9に脱着自在とした嵌め込み式といった任意の方式で行うことができる。支持材9の上には天板5に限らずトレイや篭等の所望の物を載せることができる。
本発明の第7の理美容用作業台の実施形態を、図19に基づいて説明する。この作業台1の縦杆11は左右二本の脚40上に後方傾斜に設置固定されて、両縦杆11の前方に前 方空間50dを設けてある。左右の縦杆11の下部は横連結杆14で連結されており、縦杆11の上部内面には角棒状の受け具51の後端が取り付けられ、その上にトレイ、天板、篭等の任意のものをのせたり固定したりすることができるようにしてある。受け具51の上にトレイや天板を固定した場合は、受け具51とトレイ或は天板により棚4が形成される。
本発明の作業台の実施形態を、図20を参考にして説明する。この作業台1はフレーム2の左右の縦杆11を上下二本の横連結杆14で連結してある。縦杆11の上部に受け具51を二本一組として取り付け、その上にトレイ、天板、篭等の任意のものをのせたり固定したりすることができるようにしてある。受け具51の上にトレイや天板を固定した場合は、受け具51とトレイ或は天板により棚4が形成される。
本発明の作業台の実施形態を、図21〜図23に基づいて説明する。この作業台1の基本的構成は図15、図16の作業台と共通する。異なるのは棚4の下に設けた2段のトレイ7をフレーム2に沿って昇降(スライド)可能として、二台以上の作業台1を上下に重ねるときに、上に重ねる作業台1の上段及び下段のトレイ7を上昇させて棚4の下に寄せ集めて、寄せ集めた下段のトレイ7が下の作業台1の棚4に当たらない位置まで持ち上げるだけで、下の作業台1の上に重ねることができ、しかも、数台の作業台1を重ねても高さがあまり高くならないようにしたことである。ちなみに、トレイ7が上昇しないと作業台1を重ねるときに、上に重ねる作業台1の最下段のトレイ7を下の作業台1の棚4の上まで持ち上げて重ねなければならず、持ち上げが大変であり、しかも重ねた台数分だけ上に高くなり、上の作業台の重心が前方に移行して不安定になるが、図21の作業台ではそのようなことが一切ないようにしてある。
図21の作業台1を積み重ねるには次のようにする。
(1)上に重ねる作業台1の下段の受け材60を図23(a)に示すように、上方へスライドさせ、その受け材60によって上段の受け材60を押し上げて、下段の受け材60及び上段の受け材60を重ねて上方にスライドさせる。
(2)前記スライド状態で作業台1を持ち上げて、図22のように下の作業台1の上に重ねる。このとき、上の作業台1は重ねた下段の受け材60及び上段の受け材60を下の作業台の棚4の上まで持ち上げて下の作業台の前方(図22の矢印A方向)から重ねることができる。このため、上に重ねる作業台1を下の作業台1の真上まで持ち上げて重ねる必要がなく、重ね作業が容易になる。
(3)図22に示すように、重ねた上の作業台1は、脚45の下部が下の作業台の脚下部重ね空間50aに配置され、脚45の上部が下の作業台の脚上部重ね空間50cに配置され、上の作業台1の上下のトレイが上方重ね空間50bの上に重なる。
本発明の理美容用作業台の実施形態10を、図24を参照して説明する。この作業台1の基本的構成は図15、図16、図21〜図23の作業台1と共通し、脚45にキャスター3を備えた移動式であり、フレーム2の上部に棚4が設けられ、その下に支持レール6が固定され、それにトレイ7がセットされ、トレイ7の下に受け材60がフレーム2に沿って上下スライド可能に設けられ、受け材60にトレイ7がセットされ、フレーム2の縦杆11の上端を下方に折り返してハンドル13が形成されている。受け材60は固定式とすることもできる。
本発明の理美容用作業台のフレーム2の形状、縦杆11の本数や形状等は図示したものに限られず他の構造や形状とすることができる。縦杆11は一本以上の任意本数とすることができ、例えば、左右の前脚二本と左右の後脚二本の計四本とし、それらを平行に配置し、上部を後方傾斜或は前方傾斜にすることもできる。受け材60の数、形状、位置等も使い勝手の良いように設けることができる。受け材60を二以上設けた場合は、下の受け材60をスライド式にし、上の受け材60を固定式にすることもでき、全てを固定式にすることもできる。
図21の作業台は作業者Mが棚4やトレイ7の前(ハンドル13と反対側)に立って使用するのに適するものであるが、本発明の作業台は作業者がどちら側に立って作業することもできる構造、形状とすることもできる。
前記した各種実施形態は左右の縦杆11の間隔を左右の脚45の間隔より狭くして、縦杆11を脚45の内側から脚45の内面に取り付けてあるが、本発明の作業台はそれとは反対に左右の縦杆11の間隔を左右の脚45の間隔より広くして、左右の縦杆11を左右の脚45の外側から脚の外面に取り付けることもできる。この場合は縦杆11とその内側の脚45との間に他の同型の作業台1の左右の脚45を配置可能な脚下部重ね空間50aが形成される。
前記した各種実施形態の理美容用作業台はあくまでも一例であって、本発明の作業台はこれに限られるものではなく、数台の作業台を前後に又は斜前後に又は上下に重ねることができれば、フレーム、脚、ハンドル、棚、受け台、トレイ等の形状、構造、数、サイズ等は任意とすることができる。
2 フレーム
3 キャスター
4 棚
5 天板
6 支持レール
7 トレイ
8 受け具
9 支持材
10 差込み空間
11 縦杆
12 前脚
14 連結杆
15 後脚
40 脚
45 脚
50a 脚下部重ね空間
50b 上方重ね空間
50c 脚上部重ね空間
60 受け材
61 上段スライダー
62 下段スライダー
64 上段係止具
65 下段係止具
Claims (3)
- フレームに一又は二以上の棚とトレイの双方又はいずれか一方を備え、フレームの下に移動車輪を備えた理美容用作業台において、
前記フレームは横に間隔をあけて配置され後方が開口された脚を備え、縦材が前記脚の内側であって、当該脚の先端よりも後方部から上方に突設されて両縦材の下部外側であって脚の上方に脚下部重ね空間が形成され、上部が下部よりも後方に傾斜して両縦材の前方に前方空間が設けられ、その前方空間がその上に重ねる理美容用作業台の縦材を配置可能な広さであり、前記両縦材間の後方に重ね空間が形成され、前方空間はその上に重ねる理美容用作業台の縦材を配置可能な広さであり、前記両縦材の上部間に棚が設けられ、前記両縦材の下部外側であって脚の上方に脚下部重ね空間が形成され、理美容用作業台の棚の上に、それと同じ形状、構造の他の理美容用作業台の前記重ね空間を被せて、上の理美容用作業台の棚を下の理美容用作業台の棚の上に重ねると、上の理美容用作業台の縦材が下の理美容用作業台の前記前方空間に配置され、上の理美容用作業台の脚の下部が下の理美容用作業台の前記脚下部重ね空間に配置されて、上の理美容用作業台が下の理美容用作業台の横にも前方にもはみ出すことなく上下に重ねられるようにしてあり、前記のように上下に重ねることにより、二台以上の理美容用作業台を重ねることができるようにしたことを特徴とする理美容用作業台。 - 請求項1記載の理美容用作業台において、
棚とトレイの双方又はいずれか一方がフレームに固定された固定式、又は縦向きと横向きに倒伏・起立自在であり且つ横向き時に水平に保持可能な可動式、又はトレイが上下にスライド可能なスライド式であることを特徴とする理美容用作業台。 - 請求項1記載の理美容用作業台において、
フレームに一又は二以上の棚とトレイの双方又はいずれか一方が設けられ、夫々の棚、トレイは昇降部を備え、昇降部はフレームに形成された一又は二以上の係止具に係止して所定高さに係止され、二以上の係止具はフレームの上下方向に離して形成され、上係止具はそれより下の棚又はトレイの昇降部は係止することなく昇降可能な位置であり、且つ上の棚又はトレイの昇降部は係止する位置に設けられ、下の棚又はトレイは上の棚又はトレイを押し上げて上係止具の上方まで上昇可能であることを特徴とする理美容用作業台。
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