以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について詳細に説明する。
[1.情報提供システムの構成及び機能]
先ず、本発明の一実施形態に係る情報提供システムSの構成及び機能について、図1等を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る情報提供システムSの概要構成例を示す図である。
図1に示すように、情報提供システムSは、IM(インスタントメッセンジャー)サービス提供サーバ(サーバ装置の一例)SAと、複数の利用者端末(利用者端末装置の一例)UTm(m=1,2・・・k)と、複数のオペレータ端末PTn(n=1,2・・・j)と、を備えて構成されている。
なお、図1に示す例では、一つのIMサービス提供サーバSAを示しているが、当該IMサービス提供サーバSAは、複数のサーバ群(例えば、アプリケーションサーバ、プロキシサーバ、リダイレクトサーバ、レジストラ、及びロケーションサーバ等)から構成されるものであっても良い。
また、IMサービス提供サーバSAは、ネットワークNWに接続されており、固有のIP(Internet Protocol)アドレス(グローバルIPアドレス)が割り当てられている。
一方、利用者により使用される利用者端末UTm、及びコールセンターに属するオペレータにより使用されるオペレータ端末PTnは、例えばインターネットサービスプロバイダのサーバを通じてネットワークNW(通信回線及びルーター等の中継機器等により構成される)に接続可能になっており、当該ネットワークNWに接続する際、固有のIP(Internet Protocol)アドレス(例えばグローバルIPアドレス)が割り当てられるようになっている。
また、利用者端末UTm及びオペレータ端末PTnは、ネットワークNWを通じて他の利用者端末UTm又はオペレータ端末PTnとの間でテキストメッセージ(一般にインスタントメッセージと呼ばれる)の送受信を行うことが可能な例えば公知のSIP(Session Initiation Protocol)に基づくインスタントメッセンジャー(以下、単に、「メッセンジャー」という)機能、ネットワークNWを通じて他の利用者端末UTm又はオペレータ端末PTnとの間で通話(音声通話(音声通信))を行うことが可能な通話機能(電話機能)、及びネットワークNWに接続された所定のサーバからWebページデータ(例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)データ等及び画像データ等からなる)を取得するためのWebブラウザ機能を有する。なお、メッセンジャー機能に係るアプリケーションソフト、及びWebブラウザ機能に係るアプリケーションソフトは、事前に利用者端末UTm又はオペレータ端末PTnにインストールされる。なお、本実施形態においては、メッセンジャー機能に係るアプリケーションソフトをインストールすることにより、通話機能(例えば公知のSIPに基づくIP電話機能)が使用可能となる。
なお、メッセンジャー機能及びIP電話機能は、SIPに基づくものに限定されるものではなく、その他のプロトコル(JabberプロトコルやH.323プロトコル等)を適用して実現するものであっても良い。
また、図1の例では、オペレータ端末PT1〜PT5はコールセンター(団体の一例)C1に設置され、オペレータ端末PT6〜PT8はコールセンターC2に設置され、オペレータ端末PT9〜PTjはコールセンターC3に設置される。これらのコールセンターの数及びこれに設置されるオペレータ端末PTnの数はあくまで一例でありこれに限定されるものではない。
なお、コールセンターは、例えば、特定の企業や公共機関等により運営され、商品(例えば、催し物のチケット、航空券、又は宿泊券等)販売や相談(各種サポート)等のサービスに関して利用者(顧客)からの電話対応を行うものであり、コールセンターC1〜C3は互いに異なる。
ここで、IMサービス提供サーバSAの構成及び機能について、図2等を用いて説明する。
図2は、IMサービス提供サーバSAの概要構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、IMサービス提供サーバSAは、操作部1と、表示部2と、通信部3と、ドライブ部4と、記憶部5と、入出力インタフェース部6と、システム制御部7と、を備えており、システム制御部7と入出力インタフェース部6とは、システムバス8を介して接続されている。
操作部1は、例えば、キーボード及びマウス等からなり、管理者等からの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部7に出力する。
表示部2は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等からなり、文字や画像等の情報を表示する。
通信部3は、ネットワークNWに接続して利用者端末UTm又はオペレータ端末PTn等との通信状態を制御する。
ドライブ部4は、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等のディスクDK(記録媒体)からデータ等を読み出す一方、当該ディスクDKに対してデータ等を記録する。
入出力インタフェース部6は、操作部1乃至記憶部5とシステム制御部7との間のインタフェース処理を行う。
記憶部5は、例えば、ハードディスクドライブ等からなり、オペレーティングシステム(O/S),各種プログラム(本発明の情報提供処理プログラムを含む)及びデータ(利用者端末UTm及びオペレータ端末PTnに提供するデータを含む)等を記憶する。なお、本発明の情報提供処理プログラム等は、例えば、他のサーバ等からネットワークNWを介してダウンロードされるようにしても良いし、CD−ROM等のディスクDKに記録されてドライブ部4を介して読み込まれるようにしても良い。
また、記憶部15には、上記各種プログラムとして、HTTPプロトコルを用いて、利用者端末UTmから送信されたリクエストに応じた処理を実行するためのWWW(World Wide Web)サーバプログラムや情報提供処理プログラム等が記憶されている。
また、記憶部5には、利用者端末UTmのユーザ(本実施形態では、コールセンターの利用者である)に関する情報を登録するための利用者情報データベース51、及びオペレータ端末PTnのユーザ(本実施形態では、コールセンターに属(在籍)するオペレータ)に関する情報を登録するためのコールセンター情報データベース52が構築されている。
図3は、利用者情報データベース51における登録情報例を、図4は、コールセンター情報データベース52における登録情報例を夫々示す図である。
利用者情報データベース51には、図3に示すように、利用者端末のアドレス情報、利用者のユーザID、パスワード、ニックネーム(スクリーンネームともいう、以下、「NN」と称する)、友だち登録しているメンバー(以下、「友録メンバー」という)のNN、及び、夫々の友録メンバーに対して提示される利用者の状態を示す利用者プレゼンス情報等が互いに対応付けられて登録されている。
ここで、利用者情報データベース51における各登録情報について説明する。
ユーザID、パスワード、及びNNは、例えば各利用者が利用者端末UTmを操作してIMサービス提供サーバSAに接続し、当該システムSを利用するための手続処理を経て登録される。また、ユーザID及びNNは、当該システムSにおいて利用者及びオペレータを含めたユーザ毎に一意に与えられるものであり、他のユーザと重複しないように登録される。
また、利用者端末のアドレス情報には、例えば、ネットワークNWへの利用者端末UTmの接続時に割り当てられたIPアドレス(現在のIPアドレス)が含まれている。例えば、メッセンジャーが起動した利用者端末UTmからのログイン(サインイン)要求(ユーザID及びパスワードを含む)に応じて認証処理が実行され、ログインが許可された場合(つまり、ユーザID及びパスワードが利用者情報データベース51に登録されている場合)、当該利用者端末のアドレス情報が利用者情報データベース51に登録される。
なお、利用者情報データベース51には、図示しないが、利用者のユーザIDの登録の際に、SIPに基づくメッセンジャー機能及びIP電話機能に必要となるSIP URI(Uniform Resource Identifier)が各ユーザIDに対応付けられて登録される。
また、友録メンバーは、メッセージを交換する相手として互いに許可しあった利用者であり、例えば他の利用者端末UTmからの友だち登録要求に応じて友録メンバーとなる利用者のNN(当該利用者のユーザIDであっても良い)が利用者情報データベース51に登録される。友録メンバーとして許可しあった利用者同士の間では、お互いの利用者プレゼンス情報を公開するようにすることができる。
各利用者プレゼンス情報は、友録メンバー毎に登録(例えば、利用者のログインの際、若しくは利用者の状態の変更があった際に登録)されるようになっており、図3に示す例では、NN「aaaaa」である利用者の利用者プレゼンス情報は、当該利用者の全ての友録メンバー(つまり、NN「bbbbb」、NN「ccccc」、NN「ddddd」、NN「eeeee」、及びNN「ggggg」の夫々の利用者)に対して「退席中」となっている(これにより、全ての友録メンバーに対して「退席中」の状態が提示されることになる)。なお、当該利用者プレゼンス情報を、友録メンバー毎に異なるように個別設定することも可能である(例えば、NN「ggggg」であるユーザに対してのみ常に「オフライン」とする設定等)。また、例えば、NN「aaaaa」である利用者がログアウトした場合には、当該利用者の利用者プレゼンス情報として、例えば「オフライン」を示すプレゼンス情報がユーザ情報データベース51に登録されることになる。
コールセンター情報データベース52には、図4に示すように、コールセンターの団体ID、コールセンターの運営者名、検索キーワード、対応種別、残り数量、対応の良さ、繋がり易さ、コールセンターの状態を示すコールセンタープレゼンス情報(団体状態情報の一例)、現在の対応状況、当該コールセンターに設けられたオペレータ端末のアドレス情報、各オペレータ端末を使用する各オペレータのユーザID、パスワード、及び当該各オペレータの状態を示すオペレータプレゼンス情報等が互いに対応付けられて登録されている。
ここで、コールセンター情報データベース52における各登録情報について説明する。
団体ID、検索キーワード、対応種別、ユーザID、及びパスワードは、例えば夫々のコールセンターの運営者が管理するオペレータ端末PTnを操作してIMサービス提供サーバSAに接続し、当該システムSを利用するための手続処理を経て登録される。また、ユーザIDは、当該システムSにおいて利用者及びオペレータを含めたユーザ毎に一意に与えられるものであり、他のユーザと重複しないように登録される。また、団体IDは、システムSにおいてコールセンター毎に一意に与えられるものであり、他のコールセンターと重複しないように登録される。
なお、コールセンター情報データベース52には、図示しないが、上記団体IDの登録の際に、SIPに基づくメッセンジャー機能及びIP電話機能に必要となるSIP URIが各団体IDに対応付けられて登録される。同様に、オペレータのユーザIDの登録の際に、SIPに基づくメッセンジャー機能及びIP電話機能に必要となるSIP URIが各ユーザIDに対応付けられて登録される。
また、検索キーワードは、利用者が利用者端末UTmにおいて所望のコールセンターを検索するためのキーワードであり(複数登録可能)、例えば、利用者が利用者端末UTmにおいて「×○ミュージカル」と入力し検索実行すると、当該「×○ミュージカル」が検索キーワードとして登録されているコールセンターが検索されることになる。
また、対応種別(電話対応の種別)には、大別して、例えば申込対応と、相談(各種サポート)対応とがある。申込対応は、例えば当該コールセンターが商品販売に関わる場合における、利用者からの商品申し込みに対する電話対応を示す。また、相談対応は、例えば当該コールセンターが何らかの相談サービス等に関わる場合における、利用者からの相談に対する電話対応を示す。
また、残り数量は、当該コールセンターが商品販売に関わる場合において、例えば数量に限りのある例えばチケット等の商品の残り数量(当該コールセンターが取り扱う分の残り数量)を示す。
また、対応の良さは、コールセンターの評価を定量的に表す値で表され、図4の例では、利用者から得られた当該コールセンターに属するオペレータに対する評価(対応が良いか悪いかの評価)を示す評価情報(例えばアンケート)の総数(IMサービス提供サーバSAにより集計される)のうち、対応が良いと評価された数(集計結果)を表している。例えば、図4に示すコールセンターC1の「30/35」は、評価アンケートの総数“35”のうち、対応が良いと評価された数が“30”あったことを表している。つまり、この値(例えば「30/35」)が大きいほど、当該コールセンターの対応が良いことを表すこととなる。なお、オペレータに対する評価は、例えば1〜5の5段階評価とし、対応の良さは、複数の利用者から得られた当該評価を平均した値で表すように構成しても良い。
また、オペレータ端末のアドレス情報には、例えば、ネットワークNWへのオペレータ端末PTnの接続時に割り当てられたIPアドレス(現在のIPアドレス)が含まれている。例えば、メッセンジャーが起動したオペレータ端末PTnからのログイン(サインイン)要求(団体ID、ユーザID及びパスワードを含む)に応じて認証処理が実行され、ログインが許可された場合(つまり、団体ID、ユーザID及びパスワードがコールセンター情報データベース52に登録されている場合)、当該オペレータ端末のアドレス情報がコールセンター情報データベース52に登録される。
また、オペレータプレゼンス情報は、オペレータがログオフ中は「オフライン」として登録されており、オペレータがログインすると「オンライン」として登録(変更登録)され、その後、オペレータの状態の変更(例えば、オペレータが通話中になった、或いは退席中になった)に応じて適宜登録されるようになっている。
一方、コールセンタープレゼンス情報は、各オペレータのオペレータプレゼンス情報に基づいて登録されるようになっている。
図4の例では、コールセンターC1において、オペレータC1−1,C1−2及びC1−5のオペレータプレゼンス情報は「通話中」となっており、オペレータC1−3のオペレータプレゼンス情報は「退席中」となっており、これらのオペレータC1−1,C1−2,C1−3及びC1−5は、利用者からの電話対応可能状態にない。一方、オペレータC1−4のオペレータプレゼンス情報は「オンライン」となっており、利用者からの電話対応可能状態にある。つまり、各オペレータが利用者からの電話対応可能状態にあるか否かが、コールセンター毎、且つオペレータ毎に判別可能に登録される。そして、このように、コールセンターC1においては、少なくともオペレータC1−4が利用者からの電話対応可能状態にあり、当該コールセンターC1のコールセンタープレゼンス情報は利用者からの電話対応可能(どのような内容が登録されるかは、特に限定されるものではなく、例えば、ただいま電話受付中、或いは、ただいま電話対応中等であっても良い)として登録されている。
一方、コールセンターC2において、オペレータC2−1及びC2−3のオペレータプレゼンス情報は「通話中」となっており、オペレータC2−2のオペレータプレゼンス情報は「オフライン」となっており、全てのオペレータC2−1,C2−2及びC2−3が利用者からの電話対応可能状態にないので、当該コールセンターC2のコールセンタープレゼンス情報は利用者からの電話対応困難(どのような内容が登録されるかは、特に限定されるものではなく、例えば、ただいま電話取り込み中、或いは、ただいま電話混雑中等であっても良い)として登録されている。
なお、オペレータプレゼンス情報としては、上記の他にも、例えば「使用中」、「取り込み中」等があり、「使用中」は電話対応可能状態にあることを意味し、「取り込み中」は電話対応可能状態にないことを意味する。
また、現在の対応状況は、コールセンターに属する各オペレータの現在の電話対応状況を定量的に表す値で表され、図4の例では、当該コールセンターに属するオペレータのうち電話対応可能状態にあるオペレータの人数を表している。例えば、図4に示すコールセンターC1では、5人のオペレータのうち、1人が電話対応可能状態にあることを示している。
また、繋がり易さは、過去の所定時間範囲においてコールセンターが電話対応可能状態にあった割合で表され、図4の例では、過去24時間を遡って、どの位電話対応可能状態の時間があったかを表している。例えば、図4に示すコールセンターC2の「23/24」は、過去24時間中に23時間電話対応可能状態にあったことを表している。つまり、この値(例えば「23/24」)が大きいほど、当該コールセンターへ繋がり易いことを表すこととなる。なお、当該繋がり易さは、例えば、過去1週間又は1ヶ月における1日毎の電話対応可能状態にあった時間の平均で表しても良いし、また、過去1週間又は1ヶ月における平日の同じ時間帯(1時間毎)又は休日の同じ時間帯(1時間毎)の電話対応可能状態にあった時間の平均で表しても良い。更に、過去1ヶ月における同じ曜日(例えば、月曜日)の電話対応可能状態にあった時間の平均で表しても良い。
次に、システム制御部7は、CPU(Central Processing Unit)7a,ROM(Read Only Memory)7b,及びRAM(Random Access Memory)7c等を備えIMサービス提供サーバSA全体を統括制御するようになっている。そして、システム制御部7は、CPU7aが、ROM7bや記憶部5に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより、利用者端末UTm及びオペレータ端末PTnからのログイン要求に応じて認証処理等を実行すると共に、本発明における表示順序決定手段、団体情報送信手段、オペレータ状態登録手段、第一算出手段、団体状態判断手段、第二算出手段、評価情報受付手段、第三算出手段、第四算出手段、検索要求受付手段、及び団体検索手段等として機能し、後述する処理を行うようになっている。
例えば、システム制御部7は、オペレータ端末PTnからのメッセージャー機能に係るログイン要求に応じて当該ログインを許可した際に、当該ログインしたオペレータのオペレータプレゼンス情報(例えば、「オンライン」)を、コールセンター情報データベース52に登録し、その後、当該オペレータのオペレータプレゼンス情報が変更(例えば、「オンライン」から「退席中」に変更、或いは「オンライン」から「通話中」に変更)される度に、変更後のオペレータプレゼンス情報をコールセンター情報データベース52に登録するようになっている。
ここで、オペレータが一定時間(例えば、1分間)オペレータ端末PTnの操作部を操作しなかった場合、或いは、オペレータがオペレータ端末PTnの操作部を操作して自己のオペレータプレゼンス情報を「退席中」に設定変更した場合に、「退席中」を示すプレゼンス情報が当該オペレータのユーザID等と共にIMサービス提供サーバSAに送信され、オペレータプレゼンス情報として「退席中」がシステム制御部7によりコールセンター情報データベース52に登録される。また、オペレータがオペレータ端末PTnを通じて利用者端末Umの利用者との間で通話を開始した場合、これがシステム制御部7により検知されて、オペレータプレゼンス情報として「通話中」がコールセンター情報データベース52に登録される。
また、システム制御部7は、利用者端末UTmからのメッセージャー機能に係るログイン要求に応じて当該ログインを許可した際に、当該利用者端末UTmのユーザ(利用者)の友録メンバーの利用者プレゼンス情報(利用者情報データベース51に登録されている利用者プレゼンス情報であり、例えば、当該メンバーがログインしているのであれば「オンライン」、当該メンバーがログインしていないのであれば「オフライン」)、通信部3及びネットワークNW等を介して当該利用者端末UTmに送信(PUSH型配信)する。また、このとき、システム制御部7は、コールセンター情報データベース52に登録されている各コールセンターに関するコールセンター情報(例えば、コールセンターの団体ID、運営者名、及びコールセンタープレゼンス情報)を、各コールセンター情報の表示順序(利用者端末UTm上における表示位置の順序)を示す表示順序情報と共に当該利用者端末UTmに送信(PUSH型配信)する。これにより、友録メンバーの利用者プレゼンス情報及びコールセンター情報が当該利用者に対して、後述するメッセンジャー機能に係るメイン画面上で提示される。なお、コールセンター情報データベース52に登録されている複数のコールセンターのうち、どのコールセンターのコールセンター情報を送信するかは、予め設定されても良いし、利用者から指定されたキーワードにより適宜検索されるように構成しても良い。
また、上記ログイン時、システム制御部7は、当該ログインした利用者の利用者プレゼンス情報(例えば、「オンライン」)を、当該利用者の全ての友録メンバーのNNに対応付けて利用者情報データベース51に登録し、当該利用者の友録メンバーのうちログイン中の友録メンバーの利用者端末UTmに対して送信(PUSH型配信)するようになっている。
また、システム制御部7は、利用者端末UTmからブラウザを通じてWebページの要求があった際にも、当該Webページのデータ(例えばHTML(Hyper Text Markup Language)により構成され、上記コールセンター情報及び表示順序情報を含む)を、利用者端末UTmに送信(PULL型配信)して表示させることもできる。
図5は、各コールセンターC1〜C3におけるコールセンタープレゼンス情報が利用者端末UT1の利用者に対して提示される様子を示す概念図である。図5の例では、コールセンターC1のように、少なくともオペレータC1−4がオンラインで、利用者からの電話対応可能状態にあるため、当該コールセンターC1のコールセンタープレゼンス情報は電話対応可能として提示されている一方、コールセンターC2のように、全てのオペレータC2−1〜3が利用者からの電話対応可能状態にないため、当該コールセンターC2のコールセンタープレゼンス情報は電話対応困難として提示されている。これにより、利用者は、各コールセンターが電話対応可能状態にあるか否かを前もって判断できるので、団体への無駄な発信を抑えることができる。
なお、利用者端末UT1上における実際の表示形態としては、電話対応可能を「ただいま電話受付中」又は単に「○」と表示し、電話対応困難を「ただいま電話取り込み中」又は単に「×」と表示するように構成しても良い。
その後も、友録メンバーの利用者プレゼンス情報が変更(例えば、「オンライン」から「退席中」に変更)又は各コールセンターのコールセンタープレゼンス情報が変更(例えば、「電話対応可能」から「電話対応困難」に変更)される度に、変更されたプレゼンス情報が利用者端末UTmに対して送信(PUSH型配信又はPULL型配信)されることになる。
ここで、コールセンタープレゼンス情報にて示される、コールセンターが利用者からの電話対応可能状態にあるか否かは、各コールセンター毎に、当該コールセンターに属する各オペレータの、上記コールセンター情報データベース52に登録されたオペレータプレゼンス情報(つまり、オペレータが利用者からの電話対応可能状態にあるか否かを示す情報)に基づいてシステム制御部7により判断される。例えば、あるコールセンターにおいて、ここに属する全てのオペレータが電話対応可能状態にない場合には、当該コールセンターが利用者からの電話対応可能状態にないと判断され、少なくとも一人のオペレータが電話対応可能状態にある場合には、当該コールセンターが利用者からの電話対応可能状態にあると判断される。
なお、少なくとも一人のオペレータではなく、所定人数(例えば、2人、或いはコールセンターに属する総オペレータ数に応じた割合(例えば、総オペレータ数の1割の人数)による)以上が電話対応可能状態にある場合にのみ当該コールセンターが利用者からの電話対応可能状態にあると判断されるようにしても良い。
このようなコールセンタープレゼンス情報を含むコールセンター情報の利用者端末UT1における表示順序(つまり、利用者端末UT1において複数のコールセンター情報が並べて表示される際の表示位置の順序)は、電話対応に関する特定のパラメータに基づいてシステム制御部7により決定される。特定のパラメータとしては、上述したコールセンターの現在の対応状況、コールセンターへの繋がり易さ、コールセンターの対応の良さ、及びコールセンターにおける商品の残り数量等が挙げられ、これらのパラメータはシステム制御部7により算出される。
例えば、コールセンターの現在の対応状況(例えば、上述した現在の電話対応状況を定量的に表す値)は、各オペレータが利用者からの電話対応可能状態にあるか否かに基づいて、当該各オペレータが属するコールセンター毎に算出され、図4に示すように、コールセンター情報データベース52に登録される。
また、コールセンターへの繋がり易さ(例えば、上述した過去の所定時間範囲においてコールセンターが電話対応可能状態にあった割合)は、各コールセンターが電話対応可能状態にあった時間を示す時間情報(コールセンター毎に蓄積される)に基づいて、コールセンター毎に算出され、図4に示すように、コールセンター情報データベース52に登録される。
また、コールセンターの対応の良さ(例えば、上述したコールセンターの評価を定量的に表す値)は、利用者端末UTmから取得されたオペレータの評価を示す評価情報の集計結果に基づいてコールセンター毎に算出され、図4に示すように、コールセンター情報データベース52に登録される。
また、コールセンターにおける商品の残り数量は、当該コールセンターが商品販売に関わる場合において、利用者からの商品の申し込みに応じてコールセンター毎に算出(つまり、1つの商品の申し込みが完了する度に1つ減算)され、図4に示すように、コールセンター情報データベース52に登録される。
コールセンター情報の表示順序の決定にあたって、どのパラメータを用いるかは任意に設定可能であり、一つのパラメータが用いられる場合と、二つ以上のパラメータが用いられる場合とがある。例えば、特定のパラメータとして、コールセンターへの繋がり易さが用いられる場合、過去の所定時間範囲においてコールセンターが電話対応可能状態にあった割合が大きい順に表示順序(順番)が決定(順序づけされる)される(図4の例では、コールセンターC3(繋がり易さ:15/24)よりもコールセンターC1(繋がり易さ:24/24)が繋がり易く、コールセンターC1の表示順序が上位になる)。なお、他のパラメータについても順位づけの考え方は同様である。
また、特定のパラメータとして、コールセンターへの繋がり易さとコールセンターの対応の良さとの組合せが用いられる場合、コールセンターが電話対応可能状態にあった割合が大きい順に順序づけられた番号(順番)と、コールセンターの評価を定量的に表す値が大きい順に順序づけられた番号との平均がコールセンター毎に算出され、その平均値が大きい順に表示順序(順番)が決定(順序づけ)される。なお、その他の組合せも種々とりえ、例えば、コールセンターの現在の対応状況とコールセンターへの繋がり易さと商品の残り数量との3つのパラメータの組合せを用いても良い。このような組合せを用いることにより、適切な表示順序を決定することができる。また、特定のパラメータの組合せが用いられる場合、単に順序づけられた番号の平均を算出するのではなく、順序つけられた番号に対してそのパラメータの優先度に応じた重みつけ(一例として、優先度が高い(そのパラメータを重要視したい)場合は“0.9”、優先度が低い場合は“0.1”)を乗算した上で平均するように構成しても良い。
更に、コールセンターの対応種別(電話対応の種別)に応じたパラメータに基づいてコールセンター情報の表示順序を決定するように構成すれば好適である。例えば、対応種別が申込対応である複数のコールセンターのみでコールセンター情報の表示順序を決定する場合、コールセンターへの繋がり易さ、コールセンターの現在の対応状況、及び商品の残り数量のうちの一つ又は二つ以上の組合せが用いられる。これは、利用者がオペレータに商品の申し込みをする状況では、コールセンター(オペレータ)の対応の良さよりもコールセンターへの繋がり易さ等の方が、利用者にとって重要視されるからである。
一方、例えば、対応種別が相談対応である複数のコールセンターのみでコールセンター情報の表示順序を決定する場合、コールセンター(オペレータ)の対応の良さが用いられる。これは、利用者がオペレータに相談する状況では、コールセンターへの繋がり易さ等よりもコールセンター(オペレータ)の対応の良さが、利用者にとって重要視されるからである。なお、この場合、コールセンターの対応の良さとコールセンターへの繋がり易さとの組合せを用い、コールセンターへの繋がり易さよりもコールセンターの対応の良さに対する重みつけを大きく設定しても良い。
なお、各コールセンターの上記特定のパラメータを示す情報を、コールセンター情報に含めて利用者端末UTmに送信し、各コールセンタープレゼンス情報に対応付けて表示させるように構成すれば、利用者はより表示順序の根拠を明確に把握することができる。
そして、システム制御部7は、上述したように送信されたコールセンター情報に基づき、利用者端末UTmから、あるコールセンターに対して電話をかけてきた場合には、当該コールセンターに属するオペレータのうち電話対応可能状態にあるオペレータを特定し、そのオペレータのオペレータ端末PTnに当該電話を繋げる(つまり、通話(音声通話)を確立させる)ようになっている。
図6は、利用者端末UTmとオペレータ端末PTnとの間の通話が確立するまでの情報の流れの一例を示す図である。
図6に示す例では、利用者端末UTmにおいて特定のコールセンターへの通話開始が指定されると、利用者端末UTmから、当該コールセンターへの接続要求(例えば当該コールセンターの団体IDに対応するSIP URIを含むINVITEメッセージ)がIMサービス提供サーバSAに送信される(図6の(1))。
次いで、IMサービス提供サーバSAのシステム制御部7は、当該接続要求を受信すると、コールセンター情報データベース52を参照し、上記接続要求に含まれるSIP URIからコールセンターを特定し、当該コールセンターに属するオペレータのうち電話対応可能状態にあるオペレータを特定して、当該オペレータのオペレータ端末PTnに対して、接続要求(当該接続要求は、例えば当該オペレータのユーザIDに対応するSIP URIを含むINVITEメッセージとなる)を送信(つまり、接続要求を転送)する(図6の(2))。
次いで、当該オペレータ端末PTnにより接続要求が受信されると、当該オペレータ端末PTnから暫定応答(例えば、180 Ringing)が、IMサービス提供サーバSA経由で利用者端末UTmに返信される(図6の(3),(4))。
次いで、当該オペレータ端末PTnにおいて通話許可が指定されると、当該オペレータ端末PTnから最終応答(例えば、200 OK)が、IMサービス提供サーバSA経由で利用者端末UTmに返信される(図6の(5),(6))。そして、最終応答が利用者端末UTmに受信されると、当該利用者端末UTmから確認(ACK)が、IMサービス提供サーバSA経由でオペレータ端末PTnに送信される(図6の(7))。こうして、利用者端末UTmとオペレータ端末PTnとの間の通話が確立する。
なお、システム制御部7は、例えば、上記利用者端末UTmからオペレータ端末PTnへの確認(ACK)を検知したときに、当該オペレータ端末PTnのオペレータのオペレータプレゼンス情報として「通話中」をコールセンター情報データベース52に登録する。
一方、例えば、利用者端末UTmにおいて通話終了が指定されると、利用者端末UTmから切断要求がIMサービス提供サーバSA経由でオペレータ端末PTnに送信され、これに対する応答がオペレータ端末PTnからIMサービス提供サーバSA経由で利用者端末UTmに送信されると上記通話が終了し、このとき、システム制御部7は、当該オペレータ端末PTnのオペレータのオペレータプレゼンス情報として「オンライン」をコールセンター情報データベース52に登録することになる。
次に、利用者端末UTm及びオペレータ端末PTnの構成及び機能について、図7等を用いて説明する。
図7は、利用者端末UTm及びオペレータ端末PTnの概要構成の一例を示すブロック図である。
図7に示すように、利用者端末UTm及びオペレータ端末PTnは、操作部11と、表示部12と、通信部13と、ドライブ部14と、記憶部15と、入出力インタフェース部16と、システム制御部17と、マイク付きヘッドホン18と、を備えており、システム制御部17と入出力インタフェース部16とは、システムバス19を介して接続されている。なお、操作部11、表示部12、通信部13、ドライブ部14、記憶部15、及び入出力インタフェース部16の構成は、上述したIMサービス提供サーバSAにおける操作部1、表示部2、通信部3、ドライブ部4、記憶部5、及び入出力インタフェース部6の構成と同様である。
システム制御部17は、CPU17aが、ROM17cや記憶部15に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより、メッセンジャーとして動作しつつ、利用者端末UTmにおいては、本発明における団体情報受信手段及び団体情報表示手段等として機能するようになっている。
図8は、利用者端末UT2のメッセンジャー機能により表示された、表示部12における表示画面例を示す図である。
例えば利用者端末UT2(その他の利用者端末UTmでも同様)においてメッセンジャーが起動しログインした後、メッセンジャーが起動していることを示す例えばアイコンが表示部12上におけるツールバー101に表示(図示せず)されると共に、図8に示すようなメイン画面100が表示部12上に表示され(開き)、更に、IMサービス提供サーバSAから送信された友録メンバーのプレゼンス情報に加えて、例えば管理者によりデフォルト設定されたコールセンター情報及び表示順序情報等が通信部13を介して受信される。そして、受信されたコールセンター情報が、同様に受信された表示順序情報に示される表示順序にしたがって、図8(A)に示すようにメイン画面100における例えば広告表示部100a内に並べて表示され、夫々の友録メンバーの状態を示すプレゼンス情報が、当該メイン画面100における状態表示部100bに表示されるようになっている。
より具体的に、図8(A)の例では、コールセンター情報としてコールセンターの運営者名が、「△△証券」100aa、「□△証券」100ab、「×○証券」100acの表示順序で上から下へ表示され、各コールセンターの運営者名に対応付けられて電話ボタン100ad,100ae,100afが表示されている。
また、各電話ボタン100ad,100ae,100afの外枠内には、夫々のコールセンタープレゼンス情報が表示されている(「○」は電話対応可能を意味し、「×」は電話対応困難を意味する)。この表示順序は、例えば、繋がり易さを上記特定のパラメータとして決定されており、「△△証券」100aaのコールセンターが過去の所定時間範囲において電話対応可能状態にあった割合が最も大きいため、そのコールセンター情報が一番上に位置するようになっている。
なお、IMサービス提供サーバSAから当該コールセンター情報に含まれてコールセンターの上記特定のパラメータを示す情報(例えば、コールセンターが電話対応可能状態にあった割合)が受信された場合には、広告表示部100aに当該コールセンターの運営者名に対応付けられて(その横に)当該パラメータを示す情報(例えば、24(時間)/24(時間)が表示されることになる。
また、利用者端末UT2の利用者が操作部11を操作して矢印ボタン100agを選択実行(例えば、マウスによりクリック)すると、広告表示部100aに表示しきれなかったコールセンター情報がスクロール表示されることになる。
また、図8(A)に示すメイン画面100には、設定ボタン100c、新規メンバーの登録ボタン100d、メニュー画面100を閉じるための「×」(閉じる)ボタン100e、ログアウトするためのログアウトボタン100f、チャット開始ボタン100g、及び通話開始ボタン100hが、利用者により選択可能に設けられている。このような表示状態において、利用者端末UT2の利用者が操作部11を操作して設定ボタン100cを選択実行(例えば、マウスによりクリック)すると、各種設定を行うための設定画面(図示せず)が表示される。かかる設定画面において、当該利用者の指示により、例えば、コールセンタープレゼンス情報として電話対応困難であることを示す情報が受信された場合に、当該コールセンターに対応付けられる電話ボタン(例えば、電話ボタン100af)を広告表示部100aに表示するか否か等の設定をすることが可能となっており、設定内容は記憶部15に記憶される。
また、利用者端末UT2の利用者が操作部11を操作して新規メンバーの登録ボタン100dを選択実行(例えば、マウスによりクリック)すると、新たに友だち登録するための新規メンバー登録画面(図示せず)が表示される。かかる新規メンバー登録画面において、当該利用者は、操作部11を操作して新たに友だち登録したい利用者のNN等を指定してその利用者の利用者端末UTm(IPアドレス宛)、或いは電子メールアドレス宛にメッセージを交換する相手(友だち)に誘う旨の情報を送信することができ、これが送信先の利用者に許可された場合には、当該友だち登録を許可した利用者のNN等が記憶部15に保存され、且つ、当該友だち登録を許可した利用者のNN等を含む友だち登録要求がIMサービス提供サーバSAに送信されて、当該友だち登録要求をした利用者端末UT2の利用者のユーザIDに対応付けられて利用者情報データベース51に登録(友だち登録)されることになる。
そして、図8(A)のメイン画面100が表示されている状態で、利用者端末UT2の利用者が、自己の友録メンバーとメッセージの交換を行いたい場合、操作部11を操作してメッセージの交換を行いたいオンラインの状態にある友録メンバーのNNを状態表示部100bにて指定し、チャット開始ボタン100gを選択実行(例えば、マウスによりクリック、或いは、状態表示部100bにおける友録メンバーのNNをマウスによりダブルクリック)すると、チャットウインドウ画面が表示部12上に表示される。かかるチャットウインドウ画面により、利用者端末UT2の利用者は、友録メンバーである利用者とメッセージの交換を行うことができる。
また、利用者端末UT2の利用者が、自己の友録メンバーと通話を行いたい場合、操作部11を操作して通話したいオンラインの状態にある友録メンバーのNNを状態表示部100bにて指定し、通話開始ボタン(Click to call機能ボタン)100hを選択実行(例えば、マウスによりクリック)すると、利用者端末UT2の利用者は、マイク付きヘッドホン18を用いて、友録メンバーである利用者と通話を行うことができる。
そして更に、当該利用者端末UT2の利用者が、広告表示部100a内に表示された例えば「△△証券」100aaのコールセンターへ電話をしたい場合、操作部11を操作して電話ボタン100adを選択実行(例えば、マウスによりクリック)すると、図6に示すように、利用者端末UT2から当該「△△証券」100aaのコールセンターへの接続要求がIMサービス提供サーバSAに送信されることになり、その結果、当該利用者端末UT2の利用者と、当該コールセンターに属するオペレータとは、マイク付きヘッドホン18を用いて通話(電話)を行うことができる。また、かかる電話ボタン100adの選択実行により、図8(B)に示すような評価入力画面150が表示部12上に表示され(開き)、これにより、通話中のオペレータに対する評価を行うことができる。
この評価入力画面150は、利用者端末UT2の利用者が当該コールセンターにおけるオペレータとのメッセージの交換を行うためのチャットウインドウ画面を兼ねており、当該利用者が操作部11を操作して送信メッセージ入力欄154に所望のメッセージ(例えば比較的短い文書)を入力(例えば、キーボードにより入力)して、送信ボタン155を選択実行(例えば、マウスによりクリック)すると、当該メッセージがオペレータ端末PTnに送信される。なお、送受信されたメッセージの内容は、メッセージ出力欄153に表示されることになる。
また、利用者端末UT2の利用者が、例えば「△△証券」のコールセンターに属するオペレータとの通話中或いはその終了直後に、図8(B)に示す評価入力画面150における評価選択部151に表示された「良い」に対応するラジオボタン151aと「悪い」に対応するラジオボタン151bとの何れかを選択実行(例えば、マウスによりクリック)し、送信ボタン152を選択実行(例えば、マウスによりクリック)すると、当該選択されたオペレータに対する評価(「良い」又は「悪い」)を示す評価情報(当該オペレータが属するコールセンターの団体IDが含まれる)がIMサービス提供サーバSAに送信されることになる。送信された評価情報は、オペレータ端末PTnには転送されず、IMサービス提供サーバSAにて受信、集計されることになる。
なお、上記評価選択部151において、例えば1〜5の5段階の数値の夫々に対応するラジオボタンを設け、オペレータに対する評価を5段階で行うことができるように構成しても良い。
ところで、上記のようなメッセンジャー機能によりコールセンター情報が表示されることの他にも、利用者端末UT2におけるブラウザによりコールセンター情報を表示することも可能である。
例えば、利用者端末UT2におけるブラウザにより、IMサービス提供サーバSAにより提供されるチケット総合サイトのURL(Uniform Resource Locator)を指定すると、利用者端末UT2はIMサービス提供サーバSAに接続し、例えば管理者によりデフォルト設定されたコールセンター情報及び表示順序情報等を含むWebページのデータ(チケット総合サイトのWebページのデータ)を取得して表示部12に表示することになる。
こうして利用者端末UT2の表示部12上に表示されたチケット総合サイトのWebページの一例を図9(A)に示す。なお、Webページ200には、コールセンターに関連するサービスのリンク(バナー広告でも良い)が複数貼られていても良い。
上記受信されたコールセンター情報は、同様に受信された表示順序情報(例えば、HTML内に組み込まれたCCS(Cascading Style Sheets)上で定義される)に示される表示順序にしたがって図9(A)に示すようにWebページ200における例えばコールセンター情報表示部200a内に並べて表示されるようになっている。
より具体的に、図9(A)の例では、コールセンター情報としてコールセンターの運営者名が、「楽天(登録商標)チケット」200aa、「ABCチケット」200ab、「XYZチケット」200ac、「YBBチケット」200adの表示順序で上から下へ表示されており、各コールセンターの運営者名に対応付けられて電話ボタン200ae,200af,200ag,200ahが表示されている。また、上述した図8(A)と同様、各電話ボタン200ae,200af,200ag,200ahの外枠内には、夫々のコールセンタープレゼンス情報が表示されている。
なお、図9(A)に示すようにWebページ200は、利用者のログイン有無に拘らず表示可能になっている。
また、図9(A)に示すWebページ200には、キーワード入力欄200b及び検索ボタン200c等が設けられている。このような表示状態において、利用者端末UT2の利用者が操作部11を操作して所望のコールセンター(例えば、○○○ミュージカルのチケットを販売するチケット販売会社のコールセンター)を検索するためのキーワード(例えば○○○ミュージカル)を入力(例えば、キーボードにより入力)して、検索ボタン200cを選択実行(例えば、マウスによりクリック)すると、当該キーワードを示すキーワード情報を含む検索要求がIMサービス提供サーバSAに送信される。これにより、当該キーワード情報に基づいて複数のコールセンターが検索され、当該検索されたコールセンターの表示順序が決定され、当該検索されたコールセンターのコールセンター情報及び決定された表示順序を示す表示順序情報等を含むWebページのデータが利用者端末UT2に返信されることになる。
なお、利用者がキーワード入力欄200bから所望のキーワードを入力する代わりに、例えばWebページ200におけるカテゴリー選択部200dにおいて利用者が所望のカテゴリー(スポーツ等)を選択することで、当該カテゴリーに属するコールセンターが検索されるように構成しても良い。なお、この場合、各コールセンターは一つ以上のカテゴリーに属しており、例えばコールセンター情報データベース52には、各コールセンターの団体IDに対応付けられて上記一つ以上のカテゴリーが登録される。
そして更に、利用者端末UT2の利用者が、例えばコールセンター情報表示部200内に表示された「楽天(登録商標)チケット」200aaのコールセンターへ電話をしたい場合、先ずは、利用者がログインボタン200eを選択することで表示されたログイン画面(図示せず)上でユーザID及びパスワードを入力してログインボタンを選択実行(例えば、マウスによりクリック)することによりIMサービス提供サーバSAに送信されるログイン要求が許可される必要がある(但し、既にメッセンジャー機能によりログインしている場合はこの限りではない)。その後、利用者端末UT2の利用者は、操作部11を操作して電話ボタン200aeを選択実行(例えば、マウスによりクリック)すると、公知のIP電話機能(例えば、上記メッセージャー機能)が起動し、図6に示すように、利用者端末UT2から当該「楽天(登録商標)チケット」200aaのコールセンターへの接続要求がIMサービス提供サーバSAに送信されることになり、その結果、当該利用者端末UT2の利用者と、当該コールセンターに属するオペレータとは、マイク付きヘッドホン18を用いて通話(電話)を行うことができる。また、かかる電話ボタン200aeの選択実行により、図9(B)に示すような評価入力画面250が表示部12上に表示され(開き)、これにより、通話中のオペレータに対する評価を行うことができる。なお、評価入力画面250の機能等については、評価入力画面150と同様であるので、重複する説明を省略する。
[2.情報提供システムの動作]
次に、本実施形態に係る情報提供システムSの動作について説明する。
なお、以下の動作の説明においては、利用者端末UT2及び何れかのオペレータ端末PTnにおいてメッセンジャーが起動し、当該利用者端末UT2及びオペレータ端末PTnがネットワークNWを介してIMサービス提供サーバSAに接続して(セッション確立)、認証処理を経てログインが許可されているものとし、利用者端末UT2においては、図8(A)に示すようなメイン画面100が表示されているものとする。
或いは、利用者端末UT2においてメッセンジャーの代わりに(又はメッセンジャーと共に)ブラウザが起動することによりIMサービス提供サーバSAからチケット総合サイトのWebページのデータが送信され、図9(A)に示すようなWebページ200が表示されているものとする。
(2−1.コールセンタープレゼンス情報の変更処理)
先ず、図10を参照して、コールセンタープレゼンス情報の変更処理について説明する。
図10は、IMサービス提供サーバSAのシステム制御部7におけるコールセンタープレゼンス情報変更処理を示すフローチャートである。
図10に示す処理は、システム制御部7が、コールセンター情報データベース52に登録された何れかのオペレータについて、例えばログイン、ログオフ、通話開始、通話終了、又は退席等を検知した場合に開始される。
先ず、システム制御部7は、当該オペレータのオペレータプレゼンス情報をコールセンター情報データベース52に変更(例えば、オフラインからオンラインに変更(オペレータがログインのとき)、オンラインからオフラインに変更(オペレータがログアウトのとき)、オンラインから通話中に変更(オペレータが通話開始のとき)、通話中からオンラインに変更(オペレータが通話終了のとき)、又はオンラインから退席中に変更(オペレータが退席するとき)等)登録する(ステップS1)。
次いで、システム制御部7は、上記オペレータプレゼンス情報が変更登録されたオペレータが属するコールセンターの現在の対応状況を定量的に表す値として算出し、当該値をコールセンター情報データベース52に更新登録(例えば、1/5→2/5)する(ステップS2)。
次いで、システム制御部7は、コールセンター情報データベース52を参照し、当該オペレータプレゼンス情報が変更されたオペレータが属するコールセンターを特定する(ステップS3)。
次いで、システム制御部7は、特定したコールセンターに属するオペレータのうち一人以上のオペレータが電話対応可能状態にあるか否かを判別し(ステップS4)、一人以上のオペレータが電話対応可能状態にない(例えば、オペレータプレゼンス情報がオンラインであるオペレータがいない)場合には(ステップS4:NO)、上記特定したコールセンターが電話対応可能状態にないと判断(決定)して(ステップS5)、ステップS7に移行し、一人以上のオペレータが電話対応可能状態にある場合には(ステップS4:YES)、上記特定したコールセンターが電話対応可能状態にあると判断(決定)して(ステップS6)、ステップS10に移行する。
ステップS7では、システム制御部7は、上記判断した状態(つまり、電話対応可能状態にない)と、上記特定したコールセンターについてコールセンター情報データベース52に登録されているコールセンタープレゼンス情報に示される状態が同じであるか否かを判別し、同じである場合には(ステップS7:YES)、当該処理を終了し、同じでない場合には(ステップS7:NO)、当該特定したコールセンターについて、電話対応可能状態にないことを示すコールセンタープレゼンス情報をコールセンター情報データベース52に登録する(ステップS8)。
一方、ステップS10では、システム制御部7は、上記判断した状態(つまり、電話対応可能状態にある)と、上記特定したコールセンターについてコールセンター情報データベース52に登録されているコールセンタープレゼンス情報に示される状態が同じであるか否かを判別し、同じである場合には(ステップS10:YES)、当該処理を終了し、同じでない場合には(ステップS10:NO)、当該特定したコールセンターについて、電話対応可能状態にあることを示すコールセンタープレゼンス情報をコールセンター情報データベース52に登録する(ステップS11)。
上記ステップS8又はステップS11のように、コールセンタープレゼンス情報が変更登録されると、システム制御部7は、当該変更登録されたコールセンタープレゼンス情報及び当該コールセンターの団体ID等(現在の対応状況を示す情報を含めても良い)を、通信部3及びネットワークNW等を介して、メッセンジャーが起動しログイン中にある全ての利用者端末UTmに送信することになる。こうして送信されたコールセンタープレゼンス情報及び当該コールセンターの団体ID等が利用者端末UTmにより受信されると、当該利用者端末UTmにおいて当該団体IDに対応するコールセンターのコールセンタープレゼンス情報が変更設定され、例えば、図8(A)に示す広告表示部100aにおける電話対応可能状態にあることを示す表示(例えば、「○」)が、電話対応可能状態にないことを示す表示(例えば、「×」)に切り替わることになる。
なお、メッセンジャーではなくブラウザによりIMサービス提供サーバSAに接続した利用者端末UTmに対しては、当該利用者端末UTmからのWebページ200の更新(自動更新又は利用者により手動更新)要求に応じて、システム制御部7は、上記変更登録されたコールセンタープレゼンス情報及び当該コールセンターの団体ID等を、通信部3及びネットワークNW等を介して、当該更新要求した利用者端末UTmに送信することになる。これにより、当該利用者端末UTmでは、当該団体IDに対応するコールセンターのコールセンタープレゼンス情報が変更設定され、例えば図9(A)に示す広告表示部200aにおける電話対応可能状態にあることを示す表示(例えば、「○」)が、電話対応可能状態にないことを示す表示(例えば、「×」)に切り替わることになる。
(2−2.コールセンター情報の表示順序変更処理)
次に、図11を参照して、コールセンター情報の表示順序変更処理について説明する。
図11は、IMサービス提供サーバSAのシステム制御部7におけるコールセンター情報表示順序変更処理を示すフローチャートである。
図11に示す処理は、システム制御部7が、上述した特定のパラメータのうち現在設定されている表示順序を決定するためのパラメータであって何れかのコールセンターに対応するパラメータの更新登録を検知した場合に開始される。
ここで、現在設定されている表示順序を決定するためのパラメータは、上述したように、IMサービス提供サーバSA側で任意に設定可能であり、コールセンターの現在の対応状況、コールセンターへの繋がり易さ、コールセンターの対応の良さ、及びコールセンターにおける商品の残り数量のうちの何れか一つのパラメータ又はこれらの何れか二つ以上のパラメータの組合せが、例えば利用者端末UTmに提供するコールセンターの対応種別等に応じて予め設定されている。
例えば、上記パラメータとしてコールセンターの現在の対応状況が設定されている場合、上述した図10に示す処理が終了したときに、図11に示す処理が開始される(図10のステップS2で対応状況を定量的に表す値が更新登録されるため)。
また、コールセンターへの繋がり易さは、例えば、過去24時間の範囲においてコールセンターが電話可能状態にあった割合として一日一回コールセンター毎に算出され、コールセンター情報データベース52に更新登録されることになるが、上記パラメータとしてコールセンターへの繋がり易さが設定されている場合、当該電話可能状態にあった割合が更新登録されたときに、図11に示す処理が開始される。
また、コールセンターの対応の良さは、利用者端末UTmから送信されたオペレータの評価を示す評価情報が例えば一日一回コールセンター毎に集計(当該評価を定量的に表す値として算出)され、コールセンター情報データベース52に更新登録されることになるが、上記パラメータとしてコールセンターの対応の良さが設定されている場合、当該評価を定量的に表す値が更新登録されたときに、図11に示す処理が開始される。なお、評価情報は、利用者から一定数以上集める必要があるので、上記集計の際に、一定数以上無ければ、当該集計は次回に繰り越しされることになる。
また、例えば、各オペレータが電話対応により、あるコールセンターにて取り扱う商品の注文を受け付けると、自己のオペレータ端末PTnからそのコールセンターに対応付けて商品の数量等を入力することになり、入力された情報は、IMサービス提供サーバSAに送られ、当該注文数量分が、コールセンター情報データベース52に登録されている当該コールセンターに対応する商品の残り数量から減算され更新登録されることになるが、上記パラメータとして商品の残り数量が設定されている場合、当該残り数量が更新登録されたときに、図11に示す処理が開始される。
なお、これらの何れか二つ以上のパラメータの組合せが設定されている場合、何れか一つのパラメータが更新登録されたときに図11に示す処理が開始される。
図11に示す処理が開始されると、先ず、システム制御部7は、同時にコールセンター情報が提供される複数のコールセンターを特定する(ステップS21)。
次いで、システム制御部7は、上記特定した各コールセンターのパラメータを、コールセンター情報データベース52から取得(RAMの所定領域に記憶)し(ステップS22)、上述したように、当該パラメータに基づいて、上記特定した各コールセンターのコールセンター情報の表示順序を決定(例えば、当該パラメータが大きいほど、コールセンター情報の表示順序が上位になるように)する(ステップS23)。
次いで、システム制御部7は、決定したコールセンター情報の表示順序を示す表示順序情報(例えば、各コールセンターの団体IDと表示順序との対応付けが記述されたリスト)と、前回決定しRAM等に記憶しておいた表示順序情報とが同じであるか否かを判別し(ステップS24)、同じである場合には(ステップS24:YES)、当該処理を終了し、同じでない場合には(ステップS24:NO)、前回決定し記憶しておいた表示順序情報を今回決定した表示順序情報に更新(上書き)し(ステップS25)、当該処理を終了する。こうして、表示順序情報が更新されると、システム制御部7は、更新された表示順序情報等(パラメータを示す情報を含めても良い)を、通信部3及びネットワークNW等を介して、メッセンジャーが起動しログイン中にある全ての利用者端末UTmに送信することになる。こうして送信された表示順序情報等が利用者端末UTmにより受信されると、当該利用者端末UTmにおいて当該表示順序情報に示される各コールセンターの表示順序にしたがってコールセンター情報が変更されて表示されることになる。
なお、メッセンジャーではなくブラウザによりIMサービス提供サーバSAに接続した利用者端末UTmに対しては、当該利用者端末UTmからのWebページ200の更新(自動更新又は利用者により手動更新)要求に応じて、システム制御部7は、上記更新された表示順序情報等を、通信部3及びネットワークNW等を介して、当該更新要求した利用者端末UTmに送信することになる。これにより、当該利用者端末UTmでは、当該表示順序情報に示される各コールセンターの表示順序にしたがってコールセンター情報の表示順序が変更されて表示されることになる。
なお、例えば、当初繋がり易さを特定のパラメータとして決定された表示順序でコールセンター情報が表示されていた場合(例えば、図9(A)に示す状態)に、上述した評価情報が一定数以上集まり、図11の処理により対応の良さ(つまり、コールセンター団体の評価を定量的に表す値)も上記パラメータに組み込まれて、当該コールセンター情報の表示順序の決定が再度行われる場合、例えば、図9(A)に示す「XYZチケット」のコールセンターと、「楽天(登録商標)チケット」のコールセンターとの表示順序が入れ替わる場合も有り得、利便性を向上させることができる。
(2−3.キーワードによるコールセンターの検索処理)
次に、図12を参照して、コールセンターの検索処理について説明する。
図12(A)は、利用者端末UTmのシステム制御部17におけるコールセンター検索処理を示すフローチャートであり、図12(B)は、IMサービス提供サーバSAのシステム制御部7におけるコールセンター検索処理を示すフローチャートである。
利用者端末UT2において図9(A)に示すようなWebページ200が表示されている状態において、利用者が操作部11を操作して所望のコールセンターを検索するためのキーワードを入力して、検索ボタン200cを選択実行すると、利用者端末UT2のシステム制御部17は、当該キーワードを示すキーワード情報を含む検索要求を、IMサービス提供サーバSAに送信する(ステップS31)。
そして、かかる検索要求を受け付けたIMサービス提供サーバSAのシステム制御部7は、図12(B)に示す処理を開始し、検索要求に含まれるキーワード情報に基づいて複数のコールセンターを検索(例えば、コールセンター情報データベース52に登録された夫々のコールセンターの検索キーワードを参照して、上記キーワード情報に示されるキーワードと一致する検索キーワードに対応するコールセンターを検索)する(ステップS41)。
次いで、システム制御部7は、検索されたコールセンターの対応種別から、表示順序を決定するための特定のパラメータを決定する(ステップS42)。例えば、検索されたコールセンターの対応種別が申込対応である場合には、例えば、コールセンターへの繋がり易さ及びコールセンターの現在の対応状況のうちの一つ又は二つ以上の組合せが特定のパラメータとして決定される。一方、検索されたコールセンターの対応種別が相談対応である場合には、コールセンターの対応の良さが特定のパラメータとして決定される。
次いで、システム制御部7は、上記検索されたコールセンターのコールセンター情報の表示順序を、上記決定された特定のパラメータに基づいて決定(例えば、当該パラメータが大きいほど、コールセンター情報の表示順序が上位になるように)し(ステップS43)、当該検索されたコールセンターのコールセンター情報及び決定された表示順序を示す表示順序情報等を含むWebページのデータを利用者端末UT2に返信し(ステップS44)、当該処理を終了する。
そして、利用者端末UT2においては、上記送信されたWebページのデータを受信し(ステップS32)、当該Webページのデータに含まれるコールセンター情報を、表示順序情報に示される表示順序にしたがってWebページ200における例えばコールセンター情報表示部200内に並べて表示し(ステップS33)、当該処理を終了する。このように、キーワードによりコールセンターを検索することで、コールセンター情報表示部200内に表示される対象となるコールセンターを切り換えられる。
以上説明したように上記実施形態によれば、IMサービス提供サーバSAは、電話対応に関する特定のパラメータ(例えば、コールセンターの現在の対応状況、コールセンターへの繋がり易さ、コールセンターの対応の良さ、及びコールセンターにおける商品の残り数量等の一つ又は2以上の組合せ)に基づいて複数のコールセンターに関するコールセンター情報の表示順序を決定し、各コールセンターのコールセンター情報及び当該コールセンター情報の表示順序を示す表示順序情報を、利用者端末UTmに送信して、当該利用者端末UTmに、複数のコールセンター情報を上記表示順序にしたがって並べて表示させるように構成したので、利用者端末UTmの利用者は、どのコールセンターへの電話が繋がり易いか等を前もって判断でき、これにより、利用者は所望の(例えば、より繋がり易い、又はより対応の良い)コールセンターを選択でき、ひいては、無駄な発信を抑えることができる。よって、利用者は、より効率良くコールセンターを利用することができる。
また、利用者端末UTm上における複数のコールセンター情報の表示順序は、上述した図11の処理により、定期的に再計算され変化する(例えば繋がり易い順番、又は対応が良い順番等に並び替えられる)ので、利用者は、各コールセンターの電話対応に関するより新しい情報を把握することができる。
また、コールセンターの運営者は、オペレータを増やし回線を増やすことで繋がり易くでき、これはコールセンター情報の表示順序に反映されるので、当該コールセンターの広告効果を高めることができる。
また、2つ以上の特定のパラメータに基づいて複数のコールセンター情報の表示順序を決定するように構成すれば、利用者は、例えば、コールセンターへの繋がり易さ及びコールセンターの対応の良さ等の複合的な要素にしたがってより一層、所望のコールセンターを効率良く選択(例えば、繋がり易く、且つ対応の良いコールセンターを選択)をすることができる。
また、上述した図12の処理により、利用者端末UTmにおいて利用者により入力されたキーワードにより複数のコールセンターが検索され、なおかつ、上記特定のパラメータに基づいて検索された複数のコールセンターのコールセンター情報の表示順序が決定され各コールセンター情報及び当該コールセンター情報の表示順序を示す表示順序情報が利用者端末UTmに送信されるので、利用者は、所望のキーワードに基づいて検索された複数のコールセンターのうち、どのコールセンターへの電話が繋がり易いか等を前もって判断することができる。