JP4987654B2 - 面状照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サイドライト方式の面状照明装置に関し、特に、一方向に湾曲させることが可能な面状照明装置に関するものである。
薄型であること等に特徴を有する液晶表示パネルは、自ら発光しないことから、画像を表示するには照明手段が必要となる。この照明手段としては、光源を導光板の側面に配置した所謂サイドライト方式の面状照明装置が、薄型化に有利であることから、携帯電話等の小型携帯情報機器の分野を中心に広く採用されている。そして、導光板の側面に配置される光源としては、小型化および省電力化等に優れたLED(発光ダイオード)が多用されている。
従来のこの種の面状照明装置としては、例えば図8に示す構成が知られている。図8に示す面状照明装置41は、導光板42と、導光板42の入光面44に配置されるLED46と、導光板42の出射面48側(上面側)に配置される拡散シート50および2枚のプリズムシート52,54と、導光板42の反射面56側(下面側)に配置される反射シート58とを備えている。なお、図8に示す例では、LED46の上面側および下面側に、LED46用の反射板59,60がそれぞれ配置されている。
拡散シート50は、導光板42の出射面48から出射する光を拡散して輝度を均一にするために使用されるものである。また、2枚のプリズムシート52,54は、拡散シート50によって輝度が均一化された光の2軸方向の視野角特性を調整するために、プリズムの稜線の方向が互いに直交するように配置されるものである。拡散シート50および2枚のプリズムシート52,54は、いずれも標準的な照明特性が要求される面状照明装置においては広く使用されている光学部材である。また、反射シート58は、導光板42の反射面56から漏れる光を導光板42に戻すために使用される光学部材であり、サイドライト方式の面状照明装置を構成する上で必須の構成部材となっている。(特許文献1参照)。
ところで、近年では、表示装置の利便性の向上を図るために、筒状に丸めることができ、持ち運びが可能な液晶表示装置の開発も進められている。筒状に丸めることができる液晶表示装置を実現するには、筒状に丸めることができる程度の柔軟性を備えた面状照明装置が必要となる。
従来の柔軟性を備えた面状照明装置としては、例えば図9に示す構成のものが知られている。図9に示す面状照明装置61は、液晶パネル62の下面側に配置される導光板64と、その導光板64の一側端面に形成された入光面(受光面)66に対向して配置されるLED68とを備えている。
導光板64は、厚みが0.1mm程度の透明若しくは半透明のポリエチレンテレレフタレート(PET)、シリコーン又はポリイミドのような可撓性を備えたシート部材で形成されており、自由な形状に折り曲げが可能に構成されている。なお、導光板64の上面には、LED68から導光板64内に入射した光を散乱させて導光板64の上面から出射させるための光散乱部70が形成されている。(特許文献2参照)。
特開2007−53014号公報 特開2004−200093号公報
ところで、図9に示す導光板64は、可撓性を備えたシート部材を用いて構成さていることから、自由な形状に折り曲げることができる。ところが、前述のように、面状照明装置としての良好な特性を確保するためには、導光板の下面側に反射シートを配置し、導光板の上面側に拡散シートおよびプリズムシート等の光学シート類をそれぞれ重ねて配置する必要がある。
そこで、本発明者は、伸縮性を有する導光板の下面側に従来の伸縮性を有しない反射シートを配置させ、導光板の上面側に従来の伸縮性を有しない拡散シートおよびプリズムシートを積層配置させた状態での曲げ具合を確認したところ、上面が凹面となるように一方向に(筒状に)湾曲させようとしても殆ど湾曲させることができなかった。また、面状照明装置の上面が凸面となるように一方向に湾曲させようとした場合には、湾曲させることはできたものの、反射シートが導光板の下面側から大きく離れるように屈曲(反転)する現象が生じた。導光板と反射シートとの間に大きな隙間が生じると、反射シートは光を導光板方向に効率的に反射させることができず、照明輝度が低下する。
すなわち、伸縮性を有する導光板の下面側に伸縮性を有しない反射シートを配置させ、導光板の上面側に伸縮性を有しない拡散シートおよびプリズムシートを積層配置させた状態では、面状照明装置全体を円滑に湾曲させることが困難であった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、サイドライト方式の面状照明装置において、導光板の下面側に反射シートを配置し、かつ、導光板の上面側にプリズムシート等の光学シート類を配置した状態であっても、一方向に湾曲可能な面状照明装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の面状照明装置は、伸縮性を有する材料からなる導光板と、前記導光板の一方の面に配置される反射シートと、前記導光板の他方の面に配置される少なくとも1枚の光学シートとを備え、前記反射シートは、伸縮可能に構成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、伸縮性を有する材料を用いて導光板を成形するとともに、反射シートを伸縮可能な構成としたことから、反射シートが、面内の一方向の変形にともなって導光板との間で発生する力に応じて伸縮され、面状照明装置全体を一方向に円滑に湾曲させることができる。また、導光板の表面側に拡散シートあるいはプリズムシート等の光学シート類を配置させていることから、輝度の均一性および視野角特性などの照明特性の制御が可能である。
なお、本発明は、伸縮性を有する材料からなる導光板の上面側に配置される光学シート類は従来構成を維持しつつ、導光板の下面側に配置される反射シートを構造的に伸縮可能な構成とすることのみで、面状照明装置全体を一方向に湾曲させることができるという知見を得て完成されたものである。
また、本発明の請求項に記載の面状照明装置は、前記反射シートは、一方向に沿って配置される複数の部分反射シートから構成され、該部分反射シートは、隣接する少なくとも一方の部分反射シートと一端側が互いに重ねられるように配置されるとともに、一部が前記導光板に固定され、かつ、前記固定された部分以外の部分が、前記導光板に対してスライド可能に取り付けられていることを特徴とするものであり、構造的に伸縮可能な反射シートとして好適な形態を示すものである。また、本発明によれば、複数の反射シートのそれぞれの反射面が平坦であることから、反射機能に優れている。
また、本発明の請求項に記載の面状照明装置は、本発明の請求項に記載の面状照明装置において、前記複数の部分反射シートは、前記一方向と平行な両端辺にそれぞれ1つ以上の鉤部が設けられており、前記鉤部の先端部が、前記導光板に前記一方向と平行に形成された溝に配置されていることを特徴とするものであり、反射シートを導光板に対して変位可能に取り付ける好適な形態を示すものである。
以下、本発明の第1の実施形態に係る面状照明装置1を添付図面を参照して説明する。
図1は、面状照明装置1の全体構成の一例を概念的に示す分解斜視図である。面状照明装置1は、矩形平板状の導光板2と、導光板2の一側端面(入光面)4に配置されたLED6とを備えている。導光板2の図示上面(以下、上面という)側には、平面状の拡散シート8、平面状の2枚のプリズムシート10,12および枠状の遮光シート14が、その順に重ねて配置されている。また、導光板2の図示下面(以下、下面という)側には、後述する形状をした反射シート16が、両面テープ18を介して固定されている。
導光板2は、伸縮性を有する、すなわち容易に伸縮可能な材料(例えば、透明性シリコーンゴム)を用いて成形されている。シリコ−ンゴムを用いて成形した導光板2は、従来のアクリルまたはポリカーボネートからなる導光板と同様の厚み(例えば、0.5mm厚)であっても、本発明の導光板2として適用することができる。なお、導光板2の下面には、LED6から導光板2内に入射した光の光路を変換して導光板2の上面から出射させるための光散乱パターン(図示せず)が形成されている。
LED6は、図2に示すように、短冊状に形成されたFPC(フレキシブルプリント基板)20に、LED6の出射面と直交する一側面をはんだ付けして実装されている。そして、FPC20の実装面の一部を導光板2の上面側に接着固定させることにより、導光板2とLED6とが位置決め固定されている。
拡散シート8は、例えば、基材が伸縮性を有しないPET(ポリエチレンテレフタレート)からなり、厚さが0.05mmに形成されている。また、プリズムシート10,12は、例えば、伸縮性を有しないポリエステルまたはアクリルからなり、厚さが0.155mmに形成されている。
遮光シート14は、黒色部材からなり、下面側に粘着剤が塗布されている。遮光シート14は、図2に示すように、導光板2との間に拡散シート8、2枚のプリズムシート10,12およびFPC20を挟み込むようにして、導光板2の上面の外周部に固着されている。
次に、本発明の特徴部分である反射シート16について説明する。なお、以下では、便宜的に、LED6が配置された導光板2の入光面4の長手方向(X軸方向)と平行方向を、面状照明装置1を一方向に湾曲させる際の固定軸として説明する。すなわち、入光面4の長手方向と直交する面内(Y−Z面内)において面状照明装置を湾曲させること、換言すれば、導光板2の入光面4に直交する方向(Y方向)にフレキシビリティを有するように構成することを前提として説明する。
本発明の第1の実施形態に係る反射シート16は、図2に示すように、導光板2の入光面4と平行方向(X軸方向)に延びる断面視略矩形の凹部16aが、導光板2の入光面4と垂直方向(Y軸方向)に繰り返し形成され、いわゆる蛇腹状に構成されている。凹部16aは、底面となる下平坦部16cおよび2つの側壁部16d,16eとから構成されている。また、隣接する凹部16a,16aは、上平坦部16bを介して結合されている。そして、反射シート16は、上平坦部16bに貼着された両面テープ18を介して導光板2の下面に固定されている。
上記形態をした反射シート16は、例えば、導光板2の下面の面積よりも大き目に切り出した3M社製の厚さ0.065mmのESR(Enhanced Specular
Reflector)反射フィルムを、所定形状に折り曲げ加工することによって得ることがでる。また、反射機能を有する金属を成形加工することによっても得ることができるし、上記形状をした基材に反射剤を塗布することによっても得ることができる。
次に、第1の実施形態に係る反射シート16を備えた面状照明装置1を湾曲させる際の動作を図3(A)(B)を参照して説明する。なお、図3(A)(B)では、導光板2の上面側に配置される光学シート類の図示は省略されている。また、面状照明装置1が水平な状態(湾曲させていない初期状態)では、反射シート16の凹部16aの折り曲げ角θを便宜的に90°として説明する。
外部から面状照明装置1をY−Z面内で曲げようとする力が加わると、導光板2の下面側が外力の方向(導光板2の曲がる方向)によってY−Z面内において面方向に伸縮する(図3(A)(B)の矢印参照)。このとき、反射シート16は、折り曲げ角θを変化させながら、一対の側壁部16d,16eが導光板2の下面に向かって開閉動作をすることによって導光板2の伸縮に追従しようとする。
具体的に説明すると、図3(A)に示すように、面状照明装置1の上面を凸となるように湾曲させる場合には、導光板2の下面側が面方向に沿って縮む。このとき、反射シート16の折り曲げ角θ1は、導光板2の縮み量に対応して、初期状態の90°よりも大きくなる。すなわち、各一対の側壁部16d,16eが閉じる方向に変位することにより、反射シート16全体の面方向の実効的な長さを短くする。ここで、反射シート16全体の面方向の実効的な長さとは、反射シート16の複数の上平坦部16bをつなぐ仮想的な平面の長さである。
一方、図3(B)に示すように、面状照明装置1の上面を凹となるように湾曲させた場合には、導光板2の下面側が面方向に沿って伸びる。このとき、反射シート16は、導光板2の伸び量に対応して、折り曲げ角θ2を90°よりも小さくする。すなわち、各一対の側壁部16d,16eが開く方向に変位することにより、反射シート16全体の面方向の実効的な長さを長くする。
なお、反射シート16を構成する複数の上平坦部16bは、曲げる方向および曲げ程度(曲率)によらず仮想平面上に位置し、導光板の下面との距離がほぼ一定に保たれる。
このように、反射シート16を、導光板2の下面と対向する面(仮想面)内の一方向の長さを導光板2から受ける力に応じて構造的に可変可能に構成(伸縮可能に構成)したことによって、反射シート16は導光板2の伸縮に追従することができる。したがって、面状照明装置1を一方向に湾曲させようとした場合に、反射シート16に過剰な歪みの蓄積が生じることがないことから、反射シート16が屈曲(反転)して導光板2の下面から大きく離れることなく、面状照明装置1を円滑に湾曲させることができる。
なお、図2に示す例では、反射シート16の全ての上平坦部16bが両面テープ18を介して導光板2の下面に固定されているが、全ての上平坦部16bで固定する必要はなく、例えば、1つ置きに固定するように構成してもよい。
また、反射シート16の折り曲げ形状は、反射シート16の折り曲げ角θ以外に、反射シート自体の厚み、折り曲げのピッチ、上平坦部16bの幅と下平坦部16cの幅の比、および凹部の高さによっても規定されるが、これらは面状照明装置1を折り曲げる際の曲率等を勘案して、適宜決定されるべきものである。
また、第1の実施形態に係る面状照明装置1を構成する反射シート16の蛇腹(折り曲げ)形状は、図2に示す断面矩形の形状に限定されるものではない。例えば、図4(A)に示す反射シート16’ように断面形状を三角形状としたもの、または図(B)に示す反射シート16”ように断面形状を上凸の半円弧形状にしたものであってもよい。反射シート16’は、上面側がLED6側を向く平面部16’aと、その反対側を向く平面部16’bとを繰り返し形成することによって構成されている。また、反射シート16”は、上面側がLED6側を向く1/4円弧部16”aと、その反対側を向く1/4円弧部16”bとを繰り返し形成することによって構成されている。
反射シート16’は、反射シート16と同様に、導光板2の下面の伸縮に応じて、折り曲げ形状(平面部16’aと平面部16’bのなす角θ’)を変化させることにより、反射シート16’全体の面方向の実効的な長さを可変して、導光板2の伸縮に追従することができる。また、反射シート16”は、反射シート16と同様に、導光板2の下面の伸縮に応じて、折り曲げ形状(平面部16”aと平面部16”bのなす角θ”)を変化させることにより、反射シート16”全体の面方向の実効的な長さを可変して、導光板2の伸縮に追従することができる。なお、いずれの実施形態とも、2つの面部のなす角度θ’,θ”が大きくなる(開く状態になる)ときに実効的な長さが長くなり、2つの面部のなす角度θ’,θ”が小さくなる(閉じる状態になる)ときに実効的な長さが短くなる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る面状照明装置21を添付図面を参照して説明する。図5は、面状照明装置21の全体構成の一例を概念的に示す分解斜視図である。なお、導光板22の上面側に配置される光学シート類には、第1の実施形態で説明したものと同様のものが適用できるので、同一符号を付し、その説明は省略する。
また、以下では、第1の実施形態と同様に、便宜的に、LED6が配置された導光板22の入光面24の長手方向(X軸方向)と平行方向を、面状照明装置21を湾曲させる際の固定軸として説明する。すなわち、入光面24の長手方向と直交する面内(Y−Z面内)において面状照明装置21を湾曲させること、換言すれば、導光板22の入光面24に直交する方向(Y軸方向)にフレキシビリティを有するように構成することを前提として説明する。
導光板22は、第1の実施形態の導光板2と同様に、伸縮性を有する材料(例えば、透明性シリコーンゴム)を用いて略矩形平板状に成形されている。第1の実施形態における導光板22と異なる点は、導光板22の入光面24と直交する側面26,27に溝28,29(溝29は、図6(B)参照)がそれぞれ形成されている点である。溝28,29は、導光板22の側面26,27の長手方向に延びるように形成されている。
反射シート30は、導光板22の入光面24に直交する方向(Y軸方向)に沿って配置される2枚の反射シート31,32(以下、部分反射シート31,32という)から構成されている。部分反射シート31,32は、それぞれ平板上の本体部31a,32aと、鉤部31b,31c,32b,32cとから構成されている。
部分反射シート31,32のそれぞれの本体部31a,32aは、2枚の部分反射シート31,32によって導光板22の下面のほぼ全域を覆い、かつ、導光板22のY軸方向の略中央において、隣接する部分反射シート31,32の本体部31a,32aの一部が互いに重なり合う領域Lが存在する大きさに構成されている(図6(A)参照)。
そして、各本体部31a,32aの、互いに重なり合う側の端辺とは反対側の端辺31d,32dは、図6(A)に示すように、端尺状の両面テープ36,37を介して導光板22の下面両端部に固定されている。
部分反射シート31,32の鉤部31b〜32cは、導光板22の入光面24に対応する端辺と直交する2つの端辺に、それぞれ2つ形成されている。各鉤部31b〜32cは、本体部31a,32aから垂直に立ち上がり、先端部31bb,31cc,32bb,32ccが本体部31a,32aに平行かつ本体部31a,32aの内側を向くように構成されている。そして、一方の先端部31bb,32bbは、導光板22の入光面24と直交する一方の側面26に形成された溝28に挿入されている。また、他方の先端部31cc,32ccは、導光板22の入光面24と直交する他方の側面27に形成された溝29に挿入されている。溝28,29は、各先端部31bb〜32ccが導光板22に対してスライド可能となる形状に形成されている(図6(B)参照)。
なお、部分反射シートは、例えば、反射フィルムまたは金属反射板を所定形状に切断した後、鉤部31b〜32cを折り曲げ加工することによって得ることができる。
次に、反射シート30を組み付けた面状照明装置21を湾曲させる際の動作について図7(A)(B)を参照して説明する。なお、図7(A)(B)では、導光板22の上面側に配置される光学シート類の図示は省略されている。また、面状照明装置21が水平な状態(湾曲させていない初期状態)では、反射シート30の重なり合う領域Lの長さをL0として説明する。
外部から面状照明装置21をY−Z面内で曲げようとする力が加わると、導光板22の下面側が外力の方向(導光板22の曲がる方向)によってY−Z面内で面方向に伸縮する(図7(A)(B)の矢印参照)。このとき、部分反射シート31,32の端辺31d,32d側は、導光板22の下面に両面テープ36,37によって固定されていることから、その部分では導光板22に対して相対的に変位(スライド)することはできない。すなわち、部分反射シート31,32の端辺31d,32d側は、導光板22の両端部の変位に追従して移動しようとする。
一方、部分反射シート31,32の端辺31d,32d以外の領域では、部分反射シート31,32は、各鉤部31b〜32cの先端部31bb〜32ccが、導光板22の溝28,29内をスライドすることによって、導光板22に対して相対的に変位することができる。したがって、面状照明装置21を湾曲させようとする外力が働くと、導光板22の下面側の伸縮にともなって部分反射シート31,32の重ね合う領域の長さLを変化させながら、部分反射シート31,32が導光板22に対して相対的に変位する。
すなわち、図7(A)に示すように、面状照明装置21の上面を凸となるように湾曲させる場合には、導光板22の下面が面方向に縮もうとするとする。このとき、反射シート30は、導光板22の縮み量に対応して、重なり合う領域の長さL1をL0より長くすることによって、導光板22の下面との距離をほぼ一定に保ちながら、反射シート30全体の面方向の実効的な長さを短くする。一方、図7(B)に示すように、面状照明装置21の上面を凹となるように湾曲させる場合には、導光板22の下面が面方向に沿って伸びようとする。このとき、反射シート30は、導光板22の伸び量に対応して、重なり合う領域の長さL2をL0より短くすることによって、導光板22の下面との距離をほぼ一定に保ちながら、反射シート30全体の面方向の実効的な長さを長くする。
このように、反射シート30を、導光板22の下面と対向する面(仮想面)内の一方向の長さが導光板2から受ける力に応じて構造的に可変可能な構成(伸縮可能な構成)としたことによって、反射シート30は、導光板22の伸縮に追従することができる。したがって、面状照明装置21を一方向に湾曲させようとした場合に、反射シート30に過剰な歪みの蓄積が生じることがないことから、反射シート30が屈曲(反転)して導光板22の下面から大きく離れることなく、面状照明装置21を円滑に湾曲させることができる。
特に、第2の実施形態の場合には、部分反射シート31,32の全面がほぼ平坦であることから、良好な反射性能を得ることができる。
なお、以上では部分反射シートの数が2つの場合を想定して第2の実施形態を説明したが、部分反射シートの数は2つに限定されるものではなく、導光板22の大きさに応じて3つ以上にしてもよい。この場合、隣接する部分反射シートの少なくとも一方の部分反射シートと互いに重なり合う領域が形成されるように、各部分反射シートを構成すればよい。また、鉤部31b〜32cのそれぞれの数も2つに限定されるものではなく、1つまたは3つ以上であってもよい。鉤部31b〜32cを設ける位置についても上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、部分反射シート31,32の互いに重なる側の端辺により近い位置に設けるようにしてもよい。
また、部分反射シート31,32と導光板22との接着固定についても、本体部31a,32aの端辺31d,32dではなく、鉤部を導光板22に固定するようにしてもよい。
また、反射シート30の鉤部31b〜32cと導光板22の側面に設けられた溝28,9とからなるスライド機構についても、上述の実施形態に限定されるものではなく、例えば、溝28,29を導光板22の上面側に設けるように構成してもよい。この場合には、導光板22の両側端面全体を反射シート30で覆うことができる。
更に、導光板22の側面26,27の略全長にわたって連続して形成されている溝28,29を、各鉤部31b〜32c対応する位置に分散させて設けてもよい。
上述のいずれの実施形態においても、LED6の使用個数に応じて導光板2,22の複数の側端面にLED6を分散して配置してもよい。また、導光板2,22内部に凹部または貫通孔を形成し、その凹部または貫通孔にLED6を位置決め固定するように構成してもよい。また、光源は必ずしもLEDのような点状光源である必要はなく、冷陰極管のような線状光源であってもよい。
また、上述のいずれの実施形態においても、光学シート類は、拡散シート8と2枚のプリズムシート10,12との組み合わせに限定されるものではなく、照明装置の仕様によっては、プリズムシート10,12を使用することなく、拡散シート8のみを使用する構成であってもよい。また、プリズムシートの枚数も2枚に限定されるものではなく1枚であってもよいし、3枚以上であってもよい。
本発明の第1の実施形態に係る面状照明装置の分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る面状照明装置のY−Z平面に平行な断面図である。 (A)は、図1に示す面状照明装置の導光板を凸状に湾曲させた場合の反射シートの状態を模式的に示す図であり、(B)は、図1に示す面状照明装置の導光板を凹状に湾曲させた場合の反射シートの状態を模式的に示す図である。 (A)および(B)は、本発明の第1の実施形態に係る面状照明装置の、反射シートの変形例を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る面状照明装置の分解斜視図である。 (A)は、図5に示す面状照明装置のX軸方向から見た側面図であり、(B)は、図6(A)のA−A断面図である。 (A)は、図5に示す面状照明装置の導光板を凸状に湾曲させた場合の反射シートの状態を模式的に示す図であり、(B)は、図5に示す面状照明装置の導光板を凹状に湾曲させた場合の反射シートの状態を模式的に示す図である。 従来の面状照明装置を示す分解斜視図である。 従来のフレキシブルタイプの面状照明装置を示す分解斜視図である。
符号の説明
1,21:面状照明装置、2,22:導光板、6:LED、16,30:反射シート、28,29:導光板の側端面に形成された溝、31,32:部分反射シート、31a,32a:部分反射シートの本体部、31b,31c,32b,32c:部分反射シートの鉤部、31bb,31cc,32bb,32cc:鉤部の先端部

Claims (2)

  1. 伸縮性を有する材料からなる導光板と、前記導光板の一方の面に配置される反射シートと、前記導光板の他方の面に配置される少なくとも1枚の光学シートとを備え、
    前記反射シートは、一方向に沿って配置される複数の部分反射シートから構成され、該部分反射シートは、隣接する少なくとも一方の部分反射シートと一端側が互いに重ねられるように配置されるとともに、一部が前記導光板に固定され、かつ、前記固定された部分以外の部分が、前記導光板に対して前記一方向にスライド可能に取り付けられていることにより、伸縮可能に構成されていることを特徴とする面状照明装置。
  2. 前記複数の部分反射シートは、前記一方向と平行な両端辺にそれぞれ1つ以上の鉤部が設けられており、前記鉤部の先端部が、前記導光板に前記一方向と平行に形成された溝に配置されていることを特徴とする請求項に記載の面状照明装置。
JP2007250575A 2007-09-27 2007-09-27 面状照明装置 Expired - Fee Related JP4987654B2 (ja)

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