JP4983725B2 - インクジェットヘッド - Google Patents

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本発明は、インクジェットプリンタなどに搭載されるインクジェットヘッドに関する。
従来、インクジェットプリンタに備わるインクジェットヘッドは、インクをノズルから吐出するヘッドチップを有し、ヘッドチップからインクを記録媒体に向けて吐出し着弾させることで、記録媒体に画像等を形成する。
インクジェットヘッドには、ヘッドチップへのインクの導入をマニホールドを介して行う構成のものがある。マニホールドは、例えば、ヘッドチップの側面に、チャネルのインク導入口と当該マニホールドのインク流路を連通させるようにして取り付けられている。
かかる構成のインクジェットヘッドの場合、溝状のチャネルの開口の一部を被覆部材で覆うことによりインク導入口を形成し、チャネルの被覆部材で覆う領域を調整することで、インクの吐出量を調整可能となっている。
ところで、ヘッドチップとして、圧電素子からなる駆動壁とチャネルとが交互に並設されるとともに、チャネルの並び方向に対する直交方向の一側面及び他側面にチャネルの入口及び出口がそれぞれ開設され、駆動壁の駆動電極に電圧を印加することにより駆動壁をせん断変形させてチャネル内のインクをノズルから吐出させる構成のものも知られている。ヘッドチップのチャネルの入口側には、配線基板が配設されており、配線基板に設けられた電極と駆動壁の駆動電極とを接続して、駆動電極に電圧を印加するようになっている。
上記のヘッドチップにおいて、インクの吐出量を調整する場合には、チャネル及び駆動壁の延在方向の長さを調整することにより行うようになっている。
また、圧電素子等の電気機械変換素子の共振による相互干渉を低減して不要なインク滴の吐出を防止するために、電気機械変換素子の長さを調整する技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−322330号公報
しかしながら、上記のようにチャネルや駆動壁の延在方向の長さを変えるとヘッドチップ全体のインク吐出方向の長さが変化して、ノズルから配線基板までの距離が変化してしまうといった問題がある。即ち、インクの吐出量を調整する上で、チャネルの被覆部材で覆う領域を調整する構成のインクジェットヘッドの場合には、ヘッドチップのインク吐出方向の長さに変更を生じさせることはないが、チャネルや駆動壁の延在方向の長さを変える構成のインクジェットヘッドの場合には、ヘッドチップのインク吐出方向の長さが変わってしまう。
この問題に対処する上で、ヘッドチップのインク吐出方向の長さに応じて、マニホールドやヘッドチップが搭載される筐体を専用設計することが考えられるが、筐体を専用設計すると、インクジェットヘッドのコストアップを招き、生産効率が低下してしまうこととなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ヘッドチップのインク吐出方向の長さを変更しても、共通の筐体を用いることができるインクジェットヘッドの提供を課題とする。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
所定方向に沿って並設され、且つ、並び方向に対する直交方向の一側及び他側に入口及び出口がそれぞれ設けられたチャネルを有し、前記チャネルに対して圧電素子の収縮により圧力を付与して、前記チャネルの出口に連通するノズルからインクを吐出させるヘッドチップと、
インク流路を構成するインクポートを有し、前記ヘッドチップの前記チャネルの入口側に配置されるように当該ヘッドチップが設けられたマニホールドと、
前記インクポートが挿通される挿通孔を有し、前記挿通孔に前記インクポートを挿通させるようにして前記マニホールドが取り付けられた筐体と、を備え、
前記インクポートは、
前記直交方向に沿って延在するように筒状に形成されるとともに、当該直交方向の長さが、前記チャネルの前記直交方向の長さを変更しても、前記挿通孔に挿通された当該インクポートの先端部が前記ヘッドチップと反対側の面から突出可能な程度とされていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記インクポート及び前記挿通孔は、それぞれ少なくとも2つ設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記インクポートの先端部が前記直交方向にスライド自在に挿入される先端挿入部を有する継手部材を備え、
前記先端挿入部の長さは、前記チャネルの前記直交方向の長さの変更に応じて変化する前記インクポートの先端部の位置変化量よりも長くされてなり、
前記筐体は、
前記先端挿入部に前記インクポートの先端部が挿入された前記継手部材を前記直交方向に位置決めする位置決め部を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記ヘッドチップは、前記圧電素子からなる駆動壁と前記チャネルとが交互に並設されてなり、前記駆動壁の駆動電極に電圧を印加することにより前記駆動壁をせん断変形させて前記チャネル内のインクをノズルから吐出させることを特徴としている。
本発明によれば、所定方向に沿って並設され、且つ、並び方向に対する直交方向の一側及び他側に入口及び出口がそれぞれ設けられたチャネルを有するヘッドチップのインク吐出方向の長さを変更しても、マニホールドの筐体への取付けに際して、筐体の挿通孔に挿通されたインクポートの先端部がヘッドチップと反対側の面から突出されることとなり、専用設計することなく共通の筐体を用いることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図8を参照して説明する。
図1(a)は、本発明を適用した実施形態のインクジェットヘッド100を示す斜視図であり、図1(b)は、インクジェットヘッド100の底面図である。また、図2は、インクジェットヘッド100を示す分解斜視図である。なお、図2にあっては、カバー部材9の図示を省略している。
また、以下の説明では、インクジェットヘッド100のノズル11a(図4参照)の並び方向を左右方向とし、左右方向に直交する一方向を前後方向とし、前後方向及び左右方向の双方に直交する方向を上下方向とする。
本実施形態のインクジェットヘッド100は、インクジェットプリンタ(図示略)に搭載されるものであり、図1(a)及び図1(b)並びに図2に示すように、インクをノズル11a(図4参照)から吐出させるヘッドチップ1と、このヘッドチップ1が配設された配線基板2と、この配線基板2とフレキシブル基板3を介して接続された駆動回路基板4と、ヘッドチップ1のチャネル13にフィルタFを介してインクを導入するマニホールド5と、内側にマニホールド5が収納された筐体6と、この筐体6の底面開口を塞ぐように取り付けられたキャップ受板7と、マニホールド5の第1インクポート53及び第2インクポート54に取り付けられた第1及び第2ジョイント81a、81bと、マニホールド5の第3インクポート55に取り付けられた第3ジョイント82と、筐体6に取り付けられたカバー部材9とを備えている。
先ず、ヘッドチップ1、配線基板2、フレキシブル基板3及び駆動回路基板4について、図3(a)及び図3(b)並びに図4を参照して説明する。
図3(a)は、ヘッドチップ1、配線基板2、フレキシブル基板3及び駆動回路基板4を示す斜視図であり、図3(b)は、ヘッドチップ1を図3(a)と異なる方向から視て示す斜視図である。また、図4は、ヘッドチップ1及び配線基板2を模式的に示す分解斜視図である。
なお、図4にあっては、図の簡略化のため、ノズル列が1列のヘッドチップ1及び電極部21が前側にのみ配設された配線基板2を模式的に表している。
図3(a)及び図3(b)に示すように、ヘッドチップ1は、左右方向に長尺な略四角柱状の部材であり、このヘッドチップ1の下面には、インクの吐出口となるノズル11a(図4参照)が開設されたノズルプレート11が配設されている。
また、ヘッドチップ1の上面には、当該上面を開口部22を介して上側に露出させるように配線基板2が配設され、配線基板2の左右方向に沿った両縁部に、駆動回路基板4、4と接続された2つのフレキシブル基板3、3が配設されている。
ヘッドチップ1は、圧電素子からなる駆動壁12とチャネル13とが交互に左右方向に沿って並設されている。
ヘッドチップ1の上面及び下面に、それぞれ各チャネル13の入口と出口とが開設されている。各チャネル13は、略矩形状の断面を有し、上下方向に沿って形成されている。また、各チャネル13は、入口から出口に亘る長さ方向(上下方向)で大きさと形状がほぼ変わらないストレートタイプであり、複数のチャネル13、…が互いに平行となるように配設されている。また、各チャネル13の出口に各ノズル11aを連通させるようにノズルプレート11が配設されている。
各チャネル13の内面には、駆動壁12を駆動させるための駆動電極14が設けられている。駆動電極14は、各チャネル13毎に独立した金属被膜であり、ヘッドチップ1の上面に取り付けられた配線基板2の電極部21と接続されている。
そして、ヘッドチップ1は、フレキシブル基板3から入力された制御信号に基づいて駆動壁12が膨張・収縮を繰り返すことにより、ノズル11aからインクを吐出するようになっている。
上記構成のヘッドチップ1にあっては、インクの吐出量を調整する場合、チャネル13及び駆動壁12の上下方向(延在方向)の長さを調整することにより行うようになっている。
従って、チャネル13及び駆動壁12の延在方向の長さの変更によって、ヘッドチップ1全体の上下方向(インク吐出方向)の長さも変わることとなる。
配線基板2は、その略中央部に開口部22を有し、左右方向に長尺な略矩形板状に形成されている。配線基板2の左右方向及び前後方向の各幅は、ヘッドチップ1に対してそれぞれ大きく形成されている。
開口部22は、左右方向に長尺な略矩形状に形成され、配線基板2にヘッドチップ1が取り付けられた状態で、当該開口部22を介してヘッドチップ1のチャネル13の入口を上側に露出させた状態とする。
また、開口部22の前後方向側の縁部には、ヘッドチップ1の駆動電極14と接続される電極部21が所定数配設されている(図4参照)。
また、配線基板2の前後方向側の縁部の各々には、フレキシブル基板3が配設されている(図2(a)参照)。
フレキシブル基板3は、駆動回路基板4と電気的に接続される複数の配線31、…を有し、当該配線31と配線基板2の電極部21とがそれぞれ電気的に接続されている。
これにより、駆動回路基板4からの信号が、フレキシブル基板3の配線31、配線基板2の電極部21を介してヘッドチップ1の各チャネル13内の駆動電極14に印加される。
配線基板2の外縁部には、マニホールド5の下端部が接着により取り付け固定されている。即ち、マニホールド5は、ヘッドチップ1のチャネル13の入口側(上側)に配置され、配線基板2を介してヘッドチップ1が配設されている。
次に、マニホールド5について図5(a)及び図5(b)を参照して説明する。
図5(a)は、マニホールド5を示す斜視図であり、図5(b)は、マニホールド5を図5(a)と180°異なる方向から視て示す斜視図である。
マニホールド5は、樹脂により成形されてなる部材であり、ヘッドチップ1のチャネル13に導入されるインクを貯留するものである。具体的には、図5(a)及び図5(b)に示すように、左右方向に長尺に形成され、インク貯留部51を構成する中空状の本体部52と、インク貯留部51と連通され、インク流路を構成する第1〜第3インクポート53、54、55と、フィルタFを通過したインクを吸引するための洗浄バイパス部56とを備えている。
本体部52は、下側開口の凹型に形成され、その下端開口の縁部に、配線基板2が接着により取り付け固定される配線基板取付部521が設けられている。そして、下端開口を塞ぐようにヘッドチップ1を具備する配線基板2が配線基板取付部521に取り付けられることにより、インク貯留部51が構成される。
インク貯留部51の右側上端部には、第1インクポート53が連通され、この第1インクポート53が連通された部分よりもさらに右側、且つ、下側に洗浄バイパス部56が連通されている。一方、インク貯留部51の左側上端部に第2インクポート54が連通され、この第2インクポート54が連通された部分よりもさらに左側、且つ、下側に第3インクポート55が連通されている。
また、本体部52の内側であって、インク貯留部51の上下方向中央やや下寄りの位置には、インク中のゴミを除去するためのフィルタFが配設されている。
即ち、インク貯留部51は、本体部52の下端部から上側に向かって上下方向に沿って略同じ高さに形成された内側面部511を有し、この内側面部511の上端から内側に向かって前後方向及び左右方向に対して略平行に所定の長さ延出され、略矩形状のフィルタFの外縁部が当接するフィルタ縁取付部512が設けられている。
また、フィルタ縁取付部512の左端部であって、第2インクポート54と第3インクポート55の間の部分には、内側面部511の前面と後面を亘るように形成され、フィルタFの左端よりもわずかに内側の部分が当接する端部側フィルタ取付部513が設けられている。この端部側フィルタ取付部513は、フィルタ縁取付部512と略等しい高さに形成されている。
そして、端部側フィルタ取付部513及びフィルタ縁取付部512にフィルタFが接着により取り付け固定されている。
このように、インク貯留部51にフィルタFが配設されることによって、当該インク貯留部51は、第1インクポート53及び第2インクポート54と連通された第1液室514と、洗浄バイパス部56及びヘッドチップ1と連通された第2液室515とに区画され、第2液室515は、フィルタFを介して第3インクポート55と連通されている(図8参照)。
第1インクポート53は、例えば、インク貯留部51にインクを導入するためのものである。この第1インクポート53は、上下方向に沿って延在する円筒状に形成され、外径が上下方向に亘って略等しくされている。また、第1インクポート53は、マニホールド5が筐体6に取り付けられる際に、筐体6の第1挿通孔66(後述)に挿通されるようになっており、当該第1インクポート53の外径は、第1挿通孔66の内径と略等しいか、或いは、これよりもわずかに小径とされている。
第1インクポート53の上下方向の長さは、マニホールド5を筐体6内で最も下側に配置した状態、即ち、最も短いチャネル13の長さに対応させてマニホールド5が最もキャップ受板7寄りに配置された状態(図8(a)参照)で、第1挿通孔66に挿通された当該第1インクポート53の先端部が筐体6の上面から突出する程度に設定されている。
このように、第1インクポート53の上下方向の長さは、チャネル13や駆動壁12の上下方向(延在方向)の長さを変更しても(図8(a)及び図8(b)参照)、第1挿通孔66に挿通された当該第1インクポート53の先端部が筐体6の上面から突出可能な程度とされている。
また、第1インクポート53の先端部には、第1ジョイント81aが外挿されるようになっている。即ち、マニホールド5を筐体6に取り付ける際に、第1挿通孔66に挿通され、筐体6の上面から突出された第1インクポート53の先端部に第1ジョイント81aが上下方向にスライド自在に外挿されている(図8(a)及び図8(b)参照)。
ここで、第1ジョイント81aについて図6を参照して説明する。
図6(a)は、第1ジョイント81aを示す斜視図であり、図6(b)は、第1ジョイント81aを図6(a)と180°異なる方向から視て示す斜視図である。
第1ジョイント81aは、図示しないインク供給管が上端部に接続されるタケノコ継手(継手部材)である。具体的には、図6(a)及び図6(b)に示すように、第1ジョイント81aは、上下方向に沿って延在する筒状に形成され、上端部にインク管接続部811が形成され、インク管接続部811の下側に第1インクポート53の先端部が挿入される先端挿入部812が設けられている。
先端挿入部812は、円筒状に形成され、その内径が上下方向に亘って略等しくされている。先端挿入部812の内径は、第1インクポート53の外径と略等しいか、或いは、これよりもわずかに大径とされている。
これにより、第1ジョイント81aは、第1インクポート53の先端部に外挿された状態で、上下方向にスライド自在となっている。
また、先端挿入部812の上下方向の長さは、チャネル13の上下方向の長さの変更に応じて変化する第1インクポート53の先端部の位置変化量よりも長くなるように設定されている。
これにより、マニホールド5を筐体6内で最も上側に配置した状態、即ち、最も長いチャネル13の長さに対応させてマニホールド5が最も筐体6の上面寄りに配置された状態(図8(b)参照)で、第1インクポート53に挿通された先端挿入部812の下端部が第1挿通孔66の外縁部に接触して、第1ジョイント81aが位置決めされるようになっている。
洗浄バイパス部56は、ヘッドチップ1のチャネル13内の異物を洗浄除去するためのものである。この洗浄バイパス部56は、上下方向に沿って延在する円筒状に形成され、外径が上下方向に亘って略等しくされている。また、洗浄バイパス部56は、マニホールド5が筐体6に取り付けられる際に、筐体6の洗浄バイパス用挿通孔67(後述)に挿通されるようになっており、当該洗浄バイパス部56の外径は、洗浄バイパス用挿通孔67の内径と略等しいか、或いは、これよりもわずかに小径とされている。
洗浄バイパス部56の上下方向の長さは、マニホールド5を筐体6内で最も下側に配置した状態、即ち、最も短いチャネル13の長さに対応させてマニホールド5が最もキャップ受板7寄りに配置された状態(図8(a)参照)で、洗浄バイパス用挿通孔67に挿通された当該洗浄バイパス部56の先端部が筐体6の上面から突出する程度に設定されている。
なお、洗浄バイパス部56は、ヘッドチップ1のチャネル13内の異物を洗浄除去後、封止されるようになっている。
第2インクポート54は、例えば、第1液室514内の気泡を除去するためのものである。この第2インクポート54は、第1インクポート53と略等しい形状に形成されている。
即ち、第2インクポート54は、上下方向に沿って延在する円筒状に形成され、外径が上下方向に亘って略等しくされている。また、第2インクポート54は、マニホールド5が筐体6に取り付けられる際に、筐体6の第2挿通孔64(後述)に挿通されるようになっており、当該第2インクポート54の外径は、第2挿通孔64の内径と略等しいか、或いは、これよりもわずかに小径とされている。
第2インクポート54の上下方向の長さは、マニホールド5を筐体6内で最も下側に配置した状態、即ち、最も短いチャネル13の長さに対応させてマニホールド5が最もキャップ受板7寄りに配置された状態(図8(a)参照)で、第2挿通孔64に挿通された当該第2インクポート54の先端部が筐体6の上面から突出する程度に設定されている。
このように、第2インクポート54の上下方向の長さは、チャネル13や駆動壁12の上下方向(延在方向)の長さを変更しても(図8(a)及び図8(b)参照)、第2挿通孔64に挿通された当該第2インクポート54の先端部が筐体6の上面から突出可能な程度とされている。
また、第2インクポート54の先端部には、第2ジョイント81bが外挿されるようになっている。即ち、マニホールド5を筐体6に取り付ける際に、第2挿通孔64に挿通され、筐体6の上面から突出された第2インクポート54の先端部に第2ジョイント81bが上下方向にスライド自在に外挿されている(図8(a)及び図8(b)参照)。
第2ジョイント81bは、第2インクポート54の先端部が上下方向にスライド自在に挿入される先端挿入部812を有する継手部材を構成している。
なお、第2ジョイント81bの構成は、第2インクポート54に外挿される第1ジョイント81aと略等しくなっており、その詳細な説明は省略する。
第3インクポート55は、例えば、第2液室515内の気泡を除去するためのものである。この第3インクポート55は、上下方向に沿って延在する円筒状に形成され、外径が上下方向に亘って略等しくされている。また、第3インクポート55は、マニホールド5が筐体6に取り付けられる際に、筐体6の第3挿通孔65(後述)に挿通されるようになっており、当該第3インクポート55の外径は、第3挿通孔65の内径と略等しいか、或いは、これよりもわずかに小径とされている。
第3インクポート55の上下方向の長さは、マニホールド5を筐体6内で最も下側に配置した状態、即ち、最も短いチャネル13の長さに対応させてマニホールド5が最もキャップ受板7寄りに配置された状態(図8(a)参照)で、第3挿通孔65に挿通された当該第3インクポート55の先端部が筐体6の上面から突出する程度に設定されている。
また、第3インクポート55の先端部には、第3ジョイント82が外挿されるようになっている。即ち、マニホールド5を筐体6に取り付ける際に、第3挿通孔65に挿通され、筐体6の上面から突出された第3インクポート55の先端部に第3ジョイント82が上下方向にスライド自在に外挿されている(図1等参照)。
なお、第3ジョイント82は、第1及び第2ジョイント81a、81bの寸法を第3インクポート55の先端部に外挿可能となるように小さくしたものであり、その主要な構成は第1及び第2ジョイント81a、81bと略等しくなっているため、その詳細な説明は省略する。
次に、筐体6について、図7(a)及び図7(b)を参照して説明する。
図7(a)は、筐体6を示す斜視図であり、図7(b)は、筐体6を図7(a)と180°異なる方向から視て示す斜視図である。
筐体6は、アルミニウムを材料としてダイキャスト法により成形されてなる部材であり、左右方向に長尺に形成されている。また、筐体6は、その内側にヘッドチップ1、配線基板2及びフレキシブル基板3が取り付けられたマニホールド5を収納可能に形成されてなり、当該筐体6の底面が開放されている。
具体的には、筐体6の下端部には、左右方向に長尺な略矩形状の下側開口部61が形成されてなり、当該下側開口部61を介して、ヘッドチップ1、配線基板2及びフレキシブル基板3が取り付けられたマニホールド5を下側から挿通させるようにして、当該筐体6の内側に配設可能となっている。
下側開口部61の縁部には、キャップ受板7が取り付け固定されるキャップ受板取付部62が設けられている。
キャップ受板7は、図2に示すように、キャップ受板取付部62の形状に対応させて、外形が左右方向に長尺な略矩形板状に形成され、その略中央部にノズルプレート11を露出させる左右方向に長尺なノズル用開口部71が形成されている。
そして、筐体6の内側にヘッドチップ1、配線基板2及びフレキシブル基板3が取り付けられたマニホールド5を配設した後、ノズルプレート11をノズル用開口部71を介して露出させるようにしてキャップ受板7をキャップ受板取付部62に取り付けることにより、筐体6の下側開口部61が塞がされた状態となる。
また、筐体6の左右方向の略中央部には、マニホールド5に接続された2つの駆動回路基板4、4及びフレキシブル基板3、3を挿通させる基板挿通用開口63が2つ形成されている。
これら基板挿通用開口63、63は、筐体6にカバー部材9が取り付けられることで閉塞されるようになっている。
筐体6の2つの基板挿通用開口63、63の左側には、マニホールド5の第2インクポート54の先端部が挿通される第2挿通孔64が形成され、第2挿通孔64よりもわずかに左側であって当該第2挿通孔64よりも低い位置に、マニホールド5の第3インクポート55の先端部が挿通される第3挿通孔65が形成されている(図8(a)及び図8(b)参照)。
第2挿通孔64は、筐体6の左第1上面6aから所定の深さ凹んだ左上側凹部641に配設され、当該左上側凹部641の底面を上下方向に貫通するように形成されている。また、第2挿通孔64は、第2インクポート54の外径と略等しいか、或いは、これよりもわずかに大径とされている。さらに、第2挿通孔64の外縁部は、左右方向及び前後方向に対して略平行に形成されている。
また、左上側凹部641の内径は、第2ジョイント81bの外径と略等しいか、或いは、これよりもわずかに大径とされている。
これにより、第2挿通孔64に挿通され、筐体6の左第1上面6aから突出された第2インクポート54の先端部が挿入された第2ジョイント81bが左上側凹部641の内側に配設されることで、左右方向及び前後方向に位置決めされるとともに、第2ジョイント81bの下端部が第2挿通孔64の外縁部に接触することで当該第2ジョイント81bが上下方向に位置決めされる。
ここで、左上側凹部641及び第2挿通孔64の外縁部は、第2ジョイント81bを上下方向に位置決めする位置決め部を構成している。
第3挿通孔65は、左第1上面6aよりも低い左第2上面6bから所定の深さ凹んだ左下側凹部651に配設され、当該左下側凹部651の底面を上下方向に貫通するように形成されている。また、第3挿通孔65は、第3インクポート55の外径と略等しいか、或いは、これよりもわずかに大径とされている。さらに、第3挿通孔65の外縁部は、左右方向及び前後方向に対して略平行に形成されている。
また、左下側凹部651の内径は、第3ジョイント82の外径と略等しいか、或いは、これよりもわずかに大径とされている。
これにより、第3挿通孔65に挿通され、筐体6の左第2上面6bから突出された第3インクポート55の先端部が挿入された第3ジョイント82が左下側凹部651の内側に配設されることで、左右方向及び前後方向に位置決めされるとともに、第3ジョイント82の下端部が第3挿通孔65の外縁部に接触することで当該第3ジョイント82が上下方向に位置決めされる。
ここで、左下側凹部651及び第3挿通孔65の外縁部は、第3ジョイント82を上下方向に位置決めする位置決め部を構成している。
一方、筐体6の2つの基板挿通用開口63、63の右側には、第2挿通孔64と略等しい高さに、マニホールド5の第1インクポート53の先端部が挿通される第1挿通孔66が形成され、第1挿通孔66よりもわずかに右側であって当該第1挿通孔66よりも低い位置に、マニホールド5の洗浄バイパス部56の先端部が挿通される洗浄バイパス用挿通孔67が形成されている(図8(a)及び図8(b)参照)。
第1挿通孔66は、筐体6の右第1上面6cから所定の深さ凹んだ右上側凹部661に配設され、当該右上側凹部661の底面を上下方向に貫通するように形成されている。また、第1挿通孔66は、第1インクポート53の外径と略等しいか、或いは、これよりもわずかに大径とされている。さらに、第1挿通孔66の外縁部は、左右方向及び前後方向に対して略平行に形成されている。
また、右上側凹部661の内径は、第1ジョイント81aの外径と略等しいか、或いは、これよりもわずかに大径とされている。
これにより、第1挿通孔66に挿通され、筐体6の右第1上面6cから突出された第1インクポート53の先端部が挿入された第1ジョイント81aが右上側凹部661の内側に配設されることで、左右方向及び前後方向に位置決めされるとともに、第1ジョイント81aの下端部が第1挿通孔66の外縁部に接触することで当該第1ジョイント81aが上下方向に位置決めされる。
ここで、右上側凹部661及び第1挿通孔66の外縁部は、第1ジョイント81aを上下方向に位置決めする位置決め部を構成している。
洗浄バイパス用挿通孔67は、右第1上面6cよりも低い右第2上面6dから所定の深さ凹んだ右下側凹部671に配設され、当該右下側凹部671の底面を上下方向に貫通するように形成されている。また、洗浄バイパス用挿通孔67は、洗浄バイパス部56の外径と略等しいか、或いは、これよりもわずかに大径とされている。さらに、洗浄バイパス用挿通孔67の外縁部は、左右方向及び前後方向に対して略平行に形成されている。
また、筐体6の第3挿通孔65よりも左側の端部及び洗浄バイパス用挿通孔67よりも右側の端部には、当該筐体6をプリンタ本体側に取り付けるための取付用孔68がそれぞれ形成されている。
次に、上下方向の長さの異なるヘッドチップ1を用いたインクジェットヘッド100におけるマニホールド5の配置について、図8(a)及び図8(b)を参照して説明する。
図8(a)は、上下方向の長さが最も短いヘッドチップ1を具備するインクジェットヘッド100を示す断面図であり、図8(b)は、上下方向の長さが最も長いヘッドチップ1を具備するインクジェットヘッド100を示す断面図である。
なお、図8(a)及び図8(b)にあっては、第3ジョイント82の図示を省略している。
先ず、上下方向の長さが最も長いヘッドチップ1が配線基板2を介して取り付けられたマニホールド5を筐体6に収納した場合について、図8(b)を参照して説明する。
図8(b)に示すように、当該マニホールド5を筐体6に収納する場合、第1挿通孔66、第2挿通孔64、第3挿通孔65及び洗浄バイパス用挿通孔67の各々に挿通された第1インクポート53、第2インクポート54、第3インクポート55及び洗浄バイパス部56の各々の先端部が、筐体6の上面から突出した状態となる。
これにより、第1インクポート53、第2インクポート54及び第3インクポート55の先端部に取り付けられた第1及び第2ジョイント81a、81b及び第3ジョイント82を介してインク供給管やインク排出管(図示略)を接続して、インク供給やインク排出が可能となる。
次に、上下方向の長さが最も短いヘッドチップ1が配線基板2を介して取り付けられたマニホールド5を筐体6に収納した場合について、図8(a)を参照して説明する。
図8(a)に示すように、当該マニホールド5を筐体6に収納する場合、マニホールド5が最もキャップ受板側に配設されることとなるが、第1インクポート53、第2インクポート54、第3インクポート55及び洗浄バイパス部56の各々が上下方向に長尺に形成されているので、それぞれの先端部が第1挿通孔66、第2挿通孔64、第3挿通孔65及び洗浄バイパス用挿通孔67の各々を突き抜けて上面から突出した状態となる。
これにより、第1インクポート53、第2インクポート54及び第3インクポート55の先端部に取り付けられた第1及び第2ジョイント81a、81b及び第3ジョイント82を介してインク供給管やインク排出管(図示略)を接続して、インク供給やインク排出が可能となる。
このように、チャネル13及び駆動壁12の上下方向の長さの変更によりヘッドチップ1の上下方向の長さに変更が生じても、第1挿通孔66、第2挿通孔64、第3挿通孔65及び洗浄バイパス用挿通孔67の各々に挿通された第1インクポート53、第2インクポート54、第3インクポート55及び洗浄バイパス部56の各々の先端部が筐体6の上面から突出した状態となって、インク供給やインク排出が可能となっている。
以上のように、本実施形態のインクジェットヘッド100によれば、第1〜第3インクポート53、54、55並びに洗浄バイパス部56は、上下方向に沿って延在するように筒状に形成されるとともに、当該上下方向の長さが、チャネル13の上下方向の長さを変更しても、第1〜第3挿通孔66、64、65並びに洗浄バイパス用挿通孔67に挿通された当該第1〜第3インクポート53、54、55並びに洗浄バイパス部56の先端部が筐体6の上面から突出可能な程度とされているので、左右方向に沿って並設され、且つ、上下方向の一側及び他側に入口及び出口がそれぞれ設けられたチャネル13を有するヘッドチップ1の上下方向(インク吐出方向)の長さを変更しても、マニホールド5の筐体6への取付けに際して、筐体6の第1〜第3挿通孔66、64、65並びに洗浄バイパス用挿通孔67に挿通された第1〜第3インクポート53、54、55並びに洗浄バイパス部56の先端部が筐体6の上面から突出されることとなり、専用設計することなく共通の筐体6を用いることができる。
また、第1〜第3インクポート53、54、55の先端部が上下方向にスライド自在に挿入される先端挿入部812を有する第1〜第3ジョイント81a、81b、82を備え、筐体6には、先端挿入部812に第1〜第3インクポート53、54、55の先端部が挿入された第1〜第3ジョイント81a、81b、82を上下方向に位置決めする位置決め部が設けられているので、第1〜第3インクポート53、54、55に外挿された第1〜第3ジョイント81a、81b、82の各々を所定の高さに配置することができる。
これにより、ヘッドチップ1の上下方向(インク吐出方向)の長さの変更に応じて第1〜第3インクポート53、54、55の先端部の高さが変わっても、第1〜第3ジョイント81a、81b、82を介して第1〜第3インクポート53、54、55に接続されるインク供給管やインク排出管(図示略)の長さを調整する必要がなくなり、インクジェットヘッド100のコストアップや生産効率の低下を防止することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、第1〜第3インクポート53、54、55の先端部が挿入される第1〜第3ジョイント81a、81b、82を備えるようにしたが、第1〜第3ジョイント81a、81b、82の全てを備えるか否かは適宜任意に変更することができる。つまり、第1〜第3ジョイント81a、81b、82のうち、何れか一のジョイントのみ(例えば、第1ジョイント81a等)を備えるようにしても良いし、何れか二のジョイント(例えば、第1及び第2ジョイント81a、81b等)を備えるようにしても良い。
即ち、必ずしも第1〜第3ジョイント81a、81b、82を備える構成でなくとも、ヘッドチップ1のチャネル13の上下方向の長さを変更しても、第1〜第3挿通孔66、64、65に挿通された第1〜第3インクポート53、54、55の先端部が筐体6の上面から突出可能に構成されることで、筐体6の共通化を図ることができるという本願特有の効果を得ることができる。
さらに、上記実施形態にあっては、第1〜第3インクポート53、54、55を備えるようにしたが、第1〜第3インクポート53、54、55のうち、少なくとも何れか一を備えるようにすれば良い。
また、上記実施形態にあっては、ヘッドチップ1として、圧電素子からなる駆動壁12とチャネル13とが交互に並設されてなり、駆動壁12の駆動電極に電圧を印加することにより駆動壁12をせん断変形させてチャネル13内のインクをノズル11aから吐出させるものを例示したが、ヘッドチップ1の構成はこれに限られるものではない。
即ち、所定方向に沿って並設され、且つ、並び方向に対する直交方向の一側及び他側に入口及び出口がそれぞれ設けられたチャネル13を有し、チャネル13に対して圧電素子の収縮により圧力を付与して、チャネル13の出口に連通するノズル11aからインクを吐出させる構成のものであれば如何なるヘッドチップであっても良い。
さらに、上記実施形態にあっては、第1インクポート53を用いてインク貯留部51に対するインクの導入を行い、第2インクポート54を用いて第1液室514の気泡を除去するようにしたが、これに限られるものではなく、第2インクポート54を用いてインク貯留部51に対するインクの導入を行い、第1インクポート53を用いて第1液室514の気泡を除去するようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、インク吐出方向が上下方向と略平行となるように構成されたインクジェットヘッド100を用いたが、インク吐出方向は如何なる方向であっても良く、例えば、左右方向や前後方向と略平行となるように構成しても良いし、これらの各方向と交わる方向と略平行となるように構成しても良い。
さらに、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
加えて、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した実施形態のインクジェットヘッドを示す図である。 図1のインクジェットヘッドを示す分解斜視図である。 図1のインクジェットヘッドに備わるヘッドチップ、配線基板、フレキシブル基板及び駆動回路基板を示す斜視図である。 図3のヘッドチップ及び配線基板を模式的に示す分解斜視図である。 図1のインクジェットヘッドに備わるマニホールドを示す斜視図である。 図1のインクジェットヘッドに備わる第1ジョイントを示す斜視図である。 図1のインクジェットヘッドに備わる筐体を示す斜視図である。 図1のインクジェットヘッドを示す断面図である。
符号の説明
100 インクジェットヘッド
1 ヘッドチップ
12 駆動壁
13 チャネル
5 マニホールド
53 第1インクポート
54 第2インクポート
55 第3インクポート
56 洗浄バイパス部
6 筐体
64 第2挿通孔
641 左上側凹部(位置決め部)
65 第3挿通孔
651 左下側凹部(位置決め部)
66 第1挿通孔
661 右上側凹部(位置決め部)
67 洗浄バイパス用挿通孔
81a 第1ジョイント(継手部材)
81b 第2ジョイント(継手部材)
812 先端挿入部

Claims (4)

  1. 所定方向に沿って並設され、且つ、並び方向に対する直交方向の一側及び他側に入口及び出口がそれぞれ設けられたチャネルを有し、前記チャネルに対して圧電素子の収縮により圧力を付与して、前記チャネルの出口に連通するノズルからインクを吐出させるヘッドチップと、
    インク流路を構成するインクポートを有し、前記ヘッドチップの前記チャネルの入口側に配置されるように当該ヘッドチップが設けられたマニホールドと、
    前記インクポートが挿通される挿通孔を有し、前記挿通孔に前記インクポートを挿通させるようにして前記マニホールドが取り付けられた筐体と、を備え、
    前記インクポートは、
    前記直交方向に沿って延在するように筒状に形成されるとともに、当該直交方向の長さが、前記チャネルの前記直交方向の長さを変更しても、前記挿通孔に挿通された当該インクポートの先端部が前記ヘッドチップと反対側の面から突出可能な程度とされていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記インクポート及び前記挿通孔は、それぞれ少なくとも2つ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記インクポートの先端部が前記直交方向にスライド自在に挿入される先端挿入部を有する継手部材を備え、
    前記先端挿入部の長さは、前記チャネルの前記直交方向の長さの変更に応じて変化する前記インクポートの先端部の位置変化量よりも長くされてなり、
    前記筐体は、
    前記先端挿入部に前記インクポートの先端部が挿入された前記継手部材を前記直交方向に位置決めする位置決め部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記ヘッドチップは、前記圧電素子からなる駆動壁と前記チャネルとが交互に並設されてなり、前記駆動壁の駆動電極に電圧を印加することにより前記駆動壁をせん断変形させて前記チャネル内のインクをノズルから吐出させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェットヘッド。
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