JP4982998B2 - コンピュータシステム - Google Patents

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    • H04L67/1008Server selection for load balancing based on parameters of servers, e.g. available memory or workload

Description

本発明は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続されたサーバ−クライアントシステムにおいて、クライアントPC(Personal Computer)にて入出力される全てのアプリケーションをサーバ上で動作させ全ての生成ファイルもサーバ側で管理するようにしたSBC(Server Based Computing)などのコンピュータシステムに関する。
従来、社内LANなどのネットワークに接続された各PC端末では、その個々のPC端末が独立して文書作成や表作成などのアプリケーションを起動実行し、またこれに伴い生成された種々のファイルも当該PC端末において自身の記憶装置に保存、あるいは磁気ディスク,光ディスク,小型半導体メモリ等の外部記憶媒体に保存するか、ネットワーク上のサーバが管理する記憶装置に転送して保存している。
このような従来のサーバ−クライアントシステムでは、各PC端末自身において生成ファイルが管理されるため、当該PC端末を紛失したり不正に持ち出したりして第3者の手に渡った場合、保存ファイルが読み出されて重要情報や機密情報が漏洩する恐れがある。
しかも、各PC端末が独立してアプリケーションを起動実行していたのでは、当該アプリケーションの更新,変更,追加の作業を個々のPC端末毎に行う必要があり、管理が面倒でコストも掛かってしまう。
このため最近のサーバ−クライアントシステムでは、各PC端末(クライアントPC)にて入出力される全てのアプリケーションをサーバ上で起動実行させ、これに伴う全ての生成ファイルもサーバ側で管理するようにしたSBC(Server Based Computing)システム[シン・クライアント・システム]が導入されるようになっている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
このSBCシステムによれば、PC端末側での入力操作に応じてサーバ側でアプリケーション処理が起動実行されてファイル管理され、これに伴う表示画面データのみビットマップ形式でPC端末側へ転送されて表示されるだけなので、当該PC端末側にはサーバ側でのアプリケーション処理によるデータが一切残らず、単に入出力端末として機能するだけになり、例えPC端末を紛失したり不正に持ち出したりして第3者の手に渡った場合でも、何のファイルも読み出されることがなく、セキュリティ面で極めて有効なサーバ−クライアントシステムとすることができる。
しかも、アプリケーションの更新,変更,追加の作業は、サーバに対してのみ行えば良く、その管理も非常に簡単になり有益である。
特開2004−171063号公報 特開2003−158534号公報
一方、このようなSBCシステムでは、サーバにおける負荷が必然的に高くなるため、サーバ1台が受け持つPC端末の台数が限られ、例えば社内LAN上の部課単位での各セクション毎にサーバを設置することになる。
このような場合に、PC端末側では、自己の端末が所属するセクションのサーバに接続して該サーバ上で機能するアプリケーションを使用するだけでなく、他のサーバに接続して該他のサーバ上で機能するアプリケーションをも使用したいという要求が出るのは必然である。
しかしながら、従来のSBCシステムにあって、自己のPC端末を所望のサーバに接続して使用するには、当該所望のサーバの接続情報であるIPアドレスを指定入力して接続する必要がある。このため、ユーザはネットワーク上にある全てのサーバのIPアドレスを知らなければならない。
そして、各サーバ上にあるアプリケーションを選択して使用する度に当該各サーバのIPアドレスを指定入力し、該サーバとの接続をやり直さなければならない問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、ネットワーク上にある他のサーバの接続情報を予め知る必要なく、任意のサーバに容易に接続を切り換えて各サーバ上のアプリケーションを自在に利用することが可能になるコンピュータシステムを提供することを目的とする。
請求項1に記載のコンピュータシステムは、複数のいずれかのサーバ装置と端末装置がネットワークを介して接続されコンピュータシステムにおいて、
前記端末装置と接続されているサーバ装置は、前記複数のサーバ装置それぞれとの接続情報および該複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像情報および当該端末装置と接続されているサーバ装置によって機能するアプリケーションの指示情報およびその初期画面の画像情報を記述した特定ファイルを記憶する特定ファイル記憶手段と、前記端末装置からの接続に伴い前記特定ファイル記憶手段により記憶される特定ファイルを接続元の端末装置へ送信する特定ファイル送信手段と、前記端末装置から前記端末装置と接続されているサーバ装置上で機能するアプリケーションの指示情報に従った当該アプリケーションの実行コマンドが受信された際に、そのアプリケーションを起動実行するアプリケーション起動実行手段とを備え、
前記端末装置は、前記接続されているサーバ装置から送信された特定ファイルを受信記憶する特定ファイル受信記憶手段と、この特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像を一覧表示させるデスクトップ一覧表示制御手段と、このデスクトップ一覧表示制御手段により一覧表示された複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたデスクトップの画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているサーバ装置の接続情報に従いそのサーバ装置への接続コマンドを送信する接続コマンド送信手段と、前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記端末装置を接続しているサーバ装置によって機能するアプリケーションの初期画面画像を一覧表示させるアプリケーション一覧表示制御手段と、このアプリケーション一覧表示制御手段により一覧表示されたアプリケーションの初期画面画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたアプリケーションの初期画面画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているアプリケーションの指示情報に従いそのアプリケーションの実行コマンドを前記サーバ装置へ送信する実行コマンド送信手段とを備えた、ことを特徴としている。
請求項2に記載のコンピュータシステムは、前記請求項1に記載のコンピュータシステムにおいて、前記サーバ装置の特定ファイル記憶手段は、前記複数のサーバ装置それぞれとの接続情報および該複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像情報および前記複数のサーバ装置それぞれによって機能するアプリケーションの指示情報およびその初期画面の画像情報を記述した特定ファイルを記憶し、前記端末装置のアプリケーション一覧表示制御手段は、前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記複数のサーバ装置それぞれによって機能するアプリケーションの初期画面画像を一覧表示させ、前記実行コマンド送信手段は、前記アプリケーション一覧表示制御手段により一覧表示された前記複数のサーバ装置それぞれによって機能するアプリケーションの初期画面画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたアプリケーションの初期画面画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているアプリケーションの指示情報およびサーバ装置の接続情報に従いそのサーバ装置への接続を伴うアプリケーションの実行コマンドを送信する、ことを特徴としている。
請求項3に記載のコンピュータシステムは、前記請求項2に記載のコンピュータシステムにおいて、前記サーバ装置は、さらに、前記特定ファイル記憶手段により記憶された特定ファイルの記述内容を、前記ネットワーク上の他のサーバ装置の特定ファイル記憶手段により記憶された特定ファイルとの間で同期化する特定ファイル同期化手段を備えたことを特徴としている。
請求項4に記載のコンピュータシステムは、前記請求項3に記載のコンピュータシステムにおいて、前記サーバ装置は、さらに、前記ネットワーク上の複数のサーバ装置それぞれの負荷状況を管理し最小負荷のサーバ装置を記録するサーバ負荷管理手段と、前記端末装置から本サーバ装置上で機能するアプリケーションの指示情報に従った当該アプリケーションの実行コマンドが受信された際に、前記サーバ負荷管理手段により管理される最小負荷のサーバ装置が本サーバ装置自身であるか他のサーバ装置であるかを判断する最小負荷サーバ判断手段と、この最小負荷サーバ判断手段により最小負荷のサーバ装置が他のサーバ装置であると判断された場合には、前記特定ファイル記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されている当該他のサーバ装置の接続情報と共に前記端末装置に対しサーバ装置の変更を通知するサーバ変更通知手段とを備え、前記アプリケーション起動実行手段は、前記最小負荷サーバ判断手段により最小負荷のサーバ装置が本サーバ装置自身であると判断された場合に、前記端末装置から受信されたアプリケーションの実行コマンドに応じて当該アプリケーションを起動実行し、
前記端末装置は、さらに、前記サーバ装置のサーバ変更通知手段によりサーバ装置の変更が通知された際に、当該変更通知されたサーバ装置の接続情報および前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されている前記変更通知されたサーバ装置における指定のアプリケーションの指示情報に従いそのサーバ装置への接続を伴うアプリケーションの実行コマンドを再生成して送信する実行コマンド再送信手段を備えた、ことを特徴としている。
請求項5に記載のコンピュータシステムは、前記請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載のコンピュータシステムにおいて、さらに、前記ネットワーク上の複数のサーバ装置に対して共通に接続され、当該複数のサーバ装置それぞれにおけるアプリケーションの実行に伴い生成されたファイルをユーザ識別情報に対応付けて記憶する共有記憶手段を備えたことを特徴としている。
請求項に記載のコンピュータシステムの端末装置は、複数のサーバ装置と端末装置がネットワークを介して接続されコンピュータシステムの端末装置において、
前記サーバ装置への接続に応答して受信され、前記複数のサーバ装置それぞれとの接続情報および該複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像情報および当該サーバ装置によって機能するアプリケーションの指示情報およびその初期画面の画像情報を記述した特定ファイルを記憶する特定ファイル受信記憶手段と、この特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像を一覧表示させるデスクトップ一覧表示制御手段と、このデスクトップ一覧表示制御手段により一覧表示された複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたデスクトップの画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているサーバ装置の接続情報に従いそのサーバ装置への接続コマンドを送信する接続コマンド送信手段と、前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記サーバ装置によって機能するアプリケーションの初期画面画像を一覧表示させるアプリケーション一覧表示制御手段と、このアプリケーション一覧表示制御手段により一覧表示されたアプリケーションの初期画面画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたアプリケーションの初期画面画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているアプリケーションの指示情報に従いそのアプリケーションの実行コマンドを前記サーバへ送信する実行コマンド送信手段と、を備えている。
請求項7に記載のコンピュータシステムは、複数のいずれかのサーバ装置と端末装置がネットワークを介して接続されるコンピュータシステムにおいて、
前記端末装置と接続されているサーバ装置は、前記複数のサーバ装置それぞれとの接続情報および該複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像情報を記述した特定ファイルを記憶する特定ファイル記憶手段と、前記端末装置からの接続に伴い前記特定ファイル記憶手段により記憶される特定ファイルを接続元の端末装置へ送信する特定ファイル送信手段とを備え、
前記端末装置は、前記サーバ装置への接続に応答して受信された特定ファイルを記憶する特定ファイル受信記憶手段と、この特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像を一覧表示させるデスクトップ一覧表示制御手段と、このデスクトップ一覧表示制御手段により一覧表示された複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたデスクトップの画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているサーバ装置の接続情報に従いそのサーバ装置への接続コマンドを送信する接続コマンド送信手段とを備えた、ことを特徴としている。
請求項8に記載のコンピュータシステムの端末装置は、複数のサーバ装置と端末装置がネットワークを介して接続されるコンピュータシステムの端末装置において、
前記サーバ装置への接続に応答して受信され、前記複数のサーバ装置それぞれとの接続情報および該複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像情報を記述した特定ファイルを記憶する特定ファイル受信記憶手段と、この特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像を一覧表示させるデスクトップ一覧表示制御手段と、このデスクトップ一覧表示制御手段により一覧表示された複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたデスクトップの画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているサーバ装置の接続情報に従いそのサーバ装置への接続コマンドを送信する接続コマンド送信手段と、を備えている。
本発明の請求項1に記載のコンピュータシステムによれば、端末装置からネットワーク上のあるサーバ装置への接続を行うと、該サーバ装置からネットワーク上にある複数のサーバ装置それぞれとの接続情報および該複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像情報および当該接続を行ったサーバ装置によって機能するアプリケーションの指示情報およびその初期画面の画像情報を記述した特定ファイルが受信される。すると、この特定ファイルの記述に基づき複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像が一覧表示され、この一覧表示された複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像がユーザ操作に応じて指定されると、当該指定されたデスクトップの画像に対応して特定ファイルに記述されているサーバ装置の接続情報に従いそのサーバ装置への接続コマンドが送信されて接続処理されるので、端末ユーザは一覧表示された各サーバ装置に対応するデスクトップの画像を選択指定するだけで、該サーバ装置の接続情報を知らずともそのサーバ装置との接続を直接行うことができ、各サーバ装置上で機能するアプリケーションを使用できるようになる。
端末装置ではまた、初期の接続サーバ装置から受信された特定ファイルの記述に基づきそのサーバ装置によって機能するアプリケーションの初期画面画像が一覧表示され、この一覧表示されたアプリケーションの初期画面画像がユーザ操作に応じて指定されると、当該指定されたアプリケーションの初期画面画像に対応して特定ファイルに記述されているアプリケーションの指示情報に従いそのアプリケーションの実行コマンドが接続サーバ装置へ送信されるので、端末ユーザは一覧表示されたアプリケーションの初期画面画像を選択指定するだけで、該アプリケーションの格納場所などの指示情報を知らずともそのアプリケーションを直接起動実行させ使用できるようになる。
本発明の請求項2に記載のコンピュータシステムによれば、前記請求項1に記載のコンピュータシステムにおいて、特定ファイルには、複数のサーバ装置それぞれとの接続情報および該複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像情報および複数のサーバ装置それぞれによって機能するアプリケーションの指示情報およびその初期画面の画像情報が記述され、端末装置のアプリケーション一覧表示制御手段では、その特定ファイルの記述に基づいて複数のサーバ装置それぞれによって機能するアプリケーションの初期画面画像が一覧表示され、この一覧表示された複数のサーバ装置それぞれによって機能するアプリケーションの初期画面画像がユーザ操作に応じて指定されると、当該指定されたアプリケーションの初期画面画像に対応して特定ファイルに記述されているアプリケーションの指示情報およびサーバ装置の接続情報に従いそのサーバ装置への接続を伴うアプリケーションの実行コマンドが送信されるので、さらに、端末ユーザは一覧表示された各サーバ装置それぞれにて機能するアプリケーションの初期画面画像を選択指定するだけで、該各サーバ装置の接続情報やそのアプリケーションの格納場所などの指示情報を知らずとも各サーバ装置の任意のアプリケーションを直接起動実行させ使用できるようになる。
本発明の請求項3に記載のコンピュータシステムによれば、前記請求項2に記載のコンピュータシステムにおいて、サーバ装置は、さらに、特定ファイル記憶手段により記憶された特定ファイルの記述内容を、ネットワーク上の他のサーバ装置の特定ファイル記憶手段により記憶された特定ファイルとの間で同期化するので、例えば何れかのサーバ装置にて機能するアプリケーションの情報が更新された場合でも、各サーバ装置にて記憶された特定ファイルに記述されているアプリケーションに関する情報を更新させておくことができ、各サーバ装置にて機能する任意のアプリケーションを何時でも直接且つ確実に起動実行させ使用できるようになる。
本発明の請求項4に記載のコンピュータシステムによれば、前記請求項3に記載のコンピュータシステムにおいて、サーバ装置は、さらに、ネットワーク上の複数のサーバ装置それぞれの負荷状況を管理し最小負荷のサーバ装置を記録するサーバ負荷管理手段と、端末装置から本サーバ装置上で機能するアプリケーションの指示情報に従った当該アプリケーションの実行コマンドが受信された際に、サーバ負荷管理手段により管理される最小負荷のサーバ装置が本サーバ装置自身であるか他のサーバ装置であるかを判断する最小負荷サーバ判断手段と、最小負荷のサーバ装置が他のサーバ装置であると判断された場合には、特定ファイルに記述されている当該他のサーバ装置の接続情報と共に端末装置に対しサーバ装置の変更を通知するサーバ変更通知手段とを備え、アプリケーション起動実行手段では、最小負荷のサーバ装置が本サーバ装置自身であると判断された場合に、端末装置から受信されたアプリケーションの実行コマンドに応じて当該アプリケーションを起動実行させる。そして、端末装置はさらに、サーバ装置のサーバ変更通知手段によりサーバ装置の変更が通知された際に、当該変更通知されたサーバ装置の接続情報および特定ファイルに記述されている変更通知されたサーバ装置における指定のアプリケーションの指示情報に従いそのサーバ装置への接続を伴うアプリケーションの実行コマンドを再生成して送信するので、端末ユーザは一覧表示された各サーバ装置それぞれにて機能するアプリケーションの初期画面画像を選択指定するだけで、該各サーバ装置の接続情報やそのアプリケーションの格納場所などの指示情報を知らずとも、任意のアプリケーションを最小負荷であるサーバ装置上で効率的に起動実行させ使用できるようになる。
本発明の請求項5に記載のコンピュータシステムによれば、前記請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載のコンピュータシステムにおいて、さらに、ネットワーク上の複数のサーバ装置に対して共通に接続され、当該複数のサーバ装置それぞれにおけるアプリケーションの実行に伴い生成されたファイルをユーザ識別情報に対応付けて記憶する共有記憶手段を備えるので、例えば複数のサーバ装置間で同種のアプリケーションを実行させて生成されたファイルを、個別でなく1つのファイルとしてユーザ毎に記憶管理できるようになる。
よって、本発明によれば、ネットワーク上にある他のサーバ装置の接続情報を予め知る必要なく、任意のサーバ装置に容易に接続を切り換えて各サーバ装置上のアプリケーションを自在に利用することが可能になるコンピュータシステムを提供できる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明のコンピュータシステムの第1実施形態に係るSBC(Server Based Computing)システムの構成を示すブロック図である。
このSBCシステムは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)からなるネットワーク10上に接続された複数のサーバ装置(A)11a,(B)11b,…、および当該各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…のそれぞれに対応させた複数のクライアント端末(1)12a,(2)12b,…を備える。
なお、この第1実施形態のSBCシステムでは、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…それぞれが主要に受け持つネットワーク10上のクライアント端末12の台数は3台とし、クライアント端末(1)12a〜(3)12cそれぞれの主(初期)接続先はサーバ装置(A)11aとなり、図示しないクライアント端末(4)12d〜(6)12fそれぞれの主(初期)接続先はサーバ装置(B)11bとなり、図示しないクライアント端末(7)12g〜(9)12iそれぞれの主(初期)接続先はサーバ装置(C)11cとなる。
各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…はそれぞれ、文書作成処理プログラム,表計算処理プログラム,メール処理プログラム,インターネット接続処理プログラム、Web表示プログラムなど、複数のアプリケーションプログラムを有し、当該各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…に接続されたクライアント端末(1)12a,(2)12b,…からの操作入力信号に応じて起動しその処理を実行する。
このサーバ装置(A)11a,(B)11b,…において、クライアント端末(1)12a,(2)12b,…からの操作入力信号に応じたアプリケーションプログラムの実行に伴う表示出力画面は、ビットマップデータとしてアクセス元のクライアント端末(1)12a,(2)12b,…へ送信され、その端末表示部に表示される。
つまり、このSBCシステムにおける各クライアント端末(1)12a,(2)12b,…は、何れもキーボード及びマウスなどのユーザ操作に応じた入力機能とLCD表示部及びプリンタなどの出力機能のみを有し、データファイルの管理機能を一切持っていない。
そして、クライアント端末(1)12a,(2)12b,…からの操作入力信号に応じてサーバ装置(A)11a,(B)11b,…にて起動実行される各種の処理に伴い生成されたデータファイルは、該各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…内あるいは各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…にて接続管理される磁気ディスクなどの記憶装置にユーザアカウント毎あるいは共有ファイルとして記憶され保存される。
さらに、このSBCシステムにおけるサーバ装置(A)11a,(B)11b,…はそれぞれ、コンフィグ設定ファイル(A)13a,(B)13b,…を予め記憶して備える。
図2は、前記第1実施形態のSBCシステムのサーバ装置(A)11aが備えるコンフィグ設定ファイル(A)13aの内容を示す図である。
サーバ装置(A)11aが備えるコンフィグ設定ファイル(A)13aには、図2に示すように、1)ネットワーク10上にある各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…,(F)11fそれぞれの接続情報としての各HostのIPアドレス[host01=192.168.0.20][host02=192.168.0.21]…[host06=192.168.0.25]、2)本サーバ装置(A)11a[host01]に備えられたアプリケーション名[application:…]、3)本サーバ装置(A)11a[host01]の通信プロトコル[protocol:RDP(Remote Desktop Protocol),VNC(Virtual Network Computing)]、4)本サーバ装置(A)11a[host01]に備えられた各アプリケーションのパスとファイル名[shell:…]、5)ネットワーク10上にある各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…,(F)11fそれぞれのデスクトップ画像ファイル
[uri:[host01=http://192.168.0.20/desktop/screen_s00.jpg][host02=http://192.168.0.20/desktop/screen_s01.jpg]…[host06=http://192.168.0.20/desktop/screen_s05.jpg]、6)本サーバ装置(A)11a[host01]に備えられた各アプリケーションの初期(デスクトップ)画像ファイルが予め記憶される。
このサーバ装置(A)11aが備えるコンフィグ設定ファイル(A)13aは、当該サーバ装置(A)11aを主接続先とするクライアント端末(1)12a〜(3)12cからのアクセスが成された場合に、当該アクセス元のクライアント端末(1)12a〜(3)12cに対し送信され、該クライアント端末(1)12a〜(3)12c内の記憶装置にコンフィグ受信データ14として記憶保持される。
なお、前記サーバ装置(A)11aのコンフィグ設定ファイル(A)13aと同様にして、サーバ装置(B)11bにも、1)ネットワーク10上にある各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…,(F)11fそれぞれの接続情報としての各HostのIPアドレス[host:…]、2)本サーバ装置(B)11b[host02]に備えられたアプリケーション名[application:…]、3)本サーバ装置(B)11b[host02]の通信プロトコル[protocol:…]、4)本サーバ装置(B)11b[host02]に備えられた各アプリケーションのパスとファイル名[shell:…]、5)ネットワーク10上にある各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…,(F)11fそれぞれのデスクトップ画像ファイル[uri:…]、6)本サーバ装置(B)11b[host02]に備えられた各アプリケーションのデスクトップ画像ファイルが予め記憶されたコンフィグ設定ファイル(B)13bが備えられる。
また、他のサーバ装置(C)11c…も同様にしたコンフィグ設定ファイル(C)13c…が予め備えられる。
つまり、例えばクライアント端末(1)12aがサーバ装置(A)11aとの接続に伴いコンフィグ設定ファイル(A)13aを受信しコンフィグ受信データ14として記憶保持することで、当該クライアント端末(1)12aは、このコンフィグ受信データ14に記述された各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…,(F)11fそれぞれのデスクトップ画像ファイル
[uri:[host01=http://192.168.0.20/desktop/screen_s00.jpg][host02=http://192.168.0.20/desktop/screen_s01.jpg]…[host06=http://192.168.0.20/desktop/screen_s05.jpg]
を、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…,(F)11fへの接続を選択するためのデスクトップ選択画面(D1〜D6:図6(A)参照)として一覧表示させることができ、また、このデスクトップ選択画面(D1〜D6:図6(A)参照)での選択操作に従ったHostのIPアドレス[host:…]を指定して選択されたデスクトップ画面Dnに対応するサーバ装置(A)11a,(B)11b,…,(F)11fへの接続を行うことができ、また、サーバ装置(A)11a[host01]に備えられた各アプリケーションのデスクトップ画像を、使用するアプリケーションを選択するためのアプリケーション選択画面(A1〜A6:図7(A)参照)として一覧表示させることができ、また、このアプリケーション選択画面(A1〜A6:図7(A)参照)での選択操作に従ったアプリケーションのパスとファイル名[shell:…]を指定して選択されたアプリケーションを起動実行させることができる。
次に、前記構成の第1実施形態のSBC(Server Based Computing)システムによるクライアント−サーバ間の接続制御処理について説明する。
図3は、前記第1実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ接続に伴う端末処理を示すフローチャートである。
図4は、前記第1実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ接続に伴うサーバ処理を示すフローチャートである。
図5は、前記SBCシステムによるクライアント−サーバ接続制御処理に伴う端末初期画面Gを示す図であり、同図(A)はアプリケーションタブAを選択した状態での端末初期画面Gaを示す図、同図(B)はデスクトップタブDを選択した状態での端末初期画面Gbを示す図である。
図6は、前記SBCシステムによるクライアント−サーバ接続制御処理に伴うデスクトップ選択画面(D1〜D6)およびその選択接続後のデスクトップ画面Dnを示す図である。
図7は、前記SBCシステムによるクライアント−サーバ接続制御処理に伴うアプリケーション選択画面(A1〜A6)およびその選択接続後のアプリケーション画面Anを示す図である。
例えばこのSBCシステムのネットワーク10に登録されたユーザがクライアント端末(1)12aを使用して作業する場合に、当該クライアント端末(1)12aの電源が投入されると、図5(A)または図5(B)に示すように、端末初期画面Ga(Gb)が表示され、当該端末初期画面Ga(Gb)上に重ねて表示された認証入力ウインドウWに対するユーザアカウント[LOGIN:]、パスワード[PASSWD:]、ホストIPアドレス[HOST:]、通信プロトコル[PROTOCOL:]のユーザ入力が促される(ステップS1)。
この際、デスクトップタブDが選択指定された場合には、図5(B)に示すように、例えば6台のサーバ装置(A)11a,(B)11b,…,(F)11fの選択イメージPC1〜PC6を示す端末初期画面Gbが表示され、アプリケーションタブAが選択指定された場合には、図5(A)に示すように、例えば6つのアプリケーションの選択イメージAS1〜AS6を示す端末初期画面Gaが表示される(ステップS2→S1)。
そして、このような端末初期画面Ga(Gb)上の認証入力ウインドウWに従って、ユーザアカウント[LOGIN:]、パスワード[PASSWD:]、ホストIPアドレス[HOST:]、通信プロトコル[PROTOCOL:]がユーザ入力され、「OK」ボタンが操作入力されると、このうち入力されたユーザアカウント[LOGIN:]およびパスワード[PASSWD:]が記憶保持された後、これらの認証データと共に認証要求を有する接続コマンドが指定のホストIPアドレスのサーバ装置(A)11aへ送信される(ステップS3)。
サーバ装置(A)11aにおいて、前記クライアント端末(1)12aから送信された認証要求を伴う接続コマンドが受信されると(ステップT1)、予め登録されたユーザアカウント[LOGIN:]およびパスワード[PASSWD:]に基づいて認証OKか認証NGかが判定され(ステップT2)、認証OKと判定された場合には、前記図2において示したコンフィグ設定ファイル(A)13aが読み出されてアクセス元のクライアント端末(1)12aへ送信される(ステップT3→T4)。
クライアント端末(1)12aにおいて、前記サーバ装置(A)11aから送信されたコンフィグ設定ファイル(A)13aが受信されコンフィグ受信データ14として保存されると(ステップS5)、現在表示画面上でデスクトップタブDが選択されているか、またはアプリケーションタブAが選択されているかが判断される(ステップS6)。
ここで、前記図5(B)で示したようにデスクトップタブDが選択されていると判断された場合には、コンフィグ受信データ14(図2参照)として保存されている例えば6台のサーバ装置(A)11a,(B)11b,…,(F)11fそれぞれのデスクトップ画像ファイル
[uri:[host01=http://192.168.0.20/desktop/screen_s00.jpg][host02=http://192.168.0.20/desktop/screen_s01.jpg]…[host06=http://192.168.0.20/desktop/screen_s05.jpg]が読み出され、図6(A)に示すように、デスクトップ選択画面(D1〜D6)として一覧表示される(ステップS6→S7)。
このデスクトップ選択画面(D1〜D6)において、ユーザ操作により例えばデスクトップ画面D2が選択指示されると(ステップS8)、当該デスクトップ画面D2の画像ファイル[host02=http://192.168.0.20/desktop/screen_s01.jpg]に応じて前記コンフィグ受信データ14(図2参照)から読み出されるサーバ装置(B)11bのホストIPアドレス[host02=192.168.0.21]に従い当該サーバ装置(B)11bへ接続処理実行コマンドが送信される(ステップS9)。
これによりサーバ装置(B)11bにおいて、前記クライアント端末(1)12aから送信された接続処理実行コマンドが受信されると(ステップT6)、これに応じて当該サーバ装置(B)11bにおけるデスクトップ画面のデータがクライアント端末(1)12aへ送信される(ステップT7)。
そして、クライアント端末(1)12aでは、図6(B)に示すように、前記ユーザ選択されたデスクトップ画面に対応するサーバ装置(B)11bから受信されたデスクトップ画面D2が表示される(ステップS12→S13)。
なお、このSBCシステムでは、例えばクライアント端末(1)12aからサーバ装置(A)11aに対する初期接続時には、その接続実行コマンド共にユーザアカウント[LOGIN:]およびユーザパスワード[PASSWD:]を伴う認証要求を送信して(ステップS1〜S4)、サーバ装置(A)11a側での接続認証処理(ステップT1〜T5)を行い、その後のデスクトップ選択画面(D1〜D6)でのデスクトップ選択に応じて他のサーバ装置(n)11nへの接続実行コマンドを送信した際には(ステップS6〜S9)、例えば同一ネットワーク10内であるため認証要求を送信せず、接続実行コマンドを受信した他のサーバ装置(n)11n側では認証処理を省略して直ちにコマンド対応の処理を行うものとしたが、同一ネットワーク10上であっても、他のサーバ装置(n)11nへの接続を切り換える毎に前記ステップS3にて記憶保持されているユーザアカウント[LOGIN:]およびユーザパスワード[PASSWD:]を伴う認証要求を付加した接続実行コマンドを送信し、接続先サーバ装置(n)11nでの認証処理を行うようにしてもよい。
前記クライアント端末(1)12aで表示されたサーバ装置(B)11bからのデスクトップ画面D2(図6(B)参照)において、当該画面上にある任意のアプリケーションA1,A2,…が選択入力されると(ステップS14)、このアプリケーションAnの選択入力信号がサーバ装置(B)11bへ送信されるのに応答(ステップT6→T7)して、同サーバ装置(B)11bから受信された選択アプリケーションの初期画面が受信表示される(ステップS15)。
そして、このクライアント端末(1)12aにて受信表示されたアプリケーション画面に従って当該アプリケーションの機能に応じた入力操作が行われると、この入力操作信号がサーバ装置(B)11bへ送信されるのに応答(ステップT6→T7)して、同サーバ装置(B)11bから受信されたユーザ操作対応の表示画面が表示され(ステップS16)、ユーザ任意のアプリケーション処理を実行させることができる。
この際、サーバ装置(B)11bでは、アクセス中のクライアント端末(1)12aからのユーザ操作入力毎の実行コマンドに応じた処理がその都度実行され、各処理に応じた表示画面データが前記クライアント端末(1)12aへ送信される(ステップT6→T7)。
この後、前記クライアント端末(1)12aにおいて、前記サーバ装置(B)11bにアクセスして実行させていたアプリケーション処理の終了操作がなされると(ステップS17)、この終了操作信号に応答(ステップT6→T7)してサーバ装置(B)11bではクライアント端末(1)12aとの切断処理が実行される。そして、クライアント端末(1)12aでは、前記サーバ装置(B)11bとの接続が切断される(ステップS18)。
このように、初期の接続先をサーバ装置(A)11aとするクライアント端末(1)12aであっても、コンフィグ設定ファイル(A)13aの受信データ14(図2参照)により取得されるネットワーク10上の各サーバ装置(A)11a〜(F)11fに対応させたデスクトップ選択画面(D1〜D6)に従って、容易に所望のサーバ装置(A)11a〜(F)11fと選択的に接続し、この選択されたサーバ装置上で機能するアプリケーションを起動させ対応する処理を実行させることができる。
一方、前記ステップS6において、図5(A)で示したようにアプリケーションタブAが選択されていると判断された場合には、コンフィグ受信データ14(図2参照)として保存されているサーバ装置(A)11a[host01]上で機能する各アプリケーションの初期(デスクトップ)画像ファイルが読み出され、例えば図7(A)に示すように、アプリケーション選択画面(A1〜A6)として一覧表示される(ステップS6→S10)。
このアプリケーション選択画面(A1〜A6)において、ユーザ操作により例えばアプリケーション画面A2が選択指示されると(ステップS11)、当該アプリケーション画面A2の画像ファイルに応じて前記コンフィグ受信データ14(図2参照)から読み出される同アプリケーションのパスとファイル名[shell:]に従いサーバ装置(A)11aへ同アプリケーションの起動実行コマンドが送信される(ステップS9)。
すると、このアプリケーションA2の起動実行コマンドがサーバ装置(A)11aへ送信されるのに応答(ステップT6→T7)して、図7(B)に示すように、同サーバ装置(A)11aから受信された選択アプリケーションA2の初期画面が受信表示される(ステップS15)。
そして、このクライアント端末(1)12aにて受信表示されたアプリケーション画面A2に従って当該アプリケーションの機能に応じた入力操作が行われると、この入力操作信号がサーバ装置(A)11aへ送信されるのに応答(ステップT6→T7)して、同サーバ装置(A)11aから受信されたユーザ操作対応の表示画面が表示され(ステップS16)、ユーザ任意のアプリケーション処理を実行させることができる。
この際、サーバ装置(A)11aでは、アクセス中のクライアント端末(1)12aからのユーザ操作入力毎の実行コマンドに応じた処理がその都度実行され、各処理に応じた表示画面データが前記クライアント端末(1)12aへ送信される(ステップT6→T7)。
この後、前記クライアント端末(1)12aにおいて、前記サーバ装置(A)11aにアクセスして実行させていたアプリケーション処理(A2)の終了操作がなされると(ステップS17)、この終了操作信号に応答(ステップT6→T7)してサーバ装置(A)11aではクライアント端末(1)12aとの切断処理が実行される。そして、クライアント端末(1)12aでは、前記サーバ装置(A)11aとの接続が切断される(ステップS18)。
このように、初期の接続先であるサーバ装置(A)11aとの接続に伴い、コンフィグ設定ファイル(A)13aの受信データ14(図2参照)により取得表示された各アプリケーション初期画面の一覧からなるアプリケーション選択画面(A1〜A6)に従って、所望のアプリケーションAnを選択指定操作するだけで、この選択されたアプリケーションAnを容易に起動させ対応する処理を実行させることができる。
したがって、前記構成の第1実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ間の接続制御処理によれば、例えば社内LANなどのネットワーク10上に所定台数のクライアント端末(1)12a,(2)12b,…毎に1台ずつ配置してなる複数台のサーバ装置(A)11a,(B)11b,…において、各サーバ装置(Host)(A)11a,(B)11b,…の各IPアドレスとデスクトップ画像ファイル、サーバ装置との通信プロトコル、サーバ装置自身が有するアプリケーション名とそのパスおよびファイル名およびデスクトップ画像ファイルを予め記憶したコンフィグ設定ファイル(A)13a,(B)13b,…を備えさせ、クライアント端末(1)12a,(2)12b,…からアクセスがあった場合には、このコンフィグ設定ファイル(A)13a,(B)13b,…をアクセス元のクライアント端末(1)12a,(2)12b,…へ送信して記憶保持させる。そして、クライアント端末(1)12a,(2)12b,…では、接続先のサーバ装置(A)11a,(B)11b,…から受信されたコンフィグ受信データ14の記述内容に基づき、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…に対応するデスクトップ画像の一覧選択画面(D1〜D6)を表示させ、ユーザ選択されたデスクトップ画像Dnに対応するHostのIPアドレスを指定してそのサーバ装置(n)11nと接続し、また、各アプリケーションのデスクトップ画像の一覧選択画面(A1〜A6)を表示させ、ユーザ選択されたアプリケーションのデスクトップ画像Anに対応するパスおよびファイル名を指定してそのアプリケーションAnを起動させるようにしたので、初期の接続先のサーバ装置(A)11a,(B)11b,…が有するアプリケーションをパスやファイル名を一々入力せずにその一覧選択画面(A1〜A6)から直接指定して起動させることができるばかりでなく、ネットワーク10上にある他のサーバ装置(A)11a,(B)11b,…をそのIPアドレスを一々入力し直したりせずにデスクトップ画像の一覧選択画面(D1〜D6)から直接指定して接続利用することができる。
なお、前記第1実施形態では、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…がそれぞれ備えるコンフィグ設定ファイル(A)13a,(B)13b,…に記述するアプリケーションの情報としては、当該コンフィグ設定ファイル(A)13a,(B)13b,…のあるサーバ装置(A)11a,(B)11b,…自身が有するアプリケーションだけのアプリケーション名とそのパスおよびファイル名およびデスクトップ画像ファイルを記述する構成したが、次の第2実施形態において説明するように、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…がそれぞれ有する全てのアプリケーションについて当該各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…毎にそのアプリケーション名とパスおよびファイル名およびデスクトップ画像ファイルを記述する構成としてもよい。この場合、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…のそれぞれにおける独立したアプリケーションの更新作業が全てのサーバ装置(A)11a,(B)11b,…のコンフィグ設定ファイル(A)13a′,(B)13b′,…にも反映されるようにその同期化機能を設けて構成する。
(第2実施形態)
図8は、本発明のコンピュータシステムの第2実施形態に係るSBCシステムの構成を示すブロック図である。
この図8における第2実施形態のSBCシステムにおいて、前記図1における第1実施形態のSBCシステムと同一の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
この第2実施形態のSBCシステムでは、ネットワーク10上の各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…にそれぞれ同一記述内容のコンフィグ設定ファイル(A)13a′,(B)13b′,…を備えさせ、当該各コンフィグ設定ファイル(A)13a′,(B)13b′,…の記述内容をそのサーバ装置(A)11a,(B)11b,…毎の同期サーバ管理ファイル17a,17b,…に指定されたサーバ装置によって常に同期化処理する構成とする。
図9は、前記第2実施形態のSBCシステムのサーバ装置(A)11aが備えるコンフィグ設定ファイル(A)13a′の内容を示す図である。
この第2実施形態のコンフィグ設定ファイル(A)13a′には、前記図2における第1実施形態のコンフィグ設定ファイル(A)13aに対し、当該ファイル(A)13a自身のサーバ装置(A)11aが有するアプリケーションの情報(アプリケーション名、パスおよびファイル名、デスクトップ画像ファイル)だけでなく、さらに同一ネットワーク10上の他のサーバ装置(B)11b,(C)11c,…が有するアプリケーションの情報(アプリケーション名、パスおよびファイル名、デスクトップ画像ファイル)も[host02:application:…][host03:application:…]…として記述される。
サーバ装置(B)11b,(C)11c,…が備えるコンフィグ設定ファイル(B)13b′,(C)13c′,…も同様の記述内容であり、当該各設定ファイル(B)13b′,(C)13c′,…自身のサーバ装置(B)11b,(C)11c,…が有するアプリケーションの情報が先頭に記述される点だけ異なる。
そして、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…それぞれのコンフィグ設定ファイル(A)13a′,(B)13b′,…の記述内容は、各サーバ装置毎の同期サーバ管理ファイル17a,17b,…に指定されたサーバ装置によって所定の時間間隔で同期化されるので、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…における個々のアプリケーションの追加・削除・変更などの更新の内容を、全てのサーバ装置(A)11a,(B)11b,…のコンフィグ設定ファイル(A)13a′,(B)13b′,…にも反映させることができる。
図10は、前記第2実施形態のSBCシステムのサーバ装置(A)11aが備える同期サーバ管理ファイル17aの内容を示す図である。
このサーバ装置(A)11aが備える同期サーバ管理ファイル17aには、同一ネットワーク10上にある各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…それぞれのIPアドレス(Host IPアドレス)に対応付けられて、自身のサーバ装置(A)11aを“1”、他のサーバ装置(B)11b,(C)11c,…を“0”とするHost種類フラグが設定記憶される。
サーバ装置(A)11a,(B)11b,…は、それぞれその同期サーバ管理ファイル17a,17b,…に従って、自分以外の他のサーバ装置が備えるコンフィグ設定ファイルを受信し、自分のサーバ装置が備えるコンフィグ設定ファイルを更新させ同期化させる。
つまり、これら各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…が備えたコンフィグ設定ファイル(A)13a′,(B)13b′,…を、クライアント端末(1)12a,(2)12b,…からの初期接続時にその端末(n)12nへ送信しコンフィグ受信データ14′として記憶保存させることで、このクライアント端末(n)12nでは、前記第1実施形態のSBCシステムと同様に、同一ネットワーク10上にある複数のサーバ装置(A)11a〜(F)11fそれぞれのデスクトップ画像の一覧選択画面(D1〜D6)(図6参照)を表示させて当該各サーバ装置(A)11a〜(F)11fを直接指定して接続利用できるようになるだけでなく、複数のサーバ装置(A)11a〜(F)11fがそれぞれ有するアプリケーションの一覧選択画面(A1〜An)(図7参照)を表示させて当該各サーバ装置(A)11a〜(F)11fのアプリケーションを直接指定して接続起動させることができるようになる。
この場合、各サーバ装置(A)11a〜(F)11fにそれぞれ対応させたアプリケーションの一覧選択画面(A1〜An)は、例えば各サーバ装置(A)11a〜(F)11f毎のアプリケーションタブAa〜Afを設けて切り換え可能に表示させればよい。
そして、この第2実施形態のSBCシステムのネットワーク10上には、ストレージサーバ15を接続して共有ディスク16を設け、各クライアント端末(1)12a,(2)12b,…から各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…のアプリケーションを起動実行させて作成された各種のデータファイルを、そのユーザアカウントu1,u2,…毎に共有ディスク16にて一括記憶管理する。
このように、ユーザアカウント毎u1,u2,…にネットワーク10上のデータファイルを一括管理することで、異なるサーバ装置(A)11a,(B)11b,…間でも同一種類のアプリケーションを起動させて生成される同一ユーザのデータファイルを共通のデータファイルとして記憶管理することができる。
次に、前記構成の第2実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ間の接続制御処理について説明する。
図11は、前記第2実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ接続に伴うサーバ処理を示すフローチャートである。
この第2実施形態のサーバ処理におけるステップT1〜T7での処理は、前記図4における第1実施形態のサーバ処理におけるステップT1〜T7での処理と同一であり、ステップT0→TXにおいて所定の時間間隔毎に実行されるコンフィグ設定ファイル(A)13a′,(B)13b′,…の同期化処理のみ異なる。
図12は、前記第2実施形態のSBCシステムのサーバ処理に伴うコンフィグ設定ファイル同期化処理を示すフローチャートである。
このコンフィグ設定ファイル同期化処理は、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…において個々に実行されるもので、例えばサーバ装置(A)11aにおいて当該コンフィグ設定ファイル同期化処理が起動されると、同期サーバ管理ファイル17a(図10参照)に記述されている各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…の[Host]IPアドレス、および自分のサーバ装置(A)11aの[Host]IPアドレスか他のサーバ装置(B)11b,(C)11c,…の[Host]IPアドレスかを示すHost種類フラグが順次読み出される(ステップX1,X2)。
そして、Host種類フラグ“0”に設定されている自分以外の他のサーバ装置(B)11b,(C)11c,…それぞれの[Host]IPアドレスに従って、当該他のサーバ装置(B)11b,(C)11c,…それぞれに備えられたコンフィグ設定ファイル13b′,13c′,…が順次受信取得され(ステップX3)、これに合わせて自分のサーバ装置(A)11aにあるコンフィグ設定ファイル13a′の内容が更新される(ステップX4)。
このようなコンフィグ設定ファイル同期化処理が各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…において個々に実行されることで、例えば何れかのサーバ装置(n)11nにおいてそのアプリケーションの追加,削除,変更などの更新があったとしても、全てのサーバ装置(A)11a,(B)11b,…においてそのコンフィグ設定ファイル13a′,13b′、…に記述された各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…毎のアプリケーションの情報(アプリケーション名、パスおよびファイル名、デスクトップ画像ファイル)を同期統一化させておくことができる。
なお、この第2実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ接続に伴う端末処理のフローチャートは、前記図3で示した第1実施形態のフローチャートと同様になるが、ステップS6において例えば各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…と対応させたアプリケーションタブAa〜Afが選択された場合のアプリケーション選択画面(A1〜An)の生成表示処理(ステップS10)、これに基づき選択(ステップS11)されたアプリケーション実行コマンドの生成送信処理(ステップS9)、については次に説明するように異なる処理となる。
すなわち、例えばクライアント端末(1)12aがサーバ装置(A)11aと初期接続されて、そのコンフィグ設定ファイル13a′(図9参照)が当該クライアント端末(1)12aに受信保存された後(ステップS1〜S5)、サーバ装置(B)11bに対応するアプリケーションタブAb(図7参照)が選択された場合には(ステップS6)、コンフィグ受信データ14′におけるサーバ装置(B)11bと対応するアプリケーションの情報[host02:application:…]から当該各アプリケーションの初期(デスクトップ)画像ファイルが読み出され、例えば図7(A)に示すように、アプリケーション選択画面(Ab1〜Ab6)として一覧表示される(ステップS6→S10)。
このサーバ装置(B)11bに対応したアプリケーション選択画面(Ab1〜Ab6)において、ユーザ操作により例えばアプリケーション画面Ab2が選択指示されると(ステップS11)、当該アプリケーション画面Ab2の画像ファイルに応じて前記コンフィグ受信データ14′(図9参照)から読み出される同サーバ装置(B)[host02]11bのIPアドレスおよびアプリケーションのパスとファイル名[shell:]に従い、サーバ装置(B)11bへの接続および同アプリケーションの起動実行コマンドが生成送信される(ステップS9)。
この際、サーバ装置(B)11bへの接続および同アプリケーションの起動実行コマンドには、前記ステップS3において入力保存されているユーザアカウント[LOGIN:]およびパスワード[PASSWD:]が付加されて送信される。
すると、このサーバ装置(B)11bへの接続およびアプリケーションAb2の起動実行コマンドが当該サーバ装置(B)11bへ送信されるのに応答(ステップT6→T7)して、図7(B)に示すように、同サーバ装置(B)11bから受信された選択アプリケーションAb2の初期画面が受信表示される(ステップS15)。
なお、このSBCシステムでは、例えばクライアント端末(1)12aからサーバ装置(A)11aに対する初期接続時には、その接続実行コマンド共にユーザアカウント[LOGIN:]およびユーザパスワード[PASSWD:]を伴う認証要求を送信して(ステップS1〜S4)、サーバ装置(A)11a側での接続認証処理(ステップT1〜T5)を行い、その後のアプリケーション選択画面(Ab1〜Ab6)での各サーバ装置が有するアプリケーション選択に応じて他のサーバ装置(n)11nへの接続およびアプリケーション実行コマンドを送信した際には(ステップS10,S11,S9)、例えば同一ネットワーク10内であるため認証要求を送信せず、当該選択アプリケーションの実行コマンドを受信した他のサーバ装置(n)11n側では認証処理を省略して直ちにコマンド対応の処理を行うものとしたが、同一ネットワーク10上であっても、他のサーバ装置(n)11nへの接続を切り換える毎に前記ステップS3にて記憶保持されているユーザアカウント[LOGIN:]およびユーザパスワード[PASSWD:]を伴う認証要求を付加した実行コマンドを送信し、接続先サーバ装置(n)11nでの認証処理を行うようにしてもよい。
そして、前記クライアント端末(1)12aにて受信表示されたサーバ装置(B)11bからのアプリケーション画面Ab2(図7(B)参照)に従って当該アプリケーションの機能に応じた入力操作が行われると、この入力操作信号がサーバ装置(B)11bへ送信されるのに応答(ステップT6→T7)して、同サーバ装置(B)11bから受信されたユーザ操作対応の表示画面が表示され(ステップS16)、ユーザ任意のアプリケーション処理を実行させることができる。
なお、各サーバ装置(A)11a〜(F)11fにそれぞれ対応したデスクトップ画像の一覧選択画面(D1〜D6)(図6参照)の表示に応じた当該サーバ装置(A)11a〜(F)11fの直接選択接続処理(ステップS6〜S9,S12,S13)、および選択されたサーバ装置(n)11nによるアプリケーションの起動実行処理(ステップS14〜S18)については、前記第1実施形態での処理と同様でありその説明を省略する。
したがって、前記構成の第2実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ間の接続制御処理によれば、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…がそれぞれ備えるコンフィグ設定ファイル(A)13a′,(B)13b′,…に対して、さらに、当該各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…がそれぞれ有する全てのアプリケーションについてのアプリケーション名とパスおよびファイル名およびデスクトップ画像ファイルを共通に記述し同期化するようにしたので、前記第1実施形態のSBCシステムと同様に、同一ネットワーク10上にある複数のサーバ装置(A)11a〜(F)11fそれぞれのデスクトップ画像の一覧選択画面(D1〜D6)(図6参照)を表示させて当該各サーバ装置(A)11a〜(F)11fを直接指定して接続利用できるだけでなく、複数のサーバ装置(A)11a〜(F)11fがそれぞれ有するアプリケーションの一覧選択画面(A1〜An)(図7参照)を表示させて当該各サーバ装置(A)11a〜(F)11fのアプリケーションを直接選択指定して接続起動させることができる。
この場合、本第2実施形態のSBCシステムのネットワーク10上には、ストレージサーバ15を接続して共有ディスク16を設け、各クライアント端末(1)12a,(2)12b,…から各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…のアプリケーションを起動実行させて作成された各種のデータファイルを、そのユーザアカウントu1,u2,…毎に共有ディスク16にて一括記憶管理するので、異なるサーバ装置(A)11a,(B)11b,…間でも同一種類のアプリケーションを起動させて生成される同一ユーザのデータファイルを共通のデータファイルとして記憶管理することができる。
(第3実施形態)
図13は、本発明のコンピュータシステムの第3実施形態に係るSBCシステムの構成を示すブロック図である。
この図13における第3実施形態のSBCシステムにおいて、前記図8における第2実施形態のSBCシステムと同一の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
この第3実施形態のSBCシステムでは、前記図8で示した第2実施形態のSBCシステムに加えて、ネットワーク10上の各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…のそれぞれに対し、当該各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…それぞれにおける動作負荷の状況を記憶管理するための負荷状況管理ファイル18a,18b,…を設ける。
図14は、前記第3実施形態のSBCシステムのサーバ装置(A)11aが備える負荷状況管理ファイル18aの内容を示す図である。
この負荷状況管理ファイル18aには、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…をHostとするIPアドレスに対応付けて、当該各Host毎のCPU負荷の度合を示す数値、メモリスワップの度合を示す数値、通信トラフィックの度合を示す数値、ディスク使用の度合を示す数値、そして各負荷を示す数値の合計値が、一定時間間隔毎に更新されて記憶されると共に、この各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…毎の負荷状況を示す合計値が小さい順の優先順番号が判定記憶される。
すなわち、この負荷状況管理ファイル18aでは、当該管理ファイル18aの設けられたサーバ装置(A)11a自身の現在の動作負荷状況、およびその他の各サーバ装置(B)11b,(C)11c,…それぞれの現在の動作負荷状況を数値化して記憶管理し、負荷状況の小さいサーバ装置の順番が示されるもので、他のサーバ装置(B)11b,(C)11c,…のそれぞれにおいても同一内容の負荷状況管理ファイル18b,18b,…が設けられる。
そして、この第3実施形態のSBCシステムでは、例えばクライアント端末(1)12aでのアプリケーション選択画面(図7参照)の表示に従い選択されたアプリケーションの起動実行コマンドが前記コンフィグ受信データ14′(図9参照)に従い当該クライアント端末(1)12aにより初期接続されたサーバ装置(A)11aへ送信された場合に、このサーバ装置(A)11aでは、負荷状況管理ファイル18a(図14参照)の内容から現在動作負荷の最も小さいサーバ装置(n)11nを決定し、前記クライアント端末(1)12aへ現在負荷最小のサーバ装置(n)11nへの接続変更(Host変更)を通知する。
すると、クライアント端末(1)12aでは、前記アプリケーション選択画面に従い選択された同一種類のアプリケーションの起動実行コマンドを、前記初期接続のサーバ装置(A)11aから通知された現在負荷最小のサーバ装置(n)11nへのアプリケーション起動実行コマンドとして前記コンフィグ受信データ14′(図9参照)に従い再生成して送信する。
これにより、ユーザ自身は、何れのサーバ装置(A)11a,(B)11c,…での負荷状況が軽いのか重いのかを一切意識する必要なく、最も負荷状況の軽いサーバ装置(n)11aを自動選択させて所望のアプリケーションを素早く起動実行させることができる。
次に、前記構成の第3実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ間の接続制御処理について説明する。
図15は、前記第3実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ接続に伴う端末処理を示すフローチャートである。
図16は、前記第3実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ接続に伴うサーバ処理を示すフローチャートである。
この第3実施形態のSBCシステムによる端末処理にあって、前記第2実施形態において説明した端末処理と異なる処理ステップは、ステップS9a,S9bであり、また同第3実施形態のサーバ処理にあって、前記第2実施形態において説明したサーバ処理と異なる処理ステップは、ステップT0′,TX′,TY,T6a,T6bである。
まず、この第3実施形態のサーバ処理では、一定時間間隔のデータ更新タイミング毎に、図17における負荷分散処理でのデータ更新処理が起動される(ステップT0′→TX′)。
図17は、前記第3実施形態のSBCシステムのサーバ処理に伴う負荷分散処理でのデータ更新処理を示すフローチャートである。
この負荷分散処理でのデータ更新処理は、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…において個々に実行されるもので、例えばサーバ装置(A)11aにおいて当該データ更新処理が起動されると、同期サーバ管理ファイル17a(図10参照)に記述されている各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…の[Host]IPアドレス、および自分のサーバ装置(A)11aの[Host]IPアドレスか他のサーバ装置(B)11b,(C)11c,…の[Host]IPアドレスかを示すHost種類フラグが順次読み出される(ステップX1,X2)。
そして、Host種類フラグ“0”に設定されている自分以外の他のサーバ装置(B)11b,(C)11c,…それぞれの[Host]IPアドレスに従って、当該他のサーバ装置(B)11b,(C)11c,…それぞれに備えられたコンフィグ設定ファイル13b′,13c′,…が順次受信取得され(ステップX3)、これに合わせて自分のサーバ装置(A)11aにあるコンフィグ設定ファイル13a′の内容が更新される(ステップX4)。
このようなデータ更新処理において、まずコンフィグ設定ファイル同期化処理が各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…にて個々に実行されることで、例えば何れかのサーバ装置(n)11nにおいてそのアプリケーションの追加,削除,変更などの更新があったとしても、全てのサーバ装置(A)11a,(B)11b,…においてそのコンフィグ設定ファイル13a′,13b′、…に記述された各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…毎のアプリケーションの情報(アプリケーション名、パスおよびファイル名、デスクトップ画像ファイル)を同期統一化させておくことができる。
そして、前記ステップX1〜X4によるコンフィグ設定ファイル同期化処理が実行されると、続いて前記ステップX1にて同期サーバ管理ファイル17a(図10参照)から読み出されたHost種類フラグ“0”に設定されている自分以外の他のサーバ装置(B)11b,(C)11c,…それぞれの[Host]IPアドレスに従って、当該他のサーバ装置(B)11b,(C)11c,…それぞれに備えられた負荷状況管理ファイル18b,18c,…が順次受信取得され(ステップX5)、これに合わせて自分のサーバ装置(A)11aにある負荷状況管理ファイル18a(図14参照)の内容が更新される(ステップX4)。
つまり、このような各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…での負荷状況管理ファイル18a,18b,…のデータ更新処理が当該各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…にて個々に実行されることで、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…では、そのそれぞれにおける負荷状況および現在の動作負荷が最も小さいサーバ装置が何れのサーバ装置であるかを常時判断することができる。
そして、例えばクライアント端末(1)12aにおける端末処理でのステップS10,S11の処理を経て、コンフィグ受信ファイル14′に基づき、例えば図7で示したように、アプリケーションタブAa〜Afの切り換えによって各サーバ装置(A)11a〜(F)11fが備えるアプリケーションのデスクトップ画面を一覧表示するアプリケーション選択画面にてユーザ所望のアプリケーションが選択されると、選択されたアプリケーションの実行コマンドが前記コンフィグ受信ファイル14′に基づき生成されて対応するサーバ装置(n)11nへ送信される(ステップS9)。
これに従い、例えばサーバ装置(B)11bにおいて、前記クライアント端末(1)12aから送信されたアプリケーションの実行コマンドが受信されると(ステップT6)、図18における負荷分散処理での実行Host決定処理(ステップTY)が起動される。
図18は、前記第3実施形態のSBCシステムのサーバ処理に伴う負荷分散処理での実行Host決定処理を示すフローチャートである。
例えば前記クライアント端末(1)12aから選択アプリケーションの実行コマンドが受信されたサーバ装置(B)11bにおいて、この負荷分散処理での実行Host決定処理(ステップTY)が起動されると、その時点での負荷状況管理ファイル18bの内容が読み出され(ステップY1)、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…毎の各種の動作負荷を示す数値の合計値が計算され順次更新される(ステップY2→Y3)。
すると、この更新された各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…毎の動作負荷合計値の小さい順に優先順の番号も更新され(ステップY4)、当該優先順番号「1」であるところのサーバ装置(n)11nのHostIPアドレスが読み出される(ステップY5)。
そして、このステップY5にて読み出されたHostIPアドレスに一致するところのコンフィグ設定ファイル13b′内のデータが読み出され、現在動作負荷が最も小さいサーバ装置(n)11nのコンフィグデータとされる(ステップY6)。
すなわち、この負荷分散処理での実行Host決定処理では、現在動作負荷の最も軽いサーバ装置(n)11nが何れであるかが決定されるもので、これにより当該動作負荷が最も軽いと決定されたサーバ装置(n)11nが前記クライアント端末(1)12aから選択アプリケーションの実行コマンドを受信した自身のサーバ装置(B)11bであるか否かによってHost変更の有無が判断される(ステップT6a)。
ここで、例えば現在動作負荷が最も軽いとして決定されたサーバ装置(n)11nが、前記クライアント端末(1)12aから選択アプリケーションの実行コマンドを受信した自身のサーバ装置(B)11bではないとしてHost変更の必要有りと判断されると(ステップT6a(Yes))、当該動作負荷の最も軽いサーバ装置(n)11nのHostIPアドレスを伴うHost変更の通知情報が前記クライアント端末(1)12aへ送信される(ステップT6b)。
そして、クライアント端末(1)12aにおいて、前記サーバ装置(B)11bから送信されたHost変更の通知情報が受信されることでHost変更有りと判断されると(ステップS9a(Yes))、そのHost変更の通知情報で示される現在動作負荷の最も軽いサーバ装置(n)11nのHostIPアドレスと当該変更先Hostに対応付けられてコンフィグ受信データ14′(図9参照)に記述されている選択アプリケーションの情報(アプリケーション名、パスおよびファイル名、デスクトップ画像ファイル)に基づきその起動実行コマンドが再生成され(ステップS9b)、変更先HostのIPアドレスに従った現在動作負荷の最も軽いサーバ装置(n)11nへ送信される(ステップS9)。
この際、変更先Hostであるサーバ装置(n)11nへの接続および選択アプリケーションの起動実行コマンドには、ステップS3において入力保存されているユーザアカウント[LOGIN:]およびパスワード[PASSWD:]が付加されて送信される。
すると、このサーバ装置(n)11nへの接続および選択アプリケーションの起動実行コマンドが当該サーバ装置(n)11nへ送信されるのに応答(ステップT6→TY,T6a→T7)して、同サーバ装置(n)11nから受信された選択アプリケーションの初期画面(図7(B)(C)参照)が受信表示される(ステップS15)。
そして、このクライアント端末(1)12aにて受信表示された現在動作負荷の小さいサーバ装置(n)11nからの選択アプリケーションの初期画面(デスクトップ画面)に従って当該アプリケーションの機能に応じた入力操作が行われると、この入力操作信号がサーバ装置(n)11nへ送信されるのに応答して、同サーバ装置(n)11nから受信されたユーザ操作対応の表示画面が表示され(ステップS16)、ユーザ任意のアプリケーション処理を現在動作負荷が最も少ないサーバ装置(n)11nにて効率よく実行させることができる。
なお、各サーバ装置(A)11a〜(F)11fにそれぞれ対応したデスクトップ画像の一覧選択画面(D1〜D6)(図6参照)の表示に応じた当該サーバ装置(A)11a〜(F)11fの直接選択接続処理(ステップS6〜S9,S12,S13)、および選択されたサーバ装置(n)11nによるアプリケーションの起動実行処理(ステップS14〜S18)については、前記第1実施形態での処理と同様でありその説明を省略する。
したがって、前記構成の第3実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ間の接続制御処理によれば、各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…がそれぞれ備えるコンフィグ設定ファイル(A)13a′,(B)13b′,…に対して、さらに、当該各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…がそれぞれ有する全てのアプリケーションについてのアプリケーション名とパスおよびファイル名およびデスクトップ画像ファイルを共通に記述し同期化するだけでなく、負荷状況管理ファイル18a,18b,…を設けて現在の動作負荷が最小なサーバ装置(n)11nを常に把握できるようにしたので、前記第1実施形態のSBCシステムと同様に、同一ネットワーク10上にある複数のサーバ装置(A)11a〜(F)11fそれぞれのデスクトップ画像の一覧選択画面(D1〜D6)(図6参照)を表示させて当該各サーバ装置(A)11a〜(F)11fを直接指定して接続利用できるだけでなく、複数のサーバ装置(A)11a〜(F)11fがそれぞれ有するアプリケーションの一覧選択画面(A1〜An)(図7参照)を表示させて当該各サーバ装置(A)11a〜(F)11fのアプリケーションを直接選択指定して接続起動させることができ、しかも当該選択されたアプリケーションの起動先として現在の動作負荷が最小なサーバ装置(n)11nに接続を切り換えて同選択アプリケーションを効率よく起動実行させることができる。
この場合、本第3実施形態のSBCシステムのネットワーク10上においても、ストレージサーバ15を接続して共有ディスク16を設け、各クライアント端末(1)12a,(2)12b,…から各サーバ装置(A)11a,(B)11b,…のアプリケーションを起動実行させて作成された各種のデータファイルを、そのユーザアカウントu1,u2,…毎に共有ディスク16にて一括記憶管理するので、異なるサーバ装置(A)11a,(B)11b,…間でも同一種類のアプリケーションを起動させて生成される同一ユーザのデータファイルを共通のデータファイルとして記憶管理することができる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明のコンピュータシステムの第1実施形態に係るSBC(Server Based Computing)システムの構成を示すブロック図。 前記第1実施形態のSBCシステムのサーバ装置(A)11aが備えるコンフィグ設定ファイル(A)13aの内容を示す図。 前記第1実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ接続に伴う端末処理を示すフローチャート。 前記第1実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ接続に伴うサーバ処理を示すフローチャート。 前記SBCシステムによるクライアント−サーバ接続制御処理に伴う端末初期画面Gを示す図であり、同図(A)はアプリケーションタブAを選択した状態での端末初期画面Gaを示す図、同図(B)はデスクトップタブDを選択した状態での端末初期画面Gbを示す図。 前記SBCシステムによるクライアント−サーバ接続制御処理に伴うデスクトップ選択画面(D1〜D6)およびその選択接続後のデスクトップ画面Dnを示す図。 前記SBCシステムによるクライアント−サーバ接続制御処理に伴うアプリケーション選択画面(A1〜A6)およびその選択接続後のアプリケーション画面Anを示す図。 本発明のコンピュータシステムの第2実施形態に係るSBCシステムの構成を示すブロック図。 前記第2実施形態のSBCシステムのサーバ装置(A)11aが備えるコンフィグ設定ファイル(A)13a′の内容を示す図。 前記第2実施形態のSBCシステムのサーバ装置(A)11aが備える同期サーバ管理ファイル17aの内容を示す図。 前記第2実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ接続に伴うサーバ処理を示すフローチャート。 前記第2実施形態のSBCシステムのサーバ処理に伴うコンフィグ設定ファイル同期化処理を示すフローチャート。 本発明のコンピュータシステムの第3実施形態に係るSBCシステムの構成を示すブロック図。 前記第3実施形態のSBCシステムのサーバ装置(A)11aが備える負荷状況管理ファイル18aの内容を示す図。 前記第3実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ接続に伴う端末処理を示すフローチャート。 前記第3実施形態のSBCシステムによるクライアント−サーバ接続に伴うサーバ処理を示すフローチャート。 前記第3実施形態のSBCシステムのサーバ処理に伴う負荷分散処理でのデータ更新処理を示すフローチャート。 前記第3実施形態のSBCシステムのサーバ処理に伴う負荷分散処理での実行Host決定処理を示すフローチャート。
符号の説明
10 …ネットワーク
11a,11b…サーバ装置(A),(B)
12a,12b…クライアント端末(1),(2)
13a,13b…コンフィグ設定ファイル(第1実施形態)
13a′,13b′…コンフィグ設定ファイル(第2,第3実施形態)
14 …コンフィグ受信データ
14′…コンフィグ受信データ(第2,第3実施形態)
15 …ストレージサーバ
16 …共有ディスク
17a,17b…同期サーバ管理ファイル
18a,18b…負荷状況管理ファイル
Ga,Gb…端末初期画面
D …デスクトップタブ
A …アプリケーションタブ
Aa〜Af…サーバ装置[Host]毎のアプリケーションタブ
W …認証入力ウインドウ
D1〜D6…デスクトップ選択画面
A1〜A6…アプリケーション選択画面

Claims (8)

  1. 複数のいずれかのサーバ装置と端末装置がネットワークを介して接続されコンピュータシステムにおいて、
    前記端末装置と接続されているサーバ装置は、
    前記複数のサーバ装置それぞれとの接続情報および該複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像情報および当該端末装置と接続されているサーバ装置によって機能するアプリケーションの指示情報およびその初期画面の画像情報を記述した特定ファイルを記憶する特定ファイル記憶手段と、
    前記端末装置からの接続に伴い前記特定ファイル記憶手段により記憶される特定ファイルを接続元の端末装置へ送信する特定ファイル送信手段と、
    前記端末装置から前記端末装置と接続されているサーバ装置上で機能するアプリケーションの指示情報に従った当該アプリケーションの実行コマンドが受信された際に、そのアプリケーションを起動実行するアプリケーション起動実行手段とを備え、
    前記端末装置は、
    前記接続されているサーバ装置から送信された特定ファイルを受信記憶する特定ファイル受信記憶手段と、
    この特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像を一覧表示させるデスクトップ一覧表示制御手段と、
    このデスクトップ一覧表示制御手段により一覧表示された複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたデスクトップの画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているサーバ装置の接続情報に従いそのサーバ装置への接続コマンドを送信する接続コマンド送信手段と、
    前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記端末装置を接続しているサーバ装置によって機能するアプリケーションの初期画面画像を一覧表示させるアプリケーション一覧表示制御手段と、
    このアプリケーション一覧表示制御手段により一覧表示されたアプリケーションの初期画面画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたアプリケーションの初期画面画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているアプリケーションの指示情報に従いそのアプリケーションの実行コマンドを前記サーバ装置へ送信する実行コマンド送信手段とを備えた、
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 前記サーバ装置の特定ファイル記憶手段は、前記複数のサーバ装置それぞれとの接続情報および該複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像情報および前記複数のサーバ装置それぞれによって機能するアプリケーションの指示情報およびその初期画面の画像情報を記述した特定ファイルを記憶し、
    前記端末装置のアプリケーション一覧表示制御手段は、前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記複数のサーバ装置それぞれによって機能するアプリケーションの初期画面画像を一覧表示させ、
    前記実行コマンド送信手段は、前記アプリケーション一覧表示制御手段により一覧表示された前記複数のサーバ装置それぞれによって機能するアプリケーションの初期画面画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたアプリケーションの初期画面画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているアプリケーションの指示情報およびサーバ装置の接続情報に従いそのサーバ装置への接続を伴うアプリケーションの実行コマンドを送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータシステム。
  3. 前記サーバ装置は、さらに、
    前記特定ファイル記憶手段により記憶された特定ファイルの記述内容を、前記ネットワーク上の他のサーバ装置の特定ファイル記憶手段により記憶された特定ファイルとの間で同期化する特定ファイル同期化手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。
  4. 前記サーバ装置は、さらに、
    前記ネットワーク上の複数のサーバ装置それぞれの負荷状況を管理し最小負荷のサーバ装置を記録するサーバ負荷管理手段と、
    前記端末装置から本サーバ装置上で機能するアプリケーションの指示情報に従った当該アプリケーションの実行コマンドが受信された際に、前記サーバ負荷管理手段により管理される最小負荷のサーバ装置が本サーバ装置自身であるか他のサーバ装置であるかを判断する最小負荷サーバ判断手段と、
    この最小負荷サーバ判断手段により最小負荷のサーバ装置が他のサーバ装置であると判断された場合には、前記特定ファイル記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されている当該他のサーバ装置の接続情報と共に前記端末装置に対しサーバ装置の変更を通知するサーバ変更通知手段とを備え、
    前記アプリケーション起動実行手段は、前記最小負荷サーバ判断手段により最小負荷のサーバ装置が本サーバ装置自身であると判断された場合に、前記端末装置から受信されたアプリケーションの実行コマンドに応じて当該アプリケーションを起動実行し、
    前記端末装置は、さらに、
    前記サーバ装置のサーバ変更通知手段によりサーバ装置の変更が通知された際に、当該変更通知されたサーバ装置の接続情報および前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されている前記変更通知されたサーバ装置における指定のアプリケーションの指示情報に従いそのサーバ装置への接続を伴うアプリケーションの実行コマンドを再生成して送信する実行コマンド再送信手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項3に記載のコンピュータシステム。
  5. さらに、
    前記ネットワーク上の複数のサーバ装置に対して共通に接続され、当該複数のサーバ装置それぞれにおけるアプリケーションの実行に伴い生成されたファイルをユーザ識別情報に対応付けて記憶する共有記憶手段を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載のコンピュータシステム。
  6. 複数のサーバ装置と端末装置がネットワークを介して接続されコンピュータシステムの端末装置において、
    前記サーバ装置への接続に応答して受信され、前記複数のサーバ装置それぞれとの接続情報および該複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像情報および当該サーバ装置によって機能するアプリケーションの指示情報およびその初期画面の画像情報を記述した特定ファイルを記憶する特定ファイル受信記憶手段と、
    この特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像を一覧表示させるデスクトップ一覧表示制御手段と、
    このデスクトップ一覧表示制御手段により一覧表示された複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたデスクトップの画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているサーバ装置の接続情報に従いそのサーバ装置への接続コマンドを送信する接続コマンド送信手段と、
    前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記サーバ装置によって機能するアプリケーションの初期画面画像を一覧表示させるアプリケーション一覧表示制御手段と、
    このアプリケーション一覧表示制御手段により一覧表示されたアプリケーションの初期画面画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたアプリケーションの初期画面画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているアプリケーションの指示情報に従いそのアプリケーションの実行コマンドを前記サーバへ送信する実行コマンド送信手段と、
    を備えた端末装置。
  7. 複数のいずれかのサーバ装置と端末装置がネットワークを介して接続されるコンピュータシステムにおいて、
    前記端末装置と接続されているサーバ装置は、
    前記複数のサーバ装置それぞれとの接続情報および該複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像情報を記述した特定ファイルを記憶する特定ファイル記憶手段と、
    前記端末装置からの接続に伴い前記特定ファイル記憶手段により記憶される特定ファイルを接続元の端末装置へ送信する特定ファイル送信手段と、
    前記端末装置は、
    前記接続されているサーバ装置から送信された特定ファイルを受信記憶する特定ファイル受信記憶手段と、
    この特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像を一覧表示させるデスクトップ一覧表示制御手段と、
    このデスクトップ一覧表示制御手段により一覧表示された複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたデスクトップの画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているサーバ装置の接続情報に従いそのサーバ装置への接続コマンドを送信する接続コマンド送信手段とを備えた、
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  8. 複数のサーバ装置と端末装置がネットワークを介して接続されるコンピュータシステムの端末装置において、
    前記サーバ装置への接続に応答して受信され、前記複数のサーバ装置それぞれとの接続情報および該複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像情報を記述した特定ファイルを記憶する特定ファイル受信記憶手段と、
    この特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルの記述に基づき前記複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像を一覧表示させるデスクトップ一覧表示制御手段と、
    このデスクトップ一覧表示制御手段により一覧表示された複数のサーバ装置それぞれに対応するデスクトップの画像がユーザ操作に応じて指定された際に、当該指定されたデスクトップの画像に対応して前記特定ファイル受信記憶手段により記憶された特定ファイルに記述されているサーバ装置の接続情報に従いそのサーバ装置への接続コマンドを送信する接続コマンド送信手段と、
    を備えた端末装置。
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