JP4981765B2

JP4981765B2 - クリック履歴を用いたＷｅｂ検索における検索処理をパーソナライズする検索処理システム、端末装置及び検索処理方法

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Publication number: JP4981765B2
Application number: JP2008202144A
Authority: JP
Inventors: 澄男藤田
Original assignee: Yahoo Japan Corp
Current assignee: Yahoo Japan Corp
Priority date: 2008-08-05
Filing date: 2008-08-05
Publication date: 2012-07-25
Anticipated expiration: 2028-08-05
Also published as: JP2010039781A

Description

本発明は、検索処理システム、端末装置及び検索処理方法に関する。

検索エンジンを個人化（パーソナライズ）するために、さまざまなプロファイルを作成するための技術が知られている（例えば、特許文献１参照）。プロファイルを作成するための技術としては、例えば検索文、検索式、検索キーワードから抽出したキーワード、検索結果の各文書、電子メール、シソーラス、類義語、関連語辞書、分類体系と分類済み辞書等を用いる方法が挙げられる。

一方、特許文献２に開示される技術のように、文書の集合から導出されたプロファイルに従って、個人化された点数を割り当てるステップと、一般的な点数を割り当てるステップとを有する方法もある。また、特許文献３に開示される技術のようにユーザの関心プロファイルに含まれる関心事項に対応付けられた各文書の近傍に、個人化されたことを示すアイコンを表示する方法もある。また、ユーザプロファイルによってプレーストコンテンツの表示順位を変える方法もある。

ここで、上述したようにさまざまな情報から作成されたプロファイルを特定のユーザや、端末装置、ブラウザ等と関連付けて管理する検索サービスにおいて、端末装置側にプロファイルを置く方法や、サーバ側にプロファイルを置く方法や、部分的に端末装置側とサーバ側におく方法が知られている。

端末装置側にプロファイルを置く方法を用いることにより、プライバシー上の問題を生じにくい等の利点がある（非特許文献１参照）。
特開平１１−４５２８４号公報特表２００７−５０７８０１号公報特表２００７−５３１１６０号公報 "ＰｒｉｖａｃｙＰｒｏｔｅｃｔｉｏｎｉｎＰｅｒｓｏｎａｌｉｚｅｄＳｅａｒｃｈ"，ＸｕｅｈｕａＳｈｅｎｅｔａｌ．ＡＣＭＳＩＧＩＲＦｏｒｕｍ，Ｖｏｌ．４１Ｎｏ．１Ｊｕｎｅ２００７

一方、サーバ側にプロファイルをおく方法を用いることにより、大規模のデータ分析によって、パーソナライズを最適化できる利点がある。

したがって、本発明は、プライバシー情報が含まれる情報は端末装置側で管理し、端末
装置で処理の難しい情報は、サーバ側で管理することができる検索処理システム、端末装置及び検索処理方法を提供することを目的とする。

本発明では、以下のような解決手段を提供する。

（１）ユーザからの入力クエリの入力操作に応じて当該入力クエリを検索要求として送信する端末装置と、前記入力クエリに応じて検索エンジンによりウェブページの検索を実行する検索処理装置とが通信可能に接続される検索処理システムにおいて、前記検索処理装置は、クエリと、当該クエリの検索要求属性とを対応付けて記憶するクエリ検索要求属性記憶手段と、ＵＲＬと、当該ＵＲＬの検索要求属性とを対応付けて記憶するＵＲＬ検索要求属性記憶手段と、前記クエリ検索要求属性記憶手段に記憶されたクエリと、当該クエリの検索要求属性とに基づいて、前記入力クエリに検索要求属性を付与するクエリ属性付与手段と、前記ＵＲＬ検索要求属性記憶手段に記憶されたＵＲＬと、当該ＵＲＬの検索要求属性とに基づいて、前記入力クエリに応じて前記検索エンジンにより得られた検索結果に含まれる各々のＵＲＬに検索要求属性を付与するＵＲＬ属性付与手段と、前記クエリ属性付与手段により付与された入力クエリの検索要求属性と、前記ＵＲＬ属性付与手段により付与された各々のＵＲＬの検索要求属性と、前記検索結果とを前記端末装置へ送信する送信手段と、を備え、前記端末装置は、前記検索処理装置から送信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを記憶する検索要求履歴記憶手段と、前記検索要求履歴記憶手段に記憶された入力クエリの検索要求属性及びＵＲＬの検索要求属性に基づいて、前記ユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定する検索要求属性推定手段と、前記検索要求属性推定手段により推定された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を記憶する固有検索要求属性記憶手段と、を備えることを特徴とする検索処理システム。

（１）の構成によれば、検索処理システムにおいて、検索処理装置は、入力クエリの検索要求属性と、検索結果に含まれる各々のＵＲＬの検索要求属性と、検索結果を端末装置へ送信する。
そして、端末装置は、受信した入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを検索要求履歴記憶手段に記憶し、記憶した入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性とに基づいて、ユーザにより入力操作された入力クエリのこのユーザに固有な検索要求属性を推定する。

このため、ユーザのプライバシー情報が含まれる入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを端末装置に記憶することにより、検索処理装置では処理の難しいユーザのプライバシー情報を保護しながら、ユーザに固有な検索要求属性を推定することができる。

（２）前記端末装置は、前記検索要求履歴記憶手段に記憶される入力クエリの検索要求属性、ＵＲＬの検索要求属性、及び検索結果に付加情報を対応付ける情報付加手段と、前記検索要求履歴記憶手段に記憶される入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、前記情報付加手段により対応付けられた付加情報とに基づいて、検索要求属性の属性推定プロファイルを作成する属性プロファイル作成手段を更に備え、前記検索要求属性推定手段は、前記属性プロファイル作成手段により作成された属性推定プロファイルに基づいて、前記ユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定することを特徴とする（１）に記載の検索処理システム。

（２）の構成によれば、端末装置は、属性プロファイルに基づいて、ユーザにより入力操作された入力クエリのこのユーザに固有な検索要求属性を推定する。
このように、属性プロファイルは、入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、付加情報とに基づいて作成されるため、より好適にユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定することができる。

（３）前記検索処理装置は、前記端末装置からの前記入力クエリ又は前記ＵＲＬの検索要求属性の分布情報の要求を受け付ける分布情報受信手段と、前記入力クエリ及び前記ＵＲＬの検索要求属性の分布情報を記憶する分布情報記憶手段と、前記端末装置からの分布情報の要求に応じて、前記分布情報記憶手段に記憶される入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を前記端末装置へ送信する分布情報送信手段と、を更に備え、前記端末装置は、前記検索要求履歴記憶手段に記憶された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を集計する分布情報集計手段と、前記分布情報送信手段により送信された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報に基づいて、前記分布情報集計手段により集計された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を修正する分布情報修正手段と、を更に備え、前記検索要求属性推定手段は、前記分布情報修正手段により修正された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報に基づいて、前記ユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定することを特徴とする（１）又は（２）に記載の検索処理システム。

（３）の構成によれば、検索処理システムにおいて、検索処理装置は、端末装置からの分布情報の要求に応じて、入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を端末装置へ提示する。
そして、端末装置は、入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を集計し、検索処理装置から提示された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報に基づいて、集計された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を修正する。そして、修正された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報に基づいて、ユーザにより入力操作された入力クエリのこのユーザに固有な検索要求属性を推定する。

したがって、修正された分布情報に基づいて、ユーザにより入力操作された入力クエリのこのユーザに固有な検索要求属性を推定するため、より好適にユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定することができる。

（４）前記端末装置は、前記固有検索要求属性記憶手段に記憶される前記ユーザに固有な検索要求属性と、前記入力クエリと、所定の条件とに基づいて、前記検索要求履歴記憶手段に記憶された検索結果を取得する検索結果取得手段と、前記受信手段により受信された検索結果と、前記検索結果取得手段により取得された検索結果とを併合する検索結果併合手段と、前記検索結果併合手段により併合して得られた検索結果を表示する検索結果表示手段とを更に備えることを特徴とする（１）乃至（３）に記載の検索処理システム。

このように、端末装置は、ユーザに固有な検索要求属性に関連する検索結果と、検索要求履歴記憶手段に記憶された検索結果とを併合し、併合された検索結果をユーザに提示する。このため、ユーザに固有な検索要求属性を用いて検索結果をユーザごとにパーソナライズすることができる。

（５）前記検索要求履歴記憶手段に記憶される、前記入力クエリの検索要求属性、前記ＵＲＬの検索要求属性、前記検索結果及び前記付加情報を任意に削除する削除手段を更に備えることを特徴とする（２）に記載の検索処理システム。

このように、端末装置は、ユーザのプライバシー情報が含まれる入力クエリの検索要求属性、ＵＲＬの検索要求属性、検索結果及び付加情報をユーザの入力操作に応じて任意に削除することができる。このため、例えばユーザのプライバシー情報が第三者に渡ることを防ぐことができる。

（６）ユーザが操作する端末装置と通信可能に接続され、当該端末装置により入力操作された検索要求としての入力クエリを受信したことに応じて検索エンジンによりウェブページの検索を実行する検索処理装置において、クエリと、当該クエリの検索要求属性とを対応付けて記憶するクエリ検索要求属性記憶手段と、ＵＲＬと、当該ＵＲＬの検索要求属性とを対応付けて記憶するＵＲＬ検索要求属性記憶手段と、前記クエリ検索要求属性記憶手段に記憶されたクエリと当該クエリの検索要求属性とに基づいて、前記入力クエリに検索要求属性を付与するクエリ属性付与手段と、前記ＵＲＬ検索要求属性記憶手段に記憶されたＵＲＬと当該ＵＲＬの検索要求属性とに基づいて、前記入力クエリに応じて前記検索エンジンにより得られた検索結果に含まれる各々のＵＲＬに検索要求属性を付与するＵＲＬ属性付与手段と、前記クエリ属性付与手段により付与された入力クエリの検索要求属性と、前記ＵＲＬ属性付与手段により付与された各々のＵＲＬの検索要求属性と、前記検索結果とを前記端末装置へ送信する送信手段と、を備えることを特徴とする検索処理装置。

（７）入力クエリに応じて検索エンジンによりウェブページの検索を実行する検索処理装置と通信可能に接続され、ユーザからの前記入力クエリの入力操作に応じて当該入力クエリを検索要求として送信する端末装置において、前記検索処理装置から送信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と検索結果とを記憶する検索要求履歴記憶手段と、前記検索要求履歴記憶手段に記憶された入力クエリの検索要求属性及びＵＲＬの検索要求属性に基づいて、前記ユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定する検索要求属性推定手段と、前記検索要求属性推定手段により推定された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を記憶する固有検索要求属性記憶手段と、を備えることを特徴とする端末装置。

（８）ユーザからの入力クエリの入力操作に応じて当該入力クエリを検索要求として送信する端末装置と、前記入力クエリに応じて検索エンジンによりウェブページの検索を実行する検索処理装置とが通信可能に接続される検索処理システムで実行される検索処理方法において、クエリ検索要求属性記憶手段に記憶されたクエリと、当該クエリの検索要求属性とに基づいて、前記入力クエリに検索要求属性を付与するクエリ属性付与ステップと、ＵＲＬ検索要求属性記憶手段に記憶されたＵＲＬと、当該ＵＲＬの検索要求属性とに基づいて、前記入力クエリに応じて前記検索エンジンにより得られた検索結果に含まれる各々のＵＲＬに検索要求属性を付与するＵＲＬ属性付与ステップと、前記クエリ属性付与ステップにより付与された入力クエリの検索要求属性と、前記ＵＲＬ属性付与ステップにより付与された各々のＵＲＬの検索要求属性と、前記検索結果とを前記端末装置へ送信する送信ステップと、前記送信ステップにおいて送信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを記憶する検索要求履歴記憶ステップと、前記検索要求履歴記憶ステップにおいて記憶された入力クエリの検索要求属性及びＵＲＬの検索要求属性に基づいて、前記ユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定する検索要求属性推定ステップと、を備えることを特徴とする検索処理方法。

本発明によれば、プライバシー情報が含まれる情報は端末装置側で管理し、端末装置で処理の難しい情報は、サーバ側で管理することができる検索処理システム、検索処理装置、端末装置及び検索処理方法を提供することができる。

以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。

［検索処理システム１の概略］
図１は、本発明の一実施形態に係る検索処理システム１の概略を示す図である。端末装置２、検索サーバ３、検索処理装置４、及び外部サーバ５は、通信回線６を介して通信可能に接続されている。端末装置２のユーザは、検索サーバ３にアクセスし、所定の検索エンジンに対して、所望のＷｅｂ文書に辿り着くためのクエリ（検索キーワード）を入力することにより、検索結果を取得する。ユーザは、この検索結果にリストされたＵＲＬを選択し、外部サーバ５にて管理されるＷｅｂページを閲覧する。

端末装置２は、パソコン、携帯電話機、ＰＨＳ（ＰｅｒｓｏｎａｌＨａｎｄｙ−ｐｈｏｎｅＳｙｓｔｅｍ：登録商標）、モバイル、ノートＰＣ、ＰＤＡ（ＰｅｒｓｏｎａｌＤｉｇｉｔａｌＡｓｓｉｓｔａｎｔ）等の端末装置を代表とするものであり、有線又は無線通信を行う通信回線６を介して、検索サーバ３及び検索処理装置４から送信される情報を参照できるものであればどのようなものでもよい。また、検索サーバ３及び検索処理装置４は、必要に応じてＷｅｂサーバ、ＤＢサーバ、アプリケーションサーバを含んで構成してよく、１台のサーバで構成しても、それぞれ別のサーバで構成してもよい。

［検索処理装置４のハードウェア構成］
図２は、本発明の一実施形態である検索処理装置４のハードウェア構成を示す図である。図２に示すように、制御部１００を構成するＣＰＵ（ＣｅｎｔｒａｌＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ）１１０（マルチプロセッサ構成ではＣＰＵ１２０等複数のＣＰＵが追加されてもよい）、バスライン２２０、通信Ｉ／Ｆ（Ｉ／Ｆ：インタフェース）１３０、メインメモリ１４０、ＢＩＯＳ（ＢａｓｉｃＩｎｐｕｔＯｕｔｐｕｔＳｙｓｔｅｍ）１５０、Ｉ／Ｏコントローラ１６０、ハードディスク１８０、光ディスクドライブ１９０、並びに半導体メモリ２００を備える。なお、ハードディスク１８０、光ディスクドライブ１９０、並びに、半導体メモリ２００はまとめて記憶装置１７０と呼ばれる。

制御部１００は、検索処理装置４を統括的に制御する部分であり、ハードディスク１８０に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。

通信Ｉ／Ｆ１３０は、検索処理装置４が、ネットワークを介して端末装置２等の他の装置と情報を送受信する場合のネットワーク・アダプタである。

ＢＩＯＳ１５０は、検索処理装置４の起動時にＣＰＵ１１０が実行するブートプログラムや、検索処理装置４のハードウェアに依存するプログラム等を記録する。

Ｉ／Ｏコントローラ１６０には、ハードディスク１８０、光ディスクドライブ１９０、及び半導体メモリ２００等の記憶装置１７０を接続することができる。

ハードディスク１８０は、本ハードウェアを検索処理装置４として機能させるための各種プログラム、本発明の機能を実行するプログラム及び後述するデータベース等を記憶する。なお、検索処理装置４は、外部に別途設けたハードディスク（図示せず）を外部記憶装置として利用することもできる。

光ディスクドライブ１９０としては、例えば、ＤＶＤ−ＲＯＭドライブ、ＣＤ−ＲＯＭドライブ、ＤＶＤ−ＲＡＭドライブ、ＣＤ−ＲＡＭドライブを使用することができる。この場合は各ドライブに対応した光ディスク２１０を使用する。光ディスク２１０から光ディスクドライブ１９０によりプログラム又はデータを読み取り、Ｉ／Ｏコントローラ１６０を介してメインメモリ１４０又はハードディスク１８０に提供することもできる。

なお、本発明でいうコンピュータとは、記憶装置、制御部等を備えた情報処理装置をいい、検索処理装置４は、記憶装置１７０、制御部１００等を備えた情報処理装置により構成される。

以上の例は、検索処理装置４について主に説明したが、コンピュータに、プログラムをインストールして、そのコンピュータをサーバ装置として動作させることにより上記で説明した機能を実現することもできる。したがって、本発明において一実施形態として説明した検索処理装置４により実現される機能は、上述の方法を当該コンピュータにより実行することにより、或いは、上述のプログラムを当該コンピュータに導入して実行することによっても実現可能である。

［端末装置２のハードウェア構成］
図３は、本発明の一実施形態である端末装置２のハードウェア構成を示す図である。図３に示すように、制御部３００、記憶装置３１０、操作部３２０、通信部３３０及び表示部３４０がバスライン３５０により接続されて端末装置２を構成する。

制御部３００は、主としてＣＰＵ（ＣｅｎｔｒａｌＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ）等により構成され、端末装置２を統括的に制御する部分であり、記憶装置３１０に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。

記憶装置３１０は、ハードディスク、光ディスクドライブ、半導体メモリ等により構成され、各種データや各種プログラム及び本発明の機能を実行するプログラム等を記憶する。

操作部３２０は、各種設定や入力操作を行う操作ボタン群、決定操作ボタン等を備えており、操作部３２０による入力情報は制御部３００の制御下で処理される。表示部３４０は、ＬＣＤ（ＬｉｑｕｉｄＣｒｙｓｔａｌＤｉｓｐｌａｙ）や有機ＥＬ（ＥｌｅｃｔｏｒｏＬｕｍｉｎｅｓｃｅｎｃｅ）によって構成され、各種情報を表示する。

通信部３３０は、通信回線６を介して検索処理装置４から送信される各種情報を受信し、通信回線６を介して各種情報を送信する。通信部３３０は、無線通信に必要なアンテナ及びアンテナ信号処理回路等を含んで構成される。

［検索処理システム１の機能構成］
図４は、本発明の検索システムの一実施形態である検索処理システム１の機能構成を示す機能ブロック図である。
まず端末装置２の機能構成について説明する。端末装置２は、検索要求部１１と、検索結果受信部１２と、情報付加部１３と、属性プロファイル作成部１４と、属性推定部１５と、分布情報修正部１６と、検索結果併合部１７と、提示部１８と、削除部１９と、クリックログＤＢ２１と、属性推定プロファイルＤＢ２２と、クリックプロファイルＤＢ２３と、検索要求属性対応ＤＢ２４とを備える。

検索要求部１１、検索結果受信部１２、情報付加部１３、属性プロファイル作成部１４、属性推定部１５、分布情報修正部１６、検索結果併合部１７、提示部１８、及び削除部１９は、主として制御部３００により構成される。
クリックログＤＢ２１、属性推定プロファイルＤＢ２２、クリックプロファイルＤＢ２３、及び検索要求属性対応ＤＢ２４は、主として記憶装置３１０により構成される。

検索要求部１１は、端末装置２を操作するユーザからの入力クエリの入力操作に応じて、この入力クエリを検索要求として送信する。すなわち、端末装置２を操作するユーザにより入力された入力クエリを受け付ける。そして、受け付けた入力クエリを含む検索要求を検索処理装置４へ送信する。

検索結果受信部（受信手段）１２は、検索処理装置４から送信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを受信する。

クリックログＤＢ（検索要求履歴記憶手段）２１は、検索結果受信部１２により受信されたクエリと、このクエリの検索要求属性と、このクエリを検索キーワードとして検索エンジンにより検索された検索結果と、この検索結果のＵＲＬ（ＵｎｉｆｏｒｍＲｅｓｏｕｒｃｅＬｏｃａｔｏｒ）のうち、ユーザが端末装置２を操作することにより選択（クリック）されたＵＲＬ（以下クリックＵＲＬという）と、このＵＲＬの検索要求属性とを対応付けて履歴データとして記憶する。この履歴データをクリックログと呼ぶ。クリックログは、例えば、図５に示すように、クリックデータテーブル２１ａとして蓄積的に記憶される。図５に示すクリックデータテーブル２１ａには、クリックＵＲＬが選択された時間、クエリ、クエリの検索要求属性、クリックＵＲＬ、クリックＵＲＬの検索要求属性、及びクリックＵＲＬの検索ランクが対応付けて記憶されている。

情報付加部（情報付加手段）１３は、クリックログＤＢ２１に記憶される入力クエリの検索要求属性、ＵＲＬの検索要求属性、及び検索結果に付加情報を対応付ける。ここで、付加情報としては、例えば入力クエリの検索要求属性又はクリックＵＲＬの検索要求属性がクリックログＤＢ２１に追加された時間が挙げられる。
属性プロファイル作成部（属性プロファイル作成手段）１４は、クリックログＤＢ２１に記憶される入力クエリの検索要求属性と、クリックログＤＢ２１に記憶されるＵＲＬの検索要求属性と、情報付加部１３により対応付けられた付加情報とに基づいて、検索要求属性の属性推定プロファイルを作成する。そして、属性プロファイル作成部１４は、作成された属性推定プロファイルを属性推定プロファイルＤＢ２２に記憶する。

属性推定プロファイルＤＢ２２は、入力クエリと、クリックＵＲＬと、入力クエリの検索要求属性と、クリックＵＲＬの検索要求属性とを対応付けて記憶する。図６は、属性推定プロファイルＤＢ２２に記憶される属性プロファイルテーブルの一例を示す図である。図６に示す属性プロファイルテーブル２２ａには、属性プロファイル作成部１４により作成された属性推定プロファイルとして、付加情報としての入力クエリの検索要求属性又はクリックＵＲＬの検索要求属性がクリックログＤＢ２１に追加された時間、入力クエリ、クリックＵＲＬ、入力クエリの検索要求属性、クリックＵＲＬの検索要求属性、及びクリックＵＲＬの検索ランクが対応付けて記憶されている。

属性推定部（検索要求属性推定手段）１５は、クリックログＤＢ２１に記憶された入力クエリの検索要求属性及びＵＲＬの検索要求属性に基づいて、ユーザにより入力操作された入力クエリのこのユーザに固有な検索要求属性を推定する。具体的には、属性推定部１５は、属性プロファイル作成部１４により作成された属性推定プロファイルに基づいて、ユーザにより入力操作された入力クエリのこのユーザに固有な検索要求属性を推定する。
また、属性推定部１５は、後述する分布情報修正部１６により修正された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報に基づいて、ユーザにより入力操作された入力クエリの、このユーザに固有な検索要求属性を推定する。
そして、属性推定部１５は、推定されたユーザに固有な検索要求属性をクリックプロファイルＤＢ２３に記憶する。

このように本実施形態の検索システム１において、端末装置２は、受信した入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを検索要求履歴記憶手段に記憶し、記憶した入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性とに基づいて、ユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定する。

このため、ユーザのプライバシー情報が含まれる入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを端末装置２に記憶することにより、検索処理装置４では処理の難しい、ユーザのプライバシー情報を保護しながら、ユーザに固有な検索要求属性を推定することができる。

また、本実施形態の端末装置２は、属性プロファイルに基づいて、ユーザにより入力操作された入力クエリのこのユーザに固有な検索要求属性を推定する。このように、属性プロファイルは、入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、付加情報とに基づいて作成されるため、より好適にユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定することができる。

クリックプロファイルＤＢ（固有検索要求属性記憶手段）２３は、属性推定部１５により推定された入力クエリのこのユーザに固有な検索要求属性を記憶する。図７は、クリックプロファイルＤＢ２３に記憶されるクリックプロファイルテーブルの一例を示す図である。図７に示すクリックプロファイルテーブル２３ａには、属性推定部１５により推定されたクエリ又はＵＲＬの検索要求属性と、各々の検索要求属性に対応した数値と、時間とが対応付けて記憶される。

各々の検索要求属性に対応した数値は、クリックログＤＢ２１における検索要求属性の相対出現頻度を、検索処理装置４の分布情報ＤＢ４２における各々の検索要求属性の相対出現頻度で修正した値である。また、時間は、属性の相対頻度を集計した時刻とする。これにより、属性推定部１５により検索要求属性を推定するときに、最近の属性プロファイルを重視するか、長期間の平均による属性プロファイルを重視するか等の調整が可能になる。なお、検索要求属性の相対出現頻度及び分布情報ＤＢ４２については、後述する。

分布情報修正部（分布情報集計手段、分布情報修正手段）１６は、クリックログＤＢ２１に記憶された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を集計する。そして、分布情報修正部１６は、検索処理装置４へ分布情報ＤＢ４２における各々の検索要求属性の分布情報を要求する。
また、分布情報修正部１６は、検索処理装置４から送信された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報に基づいて、集計された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を修正する。分布情報の一例としては、検索要求属性の相対出現頻度が挙げられる。

ここで、分布情報修正部１６によりクリックログＤＢ２１における検索要求属性の相対出現頻度を、検索処理装置４の分布情報ＤＢ４２における各々の検索要求属性の相対出現頻度で修正する手法は、さまざまな手法がある。そのうちの一例として、クリックログＤＢ２１における検索要求属性の相対出現頻度と、検索処理装置４の分布情報ＤＢ４２における各々の検索要求属性の相対出現頻度との相対エントロピー又はＫｕｌｌｂａｃｋ−Ｌｅｉｂｌｅｒｄｉｖｅｒｇｅｎｃｅを算出する手法が挙げられる。

ｕは、クリックログＤＢ２１における検索要求属性の分布情報を示す。また、ａは、ある特定の検索要求属性を示す。分布情報ＤＢ４２に記憶される全ての検索要求属性について式（１）の総和を求めることにより、クリックログＤＢ２１における検索要求属性の相対出現頻度と、検索処理装置４の分布情報ＤＢ４２における各々の検索要求属性の相対出現頻度との相対エントロピー又はＫｕｌｌｂａｃｋ−Ｌｅｉｂｌｅｒｄｉｖｅｒｇｅｎｃｅを算出することができる。

そして、算出された相対エントロピー又はＫｕｌｌｂａｃｋ−Ｌｅｉｂｌｅｒｄｉｖｅｒｇｅｎｃｅの値が所定の閾値よりも大きい場合には、属性推定部１５は、該当する検索要求属性をユーザに固有な検索要求属性として推定することができる。

検索結果併合部（検索結果取得手段、検索結果併合手段）１７は、クリックプロファイルＤＢ２３に記憶されるユーザに固有な検索要求属性と、入力クエリと、所定の条件とに基づいて、クリックログＤＢ２１に記憶された検索結果を取得する。
ここで、検索結果併合部１７は、所定の条件として、検索要求属性対応ＤＢ２４を適用することができる。

図８は、検索要求属性対応ＤＢ（所定の条件）２４に記憶される検索要求属性対応テーブルの一例を示す図である。検索要求属性対応テーブルは、検索要求属性と、この検索供給属性に対応する処理とが対応付けて記憶される。例えば、検索要求属性が「中古車」のときには、対応する処理は「該当するクリックＵＲＬのランクを２上げる」となる。また、検索要求属性が「自動車」のときには、対応する処理は「該当する検索要求属性を有する広告を表示する」となる。また、検索要求属性が「音楽ダウンロード」のときには、対応する処理は「該当するクリックＵＲＬで最も上位のものをランクの１位にする」となる。また、検索要求属性が「音楽ダウンロード」のときには、対応する処理は「該当するクリックＵＲＬのスコアを５％上げる」となる。また、検索要求属性が「音楽ダウンロード」のときには、対応する処理は「該当する検索要求属性を有する広告を表示する」となる。

そして、検索結果併合部１７は、取得した検索結果と、検索結果受信部１２により受信された検索結果とを併合する。
提示部（検索結果表示手段）１８は、検索結果併合部１７により併合して得られた検索結果を表示部３４０に表示させる。

このように、端末装置２は、ユーザに固有な検索要求属性に関連する検索結果と、クリックログＤＢ２１に記憶された検索結果とを併合し、併合された検索結果をユーザに提示する。このため、ユーザに固有な検索要求属性を用いて検索結果をユーザごとにパーソナライズすることができる。

削除部（削除手段）１９は、クリックログＤＢ２１に記憶される入力クエリの検索要求属性、ＵＲＬの検索要求属性、検索結果及び付加情報をユーザの入力操作に応じて任意に削除する。

このように、端末装置２は、ユーザのプライバシー情報が含まれる入力クエリの検索要求属性、ＵＲＬの検索要求属性、検索結果及び付加情報をユーザの入力操作に応じて任意に削除することができる。このため、例えばユーザのプライバシー情報が第三者に渡ることを防ぐことができる。

次に、検索処理装置４の機能構成について説明する。
検索処理装置４は、検索要求受信部３１と、検索実行部３２と、属性付与部３３と、検索結果送信部３４と、分布情報要求受信部３５と、分布情報要求送信部３６と、検索要求属性辞書４１と、分布情報ＤＢ４２とを備える。また、検索処理装置４は、入力クエリに応じて検索エンジンによりウェブページの検索を実行する。
検索要求受信部３１、検索実行部３２、属性付与部３３、検索結果送信部３４、分布情報要求受信部３５、分布情報要求送信部３６は、主として制御部１００により構成される。
検索要求属性辞書４１、分布情報ＤＢ４２は、主として記憶装置１７０により構成される。

検索要求受信部３１は、端末装置２から送信された入力クエリを含む検索要求を受信する。
検索実行部３２は、検索要求受信部３１により受信された検索要求に応じて検索エンジンにより検索処理を実行する。

属性付与部（クエリ属性付与手段、ＵＲＬ属性付与手段）３３は、検索要求受信部３１により受信された入力クエリに検索要求属性を付与する。このとき、属性付与部３３は、検索要求属性辞書４１に記憶されたクエリと、このクエリの検索要求属性と基づいて、入力クエリに検索要求属性を付与する。
また、属性付与部３３は、検索実行部３２により得られた検索結果に含まれる各々のＵＲＬに検索要求属性を付与する。このとき、属性付与部３３は、検索要求属性辞書４１に記憶されたＵＲＬと、このＵＲＬの検索要求属性と基づいて、ＵＲＬに検索要求属性を付与する。

検索要求属性辞書（クエリ検索要求属性記憶手段、ＵＲＬ検索要求属性記憶手段）４１は、クエリと、このクエリの検索要求属性とを対応付けて記憶する。また、検索要求属性辞書４１は、ＵＲＬと、このＵＲＬの検索要求属性とを対応付けて記憶する。
図９は、検索要求属性辞書４１の一例を示す図である。図９（ａ）は、クエリ属性辞書の一例を示す図であり、クエリの検索要求属性が関連性の高いグループごとに分けられている。例えば、クエリ「カ○ーラ」に対応する検索要求属性１（図６中では属性１と表記）「自動車」、検索要求属性２（図６中では属性２と表記）「中古車」、及び検索要求属性３（図６中では属性３と表記）「国産車」が検索要求属性グループ１として記憶されている。

また、図９（ｂ）は、ＵＲＬ属性辞書の一例を示す図であり、クエリの検索要求属性が関連性の高いグループごとに分けられている。例えば、ＵＲＬ「ｈｔｔｐ：／／ｘｘｘ．ｙｙｙ．ｚｚｚ」に対応する検索要求属性１（図６中では属性１と表記）「自動車」、検索要求属性２（図６中では属性２と表記）「中古車」、及び検索要求属性３（図６中では属性３と表記）「国産車」が検索要求属性グループ１として記憶されている。

検索結果送信部（送信手段）３４は、属性付与部３３により付与された入力クエリの検索要求属性と、属性付与部３３により付与された各々のＵＲＬの検索要求属性と、検索実行部３２により得られた検索結果とを端末装置２へ送信する。

分布情報要求受信部（分布情報受信手段）３５は、端末装置２からの入力クエリ又はＵＲＬの検索要求属性の分布情報の要求を受け付ける。
分布情報ＤＢ（分布情報記憶手段）４２は、入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を記憶する。ここで、検索処理装置４は、分布情報ＤＢ４２に記憶される入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報について、例えば検索サービスのサービス履歴における検索要求属性の分布情報を図示しないリダイレクトサーバから提供されることにより取得してもよい。

分布情報要求送信部３６（分布情報送信手段）は、端末装置２からの分布情報の要求に応じて、分布情報ＤＢ４２に記憶される入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を端末装置２へ送信する。

このように、本実施形態の検索処理システム１において、検索処理装置４は、端末装置２からの分布情報の要求に応じて、入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を端末装置２へ送信する。
そして、端末装置２は、入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を集計し、検索処理装置４から提示された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報に基づいて、集計された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を修正する。そして、修正された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報に基づいて、ユーザにより入力操作された入力クエリのこのユーザに固有な検索要求属性を推定する。

［処理の流れ］
図１０は、本実施形態の検索処理システム１における検索要求属性を推定する処理の流れを示すフローチャートである。
ステップＳ１：検索要求部１１は、端末装置２を操作するユーザにより入力された入力クエリを受け付ける。
ステップＳ２：検索要求部１１は、ステップＳ１において受け付けた入力クエリを含む検索要求を端末装置２へ送信する。

ステップＳ３：検索要求受信部３１は、ステップＳ２において端末装置２から送信された入力クエリを含む検索要求を受信する。
ステップＳ４：検索実行部３２は、ステップＳ３において受信された検索要求に応じて検索エンジンにより検索処理を実行する。

ステップＳ５：属性付与部３３は、ステップＳ３において受信された入力クエリ及びステップＳ４において得られた検索結果に含まれるＵＲＬに検索要求属性を付与する。
ステップＳ６：検索結果送信部３４は、ステップＳ５において付与された入力クエリの検索要求属性及びＵＲＬの検索要求属性と、ステップＳ４において得られた検索結果とを端末装置２へ送信する。

ステップＳ７：検索結果受信部１２は、ステップＳ６において送信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを受信する。
ステップＳ８：情報付加部１３は、ステップＳ７において受信された入力クエリの検索要求属性、ＵＲＬの検索要求属性及び検索結果に付加情報を対応付ける。

ステップＳ９：属性プロファイル作成部１４は、クリックログＤＢ２１に記憶される入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、ステップＳ８において対応付けられた付加情報とに基づいて、検索要求属性の属性推定プロファイルを作成する。
ステップＳ１０：属性推定部１５は、ステップＳ９において作成された検索要求属性の属性推定プロファイルに基づいて、ユーザにより入力された入力クエリのユーザに固有な検索要求属性を推定する。

図１１は、本実施形態の検索処理システム１における検索要求属性の分布情報を修正する処理の流れについて示すフローチャートである。
ステップＳ２１：分布情報修正部１６は、クリックログＤＢ２１又はクリックプロファイルＤＢ２３に記憶された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を集計する。
ステップＳ２２：分布情報修正部１６は、検索処理装置４へ検索要求属性の分布情報を要求する。

ステップＳ２３：分布情報要求受信部３５は、ステップＳ２２において要求された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報の要求を受け付ける。
ステップＳ２４：分布情報要求送信部３６は、ステップＳ２３において受信された分布情報の要求に応じて、分布情報ＤＢ４２に記憶される入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を端末装置２へ送信する。

ステップＳ２５：分布情報修正部１６は、ステップＳ２４において送信された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を受信する。
ステップＳ２６：分布情報修正部１６は、ステップＳ２５において受信された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報に基づいて、ステップＳ２１において集計された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を修正する。

図１２は、本実施形態の検索処理システム１における検索結果を併合する処理の流れについて示すフローチャートである。
ステップＳ３１：検索結果受信部１２は、検索処理装置４から送信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを受信する。
ステップＳ３２：検索結果併合部１７は、クリックプロファイルＤＢ２３に記憶されるユーザに固有な検索要求属性と、入力クエリと、所定の条件とに基づいて、クリックログＤＢ２１に記憶された検索結果を取得する。

ステップＳ３３：検索結果併合部１７は、ステップＳ３１において受信された検索結果と、ステップＳ３２において取得した検索結果とを併合する。
ステップＳ３４：提示部１８は、ステップＳ３３において併合されて得られた検索結果を表示部３４０に表示させる。

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。

本発明の検索処理システムの一実施形態に係る検索処理システム１の概略を示す図である。本発明の一実施形態である検索処理装置４のハードウェア構成を示す図である。本発明の一実施形態である端末装置２のハードウェア構成を示す図である。本発明の検索処理システムの一実施形態である検索処理システム１の機能構成を示す機能ブロック図である。クリックログＤＢ２１の一例を示す図である。属性推定プロファイルＤＢ２２の一例を示す図である。クリックプロファイルＤＢ２３の一例を示す図である。検索要求属性対応ＤＢ２４の一例を示す図である。検索要求属性辞書４１の一例を示す図である。本実施形態の検索処理システム１における検索要求属性を推定する処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態の検索処理システム１における検索要求属性の分布情報を修正する処理の流れについて示すフローチャートである。本実施形態の検索処理システム１における検索結果を併合する処理の流れについて示すフローチャートである。

符号の説明

１検索システム
２端末装置
３検索サーバ
４検索処理装置
５外部サーバ
６通信回線
１２検索結果受信部（受信手段）
１４属性プロファイル作成部
２１クリックログＤＢ（検索要求履歴記憶手段）
２３クリックプロファイルＤＢ（固有検索要求履歴記憶手段）
３３属性付与部（クエリ属性付与手段、ＵＲＬ属性付与手段）
３４検索結果送信部
４１検索要求属性辞書（クエリ検索要求属性記憶手段、ＵＲＬ検索要求属性記憶手段）

Claims

ユーザからの入力クエリの入力操作に応じて当該入力クエリを検索要求として送信する端末装置と、前記入力クエリに応じて検索エンジンによりウェブページの検索を実行する検索処理装置とが通信可能に接続される検索処理システムにおいて、
前記検索処理装置は、
クエリと、当該クエリの検索要求属性とを対応付けて記憶するクエリ検索要求属性記憶手段と、
ＵＲＬと、当該ＵＲＬの検索要求属性とを対応付けて記憶するＵＲＬ検索要求属性記憶手段と、
前記クエリ検索要求属性記憶手段に記憶されたクエリと、当該クエリの検索要求属性とに基づいて、前記入力クエリに検索要求属性を付与するクエリ属性付与手段と、
前記ＵＲＬ検索要求属性記憶手段に記憶されたＵＲＬと、当該ＵＲＬの検索要求属性とに基づいて、前記入力クエリに応じて前記検索エンジンにより得られた検索結果に含まれる各々のＵＲＬに検索要求属性を付与するＵＲＬ属性付与手段と、
前記クエリ属性付与手段により付与された入力クエリの検索要求属性と、前記ＵＲＬ属性付与手段により付与された各々のＵＲＬの検索要求属性と、前記検索結果とを前記端末装置へ送信する送信手段と、を備え、
前記端末装置は、
前記検索処理装置から送信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを記憶する検索要求履歴記憶手段と、
前記検索要求履歴記憶手段に記憶された入力クエリの検索要求属性及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報と、前記検索処理装置において検索が行われた入力クエリの検索要求属性及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報との相違に応じて、前記検索要求属性を選択することにより、前記ユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定する検索要求属性推定手段と、
前記検索要求属性推定手段により推定された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を記憶する固有検索要求属性記憶手段と、
前記固有検索要求属性記憶手段に記憶される前記ユーザに固有な検索要求属性と、前記入力クエリと、所定の条件とに基づいて、前記検索要求履歴記憶手段に記憶された検索結果を取得する検索結果取得手段と、
前記受信手段により受信された検索結果と、前記検索結果取得手段により取得された検索結果とを、前記所定の条件に対応して予め定められた処理を実行することにより併合する検索結果併合手段と、
前記検索結果併合手段により併合して得られた検索結果を表示する検索結果表示手段と、を備えることを特徴とする検索処理システム。
前記端末装置は、
前記検索要求履歴記憶手段に記憶される入力クエリの検索要求属性、ＵＲＬの検索要求属性、及び検索結果に付加情報を対応付ける情報付加手段と、
前記検索要求履歴記憶手段に記憶される入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、前記情報付加手段により対応付けられた付加情報とを対応付けることにより、検索要求属性の属性推定プロファイルを作成する属性プロファイル作成手段を更に備え、
前記検索要求属性推定手段は、前記属性プロファイル作成手段により作成された属性推定プロファイルに基づいて、前記ユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定することを特徴とする請求項１に記載の検索処理システム。
前記検索処理装置は、
前記端末装置からの前記入力クエリ又は前記ＵＲＬの検索要求属性の分布情報の要求を受け付ける分布情報受信手段と、
前記入力クエリ及び前記ＵＲＬの検索要求属性の分布情報を記憶する分布情報記憶手段と、
前記端末装置からの分布情報の要求に応じて、前記分布情報記憶手段に記憶される入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を前記端末装置へ送信する分布情報送信手段と、を更に備え、
前記端末装置は、
前記検索要求履歴記憶手段に記憶された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を集計する分布情報集計手段と、
前記分布情報送信手段により送信された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報との相違が大きいほど、前記分布情報集計手段により集計された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報を増加させるように修正する分布情報修正手段と、を更に備え、
前記検索要求属性推定手段は、前記分布情報修正手段により修正された入力クエリ及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報が予め定めた閾値より大きい前記検索要求属性を選択することにより、前記ユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定することを特徴とする請求項１又は２に記載の検索処理システム。
前記検索要求履歴記憶手段に記憶される、前記入力クエリの検索要求属性、前記ＵＲＬの検索要求属性、前記検索結果及び前記付加情報を任意に削除する削除手段を更に備えることを特徴とする請求項２に記載の検索処理システム。
入力クエリに応じて検索エンジンによりウェブページの検索を実行する検索処理装置と通信可能に接続され、ユーザからの前記入力クエリの入力操作に応じて当該入力クエリを検索要求として送信する端末装置において、
前記検索処理装置から送信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と検索結果とを記憶する検索要求履歴記憶手段と、
前記検索要求履歴記憶手段に記憶された入力クエリの検索要求属性及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報と、前記検索処理装置において検索が行われた入力クエリの検索要求属性及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報との相違に応じて、前記検索要求属性を選択することにより、前記ユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定する検索要求属性推定手段と、
前記検索要求属性推定手段により推定された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を記憶する固有検索要求属性記憶手段と、
前記固有検索要求属性記憶手段に記憶される前記ユーザに固有な検索要求属性と、前記入力クエリと、所定の条件とに基づいて、前記検索要求履歴記憶手段に記憶された検索結果を取得する検索結果取得手段と、
前記受信手段により受信された検索結果と、前記検索結果取得手段により取得された検索結果とを、前記所定の条件に対応して予め定められた処理を実行することにより併合する検索結果併合手段と、
前記検索結果併合手段により併合して得られた検索結果を表示する検索結果表示手段と、を備えることを特徴とする端末装置。
ユーザからの入力クエリの入力操作に応じて当該入力クエリを検索要求として送信する端末装置と、前記入力クエリに応じて検索エンジンによりウェブページの検索を実行する検索処理装置とが通信可能に接続される検索処理システムで実行される検索処理方法において、
前記検索処理装置が、クエリ検索要求属性記憶手段に記憶されたクエリと、当該クエリの検索要求属性とに基づいて、前記入力クエリに検索要求属性を付与するクエリ属性付与ステップと、
前記検索処理装置が、ＵＲＬ検索要求属性記憶手段に記憶されたＵＲＬと、当該ＵＲＬの検索要求属性とに基づいて、前記入力クエリに応じて前記検索エンジンにより得られた検索結果に含まれる各々のＵＲＬに検索要求属性を付与するＵＲＬ属性付与ステップと、
前記検索処理装置が、前記クエリ属性付与ステップにより付与された入力クエリの検索要求属性と、前記ＵＲＬ属性付与ステップにより付与された各々のＵＲＬの検索要求属性と、前記検索結果とを前記端末装置へ送信する送信ステップと、
前記端末装置が、前記送信ステップにおいて送信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを受信する受信ステップと、
前記端末装置が、前記受信ステップにより受信された入力クエリの検索要求属性と、ＵＲＬの検索要求属性と、検索結果とを記憶する検索要求履歴記憶ステップと、
前記端末装置が、前記検索要求履歴記憶ステップにおいて記憶された入力クエリの検索要求属性及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報と、前記検索処理装置において検索が行われた入力クエリの検索要求属性及びＵＲＬの検索要求属性の分布情報との相違に応じて、前記検索要求属性を選択することにより、前記ユーザにより入力操作された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を推定する検索要求属性推定ステップと、
前記端末装置が、前記検索要求属性推定ステップにより推定された入力クエリの当該ユーザに固有な検索要求属性を記憶する固有検索要求属性記憶ステップと、
前記端末装置が、前記固有検索要求属性記憶ステップにおいて記憶された前記ユーザに固有な検索要求属性と、前記入力クエリと、所定の条件とに基づいて、前記検索要求履歴記憶ステップにおいて記憶された検索結果を取得する検索結果取得ステップと、
前記端末装置が、前記受信ステップにおいて受信された検索結果と、前記検索結果取得ステップにおいて取得された検索結果とを、前記所定の条件に対応して予め定められた処理を実行することにより併合する検索結果併合ステップと、
前記端末装置が、前記検索結果併合ステップにおいて併合して得られた検索結果を表示する検索結果表示ステップと、を含むことを特徴とする検索処理方法。