JP4981408B2 - 粉粒体のガス化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般廃棄物そして産業廃棄物、バイオマス、下水汚泥、石炭等の可燃物を熱分解ガス化して高カロリーの燃料ガスを発生して、例えば分散型発電などの小型な局地的利用を可能とする、高効率で操作の安全で設備費の安価な粉粒体のガス化装置に関する。
一般廃棄物および産業廃棄物をガス化して高カロリーの燃料ガスを製造する公知技術の多くは集中処理用の大型プラントに向いているものである。それらは、局地的に発生するバイオマスや産業廃棄物などその場で、例えば、分散型発電用の高カロリー燃料ガスに転化する設備としては不適なものが主であり、単位処理量当たりの設備費が嵩む。
その中で中小規模処理に使用できるものとして間接加熱の回転炉方式による熱分解プロセスが公知であるが、これは高カロリー可燃ガスを発生する一方で、多量の炭素質固体であるチャーを排出する。このチャーを焼却して減容処理するために、発生した高カロリーガスの大部分あるいは全部を他の装置内で燃焼して消費する必要が生ずるので、折角発生した高カロリーガスを、例えば分散型発電用として安定して供給することができない。
大きな発熱量を有するチャー中の炭素分を、装置内で燃焼してガス化反応の熱源とする技術として、砂粒等の固体の粒子を2つの流動層間に循環する熱媒体循環加熱の技術が、例えば非特許文献1で公知であり、大、中規模の固形廃棄物ガス化に実用化されている。この技術は一方の流動層に固形廃棄物が送入されて熱分解ガス化反応を進行させ、残留した炭素質含有のチャーは循環する砂粒等の熱媒体に乗って他の流動層にに至り、外部から送入される空気によって炭素質を燃焼することにより、熱媒体を加熱する。
すなわち、非特許文献1における技術はチャー中の炭素質を燃焼して発生した熱エネルギーを循環する熱媒体によって熱分解ガス化の反応領域に輸送することが特徴であり、熱媒体を2つの流動層間に定常安定的に循環させる技術がその中核になっている。
Fluidization Engineering (Second edition) (Butterworth Heinemann 社 (USA), 1991年発行)(p 49, Fig 21(a))
しかしながら、上述の非特許文献1に開示された熱媒体循環による固形廃棄物の熱分解ガス化技術は、次の(1)〜(4)の4つの理由により、分散型発電などを目的とする中小規模の固形廃棄物熱分解ガス化用としては不向きである。
(1)発生する高カロリーガスと炭素質酸化燃焼用の空気が、どのような場合にでも混合して爆発に至ることが無いように、相互漏洩を阻止するために、構成される二塔流動層間の粉粒体循環系は大型の装置となり、その設備費が嵩む。
(2)粉粒体の定常安定的循環を確立するための自動制御による高度なシステムを必要とする。
(3)粉粒体の定常安定的循環のために多量の水蒸気を必要とする。
(4)流動層の底部は圧力が高く、その位置に粗大な無機物が沈殿・滞留するので、運転中に高圧に抗してこれらを排出除去する機構に高額な設備費を要する。
このような事情に鑑み、本発明は、運転操作が容易であり設備が小さいながら、高効率で可燃固体を熱分解ガス化させ、高カロリーの可燃ガスを発生させることのできる中小規模の粉粒体のガス化装置を提供することを課題とする。
本発明に係る粉粒体のガス化装置は、水平もしくは水平面に対し3度以下の傾角をもつ軸線まわりに回転する筒状体と、該筒状体の一端側開口から該筒状体内に投入された被加熱物たる可燃な粉粒体を上記軸線方向で他端側開口に向けて搬送する搬送手段と、搬送中に加熱処理された粉粒体を上記他端側開口から排出する。
かかる粉粒体のガス化装置において、本発明は、搬送手段が軸線方向中間部で筒状体内に配され、該筒状体の内部空間に連通する可燃ガス導出管が筒状体の一端側に、該筒状体の内部空間に連通するガス排出管が筒状体の他端側にそれぞれ接続されており、搬送手段は上記軸線方向で中間部に位置して筒状体内に平行に配された複数の内筒体内に、上記軸線方向の中心線まわりに形成された螺旋板が該螺旋板の外周縁で上記内筒体の内周面に取り付けられて形成され、上記内筒体は直接もしくは取付部材を介して間接に上記筒状体に取り付けられ、上記筒状体を軸線方向から見たときの該筒状体の内部の円領域が螺旋板そして取付部材により占められており、上記複数の内筒体は、該複数の内筒体の一端側開口同士そして他端側開口同士を連通する一端側連絡空間と他端側連絡空間とを筒状体のそれぞれの端部側で該筒状体の内部に形成するように配置され、少なくとも一つの内筒体内の螺旋板が他の内筒体内の螺旋板に対し搬送方向を逆としており、一端側連絡空間と他端側連絡空間の少なくとも一方の連絡空間に、該空間内で粉粒体を軸線方向に往復せしめる循環手段が設けられ、筒状体の他端側内部には酸素含有気体を供給する気体送気管が配設されていることを特徴としている。
このように構成される本発明装置にあっては、筒状体の一端側開口から筒状体内へ投入された粉粒体は、筒状体の回転と共に、加熱されながら搬送手段によって筒状体内を他端側開口に向け移動する。粉粒体は可燃であり、上記一端側開口付近の領域が熱分解ガス化領域を形成して粉粒体から可燃ガスが発生し、また、他端側開口付近の領域が酸化加熱領域をなして燃焼ガスが発生する。
筒状体の内部では、該筒状体の内面と内筒体の外面の間、そして内筒体の外面同士間の空間は取付部材によって軸方向で、塞がれて遮断されている。したがって、内筒体内に粉粒体が存在しない状況では、内筒体内に螺旋流路が形成されているので、軸方向で内筒体内の両端側の気体が内筒体内を軸方向に流通可能である。しかし、本発明装置の操業中は、筒状体の一端側開口から投入された粉粒体が上記内筒体内に充填されており、内筒体の両端での静圧差が著しく大きくない限り、内筒体内の粉粒体層での大きな流動抵抗によって、上記両端での気体の流通は実質的に阻止される。換言すれば、粉粒体が充填されている内筒体は、上記熱分解ガス化領域と酸化加熱領域との中間に位置して両領域間での気体の流通を阻止する粉粒シールとしての機能を発揮する。熱分解ガス化領域が位置する筒状体の一端側には可燃ガス導出管、そして酸化加熱領域が位置する他端側にはガス排出管が設けられていて、また両領域は上述のごとく内筒体内の粉粒体のシール機能で分離されているので、可燃ガスそして燃焼ガスは、混合されることなく、これらの管からそれぞれ分離して取り出される。
本発明では、上記少なくとも一つの内筒体と他の内筒体とで、搬送方向が逆なので、粉粒体は、一つの内筒体で一端側から他端側へ搬送された後、連絡空間を経て他の内筒体に入り逆方向に搬送されて上記一つの内筒体へ戻るようになり、複数の内筒体により循環流をなす。したがって、粉粒体の上記内筒体と筒状体の他端側での間に熱エネルギの輸送が行われ、粉粒体の加熱が良好に行われる。上記一端側連絡空間は熱分解ガス化領域に、そして他端側連絡空間は酸化加熱領域にそれぞれ連通する。
本発明において、粉粒体が固体可燃物であり不燃の無機物が含有されていないときには、操業開始時から適量の熱媒体を粉粒体に混入させておくことが好ましい。粉粒体に、一般廃棄物、石炭のように不燃の無機物が含有されているときには、加熱を受けて該無機物が残留蓄積するので、これが熱媒体となる。したがって、本発明装置の操業中は、可燃粉粒体と不燃熱媒体が混在し、この熱媒体が粉粒体への熱伝達に寄与する。
互いに搬送方向を逆とするように内筒体が対をなして設けられている場合、粉粒体の循環量は筒状体への粉粒体の供給量に対して10倍以上にもすることができる。熱分解ガス化領域において必要とする熱エネルギーは酸化加熱領域から移送することができる。その際、酸化加熱領域から入る熱媒体の温度は熱分解ガス化領域の粉粒体の温度よりも50〜200℃程度高い。
本発明では、一端側連絡空間と他端側連絡空間の少なくとも一方の連絡空間に、該空間内で粉粒体を軸線方向に往復せしめる循環手段が設けられているので、これらの連通空間でも、粉粒体の循環による滞留時間を長くして、熱分解ガス化そして酸化加熱を促進させることができる。
また、本発明では、筒状体の他端側内部には酸素含有気体を供給する気体送気管が配設されているので、酸素含有気体により酸化加熱領域での酸化が促進される。
また、筒状体の一端側内部には、気体送気管により水蒸気を供給することができる。熱分解ガス化領域内で転動する粉粒体そして熱媒体中には、可燃固体の熱分解によって発生した炭素質を含むが、転動する粉粒状熱媒体層中に水蒸気を送入して上記炭素質の一部をガス化することができる。その際、熱分解ガス化反応のために必要とする熱エネルギーは、酸化加熱領域から複数個の内筒体で成る搬送手段を通じて循環してくる高温度の熱媒体によって供給される。
熱分解ガス化領域から循環して酸化加熱領域に入ってくる粉粒体そして熱媒体中には炭素質が含有される。この酸化加熱領域に連通する他端側連絡空間に気体送気管が配され酸素含有気体、例えば空気、酸素と水蒸気の混合気体を供給すると、上記炭素質の全部あるいは一部を酸化燃焼する。その際、発生する熱エネルギーは粉粒状熱媒体を加熱して熱分解ガス化領域において必要とする熱エネルギーを発生する。
本発明において、上記循環手段は、筒状体の軸線を含むもしくは該軸線と平行な板で該筒状体の内部空間を二分する仕切板と、該仕切板の板厚方向で一方から見たときに同方向に傾斜する複数のガイド板が該仕切板の両面から立設されている該ガイド板とを有するようにして形成することができる。
筒状体の一端側に配された仕切板そしてガイド板から成る循環手段の一端側(筒状体の一端側開口側)に形成されている熱分解ガス化領域では、400〜1000℃の温度の熱媒体が転動しており、ガイド板と仕切板の作用により軸方向に循環している。原料たる粉粒体(可燃固体)は筒状体の一端側開口から送入され、高温で循環する上記熱媒体の流れに巻き込まれて分散され、加熱を受けて熱分解ガス化反応を進行させる。発生した可燃ガス(そして可燃蒸気)は可燃ガス導出管を経て装置外に送り出される。
本発明において、気体送気管は筒状体の内面位置に複数設けられ、これらの気体送気管は筒状体外に静止設置された分配装置に対して、相対回転を許容そしてシールされつつ、接続されているようにすることができる。こうすれば、分配装置によって、筒状体の回転に伴い、下位にきた気体送気管、すなわち粉粒体層が存在する位置にある気体送気管にのみ酸素含有ガスを送ることができる。
本発明において、螺旋板を内蔵せる内筒体は、筒状体の一端側に向く端部に、粉粒体を掻き上げて内筒体内に取り入れる掻き上げ部材を有していることが好ましい。こうすることにより内筒体への粉粒体の取入れ能力を増大できる。
上記掻き上げ部材は、例えば、内筒体の端部に取り付けられた筒状蓋体であり、筒状体の回転に伴い、内筒体が筒状体内で最下位に位置したときに、該筒状蓋体の下面側となる周壁の一部が開口していて取入口を形成しているようにすることができる。
本発明において、装置の始動時及び補助燃料使用時には酸化加熱領域にバーナを設置することがきる。
本発明は以上のように、回転する筒状体の軸線方向中間部に、螺旋板を内蔵する内筒体を配置して、その両側に熱分解ガス化領域と酸化加熱領域とを、上記内筒体内の粉粒体により両領域間での気体の流通を阻止する状態で、形成することとしたので、熱分解ガス化領域から可燃ガスを、そして酸化加熱領域から燃焼ガスを、それぞれ混合せずに、高純度の状態で取り出せ、その後の利用にきわめて有効となる。
また、両領域間の発生ガスの流通を確実に阻止することができるので、固形廃棄物、バイオマス、下水汚泥、石炭等の可燃物を原料とし、酸化ガスとして空気を使用することにより、4000kcal/Nm以上の高カロリー可燃ガスを発生する、運転が安全、しかも設備の小さい反応装置を提供することができ、局地的に発生する固形可燃物の分散型ガス化と発電に寄与するものである。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。
<第一実施形態>
図1に示される本実施形態装置は、水平あるいは水平面に対して若干の傾角(例えば3度以下)をもって右側が上がっている軸線1を中心線とする筒状体2を有し、該筒状体2は、軸線方向両端で外周に取り付けられたリング3で、軸受3Aに回転自在に支持され、図示しない駆動装置によって、例えば1〜15rpmで上記軸線1まわりに回転している。筒状体2は、通常、金属板で作製され、好ましくは、その内面に耐熱性の断熱材が内張りされている。上記筒状体2は一端側(図1にて右端側)に小径の筒状開口2Aを有している。
上記筒状体2の右方には、原料たる固形可燃物の粉粒体Mを貯留せるホッパ4が設けられ、該ホッパ4の下部からは上記筒状体2の筒状開口2A内に進入せる供給管4Aが軸線1方向に延びている。この供給管4A内には、ホッパ4内の粉粒体Mを筒状体2内へ送り出す供給手段としての回転スクリュ4Bが設けられている。なお、この回転スクリュ4Bの軸体4Cはシール4Dによりシールされた状態でホッパ4外に突出し、図示せぬ駆動源に連結されている。
上記筒状体2の筒状開口2Aの開口端には、可燃ガス導出管5が接続されている。該可燃ガス導出管5は、上記筒状開口2Aの開口端の相対回転を許容しつつシールするシールフランジ付の接続部5Aとここから半径方向(図にて上方)に延出する導出部5Bとを有している。接続部5Aは上記筒状開口2Aとほぼ同一直径でホッパ4の供給管4Aと同心である。そして、上記接続部5Aの右端部を上記供給管4Aが貫通している。
上記筒状体2内には、軸線1方向での一端側(図1で右端側)から、他端側に向けて第一循環手段10、搬送手段20、そして第二循環手段30が設けられている。
第一循環手段10は、軸線1を含む面で筒状体2の内部を二つに区分するように該筒状体2の内面に取り付けられている仕切板11と、該仕切板の両面で垂立し、上記軸線1に対して傾斜せる複数のガイド板12とを有している。複数のガイド板12は互いに平行であり、図1に見られるように、仕切板の一方の面(図1において紙面)におけるガイド板12Aと他方の面(図1において紙面の裏面)におけるガイド板12Bとから成っており、両ガイド板12A,12Bは、仕切板の板厚方向にて一方から見たときに、同方向に傾斜して仕切板11に取り付けられている。図1の状態では、実線で示されるガイド板12Aは右下がりの傾斜をなしているが、筒状体2が軸線1まわりに180°回転して図1にて破線で示されている仕切板11の裏側のガイド板12Bが紙面の表側にきたときには該ガイド板12Bは上記ガイド板12Aと逆傾斜となる。すなわち、両ガイド板12A,12Bは、周方向で同一位置にきたときに比較すると、それらの傾斜が逆となる。
上記ガイド板12A,12Bは、軸線1方向に見たときに、図2(A)に見られるように、筒状体2の内面との間に三日月状の空間13A,13Bを残している。したがって筒状体2が軸線1まわりに回転すると、筒状体2の底部に層を形成する筒状体は仕切板11により掻き上げられ、該仕切板の上面側にあって、該上面側のガイド板12Aもしくは12Bに沿って滑落し軸線1方向に移動する。その移動方向は、ガイド板12Aと12Bとでは逆方向となる。したがって、粉粒体は仕切板11の両側で循環移動する。
搬送手段20は、上記筒状体2の内径の約半分の外径をもつ二つの筒状体22A,22B内にそれぞれ螺旋板23A,23Bが取り付けられた螺旋搬送体21A,21Bが上記筒状体2内に平行に収められて構成されている。螺旋板23A,23Bは互いに逆向きの螺旋をなしている。したがって、螺旋搬送体21A,21Bの搬送方向は軸線1の方向で逆向き、すなわち、一方が右向きなら他方が左向きであり、内筒体22A,22Bに取り入れられた粉粒体は二つの螺旋搬送体21A,21Bによって両螺旋搬送体間を循環移動する。
また、筒状体2の内面と上記内筒体22A,22Bとの間、さらには内筒体22Aそして22Bとの間には板状の取付部材25が隙間なく設けられており、この取付部材25は筒状体2に対して内筒体22A,22Bに連結して保持されていると共に、この取付部材25の領域での軸線1方向の気体の流通を阻止している。
各螺旋搬送体21A,21Bの螺旋板23A,23Bはそれらの中心線上で軸体24A,24Bにより支持されそして該螺旋板23A,23Bの外周縁で上記筒状体22A,22Bの内面へ固定されている。この内筒体22A,22Bを軸線方向から見たものが図2(B)である。ここにおいて、上記螺旋板23A,23Bは、内筒体22A,22Bの円形領域を完全に占めている。すなわち、軸線方向で、一端側からは他端側を部分的にも見ることができず、螺旋板23A,23Bにより視界が完全に遮られている。詳述すれば、例えば気体が内筒体22A,22B内へ一端側から他端側に送入されてきたとき、完全な螺旋流路を流れるようになり、たとえ一部でもこの螺旋流路から外れて軸線に沿った直線の流れを生ずることはない。
上記搬送手段20の左方に位置する第二循環手段30は、既述の第一循環手段10と同一形態の仕切板31と該仕切板31の両面に設けられた複数のガイド板32とを有している。
上記第二搬送手段30が設けられている軸線1方向範囲を含む上記筒状体2の内面には、図1及び図2(C)に見られるように、軸線1方向に延びる複数の送気管33が周方向に分布して配設されている。各送気管33には、その長手方向の複数位置に分布して小さな噴気孔33Aが形成されている。
複数の送気管33は、それらの左端にて、図2(D)に見られるごとく、上記筒状体2の内面に取り付けられて設けられた環状管34に接続されている。該環状管34は、例えば隣接する二つの送気管33毎に対応する室34A〜34Fに区分されており、これらの室34A〜34Fには、軸線1の位置から半径方向に延びる接続管35A〜35Fがそれぞれ接続されている。複数の接続管35A〜35Fは、軸線1方向に延びる分配管36の内部空間を放射状に複数に区分して形成された区分通路36A〜36Fに連通している。かかる分配管36はその左端が大径の回転分配器37に接続されている。該回転分配器37は、図3(A)のごとく上記分配管36の区分通路36A〜36Fに対応して扇状の区分開口37A〜37Fに区分されている。
上記回転分配器37は、相対回転を許容しつつシールを行う回転シール(図示せず)を介して気体供給管38の固定分配器39に接続されている。該気体供給管38は、酸素含有気体供給源(図示せず)に接続されていて、該気体供給管38の端部に固定分配器39を有している。該固定分配器39は図3(B)に見られるように周方向の一部に送気開口39Aが形成されている。該送気開口39Aは、図3(A)の回転分配器37の区分開口37A〜37Fの一つと同形状そして同寸法をなし該区分開口と同じ半径方向位置にあるが、その周方向位置は、中心から下方に延びる鉛直線に対して筒状体2の回転方向に若干ずれている。
上記筒状体2の左端には接続フランジ付の短筒部41Aを有する端蓋41が取り付けられている。上記短筒部41Aは上記分配管36の外周との間に環状空間を形成している。短筒部41Aの接続フランジは、相対回転を許容しつつシールを行う回転シール(図示せず)を介して排出管42のフランジと接続されている。該排出管42はその左端で、上方に向けガス排気管43がそして下方に向け粉粒体排出管44が取り付けられている。なお排出管42の左端では、上記分配管36が貫通しており、この分配管36と排出管42の間に回転シールが設けられている。
次に、本実施形態装置についてその作動を説明する。
先ず、ホッパ4内の原料たる固形可燃物の粉粒体Mが回転スクリュ4Bの作用によって供給管4Aを経て筒状体2内の右端側の領域へ供給される。この領域は熱分解ガス化領域Aを形成する。この熱分解ガス化領域Aには、高温度の砂粒等の熱媒体が転動しており、第一循環手段10の仕切板11に設けられているガイド板12A,12Bの作用で、筒状体2の回転に伴い、上記熱媒体は仕切板11の両側の空間を循環している。したがって、この上記熱分解ガス化領域Aに投入された粉粒体Mは、高温の熱媒体からの熱を受けて、短時間で熱分解反応を行い、可燃ガス(可燃蒸気を含む)を発生する。上記熱分解ガス化領域Aに対して左方に位置する搬送手段20の螺旋搬送体21A,21B内の粉粒体そして取付部材25が左方への気体の流通に対して大抵抗を示すので、上記可燃ガスは、螺旋搬送体20内を流通できず、可燃ガス導出管5を経て装置外へ取り出される。
熱分解ガス化領域Aで熱分解した粉粒体は、灰分の中に炭素質を含有するチャーに転化して、仕切板11の両側の空間で循環しつつ熱媒体と混ざって一部が熱媒体の一部と共に第一循環手段10と搬送手段20との間の領域Bから搬送手段20へ取り込まれる。仕切板の両側の空間で循環する熱媒体は、装置の始動前に装填されていた不燃物と、原料たる粉粒体に可燃物と共に含有されていた不燃物とで構成される。
搬送手段20に取り込まれた粉粒体は、搬送方向を互いに逆とする二つの螺旋搬送体21A,21Bの作用で、これらの螺旋搬送体21A,21Bの間で循環しつつ、搬送手段20と第二循環手段30との間の酸化加熱領域Cへ移行する。既述のごとく、上記螺旋搬送体21A,21B内の粉粒体そして取付部材25により上記搬送手段20の両側の気体に対してシール機能をもつので、上記熱分解ガス化領域A内の可燃ガスが搬送手段20を通って上記酸化加熱領域Cへ至ることはなく、またその逆に酸化加熱領域C内の燃焼ガスが熱分解ガス化領域Aへ至ることもない。
酸化加熱領域Cに至った粉粒体及び熱媒体は、第一循環手段10におけるのと同様に、第二循環手段30の仕切板31とガイド板32A,32Bの作用によって仕切板31の両側の空間で循環移動する。上記酸化加熱領域Cでは、複数の送気管33の噴気孔33Aから酸素含有気体、例えば、空気あるいは酸素と水蒸気との混合気体が供給されており、粉粒体に混在している炭素質を600〜1200℃の温度で酸化燃焼する。この温度は熱分解ガス化領域Aの熱媒体温度よりも20〜300℃位高い。この熱媒体は循環によって、酸化加熱領域Cで高温となった分の熱エネルギーを熱分解ガス化領域Aへ補給する。酸化加熱領域Cで発生した燃焼ガスはガス排気管43から装置外へ排出され、燃焼後の粉粒体そして熱媒体は粉粒体排出管44から取り出される。なお、上記燃焼ガスは既述したように搬送手段20のシール機能により熱分解ガス化領域へ至ることはない。
上記送気管33の噴気孔33Aから噴出される酸素含有気体は、図示しない酸素含有気体供給源から気体供給管38から固定分配器39の送気開口39Aを経て、丁度この送気開口39Aに合致して位置する回転分配器37の区分開口37A〜37Fのうちの一つへ流入し、これに対する接続管35A〜35Fのうちの一つを経てこれに対応する送気管33へ送られる。上記送気開口39Aは筒状体2の底部に相当する部分に位置しているので、酸素含有気体は上記筒状体2の底部に位置することとなった送気管へ送られることなる。換言すれば、筒状体2の底部に層をなしている粉粒体に有効に上記酸素含有気体が供給されることとなる。
本実施形態装置は、図1〜3の例を変形することが可能である。例えば、搬送手段20としての複数の螺旋搬送体は互いに逆方向に搬送するものを対として形成し、これを複数対備えることとしてもい。図4では四つの螺旋搬送体21A,21B,21C,21Dを備えている。この場合、周方向で隣接する螺旋搬送体同士が逆方向に搬送するようにして対をなし、これを二対有しているようにすることが好ましい。図3の例では、螺旋搬送体21A,21Bと21C,21Dとが互いに逆方向に搬送を行う。
また、第二循環手段30の範囲に設けられた送気管33は、図5のごとく、噴気孔33Aが筒状体2の内面に向けて開孔されているようにすることができる。こうすることにより、筒状体2内面で反射する酸素含有ガスは分散して均一化されると共に、筒状体2の内面を冷却し酸素含有ガス自体は熱交換により昇温して粉粒体の燃焼を良好とする。
さらには、上記送気管33は、図6に見られるごとく、筒状体2に軸線方向に延びて形成された凹溝内に配置することもできる。
さらには、送気管に代え、図7に見られるごとく筒状体2の内面に周方向で複数のセグメント状に分割された送気室33Cを形成し、その内面に多孔あるいは網目状の開孔33Dを形成させることもできる。
<第二実施形態>
第一実施形態は熱分解反応によって可燃物質の大部分がガス及び蒸気に転化し、残留する炭素質の量が小さい場合に好適である。これに対し、固形可燃物の中で、石炭、亜炭、褐炭などのように熱分解後の残留炭素分が多いものについては、その中の相当割合は水蒸気を送入して水素、一酸化炭素に転化してガス化効率を向上させる必要がある。図8において、筒状体2の中の熱分解ガス化領域Aで、熱分解によって発生し、粉粒体と熱媒体が混合して転動する残留炭素分の一部を、水蒸気によってガス化する。
図8では、熱分解ガス化領域Aにおいて、筒状体2の内壁面に複数の水蒸気送気管51が取り付けられている。この水蒸気送気管51には、多数の噴出口51Aが設けられていて、転動する熱媒体と固形可燃物たる粉粒体の混合物層内に上記噴出口51Aから水蒸気を送入し、残留炭素分のガス化を進行させる。その際、必要とする熱エネルギーは図1の搬送手段20を介して酸化加熱領域Bとの間で循環する熱媒体によって供給される。
図8における水蒸気送気管の設置形態は図8のものに限定されず、第一実施形態で示した、酸化加熱領域Bにおける送気管33形態がそのまま適用できる。
水蒸気の分配態様は、図8に示されるように、ホッパ4から粉粒体を供給する供給管4Aのまわりに回転分配器52、固定分配器53を設置し、供給管54から送入される水蒸気を筒状体2内の熱分解ガス化領域Aで転動する粉粒体層に送入する。上記回転分配器52、固定分配器53は、第一実施形態にて図3に示された回転分配器37、固定分配器39とほぼ同じものでよく、図9(A),(B)のごとく形成される。
粉粒体の転動層に接する回転分配器52の区分開口52Aが固定分配器53の送気開口53Aと一致するときに水蒸気が転動層中に送入される。
<第三実施形態>
第一実施形態においては、搬送手段20を構成する螺旋搬送体21A,21Bでは、搬送手段20と熱分解ガス化領域Aに臨む空間に開口する該螺旋搬送体の粉粒体取り入れ開口端が、筒状体2の回転によって、該空間底部で転動する粉粒体層の中に没入し、その一部を該上記開口端から螺旋搬送体の内部に取り込むが、回転の進行中に折角取り入れられた粉粒体が該空間中へこぼれ落ちることがある。その結果、螺旋搬送体内に滞留できる粉粒体の充填割合が低下し、したがって回転数当たりの粉粒体の送り速度が制約される。
図10は、上記のような粉粒体のこぼれ落ちを防止して、各螺旋搬送体内の充填割合を大きい値に保持するための取り入れ形態を示す。これは各螺旋搬送体の回転におけるこぼれを十分に防止し、螺旋搬送体内の回転数当たりの熱媒体循環速度を大きくすることができる。
図10(A)は、同様に形成される四つの螺旋搬送体21A,21B,21C,21D(図11参照)のうちの一つについてその形態を示している。
図10(A)において、21Aは搬送手段20を構成する複数の螺旋のうちの一つの螺旋搬送体であり、25は螺旋搬送体同士間及び螺旋搬送体と筒状体2の間の空間における気体の流通を遮断する取付部材25である。該螺旋搬送体21Aの一端には、筒状の取り入れ具26が設置されている。取り入れ具26の一端は平板によって封ぜられており、周面は角度αの部分が開口にされている。そして残りの内筒部分が粉粒体の取入れ量を確保する。螺旋搬送体21A中の螺旋板23Aの端部は取り入れ具26の一端部の近傍まで延びた状態で設置され、取り入れた粉粒体を筒状体2の回転に伴い螺旋搬送体内部に送り込む。その際開口の角度αは任意であるが好ましくは120〜180°の範囲の角度である。
図10の取り入れ具は偶数個の螺旋搬送体の全部の入口端に対して同じ寸法のものを取り付けることが望ましい。図10は螺旋搬送体の入口に設置する取り入れ具の一例であり、同じ効果を有する掻き上げ板などでこれに代用することができる。
図11は、このような取り入れ具26を、四つの螺旋搬送体のすべてに取り付けたときの様子を示しており、筒状体2の回転に伴い、最下位の螺旋搬送体がきわめて効果的に粉粒体を取り入れ、次第に上方へ移動するにしたがい粉粒体がこぼれ落ちない姿勢となって行くことが理解できる。
本発明は、図示された形態に限定されず、種々変更が可能である。例えば、図示の形態では、内筒体は筒状体に固定的に取り付けられていて自転せずに筒状体の回転による公転のみを行なっていたが、適宜手段を用いて、内筒体を自転、すなわち筒状体に対して相対回転もするように取り付けられていても良い。これにより、内筒体の粉粒体搬送速度が大きくなる。
また、筒状体そして内筒体は、円筒形状とせず角筒形状とすることもできる。その場合、粉粒体は一定した連続的転動とならず、脈動的な転動となり、攪拌能力が向上する。
さらには、筒状体に局部的に凹所が形成されていれば、粉粒体中に大きな塊状物が混在しているときには、該塊状物は凹所に落ち込んで、そこに滞留し、長時間加熱されると共に筒状体の回転に伴い衝撃力を受けて徐々に細粒化され上記凹所から出て、他の粉粒体に混入し転動することとなる。
本発明の第一実施形態装置の軸線を含む面での断面図である。 図1装置の軸線に直角な面での断面を示し、(A)は図1におけるIIA−IIA断面図、(B)はIIB−IIB断面図、(C)はIIC−IIC断面図、(D)はIID−IID断面図である。 図1装置の分配器の断面を示し、(A)は図1におけるIIIA−IIIA断面図、(B)はIIIB−IIIB断面図である。 図1装置の搬送手段の他の例を示す断面図である。 図1装置の送気管の拡大断面図である。 送気管の他の例を示す断面図である。 送気管の他の例を示す断面図である。 本発明の第二実施形態装置の軸線を含む面での断面図である。 第二実施形態における水蒸気送気管の分配器の断面図であり、(A)は回転分配器、(B)は固定分配器を示す。 第三実施形態における取り入れ具を示す断面図で、(A)は軸線を含む面での断面、(B)は(A)におけるB−B断面を示す。 四つの螺旋搬送体に取り付けられた取り入れ具の様子を示す説明図である。
符号の説明
1 軸線
2 筒状体
2A 一端側開口
5 可燃ガス導出管
10 (第一)循環手段
11 仕切板
12A,12B ガイド板
20 搬送手段
22A,22B 内筒体
23A,23B 螺旋板
25 取付部材
26 掻き上げ部材
30 (第二)循環手段
31 仕切板
32A,32B ガイド板
33 気体送気管
39,53 固定分配装置(器)
43 ガス排出管

Claims (6)

  1. 水平もしくは水平面に対し3度以下の傾角をもつ軸線まわりに回転する筒状体と、該筒状体の一端側開口から該筒状体内に投入された被加熱物たる可燃な粉粒体を上記軸線方向で他端側開口に向けて搬送する搬送手段と、搬送中に加熱処理された粉粒体を上記他端側開口から排出する粉粒体のガス化装置において、搬送手段が軸線方向中間部で筒状体内に配され、該筒状体の内部空間に連通する可燃ガス導出管が筒状体の一端側に、該筒状体の内部空間に連通するガス排出管が筒状体の他端側にそれぞれ接続されており、搬送手段は上記軸線方向で中間部に位置して筒状体内に平行に配された複数の内筒体内に、上記軸線方向の中心線まわりに形成された螺旋板が該螺旋板の外周縁で上記内筒体の内周面に取り付けられて形成され、上記内筒体は直接もしくは取付部材を介して間接に上記筒状体に取り付けられ、上記筒状体を軸線方向から見たときの該筒状体の内部の円領域が螺旋板そして取付部材により占められており、上記複数の内筒体は、該複数の内筒体の一端側開口同士そして他端側開口同士を連通する一端側連絡空間と他端側連絡空間とを筒状体のそれぞれの端部側で該筒状体の内部に形成するように配置され、少なくとも一つの内筒体内の螺旋板が他の内筒体内の螺旋板に対し搬送方向を逆としており、一端側連絡空間と他端側連絡空間の少なくとも一方の連絡空間に、該空間内で粉粒体を軸線方向に往復せしめる循環手段が設けられ、筒状体の他端側内部には酸素含有気体を供給する気体送気管が配設されていることを特徴とする粉粒体のガス化装置。
  2. 循環手段は、筒状体の軸線を含むもしくは該軸線と平行な板で該筒状体の内部空間を二分する仕切板と、該仕切板の板厚方向で一方から見たときに同方向に傾斜する複数のガイド板が該仕切板の両面から立設されている該ガイド板とを有することとする請求項に記載の粉粒体のガス化装置。
  3. 気体送気管は筒状体の内面位置に複数設けられ、これらの気体送気管は筒状体外に静止設置された分配装置に対して、相対回転を許容そしてシールされつつ、接続されていることとする請求項に記載の粉粒体のガス化装置。
  4. 螺旋板を内蔵せる内筒体は、筒状体の一端側に向く端部に、粉粒体を掻き上げて内筒体内に取り入れる掻き上げ部材を有していることとする請求項1に記載の粉粒体のガス化装置。
  5. 掻き上げ部材は、内筒体の端部に取り付けられた筒状蓋体であり、筒状体の回転に伴い内筒体が筒状体内で最下位に位置したときに、該筒状蓋体の下面側となる周壁の一部が開口していて取入口を形成していることとする請求項に記載の粉粒体のガス化装置。
  6. 筒状体の一端側内部には水蒸気を供給する気体送気管が配設されていることする請求項又は請求項に記載の粉粒体のガス化装置。
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