JP4981398B2 - 並列演算システム - Google Patents
並列演算システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4981398B2 JP4981398B2 JP2006273556A JP2006273556A JP4981398B2 JP 4981398 B2 JP4981398 B2 JP 4981398B2 JP 2006273556 A JP2006273556 A JP 2006273556A JP 2006273556 A JP2006273556 A JP 2006273556A JP 4981398 B2 JP4981398 B2 JP 4981398B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vector
- component
- unit
- recording
- arithmetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Multi Processors (AREA)
- Complex Calculations (AREA)
Description
下山武司、青木和麻呂、植田広樹、木田祐司"一般数体篩法実装実験(4)−線形代数"、電子情報通信学会技術研究報告、ISEC2003-154、2004.
τ増加手段は、τにτ+1を代入して記録部のτ記録手段に記録する。繰り返し手段は、τが2N−3以下の場合は、演算を繰り返させる。
原理1−1
図4に、4個の演算装置を用いて4個の4次元ベクトルの和を求める方法の原理を示す。この並列演算システムは、演算装置1000、1100、1200、1300と、隣り合う演算装置とをつなぐ通信路から構成されている。図中の○内の数字xは、処理の順番を示しており、以下では第xの処理と表現する。なお、同じ番号は同時に(並列に)行う処理を示している。あらかじめ、演算装置1000がベクトルc1を、演算装置1100がベクトルc2を、演算装置1200がベクトルc3を、演算装置1300がベクトルc4を記録している。
図5に、4個の演算装置を用いて5個の5次元ベクトルの和を求める方法の原理を示す。あらかじめ、演算装置1000がベクトルc1とc5を、演算装置1100がベクトルc2を、演算装置1200がベクトルc3を、演算装置1300がベクトルc4を記録している。
第11の処理から第16の処理は、第9の処理と第10の処理の繰り返しである。この繰り返しによって、各成分の合計はすべての演算装置に分配される。
図6に、4行4列の行列Aと4行4列の行列Bとの積ABを求める場合と積BAを求める場合の原理を示す。図6(A)は積ABを求める場合を示し、図6(B)は積BAを求める場合を示している。
図6(A)の内容を説明する。行列Aのm行n列の成分をamn、行列Bのm行n列の成分をbmnとすると、積ABのm行n列の成分は、am1b1n+am2b2n+am3b3n+am4b4nとなる。行列の積を求める並列演算システムが、行列Aの成分amnごとに演算する演算装置を決めるとする。このような並列演算システムでは、例えば、積a11b11は、成分a11の演算を行う演算装置(言い換えると、記録部に成分a11を有する演算装置)が計算する。この演算装置は、積a11b12、積a11b13、積a11b14の計算も行うので、これらの結果を成分とする4次元ベクトル(a11b11,a11b12,a11b13,a11b14)を記録部に記録することとなる。積ABの1行目を構成する4次元ベクトルは、成分a11の演算を行う演算装置の結果(a11b11,a11b12,a11b13,a11b14)、成分a12の演算を行う演算装置の結果(a12b21,a12b22,a12b23,a12b24)、成分a13の演算を行う演算装置の結果(a13b31,a13b32,a13b33,a13b34)、成分a14の演算を行う演算装置の結果(a14b41,a14b42,a14b43,a14b44)の和である。そして、cmn=(amnbn1,amnbn2,amnbn3,amnbn4)とすれば、積ABのm行目を構成するベクトルは、cm1+cm2+cm3+cm4となる。なお、このような行列の計算では、各行でcm1+cm2+cm3+cm4の計算を行うので、N個のK次元ベクトルの和をM組並列に計算することになる。
図7に、複数の演算装置を用いて、行列の積を求める並列演算システムの構成例を示す。この並列演算システムは、演算装置1000、1100、1200、1300と、隣り合う演算装置とをつなぐ通信路から構成されている。各演算装置1000、1100、1200、1300は、計算部1010、1110、1210、1310と記録部1020、1120、1220、1320と通信部1030、1130、1230、1330とを備えている。図8に、I個の演算装置を用いて、M行N列の行列AとN行K列の行列Bとの積ABを求める場合の、1つの演算装置1000の機能構成例を示す。演算装置1000は、計算部1010、記録部1020、通信部1030から構成される。計算部1010は、τ増加手段1001、繰り返し手段1002、成分計算手段1011、演算結果記録手段1012を備える。なお、τ増加手段1001と繰り返し手段1002は、計算部1010以外の構成部(たとえば、図示していないが制御部などの構成部が考えられる。)が備えてもよい。記録部1020は、成分記録手段1021、ベクトル記録手段1022、τ記録手段1023を有する。通信部1030は、送信手段1031と受信手段1032とを有する。なお、他の演算装置も同じ機能構成である。
図9に、I個の演算装置を用いて、M行N列の行列AとN行K列の行列Bとの積ABを求める場合の処理フローを示す。
あらかじめ、行列AのMN個の成分amnをI個のグループに分けておき、各演算装置(1000など)が、i番目のグループのすべての成分amnと、当該成分に乗算する行列Bの成分bn1〜bnKとを記録部(1020など)の成分記録手段(1021など)に記録する(S110)。次に、各演算装置(1000など)が、(1)記録部(1020など)の成分記録手段(1021など)に記録された成分amnのそれぞれについて、計算部でamnbn1〜amnbnKを計算し、(2)結果をK次元のベクトルcmn=(cmn1,cmn2,…,cmnK)=(amnbn1,amnbn2,…,amnbnK)として記録部(1020など)のベクトル記録手段(1022など)に記録する(S115)。各演算装置(1000など)が、記録部(1020)のτ記録手段(1023など)にτ=0を記録する(S120)。
このような処理によるので、行列と行列の積を求める並列演算を、通信路を少なくしながら実現できる。
図10に、I個の演算装置を用いて、M行N列の行列AとK行M列の行列Bとの積BAを求める場合の処理フローを示す。
あらかじめ、行列AのMN個の成分amnをI個のグループに分けておき、各演算装置(1000など)が、i番目のグループのすべての成分amnと、当該成分に乗算する行列Bの成分b1m〜bKmとを記録部(1020など)の成分記録手段(1021など)に記録する(S210)。次に、各演算装置(1000など)が、(1)記録部(1020など)の成分記録手段(1021など)に記録された成分amnのそれぞれについて、計算部でb1mamn〜bKmamnを計算し、(2)結果をK次元のベクトルdmn=(dmn1,dmn2,…,dmnK)T=(amnbn1,amnbn2,…,amnbnK)Tとして記録部(1020など)のベクトル記録手段(1022など)に記録する(S215)。各演算装置(1000など)が、記録部(1020)のτ記録手段(1023など)にτ=0を記録する(S220)。
このような処理によるので、行列と行列の積を求める並列演算を、通信路を少なくしながら実現できる。
図11に、複数の演算装置を用いて行列の積を求める並列演算システムのネットワーク構成例を示す。このシステムでは、演算装置2110は、行列Aの1行1列の成分a11に関わる計算を行う演算装置であって、機能構成は、図8の演算装置1000と同じである。演算装置2120は、行列Aの1行2列の成分a12に関わる計算を行う。同様に演算装置2mn0は、行列Aのm行n列の成分amnに関わる計算を行う。通信路3012は、演算装置2110と演算装置2120間の通信路である。なお、図11では16個の演算装置の例を示しているが、演算装置の数はこれに限定されるわけではない。上述の演算方法1および演算方法2を実現するためには、少なくとも行列Aのm行n列目の成分amn(mは1〜Mの整数、nは1〜Nの整数)の演算を行う演算装置と、成分a(m−1)n(ただし、m−1=0の場合はaMn)、成分a(m+1)n(ただし、m+1=M+1の場合はa1n)、成分am(n−1)(ただし、n−1=0の場合はamN)、成分am(n+1)(ただし、n+1=N+1の場合はan1)の演算を行う演算装置との間に通信路を設ければよい。図11のネットワークは最低限必要な通信路を確保した構成となっている。したがって、この構成例の場合、各演算装置は4つの通信ポートを有していれば良い。
図12に、複数の演算装置を用いて行列の積を求める並列演算システムのネットワーク構成例を示す。ネットワーク4010は、行列Aの1列目の成分a1nの演算を行う演算装置間をつなぐ完全グラフのネットワークである。また、ネットワーク4100は、行列Aの1列目の成分am1の演算を行う演算装置間をつなぐ完全グラフのネットワークである。各演算装置は、2つの通信ポートを有し、2つの完全グラフのネットワークと接続されれば、上述の演算方法1と演算方法2を実現できる。なお、switching HUBなどのポート数が安価な範囲であれば、本構成例のように完全グラフのネットワークを構築しても、本発明の効果を得られる。このネットワークは、トーラスネットワークを含むネットワーク構成となっている。
以下の説明では、図を簡略化するために、図12の構成を図13のように示す。図13は、図12のネットワークを示す部分を省略した図であって、図12と同じ意味を示している。
図14に、ネットワーク構成例1とネットワーク構成例2とを組み合わせた構成例を示す。ネットワーク4010’は、演算装置2110、2120、2130間で完全グラフのネットワークである。そして、演算装置2140と演算装置2130、および演算装置2140と演算装置2110の間には通信路3034、3041が個別に設けられている。ネットワーク4100’は、演算装置2110、2210、2310間で完全グラフのネットワークである。そして、演算装置2410と演算装置2310、および演算装置2410と演算装置2110の間には通信路3434、3441が個別に設けられている。演算装置2410、2420、2430、2440の間は、個別の通信路が設けられ、リング状のネットワークが構築されている。また、演算装置2140、2240、2340、2440に間には、個別の通信路が設けられ、リング状のネットワークが構築されている。
本構成例のように完全グラフのネットワークと個別の通信路とを組み合わせたネットワークを構築しても、本発明の効果を得られる。このネットワークも、トーラスネットワークを含むネットワーク構成となっている。
図15に、複数の演算装置を用いて行列の積を求める並列演算システムのネットワーク構成例を示す。ネットワーク5010は、行列Aの1行目の成分a1nの演算を行う演算装置間と1列目の成分am1の演算を行う演算装置間とをつなぐ完全グラフのネットワークである。本発明の演算方法では、行と列の間で通信する必要はないが、安価なswitching HUBのポートが余っている場合などに有効なネットワーク構成である。このネットワークも、トーラスネットワークを含むネットワーク構成となっている。また、このネットワークはネットワーク構成例2も含むネットワーク構成となっている。
図16に、複数の演算装置を用いて行列の積を求める並列演算システムのネットワーク構成例を示す。ネットワーク6010は、行列Aの1行目の成分a1nの演算を行う演算装置間、2行目の成分a2nの演算を行う演算装置間、1列目の成分am1の演算を行う演算装置間、2列目の成分am1の演算を行う演算装置間をつなぐ完全グラフのネットワークである。演算装置の数が、安価なswitching HUBのポート数よりも少し多く、2つのswitching HUBを用いる場合に有効である。このネットワークも、トーラスネットワークを含むネットワーク構成となっている。また、このネットワークはネットワーク構成例2も含むネットワーク構成となっている。
図17に、複数の演算装置を用いて行列の積を求める並列演算システムのネットワーク構成例を示す。この構成例は、図16の構成例よりも演算装置が多くなった場合の例を示している。図16と同じように、ネットワーク6010は、行列Aの1行目の成分a1nの演算を行う演算装置間、2行目の成分a2nの演算を行う演算装置間、1列目の成分am1の演算を行う演算装置間、2列目の成分am1の演算を行う演算装置間をつなぐ完全グラフのネットワークである。本発明の演算方法では、他の行や列の間で通信する必要はないが、安価なswitching HUBのポートが余っている場合などに有効である。このネットワークも、トーラスネットワークを含むネットワーク構成となっている。また、このネットワークはネットワーク構成例2も含むネットワーク構成となっている。
Claims (4)
- 計算部と記録部と通信部とを有する複数の演算装置、および演算装置間の複数の通信路とを有し、並列にM行N列(Mは2以上の整数、Nは2以上の整数)の行列AとN行K列(Kは1以上の整数)の行列Bとの積ABを求める並列演算システムであって、
行列Aのm行n列目の成分amn(mは1〜Mの整数、nは1〜Nの整数)の演算を行う演算装置が、成分a(m−1)n(ただし、m−1=0の場合はaMn)、成分a(m+1)n(ただし、m+1=M+1の場合はa1n)、成分am(n−1)(ただし、n−1=0の場合はamN)、成分am(n+1)(ただし、n+1=N+1の場合はan1)の演算を行う演算装置のいずれかと異なる場合には、
前記通信路が、少なくとも行列Aのm行n列目の成分amnの演算を行う演算装置と、成分a(m−1)n、成分a(m+1)n、成分am(n−1)、成分am(n+1)の演算を行う異なる演算装置との間に設けられており、
前記演算装置は、
演算の対象となる行列Aのすべての成分amnと、当該成分に乗算する行列Bの成分bn1〜bnKとを記録する記録部内の成分記録手段と、
記録部の成分記録手段に記録された成分amnのそれぞれについて、amnbn1〜amnbnKを計算する計算部内の成分計算手段と、
結果をK次元のベクトルcmn=(cmn1,cmn2,…,cmnK)=(amnbn1,amnbn2,…,amnbnK)として記録する記録部内のベクトル記録手段と、
τ=0を記録する記録部内のτ記録手段と、
あるnに対してベクトルcmp(mは1からM、pは(n−1−τ(mod N))+1)を記録部に有する場合に、(1)記録部のベクトル記録手段からベクトルcmpの第n成分を取り出し、(2)ベクトルcmq(qはp−1。ただし、p=1のときはq=N)を記録部に有する演算装置が当該演算装置と異なる場合には、ベクトルcmpの第n成分を、ベクトルcmqを記録部に有する演算装置に送信する通信部内の送信手段と、
あるnに対してベクトルcmqを記録部に有し、かつ、ベクトルcmpを記録部に有する演算装置と異なる場合には、ベクトルcmpの第n成分を、ベクトルcmpを記録部に有する演算装置から受信する通信部内の受信手段と、
あるnに対してベクトルcmqを記録部に有する場合に、(1)τ≦N−2のときは、記録部のベクトル記録手段からベクトルcmqの第n成分を取り出し、ベクトルcmpの第n成分との和を求め、結果をベクトルcmqの第n成分として記録部のベクトル記録手段に記録し、(2)τ>N−2のときは、ベクトルcmpの第n成分を、ベクトルcmqの第n成分として記録部のベクトル記録手段に記録する計算部の演算結果記録手段と、
τにτ+1を代入して記録部のτ記録手段に記録するτ増加手段と、
τが2N−3以下の場合は、演算を繰り返させる繰り返し手段と、
を備える
ことを特徴とする並列演算システム。 - 計算部と記録部と通信部とを有する複数の演算装置、および演算装置間の複数の通信路とを有し、並列にM行N列(Mは2以上の整数、Nは2以上の整数)の行列AとK行M列(Kは1以上の整数)の行列Bとの積BAを求める並列演算システムであって、
行列Aのm行n列目の成分amn(mは1〜Mの整数、nは1〜Nの整数)の演算を行う演算装置が、成分a(m−1)n(ただし、m−1=0の場合はaMn)、成分a(m+1)n(ただし、m+1=M+1の場合はa1n)、成分am(n−1)(ただし、n−1=0の場合はamN)、成分am(n+1)(ただし、n+1=N+1の場合はan1)の演算を行う演算装置のいずれかと異なる場合には、
前記通信路が、少なくとも行列Aのm行n列目の成分amnの演算を行う演算装置と、成分a(m−1)n、成分a(m+1)n、成分am(n−1)、成分am(n+1)の演算を行う異なる演算装置との間に設けられており、
前記演算装置は、
演算の対象となる行列Aのすべての成分amnと、当該成分に乗算する行列Bの成分b1m〜bKmとを記録する記録部内の成分記録手段と、
記録部の成分記録手段に記録された成分amnのそれぞれについて、b1mamn〜bKmamnを計算する計算部内の成分計算手段と、
結果をK次元のベクトルdmn=(dmn1,dmn2,…,dmnK)=(b1mamn,b2mamn,…,bKmamn)として記録する記録部内のベクトル記録手段と、
τ=0を記録する記録部内のτ記録手段と、
あるmに対してベクトルdpn(nは1からN、pは(m−1−τ(mod M))+1)を記録部に有する場合に、(1)記録部のベクトル記録手段からベクトルcpnの第m成分を取り出し、(2)ベクトルcqn(qはp−1。ただし、p=1のときはq=M)を記録部に有する演算装置が当該演算装置と異なる場合には、ベクトルcpnの第m成分を、ベクトルdqnを記録部に有する演算装置に送信する通信部内の送信手段と、
あるmに対してベクトルcqnを記録部に有し、かつ、ベクトルcpnを記録部に有する演算装置と異なる場合には、ベクトルcpnの第m成分を、ベクトルcpnを記録部に有する演算装置から受信する通信部内の受信手段と、
あるmに対してベクトルcqnを記録部に有する場合に、(1)τ≦M−2のときは、記録部のベクトル記録手段からベクトルcqnの第m成分を取り出し、ベクトルcpnの第m成分との和を求め、結果をベクトルcqnの第m成分として記録部のベクトル記録手段に記録し、(2)τ>M−2のときは、ベクトルcpnの第m成分を、ベクトルcqnの第m成分として記録部のベクトル記録手段に記録する計算部の演算結果記録手段と、
τにτ+1を代入して記録部のτ記録手段に記録するτ増加手段と、
τが2M−3以下の場合は、演算を繰り返させる繰り返し手段と、
を備える
ことを特徴とする並列演算システム。 - 計算部と記録部と通信部とを有する複数の演算装置、およびネットワークとを有し、並列にM行N列(Mは2以上の整数、Nは2以上の整数)の行列AとN行K列(Kは1以上の整数)の行列Bとの積ABを求める並列演算システムであって、
前記ネットワークは、演算対象のM行N列の行列Aのm行目の成分am1〜amN(mは1〜Mの整数)の演算を行うすべての演算装置が完全グラフとなり、かつ、n列目の成分a1n〜aMn(nは1〜Nの整数)の演算を行うすべての演算装置が完全グラフとなることを特徴とし、
前記演算装置は、
演算の対象となる行列Aのすべての成分amnと、当該成分に乗算する行列Bの成分bn1〜bnKとを記録する記録部内の成分記録手段と、
記録部の成分記録手段に記録された成分amnのそれぞれについて、amnbn1〜amnbnKを計算する計算部内の成分計算手段と、
結果をK次元のベクトルcmn=(cmn1,cmn2,…,cmnK)=(amnbn1,amnbn2,…,amnbnK)として記録する記録部内のベクトル記録手段と、
τ=0を記録する記録部内のτ記録手段と、
あるnに対してベクトルcmp(mは1からM、pは(n−1−τ(mod N))+1)を記録部に有する場合に、(1)記録部のベクトル記録手段からベクトルcmpの第n成分を取り出し、(2)ベクトルcmq(qはp−1。ただし、p=1のときはq=N)を記録部に有する演算装置が当該演算装置と異なる場合には、ベクトルcmpの第n成分を、ベクトルcmqを記録部に有する演算装置に送信する通信部内の送信手段と、
あるnに対してベクトルcmqを記録部に有し、かつ、ベクトルcmpを記録部に有する演算装置と異なる場合には、ベクトルcmpの第n成分を、ベクトルcmpを記録部に有する演算装置から受信する通信部内の受信手段と、
あるnに対してベクトルcmqを記録部に有する場合に、(1)τ≦N−2のときは、記録部のベクトル記録手段からベクトルcmqの第n成分を取り出し、ベクトルcmpの第n成分との和を求め、結果をベクトルcmqの第n成分として記録部のベクトル記録手段に記録し、(2)τ>N−2のときは、ベクトルcmpの第n成分を、ベクトルcmqの第n成分として記録部のベクトル記録手段に記録する計算部の演算結果記録手段と、
τにτ+1を代入して記録部のτ記録手段に記録するτ増加手段と、
τが2N−3以下の場合は、演算を繰り返させる繰り返し手段と、
を備えることを特徴とする
並列演算システム。 - 計算部と記録部と通信部とを有する複数の演算装置、およびネットワークとを有し、並列にM行N列(Mは2以上の整数、Nは2以上の整数)の行列AとK行M列(Kは1以上の整数)の行列Bとの積BAを求める並列演算システムであって、
前記ネットワークは、演算対象のM行N列の行列Aのm行目の成分am1〜amN(mは1〜Mの整数)の演算を行うすべての演算装置が完全グラフとなり、かつ、n列目の成分a1n〜aMn(nは1〜Nの整数)の演算を行うすべての演算装置が完全グラフとなることを特徴とし、
前記演算装置は、
演算の対象となる行列Aのすべての成分amnと、当該成分に乗算する行列Bの成分b1m〜bKmとを記録する記録部内の成分記録手段と、
記録部の成分記録手段に記録された成分amnのそれぞれについて、b1mamn〜bKmamnを計算する計算部内の成分計算手段と、
結果をK次元のベクトルdmn=(dmn1,dmn2,…,dmnK)=(b1mamn,b2mamn,…,bKmamn)として記録する記録部内のベクトル記録手段と、
τ=0を記録する記録部内のτ記録手段と、
あるmに対してベクトルdpn(nは1からN、pは(m−1−τ(mod M))+1)を記録部に有する場合に、(1)記録部のベクトル記録手段からベクトルcpnの第m成分を取り出し、(2)ベクトルcqn(qはp−1。ただし、p=1のときはq=M)を記録部に有する演算装置が当該演算装置と異なる場合には、ベクトルcpnの第m成分を、ベクトルdqnを記録部に有する演算装置に送信する通信部内の送信手段と、
あるmに対してベクトルcqnを記録部に有し、かつ、ベクトルcpnを記録部に有する演算装置と異なる場合には、ベクトルcpnの第m成分を、ベクトルcpnを記録部に有する演算装置から受信する通信部内の受信手段と、
あるmに対してベクトルcqnを記録部に有する場合に、(1)τ≦M−2のときは、記録部のベクトル記録手段からベクトルcqnの第m成分を取り出し、ベクトルcpnの第m成分との和を求め、結果をベクトルcqnの第m成分として記録部のベクトル記録手段に記録し、(2)τ>M−2のときは、ベクトルcpnの第m成分を、ベクトルcqnの第m成分として記録部のベクトル記録手段に記録する計算部の演算結果記録手段と、
τにτ+1を代入して記録部のτ記録手段に記録するτ増加手段と、
τが2M−3以下の場合は、演算を繰り返させる繰り返し手段と、
を備えることを特徴とする
並列演算システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006273556A JP4981398B2 (ja) | 2006-10-05 | 2006-10-05 | 並列演算システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006273556A JP4981398B2 (ja) | 2006-10-05 | 2006-10-05 | 並列演算システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008090768A JP2008090768A (ja) | 2008-04-17 |
JP4981398B2 true JP4981398B2 (ja) | 2012-07-18 |
Family
ID=39374818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006273556A Expired - Fee Related JP4981398B2 (ja) | 2006-10-05 | 2006-10-05 | 並列演算システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4981398B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05324694A (ja) * | 1992-05-19 | 1993-12-07 | Tomochika Fujioka | 再構成可能並列プロセッサ |
JP3338043B2 (ja) * | 2000-11-02 | 2002-10-28 | 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント | 並列演算装置、エンタテインメント装置、演算処理方法、コンピュータプログラム、半導体デバイス |
-
2006
- 2006-10-05 JP JP2006273556A patent/JP4981398B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008090768A (ja) | 2008-04-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Seberry et al. | Nonlinearity and propagation characteristics of balanced boolean functions | |
Murugan et al. | Image encryption scheme based on block‐based confusion and multiple levels of diffusion | |
KR100267009B1 (ko) | 고속 암호화 처리를 위한 어레이 구조를 가지는 모듈러 곱셈장치 | |
US8781116B2 (en) | Generator of chaotic sequences and corresponding generating system | |
Mandal et al. | Cryptographically strong de Bruijn sequences with large periods | |
CN107786211A (zh) | 一种ira‑qc‑ldpc码的代数结构获取方法、编码方法和编码器 | |
Gupta et al. | FUTURE: A lightweight block cipher using an optimal diffusion matrix | |
CN107992283B (zh) | 一种基于降维实现有限域乘法的方法和装置 | |
JP5244239B2 (ja) | ノードグルーピングおよび実数値分解を伴うqr分解を用いたmimoシンボル検出 | |
CN108400866B (zh) | 一种粗粒度可重构密码逻辑阵列 | |
Hui et al. | Event-triggered impulsive cluster synchronization of coupled reaction–diffusion neural networks and its application to image encryption | |
Naim et al. | New chaotic satellite image encryption by using some or all the rounds of the AES algorithm | |
JP4981398B2 (ja) | 並列演算システム | |
Rais et al. | Efficient hardware realization of advanced encryption standard algorithm using Virtex-5 FPGA | |
Camion et al. | Generalization of Siegenthaler inequality and Schnorr-Vaudenay multipermutations | |
Maiti et al. | Design of fault-resilient S-boxes for AES-like block ciphers | |
JP4976800B2 (ja) | 並列演算方法、演算装置、および演算装置用プログラム | |
Zodpe et al. | FPGA-Based high-performance computing platform for cryptanalysis of AES algorithm | |
Rakesh et al. | Linear-code multicast on parallel architectures | |
WO2022120999A1 (zh) | 一种基于反馈移位寄存器阵列的序列密码算法计算系统 | |
Rais et al. | A novel FPGA implementation of AES-128 using reduced residue of prime numbers based S-Box | |
JP6102250B2 (ja) | 有効チャネルおよびフィードバック情報を決定する装置および方法 | |
Savalam et al. | Implementation and design of AES S-box on FPGA | |
US11860814B1 (en) | Scalable distributed computing system with deterministic communication | |
Sone | A new cross-layer FPGA-based security scheme for wireless networks |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090216 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20111121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20111121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120314 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120410 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120420 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |