JP4980827B2 - 流体伝動装置用の温度調整装置 - Google Patents

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Description

この発明は、動力源から第1の回転部材に伝達された動力を、作動油の運動エネルギにより第2の回転部材に伝達するように構成された、流体伝動装置用の温度調整装置に関するものである。
従来、動力源の動力で被駆動部材を駆動する場合に、動力源から被駆動部材に至る動力伝達経路に流体伝動装置を配置することが知られており、その一例が特許文献1に記載されている。この特許文献1においては、エンジンのトルクがトルクコンバータおよび変速機を経由して車輪に伝達されるように構成されている。また、トルクコンバータから導出された作動油は、インプットシャフト、オイルポンプカバー、コントロールバルブ配設部およびカバーに形成された流路から、クーラーパイプを通してオイルクーラーに導かれて、そのオイルクーラーにて冷却される。冷却された作動油は、パイプを通して変速機に戻される。また、トルクコンバータからの作動油の導出口近傍に温度センサが備えられている。さらに、トルクコンバータはポンプインペラとタービンランナとを有しており、ポンプインペラとタービンランナとを締結させるロックアップクラッチ機構が設けられている。そして、温度センサの検出温度の単位時間あたりの上昇量を演算し、演算された温度上昇量が所定の基準上昇量以上となった時に、ロックアップクラッチ機構を締結させて強制的にエンジン回転数を低下または停止させる制御がおこなわれる。これにより、トルクコンバータの滑りが防止されて、温度上昇を抑制でき、作動油やシール部の劣化を確実に防止できるとされている。なお、エンジンの暖機装置の一例が特許文献2に記載され、流体伝動装置の作動油の温度調整装置の一例が特許文献3に記載されている。
特許第3670420号公報 特開2004−76689号公報 実開昭62−100366号公報
ところで、特許文献1に記載されている車両用変速機の作動監視装置においては、トルクコンバータの作動油温を調整するにあたり、エンジン回転数を低下させる制御、およびロックアップクラッチ機構を締結させる制御をおこなうため、車両の駆動力が変化してしまう虞があった。
この発明は上記事情を背景としてなされたものであり、作動油室の作動油の温度を調整するにあたり、「第1の回転部材から第2の回転部材に伝達される動力を変動させる制御」をおこなわずに済む、流体伝動装置用の温度調整装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、作動油が供給される作動油室と、この作動油室に供給される作動油の運動エネルギにより動力伝達をおこなうことの可能な第1の回転部材および第2の回転部材と、前記作動油室に接続され、かつ、この作動油室に供給される作動油が通る第1油路と、前記作動油室から排出された作動油が通る第2油路とを有し、前記第1の回転部材の動力が、作動油の運動エネルギにより前記第2の回転部材に伝達されるように構成された、流体伝動装置用の温度調整装置において、前記第2油路を通る作動油の熱を前記第1油路を通る作動油に伝達する熱交換機構と、前記第2油路を通る作動油と前記第1油路を通る作動油との間における熱交換効率を変更する変更機構とを備え、前記変更機構は、前記第1油路と前記第2油路との距離を変更することにより、前記熱交換効率を変更する構成を有していることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、前記第1油路または第2油路は、相互に並列に配置された第1の副油路および第2の副油路を有しており、前記変更機構は、前記作動油が通る油路として第1の副油路と第2の副油路とを選択的に切り替えることにより、前記第1油路と前記第2油路との距離を変更する構成を有していることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の構成に加えて、前記第2の回転部材に取り付けられ、かつ、前記第1の回転部材に係合されることにより、前記第1の回転部材と前記第2の回転部材との間で摩擦力により動力伝達をおこなわせるロックアップクラッチが設けられており、前記作動油が前記第2油路を経由して前記作動油室に供給され、かつ、この作動油室の作動油が前記第1油路に排出される場合に、前記ロックアップクラッチが第1の回転部材に係合される一方、前記作動油が前記第1油路を経由して前記作動油室に供給され、かつ、前記作動油室の作動油が前記第2油路に排出される場合に、前記ロックアップクラッチが前記第1の回転部材から解放されるように、前記作動油室における作動油の流通経路が構成されているとともに、前記変更機構は、前記第1油路から作動油が前記作動油室に供給され、かつ、前記作動油室の作動油が前記第2油路に排出される場合に、前記熱交換効率を変更する構成を有していることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの構成に加えて、回転不可能に構成され、かつ、筒形状に構成された固定軸を有し、この固定軸の内周側に前記第1油路が配置され、かつ、前記固定軸の外周側に前記第2油路が配置されており、前記熱交換機構には前記固定軸が含まれることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、作動油が第1油路を経由して作動油室に供給され、
第1の回転部材と第2の回転部材との間で作動油の運動エネルギにより動力伝達がおこなわれる。また、作動油室の作動油が撹拌されて温度上昇し、その作動油が第2油路に排出される。そして、第2油路を通る作動油の熱が、第1油路を通る作動油に伝達される。さらに、第2油路を通る作動油の熱が、熱交換機構を介して、第1油路を通る作動油に伝達される場合の熱交換効率を変更することができる。したがって、作動油室内における作動油の温度を任意に調節することができる。また、第1の回転部材から第2の回転部材に伝達される動力を変動させる制御をおこなわずに済み、第2の回転部材の動力が変動することを抑制できる。
また、第2油路から第1油路に至る距離、つまり、熱が伝達される経路の距離が変更されて、熱交換効率が変更される。したがって、熱交換効率をより確実に制御可能である。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明と同様の効果を得られる他に、第1の副油路と第2の副油路とを選択的に切り替えると、第1油路と第2油路との距離が変更される。したがって、熱交換効率をより確実に制御可能である。
請求項3の発明によれば、請求項1または2の発明と同様の効果を得られる他に、ロックアップクラッチが解放されて、第1の回転部材と第2の回転部材との間で作動油の運動エネルギにより動力伝達がおこなわれる。また、ロックアップクラッチが解放されている場合は、第1の回転部材と第2の回転部材とが相対回転して、作動油室の作動油の温度が上昇しやすくなり、第2油路に排出される作動油の温度と、第1油路を通る作動油の温度との差が大きくなる。このように、ロックアップクラッチが解放される場合に、熱交換機構の熱交換効率を変更できる。
請求項5の発明によれば、請求項1ないし4のいずれかの発明と同様の効果を得られる他に、第2油路を通る作動油の熱が、固定軸を経由して第1油路の作動油に伝達される。したがって、第1油路と第2油路とを隔てる固定軸が伝熱壁として機能し、部品点数の増加を抑制できる。
つぎに、この発明の実施の形態を説明する。この発明の動力源は、第1の回転部材および第2の回転部材に伝達する動力を出力する装置であり、動力源としては、エンジン、電動モータ、油圧モータ、フライホイールなどが含まれる。この発明における熱交換機構は、第1油路と第2油路との間に介在された伝熱壁である。この発明において、第1油路または第2油路のいずれか一方は、相互に並列に配置された第1の副油路および第2の副油路を有している。さらに、流体伝動装置は、第1の回転部材と第2の回転部材との間で伝達されるトルクを増幅する機能を有するトルクコンバータ、またはトルクを増幅する機能を備えていないフルードカップリングのいずれでもよい。
つぎに、この発明の流体伝動装置を有する車両のパワートレーン、およびその車両の制御系統を図2に示す。ここに示す車両1のパワートレーンにおいては、駆動力源2の出力側に流体伝動装置の一種であるトルクコンバータ3が設けられている。またこのトルクコンバータ3から出力されたトルクが、変速機4および終減速機5を経由して車輪6に伝達されるように構成されている。前記駆動力源2としては、エンジンまたは電動モータのうちの少なくとも一方を用いることができる。このエンジンは燃料を燃焼させてその熱エネルギを運動エネルギに変換する動力装置であり、エンジンとしては内燃機関、具体的には、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、LPGエンジンなどを用いることができる。また、前記電動モータは、電気エネルギを運動エネルギに変換する回転装置であり、交流モータまたは直流モータのいずれでもよい。さらに、電動モータに代えて、電動機としての機能と発電機としての機能とを兼備したモータ・ジェネレータを用いることも可能である。以下、この実施例では、駆動力源2としてガソリンエンジンを用いる場合について説明し、便宜上、駆動力源2を“エンジン2”と記す。
このエンジン2とトルクコンバータ3とが動力伝達可能に接続されている。以下、トルクコンバータの構成を、図3に基づいて説明する。このトルクコンバータ3は、ケーシング7の内部に配置されており、トルクコンバータ3はハウジング8を有している。このハウジング8はフロントカバー9およびリヤカバー10を接合して構成されている。このフロントカバー9が、エンジン2のクランクシャフトに対して連結されている。前記ハウジング8内には作動油室A1が形成されており、作動油室A1内にはポンプインペラ11およびタービンランナ12が設けられている。このポンプインペラ11はリヤカバー10と一体回転するように取り付けられている。また、タービンランナ12はハブ13を介してインプットシャフト13と一体回転するように取り付けられている。さらに、インプットシャフト13の軸線B1に沿った方向で、フロントカバー9とポンプインペラ11との間に、タービンランナ12が配置されている。
また、ハブ13の外周には、軸線B1に沿った方向に動作可能なピストン15が取り付けられている。このピストン15は、軸線B1に沿った方向でフロントカバー9とタービンランナ12との間に配置されている。このピストン15には、摩擦材により構成されたロックアップクラッチ16が設けられている。また、ピストン15とハブ13とがダンパ機構17により動力伝達可能に連結されている。このダンパ機構17はトルク変動を吸収する機構であり、ピストン15とハブ13とが、ダンパ機構17により、一定の角度範囲内で相対回転が可能に連結されている。そして、ピストン15が軸線B1に沿った方向に動作すると、ロックアップクラッチ16が前記フロントカバー9に接触したり、フロントカバー9から離れたりする。ロックアップクラッチ16がフロントカバー9に接触した状態が、ロックアップクラッチ16の係合であり、ロックアップクラッチ16がフロントカバー9から離れた状態がロックアップクラッチ16の解放である。
一方、作動油室A1におけるポンプインペラ11およびタービンランナ12の内周側には、ステータ18が設けられている。また、ステータ18は一方向クラッチ19を介在させて固定軸20に取り付けられている。固定軸20は円筒形状に構成されており、この固定軸20は前記ケーシング7に対して回転不可能に取り付けられている。この固定軸20およびインプットシャフト14は、熱伝導性に優れた金属材料、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金により構成されている。さらに、インプットシャフト14は固定軸20内に相対回転可能に配置されている。さらに、ケーシング7の内部にはオイルポンプ21が設けられている。このオイルポンプ21はボデー22およびロータ23を有しており、ボデー22がケーシング7に対してボルト24により回転不可能に固定されている。ロータ23はスリーブ25に連結されており、このスリーブ25にはハウジング8が一体回転するように連結されている。このスリーブ25は円筒形状に構成されており、スリーブ25内に固定軸20が配置されている。このようにして、インプットシャフト14および固定軸20およびスリーブ25が同軸上に配置されている。
つぎに、前記作動油室A1に接続された油路の構成を、図1および図4および図5に基づいて説明する。前記固定軸20の外周側、つまり、固定軸20とスリーブ25との間には排出油路26が形成されている。この排出油路26は軸線B1を中心として環状に構成されている。また、排出油路26は、ステータ18、スリーブ25の外向きフランジ27との空間C1を経由して、ポンプインペラ11とタービンランナ12との間の空間D1に通じている。この空間D1は、タービンランナ12の外周側の空間、およびピストン15の外周側の空間を経由して、フロントカバー9とピストン15との間の空間E1に通じている。さらに、前記インプットシャフト14にはその軸端から軸線B1に沿った方向に延ばされた内部油路28が形成されている。この内部油路28は前記空間E1に通じている。さらに、前記固定軸20の内周側、つまり、固定軸20とインプットシャフト14との間には、外側油路29が設けられている。つまり、外側油路29と排出油路26とが、固定軸20を隔壁として液密に区画されている。この外側油路29はインプットシャフト14の外周側に環状に配置されている。そして、前記インプットシャフト14には、軸線B1を中心とする半径方向に延ばされた第1の副油路30および第2の副油路31が設けられている。この第1の副油路30および第2の副油路31は、共に内部油路28と外側油路29とを接続する油路である。また、第1の副油路30および第2の副油路31は、軸線B1に沿った方向で異なる位置に配置されている。さらに、インプットシャフト14と固定軸20との間にオイルシール32が設けられており、第2の副油路31が液密にシールされている。
さらに固定軸20とインプットシャフト14との間には、第1の副油路30および第2の副油路31を選択的に開閉する方向切替弁33が設けられている。この方向切替弁33は、外側油路29に配置されており、この方向切替弁33は、軸線B1に沿った方向に動作可能な弁体34を有している。この弁体34は軸線B1を中心とする円筒形状を有している。さらに、この弁体34が軸線B1に沿った方向に動作した場合に、第1の副油路30または第2の副油路31のいずれか一方を閉じ、いずれか一方を開放するように、軸線B1に沿った方向における弁体34の長さが構成されている。さらに、軸線B1に沿った方向で弁体34の両側には2本のスナップリング35,36が設けられている。2本のスナップリング35,36は共にインプットシャフト14に固定されている。
そして、一方のスナップリング35と弁体34とが、圧縮コイルばね37により接続され、他方のスナップリング36と弁体34とが圧縮コイルばね38により接続されている。この2本の圧縮コイルばね37,38は、共に軸線B1に沿った方向に伸縮するように配置されている。そして、1本の圧縮コイルばね38は形状記憶部材により構成されている。この形状記憶部材は、外側油路29の温度により形状が変化する。形状記憶部材としては、形状記憶合金、形状記憶樹脂を用いることができる。形状記憶合金としては、Ni−Ti系合金を用いることができる。形状記憶樹脂としては、ボリイソブレン系樹脂を用いることができる。具体的には、外側油路29の作動油の温度が、所定の変態温度未満である場合は伸張した形状となり、外側油路29の作動油の温度が、所定の変態温度以上である場合は収縮した形状となるように、形状記憶特性が付与されている。2本の圧縮コイルばね37,38から、弁体34を軸線B1に沿った方向に挟み付ける向きの力が加えられる。
つぎに、前記オイルポンプ21の吐出口から、外側油路29および排出油路26に至る油路の構成を、図1に基づいて説明する。前記オイルポンプ21の吸入口39には、油路40を介してオイルパン41が接続されている。オイルパン41は、ケーシング7の内部またはケーシング7の外部に配置されている。また、オイルポンプ21の吐出口42には油路43が接続されており、その油路43に吐出された圧油が圧油必要部44に供給される。この圧油必要部44としては、変速機4の摩擦係合装置を係合・解放される油圧室、各種の軸受などが挙げられる。すなわち、圧油を作動油として動作するアクチュエータ、圧油により潤滑・冷却される被潤滑部である。この油路43の油圧を制御する圧力制御弁45が設けられている。圧力制御弁45は、入力ポート46からドレーンポート47に排出されるオイル量を制御することにより、油路43の油圧を制御する。この入力ポート46には油路43が接続され、ドレーンポート47には油路48が接続されている。その油路48の油圧を制御する圧力制御弁(図示せず)が設けられている。
また、油路48にはロックアップクラッチコントロールバルブ49が接続されている。このロックアップクラッチコントロールバルブ49は、直線状に動作するスプール50と、スプール50に一方向の力を与えるばね51と、入力ポート52と、第1出力ポート53および第2出力ポート54と、ドレーンポート55と、信号圧ポート56とを有している。入力ポート52が油路48と接続され、ドレーンポート55がオイルパンと接続され、第1出力ポート53が排出油路26と接続され、第2出力ポート54が外側油路29と接続されている。また、信号圧ポート56に入力される信号圧を発生するソレノイドバルブ57が設けられている。上記油路43,48、および圧力制御弁45、ロックアップクラッチコントロールバルブ49などはバルブボデー(図示せず)に設けられている。
前記インプットシャフト14には変速機4の入力部材58が動力伝達可能に接続されており、変速機4は入力部材58と出力部材59との間の変速比を変更可能に構成されている。変速機4としては、有段変速機または無段変速機を用いることが可能であり、ここでは、有段変速機を用いている場合について説明する。有段変速機として遊星歯車機構式の有段変速機が用いられており、遊星歯車機構の回転要素同士を接続するクラッチ、遊星歯車機構を構成する回転要素の回転・停止を制御するブレーキなどの摩擦係合装置が設けられている。この摩擦係合装置の係合・解放を制御する油圧室(図示せず)が設けられている。この油圧室が、前記圧油必要部44に含まれる。さらに変速機4の出力部材59が終減速機5に動力伝達可能に接続されている。
つぎに、車両1の全体を制御する制御系統を図2に基づいて説明すると、まず、電子制御装置60が設けられており、この電子制御装置60には、エンジン回転数、インプットシャフト14の回転数、変速機4の出力回転数、車速、加速要求、減速要求、シフトポジション、排出油路26の油温などを示す信号が入力される。この電子制御装置60からは、エンジン2を制御する信号、油圧制御装置61を制御する信号などが出力される。この油圧制御装置61は、図1に示された各種の油路および圧力制御弁45およびロックアップクラッチコントロールバルブ49およびソレノイドバルブ57などを含むコントローラである。また、前記ソレノイドバルブ57から出力される信号圧を高圧・低圧に制御するために、電子制御装置60には、ロックアップクラッチ制御用のマップが記憶されている。また、電子制御装置60には変速機4の変速比を制御する変速機用のマップが記憶されており、摩擦係合装置の係合・解放を制御することにより、変速機4の変速比が制御される。
上記のように構成された車両1において、前記エンジン2から出力されたトルクは、前記トルクコンバータ3および変速機4および終減速機5を経由して車輪6に伝達され、駆動力が発生する。前記ロックアップクラッチ16の制御について説明すると、前記エンジントルクが、トルクコンバータ3のハウジング8に伝達されると、そのトルクがスリーブ25を経由してロータ23に伝達されて、オイルポンプ21が駆動される。オイルポンプ21が駆動されると、オイルパン41のオイルがオイルポンプ21により吸入され、かつ、油路43に吐出される。油路43の圧油の一部が圧力制御弁45により油路48に排出されて、油路43の油圧が制御される。
つぎに、ロックアップクラッチ16の係合・解放制御を具体的に説明する。前記したロックアップクラッチ制御用のマップは、車速およびアクセル開度をパラメータとして、ロックアップクラッチ16を係合する領域と、ロックアップクラッチ16を解放する領域とを定めたものである。また、ロックアップクラッチ16を係合・解放する他の条件として、電子制御装置60には作動油の温度がマップ化されて記憶されている。このマップは、予め定められた所定温度以上である場合は、ロックアップクラッチ16の係合を許可し、所定温度未満である場合は、ロックアップクラッチ16の係合を禁止するものである。したがって、
(a)車速およびアクセル開度が、ロックアップクラッチ制御用のマップでロックアップクラッチ16を係合させる領域にあること、
かつ、
(b)作動油温が所定温度以上であること、
の2つの事項が共に検知された場合に、ロックアップクラッチ16を係合させる条件が最終的に成立する。なお、作動油の温度は排出油路26の温度を検知するセンサの信号により求められる。このように、油温が予め定められた所定温度以上である場合に、ロックアップクラッチ16の係合が許可される理由は以下の通りである。圧油は温度により摩擦係数が変化する特性を有しており、所定温度未満では、摩擦係数が不安定であり、ロックアップクラッチ16を係合させる制御を円滑におこなえない。これに対して、作動油の温度が所定温度以上では、摩擦係数が安定し、ロックアップクラッチ16を係合させる制御を円滑におこなえるからである。さらに、前記弁体34の変態温度は、ロックアップクラッチ16の係合を許可する場合に用いる「所定温度」と同じに設定されている。なお、2つの事項が共に検知されていない場合、またはいずれか一方の事項のみが検知された場合は、ロックアップクラッチ16を解放させる条件が成立したと判断される。
(1)ロックアップクラッチの解放制御
まず、ロックアップクラッチ16を解放する条件が成立した場合は、前記ソレノイドバルブ57から出力される信号圧が低圧に制御される。すると、ロックアップクラッチコントロールバルブ49のスプール50の動作により、入力ポート52と第2出力ポート54が接続され、かつ、ドレーンポート55と第1出力ポート53とが接続される。すると、作動油室A1内の作動油が、空間D1および空間C1を経由して排出油路26に排出され、その排出油路26のオイルがドレーンポート55に排出される。一方、油路48の圧油が入力ポート52および第2出力ポート54を経由して外側油路29に供給される。外側油路29の圧油は、方向切替弁33の動作により内部油路28に供給される。方向切替弁33の動作については後述する。この内部油路28に供給された作動油は、フロントカバー9とピストン15との間の空間E1に供給される。そして、空間E1の油圧の方が、ピストン15とタービンランナ12との間の空間F1の油圧よりも高くなると、ピストン15が図1および図3で左側に向けて動作し、ロックアップクラッチ16がフロントカバー9から離れる。つまり、ロックアップクラッチ16が解放される。このようにして、ロックアップクラッチ16が解放されると、ポンプインペラ11とタービンランナ12との間で、作動油の運動エネルギにより動力伝達がおこなわれる。また、ポンプインペラ11とタービンランナ12との間の速度比が、所定値未満である場合(トルクコンバータレンジ)は、ステータ18の働きによりトルク増幅がおこなわれる。
(2)ロックアップクラッチの係合制御
一方、前記ロックアップクラッチ16を係合する条件が成立した場合は、前記ソレノイドバルブ57から出力される信号圧が高圧に制御される。すると、ロックアップクラッチコントロールバルブ49のスプール50の動作により、入力ポート52と第1出力ポート53とが接続され、かつ、ドレーンポート55と第2出力ポート54とが接続される。すると、ピストン15とフロントカバー9と間の空間E1に存在する作動油が、内部油路28に排出される。内部油路28の圧油は、方向切替弁33の動作により外側油路29に排出される。方向切替弁33の動作については後述する。この外側油路29に排出された作動油は、ドレーンポート55から排出される。また、油路48の圧油が、第1出力ポート53を経由して排出油路26に供給され、排出油路26の圧油が、空間C1および空間D1を経由して、空間F1に供給される。そして、空間F1の油圧の方が空間E1の油圧よりも高くなると、ピストン15が図1および図3で右側に向けて動作し、ロックアップクラッチ16がフロントカバー9に接触させられる。つまり、ロックアップクラッチ16が係合される。このようにして、ロックアップクラッチ16が係合されると、フロントカバー9とインプットシャフト14との間で摩擦力により動力伝達がおこなわれる。
(トルクコンバータの温度調整の説明)
つぎに、トルクコンバータ3の温度調整について説明する。まず、前記排出油路26の作動油の温度が所定温度未満である場合は、ロックアップクラッチ16が解放されている。このように、排出油路26の作動油の温度が所定温度未満である場合は、その作動油の熱が、固定軸20を経由して外側油路29に伝達されても、前記圧縮コイルばね38の変態は発生しない。つまり、図4に示すように、圧縮コイルばね38は伸張した形状にあり、その圧縮コイルばね38の押圧力で弁体34が押圧されて、第1の副油路30が閉じられ、かつ、第2の副油路31が開放されている。このため、外側油路29の作動油は、第2の副油路31を通過して内部油路28に供給される。ここで、外側油路29の作動油が弁体34の外周側を、軸線B1に沿った方向に移動し、第2の副油路31に至るまでの間、排出油路26の作動油の熱が固定軸20を透過して外側油路29の作動油に伝達され、その作動油の温度が上昇する。言い換えれば、弁体34の外周側を前記軸線B1に沿った方向に作動油が流れる間、作動油が温められる。そして、内部油路28に供給された作動油は、前述のようにして作動油室A1に供給される。このようにして、ハウジング8内の暖機が促進されて、作動油室A1の作動油温が上昇すると、ロックアップクラッチ16の係合が許可される温度になる。
上記のように、トルクコンバータ3の暖機が促進されて、排出油路26の作動油の熱が外側油路29に伝達されて、その外側油路29の作動油の温度が変態温度以上になると、圧縮コイルばね38が形状記憶特性により収縮した形状になる。すると、図5に示すように、圧縮コイルばね37の押圧力により弁体34が右側に向けて動作し、第2の副油路31が閉じられ、かつ、第1の副油路30が開放される。すると、外側油路29の作動油は、第1の副油路30を通過して内部油路28に供給される。つまり、外側油路29の作動油が、弁体34の外周側および第2の副油路31を迂回するように、第1の副油路30を通る。このようにして、第1の副油路30を経由して内部油路28に作動油が供給されると、排出油路26の作動油の熱は、固定軸20を経由して外側油路29の作動油に伝達され、その外側油路29の作動油の熱は、弁体34およびインプットシャフト14の一部を経由して、内部通路28の作動油に伝達される。そして、内部油路28は外側油路29よりも内側にあるため、排出油路26から内部油路28に至る伝熱距離は、排出油路26から外側油路29に至る伝熱距離よりも長くなる。
ここで、伝熱距離とは、軸線B1を中心とする半径方向の距離である。つまり、弁体34により第2の副油路31が開放されている場合に比べて、弁体34により第2の副油路31が閉じられている場合の方が、熱交換効率もしくは熱伝達率が低い。さらに、排出油路26の作動油と、外側油路29の作動油との間で熱交換がおこなわれる面積(伝熱面積)は、第2の副油路31が開放されている場合よりも、第2の副油路31が閉じられている場合の方が狭い。したがって、トルクコンバータ3内の作動油室の温度上昇を抑制、もしくは冷却を促進できる。このように、トルクコンバータ3のハウジング8内を流れる作動油の温度を調節することができる。さらに、排出油路26の作動油と、外側油路29の作動油との間で熱交換がおこなわれる面積(伝熱面積)は、第2の副油路31が開放されている場合の方が、第2の副油路31が閉じられている場合よりも広い。したがって、トルクコンバータ3の暖機をおこなう場合に、ポンプインペラ11とタービンランナ12との相対回転が開始されてから、作動油の温度が所定温度に到達するまでの時間を相対的に短縮することができる。
また、この具体例では、作動油室の作動油の温度を調整するために、フロントカバー9からインプットシャフト14に伝達される動力を変動させる制御をおこなわずに済み、インプットシャフトの動力が変動することを抑制できる。ここで、フロントカバー9からインプットシャフト14に伝達される動力を変動させる制御とは、エンジン回転数を低下させる制御、ロックアップクラッチ16を係合させる制御である。また、この具体例では、作動油の温度を検知するセンサ、そのセンサの信号を電子制御装置60に出力する電線などを設けずに済むため、部品点数の増加が抑制されて、温度調整装置の大型化を抑制できる。さらに、この具体例では、油路43,48よりも作動油室A1に近い位置に圧縮コイルばね38が配置されているため、トルクコンバータ3の内部の温度に基づいて、弁体34を動作させる場合の精度が向上する。また、ロックアップクラッチ16の係合により動力伝達効率が向上し、エンジン2の燃費が良好となる。
ここで、図1ないし図5に基づいて説明した構成と、この発明の構成との対応関係を説明すると、作動油室A1が、この発明の作動油室に相当し、エンジン2が、この発明の動力源に相当し、ハウジング8およびポンプインペラ11が、この発明における第1の回転部材に相当し、タービンランナ12およびピストン15およびハブ13が、この発明における第2の回転部材に相当し、内側油路28および外側油路29が、この発明の第1油路に相当し、排出油路26が、この発明における第2油路に相当し、トルクコンバータ3が、この発明の流体伝動装置に相当し、固定軸20および方向切替弁33およびインプットシャフト14が、この発明における熱交換機構および変更機構に相当し、第1副油路30が、この発明の第1副油路に相当し、第2副油路31が、この発明の第2副油路に相当する。また、空間E1,D1,C1,F1が、この発明の流通経路に相当し、ロックアップクラッチ16が、この発明のロックアップクラッチに相当し、固定軸20が、この発明の固定軸に相当する。
つぎに、流体伝動装置用の温度調整装置の他の具体例を図6および図7に基づいて説明する。この図6および図7においては、作動油室A1に対して排出油路62が接続されている。この排出油路62は、例えば、前記スリーブ25と固定軸20との間に形成されている。また、作動油室A1に対して接続された2本の供給油路63,64を有している。この供給油路63,64同士は並列に設けられている。供給油路63,64は、例えばインプットシャフト14に形成されている。そして、供給油路63と排出油路62との間の熱交換距離は、供給油路64と排出油路62との間の熱交換距離よりも長く構成されている。さらに、油路48を、供給油路63または供給油路64に選択的に接続する切替弁65が設けられている。この切替弁65はソレノイドバルブにより構成されている。そして、排出油路62と供給油路64との伝熱部67の温度を検知するセンサが設けられており、そのセンサの信号が電子制御装置60に入力されて、電子制御装置60により切替弁66が制御されるように構成されている。伝熱部67は伝熱性に優れた金属材料、アルミニウム、アルミニウム合金により構成されている。
つぎに、図6および図7の具体例の制御を、図8に基づいて説明する。まず、伝熱部67における作動油の温度、具体的には、供給油路64の作動油の温度Tsを検知する(ステップS1)。そして、温度Tsが所定値TsO未満であるか否かが判断され(ステップS2)、このステップS2で肯定的に判断された場合は、切替弁65の作動が禁止され(ステップS3)、この制御ルーチンを終了する。ここで、所定値TsOは、前述したロックアップクラッチ16の係合が許可される所定温度と同じである。また、ステップS3の「切替弁65の動作が禁止され」とは、油路48と供給油路64とが接続され、供給油路63が遮断されることを意味する。つまり、ステップS3の制御により、排出油路62に排出される作動油の熱が、伝熱部67を経由して供給油路64の作動油に伝達され、その供給油路64の作動油がトルクコンバータ3に供給される。したがって、トルクコンバータ3の暖機が促進される。
これに対して、前記ステップS2で否定的に判断された場合は、切替弁65を作動する制御がおこなわれ(ステップS4)、この制御ルーチンを終了する。ここで、ステップS4の「切替弁65を作動する制御」とは、油路48と供給油路63とを接続し、供給油路64を遮断する制御である。つまり、ステップS3の制御により、排出油路62に排出される作動油の熱が、供給油路63の作動油に伝達される熱交換率が低下する。この供給油路63の作動油がトルクコンバータ3に供給される。したがって、トルクコンバータ3の温度上昇が抑制され、または冷却される。このように、図6および図7の具体例において、切替弁65は温感切替バルブであり、油路48に対する2本の供給油路63,64の接続・遮断を自動的に制御することが可能である。この具体例2においても、具体例1と同様の効果を得られる。また、作動油の温度を、油路43,48よりも作動油室A1に近い位置、伝熱部67で検知しているため、トルクコンバータ3の内部の温度を計測する場合の精度が向上する。ここで、図6および図7に示す具体例と、この発明の構成との対応関係を説明すると、供給油路63,64が、この発明における第1油路に相当し、排出油路62が、この発明の第2油路に相当し、供給油路64が、この発明の第1副油路に相当し、供給油路63が、この発明の第2副油路に相当し、伝熱部67が、この発明の熱交換機構に相当し、切替弁65および伝熱部67および電子制御装置60が、この発明の変更機構に相当する。なお、具体例1および具体例2では、共に、ロックアップクラッチ16を解放させる場合に、作動油室に作動油を供給する油路を並列に設け、2つの油路を切り替えるように構成しているが、ロックアップクラッチ16を係合させる場合に、作動油室に作動油を供給する油路を並列に設け、2つの油路を切り替えるように構成することにより、熱交換効率を変更することも可能である。
この発明の具体例1の構成を示す概念図である。 この発明を車両に用いた場合のパワートレーンおよびその制御系統の一例を示す図である。 この発明の具体例1の構成例を示す断面図である。 図1に示す流体伝動装置用の温度調整装置の拡大断面図である。 図1に示す流体伝動装置用の温度調整装置の拡大断面図である。 この発明の具体例2の構成を示す概念図である。 この発明の具体例2の構成を示す概念図である。 この発明の具体例2の制御例を示すフローチャートである。
符号の説明
2…エンジン、 3…トルクコンバータ、 8…ハウジング、 11…ポンプインペラ、 12…タービンランナ、 13…ハブ、 14…インプットシャフト、 15…ピストン、 16…ロックアップクラッチ、 20…固定軸、 26,62…排出油路、 28…内側油路、 29…外側油路、 33…方向切替弁、 30…第1副油路、 31…第2副油路、 63,64…供給油路、 65…切替弁、 67…伝熱部、 A1…作動油室、 E1,D1,C1,F1…空間。

Claims (4)

  1. 作動油が供給される作動油室と、この作動油室に供給される作動油の運動エネルギにより動力伝達をおこなうことの可能な第1の回転部材および第2の回転部材と、前記作動油室に接続され、かつ、この作動油室に供給される作動油が通る第1油路と、前記作動油室から排出された作動油が通る第2油路とを有し、前記第1の回転部材の動力が、作動油の運動エネルギにより前記第2の回転部材に伝達されるように構成された、流体伝動装置用の温度調整装置において、
    前記第2油路を通る作動油の熱を前記第1油路を通る作動油に伝達する熱交換機構と、
    前記第2油路を通る作動油と前記第1油路を通る作動油との間における熱交換効率を変更する変更機構と
    を備え、
    前記変更機構は、前記第1油路と前記第2油路との距離を変更することにより、前記熱交換効率を変更する構成を有していることを特徴とする流体伝動装置用の温度調整装置。
  2. 記第1油路または第2油路は、相互に並列に配置された第1の副油路および第2の副油路を有しており、
    前記変更機構は、前記作動油が通る油路として第1の副油路と第2の副油路とを選択的に切り替えることにより、前記第1油路と前記第2油路との距離を変更する構成を有していることを特徴とする請求項1に記載の流体伝動装置用の温度調整装置。
  3. 記第2の回転部材に取り付けられ、かつ、前記第1の回転部材に係合されることにより、前記第1の回転部材と前記第2の回転部材との間で摩擦力により動力伝達をおこなわせるロックアップクラッチが設けられており、
    前記作動油が前記第2油路を経由して前記作動油室に供給され、かつ、この作動油室の作動油が前記第1油路に排出される場合に、前記ロックアップクラッチが第1の回転部材に係合される一方、前記作動油が前記第1油路を経由して前記作動油室に供給され、かつ、前記作動油室の作動油が前記第2油路に排出される場合に、前記ロックアップクラッチが前記第1の回転部材から解放されるように、前記作動油室における作動油の流通経路が構成されているとともに、
    前記変更機構は、前記第1油路から作動油が前記作動油室に供給され、かつ、前記作動油室の作動油が前記第2油路に排出される場合に、前記熱交換効率を変更する構成を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の流体伝動装置用の温度調整装置。
  4. 回転不可能に構成され、かつ、筒形状に構成された固定軸を有し、この固定軸の内周側に前記第1油路が配置され、かつ、前記固定軸の外周側に前記第2油路が配置されており、前記熱交換機構には前記固定軸が含まれることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の流体伝動装置用の温度調整装置。
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