JP4980629B2 - 無機質繊維製断熱マットとその製造方法 - Google Patents

無機質繊維製断熱マットとその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、無機質繊維製断熱マットとその製造方法に関し、より詳細には、断熱マットを構成する無機質繊維の積層面を、断熱マットの長側面に対して傾斜させた、無機質繊維製断熱マットとその製造方法に関する。
ガラス繊維等の無機質繊維は断熱性に優れている。この性質を利用して、無機質繊維を堆積又は積層し、成形することに得られる断熱マットよりなる断熱材が多数知られている。
図18は、この種の断熱マットを示す。断熱マットが直方体である場合、断熱マットは、最長辺方向たる長さ方向(P)と、断熱マットの横断面における長辺方向たる幅方向(Q)と、該横断面における短辺方向たる厚さ方向(R)とを有し、長さp、幅q、厚さrを有す。即ち、断熱マットは、正面及び背面(PQ面)と、長側面(PR面)と、短側面(QR面)とを有す。公知の多くの断熱マットにおいては、図18に示すごとく、無機質繊維は、図示のようにR方向に堆積又は積層されている。即ち、無機質繊維の積層面は、PQ面に平行な面に存している。
そして、該断熱マットに、熱可塑性樹脂フィルム等公知の手段により被覆して、断熱材とする。
このように、積層面がPQ面に存している断熱マット(R方向に無機質繊維が積み重ねられている断熱マット)は、R方向(断熱マット厚さ方向)に圧縮可能となっており、R方向において断熱性に優れている。
そして、このような断熱マットよりなる断熱材は、PR面又はQR面を上下とし、PQ面が室外及び室内に面するように、家屋等の構築物内に配置され、断熱材として機能する。
該断熱マットの施工例としては、例えば、図17に示すように、外装下地材71と内装下地材72との間の空間に配置され、該空間内において、間柱74と内装下地材用受け材75との間、内装下地材用受け材75と間仕切壁用受け材76との間等に配置される。図17は、木造軸組工法による住宅施工例を示した平面図である。
例えば、図18に示す断熱マットを、図19に示すように間柱74と内装下地材用受け材75との間に配置する場合であって、間柱74と内装下地材用受け材75との間隔sが、断熱マットの幅方向(Q)の幅qよりも小さい場合、該断熱マットは幅方向(Q)に圧縮することができないので、断熱マットを間柱74と内装下地材用受け材75との間に配置することができない。断熱マットの幅qがsとなるよう断熱マットをカットすることが考えられるが、資源の無駄となる。
図19に示すように、断熱マットの幅方向(Q)に断熱マットを圧縮させて、その幅をsとすることができれば、間柱74と内装下地材用受け材75との間に配置することは可能となる。しかしながら、積層面がQ方向に延びている(PQ面に平行な面となっている)ので、このようなマットをQ方向に圧縮させることはできない。
従って、断熱マットの幅方向方向(Q)に圧縮することができる断熱マットが提案されている。
下記特許文献1は、図18に示すように、無機繊維を堆積し、板状に成形してなり、無機繊維がPQ面に平行な面配列された無機繊維マットを開示しており、更に、両PQ面に対して垂直なスリットを、反対面に対して切り残し部分を残すように形成し、このスリット部分でスリットを開く方向に180度折曲可能としており、スリットの部分で折曲させることにより、PQ面方向に向いていた無機繊維の配列方向をR方向(断熱マットの厚さ方向)として、無機繊維の積層面をPR面に平行にすることとしている。
特開平07−116670号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示のマットには、R方向に延びるスリットが形成されているので、該スリット部分において断熱性が大きく劣ると言う欠点を有した。
このため、上記特許文献1の欠点を解決すべく、下記特許文献2では、無機繊維を堆積、圧縮加熱した成形体を、搬送方向に沿って所定幅に切断し、この切断した成形体を、搬送方向と直交方向に90度反転させる方法が開示されていることにより、無機繊維の積層面をPR面に平行にした断熱マットが開示されている。
特開2003−181963号公報
上記特許文献2の断熱マットにおいては、製造過程において切断成形体を90度反転させ、その後に集合機により切断形成体を集合させることとしているので、切断成形体どうしの密接度が増す。一方、上記特許文献1の断熱マットは、製造後にスリットにて反転を行うものであるから、スリット部分における密着性が良くない。このため、上記特許文献2の断熱マットの断熱性は、上記特許文献1のものよりも良い。
上記いずれの公知文献においても、積層面がPQ面、PR面又はQR面に平行する面に存するものしか開示されていない。
上記特許文献2の断熱マットにおいては、無機繊維の積層面がPR面に平行して配置されているので、該積層面がPQ面に平行に配置されている断熱マットに比して、その断熱性が劣る。
従って、断熱マットの幅方向方向(Q)に圧縮することができ、かつ厚さ方向の断熱性が更に改良された断熱マットが求められている。
上記課題を解決するために、本発明によれば、長さ方向及び幅方向に延びる正面及び背面と、長さ方向及び厚さ方向に延びる長側面と、幅方向及び厚さ方向に延びる短側面とを有し、無機質繊維を幅方向に積層してなる、無機質断熱マットであって、無機質繊維の積層面の少なくとも一部が、断熱マットの前記長側面に対して傾斜し、マットの短側面に現れる該積層面の縦断面形状を概略「のこぎり歯」の形状とすることを特徴とする無機質繊維製断熱マットが提供される(請求項1)。
また、本発明によれば、長さ方向及び幅方向に延びる正面及び背面と、長さ方向及び厚さ方向に延びる長側面と、幅方向及び厚さ方向に延びる短側面とを有し、無機質繊維を幅方向に積層してなる、無機質断熱マットであって、無機質繊維の積層面の少なくとも一部が、断熱マットの前記長側面に対して傾斜し、マットの短側面に現れる該積層面の縦断面形状をサインカーブ状とすることを特徴とする、無機質繊維製断熱マットが提供される(請求項2)。
前記マットの短側面に現れる該積層面の形状は、サインカーブ状及びのこぎり歯の形状の双方であっても良い(請求項3)。
好ましくは、前記無機質繊維の積層面は、断熱マットの前記長側面に対して10〜45度で傾斜している(請求項)。
また、好ましくは、前記断熱マットが、幅方向において2以上に分割されている(請求項)。
本発明の別の実施形態によれば、前記無機質繊維の積層面間に、無機質粒状物が配置されている(請求項)。好ましくは、前記断熱マットの全重量に対して10〜80重量%の無機質粒状物が配置される(請求項)。
本発明によれば、上述の無機質繊維製断熱マットの製造方法であって、
(a)無機質物質を繊維化して無機質繊維とする繊維化工程と、
(b)該無機質繊維を積層方向に堆積して無機質繊維積層体とする堆積工程と、
(c)搬送方向において該無機質繊維積層体を圧縮することにより、無機質繊維の積層面を、搬送方向に対して傾斜させて、屈曲積層体とする屈曲工程と、
(d)該屈曲積層体を加圧、乾燥する加圧乾燥工程と、
(e)加圧乾燥された屈曲積層体を、搬送方向において所望長さに切断する切断工程と、
(f)所望長さに切断された屈曲積層体を、水平面において搬送方向と直交する幅方向に延びる軸を中心軸として90度回動する回動工程と、
よりなる無機質繊維製断熱マットの製造方法が提供される(請求項)。
また、本発明によれば、上述の無機質繊維製断熱マットの製造方法であって、
(a)無機質物質を繊維化して無機質繊維とする繊維化工程と、
(b)該無機質繊維を積層方向に堆積して無機質繊維積層体とする堆積工程と、
(c’)水平面において搬送方向と直交する幅方向において該無機質繊維積層体を圧縮することにより、無機質繊維の積層面を、幅方向に対して傾斜させて、屈曲積層体とする屈曲工程と、
(d)該屈曲積層体を加圧、乾燥する加圧乾燥工程と、
(e’)加圧乾燥された屈曲積層体を、幅方向において所望幅に切断する切断工程と、
(f’)所望幅に切断された切断屈曲積層体を、搬送方向に延びる軸を中心軸として90度回動する回動工程と、
よりなる無機質繊維製断熱マットの製造方法が提供される(請求項)。
また、本発明によれば、
(a)無機質物質を繊維化して無機質繊維とする繊維化工程と、
(b’)無機質繊維と共に無機質粒状物を堆積させ、該無機質粒状物により無機質繊維の積層面を傾斜させて屈曲積層体とする堆積工程と、
(d)該屈曲積層体を加圧、乾燥する加圧乾燥工程と、
(e”)加圧乾燥された屈曲積層体を、搬送方向において所望長さに、又は水平面において搬送方向に直交する幅方向において所望幅に切断する切断工程と、
(f”)所望長さ又は所望幅に切断された切断屈曲積層体を、幅方向に延びる軸又は搬送方向(X)に伸びる軸を中心軸として90度回動する回動工程と、
よりなる無機質繊維製断熱マットの製造方法が提供される(請求項10)。
請求項1〜3に記載の発明によれば、無機質繊維の積層面の少なくとも一部が断熱マットの長側面に対して傾斜しているので、長側面と直交する方向(断熱マットの幅方向)に断熱マットを圧縮することが可能であると共に、該積層面が断熱マットの長側面に平行である場合に比して断熱性も改良されることとなり、断熱マットの幅方向の伸縮性と断熱性との双方を有する断熱マットが提供される。また、前記積層面が断熱マットの正面及び背面と平行ではないので、厚さ方向の伸縮性をも有する(断熱マットの厚さ方向にも圧縮することができる)という効果をも有する。
請求項に記載の発明によれば、前記積層面が、断熱マットの長側面に対して10〜45度で傾斜しているので、断熱マットの幅方向の圧縮性を損なうことなく、断熱性が向上した断熱マットが提供されることとなる。
請求項に記載の発明によれば、断熱マットが幅方向において2以上に分割されているので、寸法の小さな場所に断熱マットを配置しようとする場合に、断熱マットを切断する必要が無く、施工現場での省力化を図ることができると共に、断熱マットの切断に伴う廃材の発生を防ぎ、また断熱マットの切断作業に伴う無機質繊維の飛散を防止することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、不要となった無機質繊維を砕くことにより得られる無機質粒状物を前記積層面の間に配置することによって、前記積層面を傾斜させるので、資源の再利用を図ることができるという効果を有し、また容易に製造可能な断熱マットが提供される。
請求項に記載の発明によれば、断熱性が十分に向上したと共に、断熱マットの幅方向の伸縮性が損なわれない断熱マットが提供される。
請求項に記載の発明によれば、搬送方向において無機質繊維積層体を圧縮すると言う簡単な操作だけで、無機質繊維の積層面を傾斜させることができ、伸縮性(又は圧縮性)と断熱性との双方を兼ね備える無機質繊維製断熱マットを簡単に製造することができる。
請求項に記載の発明によれば、搬送方向と直交する方向において無機質繊維積層体を圧縮すると言う簡単な操作だけで、無機質繊維の積層面を傾斜させることができ、伸縮性と断熱性との双方を兼ね備える無機質繊維製断熱マットを簡単に製造することができる
請求項10に記載の発明によれば、無機質粒状物を積層面の間に配置すると言う簡単な操作だけで、無機質繊維の積層面を傾斜させることができ、伸縮性と断熱性との双方を兼ね備える無機質繊維製断熱マットを簡単に製造することができる。また、不要となった無機質繊維より得られる無機質粒状物を用いるので、製造コストが減少されると共に、資源の再利用を図ることができるという効果も有する。
図1は、本発明の一実施形態の断熱マット6を示した斜視図である。
本発明の断熱マットは、無機質繊維1を堆積、積層して得られる無機質繊の維積層体よりなる。図1に示した断熱マットは、直方体であって、最長辺方向たる長さ方向Pと、断熱マットの横断面における幅方向Qと、該横断面における短辺方向たる厚さ方向Rとを有し、正面(PQ面)と、背面(PQ面)と、第一の側面たる2つの長側面(PR面)と、第二の側面たる2つの短側面(QR面)とを有す。
尚、図1においては、無機質繊維の積層体の積層面Lが模式的に示されているが、無機質繊維1そのものは示されていない。図2〜4及び図9も同様である。
また、図示実施例においては、直方体の断熱マットを示しているが、立方体であっても良い。
従来の断熱マットにおいては、無機質繊維の積層面Lは、正面又は背面(PQ面)又は長側面(PR面)に対して、平行であった。しかしながら、本発明の断熱マット6は、該積層面Lが、長側面(PR面)に対して傾斜していることを特徴とする。
全ての積層面Lが、長側面(PR面)に対して傾斜している必要は無く、一部であってもよい。一部が傾斜していることにより、断熱マット全体として見た場合に、厚さ方向の断熱性が良好となるからである。
積層面Lの長側面(PR面)に対する角度Wは、好ましくは、10〜45度である。
断熱マット6の厚さ方向に対する無機繊維の積層面Lの傾斜角度Wが10度未満だと、断熱性の改良が図られない。一方、該傾斜角度Wが45度を超えると、断熱性は改良されるものの、断熱マット4の幅方向Qの圧縮性が劣ることとなってしまう。
図1に示す断熱マット4においては、短側面(QR面)に現れる積層面Lが「のこぎり歯状」となっているが、図2に示すように「略サインカーブ状」であってもよい。
図1に示された断熱マット6は、4つの回動屈曲積層体5をQ方向に4つ並列されたものとなっている。回動屈曲積層体5については、後述の断熱マットの製造方法において説明する。
このように、断熱マットは、幅方向(Q方向)において2以上に分割されていることが好ましい。このように、幅方向に2以上に分割されていると、寸法の小さな場所に断熱マットを配置しようとする場合に、断熱マットを切断する必要が無く、回動屈曲積層体の数を少なくするだけで、寸法の小さな場所にも設置することが可能となる。
尚、図示実施例においては、幅方向(Q方向)において4つに分割されているが、本発明は、幅方向において2以上に分割されていることに限定されず、また4つに分割することに限定されないことに留意されたい。
図2は、本発明の別の実施形態の断熱マット6’の短側面(QR面)のみを示した側面図であり、断熱マット6’は、上述のように、短側面(QR面)に現れる積層面が「略サインカーブ状」であることを除き、図1に示す断熱マット6と同じである。
図9に示す断熱マット106は、図1に示す断熱マット6と同じであるが、図1に示す断熱マット6の製造方法とは異なる方法により製造されたものである。
図3は、断熱マット206を示した斜視図である。
図3に示した断熱マット106においては、Mの範囲において、積層面Lが長側面に対して傾斜しており、Nの範囲において、長側面に対して10〜45度に傾斜している。上述のように、全ての積層面Lが、長側面(PR面)に対して傾斜している必要は無い。N及びMの範囲において、有効に断熱性が図られるからである。
図4は、断熱マット306の短側面のみを示した側面図である。
図4に示されたように、断熱マット306には、積層面Lが長側面に対して傾斜している部分S(以下「傾斜部分」という)が点在している。
該傾斜部分Sにおいては、無機質粒状物311が含まれており、このように粒状物が含まれることによって、積層面Lが傾斜することとなる。尚、明確には示されていないが、図4において、傾斜部分S内に無機質粒状物311が点在している。
この無機質粒状物311の材料は、無機質繊維1の材料と同じであることが好ましく、例えば、無機質繊維1がガラス繊維である場合には、無機質粒状物311もガラス粒状物である。無機質粒状物として、不要となった無機質繊維を砕くことによって得られる解繊綿(屑綿)を用いれば、資源のリサイクルを図ることができ、好ましい。
無機質粒状物は、断熱マット全体の重量(即ち、無機質繊維と無機質粒状物との総重量)に対して10〜80重量%含有させることとする。10重量%未満だと、十分に積層面Lを傾斜させることができない。一方、80重量%を越えると、断熱マットが粒状物を主に構成されることとなるので、圧縮性が悪化してしまう。
無機質粒状物の大きさは、5〜30mmの径を有することが好ましい。5mm未満だと、積層面Lを十分に傾斜させることができず、また、30mmを越えると、傾斜が大きくなり過ぎてしまう。
また、無機質粒状物の形状は、特に限定されず、球状でも、無定形であっても良い。
尚、断熱マットの第一の側面に対する積層面Lの傾斜角度を10〜45度とする場合には、上述の無機質繊維に対する無機質粒状物の含有量及び粒状物の大きさを考慮する。
図1〜4及び9に示した断熱マットは、そのまま用いても良く、また、図16に示したように、熱可塑性樹脂フィルム等公知の外皮材(梱包袋)に被覆されて、断熱材7としてもよい。そして、住宅の壁の間に配置される。
図17は、木造軸組工法による住宅施工における、断熱材7の配置の一例を示す。断熱材7は、外装下地材71と内装下地材72との間の空間に、PQ面が室内及び室外に面するように配置され、そして図示実施例にあっては、間柱74と内装下地材用受け材75との間、内装下地材用受け材75と間仕切壁用受け材76との間に配置される。本発明の断熱マットより作られた断熱材は、木造軸組工法のみならず、木造パネル工法(プレハブ工法)、枠組壁工法(2×4工法)、鉄骨軸組工法、鉄骨パネル工法等にも用いられる。
本発明の断熱マットは、以下のような製造方法により製造することができる。但し、本発明の断熱マットは、下記製造方法により製造されたものに限定されない。
<第1の製造方法>
図1及び2に示す断熱マットは、本発明の製造方法に係る第1の製造方法により製造される。図5は、第1の製造方法に用いる装置を模式的に示した側面図である。
第1の製造方法は、(a)繊維化工程と、(b)堆積工程と、(c)屈曲工程と、(d)加圧乾燥工程と、(e)切断工程と、(f)回動工程とよりなる。
好ましい実施例によれば、第1の製造方法は、(a)繊維化工程により、無機質材料を無機質繊維1とし、(b)堆積工程により、無機質繊維1を無機質繊維積層体2とし、(c)屈曲工程により、無機質繊維積層体2を屈曲積層体3とし、(d)加圧乾燥工程により、屈曲積層体3を加圧、乾燥させ、(e)切断工程により、加圧、乾燥された屈曲積層体3を、搬送方向において所望長さ(j)に切断して、切断屈曲積層体4とし、(f)回動工程により、切断屈曲積層体4を、水平面において搬送方向(X)と直交する幅方向(Y)に延びる軸を中心軸として90度回動させて、切断屈曲積層体4の各々を回動屈曲積層体5として、断熱マット6を得る。
(a)繊維化工程は、無機質材料を繊維化することにより、ガラス繊維、ロックウール等の無機質繊維を得る工程である。無機質材料の繊維化は、公知の方法により行うことができ、繊維化装置21は、公知のものを使用することができる。例えば、無機質材料がガラスである場合、繊維化装置21により溶融ガラスをガラス繊維とする。
尚、公知技術であることより図5では詳細に示されていないが、図15に示されたように、繊維化装置の一例としては、ガラスを用いる場合、ガラス原料をガラス溶融窯13に入れ、溶融槽15にて溶融された原料を清澄槽17に送り、溶融ガラスを清澄槽より回転体21’に落下させ、回転体21’の遠心力で溶融ガラスを繊維化するものである。
繊維化装置21から落下してくる無機質繊維1に、接着剤塗布装置23により接着剤(バインダー)を塗布する。接着剤としては、フェノール樹脂等公知のものを使用することができる。塗布方法としては、スプレーによる等公知の方法を使用することができる。図示実施例においては、(b)堆積工程前に接着剤を塗布することとしているが、(d)加圧乾燥工程前であるならば、接着剤を塗布することは可能であり、本発明は、(b)堆積工程前に接着剤を塗布する方法に限定されない。
(b)堆積工程においては、(a)繊維化工程により製造された無機質繊維を、公知の集綿機31上に落下、堆積させ、無機質繊維積層体2とする。
集綿機31上に堆積された後、無機質繊維積層体2は、搬送コンベア33等公知の搬送手段により搬送される。
堆積時、無機質繊維1は、垂直方向に堆積、積層される。以下、この(b)堆積工程における垂直方向(積層方向)を、「Z方向」と言い、搬送コンベア33の搬送方向を「X方向」と言い、水平面において、X方向と直交する方向(搬送コンベア33の幅方向)を「Y方向」と言う。
無機質繊維積層体2において、無機質繊維は、Z方向に積層されており、従って、無機質繊維の積層面Lは、XY面に存することとなり、積層面Lの縦断面形状は、水平な直線として現れる(図5において、X方向に延びる直線として現れる)。本発明においては、この積層面LをXY面に対して傾斜させようとするものである。そして、本発明の第1の製造方法の(c)屈曲工程は、このようなXY面に存する積層面LをX方向に屈曲させ、積層面LをXY面に対して傾斜させるものである。
本発明の第1の製造方法においては、無機質繊維積層体2に対して、X方向に圧縮力を加え、無機質繊維積層体2を構成する無機質繊維を座屈させ、X方向に積層面を屈曲させることにより、積層面Lの縦断面形状を「のこぎり歯」の形状(図1)及び/又は「略サインカーブ」の形状(図2)とし、積層面をXY面に対して傾斜させる。
無機質繊維積層体に、X方向の圧縮力を加えるため、第1の製造方法においては、下流側に配置された抑え板45により、X方向に搬送されている無機質繊維積層体2の搬送を一時抑えて、搬送速度を減じる(ゼロでも良い)。抑え板45によって、抑え板45の上流側の部分の搬送速度が減じられることより、無機質繊維積層体2を屈曲させ、以て積層面の縦断面形状を、図1に示すような「のこぎり歯」形状、或いは図2に示すような「略サインカーブ」形状とする。
このように(c)屈曲工程に用いられる製造機械の一例として、図5に示したように、搬送コンベア33に連続し、搬送コンベア33と同じ搬送速度を有するコンベア41が配置される。
コンベア41の下流側には、抑え板45が配置されている。抑え板45は、図示実施例においては、上下動可能となっており、間欠的に、コンベア41上の無機質繊維積層体2を上方より抑える。抑え板45の傾斜面47は、XY面に対して10〜45度の範囲で傾斜している。
コンベア41により搬送される無機質繊維積層体2を抑え板45により抑えて、搬送速度を減じることにより、無機質繊維積層体2を構成する無機質繊維を座屈させ、X方向に積層面を屈曲させることができる。
XY面に対する積層面の傾斜角度は、(1)抑え板26によって搬送速度を遅くすることと、(2)抑え板45による上方からの押圧との2つの動作により決定されるものであり、これら2つの要素のバランスにより調整する。
好ましくは、図5に示したように、コンベア41は、搬送コンベア33の上面(XY面)に対して10〜45度の範囲の傾斜面43を有す。換言すれば、XZ面における、波形コンベア41の縦断面形状は、波形となっている。このように、コンベア41の表面が波形になっている場合、上述の(1)搬送速度が遅くなることと、(2)抑え板45の上方からの押圧とに加えて、傾斜面43によって積層面Lが屈曲されることとなり、積層面Lのを、より正確に屈曲させることが可能となる。但し、本発明は、コンベア41の表面が波形であることに限定されない。
(d)加圧乾燥工程においては、加圧乾燥機51により、屈曲積層体3をZ方向に加圧し、乾燥させる。これにより、無機質繊維に塗布されたバインダー(接着剤)が乾燥され、繊維が硬化される。積層面Lが、XY面に対して10〜45度の角度でのこぎり歯状又はサインカーブ形状に屈曲した状態において、屈曲積層体3の繊維が硬化される。
加圧、乾燥手段は、公知のものを使用することが可能であり、例えば、プレスによる加圧、送風又は加熱による乾燥が挙げられる。
(e)切断工程において、加圧乾燥された屈曲積層体3は、第1カッター61により、搬送方向(X方向)において、所望長さ(j)に切断され、切断屈曲積層体4とする。このように、搬送方向(X方向)において切断することにより、後述の(f)回動工程で切断屈曲積層体4の回動を容易に行うことができる。また、所望長さ(j)に切断すること(及び幅方向(Q方向)に並列される回動屈曲積層体5の数)によって、断熱マット6の幅qが決定する。
切断装置及び切断方法は、公知のものを使用することが可能である。
また、必要に応じて、屈曲積層体3の耳部(幅方向端部の不要部分)を切断しても良いことは勿論である。
(f)回動工程において、切断屈曲積層体4は、水平面において搬送方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に延びる軸を中心軸として90度回動させることにより、回動屈曲積層体5とする。切断屈曲積層体4においては、無機質繊維1は水平方向(X方向又はY方向)に延びており、無機質繊維1の積層面Lも、「のこぎり歯」状又は「略サインカーブ」となりつつも、図5において左右に延びて現される。そして、このような切断屈曲積層体4を上述のように90度回動させることにより、無機質繊維1は垂直方向(Z方向)に延びることとなり、無機質繊維の積層面Lも垂直方向(Z方向)に延びることとなる。
回動方法としては、公知のものを使用することが可能である。
このようにして、積層面Lが90度回動された回動屈曲積層体5が得られる。
複数の回動屈曲積層体5を並列させることにより、図1に示す断熱マット6となる。尚、回動屈曲積層体5が1つだけでも、断熱マットとして使用することは可能であり、本発明の断熱マットは、複数の回動屈曲積層体を並列したものに限定されない。
この後、必要に応じ、公知技術により、該断熱マット6(又は回動屈曲積層体5)の外面を外皮材により覆い、断熱体とする。例えば、図16に示したように、断熱マット6の外面を、上外皮8及び下外皮9により覆い、断熱体7とされる。尚、図16は、図1の断熱マットより作られた断熱材であるが、図2〜4及び9の断熱マットより作られる断熱材も同様である。
<第2の製造方法>
本発明の製造方法に係る第2の製造方法は、(c’)屈曲工程、(e’)切断工程及び(f’)回動工程が、第1の製造方法の(c)屈曲工程、(e)切断工程、(f)回動工程と異なることを除き、第1の製造方法と同じであり、図9に示す断熱マットが製造される。即ち、好ましい実施例によれば、第2の製造方法は、(a)繊維化工程により、無機質材料を無機質繊維1とし、(b)堆積工程により、無機質繊維1を無機質繊維積層体2とし、(c’)屈曲工程により、無機質繊維積層体2を屈曲積層体103とし、(d)加圧乾燥工程により、屈曲積層体103を加圧、乾燥させ、(e’)切断工程により、加圧、乾燥された屈曲積層体103を、水平面において搬送方向(X)と直交する幅方向(Y)において所望幅(i)に切断して、切断屈曲積層体104とし、(f)回動工程により、切断屈曲積層体104を、搬送方向(X)に延びる軸を中心軸として90度回動させて、切断屈曲積層体104の各々を回動屈曲積層体105として、断熱マット106を得る。
第2の製造方法の(a)繊維化工程及び(b)堆積工程は、第1の製造方法のものと同じである。
(c’)屈曲工程に関して、上記第1の製造方法においては、X方向において無機質繊維を屈曲させて積層面LをXY面に対して傾斜させることとしたのに対して、第2の製造方法においては、Y方向において無機質繊維を屈曲させることにより、XY面に対して積層面Lを傾斜させるものである。そして、Y方向において無機質繊維を屈曲させるため、無機質繊維積層体2には、Y方向に圧縮力を加える。
無機質繊維積層体2には、Y方向に圧縮力を加えるため、第2の製造方法においては、図6及び図7に示す装置を用いる。図6は、第2の製造方法に用いる装置を模式的に示した側面図であり、図7は、(c’)屈曲工程に用いる装置を模式的に示した平面図である。尚、図7においては、無機質繊維積層体2、屈曲積層体103及び第3抑え板145は、示されていない。
該装置においては、コンベア141と第2抑え板143と第3抑え板145とが用いられる。コンベア141は、搬送コンベア33に連続して配置される。
第2抑え板143は、Y方向においてコンベア141の両側に配置されており、Y方向に移動可能となっている。
第3抑え板145は、コンベア141の上方に配置されており、Z方向に移動可能(上下動可能)となっている。
搬送コンベア33から搬送された無機質繊維積層体2は、コンベア141で搬送される。この時、第2抑え板143をコンベア141に向かって動かし、コンベア141上の無機質繊維積層体2をY方向に圧縮する。また、第3抑え板145を下降させて、コンベア141上の無機質繊維積層体2をZ方向に押圧する。(1)第2抑え板143により圧縮することと、(2)第3抑え板145によって無機質繊維積層体2を押圧することにより、無機質繊維積層体2を構成する無機質繊維をY方向において座屈させ、Y方向に積層面Lが傾斜することとなり、屈曲積層体103が形成される。屈曲積層体103をX方向から見た場合、積層面L、のこぎり歯形状又は略サインカーブ状の横断面形状を有する。
尚、第2波形コンベア61のX方向長さ(圧縮幅)と、圧縮時間と、第2波形コンベア61の搬送速度とを調整することにより、流れ作業により(c’)屈曲工程を行うことができる。
好ましくは、コンベア141の表面は、波形となっており、コンベアの搬送方向に直交する方向(Y方向)に対して10〜45度の範囲で凹凸となっていることが好ましい。即ち、好ましくは、コンベア141は、Y方向に対して10〜45度の範囲で傾斜する傾斜面142を有する。換言すれば、X方向よりコンベア141を見た場合、コンベア141の横断面形状は、波形となっている。
このように、コンベア141が傾斜面142を有すると、傾斜面142によっても積層面Lが屈曲されることとなり、積層面Lを、より正確に屈曲させることが可能となる。但し、本発明は、コンベア141の表面が波形であることに限定されない。
屈曲積層体103は、第1の製造方法と同じ方法により、(d)加圧乾燥工程に付される。
加圧乾燥された屈曲積層体103は、(e’)切断工程に付され、図8及び図6に示したように、第2カッター163により、幅方向(Y方向)において、所望幅(i)に切断され、切断屈曲積層体104とする。換言すれば、X方向寸法、Z方向寸法を変えることなく、屈曲積層体103のY方向寸法を、例えば4等分する。図示実施例においては、Y方向寸法を4等分しているが、本発明は、4つに分割することに限定されず、また、等分することに限定されない。
尚、(e’)切断工程に先立って、公知の方法で、屈曲積層体103の耳部を切断することは勿論可能である。
切断屈曲積層体104の各々は、(f’)回動工程に付される。
回動方法の一例として、図8に示す方法が挙げられるが、本発明の(f’)回動工程は、図8に示す方法に限定されず、公知の方法を用いることが可能である。図8は、第2の製造方法の(e’)切断工程及び(f’)回動工程に用いる装置を模式的に示した平面図である。
(e’)切断工程により得られた切断屈曲積層体104は、スぺーサー165により、一つの切断屈曲積層体104と隣接する切断屈曲積層体104との間にスペースが設けられ、これによって、各切断屈曲積層体104は回動することが可能となる。
次に、切断屈曲積層体104は、ねじり形状ガイド166に送られる。これによって、切断屈曲積層体104の各々は、コンベアにより進行するにしたがってひねられ、切断屈曲積層体104の横断面(YZ面)の中央を中心軸(X方向に延びる軸)として90度回動することとなり、「回動屈曲積層体105」となる。図示実施例においては、全ての切断屈曲積層体104を90度回動させることとしているが、一部の切断屈曲積層体104のみを90度回動させてもよい。
集合機167によって、回動屈曲積層体105と隣接する回動屈曲積層体105との間のスペースをゼロとすることにより、断熱マット106が得られる。図示実施例においては2つの回動屈曲積層体105よりなる断熱マット106が示されているが、更に集合機を用いることにより、4つの回動屈曲積層体105よりなる断熱マット106が得られることは勿論である。
<第3の製造方法>
図3に示す断熱マットは、第3の製造方法により製造される。図10〜14は、第3の製造方法により断熱マットを製造する方法を模式的に示す。
第3の製造方法は、(c”)屈曲工程が第2の製造方法の(c’)屈曲工程と異なることを除き、第2の製造方法と同じである。即ち、第3の製造方法は、(a)繊維化工程と、(b)堆積工程と、(c”)屈曲工程と、(d)加圧乾燥工程と、(e’)切断工程と(f’)回動工程とよりなり、(a)繊維化工程により「無機質繊維1」を製造し、(b)堆積工程により「無機質繊維積層体2」を製造し、(c”)屈曲工程により「屈曲積層体203」を製造し、(d)加圧乾燥工程により屈曲積層体203を加圧乾燥させ、(e’)切断工程により、加圧、乾燥された屈曲積層体203を、水平面において搬送方向(X)と直交する幅方向(Y)において所望幅(i)に切断して、切断屈曲積層体204とし、(f)回動工程により、切断屈曲積層体204を、搬送方向(X)に延びる軸を中心軸として90度回動させて、切断屈曲積層体204の各々を回動屈曲積層体205として、断熱マット206を得る。
第3の製造方法の(a)繊維化工程及び(b)堆積工程は、第1及び第2の製造方法と同じであり、(b)堆積工程により製造され、搬送コンベアにより搬送されている無機質繊維積層体2は、(c”)屈曲工程に付される。
第3の製造方法の(c”)屈曲工程においては、無機質繊維積層体2に掛け針241を挿入することによって、積層面Lを屈曲させる。より詳細には、無機質繊維積層体2に、無機質繊維の積層方向(Z方向)に掛け針241を挿入し引き抜くことによって、掛け針挿入部分及びその周辺部の積層面Lを挿入方向に屈曲させるものである。
掛け針241は、掛け針駆動装置(図示せず)によって、積層面Lに対して直交する方向(Z方向)に往復動する。
図11に示したように、掛け針241は、軸243と、軸方向に直交した方向に突出する1又は2以上の突起245とよりなる。各突起245は、掛け針の先端方向に向かうに従って横断面積が小さくなるように形成されており、斜面247と後面248とよりなる。掛け針241の後面248が、軸247に対して直交していることが好ましい。
掛け針241の往動時、突起245の斜面247により掛け針241は、無機質繊維積層体2に押し込まれ、1又は2以上の突起245が無機質繊維積層体2を突き抜ける。掛け針241復動時、突起245の後面248の押圧によって、無機質繊維積層体2を構成する無機質繊維を座屈させ、積層面を屈曲させ、XY面に対して積層面Lが傾斜し、屈曲積層体203(図12)が形成される。尚、図示例においては、無機質繊維積層体2の幅方向で4個所において掛け針241が押し込まれているが、4個所において掛け針を挿入することに限定されない。
XY面に対する積層面Lの傾斜角度は、掛け針241の復動速度及び突起245の横断面積等によることとなるので、積層面Lの傾斜角度10〜45度とする場合には、これらを考慮する。
屈曲積層体203は、前記第1及び第2の製造方法と同じ方法により(d)加圧乾燥工程に付される。
尚、上述の(c”)屈曲工程に先立って、(d)加圧乾燥工程を行っても良い。即ち、(b)堆積工程により得られた無機質繊維積層体2を加圧、乾燥し、加圧乾燥した無機質繊維積層体2を(c”)屈曲工程に付しても良い。(c”)屈曲工程に先立って加圧乾燥を行うことにより、無機質繊維がバインダーによって強固に接着されることとなり、掛け針241を挿入した場合に、無機質繊維積層体2全体の形状が崩れることが無くなる。
加圧乾燥された屈曲積層体203は、前記第2の製造方法と同じ方法により(e’)切断工程に付されて切断屈曲積層体204とされる。その後、切断屈曲積層体204は、前記第2の製造方法と同じ方法により(f’)回動工程に付されて、X方向に延びる軸を中心軸として90度回動され(図14)、回動屈曲積層体205とされ、断熱マット206が得られる。
<第4の製造方法>
図4に示す断熱マットは、本発明の製造方法に係る第4の製造方法により製造される。図15は、第4の製造方法に用いる装置を模式的に示した側面図である。
第4の製造方法は、(b’)堆積工程において積層面が屈曲されるものであり、第1〜3の製造方法における(c)〜(c”)屈曲工程が存しない。また、第4の製造方法の(f”)回動工程においては、X軸又はY軸のいずれか一方を中心軸として切断屈曲積層体を回動させれば良く、これに伴い(e”)切断工程での屈曲積層体の切断が決定する。
即ち、第4の製造方法は、(a)繊維化工程と、(b”)堆積工程と、(d)加圧乾燥工程と、(e)切断工程と、(f)回動工程とよりなり、(a)繊維化工程により「無機質繊維1」を製造し、(b”)堆積工程により、無機質粒状物を含む「屈曲無機質繊維積層体303」を製造し、(d)屈曲無機質繊維積層体303を加圧乾燥し、(e”)加圧乾燥された屈曲無機質繊維積層体303を、搬送方向(X)又は水平面において搬送方向(X)と直交する方向(Y)において所望長さ(j)又は所望幅(i)に切断して、「切断屈曲積層体304」とし、(f”)切断屈曲積層体304を、水平面において搬送方向(X)と直交する幅方向(Y)、又は搬送方向(X)に伸びる軸を中心軸として90度回動させて、切断屈曲積層体304の各々を「回動屈曲積層体305」として、断熱マット306を得る。
第4の製造方法の(a)繊維化工程は、第1の製造方法のものと同じであり、繊維化装置21により無機質繊維1が製造される。
(a)繊維化工程において製造された無機質繊維1は、繊維化装置21より落下すると共に、接着剤塗布装置23により接着剤(バインダー)を吹き付けられ、集綿機31上に落下、堆積する。この集綿機31上に堆積した無機質繊維1の上に更に無機質繊維が堆積され、積層面Lが形成されると共に、無機質繊維積層体が形成される。
第4の製造方法においては、このような積層面(L、L)間に無機質粒状物311を配置することによって、積層面Lを傾斜させることとしたものである。
図15に示したように、無機質粒状物311を貯留した粒状物貯留槽313の吹出口315が、集綿機31の上方に配置されており、該吹出口315から無機質粒状物311が、集綿機31上の無機質繊維の上に落下し、積層面(L、L)間に配置される。
尚、図15は、製造装置を模式的に示したものであって、一つの繊維化装置21と、一つの吹出口315しか示されていないが、複数の繊維化装置21と複数の吹出口315を設けて、繊維化装置21と吹出口315とをX方向において交互に配置すれば、積層面(L、L)間に無機質粒状物311が配置された屈曲無機質繊維積層体303が形成される。積層面(L、L)間に無機質粒状物311が配置されているので、積層面Lは、無機質粒状物311によって傾斜することとなる
無機質粒状物は、無機質繊維の材料と同じ材料よりなる。無機質繊維1がガラス繊維である場合には、不要となったグラスウールを砕いた解繊綿(屑綿)を用いれば、資源の再利用となる。
第4の製造方法においては、(b”)堆積工程において積層面Lが傾斜するので、第1〜3の製造方法の屈曲工程(c)(c’)(c”)が無い。
(b’)堆積工程において形成された屈曲無機質繊維積層体303は、第1〜3の製造方法と同じ方法で(d)加圧乾燥工程に付される。
加圧乾燥された屈曲無機質繊維積層体303は、(e”)切断工程に付され、その後(f”)回動工程に付される。
第4の製造方法においては、、屈曲無機質繊維積層体302の積層面Lがランダムな方向に傾斜しているので、(f”)回動工程は、Y方向に延びる軸を中心軸としてもよく、X方向に延びる軸を中心軸としても良い。即ち、第4の製造方法の(f”)回動工程は、第1の製造方法の(f)回動工程と同じでも良く、第2及び第3の製造方法の(f’)回動工程と同じであっても良い。Y方向に延びる軸を中心軸として(f”)回動工程を行う場合、第4の製造方法の(e”)切断工程は、第1の製造方法の(e)切断工程と同じであり、X方向に延びる軸を中心軸として(f”)回動工程を行う場合、第4の製造方法の(e”)切断工程は、第2及び第3の製造方法の(e’)切断工程と同じである。
尚、図15においては、第1カッター61、第2カッター163の双方が示されているが、いずれか一方を配置すれば良い。
実施例1〜4、比較例1〜2:
本発明の第1の製造方法((a)繊維化工程と、(b)堆積工程と、(c)屈曲工程と、(d)加圧乾燥工程と、(e)切断工程とよりなる)により、300mm×600mm×100mmのグラスウールよりなる断熱マットを製造した。この時、断熱マットの長側面に対する積層面の傾斜角度を表1のものとした。グラスウールの密度は、16kg/mであった。
これら断熱マットの断熱性能及び圧縮性を測定した。結果を表1に示す。断熱性能及び伸縮性は、最も良いものを「A+」とし、以下、「A」、「B+」、「B」、「C+」、「C」、「D]として、7段階で評価した。
尚、実施例1、実施例4は、請求項1〜3の発明に含まれるものの、請求項の発明には含まれず、請求項の観点よりすれば、これらは比較例となる。
これら実施例及び比較例より、無機質繊維の積層面を、断熱マットの長側面に対して傾斜させることにより断熱性及び圧縮性の双方を兼ね備えることが分かり、また、その傾斜角度が10〜45度の場合には、断熱性及び圧縮性の双方を程良く兼ね備える断熱マットが得られることが分かった。
実施例5〜8、比較例3〜4:
本発明の第4の製造方法((a)繊維化工程と、(b’)堆積工程と、(d)加圧乾燥工程と、(e)切断工程とよりなる)により、300mm×600mm×100mmのグラスウール(密度16kg/m)よりなる断熱マットを製造した。無機質粒状物は、不要となったグラスウールを砕いて得られた解繊綿(屑綿)を用いた。この時、解繊綿の量を、重量%で表2のようにした。
これら断熱マットの断熱性能及び圧縮性を測定した。結果を表2に示す。断熱性能及び伸縮性は、上述と同じ方法で評価した。
尚、実施例5、実施例8は、請求項の発明に含まれるものの、請求項の発明には含まれず、請求項の観点よりすれば、これらは比較例となる。
これら実施例及び比較例より、無機質粒状物を含有することにより、断熱性及び圧縮性の双方を兼ね備えることが分かり、また、その含有量が10〜80重量%の場合には、断熱性及び圧縮性の双方を程良く兼ね備える断熱マットが得られることが分かった。
参考例
上述の第3の製造方法((a)繊維化工程と、(b)堆積工程と、(c”)屈曲工程と、(d)加圧乾燥工程と、(e)切断工程とよりなる)により、300mm×600mm×100mmのグラスウール(密度16kg/m)よりなる断熱マットを製造し、その断熱性及び圧縮性を上述の評価方法で評価したところ、断熱性がC+、圧縮性がBであった。即ち、上述の第3の製造方法により、断熱性と圧縮性との双方を兼ね備える断熱マットが得られることが分かった。
本発明の断熱マットの第1実施例を模式的に示した斜視図である。 第1実施例の変形例の断熱マットの短側面を模式的に示した拡大断面図である。 第3の製造方法により製造した断熱マットを模式的に示した斜視図である。 熱マットの短側面を模式的に示したものである。 本発明の第1の製造方法に用いる装置を模式的に示した側面図である。 本発明の第2の製造方法に用いる装置を模式的に示した側面図である。 本発明の第2の製造方法において用いられる屈曲工程に用いる装置を模式的に示した平面図である。 第3の製造方法及び本発明の第24の製造方法において用いられる回動工程に用いる装置を模式的に示した平面図である。 本発明の第2の製造方法により製造された断熱マットを模式的に示した斜視図である。 3の製造方法の(c’)屈曲工程を模式的に示す。 第3の製造方法の(c’)屈曲工程において用いられる掛け針126を示す。 3の製造方法の(c’)屈曲工程により製造された屈曲積層体103を模式的に示した斜視図である。 3の製造方法の切断を模式的に示した斜視図である。 3の製造方法の回動工程を模式的に示した斜視図である。 本発明の第4の製造方法において用いる装置を模式的に示した側面図である。 図1の断熱マットより作られた断熱材を模式的に示した斜視図である。 本発明の方法により製造された断熱マット又は断熱材の、木造軸組工法による住宅施工例を示した平面図である。 従来技術の断熱マットを模式的に示した斜視図であって、PQR方向を示したものである。 図16の断熱マットの、構築部材間への挿入を説明した、模式的な側面図である。
1:無機質繊維、
2:無機質繊維積層体、
3、103、203、303:屈曲積層体、
4、104、204、304:切断屈曲積層体、
5、105、205、305:回動屈曲積層体、
6、106、206、306:断熱マット、
21:繊維化装置、
23:接着剤塗布装置、
31:集綿機、
33:搬送コンベア、
41、141:コンベア、
45:抑え板、
51:加圧乾燥機、
61:第1カッター、
143:第2抑え板、
145:第3抑え板、
163:第2カッター、
241::掛け針、
311:無機質粒状物、
L:積層面、
P:断熱マットの長さ方向、
Q:断熱マットの幅方向、
R:断熱マットの厚さ方向、
S:傾斜部分、
X:搬送コンベアの搬送方向、
Y:搬送コンベアの幅方向、
Z:堆積工程における垂直方向、
p:断熱マットの長さ、
q:断熱マットの幅、
r:断熱マットの厚さ

Claims (10)

  1. 長さ方向(P)及び幅方向(Q)に延びる正面(PQ)及び背面(PQ)と、長さ方向(P)及び厚さ方向(R)に延びる長側面(PR)と、幅方向(Q)及び厚さ方向(R)に延びる短側面(QR)とを有し、無機質繊維(1)を幅方向(Q)に積層してなる、無機質断熱マット(6,106、206,306)であって、無機質繊維(1)の積層面(L)の少なくとも一部が、断熱マットの前記長側面(PR)に対して傾斜し、マットの短側面(QR)に現れる該積層面(L)の形状を「のこぎり歯」の形状とすることを特徴とする、無機質繊維製断熱マット。
  2. 長さ方向(P)及び幅方向(Q)に延びる正面(PQ)及び背面(PQ)と、長さ方向(P)及び厚さ方向(R)に延びる長側面(PR)と、幅方向(Q)及び厚さ方向(R)に延びる短側面(QR)とを有し、無機質繊維(1)を幅方向(Q)に積層してなる、無機質断熱マット(6,106、206,306)であって、無機質繊維(1)の積層面(L)の少なくとも一部が、断熱マットの前記長側面(PR)に対して傾斜し、マットの短側面(QR)に現れる該積層面(L)の形状をサインカーブ状とすることを特徴とする、無機質繊維製断熱マット。
  3. 前記マットの短側面(QR)に現れる該積層面(L)の形状が、サインカーブ状及びのこぎり歯の形状である、請求項2に記載の無機質繊維製断熱マット。
  4. 前記無機質繊維の積層面(L)が、断熱マットの前記長側面(PR)に対して10〜45度で傾斜している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の無機質繊維製断熱マット。
  5. 前記断熱マット(6,106、206,306)が、幅方向(Q)において2以上に分割されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の無機質繊維製断熱マット。
  6. 前記無機質繊維(1)の積層面(L,L)間に、無機質粒状物(311)が配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の無機質繊維製断熱マット。
  7. 前記断熱マット(306)の全重量に対して10〜80重量%の無機質粒状物(311)が配置されている、請求項に記載の無機質繊維製断熱マット。
  8. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の無機質繊維製断熱マットの製造方法であって、
    (a)無機質物質を繊維化して無機質繊維(1)とする繊維化工程と、
    (b)該無機質繊維(1)を積層方向(Z)に堆積して無機質繊維積層体(2)とする堆積工程と、
    (c)搬送方向(X)において該無機質繊維積層体(2)を圧縮することにより、無機質繊維の積層面(L)を、搬送方向(X)に対して傾斜させて、屈曲積層体(3)とする屈曲工程と、
    (d)該屈曲積層体(3)を加圧、乾燥する加圧乾燥工程と、
    (e)加圧乾燥された屈曲積層体(3)を、搬送方向(X)において所望長さ(j)に切断する切断工程と、
    (f)所望長さ(j)に切断された屈曲積層体(3)を、水平面において搬送方向(X)と直交する幅方向(Y)に延びる軸を中心軸として90度回動する回動工程と、
    よりなる無機質繊維製断熱マットの製造方法。
  9. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の無機質繊維製断熱マットの製造方法であって、
    (a)無機質物質を繊維化して無機質繊維(1)とする繊維化工程と、
    (b)該無機質繊維(1)を積層方向(Z)に堆積して無機質繊維積層体(2)とする堆積工程と、
    (c’)水平面において搬送方向(X)と直交する幅方向(Y)において該無機質繊維積層体(2)を圧縮することにより、無機質繊維の積層面(L)を、幅方向(Y)に対して傾斜させて、屈曲積層体(103)とする屈曲工程と、
    (d)該屈曲積層体(103)を加圧、乾燥する加圧乾燥工程と、
    (e’)加圧乾燥された屈曲積層体(103)を、幅方向(Y)において所望幅(i)に切断する切断工程と、
    (f’)所望幅(i)に切断された切断屈曲積層体(104)を、搬送方向(X)に延びる軸を中心軸として90度回動する回動工程と、
    よりなる無機質繊維製断熱マットの製造方法。
  10. 請求項6〜7のいずれか1項に記載の無機質繊維製断熱マットの製造方法であって、
    (a)無機質物質を繊維化して無機質繊維(1)とする繊維化工程と、
    (b’)無機質繊維(1)と共に無機質粒状物(311)を堆積させ、該無機質粒状物(311)により無機質繊維の積層面(L)を傾斜させて屈曲積層体(303)とする堆積工程と、
    (d)該屈曲積層体(303)を加圧、乾燥する加圧乾燥工程と、
    (e”)加圧乾燥された屈曲積層体(303)を、搬送方向(X)において所望長さ(j)に、又は水平面において搬送方向(X)に直交する幅方向(Y)において所望幅(i)に切断する切断工程と、
    (f”)所望長さ(j)又は所望幅(i)に切断された切断屈曲積層体(304)を、幅方向(Y)に延びる軸又は搬送方向(X)に伸びる軸を中心軸として90度回動する回動工程と、
    よりなる無機質繊維製断熱マットの製造方法。
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