JP4979558B2 - レンズ姿勢/位置調整方法および装置 - Google Patents

レンズ姿勢/位置調整方法および装置 Download PDF

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本発明は、光学系におけるレンズ姿勢/位置調整方法および装置に関し、特に、ホログラム記録/再生装置において、ホログラムに物体光を照射したり、ホログラムからの再生光を撮像素子上に照射したりするレンズのアライメント(姿勢/位置)調整を行う方法および装置に関するものである。
一般に、複数枚のレンズが光軸上に配列され、各レンズの姿勢や位置が所期の状態からずれているような場合には、レンズ系全体として様々な収差が発生することになる。
このような収差を抑制するための手法としては、例えば、カメラ等に搭載されている、従来のオートフォーカスシステムを利用することが考えられる(下記特許文献1参照)。この手法は、被写体からの信号を周波数分析し、それにより得られた高周波成分の強度についてのフォーカス評価値をパラメータとし、このパラメータが大きくなるように制御を行うことによりなされる。
また、ホログラム記録再生光学系においては、用いられている複数枚のレンズが全体として収差が生じないような共役系の光学系を構築し、収差フリーとする手法も知られている(下記非特許文献1参照)。
特許第2851713号公報 Holographic Data Storage, Springer出版
しかしながら、上記特許文献1記載の手法によれば、得られた信号からはレンズ位置を厳密に規定することが困難であり、そのため正確な測定を行うことができなかった。
また、上記非特許文献1記載の手法によれば、光学系をシンプルに構築することが可能になる等の利点を有しているが、記録用の光路と再生用の光路とが互いに異なるため、両光路を同時に調整することが難しい。そのため、理論的には収差フリーとなるが、実際には、光路内に生じた微小な設定誤差により、却って大きな収差が発生するという問題が生じていた。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、光学系内に配されたレンズの姿勢や位置を容易かつ高精度に調整して、発生する収差を大幅に抑制し得るレンズ姿勢/位置調整方法および装置を提供することを目的とするものである。
本発明のレンズ姿勢/位置調整方法は、
被観察体からの像情報を担持した光束を、レンズおよび記録媒体を介して撮像面に照射し、該撮像面上に前記被観察体の像を形成する光学系におけるレンズ姿勢/位置調整方法であって、
前記被観察体に替えて、少なくとも複数個の縞パターンを表してなる調整用治具を、光軸上に配置し、
前記レンズの姿勢および位置を変化させつつ、前記調整用治具上の複数個の縞パターンの像を撮像し、
該撮像された該縞パターンの像についての縞周波数を基本周波数としたとき、その基本周波数の2倍の周波数成分の強度Iの逆数である1/Iを、該縞パターンの像毎にレンズ調整評価値として求め、
該縞パターンの像毎のレンズ調整評価値が所定値以上の大きさとなっているか否かの判断、および該縞パターンの像毎の該レンズ調整評価値が該所定値以上の大きさとなった場合の光軸上のレンズ姿勢またはレンズ位置が互いに所定範囲内とされているか否かの判断に基づき、前記レンズの姿勢および位置を設定するものであり、
前記レンズは、前記被観察体の位置からの光束を収束せしめる第1のレンズと、この後、発散した該光束を、撮像面に照射し、該撮像面上に前記被観察体の像を形成する第2のレンズを含む、ことを特徴とするものである。
また、前記調整用治具が、複数個の縞パターンを表示可能な画像表示素子であることが好ましい。
また、前記画像表示素子は、矩形状をなし、その四隅と中央領域に各々前記縞パターンが表示されるように構成されていることが好ましい。
さらに、本発明のレンズ姿勢/位置調整装置は、
被観察体からの像情報を担持した光束を、レンズおよび記録媒体を介して撮像面に照射し、該撮像面上に前記被観察体の像を形成する光学系におけるレンズ姿勢/位置調整装置であって、
前記被観察体に替えて光軸上に配置された、少なくとも複数個の縞パターンを表してなる調整用治具と、
該光軸上で、前記レンズの姿勢および位置を変化させるレンズ姿勢/位置可変手段と、
前記調整用治具上の複数個の縞パターンの像を撮像する撮像手段と、
該撮像手段により撮像された該縞パターンの像についての縞周波数を基本周波数(空間周波数)としたとき、その基本周波数の2倍の周波数成分の強度Iの逆数である1/Iを、該縞パターンの像毎にレンズ調整評価値として求める調整評価値算出手段と、
該調整評価値算出手段からの出力が所定値以上の大きさとなっているか否かの判断、および該調整評価値算出手段からの出力が該所定値以上の大きさとなった場合の光軸上のレンズ姿勢またはレンズ位置が互いに所定範囲内とされているか否かの判断を行い、その判断による是非の結果を出力する判断手段と、を備え、
該判断手段による判断結果が是とされるまで、前記レンズ姿勢/位置可変手段により前記レンズの姿勢および位置を変化させつつ前記判断手段により前記判断を行う処理を繰り返し行い、該判断手段により、判断結果が是とされた際の該レンズの姿勢および位置において該レンズを設定するように構成されてなり、
前記レンズは、前記被観察体の位置からの光束を収束せしめる第1のレンズと、この後、発散した該光束を、撮像面に照射し、該撮像面上に前記被観察体の像を形成する第2のレンズを含む、ことを特徴とするものである。
以上説明したように、本発明のレンズ姿勢/位置調整方法および装置では、まず、調整用治具に複数個の縞パターンを表し、調整すべきレンズの姿勢およびレンズの位置を変化させつつ、調整用治具上の複数個の縞パターンの像を撮像する。次に、撮像された縞パターンの像についての縞周波数を基本周波数としたとき、その基本周波数の強度Iではなく、その基本周波数の2倍の周波数成分の強度Iの逆数である1/Iを、縞パターンの像毎にレンズ調整評価値として求める。さらに、縞パターンの像毎のレンズ調整評価値が所定値以上の大きさとなっているか否かの判断、および縞パターンの像毎のレンズ調整評価値が所定値以上の大きさとなった場合の光軸上のレンズ姿勢またはレンズ位置が互いに所定範囲内とされているか否かの判断に基づいて、レンズの姿勢および位置を設定する、ように構成されている。したがって、本発明の方法および装置においては、基本周波数の2倍の周波数成分の強度Iの逆数である1/Iをレンズ調整評価値として定めており、レンズ調整評価値に含まれるノイズ成分を減少させることができるので、これにより容易にかつ高精度にレンズの姿勢および位置を調整することができ、レンズ系の配置ずれによる収差を良好なものとすることができる。また、これにより、ホログラム記録再生用の光学系に適用したような場合には、ビット誤り率を改善することができる。
以下、本発明に係るレンズ姿勢/位置調整方法および装置(自動調整装置)を、フーリエ変換ホログラムに用いられる光学系に適用した場合の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係るレンズ姿勢/位置調整方法の手順を示すフローチャートであり、図2はフーリエ変換ホログラムの光学系の一例を示す概略図(同図(A)は光学系の姿勢/位置が適正な状態を示し、同図(B)は光学系の姿勢/位置が不適正な状態を示している)である。
図2に示すフーリエ変換ホログラムの光学系は、SLM(空間光変調素子:調整用治具)1に映し出された画像(ビットデータ)を、フーリエ変換(FT)レンズとしての第1FTレンズ2で集光して記録媒体(ホログラム)3に記録するとともに、記録媒体3に記録された画像を、第1FTレンズ2と同じ特性を持つフーリエ逆変換レンズとしての第2FTレンズ4により元に戻して、CCDカメラ5などの2次元撮像素子(撮像手段)で撮像するように構成されている。なお、図2では、画像の記録/再生に用いる参照光の図示は省略している。
図2(A)に示すように、光学系を構成するSLM1、第1FTレンズ2、記録媒体3、第2FTレンズ4およびCCDカメラ5の各姿勢/位置が適正な状態とされている場合には、SLM1に映し出されたビットデータを、誤りなくCCDカメラ5で撮像することが可能となる。しかし、図2(B)に示すように、例えば、第2FTレンズ4の姿勢/位置が不適正な状態とされている場合には、再生される画像が歪んでしまい、これによりビット誤りが発生してしまう。なお、他の光学素子(SLM1、第1FTレンズ2、記録媒体3、CCDカメラ5)の姿勢/位置が不適正な状態とされている場合についても同様にビット誤りが発生するが、本実施形態では説明を簡略化するため、第2FTレンズ4の姿勢/位置のみが不適正な状態を想定し、この第2FTレンズ4の位置(X,Y,Z)および姿勢(θ,θ)を調整する場合を述べる。なお、X,Y,Zは、図2に示す3次元直交座標系の座標値(x軸,y軸,z軸の各方向の位置)を示し、θおよびθは、該3次元直交座標系のx軸回りの回転角度およびy軸回りの回転角度をそれぞれ示している。
以下、本実施形態の手順を説明する。図3はSLM1に映し出す画像(縞パターンp1〜p5)を示す図であり、図4は第2FTレンズ4のz軸方向の位置(以下「Z位置」と称する)を変化させる様子を示す概略図である。
まず、SLM1に縞パターンp1〜p5を映し出す(図1のステップS1)。なお、SLM1に映し出される縞パターンp1〜p5は、図3に示すように、SLM1の四隅および中央の計5箇所において、互いに同一形状に形成されたものであり、映し出された縞パターンp1〜p5は、第1FTレンズ2、記録媒体3、第2FTレンズ4を介してCCDカメラ5の2次元撮像素子上に結像される。
次に、第2FTレンズ4の位置および姿勢(X,Y,Z,θ,θ)を初期設定する(図1のステップS2)。なお、第2FTレンズ4の位置および姿勢の設定は、第2FTレンズ4を載置保持するように設置された3軸位置調整ステージおよび2軸傾き調整ステージ(いずれも図示略:レンズ姿勢/位置可変手段)を用いて行うことができる。
次いで、図4に示すように、第2FTレンズ4のZ位置のみを変えながら、その都度、CCDカメラ5により、2次元撮像素子上に結像された縞パターンp1〜p5を撮像する(図1のステップS3)。
次に、第2FTレンズ4の各Z位置においてそれぞれ撮像された縞パターンp1〜p5毎の画像信号をFFT(高速フーリエ変換)する。そして、各Z位置における各縞パターンp1〜p5毎に、その基本周波数Fの2倍の周波数Fの強度Iを算出し、その逆数(1/I)を、第2FTレンズ4のレンズ調整評価値(以下、単に「評価値」と称することがある)として求める(図1のステップS4:調整評価値算出手段により求められる)。
次いで、各縞パターンp1〜p5毎に、第2FTレンズ4のZ位置と評価値(1/I)との対応関係を表す評価曲線を作り、各評価曲線においてそのピーク(頂点)に対応した各評価値(以下「ピーク評価値(1/IP−p1〜(1/IP−p5」と称する)と、同じく各評価曲線のピークに対応した第2FTレンズ4の各Z位置(以下「ピークZ位置ZP−p1〜ZP−p5」と称する)を求める(図1のステップS5)。ここで、図5は縞パターンp1〜p5毎の各Z位置と評価値(1/I)との関係を表すグラフ(同図(A),(B),(C),(D)および(E)が、縞パターンp1,p2,p3,p4およびp5にそれぞれ対応する)であり、図6は縞パターンp1〜p5毎の評価曲線を概略的に示すもの(同図(A),(B),(C),(D)および(E)が、縞パターンp1,p2,p3,p4およびp5にそれぞれ対応する)である。図6に示す各評価曲線は、例えば、図5に示す各グラフに2次関数等の曲線をフィッティングして作ることが可能であるが、図5に示す各グラフをそのまま評価曲線として用いることも可能である。
次に、図6に示す縞パターンp1〜p5毎の各評価曲線において、「各々のピーク評価値(1/IP−p1〜(1/IP−p5が全て所定値(予め設定される数値)以上である」という第1条件を満たすかどうかの判定を行い(図1のステップS6:判断手段)、第1条件を満たす場合には、さらに、縞パターンp1〜p5毎の各評価曲線において、「各々のピークZ位置ZP−p1〜ZP−p5が全て所定の範囲(予め設定される数値範囲)内に在る」という第2条件を満たすかどうかの判定を行う(図1のステップS7:判断手段)。
そして、第1条件を満たさない場合および第1条件は満たすが第2条件を満たさない場合には、第2FTレンズ4の位置および姿勢を変更し(図1のステップS9)、図1のステップS3〜S6(またはS7)の手順を繰り返し行う。一方、第1条件および第2条件をいずれも満たす場合には、そのときの位置および姿勢に第2FTレンズ4をセットする。
なお、第2条件を満たすピークZ位置ZP−p1〜ZP−p5間にばらつきがある場合には、例えば、各ピークZ位置ZP−p1〜ZP−p5の平均値を求め、求められた平均値に該当するZ位置に第2FTレンズ4を設定することができる。また、図1のステップS9では、(X,Y,Z,θ,θ)の全てのパラメータを変更するのではなく、Z位置以外の他の所定の1つのパラメータのみを変更し、各々のパラメータ毎に適正なZ位置の値(範囲)を候補値として求め、第2FTレンズ4の最適な姿勢/位置を次第に絞り込むようにしてもよい。
上述のように本実施形態においては、撮像された縞パターンp1〜p5の基本周波数Fの2倍の周波数Fの強度Iの逆数(1/I)を第2FTレンズ4のレンズ調整評価値としており、このレンズ調整評価値(1/I)がなるべく大きくなるように(基本周波数Fの2倍の周波数Fの強度Iがなるべく小さくなるように)、第2FTレンズ4の姿勢/位置調整を行っている。
一方、第2FTレンズ4のレンズ調整評価値として縞パターンp1〜p5の基本周波数Fの強度I(コントラスト)を用いることも考えられるが、この場合には良好な結果を得ることができない。
図7に、基本周波数Fの強度Iをレンズ調整評価値として用いた場合における縞パターンp1〜p5毎の第2FTレンズ4のZ位置と強度Iとの関係を表すグラフ(同図(A),(B),(C),(D)および(E)が、縞パターンp1,p2,p3,p4およびp5にそれぞれ対応する)を比較例として示す。図7に示すように基本周波数Fの強度Iをレンズ調整評価値として用いた場合には、各グラフにおけるピーク位置が判然とせず、第2FTレンズ4の適正なZ位置を求めることが難しい。これは、基本周波数Fの強度Iがノイズに対して弱いことが原因の1つと考えられる。
これに対し図5に示すように基本周波数Fの2倍の周波数Fの強度Iの逆数(1/I)をレンズ調整評価値として用いる本実施形態の場合には、各グラフにおけるピーク位置を認識し易く、第2FTレンズ4の適正なZ位置を求めることが可能となっている。なお、基本周波数Fの2倍の周波数Fの強度Iは、撮像された縞パターンp1〜p5のエッジの乱れの大きさに関わっていると考えられる。
以上、本発明に係るレンズ姿勢/位置調整方法および装置の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態のものに限定されるものではなく、種々の態様のものとすることが可能である。例えば、上記実施形態では、第2FTレンズ4の姿勢/位置調整に本発明を適用したものであるが、本発明は、第2FTレンズ4以外の他の光学素子(SLM1、第1FTレンズ2、記録媒体3、CCDカメラ5)の姿勢/位置調整においても同様に適用することが可能である。したがって、種々の光学系におけるオートフォーカスシステムにも適用することが可能である。
また、上記実施形態では、第2FTレンズ4のZ位置以外の他のパラメータ(X,Y,θ,θ)を固定した状態でZ位置のみを変更しつつ、その都度撮像を行うようにしているが、Z位置を変更する毎に他のパラメータの全部または一部を変更し、その都度撮像を行うようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、上述した第1条件および第2条件を満たすか否かという両方の判断を順次行うようにしているが、本発明方法および装置においては、上記2つの判断のうち、一方のみの判断を行うようにすることも可能である。
一実施形態に係るレンズ姿勢/位置調整方法の手順を示すフローチャート ホログラム記録再生装置の光学系の一例を示す概略図 SLMに映し出す画像(縞パターンp1〜p5)を示す図 第2FTレンズのZ位置を変化させる様子を示す概略図 第2FTレンズのZ位置と評価値(1/I)との関係を表すグラフ(実施例) 縞パターン毎の評価曲線を概略的に示す図 第2FTレンズのZ位置と縞パターンの基本周波数の強度Iとの関係を表すグラフ(比較例)
符号の説明
1 SLM(空間光変調素子)
2 第1FTレンズ
3 記録媒体
4 第2FTレンズ
5 CCDカメラ
p1〜p5 縞パターン

Claims (4)

  1. 被観察体からの像情報を担持した光束を、レンズおよび記録媒体を介して撮像面に照射し、該撮像面上に前記被観察体の像を形成する光学系におけるレンズ姿勢/位置調整方法であって、
    前記被観察体に替えて、複数個の縞パターンを表してなる調整用治具を、光軸上に配置し、
    前記レンズの姿勢および位置を変化させつつ、前記調整用治具上の複数個の縞パターンの像を撮像し、
    該撮像された該縞パターンの像についての縞周波数を基本周波数としたとき、その基本周波数の2倍の周波数成分の強度Iの逆数である1/Iを、該縞パターンの像毎にレンズ調整評価値として求め、
    該縞パターンの像毎のレンズ調整評価値が所定値以上の大きさとなっているか否かの判断、および該縞パターンの像毎の該レンズ調整評価値が該所定値以上の大きさとなった場合の光軸上のレンズ姿勢またはレンズ位置が互いに所定範囲内とされているか否かの判断に基づき、前記レンズの姿勢および位置を設定するものであり、
    前記レンズは、前記被観察体の位置からの光束を収束せしめる第1のレンズと、この後、発散した該光束を、撮像面に照射し、該撮像面上に前記被観察体の像を形成する第2のレンズを含む、ことを特徴とするレンズ姿勢/位置調整方法。
  2. 前記調整用治具が、複数個の縞パターンを表示可能な画像表示素子であることを特徴とする請求項記載のレンズ姿勢/位置調整方法。
  3. 前記画像表示素子は、矩形状をなし、その四隅と中央領域に各々前記縞パターンが表示されるように構成されていることを特徴とする請求項記載のレンズ姿勢/位置調整方法。
  4. 被観察体からの像情報を担持した光束を、レンズおよび記録媒体を介して撮像面に照射し、該撮像面上に前記被観察体の像を形成する光学系におけるレンズ姿勢/位置調整装置であって、
    前記被観察体に替えて光軸上に配置された、少なくとも複数個の縞パターンを表してなる調整用治具と、
    該光軸上で、前記レンズの姿勢および位置を変化させるレンズ姿勢/位置可変手段と、
    前記調整用治具上の複数個の縞パターンの像を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段により撮像された該縞パターンの像についての縞周波数を基本周波数としたとき、その基本周波数の2倍の周波数成分の強度Iの逆数である1/Iを、該縞パターンの像毎にレンズ調整評価値として求める調整評価値算出手段と、
    該調整評価値算出手段からの出力が所定値以上の大きさとなっているか否かの判断、および該調整評価値算出手段からの出力が該所定値以上の大きさとなった場合の光軸上のレンズ姿勢またはレンズ位置が互いに所定範囲内とされているか否かの判断を行い、その判断による是非の結果を出力する判断手段と、を備え、
    該判断手段による判断結果が是とされるまで、前記レンズ姿勢/位置可変手段により前記レンズの姿勢および位置を変化させつつ前記判断手段により前記判断を行う処理を繰り返し行い、該判断手段により、判断結果が是とされた際の該レンズの姿勢および位置において該レンズを設定するように構成されてなり、
    前記レンズは、前記被観察体の位置からの光束を収束せしめる第1のレンズと、この後、発散した該光束を、撮像面に照射し、該撮像面上に前記被観察体の像を形成する第2のレンズを含む、ことを特徴とするレンズ姿勢/位置調整装置。
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