JP4979402B2 - 放射線源管理システム - Google Patents

放射線源管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4979402B2
JP4979402B2 JP2007028227A JP2007028227A JP4979402B2 JP 4979402 B2 JP4979402 B2 JP 4979402B2 JP 2007028227 A JP2007028227 A JP 2007028227A JP 2007028227 A JP2007028227 A JP 2007028227A JP 4979402 B2 JP4979402 B2 JP 4979402B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation source
date
total
dose
disposal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007028227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008191094A (ja
Inventor
昌人 三村
軍司 長谷川
功 中井
裕之 瀬ノ上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Medi Physics Co Ltd
Original Assignee
Nihon Medi Physics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Medi Physics Co Ltd filed Critical Nihon Medi Physics Co Ltd
Priority to JP2007028227A priority Critical patent/JP4979402B2/ja
Publication of JP2008191094A publication Critical patent/JP2008191094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4979402B2 publication Critical patent/JP4979402B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

放射線源である密封小線源を、人体に永久的に挿入して行う癌治療(ブラキテラピー)がなされている。たとえば、非特許文献1の「前立腺がんPSA検査で早期発見、小線源療法で手軽に根治が可能に」や非特許文献2を参照のこと。
ブラキテラピーは、標的臓器内へ限局した高線量の照射が可能で、周辺臓器への影響が少ないという特徴を有している。
日経ビジネス2006年6月26日号別冊
臨床放射線、47巻、2号、289頁〜298頁
しかしながら、ブラキテラピーをはじめとする放射線源を用いた治療においては、他の患者や家族などへの影響から、放射線源の管理が厳しく求められる。また、その規制法律も、放射線障害防止法、医療法など複数にわたっており、病院などの放射線源の貯蔵限界を考慮しつつ、発注、廃棄、使用、譲渡などを管理していかなければならない。このため、放射線源の管理が煩雑であり、治療に必要な時点に必要な量の放射線源を確保することに困難が生じたり、必要以上の放射線源が確保されたりするおそれがあった。
この発明は上記のような問題点を解決して、放射線源を適切に管理することのできる放射線源管理システムを提供することを目的とする。
(1)この発明に係る放射線源の管理を行うための管理システムは、
放射線源群ごとに、線源群ID、線源数量、検定日、貯蔵数量、受入予定日、使用数量、使用予定日、廃棄数量、廃棄委託予定日を管理データとして記録する記録部と、線源群ID、線源数量、検定日、発注数量、受入予定日、廃棄数量、廃棄委託予定日を入力するための入力部と、放射線源発注のための入力、または放射線源廃棄のための入力が入力部からなされると、受入予定日における合計貯蔵線量、または廃棄予定日における合計廃棄線量を算出する合計線量算出手段と、合計線量算出手段によって算出された受入予定日における合計貯蔵線量が貯蔵可能合計線量を超えていれば、警告を表示部に表示する発注時処理手段と、合計線量算出手段によって算出された廃棄予定日における合計廃棄線量に基づいて、廃棄用容器が何個必要であるかを算出し、廃棄予定日における合計廃棄線量とともに表示部に表示させる廃棄時処理手段とを備えており、前記合計線量算出手段は、放射線源発注のための入力がなされた場合には、線源数量に基づいて受入予定日における合計規格線量を合計貯蔵線量として算出し、放射線源廃棄のための入力がなされた場合には、線源数量だけでなく検定日、廃棄委託予定日に基づいて廃棄委託予定日における合計実線量を合計廃棄線量として算出することを特徴としている。
したがって、処理の内容に応じて適切な合計線量を算出し、線源の管理を適切に行うことができる。
(3)この発明に係る放射線源の管理を行うための管理システムは、放射線源群ごとに、線源群ID、線源数量、貯蔵数量を管理データとして記録する記録部と、線源群ID、線源数量、受入数量を入力するための入力部と、受入時に入力部から入力された線源群ID、線源数量、受入数量および記録部に記録された管理データに基づいて、受入後の各放射線源ごとの合計規格線量を算出する合計規格線量算出手段と、算出された受入後の各放射線源ごとの合計規格線量を表示部に表示するよう制御する合計規格線量表示手段と、放射線源受入時に入力部から入力された線源群ID、線源種類、線源数量、受入数量に基づいて、記録部に記録された放射線源の貯蔵数量を更新する管理データ更新手段とを備えている。
したがって、線源群の受入時に合計規格線量が表示されるので、当該線源の受入が可能であるかどうかを判断することができる。
(5)この発明に係る放射線源管理システムは、合計規格線量算出手段によって算出された各放射線源ごとの合計規格線量が、貯蔵可能規格合計線量を超えていれば、警告を表示部に表示する受入時警告手段を備えたことを特徴としている。
したがって、貯蔵可能規格合計線量を超えていることを容易に知ることができる。
(6)この発明に係る放射線源管理システムは、記録部の管理データには、放射線源群ごとに使用予定日、使用予定数量が記録されており、放射線源の発注時に入力部から入力された線源種類、線源規格、発注数量、受入予定日および記録部に記録された管理データに基づいて、線源種類ごとに受入予定日に合計規格線量が貯蔵可能合計規格線量を超えないか否かを判断し、超える場合には警告を表示部に表示する発注時警告手段を備えたことを特徴としている。
したがって、発注時に、受入予定日に貯蔵可能規格合計線量を超えることを予め知ることができる。
(7)この発明に係る放射線源管理システムは、受入予定日に合計規格線量が貯蔵可能合計規格線量を超えると判断した場合には、使用予定日、使用予定数量を考慮して、合計規格線量が貯蔵可能合計規格線量を超えないように変更した受入予定日を算出して表示部に表示する受入予定日変更手段を備えたことを特徴としている。
したがって、合計規格線量が貯蔵可能合計規格線量を超えないように、受入予定日を設定することが容易である。
(8)この発明に係る放射線源管理システムは、記録部には、放射線源群ごとにIDおよび検定日が記録されており、放射線源の廃棄処理時に入力部から入力された放射線源群ID、廃棄委託予定日を受けて、放射線源群の検定日における規格線量の廃棄委託予定日までの減衰を考慮し、廃棄委託予定日における合計実線量を算出して表示部に表示させる廃棄時合計実線量表示手段を備えている。
したがって、廃棄時における実際の線量を容易に知ることができる。
(9)この発明に係る放射線源管理システムは、算出した廃棄委託予定日における合計実線量に基づいて、廃棄用容器が何個必要であるかを算出して表示部に表示させる廃棄容器数量表示手段を備えることを特徴としている。
したがって、廃棄時における実際の線量に基づいて廃棄用容器の必要個数を得ることができる。
(10)この発明に係る放射線源管理システムは、放射線源の譲渡処理時に入力部から入力された放射線源群IDを受けて、譲渡予定の放射線源の合計規格線量および容器が何個必要かを表示部に表示する譲渡容器数量表示手段を備えることを特徴としている。
したがって、譲渡時における譲渡用容器の必要個数を得ることができる。
(11)この発明に係る放射線源管理システムは、患者退出処理時に入力部から入力された退出予定日を受けて、当該患者に使用した放射線源群IDの当該退出予定日の合計実線量を算出し、これが1300MBq以下であるか否かを判断し、そうでなければ警告を表示部に表示する退出時警告手段を備えたことを特徴としている。
したがって、患者の退院時の要件充足を容易に判定することができる。
(12)この発明に係る放射線源管理システムは、退出予定日の合計実線量が1300MBqを超えていた場合には、退出予定日を何日にすれば、当該退出予定日の合計実線量が1300MBq以下となるかを算出し、変更した退出予定日を表示部に表示する退出予定日変更手段を備えたことを特徴としている。
したがって、要件を満足する退院予定日を容易に得ることができる。
この発明において、「記録部」とは、少なくとも管理データを記録する機能を有するものをいい、実施形態ではハードディスク12がこれに該当する。
「入力部」とは、線源群ID等を入力する機能を有するものをいい、実施形態ではキーボード/マウス10がこれに該当する。
「合計線量算出手段」は、実施形態においては、図15のステップS244、図23のステップS446によって示されるCPU2の機能がこれに該当する。
「発注時処理手段」は、実施形態においては、図23のステップS446、S447によって示されるCPU2の機能がこれに該当する。
「廃棄時処理手段」は、実施形態においては、図15のステップS245によって示されるCPU2の機能がこれに該当する。
「合計規格線量算出手段」は、実施形態においては、図8のステップS234によって示されるCPU2の機能がこれに該当する。
「合計規格線量」とは、直接的に合計規格線量を示す数値だけでなく、間接的にこれを示す数値であってもよい。たとえば、各規格毎の合計個数も含む概念である。
「貯蔵可能合計線量」とは、直接的に貯蔵可能合計線量を示す数値だけでなく、間接的にこれを示す数値であってもよい。たとえば、各規格毎の貯蔵可能合計個数も含む概念である。
「合計規格線量表示手段」は、実施形態においては、図8のステップS235によって示されるCPU2の機能がこれに該当する。
「受入時警告手段」は、実施形態においては、図8のステップS236、S237によって示されるCPU2の機能がこれに該当する。
「発注時警告手段」は、実施形態においては、図23のステップS446、S447によって示されるCPU2の機能がこれに該当する。
「廃棄時合計実線量表示手段」は、図15のステップS244によって示されるCPU2の機能がこれに該当する。
「廃棄容器数量表示手段」は、図15のステップS245、S246によって示されるCPU2の機能がこれに該当する。
「譲渡容器数量表示手段」は、図12のステップS252によって示されるCPU2の機能がこれに該当する。
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
発明を実施するための形態
1.第一の実施形態
1.1この発明の第一の実施形態による放射線源管理システムの機能ブロック図を図1に示す。
記録部4には、放射線源ごとに管理データが記録されている。この管理データには、線源群ID、線源種類、線源数量、検定日、貯蔵数量、受入予定日、使用数量、使用予定日、廃棄数量、廃棄委託予定日が記述されている。
入力部2は、放射線源発注、放射線源廃棄のための入力を行うためのものである。入力部2から、放射線源発注または放射線源廃棄のための入力がなされると、合計線量算出手段6は、当該入力の種類に応じて、異なった算出方式によって合計線量の算出を行う。
放射線源発注のための入力がなされると、入力された線源数量・発注数量、記録されている線源数量・貯蔵数量などに基づいて、受入予定日における合計規格線量を合計貯蔵線量として算出する。つまり、放射線の時間的な減衰を考慮しない規格に基づいて、合計貯蔵線量の算出を行う。
放射線源廃棄のための入力がなされると、入力された線源数量・検定日・廃棄数量、廃棄委託予定日などに基づいて、廃棄委託予定日における合計実線量を合計廃棄線量として算出する。つまり、放射線の時間的な減衰を考慮した実線量に基づいて、合計廃棄線量の算出を行う。
発注時処理手段8は、合計線量算出手段6によって算出された受入予定日における合計貯蔵線量が、貯蔵可能合計線量を超えていれば、表示部に警告を表示するように制御する。
廃棄時処理手段10は、合計線量算出手段6によって算出された廃棄委託予定日における合計廃棄線量に基づいて、廃棄用容器が何個必要であるかを算出して、表示部に表示するように制御する。なお、算出した合計廃棄線量のみを表示し、廃棄用容器が何個必要であるかは算出・表示しないようにしてもよい。
1.2ハードウエア構成
図2に、第一の実施形態による放射線源管理システムのハードウエア構成図を示す。サーバ装置Sには、放射線源管理プログラムが記録されている。サーバ装置Sには、ネットワークを介して端末装置T1、T2・・・Tnが接続されている。各端末装置T1、T2・・・Tnは、放射線源の管理を行う各部署(受入管理者、医師、廃棄管理者など)に置かれている。
図3に、サーバ装置Sのハードウエア構成を示す。CPU2には、メモリ4、ディスプレイ6、通信回路8、マウス/キーボード10、記録部であるハードディスク12、プリンタ14が接続されている。通信回路8は、ネットワークを介して端末装置T1、T2・・・Tnと通信をするための回路である。ハードディスク12には、オペレーティングシステム(マイクロソフト社のWINDOWS(商標)など)16、放射線源管理プログラム18、管理データ20、患者データ21、利用者データベース(図示せず)などが記録されている。放射線源管理プログラム18は、オペレーティングシステム16と協働して、その機能を発揮する。
なお、各端末装置T1、T2・・・Tnも同様の構成である。ただし、ハードディスク12には、端末装置用の放射線源管理プログラムが記録される。端末装置用の放射線源管理プログラムは、端末装置のマウス/キーボード10からの入力をサーバ装置Sに送ったり、サーバ装置Sからのデータを受けてこれをディスプレイ6に表示したりする処理を行うものである。実質的な処理は、サーバ装置Sの放射線源管理プログラム18が実行するので、以下では、端末装置用の放射線源管理プログラムの処理は省略する。また、管理データ20は、個々の端末装置T1、T2・・・Tnには記録されない。
1.3データ構成
図4aに、サーバ装置Sのハードディスク12に記録されている管理データ20を示す。図4bに、サーバ装置Sのハードディスク12に記録されている患者データ21を示す。
1.4放射線源管理プログラム
図5に、サーバ装置Sのハードディスク12に記録された放射線源管理プログラム18のフローチャートを示す。利用者が、端末装置T1(その他の端末装置T2・・・Tnでもよい)から、サーバ装置3にアクセスすると、ログイン画面が端末装置T1のディスプレイに表示される。このログイン画面において、利用者が、ユーザIDとパスワードを入力してサーバ装置Sに送信すると、サーバ装置Sはユーザ認証を行う(ステップS1)。サーバ装置Sは、送信されてきたユーザIDとパスワードに基づいて利用者の認証を行い、利用者データベースに登録された利用者であれば、メイン画面を送信する。送信されたメイン画面は、端末装置T1において表示される。
図6に、端末装置T1に表示されるメイン画面の例を示す。入力領域30には、線源管理のための処理を選択するボタンが設けられている。図においては、保管ボタン32、使用ボタン34、退出ボタン36、余剰線源の引渡ボタン38、退院後の脱落線源等の管理ボタン40、脱落線源の廃棄ボタン42が設けられている。これらボタンをマウスによって押下すると、それぞれの処理が開始される。
退院指示書作成システム領域50には、退院指示書作成に関するボタンが設けられている。図においては、新規作成ボタン52、検索ボタン54が設けられている。
お知らせ領域60には、現在の未使用線源数や保管廃棄線源数などの表示がされる。
線源検索領域70には、線源管理IDなど線源検索のための検索条件入力領域が設けられている。検索条件を入力して、検索ボタン72を押下すると、検索処理が開始される。
患者情報管理領域80には、患者IDなど線源検索のための検索条件入力領域が設けられている。検索条件を入力して、検索ボタン82を押下すると、検索処理が開始される。
画面下部には、ヘルプボタン90、基本情報管理ボタン92、ID・パスワード管理ボタン94、終了ボタン96が設けられている。
図6のメイン画面において、利用者がいずれかのボタンをクリックすると、この情報がサーバ装置Sに送信される。サーバ装置SのCPU2(以下単にCPU2と記すときはサーバ装置SのCPU2を指す)は、これを受けて、押下されたボタンに対応する処理を実行する(図5、ステップS2)。以下、各ボタンが押下された場合の処理について説明する。
1.5線源管理
1.5.1保管処理
まず、利用者(線源管理者など)が、線源を受け入れた時、当該線源を登録するために、線源管理領域30の保管ボタン32を押下した場合の処理について説明する。CPU2は、線源管理処理(ステップS6)を行う。線源管理処理の詳細を示したのが、図7である。ここでは、保管ボタン32が押下されているので、CPU2は、ステップS130からステップS132に進んで、保管処理を実行する。
保管処理の詳細を図8に示す。保管処理においては、CPU2は、まず、図9に示すような保管入力画面を、端末装置T1に送信する(ステップS232)。利用者は、端末装置T1から線源管理ID、検定日、線源受入年月日、規格、個数などを入力する(ステップS233)。
ここで、線源管理IDは、線源の管理のために利用者が線源に対して付すIDである(CPU2が、自動的に連番を付してもよい)。検定日は、当該線源の規格として定められている放射線量を有する基準日である。線源は、時間の経過とともに放射線量が減少するので、このような検定日が定められている。規格は、検定日において当該線源が有する放射線量(これを線源数量という)である。この実施形態では、管理対象である放射線源をヨウ素125としており、3種類の規格(11.0MBq、13.1MBq、15.3MBq)の線源を管理するものとしている。なお、一人の患者に対して、複数個の線源を用いるのが普通である。したがって、これら複数の線源(線源群)を一まとめにして管理IDを付すようにしている。線源の個数には、このように一まとめにして管理する線源の個数を入力する。
CPU2は、これらの入力がなされると、入力された規格と個数に基づいて、受入た線源の線量(規格×個数)を算出して表示する(図9の「線源の数量」の欄)。
続いて、CPU2は、ハードディスク12の管理データ20(図4a参照)に基づいて、各規格毎に、現在未使用の線源の合計線量G11、G131、G153を算出する。これは、下式によって算出することができる。
G11= 11.0×A
G131=13.1×B
G153=15.3×C
ここで、Aは、貯蔵されている11.0規格の線源の数であり、管理データ20の線源の個数から使用個数を引くことによって算出できる。なお、ここでは、脱落線源(後述)として保管している線源は、貯蔵線源として計数しない。Bは貯蔵されている13.1規格の線源の数、Cは貯蔵されている15.3規格の線源の数である。
CPU2は、このようにして算出した各規格毎の合計線量G11、G131、G153に、今回受け入れた線源群の合計線量を加えて、各規格毎の合計貯蔵線量(合計規格線量)GT11、GT131、GT153を算出する(ステップS234)。
続けて、CPU2は、この受入後の合計貯蔵線量GT11、GT131、GT153と、予め記録している11.0規格の線源の貯蔵可能合計線量LT11、13.1規格の線源の貯蔵可能合計線量LT131、15.3規格の線源の貯蔵可能合計線量LT153とを、端末装置T1に送信して表示させる(図9参照)(ステップS235)。
貯蔵可能合計線量LT11、LT131、LT153は、法規の定めに従って、当該施設において貯蔵が許された各規格毎の放射線量の上限である。なお、貯蔵可能合計線量は放射線源の種類ごと規格ごとに定められるので、複数種類の放射線源を管理する場合には、放射線源の種類毎、規格毎に合計貯蔵線量を算出する必要がある。この実施形態では、ヨウ素125だけを管理対象としている。
さらに、CPU2は、算出した合計貯蔵線量GT11、G131、G153のいずれかが、対応する貯蔵可能合計線量LT11、LT131、LT153を超えているかを判断する(ステップS236)。超えていれば、端末装置T1のディスプレイ6に、いずれの規格について貯蔵可能合計線量を超えているかの警告を表示させる(ステップS237)。利用者は、この警告を見て、適切な対応を行うことが可能となる。超えていなければ、警告は表示しない。
図9の画面において、利用者が保存ボタン500を押下すると、入力された受入線源のデータが、管理データ20に追加される(ステップS238)。利用者が戻るボタン502を押すと、CPU2は、図6のメイン画面を端末装置T1に送信して表示させる。
上記のように、この実施形態によれば、受入後に合計貯蔵線量が限界を超えるか否かを判断することができる。なお、合計貯蔵線量が、貯蔵可能合計線量の所定割合(たとえば9割)を超えたら警告を出すようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、規格毎に貯蔵可能合計線量を定め、規格に現在の個数を乗じて規格毎の合計貯蔵線量を算出し、これが貯蔵可能合計線量を超えていないかどうかを判断している。
しかし、上記のように直接的に合計貯蔵線量を算出して貯蔵可能合計線量と比較してもよいが、間接的に合計貯蔵線量を算出して比較を行うようにしてもよい。たとえば、規格毎に貯蔵可能合計個数を定め、各規格の線源の合計個数が、貯蔵可能合計個数を超えていないかどうかを判断するようにしてもよい。この場合には、貯蔵可能合計個数が間接的に貯蔵可能合計線量を示し、合計個数が間接的に合計貯蔵線量を示すことになる。
1.5.2使用処理
利用者(医師など)が、線源を使用する時に、線源管理領域30の使用ボタン34を押下した場合の処理について説明する(図7、ステップS134)。CPU2は、使用ボタン34の押下に対応して、図10に示す使用処理画面を端末装置T2に送信して表示させる。利用者は、この画面を見ながら、端末装置T2からマウス/キーボード10を用いて使用のための入力を行う。
使用する線源の線源管理ID、患者ID、使用年月日、総出庫個数、使用個数などを入力する。患者IDは、サーバ装置Sのハードディスク12に記録されている患者データ21において、患者を特定するためのIDである。総出庫個数は、貯蔵していた線源を倉庫などから出庫した個数である。使用個数は、実際に患者に埋め込んで使用した個数である。
なお、出庫したが使用しなかった線源が残った場合には、図10の画面右の入庫時刻、入庫個数を入力し、残った線源を倉庫に入庫する。
保存ボタン510が押下されると、CPU2は、図4aに示す管理データ20を更新する。具体的には、使用個数の欄に今回の使用個数を加算する等の処理を行う。また、患者データ21中の当該患者IDの患者について、線源管理IDと使用個数を追加して記録する。
1.5.3退出処理
利用者(医師など)が、患者退院の時に、線源管理領域30の退出ボタン36を押下した場合の処理について説明する(図7、ステップS136)。CPU2は、退出ボタン36の押下に対応して、図11に示す使用処理画面を端末装置T3に送信して表示させる。
退院する患者ID、総脱落個数、退出年月日などを入力する。なお、CPU2は、患者データ21の患者IDによって特定される患者の線源管理ID、使用個数、脱落個数および今回入力された総脱落個数に基づいて、患者に埋め込まれている線源の数を特定し、線量の残量を算出する。具体的には、線源管理IDに基づいて管理データを参照し、線源の規格、検定日を取得し、検定日から現在日時までの経過時間および規格に基づいて、線源1個あたりの現在の線量を算出する。これに、現在患者に埋め込まれている線源の数を乗じて、残量を算出する。残量の算出式を下記に示す。
Figure 0004979402
CPU2は、このようにして算出した残量を端末装置T3に送信して表示させる(図11の「退出日の残量率」参照)。さらに、CPU2は、この残量が基準(1300MBq以下)を満たしているかどうかを判断し、満たしていなければ、端末装置T3の画面上に警告を表示する。
なお、上記のように計算上の残量が基準を満たしていなくとも、患者に遮蔽措置を施した上での残量の実測値が基準を下回っていれば、退院させても良いことになっている。そこで、上記警告に基づいて、患者に遮蔽措置を施した後に実測値を測定した場合には、図11の「退出日の残留量」に、この実測値を退出時線量率として入力する。CPU2は、この実測値が基準を満たしていれば警告を表示しない。
保存ボタンが520が押下されると、管理データ20、患者データ21が更新される。
なお、上記実施形態では、残量が基準を満たしていない場合に警告を表示するようにしている。しかし、CPU2は、警告に加えて、あるいは警告に代えて、退出日をいつにすれば基準を満たすかを算出して、提案退出日を端末装置T3に表示させるようにしてもよい。提案退出日は、上記の数式1に基づいて算出することができる。
また、CPU2は、使用者が入力した退出日において基準を満たすためには、どのような遮蔽措置を施せばよいかを、端末装置T3に表示するようにしてもよい。この場合、予めハードディスク12に各遮蔽措置ごとに遮蔽率を予め記録しておき、残量に各遮蔽措置毎の遮蔽率を乗じて、いずれの遮蔽措置であれば基準を満足するかを、判断すればよい。ただし、これはいずれの遮蔽措置を採ればいいかを示す目安に過ぎないので、実際には、当該遮蔽措置を施した後、測定した実測値(退出時線量率)が、基準を下回っているかどうかを判断する必要がある。
1.5.4余剰線源の引渡処理
利用者(管理者など)が、余剰線源を譲渡する時に、線源管理領域30の余剰線源の引渡ボタン38を押下した場合の処理について説明する(図7、ステップS138)。図12に、余剰線源引渡処理の詳細を示す。
CPU2は、退出ボタン36の押下に対応して、図13に示す使用処理画面を端末装置T4に送信して表示させる(ステップS250)。
利用者は、線源管理ID、処理年月日、個数、譲渡先などを入力する(ステップS251)。処理年月日は、譲渡を行う予定日である。CPU2は、これを受けて、各予定日において譲渡される線源の個数を合計し、引渡容器がいくつ必要であるかを算出して端末装置T4に表示する(ステップS252)。これは、引渡容器の所定収納可能数に基づいて算出(譲渡対象である線源の個数を引渡容器の所定集の可能数で除し、商を切り上げて算出)すればよい。
なお、この際に、引渡容器の必要個数が200個を超えた場合、その旨を警告として表示するようにしてもよい。日本アイソトープ協会の規定上、余剰線源の譲渡においては、1度に200個までという制限があるからである。上記警告に加えて、さらに、200個を超えた個数(超過個数)を表示するようにしてもよい。
保存ボタン530が押下されると、管理データ20が更新される(ステップS253)。
1.5.5退院後の脱落線源等の管理処理
退院後に、患者から線源が脱落することがある。この場合には、患者が病院に脱落線源を届けることになっている。利用者(管理者など)が、この脱落線源を受け取った時に、線源管理領域30の退院後の脱落線源等の管理ボタン40を押下した場合の処理について説明する(図7、ステップS140)。CPU2は、退出ボタン40の押下に対応して、図14に示す退院後の脱落線源等の管理画面を端末装置T5に送信して表示させる。
利用者は、患者ID、脱落年月日、脱落個数などを入力する。保存ボタン540が押下されると、管理データ20の脱落個数の欄に今回入力された脱落個数が加算されて更新される。
1.5.6脱落線源の廃棄処理
利用者(管理者など)が、脱落線源を廃棄する時に、線源管理領域30の脱落線源の廃棄ボタン42を押下した場合の処理について説明する(図7、ステップS142)。図15に、脱落線源の廃棄処理の詳細を示す。
CPU2は、脱落線源の廃棄ボタン42の押下に対応して、図16に示す脱落線源の廃棄処理画面を端末装置T6に送信して表示させる。この際、CPU2は、管理データ20を参照して、脱落個数から廃棄個数を減じて「1」以上となる線源群を抽出し、端末装置T6の画面に表示する。この際、脱落個数から廃棄個数を減じた数を、廃棄予定個数として表示する。図16では、一つの線源群のみが表示されている。
利用者は、廃棄委託日、廃棄先などを入力する(ステップS243)。なお、廃棄委託日は、抽出された線源群の廃棄を委託する予定日である。これらの入力を行った後、利用者が、線量確認ボタン98を押下すると、CPU2は、抽出された線源群の合計廃棄線量を算出する(ステップS244)。この演算は、廃棄対象として抽出された線源群の検定日、規格、個数、使用個数、脱落個数、廃棄個数、廃棄委託日および廃棄予定個数などに基づいて、下式によって演算する。
Figure 0004979402
廃棄の場合には、貯蔵の場合とは異なり、規格による線量ではなく半減期を考慮した実際の線量を算出する。これは、廃棄時の容器の収納基準が、半減期を考慮した実際の線量に基づいて定められているからである。
CPU2は、算出した合計廃棄線量に基づいて、廃棄容器がいくつ必要であるかを算出し、端末装置T6に表示する(ステップS245、S246)。これは、廃棄容器の所定収納可能線量に基づいて算出(合計廃棄線量を廃棄容器の所定収納可能線量で除して、商を切り上げて算出する)すればよい。
なお、譲渡と異なり、廃棄の場合には日本アイソトープ協会の規定による個数制限はないので、合計廃棄線量のみを算出して表示し、廃棄容器の必要個数は算出・表示しないようにしてもよい。
廃棄処理ボタン550が押下されると、管理データ20の対象となった線源群の廃棄個数が加算されて更新される。
なお、廃棄物回収帳簿ボタン99が押下されると、CPU2は、管理データ20を参照して、廃棄対象となった線源群に付き、廃棄物回収帳簿を端末装置T6においてプリントアウトさせる。図17に、プリントアウトされた廃棄物回収帳簿の例を示す。
1.5.7検索処理
利用者が、図6の画面において、検索条件を入力し検索ボタン72を押下した場合の処理を説明する。これにより、CPU2は、検索条件にしたがって、管理データ20、患者データ21を検索し、検索結果を端末装置T1に表示する。なお、検索条件を入力しないで検索を行った場合には、全ての線源群が表示される。
図18に、検索結果画面の例を示す。この画面において、利用者が、受入・保管・運搬帳簿ボタン301にマークを入れて、印刷ボタン302を押下すると、CPU2は、管理データ20、患者データ21を参照して、選択された線源群につき、受入・保管・運搬帳簿を端末装置T1においてプリントアウトさせる。図19a、図19bに、受入・保管・運搬帳簿のプリントアウト例を示す。なお、受入・保管・運搬帳簿は、本来は1枚の用紙にプリントアウトするものであるが、ここでは図面作成の都合上、2つに分けて記載している。
次に、利用者が、図6の画面において、検索条件を入力し検索ボタン82を押下した場合の処理を説明する。これにより、CPU2は、検索条件にしたがって、管理データ20、患者データ21を検索し、検索結果を端末装置T1に表示する。図20に、検索結果画面の例を示す。
図20において、利用者が、退出管理帳簿ボタン303にマークを入れて、印刷ボタン305を押下すると、CPU2は、管理データ20、患者データ21を参照して、選択された患者につき、退出管理帳簿を端末装置T1においてプリントアウトさせる。
同様に、利用者が、脱落線源帳簿ボタン304にマークを入れて、印刷ボタン305を押下すると、CPU2は、管理データ20、患者データ21を参照して、選択された線源群につき、脱落線源帳簿を端末装置T1においてプリントアウトさせる。
図21、図22に、退出管理帳簿、脱落線源帳簿の例を示す。
2.その他の実施形態
2.1発注処理
上記実施形態に加えて、線源群の発注処理を行うようにしてもよい。たとえば、図6の画面において発注ボタンを設け、これが押下されると、以下に示すような発注処理をCPU2が行うようにする。
発注処理のフローチャートを図23に示す。使用者が発注処理ボタンを押下すると、CPU2は、発注画面を端末装置T2に送信して表示する(ステップS444)。利用者は、線源管理ID、検定日、受入予定日、使用予定日、規格などを入力する(ステップS445)。
これを受けて、CPU2は、管理データ20および今回入力されたデータに基づいて、受入予定日から使用予定日までのそれぞれの日の規格毎の合計貯蔵線量GT11、GT131、GT153を算出する(ステップS446)。CPU2は、いずれの日においても、規格毎の合計貯蔵線量GT11、GT131、GT153のいずれもが貯蔵可能合計線量LT11、LT131、LT153を超えなければ、ステップS450に進む。
いずれかの日において、いずれかの合計貯蔵線量GT11、GT131、GT153が、対応する貯蔵可能合計線量LT11、LT131、LT153を超える場合には(ステップS446a)、警告を端末装置T2に表示する(ステップS447)。さらに、CPU2は、受入予定日を遅らせ、あるいは使用予定日を早くして(あるいは遅らせる)、問題となった規格の合計貯蔵線量が、いずれの日においても貯蔵可能合計線量を超えることのないように演算を行う(ステップS448)。CPU2は、このようにして算出した、当該規格の線源について受入予定日、使用予定日の提案を、端末装置T2に表示する(ステップS449)。
なお、上記実施形態では、規格毎に貯蔵可能合計線量を記録しておき、対応する規格毎の合計貯蔵線量が、これを超えるかどうかによって警告の判定を行っている。これは、現在の規則では、規格毎に貯蔵可能合計線量が定められているからである。しかし、規則改正などにより、複数の規格をまとめて貯蔵可能合計線量が定められた場合には、複数の規格を合計した貯蔵可能合計線量を記録しておき、複数の規格を合計した合計貯蔵線量が、これを超えるかどうかによって警告の判定を行ってもよい。
使用者が、発注ボタン309を押下すると、発注伝票が端末装置T2のプリンタから印刷される(ステップS450)。あるいは、発注先に対して、発注データが送信される。さらに、CPU2は、入力されたデータを、管理データ20に追加して登録する。
なお、上記実施形態では、受入予定日から使用予定日の全ての日について、各規格の合計貯蔵線量が対応する規格の貯蔵可能合計線量を超えないかを判断している。しかし、受入予定日だけについてこの判断を行うようにしてもよい。
2.2その他
上記実施形態では、サーバ装置Sと端末装置を用いてシステムを構成しているが、1台のコンピュータ(スタンドアローン)によってシステムを実現してもよい。また、線源管理プログラムを記録したコンピュータと、管理データなどを記録したコンピュータとによって、サーバ装置Sを構成するようにしてもよい。
上記実施形態では、警告をディスプレイに表示するようにしているが、音声として出力するようにしてもよい。
線源管理システムの機能ブロック図である。 線源管理システムのシステム構成図である。 サーバ装置Sのハードウエア構成である。 管理データの例を示す図である。 患者データの例を示す図である。 線源管理プログラムのフローチャートである。 メイン画面を示す図である。 線源管理の詳細を示すフローチャートである。 保管処理の詳細を示すフローチャートである。 保管処理画面を示す図である。 使用処理画面を示す図である。 退出処理画面を示す図である。 余剰線源の引渡処理のフローチャートである。 余剰線源の引渡処理画面を示す図である。 退出後の脱落線源等の管理画面を示す図である。 脱落線源の廃棄処理のフローチャートである。 脱落線源の廃棄処理画面を示す図である。 廃棄物回収帳簿の例である。 線源検索の結果を示す図である。 受入・保管・運搬帳簿の例である。 受入・保管・運搬帳簿の例である。 患者情報検索画面を示す図である。 退出管理帳簿の例である。 脱落線源帳簿の例である。 発注処理のフローチャートである。 発注処理画面を示す図である。
符号の説明
2・・・入力部
4・・・記録部
6・・・合計線量算出手段
8・・・発注時処理手段
10・・・廃棄時処理手段

Claims (20)

  1. 放射線源の管理を行うための管理システムであって、
    放射線源群ごとに、線源群ID、線源数量、検定日、貯蔵数量、受入予定日、使用数量、使用予定日、廃棄数量、廃棄委託予定日を管理データとして記録する記録部と、
    線源群ID、線源数量、検定日、発注数量、受入予定日、廃棄数量、廃棄委託予定日を入力するための入力部と、
    放射線源発注のための入力、または放射線源廃棄のための入力が入力部からなされると、受入予定日における合計貯蔵線量、または廃棄予定日における合計廃棄線量を算出する合計線量算出手段と、
    合計線量算出手段によって算出された受入予定日における合計貯蔵線量が貯蔵可能合計線量を超えていれば、警告を表示部に表示する発注時処理手段と、
    合計線量算出手段によって算出された廃棄予定日における合計廃棄線量に基づいて、廃棄用容器が何個必要であるかを算出し、廃棄予定日における合計廃棄線量とともに表示部に表示させる廃棄時処理手段と、
    を備えており、
    前記合計線量算出手段は、放射線源発注のための入力がなされた場合には、線源数量に基づいて受入予定日における合計規格線量を合計貯蔵線量として算出し、放射線源廃棄のための入力がなされた場合には、線源数量だけでなく検定日、廃棄委託予定日に基づいて廃棄委託予定日における合計実線量を合計廃棄線量として算出することを特徴とする放射線源管理システム。
  2. 放射線源の管理を行うための管理システムであって、
    放射線源群ごとに、線源群ID、線源種類、線源数量、貯蔵数量を管理データとして記録する記録部と、
    線源群ID、線源種類、線源数量、受入数量を入力するための入力部と、
    受入時に入力部から入力された線源群ID、線源種類、線源数量、受入数量および記録部に記録された管理データに基づいて、受入後の各放射線源ごとの合計規格線量を算出する合計規格線量算出手段と、
    算出された受入後の各放射線源ごとの合計規格線量を表示部に表示するよう制御する合計規格線量表示手段と、
    放射線源受入時に入力部から入力された線源群ID、線源種類、線源数量、受入数量に基づいて、記録部に記録された放射線源の貯蔵数量を更新する管理データ更新手段と、
    を備えた放射線源管理システム。
  3. 請求項2の放射線源管理システムにおいて、
    合計規格線量算出手段によって算出された各放射線源ごとの合計規格線量が、貯蔵可能規格合計線量を超えていれば、警告を表示部に表示する受入時警告手段をさらに備えたことを特徴とする放射線源管理システム。
  4. 請求項2または3の放射線源管理システムにおいて、
    前記記録部の管理データには、放射線源群ごとに使用予定日、使用予定数量が記録されており、
    放射線源の発注時に入力部から入力された線源種類、線源規格、発注数量、受入予定日および記録部に記録された管理データに基づいて、線源種類ごとに受入予定日に合計規格線量が貯蔵可能合計規格線量を超えないか否かを判断し、超える場合には警告を表示部に表示する発注時警告手段をさらに備えたことを特徴とする放射線源管理システム。
  5. 請求項2〜4のいずれかの放射線源管理システムにおいて、
    受入予定日に合計規格線量が貯蔵可能合計規格線量を超えると判断した場合には、使用予定日、使用予定数量を考慮して、合計規格線量が貯蔵可能合計規格線量を超えないように変更した受入予定日を算出して表示部に表示する受入予定日変更手段をさらに備えたことを特徴とする放射線源管理システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかの放射線源管理システムにおいて、
    前記記録部には、放射線源群ごとにIDおよび検定日が記録されており、
    放射線源の廃棄処理時に入力部から入力された放射線源群ID、廃棄委託予定日を受けて、放射線源群の検定日における規格線量の廃棄委託予定日までの減衰を考慮し、廃棄委託予定日における合計実線量を算出して表示部に表示させる廃棄時合計実線量表示手段をさらに備えることを特徴とする放射線源管理システム。
  7. 請求項6の放射線源管理システムにおいて、
    算出した廃棄委託予定日における合計実線量に基づいて、廃棄用容器が何個必要であるかを算出して表示部に表示させる廃棄容器数量表示手段をさらに備えることを特徴とする放射線源管理システム。
  8. 請求項1〜7のいずれかの放射線源管理システムにおいて、
    放射線源の譲渡処理時に入力部から入力された放射線源群IDを受けて、譲渡予定の放射線源の合計規格線量および容器が何個必要かを表示部に表示する譲渡容器数量表示手段をさらに備えることを特徴とする放射線源管理システム。
  9. 請求項1〜8のいずれかの放射線源管理システムにおいて、
    患者退出処理時に入力部から入力された退出予定日を受けて、当該患者に使用した放射線源群IDの当該退出予定日の合計実線量を算出し、これが1300MBq以下であるか否かを判断し、そうでなければ警告を表示部に表示する退出時警告手段をさらに備えたことを特徴とする放射線源管理システム。
  10. 請求項9の放射線源管理システムにおいて、
    退出予定日の合計実線量が1300MBqを超えていた場合には、退出予定日を何日にすれば、当該退出予定日の合計実線量が1300MBq以下となるかを算出し、変更した退出予定日を表示部に表示する退出予定日変更手段をさらに備えたことを特徴とする放射線源管理システム。
  11. 放射線源の管理を行うための管理システムをコンピュータによって実現するためのプログラムであって、
    前記コンピュータは、放射線源群ごとに、線源群ID、線源数量、検定日、貯蔵数量、受入予定日、使用数量、使用予定日、廃棄数量、廃棄委託予定日を管理データとして記録する記録部と、線源群ID、線源数量、検定日、発注数量、受入予定日、廃棄数量、廃棄委託予定日を入力するための入力部を有しており、
    前記プログラムは、
    放射線源発注のための入力、または放射線源廃棄のための入力が入力部からなされると、受入予定日における合計貯蔵線量、または廃棄予定日における合計廃棄線量を算出する合計線量算出手段と、
    合計線量算出手段によって算出された受入予定日における合計貯蔵線量が貯蔵可能合計線量を超えていれば、警告を表示部に表示する発注時処理手段と、
    合計線量算出手段によって算出された廃棄予定日における合計廃棄線量に基づいて、廃棄用容器が何個必要であるかを算出し、廃棄予定日における合計廃棄線量とともに表示部に表示させる廃棄時処理手段と、
    をコンピュータによって実現するためのプログラムであって、
    前記合計線量算出手段は、放射線源発注のための入力がなされた場合には、線源数量に基づいて受入予定日における合計規格線量を合計貯蔵線量として算出し、放射線源廃棄のための入力がなされた場合には、線源数量だけでなく検定日、廃棄委託予定日に基づいて廃棄委託予定日における合計実線量を合計廃棄線量として算出することを特徴とする放射線源管理プログラム。
  12. 放射線源の管理を行うための管理システムをコンピュータによって実現するためのプログラムであって、
    前記コンピュータは、
    放射線源群ごとに、線源群ID、線源種類、線源数量、貯蔵数量を管理データとして記録する記録部と、
    線源群ID、線源種類、線源数量、受入数量を入力するための入力部と、を備えており、
    前記プログラムは、
    受入時に入力部から入力された線源群ID、線源種類、線源数量、受入数量および記録部に記録された管理データに基づいて、受入後の各放射線源ごとの合計規格線量を算出する合計規格線量算出手段と、
    算出された受入後の各放射線源ごとの合計規格線量を表示部に表示するよう制御する合計規格線量表示手段と、
    放射線源受入時に入力部から入力された線源群ID、線源種類、線源数量、受入数量に基づいて、記録部に記録された放射線源の貯蔵数量を更新する管理データ更新手段と、
    をコンピュータによって実現するための放射線源管理プログラム。
  13. 請求項12の放射線源管理プログラムにおいて、
    合計規格線量算出手段によって算出された各放射線源ごとの合計規格線量が、貯蔵可能規格合計線量を超えていれば、警告を表示部に表示する受入時警告手段をさらにコンピュータによって実現することを特徴とする放射線源管理プログラム。
  14. 請求項12または13の放射線源管理プログラムにおいて、
    前記記録部の管理データには、放射線源群ごとに使用予定日、使用予定数量が記録されており、
    前記放射線源管理プログラムは、放射線源の発注時に入力部から入力された線源種類、線源規格、発注数量、受入予定日および記録部に記録された管理データに基づいて、線源種類ごとに受入予定日に合計規格線量が貯蔵可能合計規格線量を超えないか否かを判断し、超える場合には警告を表示部に表示する発注時警告手段をさらにコンピュータにょって実現することを特徴とする放射線源管理プログラム。
  15. 請求項12〜14のいずれかの放射線源管理プログラムにおいて、
    受入予定日に合計規格線量が貯蔵可能合計規格線量を超えると判断した場合には、使用予定日、使用予定数量を考慮して、合計規格線量が貯蔵可能合計規格線量を超えないように変更した受入予定日を算出して表示部に表示する受入予定日変更手段をさらにコンピュータによって実現することを特徴とする放射線源管理プログラム。
  16. 請求項11〜15のいずれかの放射線源管理プログラムにおいて、
    前記記録部には、放射線源群ごとにIDおよび検定日が記録されており、
    前記放射線源管理プログラムは、放射線源の廃棄処理時に入力部から入力された放射線源群ID、廃棄委託予定日を受けて、放射線源群の検定日における規格線量の廃棄委託予定日までの減衰を考慮し、廃棄委託予定日における合計実線量を算出して表示部に表示させる廃棄時合計実線量表示手段をさらにコンピュータによって実現することを特徴とする放射線源管理プログラム。
  17. 請求項16の放射線源管理プログラムにおいて、
    算出した廃棄委託予定日における合計実線量に基づいて、廃棄用容器が何個必要であるかを算出して表示部に表示させる廃棄容器数量表示手段をさらにコンピュータによって実現することを特徴とする放射線源管理プログラム。
  18. 請求項11〜17のいずれかの放射線源管理プログラムにおいて、
    放射線源の譲渡処理時に入力部から入力された放射線源群IDを受けて、譲渡予定の放射線源の合計規格線量および容器が何個必要かを表示部に表示する譲渡容器数量表示手段をさらにコンピュータによって実現することを特徴とする放射線源管理プログラム。
  19. 請求項11〜18のいずれかの放射線源管理プログラムにおいて、
    患者退出処理時に入力部から入力された退出予定日を受けて、当該患者に使用した放射線源群IDの当該退出予定日の合計実線量を算出し、これが1300MBq以下であるか否かを判断し、そうでなければ警告を表示部に表示する退出時警告手段をさらにコンピュータによって実現することを特徴とする放射線源管理プログラム。
  20. 請求項19の放射線源管理プログラムにおいて、
    退出予定日の合計実線量が1300MBqを超えていた場合には、退出予定日を何日にすれば、当該退出予定日の合計実線量が1300MBq以下となるかを算出し、変更した退出予定日を表示部に表示する退出予定日変更手段をさらにコンピュータによって実現することを特徴とする放射線源管理プログラム。
JP2007028227A 2007-02-07 2007-02-07 放射線源管理システム Expired - Fee Related JP4979402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007028227A JP4979402B2 (ja) 2007-02-07 2007-02-07 放射線源管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007028227A JP4979402B2 (ja) 2007-02-07 2007-02-07 放射線源管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008191094A JP2008191094A (ja) 2008-08-21
JP4979402B2 true JP4979402B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=39751319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007028227A Expired - Fee Related JP4979402B2 (ja) 2007-02-07 2007-02-07 放射線源管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4979402B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE319166T1 (de) * 1998-11-06 2006-03-15 Ge Healthcare Ltd Vorrichtungen und verfahren für brachytherapie

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008191094A (ja) 2008-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11393580B2 (en) Systems and methods for determining and communicating a prescription benefit coverage denial to a prescriber
US20150371000A1 (en) Systems and Methods for Determining Patient Adherence to a Prescribed Medication Protocol
AU2002331659B2 (en) Prescription fulfillment system and method
JP5725261B2 (ja) 調剤情報管理システム、調剤情報管理方法、調剤情報管理プログラム、記録媒体
US20020095314A1 (en) Method for optimising pharmaceutical prescribing
US20050108060A1 (en) Medical image information management system
JP2022190131A (ja) 医療情報提供システム、サーバ、医療情報提供装置、医療情報提供媒体、医療情報提供方法及びプログラム
Fisher et al. Changes in English medication safety indicators throughout the COVID-19 pandemic: a federated analysis of 57 million patients’ primary care records in situ using OpenSAFELY
Schneiders et al. Factors associated with the diffusion rate of innovations: a pilot study from the perspective of the Brazilian Unified National Health System
JP4979402B2 (ja) 放射線源管理システム
Bartholomay et al. Special Tuberculosis Treatment Information System (SITE-TB) in Brazil: background, description and perspectives
US11514137B1 (en) Alternative therapy identification system
JP4698808B2 (ja) 検査情報の管理方法
JP7358050B2 (ja) 情報処理システム、及びその制御方法、プログラム
JP6808225B2 (ja) シフト検証装置、方法、及びコンピュータプログラム
US20140379410A1 (en) Protocol-aware scheduling
JP7005923B2 (ja) 受付処理プログラム、受付処理方法、および受付処理装置
CN112133415A (zh) 药剂的替换方法、装置、设备及存储介质
JP6769089B2 (ja) 調剤制御システム及び調剤制御方法
JP2007018292A (ja) 医療情報処理プログラム、医療情報処理システムおよび医療情報処理方法
Roper et al. Algorithm for resolving discrepancies between claims for smoking cessation pharmacotherapies during pregnancy and smoking status in delivery records: the impact on estimates of utilisation
Brown et al. Implementation of an intraoperative blood transport and storage initiative and its effect on reducing red blood cell and plasma waste
JP7538262B2 (ja) マーケティング装置、マーケティングシステム、マーケティング方法、及びプログラム
KR101265532B1 (ko) 전자처방전 운영 시스템
Pierce et al. 624 Uterine rupture in women with a prior cesarean delivery: labor characteristics

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080630

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120402

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120417

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees