JP4978019B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は燃料電池システムに関するものである。
従来、燃料電池システムにおいて、燃料電池が発電を行わない場合には、燃料電池の電圧を制御し、酸化剤極を標準水素電極に対して0.6Vから0.8Vの電位となるように制御し、例えば白金などの触媒が溶出しないようにするものが特許文献1に開示されている。
特開2004−172105号公報
上記の発明では、燃料電池システムからの取り出すNET出力が低い場合、あるいはゼロの場合、例えば燃料電池自動車ではアイドル状態またはアイドル停止状態には、単位セルあたりの電圧が0.8V以上であると想定されるため、燃料電池の劣化、特に酸化剤極の劣化を抑制することは可能である。
しかし、燃料電池システムでは燃料電池から取り出す出力は一定では無い場合が多い。燃料電池は、燃料電池から取り出す出力に応じて電圧が変化することが知られており、燃料電池から取り出す出力が大きくなると燃料電池の電圧は低下する。その後燃料電池から取り出す出力が小さくなると燃料電池の電圧は再び高くなるが、このとき燃料電池の電圧の変化に伴って、燃料電池、特に酸化剤極に使用される触媒の金属成分(例えば、カーボンに担持された白金など)が溶出するといった問題点がある。
本発明ではこのような問題点を解決するために発明されたもので、燃料電池システムにおいて、燃料電池の出力が変化する場合に生じる例えば白金などの触媒の溶出を抑制することを目的とする。
本発明では、電解質膜を挟持し触媒を有する燃料極と酸化剤極とから構成する燃料電池と、電気エネルギーを充放電するエネルギー充放電手段と、燃料電池とエネルギー充放電手段と電気的に接続する負荷と、負荷で消費する電力とエネルギー充放電手段の蓄電量とに基づいて、燃料電池とエネルギー充放電手段との出力を制御する出力制御手段と、を備える。出力制御手段は、エネルギー充放電手段の蓄電量が所定量よりも大きい場合に、燃料電池の出力を、燃料電池の電圧が第1の所定電圧よりも高い電圧となる出力に制限する。第1の所定電圧は、燃料電池の電圧が第1の所定電圧以下となると燃料電池の電圧が第1の所定電圧よりも高い場合と比較して触媒の溶出量の増加割合が大きくなる電圧である。
本発明によると、燃料電池の電圧変化による酸化剤極の触媒(例えば白金など)の溶出に伴う劣化を抑制することができる。
本発明の第1実施形態の燃料電池システムの概略構成について図1を用いて説明する。この実施形態では、燃料電池システムを自動車に搭載した燃料電池自動車について説明するが、これに限られることはない。
この実施形態は、燃料電池1と、燃料電池1の後述する燃料極41に水素を供給する水素ボンベ2と、燃料電池1の発電反応に使用されなかった水素を再び燃料極41に循環させる循環ポンプ3と、燃料電池1の後述する酸化剤極42に空気を供給するコンプレッサ4と、二次電池(エネルギー充放電手段)6と、燃料電池1と二次電池6と電気的に接続するモータ(負荷)5と、車両の制動時に運動エネルギーの一部を電気エネルギーに変換する回生ブレーキシステム7と、を備える。
また、水素ボンベ2から燃料電池1の燃料極41に水素を供給する水素供給路10と、燃料電池1の発電に使用されなかった排出水素を再び燃料極41に環流する循環流路11と、排出水素中の水素濃度が低くなった場合に排出水素を水素消費手段(図示せず)に送る水素排出路12と、を備える。なお、水素ボンベ2と燃料極41との間にはバルブV1を備え、水素排出路12にはバルブV2を備える。また、コンプレッサ4から酸化剤極42に空気を供給する空気供給路13と、燃料電池1の発電に使用されなかった排出空気を燃料電池システムの外部へ排出する空気排出路14と、を備える。
また、循環ポンプ3と、コンプレッサ4と、モータ5と、回生ブレーキシステム7と、バルブV1、V2とを制御するコントローラ20を備える。
燃料電池1は単位セル30を複数積層して構成される。単位セル30について図2の概略構成図を用いて説明する。
単位セル30は、固体高分子電解質膜(以下、電解質膜とする)31と、電解質膜31を挟持するアノード触媒層32とカソード触媒層33と、アノード触媒層32の外側に設けたアノードガス拡散層34と、カソード触媒層33の外側に設けたカソードガス拡散層35と、を備える。また、アノードガス拡散層34の外側に設けられ、水素流路36を有するアノードセパレータ37と、カソードガス拡散層35の外側に設けられ、空気流路38を有するカソードセパレータ39を備える。さらに水素または空気がリークしないようにエッジシール40を備える。なお、単位セル30を冷却する冷却水が流れる冷却水流路を設けても良い。
ここではアノード触媒層32とアノードガス拡散層34とを燃料極41とし、カソード触媒層33とカソードガス拡散層35とを酸化剤極42とする。
電解質膜31は、例えばデュポン社製のNafion(登録商標)などのパーフルオロスルホン酸などの高分子電解質膜である。
アノード触媒層32とカソード触媒層33は、例えば白金などの触媒を担持するカーボンブラックなどによって構成する。
アノードガス拡散層35とカソードガス拡散層35は、例えばカーボンペーパ、カーボンクロスなどで構成する。
モータ5は、燃料電池1と二次電池5と電気的に接続し、例えば運転者によるアクセルペダルの踏み込み量などに応じて燃料電池1または二次電池6から取り出された出力(電力)が供給され、その電力によってトルクを発生させる。
二次電池6は、例えばリチウムイオン電池やニッケル水素電池、または電気二重層キャパシタなどであり、燃料電池システムから取り出す出力に応じて充放電を行い、モータ5に電力を供給する。二次電池6は燃料電池1と回生ブレーキシステム7とも電気的に接続し、燃料電池1と回生ブレーキシステム7とにより発電された電力によって充電することができる。
回生ブレーキシステム7は、例えば発電機であり、燃料電池自動車が走行中に減速し、停止しようとする場合に運動エネルギーの一部を電気エネルギーとして回収し、二次電池6を充電するシステムである。
コントローラ20はモータ5で消費される電力と二次電池6の蓄電量(State of charge、以下SOCとする)に基づいて二次電池6の出力と燃料電池1の出力を制御する。
なお、燃料電池1とモータ5、モータ5と二次電池6などの間には、電気的な接続状態を切り替えるスイッチ(図示せず)などを備える。
燃料極41には水素ボンベ2から水素供給路10を通って水素流路36に水素が導入され、また酸化剤極42にはコンプレッサ4から空気供給路13を通って空気流路36に空気が導入される。そして、アノードガス拡散層34とカソードガス拡散層35とによってそれぞれ拡散した水素と空気中の酸素との電気化学反応によって発電を行う。
ここで燃料電池1の単位セル30あたりの電圧を開路電圧(OCV)と所定電圧との間で繰り返し変化させた場合、つまり単位セル30の出力を無負荷状態から所定電圧となるような所定出力まで繰り返し変化させた場合の所定電圧と、カソード触媒層33の電気化学的表面積(以下、ECAとする)の変化量と、の関係を図3に示す。なお、所定電圧は単位セル30の電圧が高い順番にA、B、C、D、Eの5つの種類の電圧とし、各電圧に対応する燃料電池1から取り出す出力の大きさをそれぞれ出力が小さい順番にa、b、c、d、eとする。また、カソード触媒層33のECAの変化量は、上述の通り、OCVと所定電圧との間で、所定時間繰り返し変化させた後のECAと、所定時間OCVで保持しつづけた場合のECAをそれぞれサイクリックボルタンメトリーで測定し、それらの比率で示す。白金担持カーボンの腐食に伴うECAの低下については、より高い電位であるOCVに保持している場合の方がECAの変化量は大きくなるが、本実験結果では、電位を変化させることによるECAの変化量の方が顕著であるため、このECAの変化は白金の酸化還元反応に伴う溶出現象が大きく寄与するものと考えられる。尚、ECAの変化量は比率が大きくなる程、カソード触媒層33の白金の溶出が多くなる。
図3によると燃料電池1をOCVに保持するよりも、OCVと所定電圧との間で電圧変化を繰り返した方が、白金の溶出量が多くなる。また、所定電圧を低くする程、白金の溶出量が多くなる。OCVから所定電圧まで単位セル30の電圧を低下させることで、カソード触媒層33の電位が低下し、カソード触媒層33の白金の表面に形成される酸化被膜が還元され、減少する。その後に再び単位セル30の電圧を高くすると、カソード触媒層33が高電位となり、白金が酸化され、酸化被膜が形成されるまでの間に、白金がイオン化する。その際、イオン化した白金の一部は、白金の周囲に存在する電解質成分(触媒層中のアイオノマーや電解質膜)に拡散し、溶出する。そのためOCVと所定電圧との間で電圧変化を繰り返すと、カソード触媒層33の電位変化と白金の酸化還元の繰り返しにより、カソード触媒層33の白金が溶出する。
また、所定電圧をB(第1の所定電圧)よりも小さく、つまり単位セル30から取り出す出力をbよりも大きくした場合には、ECAの変化量が大きくなり、白金の溶出量の増加割合が多くなる。さらに所定電圧をD(第2の所定電圧)よりも小さく、つまり単位セル30から取り出す出力をdよりも大きくすると、電圧変化量に対するECAの変化量は小さくなり、白金の溶出量の増加割合が小さくなる。
以上により、燃料電池1の単位セル30あたりの電圧変化を小さく、特に所定電圧B以上、つまり単位セル30から取り出す出力をb以下とすることで、白金の溶出を低減できる。
なお、以下において、燃料電池1の電圧、または燃料電池1の出力は単位セル30あたりの電圧、または出力として説明する。
次にこの実施形態の制御について図4のフローチャートを用いて説明する。なお、この制御は、燃料電池自動車がアイドル状態(停車状態)から発進する場合のフローチャートである。
ステップS100では、燃料電池自動車がアイドル状態にある場合に、例えば運転者のアクセルペダル踏み込みなどが行われ、燃料電池自動車が発進する。
ステップS101では、二次電池6からモータ5への電力の供給を主体として、燃料電池1からモータ5へ供給する電力を小さくする。この場合には燃料電池1の電圧が図3に示す所定電圧Bよりも低くならないように、燃料電池1の出力をb以下となるように制御し、燃料電池1の電圧、特に酸化剤極42の電位を高い状態に維持する。また、モータ5で必要な残りの電力を二次電池6から供給する。燃料電池1の電圧を高く維持することにより、酸化剤極42の電位を高くし、酸化剤極42の白金の表面に形成された酸化被膜の還元を抑制し、その後燃料電池1の電圧が高くなった場合でも白金の溶出を抑制することができる。なお、この実施形態では、所定電圧Bを0.8Vとする。
ステップS102では、二次電池6のSOCを検出し、検出したSOCが二次電池6を満充電とした状態のSOCに対して10%以下となっているかどうか判定する。そして、二次電池6のSOCが10%以下となっている場合には、ステップS103へ進み、二次電池6のSOCが10%よりも大きい場合には、二次電池6からモータ5への電力の供給を主体とする電力供給を継続する。なお、二次電池6を満充電にした状態のSOCに対して10%以下となった場合にステップS103へ進んだが、10%という数値に限られることはなく、使用する二次電池6の性能を低下させない範囲で設定する。以下において、二次電池6のSOCを数値(%)と比較する場合は二次電池6を満充電した状態のSOCに対する比率で示す。
ステップS103では、二次電池6のSOCが小さくなったので、燃料電池1を主体としてモータ5に電力を供給する。つまり、燃料電池1の出力制限を解除し、モータ5で必要とされる電力に応じて燃料電池1の出力を制御する。これによって燃料電池1の出力が増加し、燃料電池1の電圧が低くなり、酸化剤極42の電位が低下するために、酸化剤極42の白金の表面に形成された酸化被膜の還元される量が増加する。なお、二次電池6からモータ5への電力の供給は、ゼロとしても良く、また微量の電力を供給しても良い。
ステップS104では、燃料電池1のNET出力がゼロとなったかどうか、例えば運転者によるアクセルペダルの踏み込みが無くなったかどうか判定する。そして、燃料電池1のNET出力がゼロとなった場合には、ステップS105へ進む。燃料電池1のNET出力がゼロとなった場合でも、燃料電池自動車の補機類などへ電力を供給するために、燃料電池1からは比較的小さい出力が取り出されている。この実施形態では、このような補機類などへ出力を供給している状態の出力を「NET出力」とし、燃料電池1の総合的な出力を「出力」とする。
なお、この制御の途中、例えばステップS104までの間にアクセルペダルの踏み込みが無くなった場合には、ステップS104以降の制御を行う。
ステップS105では、ブレーキペダル(図示せず)が踏み込まれたどうか判定する。そして、ブレーキペダルが踏み込まれた場合にはステップS106へ進む。なお、ブレーキペダルが踏み込まれていない場合は、慣性力によって燃料電池自動車が走行している場合である。
ステップS106では、回生ブレーキシステム7によって制動時に発生する運動エネルギーの一部を電気エネルギーに変換し、発生した電力を二次電池6に充電する。なお、ここではステップS105によってブレーキペダルが踏み込まれた後に回生ブレーキシステム7によって二次電池6を充電するが、ステップS104の後に、例えば慣性力によって燃料電池自動車が走行している場合に、回生ブレーキシステム7によって二次電池6を充電しても良い。
以上の制御によって、二次電池6のSOCに比較的余裕がある場合には、二次電池6を主体として、モータ5に電力供給を行い、燃料電池1の出力を制限する。これによって、燃料電池1の出力が大きくなる頻度、つまり燃料電池1が低電圧となる頻度を少なくし、カソード触媒層33の白金の溶出を抑制することができる。
次にこの実施形態の燃料電池1の電圧変化を図5のタイムチャートを用いて説明する。なお、燃料電池自動車はアイドル状態から発進するものとする。燃料電池自動車がアイドル状態の場合には、燃料電池1のNET出力はゼロであり、燃料電池1の電圧は比較的高い電圧(図5中、Pとする)に維持されている。また、時間t1から時間t3にかけて、モータ5に要求される出力が一定の割合で増加するものとする。
時間t1において、例えば運転者によるアクセルペダルの踏み込みが行われ、燃料電池自動車が発進する。これによってモータ5への電力供給を開始するが、まず二次電池6からモータ5への電力供給を主体とする。このとき燃料電池1の出力は、図3に示す出力bを超えない範囲に制限される。
時間t2において、二次電池6のSOCが10%よりも小さくなると、燃料電池1の出力制限を解除し、燃料電池1の出力を大きくし、燃料電池1を主体としてモータ5に電力の供給を行う。これによって燃料電池1の電圧は、図3に示すBよりも低くなり、酸化剤極42の電位が低くなる。そのためカソード触媒層33の白金の酸化被膜の多くが還元され、減少する。
時間t3において、ブレーキペダル(図示せず)が踏み込まれると、燃料電池1からモータ5への電力の供給を終了するので、燃料電池1の出力が小さくなり、電圧が高くなる。この時、カソード触媒層33では白金の表面に形成されている酸化被膜が少なく、さらに燃料電池1の酸化剤極42の電位が高くなるので、カソード触媒層33の白金の溶出が生じる。
この実施形態においても、時間t2以降、つまり二次電池6のSOCが10%よりも小さくなると燃料電池1を主体としてモータ5に電力を供給するために、燃料電池1の電圧が低下し、その後ブレーキペダルが踏み込まれる時に燃料電池1の電圧が高くなるためにカソード触媒層33において白金の溶出が生じる。
しかし、二次電池6のSOCが比較的に余裕がある場合には、モータ5に供給する電力をまず二次電池6からの電力供給を主体とするので、例えば二次電池6からの電力供給を主体としている途中にブレーキペダルが踏み込まれた場合など、燃料電池1の出力が大きくなる頻度を少なくすることができ、カソード触媒層33の白金の溶出を抑制することができる。
本発明の第1実施形態の効果について説明する。
この実施形態では、二次電池6のSOCに比較的に余裕がある場合、例えば10%以上のときには、燃料電池1の電圧が所定電圧Bよりも高い電圧となるように燃料電池1の出力を制限する。これにより、燃料電池1の電圧を所定電圧Bよりも高い電圧で維持し、燃料電池1の酸化剤極42の電位を高く維持する。酸化剤極42の電位変化量を小さくすることで、酸化剤極42のカソード触媒層33の白金表面に形成された酸化被膜が還元され、乖離する量を抑制し、その後例えばブレーキペダルが踏み込まれ、燃料電池1のNET出力がゼロとなった場合など、燃料電池1の電圧、酸化剤極42の電位が再び高くなった場合に生じ得るカソード触媒層33の白金の溶出を抑制することができる。
また、二次電池6のSOCに比較的に余裕がある場合には、二次電池6を主体として電力をモータ5に供給するので、燃料電池1の電圧が所定電圧Bよりも高くなる頻度を少なくする。そのためカソード触媒層33における白金の溶出を抑制することができる。
次に本発明の第2実形態について説明する。この実施形態の燃料電池システムは第1実施形態と同じ構成なので、ここでの説明は省略する。
この実施形態では第1実施形態の図4に示すフローチャートが異なっており、ここでは燃料電池システムの制御について図6に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS200からステップS202までの制御は第1実施形態のステップS100からステップS102までの制御と同じ制御なので、ここでの説明は省略する。
ステップS203では、二次電池6のSOCが小さくなったので、燃料電池1を主体としてモータ5に電力を供給する。つまり、燃料電池1の出力制御を解除し、モータ5で必要とされる電力に応じて燃料電池1の出力を制御する。これによって燃料電池1の出力が増加し、燃料電池1の電圧が低くなり、酸化剤極42の電位が低下するために、酸化剤極42の白金の表面に形成された酸化被膜が還元される量が増加する。また、燃料電池1から二次電池6に電力を供給し、二次電池6の充電を行う。
ステップS204では、二次電池6のSOCを検出し、二次電池6のSOCが70%以上となったかどうか判定する。そして、二次電池6のSOCが70%以上となるとステップS205へ進む。
ステップS203とステップS204によって、二次電池6のSOCが小さくなった場合には、燃料電池1によって二次電池6を充電するので、二次電池6のSOCを大きくすることができ、次回の制御において二次電池6を主体とし、燃料電池1の出力を小さくする電力供給を長く行うことができる。
ステップS205では、二次電池6のSOCが70%以上となったので、燃料電池1から二次電池6への充電を終了し、燃料電池1を主体としてモータ5に電力を供給する。なお、二次電池6からモータ5への電力の供給は、ゼロとしても良く、また微小の電力を供給しても良い。なお、燃料電池1から二次電池6への充電を終了する二次電池6のSOCを70%としたがこれに限られず、回生ブレーキシステム7によって充電される充電量を考慮して設定する。
ステップS206からステップS208の制御は第1実施形態のステップS104からステップS106の制御と同じ制御なので、ここでの説明は省略する。
以上の制御によって、燃料電池自動車を運転中に、二次電池6のSOCが小さくなると、燃料電池1から二次電池6に充電を行うので、二次電池6のSOCを大きくすることができ、次回の制御時に二次電池6を主体とする電力供給を長く行うことができ、カソード触媒層33の白金の溶出を抑制することができる。
次にこの実施形態の燃料電池1の電圧変化を図7のタイムチャートを用いて説明する。なお、燃料電池自動車はアイドル状態から発進するものとする。燃料電池自動車がアイドル状態の場合には、燃料電池1のNET出力はゼロであり、燃料電池1の電圧は比較的高い電圧(図7中、Pとする)に維持されている。また、時間t1から時間t4にかけて、モータ5に要求される出力が一定の割合で増加するものとする。
時間t1において、例えば運転者によるアクセルペダルの踏み込みが行われ、燃料電池自動車が発進する。これによってモータ5への電力供給を開始するが、まず二次電池6からモータ5への電力供給を主体とする。このとき燃料電池1の出力は、図3に示す出力bを超えない範囲に制限される。
時間t2において、二次電池6のSOCが10%よりも小さくなると、燃料電池1の出力制限を解除し、燃料電池1の出力を大きくし、燃料電池1を主体としてモータ5に電力の供給を行う。これによって燃料電池1の電圧は、図3に示すBよりも低くなり、酸化剤極42の電位が低くなる。そのためカソード触媒層33の白金の酸化被膜の多くが還元される。また、燃料電池1から二次電池6に電力を供給し、二次電池6を充電する。
時間t3において、二次電池6のSOCが70%以上となると、燃料電池1による二次電池6の充電を終了し、燃料電池1はモータ5にのみ電力を供給する。
時間t4において、ブレーキペダル(図示せず)が踏み込まれると、燃料電池1からのモータ5への電力の供給を終了するので、燃料電池1の出力が小さくなり、電圧が高くなる。この時、カソード触媒層33では白金の表面に形成される酸化被膜が少なく、さらに燃料電池1の酸化剤極42の電位が高くなるので、カソード触媒層33の白金の溶出が生じる。
以上のように、二次電池6のSOCが小さくなると、燃料電池1によって二次電池6を充電するので、二次電池6のSOCを大きくすることができ、次回の制御時に二次電池6を主体とする電力供給を長く行うことができ、カソード触媒層33の白金の溶出を抑制することができる。
本発明の第2実施形態の効果について説明する。
この実施形態では、二次電池6のSOCが10%以下となると、燃料電池1を主体としてモータ5に電力を供給し、さらに燃料電池1によって二次電池6を充電する。これによって二次電池6のSOCを大きくすることができ、次回の制御時に二次電池6を主体とし、燃料電池1の出力を小さくするモータ5への電力供給を長く行うことができる。これにより、カソード触媒層33の白金の溶出を抑制することができる。
また、二次電池6のSOCが70%以上となると燃料電池1からの充電を終了することで、燃料電池自動車の制動時に回生ブレーキシステム7によって得られる電力を二次電池6に充電し、燃料電池システムのエネルギー効率を良くすることができる。
次に本発明の第3実形態について説明する。この実施形態の燃料電池システムは第1実施形態と同じ構成なので、ここでの説明は省略する。
この実施形態では第1実施形態の図4に示すフローチャートが異なっており、ここでは燃料電池システムの制御について図8に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS300からステップS303までの制御は、第2実施形態のステップS200からステップS203までの制御と同じ制御なので、ここでの説明は省略する。
ステップS304では、燃料電池1のNET出力がゼロとなったかどうか、例えば運転者によるアクセルペダルの踏み込みが無くなったかどうか判定する。そして、燃料電池1のNET出力がゼロとなった場合には、ステップS314へ進み、燃料電池1のNET出力がゼロではない場合にはステップS305へ進む。
ステップS305では、燃料電池1の単位セル30あたりの電圧V、つまり燃料電池1の出力を検出し、単位セル30あたりの電圧Vを図3に示す所定電圧Bと比較し、電圧Vが所定電圧Bよりも高い場合、つまり燃料電池1の出力が所定出力bよりも小さい場合には、ステップS306に進む。また、電圧Vが所定電圧Bよりも低い場合、つまり燃料電池1の出力が所定出力bよりも大きい場合にはステップS307へ進む。この実施形態では所定電圧Bを0.8Vとする。
ステップS306では、二次電池6のSOCを検出し、二次電池6のSOCが70%以上となったかどうか判定する。そして、二次電池6のSOCが70%以上となるとステップS307へ進み、二次電池6のSOCが70%未満の場合にはステップS304へ戻り上記制御を繰り返す。従って、電圧Vが所定電圧Bよりも高い間は、燃料電池1の出力の一部を二次電池の充電に利用する。
ステップS303からステップS306の制御によって、二次電池6のSOCが小さくなり、かつ燃料電池1の電圧Vが所定電圧Bよりも高い場合には、所定電圧Bを下回らない範囲で燃料電池1によって二次電池6を充電する。これにより二次電池6のSOCを大きくすることができ、次回の制御において二次電池6を主体とする電力供給を長く行うことができる。そのため、燃料電池1の出力が高くなる頻度を少なくし、酸化剤極42の白金の溶出を抑制することができる。また、燃料電池1の出力が所定出力bよりも低い場合に、燃料電池1によって二次電池6を充電するので、例えばこの後に燃料電池1の出力がゼロまたは小さくなり、燃料電池1の電圧が高くなった場合でも、燃料電池1の出力が所定出力bよりも低く電圧が高いため、カソード触媒層の白金に酸化被膜が比較的多く形成された状態での電圧変化であるため、カソード触媒層33の白金の溶出を抑制することができる。
ステップS307では、ステップS305において、燃料電池1の電圧Vが所定電圧Bよりも低くなる、もしくはステップS306において二次電池6のSOCが十分に高くなると、燃料電池1による二次電池6への充電を終了し、モータ5にのみ電力を供給する。ステップS305において燃料電池1の電圧Vが所定電圧Bよりも低くなると、その後に燃料電池1の電圧Vが高くなった場合に図3に示すように白金の溶出量の増加割合が大きくなるので、燃料電池1から二次電池6への充電を停止し、モータ5にのみ電力を供給し、燃料電池1の出力増加を小さくする。
ステップS308では、燃料電池1の電圧Vと図3に示す所定電圧Dとを比較し、電圧Vが所定電圧DVよりも高くなると、ステップS309へ進む。この実施形態では所定電圧Dを0.7Vとする。
ステップS309では、二次電池6のSOCを検出し、二次電池6のSOCが70%未満の場合には、ステップS310へ進み、二次電池6のSOCが70%以上の場合には、ステップS312へ進む。
ステップS310では、燃料電池1の出力が所定出力dよりも大きくなり、燃料電池1の電圧Vが所定電圧Dよりも低い場合には、その後燃料電池1の電圧が高くなっても、電圧変化に対する白金の溶出量の増加割合が小さいので、燃料電池1によって二次電池6を充電する。燃料電池1の出力が大きいので、電圧変化に対する白金の溶出量の増加割合を抑制し、さらに二次電池6へ充電する電力が大きくなるので、二次電池6を素早く充電することができる。
ステップS311では、燃料電池1のNET出力がゼロとなったかどうか、例えば運転者によるアクセルペダルの踏み込みが無くなったかどうか判定する。そして燃料電池1のNET出力がゼロの場合には、ステップS314へ進み、燃料電池1のNET出力がゼロではない場合にはステップS309へ戻り上記制御を繰り返す。
一方、ステップS309において、二次電池6のSOCが70%以上であると判定された場合にはステップS312へ進み、燃料電池1による二次電池6への充電を行わず、燃料電池1を主体としてモータ5に電力を供給する。
ステップS313では、燃料電池1のNET出力がゼロとなったかどうか判定する。そして燃料電池1のNET出力がゼロではない場合には、ステップS314へ進む。
ステップS314では、ブレーキ(図示せず)が踏み込まれたどうか判定する。そして、ブレーキが踏み込まれた場合にはステップS315へ進む。なお、ブレーキが踏み込まれていない場合は、慣性力によって燃料電池自動車が走行している場合である。
ステップS315では、回生ブレーキシステム7によって運動エネルギーの一部を電気エネルギーに変換し、発生した電力を二次電池6に充電する。
以上の制御によって、燃料電池1の電圧Vが所定電圧B以上、または所定電圧D以下となる場合に、二次電池6のSOCが70%以上とならない範囲で、燃料電池1から二次電池6へ充電を行う。つまり、燃料電池1の電圧変化に対するカソード触媒層33の白金の溶出量の増加割合が小さい範囲でのみ、燃料電池1によって二次電池6へ充電を行う。これにより、カソード触媒層33の劣化を抑制し、さらに二次電池6のSOCを大きくすることができる。そのため、次回の制御時に二次電池6を主体としての電力供給を長くすることができ、酸化剤極42の劣化を抑制することができる。
次にこの実施形態の燃料電池1の電圧変化を図9のタイムチャートを用いて説明する。なお、燃料電池自動車はアイドル状態から発進するものとする。燃料電池自動車がアイドル状態の場合には、燃料電池1のNET出力はゼロであり、燃料電池1の電圧は高い電圧(図9中、Pとする)に維持されている。また、時間t1から時間t3にかけて、また時間t4からt8にかけてモータ5に要求される出力が一定の割合で増加するものとする。
時間t1において、例えば運転者によるアクセルペダルの踏み込みが行われ、燃料電池自動車が発進する。これによってモータ5への電力供給を開始するが、まず二次電池6からモータ5への電力供給を主体とする。このとき燃料電池1の出力は、図3に示す出力bを超えない範囲に制限される。
時間t2において、二次電池6のSOCが10%よりも小さくなると、燃料電池1の出力制限を解除する。これによって、燃料電池1の出力を大きくし、燃料電池1を主体としてモータ5に電力の供給を行う。また、燃料電池1によって二次電池6を充電する。ここでは、モータ5に必要な電力が小さく、燃料電池1の出力はbを超えないものとする。
時間t3において、ブレーキペダル(図示せず)が踏み込まれると、燃料電池1からのモータ5への電力の供給を終了するので、燃料電池1の出力が小さくなり、電圧が高くなる。
時間t1から時間t3においては、燃料電池1の電圧Vが図3に示す所定電圧Bよりも大きいので、時間t3においてブレーキペダルが踏み込まれ、燃料電池1の電圧が高くなっても、カソード触媒層33の白金の溶出は少ない。
時間t4、時間t5と時間t1、時間t2と同じなので、説明は省略する。
時間t6において、燃料電池1の出力が大きくなり、燃料電池1の電圧Vが図3に示すBよりも小さくなる。そのため燃料電池1から二次電池6への充電を終了し、燃料電池1はモータ5にのみ電力を供給する。
時間t7において、燃料電池1の出力がさらに大きくなり、燃料電池1の電圧Vが図3に示す所定電圧Dよりも低くなると、燃料電池1による二次電池6の充電を再開する。燃料電池1の電圧Vが、所定電圧Dよりも低くなると、燃料電池1の電圧変化に対する白金の溶出量の増加割合が小さくなるので、燃料電池1から二次電池6への充電を再開し、二次電池6を充電する。
時間t8において、ブレーキペダル(図示せず)が踏み込まれると、燃料電池1からのモータ5への電力の供給を終了するので、燃料電池1の出力が小さくなり、電圧が高くなる。この時、カソード触媒層33では白金に酸化被膜が形成されておらず、さらに燃料電池1の酸化剤極42の電位が高くなるので、カソード触媒層33の白金の溶出が生じる。しかし、時間t8より以前に二次電池6へ充電を行うことで、次回の制御時に二次電池6を主体とした電力供給を長く行うことができる。
以上のように、燃料電池1の電圧変化に対する白金溶出割合が小さい場合には、燃料電池1から二次電池6へ充電を行うことにより、次回の制御時に二次電池6を主体とするモータ5への電力供給を長く行うことができるので、次回の制御時にカソード触媒層33に白金の溶出を抑制することができる。
本発明の第3実施形態の効果について説明する。
この実施形態では、二次電池6のSOCが小さく、燃料電池1の電圧変化に対するカソード触媒層33の白金の溶出割合が小さい場合に、燃料電池1から二次電池6へ充電を行う。これにより、次回の制御時に二次電池6を主体とするモータ5への電力供給を長い時間行うことができ、燃料電池1の出力が大きくなる頻度、つまり燃料電池1の電圧が低くなる頻度を少なくすることができ、カソード触媒層33の白金の溶出を抑制することができる。
また、燃料電池1の電圧Vが所定電圧D以下となる出力、つまり燃料電池1の出力がdよりも大きい場合に燃料電池1によって二次電池6を充電するので、二次電池6を素早く充電することができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
燃料電池を搭載する車両に利用することができる。
本発明の第1実施形態の燃料電池システムの概略構成図である。 本発明の第1実施形態の単位セルの概略構成図である。 本発明の単位セルの電圧変化に対するカソード触媒層のECAの変化量を示すマップである。 本発明の第1実施形態の制御を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の燃料電池の電圧変化を示すタイムチャートである。 本発明の第2実施形態の制御を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の燃料電池の電圧変化を示すタイムチャートである。 本発明の第3実施形態の制御を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態の燃料電池の電圧変化を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 燃料電池
5 モータ(負荷)
6 二次電池(エネルギー充放電手段)
7 回生ブレーキシステム
20 コントローラ
31 固体高分子電解質膜
32 アノード触媒層
33 カソード触媒層
41 燃料極
42 酸化剤極

Claims (7)

  1. 電解質膜を挟持し触媒を有する燃料極と酸化剤極とから構成する燃料電池と、
    電気エネルギーを充放電するエネルギー充放電手段と、
    前記燃料電池と前記エネルギー充放電手段と電気的に接続する負荷と、
    前記負荷で消費する電力と前記エネルギー充放電手段の蓄電量とに基づいて、前記燃料電池と前記エネルギー充放電手段との出力を制御する出力制御手段と、を備え、
    前記出力制御手段は、前記エネルギー充放電手段の蓄電量が所定量よりも大きい場合に、前記燃料電池の出力を、前記燃料電池の電圧が第1の所定電圧よりも高い電圧となる出力に制限し
    前記第1の所定電圧は、前記燃料電池の電圧が前記第1の所定電圧以下となると前記燃料電池の電圧が前記第1の所定電圧よりも高い場合と比較して前記触媒の溶出量の増加割合が大きくなる電圧であることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記出力制御手段は、前記エネルギー充放電手段の蓄電量が前記所定量よりも小さい場合に、前記燃料電池の出力制限を解除することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記エネルギー充放電手段の蓄電量が前記所定量よりも小さい場合に、前記燃料電池によって前記エネルギー充放電手段を充電することを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記エネルギー充放電手段の蓄電量が前記所定量よりも小さく、かつ前記燃料電池の出力が、前記燃料電池の電圧が前記第1の所定電圧よりも高い電圧となる出力である場合に、前記燃料電池の電圧が前記第1の所定電圧よりも高い電圧となる出力の範囲で、前記燃料電池によって前記エネルギー充放電手段を充電することを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。
  5. 前記エネルギー充放電手段の蓄電量が前記所定量よりも小さく、かつ前記燃料電池の出力が、前記燃料電池の電圧が前記第1の所定電圧よりも低い第2の所定電圧よりも低い電圧となる出力である場合に、前記燃料電池によって前記エネルギー充放電手段を充電し、
    前記第2の所定電圧は、前記第2の所定電圧よりも前記燃料電池の電圧を低くすると前記燃料電池の電圧が前記第2の所定電圧以上である場合と比較して前記触媒の溶出量の増加割合が小さくなる電圧であることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 前記燃料電池の出力が、前記燃料電池の電圧が前記第1の所定電圧と前記第2の所定電圧との間となる出力である場合に、前記燃料電池から前記エネルギー充放電手段への充電を禁止することを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システム。
  7. 前記エネルギー充放電手段は、二次電池であることを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の燃料電池システム。
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