JP4976906B2 - Haz靭性、母材靭性、伸び、及び強度−伸びバランスに優れた厚鋼板 - Google Patents
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さらにCu:2.0%以下(0%を含む)、Ni:2.0%以下(0%を含む)、Cr:1%以下(0%を含む)、Mo:0.5%以下(0%を含む)及びV:0.1%以下(0%を含む)を含有し、
残部がFe及び不可避不純物からなる厚鋼板であって、
残留オーステナイトの体積率が2〜10%、島状マルテンサイト(Martensite−Austenite constituent(MA))の平均円相当径が3.0μm以下であり、
しかも下記式(1)及び(2)を満足している点にその要旨を有する。
1.5≦[Ti]/[N]≦4 … (1)
40≦X値≦160 … (2)
X値=500[C]+32[Si]+8[Mn]−9[Nb]
+14[Cu]+17[Ni]−5[Cr]−25[Mo]−34[V]
(式中、[Ti]、[N]、[C]、[Si]、[Mn]、[Nb]、[Cu]、[Ni]、[Cr]、[Mo]、[V]は鋼板中の各元素の含有量(質量%)を表す)
なお本明細書において「炭窒化物」は、炭化物、窒化物も含む意味で使用する。
X値はδ域の温度範囲に関する関数である。HAZ靭性の改善を試みて、このX値に到達した経緯を説明する。まず始めに本発明者らは、Ti系炭窒化物を微細化することによって、超大入熱溶接でも良好なHAZ靭性を達成することを試みた。従来のTi系炭窒化物の分散状態は、溶鋼凝固時の冷却速度が一定であれば、Ti、Nの添加バランスのみにより定まるものと考えられてきた。しかし本発明者らが鋭意検討した結果、鋼の状態図において表されるδ域の温度範囲を縮小させることにより、同じTi、N添加量でも、Ti系炭窒化物を微細分散させ得ることを見出した。
X値=500[C]+32[Si]+8[Mn]−9[Nb]
+14[Cu]+17[Ni]−5[Cr]−25[Mo]−34[V]…(3)
(式中、[C]、[Si]、[Mn]、[Nb]、[Cu]、[Ni]、[Cr]、[Mo]、[V]は鋼板中の各元素の含有量(質量%)を表す。)
40≦X値≦160 … (2)
また本発明の厚鋼板では、Ti量とN量とのバランスをとることによって、HAZ靭性を改善している。具体的には下記式(1)を満足するようにしている。
1.5≦[Ti]/[N]≦4 … (1)
(式中、[Ti]、[N]は鋼板中の各元素の含有量(質量%)を表す。)
厚鋼板は上述したように母材靭性(特に低温靭性)やHAZ靭性に優れていることが望まれるが、特に建築構造物や鋼構造物に使用される場合には、耐震性を向上させる観点から、均一伸びにも優れていることも求められる。均一伸びとは、局部収縮が開始するまでの伸びのことを意味し、鋼板が変形する際の安定性の指標となるものである。なお単純に均一伸びを上げても、その分、強度が低下したのでは耐震性を向上させることはできない。従って均一伸びが高く、かつ強度−伸びバランス(強度と伸びの績)にも優れていることが重要である。なお本発明の系では、均一伸びは全伸びの約50%程度の値であるため、後述の実験例では全伸びで評価した。
Cは、鋼板の強度を確保するために必要な元素であり、また鋼の状態図におけるδ域の温度範囲を縮小させるために有効な元素である。C量が0.030%未満では強度を確保することができなくなる。一方、C量が0.10%を超えると、伸び及びHAZ靭性が劣化する。そこでC量を0.030〜0.10%と定めた。C量の好ましい下限は0.04%以上、さらに好ましくは0.05%以上である。またC量の好ましい上限は0.08%以下、さらに好ましくは0.07%以下である。
Siは、鋼板の強度を確保するために有効な元素であり、そのためには、0.01%以上添加することが好ましい。しかしSiを過剰に添加すると、伸び及びHAZ靭性が低下するため、その上限を1.0%とする必要がある。Si量の好ましい下限は、0.05%以上、さらに好ましくは0.1%以上である。Siの好ましい上限は0.8%以下であり、より好ましくは 0.6%以下である。
Mnは、焼入れ性を向上させ、鋼板の強度を確保するのに有効な元素である。Mn量が0.8%未満では、強度確保の作用が充分に発揮されない。一方、Mn量が2.0%を超えると、母材靭性およびHAZ靭性が低下する。そこでMn量を、0.8〜2.0%と定めた。Mn量の好ましい下限は1.0%以上であり、より好ましくは1.5%以上である。一方、Mn量の好ましい上限は1.8%以下、より好ましくは1.6%以下である。
不純物元素であるPは、母材靭性およびHAZ靭性に悪影響を及ぼすため、その量は、できるだけ少ないことが好ましい。よってP量は、0.03%以下、好ましくは0.01%である。しかし工業的に、鋼中のP量を0%にすることは困難である。
Sは、MnSを形成して延性を低下させる元素であり、特に高張力鋼において悪影響が大きくなるため、その量は、できるだけ少ないことが好ましい。よってS量は、0.01%以下、好ましくは0.005%以下である。しかし工業的に、鋼中のS量を0%にすることは困難である。
Alは、脱酸、及びミクロ組織の微細化により母材靭性を向上させる効果を有する元素である。このような効果を充分に発揮させるため、Alを0.01%以上添加する。もっともAlを過剰に添加すると、かえってHAZ靭性が低下するため、上限を0.10%とする。Al量の好ましい下限は0.02%以上である。一方、その好ましい上限は0.06%以下であり、より好ましくは0.04%以下である。
Nbは、素地の焼入れ性を向上させて鋼板の強度を高めるために有効な元素である。このような効果を充分に発揮させるために、Nb量は0.005%以上であることが必要である。しかしNbを過剰に添加すると、HAZ靭性が低下するため、その上限量を0.035%と定めた。Nb量は、好ましくは0.010%以上であり、好ましくは0.025%以下、より好ましくは0.020%以下である。
Tiは、Nと微細な窒化物を形成し、溶接時におけるHAZのオーステナイト粒の粗大化を抑制することにより(いわゆるピンニング効果により)、HAZ靭性を向上させるために有効な元素である。このような効果を充分に発揮させるため、Tiを0.015%以上添加する。しかしTi量が過剰であると、かえってHAZ靭性が劣化するため、Ti量の上限を0.03%と定めた。Ti量は、好ましくは0.018%以上、0.030%以下(特に0.020%以下)である。
Bは、超大入熱溶接の際に、HAZ、殊にボンド部の付近で、BNを核にした粒内フェライトを生成させると共に、固溶Nの固定作用も有し、HAZ靭性改善に重要な元素である。本発明では、その効果を充分に発揮させるためにBを、通常の厚鋼板中の含有量よりも多く、0.0010%以上含有させている。しかしB量が過剰であると、超大入熱溶接の際に粗大なベイナイト組織が形成されるため、かえってHAZ靭性が劣化する。そのためB量の上限を0.0035%と定めた。B量は、好ましくは0.0015%以上(特に0.0020%以上)、0.0030%以下(特に0.0025%以下)である。
Nは、Tiと結合して微細な炭窒化物を形成し、超大入熱溶接の際にオーステナイト粒の粗大化を抑制し、HAZ靭性を向上させる効果を有する元素である。N量が少なすぎると、上記効果が充分に発揮されないため、その下限を0.0050%以上に定めた。一方、N量が過剰であると、HAZ靭性に悪影響を及ぼすため、その上限を0.01%と定めた。N量の好ましい下限は0.006%以上であり、より好ましくは0.007%以上である。またN量の好ましい上限は0.009%以下であり、より好ましくは0.008%以下である。
Cuは、焼入れ性を高めて強度向上に寄与する元素であり、必要に応じて添加することができる。またCと同様にδ域の温度範囲を縮小させて、Ti系炭窒化物を微細化する効果を有すると考えられる。このような効果を充分に発揮させるために、Cu量は、好ましくは0.2%以上、より好ましくは0.3%以上、特に0.4%以上であることが推奨される。しかしCu量が過剰であると、伸び及びHAZ靭性が低下する傾向があるため、その上限を2.0%と定めた。Cu量は好ましくは1.0%以下である。
Niも、Cuと同様に、焼入れ性を高めて強度向上に寄与し、δ域の温度範囲を縮小させるために有効な元素であり、必要に応じて添加することができる。このような効果を充分に発揮させるために、Ni量は、好ましくは0.2%以上、より好ましくは0.3%以上、特に0.4%以上であることが推奨される。しかしNi量が過剰であると、伸び及びHAZ靭性が低下する傾向があるため、その上限を2.0%と定めた。Ni量は好ましくは1.0%以下である。
Crも、Cuと同様に、焼入れ性を高めて強度向上に寄与する元素であり、必要に応じて添加することができる。このような効果を充分に発揮させるために、Cr量は、好ましくは0.2%以上、より好ましくは0.4%以上であることが推奨される。しかしCr量が過剰であると、母材靭性およびHAZ靭性が低下するので、その上限を1%と定めた。Cr量の好ましい上限は0.8%である。
Moは、焼入れ性を高めて強度を向上させることに加えて、焼戻し脆性を防止するために有効な元素であり、必要に応じて添加することができる。このような効果を充分に発揮させるために、Mo量は、好ましくは0.05%以上、より好ましくは0.10%以上であることが推奨される。しかしMo量が過剰であると、母材靭性およびHAZ靭性が劣化するため、その上限を0.5%以下と定めた。Mo量は、好ましくは0.3%以下である。
Vは、少量の添加により、焼入れ性および焼戻し軟化抵抗を高める効果を有する元素であり、必要に応じて添加することができる。このような効果を充分に発揮させるために、V量は、好ましくは0.01%以上、より好ましくは0.02%以上であることが推奨される。しかしV量が過剰であると、母材靭性およびHAZ靭性が劣化するため、その上限を0.1%と定めた。V量は、好ましくは0.05%以下である。
(イ)Ca:0.005%以下(0%を含まない)、Mg:0.005%以下(0%を含まない)、及びREM:0.01%以下(0%を含まない)から選択される少なくとも1種、
(ロ)Zr:0.1%以下(0%を含まない)及び/又はHf:0.05%以下(0%を含まない)、
(ハ)Co:2.5%以下(0%を含まない)及び/又はW:2.5%以下(0%を含まない)。
Ca、Mg、及びREM(希土類元素)は、HAZ靭性を向上させる効果を有する元素である。詳しくは、Ca及びREMは、MnSの球状化効果、言い換えれば介在物の形態制御による異方性の低減作用があり、HAZ靭性を向上させる。一方、Mgは、MgOを形成し、HAZのオーステナイト粒の粗大化を抑制することによってHAZ靭性を向上させる。このような効果を充分に発揮させるために鋼板中に、Caは0.0005%以上、Mgは0.0001%以上、REMは0.0005%以上含有させることが好ましい。しかしこれらの量が過剰であると、かえって母材靭性およびHAZ靭性を劣化させるので、Caは0.005%以下、Mgは0.005%以下、REMは0.01%以下と定めた。好ましくはCaが0.003%以下、Mgが0.0035%以下、REMが0.007%以下である。
Zr及びHfは、Tiと同様に窒化物を形成し、溶接時におけるHAZのオーステナイト粒の粗大化を抑制するので、HAZ靭性の改善に有効な元素である。このような効果を充分に発揮させるため、Zr量は、好ましくは0.001%以上、Hf量は、好ましくは0.0005%以上であることが推奨される。しかしこれらの量が過剰であると、かえって母材靭性およびHAZ靭性が低下させるので、これらを含有させる場合、Zr量の上限を0.1%、Hf量の上限を0.05%と定めた。
Co及びWは、焼入れ性を向上させ、鋼板の強度を高める効果を有する元素である。このような効果を充分に発揮させるため、これらの1つ又は両方を、それぞれ0.1%以上で含有させることが好ましい。しかしこれらの量が過剰であると、母材靭性およびHAZ靭性が劣化するため、これらの量の上限を、それぞれ2.5%と定めた。
焼入れ法Aにおける第1の焼入れでは、冷却開始温度は、750℃以上、好ましくは800℃以上、さらに好ましくは850℃以上である。冷却開始温度が低すぎると、焼きが十分に入らない。第1の焼入れの冷却停止温度は、通常の焼入れと同様であり、例えば、200℃以下である。
焼入れ法Bにおける第1の加速冷却では、冷却開始温度は、900℃以下(好ましくは850℃以下、さらに好ましくは800℃以下)、700℃以上(好ましくは750℃以上、さらに好ましくは800℃以上)である。第1の加速冷却における冷却停止温度は、750℃以下(好ましくは700℃以下、さらに好ましくは650℃以下)、550℃以上(好ましくは600℃以上)である。冷却停止温度が高すぎると、残留オーステナイトが不足する一方で、島状マルテンサイト(MA)が粗大化する。一方、冷却停止温度が低すぎると、残留オーステナイトが不足する。
第2の加速冷却の冷却速度は、第1の加速冷却と同様である。
なお焼入れ法Bでは、第2の加速冷却終了後、焼戻ししてもよい。焼戻し条件は、焼入れ法Aと同様である。
表1〜3に示す組成の鋼を、通常の溶製法によって溶製し、この溶鋼を冷却(1500℃から1100℃までの冷却速度:0.1〜2.0℃/秒)し、スラブを得た(スラブ厚=270mm)。このスラブを表4〜5に示す製造方法で熱間圧延及び焼入れすることによって、厚さ60mmの鋼板を得た。なお表4は焼入れ法Aの条件を示すものであり、表5は焼入れ法Bの条件を示すものである。
深さt/4の位置(t=板厚)で、試験片の長手方向が鋼板の板幅方向(C方向)となる様にJIS4号試験片を採取し、引張試験を行うことにより、引張強さ、及び全伸びを測定した。引張強さが490MPa以上、全伸びが30%以上、強度−伸びバランス(強度と伸びの績)が20000MPa%以上のものを合格とした。
深さt/4の位置(t=板厚)で、試験片の長手方向が鋼板の圧延方向(L方向)となる様に、JIS Z 2242に規定するVノッチ標準試験片を採取し、−60℃でシャルピー衝撃試験(衝撃刃半径2mm)を行い、吸収エネルギー(vE-60)を測定した。vE-60が100J以上のものを合格とした。
板厚60mmの鋼板に対して入熱40kJ/mmでエレクトロガスアーク溶接を行った。図1に示すt/2部(t=板厚)から JIS Z 2242に規定するVノッチ標準試験片を採取し(ノッチ位置は、ボンドから0.5mmHAZ側)、−40℃でシャルピー衝撃試験(衝撃刃半径2mm)を行い、吸収エネルギー(vE-40)を測定した。吸収エネルギーが200J以上のものを合格とした。
Claims (7)
- C:0.030〜0.10%(質量%の意味、以下同じ)、
Si:1.0%以下(0%を含まない)、
Mn:0.8〜2.0%、
P:0.03%以下(0%を含まない)、
S:0.01%以下(0%を含まない)、
Al:0.01〜0.10%、
Nb:0.005〜0.035%、
Ti:0.015〜0.03%、
B:0.0010〜0.0035%、及び
N:0.0050〜0.01%を含有し、
残部がFe及び不可避不純物からなる厚鋼板であって、
残留オーステナイトの体積率が2〜10%、島状マルテンサイト(MA)の平均円相当径が3.0μm以下であり、
しかも下記式(1)及び(2)を満足することを特徴とするHAZ靭性、母材靭性、伸び、及び強度−伸びバランスに優れた厚鋼板。
1.5≦[Ti]/[N]≦4 … (1)
40≦X値≦160 … (2)
X値=500[C]+32[Si]+8[Mn]−9[Nb]+14[Cu]+17[Ni]−5[Cr]−25[Mo]−34[V]
(式中、[Ti]、[N]、[C]、[Si]、[Mn]、[Nb]、[Cu]、[Ni]、[Cr]、[Mo]、[V]は鋼板中の各元素の含有量(質量%)を表す) - δ域の温度範囲が40℃以下である請求項1に記載の厚鋼板。
- 深さt/4の位置(t=板厚)において、Ti系炭窒化物の平均粒子径が43nm以下である請求項1又は2に記載の厚鋼板。
- さらにCu:0%超、2.0%以下、Ni:0%超、2.0%以下、Cr:0%超、1%以下、Mo:0%超、0.5%以下及びV:0%超、0.1%以下を単独で含有するか、2種以上を組み合わせて含有する請求項1〜3のいずれかに記載の厚鋼板。
- さらにCa:0.005%以下(0%を含まない)、Mg:0.005%以下(0%を含まない)、及びREM:0.01%以下(0%を含まない)から選択される少なくとも1種を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の厚鋼板。
- さらにZr:0.1%以下(0%を含まない)及び/又はHf:0.05%以下(0%を含まない)を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の厚鋼板。
- さらにCo:2.5%以下(0%を含まない)及び/又はW:2.5%以下(0%を含まない)を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の厚鋼板。
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