JP4976825B2 - 情報再生装置および情報再生方法 - Google Patents
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Description
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
まず、図1を参照しながら、ハードディスクドライブにおける情報再生の流れを説明する。なお、ハードディスクドライブは情報の記録および再生を行う装置であることは言うまでもないが、本実施形態では、特に情報の再生に着目して説明する。図1は、ハードディスクドライブ100の一構成例を示すブロック図であり、図中の矢印は情報の流れを示す。以下、情報の流れを中心に説明する。
図2、図3は、水平記録方式(Longitudinal Magnetic Recording:LMR)と垂直記録方式(Perpendicular Magnetic Recording:PMR)の信号波形を比較するための説明図である。図2は、水平記録方式の場合のリードヘッド120の出力であり、図3は、垂直記録方式の場合のリードヘッド120の出力である。
図4は、ヘッド出力の信号スペクトラムと、DC-Free Targetと、DC-Full Targetを示す説明図である。図中の参照符号Aは水平記録方式の信号スペクトラムを示し、参照符号Bは垂直記録方式の信号スペクトラムを示し、参照符号CはDC-Free Targetを示し、参照符号DはDC-Full Targetを示す。
図5は、ヘッド出力でのノイズスペクトラムを比較したものである。垂直記録(PMR)は水平記録(LMR)と比べて、ノイズスペクトラムにおいても低域成分が強い。特に、最近用いられている高感度の再生ヘッドでは、媒体ノイズが支配的となっている。従って、必ずしもDC成分を生かした等化検出方式が有利とはならない。そこで、低域を若干抑制したような目標等化波形も提案されており、ヘッド・媒体ごとにその最適化が必要であり、一般的には装置出荷時にエラーレートを測定しながら、最適な目標等化波形が選ばれる。しかしながら、目標等化波形は種類も多く、最も基本的なパラメータであるため、その調整には時間がかかる。また、経年変化などでヘッド・媒体特性が変わった場合には、出荷時に決定した等化検出方式が最適ではないと言った問題も起こる。
図6に目標等化波形での等化器での規格化ゲイン(各目標等化波形の最小ユークリッド距離dmin^2で規格化)の一例を示す。横軸の周波数は媒体上に記録・再生されるビットクロックで規格化されている。またこの例では、垂直記録での再生信号の規格化線密度CBD(Channel Bit Density)が1の場合であり、この線密度が小さい場合にはこの計算例に比べ高域での強調が少なくなり、線密度が大きい場合には高域での強調はさらに大きくなるが低域での強調は少なくなる。従って、どの目標等化波形が最適かについては、再生信号の規格化線密度とノイズスペクトラムの形に依存し、このノイズスペクトラムの形は媒体ノイズ比で決まる。
図7は各符号系列ごとのノイズ分散量を示す。ただし、符号の0/1は磁化方向に対応してある。媒体ノイズが無い場合、あるいは小さい場合には符号列ごとの差は少ない。しかし、媒体ノイズが電気的ノイズ(回路ノイズ)に比べ、支配的である場合には、系列ごとの差は大きくなる。これは媒体ノイズのほとんどが磁化反転に起因するためである。
図8は、本実施形態にかかるハードディスクドライブ200の一構成例を示すブロック図であり、特に情報の再生に着目した部分の構成を示している。図中の矢印は情報の流れを示す。以下、情報の流れを中心に説明する。
以上説明したように、本実施形態によれば、系列ごとの分散量の差(あるいは比)から媒体ノイズ比率を推測し、最適な等化検出方式を決定することが可能である。このため、装置出荷時における調整の効率化および時間の短縮を図るだけでなく、経年変化などによるヘッド・媒体の特性変化が発生した場合でも、等化検出を最適化するための適応型方式を提供することが可能である。
次に、上記第1の実施形態の応用例として、第2の実施形態について説明する。
以上説明したように、本実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様の効果が得られ、さらに、簡単な論理回路とテーブル(メモリ)246で構成することができるので、構成を簡略化することができる。
102 リードチャネル部
104 プリアンプ部
106 ヘッド
108 媒体
120 リードヘッド
122 プリアンプ
124 ハイパスフィルタ(HPF)
126 アナログフィルタ(CTF)
128 アナログデジタル変換器(ADC)
130 デジタルフィルタ(FIR)
132 ビタビ検波器
134 媒体ノイズ予測器
136 ランレングス符号化回路
140 リードデータ
200 ハードディスクドライブ
202 リードチャネル部
204 プリアンプ部
206 ヘッド
208 媒体
220 リードヘッド
222 プリアンプ
224 ハイパスフィルタ(HPF)
226 アナログフィルタ(CTF)
228 アナログデジタル変換器(ADC)
230 デジタルフィルタ(FIR)
232 ビタビ検波器
234 媒体ノイズ予測器
236 ランレングス符号化回路
240 リードデータ
242 デジタルフーリエ変換器(DFT)
244 演算処理部
246 テーブル(メモリ)
300 ハードディスクドライブ
Claims (13)
- 媒体に記録された情報の再生を行う情報再生装置であって、
媒体から読み出したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器と、
前記デジタル信号の周波数特性を取得する周波数特性取得部と、
符号系列ごとの分散量の差から前記媒体のノイズ比率を推測する媒体ノイズ比率推測部と、
前記周波数特性と前記ノイズ比率に基づいて最適な等化検出方式を決定する決定部と、
を備えたことを特徴とする、情報再生装置。 - 前記周波数特性取得部はデジタルフーリエ変換器を含み、
前記周波数特性は、前記デジタルフーリエ変換器からの高調波成分に基づいて取得されることを特徴とする、請求項1に記載の情報再生装置。 - 前記周波数特性取得部はデジタル処理による波形等化を行うデジタルフィルタを含み、
前記周波数特性は、前記デジタルフィルタからのタップゲイン情報に基づいて取得されることを特徴とする、請求項1に記載の情報再生装置。 - 前記周波数特性取得部は、フーリエ変換器と、デジタル処理による波形等化を行うデジタルフィルタとを含み、
前記周波数特性は、前記デジタルフーリエ変換器からの高調波成分と、前記デジタルフィルタからのタップゲイン情報とに基づいて取得されることを特徴とする、請求項1に記載の情報再生装置。 - 前記媒体ノイズ比率推測部は、符号系列ごとの分散量の差または比から媒体ノイズ比率を推測することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の情報再生装置。
- 媒体に記録された情報の再生を行う情報再生装置であって、
媒体から読み出したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器と、
前記デジタル信号の周波数特性を取得する周波数特性取得部と、
符号系列ごとの分散量の差から前記媒体のノイズ比率を推測する媒体ノイズ比率推測部と、
前記周波数特性と前記ノイズ比率とから、波形等化を行うための波形等化情報を取得するためのテーブル情報が記憶された記憶部と、
を備えたことを特徴とする、情報再生装置。 - 前記周波数特性取得部はデジタルフーリエ変換器を含み、
前記周波数特性は、前記デジタルフーリエ変換器からの高調波成分に基づいて取得されることを特徴とする、請求項6に記載の情報再生装置。 - 前記周波数特性取得部はデジタル処理による波形等化を行うデジタルフィルタを含み、
前記周波数特性は、前記デジタルフィルタからのタップゲイン情報に基づいて取得されることを特徴とする、請求項6に記載の情報再生装置。 - 前記周波数特性取得部は、フーリエ変換器とデジタル処理による波形等化を行うデジタルフィルタとを含み、
前記周波数特性は、前記デジタルフーリエ変換器からの高調波成分と、前記デジタルフィルタからのタップゲイン情報とに基づいて取得されることを特徴とする、請求項6に記載の情報再生装置。 - 前記媒体ノイズ比率推測部は、符号系列ごとの分散量の差または比から媒体ノイズ比率を推測することを特徴とする、請求項6〜9のいずれかに記載の情報再生装置。
- 媒体に記録された情報の再生を行う情報再生方法であって、
媒体から読み出したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換工程と、
前記デジタル信号の周波数特性を取得する周波数特性取得工程と、
符号系列ごとの分散量の差から前記媒体のノイズ比率を推測する媒体ノイズ比率推測工程と、
前記周波数特性と前記ノイズ比率に基づいて最適な等化検出方式を決定する決定工程と、
を含むことを特徴とする、情報再生方法。 - さらに、前記周波数特性および前記ノイズ比率と、波形等化を行うための波形等化情報との関係を示すテーブルを生成する工程を含み、
前記波形等化工程において、前記テーブルから波形等化情報を推測することを特徴とする、請求項11に記載の情報再生方法。 - 前記媒体ノイズ比率推測工程において、符号系列ごとの分散量の差または比から媒体ノイズ比率を推測することを特徴とする、請求項11または12に記載の情報再生方法。
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