JP4976436B2 - 油圧式ダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、構造物等に取り付けられ、地震などによる構造物の揺れを制震するための油圧式ダンパに関するものである。
従来、地震や風などにより構造物が振動した際の制震性を高める為、ブレース等に油圧式ダンパが用いられる場合がある。油圧式ダンパは、流体抵抗を利用し、構造物の揺れを抑える効果を有する。このような油圧式ダンパは、構造物の固有振動数に応じて減衰係数が設定される。したがって、油圧式ダンパに設けられた油圧弁をこの減衰特性が得られるように調整して組み立てられる。
しかし、油圧式ダンパを実際に構造物に取り付けた後、さらに油圧弁の減衰特性を調整する必要がある場合がある。油圧弁が油圧式ダンパの外部に取り付けられている場合には、この調整は容易である。しかし、油圧式ダンパの小型化により、減衰機能を発揮する油圧弁が油圧式ダンパの内部に設けられる場合がある。このような場合には、油圧式ダンパを一度取り外して内部の油圧弁を調整する必要がある。したがって、極めて作業性が悪く、油圧式ダンパを設置した状態で容易に油圧弁の調整を行うことが可能な油圧式ダンパが望まれている。
このような、外部から内部に設けられた調圧部の調整が可能な油圧式ダンパとして、特許文献1には、例えば、ピストンに設けられ互いに逆向きに配置され一対の調圧部を、それぞれシリンダの両側に調整用の孔を設けた油圧式ダンパがある(特許文献1)。
さらに、同じ特許文献1には、ポペット弁を用い、一つの調圧弁で油圧式ダンパの双方向への減衰特性を得る方法がある。また、同様に複数のチェック弁と調圧用の油圧弁とを組み合わせ、一つの調圧弁で油圧式ダンパの双方向への減衰特性を得る方法がある。このような方法は、油圧弁の調圧を一か所行うことで、双方向への油圧式ダンパの移動に対する調圧を行うことができる。
特開2006−194372号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような、シリンダの両側に調整用の孔が設けられた油圧式ダンパでは、両方向の油圧式ダンパの減衰特性をそれぞれ調整が可能であり、油圧式ダンパの動作側(ピストンロッド突出側)は、比較的調整作業は容易であるが、油圧式ダンパの取り付け側(構造物接合側)は、ジョイント等に孔をあける必要があり、製造が困難である。また、構造物との接合側は狭く、こちら側に調整用の孔を設けても、結局油圧式ダンパを取り外して調整する必要があり、作業性が悪いという問題がある。
また、一つの調圧弁で油圧式ダンパの双方向への減衰特性を得る方法では、油圧式ダンパは、複雑な流路の形成を必要とし、特殊な弁を用いる必要がある。さらに、このような構造は、通常、双方向それぞれの減衰特性を別々に調整ができない場合が多い。このため、調整が容易ではなく、また油圧式ダンパの加工性などの製造面やコストの面で、より簡易な油圧式ダンパ用の油圧弁が望まれている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、簡易な構造で、外部より容易に減衰特性の調整が可能な油圧式ダンパを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するための第1の発明は、シリンダと、前記シリンダ内に移動可能に設けられたピストンと、前記ピストンに設けられるロッドと、前記ピストンに設けられ、前記ピストンにより区分される2つの圧力室を結ぶ流路に設けられる一対の油圧弁と、を具備し、一対の前記油圧弁が互いに方向を逆転して設けられ、前記油圧弁は圧力調整機構を有し、前記シリンダの、前記シリンダに対して前記ロッドが突出する側の平面部に、一対の前記油圧弁それぞれの圧力調整が可能な孔が設けられた油圧式ダンパであって、前記油圧弁は、筒状のスリーブと前記スリーブ内に設けられる弁体と前記弁体と対向する弁体押さえ部材と、前記弁体を前記弁体押さえ部材に押し付けるばねと、前記ばねを押さえるばね押さえ部材と、を有し、一対の前記油圧弁のうち、一方の前記油圧弁は、少なくとも前記弁体押さえ部材の軸方向の位置を調整可能である第1の油圧弁であり、他方の前記油圧弁は、少なくとも前記ばね押さえ部材の軸方向の位置を調整可能である第2の油圧弁であり、前記第1の油圧弁は、前記第1の油圧弁の前記弁体押さえ部材側が対応する前記孔側に配置され、前記第2の油圧弁は、前記第2の油圧弁の前記ばね押さえ部材側が対応する前記孔側に配置され、前記シリンダの円筒部には、前記第1の油圧弁の前記弁体押さえ部材の位置を固定可能な弁体押さえ部材固定孔と、前記第2の油圧弁の前記ばね押さえ部材の位置を固定可能なばね押さえ部材固定孔と、形成され、前記弁体押さえ部材および前記ばね押さえ部材には、それぞれ、前記スリーブに対して位置を固定可能なねじ部材が設けられることを特徴とする油圧式ダンパである。
ここで、「前記シリンダの、前記シリンダに対して前記ロッドが突出する側」とは、ロッドがシリンダに対して動作し、油圧式ダンパの外部に対して、ロッドが動作する側をいう。したがって、油圧式ダンパを固定した場合、シリンダに対するロッドの動作が外部から視認可能であり、実際にロッドがシリンダから突出する(または押し戻される)側をいう。また、「平面部」とは、円筒状のシリンダの円筒部以外の端面であって、ロッドなどの突出物がない部位をいう。すなわち、シリンダ端面のロッド等を除くドーナツ状の部位をいう。
前記弁体先端部は平坦部を有し、前記弁体押さえ部材と前記弁体とが面接触可能であってもよい。この場合、前記平坦部には、摺動部材が設けられることが望ましく、または前記平坦部には、表面処理が施されることが望ましい。また、前記油圧弁は、調圧弁またはリリーフ弁であってもよい。
第1の発明の油圧式ダンパによれば、油圧式ダンパの調圧を行う油圧弁が互いに方向を逆転して設けられるため、油圧式ダンパの往復動作のそれぞれに対して各油圧弁が減衰機能を発揮することができる。このため、極めて構造がシンプルであり、複雑な流路の加工等が不要である。
また、各油圧弁それぞれの調整が可能であるため、油圧式ダンパの押し引き両方の減衰特性をそれぞれ調整することが可能である。したがって、非常に細かな調整が可能である。
また、シリンダに対してロッドが突出する側、すなわち、油圧式ダンパの構造物への取り付け側ではなく、ロッドの動作側に、一対の油圧弁の調整用の孔がそれぞれ設けられているため、いずれの方向を向いた油圧弁に対してもロッドの動作側から油圧弁の調整機構を調整することが可能である。したがって、調整用の孔の加工が容易であり、また調整作業が容易である。
また、一対の油圧弁の一方が弁体押さえ部材の位置を調整可能であり、他方の油圧弁がばね押さえ部材の位置を調整可能であれば、簡易な構造でそれぞれの油圧弁の圧力調整をシリンダの同じ方向(ロッド動作方向)から行うことができ、調整作業が容易である。
また、円筒部に弁体押さえ部材固定孔とばね押さえ部材固定孔とを設ければ、弁体押さえ部材およびばね押さえ部材が使用中にずれてしまうことを防止でき、長期にわたって安定した性能を発揮することができる。
また、弁体押さえ部材の位置調整ができる油圧弁において、弁体と弁体押さえ部材とが面接触可能であれば、圧力の調整の際に、弁体押さえ部材を回転させても、弁体が傷つくことがない。したがって、弁体の損傷やこれに伴う漏れなどが防止できる。
さらに、弁体と弁押さえ部材との間に摺動部材を設ければ、弁体押さえ部材と弁体とが相対的に回転し、調整時にばねがねじれることがない。また弁体へ傷つくことが防止できる。また、同様に、弁体先端部の平坦部に表面処理が施されれば、弁体と弁押さえ部材とが容易に摺動可能となり、同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、簡易な構造で、外部より容易に減衰特性の調整が可能な油圧式ダンパを提供することができる。
油圧式ダンパ1を示す断面図。 図1のG部拡大図で、油圧弁11a近傍を示す断面図。 油圧弁11aの調整時の動作を示す図で、(a)は圧力を弱める場合、(b)は圧力を強める場合を示す図。 油圧弁11bの調整時の動作を示す図で、(a)は圧力を弱める場合、(b)は圧力を強める場合を示す図。 摺動部材43が設けられた状態を示す図。 その他の実施形態を示す図で、(a)は弁体50を示す図、(b)は弁体60を示す図。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる油圧式ダンパ1を示す図である。油圧式ダンパ1は、主に、シリンダ3、ピストン5、ピストンロッド7a、7b、油圧弁11a、11b等から構成される。
シリンダ3は円筒状部材である。シリンダ3内にはピストン5が設けられる。ピストン5の外径はシリンダ3の内径と対応し、ピストン5はシリンダ3内を軸方向に往復移動が可能である。ピストン5の軸方向の両側には、それぞれピストンロッド7a、7bが設けられる。ピストンロッド7a、7bはシリンダ3を貫通する。ピストンロッド7a、7bとシリンダ3との間の摺動部は液密が保たれる。すなわち、シリンダ3内部は、液密が保たれる。
一方の側のピストンロッド7aは、シリンダ3の外部に突出し、ピストンロッド7aの端部には、ブレース等と接合されるジョイント13aが設けられる。シリンダ3のピストン7aが突出する側とは逆側には、ジョイント13bが設けられる。ジョイント13bは構造物等と固定される。ピストンロッド7bはジョイント13b側に配置される。すなわち、ピストンロッド7bは、外部からは見えない。
ここで、ピストンロッド7a側は、油圧式ダンパ1において、外部に動作する側である。すなわち、ピストンロッド7aがシリンダ3の端面からシリンダ3外部(油圧式ダンパ1外部)に突出動作が可能である。以後、シリンダ3のピストンロッド7a側を油圧式ダンパ1の動作側と称する。
一方、ピストンロッド7b側は、油圧式ダンパ1に対して外部には突出しない。(なお、ジョイント13b内では、ピストンロッド7bの一部がシリンダ3より突出しているが、外部より視認できず、ピストンロッド7bが油圧式ダンパ1の外部へ動作するわけではない。)すなわち、ピストンロッド7b側はシリンダ3がジョイント13bを介して構造物と接合される側である。以後、シリンダ3のピストンロッド7b側を油圧式ダンパの構造物接合側と称する。
ピストン5には、油圧弁11a、11bが設けられる。油圧弁11a、11bは、それぞれ同一の構造であるが、互いに逆向きにピストン5に設けられる。なお、ピストン11a、11bの詳細については後述する。
シリンダ3内は、ピストン5によって2つの圧力室に区画される。油圧室9aは、ピストンロッド7a側の圧力室であり、油圧室9bはピストンロッド7b側の圧力室である。油圧室9a、9bには作動油が充填されている。作動油は、油圧弁11a、11b等を介して油圧室9a、9b間を移動可能である。なお、油圧弁11aは油圧室9aから油圧室9b側への作動油の移動のみを許容し、逆方向へは作動油は流れない(図中矢印C、D)。一方、油圧弁11bは、油圧室9bから油圧室9a側への作動油の移動のみを許容し、逆方向へは作動油は流れない(図中矢印E、F)。
なお、図示は省略するが、油圧式ダンパ1にはさらにアキュムレータが設けられることが望ましい。たとえば、ピストン5で区切られた油圧室9a、9bを連通する流路をピストン5内部等に設け、絞り弁等を介してアキュムレータを設置することが望ましい。アキュムレータは作動油の熱膨張等の影響を吸収し、油圧式ダンパ1の動作を安定させるためのものである。また、大きな揺れが生じた場合に、建物に過大な荷重が加わることを抑えるため、適宜リリーフ弁により油圧室9a、9bを連通させてもよい。
次に、油圧式ダンパ1の動作について説明する。前述の通り、油圧式ダンパ1のジョイント13bは構造物等に接続される。また、ジョイント13aはブレース等に接続される。このため、通常時には、構造物とブレース等とが油圧式ダンパ1を介して接続されている。
この状態から、地震等により揺れが発生し、例えばピストンロッド7aがシリンダ3より伸びる側(図中矢印A方向)に移動しようとする力が加わると、油圧室9a内の作動油が圧縮される。油圧室9a内が所定圧力以上になると油圧弁11aが開き、油圧室9a内の作動油は、油圧室9aから油圧弁11aを通り(図中矢印C)、油圧室9bへ流出する(図中矢印D)。したがって、ピストンロッド7aは図中矢印A方向にシリンダ3より外部に伸びる側に移動する。
次に、揺れの方向が反転し、ピストンロッド7aがシリンダ3内に縮む側(図中矢印B方向)に移動しようとする力が加わると、油圧室9b内の作動油が圧縮される。油圧室9b内が所定圧力以上になると油圧弁11bが開き、油圧室9b内の作動油は、油圧室9bから油圧弁11bを通り(図中矢印E)、油圧室9aへ流出する(図中矢印F)。したがって、ピストンロッド7aは図中矢印B方向にシリンダ3内に縮む側に移動する。
作動油が油圧室9a、9b間を油圧弁11a、11bを通り移動する際、その流路抵抗等によって建物の振動が減衰する。すなわち、油圧式ダンパ1が振動エネルギーを吸収する。油圧弁11a、11bの減衰特性を、構造物に応じた所定値に調圧することで、適切な減衰性能を得ることができる。
次に、油圧弁11a等について説明する。図2は図1のG部拡大図であり、油圧弁11a近傍を示す断面図である。油圧弁11aは、主に、スリーブ21、シート23、弁体25、ばね27、ばね押さえ29等から構成される。
スリーブ21は筒状部材であり、内部にシート23、ばね押さえ29等を保持する。スリーブ21の一方の端部には弁体押さえ部材であるシート23が設けられる。シート23は、中心を貫通する流路31aが設けられた筒状部材であり、外周部に設けられた圧力調整機構であるねじ部41aでスリーブ21と螺合されている。すなわち、シート23はスリーブ21に対して回転させることで、スリーブ21の軸方向に移動可能である。
スリーブ21の他方の端部には、ばね押さえ29が設けられる。ばね押さえ29は、中心を貫通する流路31bが設けられた部材であり、外周部に設けられた圧力調整機構であるねじ部41bでスリーブ21と螺合されている。すなわち、ばね押さえ29はスリーブ21に対して回転させることで、スリーブ21の軸方向に移動可能である。ばね押さえ29は、ばね27を保持可能な凹形状を有しており、ばね27の端部が挿入されて保持される。
シート23の螺合部近傍には、スリーブ21およびピストン5に貫通する孔37aが設けられる。孔37aには固定ねじ39aが設けられる。固定ねじ39aを孔37a内で回転させることで、固定ねじ39aは、孔37a内でピストン5の径方向に移動可能である。通常使用時には、固定ねじ39aがシート23に押し付けられている。したがって、シート23がスリーブ21内で回転し、軸方向に位置がずれることが防止できる。
同様に、ばね押さえ29の螺合部近傍には、スリーブ21およびピストン5に貫通する孔37bが設けられる。孔37bには固定ねじ39bが設けられる。通常使用時には、固定ねじ39bがばね押さえ29に押し付けられている。したがって、ばね押さえ29がスリーブ21内で回転し、軸方向に位置がずれることが防止できる。
孔37aに対応するように、シリンダ3の円筒部の所定位置には孔19aが設けられる。孔19aには蓋21aが設けられる。したがって、内部の作動油が孔19aから漏れだすことはない。
シリンダ3のシート23の軸方向の対応する部位には、孔15aが設けられる。孔15aは油圧弁11aの圧力調整用の孔である。孔15aには蓋17aが設けられる。したがって、内部の作動油が孔15aから漏れだすことはない。なお、孔15aは、油圧式ダンパ1の動作側のシリンダ3の平面部に設けられる。すなわち、孔15aは油圧式ダンパ1の動作側のシリンダ3端面であって、ピストンロッド7a以外の部位に設けられる。
弁体25は、先端に円柱状の突起形状を有し、突起部には溝26が形成されている。溝26は作動油の流路となる。また、弁体25内部には弁体流路33が設けられる。弁体25の突起部はシート23の流路31aに挿入される。弁体25の突起形状以外の部位は、弁体25軸方向に対して略垂直な平面である弁体接触部35である。弁体接触部35は、対応するシート23の端面と面接触する。
弁体25とばね押さえ29との間には、ばね27が設けられる。ばね27は、弁体25をシート23に対して所定の力で押し付けるものである。弁体25がシート23に押しつけられると、弁体接触部35とシート23とが面接触する。このため、通常時には作動油の流れが遮断される。弁体25が後方(ばねが縮む側)に移動すると、シート23と弁体25との間に隙間が生じる。また、流路31b内面と溝26との間を作動油が通り、弁体流路35内を流れ、スリーブ21内を流れて流路31bから後方へ流出する。なお、弁体25の形状は問わない。また、溝26の形状や弁体の構造などは特定しない。
次に、油圧式ダンパ1(油圧弁11a、11b)の圧力調整方法について説明する。図3は、油圧弁11aについての圧力調整方法を示す図であり、図3(a)は油圧式ダンパ1の全体断面図、図3(b)、(c)はそれぞれ油圧弁11aの作動圧力を大きくする場合と小さくする場合のシート23の調整について示す図である。
油圧弁11aの動作圧力を小さくする場合には、まず、図3(b)に示すように、シリンダ3の円筒部に設けられた孔19aとピストンおよび油圧弁11aに設けられた孔37aの孔位置を合わせる。この状態で、蓋21aを外し、孔19a、37aにドライバ等を挿入し、固定ねじ39aを緩める。
次に、蓋17aを外し、孔15aからドライバ等を挿入し、シート23に設けられた係合部等によりシート23を回転させ、シート23をスリーブ21から抜け出る方向に移動させる(図中矢印H方向)。
この後、逆の作業で、固定ねじ39aによりシート23の軸方向位置を固定し、蓋17a、21aを閉じれば調整が完了する。シート23の移動に伴い、ばね27により弁体25がシート23に押し付けられる力が弱くなり、このため、弁体25はより小さな力で移動することができる。すなわち、より小さな圧力で弁体25が動作する。
一方、逆に油圧弁11aの動作圧力を大きくする場合には、同様に、図3(c)に示すように、蓋21aを外し、孔19a、37aにドライバ等を挿入し、固定ねじ39aを緩める。次に、蓋17aを外し、孔15aからドライバ等を挿入し、シート23に設けられた係合部等によりシート23を回転させ、シート23をスリーブ21内に挿入される方向に移動させる(図中矢印I方向)。固定ねじ39aによりシート23の軸方向位置を固定し、蓋17a、21aを閉じれば調整が完了する。
シート23の移動に伴い、ばね27により弁体25がシート23に押し付けられる力が強くなり、このため、弁体25はより大きな力でなければ移動しない。すなわち、より大きな圧力で弁体25が動作する。
次に、油圧弁11bの調整方法を説明する。図4は、油圧弁11bについての圧力調整方法を示す図であり、図4(a)は油圧式ダンパ1の全体断面図、図4(b)、(c)はそれぞれ油圧弁11bの動作圧力を大きくする場合と小さくする場合シート23の調整について示す図である。
油圧弁11bの動作圧力を小さくする場合には、まず、図4(b)に示すように、シリンダ3の円筒部に設けられた孔19bとピストン5および油圧弁11bに設けられた孔37bの孔位置を合わせる。この状態で、蓋21bを外し、孔19b、37bにドライバ等を挿入し、固定ねじ39bを緩める。
次に、蓋17bを外し、孔15bからドライバ等を挿入し、ばね押さえ29に設けられた係合部等によりばね押さえ29を回転させ、ばね押さえ29をスリーブ21から抜け出る方向に移動させる(図中矢印J方向)。
この後、逆の作業で、固定ねじ39bによりばね押さえ29の軸方向位置を固定し、蓋17b、21bを閉じれば調整が完了する。ばね押さえ29の移動に伴い、ばね27により弁体25がシート23に押し付けられる力が弱くなり、このため、弁体25はより小さな力で移動することができる。すなわち、より小さな圧力で弁体25が動作する。
一方、逆に油圧弁11aの動作圧力を大きくする場合には、同様に、図4(c)に示すように、蓋21bを外し、孔19b、37bにドライバ等を挿入し、固定ねじ39bを緩める。次に、蓋17bを外し、孔15bからドライバ等を挿入し、ばね押さえ29に設けられた係合部等によりばね押さえ29を回転させ、ばね押さえ29をスリーブ21内に挿入される方向に移動させる(図中矢印K方向)。固定ねじ39bによりシート23の軸方向位置を固定し、蓋17b、21bを閉じれば調整が完了する。
ばね押さえ29の移動に伴い、ばね27により弁体25がシート23に押し付けられる力が強くなり、このため、弁体25はより大きな力でなければ移動しない。すなわち、より大きな圧力で弁体25が動作する。
以上説明したように、本発明の実施形態にかかる油圧式ダンパ1によれば、油圧式ダンパ1の調圧を行う油圧弁11a、11bが互いに方向を逆転して設けられるため、油圧式ダンパ1の往復動作のそれぞれに対して各油圧弁11a、11bが減衰機能を発揮することができる。このため、極めて構造がシンプルであり、複雑な流路の加工等が不要である。
また、各油圧弁11a、11bそれぞれの調整が可能であるため、油圧式ダンパの押し引き両方の減衰特性をそれぞれ調整することが可能である。したがって、非常に細かな調整が可能である。
また、油圧式ダンパ1の動作側に、油圧弁11a、11bそれぞれの調整用の孔15a、15bがそれぞれ設けられているため、どちらの油圧弁11a、11bに対しても油圧式ダンパ1の動作側から油圧弁11a、11bを調整することが可能である。したがって、油圧式ダンパ1の構造物接合側での作業がなく、ジョイント13bへの加工がないため、調整用の孔15a、15bの加工が容易であり、また調整作業が容易である。
また、油圧弁11a、11bは、圧力調整機構であるねじ部41a、41bを有し、スリーブ21に対してシート23およびばね押さえ29の両方の位置を調整可能である。このため、それぞれの油圧弁11a、11bの圧力調整を、シリンダ3の同じ方向から行うことができ、調整作業が容易である。
また、シリンダ2の円筒部に孔19a、19bが設けられ、対応する部位のピストン5及びスリーブ21に孔37a、37bが設けられ、固定ねじ39a、39bによってそれぞれシート23、ばね押さえ29の位置を固定できる。したがってシート23およびばね押さえ29が使用中にずれてしまうことを防止でき、長期にわたって安定した性能を発揮することができる。
また、シート23と弁体25とが、弁体接触部35で面接触するため、仮にシート23を回転させた場合でも、シート23によって弁体25に傷つくことがない。したがって、弁体25の損傷やこれに伴う漏れなどが防止できる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、油圧弁11aにおいては、ばね押さえ29の位置は調整しないため、ねじ部41bや固定ねじ39bを用いずにスリーブ21と固定接合しても構わず、同様に、油圧弁11bにおいては、シート23の位置は調整しないため、ねじ部41aや固定ねじ39aを用いずにスリーブ21と固定接合しても構わない。
また、ばね押さえ29には、ばね27が挿入される凹部を設けたが、ばね27の内側に挿入される凸部を設け、凸部によってばね27を保持してもよい。また、スリーブ21を用いずに直接ピストン5内部に油圧弁を設けてもよい。
また、図5に示すように、弁体接触部35にフッ化樹脂等による摺動部材43を設けてもよい。摺動部材43を設けることで、よりシート23と弁体25との回転時の摺動が容易となり、シート23回転時に弁体25が傷つくことがない。また、摺動部材43に代えて、弁体接触部35に二硫化モリブデンの焼付処理やフッ素コーティングなどの摺動性を向上させる表面処理を行っても同様の効果を得ることができる。
また、図6に示すように、弁体の形状は各種使用できる。たとえば、図6(a)に示すように、円錐形状の先端である弁体50を有する一般的なリリーフ弁であってもよい。この場合、弁体接触部51は面接触が望ましいが、図6(a)に示すように線接触となってもよい。この場合でも、シート23のスリーブに対する位置を調整することで、油圧弁の圧力(減衰特性)を調整可能である。
また、図6(b)に示すように、特殊な弁体形状を有する油圧弁であってもよい。弁体60は、先端部に調圧部63およびリリーフ部65が設けられる。調圧部63は略円柱形状であり、溝67が設けられる。調圧部63の先端に設けられるリリーフ部65は先端に行くにつれて縮径するテーパ69を有する。弁体60の調圧部63以外の端面は軸方向に対して略垂直な平面である弁体接触部61を有する。すなわち、弁体60とシート23とは面接触する。
弁体60が押し戻されると、弁体60とシート23との接触が離れ、さらに調圧部63と流路31aとの間の作動油の流れにより揺れが減衰する。すなわち、調圧部63が流路31a内に挿入される間は、溝67と流路31a内面との間を作動油が流れる。更に弁体60が押し戻され、調圧部63が流路31aより抜けると、テーパ69と流路31aとの間を作動油が流れる。したがって、弁体60は、調圧部63およびリリーフ部65の2段階の減衰特性を得ることが可能となる。この場合でも、シート23の位置を調整することで、油圧弁の圧力(減衰特性)を調整可能である。
1………油圧式ダンパ
3………シリンダ
5………ピストン
7a、7b………ピストンロッド
9a、9b………油圧室
11a、11b………油圧弁
13a、13b………ジョイント
15a、15b………孔
17a、17b………蓋
19a、19b………孔
21a、21b………蓋
23………シート
25、50、60………弁体
26………溝
27………ばね
29………ばね押さえ
31a、31b………流路
33………弁体流路
35、51、61………弁体接触部
37a、37b………孔
39a、39b………固定ねじ
41a、41b………ねじ部
43………摺動部材
63………調圧部
65………リリーフ部
67………溝
69………テーパ

Claims (5)

  1. シリンダと、
    前記シリンダ内に移動可能に設けられたピストンと、
    前記ピストンに設けられるロッドと、
    前記ピストンに設けられ、前記ピストンにより区分される2つの圧力室を結ぶ流路に設けられる一対の油圧弁と、
    を具備し、
    一対の前記油圧弁が互いに方向を逆転して設けられ、
    前記油圧弁は圧力調整機構を有し、
    前記シリンダの、前記シリンダに対して前記ロッドが突出する側の平面部に、一対の前記油圧弁それぞれの圧力調整が可能な孔が設けられた油圧式ダンパであって、
    前記油圧弁は、
    筒状のスリーブと
    前記スリーブ内に設けられる弁体と
    前記弁体と対向する弁体押さえ部材と、
    前記弁体を前記弁体押さえ部材に押し付けるばねと、
    前記ばねを押さえるばね押さえ部材と、
    を有し、
    一対の前記油圧弁のうち、一方の前記油圧弁は、少なくとも前記弁体押さえ部材の軸方向の位置を調整可能である第1の油圧弁であり、
    他方の前記油圧弁は、少なくとも前記ばね押さえ部材の軸方向の位置を調整可能である第2の油圧弁であり、
    前記第1の油圧弁は、前記第1の油圧弁の前記弁体押さえ部材側が対応する前記孔側に配置され、
    前記第2の油圧弁は、前記第2の油圧弁の前記ばね押さえ部材側が対応する前記孔側に配置され、
    前記シリンダの円筒部には、
    前記第1の油圧弁の前記弁体押さえ部材の位置を固定可能な弁体押さえ部材固定孔と、
    前記第2の油圧弁の前記ばね押さえ部材の位置を固定可能なばね押さえ部材固定孔と、
    が形成され、前記弁体押さえ部材および前記ばね押さえ部材には、それぞれ、前記スリーブに対して位置を固定可能なねじ部材が設けられることを特徴とする油圧式ダンパ。
  2. 前記弁体の先端部は平坦部を有し、前記弁体押さえ部材と前記弁体とが面接触可能であることを特徴とする請求項1に記載の油圧式ダンパ。
  3. 前記平坦部には、摺動部材が設けられることを特徴とする請求項2記載の油圧式ダンパ。
  4. 前記平坦部には、表面処理が施されることを特徴とする請求項2記載の油圧式ダンパ。
  5. 前記油圧弁は、調圧弁またはリリーフ弁であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の油圧式ダンパ。
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