JP4973364B2 - 成形品およびその製造方法 - Google Patents
成形品およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4973364B2 JP4973364B2 JP2007195506A JP2007195506A JP4973364B2 JP 4973364 B2 JP4973364 B2 JP 4973364B2 JP 2007195506 A JP2007195506 A JP 2007195506A JP 2007195506 A JP2007195506 A JP 2007195506A JP 4973364 B2 JP4973364 B2 JP 4973364B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded article
- thermoplastic resin
- composite material
- reinforced composite
- article according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
ここで、式中Rは、CnH2n(nは、2乃至10の整数)で表される直鎖または分岐構造をもつアルキレン基、あるいは、C2nH4nOn(nは、1以上の整数)で表される直鎖アルキレンオキシド。
最大含浸厚みhは、図1に示すように、熱可塑性樹脂(A)の層中に位置する強化繊維2のうちで、熱可塑性樹脂部材(II)に最も近い位置にある強化繊維2aと熱可塑性樹脂部材(II)から最も離れた位置にある強化繊維2bとの間の距離をもって定義される。最大含浸厚みhは、成形品から熱可塑性樹脂(A)を含む断面部分を5mm×5mmの大きさで切り出して試験片を作成し、得られた断面を光学顕微鏡にて画像撮影し、得られた画像より最大含浸厚みhを計測して求めた。画像撮影の倍率は、300倍とする。なお、光学顕微鏡に代えて、走査型電子顕微鏡(SEM)または透過型電子顕微鏡(TEM)を用いることも出来る。熱可塑性樹脂(A)が明確に観察出来ない場合は、観察のコントラストを強調するために、必要に応じ、染色しても良い。
熱可塑性樹脂(A)の最小厚みtは、図1に示すように、熱可塑性樹脂部材(II)と繊維強化複合材料(I)との間に存在する熱可塑性樹脂(A)の厚みのうちの最小の厚みとして定義される。最小厚みtは、成形品から熱可塑性樹脂(A)を含む断面部分を5mm×5mmの大きさで切り出して試験片を作成し、得られた断面を光学顕微鏡にて画像撮影し、得られた画像より最小厚みtを計測して求める。画像撮影の倍率は、300倍とする。なお、光学顕微鏡に代えて、走査型電子顕微鏡(SEM)または透過型電子顕微鏡(TEM)を用いることも出来る。熱可塑性樹脂(A)が明確に観察出来ない場合は、観察のコントラストを強調するために、必要に応じ、染色しても良い。
熱可塑性樹脂(A)の引張破断強度は、原則として、ISO527に規定されているサイズの試験片を成形品1から切り出し、規定に基づいて測定する。成形品1から規定サイズの試験片が取得でない場合は、別途、熱可塑性樹脂(A)を用いて、幅5mm、長さ20mmのフィルムを作成し、このフィルムを試験片として用いても良い。
熱可塑性樹脂(A)の引張破断伸度は、原則として、ISO527に規定されているサイズの試験片を成形品1から切り出し、規定に基づいて測定する。成形品1から規定サイズの試験片が取得でない場合は、別途、熱可塑性樹脂(A)を用いて、幅5mm、長さ20mmのフィルムを作成し、このフィルムを試験片として用いても良い。
繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂部材(II)との接合部5の衝撃接着強さは、成形品1から、図2に示すような繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂部材(II)とが接合一体化した部分を切り出し、ISO9653の規定に準拠して測定する。
繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂部材(II)との接着強度は、成形品1から、図3に示すような繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂部材(II)とが接合一体化した部分を試験片31として切り出し、原則として、ISO4587の規定に準拠して測定する。
繊維強化複合材料(I)の衝撃強度(ノッチ付きIzod衝撃強度)は、原則として、ASTMD256の規定に準拠して測定する。ただし、成形品1から取得される試験片の大きさが足りない場合は、可能な範囲で、幅、厚み、長さが大きく取れる成形品1の部位より試験片を切り出して、測定を行う。
熱可塑性樹脂部材(II)の衝撃強度(ノッチ付きIzod衝撃強度)は、原則として、ASTMD256の規定に準拠して測定する。ただし、成形品1から取得される試験片の大きさが足りない場合は、可能な範囲で、幅、厚み、長さが大きく取れる成形品1の部位より試験片を切り出して、測定を行う。なお、熱可塑性樹脂部材(II)の材料が特定出来ている場合は、別途、その材料を用いて、ASTMD256に規定されているサイズの試験片を成形して、それを用いて測定することが好ましい。
ポリエステル樹脂のガラス転移温度Tgは、ISO11357−2に記載の方法に基づき測定する。後述する実施例においては、示差走査熱量計として、Pyris 1 DSC(パーキンエルマー・インスツルメント社製示差走査熱量計)を用いて測定した。昇温速度は、10℃/分とし、DSC曲線が階段状変化を示す部分の中間点をガラス転移温度Tgとした。混合物などでTgが複数観測される場合は、最も低いガラス転移温度Tgをその組成物のガラス転移温度Tgとして採用した。
ポリエステル樹脂の融点Tmは、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定する。後述の実施例においては、容量50μlの密閉型サンプル容器に、1mg乃至5mgの試料を詰め、昇温速度10℃/分で30℃の温度から350℃の温度まで昇温し、融点Tmを測定した。示差走査熱量計として、Pyris 1 DSC(パーキンエルマー・インスツルメント社製示差走査熱量計)を用いた。混合物などで融点Tmが複数観測される場合は、最も高い融点Tmをその組成物の融Tm点として採用した。
ポリエステル樹脂の溶融粘度η1の測定は、動的粘弾性測定装置を使用し、直径20mmのパラレルプレートを用い、平行平板間の距離1.0mm、測定周波数0.5Hz、発生トルク0.005Jの条件下で、所定の温度(温度(Tm+10)℃)において、ポリエステル樹脂成分の粘弾性測定を行い、溶融粘度η1を読み取る。後述の実施例においては、ポリエステル樹脂成分3gを用い、動的粘弾性測定装置として、ティー・エイ・インスツルメント社製動的粘弾性測定装置ARESを用いて測定した。
ポリエステル樹脂の溶融粘度η2の測定は、動的粘弾性測定装置を使用し、直径20mmのパラレルプレートを用い、平行平板間の距離1.0mm、測定周波数0.5Hz、発生トルク0.005Jの条件下で、所定の温度(250℃)において、ポリエステル樹脂成分の粘弾性測定を行い、溶融粘度η2を読み取る。後述の実施例においては、ポリエステル樹脂成分3gを用い、動的粘弾性測定装置として、ティー・エイ・インスツルメント社製動的粘弾性測定装置ARESを用いて測定した。
ポリエステル樹脂の数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)などの一般的な測定手段で測定する。ここで、ポリエステル樹脂が2種以上の混合物である場合など、数平均分子量の異なる、すなわち、数平均分子量の分布が2分布ある場合などは、ポリエステル樹脂の強度を評価する観点から、そのうちで最も低い数平均分子量の値を、当該ポリエステル樹脂の数平均分子量として取り扱うこととする。後述の実施例においては、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)として、WATERS社製GPC−244を用いた。
引裂強度は、原則として、ISO6383−1の規定に準拠して測定する。ただし、繊維強化複合材料(I)から取得される耐衝撃層の試験片の大きさが足りない場合は、可能な範囲で、幅、厚み、長さが大きく取れる繊維強化複合材料(I)の耐衝撃層部位より試験片を切り出して、測定を行う。なお、耐衝撃層の材料が特定出来ている場合は、別途、その材料を用いて、ISO6383−1に規定されているサイズの試験片を成形して、それを用いて測定することが好ましい。
繊維強化複合材料(I)から切り出した1辺の長さが30mm乃至100mmの正方形の試験片を用いて、その4辺を、5mm乃至20mmの範囲で、可能な限り広いクランプ幅で、拘束し、試験片が移動しないように支持する。試験片の片方の表面の中心部に、直径16mmの半球状の先端を有する重さ5kgの鋼製のストライカを、高さ75cmから落下させ、衝撃を与えた後に、試験片に貫通孔が開くか否かを確認する。後述の実施例では、30mm×30mmの大きさの試験片を、4辺ともに5mmの拘束幅で固定して、貫通テストを行った。
電波透過性は、アドバンテスト法に基づき測定する。携帯電話筐体から正方形の平板を切出して試験片とする。試験片の大きさは、可能な限り大きくとることが好ましい。試験片の大きさは、小さくても20mm×20mmであることが好ましい。試験片の大きさが確保できない場合、該当する材質部分を切り出して、厚みをフレーム部材と同厚みになるよう熱プレス成形などで再成形してから測定に供しても良い。熱などで変性してしまう、あるいは再成形が不可能な場合は、該当材料の組成を分析し、同等組成の材料を試験片形状に成形して測定に供しても良い。
成形体1(携帯電話筐体61)より繊維強化複合材料(I)を切り出す。その際、リブ部、ヒンジ部、凹凸形状が付与されている部位は極力避け、これらの部位を含む場合は、これらの部位切削除去して試験に供する。試験片の切り出し方向は、少なくとも異なる角度2方向から切り出したものを試験片とする。好ましくは3方向、更に好ましくは4方向である。試験片それぞれの角度は、2方向切り出しの場合はそれぞれが90°異なり、3方向切り出しの場合はそれぞれが60°異なり、4方向切り出しの場合はそれぞれが45°異なるのが好ましい。
(1)使用原料:
(a)エポキシ樹脂
“エピコート(登録商標)”828、“エピコート(登録商標)”834、 “エピコート(登録商標)”1001(以上、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ジャパンエポキシレジン(株)製)、“エピコート(登録商標)”154(以上、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ジャパンエポキシレジン(株)製)。
DICY7(ジシアンジアミド、ジャパンエポキシレジン(株)製)。
3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウレア。
“ビニレック(登録商標)”K(ポリビニルフォルマール、チッソ(株)製)。
“トレカ(登録商標)”T700SC−12K−50C(引張強度4,900MPa、引張弾性率235GPa、繊維比重1.80)(東レ(株)製)。
以下に示す原料を、以下に示す組成比および手順で、ニーダーで混合し、ポリビニルホルマールが均一に溶解したエポキシ樹脂組成物を得た。
“エピコート(登録商標)”828:(20)
“エピコート(登録商標)”834:(20)
“エピコート(登録商標)”1001:(25)
“エピコート(登録商標)”154:(35)
DICY7:(4)
3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウレア:(5)
“ビニレック(登録商標)”K:(5)
(b)手順
(b1)各エポキシ樹脂原料とポリビニルフォルマールとを150℃乃至190℃に加熱しながら、1時間乃至3時間攪拌し、ポリビニルフォルマールを均一に溶解した。
前記エポキシ樹脂組成物をリバースロールコータを用いて離型紙上に塗布して樹脂フィルムを作製した。樹脂フィルムの単位面積あたりのエポキシ樹脂組成物の塗布量は、31g/m2とした。
(1)熱可塑性樹脂(A)の調整:
共重合ポリエステル樹脂(東レデュポン(株)製“ハイトレル”(登録商標)2551、融点164℃)と共重合ポリエステル樹脂(東レ(株)製“ケミット”(登録商標)R248、融点113℃)とを、JSW製TEX−30α型二軸押し出し機(スクリュー直径30mm、ダイス直径5mm、バレル温度200℃、回転数150rpm)を用いて、これらを十分混練した状態で、ガット状に、連続的に押し出し、これを冷却後、カッターで5mm長に切断して、ポリエステル樹脂を得た。このポリエステル樹脂を、温度200℃、圧力50MPaでプレス成形し、厚さ60μmのフィルムを得た。
上に準備した一方向炭素繊維プリプレグを、所定の大きさ(300mm×300mm)のサイズにカットし、一辺に沿った方向を0°方向として、繊維方向が、下から上に向かい、0°、90°、0°・・・・0°、90°、0°となるように、15枚のプリプレグを積層した。この積層体は、繊維強化複合材料(I)の形成に用いられる。最後に、積層したプリプレグの上から、上記(1)で作製した熱可塑性樹脂(A)のフィルムをプリプレグ積層体と同様の大きさにカットしたものを1枚重ねて積層した。
上記(2)で得られた熱可塑性樹脂(A)と繊維強化複合材料(I)との積層体を所定の大きさ(繊維強化複合材料(I)の最表層の繊維方向が0°の方向を280mm、最表層の繊維方向が90°の方向を210mmとする長方形)にカットした後、射出成形のインサート金型内にセットした。このとき、熱可塑性樹脂(A)が接着面に来るよう配置した。
(1)熱可塑性樹脂(A)の調整:
共重合ポリエステル樹脂(東レ(株)製“ケミット”(登録商標)Q1500、融点170℃)を、温度200℃、圧力50MPaでプレス成形し、厚さ60μmのフィルムを得た。
上記(1)で作製した熱可塑性樹脂(A)のフィルムを用いた以外は、実施例1と同様にして、繊維強化複合材料(I)、ならびに、熱可塑性樹脂(A)と繊維強化複合材料(I)との積層体を得た。
上記(2)で得られた繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂(A)との積層体を用いた以外は、実施例1と同様にして、図4に示すようなパーソナルコンピュータ筐体用成形品41を製造した。この成形品41の繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂部材(II)とが一体化した部分から、衝撃接着強さおよび接着強度の測定用試験片を切り出した。測定結果は、表2に示される。
(1)熱可塑性樹脂(A)の調整:
実施例1と同様にして、熱可塑性樹脂(A)を調整した。
実施例1と同様の方法で、繊維強化複合材料(I)、ならびに、熱可塑性樹脂(A)と繊維強化複合材料(I)との積層体を得た。
熱可塑性樹脂部材(II)として、ガラス繊維/ポリカーボネート樹脂(日本GEP(株)製、レキサン3414R。ガラス繊維40重量%、ノッチ付きIzod衝撃強度215J/m)のペレットを用いた以外は、実施例1と同様にして、図4に示すようなパーソナルコンピュータ筐体用成形品41を得た。この成形品41の繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂部材(II)とが一体化した部分から、衝撃接着強さおよび接着強度の評価用試験片を切り出した。測定結果は、表3に示される。
(1)熱可塑性樹脂(A)の調整:
実施例1と同様にして、熱可塑性樹脂(A)を調整した。
上に準備した一方向炭素繊維プリプレグを、所定の大きさ(300mm×300mm)のサイズにカットし、一辺に沿った方向を0°方向として、繊維方向が、下から上に向かい、0°、90°、0°・・・・0°、90°、0°となるように、15枚のプリプレグを積層した。この積層体は、繊維強化複合材料(I)の形成に用いられる。積層したプリプレグの上から、上記(1)で作製した熱可塑性樹脂(A)のフィルムをプリプレグ積層体と同様の大きさにカットしたものを1枚重ねて積層した。
上記(2)で得られた繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂(A)との積層体を用いた以外は、実施例1と同様にして、図4に示すようなパーソナルコンピュータ筐体用成形品41を製造した。この成形品41の繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂部材(II)とが一体化した部分から、衝撃接着強さおよび接着強度の測定用試験片を切り出した。また、繊維強化複合材料(I)の部分から、貫通テストの測定用試験片を切り出した。測定結果は、表4に示される。
(比較例1) (1)熱可塑性樹脂(A)の調整:
実施例1と同様にして熱可塑性樹脂(A)を調整した。
実施例1と同様の方法で、繊維強化複合材料(I)、ならびに、熱可塑性樹脂(A)と繊維強化複合材料(I)との積層体を得た。
熱可塑性樹脂部材(II)として、GF/ポリカーボネート樹脂(日本GEP(株)製、レキサン3412R。GF20重量%、ノッチ付きIzod衝撃強度100J/m)ペレットを用いた以外は、実施例1と同様にして、図4に示すようなパーソナルコンピュータ筐体用成形品を得た。この成形品の繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂部材(II)とが一体化した部分から、衝撃接着強さおよび接着強度の評価用試験片を切り出した。測定結果は、表5に示される。
(1)熱可塑性樹脂(A)の調整:
実施例1と同様にして熱可塑性樹脂(A)を調整した。
上に準備した一方向炭素繊維プリプレグを、所定の大きさ(300mm×300mm)のサイズにカットし、一辺に沿った方向を0°方向として、繊維方向が、下から上に向かい、0°、90°、0°・・・・0°、90°、0°となるように、15枚のプリプレグを積層した。この積層体は、繊維強化複合材料(I)の形成に用いられる。次に、プレス金型に、該プリプレグ積層体をセットし、1MPaの圧力をかけながら、160℃の温度で30分間加熱硬化させた後、その硬化板に上記(1)で作成した熱可塑性樹脂(A)を積層し、160℃の温度で1分間プレス成形して繊維強化複合材料(I)を得た。
上記(2)で得られた繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂(A)との積層体を用いた以外は、実施例1と同様にして、図4に示すようなパーソナルコンピュータ筐体用成形品を製造した。この成形品の繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂部材(II)とが一体化した部分から、衝撃接着強さおよび接着強度の測定用試験片を切り出した。測定結果は、表6に示される。
(1)熱可塑性樹脂(A)の調整:
共重合ポリエステル樹脂(東レ(株)製“ケミット”(登録商標)R99、融点75℃)を、温度120℃、圧力50MPaでプレス成形し、厚さ60μmのフィルムを得た。
上記(1)で作製した熱可塑性樹脂(A)のフィルムを用いた以外は、実施例1と同様にして、繊維強化複合材料(I)、ならびに、熱可塑性樹脂(A)と繊維強化複合材料(I)との積層体を得た。
上記(2)で得られた繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂(A)との積層体を用いた以外は、実施例1と同様にして、図4に示すようなパーソナルコンピュータ筐体用成形品41を製造した。この成形品41の繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂部材(II)とが一体化した部分から、衝撃接着強さおよび接着強度の測定用試験片を切り出した。測定結果は、表7に示される。
(1)熱可塑性樹脂(A)の調整:
共重合ポリエステル樹脂(東レ(株)製“ケミット”(登録商標)K1089、融点135℃)と共重合ポリエステル樹脂(東レ(株)製“ケミット”(登録商標)R248、融点113℃)とを、JSW製TEX−30α型二軸押し出し機(スクリュー直径30mm、ダイス直径5mm、バレル温度200℃、回転数150rpm)を用いて、これらを十分混練した状態で、ガット状に、連続的に押し出し、これを冷却後、カッターで5mm長に切断して、ポリエステル樹脂を得た。このポリエステル樹脂を、温度200℃、圧力50MPaでプレス成形し、厚さ60μmのフィルムを得た。
上記(1)で作製した熱可塑性樹脂(A)のフィルムを用いた以外は、実施例1と同様にして、繊維強化複合材料(I)、ならびに、熱可塑性樹脂(A)と繊維強化複合材料(I)との積層体を得た。
上記(2)で得られた繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂(A)との積層体を用いた以外は、実施例1と同様にして、図4に示すようなパーソナルコンピュータ筐体用成形品41を製造した。この成形品41の繊維強化複合材料(I)と熱可塑性樹脂部材(II)とが一体化した部分から、衝撃接着強さおよび接着強度の測定用試験片を切り出した。測定結果は、表8に示される。
(1)熱可塑性樹脂(A)の調整:
共重合ポリエステル樹脂(東レデュポン(株)製“ハイトレル”(登録商標)2551、融点164℃)と共重合ポリエステル樹脂(東レ(株)製“ケミット”(登録商標)R248、融点113℃)とを、JSW製TEX−30α型ニ軸押し出し機(スクリュー直径30mm、ダイス直径5mm、バレル温度200℃、回転数150rpm)を用いて、これらを十分混練した状態で、ガット状に、連続的に押し出し、これを冷却後、カッターで5mm長に切断して、ポリエステル樹脂を得た。このポリエステル樹脂を、温度200℃、圧力50MPaでプレス成形し、フィルムを得た。
上に準備した一方向炭素繊維プリプレグを、所定の大きさ(300mm×300mm)のサイズにカットし、一辺に沿った方向を0°方向として、繊維方向が上から下に向かい、0°、90°、0となるように、3枚のプリプレグを積層した。最後に、積層したプリプレグの上から、上記(1)で作製した熱可塑性樹脂(A)のフィルムをプリプレグ積層体と同様の大きさにカットしたものを1枚重ねて積層した。
上記(2)で得られた繊維強化複合材料(I)を所定の大きさにカットした後、射出成形のインサート金型内にセットした。このとき、繊維強化複合材料(I)の熱可塑性樹脂(A)(熱接着用基材)の面が、接着面に位置するように配置した。熱可塑性樹脂部材(フレーム部分)(II)として、ポリカーボネート樹脂(日本GEP(株)製、レキサン141R)ペレットを射出成形して、繊維強化複合材料(I)と一体化させ、図6および7に示すような携帯電話筐体61を製造した。この携帯電話筐体61の種々の特性値の測定結果は、表9に示される。
(1)熱可塑性樹脂(A)の調整:
実施例2の(1)と同様にして、フィルムを得た。
実施例2の(2)と同様にして、繊維強化複合材料(I)を得た。
熱可塑性樹脂部材(フレーム部分)(II)として、ガラス繊維/ポリカーボネート樹脂(日本GEP(株)製、レキサン3414R、ガラス繊維40重量%)のペレットを用いた以外は、実施例2と同様にして、図6および7に示すような携帯電話筐体61を製造した。この携帯電話筐体61の種々の特性値の測定結果は、表10に示される。
(1)繊維強化複合材料(I)の作成:
熱可塑性樹脂(A)を使用しなかったことと、一方向炭素繊維プリプレグを所定の大きさ(300mm×300mm)のサイズにカットし、一辺に沿った方向を0°方向として、繊維方向が上から下に向かい、0°、90°、0、90°、0°90°、0°、90°、0°となるように、9枚のプリプレグを積層した以外は、実施例2の(2)と同様にして、繊維強化複合材料(I)を得た。
熱可塑性樹脂部材(フレーム部分)(II)として、GF/ポリカーボネート樹脂(日本GEP(株)製、レキサン3412R、GF20重量%)ペレットを予めフレーム形状に射出成形しておき、上記(1)で得られた繊維強化複合材料(I)とフレーム部分(II)とを、1液型エポキシ接着剤(住友スリーエム(株)製、EW2070)を用いて接合し、図6および7に示すような携帯電話筐体を製造した。この携帯電話筐体の種々の特性値の測定結果は、表11に示される。
(1)繊維強化複合材料(I)の作成:
熱可塑性樹脂(A)を使用しなかったこと以外は、実施例2の(2)と同様にして繊維強化複合材料(I)を得た。
熱可塑性樹脂部材(フレーム部分)(II)として、GF/ポリカーボネート樹脂(日本GEP(株)製、レキサン3412R。GF20重量%)ペレットを予めフレーム形状に射出成形した。このとき、繊維強化複合材料(I)との接合部分面積が120mm2となるような金型を使用して成形した。上記(1)で得られた繊維強化複合材料(I)とフレーム部分(II)とを、1液型エポキシ接着剤(住友スリーエム(株)製、EW2070)を用いて接合し、図6および7に示すような携帯電話筐体を製造した。この携帯電話筐体の種々の特性値の測定結果は、表12に示される。
2 強化繊維
2a 熱可塑性樹脂部材(II)に最も近い位置にある強化繊維
2b 熱可塑性樹脂部材(II)から最も離れた位置にある強化繊維
3 熱硬化性マトリックス樹脂
4 接合面
5 接合部
10 接着面積
21 試験片
41 パーソナルコンピュータ筐体用成形品
51 試験片
52 アルミニウム板
53 測定用試験片
61 携帯電話筐体
(I) 繊維強化複合材料
(II) 熱可塑性樹脂部材
(A) 熱可塑性樹脂
Claims (36)
- 連続した強化繊維および熱硬化性マトリックス樹脂を含む繊維強化複合材料(I)と、該繊維強化複合材料(I)の少なくとも一部の表面に、熱可塑性樹脂(A)により接合され、一体化された熱可塑性樹脂部材(II)とからなる成形品であって、前記熱可塑性樹脂(A)と前記繊維強化複合材料(I)との接合面は、前記成形品の厚み方向の断面において、凹凸形状を有し、かつ、前記熱可塑性樹脂(A)の前記繊維強化複合材料(I)への最大含浸厚みhが、10μm以上であり、前記熱可塑性樹脂(A)の引張破断強度が、25MPa以上、引張破断伸度が、200%以上であり、前記繊維強化複合材料(I)と前記熱可塑性樹脂部材(II)との接合部の衝撃接着強さが、3,000J/m2以上である成形品。
- 前記熱可塑性樹脂(A)の引張破断伸度が、350%以上である請求項1に記載の成形品。
- 前記熱可塑性樹脂部材(II)の衝撃強度が、200J/m以上である請求項1に記載の成形品。
- 前記熱可塑性樹脂部材(II)の衝撃強度が、300J/m以上である請求項1に記載の成形品。
- 前記繊維強化複合材料(I)の衝撃強度が、500J/m以上である請求項1に記載の成形品。
- 前記繊維強化複合材料(I)の衝撃強度が、500J/m以上である請求項4に記載の成形品。
- 前記熱可塑性樹脂(A)の最小厚みtが、10μm乃至500μmである請求項4に記載の成形品。
- 前記熱可塑性樹脂(A)が、1種または2種以上のポリエステル樹脂からなり、該ポリエステル樹脂のうち少なくとも1種のポリエステル樹脂が、ハードセグメントに、ポリエチレンテレフタレート成分、および、ポリブチレンテレフタレート成分のうちの一方あるいは双方の成分を含み、ソフトセグメントを構成するジオール成分として、ポリテトラメチレングリコール成分を含む共重合ポリエステルである請求項1に記載の成形品。
- 前記熱可塑性樹脂(A)が、1種または2種以上のポリエステル樹脂からなり、該ポリエステル樹脂のうち少なくとも1種のポリエステル樹脂が、ハードセグメントに、ポリエチレンテレフタレート成分、および、ポリブチレンテレフタレート成分のうちの一方あるいは双方の成分を含み、ソフトセグメントを構成するジオール成分として、ポリテトラメチレングリコール成分を含む共重合ポリエステルである請求項4に記載の成形品。
- 前記ポリエステル樹脂のうち少なくとも1種のポリエステル樹脂の片末端または両末端が、第1級アミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、および、酸無水物基から選ばれた1種または2種の官能基構造を有している請求項8に記載の成形品。
- 前記ポリエステル樹脂のうち少なくとも1種のポリエステル樹脂の片末端または両末端が、第1級アミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、および、酸無水物基から選ばれた1種または2種の官能基構造を有している請求項9に記載の成形品。
- 前記ポリエステル樹脂のガラス転移温度Tgが、式0℃≦Tg≦80℃を満足している請求項8に記載の成形品。
- 前記ポリエステル樹脂のガラス転移温度Tgが、式0℃≦Tg≦80℃を満足している請求項9に記載の成形品。
- 前記ポリエステル樹脂の融点Tmが、式120℃≦Tm≦180℃を満足し、かつ、温度(Tm+10)℃における溶融粘度η1が、式500Pa・s≦η1≦2,000Pa・sを満足している請求項8に記載の成形品。
- 前記ポリエステル樹脂の融点Tmが、式120℃≦Tm≦160℃を満足し、かつ、温度(Tm+10)℃における溶融粘度η1が、式500Pa・s≦η1≦2,000Pa・sを満足している請求項9に記載の成形品。
- 前記ポリエステル樹脂の温度250℃における溶融粘度η2が、300Pa・s以下である請求項14に記載の成形品。
- 前記熱可塑性樹脂部材(II)が、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、および、熱可塑性エラストマー樹脂より選ばれた1種以上の樹脂組成物である請求項1に記載の成形品。
- 前記熱可塑性樹脂部材(II)が、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、および、熱可塑性エラストマー樹脂より選ばれた1種以上の樹脂組成物である請求項4に記載の成形品。
- 前記繊維強化複合材料(I)の少なくとも一部の表面または内部に、引裂強度が80N/mm以上である耐衝撃層を有する請求項1に記載の成形品。
- 前記熱可塑性樹脂部材(II)の少なくとも一部が、電波透過性を有する部位(III)からなる請求項1に記載の成形品。
- 前記電波透過性を有する部位(III)の電界シールド性が、0dB乃至15dBである請求項20に記載の成形品。
- 前記電波透過性を有する部位(III)が、非導電性繊維で強化された部材で形成されている請求項20に記載の成形品。
- 前記電波透過性を有する部位(III)が、含有量30重量%乃至70重量%のガラス繊維で強化された部材で形成されている請求項22に記載の成形品。
- 前記繊維強化複合材料(I)の実質厚みが、0.1mm乃至0.6mmである請求項1に記載の成形品。
- 前記繊維強化複合材料(I)における前記連続した強化繊維が、炭素繊維である請求項1に記載の成形品。
- 前記繊維強化複合材料(I)における前記連続した強化繊維が、炭素繊維である請求項4に記載の成形品。
- 前記繊維強化複合材料(I)における前記熱硬化性マトリックス樹脂が、エポキシ樹脂である請求項1に記載の成形品。
- 前記繊維強化複合材料(I)における前記熱硬化性マトリックス樹脂が、エポキシ樹脂である請求項4に記載の成形品。
- 前記成形品が、電気・電子機器、オフィスオートメーション機器、家電機器、医療機器、自動車部品、航空機部品、または、建材において用いられる成形品である請求項1に記載の成形品。
- 前記成形品が、電気・電子機器、オフィスオートメーション機器、家電機器、医療機器、自動車部品、航空機部品、または、建材において用いられる成形品である請求項4に記載の成形品。
- 前記成形品が、パーソナルコンピュータ筐体、または、携帯電話筐体において用いられる成形品である請求項29に記載の成形品。
- 前記成形品が、パーソナルコンピュータ筐体、または、携帯電話筐体において用いられる成形品である請求項30に記載の成形品。
- 前記成形品がフレーム部分を有し、かつ、該フレーム部分が、前記熱可塑性樹脂部材(II)により形成され、該フレーム部分の少なくとも一部に、電波透過性を有する部位(III)が配置されている請求項29に記載の成形品。
- 前記成形品がフレーム部分を有し、かつ、該フレーム部分が、前記熱可塑性樹脂部材(II)により形成され、該フレーム部分の少なくとも一部に、電波透過性を有する部位(III)が配置されている請求項30に記載の成形品。
- 電波透過性材料と熱可塑性樹脂とから電波透過性を有する部位(III)を成形する工程、前記繊維強化複合材料(I)と前記工程により成形された前記電波透過性を有する部位(III)とを金型内にインサートする工程、および、前記工程により前記金型内にインサートされた前記繊維強化複合材料(I)と前記電波透過性を有する部位(III)に対し、前記熱可塑性樹脂部材(II)を含む残りの部位(IV)を射出成形する工程からなる請求項20に記載の成形品の製造方法。
- 前記電波透過性を有する部位(III)における熱可塑性樹脂と、前記熱可塑性樹脂部材(II)における熱可塑性樹脂とが、同種の樹脂である請求項35に記載の成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007195506A JP4973364B2 (ja) | 2006-07-28 | 2007-07-27 | 成形品およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006206542 | 2006-07-28 | ||
JP2006206542 | 2006-07-28 | ||
JP2007195506A JP4973364B2 (ja) | 2006-07-28 | 2007-07-27 | 成形品およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008049702A JP2008049702A (ja) | 2008-03-06 |
JP4973364B2 true JP4973364B2 (ja) | 2012-07-11 |
Family
ID=39234177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007195506A Active JP4973364B2 (ja) | 2006-07-28 | 2007-07-27 | 成形品およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4973364B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5773573B2 (ja) * | 2010-03-26 | 2015-09-02 | バンドー化学株式会社 | オートテンショナ、その可動部材の製造方法 |
JP5787150B2 (ja) * | 2011-08-23 | 2015-09-30 | 三菱レイヨン株式会社 | 繊維強化熱可塑性樹脂の接合方法 |
JP5717928B2 (ja) | 2012-09-21 | 2015-05-13 | 帝人株式会社 | 複合材料の製造方法 |
EP2940065B1 (en) | 2012-12-26 | 2021-06-16 | Toray Industries, Inc. | Fiber-reinforced resin sheet, integrated molded product and process for producing same |
JP6167537B2 (ja) * | 2013-02-01 | 2017-07-26 | 東レ株式会社 | 繊維強化プラスチック成形品の製造方法および一体成形品の製造方法 |
US11826940B2 (en) | 2014-09-17 | 2023-11-28 | Mitsubishi Chemical Corporation | Production method for fiber-reinforced thermoplastic resin composite material, production method for fiber-reinforced thermoplastic resin tape, production method for press-molding material, production method for molded article, unidirectional prepreg, and molded article |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4721105B2 (ja) * | 2004-07-08 | 2011-07-13 | 東レ株式会社 | 加飾成形体およびその製造方法 |
JP2006044262A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-02-16 | Toray Ind Inc | 中空成形体およびその製造方法 |
-
2007
- 2007-07-27 JP JP2007195506A patent/JP4973364B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008049702A (ja) | 2008-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI426097B (zh) | 成形品及其製法 | |
JP4973365B2 (ja) | 携帯電話筐体 | |
JP4973364B2 (ja) | 成形品およびその製造方法 | |
KR101630219B1 (ko) | 금속 복합체의 제조 방법 및 전자기기 하우징 | |
TWI408171B (zh) | 環氧樹脂組成物、預浸漬物及纖維強化複合材料 | |
TWI595030B (zh) | 高模數纖維強化聚合物複合物及其製造方法 | |
JP2008050598A (ja) | 繊維強化複合材料および一体化成形品 | |
JP5723505B2 (ja) | 樹脂組成物、硬化物、プリプレグ、および繊維強化複合材料 | |
CN113613878B (zh) | 纤维强化塑料层叠成形体及其制造方法 | |
KR20150070103A (ko) | 강화된 상계면을 갖는 섬유 강화 고탄성률 중합체 복합물 | |
JP2006297929A (ja) | 電子機器用筐体 | |
JP2005239939A (ja) | 繊維強化樹脂複合材料 | |
KR20150102939A (ko) | 경질 상계면을 갖는 섬유 강화 중합체 복합물 | |
JPH10330513A (ja) | プリプレグ及び繊維強化複合材料 | |
WO1996002592A1 (fr) | Composition de resine epoxyde, preimpregne et materiau composite renforce par des fibres | |
JPH1143546A (ja) | クロスプリプレグおよびハニカム構造体 | |
JP2007217665A (ja) | プリプレグおよび炭素繊維強化複合材料 | |
JP4655329B2 (ja) | 一方向プリプレグおよび繊維強化複合材料 | |
JPWO2017110604A1 (ja) | 複合成形体およびその製造方法 | |
JP2008050597A (ja) | 熱接着用基材、およびそれを用いたプリフォーム | |
JP2006219513A (ja) | エポキシ樹脂組成物・プリプレグ・繊維強化複合材料 | |
JP2003277471A (ja) | エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび炭素繊維強化複合材料 | |
JP2006104403A (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JP6727104B2 (ja) | 再生セルロース/樹脂積層複合体及びその製造方法 | |
JP2003041093A (ja) | 複合材料用樹脂組成物、複合材料用中間材および複合材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100714 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120305 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120313 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120326 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4973364 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420 Year of fee payment: 3 |