JP4972795B2 - 形状記憶合金の応力調整装置 - Google Patents

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本発明は、形状記憶合金の応力調整装置に関し、特に形状記憶合金の架設時の応力調整装置に関する。
近年、様々な駆動装置の駆動源として形状記憶合金(以下、SMAとも記する)を用いることが試みられている。SMAは、チタンとニッケルの合金等に代表され、変態温度以下で変形しても、変態温度以上に加熱されると、マルテンサイト変態によって記憶された元の形状に回復する性質を持った合金である。通常、SMAはワイヤ状の形態に形成され、通電加熱制御により長さ方向に伸縮させることで、アクチュエータとしての動作をさせることができる。
このようなSMAは、その線径が数10μmと細いことから、駆動装置の小型化を図ることができ、種々の駆動装置の駆動源としての利用が検討され、その用途は拡大しつつある。
ところで、このようなSMAの温度と歪(伸び)との関係は、SMAに付与される応力によって左右され、架設時に該応力にばらつき(応力変動)が生じると駆動対象物の初期位置がずれ、駆動性能を低下させるという問題がある。この為、SMAを駆動源とする駆動装置を製造する際には、架設時のSMAに付与する応力を高い精度で所望の値に調整する必要がある。
そこで、このような課題に対応する為、初期応力の調整に関し、種々の検討がなされている。
例えば、最初に、SMAに対して張力が付与されていない状態で、SMAを結晶組織がオーステナイトとなる温度域(オーステナイト温度域)まで通電加熱することで、SMAの長さを記憶長さに調整し、架設時に生じたSMAにおける残留応力のばらつき(応力変動)を解消する。次に、SMAの両端をクランプするクランプ部材が当接する加重センサをモニタしながら、クランプ部材を引っ張り、張力を与えることで、SMAに所望の応力(基準応力)を付与するように制御する方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−162612号公報
ところで、このようなSMAは、直線記憶された形状記憶合金線であり、この場合の応力σと張力(発生力)Fとの関係は、下記(式1)で表される。ここで、Kは、SMAの断面積を示す定数とする。
σ=K・F (式1)
すなわち、応力σは、張力Fと断面積K(線径D)によって決定されるものである。しかしながら、特許文献1に記載の方法は、SMAの線径に係わらず、所定の張力を付与することで、所望の応力(基準応力)が付与されたものとしている。この為、SMAの個体差等により線径にばらつきが生じた場合、応力にばらつきが生じ、駆動対象物の初期位置がずれ、駆動性能を低下させるという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、形状記憶合金の架設時の応力を高い精度で調整することが可能な形状記憶合金の応力調整装置を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の1乃至4のいずれか1項に記載の発明によって達成される。
1.駆動対象物に架設された形状記憶合金の応力調整装置であって、
前記駆動対象物に架設された前記形状記憶合金に張力を付与する張力付与手段と、
前記駆動対象物に架設された前記形状記憶合金の張力を検出する張力検出手段と、
前記駆動対象物に架設される前記形状記憶合金の線径を検出する線径検出手段と、
前記張力付与手段の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、
前記形状記憶合金に付与すべき基準応力と前記線径検出手段によって検出された前記線径に基づき、前記形状記憶合金に付与すべき張力を算出し、
前記張力検出手段で検出される前記張力が算出した前記付与すべき張力になるように、前記張力付与手段の動作を制御することを特徴とする形状記憶合金の応力調整装置。
2.前記形状記憶合金を収容する収容手段を有し、
前記線径検出手段は、前記収容手段と前記駆動対象物との間の架設経路上に配されていることを特徴とする前記1に記載の形状記憶合金の応力調整装置。
3.前記収容手段から前記架設経路上に送り出される前記形状記憶合金の送り出し量を検知する送り出し量検知手段を有し、
前記制御手段は、
前記線径検出手段で検出された前記線径と該線径が検出された時点の前記送り出し量検知手段による前記送り出し量との対応付けを作成し、
前記形状記憶合金が前記駆動対象物に架設される時点の該形状記憶合金の線径を前記対応付けより読み出し、前記形状記憶合金に付与すべき基準応力と前記対応付けより読み出した前記線径に基づき、前記形状記憶合金に付与すべき張力を算出することを特徴とする前記2に記載の形状記憶合金の応力調整装置。
4.前記線径検出手段は、前記形状記憶合金の線径を非接触で検出することを特徴とする前記1乃至3のいずれか1項に記載の形状記憶合金の応力調整装置。
本発明によれば、SMAに付与すべき基準応力と線径検出手段によって検出された線径に基づき、SMAに付与すべき張力を算出し、張力検出手段で検出される張力が算出した付与すべき張力になるように、張力付与手段の動作を制御する構成とした。すなわち、SMAの線径に応じてSMAに付与する張力を調整することでSMAに付与すべき基準応力を調整するようにした。これにより、SMAの線径にばらつきが生じた場合においても、高い精度で所望の基準応力をSMAに付与することができ、安定した駆動性能を得ることができる。
以下図面に基づいて、本発明に係る形状記憶合金の応力調整装置(以下、単に応力調整装置とも記する)の実施の形態を説明する。尚、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
最初に、本発明における駆動対象物の一例に該当する撮像レンズユニットの構成を図1を用いて説明する。図1(a)は、撮像レンズユニット100の外観を示す平面模式図、図1(b)は、SMA10が通電されていない時の態様を示す正面模式図、図1(c)は、SMA10が通電されている時の態様を示す正面模式図である。
撮像レンズユニット100の要部は、図1(a)、図1(b)に示すように、ベース部材101、ヒンジ102、駆動レバー103、コイルばね105、板ばね106、レンズ鏡筒111、レンズ112、及びSMA10等から構成される。
SMA10は、例えば、線径が数10μm程度のワイヤ形状であり、図1(a)、図1(b)に示すように、駆動レバー103の係止部103aに引っ掛けられ、その両端がベース部材101に設けられた電極を兼ねた固定端子104a、104bにそれぞれ取り付け固定されて架設されている。
駆動レバー103は、ベース部材101に設けられたヒンジ102により、該ヒンジ102を支点として矢印P方向に回動自在に支持されている。
レンズ112を備えたレンズ鏡筒111は、該レンズ鏡筒111に設けられた2つの当接部材113a、113bで駆動レバー103の先端部103b、103cにより保持されている。レンズ鏡筒111の底部には、レンズ112によって結像された被写体光学像を光電変換し画像信号を生成する、例えば、図示しないCCD(Charge Coupled Device)やCMOSセンサ等の撮像素子が設けられている。また、レンズ鏡筒111は、その上下の面に設けられた板ばね106により平行が保たれている。
コイルばね105は、その一端が筐体のカバー107に固定され、他端がレンズ鏡筒111の上面に当接し、レンズ鏡筒111を矢印Y2方向に付勢することで、SMA10に、駆動レバー103を介して矢印X2方向に張力を付与している。一方SMA10には、架設時に矢印X1方向に所望の基準となる応力(以下、基準応力とも記する)が付与されている。そして、レンズ鏡筒111は、非動作時には、SMA10に対して付与される該基準応力とコイルばね105による張力とが釣り合う位置(初期位置)で停止している。
図1(b)の状態において、固定端子104aから固定端子104bにかけてSMA10に電流を流すと、SMA10は、自身の持つ抵抗値によってジュール熱を発生する。そして、発生した熱によりSMA10が相変態を起こし、弾性係数が比較的高い状態になり、記憶された長さの状態(元の状態)に戻ろうとして、矢印X1方向に収縮する。このとき、SMA10が縮もうとする力が、SMA10に対して駆動レバー103を介してコイルばね105が与えている所定の張力に打ち勝つ。その結果、レンズ鏡筒111が矢印Y1に向かって駆動される。図1(c)は、レンズ鏡筒111が矢印Y1方向に向かって駆動された後の状態を示している。
また図1(c)の状態で、SMA10に流していた電流を遮断すると、SMA10は放熱による冷却によって相変態を起こし、弾性係数が比較的低い状態になる。すると、SMA10に対して駆動レバー103を介してコイルばね105から所定の張力が掛かり、SMA10が伸張する状態となる。その結果、レンズ鏡筒111が矢印Y2に向かって駆動され、図1(b)の状態に戻る。このようにして、加熱冷却によるSMA10の伸縮により、レンズ鏡筒111を矢印Y1、Y2方向へ駆動させる動作を適宜繰り返すことができる。
次に、本発明の実施形態に係わる応力調整装置の構成を図2を用いて説明する。図2(a)は、応力調整装置1の概略構成を示す模式図である。
応力調整装置1は、図2(a)に示すように、供給ユニット3、線径測定ユニット5、及び架設・搬送ユニット7等から構成される。応力調整装置1は、架設・搬送ユニット7に設けられた搬送パレット702に、SMA10が架設されていない状態の撮像レンズユニット100が載置されると、供給ユニット3から供給されたSMA10を架設し、架設された該SMA10に基準応力を付与するように調整するものである。以下に、各ユニットの詳細を説明する。
供給ユニット3は、制御部301、リール302、リールモータ303、ガイドローラ304、305、306、ロードセル307、及びエンコーダ308等から構成される。
リール302は、SMA10が巻き付けられて、供給ユニット3の本体に対して回動自在に構成されている。リール302がリールモータ303により回動されることで、リール302に収容されたSMA10が送り出される。また、リール302がリールモータ303により逆方向に回動されることで、リール302にSMA10が巻き取られ、撮像レンズユニット100に架設されたSMA10に張力を付与する。このように、リール302、及びリールモータ303は、本発明における張力付与手段として機能する。また、リール302は、本発明における収容手段として機能する。
リール302から送り出されたSMA10は、ガイドローラ304、305、306の順に引っ掛けられた状態で巻き付けられ、線径測定ユニット5へ導かれる。尚、ガイドローラ305は、供給ユニット3の本体に対して上下に移動自在に構成され、SMA10に付与される張力により移動される。
ロードセル307は、本発明における張力検出手段として機能し、ガイドローラ305に当接し、SMA10に付与される張力を検出する加重センサである。
エンコーダ308は、本発明における送り出し量検知手段として機能し、リール303から送り出されるSMA10の送り出し量を検知する、例えば、光学式エンコーダである。
制御部301は、図示しない各制御プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)、演算処理や制御処理等のデータを一時的に格納するRAM(Random Access Memory)、及び制御プログラム等をROMから読み出して実行するCPU(中央演算処理装置)等から構成され、応力調整装置1で行われる各種動作を統括的に制御する。
また、制御部301は、ロードセル307で検出されたSMA10に付与された張力、及び後述の線径測定ユニット5で検出されたSMA10の線径等に基づき、リールモータ303の動作を制御し、SMA10に付与すべき基準応力を調整する。
具体的には、制御部301は、線径測定ユニット5で検出されたSMA10の線径と該線径が検出された時点のエンコーダ308によるSMA10送り出し量との対応付けを作成する。そして、SMA10が撮像レンズユニット100に架設される時点の該SMA10の線径を作成した対応付けより読み出し、読み出した該線径とロードセル307で検出されたSMA10に付与された張力に基づき、リールモータ303の動作を制御し、SMA10に付与すべき基準応力を調整する。このように、制御部301は、本発明における制御手段として機能する。尚、制御部301で行われるSMA10に付与すべき基準応力の調整フローの詳細は後述する。
線径測定ユニット5は、本発明における線径検出手段として機能し、供給ユニット3と後述の架設・搬送ユニット7との間の架設経路上に配され、供給ユニット3から送り出されたSMA10の線径を測定する。
ここで、線径測定ユニット5の概略構成を図3を用いて説明する。図3は、線径測定ユニット5の概略構成を示す模式図である。
線径測定ユニット5は、図3に示すように、レーザ光源501、平面ミラー502、ポリゴンミラー503、コリメータレンズ504、集光レンズ505、撮像素子506、増幅器507、A/D変換器508、及び画像処理部509等から構成される。
レーザ光源501より出射された光線は、平面ミラー502で反射されポリゴンミラー503へ入射する。ポリゴンミラー503に入射した光線は、高速回転するその多面ミラーにより反射され、コリメータレンズ504で平行光となり被測定物であるSMA10を走査することによりSMA10の像光を生成する。生成された像光は、集光レンズ505で集光され撮像素子506に結像する。撮像素子505に結像された像光は、画像信号に光電変換され、増幅器507で増幅された後、A/D変換器508でデジタル画像信号に変換され、画像処理部509に入力される。画像処理部509は、入力されたデジタル画像信号、及びポリゴンミラー503により走査される光線の単位時間当たりの走査長等に基づき、SMA10の線径Dを算出する。
図2(a)に戻って、架設・搬送ユニット7は、架設台701、搬送パレット702、ガイドローラ703、及び図示しない搬送パレット駆動機構等から構成される。ここで図2(b)は、架設開始位置STにおける、撮像レンズユニット100の平面模式図、図2(c)は、架設終了位置SPにおける、撮像レンズユニット100の平面模式図である。
搬送パレット702は、SMA10が架設される撮像レンズユニット100が載置される。供給ユニット3から送り出されたSMA10は、架設経路を移動し架設・搬送ユニット7に設けられたガイドローラ703を介して搬送パレット702に載置された撮像レンズユニット100に導かれる。そして、架設開始位置STで撮像レンズユニット100の固定端子104bにSMA10の一端が取り付けられて固定される(図2(b))。次に、搬送パレット702は、図示しない搬送パレット駆動機構により、時計回りに回転されながら矢印X1方向に移動され、架設終了位置SPで停止する(図2(c))。このように、搬送パレット702が回転・移動することにより、一端が固定端子104bに固定されたSMA10は、駆動レバー103の係止部103aに引っ掛けられ、他端が固定端子104aに引っ掛けられる。そしてこの状態で、SMA10に付与すべき基準応力の調整が行われた後、他端が固定端子104aに取り付け固定されて、SMA10は架設される。
次に、応力調整装置1で行われるSMA10に付与すべき基準応力の調整の流れを、図2、及び図4を用いて説明する。図4は、応力調整の流れを示すフローチャートである。
最初に、撮像レンズユニット100を架設開始位置STに位置する搬送パレット702に載置すると(ステップS1)、制御部301は、リールモータ303を駆動し、リール302に収容されているSMA10を送り出す(ステップS2)。
次に、送り出されたSMA10が供給ユニットから架設経路に導かれ線径測定ユニット5に達すると、線径測定ユニット5は、所定の間隔(所定の送り出し長さ)毎にSMA10の線径Dを順次検出をする、と同時にエンコーダ308は、線径測定ユニット5で線径Dが順次検出された時点の、SMA10送り出し量(送り出し長さ)Lを検知する(ステップS3)。そして、制御部301は、線径測定ユニット5で順次検出された線径Dとエンコーダ307で同時に検出された送り出し量(送り出し長さ)Lとの対応を示す対応付けを作成する(ステップS4)。
次にSMA10が架設・搬送ユニット7に到達すると、架設開始位置STで搬送パレット702に載置されている撮像レンズユニット100の固定端子104bにSMA10の一端が取り付けられて固定される(ステップS5)。続いて、搬送パレット702は、搬送パレット駆動機構により、時計回りに回転されながら図2中矢印X1方向に移動され、架設終了位置SPで停止する(ステップS6)。この時点で、一端が固定端子104bに固定されたSMA10は、駆動レバー103の係止部103aに引っ掛けられ、他端が固定端子104aに引っ掛けられる。
次に、制御部301は、架設終了位置SPでのエンコーダ308によるSMA10送り出し量に基づき、ステップS4で予め作成しておいた対応付けを参照し、撮像レンズユニット100に架設中のSMA10の線径Dを読み出す(ステップS7)。続いて、制御部301は、予め設定しておいたSMA10に付与すべき基準応力σとステップS7で読み出した線径Dに基づき、SMA10に付与すべき張力Fを前述の(式1)より算出する(ステップS8)。
次に、制御部301は、ロードセル307で検出される張力Fが算出した付与すべき張力Fになるように、リールモータ303の回転を制御する。これにより、SMA10に付与すべき基準応力σが調整される(ステップS9)。
このようにして基準応力σが調整された後、SMA10の他端が固定端子104aに取り付け固定されて、SMA10は架設される(ステップS10)。
このように本発明の実施形態に係わる応力調整装置1においては、SMA10に付与すべき基準応力σと線径測定ユニット5によって検出された線径Dに基づき、SMA10に付与すべき張力Fを算出し、ロードセル307で検出される張力Fが算出した付与すべき張力Fになるように、リールモータ303の動作を制御する構成とした。すなわち、SMA10の線径Dに応じてSMA10に付与する張力Fを調整することでSMA10に付与すべき基準応力σを調整するようにした。これにより、SMA10の線径Dにばらつきが生じた場合においても、高い精度で所望の基準応力σをSMA10に付与することができ、安定した駆動性能を得ることができる。
また、前述のステップS1乃至S10の一連の動作を、順次搬送パレット702に載置される撮像レンズユニット100に対して繰り返し行うことにより、生産性を高めることができる。
本発明の実施形態に係わる撮像レンズユニットの概略構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係わる応力調整装置の概略構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係わる線径測定ユニットの概略構成を示す模式図である。 応力調整動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 応力調整装置
10 SMA
100 撮像レンズユニット
101 ベース部材
102 ヒンジ
103 駆動レバー
104a、104b 固定端子
105 コイルばね
106 板ばね
107 カバー
111 レンズ鏡筒
112 レンズ
113a、113b 当接部材
3 供給ユニット
301 制御部
302 リール
303 リールモータ
304、305、306、703 ガイドローラ
307 ロードセル
308 エンコーダ
5 線径測定ユニット
501 レーザ光源
502 平面ミラー
503 ポリゴンミラー
504 コリメータレンズ
505 集光レンズ
506 撮像素子
507 増幅器
508 A/D変換器
509 画像処理部
7 架設・搬送ユニット
701 架設台
702 搬送パレット

Claims (4)

  1. 駆動対象物に架設された形状記憶合金の応力調整装置であって、
    前記駆動対象物に架設された前記形状記憶合金に張力を付与する張力付与手段と、
    前記駆動対象物に架設された前記形状記憶合金の張力を検出する張力検出手段と、
    前記駆動対象物に架設される前記形状記憶合金の線径を検出する線径検出手段と、
    前記張力付与手段の動作を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記形状記憶合金に付与すべき基準応力と前記線径検出手段によって検出された前記線径に基づき、前記形状記憶合金に付与すべき張力を算出し、
    前記張力検出手段で検出される前記張力が算出した前記付与すべき張力になるように、前記張力付与手段の動作を制御することを特徴とする形状記憶合金の応力調整装置。
  2. 前記形状記憶合金を収容する収容手段を有し、
    前記線径検出手段は、前記収容手段と前記駆動対象物との間の架設経路上に配されていることを特徴とする請求項1に記載の形状記憶合金の応力調整装置。
  3. 前記収容手段から前記架設経路上に送り出される前記形状記憶合金の送り出し量を検知する送り出し量検知手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記線径検出手段で検出された前記線径と該線径が検出された時点の前記送り出し量検知手段による前記送り出し量との対応付けを作成し、
    前記形状記憶合金が前記駆動対象物に架設される時点の該形状記憶合金の線径を前記対応付けより読み出し、前記形状記憶合金に付与すべき基準応力と前記対応付けより読み出した前記線径に基づき、前記形状記憶合金に付与すべき張力を算出することを特徴とする請求項2に記載の形状記憶合金の応力調整装置。
  4. 前記線径検出手段は、前記形状記憶合金の線径を非接触で検出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の形状記憶合金の応力調整装置。
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