JP4971962B2 - 画像処理装置及びその制御方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は、例えばデジタルカメラとPC(パーソナルコンピュータ)が通信回線により接続されて成るデジタルカメラシステムにおける情報処理技術に関するものである。
従来から、デジタルカメラで撮影した画像データや音声データ等をデジタルカメラ内部に実装されているフラッシュメモリ等の記録装置に記録したり、デジタルカメラに対して着脱可能な記録媒体に記録したりしていた。また、デジタルカメラとPC等の情報処理装置をケーブル等で接続し、デジタルカメラ内部の記録装置や、デジタルカメラに対して着脱可能な記録媒体に記録されている画像データ等の情報をPCに転送するシステムが製品化されてきた。
また、PCにおける最近のOS(Operating System)ではOSベンダが標準でPTP(Picture Transfer Protocol)対応のドライバを用意している。
このように、PTPなどのデジタルカメラに特化した標準的なデータ転送プロトコルが使用されることが多くなってきた。PTPを使用してPCとデジタルカメラを接続した場合には、ユーザから見るとMSC(Mass Storage Class)対応機器とは違い、OS上で単なるストレージ装置としてではなく、デジタルカメラとして扱われる。そのため、ユーザにとってわかりやすく、操作性も向上できる余地が多い。また、PTPはデジタルカメラ等に特化しているため、ファイルなどのデータをオブジェクトとして定義し、そのオブジェクトデータの管理はカメラ側により行われるようになっている。
PTPでは、カメラとPCの接続時において、オブジェクトの属性情報をカメラ内の全オブジェクトデータについてカメラ内部で生成し、それをPC上で取得することをシステム構築の前提としている。そのため、カメラ内部に大量な枚数の画像データがあると、カメラをPCに接続した時点で多くの時間がかかり、ユーザはその後の操作をすることができないまま待たされることになるという欠点があった。
そこで、例えば、特許文献1では、FATから得られる属性情報だけをPCに返すことで、デジタルカメラ等の画像記憶装置内に大量の画像データが存在する場合においても、ユーザに対して比較的軽快な操作環境を提供することを可能としていた。
特開2004−297171号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ファイルを解析(パース)しなければ読み出せない属性情報がPCから要求された場合は、やはり時間がかかってしまう。例えば、最新のOSでは、PTPを拡張したMTP(Media Transfer Protocol)を採用しているものもある。MTPドライバでは、PTPドライバと比べて、接続時に取得すべきオブジェクトの属性情報が増えている。またこれらの属性情報を読み出すためにはファイルを解析(パース)必要がある。つまり、MTP対応デバイスでは、PTPなどと比べ、PCが必要とする属性情報の送信に、より多くの時間がかかってしまい、その結果、ユーザが待たされる時間が長くなってしまう。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザに対して比較的軽快な操作環境を提供できるようにすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる画像処理装置は、外部装置に接続可能であって、該外部装置にデータの属性情報を送信することが可能な画像処理装置であって、前記属性情報を、前記データを解析せずに読み込み可能な属性情報の属する第1のグループと、前記データを解析することで読み込み可能な属性情報の属する第2のグループとに分類し、グループを識別するためのグループ識別情報と対応付ける分類手段と、前記外部装置と接続された状態において、前記外部装置から、前記グループ識別情報を含み、前記属性情報の取得を要求する取得要求を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した取得要求に含まれるグループ識別情報に対応付けられた属性情報を、前記外部装置に送信する送信手段と、前記第1のグループに属する属性情報を前記外部装置に送信している間に前記第2のグループの解析を行う解析手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係わる画像処理装置の制御方法は、外部装置に接続可能であって、該外部装置にデータの属性情報を送信することが可能な画像処理装置を制御する方法であって、分類手段が、前記属性情報を、前記データを解析せずに読み込み可能な属性情報の属する第1のグループと、前記データを解析することで読み込み可能な属性情報の属する第2のグループとに分類し、グループを識別するためのグループ識別情報と対応付ける分類工程と、受信手段が、前記外部装置と接続された状態において、前記外部装置から、前記グループ識別情報を含み、前記属性情報の取得を要求する取得要求を受信する受信工程と、送信手段が、前記受信工程において受信した取得要求に含まれるグループ識別情報に対応付けられた属性情報を、前記外部装置に送信する送信工程と、解析手段が、前記第1のグループに属する属性情報を前記外部装置に送信している間に前記第2のグループの解析を行う解析工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、データを外部装置に転送する処理を高速化し、ユーザに対して比較的軽快な操作環境を提供することが可能となる。
以下、本発明の好適な一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係わる画像処理装置の一例であるデジタルカメラシステムの構成を概略的に示したブロック図である。
デジタルカメラ210はレンズ、CCD、駆動回路等を含んだ光学ユニット105、画像データ等を処理する信号処理装置104を備える。また、演算装置であるCPU103を備え、各種の入力信号やプログラムに従い、デジタルカメラ210の各部を制御する。また、主記憶部として、DRAM等の一次記憶装置106を備える。さらに、内蔵フラッシュROM等の二次記憶装置107を備える。また、操作部材108、LCD等の表示装置109を備える。また、プログラム格納等に使用されるROM等の読み出し専用メモリ110、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード等の着脱可能な記録媒体111も備える。さらに、PC200との接続を管理する通信制御装置102も備える。なお、CPUなどの制御装置は必ずしも1つのハードウェアである必要はなく、複数のハードウェアが処理を分担しながら各部を制御してもよい。また、すべての処理を1つのハードウェアで制御してもよい。
なお、デジタルカメラの種類によっては、着脱可能な記録媒体111だけを備えていてもよいし、着脱不能な内蔵フラッシュROM等の二次記憶装置107だけを備えていてもよい。
図2は、本実施形態のデジタルカメラシステムにおける情報処理装置の一例であるPC200の主要ソフトウェア構成を示した図である。
PC200では、接続されたデジタルカメラ210とのデータ交換を行うためのドライバソフト202とアプリケーションソフト201がDRAM上に展開され、実行される。ここでドライバソフト202とはデジタルカメラ210とのデータ交換を行う基本的モジュールを含んでいるもので、デジタルカメラ210がPC200にUSBケーブルで接続された時点でOSによりロードされ実行状態となる。
アプリケーションソフト201は例えばユーザインタフェースを提供し、エンドユーザに操作部材を提供してデジタルカメラ210内部の画像データ等を取得したり、削除したり、またはデジタルカメラ210の動作を制御したりする機能を提供する。
図3は、本実施形態におけるPC200のハードウェア構成を示した図である。
PC200は、表示部301と、操作部302と、CPU303と、一次記憶装置304と、二次記憶装置305と、通信部306とから構成されている。
表示部301は、LCDディスプレイなどの表示装置であり、表示部文字や画像などを表示する。なお、PC200は必ずしも表示部301そのものを備える必要はなく、表示部301の表示を制御する表示制御部を有していればよい。
操作部302は、使用者の操作を受け付けるためのものであり、キーボード、マウスなどが用いられる。
CPU303は、入力信号や二次記憶装置から読み出したプログラムにしたがい、各種の演算や、PC200を構成する各部分の制御を行う。
一次記憶装置304は、一時的なデータを記憶し、CPU303の作業用に使われる。二次記憶装置305は、PC200を制御するためのプログラムを記憶するものであり、アプリケーションソフト201やドライバソフト202、OSもここに記憶される。
通信部306は、外部装置と接続し制御コマンドやデータのやり取りを行う。通信部306は、有線であるか無線であるかや、外部装置と直接接続するかネットワークを介して接続するかなどは問わない。
次に、PC200が、デジタルカメラ210の内部にある画像データの情報をドライバソフト202を用いて認識する処理について説明する。
例えば、図4に示すような構成でデジタルカメラ内に画像データが記録されているとする。図4における、“100CANOC”、“101CANOC”、“102CANOC”はフォルダを表しており、拡張子にJPGがついているものが画像ファイルを表している。
“100CANOC”フォルダの下にはIMG_0001.JPG、IMG_0002.JPG、IMG_0003.JPGが入っており、“101CANOC”フォルダの下にはIMG_0101.JPG、IMG_0102.JPGが入っている。また、“102CANOC”フォルダの下にはIMG_0201.JPGが入っているとする。
このような構成で画像データが記憶されたデジタルカメラ210をPC200に接続した場合を考える。この場合、接続が検出された時点でPC200上のOSがそのデジタルカメラ用のドライバソフトを検索し、PC200内の一次記憶装置304にロードする。
ロードされたドライバソフト202は、デジタルカメラ210内から各画像ファイル、フォルダの情報を取得する。以下、ここで取得する情報について説明する。
PTPではオブジェクトという単位でデータの送受信を行う。例えば、図4に示す1つの画像ファイルは1つのオブジェクトとして扱われるし、1つのフォルダも1つのオブジェクトとして扱われる。
デジタルカメラ210は、図4に示すフォルダ及び画像ファイルをオブジェクトとして定義し、各画像ファイル、フォルダを特定するためのハンドル情報をPC200に送信する。PC200は、デジタルカメラ210から送信されたハンドル情報を受信する。
デジタルカメラ210から送信されるハンドル情報の一例を図5に示す。本実施形態におけるデジタルカメラ210は、複数のハンドル情報を1つの構造体としてPC200に送信する。デジタルカメラ210からPC200に送信されるハンドル情報を図5に示す。
図5の500がオブジェクト1つ分のデータである。ハンドル501はこのオブジェクトへのハンドルであり、このハンドルの示す番号がオブジェクトを特定するための識別情報となる。Nextハンドル502は、同じ階層にあるオブジェクトのうち、次の番号のハンドルである。子ハンドル503は、ディレクトリ構造における直下の階層に存在するオブジェクト(子オブジェクト)のうち、ハンドルが先頭のオブジェクトへのハンドルである。また図には示していないが、親オブジェクトへのハンドルや、同じ階層の前のハンドルなどをキャッシュとしてもつことで、オブジェクトの階層構造を示すことが可能である。
図5のようなオブジェクト情報をデジタルカメラ210から受信することにより、PC200はデジタルカメラ210に記憶された画像などのディレクトリ構造を認識することができる。
受信したハンドル情報に基づき、PC200は図6に示すようなオブジェクトツリーの構造を把握することができる。ドライバソフト202の内部では、デジタルカメラ210内のフォルダやファイルは、オブジェクトとして再定義される。そして、各オブジェクトのインスタンスは、デジタルカメラ210内のフォルダ、ファイル構成を元に関連付けて保持される。
すなわち、デジタルカメラ210とPC200とが接続した際に、ドライバソフト202はデジタルカメラ210内のフォルダや画像ファイルのすべてについての構成を元にオブジェクトツリーを構築することになる。
次に、オブジェクトの属性情報を取得する処理について説明する。MTPドライバは、デジタルカメラ210とPC200とが接続した際に、予め規定されたオブジェクトの属性情報を要求する。これらの属性情報がデジタルカメラ210からPC200に送られた後に、画像ファイルなどのデータ本体のやりとりが可能となる。
MTPドライバでは、PTPドライバと比べ、オブジェクトツリーを作成するための属性情報が増えている。また、これらの属性情報を一次記憶装置106に読み込むためには、デジタルカメラ210はファイルを解析(パース)しなければならないことが多い。そのため、MTPに対応するデジタルカメラ210は、PTPなどと比べPCとの接続して属性情報を送信するまでに、多くの時間を必要とする。特に、デジタルカメラ内に大量の画像ファイルが存在する場合などには、送信すべき属性情報も多くなり、ユーザは長時間待たされるおそれもある。
上記の点を解決すべく、本実施形態における属性情報の受信処理について、以下に説明する。
まず、MTPでは属性情報にグループを規定し、グループ単位で属性情報を送受信することが可能である。そこで本実施形態におけるデジタルカメラ210は、属性情報を大きく2つのグループに分類し管理している。以下、2つのグループについて説明する。
まず一つめのグループは、デジタルカメラ210内のファイルシステムの管理している管理情報から取得できる属性情報のグループである。これらの情報は、PC200がデジタルカメラ210から情報を取得するのに比較的時間がかからない属性情報である。デジタルカメラ210は、これらの属性情報をグループ1(第1のグループ)に属するものとして管理する。これらの属性情報には、グループコード「1」が付与され管理される。グループ1に分類される情報には、FileName、FileSize、FileStampなどがある。
もう1つのグループは、各ファイルの中身を解析しないと取得できない属性情報のグループである。これらの属性情報は、PC200がデジタルカメラ210から情報を取得するのに時間がかかる属性情報である。デジタルカメラ210は、これらの属性情報をグループ2(第2のグループ)に属するものとして管理する。グループ2に分類される情報には、画像の縦横画素数、各種画像プロパティ等がある。これらの属性情報には、グループコード「2」が付与され管理される。
次に、デジタルカメラ210がPC200に接続されてから、PC200が、デジタルカメラ210内のファイルの情報を取得するまでの流れを示したシーケンス図、フローチャート図をそれぞれ図、図に示す。以下の説明において、PC200での処理は、ロードされたOS、ドライバソフト202、アプリケーションソフト201にしたがい、CPU303がPC200の各部を制御することで実現される。また、デジタルカメラ210での処理は、CPU103がデジタルカメラ210の各部を制御することで実現される。
まず、デジタルカメラ210がPC200にUSBケーブルで接続されると(ステップS701)、PC200上では、ドライバソフト202がOSによりロードされる。PC200は最初に、起動されたドライバソフトを用いてOpenSessionオペレーションをデジタルカメラ210に送信し、デジタルカメラ210との接続を開始する。デジタルカメラ210側では、このときStorageID(CF等の記録メディア単位の管理ID)を初期化したりする。
また、初期化処理と並行して、デジタルカメラ210は別スレッドを立ち上げる。別スレッドにおいてデジタルカメラ210は、グループ1の属性情報を一次記憶装置106に読み込む処理を開始する(ステップS714、ステップS801)。前述したように、グループ1の属性情報は解析する必要がないので、ファイルシステムの管理情報から読み出されてそのまま一次記憶装置106に読み込まれる。
グループ1の属性情報の読み込みが完了すると、デジタルカメラ210は、続いてグループ2の属性情報を一次記憶装置106に読み込む処理を開始する(ステップS716,S802)。このとき、グループ2の属性情報を一次記憶装置106に読み込むためにはファイルを解析する必要がある。したがって、デジタルカメラ210はファイルを解析してグループ2の属性情報を取得し、一次記憶装置106に読み込む。
次に、属性情報の読み込み処理として並行して行われる、属性情報の取得処理について説明する。PC200はドライバソフト202を用いて、GetDeviceInfoオペレーションによりデジタルカメラ210がサポートしているフォーマットコード(JPG、AVI…)等の情報をデジタルカメラ210に要求する(ステップS702)。デジタルカメラ210は要求に応答して、自機がサポートしているフォーマットコードをPC200に送信する(ステップS703)。PC200は、デジタルカメラ210からフォーマットコードを取得する(ステップS803)。
次に、PC200はドライバソフト202を用いて、ステップS803で取得したフォーマットコード毎に、各フォーマットコードが持つオブジェクトプロパティを取得する(ステップS804,S805)。具体的には、フォーマットコードを引数として、GetObjectPropSupportedという、オブジェクトプロパティを取得するためのオペレーションをデジタルカメラ210に送信する(ステップS704)。そしてデジタルカメラ210が、受信したフォーマットコードに応じたオブジェクトプロパティをPC200に送信する(ステップS705)ことにより、PC200はオブジェクトプロパティを取得する。
次に、PC200はドライバソフト202を用いて、ステップS805で取得した各オブジェクトプロパティがどのグループに分類されているかを取得する(ステップS806,S807)。具体的には、各オブジェクトプロパティを引数とし、GetObjectPropDescという、グループコードを取得するためのオペレーションをデジタルカメラ210に送信する(ステップS708)。そしてデジタルカメラ210が、受信したオブジェクトプロパティが分類されているグループのグループコードをPC200に送信する(ステップS709)ことにより、PC200はグループコードを取得する。
次に、PC200はドライバソフト202を用いて、グループ1の属性情報がすでにデジタルカメラ210の一次記憶装置106に読み込まれているかどうかを調べる(ステップS808)。つまり、ステップS801の処理が完了しているか否かを調べる。その結果、読み込まれていない場合、読み込まれるまで待機する。すでに読み込まれている場合、デジタルカメラ210内のすべてのオブジェクトに対し、グループ1に属するプロパティの値を取得する(ステップS809)。具体的には、GetObjectPropListという、オブジェクトのプロパティの値を取得するための取得要求となるオペレーションをデジタルカメラ210に送信する(ステップS710)。このオペレーションは、引数にグループコードを指定することにより、グループ単位でプロパティの値を取得することが可能である。そこでPC200は引数にまずグループ1を指定することで、グループ1に属するプロパティの値を取得する。
次に、PC200はドライバソフト202を用いて、グループ2の属性情報がすでにデジタルカメラ210の一次記憶装置106に読み込まれているかどうかを調べる(ステップS810)。つまり、ステップS802の処理が完了しているか否かを調べる。その結果、読み込まれていない場合、読み込まれるまで待機する。すでに読み込まれている場合、デジタルカメラ210内のすべてのオブジェクトに対し、グループ2に属するプロパティの値を取得する(ステップS811)。具体的には、前述のGetObjectPropListで引数にグループ2を指定することで、オブジェクトツリー作成に必要な残りの属性情報を取得する。
グループ2の属性情報は、オブジェクトへの操作等で必要な情報ではなく、また、ReadOnlyの情報であるため、1回PC200に送信すれば、一次記憶装置106上で管理する必要はない。そのため、デジタルカメラ210は、グループ2の属性情報が読み込まれた一次記憶装置106を解放する(ステップS812)。
以上が、デジタルカメラ210とPC200が接続した際に行われる処理の内容である。以上のように、本実施形態によれば、MTPのコマンドであるGetObjectPropListのパラメータの1つであるグループコードを利用して、ドライバによるオブジェクトツリー作成時間を短縮し、かつメモリを効率的に使用することができる。
より具体的には、デジタルカメラ210がステップS801において高速に読み込んだグループ1の属性情報を、ステップS809においてPC200に送信している間の時間を利用して、ステップS802においてグループ2の属性情報の解析が行われる。言い換えれば、グループ1の属性情報を送信している間に、グループ2の属性情報の送信の準備を行う。そのため、処理の空き時間を省き、短時間でグループ1とグループ2の属性情報をPCに送信することが可能となる。
上記の実施形態により、MTPをサポートするデバイスと情報処理装置とが接続された場合、情報処理装置からは各オブジェクトの属性情報をグループ単位で取得するようになる。そして、あるグループが取得されている間に他のグループの情報を準備することで、速度低下を防ぐ。
従って、例えばMTPをサポートするデバイス内に大量のオブジェクトが存在する場合においても、ユーザに対して比較的軽快な操作環境を提供することが可能となる。
(他の実施形態)
また、各実施形態の目的は、次のような方法によっても達成される。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、本発明には次のような場合も含まれる。すなわち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、次のような場合も本発明に含まれる。すなわち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の一実施形態に係わるデジタルカメラシステムの構成を概略的に示したブロック図である。 本発明の一実施形態に係わるデジタルカメラシステムにおける情報処理装置(PC)のソフトウェア構成を示した図である。 本発明の一実施形態に係わるデジタルカメラシステムにおける情報処理装置(PC)のハードウェア構成を示した図である。 デジタルカメラ内部における画像データの記録構成例を示した図である。 デジタルカメラからPCに送信されるハンドル情報を示した図である。 情報処理装置(PC)内のドライバソフトによって構成されるオブジェクトツリーの構成例を示した図である。 デジタルカメラがPCに接続されてから、PC上のドライバソフトによってオブジェクトツリーが作成されるまでの流れを示したシーケンス図である。 デジタルカメラがPCに接続されてから、PC上のドライバソフトによってオブジェクトツリーが作成されるまでの流れを示したフローチャート図である。
符号の説明
102 通信制御装置
103 演算装置(CPU)
104 信号処理装置
105 光学ユニット
106 一次記憶装置
107 二次記憶装置
108 操作部材
109 表示装置
110 読み出し専用メモリ(ROM)
111 着脱可能記録媒体(メモリカード)
200 情報処理装置(PC)
210 情報入力装置(デジタルカメラ)

Claims (8)

  1. 外部装置に接続可能であって、該外部装置にデータの属性情報を送信することが可能な画像処理装置であって、
    前記属性情報を、前記データを解析せずに読み込み可能な属性情報の属する第1のグループと、前記データを解析することで読み込み可能な属性情報の属する第2のグループとに分類し、グループを識別するためのグループ識別情報と対応付ける分類手段と、
    前記外部装置と接続された状態において、前記外部装置から、前記グループ識別情報を含み、前記属性情報の取得を要求する取得要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した取得要求に含まれるグループ識別情報に対応付けられた属性情報を、前記外部装置に送信する送信手段と、
    前記第1のグループに属する属性情報を前記外部装置に送信している間に前記第2のグループの解析を行う解析手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理装置は、デジタルカメラであり、前記第1のグループに属する情報が、前記デジタルカメラ内のファイルシステムが保持する管理情報から取得される情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
  3. 記受信手段により前記取得要求を受信する前に、前記第1のグループに属する属性情報を主記憶部に読み込む読み込み手段をさらに有する請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記送信手段は、前記属性情報を送信する前に、当該属性情報に対応付けられたグループ識別情報を前記外部装置に送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理装置と前記外部装置は、MTP(Media Transfer Protocol)にしたがい通信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記グループ識別情報は、MTPで規定されたグループコードであることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 外部装置に接続可能であって、該外部装置にデータの属性情報を送信することが可能な画像処理装置を制御する方法であって、
    分類手段が、前記属性情報を、前記データを解析せずに読み込み可能な属性情報の属する第1のグループと、前記データを解析することで読み込み可能な属性情報の属する第2のグループとに分類し、グループを識別するためのグループ識別情報と対応付ける分類工程と、
    受信手段が、前記外部装置と接続された状態において、前記外部装置から、前記グループ識別情報を含み、前記属性情報の取得を要求する取得要求を受信する受信工程と、
    送信手段が、前記受信工程において受信した取得要求に含まれるグループ識別情報に対応付けられた属性情報を、前記外部装置に送信する送信工程と、
    解析手段が、前記第1のグループに属する属性情報を前記外部装置に送信している間に前記第2のグループの解析を行う解析工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 請求項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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