JP4970146B2 - 洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば橋梁構造物を対象に、堆積土砂や飛来塩分などによる局部劣化の防止を目的とし、例えば河川水を利用して水洗浄を実施する洗浄装置に関するものである。
一般に、橋梁構造物(以下、単に「橋梁」と呼ぶ)の多くは鋼部材で構成されている為、飛散塩分による鋼部材の腐食など局部劣化を防止する対策が重要であり、よってこの劣化箇所の点検など定期的なメンテナンス作業が実施されている。
ところが、一般橋梁の多くで見られる支承周りの堆積土砂が、この劣化箇所の点検などのメンテナンス作業を難しくし、局部劣化を促進する一因となっている。また、支承周りに限らず、伸縮部や排水施設など様々な箇所でも堆積土砂が見られ、いずれも橋梁損傷の誘発原因となっている。
そして、これらの堆積土砂の殆どは、通常時そのまま放置されることが多く、局部劣化の点検などのメンテナンス作業の際に人力によって除去しているのが現状である。
そこで、この堆積土砂の除去作業として橋梁の水洗浄が実施されている。しかし、この洗浄方法としては、高圧水を噴射する洗浄装置を使用する方法や、排水管清掃車,側溝清掃車を併用する方法など多々あるものの、いずれも大量の水を要し、その水の供給に多大な手間とコストとを要した。
即ち、例えばこの種の洗浄装置は、大型トラックに洗浄装置と給水タンクとを積載し、この給水タンクから水を給水して洗浄を行うものである(例えば、特許文献1など)。
従って、このような大型車両を使用する場合、例えば片側走行などの交通規制を行う必要があり、また事前に交通規制申請の手続きも必要となるなど、非常に煩わしい。
更に、例えば積載容量2t以上の大型トラックを用い、仮に2000Lの大容量の給水タンクを積載したとしても、吐出量15L/minの洗浄装置で洗浄作業を行った場合の連続運転時間はわずか2.2時間程度に過ぎず、長時間の作業を行う場合には約2時間おきに給水タンクへの再給水が余儀無くされる。
同様に、前述の排水管清掃車,側溝清掃車とを併用する方法も、やはり大型トラックに給水タンクを積載して使用するので交通規制を行う必要があり、また給水タンクが空になる度に再度の水供給が必要となるなど、多大な手間とコストとを要した。
特開平08−257522号公報
本発明は、上述のような問題点に鑑み、例えば橋梁を洗浄する際に、従来のように大型車両に積載した給水タンクなどから水を給水するのではなくこの橋梁の下方の河川から水を自給して洗浄を行うことができ、よって大量の水を容易に確保できる上に、給水タンクを積載する大型車両も一切不要なので、交通整備を行わずに洗浄作業を行うこともでき、これまでになく簡便に且つ低コストで良好に例えば橋梁などを洗浄できる画期的な洗浄装置を提供することを課題とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
高圧ポンプ1により水を圧送し、洗浄ホース2の先端噴射部2Aから前記水を噴射する洗浄装置であって、先端部に水中ポンプ3を設けた給水ホース4と、この給水ホース4により給水した水を貯水する貯水部5とを備え、洗浄時には、前記貯水部5に所定量の水が貯水された上で前記高圧ポンプ1を駆動することで、前記給水ホース4による給水量が増減しても予め所定量の水が貯水された前記貯水部5から前記高圧ポンプ1に一定量の水が給水されてこの高圧ポンプ1の空回り駆動が阻止されるように構成し、前記給水ホース4から貯水部5を介して前記高圧ポンプ1に水を給水するまでの給水路途中にフィルタ部6を備え、前記給水ホース4により給水した水が前記フィルタ部6により不純物を除去された上で前記高圧ポンプ1へと給水されるように構成すると共に、前記給水ホース4は、橋梁上から下方の河川に向けて垂らして先端部の水中ポンプ3を前記河川に水没させ得る長尺に設定したことを特徴とする洗浄装置に係るものである。
また、前記水中ポンプ3を駆動させる駆動操作部7Aを有し、この駆動操作部7Aの駆動操作により前記水中ポンプ3を駆動した際、前記貯水部5に所定量の水が貯水されたことを検知して駆動停止状態の前記高圧ポンプ1を自動駆動する,若しくは駆動停止状態の前記高圧ポンプ1を噴射開始操作に応じて前記洗浄ホース2に水を圧送水可能な待機状態に自動切り替えするポンプ駆動操作制御部7を備えた構成としたことを特徴とする請求項1記載の洗浄装置に係るものである。
また、前記高圧ポンプ1から水を外方に排水する,若しくはこの高圧ポンプ1から水を前記貯水部5に戻すオーバーフロー水路13を備え、この高圧ポンプ1の駆動時に、前記洗浄ホース2の先端噴射部2Aの噴射開始操作に応じてこの高圧ポンプ1の下流側を前記オーバーフロー水路13から前記洗浄ホース2へと接続切り替えし、前記洗浄ホース2の先端噴射部2Aの噴射停止操作に応じてこの高圧ポンプ1の下流側を前記洗浄ホース2から前記オーバーフロー水路13へと接続切り替えする自動切り替え弁部1Aを前記高圧ポンプ1に備えた構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の洗浄装置に係るものである。
また、前記ポンプ駆動操作制御部7は、前記駆動操作部7Aにより前記水中ポンプ3を駆動した際、前記貯水部5に所定の貯水限界量の水が貯水されたことを検知して前記水中ポンプ3の駆動を自動一時停止すると共に、水中ポンプ3の駆動を一時停止することにより前記貯水部5の水が所定の貯水量まで減少したことを検知してこの水中ポンプ3の駆動を自動再開する間歇駆動制御系を備えた構成としたことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の洗浄装置に係るものである。
また、前記貯水部5は、所定の貯水限界量を超えて貯水しきれなかった余水をこの貯水部5から外方へ排水するオーバーフロー水路14を設けた構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄装置に係るものである。
また、下部に車輪10を設け走行自在な走行台部9に前記高圧ポンプ1,貯水部5及びフィルタ部6を搭載すると共に、この走行台部9に前記洗浄ホース2と前記給水ホース4とを夫々巻回収納し得るホース巻回部11,12と、この走行台部9を押動若しくは引動して走行操作する握持操作部9Aとを備えた構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗浄装置に係るものである。
本発明は上述のように、河川などから洗浄に必要な水を調達(給水)できるように構成したから、大量の水をわざわざ大容量の給水タンクに貯水して大型車両で作業現場まで搬送するといった手間が一切不要で、例えば橋梁を洗浄する場合にはその下方に流れる河川の水を洗浄水として使用し、大量の水を非常に簡単に、それだけ低コストに調達することが可能である。
また、精水ではなく河川などの自然の水を利用する場合、どうしても砂,砂利などの不純物が混じる懸念があるが、フィルタ部よってこの不純物を除去した上で高圧ポンプへと給水しているので、この不純物によって高圧ポンプにトラブルが生ずる心配も無い。
更に、本発明では給水ホースを橋梁上からその下方の河川まで到達できるような長尺に設定している為、何らかの影響で給水ホースからの給水量が減少や一時停止した後、給水量が通常状態に復帰した場合に、その給水ホースの先端から給水した水が高圧ポンプまで到達するまでに時間を要し、その間に高圧ポンプの空周りが生ずると故障やトラブルの原因となるが、この点本発明は、何らかの影響により前記給水ホースからの給水量が増減しても貯水部が高圧ポンプへの一定量の給水を維持し、これにより安定した運転が可能で、良好に洗浄作業を実施できる。
例えば上述のように従来の洗浄車や排水管清掃者など大型車両を使用して橋梁の洗浄を行う場合、交通規制が必要でそれだけ手間とコストとを要したが、この点、本発明の洗浄装置は、大容量の給水タンク(例えば2000L容量のタンクなど)を設ける必要が無いのでそれだけコンパクトに設計でき、設計によっては軽トラックの荷台に積載できるようなコンパクトサイズとすることも容易に実現可能である。
以上のように、本発明は、大型車両を使用せず、つまり交通規制を行うことなく洗浄作業を実施でき、作業現場周辺の交通アクセス性を損ねることなく良好に洗浄作業を実施できる上に、交通規制に要する労力や人件費を削減でき大幅なコストダウンを図り得る。
それでいて洗浄に必要な大量の水は例えば河川などから簡単且つ良好に調達でき、大容量の給水タンクを現場へ搬送する搬送コストもかからず、この点一層作業性及びコスト性に秀れる。
このように例えば橋梁を簡便に洗浄できる本発明を用いれば、それだけ橋梁の劣化箇所の点検の妨げとなっていた堆積土砂の除去作業を簡単且つ良好に実施でき、この橋梁の点検作業を精度良く実施できる。つまり橋梁の維持管理水準の向上や、ひいてはこの種橋梁のライフサイクルコストの低減効果も見込めるなど、極めて作業性及び実用性に秀れた画期的な洗浄装置となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
高圧ポンプ1により水を圧送し、洗浄ホース2の先端噴射部2Aからこの水を噴射して洗浄を行う。この際、先端部に水中ポンプ3を設けた給水ホース4により前記高圧ポンプ1に給水する。
この給水ホース4から給水した水は、前記高圧ポンプ1に直接給水するのではなく、一旦貯水部5に貯水する。そして、洗浄時には、この貯水部5に所定量の水が貯水された上で前記高圧ポンプ1を駆動する。
これにより、給水ホース4による給水量が増減しても、予め所定量の水が貯水された前記貯水部5から前記高圧ポンプ1に一定量の水が給水されてこの高圧ポンプ1の空回り駆動が阻止されることとなる。
即ち、給水ホース4による給水量が減少や、場合によっては一時的に停止したとしても、その間貯水部5に貯水された水によって減少分の給水量を補填でき、よって給水ホース4による給水量の増減に関わりなく高圧ポンプ1に一定量の水を給水せしめ、この高圧ポンプ1の安定した運転が可能となる。
また、本発明では、給水ホース4から貯水部5を介して前記高圧ポンプ1に水を給水するまでの給水路途中にフィルタ部6を備えている。従って、給水ホース4により給水した水に不純物(例えば砂,砂利など)が混じっていても、前記高圧ポンプ1に供給される前に前記フィルタ部6により不純物を除去でき、高圧ポンプ1の故障などのトラブルが阻止されることとなる。
更に本発明では、給水ホース4を、橋梁上から下方の河川に向けて垂らして先端部の水中ポンプ3を前記河川に水没させ得る長尺に設定している。
従って、例えば橋梁の支承周りなどに堆積した土砂を水で洗浄除去する作業を行う際に本発明を使用すれば、長尺な給水ホース4により橋梁の下方の河川から水を給水でき、しかも例えば河川から給水した水に混じった砂,砂利などの不純物によって高圧ポンプ1が故障したり、また例えば何らかの影響で給水量が減り高圧ポンプ1が空回り駆動するといったトラブルも回避でき、河川から水を好きなだけ給水して良好に洗浄作業を実施することができる。その上、従来のように大量の水をわざわざ大容量の給水タンクに貯水して大型車両で作業現場まで搬送するといった手間が一切不要で、当然洗浄作業の間このような給水タンクを積載した大型車両を現場に常駐させる必要も無く、また装置自体も大容量の給水タンクなどスペースの嵩張るものが不要で例えば図示した後述の実施例のように軽トラックの荷台に積載できるようなコンパクトサイズに設計し、軽トラックで現場まで搬送できるなど、これまで必須だった大型車両や現場周辺の交通規制も一切不要とすることが可能で、これまでになく作業性良く簡便に且つ低コストで良好に例えば橋梁などの洗浄を実施できる画期的な洗浄装置となる。
また、例えば後述の実施例のように、前記水中ポンプ3を駆動させる駆動操作部7Aを有し、この駆動操作部7Aの駆動操作により前記水中ポンプ3を駆動した際、前記貯水部5に所定量の水が貯水されたことを検知して駆動停止状態の前記高圧ポンプ1を自動駆動する,若しくは駆動停止状態の前記高圧ポンプ1を噴射開始操作に応じて前記洗浄ホース2に水を圧送水可能な待機状態に切り替えせしめるポンプ駆動操作制御部7を備えた構成とした場合には、貯水部5の貯水量を見計らって高圧ポンプ1を停止状態から手動で駆動状態や駆動可能な待機状態へと切り替える作業が不要で、貯水部5に所定量の水が貯水されるとポンプ駆動操作制御部7によって高圧ポンプ1が停止状態から駆動状態や駆動可能な待機状態に自動で切り替えられる為、洗浄時には前記駆動操作部7Aによる水中ポンプ3の駆動操作(始動操作)だけで水中ポンプ3と高圧ポンプ1の双方を駆動操作でき、一層作業性に秀れることとなる。
また更にこのポンプ駆動操作制御部7は、例えば前記駆動操作部7Aにより前記水中ポンプ3を駆動した際、前記貯水部5に所定の貯水限界量の水が貯水されたことを検知して前記水中ポンプ3の駆動を自動一時停止すると共に、水中ポンプ3の駆動を一時停止することにより前記貯水部5の水が所定の貯水量まで減少したことを検知してこの水中ポンプ3の駆動を自動再開する間歇駆動制御系を備えた構成とした場合には、水中ポンプ3の無駄な駆動を低減でき、それだけエネルギー効率の向上を図り得、この点一層実用性に秀れることとなる。即ち、例えば洗浄作業の最中に、洗浄ホース2の先端噴射部2Aからの噴射を一時停止させても依然として給水ホース4の水中ポンプ3が駆動している場合、その間に給水された余水が例えば後述の実施例のように貯水部5のオーバーフロー水路14や、例えば前記高圧ポンプ1のオーバーフロー水路13から排水され、その間に水中ポンプ3を駆動する為に要したエネルギーは無駄に帰すこととなるが、これに対して上述のように間歇駆動制御系を備えた構成とした場合には、例えば水の噴射を一時停止して貯水部5に所定の貯水限界量の水が貯水されると、ポンプ駆動操作制御部7の間歇駆動制御系によって水中ポンプ3の駆動が自動で一時停止され、その後、例えば水の噴射を再開して貯水部5の水がある程度の量まで減少すると水中ポンプ3の駆動が自動再開され、それだけエネルギーの無駄を低減でき、環境に良い上にエネルギーコストの削減により洗浄作業コストの低減を一層図り得ることとなる。
尚、本発明に係る洗浄装置は橋梁の洗浄に限らず、例えばビルなどの建築構造物の洗浄や、例えば自動車の洗浄など種々の用途に使用可能である。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、高圧ポンプ1により水を圧送し、洗浄ホース2の先端噴射部2Aから前記水を噴射する洗浄装置であって、先端部に水中ポンプ3を設けた給水ホース4と、この給水ホース4により給水した水を貯水する貯水部5とを備え、洗浄時には、前記貯水部5に所定量の水が貯水された上で前記高圧ポンプ1を駆動することで、前記給水ホース4による給水量が増減しても予め所定量の水が貯水された前記貯水部5から前記高圧ポンプ1に一定量の水が給水されてこの高圧ポンプ1の空回り駆動が阻止されるように構成し、前記給水ホース4から貯水部5を介して前記高圧ポンプ1に水を給水するまでの給水路途中にフィルタ部6を備え、前記給水ホース4により給水した水が前記フィルタ部6により不純物を除去された上で前記高圧ポンプ1へと給水されるように構成すると共に、前記給水ホース4は、橋梁上から下方の河川に向けて垂らして先端部の水中ポンプ3を前記河川に水没させ得る長尺に設定した洗浄装置である。
以下、本実施例の洗浄装置の各構成を具体的に説明する。
給水ホース4は、その基端側にして下流側をフィルタ部6を介して貯水部5に接続している。
給水ホース4の先端部には電気駆動タイプの水中ポンプ3を設けており、この水中ポンプ3から前記給水ホース4に沿って電源コードが延設され、そのコード基端部が後述の電源部(図示省略)に電気的に接続されている。
また、この給水ホース4を、本実施例では全長約30mの長尺に設定している。従って、前記水中ポンプ3には、この全長30mの長尺な給水ホース4を通じて水を汲み上げ可能な高揚呈のものを採用する。具体的には、DC電源タイプに比して小型設計で且つ高揚呈の軽便なものが多く市販されているAC電源タイプの水中ポンプ3を採用する。
電気駆動タイプであるこの水中ポンプ3は、電源のON/OFF切り替えによりポンプ駆動を簡単に素早くのON/OFF切り替え操作できる為、後述のように間歇駆動制御系により駆動をON/OFF自動切り替えを行う本実施例に適している。また、給水ホース4の基端側にポンプを設けるのではなく、給水ホース4の先端部に水中ポンプ3を設けて水を汲み上げる構成は高揚呈に適しており、この点、給水ホース4を非常に長尺に設定する為に高揚呈を必要とする本実施例に適した構成と言える。
また、図1に図示したように、この給水ホース4の基端部はフィルタ部6と接続している。このフィルタ部6には既存の川水フィルタを採用しており、更に具体的には、本実施例では100メッシュのサイクロン式フィルタを採用している。そして、このフィルタ部6の下流側を前記貯水部5の上部に接続している。
従って、本実施例は、給水ホース4で例えば河川の川水など自然の水を給水して洗浄水として使用するが、仮にこの給水した水に川砂などの不純物が混じっていてもフィルタ部6により除去し、高圧ポンプ1の高寿命化を図ることができる。
尚、このように本実施例ではフィルタ部6を給水ホース4と貯水部5との間に設けているが、例えば貯水部5と高圧ポンプ1との間の水路など、給水ホース4から高圧ポンプ1に給水するまでの水路途中であればどこに設けても良い。
また、貯水部5は、洗浄に必要な大量の水を貯水するのではなく、あくまでも洗浄に必要な水は河川から給水し、その水を一時的に貯水部5に貯水できれば良い。つまり、前記水中ポンプ3が駆動している間に、高圧ポンプ1への給水を補助するだけの貯水量が確保できれば良いので、それほど大きい容量のものは要さず小さい容量のものを採用できる。本実施例においては20L容量の貯水容器を貯水部5として採用している。
また、この貯水部5は、所定の貯水限界量を超えて貯水しきれなかった余水をこの貯水部5から外方へ排水するオーバーフロー水路14を設けている。具体的には、図1に図示したように、貯水部5の天井部から排水ホースを延設して貯水部5が貯水限界量を超えるとこのオーバーフロー水路14としての排水ホースから排水する構成としている。
また更に、この貯水部5の天井部には後述の高圧ポンプ1のオーバーフロー水路13が接続されており、高圧ポンプ1からの余水はこのオーバーフロー水路13を介して貯水部5に戻されるように構成している。
従って、高圧ポンプ1からの余水は排水しても良いが本実施例では貯水部5に戻して再度利用できるようにしている為、無駄を軽減できより効率的に給水できる。また、仮にこの貯水部5が貯水限界量に達したとしても、余水が自然に排水されるので貯水部5や高圧ポンプ1,水中ポンプ3に負荷がかかることは無い。
また、この貯水部5には、貯水量(水位)を検知する水位センサー17を設けている。この水位センサー17は、例えば貯水部5の水位を無段階に検知できる構成としても良いし、所定の各水位高さ位置に夫々感知素子を設けてその各水位高さ位置に貯水量が到達しているか否かを検知するように構成しても良い。
また、本実施例では、この水位センサー17の検知結果を基に高圧ポンプ1の駆動を制御するポンプ駆動操作制御部7を備えている。
具体的には、前記水中ポンプ3を駆動させる駆動操作部7Aを有し、この駆動操作部7Aの駆動操作により前記水中ポンプ3を駆動した際、前記貯水部5に所定量の水が貯水されたことを検知して駆動停止状態の前記高圧ポンプ1を自動駆動する,若しくは駆動停止状態の前記高圧ポンプ1を噴射開始操作に応じて前記洗浄ホース2に水を圧送水可能な待機状態に自動切り替えするポンプ駆動操作制御部7を備えた構成としている。
即ち、このポンプ駆動操作制御部7の駆動操作部7Aにより水中ポンプ3の駆動を開始操作して給水ホース4からの給水が開始されても、前記貯水部5に前記所定量の水が貯水されるまでは、高圧ポンプ1は停止状態であり、たとえ後述の洗浄ホース2の先端噴射部2A(洗浄ガンユニット)の噴射操作部2a(トリガー部)を噴射開始操作しても高圧ポンプ1は駆動せず水も噴射されない。一方、前記水位センサー17により貯水部5に所定量の水が貯水されたことが検知されると、このポンプ駆動操作制御部7によって前記高圧ポンプ1が停止状態から駆動状態,或いは駆動可能な待機状態(噴射開始操作により駆動を開始して水の噴射を開始できる待機状態)に自動で切り替えられる。
従って、貯水部5の貯水量を見計らって適当なタイミングで高圧ポンプ1の駆動を手動で開始させる必要が無く、水中ポンプ3の駆動を駆動操作部7Aにより手動で開始操作すれば、後は貯水部5に所定量の水が貯水した適宜なタイミングで自動的に高圧ポンプ1が駆動状態,或いは駆動可能な待機状態に切り替わり、操作性に秀れる。
また例えば、貯水部5の貯水量が所定の少量限界量に達したことを前記水位センサー17で検知して、高圧ポンプ1の駆動を自動で停止状態に切り替える制御部を備えれば、高圧ポンプ1の駆動の開始だけでなく停止も適宜なタイミングで自動的に実施でき、操作性に秀れると共に高圧ポンプ1の空回り駆動を確実に防げる。
尚、貯水部5に所定量の水が貯水されたことを前記水位センサー17で検知した際、前記ポンプ駆動操作制御部7により前記高圧ポンプ1が自動駆動して前記洗浄ホース2への圧送水が自動的に開始し噴射が開始されるように構成しても良いが、本実施例においては、ポンプ駆動操作制御部7により高圧ポンプ1が前記圧送水可能な待機状態に自動切り替えされるように構成している。具体的な説明は後述するが、洗浄ホース2の先端噴射部2A(洗浄ガンユニット)の噴射操作部2a(トリガー部)を噴射開始操作すると、後述の自動切り替え弁1Aにより高圧ポンプ1の下流側が洗浄ホース2へと接続切り替えされると共に、この高圧ポンプ1が圧送水を開始して洗浄ホース2の先端噴射部2Aから水が噴射され、またこの噴射操作部2a(トリガー部)を噴射停止操作すると、高圧ポンプ1の圧送水が停止されると共に圧送ポンプ1の下流側が洗浄ホース2からオーバーフロー水路13へと接続切り替えされるように構成している。
また、このポンプ駆動操作制御部7は、前記駆動操作部7Aにより前記水中ポンプ3を駆動した際、前記貯水部5に所定の貯水限界量の水が貯水されたことを検知して前記水中ポンプ3の駆動を自動一時停止すると共に、水中ポンプ3の駆動を一時停止することにより前記貯水部5の水が所定の貯水量まで減少したことを検知してこの水中ポンプ3の駆動を自動再開する間歇駆動制御系を備えている。
即ち、例えば水の噴射を停止操作するなどして貯水部5に所定の貯水限界量の水が貯水された際、依然として水中ポンプ3が駆動し続けると、貯水部5のオーバーフロー水路14から余水が排水されることとなり、その間の水中ポンプ3の駆動に要したエネルギーが無駄に帰すこととなるが、この点、本実施例では貯水部5が貯水限界に達すると自動的に水中ポンプ3が駆動停止し、その後貯水部5の水が所定量まで減少すると自動的に水中ポンプ3が駆動再開する為、水中ポンプ3を無駄に駆動させずそれだけエネルギー効率に秀れる。
また、本実施例では、このポンプ駆動操作制御部7の駆動操作部7Aとして、図3に図示したように後述の走行台部9の筐体部9Bの上面部に操作パネルを設けている。この操作パネル(駆動操作部7A)は、前記水中ポンプ3の駆動の始動及び停止を操作可能なボタンを有し、また給水異常や後述のエンジンユニットのバッテリ18の電圧低下など装置の異常を示す表示部(警告ランプ)を備えた構成とする。また、図示はしていないが、このポンプ駆動操作制御部7は、操作パネルによる操作信号や、前記水位センサー17の検知信号などを受けて前記水中ポンプ3,高圧ポンプ1及び後述のエンジンユニットのエンジン19の各々の駆動を制御する制御盤を備えている。
高圧ポンプ1には、エンジン19を原動力に駆動するエンジンポンプを採用している。
本実施例ではこの高圧ポンプ1を駆動する為のエンジンユニットを設けており、図1に図示したように、このエンジンユニットのガソリン駆動式のエンジン19の原動力をプーリを介して高圧ポンプ1に機械的エネルギーとして伝達して、この高圧ポンプ1をエンジン駆動させている。
また、このエンジンユニットには発電部20(ダイナモやオルタネータなど。本実施例ではオルタネータを採用)が備えられ、図1に図示したように前記エンジン19とこの発電部20(オルタネータ)とをプーリで接続し、エンジン19を駆動源として発電部20で発電を行うようにしている。更にこのエンジンユニットで発電した電力を蓄電するバッテリ18(DCバッテリ)と、このバッテリ18に蓄電された電力をDC/AC変換するDC/ACインバータ21とを備え、このインバータ21をAC電源として前記水中ポンプ3の電源コードの基端部を接続し、この水中ポンプ3を電気駆動せしめる構成とする。
また前記エンジンユニットで発電してバッテリ18に蓄電した電力は、単にインバータ21を介して前記水中ポンプ3の駆動電力として使用するだけでなく、前記エンジン19を始動する際のスタータモータの駆動電力としても併用している他、前記ポンプ駆動操作制御部7の制御盤や操作パネルの表示部(警告ランプ)への電力供給にも併用している。
尚、図4は本実施例に係る洗浄装置のシステム系統図を示すものである。この図4に図示したように、貯水部5に所定量の水が貯水されたことを水位センサー17により検知した場合、その検知結果を基にポンプ駆動操作制御部7の制御盤からエンジンユニットを始動させる制御信号が発せられ、スタータモータがバッテリの電力を利用してエンジンを始動せしめ、これにより高圧ポンプ1が駆動状態,或いは圧送水可能な待機状態に切り替わる。更にエンジンを原動力に発電部20(オルタネータ)にて発電された電力がバッテリ18に蓄電される。このバッテリ18の電力をインバータ21によりDC/AC変換し、このインバータ21をAC電源とし、前記給水ポンプ3が電気駆動する。一方、貯水部5に所定の貯水限界量まで水が貯水されたことを水位センサー17により検知した場合、その検知結果を基に制御盤からインバータ21にAC電源供給停止信号が発せられ、水中ポンプ3の電気駆動が一時的に停止され、その後貯水部5の貯水量が所定量まで減少したことを前記水位センサー17により検知した場合、その検知結果を基に制御盤からインバータ21にAC電源供給再開信号が発せられ、水中ポンプ3が自動的に電気駆動を再開する。
尚、高圧ポンプ1は、市販のプランジャー式の圧送ポンプを採用している。その出力は高圧ポンプ1自体の性能とエンジンユニットのエンジン出力とによって決まるが、本実施例においては最高送水圧力が15MPa,吐出量が16L/minとなるよう設定している。
また、この高圧ポンプ1は、この高圧ポンプ1から水を外方に排水する,若しくはこの高圧ポンプ1から水を前記貯水部5に戻すオーバーフロー水路13を備えている。本実施例では、図1に図示したように高圧ポンプ1に自動エア抜きバルブを設けると共に、この自動エア抜きバルブと前記貯水部5とをホースで通水接続してこれを前記オーバーフロー水路13として構成している。
また高圧ポンプ1の駆動時に、後述の洗浄ホース2の先端噴射部2A(洗浄ガンユニット)の噴射操作部2a(トリガー部)を噴射開始操作に応じてこの高圧ポンプ1の下流側をオーバーフロー水路13から前記洗浄ホース2に接続切り替えし、この噴射操作部2aの噴射停止操作に応じてこの高圧ポンプ1の下流側を前記洗浄ホース2から前記オーバーフロー水路13に接続切り替えする自動切り替え弁部1Aを備えている。
洗浄ホース2は、図1に図示したように、巻回ドラムをハンドルで巻回操作して洗浄ホース2を巻回収納するホース巻回部11に巻回され、このホース巻回部11から所定長さを巻き出して使用するものである。また本実施例では、この洗浄ホース2の全長を約30mに設定している。
この洗浄ホース2の基端部にして上流側は、前記ホース巻回部11から延設される接続ホースを介して前記高圧ポンプ1と接続しており、そしてこのホース巻回部11から巻き出される洗浄ホース2の先端部にして下流側には、先端噴射部2Aを設けている。
この先端噴射部2Aとして、図2及び図3に図示したように小銃を呈した外観形状を有し、そのグリップ部分に水の噴射開始操作や停止操作を行う噴射操作部2a(トリガー部)を具備した洗浄ガンユニットを前記洗浄ホース2の先端部に設けて成る構成とする。
この洗浄ガンユニットはその内部にして銃身部の基端側に前記洗浄ホース2からの送水圧を調整するレギュレータを設け、先端側に設けたノズルから水を噴射する構成である。また、前述したように噴射操作部2a(トリガー部)により噴射開始操作や停止操作を行えるだけでなく、この洗浄ガンユニットに設けた操作部を手元操作して前記レギュレータやノズルの操作を行うことで噴射パターンや流量を変更操作できるように構成しており、噴射パターンや流量を変える際に先端噴射部2Aであるこの洗浄ガンユニットを一々別のものに取り替えずとも手元操作で噴射パターンや流量を変更できる構成としている。
尚、図5は本実施例に係る洗浄装置の配管系統図を示すものである。この図5に図示したように、先端部に水中ポンプ3を設けた給水ホース4により例えば河川などの水源から水を給水し、フィルタ部を介して貯水部5へと一旦貯水される。この貯水部5に所定量の水が貯水されたことを水位センサー17により検知されると、ポンプ駆動操作制御部7により前記エンジンユニットのエンジン19が駆動し、高圧ポンプ1が圧送水可能な待機状態に自動的に切り替わる。
この圧送水可能な待機状態で、洗浄ホース2の先端噴射部2A(洗浄ガンユニット)の噴射操作部2a(トリガー部)を噴射開始操作すると、高圧ポンプ1の下流側が自動切り替え弁部1Aにより洗浄ホース2に接続切り替えされると共にこの高圧ポンプ1が洗浄ホース2に圧送水を開始し、先端噴射部2A(洗浄ガンユニット)のフローレギュレータを介してノズルから高圧洗浄水が噴射されることとなる。
また、噴射操作部2aを噴射停止操作すると、高圧ポンプ1の圧送水が停止すると共にこの高圧ポンプ1の下流側が自動切り替え弁部1Aによりオーバーフロー水路13に接続切り替えされ、前記貯水部5から高圧ポンプ1に給水された水はこの高圧ポンプ1の自動エア抜きバルブからエアと共に排出され、前記オーバーフロー水路13を介して貯水部5に導水される(戻される)こととなる。また、この貯水部5が貯水限界に達すると、余水がこの貯水部5のオーバーフロー水路14から排水されることとなる。
また、本実施例は、図1〜図3に図示したように、下部に車輪10を設け走行自在な走行台部9に前記高圧ポンプ1,貯水部5,フィルタ部6,ポンプ駆動操作制御部7の制御盤(図示省略)及びエンジンユニットを搭載すると共に、この走行台部9に前記洗浄ホース2と前記給水ホース4とを夫々巻回収納し得るホース巻回部11,12と、更にこの走行台部9を押動若しくは引動して走行操作する握持操作部9Aとを備えた構成である。
具体的には、図1に図示したように方形板状の走行台部9の底面の四隅部に360°首振り自在な走行車輪10を設けている。尚、図中,符号10Aは車輪10を係脱自在に回り止めするロック機構10Aである。
そして、図1に図示したように、この走行台部9上に箱状の筐体部9Bを設け、この走行台部9上にして前記筐体部9B内に、前記フィルタ部6や貯水部5,高圧ポンプ1,ポンプ駆動操作制御部7の制御盤,エンジンユニットらを格納状態に配設する構成である。
また、図1及び図3に図示したように、この走行台部9の筐体部9Bの上部にして正面側(図1中,左側)には握持可能な桟杆を横設して前記握持操作部9Aを設け、更に上部にして正面側には巻回ドラムをハンドルで巻回操作して洗浄ホース2を巻回収納するホース巻回部11を設けている。
一方、この走行台部9の筐体部9Bの背面側(図1中,右側)には、図2に図示したように桟杆12Aを筐体部9Bの背面から後方に突出せしめ、その突出先を上下に夫々屈曲してこの上下一対の突出桟杆12Aから成るホース巻回部12(給水ホース4用)を設けている。従って、図示はしていないが、未使用時には給水ホース4をこのホース巻回部12の上下の突出桟杆12Aに巻回して収納する。尚、このホース巻回部12に給水ホース4を巻回収納した後、この給水ホース4の先端部の水中ポンプ3を引っ掛け保持するフック部15と、前記洗浄ホース2の先端の先端噴射部2A(洗浄ガンユニット)を保持収納する噴射部保持部16とを夫々この走行台部9の筐体部9Bの背面に設けている。
尚、図2中,符号22は、この走行台部9の筐体部9Bの側面に設けた開閉蓋部22であり、この開閉蓋部22を開けて前記エンジン19のガソリンタンクにガソリンを供給できるように構成している。
また、本実施例は、図3に図示したように、走行台部9を軽トラックの荷台に積載可能なサイズに設定している。
従って、本実施例に係る洗浄装置は、走行台部9の握持操作部9Aを握持して押動や引動して簡単に移動させることが可能である。また、本装置を持ち上げるかスロープを使用するなどして軽トラックの荷台に積載でき、洗浄作業の現場に軽トラックで搬送することも可能である。
例えば図3に図示したように、橋梁の洗浄作業を行う際に本装置を使用する場合には、例えば軽トラックなどで現場に本装置を搬送し、橋梁上から下方の河川に向けて給水ホース4を垂らして水中ポンプ3により川水を汲み上げ、この川水を洗浄水として利用して橋梁の洗浄作業を行うことができる。即ち、わざわざ大容量の給水タンクに水を貯水して大型トラックで現場に搬送する必要は一切無く、洗浄に必要な大量の水を好きなだけ河川から給水でき、また大型車両を使用せず、現場周辺道路の交通規制を行う必要も無いので、極めて簡便にしかも低コストで橋梁の洗浄が実施できる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例に係る洗浄装置を正面側から見た概略説明斜視図である。 本実施例に係る洗浄装置を背面側から見た要部説明斜視図である。 本実施例に係る洗浄装置の使用状態説明図である。 本実施例に係る洗浄装置のシステム系統図である。 本実施例に係る洗浄装置の配管系統図である。
符号の説明
1 高圧ポンプ
1A 自動切り替え弁部
2 洗浄ホース
2A 先端噴射部
3 水中ポンプ
4 給水ホース
5 貯水部
6 フィルタ部
7 ポンプ駆動操作制御部
7A 駆動操作部
9 走行台部
9A 握持操作部
10 車輪
11 ホース巻回部
12 ホース巻回部
13 オーバーフロー水路
14 オーバーフロー水路

Claims (6)

  1. 高圧ポンプにより水を圧送し、洗浄ホースの先端噴射部から前記水を噴射する洗浄装置であって、先端部に水中ポンプを設けた給水ホースと、この給水ホースにより給水した水を貯水する貯水部とを備え、洗浄時には、前記貯水部に所定量の水が貯水された上で前記高圧ポンプを駆動することで、前記給水ホースによる給水量が増減しても予め所定量の水が貯水された前記貯水部から前記高圧ポンプに一定量の水が給水されてこの高圧ポンプの空回り駆動が阻止されるように構成し、前記給水ホースから貯水部を介して前記高圧ポンプに水を給水するまでの給水路途中にフィルタ部を備え、前記給水ホースにより給水した水が前記フィルタ部により不純物を除去された上で前記高圧ポンプへと給水されるように構成すると共に、前記給水ホースは、橋梁上から下方の河川に向けて垂らして先端部の水中ポンプを前記河川に水没させ得る長尺に設定したことを特徴とする洗浄装置。
  2. 前記水中ポンプを駆動させる駆動操作部を有し、この駆動操作部の駆動操作により前記水中ポンプを駆動した際、前記貯水部に所定量の水が貯水されたことを検知して駆動停止状態の前記高圧ポンプを自動駆動する,若しくは駆動停止状態の前記高圧ポンプを噴射開始操作に応じて前記洗浄ホースに水を圧送水可能な待機状態に自動切り替えするポンプ駆動操作制御部を備えた構成としたことを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
  3. 前記高圧ポンプから水を外方に排水する,若しくはこの高圧ポンプから水を前記貯水部に戻すオーバーフロー水路を備え、この高圧ポンプの駆動時に、前記洗浄ホースの先端噴射部の噴射開始操作に応じてこの高圧ポンプの下流側を前記オーバーフロー水路から前記洗浄ホースへと接続切り替えし、前記洗浄ホースの先端噴射部の噴射停止操作に応じてこの高圧ポンプの下流側を前記洗浄ホースから前記オーバーフロー水路へと接続切り替えする自動切り替え弁部を前記高圧ポンプに備えた構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  4. 前記ポンプ駆動操作制御部は、前記駆動操作部により前記水中ポンプを駆動した際、前記貯水部に所定の貯水限界量の水が貯水されたことを検知して前記水中ポンプの駆動を自動一時停止すると共に、水中ポンプの駆動を一時停止することにより前記貯水部の水が所定の貯水量まで減少したことを検知してこの水中ポンプの駆動を自動再開する間歇駆動制御系を備えた構成としたことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  5. 前記貯水部は、所定の貯水限界量を超えて貯水しきれなかった余水をこの貯水部から外方へ排水するオーバーフロー水路を設けた構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄装置。
  6. 下部に車輪を設け走行自在な走行台部に前記高圧ポンプ,貯水部及びフィルタ部を搭載すると共に、この走行台部に前記洗浄ホースと前記給水ホースとを夫々巻回収納し得るホース巻回部と、この走行台部を押動若しくは引動して走行操作する握持操作部とを備えた構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗浄装置。
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