JP4969450B2 - カプリングシール、2つの当該カプリングシールを含むドッキングデバイス、ならびに少なくとも1つの当該カプリングシールを含む容器 - Google Patents

カプリングシール、2つの当該カプリングシールを含むドッキングデバイス、ならびに少なくとも1つの当該カプリングシールを含む容器 Download PDF

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Description

本発明は、カプリングシールと、2つの互いにドッキングされた本発明によるカプリングシールを含むドッキングデバイスとに関する。本発明はさらに、本発明によるカプリングシールまたはドッキングデバイスを操作するリテイナーデバイスにも関する。そのほか本発明は、粉末または顆粒状の材料を精密計量供給するための容器であって、かつ本発明によるカプリングシールを少なくとも1つ含むものにも関する。
特に再加工産業の多くの分野では、使用される出発物質の純度に対して、高い要求が課される。したがって処理過程のいかなる箇所でも、そしてまた出発物質の製造や分離の際に限らず、不純物による汚染を防止しなければならない。しかし好適なカルボイであっても、製造された出発物質をそれに充填するまさにその際に、そしてまた再加工して中間生成物または最終生成物とするため出発物質を詰め替える際に、周囲との接触を完全に防止できないことはしばしばである。すでにこれにより、再加工生成物の品質は、後々に影響が及ぶような損害を受ける可能性がある。場合によっては、その生成物チャージを完全に放棄しなければならないことがある。他方では特に有毒化合物の場合、人間や環境がその物質と接触しないよう注意する必要があり、このため入念に環境分離された作業が必要となる。有毒物質を好適な加工用カルボイに詰め替えることができるための要件は、超クリーンルーム条件下で作業しないと満足されないのがしばしばである。いずれにせよ、高価な出発物質を汚染しないための努力にも、そしてまた有毒化合物によって環境を汚染しないという目標設定にも、設備上および安全技術上高い経費がともない、これは必然的に製造コストに影響する。例えば食品加工、化学、または医薬品工業には、汚染のない作業に対する高度な要求がかならず課される。これは例えば、ばらもの材料または液体の形の生成物を、固定された第1の容器から、輸送用の第2の容器に詰め替える場合に当てはまる。製品によっては、ごくわずかの量でも人体組織に強い毒性が働くものがあり、そのほかにも例えば空気の作用に非常に敏感に反応するものがある。このため産業界では、効果的な連結エレメントまたはドッキングデバイスを開発されているが、これらは容器の充填や排出を、環境分離状態または少なくともダストフリー状態で行えるようにするためのものである。例えばそのために容器はダブルキャップ技術で充填される。この技術は、たしかに非常に効率的であるが、技術的な構成と使用される材料が原因で、高コストであることもわかっている。連続運転時の信頼性も、希望される要求事項像をしばしば満足しない。
DE4329276A1は、輸送可能なばらもの容器にひとつの接続デバイスを設けて、ダストタイトな接続を行うことを提案する。このばらもの容器は、流出口とドッキングした状態では、弾性を有するディスクに上から差し込まれ、閉じた状態ではコーンプラグで密閉される。このばらもの容器の流出ファネルは、その直径が当該ゴムディスクの穴よりも大きい。流出ファネルに設けられたコーンプラグは、その下側のエッジが、ばらもの材料流を遮断する。しかし通過口直径を意図的に小さくしたゴムディスクを、シールエレメントとして用いることによって、次のような可能性を排除できなくなる。すなわち、いずれにせよ頻繁に使用されると損傷が生じ、あるいは柔軟性が減少して、流出ファネルを環境密封状態で分離することができなくなる可能性である。さらには、コーンプラグをスライドして、ばらもの容器の環境分離された密閉が得られるには、特別な予防措置を講じなければならない。DE43299276A1に記載するダストタイトな接続の使用可能性は、したがって非常に限定される。
DE20217669U1は、ほぼ環境分離された2つの容器間の密封された接続を記載する。この場合いずれの容器も、少なくともその一部がほぼ柔軟であり、カプリングシールを用いて、密封状態で結合することができる。互いに密封状態で密着するこれらカプリングエレメントは、それぞれ1本のスリットを設けられ、カプリングエレメントの弾性変形によってこのスリットを開くことができる。互いに一列に並んで密着するカプリングエレメントの各スリットが、互いに正確なフィッティングで位置することにより、各カプリングエレメントの向かい合う面に圧迫を加えてスリットを開き、充填物を移すことができる。この方法は、DE69504581T2で公知のものと同様に、特にドッキングデバイスの取り扱いを簡単にして、製造コストを軽減しようとするものである。DE20217669U1の発展形が、WO03/037756に記載されている。そこで開示されているカプリングエレメントは例えば、その長手側面に、円形に一周する開口周縁に取り付けられた案内レールを備え、互いに向かい合う幅の狭い側面には固定エレメントが設けられ、これを用いて、ドッキングデバイスを形成するカプリングエレメントを相互固定する。この種のカプリングエレメントは、上記のようなドッキングデバイスを形成するために、第2のカプリングシールに対して軸方向にカプリングするのに適している。
GB2040862Aは、真空包装のため、または空気および湿気を排除しながら包装するための包装装置を開示する。充填される容器から排気するためのサクションパイプだけでなく、止め具やクランプエレメントをも備える。このエレメントを用いて、柔軟な容器の開口部周縁を、充填を行う間保持し、自動的に開閉することができる。この場合ゴム材料製の一体型リテイナーデバイスを用いることもできる。このリテイナーデバイスには、柔軟な容器の信頼性ある開閉を行うことができるように、さらに金属製補強材を設けられている。GB2040862Aで紹介されている装置は、充填サイクルを短縮し、周囲の汚染を軽減または排除し、そして充填中のチェックの手間を最小限化するためのものである。
ばらもの材料を汚染なしに詰め替えするドッキングシステムのため、金属部品ではなく熱可塑性のプラスチック成形部品を用いることは、連続運転の場合、または力が非常に強く長時間続いてかかる場合、材料疲労につながる可能性がある。例えば熱可塑性の部品があって、その曲げ弾性特性が、品質的に価値の高いカプリングシールおよびドッキングシステムに用いると非常に有利であるとする。この場合でも、基本状態から長時間持続して曲げがかかると、冷間変形プロセスの結果として、密封性の減少が観察される。この現象は、通常の詰め替えプロセスではかならずしも認められないが、開放時間が長い場合、ここでは特に寸法の小さいカプリングシールおよびドッキングシステムの場合に認められる。にもかかわらず、カプリングシールや、このカプリングシールから形成されたドッキングシステムとしては、プラスチック製のものを利用できるのが望ましいであろう。ただしこれらが上記のような欠点を持たず、そして特にプラスチック製であるのに、長時間負荷がかかっても材料疲労を示さず、特に長時間力が作用しても損傷しなければの話である。同時に、これらカプリングシールとドッキングシステムの取り扱いをさらに簡単にして、その製造コストをさらに軽減することも必要である。
特に小容量のカルボイに対して、粉末状のばらもの材料の充填および/または排出を行う場合、正確な計量供給という問題がしばしば生じる。さらには、ばらもの材料が少量であるほど、再現性ある正確な計量供給が困難になることがわかっている。このためEP527976B1は、粉末または顆粒状材料のための精密計量供給装置を提案する。この装置は、横から圧迫されると開きかつその幅が変化する流出口と、直径がそれより大きくて幼児のおしゃぶり状の貯留スペースとを備える。この貯留スペースは、流出口のほうに向かって先細となる、圧力を加えるためのピン状の先端を備える。そのほか、ドーム形成を解消するために流出口の上に取り付け可能なシェーカー、そして圧力を加えたりシェーカーの振動を生じたりするためのアクチベーターを用いることができる。しかしこの種の計量供給装置からは、搬送される量に対して大きな余裕は得られない。またこの計量供給装置それ自体では、環境密封性ある充填のための安全措置を意図しない。
本発明はこの課題を、容器に対して、環境分離された詰め替え、充填および/または排出を行うための、次のようなカプリングシールによって解決する。このカプリングシールはまず第1に、第1のシーリングストリップを備える。この第1のシーリングストリップは、少なくともその一部分が弾性を持つ側壁本体を少なくとも1つ含む。この側壁本体は、内面、外面、上面および/または上側エッジ、およびまたは下面および/または下側エッジをともなう。またこの第1のシーリングストリップは、側壁本体の第1の末端に第1の軸受エレメントを少なくとも1つ含む。この第1の軸受エレメントは、特に丸みを付けられた、とりわけ円形の外側輪郭または外側輪郭断片、および/またはジョイント軸を取り付けるための少なくとも1つの第1の内部スペースをともない、そして/または第1のヒンジエレメントの形態である。またこの第1のシーリングストリップは、側壁本体の第2の末端、すなわち第1の末端とは反対側の末端に、第2の軸受エレメントを少なくとも1つ含む。この第2の軸受エレメントは、特に丸みを付けられた、とりわけ円弧形の外側輪郭または外側輪郭断片、および/またはジョイント軸を取り付けるための少なくとも1つの第2の内部スペースをともない、そして/または第2のヒンジエレメントの形態である。
上記カプリングシールは第2に、第2のシーリングストリップを少なくとも1つ備える。この第2のシーリングストリップは、少なくともその一部分が弾性を持つ側壁本体を少なくとも1つ含む。この側壁本体は、内面、外面、上面および/または上側エッジ、およびまたは下面および/または下側エッジをともなう。またこの第2のシーリングストリップは、側壁本体の第1の末端に第1の軸受エレメントを少なくとも1つ含む。この第1の軸受エレメントは、特に丸みを付けられた、とりわけ円形の外側輪郭または外側輪郭断片、および/またはジョイント軸を取り付けるための少なくとも1つの内部スペースをともない、そして/または第1のヒンジエレメントの形態である。またこの第2のシーリングストリップは、側壁本体の第2の末端、すなわち第1の末端とは反対側の末端に、第2の軸受エレメントを少なくとも1つ含む。この第2の軸受エレメントは、特に丸みを付けられた、とりわけ円形の外側輪郭または外側輪郭断片、および/またはジョイント軸を取り付けるための少なくとも1つの内部スペースをともない、そして/または第2のヒンジエレメントの形態である。
この場合、第1および第2のシーリングストリップの側壁本体内面は、少なくとも各部分同士を密封状態で互いに密着させることができる。この場合、第1のシーリングストリップの第1の軸受エレメントは、第2のシーリングストリップの第2の軸受エレメントと、そして第1のシーリングストリップの第2の軸受エレメントは、第2のシーリングストリップの第1の軸受エレメントと、隣接して配置することができる。その際それぞれ、第1および第2のシーリングストリップの側壁本体内面は、少なくともその各部分同士が互いに密着する。またその際、第1および第2のジョイント本体が形成され、これらのジョイント本体は特に、共通の外側表面領域、特に円筒形表面領域を持つ。
上記カプリングシールは第3に、第1の曲げ弾性および/または伸び弾性を有するエレメントを少なくとも1つ備え、このエレメントは、互いに反対側にある第1および第2の末端を持つ。またこのエレメントは、これら第1および第2の末端の内側で、少なくとも第1のシーリングストリップの側壁本体の第1の止め具、特に第1の末端にあるかまたは同末端と隣接する同止め具と、第1のシーリングストリップの側壁本体の第2の止め具、特に第2の末端にあるかまたは同末端と隣接する同止め具との間に延びる。そして/または上記カプリングシールは第4に、第2の曲げ弾性および/または伸び弾性を有するエレメントを少なくとも1つ備え、このエレメントは、互いに反対側にある第1および第2の末端を持つ。またこのエレメントは、これら第1および第2の末端の内側において、少なくとも第2のシーリングストリップの側壁本体の第1の止め具、特に第1の末端にあるかまたは同末端と隣接する同止め具と、第2のシーリングストリップの側壁本体の第2の止め具、特に第2の末端にあるかまたは同末端と隣接する同止め具との間に延びる。
第1および第2のジョイント本体を互いに押し付けることにより、そして/または第1および第2のシーリングストリップを互いに引き離すことにより、本発明のカプリングシールは開かれる。したがってこのカプリングシールは、基本状態にある時一般に閉じられていて、シーリングストリップの内面は互いに密着する。これは特に、第1および/または第2の曲げ弾性および/または伸び弾性を有するエレメントを、少なくとも1つ用いるからでもある。好ましくは曲げ弾性を有するエレメントを利用する。エレメントは曲げ弾性を有するものも、伸び弾性を有するものも、それぞれ次のような態様で、シーリングストリップと作用上結合し、またはシーリングストリップと結合されている。その態様とは、本発明のカプリングシールにおいて通過口が開かれても、それらエレメントが、基本状態から横方向に加わる曲げに、対抗して作用するというものである。それに応じて、曲げ弾性および/または伸び弾性を有するエレメントは、互いに密着する側壁本体の外側に向かう曲げに、対抗して作用する。
本発明にいう曲げ弾性を有するエレメントは、力を加えて、スプリング弾性により横方向に曲げることができる。曲げ弾性を有するエレメントが、通常同時に伸び弾性を示すことはない。好適な曲げ弾性エレメントとしては、長手方向伸びに対してほとんど変化しないのが好ましい。特に好ましくは、曲げ弾性エレメントは明らかな曲げ剛性を持ち、頻繁な曲げ、場合によっては長時間持続する曲げがかかっても、復元性が当初の特性を失わないものとする。好適な曲げ弾性エレメントは、好ましくはストリップ、ストラット、ロッドの形態とする。これらストリップ、ストラット、ロッドは、その横方向の伸びが、側壁本体の横方向伸びより大きくならないような寸法が好ましい。これら曲げ弾性エレメントの長手方向伸びも、側壁本体の長手方向伸びより大きくないのが好ましい。
1つの特に好適な実施形態では、この曲げ弾性エレメントが、金属製、そして/または複合材料製、特に炭素繊維および/またはガラス繊維複合材料製の部品、特にストラット、ロッド、またはストリップである。
好適な複合材料は、例えば繊維、テープ、積層、粒子による複合材料を含む。繊維複合材料は特に好ましい。ガラス繊維複合材料は、例えばプレッシング法、ワインディング法、または遠心法により、またはレイアップ法により製造される。特に考慮の対象となる繊維複合材料は、引っ張りと圧縮の強度が高いことですぐれ、曲げ弾性があり、同時に著しい復元性があるものである。
本発明にいう伸び弾性エレメントとは、力を加えられた時、その長手方向の伸びがリバーシブルに変化するものである。考慮の対象となるのは、例えばゴムバンド、ゴムストリップ、またはゴムロッドといった、専門家には公知のゴム材料である。この場合第1および/または第2のシーリングストリップの第1および/または第2の伸び弾性エレメントの第1および/または第2の末端は、第1および/または第2のシーリングストリップの第1または第2の止め具と連結され、そして好ましくは、カプリングシールの基本状態ですでに、すなわちカプリングシールが閉じている時すでに、プリロードがかかっているものとする。
特に好適なカプリングシールは、第1および/または第2の曲げ弾性エレメントが、止め具に取り付けられた状態の時に、プリロードを示す。このプリロードによって、側壁本体の内面が互いに押し付けられ、密封性ある密閉が得られるようになる。例えばこの曲げ弾性エレメントは、基本状態の時、湾曲しまたは曲げられた形状であって、力を加えないと、曲がっていない状態にして止め具に挿入することができない。この実施形態では止め具が、曲げ弾性エレメントがその基本状態に戻れないようにすることにより、シーリングストリップの外面に、継続的な圧迫を加える。
本発明による1つの実施形態は、第1および/または第2のシーリングストリップの第1および/または第2の止め具を、第1または第2のシーリングストリップの側壁本体外面に設けることを意図する。これは例えば、曲げ弾性エレメントの互いに反対側の第1および第2の末端を、その止め具に挿入またはロックできる、このような止め具である。曲げ弾性エレメントは、その第1および第2の末端が止め具内にある時、好ましくは、少なくともこの止め具に、シーリングストリップの長手方向に動かせる状態で取り付けられ、一般には強い曲げを加えないとこれら止め具から取り外せないものとする。カプリングシールを開く時の側壁本体の曲げは、この取り外しには通常不十分である。これら止め具の機能は主として、曲げ弾性エレメントの互いに反対側にある両末端が、例えばプリロードがかかった状態の時にシーリングストリップの基本状態から、そしてシーリングストリップが曲げられた状態の時にこのシーリングストリップから、外れるのを防ぐことである。
したがって、第1および/または第2の曲げ弾性エレメントの第1および/または第2の末端が、少なくとも部分的に動かせる状態で、第1および/または第2のシーリングストリップの第1または第2の軸受エレメント、および/または第1または第2の止め具に挿入可能な点ですぐれている、このような実施形態が好ましい。
1つの好ましい実施形態はさらに、第1および/または第2のシーリングストリップの第1および/または第2の軸受エレメントが、第1または第2のシーリングストリップの第1または第2の止め具を備えることを意図する。例えば、曲げ弾性エレメントの第1および第2の末端の差込手段またはロック手段を、軸受エレメントに設けることができる。
第1および第2の止め具間の間隔は、側壁本体の長さの半分より大きいのが好ましい。曲げ弾性または伸び弾性エレメントは、第1および第2の止め具に設けられている時、側壁本体の中間領域にテンションをかけるのが好ましい。当然のことながら、曲げ弾性および/または伸び弾性エレメントを2つ、3つまたはそれ以上、隣接して設けることもできる。また別な方法として、曲げ弾性および/または伸び弾性エレメントを前後に並べて配置することもできる。例えば、第1の止め具を第1の軸受エレメントに設け、第2の止め具と第3の止め具を例えば側壁本体の中間に取り付け、そして第4の止め具を第2の軸受エレメントに設ける。そうすればこれらの曲げ弾性および/または伸び弾性エレメントは、上記の止め具対の間に位置することになる。当然のことながらこの場合、第2および第3の止め具は、一体型のユニットを形成する。
1つの特に好適な発展形において、本発明によるカプリングシールはさらに、少なくとも1つの第1のジョイントキャップ、および/または少なくとも1つの第2のジョイントキャップ、および/または少なくとも1つの第1のジョイント軸、および/または少なくとも1つの第2のジョイント軸を備える。
第1のジョイントキャップは、少なくともその一部が第1のジョイント本体の上に、そして/または同ジョイント本体を中心として、特に第1および第2のシーリングストリップの互いに隣接する第1および第2の軸受エレメントの上に、および/またはこれら軸受エレメントを中心として配置されて、ピボット軸を形成することができるものである。
第2のジョイントキャップは、少なくともその一部が第2のジョイント本体の上に、そして/または同ジョイント本体を中心として、特に第1または第2のシーリングストリップの互いに隣接する第2および第1の軸受エレメントの上に、および/またはそれら軸受エレメントを中心として配置されて、ピボット軸を形成することができるものである。
第1のジョイント軸は、第1のジョイント本体を、特に第1または第2のシーリングストリップの第1および第2の軸受エレメントを、回転可能状態で取り付けるため、第1の内部スペースに格納されるものである。
第2のジョイント軸は、第2のジョイント本体を、特に第1または第2のシーリングストリップの第2および第1の軸受エレメントを、回転可能状態で取り付けるため、第2の内部スペースに格納されるものである。
本発明は同様にもう1つの実施形態で、第1のシーリングストリップの第1のヒンジエレメントと、第2のシーリングストリップの第2のヒンジエレメントとが、第1のジョイント本体として、第1のヒンジ特にフィルムヒンジを形成することと、第1のシーリングストリップの第2のヒンジエレメントと、第2のシーリングストリップの第1のヒンジエレメントとが、第2のジョイント本体として、第2のヒンジ特にフィルムヒンジを形成することとを意図する。
本発明はさらに、第1および/または第2のシーリングストリップの第1および/または第2の軸受エレメントは、少なくともその一部が、円環形にならって形成され、特にリンクアームであることを意図する。
第1および第2の軸受エレメントは、この場合、好ましくは、これらの軸受エレメントが次のようなジョイント本体を形成するものとする。このジョイント本体は、共通の軸および/または共通のジョイントキャップを介して保持されることにより、これら軸受エレメントに連結された側壁本体に、案内されるヒンジに類似した運動をさせることができるようにする。軸受エレメントの外面および/または内面は丸み付けられまたは円形なので、ジョイント案内は簡単な方法で可能となる。当然のことであるが、隣接する軸受エレメント、および/またはジョイント本体の外面および/または内面に、平滑剤および/または潤滑剤を施すことができる。
本発明による1つの実施形態は、第1および/または第2のシーリングストリップの第1および/または第2の軸受エレメントが、第1および/または第2のシーリングストリップの側壁本体の第1および/または第2の末端の外面に取り付けられること、あるいは取り付け可能とすることを意図する。シーリングストリップの外面に軸受エレメントを取り付けることにより、可能な限り大きな運動許容範囲が得られる。この実施形態には、第1には、例えば1つまたは複数の軸受エレメントが、第1および/または第2のシーリングストリップの一体型構成要素であるようなカプリングシールが含まれる。第2には、1つまたは複数の軸受エレメントが別々の部品であって、これら部品が、シーリングストリップと、あるいはシーリングストリップのブリッジまたは側壁本体とリバーシブルに連結可能である、このようなカプリングシールも含まれる。例えばロック結合、ペグ・イン・ホール結合、またはそのほかのリバーシブルかつ解放可能な力学的結合または形状的結合を介して、軸受エレメントとシーリングストリップのカプリングを、意図することができる。これにより、本発明によるカプリングシールの非常に簡単な取り扱いが可能となる。それだけでなく、追加的な軸受エレメントに頼らなくても、このシーリングストリップを用いて容器を閉じたまま保持することができる。そのためには、例えば別個にカバーレールを利用し、互いに密着する第1および第2のシーリングストリップの上に、このカバーレールを引くことができる。この場合、例えばペグ・イン・ホール結合を用いる。軸受エレメントは、充填または詰め替えに必要であるが、設計が複雑で高コストである。充填及び詰め替えに必要とされ、構造的に費用がかかり高コストな軸受エレメントの個数は、この方法でいちじるしく削減でき、その際、ばらもの材料の充填および詰め替えに、購入という点で制限を受ける必要はない。
この場合本発明は、第1および/または第2の軸受エレメント、特に円形のこれら軸受エレメントが、第1または第2のシーリングストリップの側壁本体の内面までは達しないで、特に90°〜240°の範囲のセンタリング角度を持つものとする。これら軸受エレメントは完全な円形を描かず、側壁本体の内面の領域に開口部を持つ。これにより、シーリングストリップを組み合わせてカプリングシールまたはドッキングデバイスを得る際の取り扱いや、特にシーリングストリップへのバッグ開口周縁の取り付けが容易になる。
もう1つの実施形態は次の点ですぐれている。すなわち、第1および/または第2のジョイントキャップの内側寸法は、隣接する第1および/または第2の軸受エレメントの外側寸法にほぼ相当する。その結果、第1および第2のシーリングストリップの側壁本体内面が互いに密着する時、第1のジョイントキャップは、第1または第2のシーリングストリップの第1および第2の軸受エレメントを、そして第2のジョイントキャップは、第1または第2のシーリングストリップの第2および第1の軸受エレメントを、少なくとも一部分が外面をそろえて囲み、そして回転軸受を形成する。弾性的な側壁本体を曲げて隙間を作るため加えられる力は、例えばジョイントキャップを用いて、シーリングストリップにもたらされる。側壁本体を開閉する際も、このジョイントキャップは、ジョイント本体を形成する第1および第2の軸受エレメントを、その指定された隣接位置に保持する。
もう1つの実施形態は、第1および/または第2のジョイントキャップが、ジョイント軸を持つジョイントキャップカバーを、特に中空円筒セグメントの形態である同ジョイントカバーを備えることを意図する。このジョイント軸は、第1および第2のシーリングストリップの第1および第2の軸受エレメントから形成された第1の内部スペースに、または第1および第2のシーリングストリップの第2および第1の軸受エレメントから形成された第2の内部スペースに、挿入可能である。1つの好ましい実施形態では、ジョイントキャップを介して軸受エレメントを固定または案内するだけでなく、ジョイント軸またはピボット軸を、これら第1および第2の軸受エレメントに、または第1および第2の内部スペースに挿入することもできる。
本発明のもう1つの考え方では、このジョイントキャップを、第1および第2のジョイントキャップ半片から構成することも考慮される。この場合、第1および/または第2のジョイントキャップ半片は、丸み付けられた外面にロック穴を備え、軸受エレメントのロックピンを受けることができる。そして/またはこの半片は、カバー内側に少なくとも1本のロックピンを備えて、軸受エレメントの下面または上面の凹部で受けることができる。さらにこの第1および/または第2のジョイントキャップは開口部分を事前に設定することができ、この部分によって、第1および第2のシーリングストリップの開口角度を、第1および第2のジョイント本体の領域で決定する。ジョイント本体における開口角度によって決定される最大の曲げを介して、カプリングシール開口の最大大きさと、事前設定されるばらもの材料落下速度とを、簡単に調整することができる。
好ましくはこれらのカプリングシールが、次の点ですぐれているものとする。第1には、第1のシールエレメントの側壁本体の第1の末端、好ましくは内面における同末端、および/または第2のシールエレメントの側壁本体の第2の末端、好ましくは内面における同末端が、第1の内部スペースに差し込まれ、特に内部スペースのほぼ中心点まで差し込まれている。そして/または第2には、第1のシールエレメントの側壁本体の第2の末端、好ましくは内面における同末端、および/または第2のシールエレメントの側壁本体の第1の末端、好ましくは内面における同末端が、第2の内部スペースに差し込まれ、特に内部スペースのほぼ中心点まで差し込まれている。第1および第2の軸受エレメントによって形成された第1および第2の内部スペースのほぼ中心に、側壁本体の末端があれば、特に有利であることがわかっている。これにより1つには、カプリングシールの部品に対する機械的負荷が最小限に抑えられる。もう1つには、側壁本体に取り付けられたバッグ開口周縁が非常に丁寧に取り扱われ、カプリングシールを開閉する時、ゆがみを生じない。
さらには次のようにすれば有利である。第1および/または第2のシーリングストリップの第1の軸受エレメントは、少なくとも一部分が、少なくとも1つの円環状本体を含み、第1および/または第2のシーリングストリップの第2の軸受エレメントは、少なくとも2つの互いに間隔を取る円環状本体を含むものとする。この場合、第1の軸受エレメントの円環状本体は、第2の軸受エレメントにおける、相互に間隔を取る2つの円環状本体の間に嵌合可能、特に外面をそろえて嵌合可能であり、その際第1のジョイント本体を形成する。そして/またはこの場合、第2の軸受エレメントの円環状本体が、第1の軸受エレメントの相互に間隔を取る2つの円環状本体の間に嵌合可能、特に外面をそろえて嵌合可能であり、その際第2のジョイント本体を形成する。そしていずれの場合も、少なくとも1本のジョイント軸を受けるための内部スペースを形成する。第1または第2のシーリングストリップの第1および第2の軸受エレメントは、これらの軸受エレメントが外面をそろえて嵌合できるように形成されている。これにより、カプリングシールを開閉する際、案内および固定の質がさらに向上する。この場合さらに、第1および第2のシーリングストリップの第1および第2の軸受エレメントは、少なくともその一部が、ほぼ一体の円筒形または球形の外面を形成するよう、意図することができる。
もう1つの考え方による好ましいカプリングシールは、次の点ですぐれている。すなわち、第1のシーリングストリップの側壁本体の内面、および/または第2のシーリングストリップの側壁本体の内面は、少なくとも基本状態では湾曲しており、特に円切片の形状である。したがって内面が互いに密着する時、開口部スリットが閉じられる。2つの側壁本体の内面がそれぞれ湾曲し、これら側壁本体から、本発明のカプリングシールを形成する場合、まずそこから生じるのは、軸受エレメントまたはジョイント本体が固定されている時、これら側壁本体の互いに密着する内面が、ほぼ直線状の密閉線を形成することである。このようなカプリングシールの場合、内面の基本状態が凸面湾曲であるため、その時すでにプリロードがかかり、したがって確実な密閉が得られる。さらには本発明によるカプリングシールにおいて、内面が凸面湾曲する側壁本体を用いることから、このようなカプリングシールにおいて、この側壁本体の外面は、しばしば外側への湾曲を示す。この外側に湾曲することは、互いに密着する側壁本体の引き離しまたは開放を導き、または容易にするのに適している。それに応じてまた、第1および第2のシーリングストリップの側壁本体内側が密着する時、特に外面をそろえて密着する時、側壁本体の少なくとも1つの外面が、外側への湾曲を示す。少なくとも1つの側壁本体の内面が形材であるカプリングシールも、特に適している。側壁本体の内面を形材とすることにより、カプリングシールの密封性をさらに改善し、残留汚染の危険、例えばカプリングシール領域にばらもの材料が残ることによるそのような危険を、いちじるしく軽減することができる。
好ましいカプリングシールとして、少なくとも1つの凸形変形するブリッジ、および/または少なくとも1つの凹形変形による流路を、第1および/または第2のシーリングストリップの側壁本体の内面に備えるものとする。これらブリッジ/流路は、特に側壁本体の第1の末端からその反対側の第2の末端まで、好ましくは側壁本体の長手軸に平行に延びる。この場合、少なくとも1つの凸形変形するブリッジが、少なくとも1つの長手方向周縁の領域に設けられ、あるいは長手方向周縁として形成されること、そして/または、2つの互いに間隔を取る長手方向周縁および/または凸形変形するブリッジの間に、少なくとも1つの凹形変形による流路、特に中央に同流路を設けることとを意図する。この場合凸形変形するブリッジは、その縦断面がほぼ円切片の形を示し、特に側壁本体のほぼ中央で最大の隆起を示すものとすることができる。
さらには特に好ましい方法として、第1および第2のシーリングストリップの側壁本体の少なくとも一方の内壁、好ましくは両方の内壁は、少なくとも1つの凸形変形するブリッジ、好ましくは中央に位置する同ブリッジを備える。そして、この凸形変形するブリッジと上側の長手方向周縁との間に少なくとも1つの凹形変形による流路を、そしてまた、この凸形変形するブリッジと内壁の下側長手方向周縁との間に少なくとも1つの凹形変形による流路を備える。この場合例えば凸形変形するブリッジは、少なくとも一部分を、内壁の下側および/または上側の長手方向周縁よりもいちじるしく、内壁から突出させることができる。
さらには、特に側壁本体の内壁における長手方向周縁、および凸形変形するブリッジだけを、または確実な密閉を得るため側壁本体の内壁を相互密着させるのに重要な領域だけを、弾性を有するものに形成することができる。柔軟な容器またはホースは、好ましくはこれらの弾性領域への取り付けには接着剤を用いず、側壁本体の確実な密閉に重要でない領域だけに接着剤を用いる。このようにして、内壁の上記の領域、すなわち確実な密閉に用いられる領域の弾性上の耐久性が、接着/粘着剤によって損なわれるのが防止される。
それに応じて、1つの特に好ましいカプリングシールは、柔軟な容器または柔軟なホースとして、次のようなものを用いることができる。すなわち、特にエッジ領域または長手周縁にそって、第1および/または第2のシーリングストリップの側壁本体の内面、外面、上側エッジおよび/または下側エッジに、とりわけ側壁本体の全長にそって、取り付け可能であり、または設けられている、このような容器またはホースである。
1つの好ましい実施形態は、次の点ですぐれている。すなわち容器またはホースが、第1および/または第2のシーリングストリップの側壁本体の内面全体をカバーする。そして特に、容器またはホースの開口周縁が、第1および/または第2のシーリングストリップの側壁本体内面のエッジとほぼ同位置にあり、そして/または側壁本体から突出する。
容器またはホースは、側壁本体またはその内面と、全面的または部分的に接着または溶接することができる。1つの好ましい実施形態において、ホースまたは柔軟な容器は、側壁本体またはシーリングストリップの射出成形製造時すでに、カプリングシールの少なくとも1つの部品と一体化されている。これにより以後の作業段階が省略され、特に安定して密封性ある取り付けが得られる。さらには、接着剤を使用すると、例えば側壁本体の柔軟なプラスチック材料との相互作用により、硬化現象を生じることがあるが、これが回避される。この場合同様に、ホースまたは容器が、カプリングシールの第1の側壁本体または第1のシーリングストリップに、そしてまた第2の側壁本体または第2のシーリングストリップに、部品の射出成形時に1工程で、または順次つながるプロセス工程で、同時に組み込まれまたは取り付けられる。
さらに本発明は、第1および/または第2のシーリングストリップが、長手側の上面および/または下面に、少なくとも1つのカプリングデバイス、特にペグ・イン・ホール型のカプリングデバイスを設けるものとする。特にこの上面および下面には、第1および/または第2のシーリングストリップの側壁本体における内面と外面との間の部分が含まれる。
この場合好適な方法として、第1および/または第2のシーリングストリップ、またはそれらの側壁本体が、長手側上面に溝、またはスプリングを、長手側下面にスプリング、または溝を備えることを、意図することができる。
有利な方法として、本発明によるカプリングシールの上面および下面にカプリングデバイスを設ける。なぜならばこれにより、それぞれ2つのカプリングシールからなるドッキングデバイスを生じ、このドッキングデバイスは、環境密封性が特に著しい点がすぐれているからである。当然のことながら、本発明によるカプリングシール、かつ側面をそろえた状態で互いに密着可能である2つのこれらカプリングシールを用いれば、それだけで本発明によるドッキングデバイスが得られる。このドッキングデバイスを用いれば、ばらもの材料の環境密封性をもって詰め替えできる。これは特に、容器またはホースの開口周縁が、第1および/または第2のシーリングストリップの側壁本体の内面のエッジとほぼ同位置にあり、そして/または側壁本体から突出する場合に、当てはまる。
もう1つの実施形態では、第1および第2のシーリングストリップの形および/または大きさを、ほぼ一致させることを意図する。本発明のカプリングシールの特別な利点は、2つのほぼ同一のシーリングストリップから形成できる点にある。そのためには、シーリングストリップの一方を180°だけ回転させれば、もう1つのシーリングストリップと密着させて、カプリングシールを形成することができる。これにより製造コストが軽減され、組み立てが簡単になり、最終的にばらもの材料の充填や詰め替えの際、故障面が減少する。
もう1つの実施形態の場合、第1および/または第2のシーリングストリップの側壁本体は、内面の上に、特に内面の全長にわたって、少なくとも1つのエラストマーセグメントまたは熱可塑性エラストマーセグメントを持つ。したがって側壁本体の内面は、エラストマーセグメントによって形成することができる。側壁本体またはシーリングストリップは、2つ以上の異なる材料から製造することができる。この場合、側壁本体の内面は、密封性を改善したいという理由から、好ましくは上記のエラストマー材料または熱可塑性エラストマー材料を含む。しかし外面は、例えば熱可塑性プラスチックまたは金属から製造できる。このような部品は、例えば2成分射出成形法によって、ただ1つの手順により製造できる。したがって第1および/または第2のシーリングストリップの側壁本体の外面は、好ましくは、少なくともその一部が熱可塑性材料から形成され、例えば熱可塑性セグメントの形とする。この場合、このシーリングストリップの熱可塑性外面または外側セグメントは、非常に薄いものにして、例えば0.5から2mmの範囲に維持することができる。エラストマー内面または内側セグメントは、同様に非常に薄い仕様が可能であるが、通常は平均して外側コンポーネントよりも厚くする。
上記と異なるもう1つの実施形態では、カプリングシールの少なくとも1つのシーリングストリップにおいて、側壁本体のエラストマー内面、またはエラストマー内側セグメントは、少なくとも一部が、特に全面的に、例えば熱可塑性材料からなる側壁本体の外面より、大きい寸法である。特に有利なのは、側壁本体のエラストマーセグメントの反対側の長手側面が、側壁本体の外面材料特に熱可塑性材料からなる周縁から突出する場合である。このようにして、密封性の程度が、特にリバーシブルな操作をしばしば行う場合、さらに向上する。
もう1つの好ましい実施形態では、側壁本体全体が、エラストマー材料からなるものとする。この場合、曲げ弾性エレメントが、本発明によるカプリングシールの復元能力を決定する。この場合例えば、エラストマー側壁本体は、互いに向かい合う熱可塑性軸受エレメントを備えることができる。そしてまた曲げ弾性エレメントの止め具が軸受エレメントに設けられていなければ、場合によってこの止め具を備えることもできる。この種の部品は、例えば2成分射出成形法で得られる。しかし一般には、側壁本体の外面、すなわち側壁本体の外側セグメントを、熱可塑性材料から製造し、この材料自体がある程度の曲げ弾性を持つものとするのが、実用的である。好ましくは、互いに向かい合う軸受エレメントおよび場合によっては止め具を、この外側セグメントに取り付け、または外側セグメントと一体型に製造する。
当然のことであるが、この曲げ弾性エレメントおよび伸び弾性エレメントを取り付けできるのは、側壁本体の外面だけではない。むしろ、これらのエレメントを側壁本体に、好適な方法で組み込むこともできる。このような側壁本体は例えば多層構造を形成し、この多層構造は、例えばエラストマー内側セグメント、少なくとも1つの曲げ弾性エレメント、およびそれにつながる熱可塑性または金属製の外側エレメントを含む。
もう1つの考え方による特に好ましいカプリングシールは、次の点ですぐれている。すなわち、第1および/または第2のシーリングストリップにおいて、側壁本体の軸受エレメントおよび/または外面は、少なくとも一部分が、特に丸み付けられた外面にそって、次のような物質を含む。それは、熱可塑性ポリマー、特にポリオキシアルキレン、好ましくはポリオキシメチレン(POM)、ポリオレフィン、例えばポリウレタンおよびポリプロピレン、ポリスチロール、スチロール‐コポリマー、例えばABS、SAN、ASAおよびAES、ポリアミド、ポリエステル、例えばポリブチレンテレフタラートおよびポリエチレンテレフタラート、ポリアクリラート(ポリメタクリラート)、例えばポリメチルメタクリラート、PVCおよび/またはポリケトン、好ましくは交互一酸化炭素/エチレンコポリマである。特にポリオキシメチレン(POM)のようなポリオキシアルキレン、および脂肪族交互ポリケトンは、磨耗が少なく、非常によいスライド磨耗特性を持つことですぐれている。
本発明によるカプリングシールはさらに、少なくとも1つの別個のそして/または組み込まれたロックユニットを備えることができる。このユニットは、第1および/または第2のシーリングストリップまたはそれらの側壁本体のポジションを固定するため、特に一時的に固定するためのものである。そして/またはこのカプリングシールは、少なくとも1つの別個のまたは組み込まれたカバーユニットを備える。このユニットは、ドッキングのためカプリングシールに設けられた少なくとも1つの側面または面を、少なくとも部分的にカバーするため、特に環境密封性をもってカバーするためのものである。当然のことであるが、このロックユニットとカバーユニットを、1つの部品とすることもできる。好適なロックおよび/またはカバーユニットはさらに、輸送補助手段例えばトランスポートクリップとして形成することができる。そして例えば容器およびバッグの問題ない輸送、または問題ない貯蔵が得られ、その際、内容物が輸送中または貯蔵中に環境を汚染する恐れはない。したがってこのロックおよびカバーユニットを用いれば、使用前または使用後に意図せずしてカプリングシールが開閉されるのを防止するため、そしてドッキング面を汚染から保護するため、好適な手段が得られる。合目的な方法として、シールストリップまたは側壁本体それぞれの外面に、少なくとも1つのブロッキングエレメント例えばブロッキング溝を備え、このブロッキング溝に、ブロッキングおよびカバーユニットを、対応する装置例えばレールを介して挿入できるようにする。
カプリングシールに関する本発明の課題は、容器の環境分離された詰め替え、充填、および/または排出に用いる次のようなカプリングシールによって解決される。このカプリングシールは、第1には、少なくとも1つの第1のシーリングストリップを備え、このシーリングストリップは、少なくともその一部分が弾性を持つ少なくとも1つの側壁本体を含み、この側壁本体は内面と外面をともなう。第2には、少なくとも1つの第2のシーリングストリップを備え、このシーリングストリップは、少なくともその一部分が弾性を持つ少なくとも1つの側壁本体を含み、この側壁本体は内面と外面をともなう。この場合、第1および第2のシーリングストリップの側壁本体の内面は、少なくともその各部分同士の密封性をもって互いに密着させることができ、そして力を加えるとリバーシブルに開放可能であり、こうして通過口を形成する。第3には、少なくとも1つの曲げ弾性および/または延び弾性エレメントを備え、このエレメントは第1のシーリングストリップの側壁本体の外面に密着可能であるか、密着しており、または第1のシーリングストリップの側壁本体と連結可能であるか、または連結されている。そして/または第4には、少なくとも1つの曲げ弾性および/または延び弾性エレメントを備え、このエレメントは第1のシーリングストリップの側壁本体の外面に密着可能であるか、または密着しており、または第2のシーリングストリップの側壁本体と連結可能であるか、または連結されている。
さらに計量供給装置または計量供給容器に関する本発明の課題は、ばらもの材料のための次のような容器、特に精密計量供給容器によって解決される。この容器は、少なくともその一部分が弾性を持つ容器本体と、少なくとも1つの排出手段とを備え、この排出手段は、容器本体と連結され、少なくともその一部分が弾性を持つ。この排出手段は、少なくとも1つの第1の開口部末端を含み、この場合ばらもの材料は、容器本体を経由して排出手段の中へ、第1の開口部の方向に搬送可能である。またこの排出手段は、少なくとも1つの第1の本発明によるカプリングシールと、少なくとも1つの第2の本発明によるカプリングシールとを備える。この場合、排出手段の第1の開口部末端は、第1のカプリングシールと、特に環境密封性をもって連結され、または連結可能である。そしてまたこの場合、第2のカプリングシールの第1および第2のシーリングストリップの側壁本体の内面は、次のような状態で、排出手段に密着し、または密着可能であり、そして/または排出手段と連結され、または連結可能である。その状態とは、ばらもの材料のリバーシブルに密閉可能な通過路が、容器本体から第2のカプリングシールを経由して排出手段へと、排出手段の第1の開口部末端への方向に実現される、というものである。
1つの好ましい実施形態は、その容器本体の少なくとも一部が弾性を持つ、次のような容器を意図する。この容器は、少なくとも1つの第1の流出口と、少なくともその一部が弾性を持つ少なくとも1つの排出手段と、少なくとも1つの第1の本発明によるカプリングシールと、少なくとも1つの第2の本発明によるカプリングシールとを備える。この排出手段は、少なくとも1つの第1の開口部末端と、少なくとも1つの第2の開口部末端とを含む。この場合第1には、容器本体の第1の流出口が第2のカプリングシールと、特に環境密封性をもって連結され、または連結可能である。第2には、排出手段の第2の開口部末端が第2のカプリングシールと連結され、または連結可能であるが、その際、リバーシブルに密閉可能な通過路を、容器本体から第2のカプリングシールを経由して排出手段まで設けることができるようにする。第3には、排出手段の開口部末端が第1のカプリングシールと、特に環境密封性をもって連結され、または連結可能である。
本発明による計量供給装置を用いれば、特に小さなカルボイでも、例えば200〜1,000gの量でも、再現性をもって正確に、そして絶対的な環境密封性をもって、充填可能であり、しかもこれはばらもの材料の粒径に依存しない。
基本的にはいかなる容器でも考慮の対象となる。好適な容器は、少なくとも排出手段への移行領域、すなわち第2のカプリングシールが設けられている箇所は、次のような柔軟性を持つべきであろう。すなわち、カプリングシールを操作することにより、ばらもの材料を通過させる通過路として、リバーシブルなものが得られ、通常このために、柔軟なプラスチック容器またはプラスチックバッグが用いられる、このような柔軟性である。これらの容器の場合、容器本体は通常、排出手段よりも大きいか、または直径が大きい。しかしこれはどうしてもそうしなければならないわけではない。むしろ容器本体は、排出手段とほぼ等しい直径、またはほぼ等しい大きさまたは寸法とすることができる。本発明による容器を図示では、わかりやすくするため、第2のカプリングシールの手前側に設けられまたは取り付けられているユニット、すなわち容器本体と、第2のカプリングシールの向こう側に取り付けられているユニット、すなわち排出手段との間に差を設けているが、これは、本発明にいう意味では概念的なものである。好適な排出手段とは、例えばその互いに反対側の両末端が柔軟なものとして形成されている、ホースまたはパイプである。この排出手段は、例えば第2のカプリングシールから開口部末端に行くにつれて先細とすることができるが、直径を一定とすることもできる。本発明にいう容器本体の第1の流出口とは、容器の領域のうち、第2のカプリングシールから容器本体の方向に延びる部分のことである。通常の容器本体は、この領域で排出手段の方向に、または第2のカプリングシールの方向に先細となる。
もう1つの実施形態では、容器本体が第1の流入口をも備える。本発明にいう第1の流入口とは、そこを通って容器が連続的に、または不連続的に充填される、そのような開口部である。当然のことであるが、このような第1の流入口は本発明によるカプリングシールと連結できるので、本発明による対応するカプリングシールとドッキングして、本発明によるドッキングデバイスを形成することができる。
1つの好ましい実施形態は、この容器本体と排出手段を一体型に形成する。この場合、容器本体と排出手段とを、第2のカプリングシールの領域で貫通するものに形成する。第2のカプリングシールは、このバリエーションの場合は排出手段を囲み、好ましくは、特に側壁本体の内面を介して排出手段の壁部と連結され、または連結できるものとする。
1つの特に有利な実施形態の場合、容器本体および/または排出手段は、第2のカプリングシールにおける第1および/または第2のシーリングストリップの側壁本体の領域に、少なくとも1つの第1および/または第2の切り欠きまたは開口部を備える。その結果、第2のカプリングシールにおける第1のシーリングストリップの側壁本体を、容器本体および/または排出手段の内壁に、そして/または第2のカプリングシールにおける第2のシーリングストリップの側壁本体に、ほぼ密封性をもって密着させることができる。当然のことながらその逆に、第2のシーリングストリップの側壁本体を基準にして、この考えを当てはめることもできる。
この場合好ましくは特に、第1の切り欠きは、第2のカプリングシールにおける第1のシーリングストリップの側壁本体よりも、寸法を小さくする。その結果として、この側壁本体は第1の切り欠きをほぼ全面的に、特に環境密封性をもってカバーする。そして/または第2の切り欠きを、第2のカプリングシールにおける第2のシーリングストリップの側壁本体よりも小さくする。その結果として、この側壁本体は第2の切り欠きをほぼ全面的に、特に環境密封性をもってカバーする。
この場合好ましくは、第1および/または第2の切り欠きを一周する周縁が、ほぼ環境密封性をもって、第1および/または第2のシーリングストリップと連結され、または連結可能であること、または第2のカプリングシールの第1および/または第2のシーリングストリップの側壁本体と、特に環境密封性をもって連結され、または連結可能とすることができる。
計量供給装置に関する本発明の課題はさらに、次に挙げるものによって解決される。それは第1には、ばらもの材料のための容器、特に精密計量供給容器であって、この容器は、少なくともその一部分が弾性を持つ容器本体を含む。第2には、少なくとも1つの、少なくともその一部分が弾性を持つ排出手段であって、この排出手段は、少なくとも1つの第1の開口部末端を含む。この場合、ばらもの材料は、容器本体を経由して排出手段の中へ、第1の開口部末端の方へと搬送することができる。第3には、少なくとも1つの第1の本発明によるカプリングシールと、少なくとも1つの次のような計量供給装置である。すなわちこの計量供給装置は、排出手段に中に設けられ、特に密封性を持つよう適合されている。またこの計量供給装置は少なくとも1つの流出口を持ち、この流出口は、横から圧迫されると開口し、幅を変化させることができる。この場合、排出手段の第1の開口部末端は、第1のカプリングシールと、特に環境密封性をもって連結されているか、連結可能である。容器または容器本体または排出手段に関しては、前記の説明が、これらのさらなる好ましい実施形態に、それぞれ対応して当てはまる。例えば容器本体と排出手段は、ほぼ同じ直径を持つことができる。この場合排出手段は、本発明による容器の次のような領域、すなわちその内部に計量供給装置の本質的領域、ならびに開口部末端を備える、このような領域を持つこと特徴とする。一般的にはこの実施形態の場合も、容器本体は、排出手段よりも大きい直径を持つ。
1つの好適な計量供給装置は、横から圧迫されると開く流出口を少なくとも1つ備え、この流出口は幅を調節できる。この計量供給装置は例えば、排出手段に挿入されまたははめ込まれた、曲げ弾性材料性のディスクを含む。このディスクの円周は、好ましくは通過路を横切る方向で切った排出手段の横断面に相当する。またこれと異なる実施形態では、計量供給装置は1つの貯留スペースを備えることができ、この貯留スペースは、容器本体の方向に延び、特に少なくともその一部が排出手段内に設けられている。この計量供給装置は、このバリエーションの場合、例えばカップ状に形成することができる。
もう1つの本発明による実施形態の場合、計量供給装置は、内側から少なくともその一部が、特にその円周全体が、外面を合わせて排出手段例えばその内壁に密着し、そして/またはこの排出手段または内壁と連結されているものとすることができる。さらには排出手段と計量供給手段を、ほぼ一体型に形成することもできる。
したがって計量供給装置を、好ましくは、正確な嵌合で排出手段に挿入できるような寸法とする。このようにすれば、排出手段の内壁との間に密封性ある密閉が得られ、こうしてばらもの材料を、計量供給装置の流出口だけを通し、排出手段の第1の開口部末端に向かって搬送することができる。
1つの特に好ましい実施形態は、計量供給装置の流出口をスリット状に形成する。これは例えば次のようにして得られる。すなわち、計量供給装置の流出口がある面の直径全体、または好ましくは直径の一部だけに、少なくとも1回、切込みまたは切り欠きを入れることによる。特に計量供給装置の寸法が大きい場合、曲げ弾性材料からなる2つの断片を重ね合わせて、開口部スリットを生じるのが有利である。本発明による計量供給容器の上記と異なる実施形態の場合、計量供給装置を横から圧縮または押しつぶすことにより、材料流出口の長手方向両側面を互いに押し離す。圧迫を増加するとともに、流出開口部は大きくなる。横からの圧迫は、手動でも機械的にも生じることができる。
本発明のこの課題はさらに、ばらもの材料および/または液体を、環境分離性をもって詰め替え、充填、および/または排出するための、次のようなドッキングデバイスによって解決される。このドッキングデバイスは、少なくとも2つの互いに、特に外面をそろえて密着可能、および/またはドッキング可能な、本発明によるカプリングシールを含む。この場合つねに、第1のカプリングシールの下面、特に第1および第2のシーリングストリップの側壁本体の下面および/または下側エッジが、第2のカプリングシールの上面、特に第1および第2のシーリングストリップの側壁本体の上面および/または上側エッジと密着する。本発明によるドッキングデバイスに使用されるカプリングシールは、好ましくはその形状と大きさが、互いに次のように調整されるものとする。すなわち、互いに反対側に位置する第1および第2のジョイント本体、および/または第1および第2のカプリングシールに圧迫が加えられると、第1および第2のカプリングシールの側壁本体が、互いに、特に同じ形に離れる方向に曲げられる。すなわち互いに同時に開閉する。第1および第2のカプリングシールの互いに密着する側壁本体の運動は、例えば互いに噛み合うカプリングデバイスを介すれば、例えばペグ・イン・ホールを介すれば、特に効果的に得られる。この場合例えば、第1のカプリングシールの第1および第2のシーリングストリップにおける側壁本体の下面または下側エッジそれぞれにスプリングが設けられる。このスプリングは、その形状と大きさが溝と一致する。この溝とは、第2のカプリングシールの第1および第2のシーリングストリップにおける側壁本体の上面または上側エッジの上に設けられているものである。このようにして、ばらもの材料容器を、そこに取り付けられた第1のカプリングシールによって、まず詰め替えが行われるまで環境密封性をもって閉じておき、そしてやはり絶対的な環境密封性をもって第2のカプリングシールと組み合わせて、本発明によるドッキングデバイスを形成することができる。さらには詰め替えプロセスをも、絶対的な環境密封性をもって行うことができる。なぜならば、ドッキングデバイスの第1および第2のカプリングシールは、その開閉運動が互いに組み合わされているからである。
ドッキングデバイスに関する本発明の課題は、さらに次のようなドッキングデバイスによって解決される。すなわちこのドッキングデバイスの場合、本発明によるカプリングシールが、特に外面をそろえて本発明による容器の第1のカプリングシールに密着させられ、またはドッキングされる。
本発明によるドッキングデバイスのもう1つの実施形態では、少なくとも1つのカプリングシールが、特に環境分離されて、特に開口部の周縁領域で柔軟な容器と連結可能または連結されているものを意図する。
この場合本発明は、少なくとも1つのカプリングシールが、特に周縁領域で、柔軟なホース状の成形体と、特に環境分離されて、連結可能または連結されているものを意図する。
本発明の課題は、本発明によるカプリングシールおよび/または本発明によるドッキングデバイスを操作するリテイナーデバイスによっても解決される。すなわちこのリテイナーデバイスは第1に、第1の取り付けおよび/またはロックユニットを備え、このユニットは、カプリングデバイスまたはドッキングデバイスの第1のジョイント本体、および/または第1のジョイントキャップを、特に外面をそろえて取り付けおよび/またはロックするためのものである。このリテイナーデバイスは第2には、第2の取り付けおよび/またはロックユニットを備え、このユニットは、カプリングデバイスまたはドッキングデバイスの第2のジョイント本体、および/または第2のジョイントキャップを、特に外面をそろえて取り付けおよび/またはロックするためのものである。このリテイナーユニットは第3には、次のような調整機構を備える。すなわちこの調整機構は、第1の取り付けおよび/またはロックユニットと、第2の取り付けおよび/またはロックユニットを互いに近づけたり、離したりして、カプリングシールまたはドッキングデバイスを開閉するように装備されている
本発明によるリテイナーデバイスは、好ましくは、第1および/または第2のシーリングストリップの、特に第1および/または第2のジョイント本体の、第1および/または第2の軸受エレメントを取り付けるために、少なくとも1本のジョイント軸を備えるものとする。この場合、第1および/または第2の取り付けおよび/またはロックユニットは、下側および/または上側の、特に回転または移動可能な固定機構を備えることができる。そしてまた、第1および第2の取り付けユニットが互いに接近しおよび/または離れるトラベルを制限することもできる。このリテイナーデバイスを、手動、半自動、完全自動で操作し、そしてカプリングシールまたはドッキングデバイスのブロッキング解除、ブロッキング、開閉に用いることができる。この調整機構を、例えば回転継手により、または回転継手を持つ、または持たないアクチュエータによって、使用することができる。このリテイナーデバイスも同様に、少なくとも1つの空気圧式、油圧式、または電動式で駆動される調整機構、特に半自動または完全自動式の調整機構を、備えることができる。例えば空気圧駆動のリテイナーデバイスは、ばらもの材料の充填、詰め替え、または排出の際の信頼性をさらに高める。またこのような装置を用いれば、本発明によるドッキングデバイスの開閉を、つねに最適に行うことができ、これはこのデバイスの大きさおよび/または弾性特性の影響を受けない。そのほかこのリテイナーデバイスは、次のような吸引装置を少なくとも1つ備える。すなわち、第1および/または第2のカプリングシールにおいて、第1および/または第2のリテイナーデバイス、および/または第1および/または第2のジョイントキャップ、および/または第1および/または第2のジョイント本体と、作用上結合できるかまたは結合している、このような吸引装置である。リテイナーデバイスと吸引装置を組み合わせることにより、例えば詰め替えやドッキングデバイスの閉動作を終了した後、かつドッキングデバイスの第1および第2のカプリングシールを組み合わせ解除する前に、ジョイント本体領域に残っているばらもの材料残留物を吸い出すことができる。これにより、ドッキングデバイスの組み合わせ解除の際の残留物汚染の危険が、さらに減少する。
したがって本発明の基礎となるのは次のような認識である。それは、カプリングシールおよびドッキングデバイスの本発明による構成によれば、少なくとも一部分がほぼ柔軟な容器を充填または排出する際に、ばらもの材料および/または液体を、効果的かつ汚染なしに充填または詰め替えすることができる、という認識である。さらに本発明によるカプリングシールとドッキングデバイスは、効率的な設計構造を持ち、その個別部品の個数が非常に少ない。そして長期間運転しても、また持続的に負荷がかかっても、高度の信頼性と安全性が得られる。長期間負荷がかかった場合も、技術的な欠陥および磨耗現象は、ほとんど生じる可能性がない。また特別に有利な点として、本発明によるカプリングシールとドッキングデバイスは、長期間にわたって開放状態のままとすることができ、それによって、次の閉動作や、側壁本体内面の密着における信頼性と密封性が、損なわれることはない。また本発明によるカプリングシールとドッキングデバイスは、安価に製造できる。1つの非常に有利な実施形態では、カプリングシールの持つ第1と第2のシーリングストリップが、2つとも同一でさえある。同様な方法で、1つのドッキングデバイスに、4つの同一なシーリングストリップを備えるものを得ることもできる。このため、製造と取扱いがさらに非常に容易になる。個別部品が失われても、したがって問題なく交換できる。さらには、本発明によるカプリングシールまたはドッキングデバイスは、その通過口の全断面積を利用できる。しかし公知のダブルキャップ技術の場合、ダブルキャップインサートが、断面積を減少させる。
そしてまた、曲げ弾性または延び弾性エレメントを含むカプリングシール全体を、プラスチック材料から作ることができ、そして問題なく廃棄できるのも有利な点である。
本発明によるドッキングデバイスとカプリングシールは、充填設備または製造設備から直接、柔軟な容器に対して、特に環境分離された充填を行うのに適している。そしてまた、バッグ、製造設備、成形設備、エクストルーダー、射出成形機、ブロー成形機に汚染なしに充填または排出するのに、このドッキングデバイスとカプリングシールを、問題なく、そして信頼性をもって用いることができる。特に、製造のための材料だけを用いたい時、例えば医薬製品の合成の際に抽出材料を、または医薬中間製品または最終製品を装入する場合で、成形製品をも用いたい時、本発明によるドッキングデバイスまたは本発明によるカプリングシールは、非常に有利であることがわかっている。そしてまた、例えば高純度のプラスチックを、信頼性ある方法として、次のようにして得ることができる。すなわち顆粒を、本発明によるドッキングデバイスを経由して、直接プラスチック処理設備に、例えばエクストルーダーに充填する。この場合、1つの好ましい実施形態として、カプリングシール、ドッキングデバイス、および/または容器を、重点される材料と同じ材料から製造することができるものとする。
本発明によるドッキングデバイスを用いれば、製造設備における充填および排出ステーションを、非常に単純かつ安価に構成することができ、その際、汚染のない作業という観点で、何らかの犠牲を払う必要はない。本発明によるカプリングシールおよびドッキングデバイスによれば、ばらもの材料で環境に負荷をかけることはなく、また搬送されるばらもの材料が、環境由来の物質や粒子によって汚染されることもない。この関連で同様に驚くべきことは、本発明によるドッキングデバイスおよびカプリングシールに用いられる材料またはコーティング材料を、詰め替えされるばらもの材料に適合させることにより、残留物汚染を完全に防止できることである。この場合、詰め替え時にカプリングシールに生じる磨耗さえも、ばらもの材料、例えばポリマー顆粒の場合の汚染の原因となることはない。したがって本発明によるカプリングシールまたはドッキングデバイスは、環境および製品の保護に貢献する。
本発明のそのほかの事項と利点を下記の説明に記載し、本発明によるカプリングシールとドッキングデバイスの実施例を、図面を用いて詳しく説明する。
図1は、本発明によるカプリングシール1の第1のシーリングストリップ2を、模式的な側面図として示す。この第1のシーリングストリップ2は、長い形状の側壁本体6と、その側壁本体6の第1の末端に第1の軸受エレメント18と、この側壁本体6で第1の末端とは反対側にある第2の末端に第2の軸受エレメント20とを備える。側壁本体6は、外壁14と、内壁10とを含む。側壁本体6にはさらに、上部または前部エッジ13と、その反対側に下部または後部エッジ(図示しない)とがある。側壁本体6の内壁10の上には、側壁本体6の長手方向にそって、2つの追加的な凸形変形するブリッジを取り付け、またはこれを側壁本体の一体型構成要素とすることができる(図示しない)。これらの凸形変形するブリッジは、本発明によるカプリングシールの特に好ましい実施形態の構成要素である。当然のことながら、本発明によるカプリングシール1は、凸形変形するブリッジを備えない実施形態をも含む。側壁本体6はさらに、例えば中程度の弾性を持つ材料、例えば熱可塑性材料からなる外側セグメント21と、弾性材料からなる内側セグメント23とに区分される。この種の材料組み合わせは、例えばコエクストルージョンまたはマルチコンポーネント射出成形によれば1工程で得られるものであって、いわゆる2成分部品として知られている。第1の軸受エレメント18は、側壁本体6の第1の末端44の領域に、側壁本体6の外面14に取り付け部26が設けられている。同様にして、第2の軸受エレメント20は、側壁本体6の第2の末端66に、取り付け部28が設けられている。これら第1および第2の軸受エレメント18および20は、その断面がほぼ円環にならった形状である。リンクまたはリンクアームが、1つの完全な円としては閉じられていない。図1に示すように、第1の軸受エレメント18は相互に間隔を取る2つのリンクアーム34および36を含む。これらリンクアームの間の間隔としては、第2のシーリングストリップ4のリンクアーム38′がその中に収まるような間隔を取る(図示しない)。リンクアーム34および36、または第1の軸受エレメント18は、少なくともその一部が、側壁本体6の第1の末端44が差し込まれるスペース48を囲む。好ましくは、この第1の末端44は、円形に形成されたリンクアーム34または36によって暗示される内部スペース48のほぼ中心に位置する。好ましくは、リンクアーム34および36の外面も内面も、円筒形の一部とする。第2の軸受エレメント20は取り付け部28を含み、この取り付け部はリンクアーム38につながる。側壁本体6の第2の末端66も、好ましくはリンクアーム38によって暗示される内部スペース50のほぼ中心に位置するものとする。
側壁本体6の外面14には、曲げ弾性エレメント200としてストリップが密着し、このストリップは、第1および第2の軸受エレメント18および20の間に延びる。ストリップ200の第2の末端204は突起206、208を備え、これらの突起は、対応する切り欠き212および214(図示しない)に挿入されている。切り欠き212および214は、第1の止め具210(図示しない)を形成し、この止め具はこの実施例では軸受エレメント20の構成要素である。ストリップ200の第1の末端202には、突起216が設けられ、この突起は、対応する切り欠き218に挿入されている。切り欠き218は、同様にして第2の止め具220を形成し、軸受エレメント18の構成要素である。曲げ弾性エレメント200は、例えばガラス繊維不織布からなるものとし、好ましくは曲げをかけられた状態を基本状態とする。この曲げ弾性エレメントが止め具210および220に固定されると、ただちに外面14は力を受け、その結果、本発明によるカプリングシールにおいては、両者シーリングストリップの内面が互いに押し付けられる。曲げ弾性ストリップ200の長さは、このストリップが、取り付け状態では、第1および第2の軸受エレメントの間で、ほぼその全長にわたって位置するような長さとする。突起206、208、216の寸法は、シーリングストリップが強く外側に湾曲している時でも、すなわちカプリングシールが開放状態でも、突起は依然として止め具210および220の中に残るような寸法とする。
本発明によるカプリングシール1は、図2に示すように、次のようにして得られる。すなわち、第1のシーリングストリップ2が、このシーリングストリップ2とほぼ同一である第2のシーリングストリップ4と、それらの側壁本体6および8の内面にそって互いに密着することにより得られる。この場合、第1のシーリングストリップ2の側壁本体6の第1の末端44は、第2のシーリングストリップ4の側壁本体の第2の末端と、ならびに第1のシーリングストリップ2の側壁本体の第2の末端は、第2のシーリングストリップ4の側壁本体の第1の末端と、それぞれ密着する。そして第1のシーリングストリップ2のリンクアーム38は、ジョイントキャップ56に覆われているが、第2のシーリングストリップ4の第1の軸受エレメント22に噛み込む。この軸受エレメントは、相互に間隔を取りながらジョイントキャップ56に覆われているリンクアーム34′および36′を含む。そして第2のシーリングストリップ4のリンクアーム38′は、ジョイントキャップ56′に覆われながら、第1の軸受エレメント18に噛み込む。この軸受エレメントは、ジョイントキャップ56′に覆われているリンクアーム34および36を含む。このようにしてジョイント本体25および25′を形成する。この場合、第1および第2のシーリングストリップ2および4において、側壁本体6および8の内壁10および12は、密着している。第1および第2のシーリングストリップ2、4の第1および第2の軸受エレメント18、20、22、24は互いに噛み合うが、これらの軸受エレメントのそれぞれ外面をそろえて重ね合わせて、第1および第2のジョイント本体25、25′を形成する。そうすると、側壁本体6および8が弾性特性を持つため、そして内壁10および12が丸みを帯びた形状であるため、組み立て状態のカプリングシール1においては、側壁本体6および8の外壁14、16が、わずかに丸みを帯びた外側湾曲を生じる。シーリングストリップ2の外面では、止め具210および220にも、曲げ弾性ストリップ200が延びている。
曲げ弾性ストリップ200は、シーリングストリップ2の外面にぴったり密着する。突起206および208は、軸受エレメント20の切り欠き212および214に噛み込む。同様にして突起216も、止め具220の切り欠き218に噛み込む。ここでジョイント本体25および25′を互いに押し付けるならば、第1および第2のシーリングストリップ2および4の側壁本体は、外側に突出して曲がる。この運動に、曲げ弾性エレメント200は対抗して働く。突起が切り欠きの中に遊びをわずかしか持たないようにすることにより、側壁本体を外側に突出するよう曲げる際には、この曲げに対抗して働くストリップ200の曲げ剛性が、側壁本体の外面に直接作用する。
図3は、本発明による2つのカプリングシール1および1′の側面図を示す。第1および第2のシーリングストリップの第1および第2の軸受エレメントを、それぞれ第1および第2のジョイントキャップ半片60および70が、ジョイントキャップ56を形成しながら囲んでいる。第1および第2のシーリングストリップの側壁本体の内壁10および12は、基本状態の時互いに圧迫し合うので、バッグ90は完全に閉じられる。これは、1つには、側壁本体6および8の内壁が、基本状態の時湾曲していることによる。シーリングストリップの両末端におけるジョイントキャップ56、56′の中に、隣接する軸受エレメントを固定する際には、両者側壁本体が密着して、ほぼ直線状のシールスリットを形成するようになる。図示の実施形態において、柔軟なバッグ90の開口周縁領域は、側壁本体6および8の内壁10または12の領域に固定されている。この場合特に有利な方法として、側壁本体において互いに反対側に位置する第1および第2のそれぞれ末端までこの固定を行い、その結果、バッグ開口周縁が方向転換する箇所が、シーリングストリップが開閉する際の側壁の回転中心と一致するようにする。このようにしてバッグは、カプリングシールの開閉の際、負荷を受けないか、受けても最小限の負荷となる。これにより周囲の汚染につながりかねない材料疲労または亀裂が防止される。柔軟なバッグ90の開口周縁は、側壁本体6または8の下部エッジの領域で、すなわち内壁から外壁への移行領域で固定されるのが好ましい。これは例えば粘着によって行う。しかしこの種の取り付けには、バッグ壁部分が内壁の外側周縁に、または凸形変形するブリッジに密着するという利点がある。なぜならば、粘着材料がそのほかの内壁領域全体においては使用されないことにより、内壁の弾性特性が長期的に維持されるからである。それに応じて、本発明によるカプリングシール1および1′の中で互いに密着する内壁、またはこれらカプリングシールの凸形変形するブリッジによって、確実な密閉が得られる。特に図3のカプリングシール1′に認められるように、ジョイントキャップ56′の開口角度58により、第1および第2のシーリングストリップの運動許容範囲が指定される。カプリングシールにおいて互いに反対側に位置するジョイントキャップが互いに押し付けられると、第1および第2のシーリングストリップが互いに離れて、バッグを開く。カプリングシールの疲労を当初から防止するためには、ジョイントキャップ56および56′の開口角度58によって、シーリングストリップの最大開度を決定する。なぜならば、カプリングシールの第1および第2のシーリングストリップの外面が、開口角度58を決定する。ジョイントキャップの周縁に衝突すると、その時すでにさらなる開放は、破損を生じることなしには不可能だからである。開口角度を制限するには、ロックピンとロック穴、そのほか凹部とロックピンからなるシステムも、同様に用いることができる。
カプリングシール1に柔軟なバッグ90を固定するのと同様な方法で、例えばもう1つの柔軟なバッグ、または柔軟な詰め替えホース94を、カプリングシール1′に取り付けることができる。カプリングシール1および1′は、寸法がほぼ同一であって、互いに組み合わされた状態において、本発明によるドッキングデバイス96を形成する。環境分離されたドッキングは、好ましい実施形態として、次のように行うことができる。すなわち、第2のカプリングシール1′の第1および第2のシーリングストリップ2および4において、側面本体6、8の上側エッジ98aおよび98bにそって、または上面13、15に、溝92a、92bを設けまたは施す。これらの溝には、対応するスプリングエレメント114a、114bを、好ましくは正確な嵌合で挿入することができる。これらスプリングエレメントは、カプリングシール1の第1および第2のシーリングストリップ2および4において、側面本体6、8の下面に設けられているものである。すでに図1および図2で説明したように、側面本体の外面では、曲げ弾性を有するストリップが、軸受エレメントの止め具に可動状態で取り付けられている。
図4は、第1の取り付けユニット102および第2の取り付けユニット104を持つ本発明によるリテイナーエレメント100と、レバーアーム106および108を示す。取り付けユニット102および104は、カプリングシール1および1′のジョイントキャップ56,56′の少なくとも一部分を、外面をそろえて収めることができる、このような形状である。取り付けユニットとジョイントキャップの少なくとも一部分が、雄/雌嵌合挙動するのが好ましい。カプリングシール1′は、すでにリテイナーデバイス100に挿入されている。この場合詰め替えホース94は、充填される容器116と連結されている。カプリングシール1は、すでに図3で説明したように、シーリングストリップまたは側面本体の上面に、スプリングエレメント114aおよび114b(図示しない)を備える。これに応じてカプリングシール1は、シーリングストリップまたは側面本体の下面に、溝92aおよび92b(図示しない)を備える。これはカプリングシール1′のスプリングエレメントを収めるためである。カプリングシール1′は、その下面が底面プレート110を介して、取り付けユニット102および104に保持される。カプリングシール1をリテイナーデバイス100に挿入した後、図4に示すように、上側の保持プレート112は、カプリングシール1のジョイントキャップ56または56′の上面を導かれ、例えばネジで固定される。この取り付けユニット102および104は、次のような形状とすれば有利である。すなわち、上側保持プレート112を固定またはネジ止めすることにより、スプリング114a、114bおよび溝92a、92bは、それぞれストッパーがかかるまで互いに噛み合わされるようにする。このようにすれば、絶対的に環境分離されたドッキングデバイス96が得られ、このデバイスを用いればいかなるばらもの材料をも、図4に示すように、固定された容器、あるいは輸送可能な容器116に移すことができる。そのためには、第1および第2の取り付けユニット102および104が互いに近づくように、レバーアーム106および108を操作する。これにより、第1および第2のカプリングシール1および1′の第1および第2のシーリングストリップは、同時に互いに離れる方向に動いて、柔軟なバッグ90および柔軟な詰め替えホース94を開く。シーリングストリップの側面本体の外面には、ここでも曲げ弾性を有するストリップ200および200′が設けられ、これらのストリップは、その互いに反対側にある両末端が、軸受エレメントの構成要素である止め具に保持される。例えば柔軟なバッグ90や柔軟な詰め替えホース94を、それぞれ側面本体またはシーリングストリップの外側周縁まで導くと、カプリングシールをドッキングデバイスに組み立てる際には、これらの周縁は互いにぶつかることになる。その結果、ばらもの材料を詰め替える際、本発明によるドッキングデバイスのいかなる部分も、ばらもの材料と接触することはない。バッグを外して新しいバッグを取り付けた後、本発明によるドッキングデバイスは、汚染することなくさらに使用でき、その際追加的な洗浄プロセスは不要である。本発明によるドッキングデバイスをリテイナーデバイス100から取り外すのは、取り付けと同様に簡単である。上側の保持プレート112を取り外した後、カプリングシール1および1′は、問題なく分離することができ、しかも閉じた状態で行うことができる。したがって充填または詰め替えを行った後も、環境や詰め替えられた製品が汚染する恐れはない。
図5aは、特に粉末または顆粒状のばらもの材料を精密計量供給するための本発明による容器300を示す。この柔軟な容器300は、容器本体302と、流出口に向かって先細となる部分304とを含む。この部分304に続いては、排出手段310の第2のカプリングシール312に中断された後、この排出手段の開口部末端306に環境密封性をもって、本発明による第1のカプリングシール308が取り付けられている。したがって容器本体302にはホース類似の排出手段310がつながり、この排出手段は、バッグ本体302よりつねに狭い。バッグ本体は、例えば精密計量された排出のためのこのような実施形態の場合、さかさまにして計量供給台314に載せて、排出手段310がこの計量供給台を貫通することができる。先細の容器本体302から排出手段310への移行部には、詰め替えされるばらもの材料の精密供給のため、本発明による第2のカプリングシール312を取り付けられている。このカプリングシールは、1つの実施形態では、単純に外側から排出手段310に載せ、またはかぶせることができるので、カプリングシールが排出手段を囲むことになる。好ましくは、この第2のカプリングシール312のシーリングストリップまたは側壁本体を、排出手段の外壁と、粘着によって連結する。これは例えば排出手段310を容器本体302と一体とする場合に行われる。当然のことながら、容器本体302と排出手段310とを、別々のコンポーネントとして、第2のカプリングシール312に連結することもできる。この場合、容器本体302の開口部周縁310は、好ましくはシーリングストリップの上側部分と、特に側壁本体の内面と連結されるものとする。そして排出手段310の第1の開口部318は、特に一周する形でカプリングシール312のシーリングストリップの下側領域と、特に第1および第2のシーリングストリップの側壁本体の内面と、特に環境密封性をもって連結されるものとする。この種の実施形態の場合、第2のカプリングシール312における互いに向かい合う側壁本体の内面は、各部分同士、直接接触することができる。第2のカプリングシール312の弾性を有する側壁本体の内面がこのように直接接触することが許容される場合、非常に少量のばらもの材料の特に効果的な精密計量供給が可能となることが、わかっている。
図5bは、中間製造段階における一体型容器300の特に好ましい実施形態を示す。容器本体302から搬出手段310への移行部では、容器の前面と背面それぞれに、切り欠き320および322が設けられている。これらの切り欠きはそれぞれ、第2のカプリングシール312の第1および第2のシーリングストリップの側壁本体よりも、寸法が小さい。一般には、排出手段310または容器本体302の開口周縁領域に、非常に狭い周縁ストリップ324および326設ければ十分である。そうすると点線で示した領域では、カプリングシールの側壁本体が、切り欠きの周りを一周する周縁328と、環境密封性をもって連結される。
次にこの計量供給容器300の機能形態を詳細に説明する。充填されるべきカルボイ(ここには図示しない)自体は、やはり本発明によるカプリングシールを備え、このカプリングシールは、本発明による環境密封性ドッキングデバイスを形成しながら、容器300のカプリングシール308と連結可能である。このドッキングプロセスは、コントロールされながら排出される容器300が、例えば好適な計量供給台314を用いて、好適な排出ポジションに置かれた後に、行うのが好ましい。容器300の第1のカプリングシール308が、充填されるべきカルボイのカプリングシールとの、環境密封性あるドッキングデバイスをまだ形成していない場合、第2のカプリングシール312は閉じたままであるのが好ましい。すなわち、第1および第2のシーリングストリップの側壁本体の内面は、直接に、またはバッグの壁を介して間接に、密封性を持って互いに密着する。この場合、側壁本体の内側に位置する弾性を有する部分、特に互いに向かい合う長手側面上のそのような部分が、側壁本体の外側の熱可塑性部分よりも突出するようにすれば、特に有利である。圧迫を加えることにより、形成済みのドッキングデバイスが開くので、カルボイを充填に用いることができる。つづいて第2のカプリングシール312も圧迫を加えられる。この場合好ましくは空気圧駆動装置、好ましくは電気的駆動装置により圧迫を加える。その結果、ばらもの材料は、重力によって容器本体302から充填されるべきカルボイに達することができる。この充填過程を、当然のことながら、バイブレーターまたはアクチベーターといった好適な装置によって支援することができる。加えられた力に応じて、すなわち側壁本体が間隔を取ることによって生じる有効通過断面積で、充填速度を調節することができる。精密計量供給を行うには、少なくとも1〜2mmの隙間があれば、すでに十分である。計量供給の精度は、特に小粒子のばらもの材料の場合、バイブレーターを併用することにより、さらに向上することができる。
図6は、本発明による計量供給容器400の上記と異なる実施形態を示す。この容器は、容器本体402と排出手段410とを含む。排出手段の第1の開口部末端406は、ここでも本発明によるカプリングシール408を備える。特に粉末状ばらもの材料の精密計量供給のため、図5aに示したように、第2の本発明によるカプリングシールを用いる代わりに、図6に示す実施形態の場合、次のような計量供給装置412を少なくとも1つ用いる。すなわち、横から圧迫されると開き、幅を調節できて、スリット形状の流出口414を持つ計量供給装置である。この計量供給装置412は、排出手段410の内部、または容器本体402と排出手段410との移行部の内部に取り付けられる。この計量供給装置412の全円周を、環境密封性をもって、排出手段410またはその内壁と連結する(図6は、わかりやすくするために、排出手段内壁と計量供給装置外面と間の取り付けを、全円周にわたっては表示するが、全面にわたっては表示しない)。この連結は例えば接着剤または溶接によって行われる。こうして、ばらもの材料は、この計量装置412の流出口414だけを経由して、排出手段410を通過し、第1のカプリングシール408に達することができる。特に有利な方法として、計量供給装置412は、排出手段410の通過路を遮断する曲げ弾性ディスク416のみならず、このディスクから延びる、特に容器本体402の方向に延びる壁エレメント418を備える。この壁エレメントは、排出手段410の内壁と連結することができる。そうするとこの好ましくは周囲を一周する壁418は、ほぼディスク状の遮断物416とともに、一種の貯留スペースを形成する。当然のことであるが、この壁が曲げ弾性ディスク416から、排出手段410の第1の開口部末端406の方向に延び、または開口部末端406の方向だけでなく、容器本体402の方向にも延びるものとすることもできる。
前記の説明、図面、ならびに請求項で開示された本発明の諸内容は、個別でも、そしてまた任意の組み合わせでも、さまざまな実施形態における本発明の実現の本質をなすものである。
本発明によるシーリングストリップの透視図である。 本発明によるカプリングシールの透視図である。 2つの本発明によるカプリングシールが、ドッキングして本発明によるカプリングシールを形成する前の状態の透視図である。 開放状態の本発明によるドッキングデバイスを含む、本発明によるリテイナーデバイスの透視図である。 粉末状ばらもの材料を精密軽量供給するための、本発明による容器の上面図である。 図5aの計量供給容器の中間製造段階の上面図である。 本発明による容器の上記と異なる実施形態の上面図である。
符号の説明
1、1′ カプリングシール
2 第1のシーリングストリップ
4 第2のシーリングストリップ
6 第1のシーリングストリップの側壁本体
8 第2のシーリングストリップの側壁本体
10 第1のシーリングストリップの側壁本体の内面
12 第2のシーリングストリップの側壁本体の内面
13 第1のシーリングストリップの側壁本体の上面
14 第1のシーリングストリップの側壁本体の外面
15 第1のシーリングストリップの側壁本体の上側エッジ
16 第2のシーリングストリップの側壁本体の外面
17 第1のシーリングストリップの側壁本体の下面
18 第1のシーリングストリップの第1の軸受エレメント
19 第1のシーリングストリップの側壁本体の下側エッジ
20 第1のシーリングストリップの第2の軸受エレメント
21 シーリングストリップまたは側壁本体の外側セグメント
22 第2のシーリングストリップの第1の軸受エレメント
23 シーリングストリップまたは側壁本体の内側セグメント
24 第2のシーリングストリップの第2の軸受エレメント
25 第1のジョイント本体
25′ 第2のジョイント本体
26 第1のシーリングストリップの第1の軸受エレメントの取り付け部
28 第1のシーリングストリップの第2の軸受エレメントの取り付け部
30 第2のシーリングストリップの第1の軸受エレメントの取り付け部
32 第2のシーリングストリップの第2の軸受エレメントの取り付け部
34 第1の軸受エレメント18のリンクアーム
36 第1の軸受エレメント18のリンクアーム
38、38′ 第2の軸受エレメント20のリンクアーム
40 側壁本体の弾性コンポーネント
44 側壁本体6の第1の末端
46 側壁本体6の第2の末端
48 第1の内部スペース
50 第2の内部スペース
56 第1のジョイントキャップ
56′ 第2のジョイントキャップ
58 ジョイントキャップの開口角度
66 側壁本体6の第2の末端
68 ジョイントキャップ半片60の取り付けスペース
90 バッグ
92a、92b 溝
94 詰め替えホース
96 ドッキングデバイス
98a、98b 第1および第2のシーリングストリップ2および4の上側エッジ
100 リテイナーデバイス
102 第1の取り付けユニット
104 第2の取り付けユニット
106 第1のレバーアーム
108 第2のレバーアーム
110 底面プレート
112 上側の保持プレート
114a、114b スプリングエレメント
116 容器
120 凸形変形するブリッジ
122 凹形変形
124 凹形変形
126 側面周縁領域
128 側面周縁領域
130 空気圧サーボドライブ
132 空気圧シリンダー
134 空気圧シリンダー
136 カプリング
138 ブロッキングピン
200、200′ 曲げ弾性エレメント
202 曲げ弾性エレメントの第1の末端
204 曲げ弾性エレメントの上記と反対側にある第2の末端
206 曲げ弾性エレメントの突起、舌状物
208 曲げ弾性エレメントの突起、舌状物
210 止め具
212 切り欠き
214 切り欠き
216 曲げ弾性エレメントの突起、舌状物
218 切り欠き
220 止め具
300 計量供給容器
302 容器本体
304 容器本体の先細部分
306 排出手段の開口部末端
308 第1のカプリングシール
310 排出手段
312 第2のカプリングシール
314 計量供給台
316 流出口
318 第2の開口部末端
320 切り欠き
322 切り欠き
324 周縁ストリップ
326 周縁ストリップ
328 切り欠きを一周する周縁
400 計量供給容器
402 容器本体
406 第1の開口部末端
408 カプリングシール
410 排出手段
412 計量供給装置
414 スリット状の流出口
416 計量供給装置の曲げ弾性ディスク
418 計量供給装置の壁

Claims (56)

  1. 環境分離された詰め替え、充填、または排出を、容器に行うためのカプリングシール(1)において
    前記カプリングシール(1)は、
    少なくとも1つの第1のシーリングストリップ(2)であって、少なくとも一部が弾性を持ち、内面(10)、外面(14)、上面または上側エッジ(13、15)下面または下側エッジ(17、19)を有する少なくとも1つの側壁本体(6)と、前記側壁本体(6)の第1の末端少なくとも1つの第1の軸受エレメント(18)前記側壁本体(6)の第1の末端とは反対側の第2の末端少なくとも1つの第2の軸受エレメント(20)を含む、第1のシーリングストリップ(2)と、
    少なくとも1つの第2のシーリングストリップ(4)であって、少なくとも一部が弾性を持ち、内面(12)、外面(16)、上面または上側エッジ下面または下側エッジを有する少なくとも1つの側壁本体(8)と、前記側壁本体(8)の第1の末端少なくとも1つの第1の軸受エレメント(22)前記側壁本体(8)の第1の末端とは反対側の第2の末端少なくとも1つの第2の軸受エレメント(24)を含む、第2のシーリングストリップ(4)と
    を備え、
    前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記側壁本体(6、8)の前記内面(10、12)は少なくとも一部が互いに密着するように配置され、前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記側壁本体(6、8)の前記内面(10、12)の少なくとも一部同士が互いに密着するように配置された前記第1のシーリングストリップ(2)の前記第1の軸受エレメント(18)は、前記第2のシーリングストリップ(4)の前記第2の軸受エレメント(24)と隣接する位置にあり、かつ前記第1のシーリングストリップ(2)の前記第2の軸受エレメント(20)は、前記第2のシーリングストリップ(4)の前記第1の軸受エレメント(22)と隣接する位置にあって、それぞれ第1および第2のジョイント本体(25、25′)を形成し
    前記カプリングシール(1)は、
    少なくとも1つの第1の弾性エレメント(200、200′)であって前記第1の弾性エレメントは、互いに反対側に位置する第1および第2の末端(202、204)を持ち、前記第1および第2の末端の内側で、少なくとも前記第1のシーリングストリップの前記側面本体の第1の止め具(210)前記第1のシーリングストリップの前記側壁本体の第2の止め具(220)の間に延びる、第1の弾性エレメント(200、200′)と
    少なくとも1つの第2の弾性エレメントであって前記第2の弾性エレメントは、互いに反対側に位置する第1および第2の末端を持ち、前記第1および第2の末端の内側で、少なくとも前記第2のシーリングストリップの前記側面本体の第1の止め具前記第2のシーリングストリップの前記側壁本体の第2の止め具の間に延びる、第2の弾性エレメント
    をさらに備える、カプリングシール。
  2. 前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第1および第2の止め具(210、220)が、前記第1および第2のシーリングストリップの前記側壁本体(6、8)の前記外面(14)にそれぞれ設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のカプリングシール(1)。
  3. 前記第1および第2のシーリングストリップの前記第1および第2の軸受エレメント(18、20)が、前記第1および第2のシーリングストリップの前記第1および第2の止め具(210、220)を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のカプリングシール(1)。
  4. 前記第1または第2弾性エレメント(200、200′)が、金属または複合材料の少なくとも1つからなるストラット、ロッドまたはストリップの形状の部品を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  5. 前記第1および第2の弾性エレメント(200、200′)の前記第1または第2の末端(202、204)は、少なくとも部分的に、前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の第1または第2の止め具(210、220)に差し込まれることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  6. 前記第1および第2の弾性エレメント(200、200′)は、組み込まれた状態の時プリロードがかかることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  7. 前記第1および第2のシーリングストリップの前記第1および第2の弾性エレメントの前記第1および第2の末端は、前記第1および第2のシーリングストリップの前記第1および第2の止め具と連結されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  8. 前記カプリングシールは、
    少なくとも1つの第1のジョイントキャップ(56)であって、回転軸受を形成しながら、少なくとも一部分が前記第1のジョイント本体(25)の上またはその周りに、前記第1または第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第1および第2の軸受エレメント(18、24)に互いに隣接して配置される、第1のジョイントキャップ(56)
    少なくとも1つの第2のジョイントキャップ(56′)であって、回転軸受を形成しながら、少なくとも一部分が前記第2のジョイント本体(25′)の上またはその周りに、前記第1または第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第2および第1の軸受エレメント(20、22)に互いに隣接して配置される、第2のジョイントキャップ(56′)と、
    少なくとも1つの第1のジョイント軸であって、前記第1または第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第1および第2の軸受エレメント(18、24)の前記第1のジョイント本体(25)を、回転可能な状態で取り付けるため第1の内部スペース(48)に取り付ける、第1のジョイント軸と、
    少なくとも1つの第2のジョイント軸であって、前記第1または第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第2および第1の軸受エレメント(20、22)の前記第2のジョイント本体(25′)を、回転可能な状態で取り付けるため第2の内部スペース(50)に取り付ける、第2のジョイント軸と
    をさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  9. 前記第1および第2のシーリングストリップの前記第1の軸受エレメントは、第1のヒンジエレメントを形成し、前記第1および第2のシーリングストリップの前記第2の軸受エレメントは、第2のヒンジエレメントを形成し
    前記第1のシーリングストリップの第1のヒンジエレメントと前記第2のシーリングストリップの第2のヒンジエレメントとが第1のヒンジを構成し、前記第1のシーリングストリップの第2のヒンジエレメントと前記第2のシーリングストリップの第1のヒンジエレメントとが第2のヒンジを構成することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  10. 前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第1および第2の軸受エレメント(18、20、22、24)は、少なくとも部分的に円環(34、36、38)の形状に形成されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  11. 前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第1および第2の軸受エレメント(18、20、22、24)が、前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記側壁本体(6、8)の前記第1または第2の末端の前記外面(14、16)に取り付けられることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  12. 前記第1および第2軸受エレメント(18、20、22、24)が、前記第1または第2のシーリングストリップ(2、4)の前記側壁本体(6、8)の前記内面(10、12)までは延びていないことを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  13. 前記第1および第2のジョイントキャップ(56、56′)の内側寸法が、隣接する前記第1および第2の軸受エレメント(18、24、20、22)の外側寸法にほぼ相当するので、前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記側壁本体(6、8)の前記内面(10、12)が互いに隣接する時、前記第1のジョイントキャップ(56)は、前記第1または第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第1および第2の軸受エレメント(18、24)を、前記第2のジョイントキャップ(56′)は、前記第1または第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第2および第1の軸受エレメント(20、22)を、それぞれ少なくとも部分的に含み、回転軸受を形成することを特徴とする、請求項に記載のカプリングシール(1)。
  14. 前記第1および第2のジョイントキャップ(56、56′)が、ジョイント軸を持つジョイントキャップカバー(66)備え、前記ジョイント軸は、前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第1および第2の軸受エレメント(18、24)から形成された前記第1の内部スペース(48)の中に、または前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第2および第1の軸受エレメント(20、22)から形成された前記第2の内部スペース(50)の中に、挿入可能に形成されることを特徴とする、請求項に記載のカプリングシール(1)。
  15. 前記第1または第2のジョイントキャップ(56、56′)が第1および第2のジョイントキャップ半片(60、70)からなることを特徴とする、請求項に記載のカプリングシール(1)。
  16. 前記第1のシーリングストリップ(2)の前記側壁本体(6)の前記第1の末端(44)、および前記第2のシーリングストリップ(4)の前記側壁本体(8)の前記第2の末端が、前記第1の内部スペース(48)の中に差し込まれ、前記第1のシーリングストリップ(2)の前記側壁本体(6)の前記第2の末端(46)、および前記第2のシーリングストリップ(4)の前記側壁本体(8)の前記第1の末端が、前記第2の内部スペース(50)の中に差し込まれることを特徴とする、請求項に記載のカプリングシール(1)。
  17. 前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第1の軸受エレメント(18、22)は、少なくとも一部が、少なくとも1つの円環状の本体を持前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第2の軸受エレメント(20、24)は、少なくとも2つの互いに間隔を取る円環状の本体を持ち、前記第1の軸受エレメント(18、22)の円環状の本体が、前記第2の軸受エレメント(20、24)の2つの互いに間隔を取る円環状本体の間に、前記第1のジョイント本体(25)を形成しながら嵌合され前記第2の軸受エレメント(20、24)の円環状の本体が、前記第1の軸受エレメント(18、22)の2つの互いに間隔を取る円環状本体の間に、前記第2のジョイント本体(25′)を形成しながら嵌合され、少なくとも1つのジョイント軸を取り付けるための内部スペースをそれぞれ形成することを特徴とする、請求項1から16のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  18. 前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記側壁本体(6、8)の少なくとも1つの前記内面(10、12)が、少なくとも1つの凸形変形ブリッジ(120)と、前記凸形変形ブリッジ(120)から前記内面(10、12)の上側長手周縁(126、128)までにおける少なくとも1つの流路(122、124)と、前記凸形変形ブリッジ(120)から前記内面(10、12)の下側長手周縁(126、128)までにおける少なくとも1つの流路(122、124)とを備えることを特徴とする、請求項1から17のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  19. 前記カプリングシールは、柔軟な容器(90)または柔軟なホース(94)を備え、
    前記容器またはホースは、前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記側壁本体(6、8)の前記内面(10、12)、前記外面(14、16)、前記上側エッジまたは前記下側エッジに、取り付けられるか、または設けられることを特徴とする、請求項1から18のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  20. 前記容器(90)またはホース(94)が、前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記側壁本体(6、8)の前記内面全体をカバーすることを特徴とする、請求項19に記載のカプリングシール(1)。
  21. 前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)または該シーリングストリップの前記側壁本体(6、8)が、前記上面および/または前記下面(98a、98b)に少なくとも1つのカプリング装置備えることを特徴とする、請求項1から20のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  22. 前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)または該シーリングストリップの前記側壁本体(6、8)が、前記上面(98a)に溝(114a、114b)またはスプリング(92a、92b)を、前記下面(98b)にスプリング(92a、92b)または溝(114a、114b)を備えることを特徴とする、請求項20に記載のカプリングシール(1)。
  23. 前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)は、その形状および大きさがほぼ一致することを特徴とする、請求項1から22のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  24. 前記第1および第2のシーリングストリップの前記側壁本体の前記内面が、少なくとも1つのエラストマーセグメントまたは熱可塑性エラストマーセグメントを備えることを特徴とする、請求項1から23のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  25. 前記第1および第2のシーリングストリップの前記側壁本体の前記外面は、少なくとも一部分が、熱可塑性材料を含むことを特徴とする、請求項1から24のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  26. 前記第1および第2軸受エレメント、または前記第1または第2のシーリングストリップの前記側壁本体の前記外面は、少なくとも一部分が熱可塑性ポリマー含むことを特徴とする、請求項1から25のいずれか一項に記載のカプリングシール(1)。
  27. 環境分離された詰め替え、充填、または排出を、容器に行うためのカプリングシール(1)において
    前記カプリングシール(1)は、
    少なくとも1つの第1のシーリングストリップ(2)であって、少なくとも一部が弾性を持ち、内面(10)外面(14)を有する少なくとも1つの側壁本体(6)を含む、第1のシーリングストリップ(2)と、
    少なくとも1つの第2のシーリングストリップ(4)であって、少なくとも一部が弾性を持ち、内面(12)外面(16)を有する少なくとも1つの側壁本体(8)を含み
    前記第1および第2のシーリングストリップの前記側壁本体の前記内面は、少なくとも一部が互いに密着、かつ力を加えるとリバーシブルに通過口を形成しながら開放するように配置される、第2のシーリングストリップ(4)と
    少なくとも1つの第1の弾性エレメント(200、200′)であって前記第1のシーリングストリップの前記側壁本体の前記外面に密着しているか、または前記第1のシーリングストリップの前記側壁本体と連結されている、第1の弾性エレメント(200、200′)と
    少なくとも1つの第2の弾性エレメントであって前記第2のシーリングストリップの前記側壁本体の前記外面に密着しているか、または前記第2のシーリングストリップの前記側壁本体と連結されている第2の弾性エレメント
    を備える、カプリングシール。
  28. 前記第1のシーリングストリップの前記第1の止め具は、前記第1のシーリングストリップの前記側壁本体の前記第1の末端にまたはこれに隣接して位置し、前記第1のシーリングストリップの前記第2の止め具は、前記第1のシーリングストリップの前記側壁本体の前記第2の末端にまたはこれに隣接して位置し、
    前記第2のシーリングストリップの前記第1の止め具は、前記第2のシーリングストリップの前記側壁本体の前記第1の末端にまたはこれに隣接して位置し、前記第2のシーリングストリップの前記第2の止め具は、前記第2のシーリングストリップの前記側壁本体の前記第2の末端にまたはこれに隣接して位置することを特徴とする、請求項1に記載のカプリングシール(1)。
  29. 前記複合材料は、炭素、アラミド、またはガラス繊維複合材料の少なくも1つ以上を含む、請求項4に記載のカプリングシール(1)。
  30. 前記第1および第2の軸受エレメント(18、20、22、24)が、90°〜240°のセンタリング角度を持つ、請求項12に記載のカプリングシール(1)。
  31. 前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記側壁本体(6、8)前記内面(10、12)の両方は、少なくとも1つの凸形変形ブリッジ(120)と、前記凸形変形ブリッジ(120)から前記内面(10、12)の上側長手周縁(126、128)までにおける少なくとも1つの流路(122、124)と、前記凸形変形ブリッジ(120)から前記内面(10、12)の下側長手周縁(126、128)までにおける少なくとも1つの流路(122、124)とを備えることを特徴とする、請求項18に記載のカプリングシール(1)。
  32. 前記容器またはホースは、前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記側壁本体(6、8)の前記内面(10、12)、前記外面(14、16)、前記上側エッジ、または前記下側エッジに、前記側壁本体(6、8)の全長にそって、取り付けられるか、または設けられることを特徴とする、請求項19に記載のカプリングシール(1)。
  33. 前記容器(90)またはホース(94)の周縁が、前記第1および第2のシーリングストリップの前記側壁本体の前記内面のエッジにほぼ対応するか、前記エッジを越えて突出することを特徴とする、請求項20に記載のカプリングシール(1)。
  34. 前記カプリング装置が、前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記側壁本体(6、8)の前記内面(10、12)と前記外面(14、16)の間の部分を含むことを特徴とする、請求項21に記載のカプリングシール(1)。
  35. 前記少なくとも1つのエラストマーセグメントまたは熱可塑性エラストマーセグメントは、前記内面の全長にわたって延びることを特徴とする、請求項24に記載のカプリングシール(1)。
  36. 前記熱可塑性ポリマーは、ポリオキシアルキレン、ポリオキシメチレン(POM)、ポリオレフィン、ポリスチロール、スチロールコポリマー、ポリアミド、ポリアクリラート(ポリメタクリラート)、PVC、ポリケトンの少なくとも1つと、交互一酸化炭素/エチレンコポリマーとを含むことを特徴とする、請求項26に記載のカプリングシール(1)。
  37. 環境分離された詰め替え、充填、または排出を、容器に行うためのカプリングシール(1)において、
    前記カプリングシール(1)は、
    少なくとも1つの第1のシーリングストリップ(2)であって、少なくとも一部が弾性を持ち、内面(10)、外面(14)、上面または上側エッジ(13、15)、下面または下側エッジ(17、19)を有する少なくとも1つの側壁本体(6)と、前記側壁本体(6)の第1の末端の少なくとも1つの第1の軸受エレメント(18)と、前記側壁本体(6)の第1の末端とは反対側の第2の末端の少なくとも1つの第2の軸受エレメント(20)とを含む、第1のシーリングストリップ(2)と、
    少なくとも1つの第2のシーリングストリップ(4)であって、少なくとも一部が弾性を持ち、内面(12)、外面(16)、上面または上側エッジ、下面または下側エッジを有する少なくとも1つの側壁本体(8)と、前記側壁本体(8)の第1の末端の少なくとも1つの第1の軸受エレメント(22)と、前記側壁本体(8)の第1の末端とは反対側の第2の末端の少なくとも1つの第2の軸受エレメント(24)とを含む、第2のシーリングストリップ(4)と、
    を備え、
    前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記側壁本体(6、8)の前記内面(10、12)は少なくとも一部が互いに密着するように配置され、前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記側壁本体(6、8)の前記内面(10、12)の少なくとも一部同士が互いに密着するように配置された時に、前記第1のシーリングストリップ(2)の前記第1の軸受エレメント(18)は、前記第2のシーリングストリップ(4)の前記第2の軸受エレメント(24)と隣接する位置にあり、かつ前記第1のシーリングストリップ(2)の前記第2の軸受エレメント(20)は、前記第2のシーリングストリップ(4)の前記第1の軸受エレメント(22)と隣接する位置にあって、それぞれ第1および第2のジョイント本体(25、25′)を形成し、
    前記カプリングシール(1)は、
    少なくとも1つの第1の弾性エレメント(200、200′)であって、前記第1の弾性エレメントは、互いに反対側に位置する第1および第2の末端(202、204)を持ち、前記第1および第2の末端の内側で、少なくとも前記第1のシーリングストリップの前記側面本体の第1の止め具(210)と、前記第1のシーリングストリップの前記側壁本体の第2の止め具(220)との間に延びる、第1の弾性エレメント(200、200′)と、
    少なくとも1つの第2の弾性エレメントであって、前記第2の弾性エレメントは、互いに反対側に位置する第1および第2の末端を持ち、前記第1および第2の末端の内側で、少なくとも前記第2のシーリングストリップの前記側面本体の第1の止め具と、前記第2のシーリングストリップの前記側壁本体の第2の止め具との間に延びる、第2の弾性エレメントと、
    をさらに備え、
    前記第1および第2のシーリングストリップ(2、4)の前記第1および第2の止め具(210、220)が、前記第1および第2のシーリングストリップの前記側壁本体(6、8)の前記外面(14)にそれぞれ設けられ、
    前記第1および第2の弾性エレメント(200、200′)は、組み込まれた状態の時プリロードがかかる、
    カプリングシール。
  38. 少なくとも一部分が柔軟な容器本体(302)と、前記容器本体と連結され少なくとも一部分が柔軟な少なくとも1つの排出手段(310)とを備えるばらもの材料のための容器(300)において、
    前記排出手段は
    少なくとも1つの第1の開口部末端(306)であって、ばらもの材料が前記容器本体(302)を経由して前記排出手段(310)の前記第1の開口部末端(306)に向かって搬送可能である、第1の開口部末端(306)と、
    請求項1から37のいずれか一項に記載の少なくとも1つの第1のカプリングシール(308、312)と、
    請求項1から37のいずれか一項に記載の少なくとも1つの第2のカプリングシール(308、312)と、を備え、
    前記排出手段(310)の前記第1の開口部末端(306)は、前記第1のカプリングシール(308)と環境密封性をもって連結可能であり、前記第2のカプリングシール(312)の前記第1および第2のシーリングストリップの前記側壁本体の前記内面は、前記排出手段に密着可能連結されることで、ばらもの材料のリバーシブルに密閉可能な通過路が、前記容器本体(302)から、前記第2のカプリングシール(312)を経由して、前記排出手段(310)の前記第1の開口部末端(306)の方向に設けられる
    容器
  39. 前記容器本体(302)が少なくとも1つの第1の流出口(316)を備え、前記排出手段(310)が少なくとも1つの第1の開口部末端(306、318)少なくとも1つの第2の開口部末端(306、318)を備え、
    前記容器本体(302)の前記第1の流出口(316)が、前記第2のカプリングシール(312)と環境密封性をもって連結可能であり、前記排出手段(310)の前記第2の開口部末端(318)が、前記第2のカプリングシール(312)と環境密封性をもって連結可能であることを特徴とする、請求項38に記載の容器(300)。
  40. 前記容器本体(302)および前記排出手段(310)は、前記第2のカプリングシール(312)の領域を連続的に形成することを特徴とする、請求項38または39に記載の容器(300)。
  41. 前記容器本体(302)および排出手段(310)は、前記第2のカプリングシール(312)の前記第1および第2のシーリングストリップの前記側壁本体の領域で、少なくとも1つの第1および第2の切り欠き(320、322)を備えるので、前記第2のカプリングシール(312)の前記第1のシーリングストリップの前記側壁本体は、前記容器本体(302)および排出手段(310)の壁に、または前記第2のカプリングシール(312)の前記第2のシーリングストリップの前記側壁本体に密着可能に配置されることを特徴とする、請求項38から40のいずれか一項に記載の容器(300)。
  42. 前記第1の切り欠き(320)は、前記第2のカプリングシール(312)の前記第1のシーリングストリップの前記側壁本体よりも、寸法が小さいので、前記側壁本体は前記第1の切り欠き(320)をほぼ全面的に環境密封性を持ってカバーし、
    前記第2の切り欠き(322)は、前記第2のカプリングシール(312)の前記第2のシーリングストリップの前記側壁本体よりも、寸法が小さいので、前記側壁本体は前記第2の切り欠き(322)をほぼ全面的に環境密封性を持ってカバーすることを特徴とする、請求項41に記載の容器(300)。
  43. 前記第1および第2の切り欠き(320、322)を一周する周縁(328)は、前記第2のカプリングシール(312)の第1および第2のシーリングストリップとほぼ環境密封されるか、または前記第2のカプリングシール(312)の前記第1および第2のシーリングストリップの前記側壁本体と環境密封性をもって連結可能であることを特徴とする、請求項42に記載の容器(300)。
  44. 少なくとも一部分が柔軟な容器本体(402)と、少なくとも一部分が柔軟な少なくとも1つの排出手段(410)とを備えるばらもの材料のための容器(400)であって、
    前記排出手段は
    少なくとも1つの第1の開口部末端(406)であって、ばらもの材料が前記容器本体(402)を経由して前記排出手段(410)の前記第1の開口部末端(406)に向かって搬送可能である、第1の開口部末端(406)と、
    請求項1から37のいずれか一項に記載する少なくとも1つの第1のカプリングシール(408)と、
    前記排出手段(410)に設けられた少なくとも1つの計量供給装置(412)とを備え、
    前記計量供給装置は、横から圧迫されると開いてその幅を調節できる少なくとも1つの流出口を有し、前記排出手段(410)の前記第1の開口部末端(406)は、前記第1のカプリングシール(408)と環境密封性をもって連結可能である、
    容器
  45. 前記計量供給装置(412)の前記流出口はスリット状であることを特徴とする、請求項44に記載の容器。
  46. 前記計量供給装置(412)が貯留スペースを備え、前記貯留スペースは、前記容器本体(402)に向かって延び少なくともその一部が前記排出手段内にあることを特徴とする、請求項44または45に記載の容器(400)。
  47. 前記計量供給装置(412)は、内側で、少なくともその一部分が前記排出手段(410)に密着可能に配置され前記排出手段と連結されていることを特徴とする。請求項44から46のいずれか一項に記載の容器(400)。
  48. 前記容器本体が少なくとも1つの第1の流入口を備えることを特徴とする、請求項38から47のいずれか一項に記載の容器(300、400)。
  49. 前記容器本体(302、402)および排出手段(310、410)が、一体型に形成されていることを特徴とする、請求項38から48のいずれか一項に記載の容器(300、400)。
  50. 前記容器本体(302、402)は、前記排出手段(310、410)よりも直径が大きいことを特徴とする、請求項38から49のいずれか一項に記載の容器(300、400)。
  51. ばらもの材料または液体に対して、環境分離された詰め替え、充填、または排出を行うためのドッキングデバイス(96)において、
    前記ドッキングデバイスは、
    請求項1から37のいずれか一項に記載の少なくとも1つのカプリングシール(1、1′)と、
    請求項38から50のいずれか一項に記載の少なくとも1つの容器(300、400)と、
    を備え
    前記カプリングシール(1、1′)と、前記容器(300、400)の前記第1のカプリングシール(308、400)とは、互いに密着可能に配置される、
    ドッキングデバイス。
  52. 少なくとも1つの前記カプリングシール(1、1′)、開口部周縁領域が柔軟容器(90)と環境密封性を持って連結可能であることを特徴とする、請求項51に記載のドッキングデバイス(96)。
  53. 少なくとも1つの前記カプリングシール(1、1′)、開口部周縁領域が柔軟ホース状の成形体(94)と環境密封性を持って連結可能であることを特徴とする、請求項51または52に記載のドッキングデバイス(96)。
  54. 請求項1から37のいずれか一項に記載のカプリングシール(1、1′)、または請求項51から53のいずれか一項に記載のドッキングデバイス(96)を操作するためのリテイナーデバイスにおいて、
    前記リテイナーデバイスは
    第1の取り付けおよびロックユニット(102)であって前記カプリングシール(1)または前記ドッキングデバイス(96)の前記第1のジョイント本体(25)または前記第1のジョイントキャップ(56)を取り付けおよびロックする、第1の取り付けおよびロックユニット(102)と
    第2の取り付けおよびロックユニット(104)であって前記カプリングシール(18)または前記ドッキングデバイス(96)前記第1のジョイント本体の反対側にある前記第2のジョイント本体(25′)または前記第2のジョイントキャップ(56′)を取り付けおよびロックする、第2の取り付けおよびロックユニット(104)と、
    調整機構であって、前記第1の取り付けおよびロックユニット(102)と、前記第2の取り付けおよびロックユニット(104)とを、互いに接近させ、また互いに離して、開閉を行うものとして装備されている、調整機構と
    を備える、
    リテイナーデバイス。
  55. 少なくとも1つのジョイント軸を備え、前記ジョイント軸は、前記第1および第2のジョイント本体の前記第1および第2のシーリングストリップの前記第1および第2の軸受エレメント取り付けるためのものであることを特徴とする、請求項54に記載のリテイナーデバイス。
  56. 前記調整機構は、電気的にまたは空気圧により駆動可能であることを特徴とする、請求項55に記載のリテイナーデバイス。
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