JP4967669B2 - 無線通信装置および無線通信装置におけるセキュリティモード及びプライバシービットの切り替え方法 - Google Patents

無線通信装置および無線通信装置におけるセキュリティモード及びプライバシービットの切り替え方法 Download PDF

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本発明は、無線LANに関し、特にセキュリティモードとプライバシービットの不整合を回避するための技術に関する。
無線LANには、通信のセキュリティに関してセキュリティモード及びプライバシービットの設定がある。セキュリティモードとしては、WEPキーによる暗号化を行う“WEP”状態と、WEPキーによる暗号化を行わない“NoneWEP”状態とを取り得る。プライバシービットとしては、WEPキーによる暗号化が行われているときの“ON”状態と、WEPキーによる暗号化が行われていないときの“OFF”状態とがある。そして、セキュリティモード及びプライバシービットの設定は、通常一致している。すなわち、セキュリティモードが“WEP”のときは、プライバシービットは“ON”、セキュリティモードが“NoneWEP”のときは、プライバシービットは“OFF”である。
特開2006−60578号公報
しかしながら、無線LANによる通信を行う特定種類の無線通信装置(以下、タイプAという)では、セキュリティモード及びプライバシービットの不整合が生じることがある。つまり、セキュリティモードが“WEP”のときにプライバシービットが“OFF”となり、セキュリティモードが“NoneWEP”のときにプライバシービットが“ON”となる場合がある。このような不整合が生じると、その無線通信装置は、正常に通信を行うことができない。
具体的な不整合パターンを図面を用いて説明する。
図5は、第1の不整合パターンを示す。
まず、タイプAの無線通信装置STA_Aと、タイプAとは異なるタイプBの無線通信装置STA_Bとが、セキュリティモード“NoneWEP”、かつプライバシービットが“OFF”で、アドホックモードにより通信を行っている。
このときに、STA_Aがユーザから、セキュリティモードを“WEP”へ切り換えるように指示を受けると、STA_Aは“WEP”での接続処理を開始する(S101)。すなわち、STA_Aはプローブリクエスト201を発信し、STA_Bからプローブレスポンス202を受信する。このとき、プローブレスポンス202には、このときのSTA_Bのプライバシービットの設定が含まれている。つまり、プローブレスポンス202にはプライバシービット“OFF”を示す情報が含まれている。
STA_Aは、プローブレスポンス202に基づいて、セキュリティモード“WEP”の既存の通信セグメントが存在しないことを確認すると、自らをクリエイタとするセキュリティモード“WEP”の新たな通信セグメントを立ち上げる(S110)。そのときの具体的な処理は、STA_Aのプライバシービットに、プローブレスポンス202に含まれているプライバシービットをコピーすることにより、新通信セグメントのプライバシービットを“OFF”に設定する(S111)。さらに、STA_Aのセキュリティモードを“WEP”に設定する(S112)。このとき、STA_Aは、セキュリティモードとプライバシービットとが不整合であることを検出し、新たな通信セグメントの識別情報であるBSSIDに、不正なBSSID(オールF)を設定する(S113)。
この不整合が生じる原因は、ステップS111で、STA_Aがプローブレスポンス202に含まれているプライバシービットを、新通信セグメントのプライバシービットとしてそのままコピーすることにある。
一方、STA_Bも、ユーザからセキュリティモードを“WEP”へ切り換えるように指示を受けると、“WEP”での接続処理を開始する(S301)。すなわち、STA_Bもプローブリクエスト203を発信し、STA_Aからプローブレスポンス204を受信する。このとき、プローブレスポンス204には、このときのSTA_Aのプライバシービットの設定が含まれている。つまり、プローブレスポンス204にはプライバシービット“OFF”を示す情報が含まれている。
ここで、STA_Bは、プローブレスポンス204に基づいて、セキュリティモード“WEP”の既存の通信セグメントが存在しないことを確認すると、自らをクリエイタとしてセキュリティモード“WEP”の新たな通信セグメントを立ち上げる(S310)。そのときの具体的な処理は、プライバシービットを、セキュリティモード“WEP”に対応する“ON”に設定する(S311)。さらに、STA_Bのセキュリティモードを“WEP”に設定する(S312)。このとき、セキュリティモードとプライバシービットが整合しているので、新たな通信セグメントの識別情報であるBSSIDに、正常なBSSID(STA_BのMACアドレス)を設定する(S313)。
これにより、STA_Bはクリエイタとして、セキュリティモード“WEP”の新たな通信セグメントを立ち上げる。
しかしながら、上記の処理によれば、STA_Aでセキュリティモードとプライバシービットの不整合が起き、STA_AとSTA_Bとは通信を行うことができない状態である。
図6は、第2の不整合パターンを示す。このパターンは、タイプAの無線LAN通信装置STA_Aと、タイプBの無線LAN通信装置STA_Bとが、セキュリティモード“WEP”、かつプライバシービットが“ON”で、アドホックモードにより通信を行っているときに、セキュリティモード“NoneWEP”に切り換える際に生じる。
この場合も、第1の不整合パターンと同様に、STA_Aがプローブレスポンス212に含まれているプライバシービットを、新らたな通信セグメントのプライバシービットとしてそのままコピーしている(S121)。これにより、第1の不整合パターンと同様に、セキュリティモードとプライバシービットの不整合生じ、STA_AとSTA_Bとは通信を行うことができないようになっている。
図7は、第3の不整合パターンを示す。このパターンは、タイプAの無線LAN通信装置STA_A同士(STA_A1、STA_A2)が、セキュリティモード“WEP”、かつプライバシービットが“ON”で、アドホックモードにより通信を行っているときに、セキュリティモード“NoneWEP”に切り換える際に生じる。
この場合も、第1及び第2の不整合パターンと同様に、STA_A1,STA_A2がプローブレスポンス222、224に含まれているプライバシービットを、新らたな通信セグメントのプライバシービットとしてそのままコピーしている(S131、S141)。これにより、第1及び第2の不整合パターンと同様に、セキュリティモードとプライバシービットの不整合生じる。この結果、STA_A1とSTA_A2とは、互いに正常な通信を行うことはできないが、両者のBSSIDが不正な値(オールF)で共通するので、IPレベルでは通信が成立する。
そこで、本発明の目的は、上記のような無線LANのセキュリティモード及びプライバシービットの不整合を回避することである。
本発明の一実施態様に従う無線LANによる通信を行う無線通信装置は、セキュリティモード及びプライバシービットによる設定を有し、当該設定されたセキュリティモード及びプライバシービットに従って通信相手装置とアドホック通信を行っているときに、前記セキュリティモードの切り換え指示を受け付ける手段と、前記切り換え指示を受け付けると、クリエイタとして、当該切り換え指示で指定されたセキュリティモードの通信セグメントを立ち上げるための処理を行う起動手段と、前記起動手段による立ち上げ処理後、前記無線通信装置のセキュリティモード及びプライバシービットの整合性を判定する判定手段と、前記整合性判定の結果、前記セキュリティモード及びプライバシービットが不整合であるときは、前記指定されたセキュリティモードの既存の通信セグメントに対して、ジョイナーとして加わるための処理を行う加入手段と、を備える。
これにより、セキュリティモードとプライバシービットの不整合が生じたときも、これを回避してセキュリティモードを切り替えることができる。
好適な実施形態では、前記起動手段は、プローブリクエストを出力し、これに対するプローブレスポンスを受信する手段と、前記プローブレスポンスを受信すると、当該プローブレスポンスに含まれるプライバシービットに基づいて自身のプライバシービットを設定する手段と、前記指定されたセキュリティモードと、前記設定されたセキュリティモードとが整合するときに正常BSSIDを設定し、前記指定されたセキュリティモードと、前記設定されたセキュリティモードとが不整合のときに不正BSSIDを設定するBSSID設定手段と、を備える。そして、前記整合性判定手段は、前記BSSIDに基づいて、前記セキュリティモード及びプライバシービットの整合性を判定するようにしてもよい。
好適な実施形態では、前記立ち上げ手段による立ち上げ処理後、前記通信相手装置と、前記指定されたセキュリティモードでの通信が確立しているか否かを判定する通信判定手段と、前記セキュリティモード及びプライバシービットが不整合であり、かつ、前記指定されたセキュリティモードでの通信が確立しているときは、当該確立している通信を強制切断する手段と、をさらに備える。そして、前記加入手段は、前記強制切断の後に、前記ジョイナーとして加わるための処理を行うようにしてもよい。
本発明の一実施態様に従う無線通信装置は、セキュリティモード及びプライバシービットによる設定を有し、当該設定されたセキュリティモード及びプライバシービットに従って無線LANにより通信相手装置とアドホック通信を行う無線通信装置である。そして、前記セキュリティモードの切り換え指示を受け付ける手段と、前記受け付けた切り換え指示に従って、セキュリティモード切換コマンドを生成し、前記無線LAN通信部へ出力するコマンド生成手段と、前記セキュリティモード及びプライバシービットの整合性を判定する判定手段と、を有する制御部を備え、前記切換コマンドを受け付けると、プローブリクエストを出力し、これに対するプローブレスポンスを受信する手段と、前記プローブレスポンスを受信すると、当該プローブレスポンスに含まれるプライバシービットに基づいて自身のプライバシービットを設定する手段と、前記指定されたセキュリティモードと、前記設定されたセキュリティモードとが整合するときに正常BSSIDを設定し、前記指定されたセキュリティモードと、前記設定されたセキュリティモードとが不整合のときに不正BSSIDを設定するBSSID設定手段と、を有する通信部とを備える。そして、前記判定手段は、前記BSSIDに基づいて前記セキュリティモード及びプライバシービットの整合性を判定し、前記コマンド生成手段は、前記BSSIDが不正BSSIDであれば、前記セキュリティモード切換コマンドを前記無線LAN通信部に対して再度出力する。
以下、本発明の一実施形態に係る無線LAN通信システムについて、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る無線LANシステムの構成を示す。すなわち、本システムは複数の無線通信装置を含み、各無線通信装置が無線LANでアドホック通信を行う。これらの無線通信装置は、何らかの情報処理装置に組み込まれていてもよい。
また、同図に示す無線通信装置はそれぞれ異なるタイプの無線通信装置、すなわち、タイプAの無線通信装置10(STA_A)及びタイプBの無線通信装置60(STA_B)を含む。無線通信装置10,60の基本的な構成は共通し、以下に説明する各構成要素の個別の動作が一部異なる。
まず、無線通信装置10、60の共通する構成について説明する。
無線通信装置10、60は、いずれも、無線LAN通信装置20,70と、通信制御部30,80とを備える。
各無線LAN通信装置20,60は、例えば、無線LAN用の半導体チップとそれを制御するファームウェアにより実現される。各無線LAN通信装置20,60は、それぞれ機能的には、通信処理部21,71と、通信設定部22,72と、WEPモジュール23,73と、BSSID管理部24,74とを備える。
通信処理部21,71は、互いに無線LANの仕様に従って通信を行う。
通信設定部22,72は、無線LAN通信に必要な設定を行う。例えば、通信設定部22,72は、セキュリティモード及びプライバシービットの設定を行う。
WEPモジュール23,73は、WEPキーを記憶し、WEPキーを用いた暗号及び復号処理を行う。
BSSID管理部24,74は、通信セグメントを識別するためのBSSIDの管理を行う。
通信制御部30,80は、例えば、所定のソフトウェア、あるいは所定のソフトウェアとハードウェアの組み合わせにより実現される。通信制御部30,80は、それぞれ機能的には、記憶部31,81と、処理部32,82と、インタフェース33,83とを備える。
記憶部31,81は、無線通信装置10、60が有する図示しないユーザインタフェースから入力された情報などを記憶する。例えば、ユーザが所望するセキュリティモードを示す情報などが記憶される。
処理部32,82は、無線LAN通信装置20,70に対して種々のコマンドを発行して、無線LAN通信装置20,70を制御するための処理を実行する。例えば、処理部32,82は、記憶部31,81に記憶されているユーザ所望のセキュリティモードでの接続を指示するコマンドを生成し、無線LAN通信装置20,60へ送る。
インタフェース33,83は、無線LAN通信装置20,70へコマンドを送ったり、あるいは無線LAN通信装置20,70から種々の情報を取得したりするためのインターフェースである。
図2は、本実施形態に係るセキュリティモード切替処理のシーケンスチャートである。
まず、タイプAの無線通信装置10(以下、STA_Aと称する)と、タイプBの無線LAN通信装置60(以下、STA_Bと称する)とが、セキュリティモード“NoneWEP”、かつプライバシービットが“OFF”で、アドホックモードにより通信を行っている。
このときに、STA_Aがユーザから、セキュリティモードを“WEP”へ切り換えるように指示を受けると、処理部32が無線LAN通信装置20に対してWEP接続開始コマンドを送る。無線LAN通信装置20は、これを受けてセキュリティモード“WEP”での接続処理を開始する(S101)。
すなわち、無線LAN通信装置20はプローブリクエスト201を発信し、無線LAN通信装置70からプローブレスポンス202を受信する。さらに、このプローブレスポンス202に基づいて、セキュリティモード“WEP”の通信セグメントが存在しないことを確認すると、図5に示すクリエイタ起動処理を行う(S110)。ステップS110のクリエイタ起動処理では、BSSID管理部24が不正なBSSIDを生成する。
一方、無線通信装置60も、ユーザからセキュリティモードを“WEP”へ切り換えるように指示を受け、処理部82が無線LAN通信装置70に対してWEP接続開始コマンドを送る。無線LAN通信装置70は、これを受けてセキュリティモード“WEP”での接続処理を開始する(S301)。
すなわち、無線LAN通信装置70はプローブリクエスト203を発信し、無線LAN通信装置20からプローブレスポンス204を受信する。さらに、このプローブレスポンス204に基づいて、セキュリティモード“WEP”の通信セグメントが存在しないことを確認すると、図5に示すクリエイタ起動処理を行う(S310)。ステップS310のクリエイタ起動処理では、BSSID管理部74が正常なBSSIDを生成する。
ここで、STA_Aは、ステップS110のクリエイタ起動処理後に、切り換え判定処理を行う(S500)。
ステップS500の切り換え判定処理の具体的な処理手順を図3に示す。
まず、処理部32が、この時点におけるSTA_AのBSSIDをチェックする(S501)。このチェックの結果、STA_AのBSSIDが正常であれば(S501:Yes)、この処理を終了する。
一方、BSSIDが不正であれば(S501:No)、処理部32は、さらに、無線LAN通信装置20がIPレベルでの通信を確立しているか否かを判定する(S502)。このIPレベルの通信が確立していなければ(S502:非接続)、処理部32が無線LAN通信装置20に対して、ユーザが所望するセキュリティモードでの接続開始コマンドを再度送って、再接続処理を実行させる(S505)。
一方、IPレベルでの通信が確立していれば(S502:接続)、処理部32は、無線LAN通信装置20へ強制切断のコマンドを送り、現在の接続を強制的に切断する(S503)。さらに、処理部32は、現在の無線LANに関する設定をクリアさせるコマンドを送り(S504)、ステップS505を行う。
図2に示す場合では、BSSIDは不正であり(S501:No)、IPレベルでの通信は確立していないので(S502:非確立)、ステップS505で、処理部32が記憶部31を参照してユーザ所望のセキュリティモードが“WEP”であることを確認して、無線LAN通信装置20に対して、WEP接続開始コマンドを再送する。
これにより、図2に示すように、STA_Aは、WEPでの再接続を開始する(S150)。すなわち、STA_Aは、プローブリクエスト205を発信し、STA_Bからプローブレスポンス206を受信する。このとき、プローブレスポンス206には、このときのSTA_Aのプライバシービットの設定が含まれている。つまり、プローブレスポンス206にはプライバシービット“ON”を示す情報が含まれている。
STA_Aは、プローブレスポンス206に基づいて、無線通信装置60がすでにクリエイタとしてセキュリティモード“WEP”の通信セグメントを立ち上げていることを確認すると、この通信セグメントに対してジョイナーとして加入する(S160)。つまり、このプローブレスポンス206のプライバシービットをSTA_Aのプライバシービットへコピーする(S161)。さらに、STA_Aのセキュリティモードを“WEP”に設定する(S162)。そして、BSSID管理部24は、プローブレスポンス206に含まれているBSSIDをコピーして、STA_AのBSSIDを設定する(S163)。
この結果、STA_Aで生じたセキュリティモードとプライバシービットの不整合を解消し、正常に接続できるようになる。なお、図6に示した“WEP”から“NoneWEP”への切り替えにおいても、上記切り換え判定処理により、セキュリティモードとプライバシービットの不整合を解消できる。
また、図7に示すタイプAのSTA_A同士のアドホック通信で不整合が生じた場合、上記切り換え判定処理を適用すると、ステップS502においてIPレベルの通信が確立していると判定される。そして、ステップS503においてその時点での通信を強制切断した後、ステップS540において無線LANの設定をクリアし、ステップS505で再接続が行われる。
しかしながら、この場合は、双方のSTA_Aがこれらの処理を行うため、それぞれの実行タイミングによっては、セキュリティモードとプライバシービットの不整合を解消できないことがある。そこで、切り換え判定処理のステップS502において不整合な状態での接続が確立していると判定された場合には、図4に示すような処理を行うようにしてもよい。
図4は、タイプAの無線通信装置10同士(STA_A1,STA_A2)のセキュリティモード切替処理における不整合を解消するためのシーケンスチャートである。
STA_A1の処理部32が、切り換え判定処理のステップS502において不整合状態での接続の確立を検出すると、無線LAN通信装置20を介して、STA_A2へSSIDの退避通知を行う(S601)。STA_A1の処理部32は、この退避通知後に無線LAN通信装置20へSSID変更のコマンドを送り、自らのSSIDを退避用のSSIDへ変更する(S611)。
STA_A2は、STA_A1からSSIDの退避通知を受け付けると、レスポンスを返信する(S602)。そして、STA_A2の処理部32が、無線LAN通信装置20に対して、NoneWEP接続開始コマンドを再送することにより、STA_A2はNoneWEPでの接続処理を開始する(S631)。すなわち、STA_A2がプローブリクエスト621を送信するが、STA_A1のSSIDは退避用SSIDに変更されているので、プローブレスポンスが返ってこない。したがって、STA_A2は、そのままクリエイタとして新たな通信セグメントを正常に立ち上げることができる(S632)。
一方、STA_A1の処理部32は、退避前の旧SSIDの通信セグメントのスキャンを指示し、無線LAN通信装置20がプローブリクエスト262を送信する(S612)。ここで、ステップS632のSTA_A2のクリエイタ起動処理が完了していれば、STA_A2がプローブレスポンス263を返す。STA_A1の無線LAN通信装置20は、このプローブレスポンス263に基づいて、STA_A1立ち上げた通信セグメントに対してジョイナーとして加入する処理を実行する(S620)。つまり、ジョイナーとしての加入処理は、プライバシービットを”OFF”に設定し(S621)、SSIDを退避前の旧SSIDに戻す(S622)。そして、STA_A1のセキュリティモードを“WEP”に設定し(S623)、BSSID管理部24は、プローブレスポンス263に含まれているBSSIDをコピーして、STA_A1のBSSIDを設定する(S264)。
これにより、STA_A同士のアドホック通信において生じたセキュリティモードとプライバシービットの不整合を解消し、正常に接続できるようになる。
なお、図4の例では、STA_A1がSSIDを退避しているが、ステップS601の通知を受けたSTA_A2がSSIDを退避するようにしてもよい。つまり、STA_A2がステップS601の通知を受け付けると、STA_A2が自身のSSIDを一時的に退避用のSSIDに変更し、STA_A1がクリエイタとして新たな通信セグメントを立ち上げ、STA_A2がそれにジョイナーとして加わるようにしてもよい。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
本発明の一実施形態に係る無線通信LANシステムの構成を示す。 本実施形態に係るセキュリティモード切替処理のシーケンスチャートである。 ステップS500の切り換え判定処理の具体的な処理手順を図3に示す。 タイプAの無線通信装置同士のセキュリティモード切替処理のシーケンスチャートである。 従来技術における第1の不整合パターンを示す。 従来技術における第2の不整合パターンを示す。 従来技術における第3の不整合パターンを示す。
符号の説明
10、60…無線通信装置、20,70…無線LAN通信装置、30,80…通信制御部。

Claims (5)

  1. 無線LANによる通信を行う無線通信装置であって、
    セキュリティモード及びプライバシービットによる設定を有し、当該設定されたセキュリティモード及びプライバシービットに従って通信相手装置と通信を行っているときに、前記セキュリティモードの切り換え指示を受け付ける手段と、
    前記切り換え指示を受け付けると、クリエイタとして、当該切り換え指示で指定されたセキュリティモードの通信セグメントを立ち上げるための処理を行う起動手段と、
    前記起動手段による立ち上げ処理後、前記無線通信装置のセキュリティモード及びプライバシービットの整合性を判定する判定手段と、
    前記整合性判定の結果、前記セキュリティモード及びプライバシービットが不整合であるときは、前記指定されたセキュリティモードの既存の通信セグメントに対して、ジョイナーとして加わるための処理を行う加入手段と、を備える無線通信装置。
  2. 前記起動手段は、
    プローブリクエストを出力し、これに対するプローブレスポンスを受信する手段と、
    前記プローブレスポンスを受信すると、当該プローブレスポンスに含まれるプライバシービットに基づいて自身のプライバシービットを設定する手段と、
    前記指定されたセキュリティモードと、前記設定されたプライバシービットとが整合するときにBSSIDに正常である識別情報を設定し、前記指定されたセキュリティモードと、前記設定されたプライバシービットとが不整合のときに前記BSSIDに不正である識別情報を設定するBSSID設定手段と、を備え、
    前記判定手段は、前記BSSIDに基づいて、前記セキュリティモード及びプライバシービットの整合性を判定することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記起動手段による立ち上げ処理後、前記通信相手装置と、前記指定されたセキュリティモードでの通信が確立しているか否かを判定する通信判定手段と、
    前記セキュリティモード及びプライバシービットが不整合であり、かつ、前記指定されたセキュリティモードでの通信が確立しているときは、当該確立している通信を強制切断する手段と、をさらに備え、
    前記加入手段は、前記強制切断の後に、前記ジョイナーとして加わるための処理を行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  4. セキュリティモード及びプライバシービットによる設定を有し、当該設定されたセキュリティモード及びプライバシービットに従って無線LANにより通信相手装置と通信を行う無線通信装置であって、
    前記セキュリティモードの切り換え指示を受け付ける手段と、
    前記受け付けた切り換え指示に従って、セキュリティモード切換コマンドを生成し、無線LAN通信部へ出力するコマンド生成手段と、
    前記セキュリティモード及びプライバシービットの整合性を判定する判定手段と、を有する制御部と、
    前記切換コマンドを受け付けると、プローブリクエストを出力し、これに対するプローブレスポンスを受信する手段と、
    前記プローブレスポンスを受信すると、当該プローブレスポンスに含まれるプライバシービットに基づいて自身のプライバシービットを設定する手段と、
    前記指示されたセキュリティモードと、前記設定されたプライバシービットとが整合するときにBSSIDに正常である識別情報を設定し、前記指示されたセキュリティモードと、前記設定されたプライバシービットとが不整合のときに前記BSSIDに不正である識別情報を設定するBSSID設定手段と、を有する通信部と、を備え、
    前記判定手段は、前記BSSIDに基づいて前記セキュリティモード及びプライバシービットの整合性を判定し、
    前記コマンド生成手段は、前記BSSIDが不正BSSIDであれば、前記セキュリティモード切換コマンドを前記無線LAN通信部に対して再度出力することを特徴とする無線通信装置。
  5. 所定のセキュリティモード及びプライバシービットに従って通信相手装置と通信を行っているときに、前記セキュリティモードの切り換え指示を受け付けるステップと、
    前記切り換え指示を受け付けると、クリエイタとして、当該切り換え指示で指定されたセキュリティモードの通信セグメントを立ち上げるための処理を行うステップと、
    前記立ち上げ処理後、無線通信装置のセキュリティモード及びプライバシービットの整合性を判定するステップと、
    前記整合性判定の結果、前記セキュリティモード及びプライバシービットが不整合であるときは、前記指定されたセキュリティモードの既存の通信セグメントに対して、ジョイナーとして加わるための処理を行うステップと、を有する無線通信装置におけるセキュリティモード及びプライバシービットの切り替え方法。
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