JP4967559B2 - 居眠り運転防止装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、運転支援システムに用いて好適な居眠り運転予防装置及びプログラムに関する。
従来、ドライバの居眠りを検出して警報を発する様々な技術が提案されている。
特許文献1には、被検出者の目の閉眼時間を計測し、閉眼時間に基づいて居眠り状態を検出する居眠り検出装置であって、閉眼時間の時間長、被検出者の状態、被検出者の環境の少なくとも1つに応じて、1回の閉眼に対する居眠り評価基準の重みを変化させるものが開示されている。
特許文献1の居眠り検出装置は、眠気が高くなると閉眼時間が増加する現象を利用したものである。具体的には、居眠り検出装置は、1回の閉眼時間の長さに応じた重み付けを行い、次に重み付けされた閉眼時間を積算して、積算値が一定レベル以上になったときに、居眠りと判断して警報する。
特許文献2には、運転者の好みや運転者の特性に合わせて警報を発する居眠り運転警報装置が開示されている。特許文献2の居眠り運転警報装置は、警報を発してから手動操作により警報を停止させるまでの警報作動時間の長さに基づいて居眠り運転検出手段の居眠り運転判定基準を変更する。
特許文献3には、ドライバの覚醒度を維持させ、ドライバが居眠りを起こすことを防止する居眠り運転予防装置が開示されている。
特許文献3の居眠り運転予防装置は、居眠り状態より前の状態を検知して居眠り運転を予防する技術である。具体的には、居眠り運転予防装置は、ドライバによって操作される対象物の操作量を記憶すると共に、前記ナビゲーション部から入力される前記地図データに基づき第1の基準操作量を設定し、前記操作量と前記第1の基準操作量とを比較することにより操作量が低下したか否かを判定する。そして、操作量が低下したと判定した場合に、ドライバに対して操作負荷を与える必要があるとして、その内容を表示部に表示する。
特開2002−279410号公報 特開2002−183900号公報 特開2005−141315号公報
しかしながら、特許文献1の居眠り検出装置を用いたとしても、眠気の感じ方は個人差があるため、閉眼時間の重み付けを変えても運転者が警報を欲するタイミングを推定するのが困難である。また、警報が早めに出れば煩わしくなり、警報が遅ければ役に立たなくなる。
その理由は、(1)特許文献1の居眠り検出装置がどのように眠気を判定しているのかが運転者が全く分からないままで警報が提示され、(2)主観的な眠気と特許文献1の居眠り検出装置により判定される眠気との時間的なずれが大きいため、と考えられる。さらに、特許文献1の居眠り検出装置は過去の閉眼時間を積算した結果から警報を発するものであるので、警報時に運転者が閉眼している確率が高く、警報時に運転者が驚いてしまうという問題もあった。
特許文献2の居眠り運転警報装置は、運転者の眠気の感じ方に警報タイミングを同調させるため、警報としての機能を損ない、結果として警報が遅れる可能性がある。
特許文献3の居眠り運転予防装置は、操作量の低下と眠気は直接結びつかないため、運転者が直感的に理解できずに注意喚起の効果が小さい問題があった。また、運転上必須でない操作負荷は運転者に煩わしいという問題もある。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、最適なタイミングで警報を発して運転者の居眠りを防止する居眠り運転予防装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る居眠り運転予防装置は、車両の運転者の顔画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された運転者の顔画像に基づいて、前記運転者の開眼又は閉眼を判定する開閉眼判定手段と、前記開閉眼判定手段の判定結果に基づいて、前記運転者が所定時間以上閉眼しているかを判定する長閉眼判定手段と、前記長閉眼判定手段により前記運転者が所定時間以上閉眼していると判定された時から、前記開閉眼検出手段により開眼が検出される時まで、前記運転者に注意を喚起する注意喚起手段と、前記開閉眼検出手段により開眼が検出された後に、前記運転者に警報を発する警報手段と、を備えている。
本発明に係る居眠り運転予防プログラムは、コンピュータを、撮像手段により撮像された運転者の顔画像に基づいて、前記運転者の開眼又は閉眼を判定する開閉眼判定手段、前記開閉眼判定手段の判定結果に基づいて、前記運転者が所定時間以上閉眼しているかを判定する長閉眼判定手段、前記長閉眼判定手段により前記運転者が所定時間以上閉眼していると判定された時から、前記開閉眼検出手段により開眼が検出される時まで、前記運転者に注意を喚起するように注意喚起手段を制御する注意喚起制御手段、前記開閉眼検出手段により開眼が検出された後に、前記運転者に警報を発するように警報手段を制御する警報制御手段、として機能させる。
開閉眼検出手段は、撮像手段により撮像された運転者の顔画像に基づいて、運転者の開眼又は閉眼を検出する。長閉眼判定手段は、開閉眼判定手段の判定結果に基づいて、運転者が所定時間以上閉眼しているかを判定する。注意喚起手段は、運転者が所定時間以上閉眼していると判定された時から、開眼が検出される時まで、運転者に注意を喚起する。そして、警報手段は、注意喚起手段による注意喚起後、すなわち開眼が検出された後に、運転者に警報を発する。
したがって、上記発明は、運転者が所定時間以上閉眼していると判定された時から開眼が検出される時まで運転者に注意を喚起し、開眼が検出された後に運転者に警報を発することにより、運転者を驚かせないような最適なタイミングで警報を発することができる。
本発明に係る居眠り運転予防装置及びプログラムは、最適なタイミングで運転者に警報を発することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る居眠り運転予防装置の構成を示すブロック図である。居眠り運転予防装置は、例えば運転者の斜め前方に設置され、その運転者の顔を斜め上から撮像するカメラ10と、カメラ10で撮像された顔画像に基づいて注意喚起装置40や警報装置50を制御するコンピュータ20と、を備えている。
コンピュータ20は、画像処理や注意喚起装置40及び警報装置50の制御を行うための演算処理を行うCPU21と、データのワークエリアであるRAM22と、CPU21の制御プログラムが記憶されているROM23と、を備えている。このように構成されたコンピュータ20は、機能的には次に示すように構成されている。
図2は、コンピュータ20の機能的な構成を示すブロック図である。コンピュータ20は、運転者の開眼又は閉眼を判定する開閉眼判定部31と、閉眼状態であるかを判定する閉眼判定部32と、長時間閉眼しているかを判定する長閉眼判定部33と、長時間連続して閉眼した時間(長閉眼時間)を記憶する長閉眼時間記憶部34と、長閉時間を積算する長閉眼時間積算部35と、警報を発するかを判定する警報判定部36と、を備えている。
また、図1に示す注意喚起装置40は、長閉眼判定部33の判定結果に基づいて制御される。警報装置50は、警報判定部36の判定結果に基づいて制御される。
図3は、注意喚起装置40及び警報装置50の一例を示す図である。注意喚起装置40は、運転者に対して注意を喚起できれば特に限定されるものではない。例えば、注意喚起装置40は、運転席シート振動装置、ステアリング振動装置、車両フロア振動装置、アクセルペダル振動装置、音又は音声を出力するスピーカ装置(オーディオシステム、ナビゲーションシステムのいずれに設けられたものでもよい。)、温風や冷風を出すカーエアーコンディショナー又はシート空調機などの少なくとも1つが該当する。
警報装置50は、運転者に対して警報を発することができれば特に限定されるものではない。例えば、警報装置50は、運転席シート振動装置、ステアリング振動装置、車両フロア振動装置、アクセルペダル振動装置、音又は音声を出力するスピーカ装置(オーディオシステム、ナビゲーションシステムのいずれに設けられたものでもよい。)、温風や冷風を出すカーエアーコンディショナー又はシート空調機、点灯もしくは点滅する発光素子、情報表示装置などの少なくとも1つが該当する。
なお、注意喚起装置40と警報装置50は、異なる装置であってもよいし、同一の装置であってもよい。例えば、スピーカ装置は、運転者に注意を喚起するときに小さな音を出力し、運転者に警報を発するときに大きな音を出力してもよい。また、スピーカ装置は、注意喚起時と警報時とで周波数や音色を変えてもよい。
以上のように構成された居眠り運転予防装置において、カメラ10が運転者の顔を撮像すると、コンピュータ20は次の居眠り運転予防処理ルーチンを実行する。
図4は、第1の実施形態の居眠り運転予防処理ルーチンを示すフローチャートである。
ステップS1では、次の各しきい値が設定される。
長閉眼しきい値ith=a
長閉眼積算時間しきい値(Σj)th=b
警報時間しきい値kth=c
閉眼しきい値Lth =d
ステップS2では、各パラメータが初期化される。
閉眼カウント値(閉眼時間)i=0
長閉眼持続カウント値(長閉眼持続時間)j=0
警報時間k=0
ステップS3では、開閉眼検出部31は、カメラ10で撮像された運転者の顔画像に対して画像処理を行うことにより、運転者の眼の開閉状態を検出する。例えば、開閉眼検出部31は、覚醒時に予め記憶した運転者の瞳の長さに対する現在の瞳の長さの割合(眼の開度)を算出し、眼の開度から眼の閉度L(=1−開度)を算出する。なお、眼の閉度Lの算出方法は公知であり、特に限定されるものではない。
ステップS4では、閉眼判定部32は、開閉眼検出部31で検出された眼の閉度Lに基づいて、閉眼状態であるか開眼状態であるかを判定する。具体的には、閉眼判定部32は、眼の閉度Lと閉眼しきい値Lthとを比較する。
図5は、閉眼しきい値Lthに対する閉度Lを示す図である。閉眼判定部32は、閉度Lが閉眼しきい値Lthを超えたときに閉眼状態と判定し、閉度Lが閉眼しきい値Lthを超えていないときに開眼状態と判定する。そして、閉眼状態と判定されたときはステップS5に進み、開眼状態と判定されたときはステップS9に進む。
ステップS5では、長閉眼判定部33は長閉眼判定を行う。具体的には、長閉眼判定部33は、閉眼カウント値iが長閉眼しきい値ithを超えたかを判定し、超えたときは長閉眼状態と判定し、超えていないときは長閉眼状態でないと判定する。そして、長閉眼状態と判定されたときはステップS7に進み、長閉眼状態でないと判定されたときはステップS6に進む。
ステップS6では、閉眼カウント値iがインクリメントされて(i=i+1)、ステップS3に戻る。これにより、ステップS3〜S6までが繰り返し実行され、閉眼カウント値iが長閉眼しきい値ithを超えたとき、すなわち閉眼時間が所定時間を超えたときに、ステップS7に進む。
ステップS7では、長閉眼持続カウント値jがインクリメントされる(j=j+1)。ここで、長閉眼持続カウント値jは、長閉眼と判定されたとき(ステップS5の肯定判定のとき)からカウントアップされるため、長閉眼が持続している時間(長閉眼持続時間)を表している。
ステップS8では、長閉眼判定部33は、運転者に注意を喚起すべく、注意喚起装置40を作動させて、ステップS3に戻る。これにより、ステップS4で否定判定になるまで、すなわち運転者が開眼するまで、ステップS3〜S5及びS7〜S8までが繰り返し実行され、注意喚起装置40が連続的に作動する。
一方、ステップS9では、長閉眼判定部33は、注意喚起装置40による注意喚起の作動をオフにする。よって、注意喚起装置40は、運転者が開眼すると注意喚起を停止する。
ステップS10では、長閉眼時間記憶部34は、直前の長閉眼カウント値j、すなわち長閉眼持続時間を記憶する。
ステップS11では、長閉眼時間積算部35は、長閉眼時間記憶部34に記憶されている長閉眼持続時間jのうち、現在から一定期間前までの過去の長閉眼持続時間jを積算して、積算時間Σjを算出する。
図6は、積算範囲を示す図である。積算範囲は、現在から一定時間前までの範囲で表される。よって、現在の時刻が変化すれば、積算範囲もその変化分だけシフトして、積算時間Σjも変化する。
ステップS12では、警報判定部36は、長閉眼持続時間jがゼロより大きいかを判定し、肯定判定のときはステップS13に進み、否定判定のときはステップS2に戻る。
ステップS13では、警報判定部36は、警報を発するか否かの警報判定を行う。具体的には、警報判定部36は、長閉眼時間積算部35で算出された積算時間Σjが積算時間しきい値(Σj)thを超えたか否かを判定する。そして、肯定判定のときはステップS14に進み、否定判定のときはステップS2に戻る。したがって、警報判定部36は、ステップS4の否定判定を経て、つまり運転者が開眼状態になっているときに警報判定を行う。これにより、運転者が閉眼状態になっているときに警報は発せられないので、運転者が突然の警報で驚くのを防止できる。
ステップS14では、警報判定部36は、警報装置50を作動させて、運転者に対して警報を発する。
ステップS15では、警報判定部36は、警報時間を判定すべく、警報時間kが警報時間しきい値kthを超えているか否かを判定し、否定判定のときはステップS16に進み、肯定判定のときはステップS17に進む。
ステップS16では、警報時間kがインクリメントされて(k=k+1)、ステップS15に戻る。これにより、警報時間kが警報時間しきい値kthを超えるまで、ステップS15及びS16が繰り返し実行される。
ステップS17では、警報判定部36は、警報装置50の作動をオフにして、ステップS2に戻る。よって、警報が所定時間発せられた後は、再びステップS2から処理が実行される。
以上のように、第1の実施形態に係る居眠り運転予防装置は、運転者が長時間閉眼しているときに注意を喚起し、長閉眼持続時間の積算時間が所定時間を超え、かつ運転者が開眼したときに運転者に対して警報を発する。これにより、居眠り運転予防装置は、運転者に対して居眠りの注意を喚起させるだけでなく、更に運転者を驚かせることなく警報を発することができる。
すなわち、居眠り運転予防装置は、閉眼時間の情報を運転者に与えているので、眼が長く閉じていれば危険であるということを運転者に直感的に理解させることができる。また、居眠り運転予防装置は、長閉眼持続時間の積算時間が所定時間を超えたときに、閉眼状態から開眼するタイミングで運転者に体感的な刺激を与えて警報を発することにより、感覚的に危険を知らせることができる。一方、運転者は、居眠り運転予防装置が何を検出しているかを容易に認識できるため、居眠り運転予防装置への理解度が高まり、信頼することができるようになる。
[第2の実施形態]
つぎに、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同一の部位には同一の符号を付し、主に異なる部分について説明する。
図7は、第2の実施形態に係る居眠り運転予防装置のコンピュータ20の機能的な構成を示すブロック図である。コンピュータ20は、図2に示す構成に対して、更にしきい値変更部37を追加したものである。
以上のように構成された居眠り運転予防装置において、カメラ10が運転者の顔を撮像すると、コンピュータ20は次の居眠り運転予防処理ルーチンを実行する。
図8は、第2の実施形態の居眠り運転予防処理ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンは、図4のステップS11とステップS12の間にステップS20を実行するものである。
ステップS20では、しきい値変更部37は、長閉眼時間積算部35で算出された積算時間Σjを用いて長閉眼しきい値ithを算出する。
図9は、ithを算出するための関数f(Σj)を示す図である。関数fによると、Σjが0からbまでのときは長閉眼しきい値ithは最大値amaxとなる。Σjがbからbまでのときは長閉眼しきい値ithは単調に減少する。そして、Σjがb以上のときは長閉眼しきい値ithは最小値aminとなる。
そして、しきい値変更部37で算出された長閉眼しきい値ithは、長閉眼判定部33(ステップS5)において用いられる。
図10は、時間と共に眠気度が大きくなるときの注意喚起の頻度を示す図である。図9に示したΣjは眠気度に対応している。よって、眠気度が小さいときは、長閉眼しきい値ithが最大値amaxになるので、注意喚起の頻度が少なく、運転者が煩わしいと感じることが少ない。一方、眠気度が大きくなると、Σjが増加するので、長閉眼しきい値ithが最小値aminに向かって小さくなる。これにより、Σjが増加し易くなり、加速度的に注意喚起の頻度が増加し、最終的に警報のタイミングが早まる。逆に、眠気が覚めて開眼状態が続くと、Σjが減少し、長閉眼しきい値ithが大きくなるので、注意喚起の頻度が減少し、警報のタイミングも遅くなる。
このように長閉眼持続時間を用いた注意喚起の頻度は、運転者の眠気認識には重要な情報となる。
図11は、眠気の状態に応じた一般的な閉眼時間に対する閉眼頻度を示す図である。眠気のないときは瞬きが早く(閉眼時間が短く)なるが、眠気があるときは、瞬きが遅く(閉眼時間が長く)なり、閉眼時間が長くなる状態の発生頻度が高くなる。
そこで、居眠り運転予防装置は、図10に示すように、眠気が進行すると注意喚起の頻度を短くするので、運転者に感覚的な眠気の進行を知らせることができる。そして、運転者は、自身の眠気の自覚との対応をとって、眠気を確認することができる。これは、居眠り運転予防装置と運転者が閉眼情報を共有することである。
したがって、居眠り運転予防装置が過去の閉眼時間を用いて警報を与えたときに、運転者は警報を早く認知することができ適切な車両操作に対応できるようになる。
以上のように、第2の実施形態に係る居眠り運転予防装置は、急速に眠気が進んだ場合にΣjが増加するので注意喚起や警報が遅れるのを防止することができる。また、上記居眠り運転予防装置は、急速に眠気が覚めた場合には、注意喚起や警報のタイミングを遅らせることにより、運転者に煩わしさを感じさせないようにすることができる。
さらに、居眠り運転予防装置は、眠気が進行して警報を発する場合でも、第1の実施形態と同様に開眼のタイミングで警報を発するので、突然の警報によって運転者が驚くのを防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で設計上の変更をされたものにも適用可能であるのは勿論である。
本発明の第1の実施形態に係る居眠り運転予防装置の構成を示すブロック図である。 コンピュータの機能的な構成を示すブロック図である。 注意喚起装置及び警報装置の一例を示す図である。 第1の実施形態の居眠り運転予防処理ルーチンを示すフローチャートである。 閉眼しきい値Lthに対する閉度Lを示す図である。 積算範囲を示す図である。 第2の実施形態に係る居眠り運転予防装置のコンピュータの機能的な構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の居眠り運転予防処理ルーチンを示すフローチャートである。 thを算出するための関数f(Σj)を示す図である。 時間と共に眠気度が大きくなるときの注意喚起の頻度を示す図である。 眠気の状態に応じた一般的な閉眼時間に対する閉眼頻度を示す図である。
符号の説明
10 カメラ
20 コンピュータ
31 開閉眼検出部
32 閉眼判定部
33 長閉眼判定部
34 長閉眼時間記憶部
35 長閉眼時間積算部
36 警報判定部
37 しきい値変更部
40 注意喚起装置
50 警報装置

Claims (5)

  1. 車両の運転者の顔画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された運転者の顔画像に基づいて、前記運転者の開眼又は閉眼を判定する開閉眼判定手段と、
    前記開閉眼判定手段の判定結果に基づいて、前記運転者が所定時間以上閉眼しているかを判定する長閉眼判定手段と、
    前記長閉眼判定手段により前記運転者が所定時間以上閉眼していると判定された時から、前記開閉眼検出手段により開眼が検出される時まで、前記運転者に注意を喚起する注意喚起手段と、
    前記開閉眼検出手段により開眼が検出された後に、前記運転者に警報を発する警報手段と、
    を備えた居眠り運転予防装置。
  2. 現在から過去の一定期間前まで、前記運転者が所定時間以上閉眼した長閉眼持続時間を積算して積算時間を算出する積算時間算出手段を更に備え、
    前記警報手段は、前記積算時間算出手段により算出された積算時間が所定の積算時間しきい値を超え、かつ前記開閉眼検出手段により開眼が検出された後に、前記運転者に警報を発する
    請求項1記載の居眠り運転予防装置。
  3. 前記積算時間算出手段により算出された積算時間に基づいて長閉眼しきい値を設定する長閉眼しきい値設定手段を更に備え、
    前記長閉眼判定手段は、前記開閉眼判定手段により前記運転者が閉眼していると判定された時間が、前記長閉眼しきい値設定手段により設定された長閉眼しきい値を超えた場合に、前記運転者が所定時間以上閉眼していると判定する
    求項2に記載の居眠り運転予防装置。
  4. 前記長閉眼しきい値設定手段は、前記積算時間が長くなるに従って前記長閉眼しきい値を小さくする
    請求項3記載の居眠り運転予防装置。
  5. コンピュータを、
    撮像手段により撮像された運転者の顔画像に基づいて、前記運転者の開眼又は閉眼を判定する開閉眼判定手段、
    前記開閉眼判定手段の判定結果に基づいて、前記運転者が所定時間以上閉眼しているかを判定する長閉眼判定手段、
    前記長閉眼判定手段により前記運転者が所定時間以上閉眼していると判定された時から、前記開閉眼検出手段により開眼が検出される時まで、前記運転者に注意を喚起するように注意喚起手段を制御する注意喚起制御手段、
    前記開閉眼検出手段により開眼が検出された後に、前記運転者に警報を発するように警報手段を制御する警報制御手段、
    として機能させる居眠り運転予防プログラム。
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