JP4966989B2 - 包装袋の封緘装置 - Google Patents

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この発明は、内容物として例えばサンドイッチを投入した包装袋の袋口を封緘する装置に係り、前記袋口を完全密封の状態で封緘すると共に、前記袋口を体裁良く仕舞う包装技術に関するものである。
従来のサンドイッチの包装技術を説明すると、その一般的な包装袋は、包装用の透明フィルムを二枚重ね、短辺側の上底部とその両辺部を閉止した略等脚台形状の袋からなり、長辺側の下底部を開口してサンドイッチをその鋭角側先端から投入した後、当該開口周囲に生ずる余剰フィルムを四方から閉塞するように内向きに折り込み、その仕舞いとしてフィルムが折り重なる部分にラベルやセロハンテープ等を貼着して前記開口を封止していた(例えば、特許文献1)。
この一般的な包装袋では、封止した開口が折り重なるフィルムによって盛り上がり体裁が悪いだけでなく、これを底面として自立させるには安定性が悪いうえ、開口を完全に密封したものではないから、外気との連通により内容物の乾燥(湿潤)を招き、ときには異物や昆虫が袋内に混入する恐れすらあった。
そこで、本出願人によって、余剰箇所に相当するフィルム表面に低融点の樹脂をコーティングまたはラミネートし、余剰フィルムの折り込み段階で加熱押圧することによって折り重ねたフィルム同士を接着する技術が提案された(特許文献2)。この特許文献2に開示された包装技術によれば、余剰フィルムの折り重ね部分が接着されるから密封性が発揮され、しかも、接着工程における押圧によって折り重ね部分の盛り上がりを幾分か低くすることができる。
実開平6−35144号公報 特開平7−206064号公報
しかしながら、上述した従来の包装技術は、何れにしても余剰フィルムを開口四方から内向きに折り込むものであり、折り込んだ余剰フィルムは開口の中央付近で重なり枚数が最大となるから、陳列の際、開口の封止面を底面として自立させるには依然として安定性に欠けるばかりか、当該封止構造のまま安定性を改善しようとすれば側面の強度を高めるために厚めのフィルムを使用する必要が生じて生産コストに影響する。また、余剰フィルムの折り込みは、一組の対辺を折り込んだ後、残る対辺を折り込むという手順で行うものであるから、工程数が多く煩雑であるうえ、後者対辺の折り込み時には先の折り込みによってフィルム枚数が増加して、より大きい折り込み力が必要となるから、当該折り込み力によってサンドイッチの角を潰したり変形させる恐れがある。また、先の折り込みを維持しながら、内容物を変形等させないように次の折り込みをしなくてはならないため、手作業で行うには熟練が必要で、仮に機械的に行おうとすれば、装置が極めて複雑化する。
本発明は上述した課題を解決するためになされたもので、要するに、袋口を体裁良く完全密封の状態で封緘することができ、しかも、サンドイッチなどの変形しやすい内容物を包装するのに適した包装袋の封緘装置を開示することを目的とする。
上述した目的を達成するために本発明装置は、一端に封緘代を設けた二枚の包装用フィルムを製袋し、上面矩形の内容物を投入した状態で前記封緘代が立衿状の袋口をなす包装袋の封緘装置であって、前記包装袋を前記袋口を上にして保持する搬送用のバケットと、前記袋口の側方から突出して、一方フィルムの封緘代をその先端に折返し代を残して前記内容物の上面に沿って突き倒した後、左右に拡開して当該一方フィルムの封緘代を折り曲げる左右一対の指板と、この指板上を前記折返し代まで突出する折込受け板と、この折込受け板を下敷きとして反対側から他方フィルムの封緘代を前記折返し代と内面同士重畳して折り曲げると共に、当該重畳部を熱圧着するヒートシーラーと、前記折り曲げ後の封緘代の左右余剰片を前記内容物の上面両側に沿って溶断するシールカッターとを備える。
上記手段において、バケットは各工程毎に間欠的に停止するベルトコンベアに複数個が設けられる。左右一対の指板は、第一の工程を構成するもので、閉じた状態で一方フィルムの封緘代を突き倒し、その後、左右に拡開することで突き倒した封緘代に折り目を形成する。折込受け板とヒートシーラーは、第二の工程を構成するもので、両者で一方フィルムの折返し代と他方フィルムの封緘代を挟み込み、これらの内面重畳部を熱圧着しながら折り曲げる。シールカッターは第三の工程を構成するもので、左右の余剰片を溶着によりシールしながら切断する。これら各工程を経て封緘された包装袋は、四方が封止された完全密封の状態となる。また、本装置によれば、封緘面が一方フィルムの折返し代と他方フィルムの封緘代の重畳部によって構成されるため、重なり枚数が少ない。
また、本装置では、ヒートシーラーよりも後段に、折返し代と一方フィルムの封緘代の外面同士を熱圧着するアイロンを備えるので、両者の隙間も封止される。
さらに、本装置においてシールカッターは、一定幅の耳片を残して左右余剰片を溶断するので、前記耳片によって封緘面の面積が大きくなる。
なお、左右余剰片はシールカッター単独でシールと切断を行うことができるが、好ましくは、ヒートシーラーとシールカッターの間に、溶断に先だって左右余剰片を熱圧着する第二のヒートシーラーを備えることで、より確実に左右余剰片をシールすることができる。
一方、本装置に好適な包装袋は、上述した第二の工程をより確実ならしめるために、予め折返し代と他方フィルムの封緘代の少なくとも何れかの重畳内面に感熱性接着層を設けたものである。また、上述したアイロンによる熱圧着工程をより確実ならしめるために、予め折返し代の外面にも感熱性接着層を設けたものであることが好ましい。
ところで、本装置の適用対象に関して、内容物は袋口側の上面形状が矩形であればよく、包装袋は当該内容物を投入した状態で袋口が封緘代により立衿状となればよいが、側面視三角形状のサンドイッチを内容物とする場合、その包装袋は、二枚の包装用フィルムを下底側が開口する略等脚台形状に製袋し、前記各フィルムの開口端に封緘代を設けたものであることが好ましい。
また、バケットに対する内容物投入済みの包装袋の供給方法は任意であるが、当該供給時に衝撃等によって内容物が型くずれ等しないよう、バケットは無端コンベアに設置すると共に、該無端コンベアの始端側には前記バケットに未封緘の包装袋を供給するフィーダを備え、当該フィーダはその終端を前記無端コンベアの始端と段違いに位置させて、前記バケットが斜め上向きの姿勢のときに当該バケットに対して前記包装袋を斜めに落とし込むことが好ましい。
本発明の装置によれば、袋口を完全密封の状態で封緘でき、当該封緘面の重なり枚数も少ない状態で体裁良く仕上がる。また、他方フィルムの封緘代と重畳部を内面同士熱圧着した一方フィルムの折返し代の外面(折返し面)を、アイロンによって当該一方フィルムの外面に熱圧着するので、封緘面が平滑となって、より体裁が良くなり、また異物の混入を完全に防止することができる。さらに、シールカッターによる溶断線を調整することで封緘面の左右に耳片を構成するので、当該耳片によって前記封緘面が拡大し、この封緘面を底面として陳列する際の自立性や安定性が増す。さらに、第二のヒートシーラーを備えた本装置にあっては、左右余剰片のシール性が増した状態でシールカッターによる溶断が可能となる。
さらにまた、本装置との組合せにおいて、封緘代や折返し代に感熱性接着層を設けた包装袋を使用することで、熱圧着工程を低温、短時間で確実に行うことができ、生産効率が高まると共に、例えばサンドイッチ等の食品を内容物とする場合でも当該内容物に熱の影響が及ばない。また、特に側面視三角形状のサンドイッチを内容物とする場合、その包装袋は開口端に封緘代を設けるだけで済み、ほぼ従来の包装袋の構成を踏襲することができる。
さらに、本発明ではバケットに包装袋を供給するフィーダを、その終端が無端コンベアの始端と段違いとなるように設置し、前記バケットが斜め上向きの姿勢のとき前記フィーダから前記包装袋を当該バケットに落とし込むようにしたので、包装袋を衝撃なくバケットに供給でき、特にサンドイッチ等のように柔らかく、具材を含む食品を内容物とする場合でも型くずれや具材の偏りを防止できる。
側面視直角三角形状のサンドイッチを投入した包装袋の斜視図 包装袋Pのサンドイッチの投入前の平面図 本発明の第一の実施形態に係る封緘装置の全体を示した説明図 シューターから投下された包装袋を保持するバケットとガイドプレートを示した斜視図 一方フィルムの封緘代の突き倒し工程を示す指板の斜視図(閉じた状態) 一方フィルムの封緘代の折り曲げと左右余剰片の形成工程を示す指板の斜視図(左右に拡開した状態) 折返し代と他方フィルムの封緘代を重畳して折り曲げる工程を示す折込受け板の斜視図 折返し代と他方フィルムの封緘代の重畳部を熱圧着する工程を示す要部の側面図 折返し代と他方フィルムの封緘代を重畳して折り曲げた状態を示す封緘面の平面図 折返し代と他方フィルムの封緘代の重畳部の熱圧着状態を示す封緘面の平面図 第二のヒートシーラーによる熱圧着部を示す封緘面の平面図 アイロンの熱圧着により封緘が完了した封緘面の平面図 封緘後の包装袋を下方から見た斜視図 本発明の第二の実施形態に係る無端コンベアの始端側説明図
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1は、本発明装置の適用例として、側面視直角三角形状のサンドイッチSを投入した包装袋Pの斜視図を示したものであり、サンドイッチPの投入により立衿状となる袋口Oを封緘する。この包装袋PのサンドイッチSの投入前の構成は、図2に示すように、表裏二枚の包装用フィルム1・2を短辺側の上底3および両辺4・5の三辺がシールされる一方、長辺側の下底6のみが開口した略等脚台形状に製袋したもので、表裏双方のフィルム1・2の下底側には開口を閉塞可能な封緘代7・8が延成され、一方(図面上、裏側)のフィルム2の封緘代8にはさらにその縁端を反対側に折り返して、他方フィルム1の封緘代7と内面同士が重畳可能な折返し代9を延成している。また、他方フィルム1の封緘代7の内面における折返し代9との重畳範囲、および折返し代9の外面には感熱性を有する接着層10を帯状にパートコートしている。なお、接着層10は、折返し代9の重合内面に設けてもよい。ここで、感熱性接着層10は、採用する包装用フィルム1・2の軟化温度(例えば130℃)より低温(例えば100℃)で接着するものを使用する。また、包装用フィルム1・2の素材は、ポリプロピレン(PP)など、公知のものを採用できるが、これよりも薄い二軸延伸ポリプロピレン(いわゆるOPP)を採用することが、引っ張り強度や剛性などの機械的特性、耐熱性、透明性、バリア性に優れることから好ましい。
図3は、本発明の第一の実施形態に係る封緘装置の全体を示した説明図であって、11は前段で手詰めあるいは機会詰め等の適宜手段によってサンドイッチSを投入した包装袋PをサンドイッチSの垂直面を設置面として搬送するフィーダ、12はフィーダ11で搬送された包装袋Pを袋口Oが上となるように姿勢を変更して本装置に供給するシャッター付きのシューター、13…13包装袋Pを袋口Oを上向きのまま保持するバケット、14は始端および終端をプーリでラインを反転させた無端状のコンベアであって、バケット13を各工程毎で一時停止させながら順次移送するものである。なお、本実施形態の場合、バケット13は他方フィルム1(サンドイッチSの斜面)をコンベア14の進行方向前側として包装袋Pを保持する。
そして、本装置の特徴点について、その構成概略を説明すると、20は包装袋Pの袋口Oの後方、即ち一方フィルム2の外側からサンドイッチSの上面に向かって突出する指板、21は当該指板20の上方に位置し、指板20と同方向に突出する折込受け板、22は他方フィルム3の外側からライン反対方向に突出し、且つ、突出した折込受け板21に圧接可能に移動するヒートシーラーである。23は第二のヒートシーラー、24はシールカッターであって、これらはラインの進行方向に対して左右両側に2個一対を備える。また、25はアイロンである。
なお、26はアイロン25によって封緘が完了した包装袋Pの封緘面に適宜ラベルシールを貼り付けるラベラースペースであり、27は包装完成品(製品)の回収ポイントである。
次に、各工程における機構および作用を、図4から図11に従って詳述すると、先ず、コンベア14の始端、即ちライン開始点ではシューター12の下方に空のバケット13が位置したことを検出し、そのシャッター12aを開くことによって包装袋Pをバケット13に投下する。本実施形態では、コンベア14に沿ってバケット13の両側にはサンドイッチSの上面高さに合わせてガイドプレート28を敷設しており、シューター12からバケット13に投下された包装袋Pは、図4に示すように、他方フィルム1を前側、一方フィルム2を後側の状態で保持される。
そして、当該投下を検出したならば、図5に示すように、指板20が一方フィルム2の後方からサンドイッチSの上面に沿って前方に突出する。同図に示すように、この指板20は、ライン進行方向に対して左右一対からなり、左右閉じた状態で、一方フィルム2の封緘代8の中央付近に突出し、当該封緘代8をサンドイッチSの上面に沿って突き倒す。このとき、封緘代8の先方に折返し代9が立衿状に残るように、指板20の突出量が調整されている。この突き倒し工程に続いて図6に示すように、指板20がガイドプレート28に向かって左右に拡開することで、封緘代7・8を左右に広げて余剰片7a・8aを形成すると共に、封緘代8に折り目を形成する。なお、ここではサンドイッチSの上面範囲で指板20を拡開させているが、これを越えてガイドプレート28まで拡開量を調整することも可能である。
次に、拡開した指板20の上空を折込受け板21が、図7に示すように、折返し代9、即ち指板20と同じ量だけやはりサンドイッチSの上面に沿って突出する。これと同時に、反対側から受け板21上空までヒートシーラー22が移動し、続いて、図8に示すように、受け板21を下敷きとして押圧するとにより、折返し代9と他方フィルム1の封緘代7を内面同士を重畳した状態でサンドイッチSの上面側に折り曲げ(図9参照)、且つ、当該重畳部9aを熱圧着する(図10参照)。
その後、バケット13が第二のヒートシーラー23に移動し、当該シーラー23が昇降することで、封緘代7・8の左右余剰片7a・8aをサンドイッチSの上面両側に沿って一定幅熱圧着する(図11参照)。
さらに、バケット13がシールカッター24に移動し、当該カッター24が昇降することで、図11に示した封緘代7・8の左右の熱圧着部分を溶断して、左右余剰片7a・8aを切り落とす。このとき、一定幅の耳片7b・8bが残留するように、左右余剰片7a・8aを溶断することが好ましい。そして、最終工程としてアイロン25に移動し、当該アイロン25が昇降することによって折返し代9を一方フィルム2の封緘代8と外面同士熱圧着して、封緘が完了する(図12)。
このように封緘された包装袋Pは、図13に示すように、袋口Oが四方から完全に密封される。また、左右に一定幅の耳部7b・8bが残留するため、当該耳部7b・8bによって封緘面の面積が大きく確保され、これを底面とすれば安定した自立性が得られる。
なお、上記実施形態では、包装袋Pとして封緘代7・8に予め感熱性接着層10を設けたものを使用したので、各部の熱圧着を低温且つ短時間で行え、サンドイッチSに熱の影響を与えることがない。特に、上記実施形態では、折返し代9と他方フィルム1の封緘代7の重畳内面だけでなく、折返し代9の外面にも感熱性接着層10を設け、この部分をアイロン25によって一方フィルム2の封緘代8に熱圧着させることにしたので、折返し代9を他方フィルム1の封緘代7と重畳した状態で一方フィルム2の封緘代8に外面同士熱圧着させることができ、その隙間に異物が混入することを防止できると共に、より平坦な封緘面を形成することができる。ただし、感熱性接着層10がない包装袋も本装置の適用から除外するものでなく、フィルム自体の溶着性のみによって熱圧着する構成も含む。また、アイロン25を省略することも可能である。さらに、第二のヒートシーラー22を省略し、シールカッター24単独で、左右余剰片7a・8aのシールと切断を行うことも可能である。
図14は、封緘ライン上、コンベア14の始端において、サンドイッチSが投入された包装袋Pをフィーダ11からバケット13に供給する構成を変更した第二の実施形態を示したものである。図面上、包装袋Pの搬送向きが左右逆である他、図3からの変更点は、フィーダ11は、その一端(終端)から直接、バケット13に対して包装袋Pを供給するもので、バケット13が斜め上向きの傾斜姿勢にあるとき、フィーダ11の終端から包装袋Pを当該傾斜姿勢のバケット13に対して斜めに落とし込むように供給する。その後、包装袋Pの袋口を封緘する構成は、上記実施形態と同じである。当該第二の実施形態によれば、図3のシューター12が省略され、フィーダ11の終端がコンベア14の始端の斜め上方に段違いに位置し、しかもバケット13が傾斜姿勢のときにフィーダ11から包装袋Pを落とし込むようにしたため、包装袋Pをほとんど落差なくバケット13に供給することができる。従って、フィーダー11から包装袋Pを供給する際に、具材が鉛直方向に偏ったり、サンドイッチSが型くずれするなどの不都合がない。
また、図14中、30は、指板20や折込受け板21の前段に設けられる袋口の整形装置である。この整形装置30は、封緘前に、バケット13で保持する包装袋Pの袋口が何らかの原因で内側に潰れるなど、立衿状となっていない場合、これを立衿状に整形するもので、具体的には袋口の周囲に帯電装置を設備することで構成される。即ち、帯電装置の静電力によって包装袋Pの袋口を立衿状に整形でき、以後の封緘工程がより確実に実行することができる。この整形装置30は上述した帯電装置の他、袋口を外側に真空吸引するもの、空気を袋口内部に吹き付けて開口するもの、あるいは拡開可能な一対の縦板を袋口に挿入し、これを拡開して袋口を機械的に開口するものなどが該当するが、これを省略することも可能である。
なお、図14に示した第二の実施形態では、包装袋PをサンドイッチSの斜面を設置面としてフィーダ11に載置しており、これによって、バケット13はサンドイッチSの垂直面を搬送(進行)方向前側として包装袋Pを保持する。これと同時に、当該第二実施形態ではバケット13の垂直面保持板13aは図3等に示したものよりも高さを低くしている。これは、コンベア14の終端で昇降ローラ等によって封緘済み包装袋Pを回収しやすくするためである。
本発明装置は、三角柱状のサンドイッチの包装機として好適に使用できるが、封緘代を有する二枚の包装フィルムからなる包装袋にある程度の保形性を有して収容される物品であれば、他の物品の包装機としても使用することができる。
P 包装袋
O 袋口
1 他方フィルム
2 一方フィルム
7 他方フィルムの封緘代
8 一方フィルムの封緘代
7a・8a 余剰片
7b・8b 残留した耳片
9 折返し代
10 感熱性接着層
13 バケット
20 指板
21 折込受け板
22 ヒートシーラー
23 第二のヒートシーラー
24 シールカッター
25 アイロン

Claims (8)

  1. 一端に封緘代を設けた二枚の包装用フィルムを製袋し、上面矩形の内容物を投入した状態で前記封緘代が立衿状の袋口をなす包装袋の封緘装置であって、前記包装袋を前記袋口を上にして保持する搬送用のバケットと、前記袋口の側方から突出して、一方フィルムの封緘代をその先端に折返し代を残して前記内容物の上面に沿って突き倒した後、左右に拡開して当該一方フィルムの封緘代を折り曲げる一対の指板と、この指板上を前記折返し代まで突出する折込受け板と、この折込受け板を下敷きとして反対側から他方フィルムの封緘代を前記折返し代と内面同士重畳して折り曲げると共に、当該重畳部を熱圧着するヒートシーラーと、前記折り曲げ後の封緘代の左右余剰片を前記内容物の上面両側に沿って溶断するシールカッターとを備えたことを特徴とする包装袋の封緘装置。
  2. ヒートシーラーよりも後段に、折返し代と一方フィルムの封緘代の外面同士を熱圧着するアイロンを備えた請求項1記載の包装袋の封緘装置。
  3. シールカッターは、一定幅の耳片を残して左右余剰片を溶断する請求項1または2記載の包装袋の封緘装置。
  4. ヒートシーラーとシールカッターの間に、溶断に先だって左右余剰片を熱圧着する第二のヒートシーラーを備えた請求項1、2または3記載の包装袋の封緘装置。
  5. 包装袋は、予め折返し代と他方フィルムの封緘代の少なくとも何れかの重畳内面に感熱性接着層を設けたものである請求項1から4のうち何れか一項記載の包装袋の封緘装置。
  6. 包装袋は、予め折返し代の外面に感熱性接着層を設けたものである請求項2から5のうち何れか一項記載の包装袋の封緘装置。
  7. 包装袋は、側面視三角形状のサンドイッチを内容物として、二枚の包装用フィルムを下底側が開口する略等脚台形状に製袋し、前記各フィルムの開口端に封緘代を設けたものである請求項1から6のうち何れか一項記載の包装袋の封緘装置。
  8. バケットは無端コンベアに設置すると共に、該無端コンベアの始端側には前記バケットに未封緘の包装袋を供給するフィーダを備え、当該フィーダはその終端を前記無端コンベアの始端と段違いに位置させて、前記バケットが斜め上向きの姿勢のときに当該バケットに対して前記包装袋を斜めに落とし込む請求項1から7のうち何れか一項記載の包装袋の封緘装置。
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