JP4966843B2 - 細胞検査教育支援システム、中央装置、端末装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

細胞検査教育支援システム、中央装置、端末装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、細胞検査を実行する検査者が、分類カウント技術の向上を図ることができる細胞検査教育支援システム、中央装置、端末装置及びコンピュータプログラムに関する。
血液細胞、病理検査で用いる組織細胞等の検査をする場合、検査対象である細胞をプレパラート上に載置して作成された塗沫標本を、顕微鏡で覗いて目視により検査する、いわゆる「鏡検」が良く行われている。鏡検では、塗沫標本を顕微鏡で覗きながら、各キーに細胞の分類項目名が割り当てられたキーボードを備える専用の分類カウンタを介して、例えば血液細胞の検査を実行する場合には、所定の領域に存在する白血球の分類カウントを実行する。分類カウントの実行中に赤血球、血小板等の形態異常、分類項目の判断が困難である細胞(白血球)等を発見した場合、対象となる細胞を顕微鏡に備えたビデオカメラ等により撮像する。
撮像された細胞の画像は、検査対象の属性情報、例えばカルテ番号に対応付けて画像ファイリングシステムのデータベースに記憶される。検査終了後は、分類カウントの結果を印字し、必要に応じて記憶されている細胞の画像を印刷して検査結果としている。
しかし、上述の方法では、塗沫標本を顕微鏡で覗いて目視による検査を行っているため、検査者は顕微鏡が設置されている場所にて検査を実行する必要がある。このため、検査者は場所的な制約を受けるという問題点があった。
そこで、斯かる場所的制約を解消するべく、例えば特許文献1では、病理の細胞診用の試料を顕微鏡に備えたビデオカメラ等により撮像したバーチャルスライドを作成し、バーチャルスライド中の細胞画像に対して分類カウント操作を行う技術が開示されている。特許文献1では、バーチャルスライドをインターネットを介して配信することにより、所定のプログラムがインストールされたコンピュータでバーチャルスライドを観察することが可能である。したがって、検査者は、顕微鏡の設置されている場所で検査を実行する必要がなく、場所的制約を受けることなくバーチャルスライドを用いて検査を実行することができる。
また、例えば特許文献2では、分類カウントする対象となる細胞画像を事前に特定しておき、所定のキー操作により対象となる細胞画像を順次選択する技術が開示されている。これにより、選択された細胞画像ごとに分類カウント操作を行うことができる。
特開2005−283418号公報 特開2006−105695号公報
全国の医療機関では、検査部門のスタッフの数が削減される傾向にあるため、細胞検査担当のスタッフが新たに配属された場合、新たなスタッフに対して細胞検査のノウハウを伝授することができるスタッフ自体の数に限界があった。また、スタッフが存在する場合であっても、少ない人数で検査作業を行う必要があることから、スタッフの教育に対して時間を割くことが困難であるという問題点もあった。
特許文献1には、ネットワークを介して受信したバーチャルスライドの分類カウント結果をもとに検査医が検査技師を指導することが記載されている。また、特許文献2には、バーチャルスライドを用いて被指導者が分類カウントを行なった結果を、指導者が確認することが記載されている。しかし、特許文献1及び2に記載の技術を用いた場合であっても、依然として指導者が時間を割いて被指導者を指導する必要があり、指導者が不足しているという上記問題点を解決するものではない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、指導者が指導に多くの時間を割くことなく、細胞検査を実行する検査者の細胞分類能力を向上させることができる細胞検査教育支援システム、中央装置、端末装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係る細胞検査教育支援システムは、複数の端末装置と、該複数の端末装置で受け付けた分類情報を収集する中央装置とがデータ通信することが可能に接続されている細胞検査教育支援システムにおいて、前記端末装置は、識別情報により識別される細胞画像を表示する細胞画像表示手段と、該細胞画像表示手段により表示された前記細胞画像の分類情報の入力を受け付ける分類情報受付手段と、受け付けた前記分類情報と、対応する前記細胞画像の識別情報とを前記中央装置へ送信する分類情報送信手段とを備え、前記中央装置は、前記識別情報及び前記分類情報を受信する分類情報受信手段と、受信した複数の前記分類情報を前記識別情報ごとに集計して集計結果情報を生成する分類情報集計手段とを備えることを特徴とする。
また、第2発明に係る細胞検査教育支援システムは、第1発明において、前記細胞画像表示手段は、各細胞画像を識別する識別情報及び画像上での各細胞画像の位置を示す位置情報に対応付けられている細胞画像情報を表示し、前記端末装置は、所定の細胞画像の選択を受け付ける細胞画像選択手段と、選択を受け付けた前記細胞画像の位置情報を取得する位置情報取得手段と、取得した前記位置情報に基づいて前記細胞画像の識別情報を特定する識別情報特定手段とを備え、前記分類情報受付手段は、特定された識別情報に対応する細胞画像の前記分類情報を受け付けることを特徴とする。
また、第3発明に係る細胞検査教育支援システムは、第1又は第2発明において、前記細胞画像表示手段は、前記細胞画像及び該細胞画像の周囲の所定範囲内に存在する他の細胞画像を含む標本画像を表示することを特徴とする。
次に、上記目的を達成するために第4発明に係る中央装置は、複数の端末装置とデータ通信することが可能に接続されている中央装置において、前記端末装置にて受け付けた細胞画像の分類情報と、該分類情報に対応する前記細胞画像を識別する識別情報とを受信する分類情報受信手段と、受信した複数の前記分類情報を前記識別情報ごとに集計して集計結果情報を生成する分類情報集計手段とを備えることを特徴とする。
次に、上記目的を達成するために第5発明に係る端末装置は、中央装置とデータ通信することが可能に接続されている端末装置において、識別情報により識別される細胞画像を表示する細胞画像表示手段と、該細胞画像表示手段により表示された前記細胞画像の分類情報の入力を受け付ける分類情報受付手段と、前記中央装置にて複数の前記分類情報を前記識別情報ごとに集計した集計結果情報を受信する集計結果情報受信手段と、受信した前記集計結果情報を、前記分類情報とともに表示出力することが可能な集計結果情報表示手段とを備えることを特徴とする。
また、第6発明に係る端末装置は、第5発明において、前記細胞画像表示手段は、各細胞画像を識別する識別情報及び画像上での各細胞画像の位置を示す位置情報に対応付けられている細胞画像情報を表示し、所定の細胞画像の選択を受け付ける細胞画像選択手段と、選択を受け付けた前記細胞画像の位置情報を取得する位置情報取得手段と、取得した前記位置情報に基づいて前記細胞画像の識別情報を特定する識別情報特定手段とを備え、前記分類情報受付手段は、特定された識別情報に対応する細胞画像の前記分類情報を受け付けることを特徴とする。
また、第7発明に係る端末装置は、第6発明において、前記細胞画像表示手段は、前記細胞画像及び該細胞画像の周囲の所定範囲内に存在する他の細胞画像を含む標本画像を表示することを特徴とする。
また、第8発明に係る端末装置は、第6又は第7発明において、前記集計結果情報表示手段は、選択された細胞画像に対応した集計結果情報を表示出力することを特徴とする。
また、第9発明に係る端末装置は、第8発明において、受信した前記集計結果情報のうち、受け付けた前記分類情報が含まれている項目を抽出する抽出手段を備え、前記集計結果情報表示手段は、前記抽出手段で抽出された前記分類情報に対応する項目を表示出力する形式を変更することを特徴とする。
次に、上記目的を達成するために第10発明に係るコンピュータプログラムは、複数の端末装置とデータ通信することが可能に接続されている中央装置で実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、前記中央装置を、前記端末装置にて受け付けた細胞画像の分類情報と、該分類情報に対応する前記細胞画像を識別する識別情報とを受信する分類情報受信手段、及び受信した複数の前記分類情報を前記識別情報ごとに集計して集計結果情報を生成する分類情報集計手段として機能させることを特徴とする。
次に、上記目的を達成するために第11発明に係るコンピュータプログラムは、中央装置とデータ通信することが可能に接続されている端末装置で実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、前記端末装置を、識別情報により識別される細胞画像を表示する細胞画像表示手段、該細胞画像表示手段により表示された前記細胞画像の分類情報の入力を受け付ける分類情報受付手段、前記中央装置にて複数の前記分類情報を前記識別情報ごとに集計した集計結果情報を受信する集計結果情報受信手段、及び受信した前記集計結果情報を、前記分類情報とともに表示出力することが可能な集計結果情報表示手段として機能させることを特徴とする。
次に、上記目的を達成するために第12発明に係る端末装置は、識別情報により識別される細胞画像を表示する細胞画像表示手段と、該細胞画像表示手段により表示された前記細胞画像の第1の分類情報の入力を受け付ける分類情報受付手段と、複数の第2の分類情報を識別情報ごとに集計して生成された集計結果情報を記憶する集計結果情報記憶手段と、受け付けた前記第1の分類情報及び記憶されている前記集計結果情報をともに表示出力することが可能な集計結果情報表示手段とを備えることを特徴とする。
次に、上記目的を達成するために第13発明に係るコンピュータプログラムは、端末装置で実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、前記端末装置を、識別情報により識別される細胞画像を表示する細胞画像表示手段、該細胞画像表示手段により表示された前記細胞画像の第1の分類情報の入力を受け付ける分類情報受付手段、複数の第2の分類情報を識別情報ごとに集計して生成された集計結果情報を記憶する集計結果情報記憶手段、及び受け付けた前記第1の分類情報及び記憶されている前記集計結果情報をともに表示出力することが可能な集計結果情報表示手段として機能させることを特徴とする。
第1発明、第4発明及び第10発明では、中央装置は、細胞画像の識別情報及び受け付けた細胞情報に対する分類情報を受信し、受信した複数の分類情報を識別情報ごとに集計して集計結果情報を生成する。これにより、検査能力が未熟な検査者あるいは学生等においては、この集計結果情報を自己の分類情報と比較することで、指導者からの指導を受けなくても、検査技術の向上を図ることが可能となる。さらに、集計の対象となった細胞が、熟練者であっても判断が分かれるような細胞である場合には、多くの分類情報に基づいて得られた集計結果情報を参考にすることで、どの細胞に分類するかの最終判断を支援することが可能となる。
ここで、「細胞画像」とは分類の対象となる一細胞を示す画像を意味する。「識別情報」とは細胞画像を区別するためのID等の識別情報を意味する。「分類情報」とは、所定の細胞画像に対する分類区分、分類項目等に関する情報を意味する。「集計結果情報」とは、細胞画像を識別する識別情報ごとに、複数の検査者が入力した分類情報を分類項目等ごとに集計し、該分類項目等に分類された回数、頻度等に関する情報として集計した情報を意味する。
第5発明及び第11発明では、端末装置は、識別情報により識別される細胞画像を表示し、表示された細胞画像の分類情報の入力を受け付ける。複数の分類情報を識別情報ごとに集計した集計結果情報を中央装置から受信して、受信した集計結果情報を、分類情報とともに表示出力する。これにより、検査能力が未熟な検査者あるいは学生等においては、この集計結果情報を自己の分類情報と比較することで、指導者からの指導を受けなくても、検査技術の向上を図ることが可能となる。さらに、集計の対象となった細胞が、熟練者であっても判断が分かれるような細胞である場合には、多くの分類情報に基づいて得られた集計結果情報を参考にすることで、どの細胞に分類するかの最終判断を支援することが可能となる。
第2発明及び第6発明では、端末装置には、各細胞画像を識別する識別情報及び画像上での各細胞画像の位置を示す位置情報に対応付けられている細胞画像情報を表示してあり、所定の細胞画像の選択を受け付け、選択を受け付けた細胞画像の位置情報を取得する。取得した位置情報に基づいて細胞画像の識別情報を特定し、特定された識別情報に対応する細胞画像の分類情報を受け付ける。これにより、複数の細胞画像が一画面上に表示されている場合であっても、分類の対象となる細胞画像を選択することで分類情報を入力することができる。なお、「位置情報」とは、細胞画像上での位置情報、たとえば座標値を意味する。「細胞画像情報」とは、少なくとも分類カウントの対象となる細胞画像に関する識別情報、及び位置情報に対応付けられているイメージデータである複数の細胞画像に関する画像データの集合体を意味する。
第3発明及び第7発明では、端末装置は、細胞画像及び該細胞画像の周囲の所定範囲内に存在する他の細胞画像を含む標本画像を表示する。細胞画像を分類する場合、対象となる細胞画像の周囲に存在する細胞の状態等の影響を受けることが多く、細胞画像及び該細胞画像の周囲の所定範囲内(バーチャルスライド全体よりは狭い範囲であり、例えば一画面上)に存在する他の細胞画像を含む標本画像を表示することで、総合的な判断結果を確認することができる。「標本画像」とは分類対象となる細胞画像、及びその周囲に存在する細胞画像を含む所定範囲内の画像を意味する。
第8発明では、端末装置は、選択された細胞画像に対応した集計結果情報を表示出力する。これにより、表示出力された集計結果情報がどの細胞画像に対する情報であるか容易に確認することができる。
第9発明では、端末装置は、受信した集計結果情報のうち、受け付けた分類情報が含まれている項目を抽出し、抽出された項目を表示出力する形式を変更する。これにより、検査者は、自分が分類した結果と、複数の検査者により分類された結果とを目視により容易に対比することができ、自分の判断が他の多くの検査者と一致するか否かを確認することが可能となる。
第12発明及び第13発明では、識別情報により識別される細胞画像を表示し、表示された細胞画像の第1の分類情報の入力を受け付ける。複数の第2の分類情報を識別情報ごとに集計して生成された集計結果情報を記憶しておき、受け付けた第1の分類情報及び記憶されている集計結果情報をともに表示出力することにより、検査能力が未熟な検査者あるいは学生等においては、この集計結果情報を自己の分類情報と比較することで、指導者からの指導を受けなくても、検査技術の向上を図ることが可能となる。さらに、集計の対象となった細胞が、熟練者であっても判断が分かれるような細胞である場合には、多くの分類情報に基づいて得られた集計結果情報を参考にすることで、どの細胞に分類するかの最終判断を支援することが可能となる。
なお、後述する実施の形態では、細胞画像表示手段は、端末装置2のCPU21のステップS302、ステップS702及びステップS1601の処理が、分類情報受付手段は、CPU21のステップS303、ステップS706及びステップS1602の処理が、分類情報送信手段は、CPU21のステップS304及びステップS707の処理が、それぞれ該当する。一方、分類情報受信手段は、中央装置3のCPU31のステップS305及びステップS708の処理が、分類情報集計手段は、CPU31のステップS306及びステップS709の処理が、それぞれ該当する。
また、細胞画像選択手段は、CPU21のステップS703の処理が、位置情報取得手段は、CPU21のステップS704の処理が、識別情報特定手段は、CPU21のステップS705の処理が、それぞれ該当する。さらに、集計結果情報受信手段は、端末装置2のCPU21のステップS1002の処理が、集計結果情報表示手段は、CPU21のステップ1003及びステップS1604の処理が、それぞれ該当する。
上記構成によれば、検査能力が未熟な検査者あるいは学生等においては、この集計結果情報を自己の分類情報と比較することで、指導者からの指導を受けなくても、検査技術の向上を図ることが可能となる。さらに、集計の対象となった細胞が、熟練者であっても判断が分かれるような細胞である場合には、多くの分類情報に基づいて得られた集計結果情報を参考にすることで、どの細胞に分類するかの最終判断を支援することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係る細胞検査教育支援システムについて、血液形態学サーベイを実行する場合を一例とし、図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る細胞検査教育支援システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態1に係る細胞検査教育支援システムは、インターネットに代表されるネットワーク網1を介して、中央装置3と複数の端末装置2、2、・・・とがデータを送受信することが可能に接続されている。
中央装置3は、少なくとも、CPU(中央演算装置)31、ROM32、RAM33、記憶装置34、入力装置35、表示装置36、補助記憶装置37、通信装置38及び上述したハードウェアを接続する内部バス39で構成されている。CPU31は、内部バス39を介して中央装置3の上述したようなハードウェア各部と接続されており、上述したハードウェア各部の動作を制御するとともに、記憶装置34に記憶されているコンピュータプログラム100に従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。RAM33は、SRAM、フラッシュメモリ等で構成され、コンピュータプログラム100の実行時にロードモジュールが展開され、コンピュータプログラム100の実行時に発生する一時的なデータ等を記憶する。もちろん、コンピュータプログラム100は、事前にROM32に記憶されていても良い。
記憶装置34は、内蔵される固定型記憶装置(ハードディスク)等で構成されている。記憶装置34に記憶されているコンピュータプログラム100は、プログラム及びデータ等の情報を記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体90から、補助記憶装置37によりダウンロードされ、実行時には記憶装置34からRAM33へ展開して実行される。もちろん、通信装置38を介して外部コンピュータからダウンロードされたコンピュータプログラムであっても良い。
また記憶装置34は、集計結果情報記憶部341を備えている。集計結果情報記憶部341は、複数の端末装置2、2、・・・にてサーベイを実行するサーベイヤが分類した結果を、細胞の識別情報ごとに集計して、細胞画像の識別情報に対応付けて記憶する。
通信装置38は内部バス39に接続されており、インターネット、LAN、WAN等の外部のネットワーク網1に接続されることにより、外部のコンピュータ等とデータ送受信を行うことが可能となっている。すなわち、上述した記憶装置34は、中央装置3に内蔵される構成に限定されるものではなく、通信装置38を介して接続されている外部のストレージ等の外部記録媒体であっても良い。
入力装置35は、キーボード及びマウス等のデータ入力媒体である。表示装置36は、CRTモニタ、LCD等の表示装置である。
本実施の形態1では、端末装置2として細胞画像(標本画像)を表示することが可能な表示装置を備えたコンピュータを例に挙げて説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係る細胞検査教育支援システムで用いる端末装置2の構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置2は、少なくとも、CPU(中央演算装置)21、RAM22、記憶装置23、入力装置24、表示装置25、出力装置26、通信装置27、補助記憶装置28及び上述したハードウェアを接続する内部バス29で構成されている。CPU21は、内部バス29を介して端末装置2の上述したようなハードウェア各部と接続されており、上述したハードウェア各部の動作を制御するとともに、記憶装置23に記憶されているコンピュータプログラム101に従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。RAM22は、SRAM、フラッシュメモリ等で構成され、コンピュータプログラム101の実行時にロードモジュールが展開され、コンピュータプログラム101の実行時に発生する一時的なデータ等を記憶する。
記憶装置23は、内蔵される固定型記憶装置(ハードディスク)等で構成されている。記憶装置23に記憶されているコンピュータプログラム101は、プログラム及びデータ等の情報を記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体91から、補助記憶装置28によりダウンロードされ、実行時には記憶装置23からRAM22へ展開して実行される。もちろん、通信装置27を介して外部コンピュータからダウンロードされたコンピュータプログラムであっても良い。
また記憶装置23は、分類情報記憶部231を備えている。分類情報記憶部231は、端末装置2にてサーベイを実行するサーベイヤが分類した結果を、細胞画像の識別情報に対応付けて記憶する。
入力装置24は、キーボード及びマウス等のデータ入力媒体である。表示装置25は、CRTモニタ、LCD等の表示装置であり、結果判断に関する情報をグラフィカルに表示する。出力装置26は、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ等の印刷装置等である。
上述した構成の細胞検査教育支援システムでの端末装置2及び中央装置3での処理手順について説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る細胞検査教育支援システムで用いる端末装置2のCPU21及び中央装置3のCPU31の処理手順を示すフローチャートである。
図3において、端末装置2のCPU21は、中央装置3から細胞画像に関する表示データを受信し(ステップS301)、受信した細胞画像に関する表示データを表示装置25にて表示する(ステップS302)。「細胞画像に関する表示データ」とは、イメージデータである細胞画像データ、及び少なくとも細胞画像を識別する識別情報を含む。識別情報としては、分類カウントの対象となる細胞画像を識別するID情報、該細胞画像及び周囲に存在する他の細胞画像を含む標本画像全体の左上隅を原点として連番を付した細胞識別番号等、細胞画像を区別することができる情報であれば特に限定されるものではない。また、細胞画像に関する表示データは、ネットワーク網1を介して受信することに限定されるものではなく、CD、DVD等の可搬型記録媒体を介して配布されたデータを用いても良い。
なお、端末装置2の表示装置25にて表示される画像は、分類カウントの対象となる細胞の細胞画像及び該細胞画像の周囲の所定範囲内に存在する他の細胞画像を含む標本画像として表示することが好ましい。細胞生態学サーベイにおいては、分類カウントの対象となる細胞の周囲の細胞の状況によって、分類項目の判断が変わる場合も多々あるからである。
端末装置2のCPU21は、細胞画像の分類情報の入力を受け付ける(ステップS303)。なお、細胞画像を選択する方法としては、マウス等の入力装置24により選択する方法に限定されるものではない。例えば識別情報として細胞識別番号を付与しておき、細胞識別番号を操作するボタン等を設けることにより、選択する細胞画像を変更する方法であっても良い。
分類情報とは、所定の細胞画像に対する分類区分、分類項目等に関する情報であり、分類カウント処理とは、それぞれの細胞画像がどの分類区分、分類項目等に該当するかを識別して各分類区分、分類項目等に属する細胞の個数を計数する処理をいう。サーベイヤは、与えられた細胞画像に対する自己の分類判断を、例えば入力装置24を介して入力する。
なお、受け付けた分類情報は、細胞画像の識別情報に対応付けて、記憶装置23の分類情報記憶部231へ記憶しておくことが好ましい。中央装置3から受信する集計結果情報(詳細は後述する)と容易に対比することができるからである。
図4は、分類情報記憶部231に記憶されるデータ構成の例示図である。図4の例では、分類カウントの対象となった細胞画像の識別情報として細胞識別番号を用い、細胞識別番号ごとにサーベイヤから受け付けた分類項目名を記憶する。
図3に戻って、端末装置2のCPU21は、受け付けた分類情報及び対応する細胞画像の識別情報を、サーベイヤを識別するサーベイヤ識別情報とともに中央装置3へ送信する(ステップS304)。このように複数のサーベイヤが同一のバーチャルスライドに対する分類カウント処理を実行し、その判断結果を中央装置3へ集約する。なお、サーベイヤ識別情報としては、サーベイヤを識別することができる情報であれば特に限定されるものではなく、例えば端末装置2にログインするサーベイヤのアカウント情報であっても良いし、端末装置2の端末IDであっても良い。
中央装置3のCPU31は、端末装置2から識別情報及び分類情報をサーベイヤ識別情報とともに受信し(ステップS305)、受信した複数の分類情報を、識別情報ごとに集計して集計結果情報を生成する(ステップS306)。ここで、集計結果情報とは、細胞画像を識別する識別情報ごとに、複数のサーベイヤが入力した分類情報を分類項目等ごとに集計し、該分類項目等に分類された回数、頻度等に関する情報として集計した情報を意味している。
中央装置3は、生成された集計結果情報を記憶装置34の集計結果情報記憶部341へ記憶する(ステップS307)。集計結果情報記憶部341を設けることで、複数の端末装置2から受信した分類情報を略リアルタイム的に集計結果情報に反映させることができ、より最新の状況に基づいて自己の判断の正当性を判断することができる。
図5は、集計結果情報記憶部341に記憶されるデータ構成の例示図である。図5の例では、分類カウントの対象となった細胞画像の識別情報として細胞識別番号を用いている。そして、細胞識別番号ごとに、分類された分類項目の度数分布の累計値を記憶している。
集計結果情報記憶部341として、図5の例のように度数分布の累計値を記憶しても良いし、分類頻度を算出した結果として記憶しても良い。図6は、集計結果情報記憶部341に分類頻度を記憶する場合のデータ構成の例示図である。
図6の例でも、分類カウントの対象となった細胞画像の識別情報として細胞識別番号を用いている。そして、細胞識別番号ごとに、分類された分類項目の比率を算出して記憶する。このように整理した状態で端末装置2へ送信することにより、端末装置2での演算処理負荷を軽減することができ、サーベイヤ自ら入力した分類項目名との対比を容易に行うことが可能となる。
このようにすることで、多くの検査者が同じ細胞画像に対して行った分類作業の結果を集約することができ、熟練者であっても判断が分かれるような細胞画像であっても、多くの分類情報を参考にして最終判断を行うことを支援することが可能となる。また、未熟者あるいは学生等においては、集計結果情報に基づいて熟練者の判断を参考にすることができ、自己の分類情報と比較することで検査技術の向上を図ることが可能となる。
なお、上述の例のように、細胞画像を識別情報と対応付けて、一画像ずつ表示して分類情報を受け付けることに限定されるものではなく、バーチャルスライド全体のデータを細胞画像情報として表示して分類情報を受け付けても良い。図7は、細胞画像情報を受信する場合の端末装置2のCPU21及び中央装置3のCPU31の処理手順を示すフローチャートである。
図7において、端末装置2のCPU21は、中央装置3から細胞画像情報を受信し(ステップS701)、受信した細胞画像情報を表示装置25にて表示する(ステップS702)。「細胞画像情報」は、少なくとも分類カウントの対象となる細胞画像に関する識別情報、及び位置情報に対応付けられているイメージデータである複数の細胞画像に関する画像データの集合体である。識別情報としては、分類カウントの対象となる細胞画像を識別するID情報、該細胞画像を含むバーチャルスライド全体の左上隅を原点として連番を付した識別番号等、細胞画像を区別することができる情報であれば特に限定されるものではない。また、細胞画像情報は、ネットワーク網1を介して受信することに限定されるものではなく、CD、DVD等の可搬型記録媒体を介して配布されたデータを用いても良い。
位置情報は、イメージデータである細胞画像データがバーチャルスライドのどの位置に存在するかを示す情報である。例えば細胞診用の試料を顕微鏡に備えたビデオカメラ等で撮像したバーチャルスライドを作成し、バーチャルスライドの左上隅を原点として、右方向をx軸、下方向をy軸とした座標値で表すことができる。図8は、位置情報の特定方法を模式的に示す例示図である。
バーチャルスライドの細胞存在領域81を包含するように、左上隅の原点Oから、右方向を正方向とするx軸、下方向を正方向とするy軸とした座標軸を定める。そして、端末装置2の表示装置25にて表示される画像領域82の左上隅の座標値P(xp 、yp )を、画面のスクロール情報から取得する。一方、マウス等の入力装置24を介して、分類カウントの対象となる細胞画像領域83の中心の表示画面上での座標値Q(xq 、yq )を取得する。このようにすることで、細胞画像領域83の中心を示す座標値Qを、バーチャルスライド全体での位置を示す絶対座標値であるQ(xp +xq 、yp +yq )として求めることができる。そして、細胞画像領域83のx軸方向及びy軸方向のサイズを指定しておくことにより、画面上で選択された細胞画像領域83のバーチャルスライド上での絶対座標値を求めることができる。
識別情報及び位置情報は、バーチャルスライドを作成する場合に、細胞画像ごとに中央装置3の記憶装置34に記憶しておく。例えば細胞画像の識別情報と対応付けて、細胞画像領域83の中心の絶対座標値を位置情報として記憶しておく。図9は、記憶装置34に記憶されるデータ構成の例示図である。
図9に示すように、細胞画像を識別する細胞識別番号ごとに、表示すべき細胞画像データ名とともに細胞画像領域83の中心座標値と、x軸方向及びy軸方向のサイズとを記憶しておく。マウス等の入力装置24を介して、画面上に表示されている細胞画像を選択した場合、分類カウントの対象となる細胞画像を包含する細胞画像領域83の中心の座標値が、画面上の座標値として取得される。表示されている画面に相当する画像領域82の左上隅の絶対座標値と、取得された細胞画像領域83の中心の座標値とに基づいて、選択された細胞画像領域83の中心座標値を算出することができ、記憶装置34を照会することにより、選択された細胞画像の細胞識別番号を特定することができる。
なお、端末装置2の表示装置25にて表示される画像には、分類カウントの対象となる細胞の細胞画像及び該細胞画像の周囲の所定範囲内に存在する他の細胞画像を標本画像として表示することが好ましい。細胞生態学サーベイにおいては、分類カウントの対象となる細胞の周囲の細胞の状況によって、分類項目の判断が変わる場合も多々あるからである。
図7に戻って、端末装置2のCPU21は、表示されている細胞画像の中から所定の細胞画像の選択を受け付け(ステップS703)、選択された細胞画像の位置情報を取得する(ステップS704)。具体的にはマウス等の入力装置24で画像中の細胞画像をクリックし、上述の演算を実行することにより、選択された細胞画像の位置情報を算出する。CPU21は、算出された位置情報に基づいて、受信した細胞画像情報から識別情報を特定し(ステップS705)、細胞画像の分類情報の入力を受け付ける(ステップS706)。なお、細胞画像を選択する方法としては、マウス等の入力装置24により選択する方法に限定されるものではない。例えば識別情報として細胞識別番号を付与しておき、細胞識別番号を操作するボタン等を設けることにより、選択する細胞画像を変更する方法であっても良い。
なお、受け付けた分類情報は、細胞画像の識別情報に対応付けて、記憶装置23の分類情報記憶部231へ記憶しておくことが好ましい。中央装置3から受信する集計結果情報と容易に対比することができるからである。分類情報記憶部231に記憶されるデータ構成は図5と同様であることから、詳細な説明は省略する。なお、該細胞画像の位置情報として細胞画像領域83の中心を示す絶対座標値も対応付けて記憶しても良い。参照するデータベースの数を減らすことによりレスポンスの向上を図るためである。
図7に戻って、端末装置2のCPU21は、受け付けた分類情報及び対応する細胞画像の識別情報を、サーベイヤを識別するサーベイヤ識別情報とともに中央装置3へ送信する(ステップS707)。このように複数のサーベイヤが同一のバーチャルスライドに対する分類カウント処理を実行し、その判断結果を中央装置3へ集約する。なお、サーベイヤ識別情報としては、サーベイヤを識別することができる情報であれば特に限定されるものではなく、例えば端末装置2にログインするサーベイヤのアカウント情報であっても良いし、端末装置2の端末IDであっても良い。
中央装置3のCPU31は、端末装置2から識別情報及び分類情報をサーベイヤ識別情報とともに受信し(ステップS708)、受信した複数の分類情報を、識別情報ごとに集計して集計結果情報を生成する(ステップS709)。中央装置3は、生成された集計結果情報を記憶装置34の集計結果情報記憶部341へ記憶する(ステップS710)。集計結果情報記憶部341を設けることで、複数の端末装置2から受信した分類情報を略リアルタイム的に集計結果情報に反映させることができ、より最新の状況に基づいて自己の判断の正当性を判断することができる。集計結果情報記憶部341に記憶されるデータ構成は図5及び図6と同様であることから、詳細な説明は省略する。
サーベイヤは、集計結果情報記憶部341に記憶されている集計結果情報と自己の分類した結果とを対比することで、自己の判断が適切であるか否かを判断することができる。図10は、本発明の実施の形態1に係る中央装置3のCPU31及び端末装置2のCPU21の集計結果情報の表示処理手順を示すフローチャートである。
図10において、中央装置3のCPU31は、端末装置2から分類情報を受信する都度、記憶されている集計結果情報を端末装置2へ送信する(ステップS1001)。端末装置2のCPU21は、集計結果情報を受信し(ステップS1002)、受信した集計結果情報を、記憶されている分類情報とともに表示装置25へ表示出力する(ステップS1003)。
図11は、表示装置25での表示画面の例示図である。図11において、バーチャルスライドの一部分である画像領域が画面上に表示されており、マウス等の入力装置24を介して選択されていた細胞画像111が表示されている。細胞画像111を包含する細胞領域112が表示され、細胞領域112に対する自らの分類結果が分類入力表示領域113に表示されている。一方、集計結果情報として、該細胞画像について分類項目ごとに分類カウントされた回数、及び全体における頻度が、集計結果表示領域114に表示されている。これにより、サーベイヤ自らが分類した分類項目名が、他の多数のサーベイヤと一致しているか否かを容易に確認することができる。
また、CPU21が、受信した集計結果情報のうち、受け付けた分類情報が含まれている項目を抽出しても良い。例えば図11の例では、サーベイヤが分類した「Myelo」という分類項目名が抽出される。そして、抽出された分類情報に対応する分類項目名「Myelo」を集計結果情報として表示出力する形式、例えば表示色、表示フォント等を変更する。
具体的には、サーベイヤが分類した分類項目名と一致していない他の分類項目名「Promyelo」及び「Meta」については、度数及び頻度も含めて“黒色”で表示するのに対し、分類項目名「Myelo」については、度数及び頻度も含めて“赤色”で表示する。このようにすることで、サーベイや自身の分類結果が集計結果情報のどこに属しているか、例えば最も度数の多い項目であったか否か、最も頻度の高い項目であったか否か等を、一目で確認することが可能となる。
なお、上述した実施例では、端末装置2の表示装置25で集計結果情報を表示する場合、分類情報を受け付ける都度、対象となる細胞画像の識別情報に対応する集計結果情報が表示されている。もちろん、バーチャルスライドに含まれている分類カウントの対象となる細胞画像全てに対して分類カウント処理が完了した時点で、まとめて集計結果情報を表示しても良い。図12は、分類カウント処理完了を確認する場合の端末装置2のCPU21の処理手順を示すフローチャートである。
図12において、図7のステップS701、S702、ステップS707以降の処理は同様であることから詳細な説明は省略する。細胞画像情報が表示されている場合(ステップS702)、端末装置2のCPU21は、表示されている細胞画像の中から所定の細胞画像の選択を受け付け(ステップS1201)、選択された細胞画像の位置情報を取得する(ステップS1202)。具体的にはマウス等の入力装置24で画像中の細胞画像をクリックし、上述の演算を実行することにより、選択された細胞画像の位置情報を算出する。CPU21は、算出された位置情報に基づいて、受信した細胞画像情報から識別情報を特定し(ステップS1203)、細胞画像の分類情報の入力を受け付ける(ステップS1204)。
CPU21は、今回受け付けた分類情報が既に受け付け済みであるか否かを判断する(ステップS1205)。具体的には、分類情報記憶部231に記憶されているか否かで判断できる。CPU21が、まだ受け付けていない、すなわち分類情報記憶部231に記憶されていないと判断した場合(ステップS1205:NO)、CPU21は、受け付けた分類情報及び識別情報を分類情報記憶部231へ記憶する(ステップS1206)。
CPU21が、受け付け済みである、すなわち分類情報記憶部231に記憶されていると判断した場合(ステップS1205:YES)、CPU21は、ステップS1206をスキップし、全ての識別情報について分類情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS1207)。具体的には、分類情報記憶部231に記憶されている識別情報と、細胞画像情報に含まれる識別情報とを照合する。
CPU21が、まだ分類情報を受け付けていない識別情報が存在すると判断した場合(ステップS1207:NO)、CPU21は、次の細胞画像の選択を受け付け(ステップS1208)、処理をステップS1202へ戻して上述した処理を繰り返す。CPU21が、全ての識別情報について分類情報を受け付けたと判断した場合(ステップS1207:YES)、CPU21は、処理をステップS707へ進める。
このようにすることで、バーチャルスライドで分類カウントの対象となっている全ての細胞画像に対する分類情報の入力が完了した時点で、中央装置3にて集計結果情報が生成され、全ての細胞画像に関する集計結果情報を端末装置2にて受信することができる。端末装置2では、例えば細胞識別番号の小さい順に順次、集計結果情報を図11と同様の形式にて表示することにより、サーベイヤ自らが分類した分類項目が、他の多くのサーベイヤと一致しているか否かを容易に確認することができる。
集計結果情報は、複数の階層で分類レベルを切り換えても良い。例えば白血球細胞のサーベイを実行する場合、‘Blast(芽球)’、‘Myelo(骨髄球)’等まで分類できるほど明確に画像表示できている場合ばかりとは言えず、上位概念である‘骨髄系’等までしか分類できない場合も想定される。図13は、白血球の分類カウント時の分類項目の例示図である。図13に示すように、分類の細かさに応じて、大分類、小分類という2階層で分類カウントを実行しても良い。
もちろん、最初は、最も上位概念である階層での集計結果情報を表示し、順次下位概念である階層での集計結果情報を表示するようにしても良い。このようにすることで、確実に最下階層での集計結果を表示することができ、全体として細胞画像の良否判断にも適用することが可能となる。
また、分類情報を入力しない場合であっても、集計結果情報のみを取得して表示しても良い。図14は、分類情報が未入力である場合の端末装置2のCPU21の処理手順を示すフローチャートである。
図14において、図7のステップS701、S702、ステップS706以降の処理、又は図12のステップS1204以降の処理は同様であることから詳細な説明は省略する。細胞画像情報が表示されている場合(ステップS702)、端末装置2のCPU21は、表示されている細胞画像の中から所定の細胞画像の選択を受け付け(ステップS1401)、選択された細胞画像の位置情報を取得する(ステップS1402)。具体的にはマウス等の入力装置24で画像中の細胞画像をクリックし、上述の演算を実行することにより、選択された細胞画像の位置情報を算出する。CPU21は、算出された位置情報に基づいて、受信した細胞画像情報から識別情報を特定し(ステップS1403)、集計結果情報の送信を中央装置3へ要求する要求情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS1404)。
要求情報は、少なくとも集計結果情報の送信要求を示す情報及び端末装置2を識別する情報を含む。この場合、中央装置3からは、バーチャルスライドに含まれている全ての細胞画像に関する集計結果情報が送信される。また、要求情報にステップS1403にて特定された識別情報を含んでも良い。この場合、特定された識別情報に対応する集計結果情報のみが中央装置3から送信される。
CPU21が、要求情報を受け付けていないと判断した場合(ステップS1404:NO)、CPU21は、図7及び図12と同様の処理を実行するべく、処理をステップS706又はステップS1204へ進め、上述した処理を実行する。CPU21が、要求情報を受け付けたと判断した場合(ステップS1404:YES)、CPU21は、受け付けた要求情報を中央装置3へ送信し(ステップS1405)、処理を図10のステップS1002へ進め、上述した処理を実行する。
このようにすることで、分類情報を入力しない場合であっても、サーベイヤは他のサーベイヤの分類カウント結果を知ることができ、初めて細胞を分類する検査者や学生が、どのような形態がどの細胞に分類されているかを学習することができる。そして、他の細胞画像を選択した場合には、また分類情報を受け付けるようにすることも容易である。
(実施の形態2)
図15は、本発明の実施の形態2に係る端末装置2の構成を示すブロック図である。実施の形態1とは相違し、他の端末装置2、2、・・・、中央装置3等の他のコンピュータと接続されていることを前提としてはいない。
図15に示すように、端末装置2は、少なくとも、CPU(中央演算装置)21、RAM22、記憶装置23、入力装置24、表示装置25、出力装置26、通信装置27、補助記憶装置28及び上述したハードウェアを接続する内部バス29で構成されている。CPU21は、内部バス29を介して端末装置2の上述したようなハードウェア各部と接続されており、上述したハードウェア各部の動作を制御するとともに、記憶装置23に記憶されているコンピュータプログラム102に従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。RAM22は、SRAM、フラッシュメモリ等で構成され、コンピュータプログラム102の実行時にロードモジュールが展開され、コンピュータプログラム102の実行時に発生する一時的なデータ等を記憶する。
記憶装置23は、内蔵される固定型記憶装置(ハードディスク)等で構成されている。記憶装置23に記憶されているコンピュータプログラム102は、プログラム及びデータ等の情報を記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体92から、補助記憶装置28によりダウンロードされ、実行時には記憶装置23からRAM22へ展開して実行される。もちろん、通信装置27を介して外部コンピュータからダウンロードされたコンピュータプログラムであっても良い。
また記憶装置23は、分類情報記憶部231及び集計結果情報記憶部232を備えている。分類情報記憶部231は、端末装置2にてサーベイを実行するサーベイヤが分類した結果を、細胞画像の識別情報に対応付けて記憶する。集計結果情報記憶部232は、複数の端末装置2、2、・・・にてサーベイを実行するサーベイヤが分類した結果を示す分類情報(第2の分類情報)を細胞の識別情報ごとに集計して生成された集計結果情報を、細胞画像の識別情報に対応付けて記憶しておく。集計結果情報は、記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体92から、補助記憶装置28によりダウンロードされる。通信装置27を介して他のコンピュータからダウンロードされても良い。
入力装置24は、キーボード及びマウス等のデータ入力媒体である。表示装置25は、CRTモニタ、LCD等の表示装置であり、結果判断に関する情報をグラフィカルに表示する。出力装置26は、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ等の印刷装置等である。
上述した構成の端末装置2での処理手順について説明する。図16は、本発明の実施の形態2に係る端末装置2のCPU21の処理手順を示すフローチャートである。
図16において、端末装置2のCPU21は、記憶装置23に事前に記憶されている細胞画像に関する表示データを表示装置25にて表示する(ステップS1601)。「細胞画像に関する表示データ」とは、イメージデータである細胞画像データ、及び少なくとも細胞画像を識別する識別情報を含む。識別情報としては、分類カウントの対象となる細胞画像を識別するID情報、該細胞画像及び周囲に存在する他の細胞画像を含む標本画像全体の左上隅を原点として連番を付した細胞識別番号等、細胞画像を区別することができる情報であれば特に限定されるものではない。また、細胞画像に関する表示データは、ネットワーク網1を介して他のコンピュータから受信することに限定されるものではなく、CD、DVD等の可搬型記録媒体を介して配布されたデータを用いても良い。
なお、端末装置2の表示装置25にて表示される画像は、分類カウントの対象となる細胞の細胞画像及び該細胞画像の周囲の所定範囲内に存在する他の細胞画像を含む標本画像として表示することが好ましい。細胞生態学サーベイにおいては、分類カウントの対象となる細胞の周囲の細胞の状況によって、分類項目の判断が変わる場合も多々あるからである。
端末装置2のCPU21は、細胞画像の分類情報(第1の分類情報)の入力を受け付ける(ステップS1602)。なお、細胞画像を選択する方法としては、マウス等の入力装置24により選択する方法に限定されるものではない。例えば識別情報として細胞識別番号を付与しておき、細胞識別番号を操作するボタン等を設けることにより、選択する細胞画像を変更する方法であっても良い。
分類情報とは、所定の細胞画像に対する分類区分、分類項目等に関する情報であり、分類カウント処理とは、それぞれの細胞画像がどの分類区分、分類項目等に該当するかを識別して各分類区分、分類項目等に属する細胞の個数を計数する処理をいう。サーベイヤは、与えられた細胞画像に対する自己の分類判断を、例えば入力装置24を介して入力する。
なお、受け付けた分類情報は、細胞画像の識別情報に対応付けて、記憶装置23の分類情報記憶部231へ記憶しておく。記憶装置23の集計結果情報記憶部232に記憶されている集計結果情報と容易に対比することができるからである。なお、分類情報記憶部231に記憶される分類情報のデータ構成及び集計結果情報記憶部232に記憶される集計結果情報のデータ構成は実施の形態1と同様であることから詳細な説明は省略する。
CPU21は、集計結果情報記憶部232から集計結果情報を、分類情報記憶部231から分類情報を、それぞれ読み出し(ステップS1603)、読み出した集計結果情報及び分類情報を表示装置25へ表示出力する(ステップS1604)。
なお、上述したように、細胞画像を識別情報と対応付けて、一画像ずつ表示して分類情報を受け付けることに限定されるものではなく、実施の形態1と同様、バーチャルスライド全体のデータを細胞画像情報として表示して分類情報を受け付けても良いことは言うまでもない。
以上のように本実施の形態2によれば、可搬型記録媒体92で配布された、あるいはネットワーク網1を介してダウンロードされた集計結果情報を、自ら入力した分類情報(第1の分類情報)とともに表示出力することにより、検査能力が未熟な検査者あるいは学生等においては、この集計結果情報を自己の分類情報と比較することで、指導者からの指導を受けなくても、検査技術の向上を図ることが可能となる。さらに、集計の対象となった細胞が、熟練者であっても判断が分かれるような細胞である場合には、多くの分類情報に基づいて得られた集計結果情報を参考にすることで、どの細胞に分類するかの最終判断を支援することが可能となる。
なお、集計結果情報の表示方法については、上述した実施の形態1及び2に示す表示方法に限定されるものではない。例えば、集計結果情報を表示する場合、最も回答数の多かった分類項目名について、サーベイヤ自らが同じ分類項目であると分類した複数の細胞画像を一覧表示させても良い。図17は、細胞画像をサムネイル的に一覧表示させた場合の画像イメージを示す例示図である。
図17(a)〜(f)に例示するように、サーベイヤが分類項目Blastであると判断した細胞画像のみを一覧表示させることにより、体系的な判断基準を自ら学習することも可能となる。
なお、図17に示すように、分類カウントの対象となる細胞画像について、正解となる分類項目名を熟練者の手により事前に設定しておいても良く、この場合、細胞画像の一覧表示時に、正解となる分類項目名も同時に表示するようにすれば良い。これにより、サーベイヤは、自分の分類結果が正しいか否かを一目で確認することができる。
また、分類カウント処理の対象となっている全ての細胞画像について分類情報を受け付けた時点で、図17と同様の表示形式にて、細胞画像ごとに入力した分類項目名、正解となる分類項目名等を並べて表示しても良い。この場合、入力した分類項目名と正解として事前に記憶されている分類項目名とが一致するか否かを判断し、一致する場合には、一致する分類項目名を別の表示形式、例えば分類項目名の色を変えて表示する等により、サーベイヤの判断結果の確認をより容易とすることができる。
さらに、一覧表示する順序、パターン等は、様々なバリエーションを設定することができる。例えば、サーベイヤ自らが入力した分類項目名ごとにまとめて表示する、正解として記憶されている分類項目名ごとにまとめて表示する、最も正解数の多かった分類項目名から降順に表示する、最も回答がばらついた細胞画像順に表示する等である。
さらに、一覧表示されている細胞画像を、マウス等の入力装置24を介して選択した場合、バーチャルスライド上での該細胞画像の位置が画面中央となるよう画面をスクロールさせて、周囲の細胞画像とともに表示させることが好ましい。周囲の細胞画像の状況を同時に確認することができ、サーベイヤが、なぜ集計結果情報で示される分類項目名であると判断されたのかを考える材料となるからである。
また、図11の例では、バーチャルスライドの一部分である標本画像と、サーベイヤが分類した分類項目名、集計結果情報としての分類カウント値等とは、別の表示領域(ウインドウ)上で表示されているが、対象となる細胞画像が選択された時点で、選択された細胞画像の周辺領域に表示しても良い。
なお、上述した実施の形態1及び2は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することができ、血液生態学サーベイのみならず、様々な細胞診断に伴う検査、例えば病理検査で使用される組織細胞検査等の検査者に対する教育を支援することもできることは言うまでもない。また、上述した実施の形態1及び2では、集計結果情報を生成するための分類情報及び識別情報はネットワークを介して送信されているが、CD、DVD等の可搬型記録媒体を用いて中央装置3にデータ入力するようにしてもよい。
本発明の実施の形態1に係る細胞検査教育支援システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る細胞検査教育支援システムで用いる端末装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る細胞検査教育支援システムで用いる端末装置のCPU及び中央装置のCPUの処理手順を示すフローチャートである。 分類情報記憶部に記憶されるデータ構成の例示図である。 集計結果情報記憶部に記憶されるデータ構成の例示図である。 集計結果情報記憶部に分類頻度を記憶する場合のデータ構成の例示図である。 細胞画像情報を受信する場合の端末装置のCPU及び中央装置のCPUの処理手順を示すフローチャートである。 位置情報の特定方法を模式的に示す例示図である。 記憶装置に記憶されるデータ構成の例示図である。位置情報の特定方法を模式的に示す例示図である。 本発明の実施の形態1に係る中央装置のCPU及び端末装置のCPUの集計結果情報の表示処理手順を示すフローチャートである。 表示装置での表示画面の例示図である。 分類カウント処理完了を確認する場合の端末装置のCPUの処理手順を示すフローチャートである。 白血球の分類カウント時の分類項目の例示図である。 分類情報が未入力である場合の端末装置のCPUの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る端末装置のCPUの処理手順を示すフローチャートである。 細胞画像をサムネイル的に一覧表示させた場合の画像イメージを示す例示図である。
符号の説明
1 ネットワーク網
2 端末装置
3 中央装置
21、31 CPU
22、33 RAM
23、34 記憶装置
24、35 入力装置
25、36 表示装置
26 出力装置
27、38 通信装置
29、39 内部バス
32 ROM
28、37 補助記憶装置
90、91、92 可搬型記録媒体
100、101、102 コンピュータプログラム
231 分類情報記憶部
232、341 集計結果情報記憶部

Claims (13)

  1. 複数の端末装置と、
    該複数の端末装置で受け付けた分類情報を収集する中央装置とがデータ通信することが可能に接続されている細胞検査教育支援システムにおいて、
    前記端末装置は、
    識別情報により識別される細胞画像を表示する細胞画像表示手段と、
    該細胞画像表示手段により表示された前記細胞画像の分類情報の入力を受け付ける分類情報受付手段と、
    受け付けた前記分類情報と、対応する前記細胞画像の識別情報とを前記中央装置へ送信する分類情報送信手段と
    を備え、
    前記中央装置は、
    前記識別情報及び前記分類情報を受信する分類情報受信手段と、
    受信した複数の前記分類情報を前記識別情報ごとに集計して集計結果情報を生成する分類情報集計手段と
    を備えることを特徴とする細胞検査教育支援システム。
  2. 前記細胞画像表示手段は、各細胞画像を識別する識別情報及び画像上での各細胞画像の位置を示す位置情報に対応付けられている細胞画像情報を表示し、
    前記端末装置は、
    所定の細胞画像の選択を受け付ける細胞画像選択手段と、
    選択を受け付けた前記細胞画像の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    取得した前記位置情報に基づいて前記細胞画像の識別情報を特定する識別情報特定手段と
    を備え、
    前記分類情報受付手段は、特定された識別情報に対応する細胞画像の前記分類情報を受け付けることを特徴とする請求項1記載の細胞検査教育支援システム。
  3. 前記細胞画像表示手段は、前記細胞画像及び該細胞画像の周囲の所定範囲内に存在する他の細胞画像を含む標本画像を表示することを特徴とする請求項1又は2記載の細胞検査教育支援システム。
  4. 複数の端末装置とデータ通信することが可能に接続されている中央装置において、
    前記端末装置にて受け付けた細胞画像の分類情報と、該分類情報に対応する前記細胞画像を識別する識別情報とを受信する分類情報受信手段と、
    受信した複数の前記分類情報を前記識別情報ごとに集計して集計結果情報を生成する分類情報集計手段と
    を備えることを特徴とする中央装置。
  5. 中央装置とデータ通信することが可能に接続されている端末装置において、
    識別情報により識別される細胞画像を表示する細胞画像表示手段と、
    該細胞画像表示手段により表示された前記細胞画像の分類情報の入力を受け付ける分類情報受付手段と、
    前記中央装置にて複数の前記分類情報を前記識別情報ごとに集計した集計結果情報を受信する集計結果情報受信手段と、
    受信した前記集計結果情報を、前記分類情報とともに表示出力することが可能な集計結果情報表示手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  6. 前記細胞画像表示手段は、各細胞画像を識別する識別情報及び画像上での各細胞画像の位置を示す位置情報に対応付けられている細胞画像情報を表示し、
    所定の細胞画像の選択を受け付ける細胞画像選択手段と、
    選択を受け付けた前記細胞画像の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    取得した前記位置情報に基づいて前記細胞画像の識別情報を特定する識別情報特定手段と
    を備え、
    前記分類情報受付手段は、特定された識別情報に対応する細胞画像の前記分類情報を受け付けることを特徴とする請求項5記載の端末装置。
  7. 前記細胞画像表示手段は、前記細胞画像及び該細胞画像の周囲の所定範囲内に存在する他の細胞画像を含む標本画像を表示することを特徴とする請求項6記載の端末装置。
  8. 前記集計結果情報表示手段は、選択された細胞画像に対応した集計結果情報を表示出力することを特徴とする請求項6又は7に記載の端末装置。
  9. 受信した前記集計結果情報のうち、受け付けた前記分類情報が含まれている項目を抽出する抽出手段を備え、
    前記集計結果情報表示手段は、前記抽出手段で抽出された前記分類情報に対応する項目を表示出力する形式を変更することを特徴とする請求項8記載の端末装置。
  10. 複数の端末装置とデータ通信することが可能に接続されている中央装置で実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、
    前記中央装置を、
    前記端末装置にて受け付けた細胞画像の分類情報と、該分類情報に対応する前記細胞画像を識別する識別情報とを受信する分類情報受信手段、及び
    受信した複数の前記分類情報を前記識別情報ごとに集計して集計結果情報を生成する分類情報集計手段
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 中央装置とデータ通信することが可能に接続されている端末装置で実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、
    前記端末装置を、
    識別情報により識別される細胞画像を表示する細胞画像表示手段、
    該細胞画像表示手段により表示された前記細胞画像の分類情報の入力を受け付ける分類情報受付手段、
    前記中央装置にて複数の前記分類情報を前記識別情報ごとに集計した集計結果情報を受信する集計結果情報受信手段、及び
    受信した前記集計結果情報を、前記分類情報とともに表示出力することが可能な集計結果情報表示手段
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 識別情報により識別される細胞画像を表示する細胞画像表示手段と、
    該細胞画像表示手段により表示された前記細胞画像の第1の分類情報の入力を受け付ける分類情報受付手段と、
    複数の第2の分類情報を識別情報ごとに集計して生成された集計結果情報を記憶する集計結果情報記憶手段と、
    受け付けた前記第1の分類情報及び記憶されている前記集計結果情報をともに表示出力することが可能な集計結果情報表示手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  13. 端末装置で実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、
    前記端末装置を、
    識別情報により識別される細胞画像を表示する細胞画像表示手段、
    該細胞画像表示手段により表示された前記細胞画像の第1の分類情報の入力を受け付ける分類情報受付手段、
    複数の第2の分類情報を識別情報ごとに集計して生成された集計結果情報を記憶する集計結果情報記憶手段、及び
    受け付けた前記第1の分類情報及び記憶されている前記集計結果情報をともに表示出力することが可能な集計結果情報表示手段
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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