JP4965608B2 - ホッパ装置 - Google Patents

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Description

本発明はホッパ装置に関するものであり、特に、アスファルトフィニッシャ等の建設機械に搭載されるホッパ装置に関するものである。
従来、アスファルトフィニッシャ等、路面を舗装する際に用いられる建設機械には、合材等が投入されるホッパ装置が載置されている(例えば、特許文献1参照)。
前記従来のホッパ装置は、アスファルトフィニッシャを構成する機体の後部に向けて合材を移送する合材フィーダと、機体の左右位置に内端が取付けられて該ホッパ幅員方向中央に向けて上昇旋回自在な左右の横ホッパウイングと、該左右の横ホッパウイングの前記上昇旋回を操作する操作シリンダと、前記左右の横ホッパウイングの前側に後端側が取り付けられて前端側が前記機体の前後方向に向けて上昇旋回自在な前エプロンとを備える構成になっている。
そして、ダンプカー等から供給される合材をホッパ装置に受け入れる際、左右の横ホッパウイング及び前エプロンをそれぞれ下降位置に旋回させた状態で受け入れ、その後、前記左右の横ホッパウイング及び前記前エプロンをそれぞれ上方内側へ上昇旋回させて、該左右の横ホッパウイング及び該前エプロンの角度を大きくすることにより前記合材を合材フィーダ上に送り、該合材を該合材フィーダにより所定量ずつ後方のスクリード装置に移送して路面に敷設するようになっている。この動作における左右の横ホッパウイングの上昇旋回と前エプロンの上昇旋回は互いに連動し、その動作は機体と左右の横ホッパウイングとの間に架設されたシリンダ装置によって操作される。
図7は、従来のホッパ装置における左右の横ホッパウイングと前エプロンの連動構造の一例を示す。同図において、左右の横ホッパウイング101a,101bは、それぞれ支軸102a,102bを支点として機体(図示せず)の幅方向中央に向けて上昇旋回自在に形成されている。該左右の横ホッパウイング101a,101bの上昇旋回は、図示しない操作シリンダの操作により行われる。
符号103は前エプロンであり、該前エプロン103は後端側の支軸104を支点として、前記機体の後方向に向けて上昇旋回自在に形成されている。該前エプロン103の前端側の裏面には軸部105が取り付けられており、また該軸部105の両端部にはそれぞれ回動可能なスリーブ106a,106bを介してチェーン107a,107bの一端側が固定されている。なお、該チェーン107aの他端側は前記横ホッパウイング101aの下面に固定され、該チェーン107bの他端側は前記横ホッパウイング101bの下面に固定されている。
而して、該ホッパ装置では、前記操作シリンダの操作により、前記左右の横ホッパウイング101a、101bが幅方向中央に向けて各々上昇旋回されると、前記前エプロン103の軸部105がチェーン107a,107b並びにスリーブ106a,106bを介して上方に引かれ、該前エプロン103が後方向内側に向けて上昇旋回される。反対に、前記左右の横ホッパウイング101a、101bが幅方向外側中央に向けて各々下降旋回すると、前記前エプロン103も前方向外側に向けて下降旋回される。このように、前記左右の横ホッパウイング101a、101bの旋回と前記前エプロン103の旋回とは、互いに連動するように構成されている。
しかしながら、該ホッパ装置では、左右の横ホッパウイング101a,101bと前エプロン103の間がそれぞれチェーン107a,チェーン107bで連結されているので、左側の横ホッパウイング101aと右側の横ホッパウイング101bを同時に上昇旋回させずに、左右の上昇旋回量に大きな差を生じさせるとチェーン107aまたは107bが緊張して切断される虞があった。したがって、左側の横ホッパウイング101aと右側の横ホッパウイング101bを独立して交互に制約なく上昇旋回させることはできない。
特開2002−97606号公報。
上述したように、従来のホッパ装置では、その構造上の制約から、左側の横ホッパウイングと右側の横ホッパウイングを独立して交互に上昇旋回させることができなかった。しかしながら、ホッパ装置において、ダンプカー等から供給される合材の受入れを漏れなく行うためには、左右の横ホッパウイングは左右外方に大きく張り出している方がよいが、作業の態様によっては、例えばホッパ装置の移動経路近くに障害物がある場合等には、該移動経路が狭くなり、よって前記横ホッパウイングを横方向へ旋回させて張り出すことは不可能となる。
また、舗装機械中心から左右の合材舗装幅が異なる幅で舗装しなければならない場合に、左右で合材使用量が相異するから、左右の横ホッパウイング内の残合材量が不均衡となる。その際は残合材量が少ない片方の横ホッパウイングだけが上昇される機構であるので前エプロンを介して左右の横ホッパウイング間を連結するチェーンの長さが不足してしまうため切断した。
そこで、建設機械のホッパ装置の移動経路途中に前記障害物等が存在したとしても、該ホッパ装置の少なくとも片方の横ホッパウイングを横方向へ旋回させて張り出し、合材の積込み並びに合材敷設の作業性を向上させることができるようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、ホッパ幅員方向中央に向けて上昇旋回可能な左右の横ホッパウイングと、該左右の横ホッパウイングの前側に後端側が取り付けられ、かつ、前端側が前記機体の後方向に向けて上昇旋回可能な前エプロンと、該前エプロンの前側両端部と前記左右の横ホッパウイングとの間をそれぞれ接続している左右1対のチェーンを備え、前記左右の横ホッパウイングの上昇旋回に連動して前記前エプロンの前端側を上昇させるホッパ装置において、前記チェーンの一端側が摺動自在に連結された前記ホッパ幅員方向に延びる長孔を有し、かつ、前記左右の横ホッパウイングの外側底面に配設された左右1対のウイング側ブラケットと、前記前エプロンの前端側に前記ホッパ幅員方向に向けて配設されたガイド軸と、該ガイド軸の左右の両端部上にそれぞれ摺動自在に配設された左右1対のパイプ材と、前記チェーンの他端側が摺動自在に連結された前記ホッパ幅員方向に延びる長孔を有し、かつ、前記左右のパイプ材の外側面に配設された左右1対のエプロン側ブラケットとを備え、さらに、前記ウイング側ブラケットの長孔と前記チェーンの一端側の間に設けた遊びと前記エプロン側ブラケットの長孔と前記チェーンの他端側の間に設けた遊びと前記ガイド軸上における前記パイプ材の摺動による遊びとでなる全体の遊び量により前記チェーンの長さが疑似変更され、片側の前記横ホッパウイングが下降旋回位置に保持された状態で、他方側の前記横ホッパウイングが前記前エプロンの前記上昇旋回を伴わせて上昇旋回できるように前記各遊びを設定してなるホッパ装置を提供する。
この構成によれば、片側の横ホッパウイングを下降旋回位置に保持した状態で他方側の横ホッパウイングを前エプロンと共に上昇旋回を行わせるとき、ウイング側ブラケットの長孔とチェーンの一端部の間の遊びと、エプロン側ブラケットの長孔とチェーンの他端部の間の遊びと、ガイド軸上におけるパイプ材の摺動による遊びとにより、左右のチェーンの長さをそれぞれ擬似的に延ばし、該横ホッパウイングの上昇旋回を可能にする。したがって、左右の横ホッパウイングにおける上昇方向への旋回を左右独立して行うことができる。これにより、作業の態様によって、例えばホッパ装置の移動経路近くに障害物があるような場合等には、障害物がない側の横ホッパウイングは横方向に張り出させた状態で、障害物のある側の横ホッパウイングを上昇旋回させてホッパ幅員方向に張り出さないようにして作業を行うことができる。
また、舗装機械中心から左右の合材舗装幅が異なる幅で舗装しなければならない場合に、左右で合材使用量が相異するから、左右の横ホッパウイング内の残合材量が不均衡となる。その際は残合材量が少ない片方の横ホッパウイングだけを上昇させて残合材を供給することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、上記ウイング側ブラケットは、上記横ホッパウイングが下降旋回位置に旋回する移動に連動して上記エプロン側ブラケットよりも前記ホッパ幅員方向外側に移動され、前記横ホッパウイングが上昇旋回位置に旋回する移動に連動して前記エプロン側ブラケットよりも上記ホッパ幅員方向内側に移動されるように配設してなるホッパ装置を提供する。
この構成によれば、横ホッパウイングが下降旋回位置側に旋回され、ウイング側ブラケットがエプロン側ブラケットよりもホッパ幅員方向外側に移動されてチェーンが張ると、該チェーンを介して該ウイング側ブラケットの移動がエプロン側ブラケットに伝えられ、該エプロン側ブラケットをホッパ幅員方向外側に移動させる。逆に、横ホッパウイングが上昇旋回位置側に旋回され、ウイング側ブラケットがエプロン側ブラケットよりもホッパ幅員方向内側に移動されてチェーンが張ると、該チェーンを介して該ウイング側ブラケットの移動がエプロン側ブラケットに伝えられ、該エプロン側ブラケットをホッパ幅員方向内側に移動させる。したがって、横ホッパウイングの旋回操作に連動してエプロン側ブラケットの左右方向の移動を自動的に行わせ、チェーンの長さを擬似的に調整することができる。
請求項1記載の発明は、左右の横ホッパウイングにおける上昇方向への旋回を左右独立して行うことができるので、例えばホッパ装置の移動経路に障害物があるようなときには、障害物のない側の横ホッパウイングは横方向に張り出したままの状態で、障害物のある側の横ホッパウイングを上昇旋回させて機体から横方向に張り出さない状態にして作業を進めることができ、作業性の向上が期待できる。
また、舗装機械中心から左右の合材舗装幅が異なる幅で舗装しなければならない場合に、左右で合材使用量が相異するから、左右の横ホッパウイング内の残合材量が不均衡となる。その際は残合材量が少ない片方の横ホッパウイングだけを上昇させて残合材を供給することができる。
請求項2記載の発明は、ホッパウイングの旋回操作に連動してエプロン側ブラケットの左右方向の移動を自動的に行わせ、該エプロン側ブラケットの移動でチェーンの長さを擬似的に大きく調整することができるので、請求項1記載の発明の効果に加えて、エプロン
側ブラケットの移動切換が簡略化されて操作性が向上する効果が期待できる。
本発明の実施例に係るホッパ装置の斜視図。 同上ホッパ装置の平面図。 同上ホッパ装置の要部正面図。 同上ホッパ装置の要部側面図。 左右の横ウイング及び前エプロンが下降旋回位置に配置されたときの状態と、上昇旋回位置に配置されたときの状態を示す図。 図5に示すホッパ部分の片側のみを拡大して示す図。 従来のホッパ装置における左右の横ホッパウイングと前エプロンと連結構造を説明する図。
本発明は、建設機械のホッパ装置の移動経路途中に前記障害物等が存在したとしても、該ホッパ装置の少なくとも片方の横ホッパを横方向へ旋回させて張出し、合材の積込み並びに合材敷設の作業性を向上させることができるようにするために、ホッパ幅員方向中央に向けて上昇旋回可能な左右の横ホッパウイングと、該左右の横ホッパウイングの前側に後端側が取り付けられ、かつ、前端側が前記機体の後方向に向けて上昇旋回可能な前エプロンと、該前エプロンの前側両端部と前記左右の横ホッパウイングとの間をそれぞれ接続している左右1対のチェーンを備え、前記左右の横ホッパウイングの上昇旋回に連動して前記前エプロンの前端側を上昇させるホッパ装置において、前記チェーンの一端側が摺動自在に連結された前記ホッパ幅員方向に延びる長孔を有し、かつ、前記左右の横ホッパウイングの外側底面に配設された左右1対のウイング側ブラケットと、前記前エプロンの前端側に前記ホッパ幅員方向に向けて配設されたガイド軸と、該ガイド軸の左右の両端部上にそれぞれ摺動自在に配設された左右1対のパイプ材と、前記チェーンの他端側が摺動自在に連結された前記ホッパ幅員方向に延びる長孔を有し、かつ、前記左右のパイプ材の外側面に配設された左右1対のエプロン側ブラケットとを備え、さらに、前記ウイング側ブラケットの長孔と前記チェーンの一端側の間に設けた遊びと前記エプロン側ブラケットの長孔と前記チェーンの他端側の間に設けた遊びと前記ガイド軸上における前記パイプ材の摺動による遊びとでなる全体の遊び量により前記チェーンの長さが疑似変更され、片側の前記横ホッパウイングが下降旋回位置に保持された状態で、他方側の前記横ホッパウイングが前記前エプロンの前記上昇旋回を伴わせて上昇旋回できるように前記各遊びを設定したことにより実現した。
以下、本発明に係るホッパ装置の一実施例を図1乃至図6に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は、本発明に係るホッパ装置が搭載されたアスファルトフィニッシャを示している。なお、以下の説明において、図2の左右方向左側を前方、右側を後方とし、また上下方向を左右、紙面に垂直な方向を上下として説明する。
同図において、機体11の前部には、アスファルトの合材が投入されるホッパ装置12が搭載されている。他方、機体11の後部には、該ホッパ装置12より送られて来る合材を機体11の左右方向に所定の散布幅で散布するスクリュー(図示せず)と、該散布された合材を所定の均一幅で舗装施工するスクリード装置13が搭載されている。
前記ホッパ装置12は、該ホッパ装置12内の合材を後方の前記スクリューに送る合材フィーダ14と、該合材フィーダ14の左右にヒンジ15a,15bを介して取り付けられ、かつ、図3に示すように上昇操作シリンダ17a,17bの駆動操作で回転軸16a,16bを中心として機体11の左右方向、すなわちホッパ幅員方向に上昇及び下降旋回可能な左右のホッパウイング18,19と、該横ホッパウイング18,19の前端部にヒンジ20を介して取り付けられ、かつ、機体11の後方に向けて上昇及び下降旋回自在な前エプロン21を備えている。
前記横ホッパウイング18,19は、ロアウイング18a,19aとアッパウイング18b,19bとからなり、後部には立ち上がり板18c,19cが溶接等により固着されている。
前記横ホッパウイング18,19の下面と機体11の下部の間には前記上昇操作シリンダ17a,17bが架設され、該操作シリンダ17a,17bの伸縮により、該横ホッパウイング18,19をヒンジ15a,15bの回転軸16a,16bを中心とする旋回駆動を行わせるようになっている。なお、操作シリンダ17a,17bの伸縮はアスファルトフィニッシャの運転席で制御できるよう構成されている。
また、前記横ホッパウイング18,19の外側底面、すなわちロアウイング18a,19aの下面には、ホッパ幅員方向に延びる長孔27を有したウイング側ブラケット28a,28bが溶接等により一体に取り付けられている。
前記前エプロン21の前側端部の裏面には左右方向、すなわちホッパ幅員方向に延びるガイド軸22が、両端部22a,22bを該前エプロン21の左右両側から外側に突出させた状態にして設けられており、該ガイド軸22の両端部22a,22bにそれぞれパイプ材29a,29aが左右方向摺動自在に配設されている。また、これら各パイプ材29a,29bには、それぞれガイド軸22に沿ってホッパ幅員方向に延びる長孔30を有したエプロン側ブラケット31a,31bが溶接等により取り付けられている。
そして、前記ウイング側ブラケット28aと前記エプロン側ブラケット31aの間には、チェーン23が一端側を長孔27,30にそれぞれ摺動自在に連結して架設され、前記ウイング側ブラケット28bと前記エプロン側ブラケット31bの間には、チェーン24が一端側を長孔27,30にそれぞれ摺動自在に連結して架設されている。
なお、図1〜図5に示すホッパ装置12は左右対称形に構成されており、また図6は左右の横ホッパウイング18,19と前エプロン21とチェーン23,24の連結構造のうち、右側の横ホッパウイング18と前エプロン21とチェーン23の連結部分を拡大して示している。
そこで、前記左右の横ホッパウイング18,19と前記前エプロン21と前記チェーン23,24の連結構造のうち、右側の前記横ホッパウイング18と前記前エプロン21と前記チェーン23の連結構造について図6を用いて詳細に説明し、左側の前記横ホッパウイング19と前記前エプロン21と前記チェーン24の連結構造は、右側の前記横ホッパウイング18と前記前エプロン21と前記チェーン23の連結構造と左右対称形であるので、前記横ホッパウイング18を前記横ホッパウイング19と読み替えるとともに、前記チェーン23を前記チェーン24と読み替えるものとして、その説明は省略する。
まず、図6において、前記チェーン23のリング状をした一端部はウイング側ブラケット28aの長孔27に摺動自在に連結されて取り付けられ、同じくリング状をした他端部はエプロン側ブラケット31aの長孔30に摺動自在に連結して取り付けられている。
また、この連結構造では、前記長孔27と前記チェーン23の一端部との間に該チェーン23の一端部が該長孔27内でホッパ幅員方向に移動することができるようにするための遊びσ1と、前記長孔30と前記チェーン23の他端部との間に該チェーン23の他端
部が該長孔30内でホッパ幅員方向に移動することができるようにするための遊びσ2と、パイプ材29aがガイド軸22上をホッパ幅員方向に移動できるようにするための遊びσ3をそれぞれ設けてある。
さらに、前記ウイング側ブラケット28aと前記パイプ材29aは、図6の実線で示すように前記横ホッパウイング18が上昇旋回位置に移動されると、前記ウイング側ブラケット28aが前記パイプ材29aよりも前記ホッパ幅員方向内側に移動配置されるとともに、前記チェーン23を緊張させ、該チェーン23を介して該パイプ材29aを該ホッパ幅員方向内側方向に移動させることができる。また、反対に同図の2点鎖線で示すように前記横ホッパウイング18が下降旋回位置に移動されると、前記ウイング側ブラケット28aが前記パイプ材29aよりも前記ホッパ幅員方向外側に移動配置されるとともに、前記チェーン23を緊張させ、該チェーン23を介して前記パイプ材29aをホッパ幅員方向外側方向に移動させることができるようになっている。
そして、該ホッパ装置12では、横ホッパウイング18が上昇旋回位置または下降旋回位置に移動されるとき、チェーン23の一端部が長孔27内でホッパ幅員方向に移動する遊びσ1と、チェーン23の他端部が長孔30内でホッパ幅員方向に移動する遊びσ2と、パイプ材29aがガイド軸22上でホッパ幅員方向に移動する遊びσ3とにより、チェーン23の長さが擬似的に可変され、前エプロン21の上下方向の旋回を伴って両側の横ホッパウイング18,19が上下位置に旋回移動する動作と、一方側の横ホッパウイング19(または18)を下降旋回位置に配置した状態で、他方側の横ホッパウイング18(または19)を前エプロン21の上昇を伴わせて下降旋回位置から上昇旋回位置に旋回動作できるように設定してある。
次に、本発明に係るホッパ装置の作用を説明する。図3において実線で示される状態及び図5において2点鎖線で示す状態は、左右の操作シリンダ17a,17bが縮長して、左右の横ホッパウイング18,19が下降旋回位置に移動して開いた状態を示す。このときパイプ材29a,29bはホッパ幅員方向外側に移動され、またチェーン23,24が前エプロン21と共に下降旋回位置に移動し、前エプロン21が前方に倒伏して開いた状態にある。この状態において直前を先行するダンプカーからアスファルト等の合材を受け入れると、ホッパ装置12は横ホッパウイング18,19及び前エプロン21が大きく拡げられた状態にあるから、合材を確実に受け入れることができる。
また、ホッパ装置12内に投入された合材は、合材フィーダ14により中央部の合材から後方のスクリード装置13に移動されて地上に敷設される。そして、中央部の合材が減少するのに従って横ホッパウイング18,19及び前エプロン21上の合材を合材フィーダ14上に移動させる必要が生じる。そこで、左右の操作シリンダ17a,17bを次第に伸長させて行くと、該操作シリンダ17a,17bの伸長に伴い、左右の横ホッパウイング18,19が回転軸16a,16bを中心にして車幅方向中央方向に上昇旋回して、左右の横ホッパウイング18,19の幅が次第に狭まる。そして、該横ホッパウイング18,19上の合材は合材フィーダ14上に移動され、この合材フィーダ14により継続して地上に供給される。また、左右の横ホッパウイング18,19が車幅方向中央方向に上昇旋回すると、これに連動してチェーン23,24も上昇する。
また、チェーン23,24の上昇と同時に、パイプ材29a,29bがホッパ幅員方向内側に移動され、これと同時に前エプロン21がヒンジ20を中心にして後方向に上昇旋回して立ち上がり、かつ、該前エプロン21上の合材も合材フィーダ14上に移動され、該合材フィーダ14により継続して地上に供給される。図3において二点鎖線で示される状態及び図6に実線で示す状態は、左右の横ホッパウイング18,19及び前エプロン21が上昇旋回位置に移動された状態を示している。
また、左右の横ホッパウイング18,19及び前エプロン21が下降旋回位置に移動され、該左右の横ホッパウイング18,19及び前エプロン21が開いて作業を行っている途中で、例えばホッパ装置12の横ホッパウイング19の移動経路側に障害物があるような場合には、障害物がない側における横ホッパウイング18は横方向に張り出したままで、障害物がある側の横ホッパウイング19は機体11から横方向に張り出さないように上昇旋回させる。すなわち、左側の操作シリンダ17bを次第に伸長させると、回転軸16bを中心にして左側の横ホッパウイング19だけが車幅方向中央方向に上昇旋回し、同時に左側のチェーン24も上昇する。
前記チェーン24が上昇すると、ガイド軸22における端部22a,22bのパイプ材29a,29bが幅方向内側に移動しながら、該チェーン24を介してガイド軸22が引き上げられ、前エプロン21がヒンジ20を中心にして後方向に上昇旋回して立ち上がる。一方、右側の横ホッパウイング18側におけるチェーン23はウイング側ブラケット28aの側のみが下降したままの状態で保持されるが、ガイド軸22に設けられているパイプ材29aはチェーン23が取り付けられているエプロン側ブラケット31aと共に前エプロン21の上昇旋回に伴って幅方向外側に移動し、かつ、長孔27,30とチェーン23の遊びによって長さが擬似的に大きくなり、左側の横ホッパウイング19が下降旋回位置から上昇旋回位置に移動することによって前エプロン21が上昇旋回しても、右側の横ホッパウイング18と前エプロン21との間のチェーン23の長さは遊びσ1,σ2,σ3で吸収され、切断されることなく左側の横ホッパウイング19における上昇旋回移動を許す。なお、本実施例では、前方左側に障害物がある場合について説明したが、前方右側に障害物がある場合では、前方左側に障害物がある場合と反対の動作を行わせるだけであるので、説明は省略する。
したがって、本実施例におけるホッパ装置12の構造によれば、片側の横ホッパウイング18(または19)を下降旋回位置に保持した状態で、他方側の横ホッパウイング19(または18)の上昇旋回を前エプロン21の上昇旋回を伴わせて行うことができる。したがって、左右の横ホッパウイング18,19における上昇方向への旋回を左右独立して行うことができる。これにより、作業の態様によって、例えばホッパ装置12の移動経路近くに障害物があるような場合等には、障害物がない側の横ホッパウイング18(または19)は横方向に張り出させたままで、障害物のある側の横ホッパウイング19(または18)を上昇旋回させて機体11から横方向に張り出さないようにして作業を行うことができる。
また、舗装機械中心から左右の合材舗装幅が異なる幅で舗装しなければならない場合に、左右で合材使用量が相異するから、左右の横ホッパウイング18,19内の残合材量が不均衡となる。その際は残合材量が少ない片方の横ホッパウイングだけを上昇させて残合材を供給することが必要であり、上記の障害物がある場合と同様に横ホッパウイングを上昇旋回させる操作をしながら舗装作業を続行することができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明は、アスファルトフィニッシャに搭載されるホッパ装置以外にも、建設車両に搭載されるホッパ装置にも応用できる。
11 機体
12 ホッパ装置
13 スクリード
14 合材フィーダ
15a ヒンジ
15b ヒンジ
16a 回転軸
16b 回転軸
17a 操作シリンダ
17b 操作シリンダ
18 横ホッパウイング
18a ロアウイング
18b アッパウイング
18c 立ち上がり板
19 横ホッパウイング
19a ロアウイング
19b アッパウイング
19c 立ち上がり板
20 ヒンジ
21 前エプロン
22 ガイド軸
22a 端部
22b 端部
23 チェーン
24 チェーン
27 長孔
28a ウイング側ブラケット
28b ウイング側ブラケット
29a パイプ材
29b パイプ材
30 長孔
31a エプロン側ブラケット
31b エプロン側ブラケット
σ1,σ2,σ3 遊び量

Claims (2)

  1. ホッパ幅員方向中央に向けて上昇旋回可能な左右の横ホッパウイングと、該左右の横ホッパウイングの前側に後端側が取り付けられ、かつ、前端側が前記機体の後方向に向けて上昇旋回可能な前エプロンと、該前エプロンの前側両端部と前記左右の横ホッパウイングとの間をそれぞれ接続している左右1対のチェーンを備え、前記左右の横ホッパウイングの上昇旋回に連動して前記前エプロンの前端側を上昇させるホッパ装置において、
    前記チェーンの一端側が摺動自在に連結された前記ホッパ幅員方向に延びる長孔を有し、かつ、前記左右の横ホッパウイングの外側底面に配設された左右1対のウイング側ブラケットと、
    前記前エプロンの前端側に前記ホッパ幅員方向に向けて配設されたガイド軸と、
    該ガイド軸の左右の両端部上にそれぞれ摺動自在に配設された左右1対のパイプ材と、
    前記チェーンの他端側が摺動自在に連結された前記ホッパ幅員方向に延びる長孔を有し、かつ、前記左右のパイプ材の外側面に配設された左右1対のエプロン側ブラケットとを備え、
    さらに、前記ウイング側ブラケットの長孔と前記チェーンの一端側の間に設けた遊びと前記エプロン側ブラケットの長孔と前記チェーンの他端側の間に設けた遊びと前記ガイド軸上における前記パイプ材の摺動による遊びとでなる全体の遊び量により前記チェーンの長さが疑似変更され、片側の前記横ホッパウイングが下降旋回位置に保持された状態で、他方側の前記横ホッパウイングが前記前エプロンの前記上昇旋回を伴わせて上昇旋回できるように前記各遊びを設定してなることを特徴とするホッパ装置。
  2. 上記ウイング側ブラケットは、上記横ホッパウイングが下降旋回位置に旋回する移動に連動して上記エプロン側ブラケットよりも前記ホッパ幅員方向外側に移動され、前記横ホッパウイングが上昇旋回位置に旋回する移動に連動して前記エプロン側ブラケットよりも上記ホッパ幅員方向内側に移動されるように配設してなることを特徴とする請求項1記載のホッパ装置。
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