JP4964262B2 - ディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、屋外等の風雨に晒される環境下にて使用されることを想定したディスプレイ装置に関する。
従来から、浴室等の湿気の多い環境下にて使用されることを想定して、キャビネットを密閉したディスプレイ装置が提案されている(特許文献1参照)。同様のキャビネット構造は、屋外等の風雨に晒される環境下にて使用されることを想定したディスプレイ装置にも適用される。
特開2006−158096号公報
キャビネットが密閉され、しかも屋外で使用されるから、気温の急激な変化により、キャビネット内の気圧が変化して、キャビネットが損傷する虞れがある。この対策として、キャビネットに内部圧力調整弁を設けて、キャビネット内外の空気の流通を許し、気温の急激な変化によるキャビネット内圧の変化を調整することが考えられる。
しかし、内部圧力調整弁によって、キャビネット内外の空気の流通を許すと、水蒸気がキャビネット内に入り込む。これにより、気温が下がると、内部に結露を生じ、キャビネット内部の電気部品に悪影響を及ぼす虞れがある。
本発明の目的は、キャビネット内圧変化の調整と、内部の結露発生の防止を両立させたディスプレイ装置を提供することにある。
ディスプレイ装置(1)は、密閉されたキャビネット(2)上に、キャビネット(2)内外の通気を許す内部圧力調整弁(5)を設け、キャビネット(2)内側に吸湿作用を有する調湿材(7)(7)が取り付けられている。
キャビネット(2)内の気圧の変化は、内部圧力調整弁(5)により調整することができるが、該内部圧力調整弁(5)によりキャビネット(2)外部の水蒸気が入る虞れがある。キャビネット(2)の外部温度が下がると、相対湿度が上がり、結露が発生しやすくなる。
従って、調湿材(7)にて水蒸気を吸収させ、相対湿度を下げて、結露発生を防止している。キャビネット(2)の内部温度が上昇した場合には、相対湿度は下がる。その際に、この調湿材(7)は内部に含んだ湿気を放出する。
このように、調湿材(7)と内部圧力調整弁(5)の組み合わせにより、長期間の屋外での気密性を保ち、且つキャビネット(2)内部の結露を長期間抑える効果を有する。
以下、本発明の一実施例を図を用いて、詳述する。
図1は、本例のディスプレイ装置(1)を前面から見た斜視図、図2は、後面から見た斜視図である。ディスプレイ装置(1)は、外観部品であるキャビネット(2)を具え、該キャビネット(2)は、液晶パネル又はプラズマディスプレイパネル等の受像部が配備される前キャビネット(10)と、内部からの熱を放熱する後キャビネット(11)から構成される。両キャビネット(10)(11)の境界線は、図1、図2に於いて線Lにて示される。
後キャビネット(11)はフィン(33)を形成した金属製の後フレーム(3)からなり、該後フレーム(3)は4つの細長の後フレーム構成片(30)(30)を矩形状に繋ぎ合わせて構成される。フィン(33)は後フレーム構成片(30)の全長に亘って延びている。前キャビネット(10)は、4つの前フレーム構成片(20)(20)を矩形状に繋ぎ合わせて構成される。後フレーム(3)の後面開口(31)には、後記の如く、封止板(4)が被さって、キャビネット(2)は密閉される。
本例に於けるディスプレイ装置(1)は屋外で使用することを想定しており、キャビネット(2)が密閉していることにより、内部に雨水等が進入する虞れを防いでいる。内部回路の発熱により、高温になった内部空気が後フレーム(3)に接することにより、外部に放熱される。
各後フレーム構成片(30)は、具体的にはアルミニウムの押出し成形から形成される。即ち、後フレーム構成片(30)は、アルミニウムを押出し成形した長尺材(図示せず)から、所望の長さに切り出して構成され、後フレーム構成片(30)の端面(30a)は後フレーム構成片(30)の長手方向に対して約45度傾いている。これにより、隣り合う後フレーム構成片(30)(30)(30)を互いに略直交して繋ぐことができる。
図3は、図1をB−B線を含む面にて破断した断面図である。後フレーム構成片(30)は、複数のフィン(33)(34)を多段に具えており、後フレーム(3)の後面開口(31)には、封止板(4)が被さる。これにより、後キャビネット(11)が密閉されているから、後キャビネット(11)内部に水等が進入することを防ぐことができる。また、フィン(33)を設けた金属製の後フレーム(3)が外向きに露出しているから、後キャビネット(11)が後フレーム(3)と封止板(4)によって密閉されていても、後キャビネット(11)内部からの熱は、外向きに放熱される。
図3に示すように、前キャビネット(10)内にて、受像部であるパネルユニット(5)の前には、透明なカバー板(50)が取り付けられている。カバー板(50)はガラス又はアクリルから形成されており、パネルユニット(5)を傷等から保護すると共に、防水効果を持たせている。換言すれば、パネルユニット(5)の前面が露出している構成に比して、カバー板(50)によって前キャビネット(10)内への水の進入を防止でき、防水効果が高い。
前記の如く、後フレーム(3)の後面開口(31)には、封止板(4)が被さって、後キャビネット(11)を密閉する。封止板(4)上の2箇所には、内部圧力調整弁(5)(5)が互いに離れて設けられ、封止板(4)上の内側にて、内部圧力調整弁(5)(5)の近傍には吸湿作用を有する調湿材(7)(7)が取り付けられている。内部圧力調整弁(5)(5)を設けているのは、前記の如く、キャビネット(2)内の気圧変化を緩和するためである。また、調湿材(7)(7)の取付け位置は、図3に示す位置に限定されないが、水蒸気が出入する内部圧力調整弁(5)(5)の近傍が好ましい。
図4は、内部圧力調整弁(5)を拡大した断面図である。弁本体(50)の上面にはキャップ(8)が被さり、該キャップ(8)の側面には空気流入用の孔(80)(80)が開設されている。弁本体(50)の下端部は、封止板(4)の内側にてナット(85)と螺合し、封止板(4)に取り付けられる。弁本体(50)の平面方向の中央部には、下面が開口した通気孔(51)が開設され、該通気孔(51)の上面は網目箇所(52)を形成する。該網目箇所(52)には通気フィルタ(6)が載置され、該通気フィルタ(6)は空気及び水蒸気は通すが、水は通さない。弁本体(50)の周部にはOリング(53)が嵌まり、封止板(4)との密着性を高めている。
キャビネット(2)内部の空気は通気孔(51)、網目箇所(52)、通気フィルタ(6)、孔(80)を通って、キャビネット(2)の外部に放出される。同様に、キャビネット(2)の外部空気が孔(80)、通気フィルタ(6)、網目箇所(52)、通気孔(51)を通って、キャビネット(2)内部に入る。この際に、微量ではあるが、水蒸気が通気フィルタ(6)を通って、キャビネット(2)内部に入る。
キャビネット(2)の外部温度が下がると、後フレーム(3)が吸熱効果のあるアルミニウムから構成されるから、キャビネット(2)内部は急激に温度が下がる。当然に相対湿度が上がる。周知の如く、相対湿度とは、空気中の水蒸気量を空気が含むことができる水蒸気量で除したものであるから、相対湿度が100%を越えれば、飽和水蒸気量を超えた分が結露となる。
従って、調湿材(7)にて水蒸気を吸収させ、相対湿度を下げて、結露発生を防止している。この調湿材(7)と内部圧力調整弁(5)の組み合わせにより、外部温度が下がっても、キャビネット(2)内圧の変化は軽微で、気密性を保っている。
この調湿材(7)の水分の吸収量には、限界がある。しかし、ディスプレイ装置に通電して、キャビネット(2)の内部温度が上昇した場合、相対湿度は下がる。その際に、この調湿材(7)は内部に含んだ湿気を放出する。また、キャビネット(2)の外部の湿度が低い場合、内部圧力調整弁(5)により、キャビネット(2)内部の湿気をキャビネット(2)外部に放出する機能をも有する。
このように、調湿材(7)と内部圧力調整弁(5)の組み合わせにより、長期間の屋外での気密性を保ち、且つキャビネット(2)内部の結露を長期間抑える効果を有する。
調湿材(7)には種々のものが考えられるが、出願人はその一例として、高吸水ポリマーを配合した合成ゴムを不織布で包んだシートを提案している。吸水性は、1g当たり0.6gの水分を吸水し、比重は1.3であるが、この物性に限定されない。
該調湿材(7)のメーカーにて、JIS A1470−1調湿建材の吸放湿性試験方法(湿度測定法)で周期定常吸放湿試験を行ったところ、吸放湿状態を示す重量変化が安定しており、特に高湿領域での性能が優れていることが確認できた。
また、該調湿材(7)のメーカーにて、JIS A1470−2調湿建材の吸放湿性試験方法(密閉箱法)で吸放湿試験を行ったところ、85%の高湿度の雰囲気から温湿度変化に良く追従していることが確認された。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
本例のディスプレイ装置を前面から見た斜視図である。 本例のディスプレイ装置を後面から見た斜視図である。 図1をB−B線を含む面にて破断した断面図である。 内部圧力調整弁を拡大した断面図である。
(1) ディスプレイ装置
(2) キャビネット
(5) 内部圧力調整弁
(6) 通気フィルタ
(7) 調湿材

Claims (1)

  1. 密閉構造のキャビネットに、該キャビネット内外の通気を許す内部圧力調整手段が設けられた屋外用ディスプレイ装置において、該キャビネット内側に吸湿作用を有する調湿材が取り付けられていることを特徴とするディスプレイ装置。
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