JP4960306B2 - 情報再生装置及び情報再生方法 - Google Patents

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本発明は、ユーザ操作による動的再生が可能な再生情報の再生時間の算出技術に関する。
映画等のコンテンツを記録できる光ディスクが普及しており、これにより、各家庭において、映画等のコンテンツを光ディスクに記録したり、光ディスクに記録されたコンテンツを再生したりすることができるようになった。
また、光ディスクに記録されたコンテンツの再生トータル時間から現在再生時間を差し引いた残り再生時間と現在時刻とから再生終了時刻を算出し表示する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開平10−69760
光ディスク等に記録されるコンテンツの中には、ユーザ操作等によって動的に再生順序等が変化するものがあり、特に、近年普及し始めている高画質用の大容量光ディスクにはこのような動的再生可能なコンテンツの格納に適している。ところが、このような動的再生可能なコンテンツの残り再生時間等を検出するのは簡単ではない。
例えば、動的再生可能なコンテンツの再生トータル時間から現在再生時間を差し引いた時間を残り再生時間として算出し表示することが考えられるが、ユーザ操作を伴った実際の残り再生時間とかけ離れてしまうことが予想され、あまり実用的ではない。
本発明の目的は、ユーザ無操作で連続して再生可能な連続再生時間(実用的な残り再生時間)を知らせることが可能な情報再生装置及び情報再生方法を提供することにある。
この発明の一実施形態に係る情報再生装置は、ユーザ操作による動的再生が可能な再生情報を再生する情報再生装置であって、前記再生情報を擬似的に再生する擬似再生手段と、前記再生情報の擬似再生における再生ループを検出する再生ループ検出手段と、前記再生情報の擬似再生における再生ステートを監視する再生ステート監視手段と、前記再生ループの検出結果及び前記再生ステートの監視結果に基づき、ユーザ無操作で連続して再生可能な連続再生時間を演算する演算手段と、前記連続再生時間を出力する出力手段とを備えている。
この発明の一実施形態に係る情報再生方法は、ユーザ操作による動的再生が可能な再生情報を再生する情報再生方法であって、前記再生情報を擬似的に再生し、前記再生情報の擬似再生における再生ループを検出するとともに、前記再生情報の擬似再生における再生ステートを監視し、前記再生ループの検出結果及び前記再生ステートの監視結果に基づき、ユーザ無操作で連続して再生可能な連続再生時間を演算し、前記連続再生時間を出力する。
本発明によれば、ユーザ無操作で連続して再生可能な連続再生時間(実用的な残り再生時間)を知らせることが可能な情報再生装置及び情報再生方法を提供できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1Aは、ユーザ操作等による再生順序変更の不可能なコンテンツ(直線的再生のみのコンテンツ)の再生時間を説明するための図である。
連続再生時間表示機能による区間a再生中に表示される連続再生時間は、以下の通りとなる。
区間a再生中に表示される連続再生時間:区間a中の残時間=2時間10分〜0分
また、総再生時間表示機能による区間a再生中に表示される総再生時間及び残再生時間は、以下の通りとなる。
区間a再生中に表示される総再生時間:全編の総時間=2時間10分
区間a再生中に表示される残再生時間:区間a中の残時間=2時間10分〜0分
図1Bは、ユーザ操作等による再生順序変更の可能なコンテンツの再生時間を説明するための図である。
連続再生時間表示機能による区間b再生中に表示される連続再生時間、区間c再生中に表示される連続再生時間、及び区間d再生中に表示される連続再生時間は、以下の通りとなる。
区間b再生中に表示される連続再生時間:区間b中の残時間=40分〜0分
区間c再生中に表示される連続再生時間:区間c中の残時間+区間dの時間=1時間00分〜30分
区間d再生中に表示される連続再生時間:区間d中の残時間=30分〜0分
総再生時間表示機能による区間b再生中に表示される総再生時間、区間c再生中に表示される総再生時間、区間d再生中に表示される総再生時間、区間b再生中に表示される残再生時間、区間b再生中に表示される残再生時間、区間c再生中に表示される残再生時間、及び区間d再生中に表示される残再生時間は、以下の通りとなる。
区間b再生中に表示される総再生時間:全編の総時間=2時間10分
区間c再生中に表示される総再生時間:全編の総時間=2時間10分
区間d再生中に表示される総再生時間:全編の総時間=2時間10分
区間b再生中に表示される残再生時間:全編中の残時間=2時間10分〜1時間30分
区間c再生中に表示される残再生時間:全編中の総時間=1時間30分〜1時間00分
区間d再生中に表示される残再生時間:全編中の総時間=30分〜0分
上記した総再生時間表示機能は、再生リストファイルの情報を元に再生対象の時間を合算する機能であり、図1Bに例示したように、再生中に発生するジャンプを事前に察知することはできない。
これに対して、上記連続再生時間表示機能は、実際の再生処理と同じ動作を高速に処理することで、再生時間を実測する機能であり、ジャンプ動作及び再生ステートの変化等を実測するため、実際の連続再生時間に等しい値を算出することができる。
図2A〜図2Cは、例えば暴力シーンを省いて再生するかどうかをユーザが選択できるコンテンツの再生を説明するための図である。図2Aは、図2C中のTaの時間に表示する選択画面の一例を示す図である。図2Bは、図2C中のTx,Ty,Tzの時間に表示する選択画面の一例を示す図である。図2Cは、暴力シーンを省いて再生するかどうかをユーザが選択できるコンテンツの実データと再生の流れを説明するための図である。
図2Cに示すコンテンツは、暴力シーンを含んでいる。そして、それを視聴したユーザが気分を害さないよう、暴力シーンを省略して再生できる仕組み(再生制御情報)がコンテンツの中に入っている。このような再生制御情報に基づくプレーヤーによる再生は以下の通りである。
最初に、プレーヤーは、再生制御情報に従い、本編開始前(Ta)と暴力シーン再生直前(Tx,Ty,Tz)に、暴力シーン視聴の是非の選択をユーザに求める(図2A、図2B参照)。
図2Aに示すように、本編開始前(Ta)でユーザに提示する選択肢は以下の通りである。
(A)全編をそのまま視聴する。
(B)暴力シーンを省いて視聴する。
(C)その都度選択する。
また、図2Bに示すように、プレーヤーが、再生制御情報に従い、暴力シーン再生直前(Tx,Ty,Tz)の各ポイントでユーザに提示する選択肢は以下の通りである。
(A)すべての暴力シーンをそのまま視聴する。
(B)すべての暴力シーンを省いて視聴する。
(C)次の暴力シーンをそのまま視聴する。
(D)次の暴力シーンを省いて視聴する。
ユーザからの選択を待つ間、プレイヤーは、再生制御情報に従い、本編開始前(Ta)及び暴力シーン再生直前(Tx,Ty,Tz)のそれぞれのポイントでコンテンツの再生を一時停止する。
ユーザからの選択が入力されると、プレイヤーは、再生制御情報及びユーザ選択に従ったポイント(一時停止した場所か、暴力シーンを省いた場所)からコンテンツの再生を再開する。
ユーザが(A)又は(B)を選んだ場合、プレイヤーは、再生制御情報及びユーザ選択に従い、暴力シーン再生直前(Tx,Ty,Tz)でユーザ選択を求めない。
ユーザが(B)又は(D)を選んだ場合、プレイヤーは、再生制御情報及びユーザ選択に従い、該当する暴力シーンをジャンプする。
上記したように、プレーヤーが、連続再生する区間(連続再生区間)はユーザの選択によって変動する。変動する連続再生区間のパターンは以下の通りである。
(1)ユーザの選択に関係なく、(T0)〜(Ta)は連続再生区間である。
(2)(Ta)で(A)を選ぶと、(Ta)〜(Te)が連続再生区間となる。
(3)(Ta)で(B)を選ぶと、暴力シーンx,y,zを省略した(Ta)〜(Tx)+(Tx')〜(Ty)+(Ty')〜(Tz)+(Tz')〜(Te)が連続再生区間となる。
(4)(Ta)で(C)を選ぶと、暴力シーンxの手前までの(Ta)〜(Tx)が連続再生区間となる。
(5)(Tx)で(A)を選ぶと、(Tx)〜(Te)が連続再生区間となる。
(6)(Tx)で(B)を選ぶと、暴力シーンx,y,zを省略した(Tx')〜(Ty)+(Ty')〜(Tz)+(Tz')〜(Te)が連続再生区間となる。
(7)(Tx)で(C)を選ぶと、暴力シーンyの手前までの(Tx)〜(Ty)が連続再生区間となる。
(8)(Tx)で(D)を選ぶと、暴力シーンxを省略した(Tx')〜(Ty)が連続再生区間となる。
(9)(Ty)で(A)を選ぶと、(Ty)〜(Te)が連続再生区間となる。
(10)(Ty)で(B)を選ぶと、暴力シーンy,zを省略した(Ty')〜(Tz)+(Tz')〜(Te)が連続再生区間となる。
(11)(Ty)で(C)を選ぶと、暴力シーンzの手前までの(Ty)〜(Tz)が連続再生区間となる。
(12)(Ty)で(D)を選ぶと、暴力シーンyを省略した(Ty')〜(Tz)が連続再生区間となる。
(13)(Tz)で(A)を選ぶと、(Tz)〜(Te)が連続再生区間となる。
(14)(Tz)で(B)を選ぶと、暴力シーンzを省略した(Tz')〜(Te)が連続再生区間となる。
(15)(Tz)で(C)を選ぶと、(Tz)〜(Te)が連続再生区間となる。
(16)(Tz)で(D)を選ぶと、暴力シーンzを省略した(Tz')〜(Te)が連続再生区間となる。
上記した連続再生時間表示機能により表示される連続再生時間とは、上記パターンで示したような連続再生区間を再生する際の、区間終点に対する残り時間を意味する。
例えば上記パターン(1)の場合、(T0)再生時の連続再生時間は(Ta-T0)、(Ta)再生時の連続再生時間はゼロ(00:00:00:00)となる。
図3は、本発明の一実施形態に係る映像再生装置(プレーヤー)による連続再生時間算出機能及び連続再生時間表示機能を説明するための図である。
コンテンツ1は、例えば、媒体(ディスク)に記録され、ビデオデータ11、再生リスト12、アプリケーション13を備えている。なお、コンテンツ1は、ネットワークサーバ等に記憶されていてもよい。
ビデオデータ11は、再生の対象となる映像や音声などのバイナリデータである。再生リスト12は、ビデオデータ11を一連のコンテンツとして再生するための、再生構成を記述したテキストデータである。アプリケーション13は、コンテンツ1の制御プログラム(再生制御情報)である。
映像再生装置2が、ビデオデータ11だけを含むコンテンツを再生した場合、ビデオデータ11の先頭から終端までを順に再生することしかできない。映像再生装置2が、ビデオデータ11と再生リスト12だけを含むコンテンツを再生した場合、再生リスト12に記述された順序でビデオデータ11を読み出して再生する。映像再生装置2が、ビデオデータ11と再生リスト12とアプリケーション13を含むコンテンツ1を再生した場合、再生中にアプリケーション13が再生リスト12の再生順序を組み換え、組み換えられた再生順序でビデオデータ11を再生することができる。従って、コンテンツ1のビデオデータ11の再生順序はアプリケーション13によって変幻自在である。
図3に示すように、映像再生装置2は、連続再生時間計算部21、再生ファームウェア22、時間表示部23を備えている。連続再生時間計算部21は、擬似再生演算部211、再生ループ検出部212、再生ステート監視部213を備えている。映像再生装置2は、光ディスクから読み出したコンテンツ1、或いはネットワーク経由でダウンロードしたコンテンツ1を再生ファームウェア22により再生し、再生結果を表示装置3に出力する。つまり、映像再生装置2は、コンテンツ1に含まれる再生リスト12及びアプリケーション13に基づき、コンテンツ11に含まれるビデオデータ11を再生する。
連続再生時間計算部21は、連続再生時間を計算する。つまり、連続再生時間計算部21は、擬似再生演算部211を呼び出し、実行結果として連続再生時間を受け取る。擬似再生演算部211は、再生ファームウェア22が再生中のコンテンツ1を、再生中のタイトルタイムから後方のタイトルタイムに向って高速に擬似再生処理し、これによりこれから再生ファームウェア22がコンテンツ1の再生順序に従って再生に費やすであろう時間を計算する。擬似再生とは、映像や音声の実際の再生を伴わない再生処理のことである。高速な擬似再生処理とは、擬似再生処理を早回し再生の要領で実行し、連続再生時間を瞬時に計算することを意味する。
擬似再生演算部211の演算終了条件は次の通りである。
(1)再生ループ検出部212から演算終了指示が届いた時。
(2)再生ステート監視部213から演算終了指示が届いた時。
再生ループ検出部212は、擬似再生演算部211の演算処理がコンテンツ1の再生順序によってループ状態に入ることを検出し、擬似再生演算部211に演算終了を指示する。再生ステート監視部213は、擬似再生演算部211の演算処理がコンテンツ1の再生順序によって一時停止状態又は停止状態に入ることを検出し、擬似再生演算部211に演算終了を指示する。
再生ファームウェア22は、タイトルタイムを実時間と同期して進行させながらコンテンツ1を再生処理して、表示装置3に出力する。
時間表示装置23は、再生ファームウェア22によって制御される。この時間表示装置23は、連続再生時間を表示する。
表示装置3は、例えばテレビであり、映像再生装置2が出力する映像及び音声を出力することができる。
図4A〜図9は、映像再生装置の動作を示すフローチャートである。
図4Aに示す映像再生装置2の起動処理は、映像再生装置2の電源オン操作によって開始される。映像再生装置2の起動処理は、時間表示部23と表示装置3を開始したのち(ST101、ST102)、連続再生時間計算部21と再生ファームウェア22をそれぞれのスレッドで開始する(ST103、ST104)。
図4Bに示す映像再生装置2の停止処理は、映像再生装置2の電源オフ操作を再生ファームウェア22が検知することによって開始される。映像再生装置2の停止処理は、連続再生時間計算部21と再生ファームウェア22のスレッドを停止したのち(ST201、ST202)、時間表示部23と表示装置3を停止して(ST203、ST204)終了する。
図5に示すように、連続再生時間計算部21は、起動して初期化(ST301)されてからスレッド停止要求を検出するまでの間(ST308、YES)、以下の処理を繰り返し実行する。
再生ファームウェア22の情報を取得し(ST302)、取得した情報を元に擬似再生演算を実行し、再生ループまたは再生停止ステートを検出するまで(ST303、ST304、ST306、ST307)連続再生時間をカウントする(ST305)。カウントした連続再生時間を再生ファームウェア22に出力する(ST309)。連続再生時間計算部21は、停止要求を検知すると、連続再生時間計算を終了する。
つまり、連続再生時間計算部21は、コンテンツ1(ビデオデータ11)を擬似的に再生し、この擬似再生における再生ループが検出されるまで、或いはこの擬似再生における再生ステートが停止ステートに変化するまでの再生時間をカウントする。即ち、連続再生時間計算部21は、ユーザ無操作で連続して再生可能な連続再生時間を演算する。
具体的には、連続再生時間計算部21は、コンテンツ1に含まれるビデオデータ11の再生時間に応じて更新されるタイトルタイムに基づき、ビデオデータ11の再生開始位置に対応した始点となる第1のタイトルタイム(現在時間)からユーザ無操作で連続して再生可能な終点位置となる第2のタイトルタイムまでの時間を連続再生時間として演算する。
また、連続再生時間計算部21は、コンテンツ1に含まれるビデオデータ11の再生時間に応じて更新されるタイトルタイムに基づき、ビデオデータ11の再生停止位置(アプリケーションによって自動停止した位置)又は再生一時停止位置(アプリケーションによって自動一時停止した位置)に対応した始点となる第1のタイトルタイム(現在時間)からユーザ無操作で連続して再生可能な終点位置となる第2のタイトルタイムまでの時間を連続再生時間として演算する。なお、上記したビデオデータ11の再生停止位置は、ユーザ操作に対応して停止した位置であってもよいし、また再生一時停止位置も、ユーザ操作に対応して一時停止した位置であってもよい。
例えば、連続再生時間計算部21は、再生ループ検出部212により検出された再生ループの直前位置を上記した第2のタイトルタイムとして連続再生時間を演算する。或いは、連続再生時間計算部21は、再生ステート監視部213により検出された再生ステートから停止ステートへの切り替わりの直前位置を上記した第2のタイトルタイムとして連続再生時間を演算する。
また、連続再生時間計算部21は、上記した擬似再生に対応して最小単位時間(tickBaseDivisor / tickBase(秒))を順次カウントし、上記した第1のタイトルタイムに対してカウントされた最小単位時間を順次加算し、第1のタイトルタイムに対する最小単位時間の加算結果を連続再生時間とする。
また、連続再生時間計算部21は、擬似再生で発生するイベントに対応した最小単位時間を順次カウントし、上記した第1のタイトルタイムに対してカウントされた最小単位時間を順次加算し、第1のタイトルタイムに対する最小単位時間の加算結果を連続再生時間とする。
ここで、上記した最小単位時間について補足する。
tickBaseとtickBaseDivisorは、1秒間に実行するアプリケーション評価の回数を表すものであり、tickBaseとtickBaseDivisorの定義、及びtickBaseとtickBaseDivisorにより示される評価回数並びに評価間隔(最小単位時間)の定義は以下の通りである。
tickBase:1秒を等分する整数値
tickBaseDivisor:tickBaseが示す時間を整数倍する値
評価回数:tickBase ÷ tickBaseDivisor(回/秒)
評価間隔:tickBaseDivisor ÷ tickBase(秒)
tickBaseとtickBaseDivisorの使用例は以下の通りである。
例えば、tickBase = 60、tickBaseDivisor = 1 の場合、60フレーム/秒のビデオの1フレーム毎にアプリケーションを評価することを意味し、その評価回数と評価間隔は以下の通りとなる。
評価回数:60回/秒
評価間隔:16.6...ミリ秒
また、tickBase = 3003、tickBaseDivisor = 180 の場合、59.94フレーム/秒のビデオの1フレーム毎にアプリケーションを評価することを意味し、その評価回数と評価間隔は以下の通りである。
評価回数:59.94006回/秒
評価間隔:16.683...ミリ秒
図6に示すように、再生ファームウェア22は、起動してから電源オフ操作イベントを検出するまでの間(ST401〜ST403(YES)/ST401〜ST407(YES))以下の処理を繰り返し実行する。
コンテンツ1がドライブ内に無い間(ST401(NO))、コンテンツ1がドライブにセットされるのを待ち続ける(ST401〜403)。コンテンツ1がドライブにセットされた時(ST401(YES))、コンテンツ1の映像再生処理を開始する(ST404)。コンテンツ1の映像再生処理が実行されている間、イベント発生を待ち続ける(ST405)。電源オフ操作以外のイベントを映像再生処理に通知する(ST406(NO)、ST408)。再生ファームウェア22は、電源オフ操作のイベントを検知すると(ST406(YES))、映像再生処理を停止したのち終了する(ST407)。
図7に示すように、再生ファームウェア22によるコンテンツ1の映像再生処理は、以下の通りである。
最初に、タイトルタイム、scriptデータが初期化され(ST501)、コンテンツ1の再生リスト12、アプリケーション13が読み込まれる(ST502)。続いて、ビデオの同期信号を元にタイトルタイムが更新され(ST503)、更新されたタイトルタイムに該当するアプリケーション処理および出力処理が実行される(ST504、ST505)。停止要求が検知されると(ST506(YES))、映像再生処理は終了する。
図8Aに示すように、再生ループ検出部212は、計算済み時間情報をリセットすることにより(ST601)初期化を完了し、図8Bに示すように、初期化の後(ST601)、擬似再生演算部211が更新するタイトルタイム(Tx)を計算済み時間情報に登録し続ける(ST601、ST602、ST603(NO)、ST604)。再生ループ検出部212は、登録済みのTxを検知した時に(ST603(YES)、ST605)、連続再生時間計算部21に演算終了指示を出す。
図9に示すように、再生ステート監視部213は、初期化を完了し(ST701)、擬似再生演算部211が更新する再生ステートを監視することにより、「停止」もしくは「一時停止」といった再生停止状態を検知した時に(ST702(YES)、ST703)、連続再生時間計算部21に演算終了指示を出す。
以下、本実施形態についてまとめる。
映像再生装置2は、現在の時間から、無操作で、コンテンツを連続視聴できる連続再生時間を下記のようにしてリアルタイムに計算する。
つまり、映像再生装置2は、実際の映像・音声の再生処理を省略することで高速処理を実現しつつ、コンテンツ再生時間(タイトルタイム)を現時点のタイトルタイムから最小単位時間(tickBaseDivisor / tickBase(秒))ずつ加算する処理を繰り返し、本来のコンテンツ再生で発生するイベントや再生構成の変更をトレースすることにより、連続再生時間を高速かつリアルタイムに計算する。
また、映像再生装置2は、擬似再生演算部211で通過したタイトルタイムの履歴を記録し、現在のタイトルタイムと履歴を比較し、コンテンツの再生構成が同じ映像を繰り返すかどうか否かを判定し(再生ループするか否かを判定し)、現時点のタイトルタイムを始点とし、再生ループ直前のタイトルタイムを終点とした連続再生時間をリアルタイムに計算する。
また、映像再生装置2は、擬似再生演算部2211の再生状態を監視することにより、コンテンツが再生ステートから停止ステート(一時停止および停止)に切り替わることを検知し、現時点のタイトルタイムを始点とし、再生停止のタイトルタイムを終点とした連続再生時間をリアルタイムに計算する。
以上により、映像再生装置2は、ユーザ操作などのイベントに従って変動する連続再生時間をリアルタイムに算出する。その結果、算出された連続再生時間をユーザに提供することができる。つまり、ユーザ操作無しで再生される時間の長さをユーザに目安として示すことができる。言い換えると、どれだけの時間が経過したら再生が停止(ループ状態や一時停止を含む)するかをユーザに知らせることができる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
ユーザ操作等による再生順序変更の不可能なコンテンツ(直線的再生のみのコンテンツ)の再生時間を説明するための図である。 ユーザ操作等による再生順序変更の可能なコンテンツの再生時間を説明するための図である。 Taの時間に表示する選択画面の一例を示す図である。 Tx,Ty,Tzの時間に表示する選択画面の一例を示す図である。 暴力シーンを省いて再生するかどうかをユーザが選択できるコンテンツの実データと再生の流れを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る映像再生装置(プレーヤー)による連続再生時間算出機能及び連続再生時間表示機能を説明するための図である。 映像再生装置の起動処理の一例を示す図である。 映像再生装置の停止処理の一例を示す図である。 連続再生時間計算処理の一例を示す図である。 再生ファームウェアの動作の一例を示す図である。 映像再生処理の一例を示す図である。 再生ループ検出部の初期化の一例を示す図である。 再生ループ検出部によるループ検出の一例を示す図である。 再生ステート監視部による再生停止ステートの判定の一例を示す図である。
符号の説明
1…コンテンツ、2…映像再生装置、11…ビデオデータ、12…再生リスト、13…アプリケーション、21…連続再生時間計算部、22…再生ファームウェア、23…時間表示部、211…擬似再生演算部、212…再生ループ検出部、213…再生ステート監視部

Claims (6)

  1. ユーザ操作による動的再生が可能な再生情報を再生する情報再生装置であって、
    前記再生情報を擬似的に再生する擬似再生手段と、
    前記再生情報の擬似再生における再生ループを検出する再生ループ検出手段と、
    前記再生情報の擬似再生における再生ステートを監視する再生ステート監視手段と、
    前記再生ループの検出結果及び前記再生ステートの監視結果に基づき、ユーザ無操作で連続して再生可能な連続再生時間を演算する演算手段と、
    前記連続再生時間を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする情報再生装置。
  2. 前記演算手段は、前記再生情報の再生時間に応じて更新されるタイトルタイムに基づき、前記再生情報の再生開始位置に対応した始点となる第1のタイトルタイムからユーザ無操作で連続して再生可能な終点位置となる第2のタイトルタイムまでの時間を前記連続再生時間として演算することを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  3. 前記演算手段は、前記再生情報の再生時間に応じて更新されるタイトルタイムに基づき、前記再生情報の再生停止位置又は再生一時停止位置に対応した始点となる第1のタイトルタイムからユーザ無操作で連続して再生可能な終点位置となる第2のタイトルタイムまでの時間を前記連続再生時間として演算することを特徴とする請求項2に記載の情報再生装置。
  4. 再生ループ検出手段は、前記擬似再生の履歴に基づき再生ループを検出し、
    前記演算手段は、前記再生ループ検出手段により検出された前記再生ループの直前位置を前記第2のタイトルタイムとして前記連続再生時間を演算することを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  5. 前記再生ステート監視手段は、前記擬似再生時における再生ステートから停止ステートへの切り替わりを検出し、
    前記演算手段は、前記再生ステートから前記停止ステートへの切り替わりの直前位置を前記第2のタイトルタイムとして前記連続再生時間を演算することを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  6. ユーザ操作による動的再生が可能な再生情報を再生する情報再生方法であって、
    前記再生情報を擬似的に再生し、
    前記再生情報の擬似再生における再生ループを検出するとともに、前記再生情報の擬似再生における再生ステートを監視し、
    前記再生ループの検出結果及び前記再生ステートの監視結果に基づき、ユーザ無操作で連続して再生可能な連続再生時間を演算し、
    前記連続再生時間を出力する、
    ことを特徴とする情報再生方法。
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