JP4960045B2 - 新規なビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

新規なビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子 Download PDF

Info

Publication number
JP4960045B2
JP4960045B2 JP2006239448A JP2006239448A JP4960045B2 JP 4960045 B2 JP4960045 B2 JP 4960045B2 JP 2006239448 A JP2006239448 A JP 2006239448A JP 2006239448 A JP2006239448 A JP 2006239448A JP 4960045 B2 JP4960045 B2 JP 4960045B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
devices
layer
shows
mmol
transport layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006239448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008063232A (ja
Inventor
淳二 城戸
孝 武田
秀彦 塩野谷
仕健 蘇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chemipro Kasei Kaisha Ltd
Original Assignee
Chemipro Kasei Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chemipro Kasei Kaisha Ltd filed Critical Chemipro Kasei Kaisha Ltd
Priority to JP2006239448A priority Critical patent/JP4960045B2/ja
Publication of JP2008063232A publication Critical patent/JP2008063232A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4960045B2 publication Critical patent/JP4960045B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)

Description

本発明は、新規なリン光材料、とくに青色リン光材料に適したワイドギャップな電子輸送層を形成するのに有用な新規なビフェニル中心骨格を有し、対称性のよい構造をもつヘテロアリール系化合物およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)に関する。
有機EL素子は、電極から注入されたホールと電極の再結合によって生成した励起エネルギーが発光過程を経て基底状態に緩和されることにより自発光する。しかしながら、ホールと電子の再結合によって生成する励起状態には一重項励起状態と三重項励起状態の2種類がそれぞれ1対3の割合で存在する。これまでの多くは一重項励起状態からの発光を利用した蛍光材料が発光材料に利用されていたため、内部量子効率が最大で25%であるので、この時取り出し効率を20%とすると、最大外部量子効率は5%が理論限界であった。
近年、イリジウムやプラチナなどの重原子効果を利用した錯体化合物を用い三重項励起状態からの発光、すなわちリン光発光を用いることにより発光効率の向上が報告されるようになった(例えば、非特許文献1)。一重項励起状態に加え、三重項励起状態からの発光を利用することで最大内部量子効率は理論上100%に到達することが可能で、リン光材料は発光材料として注目を浴びている。
例えば緑色材料として、下記式
Figure 0004960045
に示すトリス(2−フェニルピリジナト)イリジウム(III)[Ir(ppy)]が広く利用されている。
また安達らによる非特許文献2などにより青色発光材料である下記式
Figure 0004960045
で示すビス[2−(4,6−ジフルオロフェニル)ピリジル−N,C2′]イリジウム(III)ピコリレート(FIrpic)が注目を浴びるようになり、それ以降FIrpicを用いた有機EL素子の高効率化検討および新規な青色リン光錯体探索研究が盛んに行われるようになった。
その結果最近ではS.R.Forrestらによる非特許文献1では下記式
Figure 0004960045
で示すトリス{1−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−1H−ピラゾラート,N,C2′}イリジウム(III)(Irtfmppz3)やM.E.Thompsonらによる非特許文献4では下記式
Figure 0004960045
で示すビス[2−(4′,6′−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2′]テトラキス(1−ピラゾリル)ボレート(Fir6)が開発された。
これら発光材料を効率よく発光させるにはホールと電子の注入バランスを整えて、発光層の中で十分にこれらのキャリアーの結合が行えるようにホール輸送剤や電子輸送剤などを選択しなければならない。
特に青色リン光材料についてはエネルギーギャップが大きいためにワイドギャップ化されたホール輸送剤や電子輸送剤が必要になってくる。現在これらリン光材料については、電子輸送材料に従来から使用されているAlq〔トリス(8−キノリノラト)アルミニウム〕やBAlq〔ビス(2−メチル−8−キノリノラト)アルミニウムp−フェニルフェノラート〕等が使用されているが、リン光材料に使用するには十分なエネルギーギャップを持ち合わせていないため新規なワイドギャップな電子輸送材料の開発が必要である。
M.A.Baldo, S.Lamansky, P.E.Burrows, M.E.Thompson, S.R.Forrest APPLIED PHYSICS LETTER 1999 75(1) 4−7 Appl.Phys.Lett.,79, 2082(2001) J.Appl.Phys.90 5048(2001) 4Polyhedron 23 (2004) 419−428
本発明の第1の目的は、新規なビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物を提供する点にある。本発明の第2の目的は、それを用いた新規な有機エレクトロルミネッセンス素子を提供する点にある。
本発明の第1は、下記一般式(1)で示されるビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物に関する。
Figure 0004960045
(式中、R〜R11は水素であるが、R10とR11のみは、いずれか一方が、下記式(2)で示されるピリジル基である。
Figure 0004960045
(式中、R30 31 は水素であり、R 32 〜R 33 は水素または炭素数1〜4のアルキル基である。)
本発明の第2は、請求項1記載のビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物よりなる電子輸送材料に関する。
本発明の第3は、請求項1記載のビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物を用いた有機エレクトロルミネッセンス素子に関する。
ピリジル基は、ビフェニル化合物のベンゼン核に対してp位またはm位に結合していることが好ましい。
32 〜R 33 における炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチルを挙げることができる。
本発明の一般式(1)で示される化合物は、下記の一般式(3)と一般式(4)の2つのタイプに分けることができる。
Figure 0004960045
一般式(3)のタイプの化合物は、下記の反応により得ることができる。
Figure 0004960045
一般式(4)のタイプの化合物は、下記の反応により得ることができる。
Figure 0004960045
以下に本発明化合物の具体例を示す。
Figure 0004960045
本発明のヘテロアリール系化合物は高い電子輸送性能を有する。従って、電子注入材料及び電子輸送材料として使用することができる。
本発明のヘテロアリール系化合物を有機エレクトロルミネッセンス素子に使用する場合、適当な発光材料(ドーパント)と組み合わせて使用することもできる。
本発明のヘテロアリール系化合物を電子輸送層に用いる場合、本発明の化合物は電子注入材料や電子輸送材料として使用できる。また他の電子輸送材料と組み合わせて使用することもできる。
次に本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子について説明する。本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は、陽極と陰極間に一層もしくは多層の有機化合物を積層した素子であり、該有機化合物層の少なくとも一層が本発明のヘテロアリール系化合物を含有する。有機エレクトロルミネッセンス素子が一層の場合、陽極と陰極間に発光層を設けている。発光層は、発光材料を含有しそれに加えて陽極から注入した正孔もしくは陰極から注入した電子を発光材料まで輸送するのが目的で、正孔注入材料もしくは電子注入材料を含有していても良い。多層型の有機エレクトロルミネッセンス素子の構成例としては、例えばITO/ホール輸送層/発光層/電子輸送層/陰極、ITO/ホール注入層/ホール輸送材料/発光層/電子輸送層/陰極、ITO/ホール輸送層/発光層/電子輸送層/電子注入層/陰極、ITO/ホール輸送層/発光層/ホールブロック層/電子輸送層/陰極、ITO/ホール注入層/ホール輸送層/発光層/ホールブロック層/電子輸送層/陰極、ITO/ホール輸送層/発光層/ホールブロック層/電子輸送層/電子注入層/陰極、ITO/ホール注入層/ホール輸送層/発光層/ホールブロック層/電子輸送層/電子注入層/陰極等の多層構成で積層されたものが挙げられる。また、必要に応じて陰極上に封止層を有していても良い。
正孔輸送層、電子輸送層、および発光層のそれぞれの層は、一層構造であっても、多層構造であっても良い。また正孔輸送層、電子輸送層はそれぞれの層で注入機能を受け持つ層(正孔注入層及び電子注入層)と輸送機能を受け持つ層(正孔輸送層および電子輸送層)を別々に設けることもできる。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は、上記構成例に限らず、種々の構成とすることができる。必要に応じて、正孔輸送層成分と発光層成分、あるいは電子輸送層成分と発光層成分を混合した層を設けても良い。
以下本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の構成要素に関して、陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/陰極からなる素子構成を例として取り上げて詳細に説明する。本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は、基板に支持されていることが好ましい。
基板の素材については特に制限はなく、従来の有機エレクトロルミネッセンス素子に慣用されているものであれば良く、例えばガラス、石英ガラス、透明プラスチックなどからなるものを用いることができる。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の陽極としては、仕事関数の大きな金属単体(4eV以上)、仕事関数の大きな金属同士の合金(4eV以上)または導電性物質およびこれらの混合物を電極材料とすることが好ましい。このような電極材料の具体例としては、金、銀、銅等の金属、ITO(インジウム−スズオキサイド)、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)などの導電性透明材料、ポリピロール、ポリチオフェン等の導電性高分子材料が挙げられる。陽極はこれらの電極材料を、例えば蒸着、スパッタリング、塗布などの方法により基板上に形成することができる。陽極のシート電気抵抗は数百Ω/cm以下が好ましい。陽極の膜厚は材料にもよるが、一般に5〜1,000nm程度、好ましくは10〜500nmである。
陰極としては、仕事関数の小さな金属単体(4eV以下)、仕事関数の小さな金属同士の合金(4eV以下)または導電性物質およびこれらの混合物を電極材料とすることが好ましい。このような電極材料の具体例としては、リチウム、リチウム−インジウム合金、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、マグネシウム、マグネシウム−銀合金、マグネシウム−インジウム合金、アルミニウム、アルミニウム−リチウム合金、アルミニウム−マグネシウム合金などが挙げられる。陰極はこれらの電極材料を、例えば蒸着、スパッタリングなどの方法により、薄膜を形成させることにより作製することができる。陰極のシート電気抵抗は数百Ω/cm以下が好ましい。陰極の膜厚は材料にもよるが、一般に5〜1,000nm程度、好ましくは10〜500nmである。本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の発光を効率良く取り出すために、陽極または陰極の少なくとも一方の電極は、透明もしくは半透明であることが好ましい。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の正孔輸送層は、正孔伝達化合物からなるもので、陽極より注入された正孔を発光層に伝達する機能を有している。電界が与えた2つの電極間に正孔伝達化合物が配置されて陽極から正孔が注入された場合、少なくとも10−6cm/V・秒以上の正孔移動度を有する正孔伝達物質が好ましい。本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子に使用する正孔輸送層に使用する正孔伝達物質は、前記の好ましい性質を有するものであれば特に制限はない。従来から光導電材料において正孔の電荷注入輸送材料として慣用されているものや有機エレクトロルミネッセンス素子の正孔輸送層に使用されている公知の材料の中から任意のものを選択して用いることができる。
前記の正孔伝達物質としては、例えば銅フタロシアニンなどのフタロシアニン誘導体、N,N,N′,N′−テトラフェニル−1,4−フェニレンジアミン、N,N′−ジ(m−トリル)−N,N′−ジフェニル−4,4′−ジアミノビフェニル(TPD)、N,N′−ジ(1−ナフチル)−N,N′−ジフェニル−4,4′−ジアミノビフェニル(α−NPD)、等のトリアリールアミン誘導体、ポリフェニレンジアミン誘導体、ポリチオフェン誘導体、および水溶性のPEDOT−PSS(ポリエチレンジオキサチオフェン−ポリスチレンスルホン酸)が挙げられる。正孔輸送層は、これらの他の正孔伝達化合物一種または二種以上からなる一層で構成されたもので良く、前記の正孔伝達物質とは別の化合物からなる正孔輸送層を積層したものでもよい。
正孔注入材料としては、下記化学式に示すPEDOT:PSS(ポリマー混合物)やDNTPDを
Figure 0004960045
正孔輸送材料としては、下記化学式に示すTPD、DTASI、m−DTATPBなどを挙げることができる。
Figure 0004960045
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の発光層の発光物質については特に制限されることはなく、従来の公知の化合物の中から任意のものを選択して用いることができる。
発光材料としては、ペリレン誘導体、ナフタセン誘導体、キナクリドン誘導体、クマリン誘導体(例えばクマリン1、クマリン540、クマリン545など)、ピラン誘導体(例えばDCM−1、DCM−2、DCJTBなど)、有機金属錯体{トリス(8−ヒドロキシキノリノラト)アルミニウム(Alq)、トリス(4−メチル−8−ヒドロキシキノリノラト)アルミニウム(Almq)等の蛍光材料や[2−(4,6−ジフルオロフェニル)ピリジル−N,C2′]イリジウム(III)ピコリレート(FIrpic)、トリス[1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−ピラゾラート,N,C2′]イリジウム(III)(Irtfmppz)、ビス[2−(4′,6′−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2′]テトラキス(1−ピラゾリル)ボレート(Fir6)、トリス(2−フェニルピリジナト)イリジウム(III)[Ir(PPy)]などのリン光材料}などを挙げることができる。
発光層は、ホスト材料とゲスト材料(ドーパント)から形成することもできる[Appl.Phys.Lett.,65 3610(1989)]。特にリン光材料を発光層に使用する場合、ホスト材料の使用が必要でありこの時使用されるホスト材料としては4,4′−ジ(N−カルバゾリル)−1,1′−ビフェニル(CBP)、1,4−ジ(N−カルバゾリル)ベンゼン、2,2′−ジ〔4″−(N−カルバゾリル)フェニル〕−1,1′−ビフェニル(4CzPBP)等が挙げられる。
ゲスト材料は、ホスト材料に対して、好ましくは0.01〜40重量%であり、より好ましくは0.1〜20重量%である。ゲスト材料としては、従来公知のFIrpic(化4)、Ir(PPy)(化3)、Fir6(化6)などを挙げることができる。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の電子輸送層の材料としては、本発明のヘテロアリール系化合物が好ましい。このものは単独で使用できるが他の電子輸送材料と併用しても構わない。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は、電子注入性をさらに向上させる目的で、陰極と有機層の間に絶縁体で構成される電子注入層をさらに設けても良い。ここで使用される絶縁体としては、アルカリ金属ハロゲン化物、アルカリ土類金属ハロゲン化物から選択される少なくとも一つの金属化合物を使用することが好ましい。アルカリ金属ハロゲン化物としては、フッ化リチウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、塩化リチウム等が挙げられる。アルカリ土類ハロゲン化物としては、フッ化マグネシウム、フッ化カルシウム、フッ化バリウム、フッ化ストロンチウム等が挙げられる。
正孔輸送層、発光層の形成方法については特に限定されるものではない。例えば乾式成膜法(例えば真空蒸着法、イオン化蒸着法など)、湿式成膜法〔溶液塗布法(例えば、スピンコート法、キャスト法、インクジェット法など)〕を使用することができる。本発明のヘテロアリール系化合物の電子輸送層の形成方法については、乾式成膜法(例えば真空蒸着法、イオン化蒸着法)が好ましい。また素子の作製については上記の成膜方法を併用しても構わない。
真空蒸着法により正孔輸送層、発光層、電子輸送層等の各層を形成する場合、真空蒸着条件は、特に限定されるものではない。通常10−5Torr程度以下の真空下で50〜500℃程度のボート温度(蒸着源温度)、−50〜300℃程度の基板温度で、0.01〜50nm/sec.程度蒸着することが好ましい。正孔輸送層、発光層、電子輸送層の各層を複数の化合物を使用して形成する場合、化合物を入れた各ボートをそれぞれ温度制御しながら共蒸着することが好ましい。
正孔輸送層、発光層を溶媒塗布法で形成する場合、各層を構成する成分を溶媒に溶解または分散させて塗布液とする。溶媒としては、炭化水素系溶媒(例えば、ヘプタン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン等)、ケトン系溶媒(例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等)、ハロゲン系溶媒(例えばジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等)、エステル系溶媒(例えば酢酸エチル、酢酸ブチル等)、アルコール系溶媒(例えばメタノール、エタノール、ブタノール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等)、エーテル系溶媒(例えばジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等)、非プロトン性溶媒(例えばN,N′−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等)、水等が挙げられる。溶媒は単独で使用しても良く、複数の溶媒を併用しても良い。
正孔輸送層、発光層、電子輸送層等の各層の膜厚は、特に限定されるものではないが、通常5〜5,000nmになるようにする。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は、酸素や水分等との接触を遮断する目的で保護層(封止層)を設けたり、不活性物質中に素子を封入して保護することができる。不活性物質としては、パラフィン、シリコンオイル、フルオロカーボン等が挙げられる。保護層に使用する材料としては、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、光硬化性樹脂等が挙げられる。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は、通常直流駆動の素子として使用できる。直流電圧を印加する場合、陽極をプラス、陰極をマイナスの極性として電圧を通常1.5〜20V程度印加すると発光が観測される。また、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は交流駆動の素子としても使用できる。交流電圧を印加する場合には、陽極がプラス、陰極がマイナスの状態になった時に発光する。本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は、例えば電子写真感光体、フラットパネルディスプレイなどの平面発光体、複写機、プリンター、液晶ディスプレイのバックライト、計器等の光源、各種発光素子、各種表示素子、各種標識、各種センサー、各種アクセサリーなどに使用することができる。
図40〜53に、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の好ましい例を示す。
図40は、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。図40は、基板1上に陽極2、発光層3および陰極4を順次設けた構成のものである。ここで使用する発光素子は、それ自体が正孔輸送性、電子輸送性及び発光性の機能を単一で有している場合や、それぞれの機能を有する化合物を混合して使用する場合に有用である。
図41は、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子における他の例を示す断面図である。図41は、基板1上に、陽極2、正孔輸送層5、発光層3及び陰極4を順次設けた構成のものである。この場合、発光層は電子輸送性の機能を有している場合に有用である。
図42は、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子における他の例を示す断面図である。図42は、基板1上に、陽極2、発光層3、電子輸送層6及び陰極4を順次設けた構成のものである。この場合、発光層は正孔輸送性の機能を有している場合に有用である。
図43は、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子における他の例を示す断面図である。図43は、基板1上に、陽極2、正孔輸送層5、発光層3、電子輸送層6及び陰極4を順次設けた構成のものである。これは、キャリア輸送と発光の機能を分離したものであり、材料選択の自由度が増すために、発光の高効率化や発光色の自由度が増すことになる。
図44は、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子における他の例を示す断面図である。図44は、基板1上に、陽極2、正孔注入層7、正孔輸送層5、発光層3、電子輸送層6及び陰極4を順次設けた構成のものである。この場合、正孔注入層7を設けることにより、陽極2と正孔輸送層5の密着性を高めたり、陽極から正孔の注入を良くし、発光素子の低電圧駆動に効果がある。
図45は、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子における他の例を示す断面図である。図45は、基板1上に、陽極2、正孔輸送層5、発光層3、電子輸送層6、電子注入層8及び陰極4を順次設けた構成のものである。この場合、陰極4から電子の注入を良くし、発光素子の低電圧駆動に効果がある。
図46は、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子における他の例を示す断面図である。図46は、基板1上に、陽極2、正孔注入層7、正孔輸送層5、発光層3、電子輸送層6、電子注入層8及び陰極4を順次設けた構成のものである。この場合、陽極2から正孔の注入を良くし、陰極4からは電子の注入を良くし、最も低電圧駆動に効果がある構成である。
図47〜53は、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子における他の例を示す断面図である。図47〜53は、発光層3と陰極4あるいは電子輸送層6の間に正孔ブロック層9を挿入した構成のものである。陽極から注入された正孔、あるいは発光層3で再結合により生成した励起子が、陰極4側に抜けることを防止する効果があり、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光効率の向上に効果がある。
図47〜53で、正孔輸送層5、正孔注入層7、電子輸送層6、電子注入層8、発光層3、正孔ブロック層9のそれぞれの層は、一層構造であっても、多層構造であってもよい。
図40〜53は、あくまで基本的な素子構成であり、本発明の化合物を用いた有機エレクトロルミネッセンス素子の構成は、これに限定されるものではない。
本発明化合物は、イオン化ポテンシャルが6.5eV以上であり励起子の閉じ込め効果が大きい。またエネルギーギャップが3.6〜4.1とワイドギャップ化されているため、大きなエネルギーを必要とする青色発光材料の発光に適している。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
実施例1
(1)3,3′,5,5′−テトラブロモビフェニル(tetra−BrBP)の合成
Figure 0004960045
四つ口フラスコに1,3,5−トリブロモベンゼン(25g,79.4mmol)と無水ジエチルエーテル(160mL)を入れて、窒素気流下−78℃まで冷やした。激しく撹拌しながら、ゆっくりn−ブチルリチウムのn−ヘキサン溶液(87.4mmol,55.6mL,1.57モル/リットル)を滴下し、5時間同温で反応させた。その後、無水塩化銅(CuCl)(11.75g,87.4mmol)を加え、さらに同温で2時間反応させ、ゆっくり室温に戻した。反応終了後、反応溶液をクロロホルムで希釈し、セライトでろ過した。濾過液に水を加え、クロロホルムで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒をエバポレーターで除去した。
アセトンによる再結晶を行い、白い固体を得た。収率:68.6mol%。
H NMR(270MHz,CDCl,ppm) δ:7.70(t,J=1.7,2H),7.60(d,J=1.8,4H)。
(2)3−(3−クロロフェニル)ピリジン(mCPh3Py)の合成
Figure 0004960045
四つ口フラスコに3−クロロフェニル ボロン酸(3−chlorophenyl boronic acid)(14.8g,94.8mmol)、3−ブロモピリジン(3−bromopyridine)(14.4g,91.2mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム〔Pd(PPh〕(2.11g,1.82mmol)、トルエン/エタノール(3/1,200mL)と2M KCO(200mL)を入れて、窒素気流下90℃で24時間反応させた。反応終了後、反応溶液を水に注ぎ、トルエンで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒をエバポレーターで除去した。
精製はカラムクロマトグラフィー法(展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=6/1)を行い、無色の粘体を得た。収率:92.3 mol%。
H NMR(270MHz,CDCl,ppm) δ:8.83(d,J=2.3,1H),8.63(dd,J=4.8,1.6, 1H),7.86(dt,J=8.0,2.0,1H),7.57(br,1H),7.49−7.35(m,4H)。
(3)1−(ピリジン−3−イル)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゼン(3PyPhmDOB)の合成
Figure 0004960045
四つ口フラスコにCPh3Py(15.97g,84.2mmol)、ビス(ピナコレート)ジボロン〔bis(pinacolato)diboron〕(25.7g,101mmol)、酢酸カリウム(24.8g,253mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)〔bis(dibenzylideneacetone) palladium(0)〕〔Pd(dba)〕(2.90g,5.05mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(tricyclohexylphosphine)(5.67g,20.2mmol)と無水1,4−ジオキサン(300mL)を入れて、窒素気流下80℃で72時間反応させた。その後、反応溶液に水を注ぎ、トルエンで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒をエバポレーターで除去した。
精製はカラムクロマトグラフィー法〔展開溶媒:クロロホルム/酢酸エチル=6/1(2回),クロロホルム/酢酸エチル=4/1〕を行い、薄い黄色の結晶を得た。収率:95.1mol%。
H NMR(270MHz,CDCl,ppm) δ:8.88(d,J=2.5,1H),8.59(dd,J=4.8,1.6,1H),8.03(s,1H),7.92(dt,J=7.8,2.0,1H),7.86(d,J=7.3,1H),7.69(d,J=5.8,1H),7.50(t,J=2.6,1H),7.36(dd,J=8.0,4.8,1H),1.37(s,12H)。
(4)3,3′5,5′−テトラ〔3−(ピリジン−3−イル)フェニル〕−1−1′−ビフェニル(tetra−mPyPhBP)の合成
Figure 0004960045
四つ口フラスコにテトラブロモビフェニル(tetra−BrBP)(1.17g,2.5mmol)、3PyPhmDOB(3.23g,11.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム〔Pd(PPh〕(231mg,0.20mmol)、トルエン/エタノール(3/1,120mL)と2M KCO(30mL)を入れて、窒素気流下90℃で24時間反応させた。反応終了後、反応溶液を水に注ぎ、クロロホルムで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒をエバポレーターで除去した。
精製はカラムクロマトグラフィー法(展開溶媒:クロロホルム/メタノール=100/3)を行い、白色の粉末を得た。収率:74.6mol%。tetra−mPyPhBPの低温リン光スペクトルは図39に示す。
H NMR(270MHz,CDCl,ppm) δ:8.93(d,J=2.2,4H),8.62(dd,J=4.6,1.4,4H),7.97−7.90(m,14H),7.80−7.76(m,4H),7.64−7.61(m,8H),7.39(dd,J=7.8and4.6,4H)。
この化合物のTm(融点)、Tc(結晶化温度)、Tg(二次転移温度)、Td(分解温度)は下記表1に示し、エネルギーギャップ(Eg)、イオン化ポテンシャル(Ip)、電子親和力(Ea)は、下記表2に示し、吸収スペクトルは図1に、蛍光スペクトルは図2に示す。
実施例2
(1)4−(4−ブロモフェニル)ピリジン(4PypPhBr)の合成
Figure 0004960045
四つ口フラスコに4−アイオド−1−ブロモベンゼン(4−iodo−1−bromobenzene)(25g,88.4mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラニル)−ピリジン{4−(4,4,5,5−tetramethyl−[1,3,2]dioxaborolanyl)−pyridine}(18.1g,88.4mmol)、Pd(PPh(1.02g,0.884mmol)、トルエン/エタノール(3/1,280mL)と2M NaCO(90mL)を入れて、窒素気流下90℃で24時間反応させた。反応終了後、反応溶液を水に注ぎ、トルエンで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒をエバポレーターで除去した。
精製はカラムクロマトグラフィー法(展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=3/1)を行い、無色の粘体を得た。収率:39.4mol%。
H NMR(270MHz,CDCl,ppm) δ:8.68(dd,J=4.4,1.7,2H),7.66−7.60(m,2H),7.53−7.46(m,4H)。
(2)1−(ピリジン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゼン(4PypPhDOB)の合成
Figure 0004960045
四つ口フラスコに4PypPhBr(8.16g,34.8mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン〔bis(pinacolato)diboron〕(9.74g,38.3mmol)、酢酸カリウム(10.3g,105mmol)、PdCl(dppf)(1.42g,1.74mmol)と脱水ジメチルホルムアミド(DMF)(150mL)を入れて,窒素気流下85℃で24時間反応させた。その後、反応溶液に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水し,溶媒をエバポレーターで除去した。
精製はカラムクロマトグラフィー法(展開溶媒:クロロホルム/酢酸エチル=2/1)を行い、薄い黄色の結晶を得た。収率:98.0mol%。
H NMR(270MHz,CDCl,ppm) δ:8.67(dd,J=4.4,1.6,2H),7.93(d,J=8.1,2H),7.65(d,J=8.5,2H),7.53(dd,J=4.4,1.8,2H),1.37(s,12H)。
(3)3,3′,5,5′−テトラ〔4−(ピリジン−4−イル)フェニル〕−1,1′−ビフェニル(tetra−p4PyPhBP)の合成
Figure 0004960045
四つ口フラスコにtetra−BrBP(1.17g,2.5mmol)、4PypPhDOB(3.37g,12.0mmol)、Pd(PPh(231mg,0.20mmol)、トルエン/エタノール(3/1,120mL)と2モル/リットルのKCO水溶液(30mL)を入れて、窒素気流下90℃で24時間反応させた。反応終了後,反応溶液を水に注ぎ、クロロホルムで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒をエバポレーターで除去した。
精製はカラムクロマトグラフィー法(展開溶媒:クロロホルム/メタノール=100/3)を行い、白色の粉末を得た。収率:24.0mol%。
H NMR(270MHz,CDCl,ppm)δ:8.71(dd,J=4.8,1.7,8H),7.98(br,4H),7.95(br,2H),7.90−7.79(m,16H),7.59(dd,J=4.6,1.7,8H)。
この化合物のTm(融点)、Tc(結晶化温度)、Tg(二次転移温度)、Td(分解温度)は下記表1に示し、エネルギーギャップ(Eg)、イオン化ポテンシャル(Ip)、電子親和力(Ea)は、下記表2に示し、吸収スペクトルは図1に、蛍光スペクトルは図2に示す。
実施例3
(1)4−(3−ブロモフェニル)ピリジン(4PymPhBr)の合成
Figure 0004960045
四つ口フラスコに3−アイオド−1−ブロモベンゼン(3−iodo−1−bromobenzene)(25g,88.4mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラニル)−ピリジン{4−(4,4,5,5−tetramethyl−[1,3,2]dioxaborolanyl)−pyridine}(18.1g,88.4mmol)、Pd(PPh(2.04g,1.77mmol)、トルエン/エタノール(3/1,280mL)と2M KCO(100mL)を入れて、窒素気流下90℃で24時間反応させた。反応終了後、反応溶液を水に注ぎ、トルエンで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒をエバポレーターで除去した。
精製はカラムクロマトグラフィー法(展開溶媒:クロロホルム/酢酸エチル=3/1)を行い、無色の粘体を得た。収率:53.7mol%。
H NMR(500MHz,CDCl,ppm) δ:8.68(dd,J=5.0,1.0,2H),7.78(t,J=1.7,1H),7.59−7.55(m,2H),7.48−7.47(m,2H),7.37(t,J=8.0,1H)。
(2)1−(ピリジン−4−イル)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゼン(4PymPhDOB)の合成
Figure 0004960045
四つ口フラスコに4PymPhBr(11.1g,47.5mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン〔bis(pinacolato)diboron〕(13.27g,52.2mmol),酢酸カリウム(13.98g,142mmol)、下記式
Figure 0004960045
で示されるPdCl〔1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン〕(1.94g,2.38mmol)と脱水ジオキサン(150mL)を入れて、窒素気流下85℃で24時間反応させた。その後、反応溶液に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒をエバポレーターで除去した。
精製はカラムクロマトグラフィー法(展開溶媒:クロロホルム/酢酸エチル=2/1)を行い、薄い黄色の結晶を得た。収率:93.1mol%。
H NMR(500MHz,CDCl,ppm) δ:8.65(dd,J=6.5,2.0,2H),8.09(br,1H),7.88(dt,J=7.0,1.2,1H),7.75−7.72(m,1H),7.55(dd,J=6.0,2.0,2H),7.50(t,J=7.8,1H),1.37(s,12H)。
(3)3,3′,5,5′−テトラ〔3−(ピリジン−4−イル)フェニル−1,1′−ビフェニル〕(tetra−m4PyPhBP)の合成
Figure 0004960045
四つ口フラスコに3,3′,5,5′−テトラブロモビフェニル(3,3′,5,5′−tetrabromobiphenyl)(1.17g,2.5mmol)、4PymPhDOB(3.23g,11.5mmol)、Pd(PPh(231mg,0.20mmol)、トルエン/エタノール(3/1,120mL)と2M KCO(50mL)を入れて、窒素気流下90℃で24時間反応させた。反応終了後、反応溶液を水に注ぎ、クロロホルムで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒をエバポレーターで除去した。
精製はカラムクロマトグラフィー法(展開溶媒:クロロホルム/酢酸エチル/メタノール=20/10/1,クロロホルム/メタノール=100/3)を行い、白色の粉末を得た。収率:96.0mol%。tetra−m4PyPhBPの低温リン光スペクトルは図39に示す。
H NMR(500MHz,CDCl,ppm) δ:8.68(dd,J=6.0,1.5,8H),7.96−7.94(m,8H),7.91(t,J=2.1,2H),7.81−7.79(m,4H),7.70−7.68(m,4H),7.63(t,J=7.5,4H),7.58−7.57(m,8H)。
この化合物のTm(融点)、Tc(結晶化温度)、Tg(二次転移温度)、Td(分解温度)は下記表1に示し、エネルギーギャップ(Eg)、イオン化ポテンシャル(Ip)、電子親和力(Ea)は、下記表2に示し、吸収スペクトルは図1に、蛍光スペクトルは図2に示す。
実施例4
(1)3−(4−ブロモフェニル)−ピリジン〔3−(4−Bromo−phenyl)−pyridine〕の合成
Figure 0004960045
四つ口フラスコに1−ブロモ−4−アイオドベンゼン(1−bromo−4−iodobenzene)(25.0g,88.4mmol)、3−〔4,4,5,5−テトラメチル−(1,3,2)−ジオキサボロラニル〕−ピリジン{3−(4,4,5,5−tetramethyl−[1,3,2]dioxaborolanyl)−pyridine}(19.94g,97.2mmol)、Pd(PPh(2.04g,1.77mmol),トルエン/エタノール(3/1,300mL)と2M KCO(80mL)を入れて、窒素気流下90℃で24時間反応させた。反応終了後、反応溶液を水に注ぎ、トルエンで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒をエバポレーターで除去した。
精製はカラムクロマトグラフィー法(展開溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=3/1;2/1;1/1)を行い、透明の粘体を得た。収率:89.6mol%。
H NMR(400MHz,CDCl,ppm) δ:8.82(d,J=2.3,1H),7.61(dd,J=3.2,1.4,1H),7.84(dt,J=4.2,1.8,1H),7.63−7.60(m,2H),7.46−7.44(m,2H),7.37(dd,J=6.4,5.0,1H)。
(2)1−(ピリジン−3−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゼン(3PyPhpDOB)の合成
Figure 0004960045
四つ口フラスコに3−(4−ブロモフェニル)−ピリジン〔3−(4−Bromo−phenyl)−pyridine〕(18.54g,79.2mmol)、ビス(ピナコレート)ジボラン〔bis(pinacolato)diboron〕(24.1g,95.0mmol)、酢酸カリウム(23.3g,238mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)〔tris(dibenzylideneacetone)dipalladium(0)〕〔Pd(dba)〕(2.18g,2.38mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(tricyclohexylphosphine)(2.66g,9.50mmol)と無水1,4−ジオキサン(250 mL)を入れて、窒素気流下80℃で24時間反応させた。その後、反応溶液に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒をエバポレーターで除去した。
精製はカラムクロマトグラフィー法〔展開溶媒:クロロホルム/酢酸エチル=3/1(2回)〕を行い、薄い黄色の粘体を得た。収率:72.5mol%。
H NMR(400MHz,CDCl,ppm) δ:8.87(d,J=2.3,1H),8.60(dd,J=6.4,1.2,1H),7.93−7.89(m,3H),7.60(d,J=7.8,2H),7.37(dd,J=6.4,5.0,1H),1.37(s,12H)。
(3)3,3′,5,5′−テトラ〔4−(ピリジン−3−イル)フェニル〕−1,1′−ビフェニル(tetra−pPyPhBP)の合成
Figure 0004960045
四つ口フラスコにtetra−BrBP(1.41g,3.0mmol),3PyPhpDOB(4.05g,14.4mmol)、Pd(PPh(347mg,0.30mmol)、トルエン/エタノール(3/1,140mL)と2M KCO(50mL)を入れて、窒素気流下90℃で24時間反応させた。反応終了後、反応溶液を水に注ぎ、クロロホルムで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒をエバポレーターで除去した。
精製はカラムクロマトグラフィー法(展開溶媒:クロロホルム/酢酸エチル/メタノール=20/10/1; :クロロホルム/メタノール=30/1)を行い、白色の粉末を得た。収率:73.4mol%。
H NMR(400MHz,CDCl,ppm) δ: 8.94(d,J=2.2,4H),8.63(dd,J=6.0,1.4,4H),7.99−7.95(m,10H),7.88(d,J=8.7,8H),7.75(d,J=8.2,8H),7.41(dd,J=6.4,5.0,4H)。
この化合物のTm(融点)、Tc(結晶化温度)、Tg(二次転移温度)、Td(分解温度)は下記表1に示し、エネルギーギャップ(Eg)、イオン化ポテンシャル(Ip)、電子親和力(Ea)は、下記表2に示し、吸収スペクトルは図1に、蛍光スペクトルは図2に示す。
Figure 0004960045
1)二次転移温度(Tg)、融点(Tm)
DSC7〔(株)PERKIN ELMER製〕を用い、昇温速度20℃/min
により測定を行った。
2)分解温度(Td):5重量%を失われる温度
TGA7〔(株)PERKIN ELMER製〕を用い、昇温速度20℃/min
により測定を行った。
Figure 0004960045
実施例5
実施例1で得られたtetra−mPyPhBP、
実施例3で得られたtetra−m4PyPhBP、
実施例2で得られたtetra−p4PyPhBP、
をそれぞれ用いて、蛍光素子を作った。
蛍光素子の構成
デバイス1;○:ITO/α−NPD(50nm)/Alq(70nm)/LiF(0.5nm)/Al(100nm);
デバイス2;△:ITO/α−NPD(50nm)/Alq(40nm)/tetra−mPyPhBP(30nm)/LiF(0.5nm)/Al(100nm);
デバイス3;◇:ITO/α−NPD(50nm)/Alq(40nm)/tetra−m4PyPhBP(30nm)/LiF(0.5nm)/Al(100nm);
デバイス4;□:ITO/α−NPD(50nm)/Alq(40nm)/tetra−p4PyPhBP(30nm)/LiF(0.5nm)/Al(100nm)
Figure 0004960045
デバイス1〜4の電流密度−電圧特性は図3に、
デバイス1〜4の輝度 −電圧特性は図4に、
デバイス1〜4の視感効率−電圧特性は図5に、
デバイス1〜4の電流効率−電圧特性は図6に、
デバイス1〜4の視感効率−輝度特性は図7に、
デバイス1〜4のELスペクトル は図8に、
それぞれ示す。
また、前記蛍光素子を用いた各電子輸送材料の電子輸送性に関する各種データを表3〜5に示す。
Figure 0004960045
Figure 0004960045
Figure 0004960045
実施例6
実施例1で得られたtetra−mPyPhBP、
実施例3で得られたtetra−m4PyPhBP、
実施例2で得られたtetra−p4PyPhBP、
をそれぞれ用いて、緑色リン光素子を作った。
緑色リン光素子の構成
デバイス5;○:ITO/TPDPES(20nm)/TAPC(30nm)/CBP:IrPPy(8wt%)(30nm)/BCP(10nm)/Alq(20nm)/
LiF(0.5nm)/Al(100nm);
デバイス6;□:ITO/TPDPES(20nm)/TAPC(30nm)/CBP:IrPPy(8wt%)(30nm)/tetra−mPyPhBP(30nm)/
LiF(0.5nm)/Al(100nm);
デバイス7;△:ITO/TPDPES(20nm)/TAPC(30nm)/CBP:IrPPy(8wt%)(30nm)/tetra−m4PyPhBP(30nm)/
LiF(0.5nm)/Al(100nm);
デバイス8;◇:ITO/TPDPES(20nm)/TAPC(30nm)/CBP:IrPPy(8wt%)(30nm)/tetra−p4PyPhBP(30nm)/
LiF(0.5nm)/Al(100nm).
Figure 0004960045
デバイス5〜8の電流密度−電圧特性は 図9に、
デバイス5〜8の輝度−電圧特性は 図10に、
デバイス5〜8の輝度−電流密度特性は 図11に、
デバイス5〜8の外部量子効率−輝度特性は図12に、
デバイス5〜8の視感効率−輝度特性は 図13に、
デバイス5〜8の電流効率−電圧特性は 図14に、
デバイス5〜8の視感効率−電圧特性は 図15に、
デバイス5〜8の電流効率−電流密度特性は図16に、
デバイス5〜8のELスペクトル は図17に、
デバイス5〜8のELスペクトル は図18に、
それぞれ示す。
また、前記緑色リン光素子の物性データを下記表6〜8に示す。
Figure 0004960045
Figure 0004960045
Figure 0004960045
実施例7
実施例1で得られたtetra−mPyPhBP、
実施例3で得られたtetra−m4PyPhBP、
実施例2で得られたtetra−p4PyPhBP、
をそれぞれ用いて、緑色リン光素子を作った。デバイス9はデバイス6と、デバイス10はデバイス7と、デバイス11はデバイス8と、CBP:IrPPy(8wt%)の層の厚さ、および各実施例化合物の層の厚さが変わっている以外は、同一の素子構成である。
各素子構成を以下に示す。
デバイス9;○:ITO/TPDPES(20nm)/TAPC(30nm)/CBP:IrPPy(8wt%)(10nm)/tetra−mPyPhBP(50nm)/LiF(0.5nm)/Al(100nm);
デバイス10;□:ITO/TPDPES(20nm)/TAPC(30nm)/CBP:IrPPy(8wt%)(10nm)/tetra−m4PyPhBP(50nm)/LiF(0.5nm)/Al(100nm);
デバイス11;△:ITO/TPDPES(20nm)/TAPC(30nm)/CBP:IrPPy(8wt%)(10nm)/tetra−p4PyPhBP(50nm)/LiF(0.5nm)/Al(100nm)
デバイス9〜11の電流密度 − 電圧特性は図19に、
デバイス9〜11の輝度 − 電圧特性は図20に、
デバイス9〜11の輝度 −電流密度特性は図21に、
デバイス9〜11の外部量子効率−輝度特性は図22に、
デバイス9〜11の視感効率 − 輝度特性は図23に、
デバイス9〜11の電流効率 − 電圧特性は図24に、
デバイス9〜11の視感効率 − 電圧特性は図25に、
デバイス9〜11の電流効率−電流密度特性は図26に、
デバイス9〜11のELスペクトル は図27に、
デバイス9〜11のELスペクトル は図28に、
それぞれ示す。
また、前記緑色リン光素子の物性データを下記表9〜11に示す。
Figure 0004960045
Figure 0004960045
Figure 0004960045
実施例8
実施例3で得られたtetra−m4PyPhBP、
実施例1で得られたtetra−mPyPhBP、
をそれぞれ用いて、青色リン光素子を作った。
青色リン光素子の構成
デバイス12;○:ITO/TPDPES(20nm)/3DTAPBP(30nm)/4CzPBP:FIrpic(13wt%)(10nm)/tetra−m4PyPhBP(40nm)/LiF(0.5nm)/Al(100nm);
デバイス13;●:ITO/TPDPES(20nm)/3DTAPBP(30nm)/4CzPBP:FIrpic(13wt%)(10nm)/tetra−mPyPhBP(40nm)/LiF(0.5nm)/Al(100nm)
Figure 0004960045
デバイス12および13の電流密度 − 電圧特性は図29に、
デバイス12および13の輝度 − 電圧特性は図30に、
デバイス12および13の輝度 −電流密度特性は図31に、
デバイス12および13の外部量子効率−輝度特性は図32に、
デバイス12および13の視感効率 − 輝度特性は図33に、
デバイス12および13の電流効率 − 電圧特性は図34に、
デバイス12および13の視感効率 − 電圧特性は図35に、
デバイス12および13の電流効率−電流密度特性は図36に、
デバイス12および13のELスペクトル は図37に、
デバイス12および13のELスペクトル は図38に、
それぞれ示す。
また、前記青色リン光素子の物性データは下記表12〜14に示す。
Figure 0004960045
Figure 0004960045
Figure 0004960045
3,3′,5,5′−テトラ〔4−(ピリジン−3−イル)フェニル〕−1,1′−ビフェニルの吸収スペクトルを示す。 3,3′,5,5′−テトラ〔4−(ピリジン−3−イル)フェニル〕−1,1′−ビフェニルの蛍光スペクトルを示す。 デバイス1〜4の電流密度−電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス1〜4の輝度 −電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス1〜4の視感効率−電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス1〜4の電流効率−電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス1〜4の視感効率−輝度特性の関係を示すグラフである。 デバイス1〜4のELスペクトルの関係を示すグラフである。 デバイス5〜8の電流密度−電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス5〜8の輝度 −電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス5〜8の輝度 −電流密度特性の関係を示すグラフである。 デバイス5〜8の外部量子効率−輝度特性の関係を示すグラフである。 デバイス5〜8の視感効率−輝度特性の関係を示すグラフである。 デバイス5〜8の電流効率−電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス5〜8の視感効率−電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス5〜8の電流効率−電流密度特性の関係を示すグラフである。 デバイス5〜8のELスペクトルの関係を示すグラフである。 デバイス5〜8のELスペクトルの関係を示すグラフである。 デバイス9〜11の電流密度−電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス9〜11の輝度 −電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス9〜11の輝度 −電流密度特性の関係を示すグラフである。 デバイス9〜11の外部量子効率−輝度特性の関係を示すグラフである。 デバイス9〜11の視感効率−輝度特性の関係を示すグラフである。 デバイス9〜11の電流効率−電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス9〜11の視感効率−電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス9〜11の電流効率−電流密度特性の関係を示すグラフである。 デバイス9〜11のELスペクトルの関係を示すグラフである。 デバイス9〜11のELスペクトルの関係を示すグラフである。 デバイス12および13の電流密度−電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス12および13の輝度 −電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス12および13の輝度 −電流密度特性の関係を示すグラフである。 デバイス12および13の外部量子効率−輝度特性の関係を示すグラフである。 デバイス12および13の視感効率−輝度特性の関係を示すグラフである。 デバイス12および13の電流効率−電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス12および13の視感効率−電圧特性の関係を示すグラフである。 デバイス12および13の電流効率−電流密度特性の関係を示すグラフである。 デバイス12および13のELスペクトルの関係を示すグラフである。 デバイス12および13のELスペクトルの関係を示すグラフである。 tetra−mPyPhBP{3,3′,5,5′−テトラ〔3−(ピリジン−3−イル)フェニル〕−1,1′−ビフェニル}とtetra−m4PyPhBP{3,3′,5,5′−テトラ〔3−(ピリジン−4−イル)フェニル〕−1,1′−ビフェニル}の低温リン光スペクトルを示す。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。 本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子の一例を示す断面図である。
1 基板
2 陽極(ITO)
3 発光層
4 陰極
5 正孔輸送層(ホール輸送層)
6 電子輸送層
7 正孔注入層(ホール注入層)
8 電子注入層
9 正孔ブロック層(ホールブロック層)

Claims (3)

  1. 下記一般式(1)で示されるビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物。
    Figure 0004960045
    (式中、R〜R11は水素であるが、R10とR11のみは、いずれか一方が、下記式(2)で示されるピリジル基である。
    Figure 0004960045
    (式中、R30 31 は水素であり、R 32 〜R 33 は水素または炭素数1〜4のアルキル基である。)
  2. 請求項1記載のビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物よりなる電子輸送材料。
  3. 請求項1記載のビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物を用いた有機エレクトロルミネッセンス素子。
JP2006239448A 2006-09-04 2006-09-04 新規なビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子 Active JP4960045B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006239448A JP4960045B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 新規なビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006239448A JP4960045B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 新規なビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008063232A JP2008063232A (ja) 2008-03-21
JP4960045B2 true JP4960045B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=39286244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006239448A Active JP4960045B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 新規なビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4960045B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8039125B2 (en) * 2008-05-22 2011-10-18 General Electric Company Compound comprising phenyl pyridine units
US8062768B2 (en) 2008-05-22 2011-11-22 General Electric Company Compound comprising phenyl pyridine units
JP5456282B2 (ja) * 2008-08-13 2014-03-26 淳二 城戸 有機電界発光素子
CN101684093A (zh) 2008-09-26 2010-03-31 通用电气公司 电子传输材料
US7989476B2 (en) * 2009-01-08 2011-08-02 General Electric Company Electron-transporting materials and processes for making the same
EP2275409A1 (en) 2009-06-25 2011-01-19 Yamagata Promotional Organization for Industrial Technology Bipiridine derivative and organic electroluminescence element containing the same
TW201211004A (en) 2010-03-16 2012-03-16 Tosoh Corp 1,2,4,5-substituted phenyl derivative and production method thereof, and organic electroluminescent element using the same derivative as constituent
KR101968353B1 (ko) 2010-12-17 2019-04-11 토소가부시키가이샤 1,2,4,5-치환 페닐 유도체와 그 제조 방법, 그리고 유기 전계 발광 소자
JP2015214512A (ja) * 2014-05-09 2015-12-03 株式会社東芝 新規化合物、有機電界発光素子、照明装置および表示装置
JP6563303B2 (ja) * 2015-10-16 2019-08-21 株式会社東芝 光電変換素子及び撮像装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003138251A (ja) * 2001-10-30 2003-05-14 Canon Inc 有機発光素子
JP4374842B2 (ja) * 2001-11-09 2009-12-02 コニカミノルタホールディングス株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子及び表示装置
JP3925265B2 (ja) * 2002-03-25 2007-06-06 コニカミノルタホールディングス株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子及びそれを用いた表示装置
KR20060084498A (ko) * 2005-01-19 2006-07-24 삼성에스디아이 주식회사 비페닐 유도체 및 이를 채용한 유기 전계 발광 소자
JP4907912B2 (ja) * 2005-07-08 2012-04-04 ケミプロ化成株式会社 新規な1,3,5−トリフェニルベンゼン誘導体およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008063232A (ja) 2008-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5063992B2 (ja) 新規なジ(ピリジルフェニル)誘導体、それよりなる電子輸送材料およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子
JP4878819B2 (ja) 新規なトリアジン誘導体およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子
JP5207760B2 (ja) 新規なピリミジン系またはトリアジン系誘導体、それよりなる電子輸送材料およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子
JP4960045B2 (ja) 新規なビフェニル中心骨格を有するヘテロアリール系化合物およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子
CN107108585B (zh) 新颖化合物及包含其的有机发光器件
KR101663527B1 (ko) 신규한 유기발광화합물 및 이를 포함하는 유기전계발광소자
TWI475022B (zh) Organic electroluminescent elements
CN102452974B (zh) 有机发光装置
JP4941471B2 (ja) 発光素子材料および発光素子
JP2008120696A (ja) 新規なトリピリジルフェニル誘導体、それよりなる電子輸送材料およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子
KR20150102735A (ko) 유기전계발광소자
KR101833759B1 (ko) 신규한 스파이로 타입의 유기화합물
JP2008106015A (ja) 新規なフェナントロリン誘導体、そのリチウム錯体、それを用いた電子輸送材料、電子注入材料および有機el素子
JP2007070282A (ja) 新規なトリアリールホウ素誘導体およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子
JP5086608B2 (ja) 新規なジ(フェナントロリン)誘導体、それよりなる電子輸送材料およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子
JP5495578B2 (ja) 新規なトリアリールホスフィンオキシド誘導体、それよりなるホスト材料およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子
JP5267123B2 (ja) 発光素子
JP5201956B2 (ja) 新規なジ(ピリジルフェニル)誘導体、それよりなる電子輸送材料およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子
JP7231108B2 (ja) 有機el素子用材料、有機el素子、表示装置および照明装置
CN103992232A (zh) 化合物及包含该化合物的有机发光元件
KR20170013373A (ko) 유기전계발광소자용 유기화합물 및 그를 포함하는 유기전계발광소자
JP2012167058A (ja) エキシマー特性を有する1,8−アリール置換ナフタレン誘導体及びこれを用いた有機el素子
JP5220429B2 (ja) 新規なジピレン誘導体、それよりなる電子輸送材料、発光材料およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子
JP5476034B2 (ja) 新規なトリアリールアミン化合物、それよりなるホール輸送材料およびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子
JP5349889B2 (ja) 新規なターフェニル誘導体、それよりなる電子輸送材料およびそれを含む有機エレクトロルミネッセンス素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120322

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4960045

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250