JP4958737B2 - 複合タービン冷却エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、概ね、ガスタービンエンジンに、より詳細には、そのタービンの冷却に関する。
ガスタービンエンジンでは、空気が、圧縮器内で加圧され、燃焼室内で燃料と混合されて高温の燃焼ガスを発生させる。エネルギーは、1本のドライブシャフトを介して圧縮器に動力を供給する各タービンステージ内の燃焼ガスから抽出され、ターボファン航空機用エンジン用途における上流ファンに動力を供給し或いは船舶及び産業(M&I)用の用途のための外部ドライブシャフトを駆動する補足的な仕事量をも形成する。
基本的なコアエンジンは、典型的には、各ステージにおいて周囲の空気を加圧し、それに対応してその温度をも上昇させる圧縮器ブレードおよび対応するガイド翼形部の各列を有するマルチステージ軸流圧縮器を包含する。圧縮器の後方端部から吐出される空気は、圧縮器吐出圧力(CDP)と一般に呼ばれる最も高い圧力とそれに対応する高い温度とを有する。
例示的な構成では、圧縮器は、空気圧を大気圧の何倍にも上昇させ、それに伴ってその圧縮サイクルの故に温度を何百度も上昇させる7つのステージを有していても良い。より少ないかまたはより多い個数の圧縮ステージが、ガスタービンエンジンの特殊な設計およびその意図された用途に合せて、必要に応じて使用されても良い。
圧縮器から吐出される大部分のCDP空気は、燃焼室内で燃料と混合され、高温の燃焼ガスを発生させる。これらの燃焼ガスは、それに続いて、幾つかのタービンステージにおける膨張サイクルを経て、そこからエネルギーを抽出し、それに対応して燃焼ガスの圧力およびその温度を低下させる。高圧タービン(HPT)は、燃焼室の直後に追随し、コアエンジン内の圧縮器ブレードに動力を供給すべく使用される。
低圧タービン(LPT)は、HPTに追随し、ターボファンエンジン用途における上流ファンに動力を供給し或いはM&I用途のための外部ドライブシャフトを駆動させるべく第2シャフトを駆動する。
ガスタービンエンジンの全体的な効率は、各タービンステージにおける空気圧縮の効率、燃焼の効率および燃焼ガス膨張の効率に従属する。
各タービンコンポーネントは、動作中、高温の燃焼ガスに直接に曝されるので、長い有効寿命を保証すべくその適切な冷却を必要とする。例えば、圧縮器吐出空気の幾分かは、HPTの様々なコンポーネントを冷却するだけでなく、燃焼室それ自体のライナーを冷却するためにも、燃焼プロセスから分流される。
各タービンステージは、典型的には、燃焼ガスをタービンロータブレードの対応する列を介して下流に案内するノズル翼形部の列を有する上流のタービンノズルまたはステータを包含する。各ブレードは、典型的には、その中に形成される対応するダブテールスロットの中における支持ロータディスクの周囲に取付けられる。
各タービンブレードおよび翼形部は、典型的には、その中における対応する内部冷却チャネルを備えて、圧縮器吐出空気を動作中におけるその冷却のために受入れるようにした中空エアフォイルである。各中空ブレードおよび翼形部は、典型的には、その圧力側の側壁および吸込側の側壁を貫通してフィルム冷却およびその他の吐出孔の様々な列を包含し、消費した内部冷却空気を対応する外側フィルムの中に吐出して、各エアフォイルを更に保護する。
更にまた、第1ステージタービンブレードを支持するタービンロータディスクは、各ブレードがその中に取付けられるリムを備えた比較的大きなコンポーネントであり、そこから半径方向内側に延在する狭隘なウェブは、中央孔を有する幅広のハブの中において終端する。ロータディスクは、動作中、相当な遠心力負荷および加熱の両者に曝されるものであり、長寿命になるように設計されなければならない。
これとは対照的に、LPTは、膨張サイクルの間における燃焼ガスの温度および圧力の低下に照らして、HPTよりも少ない冷却しか必要としない。従って、その冷却の要求事項は、低下するのであり、典型的には、ステージ間のブリード空気が、その中における様々なコンポーネントを冷却するために使用され得ることになる。
主要なタービン流れ通路は、エンジンを通って流れる燃焼ガスを限定して、燃焼室からの温度および圧力を低下させるように設計される。各タービンコンポーネントのための様々な冷却回路は、主要な流れ通路から独立しているものであり、動作中におけるその中への高温燃焼ガスの吸い込みを防止するに足る十分な圧力で冷却空気を供給されなければならない。
例えば、適当な回転式シール材が、静止的なタービンノズルと回転するタービンブレードの間に提供されて、冷却回路の中への高温燃焼ガスの吸い込みまたは逆流を防止する。ノズル翼形部およびタービンブレードのエアフォイルが、典型的には、冷却空気出口孔の列を包含するので、その冷却空気は、タービンエアフォイルそれ自体の中への高温燃焼ガスの吸い込みを防止する適当な逆流マージンを提供すべく外部燃焼ガスのものより大きい十分な圧力を有していなければならない。
従って、HPTのコンポーネントは、典型的には、最大圧力のCDP空気を使用して冷却されるが、LPTコンポーネントは、より低い圧力であるステージ間のブリード空気を使用して冷却されても良い。
このようにして、タービンコンポーネントを冷却するための圧縮器空気の使用は、その使用を削減して、それに従ってエンジン効率を増大させるべく、HPTおよびLPTの異なった冷却要求事項に対して適合され得ることになる。
米国特許第3,034,298号 米国特許第4,080,785号 米国特許第4,741,153号 米国特許第5,134,844号 米国特許第5,135,354号 米国特許第5,232,339号 米国特許第5,288,210号 米国特許第5,472,313号 米国特許第5,555,721号 米国特許第5,996,331号 米国特許第6,050,079号 米国特許第6,183,193号 米国特許第6,331,097号 米国特許第6,487,863号 米国特許第6,960,060号 米国特許第6,981,841号 ゼネラル・エレクトリック社,『CF6−80C2 エンジン空気流フルオーソリティーデジタルエンジン制御』,2006年9月1日より一年以上前に米国において公に使用され販売されたエンジン,1頁 ゼネラル・エレクトリック社,『CFM56−5C2−CDP タービン冷却用空気』,2006年9月1日より一年以上前に米国において公に使用され販売されたエンジン,2頁
しかしながら、エンジン効率を増大させることは、現代のガスタービンエンジンにおいても継続的且つ最大の設計目標であり、従って、圧縮器から抽出される加圧空気を削減することによって更にエンジン効率を増大させることが望ましい。
ガスタービンエンジンは、互いに機能的に接合される圧縮器、燃焼室および高圧タービンを包含する。タービンは、ノズル翼形部の列を包含し、それにはロータブレードの列が追随する。翼形部およびブレードは、対応する前方および後方の内部冷却チャネルを有する。第1、第2、第3および第4のブリード回路は、圧縮器の様々なステージに対して流れ連通して接合され、様々な圧力において加圧空気をそこから抽気し、タービンの翼形部およびブレードの前方および後方のチャネルに冷却材を供給する。
図1において概略的に示したものは、例示的なターボファン航空機ガスタービンエンジン10である。エンジンは、縦方向または軸方向のセンターライン軸12の回りにおいて軸対称であり、航空機(図示せず)の翼または胴体に対して適切に取付けられ、例示的な用途では飛行中において航空機に動力を供給する。
当該エンジンは、連続的に流れ連通させて、ファン14、低圧圧縮器すなわちブースター圧縮器16、高圧(HP)圧縮器18、環状燃焼室20、高圧タービン(HPT)22、および低圧(LPT)タービン(24)を包含する。
環状ナセル26は、ファン14を取り囲み、ブースター圧縮器16の回りにおいて後方に延在する環状バイパスダクト28を形成する。第1ドライブシャフト30は、HPT22をHP圧縮器18に接合し、第2ドライブシャフト32は、LPT24をファン14およびブースター圧縮器16に接合する。2本のドライブシャフトは、上述の様々なエンジンコンポーネントの従来的な構成において、エンジン内の対応するフレームの中における軸受けの中に適切に取付けられる。
動作中、周囲の空気34は、エンジンの吸気口の中に進入し、ファン14によって部分的に与圧され、動作中における推進力スラストの大部分を提供すべくバイパスダクト28を介して吐出される。ファンを通過する空気34の幾分かは、ブースター圧縮器16の中に入り、その複数の軸方向ステージにおいて更なる圧縮サイクルを経て、その複数の軸方向ステージでは、HP圧縮器18内において補足的な圧縮もまた提供される。
加圧空気34は、圧縮器から吐出されて、燃焼室20内で燃料36と適切に混合され、高温の燃焼ガス38を発生させる。エネルギーは、HPT22内の燃焼ガス38から抽出され、第1シャフト30を駆動させ、HP圧縮器18に動力を供給する。補足的なエネルギーは、LPT24内の燃焼ガスから抽出され、第2シャフト32を駆動させ、ファン14およびブースター圧縮器16に動力を供給する。
上述のようなエンジンは、構成および作動に関しては従来通りであり、複数の圧縮ステージと複数のタービンステージを包含する。例えば、ブースター圧縮器16は、4列の入口ガイド翼形部と軸方向において互い違いになる4列の圧縮器ブレードを包含する4つの軸方向ステージを有していても良い。
高圧圧縮器18は、例えば、図2に詳細で示したように入口ガイド翼形部40の対応する列と軸方向において互い違いになる7列の圧縮器ブレード1−7を有するようにして、7つの軸方向ステージを包含しても良い。
HPT22は、好ましくは、単一ステージのタービンであり、それには、例示的な5ステージのLPT24が順番に追随する。
図2は、連続的に流れ連通して配設される高圧圧縮器18、環状燃焼室20、およびHPT22を包含する基本的なコアエンジンをより詳細に示している。
図3および図4は、高圧タービンと、その翼形部およびブレードに対応する冷却回路とを更に拡大して示している。
図2に示したHPT22は、外側および内側のバンドの中に適切に取付けられるステータノズル翼形部42の列を有する第1ステージすなわちHPタービンのノズルを包含する。各翼形部に追随するものは、第1ステージすなわちHPロータディスク46の周囲すなわちリムに対して取外し可能に取付けられるHPタービンブレード44の単一の列である。ディスク46は、第1ドライブシャフト30に対して固定的に接合され、続いて、それもまた、高圧圧縮器18の圧縮器ブレード1−7を支持するロータディスクに対して固定的に接合される。
図2および図3に示したLPT24は、連続的に流れ連通してHPT22に追随する。LPTは、必要に応じて、HPブレード44の列に直接に追随するステータノズル翼形部48の列を有する第1ステージLPノズルを包含するようにした、数個のステージを有する。
LP翼形部48は、半径方向内側バンドと外側環状バンドの間に取付けられる。そして、第1ステージLPロータブレード50の列が、ステータ翼形部48に追随し、従来的な様式において支持ロータディスクから半径方向外側に延在する。
HP圧縮器18、HPT22およびLPT24の構成および作動は、従来的なものであり、空気34を与圧し、そこからエネルギーを抽出すべく後続の燃焼ガス38を膨張させる。詳細には、空気34の圧力および温度は、空気が圧縮器ブレード1−7の7つのステージを介して下流に流れるにつれて、軸方向において順番に上昇する。
圧縮器ブレード7の第7列が、この例示的な構成では圧縮器の最終ステージを形成し、最大圧力P7とそれに対応して圧縮器吐出圧力(CDP)空気34aに関連付けられる高い温度T7とにおいて加圧空気を吐出する。
CDP空気は、燃焼室内で燃料と混合されて、第1ステージタービンノズル翼形部42の間における燃焼室の出口から吐出される高温の燃焼ガス38を発生させる。これらの翼形部は、燃焼室と第1ステージタービンブレード44の間において軸方向に配設され、エアフォイルの翼弦に沿って且つ翼形部の前縁および後縁を横断して燃焼ガスの圧力を低下させ或いは削減させるべく従来通りに構成される。
各々のノズル翼形部42は、典型的な略凹状の圧力側と、上流の前縁と下流の後縁の間における翼弦内において軸方向に延在する略凸状の対向する吸込側とを有する。ノズル翼形部42の輪郭は、燃焼ガスがタービンノズルの入口端部と出口端部の間において下流に流れるにつれて、実質的な圧力降下を発生させるように適切に選択されても良い。タービンノズルを介して流れるガスは、加速されて方向転換され、全圧における僅かな降下と静圧における大きな降下とを引き起こす。
それに対応して、図2に示した第1ステージタービンブレード44は、略凹状の圧力側と、その前縁と後縁の間において軸方向に延在する略凸状の対向する吸込側とを有する。タービンブレード44のプロフィールもまた、エアフォイルの翼弦に沿って且つその前縁および後縁を横断して燃焼ガス38の圧力を補足的に低下させ或いは削減させるべく従来通りに選択される。仕事量すなわちエネルギーが、タービンロータブレードの間を流れるガスから抽出され、全圧と静圧の両方において大きな降下を引き起こす。
図3および図4は、両者ともに動作中に高温の燃焼ガス38からの適切な冷却を必要とするHPの翼形部42およびブレード44をも包含させて、HPT22を更に詳細に示している。それらの翼形部およびブレードは、典型的には中空であり、以下のように修正される場合を除き、従来的な様式におけるその内部冷却を提供する。
より詳細には、図4および図5に示すノズル翼形部42の各々は、ノズルの外側バンドと内側バンドの間における翼幅において半径方向に延在していて、これもまた2つのバンドの間において半径方向に延在する後方の冷却チャネル54から無孔性のパーティションすなわち隔壁によって分離されるようにした前方の冷却チャネル52を包含する。前方チャネル52は、翼形部の前縁に沿って延在するフィルム冷却孔56の列だけでなく、その前方部分に沿った翼形部の対向端部におけるフィルム冷却孔の補足的な列に対しても供給する。
それに対応して、各々の翼形部における後方冷却チャネル54は、エアフォイルの圧力側を貫通して延在し、且つ薄手の後縁に密接に隣接して終端するようにした補足的な冷却孔58の列に対して供給する。これらの数個の出口孔の列は、翼形部の圧力側および吸込側を貫通して前縁から後縁まで延在し、消費した冷却空気をそこから動作中に吐出する。
図4および図6に示したHPブレード44の各々は、その根元とブレード前縁の直後におけるその先端との間の翼幅において半径方向に延在する前方の冷却チャネル60を包含する。各々のブレードは、更に、薄手の後縁の直前において全幅にわたって延在する後方の冷却チャネル62をも包含する。また、各々のブレードは、動作中におけるその効果的な内部冷却を提供すべく、前縁と後縁の間において翼弦方向に離間する補足的な冷却チャネルを必要に応じて包含しても良い。
ブレード前方チャネル60は、ブレード前縁に沿って配設される1つまたはそれ以上の冷却孔64の列に対して供給する。また、後方の冷却チャネル62は、薄手の後縁の直上流におけるブレード圧力側において終端する冷却孔66のもう1つの列に対して供給する。
各々のタービンブレード44内に設けられた出口孔の様々な列は、消費した内部冷却空気を吐出して、ブレードの外側の圧力側および吸込側に沿って冷却空気の対応するフィルムを形成し、その熱保護を強化するが、後縁孔66は、各々のブレードの薄手の後縁において消費した冷却空気を直接に吐出する。
HP翼形部42は、それらが互いに独立していることを条件として、その中における2つの内部冷却チャネル52,54を形成する任意の従来的な内部構成をも有しても良い。例えば、2つのチャネル52,54の各々は、その中において多数の衝突孔を有して、加圧した冷却空気を翼形部の内側表面に衝突させるべく初めに案内するようにした、対応する従来的な衝突バッフルを包含しても良い。代替的な実施例では、翼形部冷却チャネル52,54は、必要に応じて蛇行した回路において構成されても良い。
HPブレード44は、任意の適当な内部冷却構成を有していても良く、図4および図6は、その軸方向入口ダブテールのベースにおいて入口を有し、前縁の直後においてエアフォイルの長さの全体に及ぶ前方衝突チャネル60内において終端するようにした例示的な3通路式前方蛇行冷却チャネルを示している。前方チャネル60は、エアフォイル前縁をカバーして、消費した冷却空気が典型的な様式においてこれらの孔から吐出されるときにその補足的なフィルム冷却を供給するようにした、フィルム冷却孔64の1つまたはそれ以上の列に対して供給する。
また、例示的なタービンブレードは、薄手の後縁の直前におけるエアフォイルの長さの全体に及んで、消費した空気を圧力側の後方端部に沿って吐出する後縁冷却孔66の列に対して供給するようにした、独立した後方冷却チャネル62をも包含する。後方冷却チャネル62は、以下で更に説明されるように、ダブテールの上におけるシャンクの後方端部において適切な入口を有する。
図4に示した例示的な構成では、更に、ブレード44は、3通路式蛇行中央チャネルをも包含し、対応する入口をもダブテールのベースに備えている。
このようにして、加圧空気は、任意の従来的な様式においてその内部冷却を提供すべく、圧縮器から抽気されてブレード44の幾つかの内蔵冷却回路を介して経路指定され得ることになり、消費した空気は、その後、前縁から後縁まで圧力とエアフォイルの圧力側および吸込側において見出される出口孔の様々な列を介して吐出される。
圧縮ステージは、エネルギーが加えられるときに空気の圧力および温度を上昇させるが、タービンステージは、燃焼ガスの圧力および温度を低下させて、そこからエネルギーを抽出する。
図2に示した単一ステージHPT22の使用は、実質的な圧力降下が初めにノズル翼形部42を横断してその後にタービンブレード44をも横断して燃焼ガスにおいて生じることを許容するので、HPT22のための改良した冷却システムが、エンジンの効率を更に増大させるために使用され得ることになる。
より詳細に言えば、図2は、先ず初めに、圧縮器18の様々なステージに対して流れ連通して適切に接合され、適切な様々の圧力および温度における加圧冷却空気をそこから抽出するようにした、4つの独立的且つ離散的なブリード回路68,70,72,74を示している。
第1ブリード回路68は、圧縮器18の最終ステージまたは第7のステージ7をHPノズル翼形部42の列全体の前方冷却チャネル52に接合し、それに対して最大圧力であるCDP空気を第1冷却材34aとして供給する。
第2ブリード回路70は、圧縮器18の中間ステージまたは最終前ステージをHP翼形部42の列全体の後方冷却チャネル54に接合し、それに対してCDP前の空気を第2冷却材34bとして供給する。
第3ブリード回路72は、圧縮器18をHPブレード44の列全体における前方冷却チャネル60に接合し、それに対して加圧ブリード空気を適切な圧力および温度の下における第3冷却材34cとして供給する。
また、第4ブリード回路74は、圧縮器18のもう1つの中間ステージまたは最終前ステージとHPブレード44の列全体における後方冷却チャネル62とを接合し、それに対してCDP前の空気を第4冷却材34dとして供給する。
以上に示したように、図4に示した単一ステージ高圧タービンの使用は、それらが動作中に順番に或いは連続的にHPの翼形部およびブレードの前縁および後縁を横断して下流に流れるとき、燃焼ガスの圧力における実質的な降下を許容する。HPの翼形部およびブレードを内部的に効果的に冷却するためには、加圧空気は、HPの翼形部およびブレードの前縁および後縁を横断して十分な逆流マージンを維持して、翼形部およびブレードにおける出口孔の様々な列の中への高温燃焼ガスの不都合な吸い込みを防止すべく、圧縮器から適当な圧力で抽出されなければならない。
翼形部42およびブレード44の各々を軸方向において前方および後方の冷却チャネルに分割することにより、燃焼ガスの外部圧力の大きな降下が、翼形部およびブレードの内部において非CDPの冷却空気を使用し、内部の冷却材の圧力を外部のガス圧力に対して選択的に適合させて、十分な逆流マージンを維持すべく、有効に使用され得ることになる。
例えば、第2ブリード回路70は、圧縮器18の適切なステージに接合されて、第1冷却材34aの第1圧力より低い第2圧力で第2冷却材34bを翼形部42に供給する。第1冷却材34aは、圧縮器から吐出される最大圧力のCDP空気であり、翼形部前方チャネル52に対して最大圧力の冷却空気を供給し、燃焼室から直接に吐出される燃焼ガスに曝される翼形部前縁孔56において十分な逆流マージンを提供する。
第2回路70は、結果として、例えば第6ステージの圧縮器ブレード6の列に追随する圧縮器の第6ステージのような適切な中間ステージに接合されても良い。第2回路70は、それ故、典型的には、対応する第6ステージの圧力P6および温度T6を備えてそれらのブレードに追随するガイド翼形部において、第6ステージの加圧空気を抽出すべく、任意の従来的な構成を有しても良い。第6ステージの圧力P6は、最終ステージの圧力P7よりも低く、同様にして、T6もまたT7より低い。
それに対応して、第4ブリード回路74は、第3ステージの圧縮器ブレード3の列に追随する第3ステージのような圧縮器18のもう1つの中間ステージに接合されて、同じHPブレード44の前方冷却チャネル60に向かって経路指定される第3冷却材34cの第3圧力よりも低い対応する第4圧力における第4冷却材34dをそこから取り出す。図2に示した例示的な実施例では、第4ブリード回路74は、ここでもまた、対応する第3ステージの圧力P3および温度T3において第3圧縮器ブレード3の列の直後に追随するガイド翼形部の回りにおける与圧空気を抽出すべく、従来的な構成を有しても良い。
図2に示した例示的な構成では、4つのブリード回路68,70,72,74が、それに対応してその圧力を増大させて与圧空気を圧縮器から抽出すべく、順番に配置されても良い。例えば、第4回路74は、ブレード後縁孔66における第4冷却材34d内の逆流マージンと、翼形部後縁孔58における第2冷却材34b内の対応する逆流マージンとを提供すべく、第2回路70よりも早期の圧縮器のステージに対して接合されても良い。
第4回路74は、結果として、第2回路70がそこから開始される圧縮器の第6の中間ステージに先行するその第3の中間ステージにおいて圧縮器に接合しても良い。
同様にして、第3ブリード回路72は、ブレード前縁孔64における第3冷却材34c内の逆流マージンを提供すべく、第1回路68よりも早期の圧縮器18内のステージに接合されても良い。例えば、第3回路72は、第1回路68がそこから開始される圧縮器の最終ステージ7にそれに対応して先行するようにした第5ステージの圧縮器ブレード5の列に追随する第5の圧縮器ステージにおいて開始されても良い。
このようにして、第1回路68は、最大圧力のCDP冷却材34aを受入れて、その効果的な内部冷却を提供すべく、HPノズル翼形部42の列全体における前方チャネル52および前縁孔56に対して供給し、消費した冷却空気は、適切な逆流マージンを備えて前縁孔を介して吐出され、空気の外側熱保護フィルムを提供する。
第2ブリード回路70は、より低い圧力の第6ステージの冷却材34bをそれに対応するCDP空気よりも低い圧力においてHP翼形部42の列全体における後方チャネル54および後縁孔58に対して供給するが、それでもなお、翼形部の後方部分を覆って流れる削減した圧力の燃焼ガスを備えて十分な逆流マージンを提供する。
HP翼形部42は、結果として、2つの異なった圧力(P7,P6)の空気冷却材によって、それに対応して異なった冷却温度(T7,T6)において冷却される。
第3ブリード回路72は、更に低い圧力の第5ステージの冷却材34cをHPブレード44の列全体における前方チャネル60および前縁孔64の様々な列に供給して、その冷却を強化するが、それでもなお、出口孔における適切な逆流マージンを提供する。
また、第4ブリード回路74は、更になお低い圧力の第3ステージの冷却材34dをHPブレード44の列全体における後方チャネル62および後縁孔66に経路指定して、ここでもまたその冷却を強化するが、それでもなお、これらの出口孔における十分な逆流マージンを維持する。
HPブレード44は、結果として、2つの異なった圧力(P5,P3)の空気冷却材によって、第5ステージの気圧P5よりも小さい第3ステージの気圧P3において、且つ2つの冷却材が異なった冷却温度(T5,T3)を有するようにして冷却される。
ブリード空気の圧力は、圧縮器18の最終ステージに先行する早期ステージにおいて低下するだけでなく、それに対応するブリード空気の温度もまた低下する。HPブレード44とHP翼形部42の後方冷却チャネル54とに供給されるより低い温度の空気は、より高温のCDP空気よりも大きな冷却能力を有して、冷却効率を増大させる。
そして、それに対応して、3つのブリード回路70,72,74におけるCDP前のブリード空気の使用は、より安価な与圧空気を使用するものであり、それに対応してHPT22およびガスタービンエンジンそれ自体の効率を増大させる。
図2に示した圧縮器18の7つのステージの各々において、空気34の静圧は、実質的に増大する。圧縮器の適切な中間ステージを選択することにより、ブリード空気の静圧は、動作中にHPの翼形部42およびブレード44を覆って流れる燃焼ガスにおける静圧に対して適切に適合し得ることになり、HPステータ翼形部42における出口孔とHPブレード44の後縁出口孔66の全てにおける適切な逆流マージンを保証する。
しかし、HPブレード44は、ノズル翼形部42が静止的であるのに、動作中、回転するので、第3回路72は、図2に示したHPブレード44の前縁孔64における燃焼ガス38の合計の相対的圧力(PTR)より大きいようにした圧縮器から抽気される第3冷却材34cにおける静圧を提供すべく適切に構成される。圧縮器の第5ステージは、ブレード前縁孔64における燃焼ガスの合計の相対的圧力より大きい十分な静圧を有するものであり、それ故、ブレード前方チャネル60の回りにおける効果的な逆流マージンを提供するために使用され得ることになる。
図2において概略的に示した4つのブリード回路68−74は、それに対応するHPの翼形部およびブレードの前方および後方の冷却チャネルに対して4つの異なった冷却材34a−dを吐出すべく適切に修正されていながら、圧縮器18の様々なステージから加圧空気を抽出するための任意の従来的な構成を有していても良い。
例えば、第1回路68は、図2−4に示すように、適切に燃焼室20をバイパスして翼形部前方チャネル52に到達する。
第2および第4の回路70,74は、燃焼室20外部の圧縮器18から半径方向外側に延在しても良く、それに対応する翼形部42およびブレード44の後方チャネル54,62に到達する。
また、第3回路72は、燃焼室20内部に延在しても良く、ブレード前方チャネル60に到達する。
このようにして、非CDP空気は、エンジン効率を向上させるべく、HPの翼形部およびブレードを適切に冷却するために使用され得ることになる。CDP前の空気は、それが完全な圧縮サイクルを経験せず、それに対応して、CDP前の空気の温度もまたCDP空気の温度より数百度も実質的に低いので、CDP空気よりも安価である。
LPノズル翼形部48は、第1ステージのHPブレード44に対して直接に結合するので、それらは、第4冷却材34dがそれを介して経路指定され得る効率的な構造を提供する。
それに従って、第4回路74は、ステータ翼形部48それ自体の効果的な冷却をも提供しつつ、HPブレード44の後方チャネル62に到達すべく、LPノズル内における1つまたはそれ以上の翼形部48を介して都合良く半径方向内側に経路指定されても良い。
図3において最も良く示されるように、HPブレード44は、任意の従来的な構成を有しても良いが、その冷却のためにCDP前の空気の2つの供給源を受入れるべく修正される。各々のブレードのエアフォイル部分は、シャンクから支持されるブレードの半径方向内側プラットフォームと軸方向入口ダブテールとによって形成される燃焼流れ通路内において半径方向に延在する。各々のブレードダブテールは、支持ロータディスク46の周辺リムにおいて見出される対応する軸方向ダブテールスロット76の中に適切に取付けられる。
ブレード44の列全体は、対向する前方および後方の環状ブレードリテーナ78,80によって軸方向において捕捉される。第3回路72は、それ故、第3冷却材34cを供給すべく前方ブレードリテーナ78においてブレード44の列に接合しても良いが、第4回路74は、異なった圧力および温度の下において第4冷却材34dを供給すべく後方ブレードリテーナ80においてブレード44の列に都合良く接合しても良い。
図4に示した個々のブレード44は、典型的には、鋳造によって形成されるものであり、ダブテールのベースから半径方向の外側先端までその半径方向の全スパンにわたって延在する内部冷却チャネルを包含する。前方冷却チャネル60だけでなく中央チャネルもまた、第3回路72から第3冷却材34cを受入れるべく、ダブテールスロット76に対して直接に流れ連通して配設されるダブテールのベースにおいて対応する入口を有する。
それに対応して、後方冷却チャネル62もまた、後方ブレードリテーナ80におけるダブテールのベースまで延在するが、その中における鋳造された入口は、それに対して適切にロウ付けされる薄手のプレートによって適切に密閉して閉鎖され、ダブテールスロットに対する流れ連通を防止する。その代わりに、入口孔82は、第4回路74から第4冷却材34dを受入れるべくその中における後方冷却チャネル62に対して流れ連通して、ブレードシャンクの後方表面において鋳造され或いは穿孔されても良い。
このようにして、ブレードの後方冷却チャネル62は、後方ブレードリテーナ80におけるそのシャンクを介する適切な入口を有し、当該入口は、LPノズル翼形部48およびその内側バンドを貫通して延在する第4回路74に対して流れ連通して都合良く配設されても良い。
LPノズルは、好ましくは、翼形部48の下において内側バンドの内部に取付けられる図3に示したような環状後方マニホルド84を包含し、後方の流れインデューサが、対応するシャンク入口と後方ブレードリテーナを介する対応する開口とを介してブレード後方チャネル62に対して流れ連通するその前方端部に配設される。流れインデューサは、任意の従来的な構成を有し得るものであり、典型的には、翼形部の列を包含していて、静止的な後方マニホルド84から回転する後方ブレードリテーナおよびディスクへと第4冷却材34dを接線方向に加速させる。これは、その圧力における実質的な損失なしで与圧第4冷却材34dを回転ブレードに経路指定する効率的なメカニズムを提供する。
図2−4は、第3回路72が圧縮器18とHPディスク46の間において軸方向に延在する第1ドライブシャフト30の内部に都合良く配設され得ることを示している。以上で示したように、個々のタービンブレード44は、タービンディスク46の周囲を横断して軸方向に延在する対応するダブテールスロット76の中に取付けられるようにした従来的なダブテールを備えている。第3回路72は、好ましくは、タービンディスクそれ自体の冷却を向上させるべく第3冷却材34cをディスクの前方表面を覆って且つダブテールスロット76の中に半径方向外側に経路指定するように構成される。
図2および図3に示した燃焼室20は、環状の内部燃焼室ケース86の回りにおいて従来的な様式で半径方向に支持され、当該燃焼室ケースは、燃焼室それ自体の半径方向の内側および外側のライナーを冷却するために使用される圧縮器からのCDP空気のための内側境界線をその回りにおいて周方向に提供する。第3回路72は、結果として、好ましくは、第1ブリード回路68を形成する際に使用され得る燃焼室の内側ケースを取り囲むCDP空気チャネルから独立している。
図3に示した前方ブレードリテーナ78は、ディスク前方表面に沿って半径方向に延在する環状プレートであり、そこから軸方向前方に離間されて、ディスク周囲の回りにおけるダブテールスロット76に対して流れ連通して配設される前方配給通路すなわちマニホルド88を形成する。第3回路72は、マニホルド88の内側端部に対して流れ連通して後方に連続する。
このようにして、第3冷却材34cは、ディスク46がブリード空気をダブテールスロット76の列全体に送るべく動作中に回転するとき、遠心力の下において前方マニホルド88を介して半径方向外側に経路指定される。リテーナプレート78は、必要に応じて空気圧を更に増大させるべくマニホルド88内部におけるインペラ翼形部(図示せず)を包含していても良い。
図3に示したタービンディスク46は、軸方向ダブテールスロット76がその中において形成される典型的な幅広の周辺リムを有していて、薄手の環状ウェブが、そこから半径方向内側に延在し、それを貫通して中心内径部を有する幅広の中心ディスクハブにおいて終端する。第1ドライブシャフト30は、ボルトの列によってディスクウェブに対して後方フランジにおいて固定的に接合される。
前方外側のシール材すなわち第2ハブ90は、前方ブレードリテーナ78のベース端部において一体的に接合され、同じボルトを使用してボルト締めフランジの中に固定的に取付けられる。適当な開口が、リテーナプレート78および第2ハブ90の接合部において設けられ、第3回路72の前方部分とマニホルド88の間における流れ連通を提供する。
第3回路72は、ドライブシャフト30によって外側を形成され、好ましくは、第2ハブ90の内径部から軸方向前方に圧縮器の中間ステージに向かって上流に延在する管状バッフルによって内側を形成される。
例えば、図2に示したHP圧縮器18の7つのステージの各々は、圧縮器ブレード1−7の対応する列を支持する対応する圧縮器ロータディスクを包含し、従来的な構成においてディスクの周辺部における対応するダブテールおよびダブテールスロットを備えている。管状バッフルは、好ましくは、第5ステージの圧縮器ディスクのハブの中心内径部に向かって、それに対して密閉接触して前方に延在する。
第3回路72は、好ましくは、複数の周方向に離間した入口管をも包含し、当該入口管は、対応する圧縮器ディスクに沿って第5ステージの圧縮器ブレード5のベースから半径方向内側に延在して、出口マニホルド88に向かって流れるべく第3冷却材34cをバッフルの回りにおいて半径方向内側且つ軸方向に経路指定する。当該入口管は、従来的な構成を有していても良く、好ましくはそれらの間におけるガイド翼形部の対応する列の区域内において、圧縮器ブレードの隣接した列の間における圧縮器ロータ内の対応する開口を介してステージ間の加圧空気を抽気する。
以上で示したように、第1回路68は、燃焼室20の内部に配設される環状の内側ケース86によってその半径方向内側端部に沿って形成され得ることになる。また、環状の外側ケース92は、図2において初めに示したように、燃焼室20を取り囲み、HPノズルの回りにおいて後方に連続し、第1回路68の外側境界線を形成する。このようにして、内側および外側の燃焼室ケース86,92は、燃焼室20の回りにおける対応する環状のプレナムを提供して、第1回路68の対応する部分を提供し、CDPの第1冷却材34aを翼形部前方チャネル52の中へと経路指定する。
図4に示すように、HPノズルの外側および内側のバンドは、第1冷却材34aを対向端部から翼形部前方チャネル52の中へと内向きおよび外向きの両方において半径方向に経路指定すべく、その中における対応する入口開口を有していても良い。
図4において最も良く示されるように、複数の管すなわちスプーリー94は、外側バンドに対するそれらの接合部においてノズル翼形部42の対応するものの中に向かって外側ケース92を介して半径方向に延在し、対応する翼形部後方チャネル54に向かう第2ブリード回路70の出口端部を形成する。スプーリー94は、第2回路70を第1回路68から切り離して、HP翼形部の前方および後方の冷却チャネル52,54に対して独立した流れ通路を提供する。
従って、HPノズルの外側および内側のバンドとHP翼形部の各々の前方部分は、第1回路68から吐出されるCDPの第1冷却材34aによって冷却され、その間に、HP翼形部の各々の後方部分は、第2回路70によって提供されるより低い温度のステージ間の第2冷却材34bによって冷却される。
図4は、異なったステージ、圧力および温度において圧縮器から抽気される加圧空気を使用してHPの翼形部42およびブレード44を冷却する改良した方法を概略している。CDPの第1冷却材34aは、圧縮器18の最終ステージから翼形部前方チャネル52に向かって抽気され、前縁冷却孔56から吐出される。
第2冷却材34bは、翼形部後方冷却チャネル54を冷却すべく圧縮器の第6の中間ステージから抽気され、後縁冷却孔58から吐出される。
第3冷却材34cは、ブレード前方冷却チャネル60を冷却するために圧縮器の第5の中間ステージから抽気され、その中における前縁冷却孔64から吐出される。
また、第4冷却材34dは、ブレード後方チャネル62を冷却すべく圧縮器の第3の中間ステージから抽気され、その後縁冷却孔66から吐出される。
単一ステージのHPT22は、翼形部42およびブレード44を順番に横断して流れる燃焼ガス38における実質的な圧力降下を発生させるので、第2冷却材34bは、最大圧力である第1冷却材34aより実質的に低い圧力で圧縮器から抽気されても良く、第4冷却材34dは、第3冷却材34cより実質的に低い圧力で圧縮器から抽気されても良い。
4つの冷却材は、結果として、異なったステージにおいて同じ圧縮器18から抽気され得ることになり、第4冷却材34dは、第2冷却材34bよりも早期のステージにおいて抽気され、HPの翼形部42およびブレード44の両者の異なった後縁孔58,66において対応する逆流マージンを提供する。
図4に示した好適な実施例では、4つの冷却材34a−dは、4つの対応して異なった圧力および温度における独立的且つ離散的な流れ通路68,70,72,74内において同じ圧縮器18から抽気される。7ステージのHP圧縮器18は、適切な逆流マージンを備えてHPの翼形部およびブレードを冷却するために必要とされるものに対してその中における利用可能な圧力を対応して適合させることを許容する。圧縮器におけるより多くのステージは、そこから異なった冷却材が獲得され得るより大きな選択を許容する。
タービンおよびエンジンの効率を改善する際の基本的な目的は、さもなければ従来通りに高圧CDP空気を使用して冷却される高圧タービンにおいて実行可能である場合に、最大圧力のCDP空気をより低い圧力のステージ間の空気に置き換えることである。HPの翼形部およびブレードは、先ず初めに燃焼室20の出口から吐出される燃焼ガス38の敵対的な環境に曝されるものであり、翼形部およびブレードの内部冷却材は、翼形部およびブレードの外側表面の回りにおける適切な逆流マージンを達成すべく適切な圧力で供給されなければならない。
それに対応して、翼形部およびブレードを冷却するために使用される任意のCDP前の空気は、CDP空気より本質的且つ実質的に低温であり、その結果として、利用される翼形部およびブレードの冷却を向上させるべく使用され得ることになる。
タービンブレード44の前縁および後縁における逆流マージン要求事項が異なった圧力に基づいているので、ブリード空気の異なった供給源が、圧縮器の異なったステージから、それらの相違に最も良く適合させるべく選択され得ることになる。圧縮器の中間ステージの選択は、HP圧縮器18における圧縮サイクルと、HPT22における対応する膨張サイクルとに従属する。
HPT22が単一ステージのタービンであるので、燃焼ガス38における実質的な圧力降下は、そのノズルおよびブレードを横断して発生する。CDP空気よりも低い圧力におけるステージ間のブリード空気は、それでもなおタービンブレード44の前縁および後縁の両者における燃焼ガスのそれより大きな圧力を備えて適切な逆流マージンを維持しつつ、圧縮器から抽出されて、HPTに向かって差圧の下で適切に推進され得る。
以上で示したように、空気34の圧力および温度は、圧縮器ブレード1−7の対応する列によって提示されるように、HP圧縮器18の7つのステージの各々において段階的に上昇する。圧縮器内における空気の圧力の総体的または総合的な増大は、非常に大きいかもしれず、例えば、10−30気圧にまで達するかもしれない。それに対応して、圧縮器18を横断する加圧空気34の温度の上昇は、数百度であるかもしれない。
以上で開示した3つの回路70,72,74において非CDP空気を利用することにより、CDP空気の分流における大きな削減が、それに対応してエンジン効率を大きく増大させて達成され得ることになる。CDP空気は、その高圧を達成するためにそれに関して実行される最大限の仕事量に起因してエンジンにおける最も高価な空気であるので、燃焼プロセスそれ自体からのその何らかの分流は、それに対応してエンジン効率を低下させる。そして、CDP空気の分流を第1回路68に対して限定することにより、エンジンの全体的な効率が増大され得ることになる。
図3に示した例示的な実施例では、CDP空気は、第1ステージのタービンブレードまたはロータディスクを冷却するためには使用されず、その結果として、従来的な流れインデューサがこの設計では排除され得ることになり、それに対応して、その複雑性を排除する。その代わりに、単純な環状のシール材フレーム96が、内側ケース86から半径方向内側に延在するのであり、その中央内径部において環状密閉パッドを包含して、取付けボルトの列の上における第2ハブ90から半径方向外側に延在するラビリンスシール材の歯に対して密閉的に接合する。
第1ステージタービンのディスク、ブレードおよび翼形部の後方部分を冷却するための非CDP空気の使用は、その冷却の強化と、エンジンの構成および全体的な効率を改善する際におけるその複合的な効果とに関して重要である。高価なCDP空気がタービンロータ冷却のために使用されないので、エンジンの全体的な効率が増大する。
より低温の空気が、タービンロータ、ブレードおよび翼形部を冷却するために使用されるのであり、結果として、それは、より少ない冷却空気のみを必要として、より長い部品寿命をも許容する。より低温で作動するタービンロータは、結果として、より低いその作動温度に照らして、より安価な超合金から形成され得ることになる。
CDP空気のためのインデューサシステムは、前述のように排除されるのであり、そのことは、エンジン設計を単純化して、より少ないその重量を許容する。
そして、タービンロータを冷却するためのCDP空気の排除は、圧縮器18および燃焼室20に関連するHPTそれ自体の再設計をも許容して、その総体的な効率を更に増大させる。
本文では、本発明の好適且つ例示的な実施例であると思われる内容を説明してきたが、当業者にとっては、本発明のその他の修正もまた本文における教示内容から明らかになるはずであり、それ故、そのような全ての修正は、本発明の正当な精神および範囲の中に納まるものとして添付の特許請求の範囲において保証されることが望ましい。
本発明は、好適且つ例示的な実施例に従って、その更なる目的および利点と共に、添付の図面に関連して考慮される後続の詳細な説明において、更に詳細に説明される。
ターボファンガスタービンエンジンを一部断面で示す軸方向の概略図である。 図1に示したコアエンジンの一部を介して拡大して示す軸方向断面図である。 図2に示した高圧タービンを拡大して示す軸方向断面図である。 図3に示した高圧タービンを更に拡大して示す軸方向断面図である。 図4に示して線5−5に沿って捕捉されたノズル翼形部のうちの1つを介する半径方向断面図である。 図4に示して線6−6に沿って捕捉されたタービンブレードのうちの1つを介する半径方向断面図である。
符号の説明
1〜7 圧縮器ブレード
10 ガスタービンエンジン
12 センターライン軸
14 ファン
16 ブースター圧縮器
18 HP圧縮器
20 燃焼室
22 高圧タービン(HPT)
24 低圧タービン(LPT)
26 ナセル
28 バイパスダクト
30 第1ドライブシャフト
32 第2ドライブシャフト
34 空気
36 燃料
38 燃焼ガス
40 ガイド翼形部
42 HPノズル翼形部
44 HPタービンブレード
46 ロータディスク
48 LPノズル翼形部
50 LPロータブレード
52 翼形部前方冷却チャネル
54 翼形部後方冷却チャネル
56 前縁冷却孔
58 後縁冷却孔
60 ブレード前方冷却チャネル
62 ブレード後方冷却チャネル
64 前縁冷却孔
66 後縁冷却孔
68 第1ブリード回路
70 第2ブリード回路
72 第3ブリード回路
74 第4ブリード回路
76 ダブテールスロット
78 前方ブレードリテーナ
80 後方ブレードリテーナ
82 入口孔
84 後方マニホルド
86 内側ケース
88 前方マニホルド
90 第2ハブ
92 外側ケース
94 スプーリー
96 シール材フレーム

Claims (9)

  1. ガスタービンエンジン(10)であって:
    連続的に流れ連通して配設されるファン(14)、圧縮器(18)、燃焼室(20)、高圧(HP)タービン(22)および低圧(LP)タービン(24)を含み;
    前記圧縮器(18)は、対応するステージにおいて順番に空気(34)を加圧する圧縮器ブレード(1〜7)の列を包含し;
    前記HPタービン(22)は、前方および後方の内部冷却チャネル(52,54)を有する中空ノズル翼形部(42)の列を包含し、それには、前方および後方の内部冷却チャネル(60,62)を有する中空ロータブレード(44)の列が追随し;
    第1、第2、第3および第4のブリード回路(68〜74)は、前記圧縮器(18)の様々なステージに対して流れ連通して接合され、様々な圧力において加圧空気をそこから抽気し、前記翼形部の前方および後方の内部冷却チャネル(52,54)および前記ブレードの前方および後方の内部冷却チャネル(60,62)のそれぞれに対して第1、第2、第3および第4冷却材(34a−d)を供給し;
    前記第1回路(68)は、前記燃焼室(20)をバイパスして、前記翼形部前方チャネル(52)に到達し;
    前記第2および第4の回路(70,74)は、前記燃焼室(20)の外側の前記圧縮器(18)から半径方向外側に延在して、前記翼形部(42)およびブレード(44)の前記後方チャネル(54,62)に到達し;
    前記第3回路(72)は、前記燃焼室(20)の内側に延在して、前記ブレード前方チャネル(60)に到達する
    ことを特徴とする、ガスタービンエンジン(10)。
  2. 前記第2ブリード回路(70)は、前記圧縮器(18)に接合され、前記第2冷却材(34b)を前記第1冷却材(34a)の第1圧力より低い第2圧力で前記翼形部(42)に供給し;
    前記第4回路(74)は、前記圧縮器(18)に接合され、前記第4冷却材(34d)を前記第3冷却材(34c)の第3圧力より低い第4圧力で前記ブレード(44)に供給する、
    請求項1記載のエンジン。
  3. 前記翼形部(42)およびブレード(44)は、対応する冷却孔(56,58,64,66)をそこに備えた対向する前縁および後縁を包含し、順番に燃焼ガス(38)の圧力を降下させるべく構成され;
    前記第4回路(74)は、前記第2回路(70)に先行するステージにおいて前記圧縮器(18)に接合され、前記翼形部(42)およびブレード(44)の前記後縁孔(58,60)における逆流マージンを提供する、
    請求項2記載のエンジン。
  4. 前記第3回路(72)は、前記第1回路(68)に先行するステージ(5)において前記圧縮器(18)に接合され、前記ブレード前縁孔(64)における逆流マージンを提供する、
    請求項3記載のエンジン。
  5. 前記第3回路(72)は、前記ブレード前縁孔(64)における前記燃焼ガス(38)の合計の相対的圧力よりも大きい前記第3冷却材(34c)の静圧を生じるように構成される、
    請求項4記載のエンジン。
  6. 前記LPタービン(24)は、前記HPブレード(44)の直後に追随する第1ステージLPノズル翼形部(48)の列を包含し;
    前記第4回路(74)は、前記LP翼形部(48)を介して半径方向内側に経路指定され、前記ブレード後方チャネル(62)に到達する、
    請求項記載のエンジン。
  7. 前記ブレード(44)は、前方および後方のブレードリテーナ(78,80)によって、前記ディスク(46)の周囲における対応するダブテールスロット(76)の中において捕捉され;
    前記第3回路(72)は、前記前方ブレードリテーナ(78)においてブレード(44)の前記列に接合し;
    前記第4回路(74)は、前記後方ブレードリテーナ(80)においてブレード(44)の前記列に接合する、
    請求項記載のエンジン。
  8. 前記ブレード(44)は、前記燃焼室(20)の内側に延在するドライブシャフト(30)によって前記圧縮器ブレード(1〜7)に接合され;
    前記前方ブレードリテーナ(78)は、前記ディスク(46)の前方表面に沿って内向きに延在して、前記ディスクの周囲の回りにおいて前記ダブテールスロット(76)に対して流れ連通して配設される環状のマニホルド(88)を形成し;
    前記第3回路(72)は、前記マニホルド(88)に対して流れ連通して接合される、
    請求項記載のエンジン。
  9. 更に:
    前記燃焼室(20)およびHPノズルを取り囲んで、前記圧縮器(18)から前記翼形部前方チャネル(52)までの前記第1回路(68)を形成する外側ケース(92)と;
    前記外側ケース(92)を介して前記HPノズルまで半径方向に延在して、前記翼形部後方チャネル(54)に対する前記第2回路(70)の出口端部を形成する複数のスプーリー(94)と;
    前記ダブテールスロット(76)まで延在して、前記第3回路(72)からの前記第3冷却材(34c)を受入れる前記ブレード前方チャネル(60)と;
    前記ブレード(44)のシャンクを介して前記後方ブレードリテーナ(80)まで後方に延在し、前記第4回路(74)からの前記第4冷却材(34d)を受入れる前記ブレード後方チャネル(62)と
    を含む、
    請求項記載のエンジン。
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