JP2018514685A - タービン翼の二圧力冷却 - Google Patents

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Abstract

ガスタービンエンジン(10)の翼冷却システム(54)が開示されている。翼冷却システム(54)は、少なくとも第1の冷却流体供給システム(56)と、第2の冷却流体供給システム(58)とから形成されていてもよい。第1の冷却流体供給システム(56)は、冷却流体を第1の圧力で翼の第1の列(68)の1つまたは複数の翼へ供給するように構成されていてもよく、第2の冷却流体供給システム(58)は、冷却流体を第2の圧力で翼の第1の列(68)の1つまたは複数の翼へ供給するように構成されていてもよい。加えて、第2の圧力は第1の圧力よりも低くてもよい。これにより、1つまたは複数の翼のそれぞれを、2つの異なる圧力の冷却流体によって冷却することができる。特定の実施の形態では、これは、このような冷却を提供するためにタービンエンジン(10)にかかるコストを削減しつつ、翼を冷却することが可能になる。

Description

連邦政府による資金提供を受けた研究開発の記載
本発明の開発は、米国エネルギー省の最新水素タービン開発プログラム、契約番号DE−FC26−05NT42644によって一部補助されている。したがって、アメリカ合衆国政府は本発明における何らかの権利を有することがある。
発明の分野
本発明は、一般にガスタービンエンジンに関し、より詳細にはタービン翼用の冷却システムに関する。
タービンエンジンは、一般的に、タービンエンジンのタービンセクション内に配置された(タービンブレードおよび/またはタービンベーンなどの)翼を有する。この配置は、翼に熱関連の損傷および故障を引き起こす可能性のある温度に翼をさらす場合がある。したがって、翼は、通常、冷却流体を翼の内部に供給する冷却システムによって冷却される。しかしながら、この典型的な翼冷却システムは、不十分である場合があり、および/または改良の余地がある場合がある。
ガスタービンエンジンの翼冷却システムが開示されている。翼冷却システムは、少なくとも、圧縮機の第1の部分と流体連通する第1の冷却流体供給システムと、圧縮機の第2の部分と流体連通する第2の冷却流体供給システムとから形成されていてもよい。第1の冷却流体供給システムは、冷却流体を第1の圧力で圧縮機の第1の部分からガスタービンエンジンのロータアセンブリの周囲に周方向に配置された翼の第1の列の1つまたは複数の翼に供給するように構成されていてもよく、第2の冷却流体供給システムは、冷却流体を第2の圧力で圧縮機の第2の部分から翼の第1の列の1つまたは複数の翼に供給するように構成されていてもよい。加えて、第2の圧力は第1の圧力よりも低くてもよい。これにより、1つまたは複数の翼のそれぞれを、2つの異なる圧力の冷却流体によって冷却することができる。特定の実施の形態では、これは、このような冷却を提供するためのタービンエンジンにかかるコストを削減しつつ、翼が冷却されることを可能にする。例えば、第2の圧力の冷却流体は、タービンエンジンの圧縮機において受ける圧縮がより少ないので、第2の圧力の冷却流体は、タービンエンジンにとってより費用のかからないものであり得る。加えて、これは、各翼への高温ガスの進入を依然として防止しつつ、翼がより効率的に冷却されることを可能にする。例えば、翼は、正圧面冷却システム、負圧面冷却システムおよび正圧面冷却システムと負圧面冷却システムとの間に配置された1つまたは複数の翼弦方向リブ(またはその他の障壁)を有していてもよい。特定の実施の形態では、(第2の圧力よりも高くてもよい)第1の圧力の冷却流体が、翼の正圧面冷却システムに供給されてもよく、これにより、翼の正圧面の外側のより高い圧力の流体が翼内に吸い込まれることを防止する。加えて、特定の実施の形態では、(第1の圧力よりも低くてもよい)第2の圧力の冷却流体が、翼の負圧面冷却システムに供給されてもよい。
少なくとも1つの実施の形態では、タービンエンジンは、ロータアセンブリの周囲に周方向に配置された翼の第1の列を有する、ロータアセンブリを備えていてもよい。タービンエンジンは、ロータアセンブリの上流に配置された圧縮機および圧縮機の第1の部分と流体連通する冷却流体供給システムも備えている。第1の冷却流体供給システムは、冷却流体を第1の圧力で圧縮機の第1の部分から翼の第1の列の第1の翼へ供給するように構成されている。タービンエンジンは、圧縮機の第2の部分と流体連通する第2の冷却流体供給システムをさらに備えている。第2の冷却流体供給システムは、冷却流体を第2の圧力で圧縮機の第2の部分から翼の第1の列の第1の翼へ供給するように構成されている。加えて、第2の圧力は第1の圧力よりも低い。
第1の冷却流体供給システムは、冷却流体を第1の圧力で圧縮機の第1の部分から翼の第1の列の各翼に供給するようにさらに構成されていてもよく、第2の冷却流体供給システムは、冷却流体を第2の圧力で圧縮機の第2の部分から翼の第1の列の各翼に供給するようにさらに構成されていてもよい。翼の第1の列は、ロータアセンブリから半径方向外方へ延びるタービンブレードの第1の周方向に整列した列を有していてもよい。さらに、翼の第1の列は、ロータアセンブリの少なくとも一部の周囲に周方向に配置されたベーンキャリヤに取り付けられたタービンベーンの第1の列を有していてもよい。タービンベーンの第1の列のタービンベーンはそれぞれ、半径方向内方へ延びていてもよい。
タービンエンジンは、ロータアセンブリの周囲に周方向に配置された翼の第2の列と、圧縮機の第3の部分と流体連通する第3の冷却流体供給システムとをさらに備えていてもよい。第3の冷却流体供給システムは、冷却流体を第3の圧力で圧縮機の第3の部分から翼の第2の列の第1の翼へ供給するように構成されていてもよい。第3の圧力は第2の圧力よりも低くてもよい。第2の冷却流体供給システムは、冷却流体を第2の圧力で圧縮機の第2の部分から翼の第2の列の第1の翼へ供給するようにさらに構成されていてもよい。翼の第1の列は、ロータアセンブリから半径方向外方へ延びるタービンブレードの第1の周方向に整列した列を有していてもよく、翼の第2の列は、ロータアセンブリから半径方向外方へ延びるタービンブレードの第2の周方向に整列した列を有していてもよい。翼の第1の列は、ロータアセンブリの少なくとも一部の周囲に周方向に配置されたベーンキャリヤに取り付けられたタービンベーンの第1の列を有していてもよく、翼の第2の列は、ロータアセンブリから半径方向外方へ延びるタービンブレードの第1の周方向に整列した列を有していてもよい。タービンベーンの第1の列のタービンベーンはそれぞれ、半径方向内方へ延びていてもよい。
タービンエンジンは、ロータアセンブリの周囲に周方向に配置された翼の第3の列をさらに備えていてもよい。第3の冷却流体供給システムは、冷却流体を第3の圧力で圧縮機の第3の部分から翼の第3の列の第1の翼へ供給するようにさらに構成されていてもよい。タービンエンジンは、ロータアセンブリの周囲に周方向に配置された翼の第3の列と、圧縮機の第4の部分と流体連通する第4の冷却流体供給システムとをさらに備えていてもよい。第4の冷却流体供給システムは、冷却流体を第4の圧力で圧縮機の第4の部分から翼の第3の列の第1の翼へ供給するように構成されていてもよい。第4の圧力は第3の圧力よりも低くてもよい。さらに、第3の冷却流体供給システムは、冷却流体を第3の圧力で圧縮機の第3の部分から翼の第3の列の第1の翼へ供給するようにさらに構成されていてもよい。
翼の第1の列の第1の翼は、正圧面冷却システム、負圧面冷却システムおよび正圧面冷却システムと負圧面冷却システムとの間に配置された1つまたは複数の翼弦方向リブを有していてもよい。第1の冷却流体供給システムは、冷却流体を第1の圧力で圧縮機の第1の部分から翼の第1の列の第1の翼の正圧面冷却システムへ供給するようにさらに構成されていてもよい。加えて、第2の冷却流体供給システムは、冷却流体を第2の圧力で圧縮機の第2の部分から翼の第1の列の第1の翼の負圧面冷却システムへ供給するようにさらに構成されていてもよい。
翼の第1の列の第1の翼は、正圧面冷却システム、負圧面冷却システムおよび正圧面冷却システムと負圧面冷却システムとの間に配置された1つまたは複数の翼弦方向リブを有していてもよく、翼の第2の列の第1の翼は、正圧面冷却システム、負圧面冷却システムおよび正圧面冷却システムと負圧面冷却システムとの間に配置された1つまたは複数の翼弦方向リブを有していてもよい。第1の冷却流体供給システムは、冷却流体を第1の圧力で圧縮機の第1の部分から翼の第1の列の第1の翼の正圧面冷却システムへ供給するようにさらに構成されていてもよい。第2の冷却流体供給システムは、冷却流体を第2の圧力で圧縮機の第2の部分から翼の第1の列の第1の翼の負圧面冷却システムへ供給するようにさらに構成されていてもよく、冷却流体を第2の圧力で圧縮機の第2の部分から翼の第2の列の第1の翼の正圧面冷却システムへ供給するようにさらに構成されていてもよい。また、第3の冷却流体供給システムは、冷却流体を第3の圧力で圧縮機の第3の部分から翼の第2の列の第1の翼の負圧面冷却システムへ供給するようにさらに構成されていてもよい。
明細書に組み込まれ明細書の一部を形成する添付の図面は、ここに開示される発明の実施の形態を例示し、詳細な説明と共に本発明の原理を開示する。
翼冷却システムの一例を備えるタービンエンジンの断面図である。 図1のタービンエンジンのタービン翼の斜視図である。 断面線3−3に沿った、図2に示されたタービン翼の断面図である。 細部4−4における、図1のタービンエンジンの回転ディスクおよびタービン翼の一部の断面図であり、図1のタービンエンジンの根元部および根元部下方チャネルの詳細断面図を含む。 図4の細部5−5における、タービンエンジンの根元部および根元部下方チャネルの詳細断面図である。 図4の断面線6−6に沿った、タービンエンジンの根元部下方チャネルおよび仕切り板の断面図である。 図4の断面線6−6に沿った、タービンエンジンの根元部下方チャネルおよび仕切り板の断面図である。 図4の断面線6−6に沿った、タービンエンジンの根元部下方チャネルおよび仕切り板の断面図である。
図1〜図8に示すように、ガスタービンエンジン10用の翼冷却システム54が開示されている。翼冷却システム54は、少なくとも、圧縮機12の第1の部分62と流体連通する第1の冷却流体供給システム56と、圧縮機12の第2の部分64と流体連通する第2の冷却流体供給システム58とから形成されていてもよい。第1の冷却流体供給システム56は、冷却流体を第1の圧力で圧縮機12の第1の部分62からガスタービンエンジン10のロータアセンブリ18の周囲に周方向に配置された翼の第1の列の1つまたは複数の翼に供給するように構成されていてもよく、第2の冷却流体供給システム58は、冷却流体を第2の圧力で圧縮機12の第2の部分64から翼の第1の列の1つまたは複数の翼に供給するように構成されていてもよい。加えて、第2の圧力は第1の圧力よりも低くてもよい。これにより、(1つまたは複数のタービンブレード46および/または固定のタービンベーン44のそれぞれなどの)1つまたは複数の翼のそれぞれを、2つの異なる圧力の冷却流体によって冷却することができる。特定の実施の形態では、これは、このような冷却を提供するためにタービンエンジンにかかるコストを削減しつつ、翼が冷却されることを可能にする。例えば、第2の圧力の冷却流体は、タービンエンジン10の圧縮機12において受ける圧縮がより少ないので、第2の圧力の冷却流体は、タービンエンジン10にとってより費用のかからないものであり得る。加えて、これは、各翼への高温ガスの吸込みを依然として防止しつつ、翼がより効率的に冷却されることを可能にする。例えば、翼は、正圧面冷却システム84、負圧面冷却システム86および正圧面冷却システム84と負圧面冷却システム86との間に配置された1つまたは複数の障壁88を有していてもよい。特定の実施の形態では、(第2の圧力よりも高くてもよい)第1の圧力の冷却流体が、翼の正圧面冷却システム84に供給されてもよく、これにより、翼の正圧面76の外側のより高圧の流体が翼内に吸い込まれることを防止する。加えて、特定の実施の形態では、(第1の圧力よりも低くてもよい)第2の圧力の冷却流体が、翼の負圧面冷却システム86に供給されてもよく、これにより、翼の負圧面78の外側のより低圧の流体が翼内に吸い込まれることを防止する。
図1〜図8にさらに示すように、ガスタービンエンジン10用の翼冷却システム54が開示されている。翼冷却システム54は、少なくとも、圧縮機12の第1の部分62と流体連通する第1の冷却流体供給システム56と、圧縮機12の第2の部分64と流体連通する第2の冷却流体供給システム58とから形成されていてもよい。第1の冷却流体供給システム56は、冷却流体を、翼の同じ列内の2つ以上の翼のそれぞれの第1の冷却システム84に供給する第1の供給チャネル98を有していてもよい。第2の冷却流体供給システム58は、同じ2つ以上の翼のそれぞれの第2の冷却システム86に冷却流体を供給する第1の供給チャネル100を有していてもよい。これにより、(2つ以上のタービンブレード46または2つ以上の固定タービンベーン44などの)2つ以上の翼が、2つの異なる供給チャネル98および100から冷却流体を受け取ることができる。特定の実施の形態では、これは、2つ以上の翼が、2つの異なる圧力の冷却流体によって(または圧縮機12の2つの異なる部分から受け取られた冷却流体によって)冷却されることを可能にする。加えて、(2つ以上のタービンブレード46などの)2つ以上の翼が、根元部下方チャネル102と、2つの供給チャネル98および100に間接的および/または直接的に接続された接続チャネル106および108をと介して、冷却流体を受け取ってもよい。特定の実施の形態では、これは、タービンエンジン10の回転ディスク48(またはその他の支持構造)に形成される供給チャネル98および100の数を減らすことができ、これにより、回転ディスク48の一体性を高めかつ/または回転ディスク48を製造するためのコストが削減される。
図1に示すように、タービンエンジン10は、圧縮機セクション12と、燃焼器セクション14と、タービンセクション16とを備えていてもよい。ロータアセンブリ18は、中央に配置されており、3つのセクションを通って延びている。圧縮機セクション12は、固定ベーン24および回転ブレード26などの、翼の交互の列を包囲した、円筒体20を備えていてもよい。固定ベーン24は、円筒体20に固定されていてもよく、他方、回転ブレード26は、ロータアセンブリ18とともに回転するようにロータアセンブリ18に取り付けられていてもよい。
燃焼器セクション14は、チャンバ30を形成するシェル28を備えていてもよい。複数の燃焼器、例えば16の燃焼器(そのうちの1つの燃焼器32のみが示されている)が、燃焼器セクションチャンバ30内に収容されており、環状パターンで円の周囲に沿って分配されている。オイルまたはガスなどの液体または気体の形態であってもよい燃料は、各燃焼器32に進入し、チャンバ30から燃焼器32へ導入される圧縮空気と組み合わされてもよい。組み合わされた燃料/空気混合物は燃焼器32内で燃焼し、結果として生じる高温の圧縮ガス流が、タービンセクション16へ送るために燃焼器32に取り付けられたトランジションダクト(図示せず)へ排出されてもよい。
タービンセクション16は、円筒状のハウジング40を備えていてもよい。円筒状のハウジング40は、ロータアセンブリ18の周囲に周方向に配置された(固定タービンベーン44および/または回転タービンブレード46などの)翼の列を包囲してもよい内側円筒体42を含む。タービンセクション16の入口近くのベーン44の第1の列とブレード46の第1の列とは、一般に、それぞれ第1段ベーンおよび第1段ブレードと呼ばれる。ブレード46の各列は、ロータアセンブリ18を形成するためにロータ50に設けられたディスク48に取り付けられた複数の翼によって形成されていてもよい。ブレード46は、ディスク48から半径方向外方へ延びていてもよく、ブレード先端部として知られる領域において終わっている。ベーン44の各列は、ベーンキャリヤ、タービンシュラウド支持体(フック)、リングセグメント支持体(フック)およびブレード外側空気シール支持体(フック)と呼ばれることがある、内側円筒体42などの、しかしながらこれに限定されない、タービンエンジン支持構造に1つまたは複数のベーン44を取り付けることによって形成されてもよい。ベーン44は、内側円筒体42の内側部分から半径方向へ延び、ロータ50の近くで終わっていてもよい。内側円筒体42は、円筒状のハウジング40に取り付けられていてもよく、これは、エンジン10のタービンセクション16を包囲してもよい。
本発明をさらによく理解するために、システム内の構成部材の相対的配置およびシステム内での移動の説明を補助すべく、このようなタービンエンジン10に座標系を適用することができる。ロータアセンブリ18の回転軸線は、圧縮機セクション12、燃焼器セクション14およびタービンセクション16を通って長手方向に延びており、長手方向を規定している。様々なセクションを通る一般的な作動流れパターンの斜視図で見て、タービン構成部材は、互いに長手方向上流または下流に配置されていると説明することができる。例えば、圧縮機セクション12は、燃焼器セクション14の長手方向上流にあり、タービンセクション16は、燃焼器セクション14の長手方向下流にある。中心ロータ軸線またはその他の長手方向軸線から離れる方向での様々な構成部材の位置は、半径方向で説明することができる。つまり、例えば、ブレード46は、ディスク48から半径方向に延びている。長手方向軸線および中心ロータ軸線からさらに離れた位置は、半径方向内方または内向きであるより近い位置と比較して半径方向外方または外向きとして説明することができる。
第3の座標方向、すなわち周方向は、特定の構成部材の位置を、ロータアセンブリ18の中心軸線などの長手方向軸線を中心とする仮想円に関して説明することができる。例えば、タービンエンジン内のタービンブレードの配列において長手方向下流を見ると、時計の針のように複数の半径方向へ半径方向外方に延びる各ブレードが見られる。各ブレードの、角度位置とも呼ばれる「時計」位置は、周方向におけるブレードの位置を表す。つまり、ロータディスク48から鉛直方向に延びるこの例におけるブレードは、周方向で「12時」位置に配置されていると説明することができるのに対し、ロータディスク48から右方へ延びるブレードは、(長手方向上流位置からブレードを見たとき)周方向で「3時」位置に配置されていると説明することができ、これらの2つのブレードは、周方向に離間していると説明することができる。つまり、半径方向は基準円のサイズを規定することができ、周方向は基準円における角度位置を表すことができる。
図1に示すように、タービンエンジン10は、翼冷却システム54をさらに備えていてもよい。翼冷却システム54は、タービンセクション16のブレード46、タービンセクション16のベーン44またはタービンセクション16のブレード46およびベーン44の両方に冷却流体を提供してもよい。翼冷却システム54は、冷却流体供給システム56,58および60を有していてもよい。各冷却流体供給システム56,58および60は、圧縮機セクション12の一部と流体連通していてもよい。さらに、冷却流体供給システム56,58および60のいずれも互いに流体連通していなくてもよい。
(第1の冷却流体供給システム56aおよび/または第1の冷却流体供給システム56bなどの)第1の冷却流体供給システム56は、例えば全てのベーン24および26の下流の部分62において圧縮機セクション12と流体連通していてもよい。すなわち、第1の冷却流体供給システム56は、圧縮機セクション12を完全に通過した冷却流体を受け取ってもよく、これにより、冷却流体は、圧縮機セクション12を完全に通過しなかった場合よりも高い圧力を有する。さらに、第1の冷却流体供給システム56によって受け取られる冷却流体は、圧縮機セクション12を完全に通過しているので、第1の冷却流体供給システム56において受け取られるこれらの冷却流体は、タービンエンジン10による生成に費用のかかるものである。
(第2の冷却流体供給システム58aおよび/または第2の冷却流体供給システム58bなどの)第2の冷却流体供給システム58は、例えば部分62の上流の部分64において圧縮機セクション12と流体連通していてもよい。部分64の一例は、第10段(例えば、圧縮機セクション12のブレード26の10番目の列)に配置された部分であってもよい。すなわち、このような例では、第2の冷却流体供給システム58は、10列のブレード26を通過したが、部分64の下流のその他のブレード26を通過していない冷却流体を受け取ってもよい。(第1の冷却流体供給システム56によって受け取られる冷却流体の場合に起こり得るように)全てのブレード26を通過しない結果、第2の冷却流体供給システム58によって受け取られる冷却流体は、第1の冷却流体供給システム56によって受け取られる冷却流体よりも低い圧力を有している。同様に、第2の冷却流体供給システム58によって受け取られる冷却流体は、第1の冷却流体供給システム56によって受け取られるものよりも、タービンエンジン10による生成がより費用のかからないものとなる。さらに、(第1の冷却流体供給システム56によって受け取られる冷却流体の場合に起こり得るように)全てのブレード26を通過しない結果、第2の冷却流体供給システム58によって受け取られる冷却流体は、第1の冷却流体供給システム56によって受け取られる冷却流体よりも低い温度をも有することができる。これにより、第2の冷却流体供給システム58によって受け取られる冷却流体は、タービンエンジン10の翼をより効果的に冷却することができる。
(第3の冷却流体供給システム60aおよび/または第3の冷却流体供給システム60bなどの)第3の冷却流体供給システム60は、例えば部分64の上流の部分66において圧縮機セクション12と流体連通していてもよい。部分66の一例は、第8段(例えば、圧縮機セクション12のブレード26の8番目の列)に配置された部分であってもよい。すなわち、このような例では、第3の冷却流体供給システム60は、8列のブレード26を通過したが、部分66の下流のその他のブレード26を通過していない冷却流体を受け取ってもよい。多くのブレード26を通過しない結果、第3の冷却流体供給システム60によって受け取られる冷却流体は、第2の冷却流体供給システム58によって受け取られる冷却流体よりも低い圧力を有している。同様に、第3の冷却流体供給システム60によって受け取られる冷却流体は、第2の冷却流体供給システム58によって受け取られるものよりも、タービンエンジン10による生成がより費用のかからないものとなる。さらに、多くのブレード26を通過しない結果、第3の冷却流体供給システム60によって受け取られる冷却流体は、第2の冷却流体供給システム58によって受け取られる冷却流体よりも低い温度を有している。これにより、第3の冷却流体供給システム60によって受け取られる冷却流体は、タービンエンジン10の翼をより効果的に冷却することができる。
圧縮機セクション12の部分と流体連通していることに加え、各流体冷却供給システム56,58および60は、冷却流体を圧縮機セクション12のそれぞれの部分からタービンセクション16の1つまたは複数の翼へ(例えば、流体冷却供給システム56a,58aおよび60aを介して1つまたは複数のブレード46へおよび/または流体冷却供給システム56b,58bおよび60bを介してベーン44へ)供給してもよい。例えば、第1の冷却流体供給システム56は、翼の第1の列68の1つまたは複数の翼に冷却流体を供給してもよい。このような例では、翼の第1の列68がブレード46の列である場合、第1の冷却流体供給システム56aは、ブレード46の第1の列68の1つまたは複数のブレード46(または全てのブレード46)に冷却流体を供給してもよい。さらに、翼の第1の列68がベーン44の列である場合、第1の冷却流体供給システム56bは、冷却流体を(1つまたは複数の第1の圧力キャビティ101を介して)ベーン44の第1の列68の1つまたは複数のベーン44(または全てのベーン)に供給してもよい。加えて、第1の冷却流体供給システム56からの冷却流体は、翼の第1の列68の翼の一部に供給されてもよい。例えば、図3に関して以下に説明するように、第1の冷却流体供給システム56からの冷却流体は、翼の正圧面冷却システム84に供給されてもよい。
第2の冷却流体供給システム58は、第1の冷却流体供給システム56によって供給される同じ翼に流体を供給してもよい。例えば、翼の第1の列68がブレード46の列である場合、第2の冷却流体供給システム58aは、第1の冷却流体供給システム56aによって供給されるブレード46の第1の列68の同じ1つまたは複数のブレード46(または全てのブレード46)に冷却流体を供給してもよい。さらに、翼の第1の列68がベーン44の列である場合、第2の冷却流体供給システム58bは、冷却流体を(1つまたは複数の第2の圧力キャビティ103を介して)第1の冷却流体供給システム56bによって供給されるベーン44の第1の列68の同じ1つまたは複数のベーン44(または全てのベーン)に供給してもよい。加えて、第2の冷却流体供給システム58からの冷却流体は、翼の第1の列68の翼の一部に供給されてもよい。例えば、図2に関して以下に説明するように、第2の冷却流体供給システム58からの冷却流体は、翼の負圧面冷却システム86に供給されてもよい。
冷却流体供給システム56および58の結果、同じ翼は、特定の実施の形態では、2つの異なる圧力で冷却流体を受け取ってもよい。タービンエンジン10の翼のこの冷却は、タービンブレードの第1の列などの翼の列が、同じ圧力を有する冷却流体および/または圧縮機セクションの同じ部分によって供給される冷却流体によって冷却される従来の冷却技術とは異なっていてもよい。一例として、従来の冷却技術では、翼の第1の列は、(部分62のみなど)ガスタービンエンジンの1つの部分からのみ供給される冷却流体によって冷却されてもよい。これらの冷却流体は全て、圧縮機セクションの全てのベーンおよびブレードを通過するので、翼のこの従来の冷却は、タービンエンジンにとってよりコストのかかるものとなる。対照的に、特定の実施の形態では、ガスタービンエンジン10の翼の第1の列68は、第1の冷却流体供給システム56および第2の冷却流体供給システム58によって供給される冷却流体によって冷却されてもよい。これにより、翼の第1の列68は、圧縮機セクション12の部分64から受け取られた冷却流体によって(少なくとも部分的に)冷却されてもよく、この冷却流体は、圧縮機セクション12の部分62からの冷却流体よりも、ガスタービンエンジン10にとってよりコストが低い。
第2の冷却流体供給システム58は、翼の第2の列70の1つまたは複数の翼にも冷却流体を供給してもよい。このような例では、翼の第2の列70がブレード46の列である場合、第2の冷却流体供給システム58aは、ブレード46の第2の列70の1つまたは複数のブレード46(または全てのブレード46)に冷却流体を供給してもよい。さらに、翼の第2の列70がベーン44の列である場合、第2の冷却流体供給システム58bは、冷却流体を(1つまたは複数の第2の圧力キャビティ103を介して)ベーン44の第2の列70の1つまたは複数のベーン44(または全てのベーン)に供給してもよい。加えて、第2の冷却流体供給システム58からの冷却流体は、翼の第2の列70の翼の一部に供給されてもよい。例えば、図2に関して以下に説明するように、第2の冷却流体供給システム58からの冷却流体は、翼の正圧面冷却システム84に供給されてもよい。
第3の冷却流体供給システム60は、第2の冷却流体供給システム58によって供給される翼の第2の列70の同じ翼に冷却流体を供給してもよい。例えば、翼の第2の列70がブレード46の列である場合、第3の冷却流体供給システム60aは、第2の冷却流体供給システム58aによって供給されるブレード46の第2の列70の同じ1つまたは複数のブレード46(または全てのブレード46)に冷却流体を供給してもよい。さらに、翼の第2の列70がベーン44の列である場合、第3の冷却流体供給システム60bは、冷却流体を(1つまたは複数の第3の圧力キャビティ105を介して)第2の冷却流体供給システム58bによって供給されるベーン44の第2の列70の同じ1つまたは複数のベーン44(または全てのベーン)に供給してもよい。加えて、第3の冷却流体供給システム60からの冷却流体は、翼の第2の列70の翼の一部に供給されてもよい。例えば、図3に関して以下に説明するように、第3の冷却流体供給システム60からの冷却流体は、翼の負圧面冷却システム86に供給されてもよい。
冷却流体供給システム58および60の結果、特定の実施の形態では、翼の第2の列70の同じ翼は、2つの異なる圧力で冷却流体を受け取ってもよい。これにより、翼の第2の列70は、圧縮機セクション12の部分66から受け取られた冷却流体によって(少なくとも部分的に)冷却されてもよく、この冷却流体は、圧縮機セクション12の部分64からの冷却流体よりも、ガスタービンエンジン10にとってよりコストが低い。
第3の冷却流体供給システム60は、翼の第3の列72の1つまたは複数の翼にも冷却流体を供給してもよい。このような例では、翼の第3の列72がブレード46の列である場合、第3の冷却流体供給システム60aは、ブレード46の第3の列72の1つまたは複数のブレード46(または全てのブレード46)に冷却流体を供給してもよい。さらに、翼の第3の列72がベーン44の列である場合、第3の冷却流体供給システム60bは、冷却流体を(1つまたは複数の第3の圧力キャビティ105を介して)ベーン44の第3の列72の1つまたは複数のベーン44(または全てのベーン44)に供給してもよい。図1に示すように、翼の第3の列72は、第3の流体冷却システム60のみから冷却流体を受け取ってもよい。すなわち、翼の第1の列68および第2の列70とは異なり、翼の第3の列72は、異なる圧力で冷却流体を受け取らなくてもよい。しかしながら、特定の実施の形態では、第3の列72は、異なる圧力で冷却流体を受け取ってもよい。例えば、第3の冷却流体供給システム60によって供給される冷却に加え、タービンエンジン10は、第4の冷却流体供給システム(図示せず)を備えていてもよい。第4の冷却流体供給システムは、圧縮機セクション12の第4の部分(図示されていないが、部分66の上流に配置されてもよく、部分66によって供給される冷却流体よりも低い圧力で冷却流体を供給してもよい)と流体連通していてもよく、冷却流体を、第4の部分から、第3の冷却流体供給システム60によって供給される翼の第3の列72の同じ翼へ供給してもよい。特定の実施の形態では、第3の冷却流体供給システム60および第4の冷却供給システムの結果、翼の第3の列72の同じ翼は、2つの異なる圧力で冷却流体を受け取ってもよい。これにより、翼の第3の列72を、圧縮機セクション12の第4の部分から受け取られた冷却流体によって(少なくとも部分的に)冷却することができ、この冷却流体は、圧縮機セクション12の部分66からの冷却流体よりも、ガスタービンエンジン10にとってよりコストが低い。
図1のタービンエンジン10は、冷却流体を翼の3つの列に提供するように示されているが、上述の冷却は、タービンエンジン10のより多くのまたはより少ない翼に適用されてもよい。例えば、上述の冷却は、タービンセクション16の全ての翼(またはタービンセクション16の全ての段)に適用されてもよい。別の例として、上述の冷却は、タービンセクション16の任意のその他の数の翼(またはタービンセクション16の任意の数の段)に適用されてもよい。加えて、図1のタービンエンジン10は、3つの冷却流体供給システム(すなわち、第1の冷却流体供給システム56、第2の冷却流体供給システム58および第3の冷却流体供給システム60)を備えるように示されているが、タービンエンジン10は、任意の数の冷却流体供給システムを備えていてもよい。例えば、タービンエンジン10は、圧縮機セクション12の各段と流体連通する異なる冷却流体供給システムを備えていてもよい。
さらに、図1のタービンエンジン10は、圧縮機セクション12の特定の部分と流体連通する3つの冷却流体供給システム(すなわち、第1の冷却流体供給システム56、第2の冷却流体供給システム58および第3の冷却流体供給システム60)を備えるように示されており、各冷却流体供給システム56,58および60(および/または任意のその他の冷却流体供給システム)は、圧縮機セクション12の任意の他の部分と流体連通していてもよい。例えば、第1の冷却流体供給システム56は、圧縮機セクション12の第13段と流体連通していてもよく、第2の冷却流体供給システム58は、圧縮機セクション12の第11段と流体連通していてもよく、第3の冷却流体供給システム60は、圧縮機セクション12の第9段と流体連通していてもよい。加えて、図1のタービンエンジン10は、翼の特定の列に冷却流体を供給する3つの冷却流体供給システム(すなわち、第1の冷却流体供給システム56、第2の冷却流体供給システム58および第3の冷却流体供給システム60)を備えるように示されており、各冷却流体供給システム56,58および60(および/または任意のその他の冷却流体供給システム)は、タービンセクション16内の翼の任意の列に冷却流体を供給してもよい。例えば、第1の冷却流体供給システム56は、翼の第2の列(または翼の第1の列68および第2の列70の両方)に冷却流体を供給してもよく、第2の冷却流体供給システム58は、翼の第2の列70および第3の列72に冷却流体を供給してもよく、第3の冷却流体供給システム60は、翼の第3の列72および第4の列に冷却流体を供給してもよい。
図2は、図1におけるタービンエンジンのタービン翼の斜視図である。翼は、タービンブレード46またはタービンベーン44であってもよい。例示したように、翼はタービンブレード46である。翼は、根元部96に接続された略細長いブレード部分から形成されていてもよい。図3は、断面線3−3に沿った、図2に示されたタービン翼の断面図である。例示したように、翼はタービンブレード46である。ブレード46は、例えばタービンセクション16の翼の第1の列68、タービンセクション16の翼の第2の列70、タービンセクション16の翼の第3の列72またはタービンセクション16の翼の任意のその他の列において使用するように適合された外壁74を有していてもよい。外壁74は、正圧面76を形成する略凹面状の部分を形成していてもよく、負圧面78を形成する略凸面状の部分を形成していてもよい。正圧面冷却システム84および負圧面冷却システム86は、ブレード46の温度を低下させるために、ブレード46を通ってブレード46内の1つまたは複数の排出オリフィス(図示せず)から出るように1つまたは複数の冷却流体を方向付けるために、ブレード46の内面に配置されていてもよい。排出オリフィスは、正圧面76および負圧面78上のどこに配置されていてもよく、様々な構成を有することができる。
図3に示すように、翼は、正圧面冷却システム84と負圧面冷却システム86との間に配置された1つまたは複数の障壁88によって分離された、正圧面冷却システム84および負圧面冷却システム86を有していてもよい。障壁88は、翼弦方向リブ、ブロッカ、インピンジメントインサート、あらゆるその他の要素または上記のあらゆる組合せなどの、正圧面冷却システム84を負圧面冷却システム86から分離する任意の要素であってもよい。正圧面冷却システム84は、1つまたは複数のチャネルによって形成されていてもよい。例えば、例示したように、正圧面冷却システム84は、5パス蛇行チャネルによって形成されていてもよい。別の実施の形態では、正圧面冷却システム84は、(ベーン44の場合にそうであってもよいが、インピンジメント冷却構成を利用するチャネルなどの)3パス蛇行チャネルによってまたは1つまたは複数のチャネルの任意のその他の構成によって形成されていてもよい。正圧面冷却システム84は、第1の冷却流体供給システム56、第2の冷却流体供給システム58、第3の冷却流体供給システム60またはあらゆるその他の冷却流体供給システムなどの冷却流体供給システムから冷却流体を受け取るために根元部96の近くに入口90を有していてもよい。さらに、例示したように、冷却流体は、後縁82から前縁80へ流れ、前縁80の近くに配置された排出オリフィスにおいてブレード46から出てもよい。特定の実施の形態では、正圧面冷却システム84は、図1の第1の冷却流体供給システム56から、入口90において冷却流体を受け取ってもよい。このような例では、圧縮機セクション12の部分62から受け取られた冷却流体のより高い圧力は、正圧面76におけるブレード46の外側の流体のより高い圧力に対抗し、これにより、外側の流体が排出オリフィスを通じてブレード46内へ吸い込まれることを防止する。
負圧面冷却システム86は、1つまたは複数のチャネルによって形成されていてもよい。例えば、例示したように、負圧面冷却システム86は、4パス蛇行チャネルによって形成されていてもよい。別の実施の形態では、正圧面冷却システム84は、(ベーン44の場合にそうであってもよいが、インピンジメント冷却構成を利用するチャネルなどの)1つまたは複数のチャネルの3パス蛇行チャネル、2パス蛇行チャネルまたはあらゆるその他の構成によって形成されていてもよい。正圧面冷却システム84は、第1の冷却流体供給システム56、第2の冷却流体供給システム58、第3の冷却流体供給システム60またはあらゆるその他の冷却流体供給システムなどの冷却流体供給システムから冷却流体を受け取るために、根元部96の近くに入口92および94を有していてもよい。さらに、例示したように、入口92において受け取られた冷却流体は、前縁80から後縁82へ流れ、後縁82の近くに配置された排出オリフィスにおいてブレード46から出てもよい。特定の実施の形態では、負圧面冷却システム86は、図1の第2の冷却流体供給システム58から、入口92および94において冷却流体を受け取ってもよい。このような例では、(部分62から受け取られた冷却流体のより高い圧力と比較して)部分64から受け取られた冷却流体のより低い圧力は、(正圧面76におけるブレード46の外側の流体のより高い圧力と比較して)負圧面78におけるブレード46の外側の流体のより低い圧力に対抗し、これにより、外側の流体が排出オリフィスを通じてブレード46内へ吸い込まれることを防止する。タービンエンジン10の翼のこの冷却は、翼の正圧面および負圧面の両方において同じ圧力で翼に冷却流体が提供される従来の冷却技術とは異なってもよい。このような従来技術では、冷却流体の圧力は、これらの冷却流体が負圧面(翼の外側でより低い圧力に曝される)を冷却するために使用される場合でさえも、正圧面における翼の外側の流体のより高い圧力に対抗するために十分に高いことが必要とされていた。これにより、これらの従来の冷却技術は、タービンエンジン10が、このような高い圧力を必要としない翼の部分に、コストのかかる高圧の冷却流体を提供することを必要としていた。対照的に、特定の実施の形態では、(ブレード46などの)翼の正圧面冷却システム84には、(正圧面76における翼の外側のより高い圧力に対抗するために)より高い圧力の冷却流体が提供されるが、(ブレード46などの)翼の負圧面冷却システム86には、(負圧面78における翼の外側のより低い圧力に対抗するために)より低い圧力の冷却流体が提供される。特定の実施の形態では、これにより、翼はより効率的な形式で冷却されるが、依然として翼への高温ガス吸込みを防止することができる。
図4は、細部4−4において見た、図1におけるタービンエンジンの回転ディスクおよびタービン翼の一部の両方の断面図であり、図1におけるタービンエンジンの根元部および根元部下方チャネルの詳細断面図を含む。上記で説明したように、タービンブレード46の列は、回転ディスク48に取り付けられた複数の翼によって形成されていてもよい。タービンブレード46の列の各タービンブレード46は、ブレード部分(図示せず)および根元部96を有する。ブレード46の根元部96は、ロータアセンブリ18のロータ50に設けられたディスク48に取り付けられている。これにより、ブレード46は、ディスク48から半径方向外方へ延びている。
(ブレード46などの)翼に冷却流体を供給するために、図1の冷却流体供給システム56,58および60は、ディスク48の内部(またはベーン44の場合のように、他の支持構造内部)に配置されていてもよい。例えば、第1および第2の冷却流体供給システム56および58は、ブレード46の第1の列68のディスク48内に配置されていてもよく、第2および第3の冷却流体供給システム58および60は、ブレード46の第2の列70のディスク48内に配置されていてもよく、第3の冷却流体供給システム60(または第3および第4の冷却流体供給システム)は、ブレード46の第3の列72のディスク48内に配置されていてもよい。冷却流体供給システムは、あらゆる適切な形式でディスク48の内部に配置されていてもよい。例えば、冷却流体供給システムの1つまたは複数の供給チャネル98および100は、ディスク48に穿孔、機械加工またはその他の方法で形成されてよい。供給チャネル98および100は、ディスク48に任意の構成で形成されてもよい。一例として、供給チャネル98および100は、(図1および図4に示すように)これらの供給チャネルが特定の箇所で互いに交差するような任意の角度で形成されてもよい。このような例では、供給チャネル98および100は、周方向で互いに離間していてもよく、これにより、供給チャネル98が供給チャネル100と物理的に交差することを防止する。別の例として、供給チャネル98および100は、供給チャネル98および100が互いに交差しない任意の角度で形成されてもよい。このような例では、供給チャネル98および100は、周方向で互いに離間していなくてもよい(または依然として周方向で互いに離間していてもよい)。
供給チャネル98および100は、図1の冷却流体供給システムのいずれかの一部であってもよい。図4に示すように、例えば、供給チャネル98は第1の冷却流体供給システム56の一部であり、供給チャネル100は第2の冷却流体供給システム58の一部である。これにより、特定の実施の形態では、供給チャネル98は、部分62からの冷却流体(例えば、より高い圧力を有する)を、ディスク48に取り付けられたブレード46の列の1つまたは複数のブレード46に供給してもよく、供給チャネル100は、部分64からの冷却流体(例えば、部分62によって供給される冷却流体よりも低い圧力を有する)を、ディスク48に取り付けられたブレード46の列の1つまたは複数のブレード46に供給してもよい。
供給チャネル98および100は、ブレード46の列の任意の数のブレード46に冷却流体を供給してもよい。例えば、各供給チャネル98および各供給チャネル100は、ブレード46の列の1つのブレード46のみに冷却流体を供給してもよい。このような例では、ディスク48は、ブレード46の列における各ブレード46のために供給チャネル98および供給チャネル100を有していてもよい。したがって、ブレード46の列に12のブレード46が存在する場合、ディスク48は、合計で24の供給チャネルのために、12の供給チャネル98および12の供給チャネル100を有していてもよい。別の例として、各供給チャネル98および各供給チャネル100は、ブレード46の列の2つのブレード46のセットに冷却流体を供給してもよい。このような例では、ディスク48は、ブレード46の列における2つのブレード46の各セットのために供給チャネル98および供給チャネル100を有していてもよい。したがって、ブレード46の列に12のブレード46が存在する場合、ディスク48は、合計で12の供給チャネルのために、6の供給チャネル98および6の供給チャネル100を有していてもよい。特定の実施の形態では、これは、ディスク48に形成される供給チャネル98および100の数を減らすことができるので、ディスク48の構造的一体性を高めることができる。さらに、特定の実施の形態では、より少ない供給チャネル98および100がディスク48に形成されるので、ディスク48を製造するためのコストを削減することができる。
別の例として、各供給チャネル98および各供給チャネル100は、ブレード46の列の3つ以上のブレード46のセットに冷却流体を供給してもよい。このような例では、ディスク48は、ブレード46の列における3つ以上のブレード46の各セットのために供給チャネル98および供給チャネル100を有していてもよい。したがって、ブレード46の列に12のブレード46が存在する場合、ディスク48は、合計で8以下の供給チャネル98および100のために、4以下の供給チャネル98および4以下の供給チャネル100を有していてもよい。特定の実施の形態では、これは、ディスク48に形成される供給チャネル98および100の数をさらに減らすことができるので、ディスク48の構造的一体性をさらに高めることができる。さらに、特定の実施の形態では、より少ない供給チャネル98および100がディスク48に形成されるので、ディスク48を製造するためのコストをさらに削減することができる。
供給チャネル98および100はそれぞれ、1つまたは複数のブレード46の特定の部分に冷却流体をそれぞれ供給してもよい。例えば、供給チャネル98は、ブレード46の(図3に示された)正圧面冷却システム84に冷却流体を供給してもよく、供給チャネル100は、ブレード46の(同じく図3に示された)負圧面冷却システム86に冷却流体を供給してもよい。これにより、各供給チャネル98および各供給チャネル100が、(上述のように)冷却流体をブレード46の列の1つのブレード46のみに供給する場合、供給チャネル98は、1つのブレード46の正圧面冷却システム84のみに冷却流体を供給してもよく、供給チャネル100は、1つのブレード46の負圧面冷却システム86のみに冷却流体を供給してもよい。同様に、各供給チャネル98および各供給チャネル100が、(同じく上述のように)冷却流体をブレード46の列の2つ以上のブレード46のセットに供給する場合、供給チャネル98は、2つ以上のブレード46のセットの正圧面冷却システム84のみに冷却流体を供給してもよく、供給チャネル100は、2つ以上のブレード46のセットの負圧面冷却システム86のみに冷却流体を供給してもよい。
図4および図5にさらに示すように、タービンブレード46の列の複数のタービンブレード46のそれぞれが、根元部下方チャネル102に流体連通している。根元部下方チャネル102は、供給チャネル98および100から直接的または間接的に冷却流体を受け取ってもよく、さらに冷却流体をブレード46に供給してもよい。例示したように、根元部下方チャネル102は、冷却流体を(例えば、より高い圧力を有する)供給チャネル98から入口90を介してブレード46に供給してもよく、さらに、冷却流体を(例えば、より低い圧力を有する)供給チャネル100から入口92および入口94(図示せず)を介してブレード46に供給してもよい。根元部下方チャネル102は、ブレード46の根元部96の半径方向下側に配置されていてもよい。このような例では、根元部96の一部は、供給チャネル98および供給チャネル100によって供給される冷却流体の間で(図4の細部5−5において見たタービンエンジンの根元部および根元部下方チャネルの断面詳細図である図5に示された)仕切り板104として機能するように根元部下方チャネル内へ半径方向下方に延びていてもよい。代替的に(または付加的に)、ディスク48の一部が、供給チャネル98および供給チャネル100によって供給された冷却流体の間で仕切り板104として機能するように根元部下方チャネル内へ半径方向外方に延びていてもよい。仕切り板104の結果、(より高い圧力を有していてもよい)供給チャネル98によって供給される冷却流体は、(供給チャネル98によって供給されるものよりも低い圧力を有していてもよい)供給チャネル100によって供給される冷却流体と流体連通していなくてもよい。根元部下方チャネル102は、根元部96に、根元部96に隣接して(根元部96の側方など)、または根元部下方チャネル102が冷却流体を供給チャネル98および100から直接的または間接的に受け取りかつさらに冷却流体をブレード46に供給することができるあらゆるその他の位置に、配置されていてもよい。
ブレード46の根元部下方チャネル102は、さらに、(図4に示された)1つまたは複数の接続チャネル106および108と流体連通していてもよい。1つまたは複数の接続チャネル106および108は、ブレード46の根元部下方チャネル102と、ブレード46の列における1つまたは複数の付加的なブレード46の根元部下方チャネル102との間に流体連通を提供してもよい。上述のように、各供給チャネル98および各供給チャネル100は、ブレード46の列の2つ以上のブレード46のセットに冷却流体を供給してもよく、これにより、ディスク48に形成される供給チャネルの数が減る。特定の実施の形態では、接続チャネル106および108は、冷却流体を2つ以上のブレード46のセットにおけるブレード46の間で連通させてもよい。例えば、冷却流体は、供給チャネル98によって、2つ以上のブレード46のセットにおける第1のブレード47の根元部下方チャネル102に直接的に供給されてもよい。冷却流体が第1のブレード47に供給されることに加え、冷却流体の一部は、(例えば)2つ以上のブレード46のセットの第2のブレード49(および/またはあらゆるその他のブレード46)の根元部下方チャネル102へ接続チャネル106を通じて供給されてもよい。これにより、1つの供給チャネル98(および1つの供給チャネル100)が、冷却流体を2つ以上のブレード46に供給してもよい。追加の例が図6〜図8を参照して以下に説明される。
図6〜図8は、図4の切断線6−6に沿った、タービンエンジンの根元部下方チャネルおよび仕切り板の断面図である。加えて、図6〜図8は、タービンエンジン10の翼の間の流体連通の様々な例を示している。(図6〜図8に明確に示されていない第1のブレード47などの)第1の翼は、根元部下方チャネル102aと流体連通していてもよく、(図6〜図8に明確に示されていない第2のブレード49などの)第2の翼は、根元部下方チャネル102bと流体連通していてもよい。第1のブレード47の根元部下方チャネル102aは、供給チャネル98に取り付けられ、この供給チャネル98と流体連通していてもよい。これにより、例えば第1の冷却流体供給システム56(および部分62)からの冷却流体は、第1のブレード47の根元部下方チャネル102aによって受け取られ、例えば、第1のブレード47の正圧面冷却システム84へ供給されてもよい。さらに、接続チャネル108は、第1のブレード47の根元部下方チャネル102aと、第2のブレード49の根元部下方チャネル102bとの間に配置され、第1のブレード47の根元部下方チャネル102aを第2のブレード49の根元部下方チャネル102bに接続していてもよい。これにより、供給チャネル98からの冷却流体は、第1のブレード47の接続チャネル108および根元部下方チャネル102aを介して(矢印110によって示されているように)第2のブレード49の根元部下方チャネル102bへ供給されてもよい。さらに、冷却流体は、例えば、第2のブレード49の正圧面冷却システム84に供給されてもよい。
加えて、第2のブレード49の根元部下方チャネル102bは、供給チャネル100に取り付けられ、この供給チャネル100と流体連通していてもよい。これにより、例えば冷却流体供給システム58(および部分64)からの冷却流体は、第2のブレード49の根元部下方チャネル102bによって受け取られ、例えば、第2のブレード49の負圧面冷却システム86へ供給されてもよい。さらに、接続チャネル106は、第2のブレード49の根元部下方チャネル102bと、第1のブレード47の根元部下方チャネル102aとの間に配置され、第2のブレード49の根元部下方チャネル102bを第1のブレード47の根元部下方チャネル102aに接続していてもよい。これにより、供給チャネル100からの冷却流体は、第2のブレード49の接続チャネル106および根元部下方チャネル102bを介して(矢印112によって示されているように)第1のブレード47の根元部下方チャネル102aへ供給されてもよい。さらに、冷却流体は、例えば、第1のブレード47の負圧面冷却システム86に供給されてもよい。
第1および第2のブレード46の根元部下方チャネル102は、さらに、仕切り板104を有していてもよい。仕切り板104は、根元部下方チャネル102を(例えば前方(または上流)部分および後方(または下流)部分などの)2つの部分に分割していてもよく、2つの部分の間の流体連通を防止してもよい。すなわち、仕切り板104は、根元部下方チャネル102の第1の部分へ供給チャネル98によって供給される冷却流体(例えば、より高圧の冷却流体)と、根元部下方チャネル102の第2の部分へ供給チャネル100によって供給される冷却流体(例えば、より低圧の冷却流体)との間の流体連通を防止してもよい。加えて、供給チャネル98および100は、異なる根元部下方チャネル102に取り付けられ、異なる根元部下方チャネル102と流体連通するように例示されているが、供給チャネル98および100は、(第1のブレード47の根元部下方チャネル102aまたは第2のブレード49の根元部下方チャネル102bのいずれかのように)同じ根元部下方チャネルに取り付けられ、同じ根元部下方チャネルと流体連通していてもよい。
図7は、タービンエンジン10の翼の間の流体連通の別の例を示している。図7に示すように、(図6〜図8に明確に示されていない第1のブレード47などの)第1の翼は、根元部下方チャネル102aと流体連通していてもよく、(図6〜図8に明確に示されていない第2のブレード49などの)第2の翼は、根元部下方チャネル102bと流体連通していてもよい。第1のブレード47の根元部下方チャネル102aは、供給チャネル98に取り付けられ、この供給チャネル98と流体連通していてもよい。これにより、例えば第1の冷却流体供給システム56(および部分62)からの冷却流体は、第1のブレード47の根元部下方チャネル102aによって受け取られ、例えば、第1のブレード47の正圧面冷却システム84へ供給されてもよい。さらに、(例えばカバープレートによって形成されてもよい)接続チャネル108は、第1のブレード47の根元部下方チャネル102aおよび第2のブレード49の根元部下方チャネル102bの双方に隣接して配置され、第1のブレード47の根元部下方チャネル102aを第2のブレード49の根元部下方チャネル102bに接続していてもよい。これにより、供給チャネル98からの冷却流体は、第1のブレード47の接続チャネル108および根元部下方チャネル102aを介して(矢印110によって示されているように)第2のブレード49の根元部下方チャネル102bへ供給されてもよい。さらに、冷却流体は、例えば、第1のブレード47の正圧面冷却システム84に供給されてもよい。
加えて、第2のブレード49の根元部下方チャネル102bは、供給チャネル100に取り付けられ、この供給チャネル100と流体連通していてもよい。これにより、例えば冷却流体供給システム58(および部分64)からの冷却流体は、第2のブレード49の根元部下方チャネル102bによって受け取られ、例えば、第1のブレード47の負圧面冷却システム86へ供給されてもよい。さらに、接続チャネル106は、第2のブレード49の根元部下方チャネル102bおよび第1のブレード47の根元部下方チャネル102aの双方に隣接して配置され、第2のブレード49の根元部下方チャネル102bを第1のブレード47の根元部下方チャネル102aに接続していてもよい。これにより、供給チャネル100からの冷却流体は、第2のブレード49の接続チャネル106および根元部下方チャネル102bを介して(矢印112によって示されているように)第1のブレード47の根元部下方チャネル102aへ供給されてもよい。さらに、冷却流体は、例えば、第1のブレード47の負圧面冷却システム86に供給されてもよい。
第1および第2のブレード46の根元部下方チャネル102は、さらに、仕切り板104を有していてもよい。仕切り板104は、根元部下方チャネル102を(例えば前方(または上流)部分および後方(または下流)部分などの)2つの部分に分割していてもよく、2つの部分の間の流体連通を防止してもよい。すなわち、仕切り板104は、根元部下方チャネル102の第1の部分へ供給チャネル98によって供給される冷却流体(例えば、より高圧の冷却流体)と、根元部下方チャネル102の第2の部分へ供給チャネル100によって供給される冷却流体(例えば、より低圧の冷却流体)との間の流体連通を防止してもよい。加えて、供給チャネル98および100は、異なる根元部下方チャネル102に取り付けられ、異なる根元部下方チャネル102と流体連通するように例示されているが、供給チャネル98および100は、(第1のブレード47の根元部下方チャネル102aまたは第2のブレード49の根元部下方チャネル102bのいずれかなど)同じ根元部下方チャネルに取り付けられ、同じ根元部下方チャネルと流体連通していてもよい。
図8は、タービンエンジン10の翼の間の流体連通の別の例を示している。図8に示すように、(図6〜図8に明確に示されていない第1のブレード47などの)第1の翼は、根元部下方チャネル102aと流体連通していてもよく、(図6〜図8に明確に示されていない第2のブレード49などの)第2の翼は、根元部下方チャネル102bと流体連通していてもよい。さらに、接続チャネル108は、第1のブレード47の根元部下方チャネル102aと第2のブレード49の根元部下方チャネル102bとの間に(またはこれら両方に隣接して)配置されていてもよい。接続チャネル108は、供給チャネル98、第1のブレード47の根元部下方チャネル102aおよび第2のブレード49の根元部下方チャネル102bのそれぞれに取り付けられていてもよい。これにより、供給チャネル98からの冷却流体は、接続チャネル108に供給されてもよく、さらに、(矢印110によって示すように)接続チャネル108から第1のブレード47の根元部下方チャネル102aへおよび接続チャネル108から第2のブレード49の根元部下方チャネル102bへ供給されてもよい。さらに、冷却流体は、例えば、第1のブレード47の正圧面冷却システム84および第2のブレード49の正圧面冷却システム84に供給されてもよい。これにより、例えば第1の冷却流体供給システム56(および部分62)からの冷却流体は、(接続チャネル108を通じて)第1のブレード47および第2のブレード49の根元部下方チャネル102によって受け取られ、例えば、第1のブレード47および第2のブレード49の正圧面冷却システム84へ供給されてもよい。
加えて、接続チャネル106は、第1のブレード47の根元部下方チャネル102aと第2のブレード49の根元部下方チャネル102bとの間に(またはそれら両方に隣接して)配置されていてもよい。接続チャネル106は、供給チャネル100、第1のブレード47の根元部下方チャネル102aおよび第2のブレード49の根元部下方チャネル102bのそれぞれに取り付けられていてもよい。これにより、供給チャネル100からの冷却流体は、接続チャネル106に供給されてもよく、さらに、(矢印112によって示すように)接続チャネル106から第1のブレード47の根元部下方チャネル102aへおよび接続チャネル106から第2のブレード49の根元部下方チャネル102bへ供給されてもよい。さらに、冷却流体は、例えば、第1のブレード47の負圧面冷却システム86および第2のブレード49の負圧面冷却システム86に供給されてもよい。これにより、例えば冷却流体供給システム58(および部分64)からの冷却流体は、(接続チャネル106を通じて)第1のブレード47および第2のブレード49の根元部下方チャネル102によって受け取られ、例えば、第1のブレード47および第2のブレード49の負圧面冷却システム86へ供給されてもよい。
第1および第2のブレード46の根元部下方チャネル102は、仕切り板104をさらに有していてもよい。仕切り板104は、根元部下方チャネル102を(例えば前方(または上流)部分および後方(または下流)部分などの)2つの部分に分割していてもよく、2つの部分の間の流体連通を防止してもよい。すなわち、仕切り板104は、根元部下方チャネル102の第1の部分へ供給チャネル98によって供給される冷却流体(例えば、より高圧の冷却流体)と、根元部下方チャネル102の第2の部分へ供給チャネル100によって供給される冷却流体(例えば、より低圧の冷却流体)との間の流体連通を防止してもよい。
図4〜図8の流体連通の例は、異なる圧力で(または圧縮機12の異なる部分から)翼へ冷却流体を供給することに関して説明されているが、特定の実施の形態では、図4〜図8の流体連通の例は、同じ圧力で(または圧縮機12の同じ部分から)翼へ冷却流体を供給するために利用されてもよい。さらに、特定の実施の形態では、異なる圧力を有する冷却流体は、翼へ供給される前に、混合されてもよい。このような実施の形態では、根元部下方チャネル102および接続チャネル106,108は、タービンエンジン10の回転ディスク48(またはその他の支持構造)に形成される供給チャネルの数を減らすことができ、これにより、回転ディスク48(またはその他の支持構造)の一体性を高め、および/または、回転ディスク48(またはその他の支持構造)を製造するコストが削減される。
さらに、図4〜図8の流体連通の例は、上記でタービンブレード46に関して説明されているが、特定の実施の形態では、図4〜図8の流体連通の例は、タービンベーン44などのその他の翼に関して利用されてもよい。その他の実施の形態では、タービンベーン44は、タービンベーン46とは異なる流体連通形式によって冷却流体を受け取ってもよい。例えば、ベーン44が取り付けられた(内側円筒体42またはベーンキャリヤなどの)タービンエンジン支持構造(および/またはタービンシュラウド支持体、リングセグメント支持体、および/またはブレード外側空気シール支持体)は、(図1の冷却流体供給システム56b,58b,60bなどの)1つまたは複数の冷却流体供給システムおよび(図1の1つまたは複数の圧力キャビティ101,103および105などの)1つまたは複数の圧力キャビティを有していてもよい。さらに、ベーン44は、(供給チャネル98および100と同様の)1つまたは複数の供給チャネルを通じて図1の圧力キャビティ101,103および105のうちの1つまたは複数と流体連通していてもよい。1つまたは複数の供給チャネルは、(各ベーン44の正圧面冷却システム84および各ベーン44の負圧面冷却システム86のそれぞれなど)各ベーン44に冷却流体を直接的に(または間接的に)提供してもよい。
上記説明は、本発明を例示、説明および記述するという目的で提供されている。これらの実施の形態に対する変更および適合は、当業者に明らかになり、本発明の範囲または思想から逸脱することなく成すことができる。

Claims (11)

  1. タービンエンジン(10)であって、
    ロータアセンブリ(18)の周囲に周方向に配置された翼の第1の列(68)を有する、ロータアセンブリ(18)と、
    前記ロータアセンブリ(18)の上流に配置された圧縮機(12)と、
    前記圧縮機(12)の第1の部分(62)と流体連通する第1の冷却流体供給システム(56)であって、冷却流体を第1の圧力で前記圧縮機(12)の前記第1の部分(62)から前記翼の前記第1の列(68)の第1の翼へ供給するように構成されている、第1の冷却流体供給システム(56)と、
    前記圧縮機(12)の第2の部分(64)と流体連通する第2の冷却流体供給システム(58)であって、冷却流体を第2の圧力で前記圧縮機(12)の前記第2の部分(64)から前記翼の前記第1の列(68)の前記第1の翼へ供給するように構成されている、第2の冷却流体供給システム(58)と、を備え、
    前記第2の圧力は前記第1の圧力よりも低いことを特徴とする、タービンエンジン(10)。
  2. 前記第1の冷却流体供給システム(56)は、前記冷却流体を前記第1の圧力で前記圧縮機(12)の前記第1の部分(62)から前記翼の前記第1の列(68)の各翼に供給するようにさらに構成されており、
    前記第2の冷却流体供給システム(58)は、前記冷却流体を前記第2の圧力で前記圧縮機(12)の前記第2の部分(64)から前記翼の前記第1の列(68)の各翼に供給するようにさらに構成されていることを特徴とする、請求項1記載のタービンエンジン(10)。
  3. 前記翼の第1の列(68)は、前記ロータアセンブリ(18)から半径方向外方へ延びるタービンブレード(46)の第1の周方向に整列した列(68)を含むことを特徴とする、請求項1記載のタービンエンジン(10)。
  4. 前記翼の第1の列(68)は、前記ロータアセンブリ(18)の少なくとも一部の周囲に周方向に配置されたベーンキャリヤ(42)に取り付けられたタービンベーン(44)の第1の列(68)を含み、前記タービンベーン(44)の前記第1の列(68)の前記タービンベーン(44)はそれぞれ、半径方向内方へ延びていることを特徴とする、請求項1記載のタービンエンジン(10)。
  5. 前記ロータアセンブリ(18)の周囲に周方向に配置された翼の第2の列(70)と、
    前記圧縮機(12)の第3の部分(66)と流体連通する第3の冷却流体供給システム(60)であって、冷却流体を第3の圧力で前記圧縮機(12)の前記第3の部分(66)から前記翼の第2の列(70)の第1の翼へ供給するように構成されており、前記第3の圧力は前記第2の圧力よりも低い、第3の冷却流体供給システム(60)と、をさらに備え、
    前記第2の冷却流体供給システム(58)は、冷却流体を前記第2の圧力で前記圧縮機(12)の前記第2の部分(64)から前記翼の第2の列(70)の前記第1の翼へ供給するようにさらに構成されていることを特徴とする、請求項1記載のタービンエンジン(10)。
  6. 前記翼の第1の列(68)は、前記ロータアセンブリ(18)から半径方向外方へ延びるタービンブレード(46)の第1の周方向に整列した列(68)を含み、
    前記翼の第2の列(70)は、前記ロータアセンブリ(18)から半径方向外方へ延びる前記タービンブレード(46)の第2の周方向に整列した列(70)を含むことを特徴とする、請求項5記載のタービンエンジン(10)。
  7. 前記翼の第1の列(68)は、前記ロータアセンブリ(18)の少なくとも一部の周囲に周方向に配置されたベーンキャリヤ(42)に取り付けられたタービンベーン(44)の第1の列(68)を含み、前記タービンベーン(44)の第1の列のタービンベーン(44)はそれぞれ、半径方向内方へ延びており、
    前記翼の第2の列(70)は、前記ロータアセンブリ(18)から半径方向外方へ延びるタービンブレード(46)の第1の周方向に整列した列を含むことを特徴とする、請求項5記載のタービンエンジン(10)。
  8. 前記ロータアセンブリ(18)の周囲に周方向に配置された翼の第3の列(72)をさらに備え、
    前記第3の冷却流体供給システム(60)は、冷却流体を第3の圧力で前記圧縮機(12)の前記第3の部分(66)から前記翼の第3の列(72)の第1の翼へ供給するようにさらに構成されていることを特徴とする、請求項5記載のタービンエンジン(10)。
  9. 前記ロータアセンブリ(18)の周囲に周方向に配置された翼の第3の列(72)と、
    前記圧縮機(12)の第4の部分と流体連通する第4の冷却流体供給システムであって、前記冷却流体を第4の圧力で前記圧縮機(12)の前記第4の部分から前記翼の第3の列(72)の第1の翼へ供給するように構成されており、前記第4の圧力は前記第3の圧力よりも低い、第4の冷却流体供給システムと、をさらに備え、
    前記第3の冷却流体供給システム(60)は、前記冷却流体を前記第3の圧力で前記圧縮機(12)の前記第3の部分(66)から前記翼の第3の列(72)の前記第1の翼へ供給するようにさらに構成されていることを特徴とする、請求項5記載のタービンエンジン(10)。
  10. 前記翼の第1の列(68)の第1の翼は、正圧面冷却システム(84)と、負圧面冷却システム(68)と、前記正圧面冷却システム(84)と前記負圧面冷却システム(86)との間に配置された1つまたは複数の翼弦方向リブ(88)とを有しており、
    前記第1の冷却流体供給システム(56)は、前記冷却流体を前記第1の圧力で前記圧縮機(12)の前記第1の部分(62)から前記翼の第1の列(68)の前記第1の翼の前記正圧面冷却システム(84)に供給するようにさらに構成されており、
    前記第2の冷却流体供給システム(58)は、前記冷却流体を前記第2の圧力で前記圧縮機(12)の前記第2の部分(64)から前記翼の第1の列(68)の前記第1の翼の前記負圧面冷却システム(86)へ供給するようにさらに構成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載のタービンエンジン(10)。
  11. 前記翼の第1の列(68)の第1の翼は、正圧面冷却システム(84)と、負圧面冷却システム(86)と、前記正圧面冷却システム(84)と前記負圧面冷却システム(86)との間に配置された1つまたは複数の翼弦方向リブ(88)とを有しており、
    前記翼の第2の列(70)の第1の翼は、正圧面冷却システム(84)と、負圧面冷却システム(86)と、前記正圧面冷却システム(84)と前記負圧面冷却システム(86)との間に配置された1つまたは複数の翼弦方向リブ(88)とを有しており、
    前記第1の冷却流体供給システム(56)は、前記冷却流体を前記第1の圧力で前記圧縮機(12)の前記第1の部分(62)から前記翼の第1の列(68)の前記第1の翼の前記正圧面冷却システム(84)へ供給するようにさらに構成されており、
    前記第2の冷却流体供給システム(58)は、前記冷却流体を前記第2の圧力で前記圧縮機(12)の前記第2の部分(64)から前記翼の第1の列(68)の前記第1の翼の前記負圧面冷却システム(86)へ供給するようにさらに構成されており、前記冷却流体を前記第2の圧力で前記圧縮機(12)の前記第2の部分(64)から前記翼の第2の列(70)の前記第1の翼の前記正圧面冷却システム(84)へ供給するようにさらに構成されており、
    前記第3の冷却流体供給システム(60)は、前記冷却流体を前記第3の圧力で前記圧縮機(12)の前記第3の部分(66)から前記翼の第2の列(70)の前記第1の翼の前記負圧面冷却システム(86)へ供給するようにさらに構成されている
    ことを特徴とする、請求項5記載のタービンエンジン(10)。
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