JP4958621B2 - ドア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、壁体の開口部を開閉するドア本体を有するドア装置に関し、特にドア本体側に電力で稼動する電気部品が設けられたドア装置に関する。
従来から、壁体の開口部を開閉するドア本体を有するドア装置において、ドア本体側には、様々な電気部品が設けられていて電力の供給を必要とする場合がある。例えば、ドア本体に電気部品としてタッチスイッチを設けて、操作者がタッチスイッチに触れることでドア本体を走行させる場合では、タッチスイッチから壁体側に設けられた制御部に無線で信号を送信するのにタッチスイッチ側に電力を供給する必要がある。また、ドア本体に電気部品としてランプや液晶ディスプレイを設けて案内表示を行う場合などでは、ランプや液晶ディスプレイに電力を供給する必要がある。
そして、従来のドア装置では、壁体側に設けられた電源部とドア本体側に設けられた電気部品との間にドア本体の移動範囲に対応する余長を有して電線を配設して電気部品に電力を供給していた。あるいは、ドア本体側に一次電池を設けることで電気部品に電力を供給していた。しかし、電線を配設する場合において、電線の外部への露出は建築物の美観を損なうものとなり好ましくない。また、電線の余長分を所定の収納部に収納することも可能ではあるが、ドア本体の移動に応じて電線が収納部から出入りすることとなり、電線が損傷して耐久性が低下してしまう点で問題があった。また、一次電池を用いる場合には、定期的な電池交換の必要が生じ使用性及び信頼性の向上が望まれていた。
このため、上記のような問題点を解決すべく、様々なドア装置が提案されている。
例えば、壁体側においてドア本体の移動範囲全体にわたって延設された一次コイルと、ドア本体に設けられドア本体の走行に合わせて一次コイルに沿って移動する二次コイルと、一次コイルと接続された交流電源部と、二次コイルと接続された電気部品とを備えるドア装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このドア装置によれば、一次コイルに交流電圧を印加すれば、ドア本体の位置に係らず、電磁誘導により二次コイルに起電力が発生して、これにより二次コイルと接続された電気部品に継続的に電力を供給することができるとされている。
また、ドア本体が開口部を閉鎖する位置となる場合に、壁体側に設けられた電源部とドア本体に設けられた二次電池とが電気的に接続するようにして、ドア本体に設けられた電気部品には二次電池から電力を供給するようにしたドア装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、ドア本体が開口部を閉鎖する位置となる場合に、壁体側に設けられた光源による照明が、ドア本体側に設けられて二次電池と接続された太陽電池を照射するようにして、上記同様に電気部品には二次電池から電力を供給するようにしたドア装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。これらのドア装置によれば、ドア本体が開口部を閉鎖する位置で静止している間にドア本体に設けられた二次電池に電力が充電されることとなり、電気部品は、二次電池から継続的に電力の供給を受けることができるとされている。
特開2006−303221号公報 特開平5−287969号公報 特開平5−141157号公報
しかしながら、特許文献1のドア装置においては、ドア本体の移動範囲全体にわたって一次コイルを延設する必要があり、ドア装置全体が大型化してしまう問題があった。また、特許文献2、3のドア装置においては、二次電池を使用することで小型化を図ることができるものの充電には一定の時間が必要であり、ドアの開閉を頻繁に繰り返す場合には、完全放電した状態となって電気部品に電力を供給することができなくなってしまう問題があった。また、ドアの開閉を頻繁に繰り返して短時間で充放電を繰り返すことで、二次電池は、短時間に劣化を起こしてしまい、耐久性の点で問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、大型化してしまうこと無く、ドア本体に設けられた電気部品に継続的に安定して電力を供給することが可能なドア装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明のドア装置は、壁体の開口部を閉鎖する閉鎖端と該開口部を開放する開放端との間で移動可能なドア本体と、前記壁体側に設けられて電力を供給する電力供給手段と、前記ドア本体が所定の電力伝達位置である場合に、前記電力供給手段から供給された電力を前記ドア本体側に伝達させることが可能な伝達手段と、前記ドア本体に設けられ、前記伝達手段によって前記ドア本体側に伝達された電力を充電する電気二重層コンデンサと、前記ドア本体に設けられ、前記電気二重層コンデンサと電気的に接続された電気部品と、
前記ドア本体を移動させる駆動手段と、前記電力供給手段から前記伝達手段に供給される電流値または前記伝達手段に印加される電圧値の少なくとも一方を検出値として検出する検出手段と、該検出手段で検出された前記検出値に基づいて前記駆動手段を駆動させる制御部とを備え、前記制御部は、前記駆動手段を駆動させて前記ドア本体を前記電力伝達位置まで移動させるとともに、前記検出手段で検出される前記検出値を監視して、該検出値が予め決められた第一の設定値で表わされる境界を超えた場合に前記電気二重層コンデンサへの充電が開始されたと判断して前記駆動手段の駆動を停止し、前記検出値が予め決められた第二の設定値以下で表わされる境界を超えた場合に前記電気二重層コンデンサへの充電が完了したと判断して前記駆動手段の駆動を開始することを特徴としている。
この発明に係るドア装置によれば、閉鎖端と開放端との間で移動可能なドア本体を電力伝達位置とした場合に、壁体側の電力供給手段から供給される電力は、伝達手段によってドア本体側の電気二重層コンデンサに伝達されて充電されることとなる。ここで、電気二重層コンデンサに充電することで、二次電池と比較して大容量に短時間で充電することができ、これによりドア本体を繰り返し開閉しても、電力伝達位置に位置する僅かな時間で電気部品を稼動させるのに必要な電力を充電することができる。また、このようにドア本体を繰り返し開閉して充放電を繰り返しても電気二重層コンデンサ自体が劣化してしまうおそれが無い。
この発明に係るドア装置によれば、制御部は、検出手段によって検出された検出値をもとに、電気二重層コンデンサの充電状態を評価することができ、充電状態に基づいて駆動手段を駆動させてドア本体の開閉を制御することができる。
この発明に係るドア装置によれば、制御部は、検出値と第一の設定値とを比較して電気二重層コンデンサへの充電が開始されたかどうか判断している。ここで、ドア本体の位置が電力伝達位置となって伝達手段を介して電気二重層コンデンサに電力が充電される場合には、供給される電流は大きくなり、また、印加されている電圧値が低くなる。すなわち、第一の設定値を充電開始時における検出値と対応するように予め決めておくことで、制御部によって、検出手段によって検出された検出値が第一の設定値で表わされる境界を超えたかどうか監視して電気二重層コンデンサに好適に充電されているかを正確に判断することができる。
この発明に係るドア装置によれば、制御部は、検出値と第二の設定値とを比較して電気二重層コンデンサへの充電が完了したかどうか判断している。ここで、電気二重層コンデンサが有する容量に応じて充電が完了した場合には供給される電流は小さくなり、また、電圧値が高くなる。すなわち、第二の設定値を充電完了時における検出値と対応するように予め決めておくことで、制御部によって、検出手段によって検出された検出値が第二の設定値で表わされる境界を超えたかどうか監視して電気二重層コンデンサの充電が完了したかどうかを正確に判断することができる。
本発明のドア装置によれば、ドア本体側に電気二重層コンデンサを備えていることで、大型化してしまうこと無く、壁体側から供給される電力を充電しつつ電気部品に継続的に安定して電力を供給することができる。
(第1の実施形態)
本発明に係る第1の実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のドア装置1は、建物の出入り口など、壁体Bの開口部B1に設置されて開口部B1の開閉を行うもので、開口部B1を閉塞するドア本体2及び固定板3と、ドア本体2を略水平な移動方向Dに移動可能とさせるガイド機構4と、ドア本体2に駆動力を伝達させる駆動手段である駆動機構5と、各種制御を行うコントローラ20と、ドア本体2に設けられた電気部品であるタッチスイッチ30及び液晶パネル31とを備える。なお、タッチスイッチ30は、操作者が押圧することによりコントローラ20に無線信号を送ってドア本体2を開放させるもので、スイッチ制御部30aと、無線信号を送信する送信部30bと、コントローラ20側に接続されて無線信号を受信する受信部30cとを備えている。また、液晶パネル31は、例えば各種案内を表示するもので、映像を表示するためのパネル制御部31aを備えている。
図1に示すように、開口部B1において移動方向Dの側縁には、一対の外枠体6a、6bが上下方向に配設されているとともに、開口部B1の上部において一対の外枠体6a、6bの間にはベース7が移動方向Dに配設されている。そして、固定板3は、一対の外枠体6a、6bとベース7と開口部B1の下端とで囲まれる範囲において、移動方向Dに略等分する範囲の一方を閉塞するように固定されている。
ガイド機構4は、ベース7上で移動方向Dに延設された懸架レール8と、車輪9a、10aを有して懸架レール8上で走行可能な主懸架車9及び補助懸架車10とを備える。主懸架車9及び補助懸架車10には、それぞれドア本体2の上端が固定されている。このため、ドア本体2は、懸架レール8に案内されて移動方向Dに移動可能となっている。なお、ドア本体2の下端には、下方に突出するガイド部2aが設けられていて、ガイド部2aが開口部B1の下端に移動方向Dに延びるように形成されたガイド溝B2に遊びを有した状態で嵌め込まれている。
また、駆動機構5は、ベース7上に設けられていて、コントローラ20から供給される電流によって回転駆動するモータ11と、モータ11によって回転する駆動プーリ12aと、駆動プーリ12aと対応する従動プーリ12bと、駆動プーリ12aと従動プーリ12bとの間に巻回され、移動方向Dに沿って配設されたタイミングベルト13とを備える。タイミングベルト13の一部には、ガイド機構4の主懸架車9が固定されている。これによりコントローラ20の制御に基づいてモータ11を回転駆動させ、ドア本体2を、一方の外枠体6aによって決定されて固定板3とで開口部B1を閉塞する閉鎖端D1から、他方の外枠体6bによって決定されて固定板3と重なった状態となり開口部B1を開放する開放端D2まで、移動方向Dに走行させることが可能である。
また、ドア本体2の上端において、移動方向Dの両側には、第一のドア側コイル21と、第二のドア側コイル22とが設けられている。一方、ドア本体2が閉鎖端D1に位置する場合において、閉鎖端D1と対応する一方の外枠体6aで、第一のドア側コイル21と対向する位置には第一の固定コイル23が設けられている。また、ドア本体2が開放端D2に位置する場合において、開放端D2と対応する他方の外枠体6bで、第二のドア側コイル22と対向する位置には第二の固定コイル24が設けられている。そして、第一の固定コイル23及び第二の固定コイル24は、コントローラ20と電気的に接続されている。
図2は、コントローラ20の詳細を示すとともに、コントローラ20の周辺との回路接続の概略を示している。図2に示すように、コントローラ20は、駆動機構5のモータ11を制御する制御部25と、各構成に電力を供給する電力供給手段26と、電力供給手段26と接続された高周波化回路27とを備える。電力供給手段26は、外部電源Pからの電力を各構成に供給する第一の電源部26aと、外部電源Pが停電した際に各構成に電力を供給する一次電池である第二の電源部26bとを有する。そして、電力供給手段26は、高周波化回路27を介して上記の第一の固定コイル23及び第二の固定コイル24と接続されている。これにより、第一の固定コイル23及び第二の固定コイル24には、高周波化回路27によって電力供給手段26からの交流電流を高周波化した高周波交流が常に流れるようになっている。このため、図1及び図2に示すように、ドア本体2が閉鎖端D1に位置している場合、第一の固定コイル23と第一のドア側コイル21とが近接しているとともに第一の固定コイル23に高周波交流が流れているので、ドア本体2側の第一のドア側コイル21には電磁誘導により起電力が生じることとなる。すなわち、第一の固定コイル23と第一のドア側コイル21とによって、閉鎖端D1を電力伝達位置として壁体B側からドア本体2側に電力を伝達させる伝達手段を構成している。一方、ドア本体2が開放端D2に位置している場合、第二の固定コイル24と第二のドア側コイル22とが近接しているとともに第二の固定コイル24に高周波交流が流れているので、ドア本体2側の第二のドア側コイル22には電磁誘導により起電力が生じることとなる。すなわち、第二の固定コイル24と第二のドア側コイル22とによって、開放端D2を電力伝達位置として壁体B側からドア本体2側に電力を伝達させる伝達手段を構成している。ここで、供給される交流電流を、高周波化回路27を介して高周波化することで、上記伝達手段による効率を向上させている。
そして、図2に示すように、各伝達手段の第一のドア側コイル21及び第二のドア側コイル22は、ドア本体2に設けられた電気部品であるタッチスイッチ30のスイッチ制御部30a及び液晶パネル31のパネル制御部31aにそれぞれ接続されている。ここで、第一のドア側コイル21及び第二のドア側コイル22と、タッチスイッチ30のスイッチ制御部30a及び液晶パネル31のパネル制御部31aとの間には、ドア本体2に設けられた電気二重層コンデンサ28が接続されている。また、第一のドア側コイル21及び第二のドア側コイル22と電気二重層コンデンサ28との間には、整流器29が設けられている。このため、上記のように第一のドア側コイル21または第二のドア側コイル22に伝達された交流電圧は、整流器29によって直流電圧となり、タッチスイッチ30及び液晶パネル31に供給されるとともに、電気二重層コンデンサ28に充電されることとなる。なお、高周波化回路27には、図示しないが、第一の固定コイル23及び第二の固定コイル24に流れる高周波交流の電流値を検出値として検出する検出手段が備えられていて、その検出結果は、制御部25に出力されている。そして、制御部25は、検出される電流値に基づいて、電気二重層コンデンサ28の充電状態を監視し、これに基づいてドア本体2の走行を制御している。以下に、このドア装置1の作用、及び、コントローラ20の制御部25の制御の詳細について説明する。
図3は、電源投入時におけるコントローラ20の制御部25の制御フローを示している。図3に示すように、電源投入(ステップS1)すると、制御部25は、初期設定に基づいてドア本体2を電気伝達位置である閉鎖端D1か開放端D2に移動させる(ステップS2)。なお、移動先は、閉鎖端D1でも開放端D2でもいずれでも良いし、より近い方にドア本体2を移動させるものとしても良いが、ここでは電源投入時に閉鎖端D1にドア本体2を移動させるものとする。すなわち、制御部25は、駆動機構5のモータ11を駆動させてドア本体2を移動方向Dにおいて閉鎖端D1に向かって走行させる。
この際、制御部25は、高周波化回路27で検出される第一の固定コイル23及び第二の固定コイル24に流れる電流値について監視し(ステップS3)、予め設定された第一の設定値以上となったかどうかの判断を行う(ステップS4)。ここで、ドア本体2が閉鎖端D1まで移動して静止した場合、第一のドア側コイル21には電磁誘導によって起電力が生じて整流器29を介して電気二重層コンデンサ28に充電されることとなり、これにより第一の固定コイル23側の電流値が増大する。すなわち、第一の設定値として充電を開始して増大した時の電流値を予め設定して、制御部25で、高周波化回路27で検出される電流値が第一の設定値以上となったかどうか確認することで、電気二重層コンデンサ28への充電が開始されたかどうかを正確に判断することができる。そして、充電が開始されたと判断した場合、制御部25は、モータ11の駆動を停止させて(ステップS5)、引き続き充電を行わせる。一方、充電が開始されないと判断した場合、電源投入からの経過時間が予め決められた設定時間内であれば(ステップS6)、再度ドア本体2を走行させながら電流値の監視を行う。また、設定時間を超えている場合には、何らかの異常により充電が開始されていないものとして、異常信号処理としてドア本体2を停止させてエラー表示などを行う(ステップS7)。
次に、電気二重層コンデンサ28への充電が開始された場合には、制御部25は、引き続き高周波化回路27で検出される電流値について監視し(ステップS8)、予め設定された第二の設定値以下となったかどうかの判断を行う(ステップS9)。ここで、電気二重層コンデンサ28への充電がその容量に応じて完了すると、第一の固定コイル23側の電流値は減少することとなる。すなわち、第二の設定値として充電が完了して減少した時の電流値を予め設定して、制御部25で、高周波化回路27で検出される電流値が第二の設定値以下となったかどうか確認することで、電気二重層コンデンサ28への充電が完了したかどうか正確に判断することができる。そして、充電が完了したと判断した場合には、制御部25は、通常動作モードとして、モータ11を駆動してドア本体2の開閉を開始する(ステップS11)。一方、充電が完了していないと判断した場合、充電開始と判断(ステップS5)してからの経過時間が予め決められた設定時間内であれば(ステップS10)、再度ドア本体2を停止させながら電流値の監視を行う。また、設定時間を超えている場合には、何らかに異常により充電が適切に行われていないものとして、異常信号処理としてエラー表示などを行う(ステップS7)。
以上のように、電源投入時に電気二重層コンデンサ28に充電を確実に行うことができるので、通常動作モードでは、タッチスイッチ30のスイッチ制御部30aは、電気二重層コンデンサ28に充電された電力によって稼動することができる。すなわち、操作者がタッチスイッチ30に触れることで送信部30bから受信部30bに無線信号を出力し、制御部25は、受信手段30bで受信した無線信号をもとにドア本体2を開閉させることができる。また、液晶パネル31のパネル制御部31aも同様に、電気二重層コンデンサ28に充電された電力によって稼動し、予め記憶されたデータに基づいて、ドア本体2を開閉しながらにして操作者への案内などを表示することができる。
そして、ドア本体2が走行しながら閉鎖端D1または開放端D2に位置すると、第一の固定コイル23または第二の固定コイル24に流れる電流によって、第一のドア側コイル21または第二のドア側コイル22に電磁誘導による起電力が生じ、再び電気二重層コンデンサ28に充電されることとなる。ここで、電気二重層コンデンサ28は、他のコンデンサと比較して大容量を有している。また、二次電池と異なって充放電に化学反応を伴わないので急速な充放電が可能であるとともに、充放電を繰り返して劣化してしまうことが無く耐久性の面でも優れている。このため、通常動作モードにおいて、ドア本体2が閉鎖端D1と開放端D2との間を繰り返し走行したとしても、閉鎖端D1及び開放端D2に位置する僅かな時間においてタッチスイッチ30や液晶パネル31に必要な電力を充電することができる。また、充放電を繰り返しても電気二重層コンデンサ28自体が劣化してしまうおそれが無い。このため、大型化してしまうこと無く、壁体B側から供給される電力を充電しつつタッチスイッチ30や液晶パネル31に継続的に安定して電力を供給することができる。なお、通常動作モードにおいても、制御部25は、高周波化回路27で検出される電流値の監視を行うものとしても良い。そして、一定時間充電が行われない場合には強制的に閉鎖端D1または開放端D2までドア本体2を移動させて充電を行わせるようにするものなどとしても良い。
以上、本実施形態のドア装置1では、伝達手段によって電力を伝達可能な位置を、閉鎖端D1と開放端D2と二箇所設けるものとしたが、これに限るものでは無く、一方のみとしても良いし、また、閉鎖端D1及び開放端D2以外の位置としても良い。しかしながら、ドア本体2が一時的に静止する閉鎖端D1または開放端D2を電力伝達位置とすることで、効率的に電気二重層コンデンサ28に充電することができる。また、伝達手段としては、第一のドア側コイル21及び第二のドア側コイル22と、第一の固定コイル23及び第二の固定コイル24とによる非接触式のものとしたが、例えば電極同士が直接接触して通電させる接触式のものとしても良い。また、電気二重層コンデンサ28は、ドア本体2に一基設けられるものとしたが、複数基設けるものとしても良く、並列接続することで充電可能な容量をさらに増大させることができる。
また、高周波化回路27は、コントローラ20に内蔵されているものとしたが、これに限るものでは無く、コントローラ20に外部接続されるものとしても良い。また、高周波化回路27には、高周波交流の電流値を検出値として検出する検出手段が設けられていて、コントローラ20の制御部28は、電流値が第一の設定値以上かどうか監視することで電気二重層コンデンサ28への充電が開始されたかどうか判断し、また、第二の設定値以下かどうか監視することで充電が終了したかどうか判断しているが、検出手段によって印加される電圧値を監視して充電状態を判断しても良い。すなわち、電気二重層コンデンサ28への充電が開始されると、第一の固定コイル23及び第二の固定コイル24に印加される電圧は低下する。また、充電が完了すると、第一の固定コイル23及び第二の固定コイル24に印加される電圧は上昇する。すなわち、検出された電圧値が充電開始時の電圧と対応する第一の設定値以下かどうか判断することで、電気二重層コンデンサ28への充電が開始されたかどうかを判断することができる。また、充電終了時の電圧と対応する第二の設定値以上かどうか判断することで、電気二重層コンデンサ28への充電が完了したかどうかを判断することができる。
また、本実施形態のドア装置1では、さらに、閉鎖端または開放端を判定するためのリミットスイッチやモータエンコーダなどである位置検知手段を設けるものとしても良い。これによりドア本体2が閉鎖端に位置するかどうか、開放端に位置するかどうか正確に検知することができる。また、上記のように、閉鎖端及び開放端において第一の固定コイル23及び第二の固定コイル24を設けるようにした場合には、さらに上記位置検知手段による検知結果によって充電状態をより正確に判断することができる。すなわち、位置検知手段によってドア本体2の位置が閉鎖端または開放端と判定されているにも係らず、検出手段によって検出値に基づいて充電が開始されていないと判断されている場合には、電力供給手段26、高周波化回路27、伝達手段、または、電気二重層コンデンサ28に故障等が発生していると判断することができる。
以上、本実施形態について説明し、ドア装置1は、ドア本体2が移動方向Dにスライド移動するタイプとしたが、これに限るものでは無く、回転移動するタイプについても適用可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図4から図11は、本発明の第2の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4に示すように、この実施形態のドア装置50は、例えば、工場などで車両が通過可能な大型のものである。そして、ドア本体2は、コントローラ20の制御部25による制御のもと、閉鎖端D1から開放端D2まで移動方向Dに移動可能であるとともに、通過する移動体の大きさなどに応じて位置D3のように途中停止させることも可能である。ここで、ドア本体2には、電気部品として警告表示手段51が設けられている。警告表示手段51は、ドア本体2の閉鎖端D1側の側縁部に上下に設けられた第一の警告灯52と、ドア本体2の開放端D2側の側縁部に上下に設けられた第二の警告灯53と、第一の警告灯52及び第二の警告灯53を制御する警告灯制御部54と、警告灯制御部54と接続された受信部55と、コントローラ20の制御部25と接続された送信部56とを備える。警告灯制御部54には、電気二重層コンデンサ28が接続されていて、これにより警告灯制御部54による制御のもと第一の警告灯52及び第二の警告灯53を点灯させることが可能となっている。
そして、図5に示すように、コントローラ20の制御部25の制御に基づいてドア本体2を閉鎖端D1に向かって走行させる場合には、送信部56から受信部55に無線信号が送信され、この無線信号をもとに警告灯制御部54は、第一の警告灯52のみを点滅させる。逆に、図6に示すように、ドア本体2を開放端D2に向かって走行させる場合には、同様に無線信号をもとに警告灯制御部54は、第二の警告灯53のみを点滅させる。また、図4に示すように、ドア本体2が閉鎖端D1または開放端D2で静止している場合には、無線信号をもとに警告灯制御部54は、第一の警告灯52及び第二の警告灯53のいずれも消灯させる。さらに、図7に示すように、ドア本体2が閉鎖端D1と開放端D2との途中で静止している場合には、無線信号をもとに警告灯制御部54は、第一の警告灯52及び第二の警告灯53を点灯させる。なお、上記の警告表示手段51の動作は、ドア本体2の動作開始とともに行われても良いし、ドア本体2の動作開始に先行して行うものとしても良い。
このように、警告表示手段51によって、ドア本体2が静止した状態なのか、若しくは、移動方向Dの内、閉鎖または開放するいずれの方向に移動中なのか表示することで、移動体をより安全に通過させることができる。ここで、本実施形態のドア装置50の警告表示手段51は、ドア本体2が閉鎖端D1及び開放端D2に位置していない時に第一の警告灯52及び第二の警告灯53を点灯させる必要があり、常に電力を供給する必要がある。しかしながら、上記のように電気二重層コンデンサ28を備えることで、ドア本体2が閉鎖端D1及び開放端D2に位置する僅かな時間で電気二重層コンデンサ28に充電しつつ、移動中あるいは途中停止している場合には、電気二重層コンデンサ28から供給される電力によって好適に第一の警告灯52及び第二の警告灯53を点灯させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の第1の実施形態のドア装置を示す全体構成図である。 本発明の第1の実施形態のドア装置において、コントローラ及び電気部品を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態のドア装置において、電源投入時における制御手順を示したフロー図である。 本発明の第2の実施形態のドア装置を示す全体構成図である。 本発明の第2の実施形態のドア装置の動作状況を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態のドア装置の動作状況を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態のドア装置の動作状況を示す説明図である。
符号の説明
1、50 ドア装置
2 ドア本体
5 駆動機構(駆動手段)
21 第一のドア側コイル(伝達手段)
22 第二のドア側コイル(伝達手段)
23 第一の固定コイル(伝達手段)
24 第二の固定コイル(伝達手段)
25 制御部
26 電力供給手段
27 高周波化回路(検出手段)
28 電気二重層コンデンサ
30 タッチスイッチ(電気部品)
31 液晶パネル(電気部品)
51 警告表示手段(電気部品)
B 壁体
B1 開口部
D1 閉鎖端(電力伝達位置)
D2 開放端(電力伝達位置)

Claims (1)

  1. 壁体の開口部を閉鎖する閉鎖端と該開口部を開放する開放端との間で移動可能なドア本体と、
    前記壁体側に設けられて電力を供給する電力供給手段と、
    前記ドア本体が所定の電力伝達位置である場合に、前記電力供給手段から供給された電力を前記ドア本体側に伝達させることが可能な伝達手段と、
    前記ドア本体に設けられ、前記伝達手段によって前記ドア本体側に伝達された電力を充電する電気二重層コンデンサと、
    前記ドア本体に設けられ、前記電気二重層コンデンサと電気的に接続された電気部品と、
    前記ドア本体を移動させる駆動手段と、
    前記電力供給手段から前記伝達手段に供給される電流値または前記伝達手段に印加される電圧値の少なくとも一方を検出値として検出する検出手段と、
    該検出手段で検出された前記検出値に基づいて前記駆動手段を駆動させる制御部とを備え、
    前記制御部は、前記駆動手段を駆動させて前記ドア本体を前記電力伝達位置まで移動させるとともに、前記検出手段で検出される前記検出値を監視して、該検出値が予め決められた第一の設定値で表わされる境界を超えた場合に前記電気二重層コンデンサへの充電が開始されたと判断して前記駆動手段の駆動を停止し、前記検出値が予め決められた第二の設定値以下で表わされる境界を超えた場合に前記電気二重層コンデンサへの充電が完了したと判断して前記駆動手段の駆動を開始することを特徴とするドア装置。
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