JP4958039B2 - 固定金具 - Google Patents

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本発明は、棒材や板材などの組立用部材に形成したレール溝や、軽みぞ形鋼などのレール溝に挿入して用い、任意位置における部材の固定等を行うレール溝インサート用の固定金具に関する。
いわゆるCチャンネルと称されるレール溝を有する棒材や、内部に凸型の断面形状の溝部を有する板材や壁材などでは、その溝部に、矩形ヘッドを有するボルト付き固定金具を挿入し、そのボルトへの嵌合により各種部材を固定する手法が広く用いられている。このボルト付き固定金具は、ナット等を嵌合する際の供回りを防止するため、矩形のヘッドの一辺の長さが溝幅よりも僅かに小さくなるように設計されている。
しかし、上記のような形状の固定金具の場合、レール溝の両端からしか固定金具のヘッドを挿入できないという問題や、矩形のヘッドに錆付き等を生じるとレール溝に固着しやすく、嵌合を緩めても固定金具が自在に動かせなくなるという問題があった。特に、レール溝を有する部材の末端が、既に組み立て完了等により加工または封止されていて固定金具を端部から挿入できないような場合、固定金具を挿入するための穴をレール溝の開口部側から形成するしか方策がないが、矩形の穴を事後に成形することは円形のそれと比較して困難であった。
そこで、ヘッドの短辺(または最大幅)をレール溝の開口部幅wよりも小さく、且つヘッドの長編(または最大長さ)をレール溝の開口部幅よりも長くした矩形または平行四辺形のヘッドを有するボルト付き固定金具も提案されている(例えば、特許文献1参照)。この固定金具によれば、レール溝のどの位置からでも溝内に固定金具のヘッドを挿入することができる。
しかし、この固定金具の場合、例えば、ボルトに嵌合したナットに緩みが生じた場合などには振動や衝撃等により固定金具がレール溝から外れる虞があるという安全性に係る問題があった。また、部材を保持しつつ固定金具のヘッドをレール溝に沿って自在にスライドさせる使用態様には不向きであるという問題もあった。
特開平11−141511号公報 第3頁〜第5頁 図1
そこで本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、円盤状ヘッド部に偏心して形成した円柱状ナット部に、ボルト等を嵌合して固定を行うことにより、ボルト等の嵌合の際の供回りを防止できると共に、ヘッドが固着しにくく、容易にスライドさせて使用でき、且つ、レール溝から外れる虞がない安全な使用が可能な固定金具を提供することを目的とするものである。
本発明の固定金具は、内部に凸型の断面形状の溝部を有する棒材または板材などの、前記溝部の長手方向に沿って移動自在な円盤状ヘッド部と、前記円盤状ヘッド部の片面上に、前記円盤状ヘッドの軸部に対して偏心させて形成したボルト嵌合用の円柱状ナット部と、ボルト等の嵌合部材と、を供え、前記円柱状ナット部への前記嵌合部材の締め付けにより前記溝部の任意位置における固定を可能とすることを特徴とする。
上記構成によれば、ヘッドが円盤状で、且つ、ナット部が偏心させて形成されているため、レール溝に挿入して使用する際、ボルト等を嵌合のために締め付けても供回りすることがない。また、円盤状であるため、レール溝との接触部が少なく、従ってヘッドが固着しにくく、容易にスライドさせて使用することができる。同様に、ヘッドの位置によって固定金具がレール溝から外れる虞がない。更に、ドリル等でレール溝の開口部側から事後に円形の穴部を形成すれば、固定金具のヘッド部を容易にレール溝に挿入、スライドして使用することができる。
また、本発明の固定金具は、請求項1に記載の固定金具であって、前記円柱状ナット部の高さは、前記溝部を形成する前記棒材または板材などの溝鍔部の高さよりも低いことを特徴とする。
上記構成によれば、レール溝の任意位置においてボルト等の嵌合を行うことにより、固定金具をレール溝を有する部材に的確に固定することができる。つまり、レール溝が水平方向でなく、鉛直方向に形成されている場合にも、固定金具およびそれが保持する部材を的確に固定することができる。
以上のように、本発明の固定金具によれば、ボルト等を嵌合のために締め付けする際の供回りを防止できると共に、ヘッドが固着しにくいので容易にスライドさせて使用することができる。更に、レール溝から外れる虞がなく、安全に固定等を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態における固定金具について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における固定金具の外観を示す斜視図である。
固定金具10は、円盤状ヘッド部1と、円柱状ナット部2と、円柱状ナット部2に嵌合されるボルト等の嵌合部材3と、で構成される。円盤状ヘッド部1は、金属製のヘッドであり、片方の表面に偏心して同じ材質の円柱状ナット部2が形成されている。円柱状ナット部2の内部には、ボルト等の嵌合部材3をネジ締めするためのネジ溝が形成されている。嵌合部材3は、ボルト等であり、円柱状ナット部2に嵌合してその他の部材(例えば、図中のフック30)を固定金具10に保持するとともに、固定金具10をレール溝20に固定することができる。
本発明の実施の形態における固定金具10は、レール溝20の両端部から円盤状ヘッド部1を挿入させて使用することができる他、図1に示すように、レール溝20の開口部側から、円盤状ヘッド1より僅かに大きな直径を有する穴部21を事後に形成すれば、穴部21より容易に固定金具10を挿入することができる。
図2は、本発明の実施の形態における固定金具のレール溝への挿入状態を示す断面図である。図に示すように、固定金具10の円柱状ナット部2の高さは、レール溝20を形成する部材の溝鍔部22の高さhよりも低いため、嵌合部材3(ボルト)を締め付けるに従って、固定金具10はレール溝20に的確に固定される。
一方、例えば、固定金具10で保持する部材(例えば、図1や図2におけるフック30)を、レール溝20の任意の位置にスライドさせる使用態様とする場合には、円柱状ナット部2の高さを上記溝鍔部22の高さより高く形成すればよい。この場合、嵌合部材3(ボルト)を締め付けても、保持する部材(フック30)と固定金具10のみが固定されるので、固定金具10とフック30を容易に移動させることができる。
本発明の実施の形態における固定金具10は、内部に凸型の断面形状の溝部を有するあらゆる部材に適用することができる。例えば、図3は、アルミニウム製のプレハブ構造物用建材40に本発明の実施の形態における固定金具を挿入する様子を示す図であるが、断面が略凸型に形成された溝部41に本発明の実施の形態における固定金具10を挿入して使用することができる。
そのため、図4に示すように、アルミニウム製のプレハブ構造物用建材40を連結して形成した曲面状の壁面等において、本発明の実施の形態における固定金具10を用いて棚板50を固定したり、衝立用の脚を固定したりすることができる。このような部材においても、溝部41の開口部側に穴部42を形成すれば、プレハブ構造物用建材40の任意位置から固定金具10を容易に挿入することができる。
本発明にかかわる固定金具は、ボルト等の嵌合の際の供回りを防止できると共に、ヘッドが固着しにくく、容易にスライドさせて使用でき、且つ、レール溝から外れる虞がなく安全に使用できるという効果を有し、レール溝を有する部位における各種部材の固定等において有用である。
本発明の実施の形態における固定金具の外観を示す斜視図 本発明の実施の形態における固定金具のレール溝への挿入状態を示す断面図。 アルミニウム製のプレハブ構造物用建材に本発明の実施の形態における固定金具を挿入する様子を示す図 アルミニウム製のプレハブ構造物用建材を連結して形成した曲面状の壁面等において、本発明の実施の形態における固定金具の使用例を示す図
符号の説明
1 円盤状ヘッド
2 円柱状ナット部
3 嵌合部材
10 固定金具
20 レール溝
21 レール溝の穴部
22 レール溝の溝鍔部
30 フック
31 座金
40 プレハブ構造物用建材
41 プレハブ構造物用建材の溝部
42 プレハブ構造物用建材の穴部
50 棚板
60 衝立用の脚

Claims (2)

  1. 内部に凸型の断面形状の溝部を有する棒材または板材などの、前記溝部の長手方向に沿って移動自在な円盤状ヘッド部と、
    前記円盤状ヘッド部の片面上に、前記円盤状ヘッドの軸部に対して偏心させて形成したボルト嵌合用の円柱状ナット部と、
    ボルト等の嵌合部材と、を供え、
    前記円柱状ナット部への前記嵌合部材の締め付けにより前記溝部の任意位置における固定を可能とすることを特徴とする固定金具。
  2. 前記円柱状ナット部の高さは、前記溝部を形成する前記棒材または板材などの溝鍔部の高さよりも低いことを特徴とする請求項1に記載の固定金具。
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