JP4957321B2 - 鍵盤楽器 - Google Patents

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Description

この発明は、電子ピアノや電子オルガンなどの鍵盤楽器に関する。
従来、電子ピアノなどの鍵盤楽器においては、特許文献1に記載されているように、複数の鍵が配列された鍵盤ケースと、この鍵盤ケースの両側を支える一対の支持側板とを備え、鍵盤ケースの両側面に回転軸とガイド突起とをそれぞれ設け、一対の支持側板の互いに対向する各内面上部に鍵盤ケースの回転軸が回転自在に嵌合する軸受け穴と鍵盤ケースのガイド突起をガイドするガイド溝とをそれぞれ設け、回転軸を中心として鍵盤ケースを回転させると、鍵盤ケースのガイド突起が支持側板のガイド溝によってガイドされ、これにより鍵盤ケースを使用可能な水平状態と使用しない垂直状態とになるように構成したものがある。
実開平04−124293号
すなわち、この種の鍵盤楽器は、使用するときに回転軸を中心として鍵盤ケースを回転させて、鍵盤ケースのガイド突起を支持側板のガイド溝に沿って斜め上方にガイドすることにより、鍵盤ケースを一対の支持側板間における上部に水平な状態で配置させることができ、また使用しないときに回転軸を中心として鍵盤ケースを回転させて、鍵盤ケースのガイド突起を支持側板のガイド溝に沿って斜め下方にガイドすることにより、鍵盤ケースを一対の支持側板間における上部奥側に垂直な状態で配置させることができるように構成されている。
しかしながら、このような従来の鍵盤楽器では、使用しないときに回転軸を中心として鍵盤ケースを回転させて、鍵盤ケースを一対の支持側板間における上部奥側に垂直な状態で配置させるだけ、一対の支持側板を互いに接近させることができないため、楽器全体を十分にコンパクトにすることができず、楽器を設置するための設置スペースの省スペース化を図ることできないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、使用しないときに楽器全体を十分にコンパクトにして、設置スペースの省スペース化を図ることができる鍵盤楽器を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
請求項1に記載の発明は、複数の鍵が配列された鍵盤ケースと、この鍵盤ケースに連結される連結部をそれぞれ有して前記鍵盤ケースを支持する一対のスタンド部材と、前記鍵盤ケースに設けられて前記一対のスタンド部材の前記各連結部を接離方向に移動自在にガイドする一対のガイド溝部と、この一対のガイド溝部が互いに接近する前記鍵盤ケースの中央部分に回転可能に設けられ、前記一対のスタンド部材が互いに接近して前記各連結部が前記鍵盤ケースの中央部分に移動したときに、前記各連結部が前記一対のガイド溝部からそれぞれ離脱して挿入する一対の保持溝部を有する回転部材とを備えたことを特徴とする鍵盤楽器である。
請求項2に記載の発明は、前記一対のガイド溝部と前記回転部材とが、前記鍵盤ケースの背面のみに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤楽器である。
請求項3に記載の発明は、前記一対のガイド溝部が、前記鍵盤ケースの少なくとも背面にその長手方向に沿って直線状に設けられた各スリット孔と、前記鍵盤ケース内に前記各スリット孔と対応して設けられ且つ前記各スリット孔の上側に位置する上部の前後および前記各スリット孔の下側に位置する下部の前後にそれぞれ各レールを有する各レール部が上下に対向して設けられた一対のガイドレールとを備えており、前記一対のスタンド部材の前記各連結部は、前記一対のスタンド部材の上端部に固定軸によって取り付けられて前記鍵盤ケース内を前記一対のガイドレールに沿って移動する支持板と、この支持板にそれぞれ回転自在に設けられて前記ガイドレールの前記各レール部にガイドされて転動する複数の支持ローラとを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の鍵盤楽器である。
請求項4に記載の発明は、前記一対のスタンド部材が互いに離れて前記鍵盤ケースの両側を支持したときに、前記鍵盤ケースに対し前記一対のスタンド部材を位置規制する第1の位置規制部材と、前記一対のスタンド部材が互いに接近して前記各連結部が前記回転部材の前記各保持溝部に位置した状態で、前記鍵盤ケースが前記回転部材を中心に回転して垂直に起立したときに、前記鍵盤ケースに対し前記一対のスタンド部材を位置規制する第2の位置規制部材とを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鍵盤楽器である。
この発明によれば、一対のスタンド部材を互いに離れる方向に移動させると、一対のスタンド部材の各連結部が、鍵盤ケースに設けられた一対のガイド溝部に沿って互いに離れる方向にガイドされて、一対のガイド溝部の互いに離れた端部に移動するので、一対のスタンド部材で鍵盤ケースの両側を支持することができ、これにより鍵盤ケースを水平な状態で安定させて支持することができるので、良好に演奏をすることができる。
また、一対のスタンド部材を互いに接近する方向に移動させると、一対のスタンド部材の各連結部が、鍵盤ケースの一対のガイド溝部に沿ってガイドされて鍵盤ケースの中央部分に移動し、一対のガイド溝部から離脱して回転部材の一対の保持溝部に挿入し、この状態で回転部材を中心に鍵盤ケースを回転させて垂直に起立させることができる。これにより、使用しないときに楽器全体を十分にコンパクトにすることができ、楽器を設置するための設置スペースの大幅な省スペース化を図ることができる。
以下、図1〜図12を参照して、この発明を適用した鍵盤楽器の一実施形態について説明する。
この鍵盤楽器は、図1〜図5に示すように、鍵盤ケース1と、この鍵盤ケース1を支持する左右一対のスタンド部材2、3とを備えている。鍵盤ケース1は、図1〜図3に示すように、横方向に長い箱形状に形成され、その内部に白鍵および黒鍵などの鍵4が多数配列された構成になっている。この場合、多数の鍵4は、その前部側(図2では上辺側)における上面および前面が外部に露出し、この露出した部分が押鍵操作されるように構成されている。
また、この鍵盤ケース1内には、押鍵操作に基づいて楽音を発生させるために必要な各種の電子部品(図示せず)が設けられている。そして、この鍵盤ケース1の背面1a(図2では手前側の側面)には、図3〜図5に示すように、後述する一対のガイド溝部5、6が鍵盤ケース1の長手方向に沿って一直線上に設けられていると共に、この一対のガイド溝部5、6が互いに接近する鍵盤ケース1の背面1aにおける中央部分には、後述する回転部材7が回転可能に設けられている。
一対のスタンド部材2、3は、図1〜図3に示すように、それぞれ台座部8と支持アーム部9とを備え、鍵盤ケース1が水平な状態において一方(図3では左側)のスタンド部材2が鍵盤ケース1の左側を支持し、他方(図3では右側)のスタンド部材3が鍵盤ケース1の右側を支持するように構成されている。すなわち、台座部8は、図1〜図3に示すように、鍵盤ケース1の背面1a側(図2では上辺側)に対応する後脚部8aと、鍵盤ケース1の前面1b側(図2では下辺側)に対応する前脚部8bと、後脚部8aと前脚部8bとを連結する連結脚部8cとからなり、全体が上方から見てほぼエ形状に形成されている。
この場合、左側のスタンド部材2の台座部8と右側のスタンド部材3の台座部8とは、図4に示すように、互いに接近したときに相互に接触しないように、図2に示すように、鍵盤ケース1の前後方向に位置がずれて設けられている。また、一対のスタンド部材2、3の各後脚部8aと前脚部8bとの各下面には、それぞれ複数のキャスタ10が取り付けられている。また、各支持アーム部9は、図1〜図3に示すように、各台座部8の各後脚部8aの中間部に垂直に起立して設けられ、その各上部がそれぞれ互いに接近する方向に向けて斜め上方に傾斜する傾斜部9aに形成されている。
この各傾斜部9aの各上端部は、鍵盤ケース1の背面1aに対面しており、この対面した各上端部には、鍵盤ケース1の背面1aに設けられた一対のガイド溝部5、6に沿って移動可能に取り付けられる連結部11がそれぞれ設けられている。この場合、左側の支持アーム部9は、図2に示すように、台座部8の後脚部8aの後面に固定されており、右側の支持アーム部9は、台座部8の後脚部8aの上面に固定されている。これにより、左右の各支持アーム部9は、図2に示すように、左右の各台座部8が前後に位置がずれていても、鍵盤ケース1の前後方向における位置が同じになるように、各台座部8にそれぞれ設けられている。
これにより、一対のスタンド部材2、3は、図1および図2に示すように、各台座部8に設けられた各支持アーム部9における各傾斜部9aの各上端部が、各連結部11により鍵盤ケース1の背面1aに設けられた一対のガイド溝部5、6に移動可能に連結され、これにより鍵盤ケース1を支持するように構成されている。この場合、各支持アーム部9は、各傾斜部9aの各上端部が各後脚部8aの互いに接近する端部のほぼ真上に位置している。これにより、各支持アーム部9は、各後脚部8aが互いに接近して各連結部11が鍵盤ケース1の中央部分に移動したときに、図4および図5に示すように、各連結部11が一対のガイド溝部5、6から離脱して回転部材7に移動することにより、各傾斜部9aの各上端部が最も接近するように構成されている。
ところで、一対のガイド溝部5、6は、図3および図4に示すように、一対のスタンド部材2、3の各連結部11を水平方向にガイドするためのものであり、一方(図3では左側)のガイド溝部5は、鍵盤ケース1の背面1aにおける中央部分から左側に設けられており、他方(図3では右側)のガイド溝部6は、鍵盤ケース1の背面1aにおける中央部分から右側に設けられている。この一対のガイド溝部5、6は、図3、図6、図7に示すように、それぞれ鍵盤ケース1の背面1aにその長手方向に沿って一直線上に設けられた各スリット孔5a、6aと、鍵盤ケース1の背面1aにおける内面に各スリット孔5a、6aと対応して設けられた各ガイドレール12とを備えている。
この各ガイドレール12は、図6および図7に示すように、それぞれ上側レール部13と下側レール部14とを備え、この上側レール部13と下側レール部14とが鍵盤ケース1の各スリット孔5a、6aの上下に少し離れた状態で鍵盤ケース2の背面1aにおける内面にビス15によって取り付けられている。この場合、上側レール部13の下面には、図6に示すように、鍵盤ケース1内における前側(図6では左側)に位置する前レール13aと、鍵盤ケース1内における後側(図6では右側)である背面1a側に位置する後レール13bとが下方に突出して設けられている。また、下側レール部14の上面には、上側レール部13の前レール13aに対応する前レール14aと、上側レール部13の後レール13bに対応する後レール14bとが上方に突出して設けられている。
一方、一対のスタンド部材2、3の各連結部11は、図6および図7に示すように、一対のスタンド部材2、3の各支持アーム部9における各傾斜部9aの上端部にナット16aによって取り付けられた固定軸16と、この固定軸16に取り付けられた支持板17と、この支持板17にそれぞれ回転自在に設けられてガイドレール12の上側レール部13と下側レール部14とにガイドされて転動する複数の支持ローラ18とを備えている。
この場合、固定軸16は、図6に示すように、一対のガイド溝部5、6の各スリット孔5a、6aを通して鍵盤ケース1内に挿入し、この挿入した先端(図6では左端)に支持板17が設けられている。支持板17は、図6および図7に示すように、鍵盤ケース1内に位置して一対のガイドレール12に沿って移動するように構成されている。この支持板17の内面(図6では左側面)における上下の4隅付近には、それぞれ支持ローラ18が回転自在に取り付けられている。
これら支持ローラ18は、それぞれ支持板17に取り付けられた軸部20と、この軸部20に回転自在に取り付けられたローラ部21とを備えている。この場合、支持板17の上部両側に位置する2つのローラ部21には、図6に示すように、ガイドレール12の上側レール部13に設けられた前レール13aと後レール13bとがそれぞれ挿入するガイド溝21a、21aが設けられている。また、支持板17の下部両側に位置する2つのローラ部21にも、図6に示すように、ガイドレール12の下側レール部14に設けられた前レール14aと後レール14bとがそれぞれ挿入するガイド溝21b、21bが設けられている。
これにより、支持板17の上部側に位置する2つのローラ部21は、図6および図7に示すように、その各ガイド溝21a、21aに上側レール部13の前レール13aと後レール13bとが挿入していることにより、前後方向(図6では左右方向)にガタツクことなく、上側レール部13にガイドされて転動する。また、支持板17の下部側に位置する2つのローラ部21は、図6および図7に示すように、その各ガイド溝21b、21bに下側レール部14の前レール14aと後レール14bとが挿入していることにより、前後方向(図6では左右方向)にガタツクことなく、下側レール部13にガイドされて転動する。
このため、一対のスタンド部材2、3の各連結部11は、図6および図7に示すように、上側に位置する2つの支持ローラ18が上側レール部13で上方から押えられて、上側に位置する2つの支持ローラ18の上部位置が規制され、また下側に位置する2つの支持ローラ18が下側レール部14で下方から押えられて、下側に位置する2つの支持ローラ18の下部位置が規制されていることにより、一対のスタンド部材2、3の各支持アーム部9に対し鍵盤ケース1が上下方向にガタツクことなく、安定した状態で各支持アーム部9と鍵盤ケース1とを連結するように構成されている。
一方、鍵盤ケース1の背面1aにおける中央部分に設けられた回転部材7は、図8〜図11に示すように、鍵盤ケース1内の底板部1c上にボルト23aによって固定された固定台23と、この固定台23の上部に固定ビス22によって固定された取付軸24と、この取付軸24に回転自在に取り付けられた回転円板25とを備えている。この場合、取付軸24は、図8に示すように、鍵盤ケース1の背面1aにおける中央部分に設けられた円形状の孔部26の中心に対応する位置に設けられている。すなわち、鍵盤ケース1の円形状の孔部26は、その中心が一対のガイド溝部5、6の各スリット孔5a、6aが互いに接近する端部の中間部分に位置している。
回転円板25は、図8および図9に示すように、鍵盤ケース1の円形状の孔部26に対応した状態で、ボールベアリングなどの軸受け部材27によって取付軸24に回転自在に取り付けられている。また、回転円板25と取付軸24と間には、ダンパ部材28が設けられている。このダンパ部材28は、回転円板25に固定された円板状のダンパ部28aと、取付軸24に固定された円板状のダンパ部28bとを備え、回転円板25のダンパ部28aと取付軸24のダンパ部28bとが所定の接触圧で面接触し、その面接触の摩擦力により回転円板25に対して負荷を与えることにより、回転円板25の回転動作を制動するように構成されている。
この場合、回転円板25と固定台23との間には、ナイロンなどの合成樹脂製のワッシャ29が配置されている。また、取付軸24の一端部(図9では左端部)には、固定台23に対する取付軸24の抜けを防ぐための抜け止めリング24aが取り付けられており、取付軸24の他端部(図9では右端部)には、その先端側から回転円板25が抜けるのを防ぐための抜け止め部24bが設けられている。この抜け止め部24bと回転円板25との間にも、ナイロンなどの合成樹脂製のワッシャ29が配置されている。さらに、この回転円板25の表面、つまり鍵盤ケース1の円形状の孔部26内に位置して外部に露出する表面には、化粧板30がビス30aによって取り付けられている。
ところで、この回転円板25には、図8〜図11に示すように、一対のスタンド部材2、3が互いに接近して各連結部11が鍵盤ケース1の中央部分に移動したときに、各連結部11が一対のガイド溝部5、6からそれぞれ離脱して挿入する一対の保持溝部31、32がそれぞれ設けられている。この一対の保持溝部31、32は、図8に示すように、一対のガイド溝部5、6に連続可能に対応し、回転円板25の中心側に位置する端部同士が回転部材7の取付軸24の外径よりも少し広い間隔だけ離れた状態で回転円板25に設けられている。
すなわち、一対の保持溝部31、32は、図8および図11に示すように、一対のガイド溝部5、6と同様、回転円板25の化粧板30に設けられて一対のガイド溝部5、6の各スリット孔5a、6aに連続可能に対応する各スリット孔31a、32aと、回転円板25の内側面(図11では左側)に各スリット孔31a、32aと対応する各ガイドレール33とを備えている。この場合、各スリット孔31a、32aは、図8に示すように、回転円板25の中心を通る直線上に位置し、回転円板25の中心側に位置する端部同士が回転部材7の取付軸24の外径よりも少し広い間隔だけ離れ、各他端部が回転円板25に設けられた化粧板30の外周端に開放されている。
また、各ガイドレール33は、図11に示すように、それぞれ上側レール部34と下側レール部35とを備え、この上側レール部34と下側レール部35とが、化粧板30の各スリット孔31a、32aの上下に少し離れた状態で、回転円板25の内側面(図11では左側面)に一体に形成されている。この場合、上側レール部34の下面には、図11に示すように、鍵盤ケース1内における前側(図11では左側)に位置する前レール34aと、鍵盤ケース1内における後側(図11では右側)である背面1a側に位置する後レール34bとが下方に突出して設けられている。また、下側レール部35の上面には、上側レール部34の前レール34aに対応する前レール35aと、上側レール部34の後レール34bに対応する後レール35bとが上方に突出して設けられている。
これにより、一対の保持溝部31、32は、回転部材7の回転円板25が取付軸24を中心に回転して一対のガイド溝部5、6に対応したときに、一対の保持溝部31、32の各スリット孔31a、32aと一対のガイド溝部5、6の各スリット孔5a、6aとが対応して連続し、これに伴って一対の保持溝部30、31の各ガイドレール33と一対のガイド溝部5、6の各ガイドレール12とが対応して連続し、この状態で一対のスタンド部材2、3が互いに接近した際に、一対のスタンド部材2、3の各連結部11が一対のガイド溝部5、6から離脱して一対の保持溝部31、32にそれぞれ挿入するように構成されている。
すなわち、一対のスタンド部材2、3の各連結部11は、図11に示すように、一対のガイド溝部5、6と同様、支持板17の上部側に位置する2つのローラ部21の各ガイド溝21a、21aに上側レール部34の前レール34aと後レール34bとがそれぞれ挿入していることにより、回転円板25に対し前後方向(図11では左右方向)にガタツクことなく、上側レール部34にガイドされて転動する。また、支持板17の下部側に位置する2つのローラ部21は、図11に示すように、その各ガイド溝21b、21bに下側レール部35の前レール35aと後レール35bとが挿入していることにより、回転円板25に対し前後方向(図11では左右方向)にガタツクことなく、下側レール部35にガイドされて転動する。
このため、一対のスタンド部材2、3の各連結部11は、図11に示すように、上側に位置する2つの支持ローラ18が上側レール部34で上方から押えられて、上側に位置する2つの支持ローラ18の上部位置が規制され、また下側に位置する2つの支持ローラ18が下側レール部35で下方から押えられて、下側に位置する2つの支持ローラ18の下部位置が規制され、これにより鍵盤ケース1の回転円板25を一対のスタンド部材2、3の各支持アーム部9に対し上下方向にガタツクことなく、安定した状態で各支持アーム部9と鍵盤ケース1とを連結するように構成されている。
ところで、回転円板25は、その回転位置が回転規制部材37によって規制されるように構成されている。すなわち、この回転規制部材37は、図8に示すように、鍵盤ケース1の背面1aにおける内面に設けられて中央部に弾力突起38aが設けられた板ばね38と、回転円板25の外周面に設けられて板ばね38の弾力突起38aがクリック感をもって係脱可能に係合する2つの係合凹部40、41とを備えている。
この場合、2つの係合凹部40、41のうち、一方(図8では右側)の係合凹部40は、図8に示すように、一対のガイド溝部5、6と一対の保持溝部31、32とが対応して連続した状態のときに、板ばね38の弾力突起38aが弾力的に係合し、これにより回転円板25の回転位置を規制するように構成されている。また、他方(図8では左側)の係合凹部41は、図8に示すように、一対の保持溝部31、32が一対のガイド溝部5、6に対して90°回転したときに、板ばね38の弾力突起38aが弾力的に係合し、これにより回転円板25の回転位置を規制するように構成されている。
また、この鍵盤ケース1は、図1に示すように、一対のスタンド部材2、3が互いに離れて鍵盤ケース1の両側を支持したときに、鍵盤ケース1に対し一対のスタンド部材2、3を位置規制する第1の位置規制部材42と、図5に示すように、一対のスタンド部材2、3が互いに接近して各連結部11が鍵盤ケース1の中央部分に移動した状態で、鍵盤ケース1が回転部材7を中心として回転して垂直に起立したときに、鍵盤ケース1に対し一対のスタンド部材2、3を位置規制する第2の位置規制部材43とを備えている。
これら第1、第2の各位置規制部材42、43は、図12(a)および図12(b)に示すように、それぞれ鍵盤ケース1の背面1aに設けられた貫通孔1dに出没方向(図12では上下方向)に移動可能に挿入された支持ピン44と、この支持ピン44を鍵盤ケース1の背面1aから外部に向けて押し出す方向(図12では上方)に付勢するコイルばね45とを備えている。
この場合、支持ピン44は、鍵盤ケース1内に位置する内端部(図12では下端部)に抜け止め用の鍔部44aが設けられ、鍵盤ケース1の外部に位置する外端部(図12では上端部)に頭部44bが設けられている。また、コイルばね45は、支持ピン44の外周に配置された状態で、支持ピン44の頭部44bと鍵盤ケース1の背面1aとの間に配置されている。
これにより、第1の位置規制部材42は、図1に示すように、鍵盤ケース1の背面1aにおける両側にそれぞれ配置され、一対のスタンド部材2、3が互いに最も離れたときに、図12(a)に示すように、その支持ピン44の頭部44bに各支持アーム部9の傾斜部9aにおける各対向縁が当接して、図1に示すように、一対のスタンド部材2、3が互いに接近する方向に移動するのを規制し、コイルばね45のばね力に抗して支持ピン44が押し込まれたときに、図12(b)に示すように、一対のスタンド部材2、3の規制を解除するように構成されている。
また、第2の位置規制部材43は、図5に示すように、鍵盤ケース1の背面1aにおける回転円板25の近傍に位置する箇所にそれぞれ配置され、一対のスタンド部材2、3が互いに最も接近したときに、支持ピン44の頭部44bに各支持アーム部9の傾斜部9aにおける各対向縁が当接して、一対のスタンド部材2、3が互いに離れる方向に移動するのを規制し、コイルばね45のばね力に抗して支持ピン44が押し込まれたときに、一対のスタンド部材2、3の規制を解除するように構成されている。
次に、この鍵盤楽器の作用について説明する。
まず、この鍵盤楽器を使用する場合には、図1に示すように、一対のスタンド部材2、3を互いに離れる方向に移動させる。このときには、一対のスタンド部材2、3の各台座部8にそれぞれ設けられた複数のキャスタ10が床上を転動しながら、一対のスタンド部材2、3の各支持アーム部9に設けられた各連結部11が鍵盤ケース1の背面1aに設けられた一対のガイド溝部5、6に沿ってガイドされて各ガイド溝部5、6の両端部に円滑に移動する。これにより、鍵盤ケース1が一対のスタンド部材2、3によって水平に支持される。
そして、各支持アーム部9の各傾斜部9aが鍵盤ケース1における背面1aの両側に設けられた第1の位置規制部材42を乗り越えると、図12(a)に示すように、第1の位置規制部材42の支持ピン44に、各支持アーム部9の各傾斜部9aにおける各対向縁が当接して、図1に示すように、一対のスタンド部材2、3が互いに接近する方向に移動するのを規制する。これにより、一対のスタンド部材2、3が勝手に互いに接近する方向に移動するのを防ぐことができるので、安定した状態で鍵盤ケース1の両側を支持することができ、これにより安全に鍵盤ケース1の鍵4を押鍵操作して良好に演奏をすることができる。
また、この鍵盤楽器を使用しないときには、図4に示すように、一対のスタンド部材2、3を互いに接近させて各連結部11を鍵盤ケース1の回転部材7に移動させ、この状態で図5に示すように鍵盤ケース1を回転させて垂直に起立させることができる。このときには、まず、回転部材7における一対の保持溝部31、32が一対のガイド溝部5、6に対応して連続しているかを確認し、対応していなければ、回転円板25を回転させて一対の保持溝部31、32を一対のガイド溝部5、6に対応させて連続させる。
この場合、図8に示すように、一対のガイド溝部5、6と一対の保持溝部31、32とが対応して連続すると、回転規制部材37の板ばね38の弾力突起38aが回転円板25の係合凹部40にクリック感をもって弾力的に係合して回転円板25の回転位置を規制する。この状態で、第1の位置規制部材42の支持ピン44を押し込んで、図12(b)に示すように、一対のスタンド部材2、3の規制を解除すると、一対のスタンド部材2、3が互いに接近する方向に移動可能な状態になり、一対のスタンド部材2、3を互いに接近する方向に移動させることができる。
このときにも、一対のスタンド部材2、3の各台座部8にそれぞれ設けられた複数のキャスタ10が床上を転動しながら、一対のスタンド部材2、3の各支持アーム部9に設けられた各連結部11が、鍵盤ケース1の背面1aに設けられた一対のガイド溝部5、6に沿ってガイドされて、鍵盤ケース1の中央部分に円滑に移動する。これにより、一対のスタンド部材2、3の各連結部11が、図4および図8に示すように、鍵盤ケース1の一対のガイド溝部5、6から離脱して回転円板25の一対の保持溝部31、32に挿入する。
このため、回転部材7の回転円板25が各連結部11を介して一対のスタンド部材2、3で支持されることにより、互いに接近した一対のスタンド部材2、3によって鍵盤ケース1が支持される。この状態で、回転部材7の回転円板25つまり回転円板25の取付軸24を中心として鍵盤ケース1を回転させると、回転部材7の回転円板25は回転せず、この回転円板25に対し鍵盤ケース1が回転して、図5に示すように、鍵盤ケース1をほぼ垂直に起立させることができる。このときには、図8に示すように、一対の保持溝部31、32が一対のガイド溝部5、6に対し相対的に90°回転するので、回転規制部材37の板ばね38の弾力突起38aが係合凹部41にクリック感をもって弾力的に係合して回転円板25の回転位置を規制する。
そして、各支持アーム部9の各傾斜部9aが鍵盤ケース1における背面1aの両側に設けられた第2の位置規制部材43を乗り越えると、図12(a)に示したように、第2の位置規制部材43の支持ピン44に、各支持アーム部9の各傾斜部9aにおける各対向縁が当接して、一対のスタンド部材2、3が互いに離れる方向に移動するのを規制すると共に、鍵盤ケース1の回転動作を規制する。これにより、一対のスタンド部材2、3が勝手に互いに離れる方向に移動するのを防ぐことができると共に、鍵盤ケース1が勝手に回転するのを防ぐことができるので、安定した状態で安全に鍵盤ケース1を垂直な状態に起立させることができる。
このように、この鍵盤楽器によれば、複数の鍵4が配列された鍵盤ケース1と、この鍵盤ケース1に連結される連結部11をそれぞれ有して鍵盤ケース1を支持する一対のスタンド部材2、3と、鍵盤ケース1に設けられて一対のスタンド部材2、3の各連結部11を接離方向に移動自在にガイドする一対のガイド溝部5、6と、この一対のガイド溝部5、6が互いに接近する鍵盤ケース1の中央部分に回転可能に設けられ、一対のスタンド部材2、3が互いに接近して各連結部11が鍵盤ケース1の中央部分に移動したときに、各連結部11が一対のガイド溝部5、6からそれぞれ離脱して挿入する一対の保持溝部31、32を有する回転部材7とを備えているので、使用するときに一対のスタンド部材2、3で鍵盤ケース1を水平な状態に安定させて支持でき、また使用しないときに楽器全体をコンパクトにすることができる。
すなわち、この鍵盤楽器によれば、一対のスタンド部材2、3を互いに離れる方向に移動させると、一対のスタンド部材2、3の各連結部11が、鍵盤ケース1に設けられた一対のガイド溝部5、6に沿って互いに離れる方向にガイドされて、一対のガイド溝部5、6の互いに離れた両端部に移動するので、一対のスタンド部材2、3で鍵盤ケース1の両側を支持することができ、これにより鍵盤ケース1を水平な状態で安定させて支持することができるので、鍵4を押鍵操作して良好に演奏をすることができる。
また、一対のスタンド部材2、3を互いに接近する方向に移動させると、一対のスタンド部材2、3の各連結部11が、鍵盤ケース1に設けられた一対のガイド溝部5、6に沿って互いに接近する方向にガイドされて鍵盤ケース1の中央部分に移動し、一対のガイド溝部5、6から離脱して回転部材7の一対の保持溝31、32に挿入し、この状態で回転部材7の回転円板25を中心に鍵盤ケース1を回転させて垂直に起立させることができる。これにより、使用しないときに楽器全体を十分にコンパクトにすることができ、楽器を設置するための設置スペースの大幅な省スペース化を図ることができる。
この場合、一対のガイド溝部5、6と回転部材7とが鍵盤ケース1の背面1aのみに設けられていることにより、鍵盤ケース1を前面1b側から見たときに、鍵盤ケース1によって一対のガイド溝部5、6と回転部材7とが隠れて見えないので、外観的およびデザイン的に好ましいものを得ることができる。このように一対のガイド溝部5、6と回転部材7とを鍵盤ケース1の背面1aのみに設けても、一対のスタンド部材2、3がそれぞれ台座部8と支持アーム部9とを備え、この支持アーム部9に取り付けられた連結部11が鍵盤ケース1の背面1aにおける一対のガイド溝部5、6および回転部材7に連結されていることにより、一対のスタンド部材2、3で鍵盤ケース1を安定した状態で支持することができる。
すなわち、一対のスタンド部材2、3の各台座部8は、鍵盤ケース1の背面1a側に対応する後脚部8aと、鍵盤ケース1の前面1b側に対応する前脚部8bと、後脚部8aと前脚部8bとを連結する連結脚部8cとからなり、全体が上方から見てほぼエ形状に形成されているので、この台座部8に設けられた支持アーム部9の連結部11が鍵盤ケース1の背面1aにおける一対のガイド溝部5、6および回転部材7に連結されて、鍵盤ケース1の背面1a側のみを支持する構成であっても、一対のスタンド部材2、3の各台座部8によって鍵盤ケース1を安定した状態で水平に支持することができる。
また、一対のガイド溝部5、6は、鍵盤ケース1の背面1aにその長手方向に沿って一直線上に設けられた各スリット孔5a、6aと、鍵盤ケース1内に各スリット孔5a、6aと対応して設けられた一対のガイドレール12とを備え、この各ガイドレール12がそれぞれ前レール13aおよび後レール13bを有する上側レール部13と、前レール14aおよび後レール14bを有する下側レール部14とからなり、且つ一対のスタンド部材2、3の各連結部11が、支持アーム部9の上端部に固定軸16によって取り付けられた支持板17と、この支持板17にそれぞれ回転自在に設けられてガイドレール12の上側レール部13と下側レール部14とにガイドされて転動する複数の支持ローラ18とを備えているので、連結部11が上下方向および前後方向にガタツクことなく、連結部11をガイドレール12で円滑にガイドすることができる。
すなわち、支持板17の内面における上下の4隅付近にそれぞれ回転自在に取り付けられた複数の支持ローラ18は、それぞれ支持板17に取り付けられた軸部20と、この軸部20に回転自在に取り付けられたローラ部21とを備え、上部両側に位置する各ローラ部21に上側レール部13の前レール13aと後レール13bとがそれぞれ挿入するガイド溝21a、21aが設けられると共に、下部両側に位置する各ローラ部21にも、下側レール部14に設けられた前レール14aと後レール14bとがそれぞれ挿入するガイド溝21b、21bが設けられているので、各ローラ部21が上側レール部13と下側レール部14に沿って転動する際に、連結部11が上下方向および前後方向にガタツクことなく、円滑に連結部11を上側レール部13と下側レール部14に沿って移動させることができる。
また、一対のスタンド部材2、3の各連結部11は、上側に位置する2つの支持ローラ18が上側レール部13によって上方から押えられて上部位置が規制され、下側に位置する2つの支持ローラ18が下側レール部14によって下方から押えられて下部位置が規制されているので、一対のスタンド部材2、3が鍵盤ケース1の背面1a側のみを支持する構成でも、鍵盤ケース1を一対のスタンド部材2、3の各支持アーム部9に対し上下にガタツクことなく安定した水平な状態で連結することができる。
また、回転部材7は、鍵盤ケース1内に固定された固定台23に取り付けられた取付軸24と、この取付軸24に回転自在に取り付けられた回転円板25とを備え、取付軸24が鍵盤ケース1の背面1aにおける中心部分に設けられた円形状の孔部26の中心に対応する位置に配置され、回転円板25には一対のスタンド部材2、3が互いに接近して、各連結部11が鍵盤ケース1の中央部分に移動したときに、各連結部11が一対のガイド溝部5、6からそれぞれ離脱して挿入する一対の保持溝部31、32がそれぞれ設けられているので、各連結部11が回転部材7の一対の保持溝部31、32に挿入して保持された状態で、回転部材7の回転円板25を中心として鍵盤ケース1を容易に回転させて垂直に起立させることができる。
この場合、一対の保持溝部31、32は、一対のガイド溝部5、6と同じ構成であるから、一対のガイド溝部5、6と同様、各連結部11が回転円板25に対し上下方向および前後方向にガタツクことなく、確実に且つ良好に各連結部11を保持することができる。また、回転円板25と取付軸24と間には、ダンパ部材28が設けられているので、このダンパ部材28によって回転円板25に対して負荷を与えることができ、これにより回転円板25の回転動作を制動することができるので、鍵盤ケース1が勝手に回転するのを防ぐことができると共に、鍵盤ケース1を安全に回転させることができる。
また、この回転円板25は、その回転位置が回転規制部材37によって、一対のガイド溝部5、6と一対の保持溝部31、32とが対応して連続する状態と、一対のガイド溝部5、6と一対の保持溝部31、32とが直交する状態とに規制されることにより、一対のスタンド部材2、3を互いに接近させて各連結部11を一対のガイド溝部5、6から離脱させて回転円板25の保持溝部31、32に挿入させる作業が容易にでき、また回転部材7によって鍵盤ケース1を垂直に起立させるときに、回転規制部材37によって鍵盤ケース1の起立位置を規制することができると共に、鍵盤ケース1が勝手に回転するのを抑制することができる。
さらに、この鍵盤楽器によれば、一対のスタンド部材2、3が互いに離間して鍵盤ケース1を水平な状態に支持したときに、鍵盤ケース1に対し一対のスタンド部材2、3を位置規制する第1の位置規制部材42を備えているので、一対のスタンド部材2、3を互いに離れる方向に移動させて鍵盤ケース1を水平な状態に支持したときに、一対のスタンド部材2、3が第1の位置規制部材42によって互いに接近する方向に移動するのを規制することができ、これにより一対のスタンド部材2、3が勝手に互いに接近する方向に移動することがないので、安定した状態で鍵盤ケース1の鍵4を押鍵操作して良好に演奏をすることができる。
また、この鍵盤楽器によれば、一対のスタンド部材2、3が互いに接近して各連結部11が回転部材7の一対の保持溝部31、32に挿入した状態で、鍵盤ケース1が回転部材7を中心として回転して垂直に起立したときに、鍵盤ケース1に対し一対のスタンド部材2、3を位置規制する第2の位置規制部材43を備えているので、第2の位置規制部材43によって一対のスタンド部材2、3が互いに離れる方向に移動するのを規制することができると共に、鍵盤ケース1の回転動作を規制することができる。これにより、一対のスタンド部材2、3が勝手に互いに離れる方向に移動するのを防ぐことができると共に、鍵盤ケース1が勝手に回転するのを防ぐことができるので、安定した状態で安全に鍵盤ケース1を垂直な状態に起立させておくことができる。
なお、上記実施形態では、鍵盤ケース1の背面1a側のみを一対のスタンド部材2、3で支持するように構成した場合について述べたが、これに限らず、鍵盤ケース1の背面1aと前面1bとの両面側を一対のスタンド部材2、3で支持するように構成しても良い。この場合には、鍵盤ケース1の背面1aと前面1bとにそれぞれ一対のガイド溝部5、6および回転部材7を設けると共に、一対のスタンド部材2、3の台座部8の前後部上にそれぞれ支持アーム部9を設け、この支持アーム部9にそれぞれ各連結部11を設けた構成にすれば良い。
この発明を適用した鍵盤楽器の一実施形態を示した側面図である。 図1の鍵盤楽器の平面図である。 図1の鍵盤楽器の背面図である。 図3の状態の鍵盤楽器において一対のスタンド部材を互いに接近させた状態を示した背面図である。 図4の状態の鍵盤楽器において鍵盤ケースを回転させて垂直に起立させた状態を示した背面図である。 図3のA−A矢視における要部の拡大断面図である。 図6の要部を鍵盤ケースの内側から見た拡大図である。 図4の回転部材を示した拡大図である。 図8のB−B矢視における要部の拡大断面図である。 図9の分解斜視図である。 図8のC−C矢視における要部の拡大断面図である。 図3および図5の第1、第2の位置規制部材を示し、(a)は支持アーム部を規制した状態を示した拡大断面図、(b)は支持アーム部に対する規制を解除した状態を示した拡大断面図である。
符号の説明
1 鍵盤ケース
2、3 一対のスタンド部材
4 鍵
5、6 一対のガイド溝部
7 回転部材
8 台座部
9 支持アーム部
11 連結部
12 ガイドレール
13 上側レール部
13a 前レール
13b 後レール
14 下側レール部
14a 前レール
14b 後レール
16 固定軸
17 支持板
18 支持ローラ
23 固定台
24 取付軸
25 回転円板
28 ダンパ部材
31、32 一対の保持溝部
37 回転規制部材
42 第1の位置規制部材
43 第2の位置規制部材

Claims (4)

  1. 複数の鍵が配列された鍵盤ケースと、
    この鍵盤ケースに連結される連結部をそれぞれ有して前記鍵盤ケースを支持する一対のスタンド部材と、
    前記鍵盤ケースに設けられて前記一対のスタンド部材の前記各連結部を接離方向に移動自在にガイドする一対のガイド溝部と、
    この一対のガイド溝部が互いに接近する前記鍵盤ケースの中央部分に回転可能に設けられ、前記一対のスタンド部材が互いに接近して前記各連結部が前記鍵盤ケースの中央部分に移動したときに、前記各連結部が前記一対のガイド溝部からそれぞれ離脱して挿入する一対の保持溝部を有する回転部材と
    を備えたことを特徴とする鍵盤楽器。
  2. 前記一対のガイド溝部と前記回転部材とは、前記鍵盤ケースの背面のみに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤楽器。
  3. 前記一対のガイド溝部は、前記鍵盤ケースの少なくとも背面にその長手方向に沿って直線状に設けられた各スリット孔と、前記鍵盤ケース内に前記各スリット孔と対応して設けられ且つ前記各スリット孔の上側に位置する上部の前後および前記各スリット孔の下側に位置する下部の前後にそれぞれ各レールを有する各レール部が上下に対向して設けられた一対のガイドレールとを備えており、
    前記一対のスタンド部材の前記各連結部は、前記一対のスタンド部材の上端部に固定軸によって取り付けられて前記鍵盤ケース内を前記一対のガイドレールに沿って移動する支持板と、この支持板にそれぞれ回転自在に設けられて前記ガイドレールの前記各レール部にガイドされて転動する複数の支持ローラとを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の鍵盤楽器。
  4. 前記一対のスタンド部材が互いに離れて前記鍵盤ケースの両側を支持したときに、前記鍵盤ケースに対し前記一対のスタンド部材を位置規制する第1の位置規制部材と、
    前記一対のスタンド部材が互いに接近して前記各連結部が前記回転部材の前記各保持溝部に位置した状態で、前記鍵盤ケースが前記回転部材を中心に回転して垂直に起立したときに、前記鍵盤ケースに対し前記一対のスタンド部材を位置規制する第2の位置規制部材と
    を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鍵盤楽器。
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