JP4955996B2 - ボリューム移行方法およびストレージネットワークシステム - Google Patents
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Description
よびそのレプリケーション(複製)ボリュームの移行方法に関する。
ージ装置の論理ユニット(LU:Logical Unit)をストレージ装置内で管理する技術があ
る(例えば、特許文献1、2、3参照)。また、ストレージ装置内でボリュームのレプリ
ケーションを作成する技術がある。
あたかも一つであるかのように運用する『ストレージGrid』という概念が注目されて
いる。その形態の一つとして、複数台のストレージ装置をひとまとめにして一つのシステ
ムとみなす構成が考えられる。現時点では、そのシステム構成の中で、ストレージ装置の
台数の増減に伴って、または、ストレージ装置間における負荷分散を目的として、あるス
トレージ装置内の複製ボリューム(属性が同一など、関連のあるボリュームを含む)内の
データを、その関連性を維持したまま他のストレージ装置内へ移行する処理ができない。
さらに、前記ストレージ装置が外部ストレージ装置と接続している場合、外部ストレージ
装置内に実体のある複製ボリュームについても、同様にストレージ装置間のボリューム移
行処理ができない。
テムにおいて、ストレージ装置間で複製ボリューム(外部ストレージ装置にボリュームの
実体があるものを含む)を移行する手段を提供することを課題とする。
ト計算機51における仮想化プログラムや仮想化装置52」に相当する。また、本発明は
、その他のボリューム移行方法およびストレージネットワークシステムを含む。
レージ装置間で複製ボリュームを移行することができる。その複製ボリュームは、外部ス
トレージ装置にボリュームの実体があるものを含む。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係るストレージシステムの概略構成につい
て説明する。
ストレージシステム100は、複数のストレージ装置20(20A、20B)および外
部ストレージ装置70を備えている。ストレージ装置20には、管理装置50がネットワ
ーク40を介して接続されている。また、ホスト計算機51が、SAN(Storage Area N
etwork)41、42や仮想化装置52を介してストレージ装置20に接続されている。こ
こで、ホスト計算機51における仮想化プログラム(図示せず)や仮想化装置52が、ス
トレージシステム100における複数のストレージ装置20を1つのストレージ装置とし
て識別する。これによって、外部のホスト計算機51(上位プログラム)が、ストレージ
システム100により提供される論理的に1つのストレージ装置にアクセスすることが可
能となる。なお、ストレージシステム100および仮想化装置52を含んで構成されるシ
ステムをストレージネットワークシステムという。
スクインタフェース制御部23、複数のディスク装置24、FC(Fibre Channel)イン
タフェース制御部25、26およびLAN(Local Area Network)インタフェース制御部
27を備えている。CPU21は、メモリ22に格納されている各種プログラム、モジュ
ールを実行することによって、ストレージ装置20における各種制御処理を実現する。メ
モリ22は、いわゆる内部記憶装置であり、各種モジュールなどを記憶する不揮発性メモ
リおよび演算処理結果を一時的に格納する揮発性メモリの双方を含む。
れている。ディスクインタフェース制御部23は、CPU21から送信された論理アドレ
スを論理ブロックアドレスに変換して、CPU21による各論理デバイスへのアクセスを
実現する。
t Array of Inexpensive Disks)構成からなるディスクアレイ装置であり、複数のハード
ディスクドライブによって1または複数の記憶ボリューム領域、すなわち、論理デバイス
(LDEV:Logical Device)を提供し、もしくは、1つのハードディスクドライブによ
って1または複数の論理デバイスを提供する。各論理デバイス(論理ユニットとも呼ぶ)
に対するアクセスは、論理ユニット番号(LUN:Logical Unit Number)および論理ブ
ロックアドレス(LBA:Logical Block Address)を用いて実行される。本発明の実施
形態では、ディスク装置24およびディスクインタフェース制御部23がない構成でもよ
い。それは、後記する外部ストレージ装置70が接続されていることが前提となる。
り、ストレージ装置20と外部ストレージ装置70との間では、SAN43を介して、フ
ァイバチャネルプロトコルを通じてコマンド、データの授受が実行される。SAN43で
は、ファイバチャネルやiSCSIといった通信プロトコルが用いられる。なお、SAN
43は必須ではなく、各ストレージ装置20(FCインタフェース制御部25)と外部ス
トレージ装置70とが光ファイバケーブルなどによって直接接続されていてもよい。
てホスト計算機51が接続されている。ホスト計算機51は、データベース管理システム
(DBMS:DataBase Management System)などの業務プログラムを実行し、処理結果を
ストレージ装置20に対して書き込み、または、ストレージ装置20に格納されている情
報資源を活用する。SAN41、42では、ファイバチャネルやiSCSIといった通信
プロトコルが用いられる。また、FCインタフェース制御部26がSAN41を介して仮
想化装置52と接続し、仮想化装置52がSAN42を介してホスト計算機51と接続さ
れている構成もある。FCインタフェース制御部26がSAN41を介してホスト計算機
51と接続している場合には、仮想化装置52内にある仮想化プログラムがホスト計算機
51内にインストールされている。仮想化装置52には、例えば、スイッチ、インテリジ
ェントスイッチ、専用装置などがある。また、仮想化装置52は、仮想化プログラムがイ
ンストールされたホスト計算機51によって代替可能である。
0におけるボリュームの作成、ホスト計算機51へのボリュームの割り当て、ゾーニング
、LUNマスキングの設定を実行する管理計算機である。管理装置50は、LAN40を
介してストレージ装置20のLANインタフェース制御部27に接続されており、通信プ
ロトコルであるTCP/IPプロトコルによってストレージ装置20との間でコマンド、
データの授受を実行する。LAN40は、イーサネット(登録商標)によって構築されて
いるローカルエリアネットワークであり、TCP/IPプロトコルを用いてデータの伝送
が行われる。なお、ストレージ装置20間における通信は、例えば、SAN41を経由し
て行われる。
る。外部ストレージ装置70は、ストレージ装置20に接続され、ストレージ装置20に
より管理されている。ストレージ装置20は、外部ストレージ装置70内のボリュームに
対しLUを割り付け、そのLUをホスト計算機51に対してあたかもストレージ装置20
内部のディスク装置24であるように見せる。外部ストレージ装置70にデータをリード
/ライトする場合は、ホスト計算機51がストレージ装置20内で仮想的に割り当てられ
たLUへのリード/ライト要求を出す。ストレージ装置20は、受信した要求を外部スト
レージ装置70内の対応するLUへのリード/ライトコマンドに変換し、外部ストレージ
装置70へ送信する。なお、外部ストレージ装置70は、ストレージ装置20と同じ機種
であってもよい。以上によれば、ストレージ装置20は、自らが論理的に管理するボリュ
ームを、実体として各ストレージ装置20または外部ストレージ装置70に有することに
なる。
。サービスプロセッサ81は、各ストレージ装置20の構成設定や稼動情報取得などを行
うものであり、例えば、PC(Personal Computer)などの端末である。SVPは、図1
に示すLAN40を介して各ストレージ装置20に接続される。図2(a)に示す例は、
サービスプロセッサ81がLANにより各ストレージ装置20に設置される構成である。
各サービスプロセッサ81は、マスタサービスプロセッサ(MSVP:Master Service P
rocessor)80と接続し、各サービスプロセッサ81から取得した情報をまとめる。これ
によって、ユーザはMSVP80を用いることで各サービスプロセッサ81の情報をまと
めて参照することができる。なお、サービスプロセッサ81のうちの1つがMSVPとな
る場合もある。図2(b)に示す例は、各ストレージ装置20が直接マスタサービスプロ
セッサ80と接続される構成である。
ここで、ストレージシステム100は、ストレージ装置20間で構成情報を取得して、
ストレージ装置20間におけるボリュームの移行処理を行うことが可能な範囲(外部スト
レージ装置70を含む場合もある)を示している。
図3は、交替パスソフトウェアの構成を示す図である。交替パスソフトウェアMc10
0は、ホスト計算機51からストレージシステム100内の論理ボリュームへアクセスす
る際、論理ボリュームへの複数パスを管理し、どのパスを使用するかを制御するものであ
る。交替パスソフトウェアMc100は、マルチパス管理プログラムMc1、筐体間マル
チパスプログラムMc2、優先制御プログラムMc3および同一デバイス対応テーブルV
t1を備える。マルチパス管理プログラムMc1は、交替パスソフトウェアMc100全
体の管理、制御を行う。筐体間マルチパスプログラムMc2は、外部ストレージ装置70
内のある論理ボリュームに対して、複数のストレージ装置20にまたがったパスをマルチ
パスと認識する。優先制御プログラムMc3は、前記異なるストレージ装置20にマルチ
パスを張った場合、パスごとに使用率を設定することにより、一部のパスを優先して使用
する制御をする。同一デバイス対応テーブルVt1は、パスが異なるが実体を同一とする
デバイスの対応を示すものである。
この交替パスソフトウェアMc100は、ホスト計算機51内にあってもよいし、仮想
化装置52内にあってもよい。
で実行される、オペレーティングシステムOSとレプリケーション作成プログラムMr1
、移行中差分取得プログラムMr11および移行中ボリュームペア設定プログラムMr1
2が格納されている。また、レプリケーション作成プログラムMr1によりボリュームま
たはデータのレプリケーションを作成する際の制御情報も格納されている。さらに、ペア
情報管理テーブルCt1、ボリューム情報テーブルCt2、差分ビットマップCt3およ
び構成情報テーブルCt4が格納される。ペア情報管理テーブルCt1は、データのコピ
ー元とコピー先とに関する情報を記録する。ボリューム情報テーブルCt2は、各ボリュ
ームがレプリケーションを作成しているか否かを記録する。差分ビットマップCt3は、
レプリケーション作成の際のコピー処理をするときに使用されるものであり、コピー元ボ
リュームおよびコピー先ボリュームのデータの差分を示す。構成情報テーブルCt4は、
外部ストレージ装置70がストレージ装置20に対して自身のLUをストレージ装置20
のLUとして提供するためのものである。これらのプログラムやテーブルが、各ストレー
ジ装置20のメモリ22内にある。
、上位装置(ホスト計算機51)に完了を報告する)、非同期(データのコピーの完了を
待たずに、上位装置(ホスト計算機51)に完了を報告する)といったバリエーションが
あるが、本発明の実施形態では、特にこれらを区別せずに説明する。
持つ同一デバイス対応テーブルVt1の一例を示す図である。同一デバイス対応テーブル
Vt1は、パス番号、ストレージ装置識別子、LU番号および同一デバイス対応識別子を
含んで構成される。図5の同一デバイス対応識別子は、パス番号の0番、2番および3番
が異なる筐体であっても同一のデバイスの実体をアクセスできることを示している。ここ
で、同一デバイスであっても、0番、2番と3番とでLU番号が異なっているのは、その
パスが別のストレージ装置20(筐体)を経由するからである。
t1は、ストレージ装置20内の、コピーされたデータを保持するボリュームの対(以下
、「ペア」という)を管理するための情報であり、ペア番号、正ボリューム情報、副ボリ
ューム情報、ペア状態、形成コピービット、副側アクセス不可ビットおよび移行情報を含
んで構成される。図6(a)は、同一ストレージ装置内のレプリケーション作成を行う場
合のテーブル例である。図6(b)は、異なるストレージ装置間のレプリケーション作成
を行う場合のテーブル例である。
意に割り当てられた識別子を示す。正ボリューム情報は、識別子が与えられたペアのうち
、正ボリュームに割り振られたボリューム番号を示す。副ボリューム情報は、識別子が与
えられたペアのうち、副ボリュームに割り振られたボリューム番号を示す。ペア状態は、
ペアの現在の状態を示す。例えば、ペアの各々のボリュームに格納されているデータの同
期が取られ、各々に格納されたデータの内容が一致している状態(以下、「Pair状態
」という)やペア間でデータの同期が取られていない状態(以下、「Split状態」と
いう)などがある。
plit状態に変更する。このとき、副ボリュームには、任意の時刻におけるペアが有す
るデータが保存される(このような処理を「スナップショットを取る」という)。その後
、ホスト計算機51が副ボリュームからデータを読み出して他の記憶装置(例えばテープ
装置など)に書き込むことで、スナップショットを取った時刻におけるペアに格納された
データのバックアップをとることができる。なお、スナップショットを取った後の副ボリ
ュームそのものをデータのバックアップとして保存しておいてもよい。
時に通常起動する形成コピー(正ボリュームからの副ボリュームへの全データのコピー)
を起動させないようにするための識別子である。デフォルト値は‘0’であり、ペア作成
と同時に形成コピーを実施する。
の移行中のペアであるため、移行完了する前に移行先ストレージ装置20Bでペアの副側
ボリュームのデータが変更されてしまうと、後で形成コピーが実施された場合、データが
上書きされてしまうため、正しいデータが残らないということが起きる可能性がある。そ
こで、移行中は移行先ストレージ装置20Bでは副ボリュームへのアクセスを禁止するた
め、副側アクセス不可ビットに識別子を立てる。デフォルト値は‘0’であり、副側への
アクセスは禁止しない。ただし、ペア状態において、副側アクセス可のときしかアクセス
できない。
びペア番号である。移行する先が決定した場合に、移行先のストレージ装置番号およびペ
ア番号を登録しておく。また、移行元へ戻す場合に、移行元のストレージ装置番号および
ペア番号を参照する。
は同じであるが、正ボリューム情報および副ボリューム情報が異なる。正ボリュームに割
り振られたボリューム番号を示す場合、ストレージ装置20の識別子であるストレージ装
置番号およびその筐体内におけるボリューム番号の組み合わせで示す。副ボリューム情報
についても同様である。これは、異なるストレージ装置間のレプリケーションに関する情
報であり、ボリュームが存在するストレージ装置を特定する必要があるためである。
それをストレージ装置20の番号と組み合わせることによって、ストレージシステム10
0内でユニークな番号にする例を示したが、ストレージ装置20間でユニークになるよう
に、ボリューム番号およびペア番号を通し番号で付ける方法もある。この場合、ストレー
ジ装置20間でボリュームを移行した後も、同じ番号を引き継いで使用することになる。
9を設定し、ストレージ装置20B内ではボリューム番号1000〜1999を設定する
。ストレージ装置20Aの内部のボリューム200番をストレージ装置20Bの内部のボ
リューム1200番にコピーして移行する場合、ボリューム番号200をストレージ装置
20Bで引き継いで(コピー先ボリュームに付け替えて)使用するが、単純に引き継ぐと
、コピー先であるストレージ装置20Bのボリューム番号1200が消滅するため、スト
レージ装置20Aのボリューム番号200と、ストレージ装置20Bのボリューム番号1
200とを入れ替える。すなわち、データ移行後は、ボリューム番号1200がストレー
ジ装置20Aにあり、ボリューム番号200がストレージ装置20Bにあることになる。
ルCt2は、ストレージ装置20配下のボリュームを管理する情報を登録するものであり
、ストレージ装置20内のメモリ22に格納される。ボリューム情報テーブルCt2は、
ボリューム番号、正/副フラグ、相手ボリューム情報、ボリューム使用中フラグおよび外
部ストレージ装置ボリューム使用中フラグを含んで構成される。
ーム番号0に対してペアを3個組んだ例である。図7の上から第1のペアは、相手ボリュ
ームである副ボリュームがストレージ装置1番のボリューム20番であることを示す。第
2のペアは、副ボリュームが同一ストレージ装置内のボリューム158番であることを示
す。第3のペアは、第1のペアと同様である。なお、第4のペアは、ボリューム1番がペ
アの副ボリュームとして使用されており、正ボリュームがストレージ装置3番のボリュー
ム3783番であることを示す。
示す。相手ボリューム情報は、ペアを組んでいる場合の相手のボリューム情報であり、ス
トレージ装置番号およびボリューム番号からなる。同一ストレージ装置内のペアの場合は
、副ボリュームのボリューム番号を相手ボリューム情報のボリューム番号に登録する。異
なるストレージ装置間のペアの場合は、副ボリュームのストレージ装置番号とボリューム
番号を相手ボリューム情報に登録する。ボリューム使用中フラグは、そのボリュームを使
用中か空いているかを示す情報である。外部ストレージ装置ボリューム使用中フラグは、
そのボリュームを外部ストレージ装置のボリュームとして使用中か否かを示す情報である
。
続いて、ストレージシステム100を含む全体システムの処理について説明する。以下
では、まず、ストレージ装置からの外部ストレージ装置へのコマンド動作を説明する。次
に、ストレージ装置間におけるレプリケーションペアの移行処理を説明する。このレプリ
ケーションペアの移行処理については、同一ストレージ装置内の移行処理と、異筐体にま
たがった移行処理とに分けて説明する。そして、その同一ストレージ装置内の移行処理で
最初に行われる移行ボリューム決定処理を説明する。この移行ボリューム決定処理につい
ては、装置増設時、装置減設時および負荷分散時の3つのケースに分けて説明する。さら
に、移行タイミング調停処理について説明する。
ストレージ装置20は、ホスト計算機51から入出力要求を受け取ると、入出力の対象
となるLUの実体であるボリュームがストレージ装置20内か、外部ストレージ装置70
内かを判断する。ボリューム情報テーブルCt2の外部ストレージ装置ボリューム使用中
フラグに未使用を示す‘−’記号が格納されている場合は、ボリュームがストレージ装置
20内である場合であり、通常の動作によってディスク装置24内の対応するLDEV(
Logical Device、論理ボリューム)をアクセスする。‘使用中’とある場合は、ボリュー
ムが外部ストレージ装置70内であり、ストレージ装置20が外部ストレージ装置70へ
入出力要求を出しなおす。外部ストレージ装置ボリューム使用中フラグは、デフォルト値
としては‘−’記号となっており、外部ストレージ装置70に実体のあるボリュームを管
理する場合に‘使用中’が格納される。
0’は正ボリュームからの副ボリュームへのコピーが終了した箇所を、‘1’はそのコピ
ーが終了していない箇所をそれぞれ表している。差分ビットマップCt3では、1ビット
に対して予め決められたデータサイズのデータを対応させている。例えば、1ビットに対
し64KByteのデータを対応させた場合、その64KByteのデータ内の1bit
でも更新があった場合は、ビットを‘1’にして、内容がコピー先にも反映されるように
する。図8(a)は、差分ビットマップを1つ用意する例を示す。図8(b)は、1つの
ペアに対して同じサイズのビットマップを2つ用意する例を示す。
ピーする処理を初期コピーまたは形成コピーと呼ぶ。初期コピーは、差分ビットマップC
t3P1(図8(a)参照)の全ビットを‘1’にする。コピーの処理が順次差分ビット
マップ上の‘1’を検出したら、ビットに対応する箇所のデータがキャッシュ(図1に示
すメモリ22の一部)にあるか否かの判定を行う。キャッシュになければ正ボリュームか
らキャッシュにリードし、キャッシュ内で副ボリュームのデータ用にコピーする。そのコ
ピーに伴って、データが正しいか否かを判定するための冗長情報(例えば、パリティデー
タ)も副ボリューム用に新規に作成し、データに付随させる。キャッシュに格納したら、
差分ビットマップCt3P1の該当ビットを‘0’にする。次に‘1’のビットがあれば
、前記処理を繰り返す。また、前記の正ボリュームからデータをリードする際に、副ボリ
ューム用の冗長情報を作成し、直接副ボリューム用のデータとしてキャッシュに格納する
方法もある。一方、非同期でキャッシュ上の副ボリューム用データを副ボリュームに格納
する方法もある。
リュームとがPair状態となる。ストレージ装置20が、Pair状態にあったペアを
、任意の時刻において‘Split’することで、副ボリュームには、任意の時刻におけ
るペアが有するデータが保存される。
同期がとれた時点で実行する。これに対して、初期コピー中にSpilt要求を受け取っ
た場合であっても、ホスト計算機51へは即時にSplit完了報告を行って、バックグ
ラウンドで残りのコピーを実行する『高速Split』と呼ばれる技術がある。『高速S
plit』の際、図8(b)に示すように、ストレージ装置20では、差分ビットマップ
Ct3P1(形成コピー用)および差分ビットマップCt3P2(Split後の更新を
記録するもの、すなわち、差分用)を併用して高速Splitを実現する。
ばよいのであって、その情報のデータ構造は特に限定しない。例えば、リスト構造であっ
てもよい。すなわち、情報を保持する形式は本発明の本質ではない。
ストレージ装置間でレプリケーションペアを移行する処理を説明する。レプリケーショ
ンペアとは、コピー元ボリュームとコピー先ボリュームのペアのことである。ここでは、
コピー元が1つのレプリケーションを作成した場合を用いて説明するが、コピー元ボリュ
ームに対して複数レプリケーションを作成している場合(マルチペア)や、コピー先ボリ
ュームからさらにコピーを作成している(コピー先ボリュームが他のペアのコピー元ボリ
ュームになっている)場合(カスケード)や、ボリューム単位以外の単位でレプリケーシ
ョンを作成している場合についても、同様に関連するボリュームすべてを移行することが
できる。カスケードの場合は、コピー元とコピー先で1ペア、そのコピー先をコピー元に
したものを1ペアとする。以下の説明では、仮想化装置52により同一LUに対するマル
チパスの仮想化処理を行っている例を示すが、仮想化する層は限定しない。例えば、ホス
ト計算機51のプログラム層であってもよい。
図10のフローチャートに従って、論理的に管理している外部ストレージ装置70のペ
アボリューム(形成コピー中)をストレージ装置20A内から異なるストレージ装置20
B内にペアごとに移行する処理を説明する。
があるが(S1010)、詳細は後記する。まず、サービスプロセッサ(SVP)81か
らボリュームを移行することおよびそのボリューム情報(移行元ボリューム)を移行先ス
トレージ装置20Bへ通知する(S1020)。それに対応して、移行先ストレージ装置
20Bは、移行元ストレージ装置20Aから構成情報(外部ストレージ装置70のボリュ
ーム情報)を取得する(S1030)。構成情報には、レプリケーション中であればペア
情報も含まれる。このとき、構成情報の取得は、SAN41を経由して行われる。そして
、移行元ストレージ装置20Aは、仮想化装置52に移行元ボリューム番号を通知する(
S1040)。移行先ストレージ装置20Bは、移行分のLUを新規に設定し(S105
0)、ストレージ装置20B内のボリューム情報テーブルCt2に登録する。移行する単
位がペアであればペア分登録し、マルチであればマルチ数分登録する。また、カスケード
であればカスケード数分登録する。
にも移行元ストレージ装置20Aと同様のレプリケーションの情報(ペア関係)を設定し
、登録する(S1060)。移行中ボリュームペア設定プログラムMr12は、ボリュー
ム情報テーブルCt2に登録したLUおよびペア情報をペア情報管理テーブルCt1Aに
設定し、登録する。移行先ペア情報管理テーブルCt1Aには、移行元ペアのストレージ
装置番号やペア番号も登録する。移行中ボリュームペア設定プログラムMr12は、レプ
リケーションのペア関係があることだけを設定し、初期コピーを実施しないようにペア情
報管理テーブルCt1Aの前記登録したペア番号の形成コピービットに‘1’を設定する
(S1070)。また、コピー先である副ボリュームへのアクセスを受け付けないように
ペア情報管理テーブルCt1Aの前記登録したペア番号の副側アクセス不可ビットに‘1
’を設定する(S1070)。ペア状態を移行元と移行先とで同じ状態に統一するため、
ストレージ装置20Bでは、ペアを作成するための初期コピーである形成コピーは実施せ
ずとも、ペア状態には、移行元と同じ『Pair(コピー中)』を登録する。移行先スト
レージ装置20Bは、仮想化装置52に移行先新規LU番号を通知する(S1080)。
ラムMc2(図3参照)が、移行元LUと移行先新規LUとが同一の実ボリュームを示す
ことを同一デバイス対応テーブルVt1により認識する(S1090)。具体的には、一
例として、図5の同一デバイス対応テーブルVt1に示すように、パスごとに、アクセス
先のストレージ装置を区別する識別子であるストレージ装置識別子と、そのストレージ装
置内のLU番号とで特定する方法がある。この方法では、異なるストレージ装置内のLU
の実体が同じ外部ストレージ装置内のLUであることを、交替パスソフトウェアMc10
0は認識できない。従って、筐体の区別をしない従来の情報とは別に、新たに、実体が同
一のLUであることを示すための情報である同一デバイス対応識別子情報を設け、交替パ
スソフトウェアMc100の筐体間マルチパスプログラムMc2(図3参照)が、筐体の
異なるストレージ装置間であってもマルチパスを設定して、実体が同一の外部ストレージ
装置内のボリュームであることを認識させる。図5の例では、パス0番、2番および3番
が同じ実体のLUへのパスである。そして、筐体間マルチパスプログラムMc2が、仮想
化装置52と移行先ストレージ装置20Bのパスを開通させる(設定する)(S1095
)。
50がコマンドをストレージ装置20に発行することにより取得する場合(一旦管理装置
50に情報を吸い上げる場合、またはストレージ装置20へ指示を出すことによりストレ
ージ装置間で通信して行う場合)、(2)SVP81経由で移行元の情報を取得し、移行
先のSVP81に渡す場合、(3)ホスト計算機51がコマンドを発行して取得する場合
((1)と同様)、(4)外部ストレージ装置70内のボリューム(専用ボリュームまた
は空ボリューム)に情報を書き込み、それを移行先で吸い上げる場合、などが考えられる
。この際(S1095以降)、移行元ストレージ装置20Aと移行先ストレージ装置20
Bとの間でもパス(SAN41を経由したもの)が形成される。このパスは、移行先スト
レージ装置20Bが受けたコマンドを、移行元ストレージ装置20Aを経由して外部スト
レージ装置70に送信する際に利用される。
ュームの内容を副ボリュームに全コピーする初期コピー処理を実施している。図10の処
理中は、移行元ストレージ装置20A内で形成コピー用ビットマップを持ち使用する。コ
ピー処理する際は、ストレージ装置20A内のCPU21がプログラムを起動して実行す
る。
す図である。ここでは、ホスト計算機51で筐体間マルチパスの仮想化をしているものと
する。外部ストレージ装置70内に実体のある論理ボリューム1(LDEV1:Logical
Device 1)と論理ボリューム2(LDEV2)のペアに対し、ストレージ装置20Aで仮
想化してLU管理している。ホスト計算機51がペアボリュームに対してI/Oを発行す
ると、ホスト計算機51内の交替パスソフトウェアMc100のマルチパス管理プログラ
ムMc1(図3参照)が要求のあったボリュームへ割り付けたパスを検索する。図10の
S1090までの時点ではストレージ装置20Aを経由するパスだけなので、その複数パ
スの中からパスを選択し、I/Oを発行する。もし、通常I/O(書き込み:ライト要求
)が発行された場合は、形成コピー用のビットマップに‘1’を立てる。ここまでがスト
レージ装置20と仮想化装置52間のパス設定の処理である。
行開始する処理を説明する。
実際の移行処理を起動するため、まず、ホスト計算機51(または管理装置50または
MSVP80)からストレージ装置20Aのペアへ『Split(ペアを分割する)』指
示を出す(S1110)。その指示に対応して、移行元ストレージ装置20AでSpli
t処理を行う。ペア状態を遷移、すなわち、PairからSplitに更新し(S111
5)、それ以降、書き込み要求があった場合は、ストレージ装置20A内の差分用ビット
マップ(ここでは、差分ビットマップCt3P2)に記録する。移行元ストレージ装置2
0Aは、移行処理の一環として移行先ストレージ装置20BへSAN41経由により‘S
plit’指示を渡す(S1120)。その際に、移行元のストレージ装置の識別子とペ
ア情報も渡す。
Splitすべき該当するペアを検索する(S1125)。具体的には、ペア情報管理テ
ーブルCt1A(図6(a)参照)に登録された移行元であるペア情報を検索することに
より、移行先での該当ペアを検索することができる。検索できたら、移行先ストレージ装
置20Bで当該ペアのSplitの処理(ペア状態の遷移、差分のマージ)をする(S1
130)。具体的には、ペア情報管理テーブルCt1Aの前記検索したペア番号のペア状
態を、S1115と同様に遷移させる(ここではSplitに更新する)。さらに、移行
元ストレージ装置20Aで対応するペアのSplit前に形成コピー用に使用していた差
分ビットマップCt3P1の内容を当該移行先ストレージ装置20Bのペアの形成コピー
用差分ビットマップCt3P1にマージする(形成コピー用差分ビットマップCt3P1
は初期化されているものとする)。さらに、差分用ビットマップCt3P2もマージする
。これにより、移行先ストレージ装置20Bでの新規I/Oを受信したときに対する差分
ビットの取得準備が整う。ここで、マージとは、2つのビットマップ間で対応するビット
同士をORした結果を新たなビットマップとすることをいう。
ストレージ装置20Aと仮想化装置52へ通知する(S1135)。前記差分ビットマッ
プCt3P1、Ct3P2それぞれのマージを開始してから完了するまでの間は、1つの
方法としては、新規I/Oを受け付けることなく、新規I/Oが来た場合には、ホスト計
算機51へ受け付け不可を返答し、所定時間経過後再度要求を出してもらう。また、別の
方法としては、新規I/Oを受け付けて、I/O要求の対象が差分マージ完了部分であれ
ば、移行先ストレージ装置20Bの差分ビットマップを参照し、差分マージが完了してい
ない部分であれば、移行元ストレージ装置20Aの差分ビットマップを参照して処理を行
う。この処理では、差分ビットマップCt3P1により形成コピーが終了しているか否か
を確認し、終了していない場合には、その箇所の形成コピーが終了してから、書き込み処
理を行う。形成コピーが終了していれば、書き込み処理を行う。なお、この書き込み処理
は、新規I/Oを受け付けたストレージ装置20で行われる。
そして、仮想化装置52は、優先制御プログラムMc3により、異筐体間に張られてい
るマルチパスのI/Oを処理するときに、移行先筐体のパスがそのI/Oを100%受信
できるように設定する(S1140)。
16の旧ルート)で既に受信したI/Oの処理が完了したとき移行元ストレージ装置20
Aからホスト計算機51に完了報告し、全ての処理が完了した場合移行対象となったLU
を削除(ボリューム情報テーブルの情報をクリア)する(S1150)。このとき、移行
元のLU情報が無効となるように、LU番号ごとに情報が有効か無効かのビットを立てる
方法もある。また、移行したペアの移行元ペア情報も削除する(S1150)。その間、
ストレージ装置20Bは外部ストレージ装置70を接続してスタンバイしておく(S11
60)。また、ストレージ装置20Aは緊急デステージ(キャッシュからディスク装置2
4への書き込み処理を最優先で処理すること)を行うとともに、それ以降の新規書き込み
要求のときには、キャッシュに格納せずに直接ディスク装置24へ書き込むライトスルー
モードで実行する(S1165)。このようにして、キャッシュのデータおよび新たなア
クセス要求を完全にディスク装置24へ反映しておく。移行単位のボリューム全てにつき
緊急デステージ処理が終了したのであれば(S1170のY)、移行元ストレージ装置2
0A内のキャッシュにダーティデータ(ディスク装置24へ反映されていない新しいデー
タ)が残っていないため、移行先ストレージ装置20Bへ完全に移行することが可能とな
り、ストレージ装置20Bが外部ストレージ装置70を接続する(S1175)。
前記処理で、‘Split’指示は、ホスト計算機51から直接移行先ストレージ装置
20Bへ出してもよい。
は新たなI/Oを受け付ける。この際、ストレージ装置20Bは、受信したI/Oを、ス
トレージ装置20間のSAN41を介してストレージ装置20Aに転送する。また、差分
ビットマップのマージが完了したら、その後I/Oを受信すると、そのI/Oをストレー
ジ装置20Aに転送する前に、ストレージ装置20Bの2面ある差分ビットマップ(図8
(b)参照)のうち、差分用ビットマップCt3P2の該当するビットに‘1’を立てる
。そのとき、形成コピーが終了しているか否かを確認し、終了していない場合は、その箇
所の形成コピーが終了してから書き込み処理を行う。形成コピーが終了していれば、形成
コピー用ビットマップCt3P1を参照しながら、ストレージ装置20B側でコピー処理
の続きを実行する。
I/Oの経路を示す図である。外部ストレージ装置70内に実体のあるLDEV1とLD
EV2のペアに対し、ストレージ装置20Aとストレージ装置20BでLUを設定し管理
している状態である。ホスト計算機51がペアボリュームに対してI/Oを発行すると、
優先制御によりストレージ装置20B側を経由して実行される。既にストレージ装置20
Aで受信済みのI/Oはストレージ装置20Aから完了報告する。S1150で受信済み
の全てのI/Oの処理が完了したら、旧ルートはなくなり、新ルートのみとなる。ただし
、S1165の緊急デステージが完了するまでは、ストレージ装置20Aが実際の処理を
行う。キャッシュもストレージ装置20A内のものを使用し、ストレージ装置20B内の
ものは使用しない。S1165の緊急デステージが終わったら、図17のストレージ装置
20Bでの処理に切り替わる。緊急デステージが完了した時点で、キャッシュはストレー
ジ装置20A内のものは使用せず、ストレージ装置20B内のものを使用する。なお、処
理がストレージ装置20Bに完全に移行した後、移行中にストレージ装置20間で使用し
ていたパス(SAN41を経由するもの)は使用されなくなる。
を取ったが、形成コピーが終了した後に移行処理を起動する方法でもよい。この場合、形
成コピー終了後に、移行を開始するためのコマンドを新規に導入してもよいし、ストレー
ジ装置側で形成コピーが終了したら移行するものとして、処理してもよい。
また、この例ではコピー中に移行処理する場合を説明したが、Split中に移行処理
する場合も同様の流れで行う。ただし、移行元の差分ビットマップを移行先でマージする
ときは、既に形成コピーが終了している場合には形成コピー用ビットマップCt3P1は
マージせずに、差分用ビットマップCt3P2のみマージすればよい。
形成コピー中に‘Split’要求を発行する場合またはSplit中に移行処理する
場合は、前記高速Split技術を使用するため、差分ビットマップは図8(b)の2面
構成となり、図9(b)のように設けられる。形成コピー完了後に移行処理する場合は、
差分ビットマップは図8(a)の1面構成となり、図9(a)のように設けられる。
また、コピー元ボリュームの移行処理を行った後、移行先のストレージ装置20Bにお
いてコピー元ボリュームからコピー先ボリュームにコピーするようにしてもよい。例えば
、移行元のストレージ装置20Aでコピー済みのデータ量が、予め決められた割合より少
ない場合に、このような移行処理後のコピーを行うべきであると判定することが考えられ
る。
次に、論理的に管理している外部ストレージ装置70のペアボリューム(形成コピー中
)について、ペアの正または副ボリュームの一方を同一ストレージ装置20A内から異な
るストレージ装置20B内に移行する処理を説明する。
ストレージ装置20Bは移行分のLUを新規に設定し、ストレージ装置20B内のボリュ
ーム情報テーブルCt2に登録する。このとき、移行するボリューム数分のLUの設定を
行う。さらに、新規に設定したLUにも移行元と同様のレプリケーションの情報(ペア情
報)を設定し、登録する。すなわち、移行中ボリュームペア設定プログラムMr12が、
ボリューム情報テーブルCt2に登録したLUおよびペア情報をペア情報管理テーブルC
t1Bへ設定し、登録する。ペア情報管理テーブルCt1Bには、正副ボリューム情報と
して、ストレージ装置番号およびボリューム番号を登録する。また、移行先ストレージ装
置20B側のペア情報管理テーブルCt1Bには、移行元のストレージ装置番号20Aお
よびストレージ装置20A内でのペア番号を登録する。移行元ストレージ装置20A側の
ペア情報管理テーブルCt1Bには、同様に移行先の情報を登録する。他の情報はペア情
報管理テーブルCt1Aと同様である。ペアのボリュームが筐体間にまたがる場合、ペア
情報は移行元と移行先で持つため、移行元でもペア情報を後に更新する必要がある。
先新規LU番号を通知する。S1090では、正ボリュームについて移行元LUと移行先
新規LUが同一の実ボリュームを示すことを同一デバイス対応テーブルVt1により認識
する。正ボリュームに関して、仮想化装置52と移行先ストレージ装置20Bのパスを開
通させる(設定する)(S1095)。
るのはペアの正ボリュームとする。
ホスト計算機51(または管理装置50またはMSVP80)からペアへ『Split
(ペアを分割する)』指示を出す(S1810)。移行元ストレージ装置20AでSpl
it処理を行う。ペア状態を遷移、すなわち、PairからSplitに更新し(S18
15)、それ以降、書き込み要求があった場合は、ストレージ装置20A内の差分用ビッ
トマップCt3P2に記録する。移行元ストレージ装置20Aは、移行処理の一環として
移行先ストレージ装置20BへSAN41経由により‘Split’指示を渡す(S18
20)。その際に、移行元のストレージ装置の識別子とペア情報も渡す。
、Splitすべき該当するペアを検索する(S1825)。具体的には、ペア情報管理
テーブルCt1B(図6(b)参照)に登録された移行元であるペア情報を検索すること
により、移行先での該当ペアを検索することができる。検索できたら、移行先ストレージ
装置20Bで当該ペアのSplitの処理(ペア状態の遷移、差分のマージ)をする(S
1830)。具体的には、ペア情報管理テーブルCt1Bの前記検索したペア番号のペア
状態を、S1815と同様に遷移(ここではSplitに更新)する。さらに、移行元ス
トレージ装置20Aで対応するペアのSplit前に形成コピー用に使用していた差分ビ
ットマップCt3P1の内容を当該移行先ストレージ装置20Bのペアの形成コピー用差
分ビットマップCt3P1にマージする(形成コピー用差分ビットマップCt3P1は初
期化されているものとする)。さらに、差分用ビットマップCt3P2もマージする。こ
れにより、移行先ストレージ装置20B側での正ボリュームの新規I/Oを受信したとき
に対する差分ビットの取得準備が整う。
ジ装置20Aと仮想化装置52へ通知する(S1835)。前記差分ビットマップのマー
ジを開始してから完了するまでの間は、1つの方法としては、新規I/Oを受け付けるこ
となく、新規I/Oが来た場合には、ホストへ受け付け不可を返答し、所定時間経過後再
度要求を出してもらう。また、別の方法としては、新規I/Oを受け付けて、I/O要求
の対象が差分マージ完了部分であるか否かに応じて処理を行う。その詳細は、図11のS
1135の説明と同様である。そして、仮想化装置52は優先制御プログラムMc3によ
り、正ボリュームのみに対し、異筐体間に張られているマルチパスのI/Oを処理すると
きに、移行先筐体のパスがそのI/Oを100%受信できるように設定する(S1840
)。副ボリュームに対しては、変更なく移行元のストレージ装置20AでI/Oを受信し
て処理する。
置20A経由(図16の旧ルート)で既に受信したI/Oの処理が完了したとき移行元ス
トレージ装置20Aからホスト計算機51に完了報告し、全ての処理が完了した場合移行
対象となった正ボリュームのLUを削除(ボリューム情報テーブルCt2の情報をクリア
)する(S1850)。このとき、移行元のLU情報が無効となるように、LU番号ごと
に情報が有効か無効かのビットを立てる方法もある。また、移行したペアの移行元ペア情
報のボリューム情報も更新する(S1850)。その間、ストレージ装置20Bは、外部
ストレージ装置70を接続してスタンバイしておく(S1860)。また、ストレージ装
置20Aは正ボリュームについて緊急デステージ(キャッシュからディスク装置24への
書き込み処理を最優先で処理すること)を行うとともに、それ以降の正ボリュームに対す
る新規書き込み要求のときには、キャッシュ(ストレージ装置20Aおよび20B)に格
納せずに直接ディスク装置24へ書き込むライトスルーモードで実行する(S1865)
。このようにして、正ボリュームのキャッシュのデータを完全にディスク装置24へ反映
しておく。正ボリューム全てにつき緊急デステージ処理が終了したのであれば(S187
0のY)、正ボリュームを移行先ストレージ装置20Bへ完全に移行することが可能とな
り、ストレージ装置20Bは外部ストレージ装置70を接続する(S1875)。なお、
処理がストレージ装置20Bに完全に移行した後、移行中にストレージ装置20間で使用
していたパス(SAN41を経由するもの)は使用されなくなる。
る。
S1810と同様、ホスト計算機51(または管理装置50またはMSVP80)から
ペアへ『Split(ペアを分割する)』指示を出す(S1910)。S1815と同様
、移行元ストレージ装置20AでSplit処理を行う。ペア状態を遷移、すなわち、P
airからSplitに更新し(S1915)、それ以降、書き込み要求があった場合は
、ストレージ装置20A内の差分用ビットマップCt3P2に記録する。S1820と同
様、移行元ストレージ装置20Aは、移行処理の一環として移行先ストレージ装置20B
へSAN41経由により‘Split’指示を渡す(S1920)。その際に、移行元の
ストレージ装置の識別子とペア情報も渡す。
の指示に対応して、Splitすべき該当するペアを検索する(S1925)。ペア情報
管理テーブルCt1Bに登録された移行元であるペア情報を検索することにより、移行先
での該当ペアを検索することができる。検索できたら、移行先ストレージ装置20Bで当
該ペアのSplitの処理(ペア状態の遷移、差分ビットマップの初期化)をする(S1
930)。具体的には、ペア情報管理テーブルCt1Bの前記検索したペア番号のペア状
態を、S1915と同様に遷移(ここではSplitに更新)する。さらに、移行先スト
レージ装置20Bのペア差分ビットマップCt3P2を初期化する。移行先ストレージ装
置20Bは、処理が完了したら、その旨を移行元ストレージ装置20Aと仮想化装置52
へ通知する(S1935)。仮想化装置52は、優先制御プログラムMc3により、副ボ
リュームのみに対し、異筐体間に張られているマルチパスのI/Oを処理するときに、移
行先筐体のパスがそのI/Oを100%受信できるように設定する(S1940)。正ボ
リュームに対しては、変更なく移行元のストレージ装置20AでI/Oを受信して処理す
る。
置20A経由(図16の旧ルート)で既に受信したI/Oの処理が完了したとき移行元ス
トレージ装置20Aからホスト計算機51に完了報告し、全ての処理が完了した場合移行
対象となった副ボリュームのLUを削除(ボリューム情報テーブルCt2の情報をクリア
)する(S1950)。このとき、移行元のLU情報が無効となるように、LU番号ごと
に情報が有効か無効かのビットを立てる方法もある。また、移行したペアの移行元ペア情
報のボリューム情報も更新する(S1950)。その間、ストレージ装置20Bは、副ボ
リュームに対する外部ストレージ装置70を接続してスタンバイしておく(S1960)
。また、ストレージ装置20Aは、副ボリュームについて緊急デステージを行うとともに
、それ以降の副ボリュームに対する新規書き込み要求のときには、キャッシュ(ストレー
ジ装置20Aおよび20B内)に格納せずに直接ディスク装置24へ書き込むライトスル
ーモードで実行する(S1965)。このようにして、副ボリュームのキャッシュのデー
タを完全にディスク装置24へ反映しておく。副ボリューム全てにつき緊急デステージ処
理が終了したのであれば(S1970のY)、副ボリュームを移行先ストレージ装置20
Bへ完全に移行することが可能となり、ストレージ装置20Bは外部ストレージ装置70
を接続する(S1975)。なお、形成コピーを行った後に、副ボリュームをストレージ
装置20Bに移行するようにしてもよい。処理がストレージ装置20Bに完全に移行した
後、移行中にストレージ装置20間で使用していたパス(SAN41を経由するもの)は
使用されなくなる。
求が来た場合、ストレージ装置20Bの2面ある差分ビットマップのうち、差分用ビット
マップCt3P2の該当するビットに‘1’を立てる。そのとき、形成コピーが終了して
いるか否かを確認し、終了していない場合は、その箇所の形成コピーを終了してから書き
込み処理を行う。形成コピーが終了している場合、差分用ビットマップCt3P2を参照
しながら、ストレージ装置20B側でコピー処理の続きを実行する。副ボリュームへのI
/Oが来た場合、ストレージ装置20Bの形成コピー用のビットを参照し、形成コピーが
終了していない場合は、その箇所の形成コピーを終了してから処理を行い、形成コピーが
終了している場合は、書き込み要求のときだけストレージ装置20Aの差分用ビットマッ
プCt3P2の該当するビットに‘1’を立て、通常のリードライト処理を行う。形成コ
ピー用のビットを参照する際は、ストレージ装置20BへSAN41を介して問い合わせ
ることにより行う。また形成コピーが終了していない場合、ストレージ装置20Bがコピ
ーすべきデータのステージング(キャッシュへの読み出し)を行い、SAN41を介して
キャッシュからストレージ装置20Aへデータを転送する。
Bと差分ビットマップCt3P1、Ct3P2は両方のストレージ装置20に設ける。前
記高速Splitを行わず、‘Split’指示を受け取ったら、実際にボリュームの中
身が同様になるまでコピーを続けて、その処理が完了してからSplitする場合は、図
9(a)のように差分を1面ずつ持つことでも実現できる。
筐体間にまたがる移行を行った後のI/O処理については、本願出願人の特願2004
−115693の明細書に記載がある。
正ボリューム側ストレージ装置20Aで形成コピー用の差分ビットマップCt3P1を
管理するため、図19の副ボリュームのみ移行する場合には、差分ビットマップのマージ
処理は発生しない。その他は図18のフローチャートの処理と同様である。
図12ないし図14のフローチャートに従って、図10のS1010でどのボリューム
を移行するかを決定する処理(移行事前処理)について説明する。移行処理がストレージ
装置20の増減設によるか、既構成においてストレージ装置20のリソース使用率最適化
(負荷分散)による処理性能向上によるかで、移行事前処理が異なる。
図12は、ストレージ装置が追加された場合の移行事前処理を示すフローチャートであ
る。ここでは、ストレージ装置20Bを新規追加するものとする。まず、管理装置50ま
たはその他のSAN管理装置は、その新規ストレージ装置20Bをストレージシステム1
00に接続する定義を行う(S1210)。具体的には、定義内容がユーザによって管理
装置50などに入力され、所定のメモリに記憶される。次に、ストレージ装置20B以外
の既存のストレージ装置から負荷情報を取得する(S1215)。負荷情報の取得は、M
SVP80または管理装置50を経由して行う。そして、取得した情報から負荷が高いと
ころを検索する(S1220)。具体的には、予め設定された値よりプロセッサ稼働率が
高いプロセッサを検索したり、予め設定されたI/O数を超えてI/Oが発行されている
ボリュームを検索する。負荷が高いプロセッサやボリュームなどのリソースがあるストレ
ージ装置20を特定し、その中から実際にどのボリュームを移行の対象にするかを決定す
る。具体的には、負荷情報をユーザに提示して、移行するボリュームをユーザが決定して
入力するか、または、ストレージ装置20内で自動的に決定する(S1225)。また、
移行先は追加したストレージ装置20Bがデフォルトであるが、その他も選択できる。
体での移行処理(図10、図11参照)を実行する(S1240)。ペアで同一筐体への
移行でない場合は(S1230のN)、ペア間で異なる筐体への移行か否かを判断する(
S1235)。ペア間で異なる筐体への移行であれば(S1235のY)、異筐体での移
行処理(詳細は後記)を実行する(S1245)。ペア間で異なる筐体への移行でなけれ
ば(S1235のN)、ボリューム単体での移行処理を行う(S1250)。移行処理が
終わったら、まだ移行を続ける場合は(S1255のY)、S1225へ戻る。移行を行
わない場合は(S1255のN)、終了する。
図13は、ストレージ装置が減設された場合の移行事前処理を示すフローチャートであ
る。ここでは、ストレージ装置20Bを減設するものとする。S1215と同様、減設す
るストレージ装置20B以外のストレージ装置から負荷情報を取得する。負荷情報の取得
は、MSVP80または管理装置50を経由して行う(S1310)。そして、取得した
情報から負荷が低いところを検索する(S1315)。具体的には、予め設定された値よ
りプロセッサ稼働率が低いプロセッサを検索したり、予め設定されたI/O数より少ない
I/Oが発行されているボリュームを検索する。負荷が低いプロセッサやボリュームなど
のリソースがあるストレージ装置20を特定し、その中から具体的にどのボリュームを移
行の対象にするかを決定する。減設するストレージ装置20B内のどれを何処に移行する
かを決定する(S1320)。処理の具体的手順はS1225を参照。S1325〜S1
345は、S1230〜S1250の処理と同様。まだ移行を続ける場合は(S1350
のY)、S1320へ戻る。移行を行わない場合は(S1350のN)、ストレージ装置
20Bをストレージシステム100からはずして処理を終了する(S1355)。
図14は、負荷分散の目的で、複数ストレージ装置20間でボリューム移行をする場合
の移行事前処理を示すフローチャートである。予め決められた時間ごとに処理を行うため
、まず、所定時間が経過したか否かを判定する(S1410)。所定時間が経過したら(
S1410のY)、管理装置50またはその他のSAN管理装置は、ストレージ装置20
から負荷情報を取得する。負荷情報の取得は、MSVP80または管理装置50を経由し
て行われる(S1415)。そして、取得した情報から負荷が高いところと低いところを
検索する(S1420)。処理の具体的手順は、S1220と同様である。そこで、どの
ストレージ装置20内のどのボリュームを何処に移行するかを決定する(S1425)。
処理の具体的手順は、S1225と同様である。S1430〜S1450は、S1230
〜S1250の処理と同様である。まだ移行を続ける場合は(S1455のY)、S14
25へ戻る。移行を行わない場合は(S1455のN)、処理を終了する。
ーは、リソースの稼働率、すなわち、CPU稼働率、キャッシュ使用率、ボリューム使用
率などによる。また、複製を作成した後、ある目的で使用するボリュームを同じストレー
ジ装置(筐体)へ格納しておきたいとか、ある期間使用した後は削除するため負荷が増加
するのは特定期間のみであることが予め分かっている場合は、その要素も考慮して決定す
ることができる。例えば、どのボリュームを移行すべきかを決定する際、リソースの稼働
率だけでなく、そのボリュームの属性を含めて参照する。業務の一環として、複製ボリュ
ーム(コピー先ボリューム)を所定の期間に限定して使用する場合がある。この場合、ボ
リュームの属性を参照することによって、所定の期間経過後は、複製ボリュームが不要に
なり、削除可能になること(予定)が予めわかる。これによると、所定の期間は負荷が大
きくなっても、いずれは負荷が軽減される見込みがあるので、ボリューム移行は行わない
という判断もある。
理により、異筐体間のペアとなった後、さらなるボリュームの移行処理により、元の同一
筐体のペアに戻る場合は、新規にLUおよびペア情報を作成してもよいし、前回の情報を
無効化しておき、移行処理時に再度有効にして使用してもよい。
図10および図11の処理は、ストレージ装置20A/20B間で通信することによっ
てボリュームを移行するタイミングを調停して実施する例であったが、これを管理装置5
0が行ってもよい。すなわち、各タイミングになったら、管理装置50から各ストレージ
装置20へその旨を通知することにより、各ストレージ装置20が処理を開始するように
してもよい。
である場合、レプリケーション関係を維持したまま、レプリケーションのコピー処理を実
行しながら、ボリュームの移行処理を実現することができる。また、複数ディスク装置が
接続された制御部を複数有するストレージ装置において、同一制御部に接続されたディス
ク装置内のボリュームにレプリケーションを作成するだけでなく、異なった制御部に接続
されたディスク装置(実体)のないボリュームにレプリケーションを作成する場合も、異
なった制御部であることを意識することなく記憶領域のコピーを作成することができる。
ここまでは、ストレージ装置間の移行対象となるボリュームとして、ボリューム全体が相互に一致するような複製ボリュームを取り扱うように記載したが、必ずしも1組のペアであることは要せず、2組以上のペアからなるグループを取り扱うようにしてもよい。そして、グループを移行ボリュームとして取り扱う場合、グループ内のペアの全てを移行対象としてもよいし、グループ内のペアの一部を移行対象としてもよい。
(2)ペア移行が完了したら、ホスト計算機51は、グループ情報テーブルGt1を更新する。
(3)ホスト計算機51(またはMSVP80、SVP81)を介して、ユーザからのグループ#0全体をSplitする要求(At-Time Splitコマンド)を受ける。
(4)ホスト計算機51は、グループ情報テーブルGt1を検索し、どのストレージ装置20にAt-Time Splitコマンドを発行すべきかを判断する。この例では、ストレージ装置20Aおよび20Bに発行する。
(5)ストレージ装置20Aおよび20Bは、例えば、At-Time Splitコマンドに設定されたSplit処理時刻に従って、同時刻にグループ#0内のペアすべてのSplit処理を行う。
前記実施の形態は、コピー元ボリュームの容量と同じ容量をコピー先ボリュームに確保し、全データをコピーしてペアを作成する方法で説明した。別の実施の形態として、複製ボリュームのペアのうち、副ボリュームが、正ボリュームと同じ容量のデータ領域を確保せずに、プールと呼ばれる仮想領域(以下、プール領域という)に正ボリュームと異なる箇所のデータだけを格納する仮想的なボリューム(以下、仮想ボリュームという)である場合の移行処理について説明する。
次に、正ボリュームが実ボリュームであり、副ボリュームが仮想ボリュームである場合の移行処理について説明する。
図1に示すストレージシステム100において、プール領域を使ったペアを作成する場合、1つの実施の形態として、正ボリュームおよびプール領域を外部ストレージ装置70に持たせる方法がある。図25は、その方法を実現する構成を示す図である。ストレージ装置20Aにあるペアは、副ボリュームを仮想ボリュームで生成している。このペアをストレージ装置20Bに移行する場合、正/副ボリュームをストレージ装置20間で切り替える処理(説明済)を行うとともに、副ボリュームのアドレスマッピングテーブルAt1sをストレージ装置20Aからストレージ装置20Bへ転送する。ストレージ装置20Bは、ストレージ装置20AからのアドレスマッピングテーブルAt1sの転送が完了すると、プール領域内のデータを読み出して、正/副ボリュームに対するI/O処理を開始する。
移行したいボリュームにペアが存在し、その副ボリュームが仮想ボリュームであった場合、プール領域全体を移行することも考えられる。この場合、プール領域内にあるペアすべてを移行する処理を行う。
ペアが仮想ボリュームを含む場合のスナップショットについては、仮想ボリュームのバリエーションとして、正/副ボリュームが仮想ボリュームである場合および副ボリュームが仮想ボリュームである場合の2つがある。また、移行対象のバリエーションとして、副ボリューム、ペア単体(正ボリュームと副ボリューム)およびプール領域全体(プール領域にあるペアの全体)の3つがある。したがって、ペアが仮想ボリュームを含む場合のスナップショットの移行のバリエーションには、6つ(=2×3)が考えられる。以下、それらの個々の処理について説明する。なお、以下では、プール領域が外部ストレージ装置70に格納されていることを前提とする。ただし、プール領域が、各ストレージ装置20に格納され、ストレージ装置20間で転送されるようにしてもよい。
ストレージ装置20Aからストレージ装置20Bへ副ボリュームのアドレスマッピングテーブルAt1sを移行する。ストレージ装置20Bは、ストレージ装置20Aから移行されたアドレスマッピングテーブルAt1sを参照し、プール領域内のデータを参照更新する。正/副ボリュームが仮想ボリュームであるので、データはすべてプール領域内にある。なお、正ボリュームについては、ストレージ装置20Aに正ボリューム用のアドレスマッピングテーブルAt1pがある。ストレージ装置20Bから正ボリュームを参照するには、SAN41を経由する。
ストレージ装置20Aからストレージ装置20Bへ正ボリューム、副ボリュームのアドレスマッピングテーブルAt1p、At1sを移行する。ストレージ装置20Bは、ストレージ装置20Aから移行されたアドレスマッピングテーブルAt1p、At1sを参照し、プール領域内のデータを参照更新する。なお、正/副ボリュームが仮想ボリュームであるので、データはすべてプール領域内にある。
プール領域にあるペアの全体を移行する場合、プール領域に係るアドレスマッピングテーブル全体を移行する。アドレスマッピングテーブルAt1p、At1sは、ストレージ装置20Aからコピーしてもよいし、外部ストレージ装置70にある場合、そこからコピーしてもよい。
ストレージ装置20Aからストレージ装置20Bへ副ボリュームのアドレスマッピングテーブルAt1sを移行する。副ボリュームのデータのうち、その実体が正ボリューム内にある箇所(ボリュームアドレス)については、アドレスマッピングテーブルAt1s内の実データ格納アドレスを、正ボリュームが格納されているストレージ装置およびボリューム番号が特定できるように修正する。ストレージ装置20Bは、ストレージ装置20Aから移行されたアドレスマッピングテーブルAt1sを参照し、プール領域にデータがある場合は、プール領域内のデータを参照更新し、正ボリュームにデータがある場合は、SAN41経由でストレージ装置20Aのデータを参照更新する。
正ボリュームの実体が外部ストレージ装置70内であれば、SAN43のつなぎ替えをし、ストレージ装置20Aの内部ボリュームであれば、SAN41経由でデータコピーをして移行する。次に、ストレージ装置20Aからストレージ装置20Bへ副ボリュームのアドレスマッピングテーブルAt1sを移行する。副ボリュームデータのうち、正ボリューム内にある箇所(ボリュームアドレス)については、アドレスマッピングテーブルAt1s内の情報をそのまま使用する。すなわち、ストレージ装置20Bは、副ボリュームのデータについてストレージ装置20Aから移行されたアドレスマッピングテーブルAt1sを参照し、プール領域にデータがある場合は、プール領域内のデータを参照更新し、正ボリュームにデータがある場合は、正ボリュームのデータを参照更新する。
プール領域にあるペアの全体を移行する場合、プール領域に係るアドレスマッピングテーブル全体を移行する。アドレスマッピングテーブルAt1sは、ストレージ装置20Aから転送してもよいし、外部ストレージ装置70内にある場合、それを参照してもよい。正ボリュームの実体が外部ストレージ装置70内であれば、SAN43のつなぎ替えをし、ストレージ20Aの内部ボリュームであれば、SAN41経由でデータコピーをして移行する。ストレージ装置20Bは、ストレージ装置20Aから移行されたアドレスマッピングテーブルAt1sを参照し、プール領域にデータがある場合は、プール領域内のデータを参照更新し、正ボリュームにデータがある場合は、SAN41経由でデータを参照更新する。
れで実行されるプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録し、この
記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することに
より、本発明の実施の形態に係るストレージシステムが実現されるものとする。なお、プ
ログラムをインターネットなどのネットワーク経由でコンピュータシステムに提供するよ
うにしてもよい。
以上本発明について好適な実施の形態について一例を示したが、本発明は前記実施の形
態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、以下
のような実施の形態が考えられる。
(1)前記実施の形態では、ストレージ装置間の移行対象となるボリュームとして、ボリ
ューム全体が相互に一致するような複製ボリュームを取り扱うように記載したが、ボリュ
ームの属性(例えば、ボリューム内の一部のデータ)が同じであるようなボリューム同士
を取り扱うようにしてもよい。すなわち、所定のデータを有するボリュームと、その所定
のデータの複製を有するボリュームとをストレージ装置間の移行の対象としてもよい。
する場合について記載したが、その他のボリューム配置であってもよい。例えば、複製ボ
リュームの両方がストレージ装置20にあるような配置であってもよいし、複製ボリュームの一方がストレージ装置20にあって、もう一方が外部ストレージ装置70にあるような配置であってもよい。
ボリュームである)場合には、図11のS1165において、内部ボリュームの緊急デス
テージが終了したら、内部ボリュームのデータ移行を開始する。ここで、データ移行とは
、移行元ストレージ装置20Aから移行先ストレージ装置20BへSAN41を介してデ
ータを転送することである。データ移行の際、ストレージ装置20Aでは、内部ボリュー
ムのどの位置までデータ転送が終了したかをデータ転送終了位置情報により管理する。新
規I/Oをストレージ装置20B側で受信した場合、ストレージ装置20A側のデータ転
送終了位置情報を参照し、I/O要求の対象がデータ転送終了している場合、ストレージ
装置20Bが自装置内に転送中または転送済のボリューム内にデータを書き込む。データ
転送が終了していない場合には、ストレージ装置20A内のボリュームに書き込んだ後に
データ転送を行うか、または、I/O要求の対象のデータを先にストレージ装置20Bに
転送してから書き込みを行う。
アまたはグループをストレージ装置間の移行対象とすることができる。これによって、ス
トレージ装置の増減や負荷分散に対応した、より柔軟なストレージシステムの運用を行う
ことができる。
20A ストレージ装置(第1のストレージ装置)
20B ストレージ装置(第2のストレージ装置)
24 ディスク装置
50 管理装置
52 仮想化装置
70 外部ストレージ装置
100 ストレージシステム
At1s アドレスマッピングテーブル
Gt1 グループ情報テーブル(所定のテーブル)
Claims (28)
- 複数のストレージ装置が論理的に管理するボリュームを、実体として各ストレージ装置または前記ストレージ装置に接続される外部ストレージ装置に有するストレージシステムと、前記複数のストレージ装置を1つのストレージ装置として識別する仮想化装置と、を含んで構成されるシステムが、前記ボリュームを前記ストレージ装置間で、そのボリュームとともに当該ボリュームとペアとなるボリュームを移行する、またはそのボリュームとともに、2以上のペアからなるグループをなす他ボリュームを移行するボリューム移行方法であって、
前記ボリュームが複製ボリュームをなしており、その複製ボリュームの実体が前記外部ストレージ装置にあり、前記ストレージシステムが、その複製ボリュームのコピー元ボリュームおよびコピー先ボリュームを、前記複数のストレージ装置のうちの、前記仮想化装置とのパスが既に設定されている第1のストレージ装置からそのパスが設定されていない第2のストレージ装置に移行する場合に、
前記仮想化装置は、
前記第2のストレージ装置との間のパスを設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を受けるために、前記コピー元ボリュームおよび前記コピー先ボリュームのデータの差分を示す差分ビットマップの作成を行い、
前記差分ビットマップの作成が完了したときに、
前記仮想化装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記第2のストレージ装置に行うように設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記仮想化装置から受けたアクセス要求を前記第1のストレージ装置に渡し、
前記第1のストレージ装置は、
前記第2のストレージ装置から受けたアクセス要求を自身が備えるディスク装置に反映させるように処理し、
前記第1のストレージ装置は、
前記ボリュームのキャッシュ上のデータを自身が備えるディスク装置に格納する緊急デステージを行い、
前記緊急デステージが終了したときに、
前記第2のストレージ装置は、
前記外部ストレージ装置を接続し、前記仮想化装置から受けたアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記外部ストレージ装置に渡すこと
を特徴とするボリューム移行方法。 - 前記複製ボリュームにおいて、その複製ボリュームのコピー先ボリュームが他の複製ボリュームのコピー元ボリュームであるときに、
前記ストレージシステムは、
前記複製ボリュームのコピー元ボリュームおよびコピー先ボリュームならびに前記他の複製ボリュームのコピー先ボリュームを同一の前記第2のストレージ装置に移行すること
を特徴とする請求項1に記載のボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムは、
前記複製ボリュームにおいて、コピー元ボリュームからコピー先ボリュームにコピー中であるときに、そのコピーを実施するとともに、前記コピー元ボリュームおよび前記コピー先ボリュームを前記第2のストレージ装置に移行すること
を特徴とする請求項1に記載のボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムは、
前記複製ボリュームにおいて、コピー元ボリュームを前記第2のストレージ装置に移行した後、前記第2のストレージ装置においてコピー元ボリュームからコピー先ボリュームにコピーすること
を特徴とする請求項1に記載のボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムは、
前記複製ボリュームのコピー元ボリュームを現在のストレージ装置に残し、コピー先ボリュームを別のストレージ装置に移行すること
を特徴とする請求項1に記載のボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムは、
最初に全データをコピー元ボリュームからコピー先ボリュームにコピーする形成コピーを行った後に、前記コピー先ボリュームを別のストレージ装置に移行すること
を特徴とする請求項5に記載のボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムは、
コピー元ボリュームを別のストレージ装置に移行した後、その別のストレージ装置において、コピー元ボリュームからのコピー先ボリュームへのコピーをすること
を特徴とする請求項1に記載のボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムは、
コピー先ボリュームが不要になる場合に、
前記ボリュームの移行を行わないことを決定すること
を特徴とする請求項1に記載のボリューム移行方法。 - 前記仮想化装置は、ホスト計算機、スイッチまたは専用装置であること
を特徴とする請求項1に記載のボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムに接続された管理装置が、所定のタイミングにおいて各ストレージ装置に対して前記ボリュームを移行する処理を開始する指示を行うこと
を特徴とする請求項1に記載のボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムは、
前記ストレージ装置間で通信することによって、所定のタイミングにおいて各ストレージ装置に対して前記ボリュームを移行する処理を開始する指示を行うこと
を特徴とする請求項1に記載のボリューム移行方法。 - 複数のストレージ装置が論理的に管理するボリュームを、実体として各ストレージ装置または前記ストレージ装置に接続される外部ストレージ装置に有するストレージシステムと、前記複数のストレージ装置を1つのストレージ装置として識別する仮想化装置と、を含んで構成されるシステムが、前記ボリュームを前記ストレージ装置間で、そのボリュームとともに当該ボリューム内にあるデータとペアとなるボリュームを移行する、またはそのボリュームとともに、2以上のペアからなるグループをなす他データのある他ボリュームを移行するボリューム移行方法であって、
前記ボリュームが複製ボリュームをなしており、その複製ボリュームの実体が前記外部ストレージ装置にあり、前記ストレージシステムが、その複製ボリュームのコピー元ボリュームおよびコピー先ボリュームを、前記複数のストレージ装置のうちの、前記仮想化装置とのパスが既に設定されている第1のストレージ装置からそのパスが設定されていない第2のストレージ装置に移行する場合に、
前記仮想化装置は、
前記第2のストレージ装置との間のパスを設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を受けるために、前記コピー元ボリュームおよび前記コピー先ボリュームのデータの差分を示す差分ビットマップの作成を行い、
前記差分ビットマップの作成が完了したときに、
前記仮想化装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記第2のストレージ装置に行うように設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記仮想化装置から受けたアクセス要求を前記第1のストレージ装置に渡し、
前記第1のストレージ装置は、
前記第2のストレージ装置から受けたアクセス要求を自身が備えるディスク装置に反映させるように処理し、
前記第1のストレージ装置は、
前記ボリュームのキャッシュ上のデータを自身が備えるディスク装置に格納する緊急デステージを行い、
前記緊急デステージが終了したときに、
前記第2のストレージ装置は、
前記外部ストレージ装置を接続し、前記仮想化装置から受けたアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記外部ストレージ装置に渡すこと
を特徴とするボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムは、
コピー元データのあるボリュームおよびコピー先データのあるボリュームを同一のストレージ装置に移行すること
を特徴とする請求項12に記載のボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムは、
前記ボリューム内にあるデータとペアまたはグループをなす他データが仮想的な領域またはボリュームに格納されている場合、移行先のストレージ装置にも仮想的な領域またはボリュームを確保して移行すること
を特徴とする請求項12に記載のボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムは、
コピー元データのあるボリュームを現在のストレージ装置に残し、コピー先データのあるボリュームを別のストレージ装置に移行すること
を特徴とする請求項12に記載のボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムは、
最初に全データをコピー元ボリュームからコピー先ボリュームにコピーする形成コピーを行った後に、前記コピー先データのあるボリュームを別のストレージ装置に移行すること
を特徴とする請求項15に記載のボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムは、
コピー元データのあるボリュームを別のストレージ装置に移行した後、コピー元データのあるボリュームからのコピー先データのあるボリュームへのコピーをすること
を特徴とする請求項12に記載のボリューム移行方法。 - 複数のストレージ装置が論理的に管理するボリュームを、実体として各ストレージ装置または前記ストレージ装置に接続される外部ストレージ装置に有するストレージシステムと、前記複数のストレージ装置を1つのストレージ装置として識別する仮想化装置と、を含んで構成されるシステムが、前記ボリュームを前記ストレージ装置間で移行するボリューム移行方法であって、
前記仮想化装置は、
前記複数のストレージ装置のうちの、第1のストレージ装置によって管理されるボリュームが複製ボリュームをなしており、その複製ボリュームの2組以上がグループをなしている場合に、そのグループの一部の複製ボリュームを前記第1のストレージ装置から第2のストレージ装置へ移行したときに、前記第1のストレージ装置および前記第2のストレージ装置にまたがって複製ボリュームが存在するグループを所定のテーブルによって管理し、
その複製ボリュームの実体が前記外部ストレージ装置にあり、前記ストレージシステムが、その複製ボリュームのコピー元ボリュームおよびコピー先ボリュームを、前記複数のストレージ装置のうちの、前記仮想化装置とのパスが既に設定されている第1のストレージ装置からそのパスが設定されていない第2のストレージ装置に移行する場合に、
前記仮想化装置は、
前記第2のストレージ装置との間のパスを設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を受けるために、前記コピー元ボリュームおよび前記コピー先ボリュームのデータの差分を示す差分ビットマップの作成を行い、
前記差分ビットマップの作成が完了したときに、
前記仮想化装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記第2のストレージ装置に行うように設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記仮想化装置から受けたアクセス要求を前記第1のストレージ装置に渡し、
前記第1のストレージ装置は、
前記第2のストレージ装置から受けたアクセス要求を自身が備えるディスク装置に反映させるように処理し、
前記第1のストレージ装置は、
前記ボリュームのキャッシュ上のデータを自身が備えるディスク装置に格納する緊急デステージを行い、
前記緊急デステージが終了したときに、
前記第2のストレージ装置は、
前記外部ストレージ装置を接続し、前記仮想化装置から受けたアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記外部ストレージ装置に渡すこと
を特徴とするボリューム移行方法。 - 前記ストレージシステムは、
前記グループの一部の複製ボリュームを前記第1のストレージ装置から前記第2のストレージ装置へ移行するときに、さらに一部の複製ボリュームについては、副ボリュームだけを移行する
ことを特徴とする請求項18に記載のボリューム移行方法。 - 前記仮想化装置は、前記グループ単位で複製ボリュームを分割するSplit要求を各ストレージ装置のグループに対して発行し、
前記ストレージ装置は、前記仮想化装置から前記Split要求を受けたときに、前記グループに属するすべての複製ボリュームを分割する処理を行う
ことを特徴とする請求項18または請求項19に記載のボリューム移行方法。 - 前記仮想化装置は、前記グループ単位で複製ボリュームを分割するSplit要求を各ストレージ装置の複製ボリュームに対して発行し、
前記ストレージ装置は、前記仮想化装置から前記Split要求を受けたときに、前記複製ボリュームが属するグループを特定し、そのグループに属するすべての複製ボリュームを分割する処理を行う
ことを特徴とする請求項18または請求項19に記載のボリューム移行方法。 - 複数のストレージ装置が論理的に管理するボリュームを、実体として各ストレージ装置または前記ストレージ装置に接続される外部ストレージ装置に有するストレージシステムと、前記複数のストレージ装置を1つのストレージ装置として識別する仮想化装置と、を含んで構成されるシステムが、前記ボリュームを前記ストレージ装置間で移行するボリューム移行方法であって、
前記ストレージ装置は、
予め全容量のデータ領域を確保しない仮想ボリュームとして、
前記仮想ボリュームのデータの一部または全部を格納する仮想領域と、
前記仮想ボリューム内のアドレスごとにデータの格納箇所を管理するアドレスマッピングテーブルと、
を論理的に管理し、
第1のストレージ装置が管理するボリュームは、
複製ボリュームをなしており、
その複製ボリュームのうちの副ボリュームが、
前記仮想ボリュームであり、
前記ストレージシステムは、
前記複数のストレージ装置のうちの、前記第1のストレージ装置から第2のストレージ装置へ前記複製ボリュームを移行する場合に、前記副ボリュームに係る仮想領域およびアドレスマッピングテーブルの管理を前記第1のストレージ装置から前記第2のストレージ装置へ移行し、
前記仮想化装置は、
前記第2のストレージ装置との間のパスを設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を受けるために、前記コピー元ボリュームおよび前記コピー先ボリュームのデータの差分を示す差分ビットマップの作成を行い、
前記差分ビットマップの作成が完了したときに、
前記仮想化装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記第2のストレージ装置に行うように設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記仮想化装置から受けたアクセス要求を前記第1のストレージ装置に渡し、
前記第1のストレージ装置は、
前記第2のストレージ装置から受けたアクセス要求を自身が備えるディスク装置に反映させるように処理し、
前記第1のストレージ装置は、
前記ボリュームのキャッシュ上のデータを自身が備えるディスク装置に格納する緊急デステージを行い、
前記緊急デステージが終了したときに、
前記第2のストレージ装置は、
前記外部ストレージ装置を接続し、前記仮想化装置から受けたアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記外部ストレージ装置に渡すこと
を特徴とするボリューム移行方法。 - 前記複製ボリュームのうちの正ボリュームおよび副ボリュームは、
いずれも前記仮想ボリュームであり、
前記ストレージシステムは、
前記第1のストレージ装置から第2のストレージ装置へ前記複製ボリュームを移行する場合に、前記正ボリュームおよび前記副ボリュームに係る仮想領域およびアドレスマッピングテーブルの管理を前記第1のストレージ装置から前記第2のストレージ装置へ移行する
ことを特徴とする請求項22に記載のボリューム移行方法。 - 前記第1のストレージ装置が管理する前記仮想領域または前記アドレスマッピングテーブルが前記第1のストレージ装置内に格納されている場合には、
前記ストレージシステムは、
前記第1のストレージ装置から前記第2のストレージ装置へ前記複製ボリュームを移行するときに、前記第1のストレージ装置から前記第2のストレージ装置へ前記仮想領域または前記アドレスマッピングテーブルを転送する
ことを特徴とする請求項22または請求項23に記載のボリューム移行方法。 - 前記第1のストレージ装置が管理する前記仮想領域または前記アドレスマッピングテーブルが前記外部ストレージ装置内に格納されている場合には、
前記ストレージシステムは、
前記第1のストレージ装置から前記第2のストレージ装置へ前記複製ボリュームを移行したときに、前記第2のストレージ装置が前記外部ストレージ装置内の前記仮想領域または前記アドレスマッピングテーブルを参照更新する
ことを特徴とする請求項22または請求項23に記載のボリューム移行方法。 - 複数のストレージ装置が論理的に管理するボリュームを、実体として各ストレージ装置または前記ストレージ装置に接続される外部ストレージ装置に有するストレージシステムと、前記複数のストレージ装置を1つのストレージ装置として識別する仮想化装置と、を含んで構成され、前記ボリュームを前記ストレージ装置間で、そのボリュームとともに当該ボリュームとペアとなるボリュームを移行する、またはそのボリュームとともに、2以上のペアからなるグループをなす他ボリュームを移行するストレージネットワークシステムであって、
前記ボリュームが複製ボリュームをなしており、その複製ボリュームの実体が前記外部ストレージ装置にあり、前記ストレージシステムが、その複製ボリュームのコピー元ボリュームおよびコピー先ボリュームを、前記複数のストレージ装置のうちの、前記仮想化装置とのパスが既に設定されている第1のストレージ装置からそのパスが設定されていない第2のストレージ装置に移行する場合に、
前記仮想化装置は、
前記第2のストレージ装置との間のパスを設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を受けるために、前記コピー元ボリュームおよび前記コピー先ボリュームのデータの差分を示す差分ビットマップの作成を行い、
前記差分ビットマップの作成が完了したときに、
前記仮想化装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記第2のストレージ装置に行うように設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記仮想化装置から受けたアクセス要求を前記第1のストレージ装置に渡し、
前記第1のストレージ装置は、
前記第2のストレージ装置から受けたアクセス要求を自身が備えるディスク装置に反映させるように処理し、
前記第1のストレージ装置は、
前記ボリュームのキャッシュ上のデータを自身が備えるディスク装置に格納する緊急デステージを行い、
前記緊急デステージが終了したときに、
前記第2のストレージ装置は、
前記外部ストレージ装置を接続し、前記仮想化装置から受けたアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記外部ストレージ装置に渡すこと
を特徴とするストレージネットワークシステム。 - 複数のストレージ装置が論理的に管理するボリュームを、実体として各ストレージ装置または前記ストレージ装置に接続される外部ストレージ装置に有するストレージシステムと、前記複数のストレージ装置を1つのストレージ装置として識別する仮想化装置と、を含んで構成され、前記ボリュームを前記ストレージ装置間で移行するストレージネットワークシステムであって、
前記仮想化装置は、
前記複数のストレージ装置のうちの、第1のストレージ装置によって管理されるボリュームが複製ボリュームをなしており、その複製ボリュームの2組以上がグループをなしている場合に、そのグループの一部の複製ボリュームを前記第1のストレージ装置から第2のストレージ装置へ移行したときに、前記第1のストレージ装置および前記第2のストレージ装置にまたがって複製ボリュームが存在するグループを所定のテーブルによって管理し、
その複製ボリュームの実体が前記外部ストレージ装置にあり、前記ストレージシステムが、その複製ボリュームのコピー元ボリュームおよびコピー先ボリュームを、前記複数のストレージ装置のうちの、前記仮想化装置とのパスが既に設定されている第1のストレージ装置からそのパスが設定されていない第2のストレージ装置に移行する場合に、
前記仮想化装置は、
前記第2のストレージ装置との間のパスを設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を受けるために、前記コピー元ボリュームおよび前記コピー先ボリュームのデータの差分を示す差分ビットマップの作成を行い、
前記差分ビットマップの作成が完了したときに、
前記仮想化装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記第2のストレージ装置に行うように設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記仮想化装置から受けたアクセス要求を前記第1のストレージ装置に渡し、
前記第1のストレージ装置は、
前記第2のストレージ装置から受けたアクセス要求を自身が備えるディスク装置に反映させるように処理し、
前記第1のストレージ装置は、
前記ボリュームのキャッシュ上のデータを自身が備えるディスク装置に格納する緊急デステージを行い、
前記緊急デステージが終了したときに、
前記第2のストレージ装置は、
前記外部ストレージ装置を接続し、前記仮想化装置から受けたアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記外部ストレージ装置に渡すこと
を特徴とするストレージネットワークシステム。 - 複数のストレージ装置が論理的に管理するボリュームを、実体として各ストレージ装置または前記ストレージ装置に接続される外部ストレージ装置に有するストレージシステムと、前記複数のストレージ装置を1つのストレージ装置として識別する仮想化装置と、を含んで構成され、前記ボリュームを前記ストレージ装置間で移行するストレージネットワークシステムであって、
前記ストレージ装置は、
予め全容量のデータ領域を確保しない仮想ボリュームとして、
前記仮想ボリュームのデータの一部または全部を格納する仮想領域と、
前記仮想ボリューム内のアドレスごとにデータの格納箇所を管理するアドレスマッピングテーブルと、
を論理的に管理し、
第1のストレージ装置が管理するボリュームは、
複製ボリュームをなしており、
その複製ボリュームのうちの少なくとも副ボリュームが、
前記仮想ボリュームであり、
前記ストレージシステムは、
前記複数のストレージ装置のうちの、前記第1のストレージ装置から第2のストレージ装置へ前記複製ボリュームを移行する場合に、少なくとも前記副ボリュームに係る仮想領域およびアドレスマッピングテーブルの管理を前記第1のストレージ装置から前記第2のストレージ装置へ移行し、
前記仮想化装置は、
前記第2のストレージ装置との間のパスを設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を受けるために、前記コピー元ボリュームおよび前記コピー先ボリュームのデータの差分を示す差分ビットマップの作成を行い、
前記差分ビットマップの作成が完了したときに、
前記仮想化装置は、
前記ボリュームに対するアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記第2のストレージ装置に行うように設定し、
前記第2のストレージ装置は、
前記仮想化装置から受けたアクセス要求を前記第1のストレージ装置に渡し、
前記第1のストレージ装置は、
前記第2のストレージ装置から受けたアクセス要求を自身が備えるディスク装置に反映させるように処理し、
前記第1のストレージ装置は、
前記ボリュームのキャッシュ上のデータを自身が備えるディスク装置に格納する緊急デステージを行い、
前記緊急デステージが終了したときに、
前記第2のストレージ装置は、
前記外部ストレージ装置を接続し、前記仮想化装置から受けたアクセス要求を、前記第1のストレージ装置ではなく前記外部ストレージ装置に渡すこと
を特徴とするストレージネットワークシステム。
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