JP4953709B2 - 車両用キーレス装置 - Google Patents

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本発明は、車両に対する携帯機の位置に応じて車両のドアの施錠・解錠を行う車両用キーレス装置の技術分野に属する。
この種の技術としては、特許文献1に記載の技術が開示されている。この公報には、建物用のドアの施解錠を携帯機によって行うことが可能な施解錠装置において、施解錠装置が所定時間連続して携帯機からのレスポンスコードを受信すると、施解錠装置は携帯機に対する呼び出しコードの送信を停止するようにしている。
特開2004−3147号公報
車両のドアの施錠・解錠を行う車両用キーレス装置においては、携帯機を保持した乗員が車両に対して近づくと、携帯機を操作することなくドアの解錠が行われる機構が用いられている。しかしながら、上記従来技術のように、施解錠装置(車載機)が携帯機に対する呼び出しコード(探索信号)の送信を停止してしまうと、携帯機を保持した乗員が車両に対して近づいた場合にも、ドアの解錠が行われないことがあるといった問題があった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、電力消費を抑えるとともに、車両に対して携帯機を保持した乗員が近づくことを認識することができる車両用キーレス装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明では、車載機からの探索信号を受信する探索信号受信手段と、探索信号に対する返答信号に探索信号受信時の受信強度の情報を載せて送信する返答信号送信手段と、を有する携帯機と、携帯機の位置を探索するための探索信号を車外に送信する探索信号送信手段と、返答信号を受信する返答信号受信手段と、受信強度の変化量が設定変化量以下である場合に、携帯機が移動していないと判断する停止判断手段と、携帯機が移動していないと判断されている時間が、第1の設定時間を経過すると、探索信号の送信周期を、第1の設定時間経過前の送信周期よりも長くするとともに、携帯機が移動していないと判断されている時間が、第2の設定時間を経過すると、探索信号の送信出力を、携帯機が返答信号の送信を行わなくなるまで低下させる省電力モードに探索信号送信手段を移行させる省電力モード移行手段と、を有する車載機と、を備えた。


よって、携帯機が移動して車両に近づいた場合には、携帯機が近づいたことを認識することが可能となるため、ドアの解錠や足元をライトで照らすといった制御を行うことができる。
以下、本発明の車両用キーレス装置を実現する実施の形態を、実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の車両用キーレス装置のブロック図である。図1に示す実施例1の車両用キーレス装置1は、携帯機2と車載機3を主な構成としている。
[携帯機]
携帯機2は、制御部21、RF送信部22、返答信号送信アンテナ23、LF受信部24、探索信号受信コイル25を主な構成としている。
なお、返答信号送信アンテナ23は本発明の返答信号送信手段に、探索信号受信コイル25は本発明の探索信号受信手段に相当する。
制御部21は、車載機3の探索信号送信アンテナ45〜49から送信された探索信号受信すると返答信号を送信するように、RF送信部22に指令信号を出力する。このとき、車両毎に識別されるIDコードを記憶し、LF受信部24で処理した探索信号による信号が自機器のIDコードに対応するものであると判断する場合に、IDコードをRF送信部22に出力する。また、その探索信号が、車載機の探索信号送信アンテナ45〜49のいずれから送信されたものかを判断し、その探索信号送信アンテナ情報もRF送信部22に出力する。またさらに、その探索信号の受信強度を判断し、その強度情報もRF送信部22に出力する。
RF送信部22は、制御部21からのIDコード、探索信号送信アンテナ情報、受信強度情報を示す信号を、送信する電波信号に変換して返答信号送信アンテナ23に出力する。
返答信号送信アンテナ23は、RF送信部22からの電波信号を送信する。
LF受信部24は、探索信号受信コイル25からの探索信号を制御部21で処理できる信号に変換して、制御部21に出力する。
探索信号受信コイル25は、車載機3からの探索信号を受信し、受信した電波信号をLF受信部24に送る。
[車載機]
車載機3は、制御部30、LF送信部31、RF受信部32、エンジン出力部33、各ドア開閉入力部34、ロック状態入力部35、ロック出力部36、アンロック出力部37、車外アンテナ出力部38〜40、車内アンテナ出力部41〜42、返答信号受信アンテナ44、車外アンテナ45〜47、車内アンテナ48,49を主な構成としている。
なお、制御部30は本発明の停止判断手段,省電力モード移行手段に、返答信号受信アンテナ44は本発明の返答信号受信手段に、車外アンテナ45〜47は本発明の探索信号送信手段に相当する。
制御部30は、各ドア開閉入力部34、ロック状態入力部35からの入力情報と、RF受信部32から入力される携帯機2からの情報を処理して、携帯機2への送信のためのLF送信部31への出力、ロック出力部36、アンロック出力部37への出力を制御する。
LF送信部31は、制御部30からの、車両に対応した特定の携帯機2を捜索する探索信号を送信できる電波信号に変換して、車外アンテナ出力部38〜40、車内アンテナ出力部41〜42に出力する。
RF受信部32は、携帯機2のIDコード、方向情報、強度情報を示す電波信号を返答信号受信アンテナ44から受け取って、制御部30で処理できる信号に変換し出力する。
エンジン出力部33は、制御部30からの指令により、図示しないエンジンを始動する指令信号を出力する。
各ドア開閉入力部34は、それぞれのドアの開閉状態の情報を車両から入力し、制御部30に出力する。
ロック状態入力部35は、車両のドアロックのロック/アンロック状態の情報を車両から入力し、制御部30へ出力する。
ロック出力部36は、制御部30からの指令により、図示しない車両のロック装置にドアロックを行う指令信号を出力する。
アンロック出力部37は、制御部30からの指令により、図示しない車両のロック装置にドアロックを解除する指令信号を出力する。
車外アンテナ出力部38〜40は、車外アンテナ45〜47に電波信号を出力し、車外アンテナ45〜47は、電波信号を車外に送信する。車内アンテナ出力部41〜43は、車内アンテナ48,49に電波信号を出力し、車内アンテナ48,49は、電波信号を車内に送信する。
図2は、車外アンテナ45〜47および車内アンテナ48,49から送信される探索信号による携帯機2の探索範囲を示す図である。図2に示すように、車外アンテナ45の探索範囲は、車両右側面方向である範囲Aである。車外アンテナ46の探索範囲は、車両左側方向である範囲Bである。車外アンテナ47の探索範囲は、車両後側方向である範囲Cである。車内アンテナ48の探索範囲は、主に車室前部である範囲Dである。車内アンテナ49の探索範囲は、主に車室後部である範囲Eである。
次に、作用を説明する。
[車両用キーレス装置の概要]
車両用キーレス装置1では、主にドアロック機能とエンジンスタート機能を有する。
ドアロック機能は、携帯機2を持ったドライバが降車して車両から離れると、携帯機2は車載機3の車外アンテナ45〜47の探索範囲外となってドアがロックされる。一方、ドライバが乗車するために車両に近づくと、携帯機2は車載機3の車外アンテナ45〜47の探索範囲内となってドアがアンロックされる。
エンジンスタート機能は、携帯機2を持ったドライバが乗車している状態では、携帯機2は車載機3の車内アンテナ48,49の探索範囲内となって、図示しないエンジンスタートボタンを操作するとエンジンがスタートする。一方、ドライバが降車して車外にいる場合には、携帯機2は車載機3の車内アンテナ48,49の探索範囲外となって、エンジンスタートボタンを操作してもエンジンがスタートしない。
[車載機の省電力化]
車外アンテナ45〜47、車内アンテナ48,49は、それぞれの探索範囲内にある携帯機2において十分な探索信号の受信強度を得ることができるように、探索信号の送信出力を調整している。携帯機2を保持した乗員が車両に近づいただけで、特段の操作を行うことなくドアを解錠したり、足元をライトで照らすようにしたりするようにするために、特に車外アンテナ45〜47は広い探索範囲に設定されている。
例えば、携帯機2を保持した乗員が車両付近で作業を行ったり、携帯機2を入れたバックを車両付近に置いたままにしたりといった場合、つまり携帯機2が停止している場合には、乗員が車両に乗車しようとする意思がないと考えられる。このような場合は、ドアの解錠を行ったり、足元をライトで照らしたりする必要はないにも関わらず、車外アンテナ45〜47が送信を行うため無駄に電力を消費することになる。
そこで、携帯機2が探索信号を受信する受信強度が一定の場合には、携帯機2は移動していないと判断し、車外アンテナ45〜47からの探索信号の送信を停止することが考えられる。
図3は、携帯機2は停止していると判断された場合に、車外アンテナ45〜47の送信を停止する様子を示す図である。なお、図3では、説明の簡単のため車外アンテナ45のみについて図示している。図3(a)は車外アンテナ45の探索信号の送信を停止する前の様子を示し、図3(b)は車外アンテナ45の探索信号の送信を停止した後の様子を示す。
しかしながら、図3(b)に示すように、車外アンテナ45〜47からの探索信号の送信を停止してしまうと、携帯機2と車載機3との通信が途絶えてしまう。そのため、携帯機2が移動して車両に近づいたとしても、特段の操作を行うことなくドアを解錠したり、足元をライトで照らすようにしたりするようにするといった機能を作動させることができない。
そこで実施例1では、携帯機2が停止している場合には、車外アンテナ45〜47からの探索信号の送信の送信を完全に停止してしまうのではなく、探索信号の送信周期を長くしたり、送信時間を短くしたり、送信出力を低減させたりする省電力モードに移行して、車載機3の省電力化を図るものである。
[車両用キーレス装置制御処理]
図4は、実施例1の車載機3の制御部30における処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、携帯機2が送信した返答信号に含まれる、携帯機2が探索信号を受信した受信強度情報から、受信強度Vが設定強度Vt以上であるか否かを判断する。受信強度Vが設定強度Vt以上であればステップS2へ移行し、受信強度Vが設定強度Vtより小さければステップS10へ移行する。
ステップS2では、外部送信アンテナ45〜47が送信する探索信号の送信周期TをTaとする指令を出力して、ステップS3へ移行する。この周期Taは、探索信号を送信する際の通常の送信周期に相当する。また、周期Taは数10[msec]から数100[msec]に設定されており、後述するほかの周期についても同様のレンジの周期に設定されている。
ステップS3では、探索信号受信コイル25の探索信号の受信強度の変位がVx以内であるか否かを判断する。受信強度の変位がVx以内の場合には、携帯機2は停止していると判断してステップS4へ移行する。一方、受信強度の変位がVxより大きい場合には、携帯機2は移動していると判断して処理を終了する。
ステップS4では、受信強度の変位がVx以内である時間tがtaを経過したか否かを判断する。時間taを経過した場合にはステップS5へ移行し、時間taを経過していない場合にはステップS3へ移行する。この時間taは、本発明の第1の設定時間に相当する。
ステップS5では、外部送信アンテナ45〜47が送信する探索信号の送信周期TをTbとする指令を出力して、ステップS6へ移行する。この周期Tbは、周期Taよりも長い周期に設定されている。
ステップS6では、探索信号受信コイル25の探索信号の受信強度の変位がVx以内であるか否かを判断する。受信強度の変位がVx以内の場合には、携帯機2は停止していると判断してステップS7へ移行する。一方、受信強度の変位がVxより大きい場合には、携帯機2は移動していると判断して処理を終了する。
ステップS7では、受信強度の変位がVx以内である時間tがtxを経過したか否かを判断する。時間txを経過した場合にはステップS8へ移行し、時間tbを経過していない場合にはステップS6へ移行する。この時間txは、本発明の第3の設定時間に相当する。
ステップS8では、車外アンテナ45〜47の送信周期を低下させて、探索信号受信コイル25の探索信号の受信強度がゼロになるようにする。また、外部送信アンテナ45〜47が送信する探索信号の送信周期TをTcとする指令を出力してステップS9へ移行する。この周期Tcは、周期Tbよりも短い周期に設定されている。
ステップS9では、外部送信アンテナ45〜47が送信する探索信号の送信周期TをTdとする指令を出力して、処理を終了する。この周期Tdは、周期Tcよりも長い周期に設定されている。
ステップS10では、外部送信アンテナ45〜47が送信する探索信号の送信周期TをTeとする指令を出力して、ステップS11へ移行する。この周期Teは、周期Taよりも長い周期に設定されている。
ステップS11では、携帯機2の探索信号の受信強度の変位がVx以内であるか否かを判断する。受信強度の変位がVx以内の場合には、携帯機2は停止していると判断してステップS12へ移行する。一方、受信強度の変位がVxより大きい場合には、携帯機2は移動していると判断して処理を終了する。
ステップS12では、受信強度の変位がVx以内である時間tがtyを経過したか否かを判断する。時間tyを経過した場合にはステップS13へ移行し、時間tyを経過していない場合にはステップS11へ移行する。
ステップS13では、車外アンテナ45〜47の送信周期を低下させて、探索信号受信コイル25探索信号の受信強度がゼロになるようにする。また、外部送信アンテナ45〜47が送信する探索信号の送信周期TをTfとする指令を出力してステップS14へ移行する。この周期Tfは、周期Teよりも短い周期に設定されている。
ステップS14では、外部送信アンテナ45〜47が送信する探索信号の送信周期TをTgとする指令を出力して、処理を終了する。この周期Tgは、周期Tfよりも長い周期に設定されている。
[車両用キーレス装置制御作用]
図5,6は、車両用キーレス装置1の各装置のタイムチャートである。図5は探索信号受信コイル25における探索信号の受信強度が設定強度Vt以上の場合を示し、図6は探索信号受信コイル25における探索信号の受信強度が設定強度Vt未満の場合を示す。
例えば、図5に示すように、車載機3の送信出力PはPaであって、探索信号受信コイル25における探索信号の受信強度VはVa(≧Vt)、送信周期TはTaであったとする。
探索信号受信コイル25における探索信号の受信強度Vの変位がVa-Vx≦V≦Va+Vxであれば、携帯機2は停止していると判断する。携帯機2が停止している時間経過がta以上になる時間t1において、車外アンテナ45〜47が探索信号を送信する送信周期TをTb(>Ta)に設定する。
送信周期TをTbに設定してから、携帯機2が停止している時間が時間tb(携帯機2が停止している時間がtx)以上となる時間t2において、送信出力Pを低下させ始めるとともに、送信周期TをTc(<Tb)に設定する。
車外アンテナ45〜47の送信出力がPbとなって、探索信号受信コイル25の探索信号の受信強度Vが略ゼロとなる時間t3において、送信周期TをTd(>Tc)に設定する。
また、図6に示すように、車載機3の送信出力PはPcであって、探索信号受信コイル25における探索信号の受信強度VはVb(≦Vt)、送信周期TはTeであったとする。
携帯機2が停止している時間が時間ty(=tc)以上となる時間t4において、送信出力Pを低下させ始めるとともに、送信周期TをTf(<Te)に設定する。
探索信号受信コイル25の探索信号の受信強度Vが略ゼロとなる時間t5において、送信周期TをTg(>Tf)に設定する。
図7は、実施例1の車外アンテナ45〜47の探索信号の送信出力制御による作用の様子を示す図である。なお、図7では、説明の簡単のため車外アンテナ45のみについて図示している。図7(a)は車外アンテナ45の探索信号の送信出力を低下させる前の様子を示し、図7(b)は、携帯機2の探索信号受信コイル25における探索信号の受信強度が略ゼロになるように、送信出力を低下させた場合の様子を示す図である。
車外アンテナ45の送信出力を低下させて、車外アンテナ45の探索範囲A(図7(a))から探索範囲A1に縮小すると、携帯機2は車外アンテナ45の探索範囲外となるため、携帯機2の返答信号送信アンテナ24は返答信号の送信を行わない。しかしながら、携帯機2が少しでも車両に近づくと車外アンテナ45の探索範囲A1内に入るため、携帯機2の返答信号送信アンテナ24は返答信号の送信を行うことができる。そのため、車外アンテナ45の送信出力を抑制しつつも、携帯機2の移動(特に車両に近づく方向への移動)に対して検出することが可能となる。
上記のように、携帯機2が停止していると判断された場合には、車外アンテナ45〜47において、探索信号の送信を停止させるのではなく、省電力モードに移行して探索信号の送信は継続する。よって、携帯機2が移動して車両に近づいた場合には、携帯機2が近づいたことを認識することが可能となるため、ドアの解錠や足元をライトで照らすといった制御を行うことができる。
また、探索信号受信コイル25における探索信号の受信強度Vの変位がVa-Vx≦V≦Va+Vxであれば、携帯機2は停止していると判断するようにした。よって、新たに人物検知センサ等の装置を設けることなく、携帯機2が停止していることを判断することが可能となる。そのため、携帯機2の停止判断を行うことができるとともに、部品点数の抑制や工数の抑制を図ることができる。
また、携帯機2が停止している時間経過がta以上になると、車外アンテナ45〜47が探索信号を送信する送信周期Tを、携帯機2が停止している時間経過がtaになる前の送信周期Taよりも長い周期Tbに設定する。よって、送信周期を長くすることで、車載機3の省電力化を図るとともに、携帯機2が移動して車両に近づいた場合には、携帯機2が近づいたことを認識することが可能となる。そのため、ドアの解錠や足元をライトで照らすといった制御を行うことができる。
また、携帯機2が停止している時間が時間tx(又はty)以上になると、送信出力Pを低下させて、携帯機2の探索信号受信コイル25における受信強度を略ゼロにするようにした。
そのため、携帯機2が少しでも車両に近づくと車外アンテナ45の探索範囲内に入るように送信出力を設定し、車外アンテナ45の送信出力を抑制しつつも、携帯機2の移動(特に車両に近づく方向への移動)に対して検出することが可能となる。よって、ドアの解錠や足元をライトで照らすといった制御を行うことができる。
また、携帯機2が停止している時間が時間tx(又はty)以上になると、送信出力Pを低下させ始めるとともに、送信周期Tを、送信出力Pを低下させるよりも前の送信周期よりも短く設定するようにした。そのため、送信出力Pを低下させることにより携帯機2の位置を検出する機能の低下を、送信周期を短くすることによって抑制することができる。
次に効果について説明する。
(1)携帯機2において、車載機3からの探索信号を受信する探索信号受信コイル25(探索信号受信手段)と、探索信号に対する返答信号を送信する返答信号送信アンテナ23(返答信号送信手段)を備えた。また車載機3において、携帯機2の位置を探索するための探索信号を車外に送信する車外アンテナ45〜47(探索信号送信手段)と、返答信号を受信する返答信号受信アンテナ44(返答信号受信手段)と、返答信号から携帯機2が停止していると判断する制御部30(停止判断手段)と、携帯機2が停止していると判断した場合に車外アンテナ45〜47(探索信号送信手段)を省電力モードに移行させる制御部30(省電力モード移行手段)とを備えた。
よって携帯機2が停止していると判断された場合には、車外アンテナ45〜47において、探索信号の送信を停止させるのではなく、省電力モードに移行して探索信号の送信は継続する。そのため、携帯機2が移動して車両に近づいた場合には、携帯機2が近づいたことを認識することが可能となるため、ドアの解錠や足元をライトで照らすといった制御を行うことができる。
(2)返答信号送信アンテナ23は、探索信号受信時の受信強度の情報を返答信号に載せて送信する。また、制御部30は、受信強度の変化量が設定変化量以下である場合に、携帯機2が停止していると判断するようにした。
よって、新たに人物検知センサ等の装置を設けることなく、携帯機2が停止していることを判断することが可能となる。そのため、携帯機2の停止判断を行うことができるとともに、部品点数の抑制や工数の抑制を図ることができる。
(3)制御部30は、携帯機2が停止していると判断されている時間が、時間ta(第1の設定時間)を経過すると、探索信号の送信周期を、時間ta経過前の送信周期よりも長くするようにした。
よって、送信周期を長くすることで、車載機3の省電力化を図るとともに、携帯機2が移動して車両に近づいた場合には、携帯機2が近づいたことを認識することが可能となる。そのため、ドアの解錠や足元をライトで照らすといった制御を行うことができる。
(4)制御部30は、携帯機2が停止していると判断されている時間が、時間tx(又は時間ty)を経過すると、探索信号の送信出力を携帯機2の探索信号受信コイル25における探索信号の受信強度が略ゼロになるまで低下させるようにした。
そのため、携帯機2が少しでも車両に近づくと車外アンテナ45の探索範囲内に入るように送信出力を設定し、車外アンテナ45の送信出力を抑制しつつも、携帯機2の移動(特に車両に近づく方向への移動)に対して検出することが可能となる。よって、ドアの解錠や足元をライトで照らすといった制御を行うことができる。
(5)制御部30は、車外アンテナ45〜47の探索信号の送信出力を低下させるときに、探索信号の送信周期を、送信出力を低下させる前の送信周期よりも短くするようにした。
そのため、送信出力Pを低下させることにより携帯機2の位置を検出する機能の低下を、送信周期を短くすることによって抑制することができる。
(他の実施例)
以上、本発明の車両用キーレス装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施例1おいては、図4のステップS4において、受信強度の変位がVx以内である時間tがtaを経過したか否かを判断している。時間taを経過した場合にはステップS5において外部送信アンテナ45〜47が送信する探索信号の送信周期TをTaよりも長いTbとする指令を出力するようにしている。つまり、車外アンテナ45〜47の探索信号の送信出力を長くすることによって、省電力を図るようにしていた。
これを、探索信号の送信時間を短くするようにしても良い。通常、車外アンテナ45〜47の探索範囲に携帯機2が存在する場合には、探索信号受信コイル25によって探索信号を確実に受信できるように、探索信号の1回の送信時間を長めに設定して、そのなかで数回同じ情報を送信するようにしている。実施例1おいては、車外アンテナ45〜47の探索信号の送信出力を長くするようにしていたが、送信時間を短くするようにしても良い。
具体的には、図4のステップS4において、受信強度の変位がVx以内である時間tがtaを経過したか否かを判断する。時間taを経過した場合にはステップS5において外部送信アンテナ45〜47が送信する探索信号の送信時間を、ステップS3以前の送信時間よりも短い時間に設定するように指令を出力する。なおこの場合、時間taは本発明の第2の時間に相当する。
また、ステップS5のみならず、ステップS8,ステップS13における周期変化処理の代りに、送信時間変化処理を行うようにしても良い。
これにより次の効果を得ることができる。
(6)送信時間を短くすることで、車載機3の省電力化を図るとともに、携帯機2が移動して車両に近づいた場合には、携帯機2が近づいたことを認識することが可能となる。そのため、ドアの解錠や足元をライトで照らすといった制御を行うことができる。
実施例1の車両用キーレス装置のブロック図である。 実施例1の各探索信号送信アンテナの探索範囲を説明する図である。 実施例1の車内アンテナが故障した場合の様子を示す図である。 実施例1の車載機の制御部における処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の探索信号受信コイルにおける探索信号の受信強度が設定強度以上の場合の車両用キーレス装置の各装置のタイムチャートである。 実施例1の探索信号受信コイルにおける探索信号の受信強度が設定強度未満の場合の車両用キーレス装置の各装置のタイムチャートである。 実施例1の車外アンテナの探索信号の送信出力制御による作用の様子を示す図である。
符号の説明
1 車両用キーレス装置
2 携帯機
3 車載機
23 返答信号送信アンテナ
25 探索信号受信コイル
30 制御部
44 返答信号受信アンテナ
45 車外アンテナ

Claims (3)

  1. 車載機からの探索信号を受信する探索信号受信手段と、前記探索信号に対する返答信号に前記探索信号受信時の受信強度の情報を載せて送信する返答信号送信手段と、を有する携帯機と、
    前記携帯機の位置を探索するための前記探索信号を車外に送信する探索信号送信手段と、前記返答信号を受信する返答信号受信手段と、前記受信強度の変化量が設定変化量以下である場合に、前記携帯機が移動していないと判断する停止判断手段と、前記携帯機が移動していないと判断されている時間が、第1の設定時間を経過すると、前記探索信号の送信周期を、前記第1の設定時間経過前の送信周期よりも長くするとともに、前記携帯機が移動していないと判断されている時間が、第2の設定時間を経過すると、前記探索信号の送信出力を、前記携帯機が前記返答信号の送信を行わなくなるまで低下させる省電力モードに前記探索信号送信手段を移行させる省電力モード移行手段と、を有する車載機と、
    を備えたことを特徴とする車両用キーレス装置。
  2. 請求項1に記載の車両用キーレス装置において、
    前記省電力モード移行手段は、前記探索信号の送信出力を低下させるときに、前記探索信号の送信周期を、送信出力を低下させる前の送信周期よりも短くすることを特徴とする車両用キーレス装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用キーレス装置において、
    前記省電力モード移行手段は、前記第2の設定時間を経過すると、前記探索信号の送信出力を、前記携帯機の前記探索信号受信時の前記受信強度が略ゼロとなるまで低下させることを特徴とする車両用キーレス装置。
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