JP4952685B2 - 映像信号符号化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロスレス符号化とロッシー符号化とを選択的に用いて映像信号を符号化する映像信号符号化装置に関する。
近年、デジタルハイビジョン放送の開始やハイビジョン対応のビデオカメラの登場に伴い、画像表示装置においては、水平方向の画素数1920、垂直方向のライン数1080のいわゆるフルハイビジョン(フルHD)サイズの映像信号を表示するのが一般的となってきた。例えばエンハンサやフレームレート変換のような映像信号処理装置は、DRAM等の画像メモリを備える。フルハイビジョンサイズの映像信号に対して上記のような映像信号処理を施す際には、フルハイビジョンサイズの映像信号を複数フレーム分記憶することが必要な場合がある。従って、画像メモリの容量が多くなり、コストアップの要因となる。
そこで、画像圧縮装置(符号化装置)を用いて映像信号のデータのデータ容量を削減すれば、画像メモリの容量を少なくすることができる。画像圧縮装置の一例としては、特開平3−145887号公報(特許文献1)に記載のものがある。また、画像圧縮装置としては、符号化したデータを復号すると符号化前のデータをデータの欠損なく復元できるロスレスの符号化装置と、データの欠損はわずかに生じるが圧縮率の高いロッシーな符号化装置とが存在する。特許文献1に記載の画像圧縮装置はロッシーな符号化装置である。一例として特開2000−059609号公報(特許文献2)には、ロスレス符号化とロッシー符号化とを選択的に用いてデータを符号化することが記載されている。
特開平3−145887号公報 特開2000−059609号公報
画像表示装置の1つとして近年主流になっている液晶表示装置は、表現可能な階調数が低輝度部分で少ないため、ランプ波形のような滑らかに変化する映像信号を符号化する際には、符号化誤差のないロスレス符号化を用いることが好ましい。そこで、映像信号の状態に応じてロスレス符号化とロッシー符号化とを効果的に使い分けて映像信号を符号化することが望まれる。なお、特許文献2に記載の発明は、写真画像が存在する場合にはロッシー符号化を用い、写真画像が存在しない場合にはロスレス符号化を用いるスキャナ装置に関するものであり、テレビジョン信号のような映像信号に対しては採用することはできない。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、符号化の対象となっている輝度信号や色信号(色差信号を含む)のような映像信号を、映像信号の状態に応じてロスレス符号化とロッシー符号化とを効果的に使い分けて符号化することができる映像信号符号化装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、第1のビット数を有する画素データが順次入力され、各画素データに対して符号化誤差のないロスレス符号化を施して前記第1のビット数より少ない第2のビット数を有する第1の符号化データとして出力するロスレス符号化部(2)と、前記画素データが順次入力され、各画素データに対して符号化誤差のあるロッシー符号化を施して前記第2のビット数を有する第2の符号化データとして出力するロッシー符号化部(3)と、前記ロスレス符号化部または前記ロッシー符号化部に入力される一連の前記画素データを複数の画素データからなる群に分け、前記群内の前記画素データを符号化した第1または第2の符号化データを配置可能な第3のビット数を1つのブロックとしたとき、前記ブロック内に配置する全ての前記第1の符号化データが実際に符号化誤差のないロスレス符号化が行われたデータであるか否かを判定して判定信号を出力する誤差判定部(4)と、前記判定信号が、全ての前記第1の符号化データが符号化誤差のないデータであることを示す場合には、前記ブロック内に配置する符号化データとして前記群内の複数の前記第1の符号化データを選択し、前記判定信号が、少なくとも一部の前記第1の符号化データが符号化誤差のあるデータであることを示す場合には、前記ブロック内に配置する符号化データとして前記群内の複数の前記第2の符号化データを選択する選択部(7,70)と、前記ブロック内に、前記選択部によって選択された複数の前記第1の符号化データと複数の前記第2の符号化データとのいずれか一方と、前記ブロック内に配置されているデータが前記第1の符号化データであるか前記第2の符号化データであるかを示すフラグとを配置して、ブロックデータとして出力するデータ発生部(8)とを備え
前記ロスレス符号化部及び前記ロッシー符号化部は、前記群の先頭の画素データを符号化せず前記第1のビット数のまま出力し、前記データ発生部は、前記ブロック内に、さらに前記先頭の画素データを前記ブロックの最下位ビット側に配置すると共に、前記フラグを前記ブロックの最上位ビット側に配置する、ことを特徴とする映像信号符号化装置を提供する。
本発明の映像信号符号化装置によれば、符号化の対象となっている輝度信号や色信号(色差信号を含む)のような映像信号を、映像信号の状態に応じてロスレス符号化とロッシー符号化とを効果的に使い分けて符号化することができる。
以下、本発明の映像信号符号化装置及び映像信号復号化装置について、添付図面を参照して説明する。まず、本発明の映像信号符号化装置の各実施形態について説明し、その後、本発明の映像信号復号化装置の一実施形態について説明する。
≪映像信号符号化装置≫
<第1実施形態>
図1において、符号化の対象となっている入力データSaはロスレス符号化部2とロッシー符号化部3とに入力される。入力データSaは例えば輝度信号や色信号(色差信号を含む)のような映像信号の画素データである。図2(A)は入力データSaを模式的に示している。入力データSaの各データ内の番号は1ラインの先頭の画素を1として順に付した画素の番号である。1ラインが1920画素であれば、入力データSaは画素1から画素1920までの画素データとなる。各画素データはNビット(Nは2以上の整数)のデジタル信号であり、例えば10ビットである。なお、図示を省略しているが、図1の各部には画素データ単位のクロックが供給される。
タイミング信号発生部1には、図2(B)に示すように、映像信号の1ライン内で有効な画素データ(有効データ)が存在する期間にハイとなる有効データ期間識別信号Sbが入力される。タイミング信号発生部1は、入力された有効データ期間識別信号Sbに基づいて、予め定めた複数の画素データ毎にハイとなるタイミング信号を発生し、ロスレス符号化部2とロッシー符号化部3と誤差判定部4とに供給する。このタイミング信号は、画素データを所定のブロック単位で符号化する際の先頭を示すものであり、先頭識別信号Scと称することとする。
本実施形態の映像信号符号化装置は、後に詳述するように、入力される画素データをロスレス符号化部2またはロッシー符号化部3によって順次符号化して、所定のビット数(Tビット)を1ブロックとして出力するようになっている。タイミング信号発生部1が発生する先頭識別信号Scは、各ブロックの先頭を識別するためのものである。1ブロックを例えば128ビットとする。1ブロックを128ビットとした場合、本実施形態においては、後述のように、1ブロック内には17画素分の画素データを符号化したデータを配置することができる。そこで、タイミング信号発生部1は、図2(C)に示すように、17画素毎にハイとなる先頭識別信号Scを発生する。先頭識別信号Scが発生した時点の先頭の画素データから次の先頭識別信号Scが発生した時点の1つ前の画素データまでが一連の画素データを区分した1つの群となる。
ロスレス符号化部2は、入力データSaの各画素データをロスレス符号化して、誤差判定部4及びフリップフロップ5に供給する。ロスレス符号化部2は一例として差分PCM回路である。図3を用いて、ロスレス符号化部2が差分PCM回路の場合の具体的構成について説明する。図3に示すように、ロスレス符号化部2は、減算器21と選択部22とフリップフロップ23とを備える。Nビットである入力データSaの各画素データは減算器21及び選択部22に順次入力される。減算器21は入力された画素データからフリップフロップ23の出力を減算して出力する。選択部22には先頭識別信号Scが入力される。選択部22は、先頭識別信号Scに基づいて、各ブロックの先頭となる画素データが入力された場合には入力された画素データを選択してそのまま出力し、他の画素データが入力された場合には減算器21からの減算値を選択して出力する。選択部22の出力はフリップフロップ23によって1クロック分保持されて出力される。
減算器21に各ブロックの先頭の画素データの次の画素データが入力された場合、減算器21はその入力された次の画素データからフリップフロップ23より出力された先頭の画素データを減算した第1の差分値を出力することになる。減算器21にさらに次の画素データが入力された場合、減算器21はその画素データからフリップフロップ23より出力された第1の差分値を減算した第2の差分値を出力することになる。このように、減算器21は入力された画素データとフリップフロップ23より出力された差分値との差分を求め、フリップフロップ23は差分値を順次出力する。
選択部22が各ブロックの先頭の画素データをそのまま出力した場合には、フリップフロップ23の出力データはNビット(例えば10ビット)であり、選択部22が減算器21からの減算値を出力した場合、には、フリップフロップ23の出力データはNビットより小なるビット数のMビット(例えば7ビット)である。このように、ロスレス符号化部2は、各ブロックの先頭の画素データ以外は、入力された画素データのビット数を削減して出力する。各ブロックの先頭の画素データを符号化せず非圧縮の状態で出力するのは、符号化誤差の蓄積を防ぐと共にこの非圧縮(非符号化)データを復号時の基準とするためである。
図1に戻り、誤差判定部4は、ロスレス符号化部2で実際に符号化誤差のないロスレスな符号化が行われたかを判定するものである。誤差判定部4は、ロスレス符号化部2から順次入力される符号化データの少なくとも隣接する2画素分の符号化データを保持し、新たに入力された画素の符号化データ(現符号化データ)とその前に入力された画素の符号化データ(前符号化データ)との誤差が±(2M-1−1)以内であるか否かを判定する。現符号化データと前符号化データとの誤差が±(2M-1−1)以内であれば、現符号化データは符号化誤差のないビット数削減が行われたデータということである。1ブロック内の全体でそれぞれの符号化データが上記の条件を満たせば、1ブロック内の全体で符号化誤差のないビット数削減が可能である。
誤差判定部4は、1ブロック内に配置する画素の符号化データの全てが符号化誤差のないビット数削減が行われたか否かを示す判定信号Sdを選択部7及びフリップフロップ8に供給する。判定信号Sdは、例えば、1ブロック内に配置する画素の符号化データの全てに対してロスレス符号化が行われた場合に“1”、1ブロック内に配置する画素の符号化データの少なくとも一部に対してロスレス符号化が行われなかった場合に“0”であるとする。
一方、ロッシー符号化部3は、入力データSaの各画素データに対して予測符号化等のロッシーな符号化を行ってフリップフロップ6に供給する。ロッシー符号化部3としては、特許文献1に記載されている予測符号化装置を採用することができ、高能率符号化回路と称されているような任意の符号化装置を採用してよい。また、単にNビットの各画素データの下位ビットを除いてMビットとすることによりビット数を削減する符号化装置であってもよい。
ロッシー符号化部3は、ロスレス符号化部2と同様、先頭識別信号Scに基づいて、各ブロックの先頭となる画素データが入力された場合には入力されたNビットの画素データを選択してそのまま出力し、他の画素データが入力された場合にはMビットの符号化データとして出力する。各ブロックの先頭の画素データを非符号化データとするのは、符号化誤差の蓄積を防ぐと共にこの非符号化データを復号時の基準とするためであることは上記と同様である。
フリップフロップ5は、ロスレス符号化部2より出力された1ブロック内に配置する全ての画素の符号化データを保持する。フリップフロップ6は、ロッシー符号化部3より出力された1ブロック内に配置する全ての画素の符号化データを保持する。選択部7は、誤差判定部4から供給された判定信号Sdが“1”の場合にはフリップフロップ5の出力を選択し、“0”の場合にはフリップフロップ6の出力を選択する。選択部7の出力はフリップフロップ8に供給される。
フリップフロップ8は、入力された1ブロック内に配置する全ての画素の符号化データを用いて、一例として図4に示すようなビット列からなる1ブロックの出力データSeを生成して出力する。図4に示すように、Tビットからなる1ブロックの最下位ビット側に非圧縮のNビットの先頭の画素データD0が配置され、画素データD0より上位ビット側にロスレス符号化部2またはロッシー符号化部3で符号化したMビットの画素データC1,C2,…,Ciが順次配置される。Tビットを128ビットとした場合、Mビットの画素データは16画素分配置することができるので、Ciのiは16である。例えば、図2(A)における入力データSaの画素1〜17の符号化データを用いて1ブロック内に配置する場合、画素1の非圧縮(Nビット)のデータが画素データD0であり、画素2〜17のNビットのデータをMビットに符号化したデータが画素データC1〜Ciである。
さらに、図4に示すように、最上位の1ビットには、この1ブロックがロスレス符号化部2で符号化されたデータであるのか、ロッシー符号化部3で符号化されたデータであるのかを示すフラグFが配置される。フラグFは、例えばロスレス符号化部2で符号化されたデータである場合に“1”、ロッシー符号化部3で符号化されたデータである場合に“0”である。画素データCiとフラグFとの間は余りのビット部分であり、無効データ(例えば0)が配置される。Tビットが128ビット、Nビットが10ビット、Mビットが7ビットの場合、余りのL1ビットは5ビットとなる。データ発生部であるフリップフロップ8は、以上説明した図4に示すようなTビット単位の出力データSeを順次出力する。出力データ(符号化データ)Seは必要に応じて図示していない画像メモリに記憶される。
以上説明したように、第1実施形態においては、各ブロックの先頭の画素データを非符号化データとしたが、各ブロックの先頭の画素データも他の画素データと同様、Mビットに符号化する構成であってもよい。但し、各ブロックの先頭の画素データを非符号化データとするのは第1実施形態の好ましい構成例である。また、第1実施形態においては、1ブロックを128ビットとしたが、1ブロックのビット数はこれに限定されるものではなく、64ビットとすることもでき、任意である。1ブロックのビット数に応じてフリップフロップ5,6,8で保持するビット数を設定すればよく、ビット数を可変にしてもよい。
<第2実施形態>
図5に示す第2実施形態の映像信号符号化装置は、互いに異なる符号化方式の2つのロッシー符号化部31,32を備えるものである。図5において、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略することとする。図5において、Nビットの入力データSaは、ロスレス符号化部2とロッシー符号化部31,32とに入力される。ロッシー符号化部31,32は互いに異なる符号化方式を用いてビット数を削減する符号化装置である。例えばロッシー符号化部31を特許文献1に記載されている予測符号化装置とし、ロッシー符号化部32を他の予測符号化装置とする。また、ロッシー符号化部31,32の一方を、単にNビットの各画素データの下位ビットを除いてMビットとすることによりビット数を削減する符号化装置としてもよい。
ロッシー符号化部31,32は、それぞれ局部復号部310,320を有する。ロッシー符号化部31で符号化された画素データはフリップフロップ61に供給されると共に、局部復号部310で局部復号されて差分検出回路91に供給される。また、ロッシー符号化部32で符号化された画素データはフリップフロップ62に供給されると共に、局部復号部320で局部復号されて差分検出回路92に供給される。差分検出回路91,92には、入力データSaが入力される。差分検出回路91,92は、入力データSaの各画素データと局部復号部310,320で局部復号した復号データとの差分をとり、上述した1ブロックの画素数分だけ積分することにより、入力データSaと復号データとの差分をブロック毎にとる。
符号化選択部10には、誤差判定部4より出力された判定信号Sdと、差分検出回路91,92より出力されたブロック毎の差分値(差分積分値)とが入力される。符号化選択部10は、判定信号Sdが“1”の場合にはロスレス符号化部2による符号化データであるフリップフロップ5の出力を選択すべきことを示す選択信号Sfを出力する。また、符号化選択部10は、判定信号Sdが“0”の場合には、ロッシー符号化部31,32による符号化データの内、差分検出回路91,92からのブロック毎の差分値が小さい方の符号化データであるフリップフロップ61,62のいずれかの出力を選択すべきことを示す選択信号Sfを出力する。選択信号Sfは2ビットのデータで表すことができる。
選択部70は、符号化選択部10からの選択信号Sfに応じて、フリップフロップ5,61,62の出力の内のいずれか1つを選択して、1ブロック内に配置する全ての画素の符号化データをフリップフロップ8に供給する。フリップフロップ8は、入力された1ブロック内に配置する全ての画素の符号化データを用いて、一例として図6に示すようなビット列からなる1ブロックの出力データSeを生成して出力する。図6に示すように、最上位からの2ビットには、この1ブロックがロスレス符号化部2で符号化されたデータであるのか、ロッシー符号化部31で符号化されたデータであるのか、ロッシー符号化部32で符号化されたデータであるのかを示すフラグFが配置される。図6の場合、画素データCiとフラグFとの間の余りのL2ビットは4ビットである。データ発生部であるフリップフロップ8は、図6に示すようなTビット単位の出力データSgを順次出力する。出力データ(符号化データ)Sgは必要に応じて図示していない画像メモリに記憶される。
≪映像信号復号化装置≫
次に、以上のように生成されたTビット単位の符号化データを復号する映像信号復号化装置の一実施形態について説明する。図7は上述した第1実施形態の映像信号符号化装置によって符号化された出力データSeを復号する場合の構成例を示している。図7において、入力データ処理・タイミング信号発生部11には、第1実施形態の映像信号符号化装置によって得られた符号化データSeがTビット単位の入力データSeとして供給される。入力データ処理・タイミング信号発生部11には、また、図8(A)に示すタイミング信号Shが供給される。なお、図示を省略しているが、図7の各部には画素データ単位のクロックが供給される。
タイミング信号Shは、図2(C)に示す各ブロックの先頭を識別するため先頭識別信号Scと同等の信号である。入力データ処理・タイミング信号発生部11へのTビット単位の入力データSe、即ち、1ブロックの入力データSeをTa,Tb,Tc…と呼ぶこととする。入力データ処理・タイミング信号発生部11には、図8(A),(B)に示すように、タイミング信号Shが入力されるタイミングで各ブロックのデータTa,Tb,Tc…が取り込まれる。入力データ処理・タイミング信号発生部11は、タイミング信号Shに基づいて、図8(C)に示す各ブロックの先頭を識別するため先頭識別信号Sgを生成して、ロスレス復号化部12及びロッシー復号化部13に供給する。先頭識別信号Sgはタイミング信号Shを1または複数クロック分時間的にシフトした信号に相当する。
入力データ処理・タイミング信号発生部11は、図8(D)に示すように、先頭識別信号Sgに同期して各ブロックのデータTa,Tb,Tc…の先頭の画素データD0を抽出し、クロック毎に画素データC1,C2,…,Ciを順次抽出して出力する。順次出力される画素データD0と画素データC1〜Ciが画素データSiである。この画素データSiはロスレス復号化部12及びロッシー復号化部13に入力される。ロスレス復号化部12は入力された画素データSiの内、Nビットの画素データD0はそのまま出力し、Mビットの画素データC1〜Ciはロスレス符号化部2による符号化に対応する復号化方式にてNビットに復号化して出力する。ロッシー復号化部13も同様に、入力された画素データSiの内、Nビットの画素データD0はそのまま出力し、Mビットの画素データC1〜Ciはロッシー符号化部3による符号化に対応する復号化方式にてNビットに復号化して出力する。
フリップフロップ14には、ロスレス復号化部12より出力されたNビットの各画素データが順次入力されて一旦保持された後、順次出力される。フリップフロップ15には、ロッシー復号化部13より出力されたNビットの各画素データが順次入力されて一旦保持された後、順次出力される。選択部16には、入力データ処理・タイミング信号発生部11にて抽出されたフラグFが供給される。選択部16は、フラグFに基づいて、ブロック単位でフリップフロップ14からの画素データとフリップフロップ15からの画素データとを選択的に出力する。選択部16からは、各画素データがNビットの出力データSkとして順次出力されることになる。
図9を用いて、図1のロスレス符号化部2が差分PCM回路である場合のロスレス復号化部12の構成例について説明する。図9に示すように、ロスレス復号化部12は、加算器121と選択部122とフリップフロップ123とを備える。NまたはMビットである画素データSiは加算器121及び選択部122に順次入力される。加算器121は入力された画素データSiとフリップフロップ123の出力とを加算して出力する。選択部122には先頭識別信号Sjが入力される。選択部122は、先頭識別信号Sjに基づいて、各ブロックの先頭となる画素データD0が入力された場合には入力された画素データD0を選択してそのまま出力し、他の画素データC1〜Ciが入力された場合には加算器121からの加算値を選択して出力する。選択部122の出力はフリップフロップ123によって1クロック分保持されて出力される。
加算器121に各ブロックの先頭の画素データD0の次の画素データC1が入力された場合、加算器121はその入力された次の画素データC1とフリップフロップ123より出力された先頭の画素データD0とを加算した第1の加算値を出力することになる。加算器121にさらに次の画素データC2が入力された場合、加算器121はその画素データC2とフリップフロップ123より出力された第1の加算値とを加算した第2の加算値を出力することになる。このように、加算器121は入力された画素データとフリップフロップ123より出力された加算値との加算値を求め、フリップフロップ123は加算値を順次出力する。ロスレス復号化部12はこのようにして入力された画素データSiをNビットに復号する。
図示及び詳細説明を省略するが、図5に示す第2実施形態の映像信号符号化装置に対応した映像信号復号化装置も同様に構成することができる。
本発明の映像信号符号化装置及び映像信号復号化装置は、以上説明した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
本発明の映像信号符号化装置の第1実施形態を示すブロック図である。 本発明の映像信号符号化装置の各実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図1,図5中のロスレス符号化部2の構成例を示すブロック図である。 本発明の映像信号符号化装置の第1実施形態における出力データのビット列の一例を示す図である。 本発明の映像信号符号化装置の第2実施形態を示すブロック図である。 本発明の映像信号符号化装置の第2実施形態における出力データのビット列の一例を示す図である。 本発明の映像信号復号化装置の一実施形態を示すブロック図である。 本発明の映像信号復号化装置の一実施形態の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図7中のロスレス復号化部12の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 タイミング信号発生部
2 ロスレス符号化部
3,31,32 ロッシー符号化部
4 誤差判定部
5,6,14,15,61,62 フリップフロップ
7 選択部
8 フリップフロップ(データ発生部)
10 符号化選択部
11 入力データ処理・タイミング信号発生部
12 ロスレス復号化部
13 ロッシー復号化部
91,92 差分検出回路
310,320 局部復号部

Claims (1)

  1. 第1のビット数を有する画素データが順次入力され、各画素データに対して符号化誤差のないロスレス符号化を施して前記第1のビット数より少ない第2のビット数を有する第1の符号化データとして出力するロスレス符号化部と、
    前記画素データが順次入力され、各画素データに対して符号化誤差のあるロッシー符号化を施して前記第2のビット数を有する第2の符号化データとして出力するロッシー符号化部と、
    前記ロスレス符号化部または前記ロッシー符号化部に入力される一連の前記画素データを複数の画素データからなる群に分け、前記群内の前記画素データを符号化した第1または第2の符号化データを配置可能な第3のビット数を1つのブロックとしたとき、前記ブロック内に配置する全ての前記第1の符号化データが実際に符号化誤差のないロスレス符号化が行われたデータであるか否かを判定して判定信号を出力する誤差判定部と、
    前記判定信号が、全ての前記第1の符号化データが符号化誤差のないデータであることを示す場合には、前記ブロック内に配置する符号化データとして前記群内の複数の前記第1の符号化データを選択し、前記判定信号が、少なくとも一部の前記第1の符号化データが符号化誤差のあるデータであることを示す場合には、前記ブロック内に配置する符号化データとして前記群内の複数の前記第2の符号化データを選択する選択部と、
    前記ブロック内に、前記選択部によって選択された複数の前記第1の符号化データと複数の前記第2の符号化データとのいずれか一方と、前記ブロック内に配置されているデータが前記第1の符号化データであるか前記第2の符号化データであるかを示すフラグとを配置して、ブロックデータとして出力するデータ発生部と
    を備え
    前記ロスレス符号化部及び前記ロッシー符号化部は、前記群の先頭の画素データを符号化せず前記第1のビット数のまま出力し、
    前記データ発生部は、前記ブロック内に、さらに前記先頭の画素データを前記ブロックの最下位ビット側に配置すると共に、前記フラグを前記ブロックの最上位ビット側に配置する、
    ことを特徴とする映像信号符号化装置。
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