JP4952583B2 - 階層化移動管理システム、アクセスルータ、アンカーノード、移動通信システムおよび経路設定方法 - Google Patents

階層化移動管理システム、アクセスルータ、アンカーノード、移動通信システムおよび経路設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、ローミングしている移動端末が同一ルータ配下に存在する端末と通信中に在圏アンカーノードを跨ぐハンドオーバを行う移動通信システム、階層化移動管理システム、アクセスルータ、アンカーノードおよび経路設定方法に関する。
IPネットワークにおける端末のモビリティを実現するための技術として、階層化MobileIPv6(Hierarchical Mobile IPv6 mobility management,HMIPv6)が知られている(例えば、非特許文献1参照。)。HMIPv6は、モビリティの管理エリアを階層化し、MIPv6(Mobile IPv6)においてモビリティを管理していたHA(Home Agent)と呼ばれる移動端末のホームリンク上のルータの他に、階層化した管理エリアの境界に中継ノードとなるルータを導入することで、バインディング更新にかかる時間を削減し、高速な移動を実現する方式である。中継ノードとなるルータは、MAP(Mobility Anchor Point)と呼ばれ、移動端末に対してローカルなHAの役割を果たしている。HMIPv6を用いた従来の階層化移動管理システムは、移動端末がホームリンクのHAや在圏リンクのMAPに位置登録を行うことで、端末のモビリティを実現している。ここで、端末のモビリティとは、端末が異なるネットワークに移動した場合であっても移動前のIP通信を継続可能な性質をいう。
H.Soliman他,"Hierarchical Mobile IPv6 Mobility management(HMIPv6)",[online],2005年8月,IETF,[2005年10月3日検索],インターネット<http://www.ietf.org/rfc/rfc4140.txt>
しかし、非特許文献1に記載のHMIPv6方式では、経路最適化時に通信相手にMAPレベルで位置情報が知られてしまうことや、在圏リンク内の最適経路設定用の制御信号がMAPに負荷をかけるという問題点がある。そこで、図1に示すように、MIPv6(Mobile IPv6)における移動ノード(Mobile Node,MN)の機能のうち、MAPへの位置登録機能およびパケットのカプセル化/デカプセル化機能をアクセスルータ(Access Router,AR)に移植し、また、HAへの位置登録機能、パケットのカプセル化/デカプセル化機能および経路最適化機能をMAPに移植して、HA〜MAP間およびMAP〜AR間で個別にトンネルを貼る階層化エッジモビリティ方式を用いることが考えられる。
図1は、階層化エッジモビリティ方式を用いた階層化移動管理システムの構成例を示すブロック図である。図1に示す階層化移動管理システムは、モバイルネットワーク10内において、移動端末60,61のモビリティを管理する階層化移動管理システムであって、ホームアンカーノード920と、アンカーノード930〜932と、アクセスルータ950〜952と、移動端末60,61とを備える。モバイルネットワーク10は、移動端末60,61が接続可能なIPネットワークであって、ホーム網21と在圏網40〜42とを含む。ホーム網21は、移動端末のモビリティの管理エリアであるIPネットワークのうち、移動端末のホームアドレスのサブネットを持つIPネットワークを示し、在圏網40〜42は、それぞれアンカーノード930〜932の管理エリアであるIPネットワークを示す。
ホームアンカーノード920は、IPを実装している端末であって、ホーム網21に存在し、HMIPv6におけるHAの機能に加え、移動端末が在圏するアンカーノード(以下、在圏アンカーノードという。)のアドレスの問い合わせに応答する機能を具備する端末である。ここで、HMIPv6におけるHAの機能とは、主に、移動端末のホームアドレス(Home Address, HoA)と在圏アンカーノードに帰属したIPアドレスとの対応関係を管理する機能、およびホームアドレス宛のパケットを捕捉し、在圏アンカーノードに帰属したIPアドレスにカプセル化して転送する機能をいう。階層化エッジモビリティ方式において、アンカーノードに帰属したIPアドレスとは、アンカーノードまで到達可能なアドレスを意味し、例えば、アンカーノードのIPアドレスであってもよい。以下、アンカーノードに帰属したIPアドレスをMAPCoAと表現する場合がある。ホームアンカーノード920は、移動端末のIPアドレスの対応関係を管理するために、ホームアドレスとアンカーノードに帰属したIPアドレスとを対応づけて結合キャッシュに記憶する。ホームアンカーノード920は、例えば、MIPv6(またはMIPv4)におけるHAに相当する。
アンカーノード930〜932は、IPを実装している端末であって、ホームアンカーノード920に対するMNの機能と、アクセスルータ950〜952に対するHAの機能に加え、移動端末の在圏アンカーノードをホームアンカーノード920へ問い合わせる機能と、アンカーノード間で在圏している移動端末(以下、在圏端末という。)のコンテキスト情報を転送する機能とを具備する端末である。コンテキスト情報とは、移動端末のホームアドレスと移動端末の移動管理を行っているホームアンカーノードを示す情報であるHA情報、および在圏端末の通信相手までの最適経路を示す経路情報を含む情報である。HA情報におけるホームアンカーノードを示す情報は、例えば、ホームアンカーノードのIPアドレスである。また、経路情報は、通信相手のホームアドレスに対応づけられた通信相手の在圏アンカーノードに帰属するIPアドレスである。
アクセスルータに対するHAの機能とは、主に、在圏端末のホームアドレスと在圏端末が接続しているアクセスルータに帰属したIPアドレスとの対応関係を管理する機能、およびホームアドレス宛のパケットをアクセスルータに帰属したIPアドレス宛にカプセル化して転送する機能をいう。階層化エッジモビリティ方式において、アクセスルータに帰属したIPアドレスとは、アクセスルータまで到達可能なIPアドレスを意味し、例えば、移動端末に固有に割り振られる気付けアドレス(Care-of Address,CoA)だけでなく、アクセスルータのIPアドレスであってもよい。以下、アクセスルータに帰属したIPアドレスをARCoAと表現する場合がある。
また、ホームアンカーノードに対するMNの機能とは、主に、ホームアンカーノードへの位置登録機能と、送信パケットのカプセル化/受信パケットのデカプセル化機能と、経路最適化機能をいう。また、アンカーノードは、在圏端末のIPアドレスの対応関係を管理するため、ホームアドレスとアンカーノードに帰属したIPアドレスとアクセスルータに帰属したIPアドレスとホームアンカーのIPアドレスとを対応づけて結合キャッシュに記憶する。更に、アンカーノードは、経路情報として、通信相手のホームアドレスと通信相手のアンカーノードに帰属したIPアドレスとを対応づけて結合キャッシュに記憶する。アンカーノード930〜932は、例えば、HMIPv6におけるMAPを機能拡張したルータである。
アクセスルータ950〜952は、IPを実装しているルータであって、それぞれアンカーノード930〜932をHAとするMNの機能を具備するルータである。ここで、アンカーノードをHAとするMNの機能とは、主に、アンカーノードへの位置登録機能と、カプセル化/デカプセル化をいう。また、アクセスルータは、移動端末のIPアドレスの対応関係を管理するため、ホームアドレスとアクセスルータに帰属したIPアドレスとアンカーノードに帰属したIPアドレスとを対応づけて結合キャッシュに記憶する。
移動端末60,61は、IPを実装している移動可能な端末であって、ホームアンカーノード920に帰属するIPアドレスをホームアドレスとして有する端末である。図1では、移動端末60,61がそれぞれ在圏網40,41にローミングしている状態を示している。以下、移動端末60,61のホームアドレスをそれぞれHoA60,HoA61と表現し、アンカーノード930,931,932に帰属したIPアドレスをそれぞれMAPCoA930,MAPCoA931,MAPCoA932と表現し、アクセスルータ950,951,952に帰属したIPアドレスをそれぞれARCoA950,ARCoA951,ARCoA952と表現する。
このような構成を有する階層化移動管理システムは、次のように動作する。図2は、図1が示す接続状態において、移動端末60が移動端末61に初めてパケットを送信する際の動作例を示した流れ図である。まず、移動端末60は、送信元アドレスをHoA60、宛先アドレスをHoA61とするデータパケットを送信する(ステップS101)。データパケットは、アクセスルータ950を介して移動端末60が在圏するアンカーノード930に到着する(ステップS102)。アンカーノード930は、捕捉したデータパケットの宛先アドレスに基づいて結合キャッシュを検索し、移動端末61が配下にいないことを確認すると、データパケットを一旦バッファリングする。
次に、アンカーノード930は、ホームアンカーノード920に移動端末61の在圏アンカーノードのIPアドレスを問い合わせるため、問い合わせ対象である移動端末61のホームアドレスを含むMAP問合せメッセージをホームアンカーノード920へ送信する(ステップS103)。ホームアンカーノード920は、MAP問合せメッセージを受信すると、移動端末61の在圏アンカーノード931のIPアドレスを含むMAP問合せ応答メッセージを返信する(ステップS104)。
MAP問合せ応答メッセージを受信すると、アンカーノード930は、移動端末61の在圏アンカーノードのIPアドレスが解決したことをうけて、移動端末60,61の通信用にアンカーノード930〜アンカーノード931間の経路情報を交換し、その情報を結合キャッシュに登録する(ステップS105〜S108)。具体的には、アンカーノード930が、移動端末60の経路情報(HoA60とMAPCoA930)を含むMAP間経路設定要求メッセージを送信し(ステップS105)、アンカーノード931が、移動端末61の経路情報(HoA61とMAPCoA931)を含むMAP間経路設定応答メッセージを返信し(ステップS106)、お互いが通信相手の経路情報を取得し、その情報を結合キャッシュに記憶する(ステップS107,S108)。
経路情報が登録されると、アンカーノード930は、バッファリングしていたデータパケットを取り出し、HoA61宛のデータパケットを経路情報に従ってMAPCoA931宛にカプセル化して転送する(ステップS109)。カプセル化されたデータパケットを受信したアンカーノード931は、データパケットをデカプセル化して宛先アドレスの移動端末61を認識し、結合キャッシュの記憶内容に基づいて、再度ARCoA951宛にカプセル化して転送する(ステップS110)。アクセスルータ951は、ARCoA951宛のデータパケットを捕捉し、デカプセル化して宛先アドレスの移動端末61を認識し、配下にいる移動端末61へデータパケットを転送する(ステップS111)。
次に、図1に示す階層化移動管理システムにおけるアンカーノード間のハンドオーバの動作について説明する。図3は、異なるアンカーノード配下に在圏する移動端末と通信中にハンドオーバを行う場合の動作例を示す流れ図である。図3では、アクセスルータ951に接続している移動端末61が、アクセスルータ950に接続している移動端末60と通信中に、アクセスルータ952にハンドオーバを行う場合を例として示す。まず、移動端末61は、アクセスルータ952へハンドオーバするために、旧AR情報として移動前に接続していたアクセスルータ951のIPアドレスを含むハンドオーバ要求メッセージをアクセスルータ952へ送信する(ステップS201)。
ハンドオーバ要求メッセージを受信すると、アクセスルータ952は、旧AR情報に基づいて移動端末61の旧在圏アンカーノードのIPアドレス(MAP931のIPアドレス)を解決する(ステップS202)。旧在圏アンカーノードのアドレスは、例えば、各アクセスルータがアクセスルータのアドレスとそれに対応するアンカーノードのアドレスとをデータベースとして保持することで解決可能である。
次にアクセスルータ952は、旧MAP情報としてアンカーノード931のIPアドレスを含むハンドオーバ要求メッセージをアンカーノード932に送信する(ステップS203)。アンカーノード932は、ハンドオーバ要求メッセージを受信すると、旧MAP情報に基づいて、移動端末61のコンテキスト情報の転送を要求するために、移動端末61を対象とするコンテキスト転送要求メッセージをアンカーノード931へ送信する(ステップS204)。コンテキスト転送要求メッセージを受信したアンカーノード931は、移動端末61のコンテキスト情報(HA情報および経路情報)を含むコンテキスト転送応答メッセージをアンカーノード932へ返信する(ステップS205)。
コンテキスト転送応答メッセージを受信すると、アンカーノード932は、移動端末61のコンテキスト情報を結合キャッシュに登録する(ステップS206)。また、アンカーノード932は、移動端末61のホームアンカーノード920へ新たな在圏アンカーノードを通知するための位置登録を行う(ステップS207)。
また、アンカーノード932は、登録した経路情報から移動端末61が移動端末60と通信中であることを認識すると、アンカーノード930の移動端末61に関する経路設定情報を変更するため、アンカーノード930へ移動端末61の経路情報(HoA61とMAPCoA932)を含むMAP間経路設定要求メッセージを送信する(ステップS208)。移動端末61のMAP間経路設定要求メッセージを受信したアンカーノード930は、移動端末61までの経路情報を更新するとともに、移動端末60の経路情報(HoA60とMAPCoA930)を含むMAP間経路設定応答メッセージを返信する(ステップS209,S210)。MAP間経路設定応答メッセージを受信したアンカーノード932は、アンカーノード930の経路情報が更新されたことを認識し、ハンドオーバ応答メッセージをアクセスルータ952を介して移動端末61へ返信する(ステップS211,S212)。
このように、階層化エッジモビリティ方式を用いた階層化移動管理システムでは、移動端末が通信中にアンカーノードを跨ぐハンドオーバを実行した場合でも、アンカーノード間でMAP間経路設定情報要求/応答メッセージを送受信することで、移動端末60と移動端末61間の通信を継続することができる。
しかし、図4および図5に示すように、移動端末60が同一アクセスルータに接続している移動端末61と通信中にアンカーノードを跨ぐハンドオーバを行う場合には、上記とは異なる動作となってしまう。図4は、階層化移動管理システムにおいて同一アクセスルータ配下に在圏する移動端末と通信中であることを示す説明図である。図5は、同一アクセスルータ配下に在圏する移動端末と通信中に異なるアンカーノードへハンドオーバを行う場合の動作例を示す流れ図である。図5に示すように、移動端末60が同じアクセスルータ950に接続している移動端末61へデータパケットを送信する場合では、アクセスルータ950は、自身の配下に通信相手の移動端末60が在圏していることをルーティングテーブルによって知ることができるため、経路最適化処理を行わずに、移動端末61へデータパケットを送信することができる(ステップS301,S302)。
従って、同一アクセスルータに在圏する移動端末同士が通信している状態では、移動端末61の移動前の在圏アンカーノードであるアンカーノード930は、通信相手の移動端末61の経路情報を管理していない。このため、移動先の在圏アンカーノードであるアンカーノード931からのコンテキスト要求メッセージに対して、経路情報を含まないコンテキスト転送応答メッセージしか返信できず(ステップS307)、アンカーノード931は移動してきた移動端末61の通信相手の在圏アンカーノードを知ることができず、ハンドオーバ時に通信相手の在圏アンカーノードへ経路情報を通知することができない(図3におけるステップS208の動作を行うことができない)。
このため、ハンドオーバ後に通信を継続しようとすると、改めてアンカーノード間の経路最適化処理を行わなければならず、図2に示すデータパケット送信時の動作と同様に、ホームアンカーノードとの間にMAP問合せシーケンス(ステップS103,S104)が発生する。つまり、図3に示すような異なるアンカーノード配下に在圏する移動端末と通信中におけるハンドオーバ処理に比べて、ホーム網〜在圏網間の伝播時間分の遅延が発生する。
このように、階層化移動管理システムにおいて階層化エッジモビリティ方式を用いたとしても、ローミングしている移動端末が同一アクセスルータに接続されている移動端末と通信中にアンカーノードを跨ぐハンドオーバを高速に行うことができないという問題点がある。その理由は、移動端末間で送受信されるパケットのルーティングがアクセスルータ内で解決されるため、在圏アンカーノードが移動端末のハンドオーバ時に初めてMAP間経路設定シーケンスを行うからである。より具体的には、経路設定に係る制御信号がホーム網経由となり、ハンドオーバ処理にホーム網〜在圏網間の伝播遅延時間が加わってしまうからである。以下、同一アクセスルータに接続されている移動端末同士の通信をAR折り返し通信と表現する。
そこで、本発明の目的は、ローミングしている移動端末がAR折返し通信中にアンカーノードを跨ぐハンドオーバを高速に行うことである。
本発明による階層化移動管理システムは、モバイルネットワークを階層化して移動端末のモビリティを管理する階層化移動管理システムであって、移動端末と、前記移動端末のホーム網に存在しモバイルネットワーク内のモビリティを管理するホームアンカーノードと、前記移動端末が存在しうるネットワークであって、前記ホーム網以外のネットワークである在圏網内のモビリティを管理する在圏アンカーノードと、前記アンカーノードの下位ノードであるアクセスルータとを備え、前記アクセスルータは、該アクセスルータ配下に存在する前記移動端末間で行うパケット通信の経路設定を、前記在圏アンカーノードに要求する手段を有し、前記在圏アンカーノードは、前記アクセスルータからの要求に応じて、前記移動端末間で行うパケット通信の経路を特定する手段を有することを特徴とする。移動端末のモビリティとは、移動端末が異なるネットワークに移動した場合であっても移動前のIP通信を継続可能な性質をいう。
また、本発明による階層化移動管理システムは、モバイルネットワークを階層化して移動端末のモビリティを管理する階層化移動管理システムであって、移動端末と、前記移動端末のホーム網に存在しモバイルネットワーク内の移動情報を管理するホームアンカーノードと、前記移動端末が存在しうるネットワークであって、前記ホーム網以外のネットワークである在圏網内のモビリティを管理するアンカーノードと、前記アンカーノードの下位ノードであるアクセスルータとを備え、前記アクセスルータは、前記移動端末が、該アクセスルータ配下に存在する他の端末と通信するアクセスルータ折り返し通信を行っている旨を示す折り返し通信情報を、該アクセスルータの上位ノードのアンカーノードに送信する折り返し通信情報通知手段を有し、前記アンカーノードは、前記折り返し通信情報通知手段から受信する折り返し通信情報に基づいて、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末の通信相手の端末が存在する在圏網のアンカーノードを特定する相手端末在圏先特定手段と、前記移動端末がハンドオーバした場合に、前記相手端末在圏先特定手段が特定したアンカーノードに、前記移動端末の新たなパケット通信経路を示す経路情報を送信する新経路通知手段と、当該アンカーノード以外のアンカーノードから前記経路情報を受信すると、受信した経路情報に基づいて、前記移動端末宛に送信するデータパケットのパケット通信経路を設定する経路設定手段とを有することを特徴とする。
また、本発明による階層化移動管理システムにおいて、アンカーノードは、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末がハンドオーバした場合に、相手端末在圏先特定手段が特定したアンカーノードを示す相手端末在圏先情報を、ハンドオーバ先の在圏網のアンカーノードに送信する相手端末在圏先通知手段を有し、新経路通知手段は、ハンドオーバ元の在圏網のアンカーノードから前記相手端末在圏先情報を受信すると、前記相手端末在圏先情報に基づいて、前記移動端末の通信相手の端末が存在する在圏網のアンカーノードに、前記移動端末の新たなパケット経路を示す経路情報を送信してもよい。
また、本発明による階層化移動管理システムにおいて、アクセスルータは、該アクセスルータにおいてアクセスルータ折り返し通信中である移動端末と通信相手の端末とを示す情報を記憶する折り返し通信端末記憶手段と、該アクセスルータが保持するルーティングテーブルの内容と、該アクセスルータ配下に存在する移動端末から受信するデータパケットに含まれる送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスの内容とに基づいて、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末を検出する折り返し通信検出手段と、前記折り返し通信検出手段が検出したアクセスルータ折り返し通信中の移動端末と通信相手の端末とを示す情報を、前記折り返し通信端末記憶手段に登録する折り返し通信情報登録手段とを有し、折り返し通信情報通知手段は、前記折り返し通信情報登録手段が新規に登録した場合に、折り返し通信情報を該アクセスルータの上位ノードであるアンカーノードに送信し、アンカーノードは、該アンカーノードが存在する在圏網内に存在する移動端末と対応づけて、通信相手の端末までのパケット通信経路を示す経路情報を記憶する経路情報記憶手段と、相手端末在圏先特定手段によって特定されたアンカーノードおよび前記折り返し通信情報通知手段から受信する折り返し通信情報に基づいて、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末の経路情報を作成し、前記経路情報記憶手段に登録する在圏網内経路登録手段とを備え、相手端末在圏先通知手段は、前記移動端末がハンドオーバした場合に、ハンドオーバ先の在圏網のアンカーノードに、前記経路情報記憶手段に記憶してあるハンドオーバした移動端末に対応づけられた経路情報を送信し、新経路通知手段は、前記相手端末在圏先通知手段から受信する経路情報に基づいて、前記移動端末の通信相手の端末が存在する在圏網のアンカーノードを特定し、特定したアンカーノードに、前記移動端末の新たなパケット通信経路を示す経路情報を送信してもよい。
また、前記折り返し通信情報登録手段は、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末のIPアドレスと通信相手の端末のIPアドレスの組で、前記折り返し通信端末記憶手段に登録してもよい。
また、本発明によるアクセスルータは、モバイルネットワークを階層化して移動端末のモビリティを管理する階層化移動管理システムにおいて、前記移動端末が存在しうるネットワークであって、前記移動端末のホーム網以外のネットワークである在圏網内のモビリティを管理する下位ノードであるアクセスルータであって、前記アクセスルータは、前記移動端末が、該アクセスルータ配下に存在する他の端末と通信するアクセスルータ折り返し通信を行っている旨を示す折り返し通信情報を、該アクセスルータの上位ノードのアンカーノードに送信する折り返し通信情報通知手段を有することを特徴とする。
また、本発明によるアンカーノードは、モバイルネットワークを階層化して移動端末のモビリティを管理する階層化移動管理システムにおいて、前記移動端末が存在しうるネットワークであって、前記移動端末のホーム網以外のネットワークである在圏網内のモビリティを管理するアンカーノードであって、前記アンカーノードは、該アンカーノードを含む在圏網内に存在するアクセスルータから受信する折り返し通信情報に基づいて、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末の通信相手の端末が存在する在圏網のアンカーノードを特定する相手端末在圏先特定手段と、前記移動端末がハンドオーバした場合に、前記相手端末在圏先特定手段が特定したアンカーノードに、前記移動端末の新たなパケット通信経路を示す経路情報を送信する新経路通知手段と、当該アンカーノード以外のアンカーノードから前記経路情報を受信すると、受信した経路情報に基づいて、前記移動端末宛に送信するデータパケットのパケット通信経路を設定する経路設定手段とを有する。
また、本発明による移動通信システムは、モバイルネットワークを階層化して移動端末のモビリティを管理する移動通信システムであって、移動端末と、前記移動端末のホーム網に存在しモバイルネットワーク内の移動情報を管理するホームアンカーノードと、前記移動端末が存在しうるネットワークであって、前記ホーム網以外のネットワークである在圏網内のモビリティを管理するアンカーノードと、前記アンカーノードの下位ノードであるアクセスルータとを備え、前記アクセスルータは、前記移動端末が、該アクセスルータ配下に存在する他の端末と通信するアクセスルータ折り返し通信を行っている旨を示す折り返し通信情報を、該アクセスルータの上位ノードのアンカーノードに送信する折り返し通信情報通知手段を有し、前記アンカーノードは、前記折り返し通信情報通知手段から受信する折り返し通信情報に基づいて、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末の通信相手の端末が存在する在圏網のアンカーノードを特定する相手端末在圏先特定手段と、前記移動端末がハンドオーバした場合に、前記相手端末在圏先特定手段が特定したアンカーノードに、前記移動端末の新たなパケット通信経路を示す経路情報を送信する新経路通知手段と、当該アンカーノード以外のアンカーノードから前記経路情報を受信すると、受信した経路情報に基づいて、前記移動端末宛に送信するデータパケットのパケット通信経路を設定する経路設定手段とを有する。
また、本発明による経路設定方法は、モバイルネットワークを階層化して移動端末の通信相手との通信経路を最適化するために用いられる経路設定方法であって、アクセスルータが、前記移動端末が該アクセスルータ配下に存在する他の端末と通信するアクセスルータ折り返し通信を行っている旨を示す折り返し通信情報を、該アクセスルータの上位ノードのアンカーノードに送信し、アンカーノードが、前記アクセスルータから受信する折り返し通信情報に基づいて、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末の通信相手の端末が存在する在圏網のアンカーノードを特定し、アンカーノードが、前記移動端末がハンドオーバした場合に、特定された前記アンカーノードに、前記移動端末の新たなパケット通信経路を示す経路情報を送信し、特定された前記アンカーノードが、受信した前記経路情報に基づいて、前記移動端末宛に送信するデータパケットのパケット通信経路を設定することを特徴とする。
本発明によれば、AR折り返し通信中であっても、アンカーノードがハンドオーバ時に経路情報を含むコンテキストを新旧アンカーノード間でやりとりすることができるため、ホーム網を介することなくMAP間の経路設定が可能となり、ローミングしている移動端末がAR折り返し通信中にアンカーノードを跨ぐハンドオーバを高速に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図6は、本発明における階層化移動管理システムの構成例を示すブロック図である。図6に示す階層化移動管理システムは、モバイルネットワーク10内において、移動端末60,61のモビリティを管理する階層化移動管理システムであって、ホームアンカーノード20と、アンカーノード30〜32,アクセスルータ50〜52と、移動端末60,61とを備える。モバイルネットワーク10は、移動端末60,61が接続可能なIPネットワークであって、ホーム網21と在圏網40〜42とを含む。ここで、ホーム網21は、ホームアンカーノード20の管理エリアであるIPネットワークを示し、在圏網40〜42は、それぞれアンカーノード30〜32の管理エリアであるIPネットワークを示す。
本実施の形態において、ホーム網とは、移動端末のモビリティの管理エリアであるIPネットワークのうち、移動端末のホームアドレスのサブネットを持つIPネットワークをいう。また、在圏網とは、アンカーノードによって管理される移動端末のモビリティの管理エリアであるIPネットワークであって、移動端末の移動先となるIPネットワークをいう。また、「アクセスルータ配下に存在する」という表現は、アクセスルータに対応するIPネットワークに存在することを示す。なお、「在圏アンカーノード」という表現は、移動端末が現在在圏している在圏網を管理しているアンカーノードを示す。ここで、移動端末が在圏するとは、移動端末がいずれかのIPネットワークに存在することをいう。
ホームアンカーノード20は、ホーム網21に存在し、自身に帰属するIPアドレスをホームアドレスとする移動端末(以下、ホーム端末という)のモビリティを管理するノード(例えば、パーソナルコンピュータ、端末装置、通信制御装置、ルータ)である。図7は、ホームアンカーノード20の構成例を示すブロック図である。ホームアンカーノード20は、図7に示すように、CPU201とIP通信インタフェース202と結合キャッシュ20Aとプログラム記憶装置20Bとを有する。CPU201はプログラムに従って処理を実行する。IP通信インタフェース202はIPネットワークとのインタフェースである。結合キャッシュ20Aは、ホーム端末のIPアドレスと在圏先のIPアドレスの対応関係を記憶する。なお、結合キャッシュ20Aは、ホームアンカーノードの記憶装置によって実現される。プログラム記憶装置20BはCPU201に読み込まれてホームアンカーノードの動作を実行させるプログラムを記憶する。
本発明におけるホームアンカーノード20は、例えばIPを実装しているルータであって、HMIPv6におけるHAの機能であるホームエージェント機能と、移動端末の在圏アンカーノードのアドレスを問い合わせに応じて応答するアンカーノード応答機能とを具備するルータである。
ホームエージェント機能とは、主に、ホーム端末のホームアドレスとホーム端末の在圏アンカーノードのIPアドレスとを対応づけて結合キャッシュ20Aに記憶することでホーム端末のIPアドレスの対応関係を管理する機能と、ホーム端末のホームアドレス宛のパケットを捕捉し、在圏アンカーノードのIPアドレスにカプセル化して転送する機能である。また、アンカーノード応答機能とは、アンカーノードからの問い合わせに応じて、ホーム端末の在圏アンカーノードのIPアドレスを返信する機能である。また、結合キャッシュ20Aは、ホーム端末のホームアドレスに対応づけて、少なくともホーム端末の在圏アンカーノードのIPアドレスを記憶する。
アンカーノード30〜32は、ホームアンカーノード20の下位ノードの端末であって、在圏網内に存在する移動端末(以下、在圏端末という)のモビリティを管理する端末である。図8は、アンカーノード30の構成例を示すブロック図である。アンカーノード30は、図8に示すように、CPU301とIP通信インタフェース302と結合キャッシュ30Aとプログラム記憶装置30Bとを有する。CPU301はプログラムに従って処理を実行する。IP通信インタフェース302はIPネットワークとのインタフェースである。結合キャッシュ30Aは、在圏端末のIPアドレスと上位ノードのIPアドレスと下位ノードのIPアドレスと通信相手の経路情報とを対応づけて記憶する。なお、結合キャッシュ30Aは、アンカーノードの記憶装置によって実現される。プログラム記憶装置30BはCPU301に読み込まれてアンカーノードの動作を実行させるプログラムを記憶する。尚、図8ではアンカーノード30のブロック図を示しているが、他のアンカーノードも同様の構成である。
本発明におけるアンカーノード30,31,32は、IPを実装しているノード(例えば、パーソナルコンピュータ、端末装置、通信制御装置、ルータ)であって、ホームアンカーノードに対するMNの機能であるモバイルノード機能と、アクセスルータに対するHAの機能であるホームエージェント機能と、ホームアンカーノードに移動端末の在圏アンカーノードのアドレスを問い合わせるアンカーノード問い合わせ機能と、新旧在圏アンカーノード間でコンテキスト情報を転送するコンテキスト情報転送機能と、アクセスルータからの要求に応じて、AR折り返し通信中の在圏網内の移動端末の経路情報を設定する在圏内経路設定機能とを具備する。
アンカーノードにおけるモバイルノード機能とは、主に、ホームアンカーノードへの位置登録機能と、送信パケットのカプセル化/受信パケットのデカプセル化機能と、経路最適化機能である。位置登録機能とは、具体的には、ホームアンカーノードに在圏端末の在圏先を示す情報を通知する機能をいう。ここで、在圏端末の在圏先を示す情報とは、ホームアンカーノードから見て下位の管理ノード(ここでは、アンカーノード)を示す情報であればよく、例えば、在圏アンカーノードのIPアドレスであってもよい。また、送信パケットのカプセル化/受信パケットのデカプセル化機能とは、具体的には、在圏端末の通信相手宛のパケットを結合キャッシュに登録された経路情報に従ってカプセル化する機能、およびカプセル化された在圏端末宛のパケットを元のパケットにデカプセル化する機能をいう。また、経路最適化機能とは、具体的には、通信相手の在圏アンカーノードに在圏端末の最適経路として自身のアドレスを示す経路情報を通知する機能、および通信相手の在圏アンカーノードから通知された経路情報を結合キャッシュに設定する機能をいう。本実施の形態において、経路情報とは、通信相手のホームアドレスと通信相手の在圏アンカーノードのIPアドレスとを含む情報である。
またアンカーノードにおけるホームエージェント機能とは、主に、在圏端末のホームアドレスと在圏端末の在圏するアクセスルータのIPアドレスとを対応づけて結合キャッシュ30Aに記憶することで在圏端末のIPアドレスの対応関係を管理する機能と、在圏端末の在圏アンカーノードのIPアドレス宛のパケットを捕捉し、在圏するアクセスルータのIPアドレスにカプセル化して転送する機能である。また、アンカーノード問い合わせ機能とは、ホームアンカーノードに通信相手の在圏アンカーノードのアドレスを問い合わせる機能である。
また、コンテキスト転送機能とは、ハンドオーバによって在圏網に移動してきた在圏端末について、ハンドオーバ元とハンドオーバ先のアンカーノード間でコンテキスト情報を転送する機能である。本実施の形態において、コンテキスト情報とは、移動端末のホームアドレスと移動端末のホームアンカーノードのIPアドレスとを示すHA情報、および経路情報を含む情報である。コンテキスト情報の転送は、ハンドオーバ先のアンカーノードが要求することによって、ハンドオーバ元のアンカーノードからコンテキスト情報を送信してもらうことをいう。
また、在圏内経路設定機能とは、アクセスルータからの要求に応じて、AR折り返し通信中の移動端末について、在圏網を最適経路とする経路情報を設定する機能である。経路情報の設定は、例えば、内部的に経路設定要求メッセージと経路設定応答メッセージの送受信することによって登録してもよい。また、結合キャッシュ30Aは、在圏端末のホームアドレスに対応づけて、少なくとも在圏端末が接続しているアクセスルータのIPアドレスと、在圏端末のホームアンカーノードのIPアドレスと、通信相手についての経路情報とを記憶する。
アクセスルータ50〜52は、アンカーノードの下位ノードのルータであって、接続されている移動端末(以下、接続端末という)のモビリティを管理するルータである。図9は、アクセスルータ50の構成例を示すブロック図である。アクセスルータ50は、図9に示すように、CPU501とIP通信インタフェース502と結合キャッシュ50Aとアンカーノードデータベース50Bと通信状態管理テーブル50Cとプログラム記憶装置50Dとを有する。CPU501はプログラムに従って処理を実行する。IP通信インタフェース502はIPネットワークとのインタフェースである。結合キャッシュ50Aは接続端末のIPアドレスと在圏先のIPアドレスとの対応関係を記憶する。なお、結合キャッシュ50Aは、アクセスルータの記憶装置によって実現される。アンカーノードデータベース50Bは、モバイルネットワーク10内に存在するアクセスルータに対応するアンカーノードとを対応づけて記憶する。通信状態管理テーブル50Cは接続端末がAR折り返し通信中である旨を示す情報を含むテーブルである。なお、具体的には、通信状態管理テーブル50Cは、アクセスルータの記憶装置に記憶される。プログラム記憶装置50DはCPU501に読み込まれてアクセスルータの動作を実行させるプログラムを記憶する。尚、図9ではアクセスルータ50のブロック図を示しているが、他のアクセスルータも同様の構成である。
本発明におけるアクセスルータ50,51,52は、例えば、IPを実装しているルータであって、アンカーノードをHAとするMNの機能であるモバイルノード機能と、AR折り返し通信の状態を管理するAR折り返し通信管理機能と、AR折り返し通信中であることをアンカーノードに通知するAR折り返し通信通知機能とを具備するルータである。
アクセスルータにおけるモバイルノード機能とは、主に、アンカーノードへの位置登録機能と、送信パケットのカプセル化/受信パケットのデカプセル化機能である。位置登録機能とは、具体的には、アンカーノードに接続端末の在圏先を示す情報を通知する機能をいう。ここで、接続端末の在圏先を示す情報とは、アンカーノードから見て下位の管理ノード(ここでは、アクセスルータ)を示す情報であればよく、例えば、アクセスルータのIPアドレスであってもよい。また、送信パケットのカプセル化/受信パケットのデカプセル化機能とは、具体的には、接続端末の通信相手宛のパケットを上位の管理ノードである在圏アンカーノードにカプセル化する機能、およびカプセル化された接続端末宛のパケットを元のパケットにデカプセル化する機能をいう。
AR折り返し通信管理機能とは、受信したデータパケットの送信元および宛先アドレスとルーティングテーブルの登録内容に基づいて、AR折り返し通信か否かを判断し、AR折り返し通信中の移動端末(接続端末およびその通信相手)の情報を通信状態管理テーブル50Cに記憶することによってAR折り返し通信状態を管理する機能である。AR折り返し通信通知機能とは、新規のAR折り返し通信が検知された場合に、AR折り返し通信中の移動端末に対して在圏網内を最適経路とする経路情報を設定する旨を示す在圏内経路設定要求メッセージを在圏アンカーノードに送信する機能である。
結合キャッシュ50Aは、接続端末のアクセスルータに割り振られた現在のIPアドレスと接続端末のホームアドレスと在圏アンカーノードのIPアドレスとを対応づけて記憶する。アンカーノードデータベース50Bは、モバイルネットワーク10内に存在するアクセスルータについて、アクセスルータのIPアドレスとそのアクセスルータの上位管理ノードであるアンカーノードのIPアドレスとを対応づけて記憶する。通信状態管理テーブル50Cは、接続端末がAR折り返し通信中か否かを示す情報を記憶する。例えば、図10に示すように、AR折り返し通信中の接続端末アドレスと接続端末の通信相手の端末アドレスとを組で記憶してもよい。図10は、通信状態管理テーブル50Cの登録例を示す説明図である。
移動端末60,61は、IPを実装している移動可能な端末であって、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータや、PDA、携帯電話機である。また、図6においては、移動端末60,61は、ホームアンカーノード20に帰属するIPアドレスをホームアドレスとして有する端末であって、それぞれ在圏網40,41にローミングしている端末である。
なお、図6では、1つのホームアンカーノードと、3つのアンカーノードと、3つのアクセスルータと、2つの移動端末による構成例を示したが、移動端末はいくつあってもよく、また移動端末の通話相手は移動しない端末であってもよい。また、ホームアンカーノードは移動端末に応じて複数あってもよい。また、アンカーノードおよびアクセスルータは、モバイルネットワーク10の規模に応じていくつあってもよく、3つに限定されない。
次に、図11,12を参照して本実施の形態における階層化移動管理システムの動作について説明する。図11,12は、本発明における階層化移動管理システムにおいて、同一アクセスルータ配下に在圏する移動端末と通信中に異なるアンカーノードへハンドオーバを行う場合の動作例を示す流れ図である。まず、アクセスルータ50に接続している移動端末60が、同じくアクセスルータ50に接続している移動端末61と通信を開始する場合の動作について説明する。移動端末60は、送信元アドレスを移動端末60のホームアドレス、宛先アドレスを移動端末61のホームアドレスとするデータパケットを送信する(ステップS401)。
アクセスルータ50は、データパケットを受信する。アクセスルータ50のCPU501は、データパケットを受信すると、データパケットを一旦バッファリングする。次にCPU501は、受信したデータパケットの送信元および宛先アドレスとルーティングテーブルの登録内容に基づいて、通信相手である移動端末61が自身の配下にいること(アクセスルータ50に対応するIPネットワーク内に移動端末61が存在すること)を認識する。即ち、移動端末60〜61間の通信がAR折り返し通信であることを検知する。受信したデータパケットに係る通信がAR折り返し通信であることを検知すると、CPU501は、移動端末60および61がAR折り返し通信中である旨を示す情報が既に通信状態管理テーブル50Cに登録されているかを検索する。
検索した結果、該当するエントリがなければ、新規のAR折り返し通信を検知したとして、移動端末60および61がAR折り返し通信中である旨を示す情報を通信状態管理テーブル50Cに登録する(ステップS402)。CPU501は、例えば、通信状態管理テーブル50Cが図10に示すような構造である場合には、接続端末アドレスにHoA60、通信相手の端末アドレスにHoA61を記憶させるとともに、対で、接続端末アドレスにHoA61、通信相手の端末アドレスにHoA60を記憶させてもよい。
新規のAR折り返し通信を検知した場合、CPU501は、自身が在圏している在圏網を管理している在圏アンカーノードであるアンカーノード30に、移動端末60および61に対して在圏網内の経路情報を設定する旨を示す在圏内経路設定要求メッセージを送信する(ステップS403)。在圏内経路設定要求メッセージは、例えば、移動端末60および61のホームアドレスを含んだメッセージである。新規のAR折り返し通信を検知しなかった場合には、CPU501は、ルーティングテーブルに従ってデータパケットを転送するか、外部のネットワーク宛であるとして上位のアンカーノード(アンカーノード30)にカプセル化して転送する。
アンカーノード30は、在圏内経路設定要求メッセージを受信する。アンカーノード30のCPU301は、在圏内経路設定要求メッセージを受信すると、メッセージに含まれた移動端末間(移動端末60〜61間)について、自身(アンカーノード30)を最適経路とする経路情報を結合キャッシュ30Aに登録する(ステップS404)。また、CPU301は、経路情報を登録すると、在圏内経路設定要求メッセージの送信元であるアクセスルータ(アクセスルータ50)に経路情報を登録した旨を示す在圏内経路設定応答メッセージを返信する(ステップS405)。
アクセスルータ50は、在圏内経路設定応答メッセージを受信する。アクセスルータ50のCPU501は、在圏内経路設定応答メッセージを受信すると、バッファリングしていたデータパケットを取り出し、データパケットを自配下にいる(アクセスルータ50に対応するIPネットワーク内に存在する)移動端末61に転送する(ステップS406)。
次に、同一アクセスルータに接続している移動端末と通信中にアンカーノードを跨ぐハンドオーバを行う場合の動作について説明する。ここでは、アクセスルータ50に接続している移動端末61が、同じくアクセスルータ50に接続している移動端末60と通信中に、アクセスルータ51にハンドオーバを行う場合を例として示す。移動端末61が移動を検知すると、移動端末61は、ハンドオーバ先のアクセスルータ51にホームアドレスと旧AR情報とを含むハンドオーバ要求を送信する(ステップS407)。旧AR情報は、ハンドオーバ元のアクセスルータを示す情報であって、例えば、アクセスルータのIPアドレスである。
ハンドオーバ先のアクセスルータ51はハンドオーバ要求メッセージを受信する。アクセスルータ51のCPU501は、ハンドオーバ要求メッセージを受信すると、旧AR情報に基づいてハンドオーバ元のアンカーノード(以下、旧MAPともいう。)のアドレスを解決し、旧MAP情報を含むハンドオーバ要求メッセージを上位のアンカーノード(アンカーノード31)に転送する(ステップS408,S409)。旧MAP情報とは、ハンドオーバ元のアンカーノードを示す情報であって、例えば、アンカーノードのIPアドレスである。CPU501は、旧AR情報を用いてアンカーノードデータベース51Bを検索することにより、旧MAPのアドレスを解決することが可能である。
上位のアンカーノード31はハンドオーバ要求メッセージを受信する。アンカーノード31のCPU301は、ハンドオーバ要求メッセージを受信すると、旧MAP情報に基づいて、移動端末61を対象とするコンテキスト転送要求メッセージをハンドオーバ元のアンカーノード(アンカーノード30)に送信する(ステップS410)。コンテキスト転送要求メッセージとは、コンテキスト情報の転送を要求する旨を示すメッセージであって、対象とする移動端末を示す情報、例えば移動端末のホームアドレスを含むメッセージである。
ハンドオーバ元のアンカーノード30はコンテキスト要求を受信する。アンカーノード30のCPU301は、ハンドオーバ先のアンカーノード31からコンテキスト要求を受信すると、対象とする移動端末61のコンテキスト情報(HA情報および経路情報)を結合キャッシュ30Aから読み出し、読み出したコンテキスト情報を含むコンテキスト応答メッセージをアンカーノード31に返信する(ステップS411)。ここで、CPU301は、移動端末61が移動したことを認識し、HoA61に対応づけて記憶した内容を結合キャッシュ30Aから削除する。
ハンドオーバ先のアンカーノード31はコンテキスト転送応答メッセージを受信する。アンカーノード31のCPU301は、ハンドオーバ元のアンカーノード30からコンテキスト転送応答メッセージを受信すると、移動端末61のコンテキスト情報を結合キャッシュ31Aに登録する(ステップS412)。また、CPU301は、ホームアンカーノード20へ位置登録を行う(ステップS413)。位置登録は、位置登録の対象とする移動端末のホームアドレスと在圏アンカーノードのIPアドレスとを含む位置登録要求メッセージを送信することで行うことができる。
次に、アンカーノード31のCPU301は、登録した経路情報から移動端末61が移動端末60と通信中であることを認識し、移動端末60の在圏アンカーノード30に移動端末61に関する経路情報を含むMAP間経路設定要求メッセージを送信する(ステップS414)。MAP間経路設定要求メッセージは、例えば、経路情報の対象となる移動端末のホームアドレスと在圏アンカーノードのIPアドレスとを含むメッセージである。
通信相手の在圏アンカーノード30はMAP間経路設定要求メッセージを受信する。アンカーノード30のCPU301は、MAP間経路設定要求メッセージを受信すると、結合キャッシュ30Aに移動端末60に対応づけて記憶してある移動端末61(通信相手)の経路情報を更新するとともに、移動端末60までの経路情報を含むMAP間経路設定応答メッセージを返信する(ステップS415,S416)。
アンカーノード31はMAP間経路設定応答メッセージを受信する。アンカーノード31のCPU311は、MAP間経路設定応答メッセージを受信すると、移動端末61の通信相手の在圏アンカーノード30にて経路情報が更新されたことを認識し、アクセスルータ51を介してハンドオーバ応答メッセージを移動端末61に返信する(ステップS417,S418)。
また、ハンドオーバ元のアクセスルータ50は、接続確認等の動作によりルーティングテーブルを更新する。ここで、例えば、移動端末60が移動端末61にデータパケットを送信した場合には(ステップS501)、アクセスルータ50のCPU501は、受信したデータパケットの送信元および宛先アドレスとルーティングテーブルの登録内容に基づいて、通信相手である移動端末61が自身の配下にいないこと(アクセスルータ50に対応するIPネットワーク内に移動端末61が存在しないこと)を認識し、移動端末60,61に係る通信がAR折り返し通信でない旨を示す情報に通信状態管理テーブル51Cを更新する(ステップS502)。また、CPU501は、受信したデータパケットが外部のネットワーク宛であるとして上位のアンカーノード30にカプセル化して転送する(ステップS503)。なお、データパケット受信時に行うと説明した、AR折り返し通信状態を解除するための通信状態管理テーブル51Cの更新動作(ステップS502)は、ルーティングテーブルの更新時に行うことも可能である。
アクセスルータ50からカプセル化されたデータパケットを受信したアンカーノード30のCPU301は、受信したデータパケットをデカプセル化して宛先アドレスの移動端末61を認識し、結合キャッシュ30Aに記憶している在圏先の情報に基づいて移動端末61の在圏アンカーノード31に再度カプセル化して転送する(ステップS504)。
アンカーノード30からカプセル化されたデータパケットを受信したアンカーノード31のCPU301は、受信したデータパケットをデカプセル化して宛先アドレスの移動端末61を認識し、アクセスルータ51を介して移動端末61に転送する(ステップS505,S506)。
このように、本実施の形態においては、移動端末が同一アクセスルータに接続している端末と通信中にアンカーノードを跨ぐハンドオーバを実行しても、図3に示すような異なるアンカーノードに在圏している端末と通信中のハンドオーバと同じ手順でハンドオーバを行うことができる。
つまり、アクセスルータが新規のAR折り返し通信を検知し、上位の在圏アンカーノードに通知することによって、在圏アンカーノードが在圏内で通信している移動端末についての経路情報をハンドオーバに先立って保持することができ、このため、ローミングしている移動端末がAR折り返し通信中にアンカーノードを跨ぐハンドオーバを高速に行うことが可能となる。
なお、本実施の形態において、相手端末在圏先特定手段、相手端末在圏先通知手段、新経路通知手段および経路設定手段は、CPU301によって実現される。また、経路情報記憶手段は、結合キャッシュ30Aによって実現される。また、折り返し通信情報通知手段、折り返し通信検出手段、折り返し通信情報登録手段および在圏網内経路登録手段は、CPU501によって実現される。また、折り返し通信端末記憶手段は、通信状態管理テーブル50Cによって実現される。
また、別の実施の形態として、アンカーノードとアクセスルータが縮退した構成をとることも可能である。つまり、アンカーノードはARに対するHMの機能が省略され、アクセスノードはアンカーノードをHMとするMN機能が省略された構成をとることも可能である。このような構成の場合でも、AR折り返し通信に係る経路設定の動作は、第1の実施の形態と同様である。
次に、具体的な実施例を用いて第1の実施の形態の動作を説明する。本実施例は、図7および図11,12に示す第1の実施の形態と同様に、アクセスルータ50に接続している移動端末60が、同じくアクセスルータ50に接続している移動端末61と通信を開始する場合の動作、および移動端末61がアクセスルータ51にハンドオーバを行う場合の動作を説明する。以下、移動端末60,61のホームアドレスをHoA60,HoA61と、ホームアンカーノード20のIPアドレスをHANA20と、アンカーノード30,31,32のIPアドレスをANA30,ANA31,ANA32と、アクセスルータ50,51,52のIPアドレスをARA50,ARA51,ARA52と表現する。
まず、移動端末60は、送信元アドレスをHoA60、宛先アドレスをHoA61とするデータパケットを送信する(ステップS401)。
アクセスルータ50のCPU501は、データパケットを受信すると、データパケットを一旦バッファリングし、受信したデータパケットの送信元および宛先アドレスとルーティングテーブルの登録内容に基づいて、移動端末60〜61間の通信がAR折り返し通信であることを検知する。受信したデータパケットに係る通信がAR折り返し通信であることを検知すると、CPU501は、通信状態管理テーブル50CにHoA60およびHoA61が登録されているかを検索する。
検索した結果、該当するエントリがなければ、新規のAR折り返し通信を検知したとして、通信状態管理テーブル50Cに、接続端末アドレスHoA60と通信相手の端末アドレスHoA61とを記憶するとともに、対で、接続端末アドレスHoA61と通信相手の端末アドレスHoA60とを記憶する(ステップS402)。
新規のAR折り返し通信を検知した場合、CPU501は、在圏アンカーノード30に、HoA60およびHoA61を含む在圏内経路設定要求メッセージを送信する(ステップS403)。新規のAR折り返し通信を検知しなかった場合には、CPU501は、ルーティングテーブルに従ってデータパケットを移動端末61に転送するか、外部のネットワーク宛であるとしてアンカーノード30にカプセル化して転送する。
アンカーノード30のCPU301は、在圏内経路設定要求メッセージを受信すると、HoA60に対応づけてANA30を、さらに経路情報として、HoA61とANA30とを結合キャッシュ30Aに記憶し、同様に、HoA61に対応づけてANA30を、さらに経路情報として、HoA60とANA30とを結合キャッシュ30Aに記憶する(ステップS404)。またCPU301は、経路情報を登録すると、アクセスルータ50に在圏内経路設定応答メッセージを返信する(ステップS405)。
アクセスルータ50のCPU501は、在圏内経路設定応答メッセージを受信すると、バッファリングしていたデータパケットを取り出し、データパケットを自配下にいる(アクセスルータ50に対応するIPネットワーク内に存在する)移動端末61に転送する(ステップS406)。
ここで、移動端末61が移動を検知すると、移動端末61は、ハンドオーバ先のアクセスルータ51にHoA61と旧AR情報としてARA50とを含むハンドオーバ要求を送信する(ステップS407)。アクセスルータ51のCPU501は、ハンドオーバ要求メッセージを受信すると、旧AR情報に基づいて、アンカーノードデータベース51Bを検索することにより、ハンドオーバ元のアンカーノード30のアドレスを読み出し、旧MAP情報としてANA30を含むハンドオーバ要求メッセージをアンカーノード31に転送する(ステップS408,S409)。
アンカーノード31のCPU301は、ハンドオーバ要求メッセージを受信すると、旧MAP情報に基づいて、HoA61を含むコンテキスト転送要求メッセージをアンカーノード30に送信する(ステップS410)。アンカーノード30のCPU301は、コンテキスト要求を受信すると、結合キャッシュ30AからHoA61に対応づけられたHANA20と、ステップS404において記憶した経路情報(HoA60とANA30)を読み出し、HoA61とHANA20と、経路情報としてHoA60とANA30とを含むコンテキストコンテキスト応答メッセージをアンカーノード31に返信する(ステップS411)。
アンカーノード31のCPU301は、アンカーノード30からコンテキスト転送応答メッセージを受信すると、HoA61に対応づけてHANA20を、さらに経路情報として、HoA60とANA30とを結合キャッシュ30Aに記憶する(ステップS412)。また、CPU301は、ホームアンカーノード20へ位置登録を行う(ステップS413)。
次に、アンカーノード31のCPU301は、登録した経路情報から移動端末61が移動端末60と通信中であることを認識し、移動端末60の在圏アンカーノード30にHoA61とANA31とを含むMAP間経路設定要求メッセージを送信する(ステップS414)。
アンカーノード30のCPU301は、MAP間経路設定要求メッセージを受信すると、ステップS404においてHoA60に対応づけて記憶した経路情報としてのANA30をANA31に更新するとともに、HoA60とANA30とを含むMAP間経路設定応答メッセージを返信する(ステップS415,S416)。
アンカーノード31のCPU311は、MAP間経路設定応答メッセージを受信すると、移動端末61の通信相手の在圏アンカーノード30にて経路情報が更新されたことを認識し、アクセスルータ51を介してハンドオーバ応答メッセージを移動端末61に返信する(ステップS417,S418)。
また、ハンドオーバ元のアクセスルータ50は、接続確認等の動作によりルーティングテーブルを更新する。ここで、例えば、移動端末60が移動端末61にデータパケットを送信した場合には(ステップS501)、アクセスルータ50のCPU501は、受信したデータパケットの送信元および宛先アドレスとルーティングテーブルの登録内容に基づいて、通信状態管理テーブル51Cから接続端末アドレスHoA61のエントリおよび通信相手の端末アドレスHoA61のエントリを削除する(ステップS502)。
本発明によれば、移動体事業者、固定通信事業者、固定移動融合通信事業者等、有線や無線等のアクセス方式を問わずIP通信サービスを行う通信事業分野に適用できる。
階層化エッジモビリティ方式を用いた階層化移動管理システムの構成例を示すブロック図である。 階層化エッジモビリティ方式を用いた階層化移動管理システムにおいてパケットを送信する際の動作例を示した流れ図である。 階層化エッジモビリティ方式を用いた階層化移動管理システムにおいてハンドオーバを行う場合の動作例を示す流れ図である。 階層化エッジモビリティ方式を用いた階層化移動管理システムの構成例を示すブロック図である。 階層化エッジモビリティ方式を用いた階層化移動管理システムにおいてハンドオーバを行う場合の動作例を示す流れ図である。 本発明における階層化移動管理システムの構成例を示すブロック図である。 ホームアンカーノード20の構成例を示すブロック図である。 アンカーノード30の構成例を示すブロック図である。 アクセスルータ50の構成例を示すブロック図である。 通信状態管理テーブル50Cの登録例を示す説明図である。 本発明における階層化移動管理システムにおいてハンドオーバを行う場合の動作例を示す流れ図である。 本発明における階層化移動管理システムにおいてハンドオーバを行う場合の動作例を示す流れ図である(図11からの続き)。
符号の説明
10 モバイルネットワーク
20 ホームアンカーノード
21 ホーム網
30〜32 アンカーノード
40〜42 在圏網
50〜52 アクセスルータ
60、61 移動端末

Claims (9)

  1. モバイルネットワークを階層化して移動端末のモビリティを管理する階層化移動管理システムであって、
    移動端末と、
    前記移動端末のホーム網に存在しモバイルネットワーク内のモビリティを管理するホームアンカーノードと、
    前記移動端末が存在しうるネットワークであって、前記ホーム網以外のネットワークである在圏網内のモビリティを管理する在圏アンカーノードと、
    前記アンカーノードの下位ノードであるアクセスルータとを備え、
    前記アクセスルータは、該アクセスルータ配下に存在する前記移動端末間で行うパケット通信の経路設定を、前記在圏アンカーノードに要求する手段を有し、
    前記在圏アンカーノードは、前記アクセスルータからの要求に応じて、前記移動端末間で行うパケット通信の経路を特定する手段を有する
    ことを特徴とする階層化移動管理システム。
  2. モバイルネットワークを階層化して移動端末のモビリティを管理する階層化移動管理システムであって、
    移動端末と、
    前記移動端末のホーム網に存在しモバイルネットワーク内の移動情報を管理するホームアンカーノードと、
    前記移動端末が存在しうるネットワークであって、前記ホーム網以外のネットワークである在圏網内のモビリティを管理するアンカーノードと、
    前記アンカーノードの下位ノードであるアクセスルータとを備え、
    前記アクセスルータは、
    前記移動端末が、該アクセスルータ配下に存在する他の端末と通信するアクセスルータ折り返し通信を行っている旨を示す折り返し通信情報を、該アクセスルータの上位ノードのアンカーノードに送信する折り返し通信情報通知手段を有し、
    前記アンカーノードは、
    前記折り返し通信情報通知手段から受信する折り返し通信情報に基づいて、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末の通信相手の端末が存在する在圏網のアンカーノードを特定する相手端末在圏先特定手段と、
    前記移動端末がハンドオーバした場合に、前記相手端末在圏先特定手段が特定したアンカーノードに、前記移動端末の新たなパケット通信経路を示す経路情報を送信する新経路通知手段と、
    当該アンカーノード以外のアンカーノードから前記経路情報を受信すると、受信した経路情報に基づいて、前記移動端末宛に送信するデータパケットのパケット通信経路を設定する経路設定手段とを有する
    ことを特徴とする階層化移動管理システム。
  3. アンカーノードは、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末がハンドオーバした場合に、相手端末在圏先特定手段が特定したアンカーノードを示す相手端末在圏先情報を、ハンドオーバ先の在圏網のアンカーノードに送信する相手端末在圏先通知手段を有し、
    新経路通知手段は、
    ハンドオーバ元の在圏網のアンカーノードから前記相手端末在圏先情報を受信すると、前記相手端末在圏先情報に基づいて、前記移動端末の通信相手の端末が存在する在圏網のアンカーノードに、前記移動端末の新たなパケット経路を示す経路情報を送信する
    請求項2記載の階層化移動管理システム。
  4. アクセスルータは、
    該アクセスルータにおいてアクセスルータ折り返し通信中である移動端末と通信相手の端末とを示す情報を記憶する折り返し通信端末記憶手段と、
    該アクセスルータが保持するルーティングテーブルの内容と、該アクセスルータ配下に存在する移動端末から受信するデータパケットに含まれる送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスの内容とに基づいて、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末を検出する折り返し通信検出手段と、
    前記折り返し通信検出手段が検出したアクセスルータ折り返し通信中の移動端末と通信相手の端末とを示す情報を、前記折り返し通信端末記憶手段に登録する折り返し通信情報登録手段とを有し、
    折り返し通信情報通知手段は、前記折り返し通信情報登録手段が新規に登録した場合に、折り返し通信情報を該アクセスルータの上位ノードであるアンカーノードに送信し、
    アンカーノードは、
    該アンカーノードが存在する在圏網内に存在する移動端末と対応づけて、通信相手の端末までのパケット通信経路を示す経路情報を記憶する経路情報記憶手段と、
    相手端末在圏先特定手段によって特定されたアンカーノードおよび前記折り返し通信情報通知手段から受信する折り返し通信情報に基づいて、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末の経路情報を作成し、前記経路情報記憶手段に登録する在圏網内経路登録手段とを備え、
    相手端末在圏先通知手段は、前記移動端末がハンドオーバした場合に、ハンドオーバ先の在圏網のアンカーノードに、前記経路情報記憶手段に記憶してあるハンドオーバした移動端末に対応づけられた経路情報を送信し、
    新経路通知手段は、前記相手端末在圏先通知手段から受信する経路情報に基づいて、前記移動端末の通信相手の端末が存在する在圏網のアンカーノードを特定し、特定したアンカーノードに、前記移動端末の新たなパケット通信経路を示す経路情報を送信する
    請求項3記載の階層化移動管理システム。
  5. 前記折り返し通信情報登録手段は、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末のIPアドレスと通信相手の端末のIPアドレスの組で、前記折り返し通信端末記憶手段に登録する請求項4記載の階層化移動管理システム。
  6. モバイルネットワークを階層化して移動端末のモビリティを管理する階層化移動管理システムにおいて、
    前記移動端末が存在しうるネットワークであって、前記移動端末のホーム網以外のネットワークである在圏網内のモビリティを管理する下位ノードであるアクセスルータであって、
    前記アクセスルータは、
    前記移動端末が、該アクセスルータ配下に存在する他の端末と通信するアクセスルータ折り返し通信を行っている旨を示す折り返し通信情報を、該アクセスルータの上位ノードのアンカーノードに送信する折り返し通信情報通知手段を有する
    ことを特徴とするアクセスルータ。
  7. モバイルネットワークを階層化して移動端末のモビリティを管理する階層化移動管理システムにおいて、
    前記移動端末が存在しうるネットワークであって、前記移動端末のホーム網以外のネットワークである在圏網内のモビリティを管理するアンカーノードであって、
    前記アンカーノードは、
    該アンカーノードを含む在圏網内に存在するアクセスルータから受信する折り返し通信情報に基づいて、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末の通信相手の端末が存在する在圏網のアンカーノードを特定する相手端末在圏先特定手段と、
    前記移動端末がハンドオーバした場合に、前記相手端末在圏先特定手段が特定したアンカーノードに、前記移動端末の新たなパケット通信経路を示す経路情報を送信する新経路通知手段と、
    当該アンカーノード以外のアンカーノードから前記経路情報を受信すると、受信した経路情報に基づいて、前記移動端末宛に送信するデータパケットのパケット通信経路を設定する経路設定手段とを有する
    ことを特徴とするアンカーノード。
  8. モバイルネットワークを階層化して移動端末のモビリティを管理する移動通信システムであって、
    移動端末と、
    前記移動端末のホーム網に存在しモバイルネットワーク内の移動情報を管理するホームアンカーノードと、
    前記移動端末が存在しうるネットワークであって、前記ホーム網以外のネットワークである在圏網内のモビリティを管理するアンカーノードと、
    前記アンカーノードの下位ノードであるアクセスルータとを備え、
    前記アクセスルータは、
    前記移動端末が、該アクセスルータ配下に存在する他の端末と通信するアクセスルータ折り返し通信を行っている旨を示す折り返し通信情報を、該アクセスルータの上位ノードのアンカーノードに送信する折り返し通信情報通知手段を有し、
    前記アンカーノードは、
    前記折り返し通信情報通知手段から受信する折り返し通信情報に基づいて、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末の通信相手の端末が存在する在圏網のアンカーノードを特定する相手端末在圏先特定手段と、
    前記移動端末がハンドオーバした場合に、前記相手端末在圏先特定手段が特定したアンカーノードに、前記移動端末の新たなパケット通信経路を示す経路情報を送信する新経路通知手段と、
    当該アンカーノード以外のアンカーノードから前記経路情報を受信すると、受信した経路情報に基づいて、前記移動端末宛に送信するデータパケットのパケット通信経路を設定する経路設定手段とを有する
    ことを特徴とする移動通信システム。
  9. モバイルネットワークを階層化して移動端末の通信相手との通信経路を最適化するために用いられる経路設定方法であって、
    アクセスルータが、前記移動端末が該アクセスルータ配下に存在する他の端末と通信するアクセスルータ折り返し通信を行っている旨を示す折り返し通信情報を、該アクセスルータの上位ノードのアンカーノードに送信し、
    アンカーノードが、前記アクセスルータから受信する折り返し通信情報に基づいて、アクセスルータ折り返し通信中の移動端末の通信相手の端末が存在する在圏網のアンカーノードを特定し、
    アンカーノードが、前記移動端末がハンドオーバした場合に、特定された前記アンカーノードに、前記移動端末の新たなパケット通信経路を示す経路情報を送信し、
    特定された前記アンカーノードが、受信した前記経路情報に基づいて、前記移動端末宛に送信するデータパケットのパケット通信経路を設定する
    ことを特徴とする経路設定方法。
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