JP2003051841A - 通信方法、移動端末装置及びルータ装置 - Google Patents

通信方法、移動端末装置及びルータ装置

Info

Publication number
JP2003051841A
JP2003051841A JP2001237072A JP2001237072A JP2003051841A JP 2003051841 A JP2003051841 A JP 2003051841A JP 2001237072 A JP2001237072 A JP 2001237072A JP 2001237072 A JP2001237072 A JP 2001237072A JP 2003051841 A JP2003051841 A JP 2003051841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
layer
packet
care
destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001237072A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Fukui
章人 福井
Kenichiro Iida
健一郎 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001237072A priority Critical patent/JP2003051841A/ja
Publication of JP2003051841A publication Critical patent/JP2003051841A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動端末(MN)がモビィリティアンカ
ーポイント間を移動した場合の通信の切断を回避するこ
と。 【解決手段】 移動端末MN500がモビィリティアン
カーポイントMAP520,MAP521間を移動した
場合に、移動前に属していた第2階層における気付アド
レスと移動後に属している第1階層の気付アドレス(ま
たは移動後に属している第2階層の気付アドレス)を、
移動前に属していたモビィリティアンカーポイントMA
P520に通知するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク内を
自由に移動できる移動局と、固定通信ネットワークまた
は移動通信ネットワークにつながる別の移動端末との間
でのモバイルIP技術を用いたパケット単位の通信を行
う通信方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の移動通信システムにおけるモバイ
ルIP技術を用いたパケット通信システムの構成を図9
に示す。
【0003】以下では、図9を用いて、draft−i
etf−mobileip−ipv6−12.txtに
おいて開示されているモバイルIPv6によるパケット
通信方法に加えて、draft−ietf−mobil
eip−hmipv6−03.txtに示されている階
層化方法を適用してパケット通信を行う場合について説
明する。
【0004】図9において、1は全体として移動通信シ
ステムを示す。また1000は移動端末(以下、MNと
呼ぶ)であり、1010、1011は、無線アクセス機
能を持つルータ装置(以下、ARと呼ぶ)、1020、
1021は、階層化のためのノードでありモビリティア
ンカーポイント(以下、MAPと呼ぶ)と呼ばれてい
る。1030は、MNの通信相手となる相手端末(以
下、CNと呼ぶ)、1031は、モバイルIPにおける
MNのホームエージェント(以下、HAと呼ぶ)であ
る。
【0005】通常、MNとCNとの間でモバイルIPv
6を用いてパケット通信を行う場合、CNからMNのホ
ームアドレス宛に送信されたパケットは、一旦、HAに
おいて受信され、HAからMNに転送される。この場
合、パケットは、HAを頂点とする三角経路で転送さ
れ、冗長な経路を経由するという問題がある。この問題
を解決するために、モバイルIPv6では、MNは、C
Nからパケットを受信した場合、MNが現在利用してい
る気付アドレスをCNに通知し、CNは、以降、MNか
ら通知された気付アドレス宛に転送する。これにより、
HAを経由せずに、CNからMNへ直接、パケットを転
送できる。
【0006】しかし、CNは、MNから通知された気付
アドレスを保持する必要がある。CNが不特定多数のM
Nと通信するWebサーバであるような場合、CNは、
膨大な気付アドレスを保持する必要が生じる。この問題
を解決する方法として、draft−ietf−mob
ileip−hmipv6−03.txtでは、Loc
al Mobility Managementが記載さ
れている。
【0007】以下では、図9のように構成された移動通
信システム1において、LocalMobility
Managementによる方法を用いて、MN100
0がAR1010配下においてCN1030と通信を行
っている状態から、AR1011配下に移動し、AR1
011配下においてCN1030と通信を行う場合の通
信手順について図10を用いて説明する。
【0008】MAP1020配下において、MN100
0は、AR1010からエージェント広告(Agent
Advertisement)メッセージ901を受
信する。エージェント広告メッセージ901には、AR
1010のIPアドレスとプレフィックス長とプレフィ
ックス値、及びAR1010の上位のMAP1020の
IPアドレスとプレフィックス長とプレフィックス値が
設定されている。
【0009】MN1000は、手順902において、受
信したエージェント広告メッセージ901のAR101
0のIPアドレスとプレフィックス長とプレフィックス
値から、AR1011配下で使用するローカル気付アド
レス(LCoA1)を生成する。また、MN1000
は、手順902において、受信したエージェント広告メ
ッセージ901のMAP1021のIPアドレスとプレ
フィックス長とプレフィックス値から、MAP1021
配下で使用するリージョナル気付アドレス(RCoA
1)を生成する。
【0010】LCoA1の生成は、draft−iet
f−mobileip−ipv6−12.txtにおい
て開示されている2種類の方法(ステートレス・アドレ
ス・コンフィギュレーション、または、ステートフル・
アドレス・コンフィギュレーション)のどちらを使用し
ても良い。例えば、ステートレス・アドレス・コンフィ
ギュレーションを用いる場合は、AR1011のIPア
ドレスとプレフィックス長とプレフィックス値から、A
R1010のネットワークアドレスを生成し、AR10
10のネットワークアドレスとMNの持つレイヤ2アド
レスを結合することにより、LCoA1を生成する。R
CoA1の生成方法は、LCoA1の生成と同様に、d
raft−ietf−mobileip−ipv6−1
2.txtにおいて開示されている2種類の方法(ステ
ートレス・アドレス・コンフィギュレーション、また
は、ステートフル・アドレス・コンフィギュレーショ
ン)のどちらかを使用して行う。
【0011】次に、MN1000は、結合更新(Bin
ding update)メッセージ903によりRC
oA1とLCoA1をMAP1020に通知する。結合
更新メッセージ903を受信したMAP1020は、結
合更新確認(Bindingupdate Ackno
wledgement)をMN1000に返送するが、
図10では省略している。また、MN1000は、近隣
要請(Neighbor Solicitation)
メッセージにより、LCoA1が他の端末により使用さ
れていないかどうかを確認するが、図10では省略して
いる。また、MN1000がMAP1020に始めて登
録する場合は、結合更新メッセージをHA1031にも
送信するが、図10では省略している。
【0012】MN1000は、CN1030に対してパ
ケット(例えば、WebへのHTTP要求)を送信する
場合、ディスティネーションアドレス(Dest)にC
N、ソースアドレス(Src)にRCoA1を設定して
パケット904を送信する。パケット904は、Des
t=CNのため、直接、CN1030にルーティングさ
れる。
【0013】パケット904を受信したCN1030
は、Dest=RCoA1、Src=CNを設定してパ
ケット905(例えば、WebからのHTTP応答)を
送信する。パケット905は、Dest=RCoA1の
ため、一旦、MAP1020にルーティングされる。M
AP1020は、結合更新メッセージ903により、R
CoA1とLCoA1の関係を認識しているため、パケ
ット905を、Dest=LCoA1、Src=RCo
A1のIPパケットによりカプセル化し、パケット90
6として送信する。
【0014】パケット906は、Dest=LCoA1
のため、MN1000にルーティングされる。MN10
00は、パケット906によりカプセル化されているパ
ケット905を取り出して処理を行う。
【0015】次に、MN1000が手順907におい
て、AR1010配下からAR1011配下に移動した
場合の通信手順について説明する。
【0016】MN1000は、MAP1021配下に移
動した場合、MAP1021配下におけるエージェント
広告901からパケット906迄の手順と同様、エージ
ェント広告908からパケット913迄の手順を行い、
MN1000は、CN1030との間で通信を行う。
【0017】ただし、手順909において、MN100
0は、LCoA1と異なるLCoA2、RCoA1と異
なるRCoA2を生成し、パケット911(Dest=
CN、Src=RCoA2)を送信する。パケット91
1を受信したCN1030は、パケット912(Des
t=RCoA2、Src=CN)を返送する。パケット
912は、MAP1021において、Dest=LCo
A2、Src=RCoA2のパケットにカプセル化され
てMN1000に送信される。MN1000は、パケッ
ト913からパケット912を取り出し、処理を行う。
【0018】上記のように、MN1000は、RCoA
1またはRCoA2をソースアドレスとしてIPパケッ
トを送信するため、CN1030は、通常のIPパケッ
ト通信と同様に、受信したIPパケットのソースアドレ
スに設定されているRCoA1またはRCoA2をディ
スティネーションアドレスとしてIPパケットを返送す
れば良く、CN1030は、モバイルIPv6における
結合更新を保持する必要がない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
技術に示したdraft−ietf−mobileip
−hmipv6−03.txtのLocal Mobi
lity Managementにおいて開示されてい
る技術では、図10に示したように、移動端末(MN)
がモビィリティアンカーポイント(MAP)間を移動す
る場合、移動端末(MN)が送信するIPパケットのソ
ースアドレスがRCoA1からRCoA2に変るため、
パケット906とパケット911との間、すなわち新し
いパケットで通信する間で、一旦、通信が切断されると
いう問題がある。
【0020】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、移動端末がモビィリティアンカーポイント間を移
動した場合でも、通信が切断することのない通信方法、
移動端末装置及びルータ装置を提供することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の通信方法
は、階層化されたネットワーク内でパケット単位のデー
タ通信を行う移動通信システムにおける通信方法であっ
て、移動端末(MN)が第2階層のアドレス管理手段
(MAP)間を移動した場合、当該移動端末(MN)
が、結合更新メッセージにより、移動前に属していた第
2階層における気付アドレスと移動後に属している第1
階層の気付アドレスを、移動前に属していた第2階層の
アドレス管理手段(MAP)に通知するステップを含む
ようにする。
【0022】この方法によれば、移動端末(MN)が第
2階層のアドレス管理手段(MAP)間を移動した場
合、移動後に属している新しい第1階層の気付アドレス
が移動端末(MN)によって移動前に属していた第2階
層のアドレス管理手段(MAP)に通知されることによ
り、移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段
(MAP)は相手端末から返送されるパケットを移動後
に属する新しい第2階層のアドレス管理手段(MAP)
に転送することができるようになる。この結果、移動端
末(MN)が第2階層のアドレス管理手段(MAP)間
を移動した場合でも、通信は切断されず継続することが
できるようになると共に、相手端末(CN)で保持しな
ければならない気付アドレスの数を低減することができ
る。因みに、この方法は後述する実施の形態1及び実施
の形態2に対応するものである。
【0023】(2)本発明の通信方法は、(1)のステ
ップに加えて、移動端末(MN)が第2階層のアドレス
管理手段(MAP)を移動後、当該移動端末(MN)
が、移動前に属していた第2階層における気付アドレス
を送信元とする相手端末(CN)宛のパケットを、移動
前に属していた第2階層における気付アドレスを送信先
とするパケットによりカプセル化して、移動前に属して
いた第2階層のアドレス管理手段(MAP)に送信する
ステップを含むようにする。因みに、この方法は、後述
する実施の形態1に対応するものである。
【0024】(3)本発明の通信方法は、(1)、
(2)のステップに加えて、移動前に属していた第2階
層のアドレス管理手段(MAP)が、カプセル化された
パケットから、移動前に属していた第2階層における気
付アドレスを送信元とする相手端末(CN)宛のパケッ
トを取り出して相手端末(CN)に送信するステップ
と、当該相手端末(CN)が、移動前に属していた第2
階層における気付アドレスを送信先とするパケットを、
移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段(MA
P)に送信するステップと、移動前に属していた第2階
層のアドレス管理手段(MAP)が、移動前に属してい
た第2階層における気付アドレスを送信先とする相手端
末(CN)からのパケットを、移動後に属している第1
階層における気付アドレスを送信先とするパケットによ
りカプセル化して移動端末(MN)に送信するステップ
とを含むようにする。因みに、この方法は、後述する実
施の形態1に対応するものである。
【0025】(4)本発明の通信方法は、(1)のステ
ップに加えて、移動端末(MN)が第2階層のアドレス
管理手段(MAP)間を移動後、当該移動端末(MN)
が、移動前に属していた第2階層における気付アドレス
を送信元とする相手端末(CN)宛のパケットを相手端
末(CN)に送信するステップと、当該相手端末(C
N)が、移動前に属していた第2階層における気付アド
レスを送信先とするパケットを、移動前に属していた第
2階層のアドレス管理手段(MAP)に送信するステッ
プと、移動前に属していた第2のアドレス管理手段(M
AP)が、移動前に属していた第2階層における気付ア
ドレスを送信先とする相手端末(CN)からのパケット
を、移動後に属している第1階層の気付アドレスを送信
先とするパケットによりカプセル化して移動端末(M
N)に送信するステップとを含むようにする。因みに、
この方法は実施の形態2に対応するものである。
【0026】(5)本発明の通信方法は、階層化された
ネットワーク内でパケット単位のデータ通信を行う移動
通信システムにおける通信方法であって、移動端末(M
N)が第2階層のアドレス管理手段(MAP)間を移動
した場合、当該移動端末(MN)が、結合更新メッセー
ジにより、移動前に属していた第2階層における気付ア
ドレスと移動後に属している第2階層の気付アドレス
を、移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段
(MAP)に通知するステップを含むようにする。
【0027】この方法によれば、移動端末(MN)が第
2階層のアドレス管理手段(MAP)間を移動した場
合、結合更新メッセージにより、移動後の第2階層にお
ける気付アドレス(すなわち新しい第2階層の気付アド
レス)が移動前に属していた第2階層のアドレス管理手
段(MAP)通知されることにより、移動前に属してい
た第2階層のアドレス管理手段(MAP)は、移動端末
(MN)の新しい第2階層の気付アドレス(つまり新し
いMAP)を認識できるようになる。この結果、移動前
に属していた第2階層のアドレス管理手段(MAP)
は、相手端末(CN)から返送されるパケットを、新し
い第2階層のアドレス管理手段(MAP)に転送するこ
とができるようになる。この結果、移動端末(MN)が
第2階層のアドレス管理手段(MAP)間を移動した場
合でも、通信は切断されず継続することができるように
なると共に、相手端末で保持しなければならない気付ア
ドレスの数を低減することができる。因みに、この方法
は後述する実施の形態3及び実施の形態4に対応するも
のである。
【0028】(6)本発明の通信方法は、(5)のステ
ップに加えて、移動端末(MN)が第2の階層のアドレ
ス管理手段(MAP)間を移動後、移動前に属していた
第2階層における気付アドレスを送信元とする相手端末
(CN)宛のパケットを、移動後の第2の階層における
気付アドレスを送信先とするパケットによりカプセル化
して、移動後に属している第2の階層のアドレス管理手
段(MAP)に送信するステップを含むようにする。因
みに、この方法は後述する実施の形態3に対応するもの
である。
【0029】(7)本発明の通信方法は、(5)、
(6)のステップに加えて、移動後に属している第2の
階層のアドレス管理手段(MAP)が、カプセル化され
たパケットから、移動前に属していた第2階層の気付ア
ドレスを送信元とする相手端末(CN)宛のパケットを
取り出して、当該移動前に属していた第2階層の気付ア
ドレスを送信先とするパケットによりカプセル化して、
移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段(MA
P)に送信するステップとを含むようにする。因みに、
この方法は後述する実施の形態3に対応するものであ
る。
【0030】(8)本発明の通信方法は、(5)〜
(7)のステップに加えて、移動前に属していた第2階
層のアドレス管理手段(MAP)が、カプセル化された
パケットから、移動前に属していた第2階層の気付アド
レスを送信元とする相手端末(CN)宛のパケットを取
り出して相手端末(CN)に送信するステップと、相手
端末(CN)が、移動前に属していた第2階層の気付ア
ドレスを送信先とするパケットを、移動前に属していた
第2の階層のアドレス管理手段(MAP)に送信するス
テップと、移動前に属していた第2階層のアドレス管理
手段(MAP)が、移動前に属していた第2階層の気付
アドレスを送信先とする相手端末(CN)からのパケッ
トを、移動後に属している第2階層の気付アドレスを送
信先とするパケットによりカプセル化して、移動後に属
している第2階層のアドレス管理手段(MAP)に送信
するステップとを含むようにする。因みに、この方法は
後述する実施の形態3に対応するものである。
【0031】(9)本発明の通信方法は、(5)〜
(8)のステップに加えて、移動後に属している第2階
層のアドレス管理手段(MAP)が、カプセル化された
パケットから、移動前に属していた第2階層の気付アド
レスを送信元とする相手端末(CN)からのパケットを
取り出して、移動後に属している第1階層における気付
アドレスを送信先とするパケットによりカプセル化して
移動端末(MN)に送信するステップとを含むようにす
る。因みに、この方法は後述する実施の形態3に対応す
るものである。
【0032】(10)本発明の通信方法は、(5)のス
テップに加えて、移動端末(MN)が第2階層のアドレ
ス管理手段(MAP)間を移動後、移動端末(MN)が
移動前に属していた第2階層における気付アドレスを送
信元とする相手端末(CN)宛のパケットを相手端末
(CN)に送信するステップと、相手端末(CN)が、
移動前に属していた第2階層における気付アドレスを送
信先とするパケットを、移動前に属していた第2階層の
アドレス管理手段(MAP)に送信するステップと、移
動前に属していた第2アドレス管理手段(MAP)が、
移動前に属していた第2階層における気付アドレスを送
信先とする相手端末(CN)からのパケットを、移動後
に属している第2階層における気付アドレスを送信先と
するパケットによりカプセル化して、移動後に属してい
る第2階層のアドレス管理手段(MAP)に送信するス
テップとを含むようにする。因みに、この方法は後述す
る実施の形態4に対応するものである。
【0033】(11)本発明の通信方法は、(5)、
(10)のステップに加えて、移動後に属している第2
階層のアドレス管理手段(MAP)が、カプセル化され
たパケットから、移動前に属していた第2階層における
気付アドレスを送信先とする相手端末(CN)からのパ
ケットを取り出して、移動後に属している第1の階層に
おける気付アドレスを送信先とするパケットによりカプ
セル化して送信するステップとを含むようにする。因み
に、この方法は後述する実施の形態4に対応するもので
ある。
【0034】(12)本発明の移動端末(MN)装置
は、階層化されたネットワーク内でパケット単位のデー
タ通信を行う移動通信システムに用いられる移動端末
(MN)装置であって、当該移動端末(MN)装置が第
2階層のアドレス管理手段(MAP)間を移動した場
合、結合更新メッセージにより、移動前に属していた第
2階層における気付アドレスと移動後に属している第1
階層の気付アドレスとを、移動前に属していた第2階層
のアドレス管理手段(MAP)に通知し、移動前に属し
ていた第2階層における気付アドレスを送信元とする相
手端末(CN)宛のパケットを、移動後の第2階層にお
ける気付アドレスを送信先とするパケットによりカプセ
ル化して相手端末(CN)に送信し、移動後に属してい
る第1階層の気付アドレスを送信先とするパケットによ
りカプセル化された、移動前に属していた第2階層にお
ける気付アドレスを送信先とするパケットを相手端末
(CN)から受信する構成を採る。因みに、この移動端
末装置は後述する実施の形態1に対応するものである。
【0035】この構成によれば、(1)〜(3)の通信
方法を良好に実現できる移動端末装置を得ることができ
る。
【0036】(13)本発明の移動端末(MN)装置
は、階層化されたネットワーク内でパケット単位のデー
タ通信を行う移動通信システムに用いられる移動端末
(MN)装置であって、当該移動端末(MN)装置が第
2階層のアドレス管理手段(MAP)間を移動した場
合、結合更新メッセージにより、移動前に属していた第
2階層における気付アドレスと移動後に属している第1
階層の気付アドレスとを、移動前に属していた第2階層
のアドレス管理手段(MAP)に通知し、移動前に属し
ていた第2階層における気付アドレスを送信元とする相
手端末(CN)宛のパケットを相手端末(CN)に送信
し、移動後に属している第1階層の気付アドレスを送信
先とするパケットによりカプセル化された、移動前に属
していた第2階層における気付アドレスを送信先とする
パケットを相手端末(CN)から受信する構成を採る。
因みに、この移動端末装置は後述する実施の形態2に対
応するものである。
【0037】この構成によれば、(1)、(4)の通信
方法を良好に実現できる移動端末装置を得ることができ
る。
【0038】(14)本発明の移動端末(MN)装置
は、階層化されたネットワーク内でパケット単位のデー
タ通信を行う移動通信システムに用いられる移動端末
(MN)装置であって、当該移動端末(MN)装置が第
2の階層のアドレス管理手段(MAP)間を移動した場
合、結合更新メッセージにより、移動前に属していた第
2の階層における気付アドレスと移動後に属している第
2の階層の気付アドレスとを、移動前に属していた第2
の階層のアドレス管理手段(MAP)に通知し、移動前
に属していた第2階層における気付アドレスを送信元と
する通信相手宛のパケットを、移動後に属している第2
階層の気付アドレスを送信先とするパケットによりカプ
セル化して、移動後に属している第2階層のアドレス管
理手段(MAP)に送信し、移動後に属している第1階
層における気付アドレスを送信先とするパケットにより
カプセル化された、移動前に属していた第2階層におけ
る気付アドレスを送信先とするパケットを通信相手から
受信する構成を採る。因みに、この移動端末装置は後述
する実施の形態3に対応するものである。
【0039】この構成によれば、(5)〜(9)の通信
方法を良好に実現できる移動端末装置を得ることができ
る。
【0040】(15)本発明の移動端末(MN)装置
は、階層化されたネットワーク内でパケット単位のデー
タ通信を行う移動通信システムに用いられる移動端末
(MN)装置であって、当該移動端末(MN)が第2階
層のアドレス管理手段(MAP)間を移動した場合、結
合更新メッセージにより、移動前に属していた第2階層
における気付アドレスと移動後に属している第2階層の
気付アドレスとを、移動前に属していた第2階層のアド
レス管理手段(MAP)に通知し、移動前に属していた
第2階層における気付アドレスを送信元とする通信相手
宛のパケットを通信相手に送信し、移動後に属している
第1階層における気付アドレスを送信先とするパケット
によりカプセル化された、移動前に属していた第2階層
における気付アドレスを送信先とするパケットを通信相
手から受信する構成を採る。因みに、この移動端末装置
は後述する実施の形態4に対応するものである。
【0041】この構成によれば、(5)、(10)、
(11)の通信方法を良好に実現できる移動端末装置を
得ることができる。
【0042】(16)本発明のルータ装置は、階層化さ
れたネットワーク内でパケット単位のデータ通信を行う
移動通信システムに用いられる上位階層のルータ装置で
あって、移動端末(MN)が上位階層のルータ装置間を
移動した場合、当該移動端末(MN)から、結合更新メ
ッセージにより、移動前に属していた上位階層における
気付アドレスと移動後に属している下位階層の気付アド
レスとを受信し、移動端末(MN)が上位階層のルータ
装置間を移動後、移動前の上位階層における気付アドレ
スを送信先とするパケットによりカプセル化された、移
動前の上位階層における気付アドレスを送信元とする相
手端末(CN)宛のパケットを移動端末(MN)から受
信し、カプセル化されたパケットから、移動前の上位階
層における気付アドレスを送信元とする相手端末(C
N)宛のパケットを取り出して相手端末(CN)に送信
し、相手端末(CN)から受信した移動前の上位階層に
おける気付アドレスを送信先とするパケットを、移動後
に属している下位階層の気付アドレスを送信先とするパ
ケットによりカプセル化して移動端末(MN)に送信す
る構成を採る。因みに、このルータ装置は後述する実施
の形態1に対応するものである。
【0043】この構成によれば、(1)〜(3)の通信
方法を良好に実現できるルータ装置を得ることができ
る。
【0044】(17)本発明のルータ装置は、階層化さ
れたネットワーク内でパケット単位のデータ通信を行う
移動通信システムに用いられる上位階層のルータ装置で
あって、移動端末(MN)が上位階層のルータ装置間を
移動した場合、当該移動端末(MN)から、結合更新メ
ッセージにより、移動前に属していた上位階層における
気付アドレスと移動後に属している下位階層の気付アド
レスとを受信し、相手端末(CN)から受信した移動前
に属していた上位階層における気付アドレスを送信先と
する相手端末(CN)へのパケットを、移動後に属して
いる下位階層の気付アドレスを送信先とするパケットに
よりカプセル化して移動端末(MN)に送信する構成を
採る。因みに、このルータ装置は後述する実施の形態2
に対応するものである。
【0045】この構成によれば、(1)、(4)の通信
方法を良好に実現できるルータ装置を得ることができ
る。
【0046】(18)本発明のルータ装置は、階層化さ
れたネットワーク内でパケット単位のデータ通信を行う
移動通信システムに用いられる上位階層のルータ装置で
あって、移動端末(MN)が上位階層のルータ装置間を
移動後、移動後の上位階層における気付アドレスを送信
先とするパケットによりカプセル化された、移動前の上
位階層における気付アドレスを送信元とする相手端末
(CN)宛のパケットを、移動端末(MN)から受信
し、当該カプセル化されたパケットから、移動前の上位
階層における気付アドレスを送信元とする相手端末(C
N)宛のパケットを取り出して、移動前の上位階層にお
ける気付アドレスを送信先とするパケットによりカプセ
ル化して、移動前の上位階層のルータ装置に送信し、移
動前の上位階層のルータ装置から受信した移動後の上位
階層における気付アドレスを宛先とするパケットにより
カプセル化された、移動前の上位階層における気付アド
レスを送信先とするパケットを相手端末(CN)から受
信し、移動前の上位階層における気付アドレスを送信先
とする相手端末(CN)からのパケットを取り出し、移
動後の下位階層における気付アドレスを送信先とするパ
ケットによりカプセル化して移動端末(MN)に送信す
る構成を採る。因みに、このルータ装置は後述する実施
の形態3に対応するものである。
【0047】この構成によれば、(5)〜(9)の通信
方法を良好に実現できるルータ装置を得ることができ
る。
【0048】(19)本発明のルータ装置は、階層化さ
れたネットワーク内でパケット単位のデータ通信を行う
移動通信システムに用いられる上位階層のルータ装置で
あって、移動端末(MN)が上位階層のルータ装置間を
移動した場合、当該移動端末(MN)から、結合更新メ
ッセージにより、移動前に属していた上位階層における
気付アドレスと移動後に属している上位階層の気付アド
レスとを受信し、移動後の上位階層のルータ装置から、
移動前に属していた上位階層における気付アドレスを送
信先とするパケットによりカプセル化された移動前に属
していた上位階層における気付アドレスを送信元とする
相手端末(CN)宛のパケットを受信し、当該カプセル
化されたパケットから、移動前に属していた上位階層に
おける気付アドレスを送信元とする相手端末(CN)宛
のパケットを取り出して相手端末(CN)に送信し、当
該相手端末(CN)から受信した移動前に属していた上
位階層における気付アドレスを送信先とするパケット
を、移動後に属している上位階層の気付アドレスを送信
先とするパケットによりカプセル化して移動端末(M
N)に送信する構成を採る。因みに、このルータ装置は
後述する実施の形態3に対応するものである。
【0049】この構成によれば、(5)〜(9)の通信
方法を良好に実現できるルータ装置を得ることができ
る。
【0050】(20)本発明のルータ装置は、階層化さ
れたネットワーク内でパケット単位のデータ通信を行う
移動通信システムに用いられる上位階層のルータ装置で
あって、移動端末(MN)が上位階層のアドレス管理手
段間を移動した場合、移動前の上位階層のルータ装置か
ら受信した移動後に属している上位階層における気付ア
ドレスを宛先とするパケットによりカプセル化された、
移動前に属していた上位階層における気付アドレスを送
信先とするパケットを通信相手から受信し、移動前に属
していた上位階層における気付アドレスを送信先とする
通信相手からのパケットを取り出し、移動後の下位階層
における気付アドレスを送信先とするパケットによりカ
プセル化して移動端末(MN)に送信する構成を採る。
因みに、このルータ装置は後述する実施の形態4に対応
するものである。
【0051】この構成によれば、(5)、(10)、
(11)の通信方法を良好に実現できるルータ装置を得
ることができる。
【0052】(21)本発明のルータ装置は、階層化さ
れたネットワーク内でパケット単位のデータ通信を行う
移動通信システムに用いられる上位階層のルータ装置で
あって、移動端末(MN)が上位階層のルータ装置間を
移動した場合、当該移動端末(MN)から、結合更新メ
ッセージにより、移動前に属していた上位階層における
気付アドレスと移動後に属している上位階層の気付アド
レスとを受信し、相手端末(CN)から受信した移動前
に属していた上位階層における気付アドレスを送信先と
する相手端末(CN)からのパケットを、移動後に属し
ている第2の階層の気付アドレスを送信先とするパケッ
トによりカプセル化して移動端末(MN)に送信する構
成を採る。因みに、このルータ装置は後述する実施の形
態4に対応するものである。
【0053】この構成によれば、(5)、(10)、
(11)の通信方法を良好に実現できるルータ装置を得
ることができる。
【0054】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、移動端末が第2
階層のアドレス管理手段間を移動した場合に、移動前に
属していた第2階層における気付アドレスと移動後に属
している第1階層の気付アドレス(または移動後に属し
ている第2階層の気付アドレス)を、移動前に属してい
た第2階層のアドレス管理手段に通知することである。
これにより本発明においては、移動前に属していた第2
階層のアドレス管理手段が相手端末から返送されるパケ
ットを、移動後に属する新しい第2階層のアドレス管理
手段に転送することができるようになる。この結果、移
動端末が第2階層のアドレス管理手段間を移動した場合
でも、通信は切断させずに継続することができるように
なると共に、相手端末で保持しなければならない気付ア
ドレスの数を低減することができる。
【0055】以下、本発明の実施形態について図面を参
照して詳細に説明する。
【0056】(実施の形態1)図1において、10は全
体として本発明の実施の形態1による移動通信システム
の構成を示す。移動通信システム10は、draft−
ietf−mobileip−ipv6−12.txt
において開示されているモバイルIPv6によるパケッ
ト通信方法に加えて、draft−ietf−mobi
leip−hmipv6−03.txtに示されている
階層化方法を適用してパケット通信を行う。
【0057】図1において、500は移動端末(以下、
MNと呼ぶ)であり、510、511は、無線アクセス
機能を持つルータ装置(以下、ARと呼ぶ)、520、
521は、階層化のためのノードでありモビリティアン
カーポイント(以下、MAPと呼ぶ)である。530
は、MNの通信相手となる相手端末(以下、CNと呼
ぶ)、531は、モバイルIPにおけるMNのホームエ
ージェント(以下、HAと呼ぶ)である。
【0058】通常、MNとCNとの間でモバイルIPv
6を用いてパケット通信を行う場合、CNからMNのホ
ームアドレス宛に送信されたパケットは、一旦、HAに
おいて受信され、HAからMNに転送される。この場
合、パケットは、HAを頂点とする三角経路で転送さ
れ、冗長な経路を経由するという問題がある。この問題
を解決するために、モバイルIPv6では、MNは、C
Nからパケットを受信した場合、MNが現在利用してい
る気付アドレスをCNに通知し、CNは、以降、MNか
ら通知された気付アドレス宛に転送する。これにより、
HAを経由せずに、CNからMNへ直接、パケットを転
送できる。
【0059】しかし、CNは、MNから通知された気付
アドレスを保持する必要がある。CNが不特定多数のM
Nと通信するWebサーバであるような場合、CNは、
膨大な気付きアドレスを保持する必要が生じる。この問
題を解決する方法として、draft−ietf−mo
bileip−hmipv6−03.txtでは、Lo
cal Mobility Managementが記載
されている。
【0060】以下では、図1のように構成された移動通
信システム10において、Local Mobilit
y Managementによる方法を用いて、MN5
00がAR510配下においてCN530と通信を行っ
ている状態から、MN500がAR511配下に移動
し、MN500がAR511配下においてCN530と
通信を行う場合の通信手順について図2を用いて説明す
る。
【0061】MAP520配下において、MN500
は、AR510からエージェント広告(Agent A
dvertisement)メッセージ101を受信す
る。エージェント広告メッセージ101には、AR51
0のIPアドレスとプレフィックス長とプレフィックス
値、及びAR510の上位のMAP520のIPアドレ
スとプレフィックス長とプレフィックス値が設定されて
いる。
【0062】MN500は、手順102において、受信
したエージェント広告メッセージ101のAR510の
IPアドレスとプレフィックス長とプレフィックス値か
ら、AR411配下で使用するローカル気付アドレス
(LCoA1)を生成する。また、MN500は、手順
102において、受信したエージェント広告メッセージ
101のMAP521のIPアドレスとプレフィックス
長とプレフィックス値から、MAP521配下で使用す
るリージョナル気付アドレス(RCoA1)を生成す
る。
【0063】LCoA1の生成は、draft−iet
f−mobileip−ipv6−12.txtにおい
て開示されている2種類の方法(ステートレス・アドレ
ス・コンフィギュレーション、または、ステートフル・
アドレス・コンフィギュレーション)のどちらを使用し
ても良い。例えば、ステートレス・アドレス・コンフィ
ギュレーションを用いる場合は、AR511のIPアド
レスとプレフィックス長とプレフィックス値から、AR
510のネットワークアドレスを生成し、AR510の
ネットワークアドレスとMNの持つレイヤ2アドレスを
結合することにより、LCoA1を生成する。RCoA
1の生成方法は、LCoA1の生成と同様に、draf
t−ietf−mobileip−ipv6−12.t
xtにおいて開示されている2種類の方法(ステートレ
ス・アドレス・コンフィギュレーション、または、ステ
ートフル・アドレス・コンフィギュレーション)のどち
らかを使用して行う。
【0064】次に、MN500は、結合更新(Bind
ing update)メッセージ103によりRCo
A1とLCoA1をMAP520に通知する。結合更新
メッセージ103を受信したMAP520は、結合更新
確認(Binding update Acknowle
dgement)をMN500に返送するが、図1では
省略している。また、MN500は、近隣要請(Nei
ghbor Solicitation)メッセージに
より、LCoA1が他の端末により使用されていないか
どうかを確認するが、図1では省略している。また、M
N500がMAP520に始めて登録する場合は、結合
更新メッセージをHA531にも送信するが、図1では
省略している。
【0065】MN500は、CN530に対してパケッ
ト(例えば、WebへのHTTP要求)を送信する場
合、ディスティネーションアドレス(Dest)にC
N、ソースアドレス(Src)にRCoA1を設定して
パケット104を送信する。パケット104は、Des
t=CNのため、直接、CN530にルーティングされ
る。
【0066】パケット104を受信したCN530は、
Dest=RCoA1、Src=CNを設定してパケッ
ト105(例えば、WebからのHTTP応答)を送信
する。パケット105は、Dest=RCoA1のた
め、一旦、MAP520にルーティングされる。MAP
520は、結合更新メッセージ103により、RCoA
1とLCoA1の関係を認識しているため、パケット1
05を、Dest=LCoA1、Src=RCoA1の
IPパケットによりカプセル化し、パケット106とし
て送信する。
【0067】パケット106は、Dest=LCoA1
のため、MN500にルーティングされる。MN500
は、パケット106によりカプセル化されているパケッ
ト105を取り出して処理を行う。
【0068】次に、MN500が手順107において、
AR510配下からAR511配下に移動すると、MN
500はMAP520配下からMAP521配下に移動
することになる。次にMN500は、エージェント広告
101〜結合更新103と同様に、AR511からエー
ジェント広告108を受信して、手順109においてロ
ーカル気付アドレスLCoA2とリージョナル気付アド
レスRCoA2を生成し、結合更新メッセージ110に
よりLCoA2とRCoA2をMAP521に通知す
る。
【0069】その後、MN500は、従来の技術と異な
り、MAP間結合更新メッセージ111によりMAP5
20配下において使用していたRCoA1とMAP52
1配下において新しく生成したLCoA2をMAP52
0に通知する。
【0070】そして、MN500は、CN530宛のパ
ケット(Dest=CN、Src=RCoA1)(例え
ば、WebへのHTTP要求)を、MAP520宛のパ
ケット(Dest=RCoA1、Src=LCoA2)
にカプセル化してパケット112として送信する。パケ
ット112は、宛先アドレスがRCoA1であるため、
MAP520にルーティングされる。
【0071】パケット112を受信したMAP520
は、カプセル化されているCN530宛のパケット(D
est=CN、Src=RCoA1)を取り出し、パケ
ット113(Dest=CN、Src=RCoA1)と
して送信する。パケット113は、Dest=CNであ
るため、CN530にルーティングされる。
【0072】パケット113を受信したCN530は、
Dest=RCoA1、Src=CNを設定してパケッ
ト114(例えば、WebからのHTTP応答)を送信
する。パケット114は、Dest=RCoA1のた
め、一旦、MAP520にルーティングされる。MAP
520は、MAP間結合更新メッセージ111により、
RCoA1とLCoA2の関係を認識しているため、パ
ケット114を、Dest=LCoA2、Src=RC
oA1のIPパケットによりカプセル化してパケット1
15として送信する。
【0073】パケット115は、Dest=LCoA2
のため、MN500にルーティングされる。MN500
は、パケット115によりカプセル化されているパケッ
ト114を取り出して処理を行う。
【0074】ここで、ここまでの説明からも分かるよう
に、モビィリティアンカーポイント(MAP)は第2階
層のアドレス管理手段として機能すると共に、上位階層
のルータ装置として機能する。
【0075】以上の構成において、移動通信システム1
0は、手順107で移動端末(MN500)が第2階層
のアドレス管理手段(MAP520,MAP521)間
を移動すると、手順111(MAP間結合更新)におい
て、移動端末(MN500)が、結合更新メッセージに
より、移動前に属していた第2階層における気付アドレ
ス(RCoA1)と移動後に属している第1階層の気付
アドレス(LCoA2)を、移動前に属していた第2階
層のアドレス管理手段(MAP520)に通知する。
【0076】次に、手順112(パケット)において、
移動端末(MN500)が、移動前に属していた第2階
層における気付アドレスを送信元とする相手端末宛のパ
ケットを、移動前に属していた第2階層における気付ア
ドレスを送信先とするパケットによりカプセル化して、
移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段(MA
P520)に送信する。
【0077】次に、手順113(パケット)において、
移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段(MA
P520)が、カプセル化されたパケットから、移動前
に属していた第2階層における気付アドレスを送信元と
する相手端末宛のパケットを取り出して相手端末(CN
530)に送信する。
【0078】次に、手順114(パケット)において、
移動前に属していた第2階層における気付アドレスを送
信先とするパケットを、移動前に属していた第2階層の
アドレス管理手段(MAP520)に送信する。
【0079】そして最後に、移動前に属していた第2階
層のアドレス管理手段(MAP520)が、移動前に属
していた第2階層における気付アドレスを送信先とする
相手端末(CN530)からのパケットを、移動後に属
している第1階層における気付アドレスを送信先とする
パケットによりカプセル化して移動端末(MN500)
に送信する。
【0080】上記のように、移動端末(MN500)
は、第2階層のアドレス管理手段(MAP520)配下
から第2階層のアドレス管理手段(MAP521)配下
に移動した場合、MAP間結合更新メッセージ111に
より、新しいLCoA2とRCoA1の関係を以前のM
AP520に通知するため、以前のMAP520は、M
N500の新しいLCoA2を認識することが可能とな
る。
【0081】この結果、移動前の第2階層のアドレス管
理手段(MAP520)は、相手端末(CN530)か
ら返送されたパケット114を、新しい第2階層のアド
レス管理手段(MAP521)配下の移動端末(MN5
00)に転送することが可能となる。
【0082】かくして、移動端末(MN500)が第2
階層のアドレス管理手段(MAP)間を移動した場合に
おいても、一旦、通信を切断することなく、通信を継続
することができる。また相手端末(CN530)で保持
する気付アドレスの数を低減することもできる。
【0083】(実施の形態2)図3において、20は全
体として本発明の実施の形態2による移動通信システム
の構成を示す。移動通信システム20は、実施の形態1
の移動通信システム10と同様に、draft−iet
f−mobileip−ipv6−12.txtにおい
て開示されているモバイルIPv6によるパケット通信
方法に加えて、draft−ietf−mobilei
p−hmipv6−03.txtに示されている階層化
方法を適用してパケット通信を行う。
【0084】すなわち、図3において、600は移動端
末(以下、MNと呼ぶ)であり、610、611は、無
線アクセス機能を持つルータ装置(以下、ARと呼
ぶ)、620、621は、階層化のためのノードであり
モビリティアンカーポイント(以下、MAPと呼ぶ)で
ある。630は、MNの通信相手となる相手端末(以
下、CNと呼ぶ)、631は、モバイルIPにおけるM
Nのホームエージェント(以下、HAと呼ぶ)である。
【0085】以下では、図3のように構成された移動通
信システム20において、Local Mobilit
y Managementによる方法を用いて、MN6
00がAR610配下においてCN630と通信を行っ
ている状態から、MN600がAR611配下に移動
し、MN600がAR611配下においてCN630と
通信を行う場合の通信手順について図4を用いて説明す
る。
【0086】図4の手順201(エージェント広告)か
ら手順211(MAP間結合更新)については、実施の
形態1における手順101(エージェント広告)から手
順111(MAP間結合更新)と同じである。また、手
順214(パケット)、手順215(パケット)につい
ても、実施の形態1における、手順114(パケッ
ト)、手順115(パケット)と同じである。
【0087】この実施の形態において実施の形態1と大
きく異なるのは、手順212(パケット)なので、以下
これを中心に説明する。実施の形態1では、MAP52
1配下に移動した後、MN500は、CN530宛のパ
ケット(Dest=CN、Src=RCoA1)をMA
P520宛のパケット(Dest=RCoA1、Src
=LCoA2)にカプセル化してパケット112として
送信した。
【0088】これに対して、実施の形態2では、CN6
30宛のパケット212(Dest=CN、Src=R
CoA1)を直接送信する。パケット212は、Des
t=CNであるため、CN630にルーティングされ
る。以降の処理は、実施の形態1と同様に行われる。
【0089】ここで、ここまでの説明からも分かるよう
に、モビィリティアンカーポイント(MAP620,6
21)は第2階層のアドレス管理手段として機能すると
共に、上位階層のルータ装置として機能する。
【0090】以上の構成において、移動通信システム2
0は、手順207で移動端末(MN600)が第2階層
のアドレス管理手段(MAP620,MAP621)間
を移動すると、手順211(MAP間結合更新)におい
て、移動端末(MN600)が、結合更新メッセージに
より、移動前に属していた第2階層における気付アドレ
ス(RCoA1)と移動後に属している第1階層の気付
アドレス(LCoA2)を、移動前に属していた第2階
層のアドレス管理手段(MAP620)に通知する。
【0091】次に、手順212(パケット)において、
移動端末(MN600)が、移動前に属していた第2階
層における気付アドレスを送信元とする相手端末(CN
630)宛のパケットを相手端末(CN630)に送信
する。
【0092】次に、手順214(パケット)において、
相手端末(CN630)が、移動前に属していた第2階
層における気付アドレスを送信先とするパケットを、移
動前に属していた第2階層のアドレス管理手段(MAP
620)に送信する。
【0093】次に、手順215(パケット)において、
移動前に属していた第2のアドレス管理手段(MAP6
20)が、移動前に属していた第2階層における気付ア
ドレスを送信先とする相手端末からのパケットを、移動
後に属している第1階層の気付アドレスを送信先とする
パケットによりカプセル化して移動端末(MN600)
に送信する。
【0094】かくして以上の構成によれば、実施の形態
1で得られた効果に加えて、移動端末(MN600)が
パケット212(Dest=CN、Src=RCoA
1)を送信する際のカプセル化処理、及び移動前の第2
階層のアドレス管理手段(MAP620)がパケット2
12を受信した際のデカプセル化処理を行う必要がない
ので、移動端末(MN600)、第2階層のアドレス管
理手段(MAP620)の処理量を低減することができ
るといった効果を得ることができる。
【0095】(実施の形態3)図5において、30は全
体として本発明の実施の形態3による移動通信システム
の構成を示す。移動通信システム30は、実施の形態1
の移動通信システム10と同様に、draft−iet
f−mobileip−ipv6−12.txtにおい
て開示されているモバイルIPv6によるパケット通信
方法に加えて、draft−ietf−mobilei
p−hmipv6−03.txtに示されている階層化
方法を適用してパケット通信を行う。
【0096】すなわち、図5において、700は移動端
末(以下、MNと呼ぶ)であり、710、711は、無
線アクセス機能を持つルータ装置(以下、ARと呼
ぶ)、720、721は、階層化のためのノードであり
モビリティアンカーポイント(以下、MAPと呼ぶ)で
ある。730は、MNの通信相手となる相手端末(以
下、CNと呼ぶ)、731は、モバイルIPにおけるM
Nのホームエージェント(以下、HAと呼ぶ)である。
【0097】以下では、図5のように構成された移動通
信システム30において、Local Mobilit
y Managementによる方法を用いて、MN7
00がAR710配下においてCN730と通信を行っ
ている状態から、MN700がAR711配下に移動
し、MN700がAR711配下においてCN730と
通信を行う場合の通信手順について図6を用いて説明す
る。
【0098】図6の手順301(エージェント広告)か
ら手順311(MAP間結合更新)については、実施の
形態1における手順101(エージェント広告)から手
順111(MAP間結合更新)と同じである。また、手
順314(パケット)、手順315(パケット)につい
ても、実施の形態1における、手順114(パケッ
ト)、手順115(パケット)と同じである。
【0099】以下では、MN700が手順307におい
て、MAP720配下からMAP721配下に移動した
後の手順308(エージェント広告)以降の通信手順に
ついて説明する。
【0100】MN700は、手順301〜303と同様
に、AR711からエージェント広告308を受信し
て、手順309においてローカル気付アドレスLCoA
2とリージョナル気付アドレスRCoA2を生成し、結
合更新メッセージ310によりLCoA2とRCoA2
をMAP721に通知する。
【0101】その後、MN700は、従来の技術、実施
の形態1と異なり、MAP間結合更新メッセージ311
によりMAP720配下において使用していたRCoA
1とMAP721配下において新しく生成したRCoA
2をMAP720に通知する。
【0102】そして、MN700は、CN730宛のパ
ケット(Dest=CN、Src=RCoA1)(例え
ば、WebへのHTTP要求)を、MAP721宛のパ
ケット(Dest=RCoA2、Src=LCoA2)
にカプセル化してパケット312として送信する。パケ
ット312は、宛先アドレスがRCoA2であるため、
MAP721にルーティングされる。
【0103】パケット312を受信したMAP721
は、カプセル化されているCN730宛のパケット(D
est=CN、Src=RCoA1)を取り出し、再
度、MAP720宛のパケット(Dest=RCoA
1、Src=RCoA2)にカプセル化してパケット3
13として送信する。パケット313は、Dest=R
CoA1であるため、一旦、MAP720にルーティン
グされる。
【0104】パケット313を受信したMAP720
は、カプセル化されているCN730宛のパケット(D
est=CN、Src=RCoA1)を取り出し、パケ
ット314として送信する。パケット314は、Des
t=CNであるため、CN730にルーティングされ
る。
【0105】パケット314を受信したCN730は、
Dest=RCoA1、Src=CNを設定してパケッ
ト315(例えば、WebからのHTTP応答)を送信
する。パケット315は、Dest=RCoA1のた
め、一旦、MAP720にルーティングされる。
【0106】MAP720は、MAP間結合更新メッセ
ージ311により、RCoA1とRCoA2の関係を認
識しているため、パケット315を、Dest=RCo
A2、Src=RCoA1のIPパケットによりカプセ
ル化してパケット316として送信する。
【0107】MAP720は、結合更新メッセージ31
0により、RCoA2とLCoA2の関係を認識してい
るため、パケット316から取り出したパケット315
を、Dest=LCoA2、Src=RCoA2のパケ
ットによりカプセル化してパケット317として送信す
る。
【0108】パケット317は、Dest=LCoA2
のため、MN700にルーティングされる。MN700
は、パケット317によりカプセル化されているパケッ
ト315を取り出して処理を行う。
【0109】このように、MN700は、MAP720
配下からMAP721配下に移動した場合、MAP間結
合更新メッセージ311により、新しいRCoA2とR
CoA1の関係を以前のMAP720に通知する。
【0110】ここで、ここまでの説明からも分かるよう
に、モビィリティアンカーポイント(MAP)は第2階
層のアドレス管理手段として機能すると共に、上位階層
のルータ装置として機能する。
【0111】以上の構成において、移動通信システム3
0は、手順307で移動端末(MN700)が第2階層
のアドレス管理手段(MAP720,MAP721)間
を移動すると、手順311(MAP間結合更新)におい
て、移動端末(MN700)が、移動前に属していた第
2階層における気付アドレス(RCoA1)と移動後に
属している第2階層の気付アドレス(RCoA2)を、
移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段(MA
P720)に通知する。
【0112】次に、手順312(パケット)において、
移動端末(MN700)が、移動前に属していた第2階
層における気付アドレスを送信元とする相手端末(CN
730)宛のパケットを、移動後の第2の階層における
気付アドレスを送信先とするパケットによりカプセル化
して、移動後に属している第2の階層のアドレス管理手
段(MAP721)に送信する。
【0113】次に、手順313(パケット)において、
移動後に属している第2の階層のアドレス管理手段(M
AP721)が、カプセル化されたパケットから、移動
前に属していた第2階層の気付アドレスを送信元とする
相手端末(CN730)宛のパケットを取り出す。そし
て、このパケットを、移動前に属していた第2階層の気
付アドレスを送信先とするパケットによりカプセル化し
て、移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段
(MAP720)に送信する。
【0114】次に、手順314(パケット)において、
移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段(MA
P720)が、カプセル化されたパケットから、移動前
に属していた第2階層の気付アドレスを送信元とする相
手端末宛のパケットを取り出して相手端末(CN73
0)に送信する。
【0115】次に、手順315(パケット)において、
相手端末(CN730)が、移動前に属していた第2階
層の気付アドレスを送信先とするパケットを、移動前に
属していた第2の階層のアドレス管理手段(MAP72
0)に送信する。
【0116】次に、手順316(パケット)において、
移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段(MA
P720)が、移動前に属していた第2階層の気付アド
レスを送信先とする相手端末(CN730)からのパケ
ットを、移動後に属している第2階層の気付アドレスを
送信先とするパケットによりカプセル化して、移動後に
属している第2階層のアドレス管理手段(MAP72
1)に送信する。
【0117】そして最後に、手順317(パケット)に
おいて、移動後に属している第2階層のアドレス管理手
段(MAP721)が、カプセル化されたパケットか
ら、移動前に属していた第2階層の気付アドレスを送信
元とする相手端末からのパケットを取り出す。そして移
動後に属している第1階層における気付アドレスを送信
先とするパケットによりカプセル化して移動端末(MN
700)に送信する。
【0118】かくして以上の構成によれば、移動前に属
していた第2階層のアドレス管理手段(MAP720)
が、移動端末(MN700)の新しいRCoA2(つま
り、MAP721)を認識できるようになる。これによ
り、移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段
(MAP720)は、相手端末(CN730)から返送
されたパケット315を、新しい第2階層のアドレス管
理手段(MAP721)に転送することが可能となる。
従って、移動端末(MN700)が第2階層のアドレス
管理手段(MAP)間を移動した場合においても、一
旦、通信を切断することなく、通信を継続することがで
きる。また相手端末(CN730)で保持する気付アド
レスの数を低減することもできる。
【0119】因みに、この実施の形態と実施の形態1と
の違いは、第1に、移動端末(MN700)が結合更新
メッセージ311によりRCoA1とRCoA2の関係
を移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段(M
AP720)に通知する点である。また第2に、移動端
末(MN700)から相手端末(CN730)へのパケ
ットが移動後に属する第2のアドレス管理手段(MAP
721)と移動前に属していたアドレス管理手段(MA
P720)を経由した後、相手端末(CN730)に転
送される点である。また第3に、相手端末(CN73
0)から移動端末(MN700)へのパケットが移動前
に属していた第2階層のアドレス管理手段(MAP72
0)と移動後に属している第2階層のアドレス管理手段
(MAP721)を経由した後、移動端末(MN70
0)に転送される点である。
【0120】(実施の形態4)図7において、40は全
体として本発明の実施の形態4による移動通信システム
の構成を示す。移動通信システム40は、実施の形態1
の移動通信システム10と同様に、draft−iet
f−mobileip−ipv6−12.txtにおい
て開示されているモバイルIPv6によるパケット通信
方法に加えて、draft−ietf−mobilei
p−hmipv6−03.txtに示されている階層化
方法を適用してパケット通信を行う。
【0121】すなわち、図7において、800は移動端
末(以下、MNと呼ぶ)であり、810、811は、無
線アクセス機能を持つルータ装置(以下、ARと呼
ぶ)、820、821は、階層化のためのノードであり
モビリティアンカーポイント(以下、MAPと呼ぶ)で
ある。830は、MNの通信相手となる相手端末(以
下、CNと呼ぶ)、831は、モバイルIPにおけるM
Nのホームエージェント(以下、HAと呼ぶ)である。
【0122】以下では、図7のように構成された移動通
信システム40において、Local Mobilit
y Managementによる方法を用いて、MN8
00がAR810配下においてCN830と通信を行っ
ている状態から、MN800がAR811配下に移動
し、MN800がAR811配下においてCN830と
通信を行う場合の通信手順について図8を用いて説明す
る。
【0123】図8の手順401(エージェント広告)か
ら手順411(MAP間結合更新)については、実施の
形態1における手順101(エージェント広告)から手
順111(MAP間結合更新)と同じである。また、手
順415(パケット)から手順417(パケット)につ
いては、実施の形態3における、手順315から317
(パケット)と同じである。ここでは手順412(パケ
ット)を中心に説明する。
【0124】実施の形態3では、MAP721配下に移
動した後、MN700は、CN730宛のパケット(D
est=CN、Src=RCoA1)をMAP721宛
のパケット(Dest=RCoA2、Src=LCoA
2)にカプセル化してパケット312として送信する。
そしてパケット312を受信したMAP721は、CN
730宛のパケット(Dest=CN、Src=RCo
A1)をMAP720宛のパケット(Dest=RCo
A1、Src=RCoA2)にカプセル化してパケット
313として送信した。
【0125】これに対して、実施の形態4では、CN8
30宛のパケット412(Dest=CN、Src=R
CoA1)を直接送信する。パケット412は、Des
t=CNであるため、CN830にルーティングされ
る。以降の処理は、実施の形態3と同様に行われる。
【0126】ここで、ここまでの説明からも分かるよう
に、モビィリティアンカーポイント(MAP820,8
21)は第2階層のアドレス管理手段として機能すると
共に、上位階層のルータ装置として機能する。
【0127】以上の構成において、手順407で移動端
末(MN800)が第2階層のアドレス管理手段(MA
P820,821)間を移動すると、手順411(MA
P間結合更新)において、移動端末(MN800)が、
移動前に属していた第2階層における気付アドレスと移
動後に属している第2階層の気付アドレスを、移動前に
属していた第2階層のアドレス管理手段(MAP82
0)に通知する。
【0128】次に、手順412(パケット)において、
移動端末(MN800)が、移動端末が移動前に属して
いた第2階層における気付アドレスを送信元とする相手
端末(CN830)宛のパケットを相手端末(CN83
0)に送信する。
【0129】次に、手順415において、相手端末(C
N830)が、移動前に属していた第2階層における気
付アドレスを送信先とするパケットを、移動前に属して
いた第2階層のアドレス管理手段(MAP820)に送
信する。
【0130】次に、手順416において、移動前に属し
ていた第2アドレス管理手段(MAP820)が、移動
前に属していた第2階層における気付アドレスを送信先
とする相手端末(CN830)からのパケットを、移動
後に属している第2階層における気付アドレスを送信先
とするパケットによりカプセル化する。そして移動後に
属している第2階層のアドレス管理手段(MAP82
1)に送信する。
【0131】次に、移動後に属している第2階層のアド
レス管理手段(MAP821)が、カプセル化されたパ
ケットから、移動前に属していた第2階層における気付
アドレスを送信先とする相手端末(CN830)からの
パケットを取り出す。そして、移動後に属している第1
の階層における気付アドレスを送信先とするパケットに
よりカプセル化して移動端末(MN800)に送信す
る。
【0132】かくして以上の構成によれば、実施の形態
3で得られる効果に加えて、移動端末(MN800)が
パケット412(Dest=CN、Src=RCoA
1)を送信する際のカプセル化処理、及びアドレス管理
手段(MAP821)でのデカプセル化処理、アドレス
管理手段(AP820)でのデカプセル化処理を行う必
要がなく、移動端末(MN800)、アドレス管理手段
(MAP820、MAP821)の処理量を低減するこ
とができる。
【0133】(他の実施の形態)なお上述の実施の形態
では、本発明を、draft−ietf−mobile
ip−ipv6−12.txtにおいて開示されている
モバイルIPv6によるパケット通信方法及びdraf
t−ietf−mobileip−hmipv6−0
3.txtに示されている階層化方法を用いた移動通信
システムに適用した場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、階層化されたネットワーク内でパケット単
位のデータ通信を行う移動体通信システムに広く適用す
ることができる。
【0134】また上述の実施の形態では、ルータAR5
10,AR511,AR610,AR611,AR71
0,AR711,AR810,AR811で構成される
下位の階層を第1階層とし、モビィリティアンカーポイ
ントMAP520,MAP521,MAP620,MA
P621,MAP720,MAP721,MAP82
0,MAP821で構成される上位の階層を第2階層と
する場合について述べたが、本発明はこのように2階層
で構成されるネットワークに限らず、これよりも多くの
階層で構成される移動通信ネットワークにも適用できる
のは明らかである。この場合、上記第1階層と第2階層
の関係は、単に第2階層の方が第1階層よりも上位の階
層であると考えれば良い。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動端末が第2階層のアドレス管理手段間を移動した場
合に、移動前に属していた第2階層における気付アドレ
スと移動後に属している第1階層の気付アドレス(また
は移動後に属している第2階層の気付アドレス)を、移
動前に属していた第2階層のアドレス管理手段に通知し
たことにより、移動端末が第2階層のアドレス管理手段
間を移動した場合でも、通信は切断させずに継続するこ
とができると共に、相手端末で保持しなければならない
気付アドレスの数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による移動通信システム
の全体構成を示すブロック図
【図2】図1の移動通信システムの動作の説明に供する
シーケンス図
【図3】本発明の実施の形態2による移動通信システム
の全体構成を示すブロック図
【図4】図3の移動通信システムの動作の説明に供する
シーケンス図
【図5】本発明の実施の形態3による移動通信システム
の全体構成を示すブロック図
【図6】図5の移動通信システムの動作の説明に供する
シーケンス図
【図7】本発明の実施の形態4による移動通信システム
の全体構成を示すブロック図
【図8】図7の移動通信システムの動作の説明に供する
シーケンス図
【図9】従来の移動通信システムの全体構成を示すブロ
ック図
【図10】図9の移動通信システムの動作の説明に供す
るシーケンス図
【符号の説明】
10,20,30,40 移動通信システム 500,600,700,800 移動端末(MN) 510,511,610,611,710,711,8
10,811 ルータ装置(AR、下位階層のアドレス
管理手段) 520,521,620,621,720,721,8
20,821 モビィリティアンカーポイント(MA
P、上位階層のルータ装置、第2階層のアドレス管理手
段) 531,631,731,831 ホームエージェント
(HA) 530,630,730,830 相手端末(CN) 101,108,201,208,301,308,4
01,408 エージェント広告 102,109,202,209,302,309,4
02,409 ローカル気付アドレスとリージョナル気
付アドレス生成タイミング 103,110,203,210,303,310,4
03,410 結合更新 104,204,212,304,404,412 M
NからCNへのパケット送信 105,114,205,214,305,315,4
05,415 CNからMAPへのパケット送信 106,115,206,215,306,317,4
06,417 MAPからMNへのパケット送信 107,207,307,407 移動タイミング 111,211,311,411 MAP間結合更新 112,312 MNからMAPへのパケット送信 113,314, MAPからCNへのパケット送信 313,316,416 MAPからMAPへのパケッ
ト送信
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 HA08 HD09 JT09 LB05 5K067 AA33 BB21 EE02 EE10 EE16 FF03 GG01 GG11 HH05 HH23 HH31 JJ66 JJ70

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階層化されたネットワーク内でパケット
    単位のデータ通信を行う移動通信システムにおける通信
    方法であって、 移動端末が第2階層のアドレス管理手段間を移動した場
    合、当該移動端末が、結合更新メッセージにより、移動
    前に属していた第2階層における気付アドレスと移動後
    に属している第1階層の気付アドレスを、移動前に属し
    ていた第2階層のアドレス管理手段に通知するステップ
    を含むことを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のステップに加え、さら
    に、 移動端末が第2階層のアドレス管理手段を移動後、当該
    移動端末が、移動前に属していた第2階層における気付
    アドレスを送信元とする相手端末宛のパケットを、移動
    前に属していた第2階層における気付アドレスを送信先
    とするパケットによりカプセル化して、移動前に属して
    いた第2階層のアドレス管理手段に送信するステップを
    含むことを特徴とする通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のステップに加え、さら
    に、 移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段が、カ
    プセル化されたパケットから、移動前に属していた第2
    階層における気付アドレスを送信元とする相手端末宛の
    パケットを取り出して相手端末に送信するステップと、 当該相手端末が、移動前に属していた第2階層における
    気付アドレスを送信先とするパケットを、移動前に属し
    ていた前記第2階層のアドレス管理手段に送信するステ
    ップと、 移動前に属していた前記第2階層のアドレス管理手段
    が、移動前に属していた第2階層における気付アドレス
    を送信先とする前記相手端末からのパケットを、移動後
    に属している第1階層における気付アドレスを送信先と
    するパケットによりカプセル化して前記移動端末に送信
    するステップとを含むことを特徴とする通信方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のステップに加え、さら
    に、 移動端末が第2階層のアドレス管理手段間を移動後、当
    該移動端末が、移動前に属していた第2階層における気
    付アドレスを送信元とする相手端末宛のパケットを相手
    端末に送信するステップと、 当該相手端末が、移動前に属していた第2階層における
    気付アドレスを送信先とするパケットを、移動前に属し
    ていた第2階層のアドレス管理手段に送信するステップ
    と、 移動前に属していた前記第2のアドレス管理手段が、移
    動前に属していた第2階層における気付アドレスを送信
    先とする相手端末からのパケットを、移動後に属してい
    る第1階層の気付アドレスを送信先とするパケットによ
    りカプセル化して前記移動端末に送信するステップとを
    含むことを特徴とする通信方法。
  5. 【請求項5】 階層化されたネットワーク内でパケット
    単位のデータ通信を行う移動通信システムにおける通信
    方法であって、 移動端末が第2階層のアドレス管理手段間を移動した場
    合、当該移動端末が、結合更新メッセージにより、移動
    前に属していた第2階層における気付アドレスと移動後
    に属している第2階層の気付アドレスを、移動前に属し
    ていた第2階層のアドレス管理手段に通知するステップ
    を含むことを特徴とする通信方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のステップに加え、さら
    に、 移動端末が第2の階層のアドレス管理手段間を移動後、
    移動前に属していた第2階層における気付アドレスを送
    信元とする相手端末宛のパケットを、移動後の第2の階
    層における気付アドレスを送信先とするパケットにより
    カプセル化して、移動後に属している第2の階層のアド
    レス管理手段に送信するステップを含むことを特徴とす
    る通信方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のステップに加え、さら
    に、 移動後に属している第2の階層のアドレス管理手段が、
    カプセル化されたパケットから、移動前に属していた第
    2階層の気付アドレスを送信元とする相手端末宛のパケ
    ットを取り出して、当該移動前に属していた第2階層の
    気付アドレスを送信先とするパケットによりカプセル化
    して、移動前に属していた第2階層のアドレス管理手段
    に送信するステップを含むことを特徴とする通信方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のステップに加え、さら
    に、 移動前に属していた前記第2階層のアドレス管理手段
    が、カプセル化されたパケットから、移動前に属してい
    た第2階層の気付アドレスを送信元とする相手端末宛の
    パケットを取り出して相手端末に送信するステップと、 前記相手端末が、移動前に属していた第2階層の気付ア
    ドレスを送信先とするパケットを、移動前に属していた
    前記第2の階層のアドレス管理手段に送信するステップ
    と、 移動前に属していた前記第2階層のアドレス管理手段
    が、移動前に属していた第2階層の気付アドレスを送信
    先とする前記相手端末からのパケットを、移動後に属し
    ている第2階層の気付アドレスを送信先とするパケット
    によりカプセル化して、移動後に属している前記第2階
    層のアドレス管理手段に送信するステップとを含むこと
    を特徴とする通信方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のステップに加え、さら
    に、 移動後に属している前記第2階層のアドレス管理手段
    が、カプセル化されたパケットから、移動前に属してい
    た第2階層の気付アドレスを送信元とする相手端末から
    のパケットを取り出して、移動後に属している第1階層
    における気付アドレスを送信先とするパケットによりカ
    プセル化して前記移動端末に送信するステップとを含む
    ことを特徴とする通信方法。
  10. 【請求項10】 請求項5記載のステップに加え、さら
    に、 移動端末が第2階層のアドレス管理手段間を移動後、移
    動端末が移動前に属していた第2階層における気付アド
    レスを送信元とする相手端末宛のパケットを相手端末に
    送信するステップと、 前記相手端末が、移動前に属していた第2階層における
    気付アドレスを送信先とするパケットを、移動前に属し
    ていた第2階層のアドレス管理手段に送信するステップ
    と、 移動前に属していた前記第2アドレス管理手段が、移動
    前に属していた第2階層における気付アドレスを送信先
    とする前記相手端末からのパケットを、移動後に属して
    いる第2階層における気付アドレスを送信先とするパケ
    ットによりカプセル化して、移動後に属している第2階
    層のアドレス管理手段に送信するステップとを含むこと
    を特徴とする通信方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のステップに加え、さ
    らに、 移動後に属している前記第2階層のアドレス管理手段
    が、カプセル化されたパケットから、移動前に属してい
    た第2階層における気付アドレスを送信先とする前記相
    手端末からのパケットを取り出して、移動後に属してい
    る第1の階層における気付アドレスを送信先とするパケ
    ットによりカプセル化して前記移動端末に送信するステ
    ップとを含むことを特徴とする通信方法。
  12. 【請求項12】 階層化されたネットワーク内でパケッ
    ト単位のデータ通信を行う移動通信システムに用いられ
    る移動端末装置であって、 当該移動端末装置が第2階層のアドレス管理手段間を移
    動した場合、 結合更新メッセージにより、移動前に属していた第2階
    層における気付アドレスと移動後に属している第1階層
    の気付アドレスとを、移動前に属していた第2階層のア
    ドレス管理手段に通知し、移動前に属していた第2階層
    における気付アドレスを送信元とする相手端末宛のパケ
    ットを、移動後の第2階層における気付アドレスを送信
    先とするパケットによりカプセル化して相手端末に送信
    し、移動後に属している第1階層の気付アドレスを送信
    先とするパケットによりカプセル化された、移動前に属
    していた第2階層における気付アドレスを送信先とする
    パケットを前記相手端末から受信することを特徴とする
    移動端末装置。
  13. 【請求項13】 階層化されたネットワーク内でパケッ
    ト単位のデータ通信を行う移動通信システムに用いられ
    る移動端末装置であって、 当該移動端末装置が第2階層のアドレス管理手段間を移
    動した場合、結合更新メッセージにより、移動前に属し
    ていた第2階層における気付アドレスと移動後に属して
    いる第1階層の気付アドレスとを、移動前に属していた
    第2階層のアドレス管理手段に通知し、移動前に属して
    いた第2階層における気付アドレスを送信元とする相手
    端末宛のパケットを相手端末に送信し、移動後に属して
    いる第1階層の気付アドレスを送信先とするパケットに
    よりカプセル化された、移動前に属していた第2階層に
    おける気付アドレスを送信先とするパケットを前記相手
    端末から受信することを特徴とする移動端末装置。
  14. 【請求項14】 階層化されたネットワーク内でパケッ
    ト単位のデータ通信を行う移動通信システムに用いられ
    る移動端末装置であって、 当該移動端末装置が第2の階層のアドレス管理手段間を
    移動した場合、結合更新メッセージにより、移動前に属
    していた第2の階層における気付アドレスと移動後に属
    している第2の階層の気付アドレスとを、移動前に属し
    ていた第2の階層のアドレス管理手段に通知し、移動前
    に属していた第2階層における気付アドレスを送信元と
    する通信相手宛のパケットを、移動後に属している第2
    階層の気付アドレスを送信先とするパケットによりカプ
    セル化して、移動後に属している第2階層のアドレス管
    理手段に送信し、移動後に属している第1階層における
    気付アドレスを送信先とするパケットによりカプセル化
    された、移動前に属していた第2階層における気付アド
    レスを送信先とするパケットを通信相手から受信するこ
    とを特徴とする移動端末装置。
  15. 【請求項15】 階層化されたネットワーク内でパケッ
    ト単位のデータ通信を行う移動通信システムに用いられ
    る移動端末装置であって、 当該移動端末が第2階層のアドレス管理手段間を移動し
    た場合、結合更新メッセージにより、移動前に属してい
    た第2階層における気付アドレスと移動後に属している
    第2階層の気付アドレスとを、移動前に属していた第2
    階層のアドレス管理手段に通知し、移動前に属していた
    第2階層における気付アドレスを送信元とする通信相手
    宛のパケットを通信相手に送信し、移動後に属している
    第1階層における気付アドレスを送信先とするパケット
    によりカプセル化された、移動前に属していた第2階層
    における気付アドレスを送信先とするパケットを前記通
    信相手から受信することを特徴とする移動端末装置。
  16. 【請求項16】 階層化されたネットワーク内でパケッ
    ト単位のデータ通信を行う移動通信システムに用いられ
    る上位階層のルータ装置であって、 移動端末が上位階層のルータ装置間を移動した場合、当
    該移動端末から、結合更新メッセージにより、移動前に
    属していた上位階層における気付アドレスと移動後に属
    している下位階層の気付アドレスとを受信し、前記移動
    端末が前記上位階層のルータ装置間を移動後、移動前の
    上位階層における気付アドレスを送信先とするパケット
    によりカプセル化された、移動前の上位階層における気
    付アドレスを送信元とする相手端末宛のパケットを前記
    移動端末から受信し、カプセル化されたパケットから、
    移動前の上位階層における気付アドレスを送信元とする
    相手端末宛のパケットを取り出して相手端末に送信し、
    相手端末から受信した移動前の上位階層における気付ア
    ドレスを送信先とするパケットを、移動後に属している
    下位階層の気付アドレスを送信先とするパケットにより
    カプセル化して前記移動端末に送信することを特徴とす
    るルータ装置。
  17. 【請求項17】 階層化されたネットワーク内でパケッ
    ト単位のデータ通信を行う移動通信システムに用いられ
    る上位階層のルータ装置であって、 移動端末が上位階層のルータ装置間を移動した場合、当
    該移動端末から、結合更新メッセージにより、移動前に
    属していた上位階層における気付アドレスと移動後に属
    している下位階層の気付アドレスとを受信し、相手端末
    から受信した移動前に属していた上位階層における気付
    アドレスを送信先とする相手端末へのパケットを、移動
    後に属している下位階層の気付アドレスを送信先とする
    パケットによりカプセル化して前記移動端末に送信する
    ことを特徴とするルータ装置。
  18. 【請求項18】 階層化されたネットワーク内でパケッ
    ト単位のデータ通信を行う移動通信システムに用いられ
    る上位階層のルータ装置であって、 移動端末が上位階層のルータ装置間を移動後、移動後の
    上位階層における気付アドレスを送信先とするパケット
    によりカプセル化された、移動前の上位階層における気
    付アドレスを送信元とする相手端末宛のパケットを、前
    記移動端末から受信し、当該カプセル化されたパケット
    から、移動前の上位階層における気付アドレスを送信元
    とする相手端末宛のパケットを取り出して、移動前の上
    位階層における気付アドレスを送信先とするパケットに
    よりカプセル化して、移動前の前記上位階層のルータ装
    置に送信し、移動前の前記上位階層のルータ装置から受
    信した移動後の上位階層における気付アドレスを宛先と
    するパケットによりカプセル化された、移動前の上位階
    層における気付アドレスを送信先とするパケットを相手
    端末から受信し、移動前の上位階層における気付アドレ
    スを送信先とする前記相手端末からのパケットを取り出
    し、移動後の下位階層における気付アドレスを送信先と
    するパケットによりカプセル化して前記移動端末に送信
    することを特徴とするルータ装置。
  19. 【請求項19】 階層化されたネットワーク内でパケッ
    ト単位のデータ通信を行う移動通信システムに用いられ
    る上位階層のルータ装置であって、 移動端末が上位階層のルータ装置間を移動した場合、当
    該移動端末から、結合更新メッセージにより、移動前に
    属していた上位階層における気付アドレスと移動後に属
    している上位階層の気付アドレスとを受信し、移動後の
    上位階層のルータ装置から、移動前に属していた上位階
    層における気付アドレスを送信先とするパケットにより
    カプセル化された移動前に属していた上位階層における
    気付アドレスを送信元とする相手端末宛のパケットを受
    信し、当該カプセル化されたパケットから、移動前に属
    していた上位階層における気付アドレスを送信元とする
    相手端末宛のパケットを取り出して相手端末に送信し、
    当該相手端末から受信した移動前に属していた上位階層
    における気付アドレスを送信先とするパケットを、移動
    後に属している上位階層の気付アドレスを送信先とする
    パケットによりカプセル化して前記移動端末に送信する
    ことを特徴とするルータ装置。
  20. 【請求項20】 階層化されたネットワーク内でパケッ
    ト単位のデータ通信を行う移動通信システムに用いられ
    る上位階層のルータ装置であって、 移動端末が上位階層のアドレス管理手段間を移動した場
    合、移動前の上位階層のルータ装置から受信した移動後
    に属している上位階層における気付アドレスを宛先とす
    るパケットによりカプセル化された、移動前に属してい
    た上位階層における気付アドレスを送信先とするパケッ
    トを通信相手から受信し、移動前に属していた上位階層
    における気付アドレスを送信先とする通信相手からのパ
    ケットを取り出し、移動後の下位階層における気付アド
    レスを送信先とするパケットによりカプセル化して前記
    移動端末に送信することを特徴とするルータ装置。
  21. 【請求項21】 階層化されたネットワーク内でパケッ
    ト単位のデータ通信を行う移動通信システムに用いられ
    る上位階層のルータ装置であって、 移動端末が上位階層のルータ装置間を移動した場合、当
    該移動端末から、結合更新メッセージにより、移動前に
    属していた上位階層における気付アドレスと移動後に属
    している上位階層の気付アドレスとを受信し、相手端末
    から受信した移動前に属していた上位階層における気付
    アドレスを送信先とする前記相手端末からのパケット
    を、移動後に属している第2の階層の気付アドレスを送
    信先とするパケットによりカプセル化して前記移動端末
    に送信することを特徴とする階層のルータ装置。
JP2001237072A 2001-08-03 2001-08-03 通信方法、移動端末装置及びルータ装置 Pending JP2003051841A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001237072A JP2003051841A (ja) 2001-08-03 2001-08-03 通信方法、移動端末装置及びルータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001237072A JP2003051841A (ja) 2001-08-03 2001-08-03 通信方法、移動端末装置及びルータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003051841A true JP2003051841A (ja) 2003-02-21

Family

ID=19068213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001237072A Pending JP2003051841A (ja) 2001-08-03 2001-08-03 通信方法、移動端末装置及びルータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003051841A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004109993A1 (ja) * 2003-05-13 2004-12-16 Fujitsu Limited ネットワークシステム
WO2007049459A1 (ja) * 2005-10-25 2007-05-03 Nec Corporation 階層化移動管理システム、アクセスルータ、アンカーノード、移動通信システムおよび経路設定方法
KR100989732B1 (ko) 2008-08-14 2010-10-26 성균관대학교산학협력단 HMIPv6 네트워크 기반 핸드오버 제어 방법 및 이를 위한 액세스 라우터와 모바일 노드

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004109993A1 (ja) * 2003-05-13 2004-12-16 Fujitsu Limited ネットワークシステム
US7515590B2 (en) 2003-05-13 2009-04-07 Fujitsu Limited Mobile communication system and method thereof
WO2007049459A1 (ja) * 2005-10-25 2007-05-03 Nec Corporation 階層化移動管理システム、アクセスルータ、アンカーノード、移動通信システムおよび経路設定方法
JP4952583B2 (ja) * 2005-10-25 2012-06-13 日本電気株式会社 階層化移動管理システム、アクセスルータ、アンカーノード、移動通信システムおよび経路設定方法
KR100989732B1 (ko) 2008-08-14 2010-10-26 성균관대학교산학협력단 HMIPv6 네트워크 기반 핸드오버 제어 방법 및 이를 위한 액세스 라우터와 모바일 노드
US8374149B2 (en) 2008-08-14 2013-02-12 Sungkyunkwan University Foundation For Corporate Collaboration Method of controlling HMIPV6 network-based handover, and access router and mobile node therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3587984B2 (ja) 移動通信システム、パケットゲートウェイ装置、位置情報管理方法、および、位置情報通知方法
EP1329124B1 (en) Seamless handoff in mobile ip
CN102196402B (zh) 无线通信系统中终端切换的方法及系统
US6907017B2 (en) Mobility management in wireless internet protocol networks
FI98586C (fi) Pakettiradiojärjestelmä ja menetelmiä datapaketin reitittämiseksi protokollariippumattomasti pakettiradioverkoissa
US7539164B2 (en) Method and system for local mobility management
CN103856995B (zh) 用于移动性管理的伪线
US7633898B2 (en) Mobile IP addressing
CN102123378B (zh) 一种终端切换的方法及相应的通信网络
KR100879985B1 (ko) 비손실 모바일 ip 패킷 전달 방법 및 그 시스템
KR100800810B1 (ko) 브리지형 휴대 인터넷 시스템 및 그 신호 처리 방법
JP4968328B2 (ja) モバイルip通信システム、モバイルip通信装置およびモバイルip通信方法
CN103460732B (zh) 移动管理系统、移动管理方法、接入gw装置、移动管理控制装置和计算机可读介质
US20060280146A1 (en) Handover support for multiple types of traffic
EP1309126B1 (en) Method for transmitting data from server of virtual private network to mobile node
EP1445898B1 (en) Mobile communication control system
JP3837107B2 (ja) 実時間サービスのための無線通信システム及びその無線通信方法
JP4652608B2 (ja) モバイルipのデータ転送方法
US20090147759A1 (en) Method and apparatus for supporting mobility of node using layer 2/layer 3 addresses
JP3838363B2 (ja) 移動ネットワークおよびその通信方法
JP2003051841A (ja) 通信方法、移動端末装置及びルータ装置
EP1514387B1 (en) A method and system for local mobility management
JP2003134140A (ja) モバイルipを利用したデータ転送方式
WO2000041418A1 (en) Routing data in an ip-based communication system
JP2003051840A (ja) 通信方法、移動端末装置及びアドレス管理装置