JP4951636B2 - ネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、およびプログラム - Google Patents

ネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、およびプログラムに関する。
従来、IP(Internet Protocol)ルーチング技術においては、最短経路を選択するOSPF(Open Shortest Path First)が用いられている。しかし、このOSPFにおいては、各ルータ(ノード)は、ルーチングテーブルのエントリを宛先毎に保持する必要があり、このため、大規模なネットワークや膨大な数のサービスにおいて、各ルータで保持するエントリ数が膨大となり、また経路計算の負荷も大きくなるという問題があった。
この問題を解決するものとして、宛先毎にエントリを保持しなくとも宛先アドレスから転送すべき方向の算出を可能にする、ツリートポロジをルータ網上にオーバーレイで構築する技術が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。
磯貝彰則,他「多数サービスをスケーラブルに収容するネットワーク仮想化技術に関する検討」,2008年9月ソサイエティ大会(BS−5−3)
非特許文献1に開示された技術は、ルータが宛先毎に膨大なエントリを保持する必要をなくすことが可能となる技術であるが、次のような課題がある。
オーバーレイネットワークにおいて構築されるトポロジが、ツリートポロジという形状であるため、単純な最短経路ルーチングと比較して、各対地間での通信時の平均ホップ数が長くなる。また、下位網(ルータ網)のトポロジと異なるトポロジをオーバーレイネットワークで構築すると、同一のノードを複数回経由する無駄な中継が発生し易く、通信時の平均ホップ数が長くなる。図12は、従来例における、オーバーレイネットワークにおいて構築したツリートポロジにおけるルーチングと、それに対応するルータ網におけるルーチングを説明するための図である。
ここで、オーバーレイネットワーク1とは、既存のネットワークの上に、上位のレイヤで構築される仮想的なネットワークである。オーバーレイネットワーク1を構築する各ノードをオーバーレイノード30と呼ぶ。オーバーレイネットワーク1は、オーバーレイノード30間の仮想的なリンク(「オーバーレイリンク(符号40)」と呼ぶ)で構成される。
図12においては、ルータ網2を構成するノード3のうち、ノード3A,3B,3C,3Eについて、オーバーレイネットワーク1における仮想的なオーバーレイノード30A,30B,30C,30Eが構築されている。ここで、オーバーレイネットワーク1における、オーバーレイノード30A→30B→30Cの通信は、ルータ網2上では、ノード3A→3D→3B→3D→3Cの経路の通信となる。よって、ノード3Dを2回経由する無駄な中継が発生しており、ホップ数が増加することとなる。また、このような通信経路は、本来使用する必要のないノード3D−ノード3B間のリンク4の帯域を使用することになるため、ルータ網2におけるリソースを有効活用することができない。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、ネットワークインフラのリソースの利用効率を高めることができるネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、およびプログラムを提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数のノードと前記ノードを接続するための複数のリンクとを備えるデータネットワークの上位のレイヤで仮想的に生成されるオーバーレイネットワークにおいて、前記オーバーレイネットワーク上に生成されるオーバーレイノードに関するツリートポロジを設計するネットワーク設計装置であって、前記データネットワーク上の複数のノード間の接続関係を示すトポロジ情報、および前記データネットワークに流れるトラヒック量、を含むネットワーク情報が記憶されるネットワーク情報記憶部と、前記ネットワーク情報記憶部に記憶されたトポロジ情報およびトラヒック量に基づき、所定のトラヒック量を超えたノードを、前記オーバーレイネットワークのオーバーレイ参加ノードとして選択するオーバーレイ参加ノード選択部と、前記選択されたオーバーレイ参加ノードの中から、前記ツリートポロジを設計するためのルートノードを、前記トラヒック量の多いものから優先的に決定するルートノード決定部と、前記決定されたルートノードから前記オーバーレイ参加ノードまでの最短経路を探索し、当該探索した経路と、前記オーバーレイネットワークにおける当該ルートノードから当該オーバーレイノードまでの経路と、を対応付けるマッピング情報の生成を行うマッピング処理部と、前記オーバーレイネットワーク上の任意の2つの前記オーバーレイノードを抽出し、当該抽出したオーバーレイノード間のデータネットワーク上での経路を前記マッピング情報に基づいて算出し、当該算出した経路が複数回経由するノードを含むと判定した場合に、前記複数回経由するノードから転送されるデータの宛先となるオーバーレイ参加ノードに関して、前記オーバーレイネットワーク上に、前記複数回経由するノードから当該オーバーレイ参加ノードまでの経路情報を記憶させた論理ノードを生成し、さらに、前記データの転送元となるオーバーレイノードと前記生成した論理ノードとを接続して前記ツリートポロジを設計する最適化処理部と、を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、複数のノードと前記ノードを接続するための複数のリンクとを備えるデータネットワークの上位のレイヤで仮想的に生成されるオーバーレイネットワークにおいて、前記オーバーレイネットワーク上に生成されるオーバーレイノードに関するツリートポロジを設計するネットワーク設計装置を用いたネットワーク設計方法であって、前記ネットワーク設計装置は、前記データネットワーク上の複数のノード間の接続関係を示すトポロジ情報、および前記データネットワークに流れるトラヒック量、を含むネットワーク情報が記憶されるネットワーク情報記憶部を備え、前記ネットワーク情報記憶部に記憶されたトポロジ情報およびトラヒック量に基づき、所定のトラヒック量を超えたノードを、前記オーバーレイネットワークのオーバーレイ参加ノードとして選択するステップと、前記選択されたオーバーレイ参加ノードの中から、前記ツリートポロジを設計するためのルートノードを、前記トラヒック量の多いものから優先的に決定するステップと、前記決定されたルートノードから前記オーバーレイ参加ノードまでの最短経路を探索し、当該探索した経路と、前記オーバーレイネットワークにおける当該ルートノードから当該オーバーレイノードまでの経路と、を対応付けるマッピング情報の生成を行うステップと、前記オーバーレイネットワーク上の任意の2つの前記オーバーレイノードを抽出し、当該抽出したオーバーレイノード間のデータネットワーク上での経路を前記マッピング情報に基づいて算出し、当該算出した経路が複数回経由するノードを含むと判定した場合に、前記複数回経由するノードから転送されるデータの宛先となるオーバーレイ参加ノードに関して、前記オーバーレイネットワーク上に、前記複数回経由するノードから当該オーバーレイ参加ノードまでの経路情報を記憶させた論理ノードを生成し、さらに、前記データの転送元となるオーバーレイノードと前記生成した論理ノードとを接続して前記ツリートポロジを設計するステップと、を実行することを特徴とする。
このようにすることで、ネットワーク設計装置は、ネットワーク情報記憶部に記憶されたトポロジ情報およびトラヒック量に基づき、所定のトラヒック量を超えたノードを、オーバーレイ参加ノードとして選択することができる。よって、所定のトラヒック量を超えたノードを選択して効率的なトポロジを設計することができる。また、ネットワーク設計装置は、選択されたオーバーレイ参加ノードの中から、トラヒック量の多さを基にオーバーレイネットワークにおけるルートノードを決定することができる。
このオーバーレイネットワークのトポロジは、ツリートポロジに基づきルーチングを行うので、各ノードにおけるルーチングテーブルでは、宛先アドレス毎にエントリを持つ必要がない。よって、ノードの保持するエントリ数を低減することができる。
さらに、ネットワーク設計装置は、決定されたルートノードからオーバーレイ参加ノードまでの最短経路を探索し、その探索した経路と、オーバーレイネットワークにおけるルートノードからオーバーレイノードまでの経路と、を対応付けるマッピング情報の生成を行う。そして、ネットワーク設計装置は、任意の2つのオーバーレイノードを抽出し、抽出したオーバーレイノード間のデータネットワーク上での経路を、マッピング情報に基づいて算出し、算出した経路が複数回経由するノードを含むと判定した場合に、オーバーレイネットワーク上に、複数回経由するノードから転送されるデータの宛先となるオーバーレイ参加ノードに対応する論理ノードを構築する。この論理ノードは、複数回経由するノードからオーバーレイ参加ノードまでの経路情報を記憶しており、この経路情報に基づき、データネットワークにおいて複数回経由するノードに転送されたデータを、宛先となるオーバーレイ参加ノードへ転送させる。
このようにすることで、オーバーレイ・ツリートポロジにおいて、論理ノードと経路を接続して通信を行うことにより、データネットワークにおいて、同一ノードを複数回経由する経路をなくすことができる。つまり、対地間での通信時の平均ホップ数が長くなるのを防ぐことができる。そして、リンクの帯域の無駄な使用をなくすことで、ネットワークインフラのリソースの利用効率を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のネットワーク設計装置において、前記ルートノード決定部が、前記オーバーレイ参加ノードのうち、前記ネットワーク情報に基づき、発着トラヒック量が最も多いノードをルートノードに決定することを特徴とする。
このようにすることで、最も発着トラヒック量が多いノードをルートノードに決定することができる。このため、平均ホップ数を低減させたツリートポロジを設計することができる。また、ルートノード決定部が、発着トラヒック量のみを比較すればよいため、ネットワーク設計装置の計算負荷を低減することができる。なお、ここで発着トラヒック量とは、ノードが備える通信インタフェースが送受信したデータのトラヒック量の合計をいう。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のネットワーク設計装置において、前記ルートノード決定部が、前記オーバーレイ参加ノードのうち、前記ネットワーク情報に基づき、発着トラヒック量が多い上位n個のノードを抽出し、前記抽出した全てのノードを前記ルートノードとして前記ツリートポロジ候補を構築し、前記構築した各ツリートポロジ候補について、前記ネットワーク情報記憶部に記憶されたトポロジ情報とトラヒック量との積であるリソース利用量を算出し、前記算出したリソース利用量のうち、最もリソース利用量が少ないツリートポロジ候補を選択し、前記選択したツリートポロジ候補のルートノードを、前記オーバーレイネットワークにおけるルートノードに決定することを特徴とする。
このようにすることで、ルートノード決定部が抽出した発着トラヒック量の多い上位n個の候補数に応じた精度によって、リソース利用量の少ないツリートポロジを設計するルートノードを決定することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のネットワーク設計装置において、前記ルートノード決定部が、前記オーバーレイ参加ノードとして選択された全てのノードを前記ルートノードとして前記ツリートポロジ候補を構築し、前記構築した各ツリートポロジ候補について、前記ネットワーク情報記憶部に記憶されたトポロジ情報とトラヒック量との積であるリソース利用量を算出し、前記算出したリソース利用量のうち、最もリソース利用量が少ないツリートポロジ候補を選択し、前記選択したツリートポロジ候補のルートノードを、前記オーバーレイネットワークにおけるルートノードに決定することを特徴とする。
このようにすることで、全てのオーバーレイ参加ノードがルートノードになるものとして、リソース利用量を算出するため、最もリソース利用量の少ない最適なルートノードを決定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のネットワーク設計装置において、前記最適化処理部が、前記オーバーレイネットワーク上の任意の2つの前記オーバーレイノードを抽出し、前記抽出したオーバーレイノード間のデータネットワーク上での経路を、前記マッピング情報に基づいて算出することにより、前記データネットワーク上の前記算出した経路のホップ数である第1のホップ数を取得し、前記抽出したオーバーレイノードに対応する前記データネットワーク上のオーバーレイ参加ノード間の最短経路を算出することにより、第2のホップ数を取得し、前記第1のホップ数が前記第2のホップ数のX倍以上となった場合に、前記論理ノードを生成することを特徴とする。
このようにすることで、ノード数が多い大規模なネットワークにおいて、複数回経由するノードの中から、論理ノードを生成するノードを絞り込むことができ、ネットワーク設計装置の計算負荷を低減することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のネットワーク設計装置において、前記最適化処理部が、前記オーバーレイネットワーク上の任意の2つの前記オーバーレイノードを抽出し、前記抽出したオーバーレイノード間のデータネットワーク上での経路を、前記マッピング情報に基づいて算出することにより、前記データネットワーク上の前記算出した経路のホップ数である第1のホップ数を取得し、前記抽出したオーバーレイノードに対応する前記データネットワーク上のオーバーレイ参加ノード間の最短経路を算出することにより、第2のホップ数を取得し、前記第1のホップ数が前記第2のホップ数のX倍以上であり、かつ、前記第2のホップ数がYホップである場合に、前記論理ノードを生成することを特徴とする。
このようにすることで、ノード数が多い大規模なネットワークにおいて、さらに論理ノードを生成するノードを絞り込むことができる。そして、ネットワーク設計装置の計算負荷をさらに低減することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のネットワーク設計装置において、前記最適化処理部は、前記オーバーレイネットワーク上の任意の2つの前記オーバーレイノードを抽出し、前記抽出したオーバーレイノード間のデータネットワーク上での経路を、前記マッピング情報に基づいて算出することにより、前記データネットワーク上の前記算出した経路のホップ数である第1のホップ数を取得し、前記抽出したオーバーレイノードに対応する前記データネットワーク上のオーバーレイ参加ノード間の最短経路を算出することにより、第2のホップ数を取得し、前記抽出したオーバーレイノード間のトラヒック量と前記第1のホップ数との積と、前記データネットワーク上の前記オーバーレイ参加ノード間のトラヒック量と前記第2のホップ数との積と、の差が大きいもの上位m本について、前記論理ノードを生成することを特徴とする。
このようにすることで、ホップ数だけでなくトラヒック量も考慮して論理ノードを生成するノードを決定することができる。例えば、ホップ数が多くても、トラヒック量が少ない経路は、元々のリンクの使用帯域が少なく、複数回経由する経路について論理ノードを生成したとしても、全体のリソース利用効率を高める効果は低い。従って、請求項7に記載の発明によれば、ホップ数が比較的少なくてもトラヒック量が多い経路について論理ノードを生成し、リソース利用効率を高めることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のネットワーク設計方法をコンピュータである前記ノードに実行させるためのプログラムとした。
このようなプログラムによれば、請求項9に記載のネットワーク設計方法を一般的なコンピュータで実行させることができる。
本発明によれば、ネットワークインフラのリソースの利用効率を高めることができる、ネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法、およびプログラムを提供することができる。
本実施形態に係るネットワーク設計装置を含むネットワークシステムを例示した図である。 本実施形態に係るネットワーク設計装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係るネットワーク設計装置の全体の処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るオーバーレイ参加ノード選択部により、オーバーレイ参加ノードが選択された例を示す図である。 本実施形態に係るルートノード決定部が行うルートノード決定処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るルートノード決定部により、ルートノードが決定された例を示す図である。 本実施形態に係るマッピング処理部が行うマッピング処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るマッピング処理部により生成される、オーバーレイネットワークにおけるオーバーレイリンクと、ルータ網上の経路との対応関係を示すマッピング情報を説明するための図である。 本実施形態に係る最適化処理前における、オーバーレイ・ツリートポロジに基づく経路と、ルータ網の経路との対応関係を示す図である。 本実施形態に係る最適化処理部が行う最適化処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る最適化処理後における、オーバーレイ・ツリートポロジに基づく経路と、ルータ網の経路との対応関係を示す図である。 従来例における、オーバーレイネットワークにおいて構築したツリートポロジにおけるルーチングと、それに対応するルータ網におけるルーチングを説明するための図である。
次に、発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。まず、本実施形態のネットワーク設計装置10が設計するネットワークの概要を、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るネットワーク設計装置10を含むネットワークシステム7を例示した図である。
ネットワークシステム7は、複数のノード(ルータ装置)3がリンク4により接続されるルータ網(データネットワーク)2と、そのルータ網2を構成するノード3の中から選択されたノード3に対応付けて、ネットワーク設計装置10により設計されるオーバーレイネットワーク1を含んで構成される。オーバーレイネットワーク1は、ツリートポロジで構築され、ルータ網2の上位のレイヤに仮想的に設けられたネットワークである。なお、このオーバーレイネットワーク1のツリートポロジにおけるノードをオーバーレイノード30と呼ぶ。また、オーバーレイネットワーク1おいて構築されるツリートポロジを、オーバーレイ・ツリートポロジと呼ぶ。
ネットワーク設計装置10は、このオーバーレイ・ツリートポロジを設計する装置であり、下記のような処理を行う。まず、ネットワーク設計装置10は、所定のトラヒック量を超えたノード3をオーバーレイ・ツリートポロジに参加させるオーバーレイ参加ノードとして選択する。そして、オーバーレイ参加ノードの中から、トラヒック量の多さを基にルートノードを決定する。そして、ネットワーク設計装置10は、図1に示すようにノード3Aからノード3Cへのデータ転送の経路が、ノード3A→3D→3B→3D→3Cのようにノード3Dを複数回経由するものである場合、ノード3A→3D→3Cの経路となるような最適化処理を行う。
この最適化処理は、オーバーレイ・ツリートポロジ上に論理ノード35を生成することにより行う。具体的には、ネットワーク設計装置10は、まずルータ網2において複数回経由するノード3Dと、そのノード3Dから送信されるデータの宛先となるノード3Cとを抽出する。そして、抽出したノード3Cに対応する論理ノード35Cをオーバーレイ・ツリートポロジにおいて仮想的に生成する。この生成された論理ノード35Cは、複数回経由するノード3Dとデータの宛先であるノード3Cとを接続する経路情報を記憶している。よって、転送元となるオーバーレイノード30Aから、生成した論理ノード35Cまでの経路をオーバーレイ・ツリートポロジ上で接続すると、ルータ網2上においては、ノード3A→3D→3Cの経路でデータ通信を行うことができる。
なお、本実施形態においては、データネットワークとしてのルータ網2とその上位のレイヤに構築されるオーバーレイ・ツリートポロジを例示して説明するが、その他にも、光網とルータ網といった上位・下位の関係を持つネットワークを想定することができる。また、これらのネットワークにおいては、既にノード間の通信到達性は確保されているものとする。
図2は、本実施形態に係るネットワーク設計装置10の構成例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、ネットワーク設計装置10は、処理部100と、通信部200と、記憶部300と、メモリ部400と、入出力部500とを含んで構成される(適宜図1参照)。なお、この処理部100の機能は、例えば、記憶部300に記憶されたプログラムをメモリ部400に展開し実行することで実現される。
処理部100は、ネットワーク設計処理の全般を司り、ネットワーク情報収集部110と、オーバーレイネットワーク設計部120とを含んで構成される。ネットワーク情報収集部110は、通信部200を介して、ルータ網2における各ノード3と各リンク4の接続関係を示すトポロジ情報や、ルータ網2に流れるトラヒック量に関する情報を取得し、記憶部300に記憶する。なお、このネットワーク情報収集部110の機能は、ネットワーク設計装置10とは別の独立したサーバで行うこともできる。
オーバーレイネットワーク設計部120は、ルータ網2の上位のレイヤに仮想のネットワークであるオーバーレイネットワーク1を設計する処理を行い、オーバーレイ参加ノード選択部121と、ルートノード決定部122と、マッピング処理部123と、最適化処理部124とを含んで構成される。
オーバーレイ参加ノード選択部121は、ネットワーク情報収集部110が収集したルータ網2のトポロジ情報とトラヒック量とを基づき、ルータ網2上に存在するノード3のうち、どのノード3をオーバーレイ・ツリートポロジに参加させるのかの選択を行う。なお、オーバーレイ参加ノード選択部121により選択されたルータ網3上のノード3を、オーバーレイ参加ノードと呼ぶ。
ルートノード決定部122は、オーバーレイ参加ノード選択部121により選択されたオーバーレイ参加ノードの中から、そのノード3のトラヒック量の多いものから優先的に、オーバーレイ・ツリートポロジにおいてルートノードとなるオーバーレイ参加ノードを決定する。
マッピング処理部123は、ルートノード決定部122により決定されたルートノードとなるオーバーレイ参加ノードから、他のオーバーレイ参加ノードまでの最短経路を探索する。そしてその探索した経路と、オーバーレイネットワーク1におけるルートノードからオーバーレイノード30までの経路と、を対応付けるマッピング情報の生成を行う。そして、マッピング処理部123は、生成したマッピング情報を記憶部300内のマッピング情報記憶部330に記憶させる。なお、このマッピング情報の生成については、後記する図7および図8において詳細に説明する。
最適化処理部124は、オーバーレイネットワーク1上の任意の2つのオーバーレイノード30の組み合わせの1つを選択し、その2つのノード間のオーバーレイ・ルーチングとルータ網ルーチングをそれぞれ算出する。次に、最適化処理部124は、ルータ網2において複数回経由するノード3と、そのノード3から送信されるデータの宛先となるオーバーレイ参加ノードとを抽出する。そして、最適化処理部124は、その抽出したオーバーレイ参加ノードに対応する論理ノード35を、オーバーレイ・ツリートポロジにおいて仮想的に生成する。この生成された論理ノード35には、複数回経由するノード3とデータの宛先であるオーバーレイ参加ノードとを接続する経路情報が記憶されている。次に、最適化処理部124は、オーバーレイ・ツリートポロジにおいて、転送元のオーバーレイノード30と論理ノード35とを接続することにより、ルータ網2において転送元のノード3から宛先となるオーバーレイ参加ノードまでを同一ノードを複数回経由することなく接続する経路を生成する。なお、この最適化処理部124が行う一連の処理を、最適化処理と呼ぶ。
最適化処理部124は、この最適化処理を行うことで、ルータ網2上にオーバーレイ・ツリートポロジを設計し、設計したオーバーレイ・ツリートポロジに関する情報を記憶部300内のオーバーレイ・ツリートポロジ情報記憶部340に記憶させる。なお、ルータ網2上の各ノード3は、このネットワーク設計装置10が設計したオーバーレイ・ツリートポロジ情報を取得して、データ通信を行う。
次に、通信部200は、パケット等の入出力を行うためのインタフェースから構成される。また、記憶部300は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置から構成され、ネットワーク情報記憶部310と、アルゴリズム記憶部320と、マッピング情報記憶部330と、オーバーレイ・ツリートポロジ情報記憶部340とを含んで構成される。
ネットワーク情報記憶部310には、ネットワーク情報収集部110が通信部200を介して収集した、ルータ網2のトポロジ情報やトラヒック量が記憶される。なお、ここでのトラヒック量は、ポート番号で識別可能なあるサービストラックや、パケットペイロードの中身から識別可能なあるサービスのトラヒックといった細かい粒度のトラヒック量を含むものとする。
また、アルゴリズム記憶部320には、オーバーレイ参加ノードの中から、ルートノード決定部122がオーバーレイ・ツリートポロジを設計するためのルートノードを決定するためのアルゴリズムや、最適化処理部124がオーバーレイネットワーク1上のオーバーレイノード30間の経路について、最適化処理を行う必要があるかを判定するためのアルゴリズムが記憶される。マッピング情報記憶部330には、マッピング処理部123が生成した、オーバーレイネットワーク1上の経路とルータ網2上経路との対応関係を示すマッピング情報が記憶される(後記する図7、図8参照)。オーバーレイ・ツリートポロジ情報記憶部340には、最適化処理部124が生成した、オーバーレイ・ツリートポロジに関する情報が記憶される。
メモリ部400は、RAM(Random Access Memory)等の一次記憶装置からなり、オーバーレイ参加ノード選択部121が選択した、オーバーレイ参加ノードに関する情報や、ルートノード決定部122が一時的に記憶するルートノードに関する情報等を記憶する。
また、入出力部500は、キーボードやタッチパネル等からなる入力手段と、ディスプレイ等からなる出力手段を含んで構成され、処理部100が行う制御に関する指示を与えたり、処理結果を表示する。
次に、図1,図2を参照しつつ、図3に沿って、本実施形態に係るネットワーク設計装置10がオーバーレイ・ツリートポロジを設計する全体の処理の流れを説明する。図3は、本実施形態に係るネットワーク設計装置10の全体の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ネットワーク設計装置10は、ルータ網2のトポロジ形状や現在の交流トラヒック情報を認識するための、ネットワーク情報取得処理を行う(ステップS301)。ネットワーク設計装置10のネットワーク情報収集部110は、通信部200を介して、ルータ網2のおける各ノード3と各リンク4の接続関係を示すトポロジ情報や、ルータ網2に流れるトラヒック量に関する情報を取得し、記憶部300内のネットワーク情報記憶部310に記憶する。
次に、オーバーレイネットワーク設計部120内のオーバーレイ参加ノード選択部121は、ネットワーク情報収集部110が収集したルータ網2のトポロジ情報とトラヒック量とに基づき、ルータ網2上に存在する複数のノード3のうち、どのノード3をオーバーレイ・ツリートポロジに参加させるのか選択するオーバーレイ参加ノード選択処理を行う(ステップS302)。
オーバーレイ参加ノード選択部121は、記憶部300内のネットワーク情報記憶部310から、各ノード3に関するトラヒック量を取得し、所定のトラヒック量を超えているノード3を、オーバーレイ・ツリートポロジに参加させるオーバーレイ参加ノードとして選択する。そしてオーバーレイ参加ノード選択部121は、その選択したノード3をメモリ部400内に設けられたオーバーレイ参加ノードリストに記憶する。
図4は、本実施形態に係るオーバーレイ参加ノード選択部121により、オーバーレイ参加ノードが選択された例を示す図である。図4に示すように、ルータ網2上のノード3A,3B,3C,3Eが、オーバーレイ参加ノード選択部121によりオーバーレイ参加ノードとして選択され、各オーバーレイ参加ノードに対応する仮想的なオーバーレイノード30A,30B,30C,30Eが設定されることを示している。
図3に戻り、ステップS303において、ルートノード決定部122は、オーバーレイ参加ノード選択部121により選択されたオーバーレイ参加ノードの中から、トラヒック量の多さに基づき、オーバーレイ・ツリートポロジにおいてルートノードとなるオーバーレイ参加ノードを決定する(以下「ルートノード決定処理」と呼ぶ)。なお、詳細は後記する図5において説明する。
次に、マッピング処理部123は、オーバーレイネットワーク1におけるルートノードから各オーバーレイノード30までの経路と、ルータ網2におけるルートノードから各オーバーレイ参加ノードまでの経路と、の対応関係を決定するマッピング処理を行う(ステップS304)。なお、詳細は後記する図7において説明する。
続いて、最適化処理部124は、オーバーレイネットワーク1上の任意の2つのオーバーレイノード30の組み合わせの1つを選択し、その2つのノード間のオーバーレイ・ルーチングとルータ網ルーチングをそれぞれ算出する。次に、最適化処理部124は、算出した経路が、同一ノードを複数回経由する非効率な箇所がないかを検索する。そして、検索された非効率な経路をなくすために、最適化処理部124は、オーバーレイ・ツリートポロジ上に論理ノード35を生成する最適化処理を行う(ステップS305)。なお、この最適化処理の詳細は、後記する図10において説明する。ネットワーク設計装置10は、この最適化処理を終えることでオーバーレイ・ツリートポロジの設計を完了する。同一ノードを複数回経由する箇所が検索されなかった場合は、最適化処理部124は、最適化処理を行わず、オーバーレイ・ツリートポロジに関する情報をオーバーレイ・ツリートポロジ情報記憶部340に記憶し処理を終える。
(ルートノード決定処理)
次に、図3のステップS303におけるルートノード決定処理について、詳細に説明する。図5は、本実施形態に係るルートノード決定部122が行うルートノード決定処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ルートノード決定部122は、記憶部300内のアルゴリズム記憶部320に記憶されたルートノードを決定するためのアルゴリズムの中から、ルートノード決定に用いるアルゴリズムを設定する(ステップS501)。この設定は、ネットワーク設計装置10の入出力部500を介して、予めネットワーク管理者により決定されたものを、ルートノード決定部122が設定するものとしてもよい。
このルートノードを決定するアルゴリズムには、例えば、以下のようなアルゴリズムを設定しておくものである。
(1)オーバーレイ参加ノードのうち、ネットワーク情報記憶部310に記憶されたネットワーク情報に基づき、発着トラヒック量が最も多いノードをルートノードとして決定する。このアルゴリズムは、単純なアルゴリズムであるため、ノード数が多い大規模なネットワークに適している。また、ルートノード決定部122が、発着トラヒック量のみを比較すればよいため、ネットワーク設計装置10の計算負荷を低減することができる。
(2)オーバーレイ参加ノードのうち、発着トラヒック量が多い上位n個(nは正の整数)のノードを抽出し、抽出したn個のノードそれぞれをルートノードとしてオーバーレイ・ツリートポロジ候補(ツリートポロジ候補)を構築する。その構築したオーバーレイ・ツリートポロジ候補毎に、トラヒック量とホップ数の積であるリソース利用量を算出し、各オーバーレイ・ツリートポロジ候補について比較を行い、最もリソース利用量が少なかったオーバーレイ・ツリートポロジ候補のルートノードを正式なルートノードとして決定する。このように、リソース利用量が最も少ないツリートポロジに決定することで、最も効率的なオーバーレイ・ツリートポロジを構築することが可能となる。また、このアルゴリズムは、(1)のアルゴリズムと比較し、抽出する候補数に応じて選択の精度が向上するという特徴をもつ。
(3)全てのオーバーレイ参加ノード毎に、そのオーバーレイ参加ノードがルートノードになる場合のオーバーレイ・ツリートポロジ候補を構築する。そして(2)のアルゴリズムと同様に、それぞれのルートノードにおけるリソース利用量を算出した上で比較を行い、最もリソース利用量が少なかったオーバーレイ・ツリートポロジ候補のルートノードを正式なルートノードとして決定する。このアルゴリズムでは、各オーバーレイ参加ノードがルートノードとなる全てのパターンを探索するため、ルートノードの決定において、最適な解が求められる。
ステップS501において、(1)〜(3)の中からルートノードを決定するアルゴリズムが設定されると、次に、ルートノード決定部122は、設定したアルゴリズムに基づいて、オーバーレイ参加ノードの中から、ルートノードの候補を抽出する(ステップS502)。そして、ステップS502で抽出されたルートノードの候補が1つだけか否かを判定する(ステップS503)。ルートノードの候補が1つだけの場合((1)のアルゴリズムを設定した場合)は(ステップS503→Yes)、ステップS507へ進み、その候補をルートノードとして決定する。一方、ルートノードの候補が1つだけでない場合((2)(3)のアルゴリズムを設定した場合)は(ステップS503→No)、次のステップS504へ進む。
ステップS504において、ルートノード決定部122は、抽出したルートノードの候補の中から1つを選択する(ステップS504)。続いて、ルートノード決定部122は、選択したルートノードの候補について、オーバーレイ・ツリートポロジ候補を構築する。そして、ルートノード決定部122は、トラヒック量とホップ数に関する情報からリソース利用量を算出し(ステップS505)、メモリ部400に記憶する。
次に、ルートノード決定部122は、ルートノードの候補となるノードの全てを処理したか否かを判定する(ステップS506)。ここで、まだ処理していないルートノードの候補があれば、ステップS504に戻り処理を続ける。一方、すべての候補を処理していれば、ステップS507へ進む。
ステップS507において、ルートノード決定部122は、メモリ部400に記憶された各ルートノードの候補のリソース利用量のうち、最もリソース利用量の少なかったオーバーレイ・ツリートポロジ候補のルートノードを、正式なルートノードとして決定する。
図6は、本実施形態に係るルートノード決定部122により、ルートノードが決定された例を示す図である。図6に示すように、オーバーレイ参加ノードのうち、ノード3Bがオーバーレイ・ツリートポロジにおけるルートノードとなるノード3として決定される。
このようにすることで、ルートノード決定部122は、予めネットワーク管理者が設定したルートノードを決定するためのアルゴリズムを用いて、オーバーレイ・ツリートポロジのルートノードを決定することができる。
(マッピング処理)
次に、図3のステップS304におけるマッピング処理について、詳細に説明する。図7は、本実施形態に係るマッピング処理部123が行うマッピング処理の流れを示すフローチャートである。また、図8は、本実施形態に係るマッピング処理部123により生成される、オーバーレイネットワーク1におけるオーバーレイリンク40と、ルータ網2上の経路との対応関係を示すマッピング情報を説明するための図である。
図7において、まず、マッピング処理部123は、ルータ網2において、ルートノード以外のオーバーレイ参加ノードを1つ選択する(ステップS701)。図8においては、例えば、ルートノードとなるノード3B以外のオーバーレイ参加ノードであるノード3Aを選択する。
次に、マッピング処理部123は、ルータ網2においてルートノードとなるオーバーレイ参加ノードと、ステップS701で選択したオーバーレイ参加ノードとの間の経路を取得する(ステップS702)。図8においては、ルートノードとなるノード3Bからノード3Aまでの経路であるノード3B−ノード3D−ノード3A(符号(1))が取得される。この経路は、マッピング処理部123によりノード3間の最短経路に従って構築される。
続いて、マッピング処理部123は、オーバーレイネットワーク1において、ルートノードとステップS701で選択したオーバーレイ参加ノードに対応するオーバーレイノード30との間をオーバーレイリンク40で接続する(ステップS703)。図8においては、ルートノードとなるオーバーレイノード30Bとオーバーレイノード30A間がオーバーレイリンク(符号(1)′)で接続される。
なお、ルートノードとオーバーレイノード30と間をオーバーレイリンク40で接続していくと、第1のオーバーレイノード30を経由して、第2のオーバーレイノード30に到達するオーバーレイリンク40が発生する場合がある。この場合は、第1のオーバーレイノード30が中継ノードとなり、オーバーレイリンク40が順次構築されていく。さらに、マッピング処理部123が処理を進めると、第1のオーバーレイノード30が分岐地点になる場合もある。
そして、マッピング処理部123は、作成したオーバーレイリンク40と、ルータ網2上の経路との対応関係を、記憶部300内にマッピング情報330として記憶する(ステップS704)。図8においては、ルートノード(オーバーレイノード30B)とオーバーレイノード30A間のオーバーレイリンク40(符号(1)′)が、ルータ網2上の経路であるノード3B−ノード3D−ノード3A(符号(1))に対応することを、マッピング情報330として記憶する。
次に、マッピング処理部123は、ルートノード以外の全てのオーバーレイ参加ノードを処理したか否かを判定する(ステップS705)。そして、まだ処理していないオーバーレイ参加ノードがある場合には(ステップS705→No)、ステップS701へ戻り処理を続ける。一方、ルートノード以外の全てのオーバーレイ参加ノードについて処理を終えた場合には(ステップS705→Yes)、マッピング処理を終える。
このようにすることで、オーバーレイネットワーク1上において、図8に示すようにオーバーレイノード30Bをルートノートとする一時的なオーバーレイ・ツリートポロジが構築される。また、オーバーレイリンク40と、ルータ網2上の経路との対応関係を、マッピング情報として生成することができる。
(最適化処理)
次に、図3のステップS305における最適化処理について、詳細に説明する。図9は、本実施形態に係る最適化処理を行う前における、一時的なオーバーレイ・ツリートポロジに基づく経路と、ルータ網2の経路との対応関係を示す図である。図9に示すように、オーバーレイ・ツリートポロジにおいて、オーバーレイノード30Aからオーバーレイノード30Cまでの通信は、仮想的にオーバーレイノード30A→30B→30Cで行われる。しかしこの経路は、ルータ網2上では、ノード3A→3D→3B→3D→3Cとなっており、ノード3Dを複数回経由する非効率な通信が行われていることになる。従って、このような同一ノードを複数回経由する経路をなくすために、最適化処理部124は、以下に示す最適化処理を行う。
図10は、本実施形態に係る最適化処理部124が行う最適化処理の流れを示すフローチャートである。
まず、最適化処理部124は、最適化を行う箇所を特定するため、アルゴリズム記憶部320に記憶された以下に示す最適化条件の中から、最適化処理に用いるアルゴリズムを設定する(ステップS1001)。
(1)オーバーレイ・ルーチングを用いることで、ルータ網2のルーチングと比較し、ホップ数がX倍以上となった箇所(ルータ網2のホップ数で換算)を、最適化を行う必要がある箇所とする。例えば、ルータ網2では3ホップで通信可能であったが、オーバーレイネットワーク1では、ルータ網2におけるホップ数に換算して9ホップであるような場合において、ホップ数が3倍以上であれば最適化処理の対象とする。このようにすることで、ノード数が多い大規模なネットワークにおいて、複数回経由するノード3の中から、論理ノード35を生成するノード3を絞り込むことができ、ネットワーク設計装置10の計算負荷を低減することができる。
(2)オーバーレイ・ルーチングを用いることで、ルータ網2のルーチングと比較し、ホップ数がX倍以上となった箇所(ルータ網2のホップ数で換算)であり、かつ、ルータ網2において該当の2地点間がルータ網2では本来はYホップ(Yは正の整数)で接続可能である箇所を、最適化を行う必要がある箇所とする。例えばYホップを「1ホップ」に設定することで、ノード数が多い大規模なネットワークにおいて、さらに論理ノード35を生成するノード3を絞り込むことができる。そして、ネットワーク設計装置10の計算負荷をさらに低減することができる。
(3)全てのオーバーレイノード30間のうち、オーバーレイネットワーク1とルータ網2においてノード間を流れるトラヒック量とホップ数の積(リソース利用量)の差が大きいもの上位m本(mは正の整数)を、最適化を行う必要がある箇所とする。このようにすることで、ホップ数だけでなくトラヒック量も考慮して論理ノードを生成するノード3を決定することができる。例えば、ホップ数が多くても、トラヒック量が少ない経路は、元々のリンクの使用帯域が少なく、複数回経由する経路について論理ノード35を生成することで最適化処理を行ったとしても、全体のリソース利用効率を高める効果は低くなる。従って、このアルゴリズムによれば、ホップ数が比較的少なくてもトラヒック量が多い経路について論理ノード35を生成する処理を行うことによりリソース利用効率を高めることができる。
なお、(1)〜(3)の最適化処理のアルゴリズムの設定は、ネットワーク設計装置10の入出力部500を介して、予めネットワーク管理者により決定されたものを、最適化処理部124が設定するものとしてもよい。
次に、最適化処理部124は、オーバーレイネットワーク1上の任意の2つのオーバーレイノード30の組み合わせの1つを選択し、その2つのオーバーレイノード30間のオーバーレイ・ルーチングとルータ網ルーチングをそれぞれ算出する(ステップS1002)。この算出処理により、最適化処理部124は、オーバーレイ・ルーチングの経路におけるホップ数(ルータ網2のホップ数で換算)およびルータ網ルーチングの経路におけるホップ数、並びにトラヒック量を取得し、メモリ部400に記憶する。
続いて、最適化処理部124は、算出したホップ数やトラヒック量に関する情報を基に、ステップS1001で設定した最適化条件を満たしているか否かを判定する(ステップS1003)。
ここで、最適化条件を満たしておらず、最適化処理を行う必要がなければ(ステップS1003→No)、次のステップS1005へ進む。一方、最適化条件を満たしている場合には(ステップS1003→Yes)、次のステップS1004へ進む。
ステップS1004において、最適化処理部124は、最適化の対象となる同一ノードを複数回経由する箇所において、論理ノード35の生成を行う(ステップS1004)。
具体的には、最適化処理部124は、ステップS1002で算出したオーバーレイ・ルーチングにおいて、ルータ網2において複数回経由するノード3と、そのノード3から送信されるデータの宛先となるオーバーレイ参加ノードとを抽出する。そして、その抽出したオーバーレイ参加ノードに対応する論理ノード35を、オーバーレイ・ツリートポロジにおいて仮想的に生成する。この生成された論理ノード35は、複数回経由するノード3とデータの宛先であるオーバーレイ参加ノードとを接続する経路情報を記憶している。従って、転送元となるオーバーレイノード30から、生成した論理ノード35までの経路をオーバーレイ・ツリートポロジ上で接続することにより、ルータ網2上において、転送元となるノード3から、データの宛先となるオーバーレイ参加ノードまでを複数回同一ノードを経由させずに接続することができる。
図11は、本実施形態に係る最適化処理後における、オーバーレイ・ツリートポロジに基づく経路と、ルータ網の経路との対応関係を示す図である。図9に示したように、最適化処理部124による最適化処理前は、ルータ網2上のノード3Cは、オーバーレイノード30Cとしてオーバーレイ・ツリートポロジに参加し、オーバーレイノード30Aとオーバーレイノード30Cとの間の通信を行っている。ここで、最適化処理部124によって、オーバーレイノード30A−30C間の経路が、ルータ網2において同一ノードを複数回経由する箇所があると判定された場合、最適化処理部124は、ルータ網2において複数回経由するノード3Dと、そのノード3Dから送信されるデータの宛先となるノード3Cとを抽出する。そして、最適化処理部124は、図11に示すように、その抽出したノード3Cに対応する論理ノード35Cをオーバーレイネットワーク1上に生成する。生成された論理ノード35Cには、複数回経由するノード3Dとノード3Cとを接続する経路情報が記憶されている。そして、最適化処理部124は、オーバーレイ・ツリートポロジにおいてオーバーレイノード30Aと論理ノード35Cとを接続する。論理ノード35Cには、ノード3Dとノード3Cとを接続する経路情報が記憶されているため、オーバーレイノード30Aから論理ノード35Cまでのデータ通信は、ルータ網2上ではノード3A→3D→3Cの経路を用いて実現することが可能となる。つまり、論理ノード35Cを設けることで、ノード3D−ノード3B間を複数回経由する非効率な経路をなくすことができる。
このデータ通信は、ノード3Aが、オーバーレイネットワーク1上のオーバーレイノード30Cと論理ノード35Cとが、ルータ網2上のノード3Cと同一ノードであるという情報を保持すれば、実現することができる。また、ノード3Aに限らず、その他のノード3もオーバーレイノード30Cと論理ノード35Cとがルータ網2において同一のノード3Cであるという情報を保持すれば、オーバーレイノード30Cや論理ノード35Cのように複数ある送信先のうち、送信先までのより短い経路を選択することが可能となる。
図10に戻り、ステップS1005において、最適化処理部124は、2つのオーバーレイノード30の組み合わせの全てについて処理したか否かを判定する(ステップS1005)。ここで、まだ、処理していない組み合わせがある場合には(ステップS1005→No)、ステップS1002へ戻り処理を続ける。一方、全ての組み合わせについて処理した場合は(ステップS1005→Yes)、最適化処理を終える。この最適化処理の結果、ネットワーク設計装置10は、ルータ網2上において同一ノードを複数回経由する非効率なデータ通信の発生を低減させるオーバーレイ・ツリートポロジをオーバーレイネットワーク1上に設計することができる。
このようにすることで、本実施形態に係るネットワーク設計装置、およびネットワーク設計方法によれば、従来のオーバーレイ・ツリートポロジによるデータ通信と比べ、リソースの利用効率を高めたデータ通信が可能となる。
また、本実施形態に係るネットワーク設計装置10は、前記したような処理を実行させるプログラムによって実現することができ、そのプログラムを各ノード3に提供することにより、本実施形態に係るオーバーレイ・ツリートポロジの設計処理を行わせることも可能である。
1 オーバーレイネットワーク
2 ルータ網(データネットワーク)
3 ノード
4 リンク
5 クライアント
6 サーバ
7 ネットワークシステム
10 ネットワーク設計装置
30 オーバーレイノード
35 論理ノード
100 処理部
110 ネットワーク情報収集部
120 オーバーレイネットワーク設計部
121 オーバーレイ参加ノード選択部
122 ルートノード決定部
123 マッピング処理部
124 最適化処理部
200 通信部
300 記憶部
310 ネットワーク情報記憶部
320 アルゴリズム記憶部
330 マッピング情報記憶部
340 オーバーレイ・ツリートポロジ情報記憶部
400 メモリ部
500 入出力部

Claims (9)

  1. 複数のノードと前記ノードを接続するための複数のリンクとを備えるデータネットワークの上位のレイヤで仮想的に生成されるオーバーレイネットワークにおいて、前記オーバーレイネットワーク上に生成されるオーバーレイノードに関するツリートポロジを設計するネットワーク設計装置であって、
    前記データネットワーク上の複数のノード間の接続関係を示すトポロジ情報、および前記データネットワークに流れるトラヒック量、を含むネットワーク情報が記憶されるネットワーク情報記憶部と、
    前記ネットワーク情報記憶部に記憶されたトポロジ情報およびトラヒック量に基づき、所定のトラヒック量を超えたノードを、前記オーバーレイネットワークのオーバーレイ参加ノードとして選択するオーバーレイ参加ノード選択部と、
    前記選択されたオーバーレイ参加ノードの中から、前記ツリートポロジを設計するためのルートノードを、前記トラヒック量の多いものから優先的に決定するルートノード決定部と、
    前記決定されたルートノードから前記オーバーレイ参加ノードまでの最短経路を探索し、当該探索した経路と、前記オーバーレイネットワークにおける当該ルートノードから当該オーバーレイノードまでの経路と、を対応付けるマッピング情報の生成を行うマッピング処理部と、
    前記オーバーレイネットワーク上の任意の2つの前記オーバーレイノードを抽出し、当該抽出したオーバーレイノード間のデータネットワーク上での経路を前記マッピング情報に基づいて算出し、当該算出した経路が複数回経由するノードを含むと判定した場合に、前記複数回経由するノードから転送されるデータの宛先となるオーバーレイ参加ノードに関して、前記オーバーレイネットワーク上に、前記複数回経由するノードから当該オーバーレイ参加ノードまでの経路情報を記憶させた論理ノードを生成し、
    さらに、前記データの転送元となるオーバーレイノードと前記生成した論理ノードとを接続して前記ツリートポロジを設計する最適化処理部と、
    を備えることを特徴とするネットワーク設計装置。
  2. 前記ルートノード決定部は、
    前記オーバーレイ参加ノードのうち、前記ネットワーク情報に基づき、発着トラヒック量が最も多いノードをルートノードに決定すること
    を特徴とする請求項1に記載のネットワーク設計装置。
  3. 前記ルートノード決定部は、
    前記オーバーレイ参加ノードのうち、前記ネットワーク情報に基づき、発着トラヒック量が多い上位n個のノードを抽出し、前記抽出した全てのノードを前記ルートノードとして前記ツリートポロジ候補を構築し、前記構築した各ツリートポロジ候補について、前記ネットワーク情報記憶部に記憶されたトポロジ情報とトラヒック量との積であるリソース利用量を算出し、前記算出したリソース利用量のうち、最もリソース利用量が少ないツリートポロジ候補を選択し、前記選択したツリートポロジ候補のルートノードを、前記オーバーレイネットワークにおけるルートノードに決定すること
    を特徴とする請求項1に記載のネットワーク設計装置。
  4. 前記ルートノード決定部は、
    前記オーバーレイ参加ノードとして選択された全てのノードを前記ルートノードとして前記ツリートポロジ候補を構築し、前記構築した各ツリートポロジ候補について、前記ネットワーク情報記憶部に記憶されたトポロジ情報とトラヒック量との積であるリソース利用量を算出し、前記算出したリソース利用量のうち、最もリソース利用量が少ないツリートポロジ候補を選択し、前記選択したツリートポロジ候補のルートノードを、前記オーバーレイネットワークにおけるルートノードに決定すること
    を特徴とする請求項1に記載のネットワーク設計装置。
  5. 前記最適化処理部は、
    前記オーバーレイネットワーク上の任意の2つの前記オーバーレイノードを抽出し、前記抽出したオーバーレイノード間のデータネットワーク上での経路を、前記マッピング情報に基づいて算出することにより、前記データネットワーク上の前記算出した経路のホップ数である第1のホップ数を取得し、
    前記抽出したオーバーレイノードに対応する前記データネットワーク上のオーバーレイ参加ノード間の最短経路を算出することにより、第2のホップ数を取得し、
    前記第1のホップ数が前記第2のホップ数のX倍以上となった場合に、前記論理ノードを生成すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のネットワーク設計装置。
  6. 前記最適化処理部は、
    前記オーバーレイネットワーク上の任意の2つの前記オーバーレイノードを抽出し、前記抽出したオーバーレイノード間のデータネットワーク上での経路を、前記マッピング情報に基づいて算出することにより、前記データネットワーク上の前記算出した経路のホップ数である第1のホップ数を取得し、
    前記抽出したオーバーレイノードに対応する前記データネットワーク上のオーバーレイ参加ノード間の最短経路を算出することにより、第2のホップ数を取得し、
    前記第1のホップ数が前記第2のホップ数のX倍以上であり、かつ、前記第2のホップ数がYホップである場合に、前記論理ノードを生成すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のネットワーク設計装置。
  7. 前記最適化処理部は、
    前記オーバーレイネットワーク上の任意の2つの前記オーバーレイノードを抽出し、前記抽出したオーバーレイノード間のデータネットワーク上での経路を、前記マッピング情報に基づいて算出することにより、前記データネットワーク上の前記算出した経路のホップ数である第1のホップ数を取得し、
    前記抽出したオーバーレイノードに対応する前記データネットワーク上のオーバーレイ参加ノード間の最短経路を算出することにより、第2のホップ数を取得し、
    前記抽出したオーバーレイノード間のトラヒック量と前記第1のホップ数との積と、前記データネットワーク上の前記オーバーレイ参加ノード間のトラヒック量と前記第2のホップ数との積と、の差が大きいもの上位m本について、前記論理ノードを生成すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のネットワーク設計装置。
  8. 複数のノードと前記ノードを接続するための複数のリンクとを備えるデータネットワークの上位のレイヤで仮想的に生成されるオーバーレイネットワークにおいて、前記オーバーレイネットワーク上に生成されるオーバーレイノードに関するツリートポロジを設計するネットワーク設計装置を用いたネットワーク設計方法であって、
    前記ネットワーク設計装置は、
    前記データネットワーク上の複数のノード間の接続関係を示すトポロジ情報、および前記データネットワークに流れるトラヒック量、を含むネットワーク情報が記憶されるネットワーク情報記憶部を備え、
    前記ネットワーク情報記憶部に記憶されたトポロジ情報およびトラヒック量に基づき、所定のトラヒック量を超えたノードを、前記オーバーレイネットワークのオーバーレイ参加ノードとして選択するステップと、
    前記選択されたオーバーレイ参加ノードの中から、前記ツリートポロジを設計するためのルートノードを、前記トラヒック量の多いものから優先的に決定するステップと、
    前記決定されたルートノードから前記オーバーレイ参加ノードまでの最短経路を探索し、当該探索した経路と、前記オーバーレイネットワークにおける当該ルートノードから当該オーバーレイノードまでの経路と、を対応付けるマッピング情報の生成を行うステップと、
    前記オーバーレイネットワーク上の任意の2つの前記オーバーレイノードを抽出し、当該抽出したオーバーレイノード間のデータネットワーク上での経路を前記マッピング情報に基づいて算出し、当該算出した経路が複数回経由するノードを含むと判定した場合に、前記複数回経由するノードから転送されるデータの宛先となるオーバーレイ参加ノードに関して、前記オーバーレイネットワーク上に、前記複数回経由するノードから当該オーバーレイ参加ノードまでの経路情報を記憶させた論理ノードを生成し、
    さらに、前記データの転送元となるオーバーレイノードと前記生成した論理ノードとを接続して前記ツリートポロジを設計するステップと、
    を実行することを特徴とするネットワーク設計方法。
  9. 請求項8に記載のネットワーク設計方法をコンピュータである前記ノードに実行させるためのプログラム。
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