JP4951173B2 - 多重管継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は雄金具と雌金具とをそれぞれ同心円の多重管とすることにより、一つの継手で二以上の回路を構成することができる管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
管継手は雄金具と雌金具とを結合することにより油圧その他の回路を構成するものであるが、従来の管継手における雄金具及び雌金具はいずれも単なる円筒状であり、円筒内に何ら仕切りが設けられていないものであった。即ち、一回路のみ構成することができる管継手だったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の管継手にあっては、例えば往復回路を構成する場合、往路用の配管の継手と復路用の配管の継手を別々に用いなければならない。即ち、複数の回路を構成する場合には、その数に応じた管継手が必要となるのである。
【0004】
しかしながら、複数の管継手を使用すればそれだけ多くの設置スペースが必要となる。また、管継手の結合及び離脱作業が煩雑となり、回路が多くなるほど作業性が悪化するという問題がある。
【0005】
また、複数の回路が存在する場合においてそれぞれに管継手を用いると、管継手の前後の配管を回転させるような用途への使用に不都合が生じる場合がある。即ち、このような用途として、ロッド内にセメントミルク等の薬液供給路と2本の油圧供給路を縦通した掘削作業ロッドを複数本継ぎ足す場合があるが、各供給路にそれぞれ管継手を用いると、掘削作業ロッドの嵌合部の摩耗等によって回転方向にガタが生じた場合、各管継手が偏心位置にあるため、各管継手が回転方向にずれて結合不可能になってしまう。
【0006】
以上のように、一回路しか構成できない従来の管継手は、複数回路を同時に結合及び離脱する場合、設置スペースや作業性が悪くなるばかりでなく、複数回路を回転させて使用する用途においては、結合自体が不可能になることがあるという問題がある。そして、これらの問題は全て、一つの管継手に複数の回路を同心円状に形成すれば解決するのである。
【0007】
そこで本発明者らは、掘削作業ロッド内で使用される装置を発明し、雄金具と雌金具とをそれぞれ同心円の多重管とすることにより、設置スペースを必要とせず、簡単かつ確実に結合及び離脱作業をすることができる管継手を特開2000−38720号公報に開示したが、本発明は、掘削作業ロッドに内装せずとも同様の機能を有する管継手を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の課題を解決するためになされたものであって、その要旨は、雄金具と雌金具がそれぞれ同心円の多重管からなり、雄金具の多重管のそれぞれの内周面が雌金具の多重管のそれぞれの外周面に嵌合するようになされ、かつ、各嵌合部にシール材が装着されている多重管継手であるか、又は、雄金具と雌金具がそれぞれ同心円の多重管からなり、雄金具の多重管のそれぞれの外周面が雌金具の多重管のそれぞれの内周面に嵌合するようになされ、かつ、各嵌合部にシール材が装着されている多重管継手に係るものである。なお、少なくとも多重管の一の嵌合部におけるシール材の両側に、バックアップリングを装着することが好ましい。
【0009】
そして好ましくは、少なくとも雄金具と雌金具の一方に、多重管の端部を閉鎖するようにバネで付勢された閉塞部材が設けられ、雄金具と雌金具とを接続した状態でのみ他方の金具の多重管端部が前記閉塞部材を押し込み、多重管が開通するようになされている多重管継手に係るものである。
【0010】
また、より好ましくは、雌金具の最外周に押圧部材と当該押圧部材の離脱を防止するスリーブが配置され、雄金具と接続すると前記押圧部材が雄金具の最外周に形成された凹部に落ち込み、かつ、バネの付勢によってスリーブが雄金具側に移動して押圧部材が凹部から抜け出ないようになされている多重管継手に係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の管継手にあっては、雄金具と雌金具とがそれぞれ多重管からなっている。即ち、従来の管継手に対して新たに内管を設けることにより、内管と外管からなる多重管としたものである。従って、内管の内部だけでなく、内管と外管の間も回路を構成することができるのである。そして、内管が一つであれば二回路となり、内管の数を増やせばその分だけ回路を増やすことができる。なお、内管は、外管との間に部分的に支柱を設けることによって流路を確保しつつ支持し、内管が複数の場合には、内管同士の間にも部分的に支柱を設ければよい。
【0012】
また、本発明の管継手は、多重管が同心円状に配置されている。従って、雄金具と雌金具の多重管がそれぞれ互いに嵌合することで、容易に結合できることとなる。しかも、管継手の前後の配管を回転させるような用途に使用することによって嵌合部に回転方向のガタが生じても、何ら結合の妨げになることはない。
【0013】
なお、嵌合部は、雄金具の多重管のそれぞれの内周面が雌金具の多重管のそれぞれの外周面に嵌合するものであっても、逆に、雄金具の多重管のそれぞれの外周面が雌金具の多重管のそれぞれの内周面に嵌合するものであってもよい。この相違は、嵌合部において、雄金具の外周面と雌金具の内周面との間が流路となるか、逆に、雄金具の内周面と雌金具の外周面との間が流路となるかの相違に過ぎないからである。
【0014】
そして、各嵌合部にシール材を装着することにより、回路内の流体の漏れが防止されると共に、複数の回路間の独立性が維持されるのである。なお、シール材は、嵌合部であれば雄金具と雌金具のいずれの側に装着してもよく、双方に装着しておいてもよい。
【0015】
ここで、シール性を確実なものとするためには、シール材の背面にバックアップリングを装着する。即ち、シール材を圧力作用側に、バックアップリングをその背面に配置するのである。但し、本発明の管継手は多重管であり、複数の回路を有している。従って、各回路における圧力が相違し、使用状況によって高圧側と低圧側が逆転する場合がある。そこで、少なくともシール材に対して圧力が作用する方向が逆転する可能性のある回路間においては、シール材の両側に、予めバックアップリングを装着しておくことが好ましい。
【0016】
また、少なくとも雄金具と雌金具の一方に、多重管端部の閉塞部材を設けることが好ましい。閉塞部材によって、離脱時における管継手の回路内に異物が混入することを防止できるからである。そして、多重管の端部を閉鎖するようにバネで付勢しておけば、離脱時は閉塞されているが、結合時は一方の金具の多重管端部が閉塞部材を押し込むので、雄金具と雌金具とを接続した状態でのみ多重管が開通する。
【0017】
ここで、雄金具と雌金具との結合に関し、その離脱を防止する手段を設けることができる。即ち、雌金具の最外周に押圧部材と当該押圧部材の離脱を防止するスリーブを配置し、雄金具と接続すると押圧部材が雄金具の最外周に形成された凹部に落ち込むようにするのである。そして、落ち込んだ状態において、バネの付勢によってスリーブが雄金具側に移動して押圧部材が凹部から抜け出ないようにしておけば、雌金具の押圧部材が雄金具の凹部に引っ掛かり、離脱が防止されることとなる。
【0018】
一方、雄金具と雌金具との離脱に際しては、バネの付勢に反してスリーブを雌金具側に手動で移動してやれば、押圧部材が凹部から容易に抜け出すことができるようになるので、容易に離脱作業が完了する。
【0019】
ただし、金具自体に離脱防止手段を設けず、単に雄金具と雌金具の双方を挿入嵌合するだけでもよい。この場合、結合後の金具の両端を何らかの機械的手段によって拘束し、離脱を防止する。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の多重管継手を図面をもって更に詳細に説明する。
図1は本発明の多重管継手の第1実施例を示す半断面図である。雌金具1は端部内管2A、中間内管2B、結合部内管2Cから構成された内管と、端部外管3A、中間外管3B、結合部外管3Cから構成された外管とを有する。一方、雄金具11は端部内管12A及び結合部内管12Cから構成された内管と、端部外管13A、中間外管13B、結合部外管13Cから構成された外管とを有する。
【0021】
ここで、雌金具1において、端部内管2Aと中間内管2Bとはシール材4Aを挟んでネジ止めされており、結合部内管2Cの端部はシール材4Bを挟んで中間内管2Bの内面に摺動自在に挿入されている。また、結合部内管2Cはバネ5Aによって付勢され、中間内管2Bと結合部内管2Cとの間に挿入部6Aが形成されるようになっており、挿入部6Aにバネ5Bで付勢された閉塞部材7Aが設けられている。更に、結合部内管2Cの内側にはシール材4Cを装着した閉塞部材7Bが設けられている。
【0022】
また、雌金具1の外管も、上記の内管の場合とほぼ同様の構成となっている。即ち、端部外管3Aと中間外管3Bとはシール材4Dを挟んでネジ止めされており、結合部外管3Cの端部はシール材4Eを挟んで中間外管3Bの内面に摺動自在に挿入されている。また、結合部外管3Cはバネ5Cによって付勢され、中間外管3Bと結合部外管3Cとの間に挿入部6Bが形成されるようになっており、挿入部6Bにバネ5Dで付勢された閉塞部材7Cが設けられている。なお、外管と内管とは同心円状に支持されている。
【0023】
従って、端部内管2Aの内側から結合部内管2Cと閉塞部材7Bとの間にかけてが第1の回路となり、端部内管2Aと端部外管3Aとの間から中間内管2Bと結合部外管3Cとの間にかけてが第2の回路となっている。そして、第1の回路は、管継手の離脱時において閉塞部材7Bと結合部内管2Cによって閉鎖され、第2の回路は、端部にシール材4Fを装着した中間内管2Bと結合部外管3Cによって閉鎖されている。
【0024】
一方、雄金具11において、端部内管12Aと結合部内管12Cとはシール材14Aを挟んでネジ止めされている。また、結合部内管12Cの先端部の内側にはシール材14Bが装着され、バネ15Aで付勢された閉塞部材17Aが挿入されている。なお、閉塞部材17Aは開口18Aを有している。
【0025】
また、雄金具11の外管は、端部外管13Aの一端がシール材14Cを挟んで中間部外管13Bに外挿され、端部外管13Aと結合部外管13Cとがネジ止めされている。また、結合部外管13Cの先端部の内側にはシール材14Dが装着され、バネ15Bで付勢された閉塞部材17Bが挿入されている。なお、中間部外管13Bの外周にはシール材14Eが装着され、開口18Bを有する閉塞部材17Bの内周にはシール材14Fが装着されており、外管と内管とは同心円状に支持されている。
【0026】
従って、端部内管12Aの内側から閉塞部材17Aの開口18Aにかけてが第1の回路となり、端部内管12Aと端部外管13Aとの間から閉塞部材17Bの開口18Bにかけてが第2の回路となっている。そして、第1の回路は、管継手の離脱時において閉塞部材17Aの開口18Aが結合部内管12Cによって閉鎖され、第2の回路は、閉塞部材17Bの開口18Bが結合部外管13Cによって閉鎖されている。
【0027】
図2は、図1に示した第1実施例の多重管継手の結合状態を示す半断面図である。即ち、雄金具11の結合部内管12C及び結合部外管13Cの先端がそれぞれ雌金具1の閉塞部材7A及び閉塞部材7Cを押し込み、更に、結合部内管2C及び結合部外管3Cを押し込んでいる。そして、雄金具11の結合部外管13Cにおける段差部に雌金具1の中間外管3Bの先端が突き当たると共に、雄金具11の結合部内管12C及び結合部外管13Cのそれぞれの内周面が雌金具1の結合部内管2C及び結合部外管3Cのそれぞれの外周面に嵌合している。
【0028】
また、同時に、雌金具1の閉塞部材7B及び中間内管2Bの先端がそれぞれ雄金具11の閉塞部材17A及び閉塞部材17Bの先端に当接し、雄金具11の閉塞部材17A及び閉塞部材17Bを押し込んでいる。
【0029】
従って、結合時においては、雌金具1の結合部内管2C及び結合部外管3Cが押し込まれて雌金具1の回路が開通し、雄金具11の閉塞部材17A及び閉塞部材17Bが押し込まれて雄金具11の回路が開通するので、回路21と回路22とにより二重回路の管継手となっている。なお、第1実施例の多重管継手は掘削機械等に組み込まれて使用され、当該機械による拘束により結合状態が維持される。
【0030】
図3は本発明の多重管継手の第2実施例を示す半断面図である。第2実施例は第1実施例の多重管継手に離脱防止手段を付加したもので、雌金具1における中間外管3Bの外周に押圧部材8と押圧部材8の離脱を防止するスリーブ9を配置したものである。一方、雄金具11における結合部外管13Cの外周には凹部19を形成している。なお、雌金具1及び雄金具11の他の構成は、第1実施例と同様となっている。
【0031】
図4は、図3に示した第2実施例の多重管継手の結合状態を示す半断面図である。即ち、雌金具1と雄金具11とを接続すると、押圧部材8が凹部19に落ち込み、かつ、雌金具1のバネ5Eの付勢によってスリーブ9が雄金具11側に移動し、押圧部材8が凹部19から抜け出ないようになっている。
【0032】
一方、雌金具1と雄金具11との離脱に際しては、バネ5Eの付勢に反してスリーブ9を雌金具1側に手動で移動してやれば、押圧部材8が凹部19から容易に抜け出すことができるようになるので、容易に離脱作業が完了し、図3の分離状態に戻る。
【0033】
図5は本発明の多重管継手の第3実施例を示す半断面図である。第3実施例は雌金具1における内管のシール材4A,4B,4Gの両側にそれぞれバックアップリング10A及び10Bを装着すると共に、雄金具11における内管のシール材14A,14B,14Gの両側にそれぞれバックアップリング20A及び20Bを装着したものである。
【0034】
図6は、図5に示した第3実施例の多重管継手の結合状態を示す半断面図である。即ち、雌金具1と雄金具11とを接続すると第1回路21と第2回路22が構成されるが、第1回路21の圧力が第2回路22よりも高い場合にはバックアップリング10A及び20Aが有効に作用し、逆に、第2回路22の圧力が第1回路21よりも高い場合にはバックアップリング10B及び20Bが有効に作用する。従って、回路間のシール性が確実なものとなるのである。
【0035】
なお、第3実施例において、外管のシール材4D,4E,14C,14Dのバックアップリングは片側のみとなっている。これは、管継手の外側は大気圧となるため、通常の使用では第2回路22側の圧力が高いためであるが、使用条件により第2回路22に負圧が作用する可能性がある場合には、両側バックアップリングとすればよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明の多重管継手においては、雄金具と雌金具がそれぞれ同心円の多重管からなり、雄金具の多重管のそれぞれが雌金具の多重管のそれぞれに嵌合するようになされているので、複数の回路を同時に結合及び離脱する用途に使用する場合であっても、設置スペースを必要とせず、作業性に優れた管継手とすることができる。また、管継手の前後の配管を回転させるような用途に使用する場合であっても、簡単かつ確実に結合及び離脱作業をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の多重管継手の第1実施例を示す半断面図である。
【図2】図2は、第1実施例の多重管継手において、その結合状態を示す半断面図である。
【図3】図3は、本発明の多重管継手の第2実施例を示す半断面図である。
【図4】図4は、第2実施例の多重管継手において、その結合状態を示す半断面図である。
【図5】図5は、本発明の多重管継手の第3実施例を示す半断面図である。
【図6】図6は、第3実施例の多重管継手において、その結合状態を示す半断面図である。
【符号の説明】
1‥‥雌金具
2A‥‥雌金具の端部内管
2B‥‥雌金具の中間内管
2C‥‥雌金具の結合部内管
3A‥‥雌金具の端部外管
3B‥‥雌金具の中間外管
3C‥‥雌金具の結合部外管
4A,4B,4C,4D,4E‥‥雌金具のシール材
5A,5B,5C,5D‥‥雌金具のバネ
6A,6B‥‥挿入部
7A,7B,7C‥‥雌金具の閉塞部材
8‥‥押圧部材
9‥‥スリーブ
10A,10B‥‥バックアップリング
11‥‥雄金具
12A‥‥雄金具の端部内管
12C‥‥雄金具の結合部内管
13A‥‥雄金具の端部外管
13B‥‥雄金具の中間外管
13C‥‥雄金具の結合部外管
14A,14B,14C,14D,14E,14F‥‥雄金具のシール材
15A,15B‥‥雄金具のバネ
17A,17B‥‥雄金具の閉塞部材
18A,18B‥‥開口
19‥‥凹部
20A,20B‥‥バックアップリング
21‥‥第1回路
22‥‥第2回路

Claims (3)

  1. 同心円状に流体が流れる複数の回路を形成し、互いに閉鎖された雄用多重管を有する雄金具と、
    同心円状に流体が流れる複数の回路を形成し、互いに閉鎖された雌用多重管を有し、前記雄金具の前記雄用多重管のそれぞれの外周面が前記雌用多重管のそれぞれの内周面に嵌合する雌金具と、
    少なくとも前記雄金具と前記雌金具の一方に設けられ、一方の金具の前記多重管の端部の回路を閉鎖するようにバネで付勢され、前記雄金具と前記雌金具を接続した状態でのみ他方の金具の端部により押し込まれ、前記雄用多重管の回路と前記雌用多重管の回路とをそれぞれ連結する閉塞部材と、
    を備え、
    前記雄用多重管は、同心円の雄内管と雄外管とを有し、
    前記雌用多重管は、同心円の雌内管と雌外管とを有し、前記雄金具の前記雄内管と前記雄外管のそれぞれの外周面が前記雌内管と前記雌外管のそれぞれの内周面に嵌合し、
    前記雄用多重管の回路と前記雌用多重管の回路とをそれぞれ連結した場合、前記雄内管と前記雌内管を通る第1回路と、前記雄内管と前記雄外管との間、及び前記雌内管と前記雌外管との間を通る第2回路と、が形成され、
    前記閉塞部材は、
    前記雌金具に嵌合する側の端部で前記雄内管の内側に設けられ、前記第1回路を閉鎖するようにバネで付勢され、前記雄金具と前記雌金具とを接続した状態でのみ前記雌金具の端部により押し込まれ、前記第1回路を形成する第1閉塞部材と、
    前記雌金具に嵌合する側の端部で前記雄内管と前記雄外管との間に設けられ、前記第2回路を閉鎖するようにバネで付勢され、前記雄金具と前記雌金具とを接続した状態でのみ前記雌金具の端部により押し込まれ、前記第2回路を形成する第2閉塞部材と、
    前記第1閉塞部材に設けられ、前記雄金具と前記雌金具とを分離した状態では、前記雄内管によって閉鎖され、前記雄金具と前記雌金具とを接続した状態では、前記閉鎖が解除されて前記第1回路を形成する第1開口と、
    前記第2閉塞部材に設けられ、前記雄金具と前記雌金具とを分離した状態では、前記雄外管によって閉鎖され、前記雄金具と前記雌金具とを接続した状態では、前記閉鎖が解除されて前記第2回路を形成する第2開口と、
    を含んで構成されていることを特徴とする多重管継手。
  2. 前記雄用多重管と前記雌用多重管の各嵌合部にシール材が装着されており、
    少なくとも前記多重管の一の嵌合部におけるシール材の両側に、バックアップリングが装着されていることを特徴とする請求項1に記載の多重管継手。
  3. 前記雌金具の最外周に押圧部材と当該押圧部材の離脱を防止するスリーブが配置され、前記雄金具と接続すると前記押圧部材が前記雄金具の最外周に形成された凹部に落ち込み、かつ、バネの付勢によってスリーブが前記雄金具側に移動して前記押圧部材が前記凹部から抜け出ないようになされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多重管継手。
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