JP4950830B2 - 環境影響評価装置 - Google Patents

環境影響評価装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4950830B2
JP4950830B2 JP2007268095A JP2007268095A JP4950830B2 JP 4950830 B2 JP4950830 B2 JP 4950830B2 JP 2007268095 A JP2007268095 A JP 2007268095A JP 2007268095 A JP2007268095 A JP 2007268095A JP 4950830 B2 JP4950830 B2 JP 4950830B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
price
information
basic unit
environmental impact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007268095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009098797A (ja
Inventor
英樹 野田
玲子 小原
武則 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007268095A priority Critical patent/JP4950830B2/ja
Publication of JP2009098797A publication Critical patent/JP2009098797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4950830B2 publication Critical patent/JP4950830B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、製品が環境に及ぼす影響を評価する環境影響評価装置に係り、例えば、質量原単位データの無い部材を含む製品の環境負荷を求める環境影響評価装置に関する。
近年、製品が環境に及ぼす影響が種々の手法により評価されている。
製品が環境に及ぼす影響をISOで定められているライフサイクルアセスメント(LCA)などの手法を用いて評価する場合、評価者はあらかじめ準備された原単位に基づいて評価を行なう。ここで、「原単位」とは、対象製品の部材や消費エネルギーの単位質量当たりの環境負荷を数値化したものであり、例えば部材1円当たりのCOの排出量を示すものである。以下の説明において、便宜上、部材の単位価格当たりのCO排出量を示すものを「価格原単位」といい、部材の単位質量当たりのCO排出量を示すものを「質量原単位」という。
一般的には、製品の環境負荷を求める場合、製品を構成する全ての構成部材の質量原単位を求める。具体的には、評価者は、以下の(1)・(2)の方法などにより対象製品の環境負荷を求める。
(1)部材やエネルギーの作られるプロセスを遡って調査する積上げ法
(2)産業連関表の価格原単位に基づき生産者価格を調査して算出する方法
また、(1)及び(2)の方法を組み合わせたハイブリット法により環境負荷を求めることも可能である。
なお、上記(1)の積上げ法に関する技術として、原単位を複数のデータから構築した連立方程式による近似解で求め、より精度の高い原単位を作成する方法がある(例えば特許文献1参照)。
特開2006−195916号公報
しかしながら、製品の環境負荷を求める際、全ての構成部材の質量原単位を把握できない場合も少なくない。例えば、上記(1)の積上げ法はプロセスに関する詳細情報が入手し難く、上記(2)の産業連関表を用いる方法は生産者価格に関する正確な情報が入手し難い場合がある。そのため、調査に時間がかかることになる。
また、各種情報の収集方法にも個人差があり、入手した情報のバラツキが、算出した環境負荷の誤差要因ともなる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、質量原単位データの無い部材を含む製品の環境負荷を求める環境影響評価装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、複数の部材を互いに関連部材であると記憶するとともに、単位質量あたりの価格を示す生産者価格と部材名とを関連付けて記憶する価格情報記憶手段と、単位価格当たりのCO排出量である価格原単位と部材名とを関連付けて記憶する価格原単位記憶手段と、製品名、該製品を構成する各構成部材名、及び該構成部材毎の使用量を入力する第1入力手段と、前記第1入力手段により入力された構成部材名に対応する生産者価格を前記価格情報記憶手段の中から検索する価格情報検索手段と、前記価格情報検索手段により構成部材の生産者価格が読み出される場合、前記生産者価格が読み出された構成部材の価格原単位を前記価格原単位記憶手段から読み出し、該価格原単位と前記生産者価格と前記使用量とから、前記構成部材のCO排出量を算出する第1排出量算出手段と、前記価格情報検索手段により構成部材の生産者価格が読み出されない場合、前記構成部材の生産者価格の入力を促す第2入力手段と、前記第1入力手段により入力された構成部材名に対応する価格原単位を前記価格原単位記憶手段から読み出し、該読み出した価格原単位と、前記第2入力手段により入力された生産者価格とから、単位質量当たりのCO排出量である質量原単位を算出し、これを基準値とする基準値算出手段と、前記第1入力手段により入力された構成部材名に関連する全ての関連部材の生産者価格を前記価格情報記憶手段から取得する関連価格情報取得手段と、前記関連価格情報取得手段により生産者価格が取得された各関連部材に対応する価格原単位を前記価格原単位記憶手段から読み出す価格原単位読出手段と、前記各関連部材の生産者価格と前記価格原単位とから、単位質量当たりのCO排出量である質量原単位を算出する質量原単位算出手段と、前記質量原単位算出手段により算出された質量原単位のうち、最大値と最小値と平均値とを算出する手段と、前記質量原単位の基準値と最大値と最小値と平均値とのうち、予め定められた判定基準に基づくことにより、過小評価となる影響を特定範囲以下に抑える最適な質量原単位を選択する最適原単位選択手段と、前記選択された質量原単位と前記第1入力手段により入力された使用量とからCO排出量を算出する第2排出量算出手段と、前記各排出量算出手段により算出されるCO排出量の総和から前記製品についてのCO排出量を出力する手段とを備えた環境影響評価装置を提供する。
本発明によれば、質量原単位データの無い部材を含む製品の環境負荷を求めることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
(環境影響評価装置の構成)
図1は本発明の第1の実施形態に係る環境影響評価装置100の構成を示す模式図である。
環境影響評価装置100は、価格情報DB101・LCA用産連原単位DB102・選択原単位一時保管DB103・入力部111・価格情報検索部112・第1排出量算出部113・原単位候補抽出部120・最適原単位生成部130・第2排出量算出部140・出力部141を備えている。
価格情報DB101は、一般的な記憶装置により構成され、複数の部材を互いに関連部材であると記憶するとともに、単位質量あたりの価格を示す「生産者価格(単位は円/t)」と「部材名」とを関連付けて記憶するデータベースである。詳しくは、価格情報DB101は、図2に示すように、関連項目名・部材名・特定コード・生産者価格・販売価格・条件等を関連付けて記憶する。また、関連項目名が一致する部材を関連部材として記憶する。
なお、生産者価格と質量原単位とは、一対一に対応付けられるものである。具体的には、生産者価格と産業連関表データとから質量原単位を求めることができる。それゆえ、価格情報DB101に生産者価格が記憶されていない部材については、質量原単位データが存在しないことになる。
LCA用産連原単位DB102(価格原単位記憶手段)は、いわゆる“産業連関表”のデータを記憶するデータベースである。具体的には、LCA用産連原単位DB102は、図3に示すように、部材の単位価格当たりのCO排出量である「価格原単位(単位はt-CO2/百万円)」と「部材名」とを関連付けて記憶する。
選択原単位一時保管DB103は、図4に示すように、後述する入力部111により入力される製品名に対応させて、構成部材名・関連部材名・特定コード・「質量原単位(単位はg-CO2/g)」を記憶するデータベースである。
入力部111は、一般的なマウスやキーボード等により構成され、“製品名”、製品を構成する“各構成部材名”、及び構成部材毎の“使用量(単位はt)”を入力するものである。また、入力部111は、後述する価格情報検索部112により構成部材の生産者価格が価格情報DB101から読み出されない場合、構成部材の“生産者価格”の入力を促す機能を有している。例えば、一般的なディスプレイに生産者価格の入力を促す画面が表示され、評価者がキーボード等により生産者価格を入力することになる。生産者価格が入力された場合、その生産者価格の情報は、後述する基準値算出部121に送出される。
価格情報検索部112は、入力部111により入力された構成部材名に対応する生産者価格を価格情報DB101の中から検索するものである。検索の結果、価格情報DB101から生産者価格が読み出された場合、その生産者価格の情報は、第1排出量算出部113に送出される。一方、生産者価格が読み出されなかった場合、その旨が原単位候補抽出部120に送出される。
第1排出量算出部113は、価格情報検索部112により構成部材の生産者価格が読み出された場合、その構成部材の価格原単位をLCA用産連原単位DB102から読み出し、価格原単位及び生産者価格から質量原単位を求め、この質量原単位と、入力部111により入力された使用量との積を求めることにより、構成部材のCO排出量を算出するものである。算出されたCO排出量のデータは、出力部141に送出される。
原単位候補抽出部120は、基準値算出部121・関連価格情報取得部122・価格原単位読出部123・質量原単位算出部124を備えている。
基準値算出部121は、質量原単位の「基準値」を算出するものである。具体的には、基準値算出部121は、価格情報検索部112により価格情報DB101から構成部材の生産者価格が読み出されなかった場合、入力部111により入力された構成部材名に対応する価格原単位をLCA用産連原単位DB102から読み出す。そして、LCA用産連原単位DB102から読み出した価格原単位と、入力部111により入力される生産者価格との積が求められ、質量原単位の「基準値」が算出される。なお、算出された基準値は、最適原単位生成部130に送出される。
関連価格情報取得部122は、価格情報検索部112により構成部材の生産者価格が読み出されなかった場合、入力部111により入力された構成部材名に関連する全ての関連部材の生産者価格を価格情報DB101から取得するものである。取得された生産者価格は質量原単位算出部124に送出される。
価格原単位読出部123は、関連価格情報取得部122により価格情報DB101から生産者価格が取得された各関連部材に対応する価格原単位を、LCA用産連原単位DB102から読み出すものである。読み出された価格原単位は質量原単位算出部124に送出される。
質量原単位算出部124は、関連価格情報取得部122により取得された各関連部材の生産者価格と、価格原単位読出部123により読み出された価格原単位とから、単位質量当たりのCO排出量である質量原単位を算出するものである。また、質量原単位算出部124は、算出した質量原単位を、入力部111により入力された製品名・構成部材名、及び関連部材名とともに、選択原単位一時保管DB103に書き込む機能を有している。
最適原単位生成部130は、質量原単位候補処理部131・部材負荷占有率計算部133・ばらつき度計算部134・感度分析部135・最適原単位選択部136を備え、最適な原単位を生成するものである。
質量原単位候補処理部131は、質量原単位算出部124により算出された質量原単位を選択原単位一時保管DBから読み出し、それらの質量原単位のうち、最大値・最小値・平均値を算出するものである。また、質量原単位候補処理部131は、算出した最大値・最小値・平均値と、基準値算出部121により算出された基準値とから「候補リスト」を作成する。
部材負荷占有率計算部133は、構成部材の「負荷占有率」を計算するものである。詳しくは、部材負荷占有率計算部133は、全ての構成部材に対して質量原単位の最小値と使用量との積を算出する。そして、各関連部材に対して求めた積の総和を求める。その後、一の構成部材の原単位の最大値と使用量との積を、前述の全構成部材の総和で割って、構成部材の負荷占有率を計算する。
すなわち、部材負荷占有率計算部133は、
負荷占有率=(原単位の最大値×使用量)/Σ(原単位の最小値×使用量)
の計算式により負荷占有率を求める。
ばらつき度計算部134は、一の構成部材の原単位の最大値と基準値との差を基準値で割った値と、基準値と最小値との差を基準値で割った値とのうち、大きい方を、その構成部材の「ばらつき度」として計算するものである。
感度分析部135は、一の構成部材の原単位(原単位Xとする)に対して値を+10%(原単位Aとする)と−10%(原単位Bとする)に変更した場合の製品全体の環境負荷(原単位AとBに対応しそれぞれ全体負荷A、全体負荷Bとする)を求め、もとの原単位の負荷(全体負荷X)に対する変化割合を感度として求める。
すなわち、感度分析部135は、
感度=((全体負荷A−全体負荷B)/全体負荷X)/((原単位A−原単位B)/原単位X)×100
の計算式により感度を求める。
最適原単位選択部136は、負荷占有率・ばらつき度・感度に基づいて、質量原単位の基準値・最大値・最小値・平均値のうち、最適な質量原単位を選択するものである。具体的なアルゴリズムについては、図6〜図8の説明とともに後述する。
第2排出量算出部140は、最適原単位生成部130により決定された質量原単位と入力部111により入力された使用量との積を求めることにより、CO排出量を算出するものである。算出されたCO排出量のデータは、出力部141に送出される。
出力部141は、第1排出量算出部113及び第2排出量算出部140により算出されたCO排出量の総和を算出し、製品全体についてのCO排出量を出力するものである。これにより、入力部111により入力された製品についてのCO排出量が一般的なディスプレイ等に表示されることになる。
(環境影響評価装置の動作)
次に本実施形態に係る環境影響評価装置100の動作を図5のフローチャートを用いて説明する。
始めに、環境影響評価者の操作により、入力部111を介して、製品名、製品を構成する各構成部材名、及び構成部材毎の使用量の情報が入力される(ステップS1)。
続いて、価格情報検索部112により、入力部111により入力された構成部材名に対応する生産者価格が価格情報DB101の中から検索される。
価格情報DB101から生産者価格が検索された場合、その生産者価格の情報が、第1排出量算出部113に送出される(ステップS2−OK)。
続いて、第1排出量算出部113により、生産者価格が読み出された構成部材に対応する価格原単位がLCA用産連原単位DB102から読み出される。そして、第1排出量算出部113により、生産者価格および構成部材名と、入力部111から入力された使用量とから、その構成部材に関するCOの排出量が算出される(ステップS3)。
一方、価格情報DB101から生産者価格が検索されない場合、その構成部材の生産者価格の入力が促される(ステップS2−NG,S4)。入力部111を介して生産者価格が入力されると、その構成部材に対する価格原単位がLCA用産連原単位DB102から読み出される。そして、入力された生産者価格及び使用量と、読み出された価格原単位との積が質量原単位の“基準値”として算出される(ステップS5)。
また、価格情報DB101から生産者価格が検索されない場合には、入力された構成部材名に関連する全ての関連部材の生産者価格が関連価格情報取得部122により価格情報DB101から取得される(ステップS6)。
さらに、価格情報DB101から生産者価格が検索されない場合には、関連価格情報取得部122により取得された各関連部材に対応する価格原単位が、価格原単位読出部123によりLCA用産連原単位DB102から読み出される(ステップS7)。
そして、質量原単位算出部124により、各関連部材の生産者価格と価格原単位とから、単位質量当たりのCO排出量である質量原単位が関連部材毎に算出される(ステップS8)。
全ての関連部材の質量原単位が算出されると、質量原単位候補処理部131により、質量原単位の“最大値”・“最小値”・“平均値”が原単位候補として求められる(ステップS9)。
続いて、部材負荷占有率計算部133・ばらつき度計算部134・感度分析部135のそれぞれにより、負荷占有率・ばらつき度・感度が算出される(ステップS10)。
そして、最適原単位選択部136により、後述する図6〜図8の「質量原単位選択」の処理が実行され、質量原単位の基準値・最大値・最小値・平均値のうち、過小評価を特定範囲以下に抑える最適な質量原単位が選択される(ステップS11)。
続いて、第2排出量算出部140により、質量原単位選択部136により選択された質量原単位と、入力部111により入力された使用量との積が計算され、構成部材のCO排出量が算出される(ステップS12)。
次に、出力部141により、製品を構成する全ての構成部材について、CO排出量が算出されたか否かが判定される(ステップS13)。判定の結果、全ての構成部材についてCO排出量が算出されている場合には、各構成部材のCO排出量の総和が出力部141により求められて、製品全体のCO排出量のデータが出力される(ステップS13−Yes,S14)。
(質量原単位選択)
次に、上述のステップS11における最適な質量原単位を選択する処理について説明する。
質量原単位は、「質量原単位選択1」・「質量原単位選択2」・「質量原単位選択3」のいずれかのアルゴリズムにより、基準値・最大値・最小値・平均値の中から最適なものが選択される。
「質量原単位選択1」は、図6に示すフローチャートにより質量原単位を選択するアルゴリズムである。
まず、ばらつき度が20%未満であるか否かが判定される(ステップT1)。ばらつき度が20%未満である場合、質量原単位として“基準値”が選択される(ステップT1―Yes,T2)。この場合、選択した原単位の誤差は本発明の手順で調査した範囲では20%未満ということとなり、過小評価への影響も20%未満に抑えられる。
一方、ばらつき度が20%未満でない場合(20%以上である場合)、感度が5%未満であるか否かが判定される(ステップT1−No,T3)。
感度が5%未満である場合、質量原単位として“基準値”が選択される(ステップT3―Yes,T2)。例えば、基準値のばらつき度が50%であっても、感度が4%(原単位の変動(基準値±10%)に対し製品全体の環境負荷の変動が4%)であれば、最大で50%異なる値を基準値として選択した場合でもその影響は20%(4%×5)に抑えることができる。
感度が5%未満でない場合(5%以上である場合)、基準値と最大値とが等しいか否かが判定される(ステップT3−No,T4)。ここで、基準値と最大値とが等しい場合、質量
原単位として“基準値”が選択される(ステップT4−Yes,T2)。
一方、基準値と最大値とが等しくない場合、平均値<基準値<最大値の条件を満たすか否かが判定される(ステップT4−No,T5)。平均値<基準値<最大値の条件を満たす場合、質量原単位として“最大値”が選択される(ステップT5−Yes,T6)。一方、平均値<基準値<最大値の条件を満たさない場合には、基準値≦平均値の条件が成立し、質量原単位として“平均値”が選択される(ステップT5−No,T7)。この場合はどちらの場合も基準値より高い値が設定されることとなり、過小評価を回避することが可能となる。
「質量原単位選択2」は、図7に示すフローチャートにより質量原単位を選択するアルゴリズムである。
まず、負荷占有率が10%未満であるか否かが判定される(ステップU1)。負荷占有率が10%未満である場合、質量原単位として“基準値”が選択される(ステップU1―Yes,U2)。この場合、例えば基準値が真値に対して50%という過小評価となりうる場合を想定しても負荷占有率を9%とすれば、その誤差は製品全体の4.5%(9%×50%)となり過小評価の影響を抑制することができる。
一方、負荷占有率が10%未満でない場合(10%以上である場合)、感度が5%未満であるか否かが判定される(ステップU1−No,U3)。
感度が5%未満である場合、質量原単位として“基準値”が選択される(ステップU3―Yes,U2)。
感度が5%未満でない場合(5%以上である場合)、基準値と最大値とが等しいか否かが判定される(ステップU3−No,U4)。基準値と最大値とが等しい場合、質量原単位として“基準値”が選択される(ステップU4−Yes,U2)。
一方、基準値と最大値とが等しくない場合、平均値<基準値<最大値の条件を満たすか否かが判定される(ステップU4−No,U5)。平均値<基準値<最大値の条件を満たす場合、質量原単位として“最大値”が選択される(ステップU5−Yes,U6)。一方、平均値<基準値<最大値の条件を満たさない場合には、基準値≦平均値の条件が成立し、質量原単位として“平均値”が選択される(ステップU5−No,U7)。
「質量原単位選択3」は、図8に示すフローチャートにより質量原単位を選択するアルゴリズムである。
まず、負荷占有率が10%未満であるか否かが判定される(ステップV1)。負荷占有率が10%未満である場合、ばらつき度が20%未満であるか否かが判定される(ステップV1―Yes,V2)。ばらつき度が20%未満である場合、質量原単位として“基準値”が選択される(ステップV2―Yes,V3)。
一方、ステップV1において、負荷占有率が10%未満でない場合(10%以上である場合)、感度が5%未満であるか否かが判定される(ステップV1−No,V4)。また、ステップV2において、ばらつき度が20%未満でない場合も同様に、感度が5%未満であるか否かが判定される(ステップV1−No,V4)。
感度が5%未満である場合、質量原単位として“基準値”が選択される(ステップV4―Yes,V3)。
感度が5%未満でない場合(5%以上である場合)、基準値と最大値とが等しいか否かが判定される(ステップV4−No,V5)。基準値と最大値とが等しい場合、質量原単位として“基準値”が選択される(ステップV5−Yes,V3)。
一方、基準値と最大値とが等しくない場合、平均値<基準値<最大値の条件を満たすか否かが判定される(ステップV5−No,V6)。平均値<基準値<最大値の条件を満たす場合、質量原単位として“最大値”が選択される(ステップV6−Yes,V7)。一方、平均値<基準値<最大値の条件を満たさない場合には、基準値≦平均値の条件が成立し、質量原単位として“平均値”が選択される(ステップV6−No,V8)。
(環境影響評価装置の作用)
以上説明したように、本実施形態に係る環境影響評価装置100は、価格情報検索部112により構成部材の生産者価格が価格情報DB101から読み出されない場合、構成部材の生産者価格の入力を促す入力部111と、LCA用産連原単位DB102から読み出した価格原単位と入力部111により入力される生産者価格とから、質量原単位の基準値を算出する基準値算出部121と、全ての関連部材の生産者価格と価格原単位とから、質量原単位を算出する質量原単位算出部124と、負荷占有率・ばらつき度・感度に基づいて、質量原単位の基準値・最大値・最小値・平均値のうち、最適な質量原単位を選択する最適原単位選択部136とを備えているので、質量原単位データの無い部材を含む製品の環境負荷を求めることができる。
また、環境影響評価装置100の最適原単位生成部130は、負荷占有率・ばらつき度・感度に基づいて、質量原単位の基準値・最大値・最小値・平均値のうち、CO排出量が大きく見積もられるような質量原単位を選択する。それゆえ、原単位の適切な選定が可能であり、質量原単位データの無い部材を含む製品の環境負荷を適切に求めることができる。
要するに、本実施形態に係る環境影響評価装置10によれば、環境影響評価者により作成された原単位に対する他データとの比較検証が、特定の判定基準に沿い、環境負荷が大きく見積もられる厳しい条件で、自動でなされるため、原単位の適切な選定が可能となる。合わせて、原単位を算出する負担も軽減される。
なお、環境影響評価装置100において、各原単位は、CO排出量を示す原単位に代えて、CO以外の物質の排出量を示す原単位であってもよい。例えば、硫黄酸化物(SOx)排出量や、窒素酸化物(NOx)排出量、排水負荷物質(COD:化学的酸素要求量)排出量を示す原単位を用いることが可能である。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態に係る環境影響評価装置100Aを図9と図10により説明する。なお、既に説明した部分と同一部分には略同一符号を付し、特に説明がない限りは重複した説明を省略する。また、以下の各実施形態も同様にして重複した説明を省略する。
図9は本実施形態に係る環境影響評価装置100Aの機能構成を示したもので、第1の実施形態に係る環境影響評価装置100に対して、部材に対応する原単位の紐付け情報を複数格納した材料リスト対応情報DB105と、この材料リスト対応情報DB105から抽出した複数の原単位候補を選択原単位一時保管DB103へ一時保管する紐付け情報取得部230を追加している。紐付け情報取得部230では図10の通り対象部材名と材料コード番号(JISコードなど)が入力され、詳細情報取得部231で材料コードなどの詳細情報が格納された材料リスト対応情報DB105を与えられた材料コードなどで検索し、対象部材に合致する原単位情報を取得する。取得された情報がある場合は情報有無判断部232で有りと判断され、仮保管部233によって選択原単位一時保管DB103に格納される。つづいて、検索終了判断部234で全ての部材に対して検索がなされたか否かが判断され、全てが終了した場合は候補情報取得部235に進み、未検索の部材がある場合は、検索と仮保管を繰り返す。
候補情報取得部235では、大分類紐付けリストなどの候補情報が格納された材料リスト対応情報DB105を材料コードなどで検索し、対象部材に合致する原単位情報を取得する。ここで候補情報とは図10に示す同義語グループ、類似材グループ、産業連関表の統合品目グループなどである。取得された情報がある場合は情報有無判断部236で有りと判断され、仮保管部237によって選択原単位一時保管DB103に格納される。つづいて、検索終了判断部238で全ての部材に対して検索がなされたか否かが判断され、全てが終了した場合は紐付け情報取得は終了となり、未検索の部材がある場合は、検索と仮保管を繰り返す。
この様な環境影響評価装置100Aでは、第1の実施形態に係る環境影響評価装置100に対して、材料リスト対応情報に基づく原単位候補が追加されるため、原単位の選定において精度の向上が期待できる。
なお、最初に別に用意された評価対象製品の全ての部材に対する原単位の紐付けに関する仮情報104は、部材負荷占有率計算部133において、LCA用原単位DB102とともに製品を構成する材料全体の環境負荷を計算するために用いる情報である。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態に係る環境影響評価装置100Bを図11と図12により説明する。
図11は本実施形態に係る環境影響評価装置100Bの概略構成を示したもので、第1の実施形態に係る環境影響評価装置100に対して、複数の紐付け事例を格納した評価事例DB106と、この評価事例DB106から抽出した複数の原単位候補を選択原単位一時保管DB103へ一時保管する既存評価情報取得部240を追加している。既存評価情報取得部240では図12の通り対象部材名と部材用途情報(製品名、ユニット名など)が入力され、検索条件選択入力部241で選定した機器名、ユニット名、材料名などのキーワードで評価事例DB106を検索し、合致する原単位データを取得し、その結果を画面に表示する。取得された情報がある場合は情報選択部242で可能性のある複数の候補を選択し、それらの原単位候補が仮保管部243によって選択原単位一時保管DB103に格納される。つづいて、検索終了判断部244で全ての部材に対して検索がなされたか否かが判断され、全てが終了した場合は既存評価データ検索が終了となり、未検索の部材がある場合は、検索と仮保管を繰り返す。
この様な環境影響評価装置100Bでは、第1の実施形態に係る環境影響評価装置100に対して、評価事例に基づく原単位候補が追加されるため、原単位の選定において精度の向上が期待できる。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態に係る環境影響評価装置100Cを図13により説明する。
本実施形態に係る環境影響評価装置100Cは図13の通り、第2の実施形態における紐付け情報取得部230と、第3の実施形態における既存評価情報取得部240を有することを特徴とする。これにより、最適原単位生成部130の質量原単位候補処理部131において、新規作成原単位、紐付け情報からの引用原単位、事例データからの引用原単位といった様々な原単位を用いて、「新規作成>事例データ>最大値」の優先順位で基準値を選択することで、基準値の選択肢が増えると同時に、原単位候補の母数が増えるため、候補リストに格納する最大値、最小値、平均値の精度も向上する。
この様な環境影響評価装置100Cでは、第1の実施形態に係る環境影響評価装置100に対して、評価事例に基づく原単位候補が追加されるため、原単位の選定において精度の向上が期待できる。
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態に係る環境影響評価装置100Dを図14〜図18により説明する。本実施形態では、インプット情報は、対象部材名、使用部材情報(コードなど)、部材用途情報(製品名、ユニット名など)の他に、使用量、電子回路基板フラグ情報と共に製品構成材料リスト107として整備してある。
紐付け情報取得部230、既存評価情報取得部240では、選択原単位一時保管DBに登録する情報に新たに使用量情報と電子回路基板か否かを判断する電子回路基板フラグ情報が追加されること、それらの情報を製品構成材料リスト107から自動取得すること、以外は、第4の実施形態と同じである。次に、新たに設けられた未検出リスト生成部250で、原単位情報を取得できない(紐付け情報が無い)部材を未検出リスト108にリスト化する。その際、電子回路基板フラグ情報も合わせて格納する。
紐付け作業継続判定部260では、製品構成部材の使用量情報(質量)から原単位が紐付けされた部材の全質量に占める割合(質量占有率)を求め、紐付け作業の継続判定を行う。具体的には、紐付けされた部材の質量占有率が90%に未達の場合、または、紐付けされていない部材に電子回路フラグがある場合、には原単位候補抽出部120に進み、それ以外の場合は最適原単位生成部130へ進む。
原単位候補抽出部120では、図15の通り、第1の実施形態に係る環境影響評価装置100に対して、未検出リスト108から必要性の高い順(例えば、「電子回路基板フラグが有る→質量が大きい」順)に部材情報を取得する未検出リスト情報取得部216を追加している。これにより自動的に必要情報を効率的に取得できる。
最適原単位生成部130では、図16の通り、第1の実施形態に係る環境影響評価装置100に対して、選択原単位一時保管DB103から紐付けが複数存在する材料を抽出する複数紐付け材料抽出部228、最適原単位選択部136の追加機能として、選択原単位一時保管DB103に格納された評価対象製品の全ての部材に対する原単位の紐付けに関する仮情報を用いて図17の事例の様な条件判断アルゴリズムに基づき警報表示を行う警報表示部227a、最適化結果の表示とその結果を更新情報として選択原単位一時保管DB103に更新登録する最適化結果表示・更新情報登録部227bを追加している。これにより、自動選択で基準原単位が選ばれない場合を評価者が容易に確認でき、更に、複数の候補が紐付けされた選択原単位が最適化された一つの結果に更新されるため、自動的に正しい紐付けリストに置換できる。
図14の紐付け作業継続判定部270では、製品構成部材の質量情報から原単位が紐付けされた部材の全質量に占める割合(質量占有率)を求め紐付け作業の継続判定を行う。具体的には、紐付けされた部材の質量占有率が90%に未達の場合、または、紐付けされていない部材に電子回路フラグがある場合は原単位候補抽出部120に戻り、それ以外の場合は新規登録情報抽出部280へ進む。
図14の新規登録部情報抽出部280では、最適原単位生成部130で新規作成(上記の通り置換され最適化)された原単位と材料名を選択原単位一時保管DB103から抽出し、新規登録部281において、材料リスト対応情報DB105へ格納する。これにより、材料リスト対応情報DB105には最新の情報が自動的に追加される。なお、材料リスト対応情報DB105では図18の通り、あらかじめ新規登録ができる格納場所を有している。
最後に、図14のリスト生成部290において、製品構成材料リストに掲載された対象部材に選択原単位データが紐付けされた情報を評価用材料−原単位リスト109として出力する。
この様な環境影響評価装置100Dでは、製品構成材料リストの情報を用いて、材料リスト対応情報DB105の内容の更新作業と、評価用材料-原単位リストの自動作成が可能となる。
なお、紐付け作業継続判定部260、270において、電子回路基板の場合は軽量でも負荷が大きいため、全ての部材を評価する必要がある(100%)。
<第6の実施形態>
本発明の第6の実施形態に係る環境影響評価装置100Eを図19により説明する。
本実施形態に係る環境影響評価装置100Eは、第1〜第5の実施形態における原単位候補抽出部120で、価格情報が生産者価格でない場合に特定の比率で生産者価格に変換する生産者価格変換部217と、生産者価格への変換比率を販売価格とロッド数の関係から推定する変換率推定部217aを有することを特徴としている。この場合には、価格情報DB101からのインプット情報や入力される価格情報に、生産者価格か販売価格か情報を追加しておくことにより、生産者価格変換部217において、販売価格の場合に自動的に特定の比率で生産者価格に変換することができる。更に、価格情報DB101からのインプット情報や入力される価格情報に、個別の変換率情報を変換率推定部217aに格納しているか否かの情報を追加しておけば、一律の変換率ではなく、個々の推定変換率を使用することができる。
この様な環境影響評価装置100Eでは、価格情報が販売価格の場合に自動に生産者価格に変換することができ、且つ、その比率を自動的に部材によって変更することができ、原単位を算出する場合の精度を向上することが可能となる。
更に、関連価格情報取得部122の前処理として統合品目選択部211aを追加することにより、関連価格情報取得部122において、統合品目選択部211aの情報に基づき自動的にLCA用産連原単位DB102から生産額表価格を取得することが可能となる。
<第7の実施形態>
本発明の第7の実施形態に係る環境影響評価装置100Fを図20により説明する。
本実施形態に係る環境影響評価装置100Fでは、第1〜第6の実施形態における原単位候補抽出部120で、原単位候補を抽出するための複数の生産者価格情報を同一画面で比較する比較表示部218と、比較した結果、その後の処理方法を評価者が画面上から選択できる処理方法選択部218a、価格再設定部218bを有することを特徴としている。
ここでは、評価者が同一画面で複数の価格情報とその参考情報を見ることが出来るので、入力した価格情報を修正すべきかが判断でき、修正する場合には価格再設定部218bで修正する。自動修正する場合には、価格候補自動選択部212に進む。
この様な環境影響評価装置100Fでは、原単位を計算するための価格情報を評価者の判断でチェック、修正することができ、原単位を算出する場合の精度を向上することが可能となる。
<第8の実施形態>
本発明の第8の実施形態に係る環境影響評価装置100Gを図21により説明する。
本実施形態に係る環境影響評価装置100Gは、第1〜第7の実施形態における原単位候補抽出部120で、生産者価格情報にばらつきがある場合に、不確実性を考慮するか否かを選択する不確実性選択部219と不確実性として特定のばらつき分布条件を与える不確実データ供与部219aと価格情報の不確実性を示すばらつき特定の分布情報を(正規分布、実測に基づく分布など)を格納したばらつき分布DB110とを有することを特徴とし、価格のばらつき(分布特性)を考慮した原単位の算定が可能となる。
この様な環境影響評価装置100Gでは、原単位選択結果に不確実性を表現する確率情報と共有することができ、価格のばらつきを考慮した評価が可能となる。
<第9の実施形態>
本発明の第9の実施形態に係る環境影響評価装置100Hを図22により説明する。
本実施形態に係る環境影響評価装置100Hは、第1〜第8の実施形態に対して、最適原単位生成部130に、候補リストに記載の基準値、最大値、最小値、平均値、および、最適原単位選択部136で処理された候補値(図6〜図8に示したアルゴリズムなどによる選択結果)を同時に表示する原単位比較表示部227cと、評価者がそれらの情報を見たうえで、処理方式として自動処理か手動処理かを選択できる処理方法選択部227dと、選択後の処理を行う手動入力部227eと自動処理結果選択部227fを有することを特徴としている。
手動入力部227eでは評価者は画面で情報を閲覧しながら原単位を手入力でき、自動処理結果選択部227fでは、最適原単位選択部136で選択した原単位が自動的に選択される。
この様な環境影響評価装置100Hでは、原単位選択時に候補情報を確認しながら評価者の意向を反映できることができる。
<第10の実施形態>
本発明の第10の実施形態に係る環境影響評価装置100Iを図23により説明する。
本実施形態に係る環境影響評価装置100Iは、第9の実施形態に対して、最適原単位選択部136の判断基準となるばらつき度と感度の閾値を変更する閾値設定部227gを追加することを特徴としている。
この様な環境影響評価装置100Iでは、最適原単位選択の選択精度を任意に変更することができる。
<第11の実施形態>
本発明の第11の実施形態に係る環境影響評価装置100Jを図24により説明する。
本実施形態に係る環境影響評価装置100Jは、第4〜第10の実施形態に対して、ばらつき度計算部134の情報を元に、特異なデータとそれに関する情報を抽出して表示する特異割付情報選択表示部225aを有し、その情報により、評価者が修正するか否かを選択する修正選択部225b、修正する場合に修正元の材料リスト対応情報DB105または評価事例DB106のデータ更新を行う修正・更新部225cを有することを特徴としている。
例えば、特異割付情報選択表示部225aでは、原単位のばらつき度が50%以上の場合に特異値候補として選択され、同時にばらつき度の計算に用いられた他の関連する紐付き原単位の情報も表示する。評価者はそれらの関連情報を見ながら、修正すべきか否かを判断する。さらに、特異割付情報選択表示部225aでは、上記の50%という判断につかう閾値を任意に変更できる機能も有している。
この様な環境影響評価装置100Jでは、既存の紐付け情報の特異な情報を抽出して必要時に従来情報の更新を行うことができる。
<第12の実施形態>
本発明の第12の実施形態に係る環境影響評価装置100Kを図25により説明する。
本実施形態に係る環境影響評価装置100Kは、第4〜第11の実施形態に対して、既存事例より精度の高い材料リスト対応情報DB105からの情報を取得する紐付け情報取得部230を既存評価情報取得部240より前に配置し、既存評価情報取得部240に紐付け情報有無確認部245を有し、紐付け情報取得部で情報が得られている場合に、既存評価情報の取得部をバイパスする処理を行う。合わせて、同じ部材に対する複数の情報が存在することも防ぐことができ、これにより計算処理の合理化・高速化を可能とする。
この様な環境影響評価装置100Kでは、計算処理項目が削減されるため、処理時間を短縮することができる。
<その他>
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る環境影響評価装置100の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る価格情報DB101の構成を示す模式図である。 同実施形態に係るLCA用産連原単位DB102の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る選択原単位一時保管DB103の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る環境影響評価装置100の動作を説明するためのフローチャートである。 同実施形態に係る「質量原単位選択1」のアルゴリズムを示すフローチャートである。 同実施形態に係る「質量原単位選択2」のアルゴリズムを示すフローチャートである。 同実施形態に係る「質量原単位選択3」のアルゴリズムを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る環境影響評価装置100Aの構成を示す模式図である。 同実施形態に係る環境影響評価装置100Aの構成を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る環境影響評価装置100Bの構成を示す模式図である。 同実施形態に係る環境影響評価装置100Bの構成を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る環境影響評価装置100Cの構成を示す模式図である。 本発明の第5の実施形態に係る環境影響評価装置100Dの構成を示す模式図である。 同実施形態に係る原単位候補抽出部120の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る最適原単位生成部130の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る警報表示部029aのアルゴリズムの一例を示す図である。 同実施形態に係る材料リスト対応情報DB105の構成を示す模式図である。 本発明の第6の実施形態に係る環境影響評価装置100Eの構成を示す模式図である。 本発明の第7の実施形態に係る環境影響評価装置100Fの構成を示す模式図である。 本発明の第8の実施形態に係る環境影響評価装置100Gの構成を示す模式図である。 本発明の第9の実施形態に係る環境影響評価装置100Hの構成を示す模式図である。 本発明の第10の実施形態に係る環境影響評価装置100Iの構成を示す模式図である。 本発明の第11の実施形態に係る環境影響評価装置100Jの構成を示す模式図である。 本発明の第12の実施形態に係る環境影響評価装置100Kの構成を示す模式図である。
符号の説明
100・100A〜100K・・・環境影響評価装置、101・・・価格情報DB、102・・・LCA用産連原単位、103・・・選択原単位一時保管DB、105・・・材料リスト対応情報DB、106・・・評価事例DB、107・・・製品構成材料リスト、108・・・未検出リスト、109・・・評価用材料−原単位リスト、110・・・ばらつき分布DB、111・・・入力部、112・・・価格情報検索部、113・・・第1排出量算出部、120・・・原単位候補抽出部、121・・・基準値算出部、122・・・関連価格情報取得部、123・・・価格原単位読出部、124・・・質量原単位算出部、130・・・最適原単位生成部、131・・・質量原単位候補処理部、133・・・部材負荷占有率計算部、134・・・ばらつき度計算部、135・・・感度分析部、136・・・最適原単位選択部、140・・・第2排出量算出部、141・・・出力部、211a・・・統合品目選択部、212・・・価格候補自動選択部、216・・・未検出リスト情報取得部、217・・・生産者価格変換部、217a・・・変換率推定部、218・・・比較表示部、218a・・・処理方法選択部、218b・・・価格再設定部、219・・・不確実性選択部、219a・・・不確実データ供与部、225a・・・特異割付情報選択表示部、225b・・・修正選択部、225c・・・修正・更新部、227a・・・警報表示部、227b・・・最適化結果表示・更新情報登録部、227c・・・原単位比較表示部、227d・・・処理方法選択部、227e・・・手動入力部、227f・・・自動処理結果選択部、227g・・・閾値設定部、230・・・紐付け情報取得部、231・・・詳細情報取得部、232・・・情報有無判断部、233・・・仮保管部、234・・・検索終了判断部、235・・・候補情報取得部、236・・・情報有無判断部、237・・・仮保管部、238・・・検索終了判断部、240・・・既存評価情報取得部、241・・・検索条件選択入力部、242・・・情報選択部、243・・・仮保管部、244・・・検索終了判断部、245・・・紐付け情報有無確認部、250・・・未検出リスト生成部、260・・・紐付け作業継続判定部、228・・・複数紐付け材料抽出部、270・・・紐付け作業継続判定部、280・・・新規登録部情報抽出部、281・・・新規登録部、290・・・リスト生成部。

Claims (14)

  1. 複数の部材を互いに関連部材であると記憶するとともに、単位質量あたりの価格を示す生産者価格と部材名とを関連付けて記憶する価格情報記憶手段と、
    単位価格当たりのCO排出量である価格原単位と部材名とを関連付けて記憶する価格原単位記憶手段と、
    製品名、該製品を構成する各構成部材名、及び該構成部材毎の使用量を入力する第1入力手段と、
    前記第1入力手段により入力された構成部材名に対応する生産者価格を前記価格情報記憶手段の中から検索する価格情報検索手段と、
    前記価格情報検索手段により構成部材の生産者価格が読み出される場合、
    前記生産者価格が読み出された構成部材に対応する価格原単位を前記価格原単位記憶手段から読み出し、該価格原単位と前記生産者価格と前記使用量とから、前記構成部材のCO排出量を算出する第1排出量算出手段と、
    前記価格情報検索手段により構成部材の生産者価格が読み出されない場合、
    前記構成部材の生産者価格の入力を促す第2入力手段と、
    前記第1入力手段により入力された構成部材名に対応する価格原単位を前記価格原単位記憶手段から読み出し、該読み出した価格原単位と、前記第2入力手段により入力される生産者価格とから、単位質量当たりのCO排出量である質量原単位を算出し、これを基準値とする基準値算出手段と、
    前記第1入力手段により入力された構成部材名に関連する全ての関連部材の生産者価格を前記価格情報記憶手段から取得する関連価格情報取得手段と、
    前記関連価格情報取得手段により生産者価格が取得された各関連部材に対応する価格原単位を前記価格原単位記憶手段から読み出す価格原単位読出手段と、
    前記各関連部材の生産者価格と前記価格原単位とから、単位質量当たりのCO排出量である質量原単位を算出する質量原単位算出手段と、
    前記質量原単位算出手段により算出された質量原単位のうち、最大値と最小値と平均値とを算出する手段と、
    前記質量原単位の基準値と最大値と最小値と平均値とのうち、予め定められた判定基準に基づくことにより、過小評価となる影響を特定範囲以下に抑える最適な質量原単位を選択する最適原単位選択手段と、
    前記選択された質量原単位と前記第1入力手段により入力された使用量とからCO排出量を算出する第2排出量算出手段と、
    前記各排出量算出手段により算出されるCO排出量の総和から前記製品についてのCO排出量を出力する手段と
    を備えたことを特徴とする環境影響評価装置。
  2. 請求項1に記載の環境影響評価装置において、
    前記最適原単位選択手段は、
    全ての構成部材に対して原単位の最小値と使用量との積を算出し、その積の総和を求め、一の構成部材の原単位の最大値と使用量との積を前記総和の値で割って、該構成部材の負荷占有率を計算する手段と、
    一の構成部材の原単位の最大値と基準値との差を該基準値で割った値と、該構成部材の原単位の基準値と最小値との差を該基準値で割った値とのうち、大きい方を、該構成部材のばらつき度として計算する手段と、
    一の構成部材の原単位の変化に対する製品全体に与える度合いである感度を算出する手段と、
    前記負荷占有率と前記ばらつき度と前記感度とに基づいて、前記質量原単位の基準値と最大値と最小値と平均値とのうち、CO排出量が大きく見積もられるような質量原単位を選択する手段と
    を備えたことを特徴とする環境影響評価装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の環境影響評価装置において、
    前記各原単位は、CO排出量を示す原単位に代えて、CO以外の物質の排出量を示す原単位であることを特徴とする環境影響評価装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の環境影響評価装置において、
    部材に対応する原単位の紐付け情報を複数格納した材料リスト対応情報記憶手段と、
    前記材料リスト対応情報記憶手段から抽出した複数の原単位候補を、質量原単位算出手段により算出された質量原単位の情報が記憶される選択原単位一時記憶手段へ一時保管する紐付け情報取得部と、
    をさらに備えたことを特徴とした環境影響評価装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の環境影響評価装置において、
    複数の紐付け事例を格納した評価事例記憶手段と、
    前記評価事例記憶手段から抽出した複数の原単位候補を、質量原単位算出手段により算出された質量原単位の情報が記憶される選択原単位一時記憶手段へ一時保管する既存評価情報取得部と
    をさらに備えたことを特徴とした環境影響評価装置。
  6. 請求項5に記載の環境影響評価装置において、
    新規作成原単位、紐付け情報引用原単位、事例データ引用原単位を用いた特定のルールで基準原単位を選択できることを特徴とした環境影響評価装置。
  7. 請求項6に記載の環境影響評価装置において、
    原単位紐付け情報を取得できない部材を、情報取得が必須であることを示す情報とともにリスト化した未検出リストを生成する未検出リスト生成手段と、
    製品構成部材の質量情報から原単位が紐付けされた部材の全質量に占める割合である占有率を求め、紐付け作業の継続判定を行う紐付け作業継続判定手段と、
    前記未検出リストから指定した手順で部材情報を取得する未検出リスト情報取得手段と、
    前記選択原単位一時記憶手段から紐付けが複数存在する材料を抽出する複数紐付け材料抽出手段と、
    前記選択原単位一時記憶手段に格納された評価対象製品の全ての部材に対する原単位の紐付けに関する仮情報を用いて条件判断アルゴリズムに基づき警報表示を行う警報表示手段と、
    選択した原単位を表示し、その内容を更新情報として前記選択原単位一時記憶手段に更新登録する最適化結果表示・更新情報登録部と、
    前記選択原単位一時記憶手段から特に新規作成された原単位と材料名を抽出する新規登録部情報抽出手段と、
    前記新規登録部情報抽出手段で抽出した情報を、前記材料リスト対応情報記憶手段へ新規情報として格納する新規登録手段と、
    製品構成材料リストに掲載された対象部材に選択原単位データが紐付けされた情報をリストとして出力するリスト生成手段と、
    を備え、
    製品構成材料リストから評価用材料-原単位リストを自動に作成し、紐付けデータを更新することを特徴とする環境影響評価装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の環境影響評価装置において、
    価格情報が生産者価格でない場合に特定の比率で生産者価格に変換する生産者価格変換手段と、
    生産者価格への変換比率を販売価格とロッド数の関係から推定する変換率推定手段と
    を備えたことを特徴とした環境影響評価装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の環境影響評価装置において、
    原単位候補を抽出するための複数の生産者価格の情報を同一画面で比較する比較表示手段と、
    前記比較の結果、その後の処理方法を画面上から選択できる処理方法選択手段と
    を備えたことを特徴とした環境影響評価装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の環境影響評価装置において、
    生産者価格の情報にばらつきがある場合に、特定のばらつき分布条件を与える不確実データ供与手段をさらに備え、
    原単位の選択結果に確率情報を追加することを特徴とした環境影響評価装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の環境影響評価装置において、
    基準値、最大値、最小値、平均値を含む候補値などの原単位選択に関連する情報を表示する原単位比較表示手段と、
    処理方式を選択できる処理方式方法選択手段と
    をさらに備え有し、
    原単位の選択時に評価者の意向を反映できることを特徴とする環境影響評価装置。
  12. 請求項2乃至請求項9のいずれか1項に記載の環境影響評価装置において、
    前記ばらつき度と前記感度との閾値を変更する閾値設定手段
    をさらに備えたことを特徴とする環境影響評価装置。
  13. 請求項6乃至請求項12のいずれか1項に記載の環境影響評価装置において、
    過去の紐付け情報から特異なデータを抽出する特異割付情報選択表示手段
    を備えたことを特徴とする環境影響評価装置。
  14. 請求項6乃至請求項13のいずれか1項に記載の環境影響評価装置において、
    確度の高い紐付け情報取得手段を配置し、既存評価情報取得手段に紐付け情報有無確認手段を有することにより、同じ部材に対する複数の情報が存在することを防ぎ、処理を合理化することを特徴とする環境影響評価装置。
JP2007268095A 2007-10-15 2007-10-15 環境影響評価装置 Expired - Fee Related JP4950830B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007268095A JP4950830B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 環境影響評価装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007268095A JP4950830B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 環境影響評価装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009098797A JP2009098797A (ja) 2009-05-07
JP4950830B2 true JP4950830B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=40701765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007268095A Expired - Fee Related JP4950830B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 環境影響評価装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4950830B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4664437B1 (ja) * 2010-02-04 2011-04-06 株式会社 西原商事 廃棄物処理管理システム
JP5311085B2 (ja) * 2011-01-24 2013-10-09 日本電気株式会社 リスク分析システム及びリスク分析方法
JP6151326B2 (ja) * 2015-09-28 2017-06-21 Tco2株式会社 情報検索方法、情報検索プログラム、および情報検索システム
JP7188949B2 (ja) * 2018-09-20 2022-12-13 株式会社Screenホールディングス データ処理方法およびデータ処理プログラム
JP7188950B2 (ja) 2018-09-20 2022-12-13 株式会社Screenホールディングス データ処理方法およびデータ処理プログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004334272A (ja) * 2003-04-30 2004-11-25 Fujitsu Ltd 環境負荷出力装置及び方法
JP2005038051A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Fujitsu Ltd 環境負荷評価方法
JP2006252011A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 環境負荷評価装置、境負荷評価方法及びプログラム記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009098797A (ja) 2009-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220237628A1 (en) Blockchain tracking of carbon credits for materials with sequestered carbon
JP4950830B2 (ja) 環境影響評価装置
JP4473893B2 (ja) 作業項目抽出装置、作業項目抽出方法、および、作業項目抽出プログラム
US7471990B2 (en) Design and manufacture aiding apparatus and method
CN109993382B (zh) 快递员派送顺序推荐方法及系统
CN109711424B (zh) 一种基于决策树的行为规则获取方法、装置及设备
Wątróbski et al. pyrepo-mcda—Reference objects based MCDA software package
CN110728422A (zh) 用于施工项目的建筑信息模型、方法、装置和结算系统
JP2013190989A (ja) リスク管理装置、リスク管理方法及びリスク管理プログラム
CN113159630B (zh) 一种用于实验室信息管理系统中维护计算公式的方法
KR950007926B1 (ko) 물품의 작업용이성 평가방법
JP2008287580A (ja) 環境影響評価システム、評価方法および評価プログラム
Fortuna et al. New York City’s Reuse Impact Calculator: Quantifying the zero waste impact of materials reuse
KR101210449B1 (ko) 연구과제 시장성 평가방법 및 평가시스템, 그 기록매체
JP2007172291A (ja) 業務プロセス品質の評価方法
JP6715705B2 (ja) 不良原因探索システム、及び不良要因探索方法
JP2011180627A (ja) 環境情報作成装置及び環境情報作成方法
JP2018124930A (ja) 業者検索システム、業者検索方法及び業者検索プログラム
JP3602084B2 (ja) データベース管理装置
CN113642769A (zh) 旅游路线推荐方法、装置、设备及存储介质
Nieto et al. Combined life cycle assessment and costing analysis optimization model using multiple criteria decision making in earth-resource systems
JP2008204180A (ja) 環境負荷評価システム及び方法
JP2002279119A (ja) ワークフロー管理システムのための業務分析システムおよび業務分析方法
JPH06251024A (ja) 物品の作業および処理の容易性評価方法および評価装置
JP2003308471A (ja) シミュレーション方法、およびシミュレーションシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120309

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees