JP4950607B2 - 画像処理方法およびx線ct装置 - Google Patents

画像処理方法およびx線ct装置

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Description

本発明は、画像処理方法およびX線CT(computed tomography)装置に関し、特に、画像を一旦ウェーブレット変換(Wavelet Transform)し、ウェーブレット・ドメイン(Wavelet domain)でノイズ(noise)低減処理を行ってからインバース・ウェーブレット変換(Inverse Wavelet Transform)により画像を復元する方法、および、そのような画像処理を行うX線CT装置に関する。
X線CT装置は、ガントリ(gantry)内で回転するX線照射・検出装置により被検体の複数ビュー(view)の透過X線信号を収集し、透過X線信号に基づいて断層像を再構成するようになっている。X線照射・検出装置の回転はスキャン(scan)とも呼ばれる。収集された透過X線信号はスキャンデータ(scan data)とも呼ばれる。
再構成画像についてはノイズ低減処理が行われる。ノイズ低減処理の一手法として、画像をウェーブレット変換し、ウェーブレット・ドメインの信号についてノイズ低減処理を行い、その後にインバース・ウェーブレット変換によって画像を復元する方法がある。ウェーブレット・ドメインでのノイズ低減は、所定の閾値未満の信号成分を0で置き換えることによって行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−133399号公報(第3頁、図1−7)
上記のような、所定の閾値未満の信号成分を単純に0で置き換えるノイズ低減方法は、復元画像において、CT値のシフト(shift)、エッジ(edge)の変形、画像の急変等の副作用を生じる。
そこで、本発明の課題は、ノイズ低減を副作用無しに行う画像処理方法、および、そのような画像処理を行うX線CT装置を実現することである。
上記の課題を解決するためのひとつの観点での発明は、入力画像についてグラディエントフォームのウェーブレット変換を行い、得られたウェーブレット・ベクトルをストロングエッジ、ウィークエッジ、ラディアルラインおよびノイズに分類し、ストロングエッジについてはそのままとし、ウィークエッジについてはディレクション・フィルタリングを行い、ラディアルラインおよびノイズについてはベクトル・スムージングを行い、それら処理済みのウェーブレット・ベクトルに関するインバース・ウェーブレット変換によって出力画像を生成する、ことを特徴とする画像処理方法である。
上記の課題を解決するための他の観点での発明は、被検体をX線でスキャンしてデータを収集するデータ収集手段と、収集されたデータに基づいて画像を再構成する画像再構成手段と、再構成された画像を処理する画像処理手段とを有するX線CT装置であって、前記画像処理手段は、入力画像についてグラディエントフォームのウェーブレット変換を行う変換手段と、得られたウェーブレット・ベクトルをストロングエッジ、ウィークエッジ、ラディアルラインおよびノイズに分類する分類手段と、ストロングエッジについてはそのままとし、ウィークエッジについてはディレクション・フィルタリングを行い、ラディアルラインおよびノイズについてはベクトル・スムージングを行う処理手段と、それら処理済みのウェーブレット・ベクトルに関するインバース・ウェーブレット変換によって出力画像を生成する画像生成手段と、を具備することを特徴とするX線CT装置である。
前記分類は、ベクトルの大きさに関する第1閾値と、それより小さい第2閾値と、ベクトルの方向の秩序性に関する第3閾値とを用いて、大きさが第1閾値より大きいウェーブレット・ベクトルをストロングエッジに分類し、大きさが第1閾値以下で第2閾値より大きく、秩序性が第3閾値より大きいウェーブレット・ベクトルをウィークエッジに分類し、大きさが第1閾値以下で、秩序性が第3閾値以下のウェーブレット・ベクトルをラディアルラインに分類し、大きさが第2閾値以下のウェーブレット・ベクトルをノイズに分類することによって行われることが、分類を適切に行う点で好ましい。
前記ベクトルの方向の秩序性は、マトリクスサイズが3×3のウィンドウにおける中心ベクトルとそれとの差が最も小さい2つの周囲ベクトルとの平均ベクトルと、ウィンドウ内の全ベクトルの平均ベクトルとの比で表されることが、秩序性を簡便に表す点で好ましい。
前記ディレクション・フィルタリングは、マトリクスサイズが3×3のウィンドウにおいて中心ベクトルとの差の総和が最小となる2つの周囲ベクトルの組合せを抽出し、それら2つの周囲ベクトルと中心ベクトルとの平均ベクトルで中心ベクトルを置き換えることによって行われることが、ディレクション・フィルタリングを適切に行う点で好ましい。
前記ベクトル・スムージングは、マトリクスサイズが3×3のウィンドウおいて中心ベクトルをウィンドウ内の全ベクトルの平均ベクトルで置き換えることによって行われることが、ベクトル・スムージングを適切に行う点で好ましい。
上記各観点での発明によれば、入力画像についてグラディエントフォームのウェーブレット変換を行い、得られたウェーブレット・ベクトルをストロングエッジ、ウィークエッジ、ラディアルラインおよびノイズに分類し、ストロングエッジについてはそのままとし、ウィークエッジについてはディレクション・フィルタリングを行い、ラディアルラインおよびノイズについてはベクトル・スムージングを行い、それら処理済みのウェーブレット・ベクトルに関するインバース・ウェーブレット変換によって出力画像を生成するので、ノイズ低減を副作用無しに行う画像処理方法、および、そのような画像処理を行うX線CT装置を実現することができる。
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明は、発明を実施するための最良の形態に限定されるものではない。図1にX線CT装置の模式的構成を示す。本装置は本発明を実施するための最良の形態の一例である。本装置の構成によって、X線CT装置に関する発明を実施するための最良の形態の一例が示される。本装置の動作によって、画像処理方法に関する発明を実施するための最良の形態の一例が示される。
本装置は、ガントリ100、テーブル(table)200およびオペレータコンソール(operator console)300を有する。ガントリ100は、テーブル200によって搬入される被検体10を、X線照射・検出装置110でスキャンして複数ビューの透過X線信号(スキャンデータ)を収集し、オペレータコンソール300に入力する。ガントリ100は、本発明におけるデータ収集手段の一例である。
オペレータコンソール300は、ガントリ100から入力されたスキャンデータに基づいて画像再構成を行い、再構成した画像についてノイズ低減処理を行い、処理済みの画像をディスプレイ(display)302に表示する。オペレータコンソール300は、本発明における画像再構成手段の一例である。オペレータコンソール300は、また、本発明における画像処理手段の一例である。
オペレータコンソール300は、ガントリ100とテーブル200の動作を制御する。オペレータコンソール300による制御の下で、ガントリ100は所定のスキャン条件でスキャンを行い、テーブル200は所定の部位がスキャンされるように、被検体10の位置決めを行う。位置決めは、内蔵する位置調節機構により、天板202の高さおよび天板上のクレードル(cradle)204の水平移動距離を調節することによって行われる。
クレードル204を停止させた状態でスキャンすることにより、アキシャルスキャン(axial scan)を行うことができる。クレードル204を連続的に移動させながら複数回のスキャンを連続的に行うことにより、ヘリカルスキャン(helical scan)を行うことができる。クレードル204を間欠的に移動させながら停止位置ごとにスキャンすることによりクラスタスキャン(cluster scan)を行うことができる。
天板202の高さ調節は、支柱206をベース(base)208への取付部を中心としてスイング(swing)させることによって行われる。支柱206のスイングによって、天板202は垂直方向および水平方向に変位する。クレードル204は天板202上で水平方向に移動して天板202の水平方向の変位を相殺する。スキャン条件によっては、ガントリ100をチルト(tilt)させた状態でスキャンが行われる。ガントリ100のチルトは、内蔵のチルト機構によって行われる。
なお、テーブル200は、図2に示すように、天板202がベース208に対して垂直に昇降する方式のものであってよい。天板202の昇降は内蔵の昇降機構によって行われる。このテーブル200においては、昇降に伴う天板202の水平移動は生じない。
図3に、X線照射・検出装置110の構成を模式的に示す。X線照射・検出装置110は、X線管130の焦点132から放射されたX線134をX線検出器150で検出するようになっている。
X線134は、図示しないコリメータ(collimator)で成形されて左右対称なコーンビーム(cone beam)またはファンビーム(fan beam)のX線となっている。X線検出器150は、X線の広がりに対応して2次元的に広がるX線入射面152を有する。X線入射面152は円筒の一部を構成するように湾曲している。円筒の中心軸は焦点132を通る。
X線照射・検出装置110は、撮影中心すなわちアイソセンタ(isocenter)Oを通る中心軸の周りを回転する。中心軸は、X線検出器150が形成する部分円筒の中心軸に平行である。
回転の中心軸の方向をz方向とし、アイソセンタOと焦点132を結ぶ方向をy方向とし、z方向およびy方向に垂直な方向をx方向とする。これらx,y,z軸はz軸を中心軸とする回転座標系の3軸となる。
図4に、X線検出器150のX線入射面152の平面図を模式的に示す。X線入射面152は検出セル(cell)154がx方向とz方向に2次元的に配置されたものとなっている。すなわち、X線入射面152は検出セル154の2次元アレイ(array)となっている。なお、ファンビームX線を用いる場合は、X線入射面152は検出セル154の1次元アレイとしてよい。
個々の検出セル154はX線検出器150の検出チャンネル(channel)を構成する。これによって、X線検出器150は多チャンネルX線検出器となる。検出セル154は、例えばシンチレータ(scintillator)とフォトダイオード(photo diode)の組合せによって構成される。
再構成画像のノイズ低減処理について説明する。図5に、ノイズ低減処理のダイヤグラム(diagram)を示す。このダイヤグラムによるノイズ処理は、オペレータコンソール300に内蔵されたコンピュータ(computer)によって行われる。
図5に示すように、ステージ(stage)501で、入力画像についてウェーブレット変換を行う。ステージ501で入力画像のウェーブレット変換を行うコンピュータは、本発明における変換手段の一例である。
ウェーブレット変換は次式によって行われる。
この式は、文献:マラット他、キャラクタライゼーション オブ シグナルズ フロム マルチスケール エッジズ、「アイイーイーイー トランザクション パターン アナリシス アンド マシン インテリジェンス」、1992年7月、第14巻、第7号、p.710−732(Stephane Mallat and Sifen Zong, Characterization of signals from multiscale edges, IEEE Trans. Pattern Analysis And Machine Intelligence, July 1992, 14(7): 710-732)に記載されている。
上式は2次元のグラディエントフォームのウェーブレット変換(Wavelet transform with gradient form)を表す。このため、変換結果として、入力画像のエッジ(edge)を表すウェーブレット・ベクトル(wavelet vector)の2次元分布が得られる。
ウェーブレット・ベクトルの2次元分布は、入力画像のウェーブレット・ドメインにおける表現となる。ウェーブレット・ベクトルの大きさ(amplitude)は、エッジの強さを表し、ウェーブレット・ベクトルの方向はエッジの方向を表す。以下、ウェーブレット・ベクトルを単にベクトルともいう。
ステップ503で、ベクトルのクラシフィケーション(classification)を行う。ステージ503でベクトルのクラシフィケーションを行うコンピュータは、本発明における分類手段の一例である。
ベクトルのクラシフィケーションには、2種類の閾値が用いられる。一方はベクトルの大きさに関するものであり、他方はベクトルの方向の秩序性(direction regulation degree)に関するものである。
スケール(scale)jのベクトルの大きさに関する閾値は次式によって定められる。
ここで、
K:定数
σ:画像中のユニフォームエリアの1番目のスケールのウェーブレットベクトルを構成する標準偏差
j:スケール
Kの値として大小2つの値が設定され、これによって、ベクトルの大きさに関しては、大小2つの閾値TgおよびTsが設定される。閾値Tgは、本発明における第1閾値の一例である。閾値Tsは、本発明における第2閾値の一例である。なお、閾値Tsは閾値Tgより小さい。
ベクトルの方向の秩序性に関しては、閾値Trが設定される。ベクトルの方向の秩序性の尺度としてベクトル比を採用するものとすると、閾値Trはそのような比に対して設定される。閾値Trは、本発明における第3閾値の一例である。
ベクトル比は、例えば、マトリクスサイズ(matrix size)が3×3のウィンドウ(window)における中心ベクトルとそれとの差が最も小さい2つの周囲ベクトルとの平均ベクトルと、ウィンドウ内の全ベクトルの平均ベクトルとの比である。このような比を用いることにより、ベクトルの方向の秩序性を簡便に表すことができる。
これらの閾値Tg,Ts,Trによるクラシフィケーションのルール(rule)は次の通りである。
(1)大きさが閾値Tgより大きいベクトルをストロングエッジ(strong edge)に分類する。
(2)大きさが閾値Tg以下で閾値Tsより大きく、秩序性が閾値Trより大きいベクトルをウィークエッジ(weak edge)に分類する。
(3)大きさが閾値Tg以下で、秩序性が閾値Tr以下のベクトルをラディアルライン(radial lines)に分類する。
(4)大きさが閾値Ts以下のベクトルをノイズに分類する。
このようなルールによるクラシフィケーションによって、ベクトルは、図6に示すように、ストロングエッジ、ウィークエッジ、ラディアルラインおよびノイズの4種類に分類される。なお、ラディアルラインはアーチファクト(artifact)である。
このように分類されたベクトル対して、ステージ505で、ベクトルの種類に応じたプロセス(process)を行う。ステージ505でベクトルのプロセスを行うコンピュータは、本発明における処理手段の一例である。
ステージ505では、ストロングエッジについて、ベクトル・キープ(vector keep)を行う。ベクトル・キープとは、ベクトルをそのままに保つことである。これによって、ストロングエッジに分類されたベクトルは大きさと方向がそのままに保たれる。
ウィークエッジについては、ディレクション・フィルタリング(direction filtering)を行う。ディレクション・フィルタリングは、マトリクスサイズが3×3のウィンドウにおいて中心ベクトルとの差の総和が最小となる2つの周囲ベクトルの組合せを抽出し、それら2つの周囲ベクトルと中心ベクトルとの平均ベクトルで中心ベクトルを置き換えることによって行われる。
図7の(0)に示すような3×3マトリクスのウィンドウにおいて、ウィンドウの中心位置を0とすると、中心位置0に中心ベクトルが存在しその周囲の8つの位置1−8にそれぞれ周囲ベクトルが存在する。中心ベクトルと2つの周囲ベクトルの組合せは、図7の(1)−(28)に示すように28通りとなる。
このような組合せの中から、中心ベクトルとの差の総和が最小となる2つの周囲ベクトルの組合せが抽出され、それら2つの周囲ベクトルと中心ベクトルとの平均ベクトルによって中心ベクトルが置き換えられる。
このようなディレクション・フィルタリングによって、ウィークエッジが明瞭化される。中心ベクトルを置き換える平均ベクトルには可変の係数をかけるようにしてもよい。係数を1より大きくすることによりエッジの明瞭化を強めることができる。係数を1より小さくすることによりエッジの明瞭化を弱めることができる。
ラディアルラインおよびノイズについては、ベクトル・スムージング(vector smoothing)を行う。ベクトル・スムージングはマトリクスサイズが3×3のウィンドウにおいて中心ベクトルをウィンドウ内の全ベクトルの平均ベクトルで置き換えることによって行われる。
図8に、ベクトル・スムージングの概念図を示す。3×3マトリクスのウィンドウおける各ベクトルが図8の(a)に示すようになっているとすると、ウィンドウ内の全ベクトルの平均ベクトルは図8の(b)に示す白抜きのベクトルとなり、このベクトルで中心ベクトルが置き換えられる。このようなベクトル・スムージングによって、ラディアルラインおよびノイズが減弱される。
このような処理が施された4種類のベクトルについて、ステージ507で、インバース・ウェーブレット変換を行う。ステージ507でインバース・ウェーブレット変換を行うコンピュータは、本発明における画像生成手段の一例である。
インバース・ウェーブレット変換は、2次元のグラディエントフォームのインバース・ウェーブレット変換である。これによって、リアル・ドメイン(real domain)の画像が復元される。
図9に、以上のような信号処理を概念的に示す。なお、図9では画像信号を1次元の信号として示す。図9の(a)は入力画像の信号強度を示している。信号強度はオブジェクト(object)が相対的に大きく、ノイズやラディアル・ラインは相対的に小さい。
ウェーブレット変換により、図9の(b)に示すようなウェーブレット・ドメインの画像が得られる。ここでは、ひとつのスケールjの画像を示す。この画像において、信号強度が閾値Tgより大きい信号はストロングエッジであり、信号強度が閾値Tg以下で閾値Tsより大きく、秩序性が閾値Trより大きい信号はウィークエッジであり、信号強度が閾値Tg以下で、秩序性が閾値Tr以下の信号はラディアルラインであり、信号強度が閾値Ts以下の信号はノイズである。
このような信号が、クラシフィケーションとプロセスを経て、図9の(c)に示す信号となる。この信号では、ストロングエッジの信号強度は変わらず、ウィークエッジは明確化され、ラディアルラインとノイズの信号強度が小さくなっている。
このような信号がインバース・ウェーブレット変換されて、図9の(d)に示すようなリアル・ドメインの出力画像となる。出力画像では、オブジェクトの信号強度は入力画像と変わらず、ラディアルラインおよびノイズの信号強度が入力画像よりも小さくなっている。すなわち、CT値のシフト、エッジの変形、画像の急変等を生じることなく、ラディアルラインおよびノイズを低減することができる。また、ウェーブレット・ドメインにおけるウィークエッジのディレクション・フィルタリングにより、オブジェクトの微細な構造が明確化される。
図10−13に、上記のような画像処理による画質改善の一例を示す。図10は、均一ファントム(phantom)を撮影した画像について、元画像と処理画像の画素値の標準偏差sd(standard deviation)の比較を5個所について示す。処理画像では標準偏差が元画像より28%減少しており、ノイズ低減が顕著である。
図11は、LCD(low contrast density)ファントムを撮影した画像について、元画像と処理画像のコントラスト分解能LCDの比較を3個所について示す。処理画像ではLCDが元画像より1.4%増加しており、ノイズ低減によるコントラスト分解能の向上が顕著である。
図12は、空間分解能ファントムを撮影した画像について、元画像と処理画像の画素値の空間分解能空間LP(Line Partition)の比較を示す。処理画像の空間分解能LPは元画像と同じであり、空間分解能の低下がないことを示している。
図13は、MTF(Modulation Transfer Function)ファントムを撮影した画像について、元画像(a)と処理画像(b)のMTFの比較(c)を示す。処理画像のMTFは元画像と同じであり、MTFの低下がないことを示している。
本発明を実施するための最良の形態の一例のX線CT装置の構成を示す図である。 本発明を実施するための最良の形態の一例のX線CT装置の構成を示す図である。 X線照射・検出装置の構成を示す図である。 X線検出器のX線入射面の構成を示す図である。 本発明を実施するための最良の形態の一例の画像処理のダイヤグラムを示す図である。 ウェーブレット・ベクトルの分類を示す図である。 ディレクション・フィルタリングの方向を示す図である。 ベクトル・スムージングの概念を示す図である。 本発明を実施するための最良の形態の一例の画像処理の概念を示す図である。 一部に中間調の写真を用いて元画像と処理画像の比較を示す図である。 一部に中間調の写真を用いて元画像と処理画像の比較を示す図である。 一部に中間調の写真を用いて元画像と処理画像の比較を示す図である。 一部に中間調の写真を用いて元画像と処理画像の比較を示す図である。
符号の説明
10 : 被検体
100 : ガントリ
110 : X線照射・検出装置
130 : X線管
132 : 焦点
134 : X線
150 : X線検出器
152 : X線入射面
154 : 検出セル
200 : テーブル
202 : 天板
204 : クレードル
206 : 支柱
208 : ベース
300 : オペレータコンソール
302 : ディスプレイ
501 : ウェーブレット変換
503 : クラシフィケーション
505 : プロセス
507 : インバース・ウェーブレット変換

Claims (8)

  1. 入力画像についてグラディエントフォームのウェーブレット変換を行い、
    得られたウェーブレット・ベクトルを、所定の閾値に基づいて、ストロングエッジ、ウィークエッジ、アーチファクトを示すラディアルラインおよびノイズの4種類に分類し、
    前記ストロングエッジに分類されウェーブレット・ベクトルついてはそのままとし、
    前記ウィークエッジに分類されたウェーブレット・ベクトルについてはディレクション・フィルタリングによるエッジの明瞭化を行い、
    前記ラディアルラインおよび前記ノイズに分類されたウェーブレット・ベクトルについてはベクトル・スムージングを行い、
    それら処理済みのウェーブレット・ベクトルに関するインバース・ウェーブレット変換によって出力画像を生成する
    画像処理方法であって、
    前記分類は、
    ベクトルの大きさに関する第1閾値と、それより小さい第2閾値と、ベクトルの方向の秩序性に関する第3閾値とを用いて、
    大きさが第1閾値より大きいウェーブレット・ベクトルをストロングエッジに分類し、
    大きさが第1閾値以下で第2閾値より大きく、秩序性が第3閾値より大きいウェーブレット・ベクトルをウィークエッジに分類し、
    大きさが第1閾値以下で、秩序性が第3閾値以下のウェーブレット・ベクトルをラディアルラインに分類し、
    大きさが第2閾値以下のウェーブレット・ベクトルをノイズに分類することによって行われる
    ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記ベクトルの方向の秩序性は、
    マトリクスサイズが3×3のウィンドウにおける中心ベクトルとそれとの差が最も小さい2つの周囲ベクトルとの平均ベクトルと、ウィンドウ内の全ベクトルの平均ベクトルとの比で表される、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  3. 前記ディレクション・フィルタリングは、
    マトリクスサイズが3×3のウィンドウにおいて中心ベクトルとの差の総和が最小となる2つの周囲ベクトルの組合せを抽出し、
    それら2つの周囲ベクトルと中心ベクトルとの平均ベクトルで中心ベクトルを置き換えることによって行われる、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 前記ベクトル・スムージングは、
    マトリクスサイズが3×3のウィンドウおいて中心ベクトルをウィンドウ内の全ベクトルの平均ベクトルで置き換えることによって行われる、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項のうちのいずれか1つに記載の画像処理方法。
  5. 被検体をX線でスキャンしてデータを収集するデータ収集手段と、収集されたデータに基づいて画像を再構成する画像再構成手段と、再構成された画像を処理する画像処理手段とを有するX線CT装置であって、
    前記画像処理手段は、
    入力画像についてグラディエントフォームのウェーブレット変換を行う変換手段と、
    得られたウェーブレット・ベクトルを、所定の閾値に基づいて、ストロングエッジ、ウィークエッジ、アーチファクトを示すラディアルラインおよびノイズの4種類に分類する分類手段と、
    前記ストロングエッジに分類されウェーブレット・ベクトルついてはそのままとし、前記ウィークエッジに分類されたウェーブレット・ベクトルについてはディレクション・フィルタリングによるエッジの明瞭化を行う処理手段と、
    それら処理済みのウェーブレット・ベクトルに関するインバース・ウェーブレット変換によって出力画像を生成する画像生成手段と
    を具備する線CT装置であって、
    前記分類は、
    ベクトルの大きさに関する第1閾値と、それより小さい第2閾値と、ベクトルの方向の秩序性に関する第3閾値とを用いて、
    大きさが第1閾値より大きいウェーブレット・ベクトルをストロングエッジに分類し、
    大きさが第1閾値以下で第2閾値より大きく、秩序性が第3閾値より大きいウェーブレット・ベクトルをウィークエッジに分類し、
    大きさが第1閾値以下で、秩序性が第3閾値以下のウェーブレット・ベクトルをラディアルラインに分類し、
    大きさが第2閾値以下のウェーブレット・ベクトルをノイズに分類することによって行われる
    ことを特徴とするX線CT装置。
  6. 前記ベクトルの方向の秩序性は、
    マトリクスサイズが3×3のウィンドウにおける中心ベクトルとそれとの差が最も小さい2つの周囲ベクトルとの平均ベクトルと、ウィンドウ内の全ベクトルの平均ベクトルとの比で表される、
    ことを特徴とする請求項に記載のX線CT装置。
  7. 前記ディレクション・フィルタリングは、
    マトリクスサイズが3×3のウィンドウにおいて中心ベクトルとの差の総和が最小となる2つの周囲ベクトルの組合せを抽出し、
    それら2つの周囲ベクトルと中心ベクトルとの平均ベクトルで中心ベクトルを置き換えることによって行われる、
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のX線CT装置。
  8. 前記ベクトル・スムージングは、
    マトリクスサイズが3×3のウィンドウおいて中心ベクトルをウィンドウ内の全ベクトルの平均ベクトルで置き換えることによって行われる、
    ことを特徴とする請求項ないし請求項のうちのいずれか1つに記載のX線CT装置。
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