JP4950165B2 - 電子棚札装置 - Google Patents

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本発明は、ドラッグストア、スーパーマーケット等の小売店舗に導入される電子棚札装置に関する。
ドラッグストア、スーパーマーケット等の小売店舗では、商品を陳列する陳列棚に棚札を付して、販売される商品の商品名や価格等の情報を顧客に示すことが行われている。そして、棚札に「特売中」などの装飾を施し顧客に対する商品の広告を兼ねさせることが行われている。例えば、商品名や値段、バーコードを表記する棚札用POP表示具に、これらの商品名や値段、バーコードが見える窓を有しこれらの情報が目立つように形成された窓を備えることが記載されている(特許文献1参照)。
特開2004−13165公報
陳列棚に付され商品名や価格などの商品情報が記載された棚札は、小売店舗に数百〜数千個導入されている。このように陳列される商品を入れ替える際、棚札に記載された商品情報を書き換える作業が生じる。この作業の手間を軽減させるために、商品情報の全部又は一部を電子的に表示する電子棚札装置を用いることが考えられる。しかし、電子棚札装置は、店舗に大量に導入されるものであるという観点から、安価に製造及び販売されるものでなくてはならないという実情がある。そこで、安価である点と手間を軽減する点との二つの点を満たす策として、例えば、セグメント方式でTN型(ツイストネマティック)の液晶を用いた表示機器を電子棚札装置に適用することが考えられる。この場合、液晶表示装置に表示できる内容はせいぜい商品の価格ぐらいであり、その他の商品名やバーコード、キャッチコピー、お買い得商品である旨の表示等の表示ができない。つまり、従来紙で行われていたようなPOP広告のような表示を全て電子化のような電子棚札装置に適用することは現実的には難しい。また、特許文献1に記載の器具を用いて商品情報を目立たせようとしても、その器具に記載された部分が電子的に変化するわけではなく、商品情報の書き換え作業の手間が軽減されるわけではない。
本発明の目的は、表示内容を書き換える手間が少なく、顧客に対する広告効果が高い棚札表示を安価に実現することである。
本発明の電子棚札装置は、透光性を有する平板形状の表示体と、前記表示体に対して離間して対向配置され当該表示体との間に平板形状の装飾体を挿入可能な挿入空間を形成する背面板と、無線信号を受信するアンテナと、データを記憶保持する記憶部と、前記アンテナで受信された無線信号に基づくデータを前記記憶部に記憶する処理と、前記記憶部に記憶されたデータに基づいて自装置に対応付けられた商品に関する商品情報を含む表示コンテンツを前記表示体に表示させる処理と、を行う制御部と、を備え、外部からの光によって、前記表示体を通して前記挿入空間に挿入された装飾体、前記挿入された装飾体に記載されている情報、又は、前記挿入された装飾体及び該装飾体に記載されている情報のいずれかを視認可能である。
本発明によれば、表示体では電子的に表示が行われ、表示体と背面板との間の挿入空間にカラー写真等の装飾体を入れることでその素材と表示体での表示内容とを一体的に顧客に見せることができるので、表示内容を書き換える手間が少なく、顧客に対する広告効果が高い棚札表示を安価に実現することができる。
本発明の実施の一形態について、図1ないし図4に基づいて説明する。
図1は、電子棚札システム101の概要を示す模式図である。電子棚札システム101は、スーパーマーケット102に導入される。スーパーマーケット102は、顧客が買物を行う売場空間103と、店員のみ入ることが許可されているバックヤード104とに区画分けされている。
売場空間103には、陳列棚105が設置され、その上には各種の商品106が陳列される。陳列棚105は、商品106が載置される平板状の載置面107を上面に有している。また、載置面107の前端から下方に向けて、電子棚札装置201を横に並べて取り付け可能な取付面108が設けられている。また、載置面107の左右両側縁領域には、商品106が陳列棚105から横方向に落下しないように、柵109が上方に向けて突設されている。
売場空間103には、無線アクセスポイント110が設置されている。無線アクセスポイント110は、一例として、売場空間103の天井(図示せず)に備え付けられる。無線アクセスポイント110は、陳列棚105に取り付けられた電子棚札装置201に対してデータを無線信号110aによって伝える。無線アクセスポイント110は、スーパーマーケット102の全体に配設されたLAN111に接続されている。
バックヤード104には、サーバ112が設置されている。サーバ112は、CPUとROMとRAMとにより構成される情報処理部(図示せず)を備える。さらに、サーバ112には、ハードディスク(図示せず)とキーボード113とディスプレイ114とネットワークインタフェイス(図示せず)とが備わっており、これら各部は情報処理部に接続されて情報処理部からの制御を受ける。情報処理部とハードディスクとネットワークインタフェイスとは、本体タワー115に格納されている。ネットワークインタフェイスは、サーバ112とLAN111に接続する他の機器とのデータ通信を実現している。そこで、無線アクセスポイント110は、サーバ112の制御を受けて無線信号110aを電子棚札装置201に向けて送信出力する。無線アクセスポイント110が採用する無線通信方式として、一例として、ZigBeeを採用して構築されたPAN(パーソナルエリアネットワーク)を介して行うことができる。ZigBeeは、家電向けの短距離無線通信規格の一つであり、Bluetoothよりも低速で伝送距離も短いが、一つのネットワークに200台超の機器を短距離無線接続でき、省電力で低コストという利点がある。本実施の形態の電子棚札システム101では、棚札表示の実現のための駆動源として電子棚札装置201にボタン電池を格納可能な構造を有するバッテリ257(図4参照)を採用している点からも、このZigBee規格は本実施の形態の電子棚札システム101に対して有効である。なお、通信方式としては、ZigBee方式に限られず、赤外線通信の他、蛍光灯通信を採用することも可能である。
サーバ112には、各種の画像データが格納された画像データベース、商品106を特定する商品コードに対応付けて商品名や価格、キャッチフレーズ等の数値データ及びテキストデータが格納されている商品データベース等により構成されるデータベース(図示せず)が格納されている。さらに、サーバ112には、これらのデータベースに格納されているデータを作成及び編集するためのプログラム(図示せず)が格納されており、このプログラムに基づいた処理によってデータベース内のデータが編集される。そして、サーバ112は、LAN111を介して無線アクセスポイント110を制御し、データベース内のデータの組合せによって構成される表示コンテンツを、その表示コンテンツを表示させたい電子棚札装置201の識別コード(図4に基づいて後述)とともに電子棚札装置201に向けて配信し、電子棚札装置201に表示させる配信機能が備わっている。
LAN111には、商品販売データ処理装置としてのPOS端末(図示せず)が接続されている。店員は、売場空間103に設置されたPOS端末を操作することで、顧客との商品106についての会計取引作業を行う。POS端末では、商品106に付されたバーコード(図示せず)の読取作業が行われる。そして、POS端末では、この読取作業によって入力された商品コードに基づく会計金額が算出される。さらに、POS端末に蓄積された売上情報は、サーバ112に向けて出力される。顧客は、予め用意された買物籠を手にとって売場空間103を歩き、購入しようとする商品106を買物籠(図示せず)に投入してレジエリアに赴く。ここで、顧客は、サーバ112から配信され電子棚札装置201に記載された商品106に関する表示コンテンツを参考にしながら購入しようとする商品106を吟味する。このように、電子棚札装置201に記載された表示コンテンツは、スーパーマーケット102での商品106の売上に大きく影響を与えるものである。
図2(a)は、装飾壁紙204が収納された状態の電子棚札装置201の外観斜視図である。電子棚札装置201は、矩形平板形状をなし、表面側に商品名、価格等の商品情報を表示する機器である。この電子棚札装置201は、表示体202と背面板203とを有する。これらの表示体202と背面板203とは、いずれも概ねA7サイズからB7サイズ程度の平板形状を有している。そして、電子棚札装置201は、表示体202を前面側に、背面板203を背面側に位置付けて、それぞれの平面を対向配置させて構成される。ここで、表示体202と背面板203とは、装飾体としての装飾壁紙204を挿入できる程度の厚さに離間している。つまり、電子棚札装置201は、装飾壁紙204を挿入可能な挿入空間205を有している。
表示体202は、エレクトロクロミック材料を用いて形成された表示デバイス206を有する。一例として、この表示デバイス206は、透光性を有する二枚のガラス板を対向配置させ、それぞれのガラス板の対向する側の面にITO(酸化インジウムスズ)膜を形成し、一方のガラス板のITO膜上にエレクトロクロミック特性を示す有機/金属ハイブリッドポリマーを塗布して薄膜を作成し、その薄膜の上に他方のガラス板のITO膜を重ねて形成される。このようなエレクトロクロミック材料を用いて表示デバイス206を形成した場合、ITO膜の向かい合う側辺のそれぞれに電極を接続し電圧を印加することにより、ガラス板上で発色(例えば、黒色、青色、等)や消色を行うことができ、さらに、電圧を加えなくてもその発色状態を維持することが出来る。エレクトロクロミック材料を用いて形成された表示デバイス206は、このように表示内容を保持できるという特性を活かして電子ペーパーとして用いられることが期待されている素材である。表示デバイス206としては、この他にも、平面部分が透光性を有して形成されていているものであれば、どのような方式のものも採用することができる。例えば、透光性を有する表示デバイス206であれば、カラー表示を行うものもモノクロ表示しかできないものもいずれも電子棚札装置201に採用することができる。図2(a)に示す例では、表示デバイス206には、電圧が印加されることによって、「日曜特売 ちょっと贅沢な1人前サイズ 肉と厳選野菜のミートソース 320g 280(税込)円」というメッセージ210が表示されている。この表示内容は、電圧の印加によって表示内容に積極的に変更が加えられない限りは、この表示内容が維持される。
表示体202において、表示デバイス206よりも下方には、この表示デバイス206の下辺に接する位置に一体化させて、収納部としての収納ボックス207が設けられている。収納ボックス207には、マイクロコンピュータ251、アンテナ254、入出力回路255、電極制御回路256及びバッテリ257(いずれも図4参照)が収納されている。この収納ボックス207は、これらの各部が収納された状態で外から見えないよう、例えば、黒色の不透明のアクリルで形成される。
背面板203は、一例として、アクリル板で形成される。この背面板203は、透光性を有する必要はない。これは、次に述べる装飾壁紙204が挿入空間205に挿入されることによってメッセージ210と装飾壁紙204の記載内容とが電子棚札装置201の正面側に重なった状態で露出する一方、背面板203の表面側は装飾壁紙204に隠されて見えなくなるからである。また、背面板203は、電子棚札装置201を陳列棚105の取付面108に取り付けるための取付手段(図示せず)が設けられている。一例として、この取付手段は、陳列棚105の取付面108に形成された取付用孔に電子棚札装置201を引っ掛けるためのフックである。
装飾壁紙204は、表示体202や背面板203よりも若干小さい矩形形状をなしており、スーパーマーケット102に陳列される商品106に関連するイラストや写真が描かれている。図2(a)に示す例では、装飾壁紙204には、太陽のイラスト208が描かれている。装飾壁紙204の上辺からは、上方に向けてタブ209が突設している。店員は、このタブ209を持ってイラストや写真に触ることなく、装飾壁紙204を挿入空間205に挿入することができる。また、このタブ209を持つことにより、店員は、挿入空間205に挿入された状態にある装飾壁紙204をスムーズに取り出すことができる。したがって、店員は、店員の爪でつまんで装飾壁紙204を傷つけるようなことはない。
図2(b)は、装飾壁紙204が引き出された状態の電子棚札装置201の外観斜視図である。店員が装飾壁紙204のタブ209を指でつまんで上方に持ち上げることにより、装飾壁紙204は挿入空間205から取り出される。この装飾壁紙204を別の装飾壁紙(図示せず)に取り替えて挿入空間205に挿入することにより、店員や顧客は、電子棚札装置201の正面側から透光性を有する表示デバイス206を通して、取り替えられた装飾壁紙を見ることができる。この場合、マイクロコンピュータ251の制御により印加電圧に変化が加えられない限り、表示デバイス206に表示されているメッセージ210は変更されない。
図3は、電子棚札装置201の分解斜視図である。電子棚札装置201を構成する表示体202の収納ボックス207と背面板203とは、これらの幅方向長さと同程度の長さを有する第一貼合せ部材211を介して、それぞれの下縁部同士が接続されている。また、表示体202の表示デバイス206と背面板203とは、これらの高さと同程度の長さを有する第二貼合せ部材212を介して、それぞれの左右両側縁部が接続されている。第一貼合せ部材211及び第二貼合せ部材212は、いずれも、表示体202に向く面と背面板203に向く面のそれぞれに接着剤が塗布されており、表示体202と背面板203とを固定している。
上記のように貼り合せを行った結果、電子棚札装置201では、上面に開口する挿入空間205が形成されることになる。そして、挿入空間205に上方から挿入された装飾壁紙204は、第一貼合せ部材211によって支持され、下方への落下が防止されている。すなわち、表示体202と背面板203と第一貼合せ部材211とは、接続構造214を構成している。また、挿入空間205に挿入された装飾壁紙204は、挿入空間205内で横方向に動いても、第二貼合せ部材212によってその動きが阻止され、電子棚札装置201の横方向の端部から脱落することが防止されている。すなわち、表示体202と背面板203と第二貼合せ部材212とは、脱落防止構造215を構成している。
なお、別の実施の形態として、接続構造214をなす第一貼合せ部材211や脱落防止構造215をなす第二貼合せ部材212を設けずに、装飾壁紙204の上辺に表示体202や背面板203の上辺に引っかかる構造を有するフック(図示せず)を設けることで、挿入空間205の下方や横方向の端部から装飾壁紙204が脱落することを防ぐこともできる。
図4は、電子棚札装置201の電気的構成を示すブロック図である。電子棚札装置201は、マイクロコンピュータで構成される制御部としてのマイクロコンピュータ251を備えている。マイクロコンピュータ251は、情報処理を実行するCPU(図示せず)と、データを固定的に記憶するROM及びデータを可変的に記憶する不揮発性のRAMとから構成されてデータを記憶保持する記憶部としてのメモリ領域252と、計時を行うタイマー回路253とを有している。メモリ領域252には、個々の電子棚札装置201を識別するための識別コードが格納されている。
マイクロコンピュータ251は、入出力回路255を介してアンテナ254と接続しており、アンテナ254で受信された無線アクセスポイント110からの無線信号110aの内容を解釈している。そして、マイクロコンピュータ251は、無線信号110aに含まれる識別コードがメモリ領域252に記憶されている識別コードと一致すると判定した場合に、無線信号110aに含まれる表示コンテンツのデータをメモリ領域252に記憶する処理を行う。また、マイクロコンピュータ251は、電極制御回路256を介して前述した表示デバイス206と接続している。そしてマイクロコンピュータ251は、メモリ領域252に記憶されているデータを表示デバイス206に表示させるよう電極制御回路256を制御する処理を行う。ここで、表示デバイス206にエレクトロクロミック材料が用いられているのであれば、表示デバイス206の左右両端の下辺近傍に電極が接続され、この電極が電極制御回路256に接続される。そして、電極制御回路256の制御によって表示デバイス206に電圧が印加され、表示デバイス206でメモリ領域252に記憶されるデータに基づく表示が行われる。
電子棚札装置201には、電力供給源となるボタン電池を収納可能な構造を有し、マイクロコンピュータ251や表示デバイス206、アンテナ254等の各部に対する電力供給を行うバッテリ257も備わっている。
上記のように構成される電子棚札装置201を備えて、本実施の形態の電子棚札システム101は構成される。そして、この電子棚札システム101が導入されたスーパーマーケット102では、以下のようにして、表示内容を書き換える手間が少なく、顧客に対する広告効果が高い棚札表示が安価に実現される。
店員は、スーパーマーケット102の売場空間103に設置された陳列棚105の取付面108に、電子棚札装置201を取り付ける。このとき、挿入空間205の開口部分は上方に向けられるようにする。また、店員は、サーバ112に備わるキーボード113及びディスプレイ114を介して、サーバ内に格納されているデータベース内のデータを組み合わせて電子棚札装置201に表示させる表示コンテンツを作成し、この表示コンテンツを表示させたい電子棚札装置201の識別コードと共に無線アクセスポイント110にデータ送信させる操作を行う。この識別コードをマイクロコンピュータ251に記憶している電子棚札装置201では、この操作によってアンテナ254で受信され無線アクセスポイント110から送信出力された無線信号110aに基づく表示が表示体202に行われる。本実施の形態の電子棚札システム101では、このようにしてスーパーマーケット102に設置される数百〜数千個の電子棚札装置201の表示内容の書換を行うことが可能であり、店員の行う商品情報の書換作業や商品情報が印刷されたラベルの貼り替え作業の大幅な効率化が実現される。
本実施の形態の電子棚札装置201では、前面に、エレクトロクロミック材料を用いて形成された透光性を有する表示デバイス206が備わっている。そして、この表示デバイス206の背面側には、さまざまな絵柄の装飾壁紙204を挿入可能な挿入空間205が形成されている。ここで、表示デバイス206に可変的に表示される表示コンテンツは、表示デバイス206の表示性能に応じたものとなる。例えば、表示デバイス206が黒色のみを表示する性能を有している場合、この表示デバイス206に表示される表示コンテンツはやはり黒色のみである。しかし、この場合でも、「月間特売」、「週間特売」などの表示を販促別に色を変えて形成された装飾壁紙204を挿入空間205に挿入することで、表示デバイス206に表示される表示内容を華やいだものに見せることができる。一例として、図2(a)に示した表示デバイス206でのメッセージ210中、「日曜特売」と記載された部分に対応するようにピンク色に塗り潰した矩形を装飾壁紙204に描いて挿入空間205に挿入することで、その「日曜特売」の部分が目立ち、顧客に対する訴求効果を安価に高めることができる。また、挿入空間205にカラー写真等の素材を入れることで、表示デバイス206に表示されたメッセージ210に躍動感を与えることもできる。
さらに、本実施の形態の電子棚札装置201では、接続構造214及び脱落防止構造215によって挿入空間205が袋状に形成されているため、店員は、イラストや写真が印刷された装飾壁紙204を挿入空間205に挿入するだけでこの挿入空間205から装飾壁紙204が脱落することがなく、店員の作業をさらに簡略化することができる。
次に、本発明の別の形態について、図5に基づいて説明する。図5は、電子棚札装置201の背面側を示す外観斜視図である。この実施の形態の電子棚札装置201では、表示体202は表示デバイス206で構成され、収納ボックス207(図2参照)に収納されていたアンテナ254やバッテリ257は、背面板203の背面側に取り付けられる。また、マイクロコンピュータ251と入出力回路255と電極制御回路256とは回路ユニット258にユニット化されて同じく背面板203の背面側に取り付けられる。回路ユニット258からは表示デバイス206の左右両端部に接続される配線259が延出し、回路ユニット258に収納される電極制御回路256によって表示デバイス206に対する電圧印加が行われる。この実施の形態の電子棚札装置201によっても、表示デバイス206によって表示内容を書き換える手間を少なくし、挿入空間205に装飾壁紙204を挿入することによって顧客に対する広告効果を高めた棚札表示を安価に実現することができる。さらに、この実施の形態の電子棚札装置201によれば、電子棚札装置201の高さ寸法を小さくすることができ、さらに正面側には収納ボックス207が現れずに表示デバイス206の表示内容と挿入空間205に挿入される装飾壁紙204とが相俟って正面側に露出するので、より一層訴求効果の高い棚札表示を行うことが可能になる。
また、本発明のさらなる別の実施の形態として、サーバ112で作成された電子棚札装置201での表示コンテンツに、挿入空間205に挿入されるべき装飾壁紙204の種類を示す記号を対応付けておき、無線アクセスポイント110から電子棚札装置201に向けて表示コンテンツを無線送信出力する際にこの記号の情報をともに送信し、電子棚札装置201の表示デバイス206にこの記号を表示させるようにしてもよい。こうすることで、店員は、装飾壁紙204を差し替える作業を行う際に電子棚札装置201に装着すべき次の装飾壁紙204を素早く知ることができるようになる。
電子棚札システムの概要を示す模式図である。 (a)は、装飾壁紙が収納された状態の電子棚札装置の外観斜視図である。(b)は、装飾壁紙が引き出された状態の電子棚札装置の外観斜視図である。 電子棚札装置の分解斜視図である。 電子棚札装置の電気的構成を示すブロック図である。 別の実施の形態における、電子棚札装置の背面側を示す外観斜視図である。
符号の説明
110a…無線信号、201…電子棚札装置、202…表示体、203…背面板、204…装飾壁紙(装飾体)、205…挿入空間、206…表示デバイス、207…収納ボックス(収納部)、214…接続構造、215…脱落防止構造、251…マイクロコンピュータ(制御部)、252…メモリ領域(記憶部)、254…アンテナ

Claims (4)

  1. 透光性を有する平板形状の表示体と、
    前記表示体に対して離間して対向配置され当該表示体との間に平板形状の装飾体を挿入可能な挿入空間を形成する背面板と、
    無線信号を受信するアンテナと、
    データを記憶保持する記憶部と、
    前記アンテナで受信された無線信号に基づくデータを前記記憶部に記憶する処理と、前記記憶部に記憶されたデータに基づいて自装置に対応付けられた商品に関する商品情報を含む表示コンテンツを前記表示体に表示させる処理と、を行う制御部と、
    を備え
    外部からの光によって、前記表示体を通して前記挿入空間に挿入された装飾体、前記挿入された装飾体に記載されている情報、又は、前記挿入された装飾体及び該装飾体に記載されている情報のいずれかを視認可能である電子棚札装置。
  2. 前記表示体に表示されている前記表示コンテンツと前記挿入空間に挿入された前記装飾体に記載されている情報とが重なった状態で視認可能である、
    請求項1記載の電子棚札装置。
  3. 前記制御部は、前記データに基づいて、前記挿入空間に挿入される前記装飾体の種類を示す記号を前記表示体に表示させる、
    請求項1又は2記載の電子棚札装置。
  4. 前記表示体は、エレクトロクロミック材料を用いて形成された表示デバイスである、
    請求項1ないし3のいずれか一に記載の電子棚札装置。
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