JP4948833B2 - 鋏 - Google Patents

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Description

本発明は、本発明は、釣糸等の始末や刺繍糸の切断等の細かい作業に適する鋏の構造に関するものである。
例えば釣人は、釣りを行うにあたって所望の仕掛けを作成し、釣りの際中には仕掛けを交換ないし変更し、釣りが終わると仕掛けを切断するなど、常に釣糸を始末する必要がある。また、釣りに限らず、例えば和裁においては、作業者は刺繍糸等を始末する必要がある。このような釣糸や刺繍糸等を始末する作業を円滑に行うための道具として、従来から鋏が提供されている。鋏は、通常、作業者が把持する鋏本体と、鋏本体に設けられた刃部とを有する。刃部は一般に鋼からなり、きわめて鋭利に形成されているため、鋏は、使用時のみならず不使用時(例えば保管時)においても安全が確保されなければならない。そのため、刃部を被うことができるケースを備えた鋏が従来から提供されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開平8−182870号公報 実開平4−32667号公報
鋏本体にケースが設けられる場合であっても、ケースが鋏本体から取り外されるタイプのものでは当該ケースが失われるおそれがある。そのため、例えば釣り等のアウトドア用の鋏では、ケースと鋏本体とが完全に分離せず、鋏本体がケースに対して進退するタイプのものが提案されている。このタイプの鋏では、使用時に鋏本体がケースにから突出すると共に、保管時には鋏本体がケース内に収納されるようになっている。
しかし、このタイプの鋏では、使用時にケースから鋏本体が突出されると、鋏の全長が大きくなり、細かい作業においては使い勝手が悪くなる場合があった。また、特に釣り等において使用される鋏は、ウェアに装着され得るものであることが好ましく、そのため、軽量でコンパクトであることが要請されている。
一方、鋏本体が常にケースと合体されているから、鋏の使用時に鋏本体とケースとの間にがたつきが生じるおそれがある。鋏本体とケースとの間にがたつきが生じれば、鋏が使いにくくなるため、この問題を回避するために対策を高じる必要がある。
本発明は、かかる背景のもとになされたものであって、安全に使用及び保管することができる軽量コンパクトな鋏を提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係る鋏は、U字状に形成された基部及び基部の各先端部に対向するように設けられた一対の刃部を有する鋏本体と、一方の刃部が峰側から挿入されるように断面形状がC字状に形成された一方のカバー片及び他方の刃部が峰側から挿入されるように断面形状がC字状に形成された他方のカバー片を有する安全カバーとを備える。また、この鋏は、各カバー片の先端部同士が近接すると共に後端部同士が離反する閉塞姿勢と各カバー片の先端部同士が離反すると共に後端部同士が近接する開放姿勢との間で上記安全カバーが姿勢変化するように上記各カバー片を連結するピボットと、当該ピボットが上記基部の内側で当該基部の先端部側から基端部側へ移動されることによって上記刃部が露出され且つ上記基部が被われた状態で上記安全カバーを上記開放姿勢に保持すると共に、ピボットが上記基部の内側で当該基部の基端部側から先端部側へ移動されることによって上記基部が露出され且つ上記刃部が被われた状態で上記安全カバーを上記閉塞姿勢に保持する姿勢保持手段とを備えている。

この鋏本体は、U字状に形成された基部及びこれに設けられた一対の刃部とを有し、いわゆる握り鋏(和鋏)として構成されている。したがって、本発明に係る鋏は、釣糸、裁縫糸、刺繍糸の切断等の細かい作業に適している。安全カバーを構成する一方のカバー片は断面形状がC字状に形成されているから、一方の刃部は、この一方のカバー片に峰及び当該峰に連続する面が囲繞保持される。他方の刃部も同様に、他方のカバー片に峰及び当該峰に連続する面が囲繞保持される。
この鋏が使用されるときは、上記ピボットが上記基部の基端側へ移動される。これにより、安全カバーが開放姿勢となって上記刃部が露出する。さらに、姿勢保持手段により安全カバーが当該開放姿勢に保持される。この鋏の使用者は、上記安全カバーと共に上記基部を握ることができるので、確実に当該鋏を把持することができる。すなわち、開放姿勢に変化した安全カバーは、当該鋏の把手を兼ねることになる。使用者は、この安全カバーを握ることによって、釣糸等を簡単に切断することができる。また、当該鋏が保管されるときは、上記安全カバーが閉塞姿勢に変化される。これにより、鋭利な刃部が被われるので、当該鋏が安全に保管される。しかも、安全カバーが開放姿勢となったときは、上記刃部が露出して上記基部が被われ、他方、安全カバーが閉塞姿勢となったときは、上記刃部が被われ、上記基部が露出する。すなわち、この安全カバーのサイズは、鋏本体のサイズよりも小さく設定されていることになり、したがって、この安全カバーが開放姿勢又は閉塞姿勢のいずれの姿勢に変化した場合であっても、鋏の全長が大幅に大きくならない。
(2) 上記姿勢保持手段は、上記基部に設けられ、上記安全カバーが上記開放姿勢に変化したときに上記ピボットよりも上記先端部側で各カバー片の内壁面を押圧すると共に、上記安全カバーが上記閉塞姿勢に変化したときに上記ピボットよりも上記基端部側で各カバー片の内壁面を押圧する押圧面部を備えて構成され得る。
この構成では、安全カバーが開放姿勢に変化すると、基部の押圧面部がカバー片の内壁面を押圧する。この押圧位置は、上記ピボットよりも上記基部の先端部側であるから、上記押圧面が上記カバー片を押圧することによって安全カバーが開放姿勢側へ強制的に変位される。また、安全カバーが閉塞姿勢に変化すると、基部の押圧面部がカバー片の内壁面を押圧する。この押圧位置は、上記ピボットよりも上記基部の基端部側であるから、上記押圧面が上記カバー片を押圧することによって安全カバーが閉塞姿勢側へ強制的に変位される。このように、上記押圧面部が形成されることによって、簡単に且つ確実にに安全カバーの姿勢保持が実現される。
(3) 上記各カバー片の先端部に、当該安全カバーが上記閉塞姿勢となったときに面接触する平坦面が形成されているのが好ましい。
この平坦面が形成されることにより、安全カバーが閉塞姿勢となったときに各カバー片の先端部が確実に接触する。これにより、鋏の保管時に刃部が安全カバーによって確実に保護される。
(4) 上記一対の刃部は、その一部が対向方向に交差するように当該対向方向に直交する方向に重ね合わされており、上記基部は、当該基部の先端部側から基端部側への上記ピボットの移動を規制する移動規制部材を備えているのが好ましい。
この構成では、ピボットが上記基部の先端部側へ移動したときは、上記交差する刃部に当接し、また、ピボットが上記基部の基端部側へ移動したときは、上記移動規制部材に当接する。したがって、安全カバーの姿勢変化に際し、当該安全カバーが鋏本体から脱落することはない。
(5) 上記安全カバーは、指掛部を備えているのが好ましい。
これにより、鋏の操作が一層簡単になり、釣糸等が一層容易に切断される。
(6) 上記安全カバーは、畜光材を有する樹脂からなるのが好ましい。
これにより、鋏は、例えば夜間での使用が可能となる。
(7) 上記基部の内底部に磁石が設けられているのが好ましい。
これにより、鋏は、例えば強磁性体に接着することができる。したがって、例えば、この鋏が釣りに使用される場合は、釣人が衣服(典型的にはライフジャケット)に強磁性体からなるプレートを設置しておくことにより、鋏は、このプレートに容易に着脱される。
(8) 上記磁石は、指を掛けることができる凹部を備えているのが好ましい。
この構成では、使用者は、上記凹部に指を掛けることができるので、鋏の着脱作業が一層簡単なものとなる。
本発明によれば、鋏本体がコンパクトに設計された場合であっても、安全カバーが鋏本体の把手を兼ねるので、使用者は、鋏本体を容易且つ安全に操作することができる。また、鋏の不使用時には、安全カバーが刃部を被うので、この鋏は、安全に保管される。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る鋏の正面図であり、図2は、右側面図である。
この鋏10は、鋏本体11と、これに設けられた安全カバー12とを備えている。本実施形態に係る鋏10の特徴とするところは、鋏本体11がいわゆる握り鋏として構成されており、鋏10が釣糸や刺繍糸の切断等の細かい作業に適している点、安全カバー12は常に鋏本体11に取り付けられており、安全カバー12が後述のように姿勢変化することによって、鋏本体11の刃部22、23を安全に保護するカバーとして機能すると共に、鋏10が使用される際の把手として機能するようになっている点、及び鋏10は、全体としてコンパクト設計がなされており、例えば釣りの際に釣人にとって携帯に便利なものとなっている点である。
図3は、鋏本体11の正面図である。
図1及び図3が示すように、鋏本体11は、基部14と、上記刃部22、23とを備えている。
図2及び図3が示すように、基部14は、細長帯状の部材がU字状に湾曲形成されることによって構成されている。このため、基部14の端部16、17(先端部)が対向配置されている。本実施形態では、この基部14は樹脂からなり、同図が示すようなU字状に成形されている。もっとも、基部14は、金属板が前述のように湾曲されることにより構成されていてもよいことは勿論である。要するに、基部14は、上記端部16及び端部17が互いに近接又は離反することができるように弾性変形が可能であればよい。
図4ないし図7は、ぞれぞれ、図3におけるIV−IV断面図、V−V断面図、VI−VI断面図及びVII−VII断面図である。
図3及び図4が示すように、基部14の端部16、17の断面形状は、全体として矩形に形成されている。基部16、17の対向する面18、19に溝20、21が設けられている(図4参照)。この溝20に上記刃部22が取り付けられ、また、上記溝21に上記刃部23が取り付けられるようになっている(図3参照)。これら溝20、21は、基部14の長手方向に延びており、図3が示すように基部14の中央部まで達している。この溝20、21の幅寸法は、刃部22、23の肉厚寸法に対応されており、各刃部22、23が確実に固定されるようになっている。なお、この溝20、21の内奥部に位置決めピン24が設けられている。この位置決めピン24は、半球状に形成されており、当該溝20、21の壁面に突設されている。後述されるが、上記刃部22、23は、この位置決めピン24に係合することによって、上記溝20、21内に位置決め固定される。
図3及び図5が示すように、基部14の外側面27(押圧面部)は、所定の曲面に形成されており、図3において左右方向に拡がりつつ上方へ延びている。この外側面27に保持ピン28、29が設けられている。この保持ピン28、29も上記外側面27の一部を構成している。後に詳述されるが、上記外側面27がこのような曲面に形成されることによって、上記安全カバー12が後述の開放姿勢(図13参照)と閉塞姿勢(図1参照)との間で姿勢変化すると共に、当該開放姿勢又は閉塞姿勢に保持されるようになっている。すなわち、上記保持ピン28、29を含む上記外側面27は、上記安全カバー12の姿勢を保持するための姿勢保持手段を構成している。本実施形態では、上記保持ピン28、29が半球状に形成され、基部14と一体的に形成されている。もっとも、保持ピン28、29が金属等により構成され、上記外側面27に固定されていてもよい。
図3及び図6が示すように、基部14の腰部32(基部14の湾曲された下部)に連結部材33(移動規制部材)が配置されている。この連結部材33は、薄肉の平板状部材からなる。この連結部材33は、図3が示すようなアーチ状に湾曲されており、上記腰部32の内側に左右に架け渡すように配置されている。後に詳述されるが、この連結部材33が設けられることによって、上記安全カバー12が姿勢変化する際の移動が規制される。また、この連結部材33により、基部14の剛性が向上する。本実施形態では、この連結部材33は、基部14と一体的に形成されている。もっとも、連結部材33が金属等により構成され、基部14の内側に固定されていてもよい。
図3及び図7が示すように、基部14の上記腰部32の内側(基部の内底部)に円環部材34が設けられている。この円環部材34も基部14と一体的に形成されており、上記腰部32の一部を構成している。本実施形態では、この円環部材34が基部14と一体的に形成されているが、円環部材34が金属等により構成され、上記腰部32に嵌め込まれていてもよいことは勿論である。この円環部材34の中心に、図3において紙面に垂直な方向に凹部52が設けられている。この凹部52は、図7が示すように、円環部材34の表裏に設けられており、円形に形成されている。これら凹部52が設けられることによる作用効果については後述される。
図3が示すように、上記刃部23は、鋼からなる。刃部23の背側(同図において左側)は、峰35を形成しており、この峰35の反対側縁部(同図において、右側縁部)に刃37が形成されている。また、刃部23は、取付脚部36を備えており、この取付脚部36は、上記峰35の下方に連続して形成されている。この取付脚部36には、取付凹部38が設けられている。この刃部23は、上方から上記基部14に設けられた溝21に挿入される。これにより、刃部23の取付脚部36及び上記峰35が上記溝21内に進入し、上記取付凹部38と上記位置決めピン24とが嵌合する。これにより、刃部23は、基部14の端部17に位置決めされる。なお、刃部23は、例えば接着剤等により上記端部17に固着されていてもよい。
刃部22は、刃部23と同様に鋼からなる。また、刃部22は、刃部23と同様の形状であり、上記基部14の端部16に刃部23と同様に取り付けられている。ただし、刃部22は、刃部23を表裏反転させた状態で上記端部16に取り付けられている。すなわち、刃部22も、背側(同図において右側)に峰39が形成されており、この峰39の反対側縁部(同図において、左側縁部)に刃40が形成されている。上記刃部23と同様に、刃部22の峰39の下方に連続して取付脚部41が形成されており、この取付脚部41に取付凹部42が設けられている。刃部23と同様に刃部22も上方から上記基部14に設けられた溝20に挿入される。これにより、刃部22の取付脚部41及び上記峰39が上記溝20内に進入し、上記取付凹部42と上記位置決めピン24とが嵌合することによって、刃部22が基部24の端部16に位置決めされる。なお、刃部22も、例えば接着剤等により上記端部16に固着され得る。
刃部22及び刃部23が前述のように基部14に固定されることにより、刃部22と刃部23は、図3が示すように対向する。すなわち、刃部22と刃部23は、紙面に垂直な方向(各刃部22、23が対向する方向に直交する方向)に重ね合わされ、しかも、刃部22の下部(一部)と刃部23の下部(一部)が当該対向方向に交差する。したがって、各刃37、40の間に例えば釣糸等が配置され、上記端部16、17が互いに近接するように基部14が操作されると、一対の刃37、40間に釣糸等が挟み込まれ、切断される。
図8は、安全カバー12の正面図である。
図1、図2及び図8が示すように、安全カバー12は、一対のカバー片71、72と、これらを連結するピボット73とを有する。カバー片71(一方のカバー片)及びカバー片72(他方のカバー片)は、例えば樹脂から構成されている。本実施形態では、このカバー片71、72を構成する樹脂に畜光材が混入されている。畜光材としては、例えばZnS、Cu、CaS等の硫化物蛍光体のほか、アルミン酸塩蛍光体が使用され得る。なお、このような畜光材が樹脂に混入される代わりに、カバー片71、72に塗料として塗布されていてもよい。
図9及び図10は、それぞれ、図8におけるIX−IX断面図及びX−X断面図である。また、図11は、カバー片71の左側面図であり、図12は、カバー片72の右側面図である。
図8及び図9が示すように、カバー片71は、断面形状がC字状に形成されている。すなわち、カバー片71は、背板74と、この背板74の両端部に連続する一対の側板75、76とを備えている。したがって、これら背板74及び側板75、76によって、図8において上下方向(図9において紙面に垂直な方向)に延びる内溝77が形成されている。カバー片71がかかる形状に形成されることによって、図1及び図13が示すように、刃部22が峰39から上記内溝77に挿入され得るようになっている。すなわち、このカバー片71によって、刃部22が囲繞されるようになっている。また、図8及び図12が示すように、このカバー片71の下方に一対の連結板78が形成されている。具体的には、上記側板75、76の下方にこれらと一体的に連結板78が突設されている。図12が示すように、各連結板78の内側に薄肉部79が形成されている。図8が示すように、後述されるカバー片72の連結板80が、この薄肉部79間に挿入されるようになっている。
図8及び図9が示すように、カバー片72もカバー片71と同様に、断面形状がC字状に形成されている。すなわち、カバー片72は、背板81と、この背板81の両端部に連続する一対の側板82、83とを備えている。したがって、これら背板81及び側板82、83によって、図8において上下方向(図9において紙面に垂直な方向)に延びる内溝84が形成されている。上記カバー片71と同様にカバー片72がかかる形状に形成されることによって、図1及び図13が示すように、刃部23が峰35から上記内溝84に挿入され得るようになっている。すなわち、このカバー片72によって、刃部23が囲繞されるようになっている。また、図8及び図11が示すように、このカバー片72の下方に一対の連結板80が形成されている。具体的には、上記側板82、83の下方にこれらと一体的に連結板80が突設されている。この連結板80は、前述のように、カバー片72の連結板78と嵌合する。
図8及び図10が示すように、カバー片71及びカバー片72は、それぞれの溝77、84の開口同士が対向するように配置されている。このとき、カバー片72の連結板80は、カバー片71の連結板78の内側に嵌め込まれている。図10が示すように、カバー片71の連結板78及びカバー片72の連結板80に貫通孔86が設けられている。この貫通孔86に上記ピボット73が嵌め込まれている。そのため、各カバー片71、72は、このピボット73を中心にして相対的に回動可能となっている。したがって、このピボット73を中心にして各カバー片71、72が回動すると、安全カバー12は、図8が示すように、各カバー片71、72の先端部87、88同士が離反すると共に後端部89、90同士が近接した姿勢(上記開放姿勢:図13参照)となる。また、この状態から、各カバー片71、72が回動すると、安全カバー12は、各カバー片71、72の先端部87、88同士が近接すると共に後端部89、90同士が離反した姿勢(上記開放姿勢:図1参照)となる。
また、各カバー片71、72の外側面91、92に指掛部93が設けられている。この指掛部93は、本実施形態では複数の凹条から構成されている。この凹条は、図8が示すように、紙面に垂直な方向に延びており、この鋏10の使用者が安全カバー12を把持したときの滑止めとして機能する。使用者は、この指掛部93に指を掛けることによって安全カバー12を確実に操作することができる。なお、この指掛部93は、各カバー片71、72の外側面91、92のほか、正面94、95又は背面に設けられていてもよい。さらに、指掛部93の形状は、上記凹条に限定されるものではなく、使用者の指が容易に掛けられるものであれば、凸部によって構成されていてもよいことは勿論である。
図1が示すように、安全カバー12の長手方向寸法L1は、鋏本体11の長手方向寸法L2よりも小さく設定されている。具体的には、本実施形態に係る鋏10では、上記寸法L2が60mmに設定され、上記寸法L1が40mmに設定されている。寸法L1、L2は、これらに限定されるものではないが、鋏本体11の長手方向寸法L2が40mm〜100mmの範囲に設定されるのが好ましい。寸法L2がこの範囲に設定されることにより、鋏本体11がコンパクトに形成され、携帯に便利だからである。また、安全カバー12の長手方向寸法L1は、上記寸法に限定されるものではなく、上記寸法L2の51%〜70%の範囲で適宜設定され得る。
本実施形態では、上記ピボット73は、図1が示すように、鋏本体11の基部14の内側に配置されている。そして、上記カバー片71は、上記基部14の右側から上記刃部22及び基部14の端部16を被い、上記カバー片72は、上記基部14の左側から上記刃部23及び基部14の端部17を被う。上記ピボット73は、基部14の内側で上下にスライド可能となっている。ただし、前述のように、刃部22、23が交差しており、且つ上記連結部材33が設けられていることから、上記ピボット73は、上方にスライドすることによって上記刃部22、23と当接し、下方にスライドすることによって上記連結部材33と当接する。すなわち、上記ピボット73は、上記刃部22、23と上記連結部材33との間でのみスライド可能であり、これにより、安全カバー12は、常時鋏本体11に取り付けられていることになる。
図13は、鋏10の正面図であり、安全カバー12が開放姿勢に変化した状態が図示されている。
上記ピボット73は、前述のように基部14の内側で上下にスライド可能となっているため、安全カバー12は、図1が示す閉塞姿勢と、図13が示す開放姿勢との間で自在に姿勢変化することができる。安全カバー12が上記サイズに設定されているので、安全カバー12は、閉塞姿勢となることによって図1が示すように上記刃部22、23を被って上記基部14を露出させる。また、安全カバー12が開放姿勢となることによって、図13が示すように、上記基部14が被われ、上記刃部22、23が露出される。
さらに詳述すれば、この鋏10の作業者は、鋏10を手に取り、安全カバー12を図1に示す状態から下方にスライドさせて図13が示す位置までスライドさせることができる。このとき、鋏本体11の基部14の外側面27は、前述のような曲面に形成されていることから、各カバー片71、72が上記基部14に対して相対的にスライドしたときに、図13が示すように、上記保持ピン28、29が各カバー片71、72に当接する。すなわち、上記保持ピン28は、上記ピボット73よりも上記基部14の端部16側(基部の先端部側)の位置においてカバー片71の背板74の内壁面95を外側に押圧する。また、上記保持ピン29は、上記ピボット73よりも上記基部14の端部17側(基部の先端部側)の位置においてカバー片72の背板81の内壁面96を外側に押圧する。このように保持ピン28、29が各カバー片71、72を押圧するので、安全カバー12は、同図が示す開放姿勢に位置決め保持される。
また、当該作業者は、鋏10を手に取り、安全カバー12を図13に示す状態から上方にスライドさせて図1が示す位置までスライドさせることができる。このとき、上記基部14の外側面27が前述のような曲面に形成されているので、各カバー片71、72が上記基部14に対して相対的にスライドしたときに、図1が示すように、上記基部14の外側面27は、各カバー片71、72の下方に当接する。すなわち、上記基部14の端部16側の外側面27は、上記ピボット73よりも上記基部14の腰部32側(基部の基端部側)の位置においてカバー片71の背板74の内壁面95を外側に押圧する。また、上記基部14の端部17側の外側面27も同様に、上記ピボット73よりも上記基部14の腰部32側(基部の基端部側)の位置においてカバー片71の背板74の内壁面96を外側に押圧する。このように樹沖外側面27によって各カバー片71、72が押圧されるので、安全カバー12は、同図が示す閉塞姿勢に位置決め保持される。
本実施形態に係る鋏10は、前述のように握り鋏(和鋏)として構成されており、したがって、釣糸、裁縫糸、刺繍糸の切断等の細かい作業に適している。図14は、使用状態における鋏10の正面図である。
この鋏10が使用されるときは、前述のように、安全カバー12が上記基部14の腰部32側へ移動され、開放姿勢に保持される。このとき、鋏10の刃部22、23が露出する。この鋏10の使用者は、刃部22、23の間に切断しようとする釣糸等を配置し、同図が示すように基部14を握ることによって、当該釣糸等を切断することができる。使用者は、安全カバー12と共に上記基部14を握ることができるので、確実に当該鋏10を把持することができる。すなわち、開放姿勢に変化した安全カバー12は、当該鋏10の把手を兼ねることになり、使用者は、この安全カバー12を握ることによって、釣糸等を簡単に切断することができる。また、当該鋏10が保管されるときは、前述のように、上記安全カバー12が上記基部14の端部16、17側へ移動され、閉塞姿勢に保持される。これにより、鋭利な刃部22、23が被われるので、当該鋏10が安全に保管される。
しかも、図1が示すように、この安全カバー12のサイズは、鋏本体11のサイズよりも小さく設定されているから、安全カバー12が開放姿勢となったときは、上記刃部22、23が露出して上記基部14が被われ、他方、安全カバー12が閉塞姿勢となったときは、上記刃部22、23が被われ、上記基部14が露出する。したがって、この安全カバー12が開放姿勢又は閉塞姿勢のいずれの姿勢に変化した場合であっても、鋏10の全長が大幅に大きくならない。
このように、本実施形態に係る鋏10によれば、鋏本体11がコンパクトに設計され得るので、例えば磯釣り等で使用される場合であっても、使用者(釣人)は、鋏10を容易に携帯することができる。また、前述のように安全カバー12が鋏本体11の把手を兼ねているので、使用者は、鋏本体11を容易且つ安全に操作することができる。さらに、鋏10の不使用時には、安全カバー12が上記刃部22、23を被うので、この鋏10は、安全に保管される。
特に本実施形態では、安全カバー12の姿勢を開放姿勢又は閉塞姿勢に保持するために、基部14の外側面27が所定の形状に形成されている。このため、安全カバー12の姿勢保持手段が簡単な構造で安価に構成されるから、鋏10の製造コストの上昇が抑えられるという利点がある。加えて、安全カバー12が上記開放姿勢に保持されるから、鋏10の使用中において、安全カバー12が鋏本体11に対して簡単に位置ずれすることがなく、鋏10の使い勝手が向上し、より一層安全な使用が実現される。また、安全カバー12は上記閉塞姿勢にも保持されるから、鋏10の保管時においても安全カバー12が鋏本体11に対して位置ずれすることがなく、鋏10の保管時の安全性が向上する。
また、本実施形態では、一対の刃部22、23及び上記連結部材33が設けられているので、上記ピボット73のスライドが一定範囲内において許容される。すなわち、ピボット73が上記基部14の端部16、17側へ移動したときは、上記刃部22、23に当接して移動が規制され、また、ピボット73が上記基部14の腰部32側へ移動したときは、上記連結部材33によって移動が規制される。したがって、安全カバー12の姿勢変化に際し、当該安全カバー12が鋏本体11から脱落することはないという利点もある。
さらに、本実施形態では、上記安全カバー12は、指掛部93を備えているから、使用者にとって鋏10の操作が一層簡単になり、釣糸等が一層容易に切断される。
加えて、本実施形態では、上記安全カバー12が畜光材を有する樹脂から構成されているので、鋏10は、例えば夜間においても容易に使用することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明される。
図15は、本実施形態の変形例に係る鋏100の正面図である。
本変形例に係る鋏100が上記実施形態に係る鋏10と異なるところは、安全カバー12を構成するカバー片101、102の先端部87、88に平坦面103、104が形成されている点である。なお、その他の構成については、上記実施形態と同様である。
同図が示すように、カバー片101、102にそれぞれ上記平坦面103、104が形成されることにより、安全カバー12が閉塞姿勢となったときに各カバー片101、102の先端部が確実に面接触する。これにより、鋏100の保管時に刃部22、23が安全カバー12によってより確実に保護される。
次に、本実施形態の他の変形例について説明される。
図16は、本実施形態の他の変形例に係る鋏103の要部拡大断面図である。同図は、鋏本体11の基部14の断面を示しており、図3におけるVII−VII断面図である。
本変形例に係る鋏103が上記実施形態に係る鋏10と異なるところは、基部14の腰部32に設けられた凹部52に磁石53が嵌め込まれている点である。なお、その他の構成については、上記実施形態と同様である。
磁石53は、円盤状に形成されている。磁石53の外形形状は、上記凹部52の形状に対応されており、磁石53は、上記凹部52に嵌合固定されている。また、この磁石53の側面に指掛孔54が設けられている。この指掛孔54は、磁石53の表面に設けられた凹部から構成されている。指掛孔54は、本変形例では円形に形成されているが、指掛孔54の形状は、指先が引っ掛かるものであれば特に限定されない。
上記磁石53が設けられることにより、鋏103は、例えば強磁性体に接着することができる。したがって、例えば、この鋏103が釣りに使用される場合は、釣人が着るライフジャケット等に強磁性体からなるプレートを設置しておくことにより、鋏103は、このプレートに容易に着脱されるという利点がある。また、磁石53に上記指掛孔54が設けられているので、釣人は、この指掛孔54に指を掛けて鋏103を操作することができるという利点もある。
本発明は、釣りや裁縫等に使用される鋏にに適用され得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る鋏の正面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る鋏の右側面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る鋏本体の正面図である。 図4は、図3におけるIV−IV断面図である。 図5は、図3におけるV−V断面図である。 図6は、図3におけるVI−VI断面図である。 図7は、図3におけるVII−VII断面図である。 図8は、本発明の一実施形態に係る鋏の安全カバーの正面図である。 図9は、図8におけるIX−IX断面図である。 図10は、図8におけるX−X断面図である。 図11は、本発明の一実施形態に係る一方のカバー片の左側面図である。 図12は、本発明の一実施形態に係る他方のカバー片の右側面図である。 図13は、本発明の一実施形態に係る鋏の正面図である。 図14は、本発明の一実施形態に係る鋏の正面図である。 図15は、本発明の一実施形態の変形例に係る鋏の正面図である。 図16は、本発明の一実施形態の他の変形例に係る鋏の要部拡大断面図である。
符号の説明
10・・・鋏
11・・・鋏本体
12・・・安全カバー
14・・・基部
16・・・端部
17・・・端部
22・・・刃部
23・・・刃部
24・・・位置決めピン
27・・・外側面
28・・・保持ピン
29・・・保持ピン
32・・・腰部
33・・・連結部材
35・・・峰
39・・・峰
52・・・凹部
53・・・磁石
54・・・指掛孔
71・・・カバー片
72・・・カバー片
73・・・ピボット
74・・・背板
77・・・内溝
81・・・背板
84・・・内溝
86・・・貫通孔
87・・・先端部
88・・・先端部
89・・・後端部
90・・・後端部
93・・・指掛部
95・・・内壁面
96・・・内壁面
100・・・鋏
101・・・カバー片
102・・・カバー片
103・・・鋏

Claims (8)

  1. U字状に形成された基部及び基部の各先端部に対向するように設けられた一対の刃部を有する鋏本体と、
    一方の刃部が峰側から挿入されるように断面形状がC字状に形成された一方のカバー片及び他方の刃部が峰側から挿入されるように断面形状がC字状に形成された他方のカバー片を有する安全カバーと、
    各カバー片の先端部同士が近接すると共に後端部同士が離反する閉塞姿勢と各カバー片の先端部同士が離反すると共に後端部同士が近接する開放姿勢との間で上記安全カバーが姿勢変化するように当該各カバー片を連結するピボットと、
    当該ピボットが上記基部の内側で当該基部の先端部側から基端部側へ移動されることによって上記刃部が露出され且つ上記基部が被われた状態で上記安全カバーを上記開放姿勢に保持すると共に、ピボットが上記基部の内側で当該基部の基端部側から先端部側へ移動されることによって上記基部が露出され且つ上記刃部が被われた状態で上記安全カバーを上記閉塞姿勢に保持する姿勢保持手段とを備えた鋏。
  2. 上記姿勢保持手段は、
    上記基部に設けられ、上記安全カバーが上記開放姿勢に変化したときに上記ピボットよりも上記先端部側で各カバー片の内壁面を押圧すると共に、上記安全カバーが上記閉塞姿勢に変化したときに上記ピボットよりも上記基端部側で各カバー片の内壁面を押圧する押圧面部を備えている請求項1に記載の鋏。
  3. 上記各カバー片の先端部に、当該安全カバーが上記閉塞姿勢となったときに面接触する平坦面が形成されている請求項1又は2に記載の鋏。
  4. 上記一対の刃部は、その一部が対向方向に交差するように当該対向方向に直交する方向に重ね合わされており、
    上記基部は、当該基部の先端部側から基端部側への上記ピボットの移動を規制する移動規制部材を備えている請求項1から3のいずれかに記載の鋏。
  5. 上記安全カバーは、指掛部を備えている請求項1から4のいずれかに記載の鋏。
  6. 上記安全カバーは、光材を有する樹脂からなる請求項1から5のいずれかに記載の鋏。
  7. 上記基部の内底部に磁石が設けられている請求項1から6のいずれかに記載の鋏。
  8. 上記磁石は、指を掛けることができる凹部を備えている請求項7に記載の鋏。

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