JP4947081B2 - パススルーi/oデバイスを伴うlparの動的マイグレーション装置、その方法及びそのプログラム - Google Patents

パススルーi/oデバイスを伴うlparの動的マイグレーション装置、その方法及びそのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4947081B2
JP4947081B2 JP2009081859A JP2009081859A JP4947081B2 JP 4947081 B2 JP4947081 B2 JP 4947081B2 JP 2009081859 A JP2009081859 A JP 2009081859A JP 2009081859 A JP2009081859 A JP 2009081859A JP 4947081 B2 JP4947081 B2 JP 4947081B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
migration
dynamic
memory
main storage
destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009081859A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010237737A (ja
Inventor
浩明 押田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2009081859A priority Critical patent/JP4947081B2/ja
Priority to US12/749,017 priority patent/US8464019B2/en
Publication of JP2010237737A publication Critical patent/JP2010237737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4947081B2 publication Critical patent/JP4947081B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/50Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU]
    • G06F9/5061Partitioning or combining of resources
    • G06F9/5077Logical partitioning of resources; Management or configuration of virtualized resources

Description

本発明は、コンピュータのハードウェアリソースを論理的に分割して複数の論理パーティション(以下、適宜「LPAR」と表記する。)を構成し、運用中の諸条件(ハードウェアリソースの使用率、電力消費量、その他)に応じて、構成する前記LPARをマイグレーションすることに関する。
コンピュータシステムにおける論理パーティショニング(或いは仮想化)技術においては、ハイパーバイザ又は仮想マシンモニタ(VMM:Virtual Machine Monitor)と呼ばれる特権モードで動作する制御ソフトウェアがコンピュータシステムの物理ハードウェアを制御する。
ハイパーバイザは、物理マシンのCPU・メモリ・I/Oデバイスなどのハードウェア資源(以下、適宜「ハードウェアリソース」と表記する。)を論理的に分割し、コンピュータシステム上に複数の論理パーティションを構成するように制御する。コンピュータシステム上の各論理パーティションでは、それぞれ分配されたハードウェア資源を利用して仮想マシン(オペレーティングシステムを含む。)が稼動することができる。
ここで、論理パーティショニング技術におけるI/Oデバイスの制御は、ハイパーバイザ内の特権デバイスドライバが集中制御することにより行われる。そのため、各オペレーティングシステムに含まれるデバイスドライバは、I/Oデバイスの制御をする際に特権デバイスドライバを介してI/Oデバイスにアクセスする必要がある。そして、この特権デバイスドライバを介するという処理が存在することにより、大きなオーバヘッドが発生し、論理パーティショニング(或いは仮想化)環境において十分な性能が得られないことがあった。
この点を鑑みて、ハイパーバイザがI/Oデバイスの資源割り当て管理のみを実施し、I/Oデバイスの制御は各仮想マシン上のオペレーティングシステムに含まれるデバイスドライバが直接行う方式(パススルーI/O方式)が採用されるようになっている。このパススルーI/O方式を用いることにより、上述のI/Oデバイスの制御をする際に特権デバイスドライバを介してI/Oデバイスにアクセスする必要があるという問題が解消できる。
他方、複数の物理マシンを用意し、仮想マシンを同一物理サーバ内、及び、異なる物理サーバ間で動的にマイグレーション(移動)するという技術も存在する。そして、例えば、高負荷状態になっている物理マシンから、低負荷状態の物理マシンに仮想マシンのマイグレーションを行うことにより各物理マシンの負荷状態の平準化を図ることが可能となる(例えば、特許文献1の段落[0017]、特許文献2の段落[0019]、[0020]等参照。)。
特開2005−327279号公報 特開2008−217302号公報
しかしながら、上述したようなパススルー方式のI/Oデバイス制御においてマイグレーションを行う場合には、次のような課題がある。
第一の課題は、パススルーI/O方式では仮想マシン内のI/Oアクセスに伴うメモリ更新を、仮想マシンのI/Oデバイスが直接更新してしまうため、ハイパーバイザは仮想マシン内のI/Oアクセスに伴うメモリ更新を管理することができなくなる。そして、その結果として、仮想マシンを同一物理サーバ内、及び、異なる物理サーバ間で動的にマイグレーションする際に、ハイパーバイザが仮想マシンのマイグレーションの前・後でメモリの一致性を保障することが困難となるということである。すなわち、動的なマイグレーションを行う場合には、マイグレーションを行う仮想マシン上のパススルーI/Oデバイスを仮想マシン上で一旦切り離し、その状態で仮想マシンのマイグレーションを実施し、更にマイグレーション実行後に切り離したパススルーI/Oデバイスを仮想マシン上で再度組み込むといった制御を行う必要が生じている。そしてこれにより、動的なマイグレーションの実施において運用上の制約が発生している、更に、システムストレージデバイスがパススルー方式を採用したI/Oデバイスであった場合、切り離すこともとできないため、動的なマイグレーションを実行すること自体ができないという制約も生じている。
第二の課題は、プロセッサのマルチコア(Many CORE)化が進むにつれ、仮想マシンの大規模化(構成規模、及び、仮想マシン数の増大)が進んでいる。この点、大規模な仮想マシンにおいては、仮想マシン毎に多数のパススルーI/Oデバイスが接続されるケースが多く、仮想マシンのマイグレーションを想定して、各仮想マシン対応に専用のパススルー方式のI/Oデバイスを割り当てるにはシステム構築コストが高価(必要I/Oスロット数の増大をカバーする巨大なシステムが必要)になってしまうということである。
そこで、本発明はパススルーI/O方式を採用するLPARにおいて動的なマイグレーションを実施することが可能な、パススルーI/Oデバイスを伴うLPARの動的マイグレーション装置、その方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、物理マシンのハードウェアリソースを論理的に分割することにより、パススルーI/O方式を採用する複数の論理パーティションを生成し、当該論理パーティションをマイグレーションするシステムにおける動的マイグレーション装置において、マイグレーション先となるハードウェアリソースを前記物理マシン上で仮想マシンが確保した後に、マイグレーションの実行指示を受け付ける管理コンソール制御手段と、前記実行指示の受付を契機としてマイグレーション支援手段にマイグレーションの開始を指示するコンフィグ制御手段と、前記コンフィグ制御手段の前記指示に基づきマイグレーション元の主記憶装置のデータをマイグレーション先の主記憶装置に移送し、前記マイグレーション元の主記憶装置のデータの全てについて移送が完了した後に、前記マイグレーション元での演算処理を中止させると共に配下のI/OデバイスからのDMA(Direct Memory Access)をマスクし、前記コンフィグ制御手段が有する論理パーティションと前記I/Oデバイスの対応に関する情報を更新し、当該更新の後に前記マスクを解除し、前記マイグレーション先にて前記演算処理を再開させるマイグレーション支援手段と、を備え、前記マイグレーションを行った際に、マイグレーション元の論理パーティションが用いていたI/Oデバイスと同一のI/Oデバイスを、マイグレーション先の論理パーティションが引き続き用いるように設定することを特徴とする動的マイグレーション装置が提供される。
本発明の第2の観点によれば、物理マシンのハードウェアリソースを論理的に分割することにより、パススルーI/O方式を採用する複数の論理パーティションを生成し、当該論理パーティションをマイグレーションするシステムにおける動的マイグレーション方法において、マイグレーション先となるハードウェアリソースを前記物理マシン上で仮想マシンが確保した後に、マイグレーションの実行指示を受け付ける管理コンソール制御ステップと、前記実行指示の受付を契機としてマイグレーション支援ステップによるマイグレーションの開始を指示するコンフィグ制御手段を用意するステップと、前記コンフィグ制御手段の前記指示に基づきマイグレーション元の主記憶方法のデータをマイグレーション先の主記憶方法に移送し、前記マイグレーション元の主記憶方法のデータの全てについて移送が完了した後に、前記マイグレーション元での演算処理を中止させると共に配下のI/OデバイスからのDMAをマスクし、前記コンフィグ制御手段が有する論理パーティションと前記I/Oデバイスの対応に関する情報を更新し、当該更新の後に前記マスクを解除し、前記マイグレーション先にて前記演算処理を再開させるマイグレーション支援ステップと、を備え、前記マイグレーションを行った際に、マイグレーション元の論理パーティションが用いていたI/Oデバイスと同一のI/Oデバイスを、マイグレーション先の論理パーティションが引き続き用いるように設定することを特徴とする動的マイグレーション方法が提供される。
本発明の第3の観点によれば、物理マシンのハードウェアリソースを論理的に分割することにより、パススルーI/O方式を採用する複数の論理パーティションを生成し、当該論理パーティションをマイグレーションするシステムにおける動的マイグレーションプログラムにおいて、マイグレーション先となるハードウェアリソースを前記物理マシン上で仮想マシンが確保した後に、マイグレーションの実行指示を受け付ける管理コンソール制御手段と、前記実行指示の受付を契機としてマイグレーション支援手段にマイグレーションの開始を指示するコンフィグ制御手段と、前記コンフィグ制御手段の前記指示に基づきマイグレーション元の主記憶装置のデータをマイグレーション先の主記憶装置に移送し、前記マイグレーション元の主記憶装置のデータの全てについて移送が完了した後に、前記マイグレーション元での演算処理を中止させると共に配下のI/OデバイスからのDMAをマスクし、前記コンフィグ制御手段が有する論理パーティションと前記I/Oデバイスの対応に関する情報を更新し、当該更新の後に前記マスクを解除し、前記マイグレーション先にて前記演算処理を再開させるマイグレーション支援手段と、を備え、前記マイグレーションを行った際に、マイグレーション元の論理パーティションが用いていたI/Oデバイスと同一のI/Oデバイスを、マイグレーション先の論理パーティションが引き続き用いるように設定する動的マイグレーション装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする動的マイグレーションプログラムが提供される。
本発明によれば、コンピュータシステムのI/Oコントローラに上記動作を持つマイグレーション支援部を実装し、ハイパーバイザと連携できることから、パススルーI/O方式を採用するLPARにおいて動的なマイグレーションを実施することが可能となる。
本発明の実施形態の基本的構成を表すブロック図である。 本発明の実施形態のI/Oコントローラの基本的構成を表すブロック図である。 本発明の実施形態のコンフィグ制御部98の基本的構成を表す図である。 本発明の実施形態のコンフィグ制御部98が有する各テーブルについて説明する図である。 本発明の実施形態のLPARについての資源割り当てについて表す図である。 本発明の実施形態のLPARのマイグレーションについて表す図である。 本発明の実施形態の基本的動作を表すフローチャート(1/2)である。 本発明の実施形態の基本的動作を表すフローチャート(2/2)である。
次に、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1に示すのは、本発明が想定するコンピュータシステムの一例で、ハードウェアリソースをハイパーバイザによって論理的に分割して複数のLPARを構成したコンピュータシステムである。
第1の物理マシン40は、主記憶装置(MMU:Main Memory Unit)41、プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)42、I/Oハブ(IOH:Input Output Hub)43、管理コントローラ(BMC:Baseboard Management Controller)44及びI/Oスロット群(I/Oスロット45〜48)を有している。
同様に、第2の物理マシン50は、主記憶装置51、プロセッサ52、I/Oハブ53、管理コントローラ54及びI/Oスロット群(I/Oスロット55〜58)を有している。
また、同様に、第3の物理マシン60は、主記憶装置61、プロセッサ62、I/Oハブ63、管理コントローラ64及びI/Oスロット群(I/Oスロット66〜68)を有している。
第1のI/O装置70は、I/Oコントローラ(IOC:Input Output control)71とI/Oスロット群(I/Oスロット71〜78)を有している。
同様に、第2のI/O装置80は、I/Oコントローラ81とI/Oスロット群(I/Oスロット81〜88)を有している。
第1の物理マシン40、第2の物理マシン50、第3の物理マシン60は、それぞれI/Oスロット45、55、65に搭載されたI/Oアダプタを介して第1のI/O装置70に接続される。加えて、第1の物理マシン40、第2の物理マシン50、第3の物理マシン60は、I/Oスロット46、56、66に搭載されたI/Oアダプタを介して第2のI/O装置80にも接続される。
今回の説明では、説明の便宜上、第1の物理マシン40、第2の物理マシン50、第3の物理マシン60の主記憶装置41、51、61は、それぞれ2つの記憶の領域(第1の領域41−1と第2の領域41−2、第1の領域51−1と第2の領域51−2、第1の領域61−1と第2の領域61−2)を有しているものと想定する。
また、第1の物理マシン40、第2の物理マシン50、第3の物理マシン60のプロセッサ42、52、62は、それぞれ2つの演算コア(第1のコア42−1と第2のコア42−2、第1のコア52−1と第2のコア52−2、第1のコア62−1と第2のコア62−2)を有する。なお、今回は説明の便宜上演算コアの個数を2つと想定したが、これは本実施形態が適用可能な演算コアの数を限定するものではない。本実施形態は任意のコア数のプロセッサを用いることが出来る。例えば、Intel CorporationのIntel Core i7の4コア製品は最大で同時8スレッドまで処理が可能であるが、このようなCPUを採用することも可能である。
更に、物理マシンの台数や、I/O装置の台数、I/Oスロットの個数等も、限定されるものではなく、任意の数を選択することが出来る。
また、第1の物理マシン40、第2の物理マシン50、第3の物理マシン60上には、それぞれ第1のハイパーバイザ10、第2のハイパーバイザ20、第3のハイパーバイザ30と呼ばれる制御ソフトウェアが動作し、それぞれの物理マシンのハードウェア資源を論理的に分割し、複数のLPARを生成する。
図1においては、第1のハイパーバイザ10、第2のハイパーバイザ20、第3のハイパーバイザ30は、それぞれ、第1のLPAR1と第2のLPAR2、第3のLPAR3と予備LPAR6、第4のLPAR4と予備LPAR7を生成し、各LPAR内で個別に独立したオペレーティングシステムが稼動し、仮想マシンが生成される。
図2は、図1におけるI/Oコントローラ71の詳細な構成を説明する図である。なお、I/Oコントローラ81も同様の構成を有しているためI/Oコントローラ81については説明を省略する。まず、本実施形態のI/Oコントローラの概略について説明する。
本実施形態のI/Oコントローラは、システム上で構成される個々のLPARからアクセスできる構造であり、I/Oコントローラ内の各I/OスロットがどのLPARに構成されているかの諸情報を示す構成管理テーブルと、各LPARが使用するメモリ空間を示すメモリベーステーブルと、マイグレーション時のデータ移送状態等をメモリページ単位に管理・保持するマイグレーション管理テーブルと、マイグレーション元となるLPARのメモリをマイグレーション先となるLPARのメモリにデータを移送するマイグレーション支援部とを備える。尚、LPARにおけるI/Oデバイスの冗長性を考慮し、異なるI/Oコントローラ配下にI/Oデバイスを多重化するという構成(正・副の2重化構成等)をとってもよい。
また、3台の物理マシンの管理コントローラと2台のI/Oコントローラの管理コンソール制御部は、管理コンソールに接続されている(図示を省略する。)。管理コンソールは、システム管理者が個々のLPARへの資源の分配、起動を含む様々な機能を行うことのできる個別の処理システムである。
次に、図2を参照して詳細を説明する。
I/Oコントローラ71は、I/OハブI/F制御部90、マイグレーション支援部90−5、アウトバウンドバッファ制御部94、インバウンドリードバッファ制御部93、インバウンドバッファ制御部92、アウトバウンド制御部96、管理コンソール制御部97、インバウンド制御部95、コンフィグ制御部98、及び、スロット制御部99を有する。
I/OハブI/F制御部90は、各I/Oハブからのトランザクションを受信し、トランザクションの種別に応じてI/Oコントローラ内の適切な格納先にルーティングする制御機能を有する。更にI/OハブI/F制御部90は、後述するインバウンドバッファ(Inbound Buffer)制御部92とのI/Fを有し、インバウンドバッファ制御部92からのトランザクションを各I/Oハブ(I/Oハブ43、53、63)へ送出する制御機能を有する。加えて、I/OハブI/F制御部90は、マイグレーション支援部90−5を有し、後述するコンフィグ制御部98の持つ各種テーブルの情報を参照し、マイグレーション元LPARの使用するメモリデータをマイグレーション先LPARのメモリ領域にデータ移送する機能を持つ。
アウトバウンドバッファ(Outbound Buffer)制御部94は、I/OハブI/F制御部90とのI/Fを有し、I/OハブI/F制御部90からのOutboundリクエストトランザクションを受信する。そして、アウトバウンドバッファ制御部94は、受信したトランザクションを自らが有するバッファ94−1(図示は省略する)に格納する。
加えてアウトバウンドバッファ制御部94は、後述するアウトバウンド(Outbound)制御部96とのI/Fを有する。アウトバウンドバッファ制御部94は、トランザクションをバッファリングし、バッファ94−1に格納されているトランザクションをアウトバウンド制御部96に送信する制御機能を有する。
インバウンドバッファ制御部92は、後述するインバウンド(Inbound)制御部95とのI/Fを有し、Outboundリプライトランザクションと、Inboundライトリクエストトランザクションを受信する。
また、インバウンドバッファ制御部92は、後述するインバウンドリードバッファ(Inbound Read Buffer)制御部93とのI/Fを有し、インバウンドリードバッファ制御部93からのInboundリードリクエストトランザクションを受信する。インバウンドバッファ制御部92は、受信した各トランザクションを格納するバッファ92−1(図示は省略する)を有す。またインバウンドバッファ制御部92は、I/OハブI/F制御部90とのI/Fを有し、受信したトランザクションをI/OハブI/F制御部90に送信する制御機能を有する。
インバウンドリードバッファ制御部93は、I/OハブI/F制御部90とのI/Fを有し、I/OハブI/F制御部90からInboundリードリプライトランザクション(主記憶装置からのリードデータ)を受信し、受信したトランザクションを格納するバッファ93−1(図示は省略する)を有す。
また、インバウンドリードバッファ制御部93は、Inboundリードリクエストトランザクションで要求されたデータがバッファ93−1に揃ったかチェックする機能を有し、データが揃っていたならば該当データをバッファ93−1から読み出しアウトバウンド制御部96に送信する制御機能を有する。
スロット制御部99は、後述するアウトバウンド制御部96とインバウンド制御部95、I/Oデバイス群とのI/Fを有し、I/Oデバイスとのプロトコルに従って接続されたI/OデバイスとのI/F制御機能を有する。
アウトバウンド制御部96は、アウトバウンドバッファ制御部94とインバウンドリードバッファ制御部93とスロット制御部99、後述するインバウンド制御部95とコンフィグ制御部98とのI/Fを有している。加えて、アウトバウンド制御部96は、アウトバウンドバッファ制御部94もしくはインバウンドリードバッファ制御部93から受信するトランザクションを、スロット制御部99、インバウンド制御部95、コンフィグ制御部98にルーティングする機能を有す。
なお、ルーティング先はトランザクション種別により決定する。具体的には、アウトバウンドバッファ制御部94から受信するI/Oコントローラ自身宛のコンフィグレーションリクエストトランザクションはコンフィグ制御部98に送信する。また、インバウンドリードバッファ制御部93から受信するInboundリードリプライトランザクションはスロット制御部99に送信する。アウトバウンドバッファ制御部94から受信するOutboundリクエストトランザクションは、スロット制御部99に送信する。
インバウンド制御部95は、インバウンドバッファ制御部92、インバウンドリードバッファ制御部93、スロット制御部99、アウトバウンド制御部96、後述するコンフィグ制御部98とのI/Fを有している。加えて、インバウンド制御部95は、スロット制御部99、アウトバウンド制御部96、コンフィグ制御部98から受信するトランザクションを、インバウンドバッファ制御部92もしくはインバウンドリードバッファ制御部93にルーティングする機能を有す。
ルーティング先はトランザクション種別により決定する。具体的には、コンフィグ制御部98からから受信するコンフィグレーションリプライトランザクション、およびスロット制御部99とアウトバウンド制御部96から受信するOutboundリプライトランザクション、およびスロット制御部99から受信するInboundライトリクエストトランザクションはインバウンドバッファ制御部92に送信する。スロット制御部99から受信するInboundリードリクエストトランザクションはインバウンドリードバッファ制御部93に送信する。
次に、図3を参照してコンフィグ制御部98について説明する。コンフィグ制御部98は、各種コンフィグレーションレジスタを有し、その一部として構成管理テーブル98−1、マイグレーション情報テーブル98−2、マイグレーション管理テーブル98−3及びメモリベーステーブル98−4を有する。
また、コンフィグ制御部98は、アウトバウンド制御部96とインバウンド制御部95とのI/Fを有し、アウトバウンド制御部96から受信するリクエストトランザクションの指示に従いコンフィグレーションレジスタを更新し、必要に応じてリプライトランザクションをインバウンド制御部95に送信する。構成管理テーブル98−1、マイグレーション情報テーブル98−2、マイグレーション管理テーブル98−3、メモリベーステーブル98−4の情報は、I/OハブI/F制御部90、及び、スロット制御部99に分配される。
管理コンソール制御部97は、外部に接続された管理コンソールとのI/Fとコンフィグ制御部98とのI/Fを有し、外部接続された管理コンソールからの指示に従い、コンフィグ制御部98内の各種レジスタ群の更新・参照制御を中継する機能を持つ。
図4は、図3に示したコンフィグ制御部98の構成管理テーブル98−1、マイグレーション情報テーブル98−2、マイグレーション管理テーブル98−3、メモリベーステーブル98−4の構成を説明する図である。
図4を参照すると、構成管理テーブル98−1は、I/OコントローラのI/Oスロットの構成情報を示すテーブルである。本構成管理テーブル98−1は、LPAR#、PORT#、Outbound Range情報を有している。LPAR#、PORT#は、I/Oコントローラが保有する各I/O SLOTがどのLPAR番号に属し、I/OハブI/F制御部90のどのI/OハブI/F PORTを介して接続されているかを示す。Outbound Range情報は、該当I/O SLOTにアサインされたOutboundトランザクションのレンジ情報である。Outbound Range情報は、上位装置であるI/Oハブから受信したOutbound トランザクションを対応するSLOTへ振り分けるために使用される。
マイグレーション情報テーブル98−2は、Mビット(マイグレーション実行中ビット)、マイグレーション先LPAR#、マイグレーション先PORT#を有している。マイグレーション先LPAR#は、該当する論理パーティションがどのLPAR番号にマイグレーションすべきかを示す。また、マイグレーション先PORT#は、I/OハブI/F制御部90のどのI/OハブI/Fポートにマイグレーション先の物理マシンが接続されているかを示す。
マイグレーション管理テーブル98−3は、LPARのマイグレーション時の該当LPARが保有するメモリデータのデータ移送状態等をメモリページ単位毎(エントリ)に管理・保持するテーブルである。本マイグレーション管理テーブル98−3は、Vビット(エントリ有効ビット)、MCビット(マイグレーション完了ビット)、制御情報(該当ページのR/W可能属性)とで構成される。
メモリベーステーブル98−4は、各LPARが使用する上位装置側におけるメモリ空間のメモリ情報を示すテーブルである。メモリベーステーブル98−4は、メモリベースアドレス、メモリページ数とで構成される。メモリベースアドレス、及び、メモリページ数は、I/Oデバイスからのメモリアクセス、及び、マイグレーション支援部90−5によるデータ移送処理時に使用される。
実施形態の動作の説明
本発明の一実施形態における動作を、図を参照して説明する。
今回の説明では、まず図1に示す各物理マシン上にて特権モードで動作する制御ソフトウェア(ハイパーバイザ)の制御の下で、4つのLPARを構成している。
具体的には、図5に示すように、第1のLPAR1には、第1の物理マシン40上の第1のコア42−1と主記憶装置41−1と第1のI/O装置70のI/Oスロット72、73及び第2のI/O装置80のI/Oスロット82、83が占有資源として割り当てられている。
同じく、第2のLPAR2には、第1の物理マシン40上の第1のコア42−2と主記憶装置41−2と第1のI/O装置70のI/Oスロット74、75及び第2のI/O装置80のI/Oスロット84、85が占有資源として割り当てられている。
同じく、第3のLPAR3には、第2の物理マシン50上の第1のコア52−1と主記憶装置51−1と第1のI/O装置70のI/Oスロット76、77及び第2のI/O装置80のI/Oスロット86、87が占有資源として割り当てられている。
同じく、第4のLPAR4には、第3の物理マシン60上の第1のコア61−1と主記憶装置61−1と第1のI/O装置70のI/Oスロット78、79及び第2のI/O装置80のI/Oスロット88、89が占有資源として割り当てられている。
なお、今回は上述したようにLPARにおけるI/Oデバイスの冗長性を考慮し、異なるI/Oコントローラ配下にI/Oデバイスを多重化した状態である。すなわち、各LPARは、第1のI/O装置70に接続されているデバイスを(正)として、また第2のI/O装置80に接続されているデバイスを(副)として用いることにより多重化を実現している。
このような状況下でハイパーバイザの制御により、LPARに占有資源として割り当てられたハードウェアリソースを用いて、それぞれのLPAR上でオペレーティングシステムが動作する。このとき、オペレーティングシステム及びオペレーティングシステム上で動作するアプリケーション及びデバイスドライバからは、自LPARに割り当てられたハードウェアリソースだけしかアクセスすることができない。
各論理パーティションには、それぞれ占有のI/Oスロットが割り当てられており、オペレーティングシステム及びデバイスドライバから該I/Oスロット上に実装されたI/Oデバイスを直接制御する方式(パススルーI/O方式)を用いている。パススルーI/O方式では、各論理パーティション内で動作するオペレーティングシステム及びデバイスドライバによって直接制御する(ハイパーバイザはI/Oスロットの資源分割にのみ関与し、I/Oデバイスの制御においてはエミュレーションを行う等の関与を行わない)ため、I/Oデバイスを高速に制御できる。また、3台の物理マシンと2台のI/Oコントローラは、管理コンソールに接続されている。管理コンソールは、システム管理者が個々のLPARへの資源の分配、起動を含む様々な機能を行うことのできる個別の処理システムである。
運用中の諸条件(ハードウェアリソースの使用率、電力消費量、その他)に応じて、構成する前記LPARをマイグレーションするための動作を説明する。
まず本実施形態の動作の前提として、システム管理者が、管理コンソールにて現在の論理パーティションの稼動状態を確認する。具体的には、各物理マシンのプロセッサの使用率や消費電力を確認し、論理パーティションのマイグレーションが必要か否かを判断する。
例えば、第1の物理マシン40において稼動する第1のLPAR1と第2のLPAR2のプロセッサ使用率が軒並み高く、第1の物理マシン40のプロセッサ能力を著しく利用している状態(高負荷状態)が確認できたとする。この場合に、第1のLPAR1を負荷が低い状態である第2の物理マシン50の予備ハードウェアリソースへマイグレーションすることを判断したと仮定する。図6がそのマイグレーションイメージである。
システム管理者は、管理コンソールを介して、マイグレーション先の論理パーティションとして必要なハードウェアリソース(プロセッサ、主記憶装置、I/Oスロット)の確保要求をマイグレーション先のハイパーバイザに対して指示する。
図5において、第1のコア52−1と主記憶装置51−1がマイグレーション先のハードウェアリソースとしてアサインされる。一方、I/Oのスロットに関しては、マイグレーション元の第1のLPAR1のI/Oスロット(当該スロットに接続されているデバイス)をそのまま利用することとなる。なお、各図において第1のLPAR1のマイグレーション後のLPAR第2の仮想マシン50上では「第5のLPAR5」と表記する。第1のI/O装置70及びまた第2のI/O装置80上では、「第1のLPAR1」とそのまま表記する。
システム管理者は、マイグレーションに必要なハードウェアリソースの確保が完了した後、管理コンソールを介して、マイグレーション元第1のLPAR1からマイグレーション先の第5のLPAR5への動的なマイグレーションの実行を第1のハイパーバイザ10、第2のハイパーバイザ20に対して指示する。
次に、図7及び図8のフローチャートを用いて、本実施形態の動作について説明する。
第1のハイパーバイザ10、第2のハイパーバイザ20は、管理コンソールからのマイグレーション実行指示に従い、I/Oコントローラの構成管理テーブル98−1、マイグレーション情報テーブル98−2、マイグレーション管理テーブル98−3、メモリベーステーブル98−4の各種情報を設定する。そして、マイグレーション支援部90−5に論理パーティションのマイグレーション開始を指示する(ステップS101)。
この指示を受け付けたマイグレーション支援部90−5は、構成管理テーブル98−1、マイグレーション情報テーブル98−2、マイグレーション管理テーブル98−3及びメモリベーステーブル98−4の情報を参照し、マイグレーション元第1のLPAR1の主記憶装置41−1のメモリデータをマイグレーション先第5のLPAR5の主記憶装置51−2に対してページ単位でデータ移送処理を実施する。
まず、マイグレーション支援部90−5は、マイグレーション情報テーブル98−2のMビットがM=1のエントリを保有するエントリ番号をマイグレーション元論理パーティション番号と判断する(ステップS102)。
マイグレーション支援部90−5は、マイグレーション元論理パーティション番号で示されるマイグレーション管理テーブル98−3の各エントリをサーチし、VビットとMCビットがそれぞれV=1、MC=0のエントリのページのデータ移送処理を実施する(ステップS103)。本ステップにおけるデータ移送処理で使用するデータ移送アドレスは、マイグレーション元論理パーティション番号とマイグレーション先論理パーティション番号に対応したメモリベーステーブル98−4にページオフセットを加算したアドレスを用いる。今回の場合は、マイグレーション元第1のLPAR1で示されるメモリベースアドレスにページオフセットを加算したアドレスをデータ移送元アドレスとする。また、マイグレーション先第5のLPAR5で示されるメモリベースアドレスにページオフセットを加算したアドレスをデータ移送先アドレスとする。
更に、マイグレーション支援部90−5によるページ単位のデータ移送処理の完了毎に、マイグレーション管理テーブル98−3の該当ページに関するMCビットの更新(MC=1)を行う(ステップS104)。
第1のハイパーバイザ10は、マイグレーション処理中にマイグレーション元第1のLPAR1内でのメモリ更新が発生した場合には、マイグレーション支援部90−5に対して再度データ移送処理を実施させるために、マイグレーション管理テーブル98−3の該当ページに関するMCビットの更新(MC=0)を行う(ステップS105)。
I/OコントローラのI/OハブI/F制御部90は、マイグレーション処理中にI/Oデバイスからメモリ更新があった場合には、マイグレーション管理テーブル98−3のMCビットを参照し、データ移送が既に完了している場合(MC=1)(ステップS106においてYes)には、マイグレーション元・マイグレーション先の両第1のLPAR1、第5のLPAR5に対してメモリ更新を行う(ステップS107)。
一方、データ移送が完了していない場合(MC=0)(ステップS106においてNo)には、マイグレーション元第1のLPAR1に対してのみメモリ更新を行う(ステップS108)。
第1のハイパーバイザ10は、マイグレーション支援部90−5によるデータ移送状態を監視し、全てのメモリ情報がマイグレーション元第1のLPAR1からマイグレーション先第5のLPAR5に移送完了したか否かを確認する(ステップS109)。
そして、移送完了したことを確認した(ステップS109においてYes)後に、マイグレーション元第1のLPAR1での各種演算処理を保留すると共に配下のI/OデバイスからのDMA(Direct Memory Access)もマスクし、一時的にマイグレーション元第1のLPAR1におけるメモリ更新を完全に抑止する(ステップS110)。
そして、第1のハイパーバイザ10は、マイグレーション後の状態に合わせて構成管理テーブル98−1、マイグレーション情報テーブル98−2、マイグレーション管理テーブル98−3、メモリベーステーブル98−4の情報を更新する(ステップS111)。
その後、マイグレーション元第1のLPAR1からマイグレーション先第5のLPAR5に対して該LPARのCPUコンテキスト情報等をI/Oコントローラ経由で転送し、マイグレーション先第5のLPAR5にて該CPUコンテキスト情報等を用いた演算処理の再開とI/OデバイスのDMAのマスクを解除することでマイグレーション処理を完了する(ステップS112)。
以上説明した本発明の実施形態は、以下に記載するような効果を奏する。
第一の効果は、コンピュータシステムのI/Oコントローラに上記動作を持つマイグレーション支援部を実装し、ハイパーバイザと連携することで、パススルーI/O方式を採用するLPARにおいて動的なマイグレーションを実施することを可能とすることにある。
第二の効果は、LPARのマイグレーション時に、マイグレーション前で使用していたI/Oデバイスをマイグレーション後も継続使用できるので、I/Oデバイスに関する過剰なハードウェアリソース投資を抑えることができることにある。
なお、本発明の実施形態である各物理マシン、I/O装置は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。
また、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
1 第1のLPAR
2 第2のLPAR
3 第3のLPAR
4 第4のLPAR
5 第5のLPAR
6、7 予備LPAR
10 第1のハイパーバイザ
20 第2のハイパーバイザ
30 第3のハイパーバイザ
40 第1の物理マシン
41、51、61 主記憶装置
41−1、51−1、61−1 第1の領域
41−2、51−2、61−2 第2の領域
42 プロセッサ
42−1、52−1、62−1 第1のコア
42−2、52−2、62−2 第2のコア
43、53、63 I/Oハブ
44、54、64 管理コントローラ
45〜48、55〜58、65〜68、72〜79、82〜89 I/Oスロット
50 第2の物理マシン
60 第3の物理マシン
70 第1のI/O装置
71、81 I/Oコントローラ
80 第1のI/O装置
90 I/OハブI/F制御部
90−1〜90−4 ポート
90−5 マイグレーション支援部
92 インバウンドバッファ制御部
93 インバウンドリードバッファ制御部
94 アウトバウンドバッファ制御部
95 インバウンド制御部
96 アウトバウンド制御部
97 管理コンソール制御部
98 コンフィグ制御部
98−1 構成管理テーブル
98−2 イグレーション情報テーブル
98−3 マイグレーション管理テーブル
98−4 メモリベーステーブル
99 スロット制御部
99−1〜99−8 スロット

Claims (13)

  1. 物理マシンのハードウェアリソースを論理的に分割することにより、パススルーI/O方式を採用する複数の論理パーティションを生成し、当該論理パーティションをマイグレーションするシステムにおける動的マイグレーション装置において、
    マイグレーション先となるハードウェアリソースを前記物理マシン上で仮想マシンが確保した後に、マイグレーションの実行指示を受け付ける管理コンソール制御手段と、
    前記実行指示の受付を契機としてマイグレーション支援手段にマイグレーションの開始を指示するコンフィグ制御手段と、
    前記コンフィグ制御手段の前記指示に基づきマイグレーション元の主記憶装置のデータをマイグレーション先の主記憶装置に移送し、前記マイグレーション元の主記憶装置のデータの全てについて移送が完了した後に、前記マイグレーション元での演算処理を中止させると共に配下のI/OデバイスからのDMA(Direct Memory Access)をマスクし、前記コンフィグ制御手段が有する論理パーティションと前記I/Oデバイスの対応に関する情報を更新し、当該更新の後に前記マスクを解除し、前記マイグレーション先にて前記演算処理を再開させるマイグレーション支援手段と、
    備え、
    前記マイグレーションを行った際に、マイグレーション元の論理パーティションが用いていたI/Oデバイスと同一のI/Oデバイスを、マイグレーション先の論理パーティションが引き続き用いるように設定することを特徴とする動的マイグレーション装置。
  2. 請求項1に記載の動的マイグレーション装置において、
    前記マイグレーション元と、前記マイグレーション先が異なる物理マシン上に存在することを特徴とする動的マイグレーション装置。
  3. 請求項1又は2に記載の動的マイグレーション装置において、
    前記マイグレーションの対象となる1つの前記論理パーティションに対して複数のI/Oデバイスを用意し、I/Oデバイスを冗長化することを特徴とする動的マイグレーション装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の動的マイグレーション装置において、
    前記マイグレーション中に前記I/Oデバイスからメモリ更新があった際に、当該メモリ更新される箇所のデータについて前記移送が完了していない場合は前記マイグレーション元の主記憶装置についてのみメモリ更新を行い、当該メモリ更新される箇所のデータについて前記移送が完了している場合は前記マイグレーション元の主記憶装置及び前記マイグレーション先の主記憶装置の両方についてメモリ更新を行うことを特徴とする動的マイグレーション装置。
  5. 物理マシンと、当該物理マシンと接続されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の動的マイグレーション装置と、を備えるコンピュータシステムにおいて、
    前記動的マイグレーション装置を用いて、前記マイグレーションを行うことを特徴とするコンピュータシステム。
  6. 物理マシンのハードウェアリソースを論理的に分割することにより、パススルーI/O方式を採用する複数の論理パーティションを生成し、当該論理パーティションをマイグレーションするシステムにおける動的マイグレーション方法において、
    マイグレーション先となるハードウェアリソースを前記物理マシン上で仮想マシンが確保した後に、マイグレーションの実行指示を受け付ける管理コンソール制御ステップと、
    前記実行指示の受付を契機としてマイグレーション支援ステップによるマイグレーションの開始を指示するコンフィグ制御手段を用意するステップと、
    前記コンフィグ制御手段の前記指示に基づきマイグレーション元の主記憶方法のデータをマイグレーション先の主記憶方法に移送し、前記マイグレーション元の主記憶方法のデータの全てについて移送が完了した後に、前記マイグレーション元での演算処理を中止させると共に配下のI/OデバイスからのDMAをマスクし、前記コンフィグ制御手段が有する論理パーティションと前記I/Oデバイスの対応に関する情報を更新し、当該更新の後に前記マスクを解除し、前記マイグレーション先にて前記演算処理を再開させるマイグレーション支援ステップと、
    備え、
    前記マイグレーションを行った際に、マイグレーション元の論理パーティションが用いていたI/Oデバイスと同一のI/Oデバイスを、マイグレーション先の論理パーティションが引き続き用いるように設定することを特徴とする動的マイグレーション方法。
  7. 請求項6に記載の動的マイグレーション方法において、
    前記マイグレーション元と、前記マイグレーション先が異なる物理マシン上に存在することを特徴とする動的マイグレーション方法。
  8. 請求項6又は7に記載の動的マイグレーション方法において、
    前記マイグレーションの対象となる1つの前記論理パーティションに対して複数のI/Oデバイスを用意し、I/Oデバイスを冗長化することを特徴とする動的マイグレーション方法。
  9. 請求項6乃至8の何れか1項に記載の動的マイグレーション方法において、
    前記マイグレーション中に前記I/Oデバイスからメモリ更新があった際に、当該メモリ更新される箇所のデータについて前記移送が完了していない場合は前記マイグレーション元の主記憶装置についてのみメモリ更新を行い、当該メモリ更新される箇所のデータについて前記移送が完了している場合は前記マイグレーション元の主記憶装置及び前記マイグレーション先の主記憶装置の両方についてメモリ更新を行うことを特徴とする動的マイグレーション方法。
  10. 物理マシンのハードウェアリソースを論理的に分割することにより、パススルーI/O方式を採用する複数の論理パーティションを生成し、当該論理パーティションをマイグレーションするシステムにおける動的マイグレーションプログラムにおいて、
    マイグレーション先となるハードウェアリソースを前記物理マシン上で仮想マシンが確保した後に、マイグレーションの実行指示を受け付ける管理コンソール制御手段と、
    前記実行指示の受付を契機としてマイグレーション支援手段にマイグレーションの開始を指示するコンフィグ制御手段と、
    前記コンフィグ制御手段の前記指示に基づきマイグレーション元の主記憶装置のデータをマイグレーション先の主記憶装置に移送し、前記マイグレーション元の主記憶装置のデータの全てについて移送が完了した後に、前記マイグレーション元での演算処理を中止させると共に配下のI/OデバイスからのDMAをマスクし、前記コンフィグ制御手段が有する論理パーティションと前記I/Oデバイスの対応に関する情報を更新し、当該更新の後に前記マスクを解除し、前記マイグレーション先にて前記演算処理を再開させるマイグレーション支援手段と、
    備え、
    前記マイグレーションを行った際に、マイグレーション元の論理パーティションが用いていたI/Oデバイスと同一のI/Oデバイスを、マイグレーション先の論理パーティションが引き続き用いるように設定する動的マイグレーション装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする動的マイグレーションプログラム。
  11. 請求項10に記載の動的マイグレーションプログラムにおいて、
    前記マイグレーション元と、前記マイグレーション先が異なる物理マシン上に存在することを特徴とする動的マイグレーションプログラム。
  12. 請求項10又は11に記載の動的マイグレーションプログラムにおいて、
    前記マイグレーションの対象となる1つの前記論理パーティションに対して複数のI/Oデバイスを用意し、I/Oデバイスを冗長化することを特徴とする動的マイグレーションプログラム。
  13. 請求項10乃至12の何れか1項に記載の動的マイグレーションプログラムにおいて、
    前記マイグレーション中に前記I/Oデバイスからメモリ更新があった際に、当該メモリ更新される箇所のデータについて前記移送が完了していない場合は前記マイグレーション元の主記憶装置についてのみメモリ更新を行い、当該メモリ更新される箇所のデータについて前記移送が完了している場合は前記マイグレーション元の主記憶装置及び前記マイグレーション先の主記憶装置の両方についてメモリ更新を行うことを特徴とする動的マイグレーションプログラム。
JP2009081859A 2009-03-30 2009-03-30 パススルーi/oデバイスを伴うlparの動的マイグレーション装置、その方法及びそのプログラム Expired - Fee Related JP4947081B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009081859A JP4947081B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 パススルーi/oデバイスを伴うlparの動的マイグレーション装置、その方法及びそのプログラム
US12/749,017 US8464019B2 (en) 2009-03-30 2010-03-29 Apparatus for dynamically migrating LPARS with pass-through I/O devices, its method, and its program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009081859A JP4947081B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 パススルーi/oデバイスを伴うlparの動的マイグレーション装置、その方法及びそのプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010237737A JP2010237737A (ja) 2010-10-21
JP4947081B2 true JP4947081B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=42785717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009081859A Expired - Fee Related JP4947081B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 パススルーi/oデバイスを伴うlparの動的マイグレーション装置、その方法及びそのプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8464019B2 (ja)
JP (1) JP4947081B2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8484654B2 (en) * 2010-11-23 2013-07-09 International Business Machines Corporation Determining suitable network interface for partition deployment/re-deployment in a cloud environment
CN102073462B (zh) 2010-11-29 2013-04-17 华为技术有限公司 虚拟存储迁移方法、系统和虚拟机监控器
US8676762B2 (en) * 2010-12-08 2014-03-18 International Business Machines Corporation Efficient backup and restore of a cluster aware virtual input/output server (VIOS) within a VIOS cluster
US9253100B2 (en) * 2010-12-10 2016-02-02 Alcatel Lucent Asynchronous virtual machine replication
US8924965B2 (en) * 2011-01-07 2014-12-30 Red Hat Israel, Ltd. Memory state transfer of virtual machine-controlled peripherals during migrations of the virtual machine
US9104459B2 (en) 2011-01-07 2015-08-11 Red Hat Israel, Ltd. Memory change tracking during migration of virtual machine (VM) with VM-controlled assigned peripherals
JP5703854B2 (ja) * 2011-03-04 2015-04-22 日本電気株式会社 コンピュータシステム及びコンピュータシステム起動方法
JP5370946B2 (ja) * 2011-04-15 2013-12-18 株式会社日立製作所 リソース管理方法及び計算機システム
US9886312B2 (en) 2011-09-28 2018-02-06 Microsoft Technology Licensing, Llc Dynamic provisioning of virtual video memory based on virtual video controller configuration
JP2014195178A (ja) 2013-03-28 2014-10-09 Fujitsu Ltd 情報処理装置、送信制御方法および送信制御プログラム
US9063667B2 (en) * 2013-08-13 2015-06-23 Utah State University Dynamic memory relocation
US10404795B2 (en) * 2014-02-19 2019-09-03 Vmware, Inc. Virtual machine high availability using shared storage during network isolation
WO2015145983A1 (ja) * 2014-03-28 2015-10-01 日本電気株式会社 コンピュータシステム、データ処理装置、バスデータ転送方法、および、コンピュータ可読記録媒体
US10157163B2 (en) 2014-06-12 2018-12-18 Nec Corporation Computer system, connection management method for remote device, and program recording medium
US9495107B2 (en) * 2014-11-19 2016-11-15 International Business Machines Corporation Dynamic relocation of storage
US9348524B1 (en) * 2014-11-19 2016-05-24 International Business Machines Corporation Memory controlled operations under dynamic relocation of storage
US20160239394A1 (en) * 2015-02-13 2016-08-18 Netapp, Inc. Methods for improving management of input or output operations in a network storage environment with a failure and devices thereof
JP6455356B2 (ja) * 2015-08-03 2019-01-23 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータ監視システム
US10228859B2 (en) 2016-07-28 2019-03-12 International Business Machines Corporation Efficiency in active memory sharing
WO2018083724A1 (ja) * 2016-11-01 2018-05-11 株式会社日立製作所 仮想計算機システム及び仮想計算機のマイグレーション方法
US10552194B2 (en) * 2017-10-23 2020-02-04 Microsoft Technology Licensing, Llc Virtualization operations for directly assigned devices
US11782623B2 (en) * 2020-12-15 2023-10-10 International Business Machines Corporation Transferring an operating image into a multi-tenant environment

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0561803A (ja) 1991-09-05 1993-03-12 Nec Corp 情報処理装置
JP4214682B2 (ja) * 2001-01-24 2009-01-28 株式会社日立製作所 計算機およびその入出力手段
JP3933587B2 (ja) * 2003-01-28 2007-06-20 株式会社東芝 計算機システム、計算機装置及びオペレーティングシステムの移送方法
JP2006222569A (ja) 2005-02-08 2006-08-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記録媒体
US7257811B2 (en) 2004-05-11 2007-08-14 International Business Machines Corporation System, method and program to migrate a virtual machine
JP2006072591A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Hitachi Ltd 仮想計算機制御方法
US7743372B2 (en) * 2005-06-28 2010-06-22 Internatinal Business Machines Corporation Dynamic cluster code updating in logical partitions
JP4923990B2 (ja) * 2006-12-04 2012-04-25 株式会社日立製作所 フェイルオーバ方法、およびその計算機システム。
JP4438807B2 (ja) 2007-03-02 2010-03-24 日本電気株式会社 仮想マシンシステム、管理サーバ、仮想マシン移行方法及びプログラム
US7945436B2 (en) * 2007-11-06 2011-05-17 Vmware, Inc. Pass-through and emulation in a virtual machine environment
JP5262404B2 (ja) * 2008-08-04 2013-08-14 株式会社日立製作所 複合型計算機及び複合型計算機の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8464019B2 (en) 2013-06-11
US20100250883A1 (en) 2010-09-30
JP2010237737A (ja) 2010-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4947081B2 (ja) パススルーi/oデバイスを伴うlparの動的マイグレーション装置、その方法及びそのプログラム
US11934883B2 (en) Computer cluster arrangement for processing a computation task and method for operation thereof
JP4769484B2 (ja) 仮想計算機をマイグレーションするための方法およびシステム
US8776050B2 (en) Distributed virtual machine monitor for managing multiple virtual resources across multiple physical nodes
WO2017072933A1 (ja) 計算機システムの管理システム及び管理方法
KR101680109B1 (ko) 복수 코어 장치 및 그의 로드 조정 방법
WO2010126048A1 (ja) 計算機システムにおける仮想装置の高速移動システム及び管理装置並びにその方法及びそのプログラム
CN103034524A (zh) 半虚拟化的虚拟gpu
JP2016509700A (ja) クラスタ化されたコンピュータ・システムで通信チャネルのフェイルオーバを実行する方法、装置、およびプログラム製品(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング(hpc)ネットワークにおける通信チャネルのフェイルオーバ)
JP2006085543A (ja) 仮想計算機システム
JP2015022553A (ja) 計算機の制御方法及び計算機
US9792209B2 (en) Method and apparatus for cache memory data processing
JP2004234114A (ja) 計算機システム、計算機装置、オペレーティングシステムの移送方法及びプログラム
KR20130104958A (ko) 다중 운영체제들을 실행하는 장치 및 방법
US8402191B2 (en) Computing element virtualization
JP6998419B2 (ja) 制御プログラム
JP6694007B2 (ja) 情報処理装置
WO2018173300A1 (ja) I/o制御方法およびi/o制御システム
JP7281528B2 (ja) 情報処理装置
JP7197212B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP6351387B2 (ja) 情報処理装置、プログラムおよび記録媒体
CN117877541A (zh) 用于控制池化存储器装置或存储器扩展器的设备和方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees