JP4946795B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関し、例えば電子スチルカメラに適用することができる。本発明は、画像データの階調を補正する階調補正係数で、ノイズモデルから求められるノイズ抑圧用パラメータを補正してノイズ抑圧処理を実行することにより、階調を補正した後、ノイズモデルに基づいてノイズ抑圧する場合に、ノイズモデルに従って正しくノイズ抑圧することができるようにする。
従来、電子スチルカメラ等の画像処理装置では、種々の画像処理により画質を向上している。ここで、これらの画像処理は、例えばノイズレベルを低減させるノイズリダクション処理(以下、NR処理と呼ぶ)、肌色の部分をローパスフィルタで平滑化して人物の顔等の見栄えを良くするスキントン処理(以下、SK処理と呼ぶ)、画像の輝度分布に応じて階調を動的に可変して見た目のダイナミックレンジを拡大するワイドダイナミックレンジ補正処理(以下、WDR処理と呼ぶ)等である。
ここで図19は、従来の電子スチルカメラを示すブロック図である。この電子スチルカメラ1において、固体撮像素子2は、例えばCCD(Charge Coupled Device )センサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )センサ等による2次元イメージセンサであり、図示しないレンズによって撮像面に形成された光学像を光電変換処理し、撮像信号S1を出力する。
アナログディジタル変換回路(A/D)3は、この撮像信号S1をアナログディジタル変換処理し、撮像データD2を出力する。
光学補正部4は、レンズの光学特性による撮像データD2の画像歪みを補正した後、この撮像データD2を赤色、緑色、青色の色データによる画像データD3に変換して出力する。
ホワイトバランス部5は、光学補正部4から出力される画像データD3のホワイトバランスを調整して出力する。ワイドダイナミックレンジ補正部6は、ホワイトバランス部5から出力される画像データD4をWDR処理して出力する。スキントン処理部7は、ワイドダイナミックレンジ補正部6から出力される画像データD5をSK処理して出力する。ノイズ抑圧部8は、スキントン処理部7から出力される画像データD6をNR処理して出力する。ガンマ処理部9は、このノイズ抑圧部8から出力される画像データD7をガンマ補正処理して出力する。
記録部10は、ガンマ処理部9から出力される画像データD8を演算処理し、この画像データD8を輝度信号及び色差信号による画像データに変換する。なおここでこの演算処理は、輝度信号及び色差信号をY及びCr、Cbとおき、赤色、緑色、青色の色データをR、G、Bとおいたとき、例えばY=0.3R+0.6G+0.1B、Cr=R−Y、Cb=B−Yにより表される。記録部10は、この輝度信号及び色差信号による画像データを記録メディア11に記録する。なおここで記録メディア11は、例えば光ディスク、磁気ディスク、メモリカード等である。
図20は、ワイドダイナミックレンジ補正部6、スキントン処理部7、ノイズ抑圧部8を詳細に示すブロック図である。ワイドダイナミックレンジ補正部6において、補正値生成部15は、ホワイトバランス部5から出力される画像データD4に応じて画像データD4の階調を補正する階調補正カーブを生成する。具体的に、補正値生成部15は、画像データD4の輝度値の分布を計算し、分布が集中している輝度レベルで隣接する階調間の輝度レベル差が大きくなるように、またこれとは逆に分布が集中していない輝度レベルで隣接する階調間の輝度レベル差が小さくなるように、階調補正カーブを生成する。
ここで図21は、階調補正カーブの1例を示す特性曲線図である。ここで図21の例は、画像データD4が逆光等によるハイコントラスト画像である場合の例であり、ワイドダイナミックレンジ補正部6は、この場合、低輝度部分をブーストすると共に、高輝度部分を抑圧するように、画像データD4に応じてγカーブを設定し、見た目のダイナミックレンジを拡大する。ここで補正値生成部15は、この場合、画像データD4における輝度値の増大により補正値C1が値1から徐々に立ち上がった後、値1より低下して値1に戻るように、階調補正カーブを生成する。補正値生成部15は、この生成した階調補正カーブを使用して画像データD4の輝度値に応じて階調補正値C1を生成する。
乗算部16は、この階調補正値C1と画像データD4の対応する画素値とを乗算することにより、画像データD4の階調を補正して画像データD5を出力する。
スキントン処理部7において、肌色エリア検出部17は、ワイドダイナミックレンジ補正部6から出力される画像データD5から肌色の画素を検出して肌色判定フラグF1を出力する。ここで図22に示すように、HSV空間で肌色部分の色相を見ると、肌色は、色相が0〜40〔度〕の範囲に偏ったものとなる。この色相の偏りを利用して、肌色エリア検出部17は、画像データD5から色差信号Cr、Cbの画像データを生成する。またこの色差信号Cr、Cbの信号レベルを判定して画像データの色相を判定し、図23に示す肌色の検出エリアに属する画像データD4を検出して肌色判定フラグF1を出力する。
パラメータ生成部18は、注目画素を中心とした水平方向及び垂直方向の所定範囲で、注目画素毎に肌色判定フラグF1の数をカウントし、この所定範囲の肌色画素数を示す肌色量を検出する。パラメータ生成部18は、図24に示すように、この肌色量が増大するに従って値が増大するパラメータBを生成して出力する。なおここでこのパラメータBは、肌色部分を平滑化処理するローパスフィルタの特性を制御するパラメータである。
ローパスフィルタ(LPF)19は、このパラメータBの増大によりカットオフ周波数を低減させて及び又は減衰量を増大させて画像データD5を処理することにより、顔等の輪郭部分では高域成分の抑圧量が徐々に変化するように設定して、肌色の部分でのみ画像データD5の高域成分を抑圧する。より具体的に、ローパスフィルタ19は、カットオフ周波数及び又は減衰率の異なる2系統のローパスフィルタと、この2系統のローパスフィルタ出力を重み付け加算する重み付け加算回路とにより構成される。ローパスフィルタ19は、この2系統のローパスフィルタでそれぞれ画像データD5を平滑化した後、パラメータBに応じた重み付け係数によりこの2系統のローパスフィルタ出力を重み付け加算することにより、パラメータBの増大によりカットオフ周波数を低減させて及び又は減衰量を増大させて画像データD5を処理する。
ノイズ抑圧部8は、画像データD6のノイズモデルに基づいて画像データD6を平滑化処理して出力し、パラメータ生成部20は、この平滑化処理の特性を制御するパラメータを出力する。ここでこの図20の例では、この平滑化処理をεフィルタ21により実行し、パラメータ生成部20は、平滑化処理の特性を制御するパラメータとしてこのεフィルタ21のしきい値ε1を出力する。
ここでこのノイズモデルは、ノイズ抑圧部8に画像データD6が入力されるまでの間で、この画像データD6に混入するノイズ量Nを数式化したものである。この電子スチルカメラ1の場合、固体撮像素子2から出力される撮像信号S1をアナログディジタル変換回路3でアナログディジタル変換処理して処理していることから、ノイズモデルは、次式により表される。
Figure 0004946795
なおここでaは、光ショットノイズによる係数、bは、フロアノイズのレベル、xは、注目画素の画素値である。従って(1)式、右辺のa×x1/2 の項は、固体撮像素子2における光電変換処理で発生する光ショットノイズ量である。続くbは、固体撮像素子2における光電変換処理結果である各画素の蓄積電荷を撮像信号S1により出力してアナログディジタル変換回路3でアナログディジタル変換処理するまでの間で混入するノイズ量である。従ってこのノイズモデルは、使用する固体撮像素子2、アナログディジタル変換回路3等によって変化することになる。
パラメータ生成部20は、(1)式の画素値xに各注目画素の画素値を適用して注目画素毎にノイズモデルによるノイズ量Nを求め、このノイズ量Nをεフィルタ21のしきい値ε1として出力する。なおここで図25は、このノイズモデルにより注目画素の画素値としきい値ε1との関係を示す特性曲線図である。
εフィルタ21は、このしきい値ε1に応じて処理対象の画像データD6を選択して平滑化処理を実行することにより、絵柄成分であるエッジ成分の劣化を防止してノイズ抑圧処理を実行する。
ここでεフィルタ21において、画素選択フラグ生成部22は、図26に示すように、注目画素毎に、図示しないメモリを介して注目画素d0を中心とした水平方向及び垂直方向の所定範囲の画素d−4〜d−1、d1〜d6の画像データを入力し、注目画素d0の画素値を中心としたしきい値εの範囲に含まれる画素を検出する。画素選択フラグ生成部22は、この検出した画素が処理対象であることを示す判定フラグF2を出力する。従ってこの図26の例では、注目画素d0に対して、画素d−2、d4以外の画素d−4、d−3、d−1、d1〜d3、d5、d6でそれぞれ判定フラグF2を出力する。
ローパスフィルタ(LPF)23は、この判定フラグF2に基づいて処理対象の画像データを選択して注目画素との間で平滑化処理することにより、画像データD6のノイズレベルを抑圧して出力する。
ここでワイドダイナミックレンジ補正部6の処理に関して、特開2001−298621号公報には、エッジ成分を保存してWDR処理する構成が開示されている。またSK処理に関して、特開2006−41946号公報には、ジッタの発生を防止してSK処理する構成が開示されている。また特開2005−311455号公報には、NR処理に関して、画像データの画素値に代えて画像データの2次微分値をしきい値εで判定して処理対象画像データを選択する構成が開示されている。また特開2006−60744号公報には、NR処理に関して、注目画素と周辺画素との画素値の平均値によりεフィルタのしきい値を可変する構成が開示されている。
ところでこの図20に示す構成による画像データの処理では、ワイドダイナミックレンジ補正部6において階調補正カーブにより画像データD4の階調を非線型に補正した後、ノイズ抑圧部8においてノイズモデルに応じたしきい値ε1によりノイズレベルを抑圧している。従ってノイズ抑圧部8では、階調補正カーブの影響で、ノイズモデルにより正しくノイズ抑圧することが困難な問題がある。その結果、この図20に示す構成では、例えばワイドダイナミックレンジ補正部6において低輝度部分をブーストした場合には、この低輝度部分のブーストによりこの低輝度部分で増大したノイズレベルを十分に抑圧することが困難になり、低輝度部分でノイズレベルが増大する問題があった。
特開2001−298621号公報 特開2006−41946号公報 特開2005−311455号公報 特開2006−60744号公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、階調を補正した後、ノイズモデルに基づいてノイズ抑圧する場合に、ノイズモデルに従って正しくノイズ抑圧することができる画像処理装置及び画像処理方法を提案しようとするものである。
上記の課題を解決するため請求項1の発明は、画像処理装置に適用して、入力画像データに応じた階調補正値を生成して前記入力画像データに乗算し、前記入力画像データの階調を補正した階調補正画像データを出力する階調補正部と、前記入力画像データのノイズモデルに基づいて、前記階調補正画像データのノイズを抑圧して出力画像データを出力するノイズ抑圧部とを備え、前記ノイズ抑圧部は、前記ノイズモデルにより前記階調補正画像データに応じてノイズ抑圧用パラメータを生成するパラメータ生成部と、前記ノイズ抑圧用パラメータに前記階調補正値を乗算して前記ノイズ抑圧用パラメータを補正するパラメータ補正部と、前記パラメータ補正部で補正した前記ノイズ抑圧用パラメータに応じて特性を可変して、前記階調補正画像データのノイズを抑圧するローパスフィルタとを備えるようにする。
また請求項6の発明は、画像処理方法に適用して、入力画像データに応じた階調補正値を生成して前記入力画像データに乗算し、前記入力画像データの階調を補正した階調補正画像データを出力する階調補正ステップと、前記入力画像データのノイズモデルに基づいて、前記階調補正画像データのノイズを抑圧して出力画像データを出力するノイズ抑圧ステップとを備え、前記ノイズ抑圧ステップは、前記ノイズモデルにより前記階調補正画像データに応じてノイズ抑圧用パラメータを生成するパラメータ生成ステップと、前記ノイズ抑圧用パラメータに前記階調補正値を乗算して前記ノイズ抑圧用パラメータを補正するパラメータ補正ステップと、前記パラメータ補正ステップで補正した前記ノイズ抑圧用パラメータに応じて特性を可変して、前記階調補正画像データのノイズを抑圧する平滑化処理ステップとを備えるようにする。
請求項1又は請求項6の構成により、前記ノイズモデルにより生成したノイズ抑圧用パラメータに、階調補正値を乗算して補正した後、平滑化の処理を制御すれば、入力画像データの階調補正に対応するように、ノイズ抑圧用パラメータを補正してノイズ抑圧処理することができる。従って階調を補正した後、ノイズモデルに基づいてノイズを抑圧する場合に、ノイズモデルに従って正しくノイズ抑圧することができる。
本発明によれば、階調を補正した後、ノイズモデルに基づいてノイズ抑圧する場合に、ノイズモデルに従って正しくノイズ抑圧することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
(1)実施例の構成
図2は、本発明の実施例1の電子スチルカメラを示すブロック図である。この電子スチルカメラ31において、図19の電子スチルカメラ1と同一の構成は、対応する符号を付して重複した説明は省略する。この電子スチルカメラ31は、ワイドダイナミックレンジ補正部6、スキントン処理部7、ノイズ抑圧部8に代えて、ワイドダイナミックレンジ補正部36、スキントンノイズ処理部38が設けられ、これらワイドダイナミックレンジ補正部36、スキントンノイズ処理部38でWDR処理、SK処理、NR処理する点を除いて、図19の電子スチルカメラ1と同一に構成される。
図1は、このワイドダイナミックレンジ補正部36、スキントンノイズ処理部38の詳細構成を示すブロック図である。ワイドダイナミックレンジ補正部36は、補正値生成部15から出力される階調補正値C1を乗算部16及びスキントンノイズ処理部38に出力する点を除いて、図20のワイドダイナミックレンジ補正部6と同一に構成される。従ってワイドダイナミックレンジ補正部36は、画像データD4の輝度分布に応じて階調補正カーブを生成すると共に、この階調補正カーブにより画像データD4の輝度値に応じて階調補正値C1を生成し、この階調補正値C1で画像データD4の階調を補正して画像データD5を出力する。
スキントンノイズ処理部38において、ノイズ抑圧部41は、ワイドダイナミックレンジ補正部36から出力される画像データD5のノイズレベルをεフィルタ42によるローパスフィルタにより抑圧し、この画像データD5をNR処理する。またノイズ抑圧部41は、このεフィルタ42の特性をスキントン部43で検出されるパラメータで可変して、併せてSK処理を実行する。このためスキントンノイズ処理部38において、ノイズ検出部44は、NR処理のためにεフィルタ42の特性を制御するパラメータを検出する。
すなわちノイズ検出部44において、パラメータ生成部45は、図3に示すように、ノイズモデルにより画像データD4の画素値に応じて、εフィルタ42の特性を制御するノイズ抑圧用のパラメータであるしきい値ε2を生成する。乗算部46は、ワイドダイナミックレンジ補正部36から出力される階調補正値C1をこのしきい値ε2に乗算することにより、ワイドダイナミックレンジ補正部36における階調の補正に対応するように、パラメータ生成部45で生成したしきい値ε2を階調補正値C1で補正してしきい値ε3を出力する。
スキントン部43は、この乗算部46から出力されるしきい値ε3によるパラメータに対応するように、SK処理においてローパスフィルタの特性を可変する肌色補正用パラメータを出力する。
すなわちスキントン部43において、肌色エリア検出部47は、図20について上述したと同様にして肌色の画素を検出して肌色判定フラグF1を出力する。なおここで肌色エリア検出部47は、画像データD5を構成する赤色色データR、青色色データBからそれぞれ緑色色データGを減算して差分信号R−G、B−Gを生成し、図4に示すように、色差信号Cr、Cbに代えてこの差分信号R−G、B−Gを判定して肌色の検出エリアに属する画素を検出する。
パラメータ生成部48は、注目画素を中心とした水平方向及び垂直方向の所定範囲で、注目画素毎に肌色判定フラグF1の数をカウントして肌色量を検出する。パラメータ生成部48は、図5に示すように、この肌色量が増大するに従って値が増大するように、しきい値ε1を生成して出力する。
より具体的に、この実施例では、この所定範囲が、注目画素を中心にした7×7画素の範囲に設定される。パラメータ生成部48は、肌色判定フラグF1の数による肌色量を、この所定領域の画素数49で割り算して割り算値αを求める。パラメータ生成部48は、この割り算値αに事前に設定された定数Kを乗算してしきい値ε1(K×α)を求める。
パラメータ合成部49は、ノイズ検出部44から出力されるしきい値ε3と、スキントン部43で生成されたしきい値ε2とを合成し、最終的にεフィルタ42の特性を制御するパラメータであるしきい値εを計算する。この実施例において、パラメータ合成部49は、これら2つのしきい値ε1及びε3から値の大きい側のしきい値を選択してしきい値εを出力する。
εフィルタ42は、パラメータ合成部49から出力されるしきい値εにより処理対象の画像データD5を選択して平滑化処理する。すなわちεフィルタ42において、メモリ52は、順次入力される画像データD5を一時格納して保持する。また保持した画像データD5から注目画素を中心とした水平方向及び垂直方向の所定範囲の画素を同時並列的に出力する。なおここでこの実施例では、この所定範囲が、注目画素を中心とした7×7画素の範囲に設定される。
画素選択フラグ生成部50は、このメモリ52から出力される画像データから注目画素の画素値を中心としたしきい値εの範囲に含まれる画像データを検出して判定フラグF2を出力する。
ローパスフィルタ(LPF)51は、この判定フラグF2に基づいてメモリ52から出力される画像データから処理対象の画像データを選択して平滑化処理することにより、NR処理、SK処理した画像データD7を出力する。
(2)実施例の動作
以上の構成において、この電子スチルカメラ31では(図2)、固体撮像素子2から出力される撮像結果である撮像信号S1がアナログディジタル変換回路3でアナログディジタル変換処理されて撮像データD2が生成され、この撮像データD2が光学補正部4により赤色、緑色、青色の色データによる画像データD3に変換される。電子スチルカメラ31では、この画像データD3がホワイトバランス部5によりホワイトバランス調整され、ワイドダイナミックレンジ補正部36でWDR処理される。またこのワイドダイナミックレンジ補正部36から出力される画像データD5がスキントンノイズ処理部38でSK処理、NR処理された後、ガンマ処理部9でガンマ補正され、記録部10により記録メディア11に記録される。
このワイドダイナミックレンジ補正部36における処理において(図1)、画像データD4は、補正値生成部15で輝度分布が検出され、この輝度分布により分布が集中している輝度レベルで隣接する階調間の輝度レベル差が大きくなるように、またこれとは逆に分布が集中していない輝度レベルで隣接する階調間の輝度レベル差が小さくなるように、階調補正カーブが生成される。画像データD4は、この階調補正カーブに基づいて、各画素の階調を補正する階調補正値C1が生成され、この階調補正値C1により乗算されて見た目の階調が強調される。
また続くスキントンノイズ処理部38における処理において、画像データD5は、パラメータ生成部45において、この画像データD5のノイズモデルにより画像データD5に応じてノイズ抑圧用パラメータε2が生成される。画像データD5は、乗算部46においてこのノイズ抑圧用パラメータε2が階調補正値C1で補正された後、パラメータ合成部49を介してεフィルタ42に出力され、εフィルタ42の特性が制御される。
従ってこの電子スチルカメラ31では、ワイドダイナミックレンジ補正部36における階調の補正に対応するように、パラメータ生成部45で生成したしきい値ε2を階調補正値C1で補正してノイズ抑圧処理することができ、階調を補正した後、ノイズモデルに基づいてノイズ抑圧する場合でも、ノイズモデルに従って正しくノイズ抑圧することができる。具体的に、例えば逆光等によるハイコントラスト画像において、低輝度部分をブーストした場合には、低輝度部分でノイズレベルが増大することになるが、この実施例では、この低輝度部分のブーストに対応するように低輝度部分でノイズ抑圧量を増大させてノイズレベルを十分に抑圧することができる。
またさらにこの実施例において、画像データD5は、肌色エリア検出部47において、肌色の画素が検出される。また続くパラメータ生成部48において、注目画素を中心とした所定範囲における肌色画素量が検出され、この肌色画素量に応じてεフィルタ42を使用してSK処理する肌色補正用パラメータε1が生成される。
画像データD5は、パラメータ合成部49において、この肌色補正用パラメータε1が、乗算部46から出力されるノイズ抑圧用パラメータε3と合成されてεフィルタ42の特性を可変するパラメータεが生成され、このパラメータεによりεフィルタ42の特性が制御される。
その結果、この電子スチルカメラ31では、εフィルタ42によるローパスフィルタを共用してNR処理とSK処理とを実行し、図20に示す従来構成に比して、構成を簡略化することができる。
すなわち図20による従来構成では、NR処理とSK処理とでそれぞれ2次元のローパスフィルタを設けることが必要になり、この2次元のローパスフィルタを構成するために、それぞれメモリを設けることが必要になる。従って、構成が複雑になり、また消費電力が増大することになる。
しかしながらこの実施例では、εフィルタ42によるローパスフィルタを共用してNR処理とSK処理とを実行することにより、従来に比して構成を簡略化することができ、また消費電力を低減することができる。
図6は、具体的なノイズモデルを示す特性曲線図であり、図7は階調補正値C1の一例を示す特性曲線図である。また図8は、これら図6及び図7との対比により肌色の部分におけるSK処理のノイズ抑圧量を示す特性曲線図であり、図9は、これら図6〜図8の特性により各パラメータε1、ε2を生成した場合のεフィルタ42の特性を示す特性曲線図である。この図9の特性曲線によれば、WDR処理に対応するようにノイズ抑圧量が変化しており、ノイズモデルに従って正しくノイズ抑圧できることが判る。またノイズの目立つ低輝度部分で肌色のノイズを十分に抑圧できることが判る。
(3)実施例の効果
以上の構成によれば、画像データの階調を補正する階調補正係数で、ノイズモデルから求められるノイズ抑圧用のパラメータを補正してノイズ抑圧処理を実行することにより、階調を補正した後、ノイズモデルに基づいてノイズ抑圧する場合に、ノイズモデルに従って正しくノイズ抑圧することができる。
またノイズ抑圧用パラメータと肌色補正用パラメータとを合成して特性可変用のパラメータを生成し、この特性可変用のパラメータでローパスフィルタの特性を可変することにより、SK処理とNR処理とでローパスフィルタを共用化して構成を簡略化し、消費電力を低減することができる。
またこの階調補正値が、輝度値の分布が集中している輝度レベルで隣接する階調間の輝度レベル差が大きくなるように、画像データの階調を補正する補正値であることにより、見た目の画質を向上することができる。
またこのローパスフィルタがεフィルタであることにより、ノイズ抑圧用パラメータをこのεフィルタのしきい値により生成して、階調を補正した後、ノイズモデルに基づいてノイズ抑圧する場合に、ノイズモデルに従って正しくノイズ抑圧することができる。
図10は、図1との対比により本発明の実施例2の電子スチルカメラに適用されるスキントンノイズ処理部の構成を示すブロック図である。この実施例の電子スチルカメラは、スキントンノイズ処理部38に代えて、この図10に示すスキントンノイズ処理部68が適用される点を除いて、図2の電子スチルカメラ31と同一に構成される。ここでこのスキントンノイズ処理部68は、εフィルタ42に代えてローパスフィルタ72が適用され、このローパスフィルタ72に関する構成が異なる点を除いて、図1のスキントンノイズ処理部38と同一に構成される。
ここでローパスフィルタ72は、特性の異なる第1及び第2のローパスフィルタ73、74と、これらローパスフィルタ73、74の出力をブレンド比βによる重み付け係数で重み付け加算する重み付け加算回路75とにより構成される。なおここで図11及び図12に、これら第1及び第2のローパスフィルタ73、74のタップ係数を示す。従ってローパスフィルタ72は、ブレンド比βの可変により特性を可変する。従ってパラメータ生成部45、48は、このローパスフィルタ72の構成に対応して、しきい値ε2、ε1に代えてブレンド比β2、β1によりそれぞれノイズ抑圧用パラメータ、肌色補正用パラメータを生成して出力する。またパラメータ合成部49は、これらブレンド比β2、β1を合成してブレンド比βを出力する。なおパラメータ生成部45、48におけるブレンド比β2、β1の生成方法は、図1について上述したしきい値ε2、ε1の生成方法と同一であり、またパラメータ合成部49におけるパラメータの合成も、しきい値ε2、ε1の合成と同一である。
この実施例のように、特性の異なる複数のローパスフィルタ出力の重み付け加算によりローパスフィルタを構成するようにしても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図13は、図2との対比により本発明の実施例3の電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。この実施例の電子スチルカメラ81は、スキントンノイズ処理部38及び記録部10の間に代えて、ワイドダイナミックレンジ補正部86及びスキントンノイズ処理部38の間に、ガンマ処理部9が設けられる。従ってこの電子スチルカメラ81では、ワイドダイナミックレンジ補正部86で非線型に補正された階調がさらにガンマ処理部9で非線型に補正されてスキントンノイズ処理部38に入力されることになる。
図14は、図1との対比により、ワイドダイナミックレンジ補正部86、ガンマ処理部9、スキントンノイズ処理部38の構成を示すブロック図である。ワイドダイナミックレンジ補正部86は、補正部87が設けられ、ガンマ処理部9における階調の補正に対応するようにこの補正部87で階調補正値C1を補正して出力する。すなわちガンマ処理部9は、ガンマ補正カーブにより順次入力される画像データD5の輝度値に対応する補正値を生成し、この補正値を画像データD5に乗算してガンマ特性を補正し、補正部87は、このガンマ処理部9における補正値を階調補正値C1に順次乗算して出力する。この実施例では、このガンマ処理部9に関する構成が異なる点を除いて、上述の各実施例と同一に構成される。
この実施例のように、ワイドダイナミックレンジ補正部及びガンマ処理部により階調を補正する場合でも、上述の各実施例と同一の効果を得ることができる。
なお上述の実施例においては、本発明を電子スチルカメラに適用して(1)式のノイズモデルによりノイズを抑圧する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々のノイズモデルによりノイズを抑圧する場合に広く適用することができる。すなわち図15〜図18は、図6〜図9との対比により、一次関数式により表されるノイズモデルによりノイズを抑圧する場合の特性を示す各特性曲線図である。これら図15〜図18に示すように、一次関数式により表されるノイズモデルによりノイズを抑圧する場合にあっても、上述の各実施例と同様の効果を得ることができ、また一次関数以外の各種ノイズモデルによりノイズを抑圧する場合にあっても、上述の各実施例と同様の効果を得ることができる。
また上述の実施例においては、値の大きい側を選択してノイズ抑圧用のパラメータと肌色補正用のパラメータとを合成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばこれら2つのパラメータを重み付け加算する場合等、パラメータの合成方法は、必要に応じて種々の演算処理を適用することができる。
また上述の実施例では、色信号の差信号R−G、B−Gを判定して肌色の画素を検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、色差信号を判定して肌色の画素を検出する場合等、種々の色相の判定手法を広く適用することができる。
また上述の実施例においては、ノイズ抑圧処理の前にWDR処理、又はWDR処理及びガンマ補正処理する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばノイズ抑圧処理の前にガンマ補正処理のみ実行する場合等、種々の非線型の階調補正処理により画像データの階調を補正した後、ノイズ抑圧処理する場合に広く適用することができる。
また上述の実施例においては、赤色、緑色、青色の色データによる画像データを処理する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、イエロー、シアン、マゼンタによる補色系の色データによる画像データを処理する場合、輝度信号及び色差信号による画像データを処理する場合等にも広く適用することができる。
また上述の実施例においては、本発明を電子スチルカメラに適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ビデオカメラ、モニタ装置、記録再生装置等の各種映像機器に広く適用することができる。
本発明は、例えば電子スチルカメラに適用することができる。
本発明の実施例1の電子スチルカメラに適用されるワイドダイナミックレンジ補正部等の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。 ノイズモデルを示す特性曲線図である。 肌色の検出エリアを示す特性曲線図である。 肌色補正用パラメータの説明に供する特性曲線図である。 ノイズモデルの具体例を示す特性曲線図である。 階調補正係数の具体例を示す特性曲線図である。 SK処理のノイズ抑圧量を示す特性曲線図である。 図6〜図8の特性によるノイズ抑圧処理の特性を示す特性曲線図である。 本発明の実施例2の電子スチルカメラに適用されるワイドダイナミックレンジ補正部等の構成を示すブロック図である。 図10の第1のローパスフィルタの係数を示す図表である。 図10の第2のローパスフィルタの係数を示す図表である。 本発明の実施例3の電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。 図13の電子スチルカメラに適用されるワイドダイナミックレンジ補正部等の構成を示すブロック図である。 一次関数式によるノイズモデルの具体例を示す特性曲線図である。 階調補正係数の具体例を示す特性曲線図である。 SK処理のノイズ抑圧量を示す特性曲線図である。 図15〜図17の特性によるノイズ抑圧処理の特性を示す特性曲線図である。 従来の電子スチルカメラを示すブロック図である。 図1の電子スチルカメラにおけるワイドダイナミックレンジ補正部等の構成を示すブロック図である。 階調補正値の説明に供する特性曲線図である。 SK処理の説明に供する特性曲線図である。 肌色の検出エリアを示す特性曲線図である。 肌色補正用パラメータの説明に供する特性曲線図である。 ノイズモデルの説明に供する特性曲線図である。 εフィルタの説明に供する図表である。
符号の説明
1、31……電子スチルカメラ、2……固体撮像素子、3……アナログディジタル変換回路、6、36、86……ワイドダイナミックレンジ補正部、7……スキントン処理部、8……ノイズ抑圧部、9……ガンマ処理部、15……補正値生成部、16、46……乗算部、17、20、45、48……パラメータ生成部、17、47……肌色エリア検出部、38、68……スキントンノイズ処理部、19、23、51、72、73、74……ローパスフィルタ、21、42……εフィルタ、75……重み付け加算部、87……補正部

Claims (5)

  1. 入力画像データに応じた階調補正値を生成して前記入力画像データに乗算し、前記入力画像データの階調を補正した階調補正画像データを出力する階調補正部と、
    前記入力画像データのノイズモデルに基づいて、前記階調補正画像データのノイズを抑圧して出力画像データを出力するノイズ抑圧部とを備え、
    前記ノイズ抑圧部は、
    前記ノイズモデルにより前記階調補正画像データに応じてノイズ抑圧用パラメータを生成するパラメータ生成部と、
    前記ノイズ抑圧用パラメータに前記階調補正値を乗算して前記ノイズ抑圧用パラメータを補正するパラメータ補正部と、
    前記パラメータ補正部で補正した前記ノイズ抑圧用パラメータに応じて特性を可変して、前記階調補正画像データのノイズを抑圧するローパスフィルタと
    前記階調補正画像データの色相を判定して肌色の画素を検出する肌色検出部と、
    前記肌色検出部の検出結果に基づいて、前記入力画像データの肌色の部分でノイズ抑圧量が増大するように前記ローパスフィルタの特性を可変する肌色補正用パラメータを生成する肌色補正用パラメータ生成部と、
    前記パラメータ補正部で補正した前記ノイズ抑圧用パラメータと、前記肌色補正用パラメータとの中から選択して前記ローパスフィルタの特性可変用のパラメータを生成し、前記特性可変用のパラメータを前記ローパスフィルタに出力するパラメータ合成部とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記階調補正部は、
    前記入力画像データの輝度値の分布を計測し、分布が集中している輝度レベルで隣接する階調間の輝度レベル差が大きくなるように前記階調補正値を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ローパスフィルタが、
    前記パラメータ補正部で補正した前記ノイズ抑圧用パラメータに応じてしきい値を可変するεフィルタである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記ローパスフィルタは、
    前記階調補正画像データを入力する特性の異なる第1及び第2のローパスフィルタと、
    前記第1及び第2のローパスフィルタの出力データを重み付け係数を用いて重み付け加算する重み付け加算部を有し、
    前記パラメータ補正部で補正した前記ノイズ抑圧用パラメータに応じて前記重み付け係数を可変して特性を可変する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 入力画像データに応じた階調補正値を生成して前記入力画像データに乗算し、前記入力画像データの階調を補正した階調補正画像データを出力する階調補正ステップと、
    前記入力画像データのノイズモデルに基づいて、前記階調補正画像データのノイズを抑圧して出力画像データを出力するノイズ抑圧ステップとを備え、
    前記ノイズ抑圧ステップは、
    前記ノイズモデルにより前記階調補正画像データに応じてノイズ抑圧用パラメータを生成するパラメータ生成ステップと、
    前記ノイズ抑圧用パラメータに前記階調補正値を乗算して前記ノイズ抑圧用パラメータを補正するパラメータ補正ステップと、
    前記パラメータ補正ステップで補正した前記ノイズ抑圧用パラメータに応じて特性を可変して、前記階調補正画像データのノイズを抑圧する平滑化処理ステップと
    前記階調補正画像データの色相を判定して肌色の画素を検出する肌色検出ステップと、
    前記肌色検出ステップの検出結果に基づいて、前記入力画像データの肌色の部分でノイズ抑圧量が増大するように前記ローパスフィルタの特性を可変する肌色補正用パラメータを生成する肌色補正用パラメータ生成ステップと、
    前記パラメータ補正ステップで補正した前記ノイズ抑圧用パラメータと、前記肌色補正用パラメータとの中から選択して前記平滑化処理ステップの特性可変用のパラメータを生成するパラメータ生成ステップとを備える
    ことを特徴とする画像処理方法。
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