JP4946756B2 - 運動支援装置、運動支援プログラムおよび運動支援システム - Google Patents

運動支援装置、運動支援プログラムおよび運動支援システム Download PDF

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Description

本発明は、運動支援装置、運動支援プログラムおよび運動支援システムに関する。より具体的には、運動中のユーザのバイタルデータに基づいて、運動コンテンツを選択して提示する運動支援装置、運動支援プログラムおよび運動支援システムに関する。
従来から、サーバから、ネットワークを介して接続されたユーザ端末へ運動コンテンツを提供し、ユーザの運動を支援する運動支援システムが知られている。例えば、特許文献1に記載の運動支援システムは、心拍数や血圧等、ユーザのバイタルデータを運動中に検出し、ユーザの運動量が目標とする範囲を超えた場合には、ユーザに提示する運動コンテンツを運動負荷の異なるものに変更して、ユーザが過不足なく運動を行えるように図っている。
特開2006−255028号公報
しかしながら、特許文献1に記載の運動支援システムでは、変更後の運動コンテンツとして、サーバ(センタ装置)に予め記憶された運動負荷が段階的に異なる複数の運動コンテンツのうち、現在の負荷に対して1段階上または下の運動コンテンツが一律に選択される。また、各運動コンテンツに予め設定された運動負荷の大きさが変更されることはない。よって、例えば、1段階上の運動負荷が、あるユーザには最適であっても、他のあるユーザには重過ぎる場合がある。すなわち、その時点のユーザにとって最適な運動負荷の運動コンテンツに変更されるとは限らないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、同じ属性のユーザの過去のバイタルデータを考慮して、最適な運動コンテンツを選択することが可能な運動支援装置、運動支援プログラムおよび運動支援システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の運動支援装置は、運動中のユーザのバイタルデータに基づいて、運動コンテンツを選択して提示する運動支援装置であって、年齢、性別、体格の少なくとも1つを含む属性ごとに、複数の運動コンテンツと、少なくとも1名の過去のユーザが他の運動コンテンツからの移行後に各運動コンテンツに従って運動した時に測定されたバイタルデータの変化量である予想変化量とを対応づけて記憶するコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記複数の運動コンテンツから、現在のユーザの属性に対応する複数の運動コンテンツの組み合わせである運動メニューを選択するコンテンツ選択手段と、前記現在のユーザのバイタルデータである現在データを、前記現在のユーザが前記運動メニューに従って運動している間に取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段により取得された前記現在データの大きさが予め設定された上限値および下限値によって定められる所定範囲内にあるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により、前記現在データの大きさが前記所定範囲内にないと判断された場合に、前記現在データに基づき、前記現在のユーザが一つ前に提示された運動コンテンツからの移行後に現在提示中の運動コンテンツに従って運動した時に測定されたバイタルデータの変化量である実変化量を算出する算出手段と、前記運動メニューに従って次に提示する予定の運動コンテンツである次コンテンツを、前記実変化量および前記現在のユーザの属性に対応する前記複数の運動コンテンツの前記予想変化量に基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶された他の運動コンテンツに変更するコンテンツ変更手段と、前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記複数の運動コンテンツのうち、前記現在のユーザが実際に体験した運動コンテンツと対応づけられた前記予想変化量を、前記算出手段によって算出された前記実変化量に書き換えるデータ書換え手段とを備えている。
また、請求項2に係る発明の運動支援装置では、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記コンテンツ変更手段は、前記判断手段によって前記現在データの大きさが前記上限値よりも大きいと判断された場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記次コンテンツの前記予想変化量よりも小さい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択し、前記判断手段によって前記現在データの大きさが前記下限値よりも小さいと判断された場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記次コンテンツの前記予想変化量よりも大きい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の運動支援装置では、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記コンテンツ変更手段は、前記判断手段によって前記現在データの大きさが前記上限値よりも大きいと判断された場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記変化量が大きくなるほどより小さい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択し、前記判断手段によって前記現在データの大きさが前記下限値よりも小さいと判断された場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記変化量が小さくなるほどより大きい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択することを特徴とする。
さらに、請求項4に係る発明の運動支援プログラムは、請求項1〜3のいずれかに記載の運動支援装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の運動支援システムは、ユーザ端末と、前記ユーザ端末にネットワークを介して接続され、前記ユーザ端末へ運動コンテンツを配信する運動コンテンツサーバを備えた運動支援システムであって、前記ユーザ端末は、前記運動コンテンツサーバに対して、運動コンテンツの組み合わせである運動メニューの配信を要求する配信要求手段と、前記運動コンテンツサーバから配信された前記運動メニューを、現在のユーザである現在ユーザに提示する提示手段と、前記現在ユーザが前記運動メニューに従って運動している間のバイタルデータである現在データを検出するデータ取得手段と、前記データ取得手段によって取得された前記現在データが、予め設定された上限値および下限値によって定められる所定範囲内にあるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記現在データの大きさが前記所定範囲内にないと判断された場合に、前記現在データに基づき、前記現在のユーザが一つ前に提示された運動コンテンツからの移行後に現在提示中の運動コンテンツに従って運動した時に測定されたバイタルデータの変化量である実変化量を算出する算出手段と、前記運動コンテンツサーバに対して、前記算出手段によって算出された前記実変化量を送信するとともに、前記運動メニューで次に提示する予定の運動コンテンツである次コンテンツを、他の運動コンテンツに変更するように要求する変更要求手段と、前記次コンテンツを、前記変更要求手段からの要求に応じて前記運動コンテンツサーバから送信された前記他の運動コンテンツに置き換えるコンテンツ置き換え手段と、前記運動コンテンツサーバに対して、前記ユーザが実際に体験した運動コンテンツと対応付けて、前記データ取得手段によって取得された前記現在データを送信するデータ送信手段とを備え、前記運動コンテンツサーバは、年齢、性別、体格の少なくとも1つを含む属性ごとに、複数の運動コンテンツと、少なくとも1名の過去のユーザが他の運動コンテンツからの移行後に各運動コンテンツに従って運動した時に測定されたバイタルデータの変化量である予想変化量とを対応づけて記憶するコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ要求手段からの要求を受けた場合に、前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記複数の運動コンテンツから、前記現在のユーザの属性に対応する前記運動メニューを選択するコンテンツ選択手段と、前記ユーザ端末に対して、前記コンテンツ選択手段によって選択された前記運動メニューを配信する配信手段と、前記変更要求手段からの要求を受けた場合に、前記次コンテンツの変更後のコンテンツとして、前記実変化量および前記現在のユーザの属性に対応する前記複数のコンテンツの前記予想変化量に基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶された他の運動コンテンツを選択するコンテンツ変更手段と、前記コンテンツ変更手段によって選択された前記他のコンテンツを前記ユーザ端末に配信する変更配信手段と、前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記複数の運動コンテンツのうち、前記データ送信手段により送信された前記現在ユーザが実際に体験した運動コンテンツと対応づけられた前記予想変化量を、前記現在データに従って算出された前記実変化量に書き換えるデータ書換え手段とを備えている。
また、請求項6に係る発明の運動支援システムでは、請求項5に記載の発明の構成に加え、前記ユーザ端末の前記変更要求手段は、前記判断手段の判断結果を前記運動コンテンツサーバに送信し、前記運動コンテンツサーバの前記コンテンツ変更手段は、前記変更要求手段から送信された前記判断結果が前記現在データの大きさが前記上限値よりも大きいことを示す場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記次コンテンツの前記予想変化量よりも小さい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択し、前記変更要求手段から送信された前記判断結果が前記現在データの大きさが前記下限値よりも小さいことを示す場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記次コンテンツの前記予想変化量よりも大きい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明の運動支援システムでは、請求項6に記載の発明の構成に加え、前記運動コンテンツサーバの前記コンテンツ変更手段は、前記変更要求手段から送信された前記判断結果が前記現在データの大きさが前記上限値よりも大きいことを示す場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記変化量が大きくなるほどより小さい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択し、前記変更要求手段から送信された前記判断結果が前記現在データの大きさが前記下限値よりも小さいことを示す場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記変化量が小さくなるほどより大きい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択することを特徴とする。
請求項1に係る発明の運動支援装置では、実際に過去のユーザが他の運動コンテンツの後に運動コンテンツに従って運動した時に測定されたバイタルデータの変化量が、予想変化量として、属性ごとに運動コンテンツと対応付けて記憶されている。そして、現在のユーザの運動中のバイタルデータが所定範囲になければ、現在のユーザが一つ前の運動コンテンツの後に現在提示中の運動コンテンツに従って運動した時に測定されたバイタルデータの変化量が、実変化量として算出される。さらに、次に提示される予定の運動コンテンツが、実変化量および現在のユーザの属性に対応する運動コンテンツの予想変化量に基づいて変更される。すなわち、同じ属性を有する過去のユーザが運動を行った際、実際にバイタルデータがどのように変化したかを考慮して変更後の運動コンテンツが選択される。したがって、変更後の運動コンテンツが一律に設定されている場合に比べ、運動中の現在のユーザにとって最適な運動コンテンツに変更することができる。
請求項2に係る発明の運動支援装置では、現在のユーザのバイタルデータが上限値を超えた場合は、次に提示される予定の運動コンテンツが、予想変化量がより小さい運動コンテンツに変更される。また、現在のユーザのバイタルデータが下限値に満たない場合は、次に提示される予定の運動コンテンツが、予想変化量がより大きい運動コンテンツに変更される。したがって、請求項1に記載の発明の効果に加え、バイタルデータが上限値を超える無理な運動や、下限値に満たない負荷が軽すぎる運動をしている状態から、バイタルデータが両者の間におさまる適切な運動状態に推移させることができる。
請求項3に係る発明の運動支援装置では、現在のユーザのバイタルデータが上限値または下限値に満たない場合、次に提示される予定の運動コンテンツが、変化量の大きさに応じて、それを相殺する予想変化量に対応する運動コンテンツに変更される。したがって、請求項2に記載の発明の効果に加え、無理な運動や負荷が軽すぎる運動をしている状態から、速やかに適切な運動状態に推移させることができる。
請求項4に係る発明の運動支援プログラムは、請求項1〜3のいずれかに記載の運動支援装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させることができる。したがって、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の効果を奏することができる。
請求項5に係る発明の運動支援システムでは、ユーザ端末で取得される現在のユーザの運動中のバイタルデータが所定範囲にない場合、現在のユーザが一つ前の運動コンテンツの後に現在提示中の運動コンテンツに従って運動した時に測定されたバイタルデータの変化量が、実変化量として算出される。さらに、ユーザ端末から運動コンテンツサーバに対して、実変化量とともに、次に提示される予定の運動コンテンツの変更要求が送信される。運動コンテンツサーバには、実際に過去のユーザが他の運動コンテンツの後に運動コンテンツに従って運動した時に測定されたバイタルデータの変化量が、予想変化量として、属性ごとに運動コンテンツと対応づけて記憶されており、次に提示される予定の運動コンテンツが、実変化量および現在のユーザの属性に対応する運動コンテンツの予想変化量に基づいて変更される。すなわち、同じ属性を有する過去のユーザが運動を行った際、実際にバイタルデータがどのように変化したかを考慮して変更後の運動コンテンツが選択される。したがって、変更後の運動コンテンツが一律に設定されている場合に比べ、運動中の現在のユーザにとって最適な運動コンテンツに変更することができる。
請求項6に係る発明の運動支援システムでは、ユーザ端末において取得される現在のユーザのバイタルデータが上限値を超えた場合は、運動コンテンツサーバにおいて、次に提示される予定の運動コンテンツが、予想変化量がより小さい運動コンテンツに変更される。また、現在のユーザのバイタルデータが下限値に満たない場合は、次に提示される予定の運動コンテンツが、予想変化量がより大きい運動コンテンツに変更される。したがって、請求項5に記載の発明の効果に加え、バイタルデータが上限値を超える無理な運動や、下限値に満たない負荷が軽すぎる運動をしている状態から、バイタルデータが両者の間におさまる適切な運動状態に推移させることができる。
請求項7に係る発明の運動支援システムでは、現在のユーザのバイタルデータが上限値または下限値に満たない場合、運動コンテンツサーバにおいて、次に提示される予定の運動コンテンツが、変化量の大きさに応じて、それを相殺する予想変化量に対応する運動コンテンツに変更される。したがって、請求項6に記載の発明の効果に加え、無理な運動や負荷が軽すぎる運動をしている状態から、速やかに適切な運動状態に推移させることができる。

以下、本発明を具体化した一実施の形態である運動支援システム100について、図面を参照して説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る運動支援システム100の概略構成について説明する。図1は、運動支援システム100の概略構成を示すシステム構成図である。図1に示すように、運動支援システム100は、ユーザ3に運動コンテンツを提示するサーバ1と、サーバ1にネットワーク5を介して接続されたユーザ端末2とを構成の主体とする。サーバ1は、例えばスポーツジムやフィットネススタジオに設置されるものであり、会員のユーザ端末2に対して、ユーザ3が参照して運動を行うための運動メニューを送信することができる。本実施形態では、ネットワーク5としてインターネットを採用しており、各会員は、自宅に設置したユーザ端末2にサーバ1から送信される運動メニューに従って各自好きな時間に運動を行うことができる。なお、図1では、ユーザ端末2は1台しか図示されていないが、サーバ1には会員数に応じた台数のユーザ端末2が接続可能である。また、ネットワーク5として、必ずしも本実施形態のようにインターネットを採用する必要はなく、例えば、スポーツジム内に設置されたユーザ端末2をLANでサーバ1に接続した形態とすることももちろん可能である。
サーバ1からユーザ端末2に運動メニューが送信されると、ユーザ端末2では、受信した運動メニューを構成する複数の運動コンテンツがディスプレイ28に順に表示される。ユーザ3は、バイタルデータ(例えば、心拍数)を計測するセンサユニット30を装着し、表示される運動に従って運動を行う。ユーザ端末2は、センサユニット30から逐次送信されるバイタルデータを基に、ユーザ3が適度な運動を行っているか否かを判断する。その結果、無理な運動や負荷が軽すぎる運動を行っていると判断されると、ユーザ端末2は、次に提示される予定の運動コンテンツを変更するようにサーバ1に要求する。サーバ1には、全会員に関する個人情報と、会員の個人情報を基に定められた属性グループと運動目的毎に、運動メニューを構成する運動コンテンツが記憶されている。サーバ1は、ユーザ端末2からの変更要求を受けると、その会員の属性と、変更要求とともに送信されてくる会員のバイタルデータの変化量に基づき、変更後の運動コンテンツを選択し、ユーザ端末2に送信する。なお、これらの処理の詳細については後述する。
次に、図2〜図6を参照して、サーバ1の構成について説明する。図2は、サーバ1の電気的構成を示すブロック図である。図3は、会員情報データベース1410の説明図である。図4は、運動コンテンツデータベース1420の説明図である。図5は、デフォルトメニュー記憶エリア143に記憶された心拍数の理想推移とデフォルトメニューの説明図である。図6は、変更候補データベース1440の説明図である。
まず、図2を参照して、サーバ1の電気的構成について説明する。図2に示すように、サーバ1は、バス10を介して相互に接続されたCPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク装置(HDD)14、入出力インターフェース15および通信用インターフェース(I/F)16を備えている。ROM12は、BIOS等、サーバ1を動作させるための各種のプログラムを記憶しており、CPU11は、ROM12に記憶されたプログラムに従って、サーバ1の動作を制御する。RAM13は、各種データを一時的に記憶する記憶素子である。HDD14については、後で詳述する。入出力インターフェース15は、データの受け渡しの仲介を行うもので、ディスプレイ17、マウス18およびキーボード19が接続されている。通信用I/F16は、ネットワーク5に接続し、ユーザ端末2等の外部機器との間でデータの送受信を行うためのものである。
次に、図2〜図6を参照して、HDD14に設けられた記憶エリアと、そこに記憶される情報について説明する。図2に示すように、HDD14には、会員情報データベース(DB)記憶エリア141、運動コンテンツデータベース(DB)記憶エリア142、デフォルトメニュー記憶エリア143、変更候補データベース(DB)記憶エリア144およびプログラム記憶エリア145を含む複数の記憶エリアが設けられている。会員情報DB記憶エリア141には、運動支援システム100の会員すべての個人情報が登録された会員情報DB1410が記憶されている。運動コンテンツDB記憶エリア142には、ユーザ端末2に送信する運動メニューの構成要素となる運動コンテンツが登録された運動コンテンツDB1420が記憶されている。デフォルトメニュー記憶エリア143には、各属性グループおよび運動目的毎に定められたバイタルデータの理想推移1431と、理想推移を実現するために設定された標準的な運動メニュー1430(以下、デフォルトメニュー1430という)とが記憶されている。変更候補DB記憶エリア144には、各属性グループ毎に、ある運動から他の運動へ移行した時のバイタルデータの変化量が記憶されている。プログラム記憶エリア145には、後述する運動コンテンツ配信処理を含む各種の処理をサーバ1に実行させるための各種プログラムが記憶されている。
ここで、図3を参照して、会員情報DB記憶エリア141に記憶された会員情報DB1410について説明する。図3に示すように、会員情報DB1410には、会員毎に、各会員に固有の識別コードである会員IDと、会員の氏名(A、B、C等)、性別、年齢、身長、体重、属性グループおよび前回運動支援システム100を利用して運動を行った際の心拍数データが会員情報として登録されている。なお、本実施形態では、「属性グループ」とは、性別、年齢、身長および体重に基づいて分類されたグループをいう。例えば、性別が「男」、年齢が「10代」、身長が「165cm未満」、体重が「55kg未満」のグループは「属性グループA」、性別が「女」、年齢が「30代」、身長が「150cm以上160cm未満」、体重が「60kg以上70kg未満」のグループは「属性グループK」等と分類されている。なお、図3には図示されていないが、会員情報DB1410には、会員の住所、電話番号、メールアドレス、会員の利用するユーザ端末2の識別情報等、その他の情報も記憶されている。また、図3には会員A〜会員Cまでの3名分のデータしか図示されていないが、実際には、運動支援システム100の会員すべてのデータが記憶されている。
次に、図4を参照して、運動コンテンツDB記憶エリア142に記憶されている運動コンテンツDB1420について説明する。図4に示すように、運動コンテンツDB1420には、複数の異なる運動毎に、運動の名前である運動名、数分程度継続する運動の動画データおよび音声データが1組として記憶されている。なお、本実施形態では、運動コンテンツDB1420に1組として記憶されている、ある運動の運動名、動画データおよび音声データを総称して運動コンテンツというものとする。本実施形態では、サーバ1は、会員の属する属性グループおよび会員の運動目的に応じて、運動コンテンツDB1420に記憶された複数の運動コンテンツを組み合わせて順に並べた運動メニューを作成し、ユーザ端末2に送信する。なお、この処理については、後で詳述する。また、図4には運動コンテンツ1〜運動コンテンツ3のデータしか図示されていないが、実際には、他にも運動コンテンツがある場合には、すべての運動コンテンツのデータが記憶されている。
図5を参照して、デフォルトメニュー記憶エリア143に記憶されている理想推移1431とデフォルトメニュー1430との関係について説明する。図5は、運動を行った際の時間およびバイタルデータの一例である心拍数の推移を示すグラフであり、実線が理想推移1431を示し、点線がデフォルトメニュー1430に従って運動した場合の予想推移1432を示している。また、時間軸のT1〜T7は、それぞれに1つの運動コンテンツが割り当てられる時間枠である。理想推移1431は、各属性グループおよび運動目的に適合する理想的な心拍数の推移として一律に定められており、あわせて心拍数の上限値および下限値も各属性グループおよび運動目的に応じて定められている。詳細は後述するが、デフォルトメニュー1430は、理想推移1431と、変更候補DB1440(図6参照)に記憶された心拍数の変化量とを比較して設定される。具体的には、例えば、図5に示す理想推移1431では、最初の時間枠T1と2番目の時間枠2に亘って心拍数が上昇し、時間枠T3で上昇率が緩やかになり、時間枠T4〜T5では変化せず、その後、時間枠T6〜T7で下降するのが理想的であるとされている。そこで、このように心拍数が推移するような変化量が記憶されている運動コンテンツが時間枠T1〜T7の各々について選択され、選択された運動コンテンツの運動名がデフォルトメニュー1430として記憶されている。図5の例では、時間枠T1〜T7に対応して、運動1、運動2、運動3、運動5、運動8、運動9、運動11が順に並べられたデフォルトメニュー1430が記憶されている。デフォルトメニュー記憶エリア143には、属性グループおよび運動目的毎に、前述のようなバイタルデータの理想推移1431とデフォルトメニュー1430とが記憶されている。
次に、図6を参照して、変更候補DB記憶エリア144に記憶されている変更候補DB1440について説明する。図6に示すように、変更候補DB1440には、属性グループ毎に、運動名、その運動からの移行後の運動名、および移行前と後のバイタルデータの予想変化量が対応づけられて記憶されている。なお、図6には属性グループA〜属性グループC、および運動コンテンツ1〜運動コンテンツ3のデータしか図示されていないが、実際には、分類されたすべての属性グループのすべての運動コンテンツのデータが記憶されている。なお、本実施形態では、バイタルデータとして心拍数を採用する。また、予想変化量は、後述するように、その属性グループに属する会員が実際に運動を行った時に測定されたバイタルデータ(心拍数データ)に基づいて更新されるが、この処理については後で詳述する。
以下に、図7を参照して、ユーザ端末2の構成について説明する。図7は、ユーザ端末2の電気的構成を示すブロック図である。図7に示すように、ユーザ端末2は、バス20を介して相互に接続されたCPU21、ROM22、RAM23、ハードディスク装置(HDD)24、入出力インターフェース(I/F)25、センサ通信用I/F26、および通信用I/F27を備えている。ROM22は、BIOS等、ユーザ端末2を動作させるための各種のプログラムを記憶しており、CPU21は、ROM22に記憶されたプログラムに従って、ユーザ端末2の動作を制御する。RAM23は、各種データを一時的に記憶させる記憶素子である。HDD24については後述する。入出力I/F25は、データの受け渡しの仲介を行う。入出力I/F25には、運動コンテンツ等が表示されるディスプレイ28と、ディスプレイ28に表示された各種の項目を指で押圧操作することにより指示入力を可能とするタッチパネル29が接続されている。さらに、入出力I/F25には、運動の指示を音声出力するスピーカー(図示外)も接続されている。センサ通信用I/F26は無線通信用のアンテナ261を備えており、会員が装着するセンサユニット30から心拍数データを受信する。なお、詳細は図示されていないが、センサユニット30は、心拍数センサ、無線通信用の通信回路およびアンテナ31とを備えている。通信用I/F27は、ネットワーク5に接続し、サーバ1等の外部機器との間でデータの送受信を行うためのものである。
図7に示すように、HDD24には、ユーザ情報記憶エリア241およびプログラム記憶エリア242を含む複数の記憶エリアが設けられている。ユーザ情報記憶エリア241には、ユーザ端末2を利用する会員の個人情報が記憶されている。なお、この個人情報については、サーバ1の会員情報DB1410に記憶されている情報と同様であるため、ここでの説明は省略する。また、プログラム記憶エリア242には、後述する運動支援処理を含む各種の処理をユーザ端末2に実行させるための各種のプログラムが記憶されている。
以下に、図8〜図10を参照して、ユーザ端末2で行われる運動支援処理について説明する。図8は運動支援処理のフローチャートである。図9は、運動支援処理中に実行される運動コンテンツ変更判断処理のフローチャートである。図10は、運動コンテンツ変更判断処理における判断過程を説明するための心拍数の上限値、下限値および実推移の説明図である。なお、図8および図9に示す処理は、HDD24のプログラム記憶エリア242に記憶されたプログラムに従って、CPU21が実行する。また、以下の説明では、処理が行われるユーザ端末2の利用者として登録されているのは会員Aであるものとする。
図10に示す運動支援処理は、ユーザ端末2を利用する運動支援システム100の会員Aによって、ディスプレイ28に内蔵されたタッチパネル29(図1参照)を介してプログラム起動の指示が入力されると開始される。処理が開始されると、CPU21はまず、ユーザ端末2を利用する会員Aの会員IDをHDD24のユーザ情報記憶エリア241から読出し、ログインのためにサーバ1に送信する(S1)。会員IDを受信したサーバ1では、後述するように認証処理が行われ、認証結果がユーザ端末2に送信される。これを受信したユーザ端末2のCPU21は、認証結果がOKであるか否かを判断する(S2)。認証結果がOKの場合には(S2:YES)、CPU21は、サーバ1から送信される画面情報に基づいて、ディスプレイ28に運動目的を選択するためのボタンを複数表示させ、会員Aに入力を促す。運動目的としては、例えば「筋力増強」、「ダイエット」、「運動不足解消」がある。会員Aが、所望の運動目的に対応するボタンを押圧操作すると、タッチパネル29によりこの入力が検出され、入力された運動目的がRAM23に取得される(S3)。
続いてCPU21は、S3で取得した運動目的を記載して、運動メニューの配信要求をサーバ1に送信する(S4)。詳細は後述するが、これを受けたサーバ1では、ユーザ端末2の会員Aの属性と運動目的に応じて、複数の運動コンテンツからなる運動メニューと、心拍数の上限値および下限値とが設定され、ユーザ端末2に配信される。例えば、図5のデフォルトメニュー1430に従って、運動1、運動2、運動3、運動5、運動8、運動9および運動11の順で構成された運動メニューと、上限値および下限値がユーザ端末2に配信される。CPU21は、運動メニュー、上限値および下限値を受信して、RAM23に記憶させる(S5)。
続いてCPU21は、サーバ1から受信し、RAM23に記憶された運動メニューを構成する複数の運動コンテンツのうち、最初の運動コンテンツを選択する(S6)。前述のデフォルトメニューの例(図5参照)では、ここで運動1の運動コンテンツが選択される。そして、CPU21は、選択された運動コンテンツの動画データおよび音声データを再生し、運動の手本となる映像をディスプレイ28(図1参照)に表示させ、指示音声をスピーカー(図示外)から出力する(S7)。また、CPU21は、RAM23に記憶された時間カウンタによって、運動コンテンツの再生開始からの経過時間のカウントを開始する(S8)。
本実施形態では、会員Aが装着したセンサユニット30は、常時会員Aの心拍数をモニタし、ユーザ端末2に送信している。CPU21は、センサユニット30からアンテナ31を介して送信される心拍数データを受信して、図10に示す実推移1435としてRAM23に取得し(S9)、判定時間になったか否かを監視している(S10)。なお、判定時間とは、運動コンテンツ毎に定められた時間枠Tnにおいて、開始から所定の時間が経過した時点に定められた時間tnであり、運動メニューとともに配信され、RAM23に記憶されている。例えば、図10に示すように、最初の運動コンテンツ(運動1)が再生される時間枠T1では、時間カウンタが、運動1に対応付けてRAM23に記憶されている判定時間t1になったか否かが判断される。時間カウンタが判定時間tnに達していなければ(S10:NO)、そのまま心拍数データの記憶を続ける(S9)。そして、判定時間tnになると(S10:YES)、CPU21は、RAM23に記憶されている運動メニューを参照して、次の運動コンテンツがまだあるか否かを判断する(S11)。
前述のように、図5のデフォルトメニュー1430に従って運動メニューが配信されていれば、RAM23には、運動1の次の運動コンテンツとして、運動2が記憶されている(S11:YES)。このような場合には、運動コンテンツ変更判断処理が行われる(S12、図11)。運動コンテンツ変更判断処理は、運動中の会員Aの心拍数が所定範囲を超えているか否かを判断し、超えている場合には、心拍数が所定範囲に推移するように次に提示される運動コンテンツを変更する処理である。
図9に示すように、運動コンテンツ変更判断処理が開始されると、CPU21はまず、RAM23に記憶された心拍数の上限値、下限値と心拍数データとに基づき、判定時間tn時点のユーザ端末2の会員Aの心拍数が下限値以上かつ上限値以下であるか否かを判断する(S21)。例えば、図10の例では、最初の運動コンテンツ(運動1)が再生される時間枠T1では、判定時間t1時点の心拍数b1は、この会員Aの属性グループと会員Aが選択した運動目的に応じて定められた下限値L1に等しい。すなわち、心拍数b1は、下限値L1以上かつ上限値U1以下である(S21:YES)。この場合、CPU21は、次の運動コンテンツを変更することなく運動を継続してよいと判定する(S31)。そして、現在再生中の運動コンテンツの再生が終了するまで待機し(S28:NO→S28)、再生が終了すると(S28:YES)、次の運動コンテンツの処理を行うために時間カウンタをリセットする(S29)。その後、CPU21は、RAM23に記憶されている運動メニューから次の運動コンテンツを選択する(S30)。図10の例では、ここで2番目に設定された運動2の運動コンテンツが選択され、図9の処理は終了して、図8の運動支援処理に戻る。
図8の処理に戻ると、2番目の運動コンテンツについても、前述と同様にS7〜S10の処理が行われ、時間枠T2について定められた判定時間t2になると(S10:YES)、次の運動コンテンツの有無が判断される(S11)。例えば、図5のデフォルトメニュー1430に従って運動メニューが配信されていれば、RAM23には、運動2の次に運動3の運動コンテンツが記憶されている(S11:YES)。よって、CPU21は、次に提示される予定の運動3について、運動コンテンツ変更判断処理を行う(S12、図9)。今度は、判定時間t2時点の会員Aの心拍数b2が、下限値L1以上かつ上限値U1以下であるか否かが判断される(S21)。図10に示す例では、会員Aの心拍数b2は、上限値U1を超えているため(S21:NO)、CPU21は、次の運動コンテンツを変更しなければならないと判定し(S22)、変更処理を行う。
CPU21はまず、現在再生中の運動コンテンツに従って運動を開始した直後の単位時間当たりの心拍数の変化量Δb/tを算出する(S23)。具体的には、図10に示すように、運動コンテンツの再生開始時点の心拍数と、再生開始時点から単位時間t(例えば15秒)後の心拍数との差Δbを単位時間tで割った数が、変化量Δb/tとして算出される。ここで変化量Δb/tを算出するのは、1つ前の運動から現在の運動に移行することにより、会員Aの心拍数が急激に変化したのか、緩やかに変化したのか、変化の程度を把握し、サーバ1において変更後の運動コンテンツを選択する際に考慮するためである。変化量Δb/tの算出後(S23)、CPU21は、サーバ1に対して、変化量Δb/tおよび現在の運動コンテンツの運動名(前述の例では「運動2」)を通知し、次の運動コンテンツ(前述の例では「運動3」)を他の運動コンテンツに変更してユーザ端末2に送信するように要求する(S24)。
詳細は後述するが、変更要求を受信したサーバ1では、ユーザ端末2から送信された会員Aの属性および心拍数の変化量Δb/tに基づいて、次の運動コンテンツとして最適なものが検索される。その結果、現在設定されている次の運動コンテンツよりも適したものがない場合、サーバ1からユーザ端末2には、変更不可の通知が送信される。この変更不可の通知を受信した場合(S25:YES)、CPU21は、そのままS28へ進み、前述のように、S28〜S30の処理を行う。すなわち、現在再生中の運動コンテンツの再生が終了すると(S28:YES)、時間カウンタをリセットし(S29)、最初に配信されたままの運動メニューから次(3番目)の運動コンテンツを選択して(S30)、図8の運動支援処理に戻る。
一方、変更不可の通知ではなく、サーバ1で選択された他の最適な運動コンテンツがユーザ端末2に送信されてきた場合には(S25:YES)、CPU21はこれを受信して、変更運動コンテンツとしてRAM23に記憶させる(S26)。そして、S5で受信し、RAM23に記憶されている運動メニューのうち、次に再生する予定の運動コンテンツを、受信した変更運動コンテンツに置き換えることにより、運動メニューを更新する(S27)。例えば、図5のデフォルトメニュー1430に従って運動メニューが配信され、運動2の再生中に変更要求がなされた場合には(S24)、運動2の次の運動3が、受信した変更運動コンテンツに置き換えられる。その後、現在再生中の運動コンテンツの再生が終了すると(S28:YES)、時間カウンタをリセットし(S29)、変更された運動メニューから次の運動コンテンツ(変更運動コンテンツ)を選択して(S30)、図8の運動支援処理に戻り、同様の処理を繰り返す。
このようにして、適宜、次の運動コンテンツを変更しながら、順次、RAM23に記憶された運動メニューを構成する複数の運動コンテンツの再生が行われる。その結果、最後の運動コンテンツになると、次の運動コンテンツはなくなる(S11:NO)。この場合、CPU21は、最後の運動コンテンツの再生が終了するまで待機し(S13:NO→S13)、再生が終了すると(S13:YES)、サーバ1に終了通知を送信し(S14)、さらに結果データを送信する(S15)。具体的には、会員Aが実際に行った運動の運動名と、センサユニット30から送信され、RAM23に記憶されていた会員Aの心拍数データとが、結果データとして送信される。結果データを送信すると(S15)、図8の運動支援処理は終了する。
以下に、図11〜図13を参照して、サーバ1において行われる運動コンテンツ配信処理について説明する。図11は、運動コンテンツ配信処理のフローチャートである。図12は、会員情報DB1410に記憶される心拍数データの説明図である。図13は、更新された変更候補DB1440の説明図である。なお、図11に示す運動コンテンツ配信処理は、ROM12に記憶されたプログラムに従って、CPU11が実行する。
図11に示す運動コンテンツ配信処理は、サーバ1に接続されているいずれかのユーザ端末2からログインのための会員IDを受信すると開始される。なお、以下では、利用者として会員Aが登録されているユーザ端末2から会員IDを受信したものとして説明する。処理が開始されると、CPU11はまず、受信した会員Aの会員IDを、RAM13に記憶させる(S51)。そして、HDD14の会員情報DB1410(図3参照)を検索して、ユーザ端末2から受信した会員IDが登録されているか否かに基づき、ログイン認証の可否を確認し(S52)、結果を送信する(S53)。具体的には、会員情報DB1410に会員IDが記憶されていれば、会員Aは運動支援システム100の会員であるため、CPU21はログイン許可を許可し、運動目的を入力するための画面情報をユーザ端末2に送信する。一方、会員IDが記憶されていなければ、会員Aは運動支援システム100の会員でないとして、認証が否認される。
サーバ1から認証結果を受信したユーザ端末2では、前述のように、会員Aにより運動目的の入力が行われ、運動メニューの送信要求がサーバ1に送信される。サーバ1のCPU11は、運動メニューの送信要求を受信すると、S51で受信し、RAM13に記憶されている会員IDに対応付けて、送信要求に含まれる運動目的を記憶させる(S54)。図5を参照して前述したように、HDD14のデフォルトメニュー記憶エリア143には、各属性グループおよび運動目的毎に、複数の運動コンテンツの運動名が並べられたデフォルトメニュー1430が記憶されている。CPU11は、会員情報DB1410から、RAM13に記憶された会員IDの(会員Aの)会員情報を読み出して、会員Aの属性に対応する属性グループを特定する。そして、デフォルトメニュー記憶エリア143から、特定された属性グループおよび運動目的に対応するデフォルトメニュー1430を選択する(S55)。前述したように、デフォルトメニューは、運動メニューを構成する複数の運動コンテンツの運動名である。そこで、CPU11は、デフォルトメニューの運動名に従って、運動コンテンツDB1420から該当する運動コンテンツを順に読み出し、ユーザ端末2に配信する会員A用の運動メニューを作成する。そして、作成した運動メニューをユーザ端末2に配信する(S56)。
その後、運動メニューを受信したユーザ端末2では、前述したように、会員Aに運動コンテンツが提示されるが、会員Aの運動中の心拍数が所定範囲を超えると、ユーザ端末2からサーバ1に対して次の運動コンテンツを変更するように要求が送信される。サーバ1のCPU11は、ユーザ端末2からの変更要求を受信すると(S57:YES)、そこに含まれる心拍数の変化量Δb/tおよびユーザ端末2で現在再生中の運動コンテンツの運動名をRAM13に記憶させる(S58)。そして、変更候補DB1440(図6参照)を検索して、変更に適した運動コンテンツの有無を確認する(S59)。具体的には、会員Aの属性グループのデータのうち、現在再生中の運動コンテンツからの移行後のデータを対象として、変化量Δb/tを考慮して、心拍数を所定範囲におさまるように推移させられる運動があるか否かを判断する。
例えば、ユーザ端末2において、会員Aがサーバ1から最初に配信された運動メニューに従って運動を行ったところ、図10に示すような心拍数データが得られたとする。この場合、運動2の時間枠T2の判定時間t2において、会員Aの心拍数b2は上限値U1を超えている。よって、ユーザ端末2からサーバ1に対して、現在の運動コンテンツの運動名である運動2と、運動1から運動2への移行時の心拍数の変化量Δb/tとが通知され、運動2の次の運動コンテンツを変更するように要求される。なお、このときの変化量Δb/tは「+3」、会員Aが属する属性グループが「A」だとする。この場合、まず、図6に示す変更候補DB1440の属性グループAの運動1から運動2への移行データが参照される。変更候補DB1440には、運動1から運動2へ運動が移行した時の心拍数の予想変化量は+2であると記憶されている。しかし、会員Aが、運動1の後、運動2へ移行した時の実際の心拍数の変化量Δb/tは+3である。すなわち、実変化量の予想変化量に対する割合は、1.5である。前述したように、運動2の運動中に会員Aの心拍数は上限値を超えているため、次の運動ではこれを上限値以下に落とす必要がある。しかし、当初の運動メニュー通り、続いて運動2から運動3に移行した場合の心拍数の予想変化量は+1であるから、このまま運動3に移行すれば、心拍数はさらに上昇し、上限値を超えたままになると予想される。ここで、変更候補DB1440に記憶された運動2からの移行後の運動の心拍数の予想変化量が、すべて運動3の+1より大きい数値だったとする。この場合には、運動3を他のいずれの運動に変更しても、運動3以上に心拍数が上昇してしまうと予想される。したがって、この場合、CPU11は、運動3を他の運動に変更することは不可能と判断し(S61:NO)、ユーザ端末2に対して、変更不可の通知を送信し(S64)、ユーザ端末2から変更要求を受信したか否かの監視に戻る(S57)。
一方、変更候補DB1440に、運動3の心拍数の予想変化量+1より小さい数値の運動が記憶されていれば、運動3を他の運動に変更することができる(S61:YES)。そこで、CPU11は、変更候補DB1440から、運動2の後の運動として最適なものを選択する(S62)。具体的には、運動1から運動2へ移行した時の実変化量の予想変化量に対する増加割合1.5を相殺するために、運動2から運動3への移行時の予想変化量+1に−1.5を乗じて得られる「−1.5」を予想変化量とする運動コンテンツを選択する。図6の例では、運動2からの移行時の予想変化量が−1.5の運動コンテンツはないため、予想変化量がこれに最も近い運動8または運動7の運動コンテンツが選択される。例えば、できるだけ緩やかに心拍数を変化させるために、予想変化量の絶対値がより小さい運動8が選択される。このようにして、会員Aの属性グループと、会員Aの現在の運動開始時の心拍数の変化量とに基づいて、変更後の運動コンテンツとして最適なものが選択される(S62)。その後、CPU11は、変更後の運動コンテンツをユーザ端末2へ送信し(S63)、ユーザ端末2から変更要求を受信したか否かの監視に戻る(S57)。
ユーザ端末2から変更要求を受信しない場合には(S57:NO)、CPU11は、ユーザ端末2から終了通知を受信したか否かを判断する(S71)。終了通知とは、前述したように、ユーザ端末2において、運動メニューを構成するすべての運動コンテンツの再生が終了するとサーバ1に送信される通知である。これを受信すると(S71:YES)、CPU11は、続いてユーザ端末2から結果データを受信し、受信した結果データをRAM13に記憶させる(S72)。結果データとは、前述したように、会員Aが実際に行った運動の運動名および会員Aが装着するセンサユニット30により運動中に測定され、ユーザ端末2で記憶されていた会員Aの心拍数データである(図12参照)。
ユーザ端末2から結果データ(図12参照)を受信すると、CPU11はまず、図3に示す会員情報DB1410の会員Aの心拍数データを受信したデータで上書きして更新する(S73)。そして、変更候補DB1440の心拍数の予想変化量を更新して、更新後の変化量に基づき、データの並べ替えを行う(S74)。具体的には、まず、図12に示す結果データから、各運動コンテンツから次の運動コンテンツへの移行時の心拍数の変化量Δb/tを算出し、変更候補DB1440の該当するデータの予想変化量を書き換える。例えば、図12に示す会員Aの結果データにおいて、運動1から運動2への移行時の実際の心拍数の変化量が+3、運動2から運動8への移行時の変化量が−2.5、運動8から運動5への変化量が+0.5だったとする。すると、変更候補DB1440では、図13に示すように、運動1から運動2へ移行した場合の心拍数の予想変化量が、+2から+3に書き換えられる。また、運動2から運動8へへ移行した場合の心拍数の予想変化量が、−1から−2.5に書き換えられ、運動8の順序は変化量が−2の運動7の次に変更される。なお、図示はされていないが、運動8から運動5への移行データおよびそれ以降の運動についても、同様に処理が行われる。
続いて、更新された変更候補DB1440に基づいて、デフォルトメニュー記憶エリア143に記憶されたデフォルトメニュー1430の更新も行われる(S75)。図5を参照して前述したように、デフォルトメニュー1430は、変更候補DB1440に記憶されたデータに基づき、属性グループおよび運動目的毎に定められた理想推移1431に沿って心拍数が推移するような運動を選択して組み合わせたものである。したがって、図13に示すように変更候補DB1440が更新されると、理想推移1431に合わせて選択されるべき運動が変化する場合がある。例えば、元の理想推移1431とデフォルトメニュー1430が図5に示す通りだった場合、前述のように運動1から運動2へ移行した時の心拍数の変化量が+2から+3に書き換えられた結果、運動2は理想推移1431には適合しなくなったとする。このような場合には、例えば、デフォルトメニューの2番目の運動を、運動2から、より理想推移1431に適合する運動5(変化量1.5)に変更する。同様にして、時間枠T1〜Tnの各々について、理想推移1431に最適な運動コンテンツが適宜選択されてデフォルトメニュー1430が更新された後(S75)、サーバ1の運動コンテンツ配信処理は終了する。
以上に説明したように、本実施形態では、サーバ1の変更候補DB1440に、性別、年齢、身長、体重等に基づいて分類された属性グループ毎に、運動名と、この運動を行ったときの心拍数の予想変化量とが対応付けて記憶されている。なお、心拍数の予想変化量には、会員が過去に実際にこの運動を行った際に測定された心拍数の変化量を用いている。また、属性グループおよび運動目的毎に、標準的な運動コンテンツの組み合わせであるデフォルトメニューが設定されており、最初はこのデフォルトメニューに従って、会員のユーザ端末2に運動コンテンツが配信される。運動中は、会員が装着するセンサユニット30によってバイタルデータである心拍数が常時測定されており、このデータがユーザ端末2に送信され、記憶されている。そして、会員の心拍数が、属性グループおよび運動目的に応じて定められた所定範囲を超えると、サーバ1に対して、この時再生中の運動コンテンツの運動を開始した時の心拍数の変化量とともに、次の運動コンテンツの変更要求が送信される。サーバ1では、会員の属性と心拍数の変化量とに基づいて、変更候補DB1440から、会員の心拍数を所定範囲に戻すのに最適な運動コンテンツが選択され、変更後の運動コンテンツとしてユーザ端末2に配信される。運動がすべて終了すると、会員が実際に行った運動の運動名と運動中に測定された心拍数データとが、結果データとしてサーバ1に送信される。サーバ1では、この結果データに基づき、各運動コンテンツに対応づけて記憶された心拍数の予想変化量を更新する。
このように、本実施形態では、過去に同じ属性グループに属する会員が運動を行った際、実際に心拍数がどのように変化したかが変更候補DB1440に記憶されており、これを考慮して変更後の運動コンテンツが選択される。したがって、変更後の運動コンテンツが一律に設定されている場合に比べ、現在運動中の会員にとって最適な運動コンテンツに変更することができる。
また、心拍数が属性グループと運動目的に応じて設定された上限値を超えた場合には、変更候補DB1440から、変更後の運動コンテンツとして、予想変化量がより小さく、実際の心拍数の変化量を相殺することができる運動コンテンツが選択される。同様に、心拍数が下限値に満たない場合には、変更候補DB1440から、変更後の運動コンテンツとして、予想変化量がより大きく、実際の心拍数の変化量を相殺することができる運動コンテンツが選択される。したがって、会員を、無理な運動や負荷が軽すぎる運動をしている状態から、速やかに適切な運動状態に推移させることができる。
本実施形態において、サーバ1およびユーザ端末2が、本発明の「運動支援装置」に相当する。HDD14の変更候補DB1440が、「コンテンツ記憶手段」に相当する。図11のS55で、デフォルトメニューを選択するサーバ1のCPU11が、「コンテンツ選択手段」に相当する。図8のS9で、心拍数データを取得するユーザ端末2のCPU21が、「データ取得手段」に相当する。図9のS21で、心拍数データが上限値または下限値以内にあるか否かを判断するCPU21が、「判断手段」に相当する。図11のS62で、変更候補DBから変更後の運動コンテンツを選択するサーバ1のCPU11が、「コンテンツ変更手段」に相当する。図11のS74で、変更候補DB1440を更新するCPU11が、「データ書換え手段」に相当する。
また、本実施形態において、運動支援システム100が、本発明の「運動支援システム」に相当し、ユーザ端末2およびサーバ1が、それぞれ「ユーザ端末」および「運動コンテンツサーバ」に相当する。また、図8のS4で、サーバ1に運動メニューの配信要求を送信するユーザ端末2のCPU21が、「配信要求手段」に相当する。図8のS7で、受信した運動メニューを構成する運動コンテンツを再生するCPU21が、「提示手段」に相当する。図8のS9で、センサユニット30から送信された心拍数データを取得するCPU21が、「データ取得手段」に相当する。図9のS21で、心拍数データが上限値または下限値以内にあるか否かを判断するCPU21が、「判断手段」に相当する。図9のS24で、サーバ1に運動コンテンツの変更要求を送信するCPU21が、「変更要求手段」に相当する。図9のS27で、次の運動コンテンツを変更後の運動コンテンツに置き換えて運動メニューを更新するCPU21が、「コンテンツ置き換え手段」に相当する。図8のS15で、サーバ1に結果データを送信するCPU21が、「データ送信手段」に相当する。
さらに、サーバ1の変更候補DB1440が、「コンテンツ記憶手段」に相当する。図11のS55で、デフォルトメニューを選択するサーバ1のCPU11が、「コンテンツ選択手段」に相当する。図11のS56で、ユーザ端末2に運動メニューを配信するCPU11が、「配信手段」に相当する。図11のS62で、変更候補DBから変更後の運動コンテンツを選択するサーバ1のCPU11が、「コンテンツ変更手段」に相当する。図11のS74で、変更候補DB1440を更新するCPU11が、「データ書換え手段」に相当する。
なお、前述の実施形態に示される運動支援システム100の構成は例示であり、本発明は各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、前述の実施形態では、バイタルデータとして心拍数を採用しているが、心拍数の他、血圧や体温等を採用することができる。この場合、センサユニット30には、心拍数センサに代えて、血圧センサや体温センサを設ければよい。
また、前述の実施形態では、運動支援システム100の会員は、性別、年齢、身長および体重に基づいて、複数の属性グループに分類されている。しかし、属性として、例えば、病歴、体脂肪率、肺活量等、前述した以外の情報を利用してもよい。
また、前述の実施形態では、運動支援システム100は、サーバ1とサーバ1にネットワーク5を介して接続されたユーザ端末2から構成されており、各ユーザ端末2について、運動支援システム100の会員1名が特定されている。しかしながら、ユーザ端末2の利用者として、必ずしも1名の会員が特定される必要はなく、またユーザ端末2は1台であっても複数台であっても構わない。この場合、各会員が自己に付与されている識別コード(会員ID)を用いて適宜いずれかのユーザ端末2からサーバ1にログインすることにより、サーバ1でユーザ端末2を利用中の会員を特定すればよい。また、同時に複数人で利用することはできなくなるが、サーバ1とユーザ端末2を別の装置とせず、サーバ1のみで構成することも可能である。この場合は、サーバ1に、前述の実施形態ではユーザ端末2に設けられていたディスプレイ28およびタッチパネル29と、会員が装着するセンサユニット30との通信を可能とするセンサ通信用I/F26(図7参照)とを設ければよい。
また、前述の実施形態では、各運動コンテンツの時間枠Tn毎に定められた判定時間tnに会員の心拍数が所定の上限値を超えたり、下限値に満たなかったりすると、次の運動コンテンツの変更要求がなされている。しかしながら、時間枠Tn毎に複数回判断を行い、心拍数が所定の上限値を超えた回数および下限値に満たなかった回数が所定回数以上になった場合や、所定回数連続して上限値を超えたり、下限値に満たなかったりした場合に限って変更要求を行ってもよい。
運動支援システム100の概略構成を示すシステム構成図である サーバ1の電気的構成を示すブロック図である。 会員情報データベース1410の説明図である。 運動コンテンツデータベース1420の説明図である。 デフォルトメニュー記憶エリア143に記憶された心拍数の理想推移とデフォルトメニューの説明図である。 変更候補データベース1440の説明図である。 ユーザ端末2の電気的構成を示すブロック図である。 運動支援処理のフローチャートである。 運動支援処理中に実行される運動コンテンツ変更判断処理のフローチャートである。 運動コンテンツ変更判断処理における判断過程を説明するための心拍数の上限値、下限値および実推移の説明図である。 運動コンテンツ配信処理のフローチャートである。 会員情報DB1410に記憶される心拍数データの説明図である。 更新された変更候補DB1440の説明図である。
符号の説明
100 運動支援システム
1 サーバ
11 CPU
14 HDD
1410 会員情報DB
1420 運動コンテンツDB
1440 変更候補DB
2 ユーザ端末
21 CPU
30 センサユニット

Claims (7)

  1. 運動中のユーザのバイタルデータに基づいて、運動コンテンツを選択して提示する運動支援装置であって、
    年齢、性別、体格の少なくとも1つを含む属性ごとに、複数の運動コンテンツと、少なくとも1名の過去のユーザが他の運動コンテンツからの移行後に各運動コンテンツに従って運動した時に測定されたバイタルデータの変化量である予想変化量とを対応づけて記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記複数の運動コンテンツから、現在のユーザの属性に対応する複数の運動コンテンツの組み合わせである運動メニューを選択するコンテンツ選択手段と、
    前記現在のユーザのバイタルデータである現在データを、前記現在のユーザが前記運動メニューに従って運動している間に取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段により取得された前記現在データの大きさが予め設定された上限値および下限値によって定められる所定範囲内にあるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記現在データの大きさが前記所定範囲内にないと判断された場合に、前記現在データに基づき、前記現在のユーザが一つ前に提示された運動コンテンツからの移行後に現在提示中の運動コンテンツに従って運動した時に測定されたバイタルデータの変化量である実変化量を算出する算出手段と、
    前記運動メニューに従って次に提示する予定の運動コンテンツである次コンテンツを、前記実変化量および前記現在のユーザの属性に対応する前記複数の運動コンテンツの前記予想変化量に基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶された他の運動コンテンツに変更するコンテンツ変更手段と、
    前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記複数の運動コンテンツのうち、前記現在のユーザが実際に体験した運動コンテンツと対応づけられた前記予想変化量を、前記算出手段によって算出された前記実変化量に書き換えるデータ書換え手段とを備えたことを特徴とする運動支援装置。
  2. 前記コンテンツ変更手段は、前記判断手段によって前記現在データの大きさが前記上限値よりも大きいと判断された場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記次コンテンツの前記予想変化量よりも小さい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択し、前記判断手段によって前記現在データの大きさが前記下限値よりも小さいと判断された場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記次コンテンツの前記予想変化量よりも大きい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択することを特徴とする請求項1に記載の運動支援装置。
  3. 前記コンテンツ変更手段は、前記判断手段によって前記現在データの大きさが前記上限値よりも大きいと判断された場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記変化量が大きくなるほどより小さい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択し、前記判断手段によって前記現在データの大きさが前記下限値よりも小さいと判断された場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記変化量が小さくなるほどより大きい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択することを特徴とする請求項2に記載の運動支援装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の運動支援装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させる運動支援プログラム。
  5. ユーザ端末と、前記ユーザ端末にネットワークを介して接続され、前記ユーザ端末へ運動コンテンツを配信する運動コンテンツサーバを備えた運動支援システムであって、
    前記ユーザ端末は、
    前記運動コンテンツサーバに対して、運動コンテンツの組み合わせである運動メニューの配信を要求する配信要求手段と、
    前記運動コンテンツサーバから配信された前記運動メニューを、現在のユーザである現在ユーザに提示する提示手段と、
    前記現在ユーザが前記運動メニューに従って運動している間のバイタルデータである現在データを取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段によって取得された前記現在データが、予め設定された上限値および下限値によって定められる所定範囲内にあるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記現在データの大きさが前記所定範囲内にないと判断された場合に、前記現在データに基づき、前記現在のユーザが一つ前に提示された運動コンテンツからの移行後に現在提示中の運動コンテンツに従って運動した時に測定されたバイタルデータの変化量である実変化量を算出する算出手段と、
    前記運動コンテンツサーバに対して、前記算出手段によって算出された前記実変化量を送信するとともに、前記運動メニューで次に提示する予定の運動コンテンツである次コンテンツを、他の運動コンテンツに変更するように要求する変更要求手段と、
    前記次コンテンツを、前記変更要求手段からの要求に応じて前記運動コンテンツサーバから送信された前記他の運動コンテンツに置き換えるコンテンツ置き換え手段と、
    前記運動コンテンツサーバに対して、前記ユーザが実際に体験した運動コンテンツと対応付けて、前記データ取得手段によって取得された前記現在データを送信するデータ送信手段とを備え、
    前記運動コンテンツサーバは、
    年齢、性別、体格の少なくとも1つを含む属性ごとに、複数の運動コンテンツと、少なくとも1名の過去のユーザが他の運動コンテンツからの移行後に各運動コンテンツに従って運動した時に測定されたバイタルデータの変化量である予想変化量とを対応づけて記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツ要求手段からの要求を受けた場合に、前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記複数の運動コンテンツから、前記現在のユーザの属性に対応する前記運動メニューを選択するコンテンツ選択手段と、
    前記ユーザ端末に対して、前記コンテンツ選択手段によって選択された前記運動メニューを配信する配信手段と、
    前記変更要求手段からの要求を受けた場合に、前記次コンテンツの変更後のコンテンツとして、前記実変化量および前記現在のユーザの属性に対応する前記複数のコンテンツの前記予想変化量に基づいて、前記コンテンツ記憶手段に記憶された他の運動コンテンツを選択するコンテンツ変更手段と、
    前記コンテンツ変更手段によって選択された前記他のコンテンツを前記ユーザ端末に配信する変更配信手段と、
    前記コンテンツ記憶手段に記憶された前記複数の運動コンテンツのうち、前記データ送信手段により送信された前記現在ユーザが実際に体験した運動コンテンツと対応づけられた前記予想変化量を、前記現在データに従って算出された前記実変化量に書き換えるデータ書換え手段と
    を備えたことを特徴とする運動支援システム。
  6. 前記ユーザ端末の前記変更要求手段は、前記判断手段の判断結果を前記運動コンテンツサーバに送信し、
    前記運動コンテンツサーバの前記コンテンツ変更手段は、前記変更要求手段から送信された前記判断結果が前記現在データの大きさが前記上限値よりも大きいことを示す場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記次コンテンツの前記予想変化量よりも小さい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択し、前記変更要求手段から送信された前記判断結果が前記現在データの大きさが前記下限値よりも小さいことを示す場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記次コンテンツの前記予想変化量よりも大きい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択することを特徴とする請求項5に記載の運動支援システム。
  7. 前記運動コンテンツサーバの前記コンテンツ変更手段は、前記変更要求手段から送信された前記判断結果が前記現在データの大きさが前記上限値よりも大きいことを示す場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記変化量が大きくなるほどより小さい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択し、前記変更要求手段から送信された前記判断結果が前記現在データの大きさが前記下限値よりも小さいことを示す場合には、前記他の運動コンテンツとして、前記変化量が小さくなるほどより大きい前記予想変化量に対応する運動コンテンツを選択することを特徴とする請求項6に記載の運動支援システム。
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