JP4946643B2 - パワーアンプ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、バイアス電圧によってA級動作するトランジスタを直列に接続し、このトランジスタ間に負荷が接続され、入力信号を増幅して負荷に出力するパワーアンプ回路に関し、詳しくは、パワーアンプ回路全体での電力損失を抑えつつ、温度によらず安定した電力を供給するパワーアンプ回路に関するものである。
図6は、従来のパワーアンプ回路の構成例を示した図である。
図6において、電源11、12は、パワーアンプ回路用の電源であり、電源11、12の電源電圧をVP1、VP2とする(VP1>>VP2)。
npnトランジスタQ1、バイアス抵抗Rb1、Rb2、pnpトランジスタQ2は、電源11、12間に直列に接続される。トランジスタQ1のベース−エミッタ間電圧をVBE1とし、トランジスタQ2のベース−エミッタ間電圧をVBE2とする。また、トランジスタQ1のコレクタ−エミッタ間電圧をVCE1、トランジスタQ2のコレクタ−エミッタ間電圧をVCE2とする。
バイアス電源13、14は、トランジスタQ1,Q2のベース端子間に直列に接続される。ここで、バイアス電源13、14のバイアス電圧をVb1,Vb2とする。また、トランジスタQ1,Q2のベース端子間の電圧差をバイアス電圧Vbとする。なお、配線抵抗を無視すれば、バイアス電源13、14のバイアス電圧Vb1,Vb2を合わせたものがバイアス電圧Vbになる。
入力端子Piは、バイアス電源Vb1,Vb2間に接続され、出力端子Poは、バイアス抵抗Rb1,Rb2間に接続される。
バイアス電源13、14のバイアス電圧Vb1,Vb2およびバイアス抵抗Rb1,Rb2の抵抗値は、トランジスタQ1,Q2をA級動作(トランジスタQ1,Q2を介して、電源11から電源12に常に電流が流れる)させる電圧値、抵抗値にする。また、バイアス電源13、14、バイアス抵抗Rb1,Rb2で、パワーアンプ回路のバイアス回路を構成している。
入力信号源15は、入力端子Piに接続され、負荷Zは、出力端子Poに接続される。ここで、入力信号源15の小振幅信号の入力電圧をVcとし、負荷Zに印加される出力電圧をVo,負荷Zへの出力電流をIoとする。入力信号源15は、例えば、基準抵抗と可変電流源とで構成され、可変電流源から基準抵抗に電流を流すことによって小振幅信号の入力電圧Vcを出力する。
このような回路の動作を説明する。
入力電圧Vcを正方向へ変化させると、バイアス電圧Vbが相対的に正側に振れ、トランジスタQ1のコレクタ−エミッタ間電圧VCE1が小さくなり、逆にトランジスタQ2のコレクタ−エミッタ間電圧VCE2が大きくなる。
例えば、負荷Zへの出力電流Io=0でバイアス抵抗Rb1,Rb2の各々にかかる電圧が入力電圧Vcの変化前と同じであるならば、出力電圧Voが上昇する。出力電圧Voが一定(不変)とした場合、トランジスタQ1のコレクタ−エミッタ間電圧VCE1が小さくなり、バイアス抵抗Rb1にかかる電圧が大きくなる。逆にトランジスタQ2のコレクタ−エミッタ間電圧VCE2が大きくなり、バイアス抵抗Rb2にかかる電圧が小さくなる。バイアス電圧Vb、バイアス抵抗Rb1、Rb2は固定値であるため、バイアス抵抗Rb1とバイアス抵抗Rb2とで生じる電圧に電圧差があると、電流差が生じる。その電流の差分が出力電流Ioとして負荷Zへ流れ出る。
入力電圧Vcを負方向へ変化させると、バイアス電圧Vbが相対的に負側に振れ、トランジスタQ1のコレクタ−エミッタ間電圧VCE1が大きくなり、逆にトランジスタQ2のコレクタ−エミッタ間電圧VCE2が小さくなる。
例えば、負荷Zへの出力電流Io=0でバイアス抵抗Rb1,Rb2の各々にかかる電圧が入力電圧Vcの変化前と同じであるならば、出力電圧Voが下降する。出力電圧Voが一定(不変)とした場合、トランジスタQ1のコレクタ−エミッタ間電圧VCE1が大きくなり、バイアス抵抗Rb1にかかる電圧が小さくなる。逆にトランジスタQ2のコレクタ−エミッタ間電圧VCE2が小さくなり、バイアス抵抗Rb2にかかる電圧が大きくなる。バイアス電圧Vb、バイアス抵抗Rb1、Rb2は固定値であるため、バイアス抵抗Rb1とバイアス抵抗Rb2とで生じる電圧に電圧差があると、電流差が生じる。その電流の差分が出力電流Ioとして負荷Zから流れ込む。
このように出力電圧Voまたは出力電流Ioのどちらかを制御することによって、小振幅信号の入力電圧Vcに追従して負荷Zに電力を供給する。
次に、図6に示す回路で負荷Zに供給できる電力について説明する。
負荷Zに供給できる電力は出力電流Ioに依存し、出力電流Ioはバイアス電流Ibに依存する。そして、パワーアンプ回路は、バイアス電流Ibの範囲内で出力電流Ioを負荷Zに供給することができる。ここで、バイアス電流Ibとは、負荷Zおよび入力信号源15が接続されない状態で、抵抗Rb1,Rb2に流れる電流のことである。
バイアス電流Ibは、バイアス電圧VbからトランジスタQ1,Q2のベース−エミッタ間電圧VBE1,VBE2を引いた電圧と、バイアス抵抗Rb1,Rb2の抵抗値との関係で求められ、下記の式(1)で示される。なお、式(1)中、バイアス抵抗Rb1,Rb2の抵抗値もRb1、Rb2で示している。
Ib=((Vb1+Vb2)−(VBE1+VBE2))/(Rb1+Rb2) …(1)
特開平06−177658号公報
上記の式(1)では、バイアス電圧Vb1,Vb2を一定にしてバイアス電圧Vbを固定にすれば、バイアス電流Ibも一定となる。
しかしながら、トランジスタQ1,Q2は温度特性を持っており、所望のコレクタ電流を得るために必要なベース−エミッタ間電圧VBE1,VBE2は、周囲温度に影響をうけ変化する。そのため、周囲温度によってバイアス電流Ibも変動してしまう。すなわち、周囲温度の変動によってバイアス電流Ibが変動し、負荷Zに供給できる電力量も変動するという問題があった。
図7は、このような問題を回避するためのパワーアンプ回路のその他の構成例を示した図である。図7において、バイアス電源Vb1,Vb2に直列にダイオードD1,D2が接続され、トランジスタQ1のベース−コレクタ端子間に抵抗R1,トランジスタQ2のベースコレクタ端子間に抵抗R2が接続される。
図7では、ダイオードD1,D2を直列に接続することによって、ダイオードD1,D2の順方向電圧によって、トランジスタQ1,Q2の温度特性による変動分を減少させる。
しかしながら、図7に示すようにダイオードD1,D2の順方向電圧の温度特性を利用したとしても、やはり、ダイオードD1,D2ごとで温度特性にばらつきが存在し、同じ基板上にパワーアンプ回路を構成したとしても基板の位置によって温度差が生じ、バイアス電流Ibが変動するという問題があった。
そこで、図6、図7に示す回路において、バイアス電圧Vb1、Vb2を非常に大きくしたり、抵抗Rb1,Rb2の抵抗値を非常に大きくすることにより、相対的に式(1)におけるバイアス電圧VBE1,VBE2の影響を見かけ上小さくし、温度変動によるバイアス電流Ibの変動を低減していた。
または、バイアス電流Ibの電流量をあらかじめ非常に大きく設定しておき、温度変動によってバイアス電流Ibが変動しても、負荷Zへの電力供給に影響がでないようしていた。
しかしながら、バイアス電流Ibを増加させておくと、トランジスタQ1,Q2での損失が増大し、トランジスタQ1,Q2の放熱対策を行なう必要があると共に、パワーアンプ回路用の電源11、12に大電流を出力できるものを用いる必要がある。その結果、電源11、12の電源電力を大きくする必要があり、パワーアンプ回路全体での電力損失が大きくなるという問題があった。
また、バイアス電流Ibの変動分を小さくするために、バイアス電圧Vb1、Vb2を大きくしたり、抵抗Rb1,Rb2の抵抗値を大きくして出力抵抗を増加させた場合、パワーアンプ回路用の電源11、12の電圧をより大きく(電圧VP1と電圧VP2との電圧差を大きく)する必要がある。その結果、電源11、12の電源電力を大きくする必要があり、パワーアンプ回路全体での電力損失が大きくなるという問題があった。
特に、パワーアンプ回路を大電力アンプにするほど、電力損失がより大きくなるという問題があった。
そこで本発明の目的は、パワーアンプ回路全体での電力損失を抑えつつ、温度によらず安定した電力を供給するパワーアンプ回路を実現することにある。
請求項1記載の発明は、
バイアス電圧によってA級動作するトランジスタを直列に接続し、このトランジスタ間に負荷が接続されるパワーアンプ回路において、
前記直列に接続されたトランジスタ間に設けられるバイアス抵抗の両端間の電圧差を検出する差動アンプ回路と、
参照電圧と前記差動アンプ回路からの出力電圧とを比較する制御アンプ回路と、
この制御アンプ回路の比較結果の出力電圧を電流に変換する変換回路と、
前記変換回路の電流が流れるパスと、このパスと同じ電流量の電流が流れ抵抗を用いて前記バイアス電圧を生成する電圧生成用パスとを有するバイアス電圧生成回路と
を有することを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記直列に接続されたトランジスタを複数チャネル並列に設け、各チャネルに前記負荷が接続されることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、
前記差動アンプ回路は、前記各チャネルのトランジスタ間の電圧差を平均して出力することを特徴とするものである。
本発明によれば以下の効果がある。
制御アンプ回路が、差動アンプ回路で検出した電圧差を参照電圧と同じ電圧となるように負帰還動作させ、バイアス電圧生成回路に流れる電流を制御する。そして、バイアス電圧生成回路が、この電流の増減によってバイアス電圧を増減させるので、バイアス電流を一定に保つことができる。これにより、温度が変動してもバイアス電流を一定に保つことができ、パワーアンプ回路用の電源の電源電力を大きくする必要がない。従って、パワーアンプ回路全体での電力損失を抑えつつ、温度によらず安定した電力を負荷に供給することができる。
以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施例]
図1は、本発明の第1の実施例を示した構成図である。図2は、図1をブロックごとに概略を示した構成図である。ここで、図6と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。
図1、図2において、トランジスタQ1の代わりにNチャネル型のFETQ3が設けられ、トランジスタQ2の代わりにPチャネル型のFETQ4が設けられる。つまり、Nチャネル型のFETQ3、バイアス抵抗Rb1、Rb2、Pチャネル型のFETQ4は、電源11、12間に直列に接続される。図2では、バイアス抵抗Rb1、Rb2をバイアス抵抗Rbで図示している。
ここで、FETQ3のゲート−ソース間電圧をVGS1とし、FETQ4のゲート−ソース間電圧をVGS2とする。また、FETQ3のドレイン−ソース間電圧をVDS1とし、FETQ4のドレイン−ソース間電圧をVDS2とする。
そして、直列に接続された抵抗Rb1,Rb2を合わせた両端間(FETQ3のソース端子とFETQ4のソース端子間)の電圧差をVdとする。
さらに、負荷Zが接続されない状態での、抵抗Rb1,Rb2に流れるバイアス電流を図6と同様にIbとする。また、FETQ3,Q4のゲート端子間の電圧差をバイアス電圧Vbとする。
このバイアス電圧Vbは、FETQ3,Q4をA級動作(FETQ3,Q4を介して、電源11から電源12に常に電流が流れる)させるような電圧に設定される。
差動アンプ回路20は、アンプA1、抵抗Ri1,Ri2,R3、R4を有し、電圧差Vdを検出し、この電圧差Vdを所望の倍率で増幅した出力電圧V1を出力する。抵抗Ri1は、アンプA1の非反転入力端子とFETQ3のソース端子間に設けられ、抵抗Ri2は、アンプA1の反転入力端子とFETQ4のソース端子間に設けられる。抵抗R3は、アンプA1の非反転入力端子とグランド間に設けられ、抵抗R4は、アンプA1の出力端子と反転入力端子間に設けられる。
制御アンプ回路30は、アンプA2,抵抗R5、コンデンサC1、参照電源31を有し、差動アンプ回路20の出力電圧V1と参照電源31の参照電圧Vrefとを比較し、出力電圧V1と参照電圧Vrefとの電圧差を増幅した出力電圧V2を出力するが、アンプA2は、参照電圧Vrefと出力電圧V1との電圧差を0にするように動作する。抵抗R5は、アンプA1の出力端子とアンプA2の反転入力端子間に設けられ、コンデンサC1は、アンプA2の出力端子と反転入力端子間に設けられ、参照電源30は、所定の参照電圧VrefをアンプA2の非反転入力端子に出力する。
電圧電流変換回路40は、npnトランジスタQ5、抵抗R6を有し、制御回路30の出力電圧V2が入力され、この出力電圧V2の電圧レベルに応じた電流量の電流Iq1に変換する。npnトランジスタQ5は、ベース端子に出力電圧V2が印加される。抵抗R6は、トランジスタQ5のエミッタ端子とグランド間に設けられる。
バイアス電圧生成回路50は、電流用のパスが並列に3本設けられ、各パスに変換回路40が変換した電流Iq1と同じ電流量の電流Iq1〜Iq3が流れ、第3のパスに流れる電流Iq3からバイアス電圧Vbを生成する。ここで、第3のパスは、特許請求の範囲の電圧生成用パスである。
第1のパスは、抵抗R7、pnpトランジスタQ6が、電源11と変換回路40との間に直列に設けられ、変換回路40で変換された電流Iq1が流れる。トランジスタQ6は、ベース端子とコレクタ端子が接続される。
第2のパスは、抵抗R8、pnpトランジスタQ7,npnトランジスタQ8、抵抗R9が、電源11と電源12との間に直列に接続される。トランジスタQ7のベース端子は、トランジスタQ6のベース端子に接続され、トランジスタQ6に流れる電流Iq1と同じ電流量の電流Iq2が流れる。トランジスタQ8は、ベース端子とコレクタ端子が接続される。
第3のパスは、抵抗R10、pnpトランジスタQ9、抵抗R11,バイアス電源13、14、抵抗R12,npnトランジスタQ10、抵抗R13が、電源11と電源12との間に直列に接続される。R11,R12は、バイアス電圧Vb生成用の抵抗である。トランジスタQ9のベース端子は、トランジスタQ6のベース端子に接続され、トランジスタQ6に流れる電流Iq1と同じ電流量の電流Iq3が流れる。トランジスタQ10のベース端子は、第2のパスのトランジスタQ8のベース端子に接続され、トランジスタQ8に流れる電流Iq2(=Iq1)と同じ電流量の電流Iq3が流れる。また、トランジスタQ9のコレクタ端子(抵抗R11の上流側(VP1側)の端子)は、FETQ3のゲート端子に接続され、トランジスタQ10のコレクタ端子(抵抗R12の下流側(VP2側)の端子)は、FETQ4のゲート端子に接続される。
なお、図6と異なり、(バイアス電圧Vb)=(バイアス電圧Vb1+バイアス電圧Vb2+抵抗R11、12で生ずる電圧)になる。図2では、抵抗R11,R12を抵抗Rb’で図示してある。
入力端子Piは、図6と同様にバイアス電源13、14間に設けられ、出力端子Poも、図6と同様にバイアス抵抗Rb1,Rb2間に設けられる。
図1から明らかなように、トランジスタQ7、Q9は、トランジスタQ6のカレントミラー回路であり、トランジスタQ10は、トランジスタQ8のカレントミラー回路である。トランジスタQ7、Q9は、一つのパッケージに入れたペアトランジスタとし、トランジスタQ8,Q10はペアトランジスタである。第2のパスと第3のパスを流れる電流量Iq2,Iq3を等しくするためである。
なお、図1に示すパワーアンプ回路において、差動アンプ回路20、制御アンプ回路30、変換回路40、バイアス電圧生成回路50、バイアス抵抗Rb1,Rb2は、FETQ3,Q4をA級動作させるための、バイアス回路を構成している。
このような回路の動作を説明する。
入力電圧Vcを正方向へ変化させる(Vc(t)<Vc(t+Δt):tは時間)と、バイアス電圧Vbが相対的に正側に振れ、FETQ3のドレイン−ソース間電圧VDS1が小さくなり、逆にFETQ4のドレイン−ソース間電圧VDS2が大きくなる。
例えば、負荷Zへの出力電流Io=0でバイアス抵抗Rb1,Rb2の各々にかかる電圧が入力電圧Vcの変化前と同じであるならば、出力電圧Voが上昇する。出力電圧Voが一定(不変)とした場合、FETQ3のドレイン−ソース間電圧VDS1が小さくなり、バイアス抵抗Rb1にかかる電圧が大きくなる。逆にFETQ4のドレイン−ソース間電圧VDS2が大きくなり、バイアス抵抗Rb2にかかる電圧が小さくなる。バイアス電圧Vb、バイアス抵抗Rb1、Rb2は固定値であるため、バイアス抵抗Rb1とバイアス抵抗Rb2とで生じる電圧に電圧差があると、電流差が生じる。その電流の差分が出力電流Ioとして負荷Zへ流れ出る。
入力電圧Vcを負方向へ変化させる(Vc(t)>Vc(t+Δt):tは時間)と、バイアス電圧Vbが相対的に負側に振れ、FETQ3のドレイン−ソース間電圧VDS1が大きくなり、逆にFETQ4のドレイン−ソース間電圧VDS2が小さくなる。
例えば、負荷Zへの出力電流Io=0でバイアス抵抗Rb1,Rb2の各々にかかる電圧が入力電圧Vcの変化前と同じであるならば、出力電圧Voが下降する。出力電圧Voが一定(不変)とした場合、FETQ3のドレイン−ソース間電圧VDS1が大きくなり、バイアス抵抗Rb1にかかる電圧が小さくなる。逆にFETQ4のドレイン−ソース間電圧VDS2が小さくなり、バイアス抵抗Rb2にかかる電圧が大きくなる。バイアス電圧Vb、バイアス抵抗Rb1、Rb2は固定値であるため、バイアス抵抗Rb1とバイアス抵抗Rb2とで生じる電圧に電圧差があると、電流差が生じる。その電流の差分が出力電流Ioとして負荷Zから流れ込む。
このように出力電圧Voまたは出力電流Ioのどちらかを制御することによって、小振幅信号の入力電圧Vcに追従して負荷Zに電力を供給する。
なお、パワーアンプ回路の調整時などに、基準温度において所望のバイアス電流Ibが流れるように参照電源31の参照電圧Vrefを設定して所定の電流量の電流Iq1を流すように調整し、バイアス電圧VbをFETQ3,Q4に印加してA級動作させる。また、トランジスタQ5に電流Iq1が常に流れるように出力電圧V2を設定しておく。
次に、図1に示す回路で負荷Zに供給できる電力について説明する。
バイアス電流Ibは、図6と同様の考えで下記の式(2)で示される。
Ib=(Vb−(VGS1+VGS2))/(Rb1+Rb2) …(2)
図6と同様に、FETQ3,Q4には温度特性がある。そのため、周囲温度の変動によってバイアス電流Ibを維持するのに必要なドレイン電流を得るためのFETQ3,Q4のVGS1、VGS2のしきい値が変わってしまう。
次に、温度によらずバイアス電流Ibを一定にする動作を説明する。
周囲温度の変化によりバイアス電流Ibが減少した場合から説明する。
バイアス電流Ibの減少によってバイアス抵抗Rb両端間の電圧差Vdが小さくなり、差動アンプ回路20の出力電圧V1も小さくなる。その結果、制御アンプ回路30が、出力電圧V2を大きくする。
そして、変換回路40のトランジスタQ5のベース端子に印加される出力電圧V2の増加によって、トランジスタQ5のベース−エミッタ間電圧も大きくなり、トランジスタQ5に流れる電流Iq1の電流量も増大する。
また、トランジスタQ5、Q6は直列に接続されており、トランジスタQ6にも同じ電流Iq1が流れる。そして、トランジスタQ6に対するカレントミラーのトランジスタQ7、Q9にも、電流Iq1と同じ電流量の電流Iq2,Iq3が流れる。
また、トランジスタQ7、Q8は直列に接続されており、トランジスタQ7、Q8には同じ電流Iq2が流れ、トランジスタQ8のカレントミラーのトランジスタQ10にも、電流Iq2と同じ電流量の電流Iq3が流れる。
つまり、バイアス電流Ibの減少によって、第1のパスに流れる電流Iq1の電流量が増加し、第3のパスの電流Iq3の電流量も増加する。そして、電流Iq3の電流量の増加によって、抵抗R11,R12で生ずる電圧も増加する。その結果、バイアス電圧Vbも増加し(バイアス電源13、14のバイアス電圧Vb1,Vb2は一定)、式(2)からも明らかなようにバイアス電流Ibも増加する。
一方、周囲温度の変化によりバイアス電流Ibが増加した場合を説明する。
バイアス電流Ibの増加によってバイアス抵抗Rb両端間の電圧差Vdが大きくなり、差動アンプ回路20の出力電圧V1も大きくなる。その結果、制御アンプ回路30が、出力電圧V2を小さくする。
そして、変換回路40のトランジスタQ5のベース端子に印加される出力電圧V2の減少によって、トランジスタQ5のベース−エミッタ間電圧も小さくなり、トランジスタQ5に流れる電流Iq1の電流量も減少する。
また、トランジスタQ5、Q6は直列に接続されており、トランジスタQ6にも同じ電流Iq1が流れる。そして、トランジスタQ6に対するカレントミラーのトランジスタQ7、Q9にも、電流Iq1と同じ電流量の電流Iq2,Iq3が流れる。
また、トランジスタQ7、Q8は直列に接続されており、トランジスタQ7、Q8には同じ電流Iq2が流れ、トランジスタQ8のカレントミラーのトランジスタQ10にも、電流Iq2と同じ電流量の電流Iq3が流れる。
つまり、バイアス電流Ibの増加によって、第1のパスに流れる電流Iq1の電流量が減少し、第3のパスの電流Iq3も減少する。そして、電流Iq3の電流量の減少によって、抵抗R11,R12で生ずる電圧も減少する。その結果、バイアス電圧Vbも減少し(バイアス電源13、14のバイアス電圧Vb1,Vb2は一定)、式(2)からも明らかなようにバイアス電流Ibも減少する。
このように、制御アンプ回路30が、差動アンプ回路20で検出した電圧差Vdを参照電圧Vrefと同じ電圧となるように負帰還動作させ、バイアス電圧生成回路50に流れる電流Iq1〜Iq3を制御する。そして、バイアス電圧生成回路50が、この電流Iq1〜Iq3の増減によってバイアス電圧Vbを増減させるので、バイアス電流Ibを一定に保つことができる。これにより、温度が変動してもバイアス電流Ibを一定に保つことができ、図6、図7に示す回路のようにパワーアンプ回路用の電源11、12の電源電力を大きくする必要がない。従って、パワーアンプ回路全体での電力損失を抑えつつ、温度によらず安定した電力を負荷Zに供給することができる。
また、第3のパスにカレントミラー回路(トランジスタQ9、Q10)を、バイアス電圧Vbを生成する抵抗R11,R12の両側、つまり、抵抗R11よりも上流側のみならず、抵抗R12の下流側にも設けるので、第3のパス上の電流Iq3の電流量が抵抗R11,R12において変化しない。これにより、第3のパス上を流れる電流Iq3が、入力信号源15に影響を及ぼすのを避けることができ、精度のよい出力電圧Voを出力できる。すなわち、下流側でカレントミラー回路を構成しない場合(トランジスタQ10,抵抗R13を設けない場合)、トランジスタQ9を流れた電流Iq3は、抵抗R12側と入力信号源15側とに分流し、入力信号源15に影響を及ぼして正確な出力電圧Voをえることができなくなる。
[第2の実施例]
図3は、本発明の第2の実施例を示した構成図である。ここで、図1、図2と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。図3は、図1に示した回路よりも大電力を出力するのに適したパワーアンプ回路である。
図3において、電源11、12間に設けられる”N型FETQ3、バイアス抵抗Rb1、Rb2,P型FETQ4”の出力側の回路を複数チャネル(チャネルは、”段”と呼ぶ場合もある)にした例である。
電源11、12間に、”N型FETQ11、バイアス抵抗Rb3、Rb4,P型FETQ12”、”N型FETQ13、バイアス抵抗Rb5、Rb6,P型FETQ14”の新たな2チャネル分の回路それぞれが並列に設けられる。
ここで、図3においてバイアス抵抗Rb1,Rb2を含むチャネルを1チャネル目とし、バイアス抵抗Rb3,Rb4を含むチャネルを2チャネル目とし、バイアス抵抗Rb5,Rb6を含むチャネルを3チャネル目とする。ここで、1〜3チャネル目に流れるバイアス電流をIb(1)〜Ib(3)とする。
出力端子Poは、各チャネルのバイアス抵抗Rb1〜Rb6間に接続される。また、FETQ3,Q11,Q13のゲート端子が接続され、FETQ4,Q12,Q14のゲート端子が接続され、各チャネルには同じバイアス電圧Vbが印加され、FETQ11〜Q14もA級動作する。
このような回路の動作を説明する。
バイアス電圧Vbが、各チャネルのFETQ3,Q4、Q11〜Q14に印加され、入力電圧Vcに追従して各チャネルのFETのドレイン−ソース間電圧VDS1〜VDS6が変動して、入力電圧Vcを増幅した出力電圧Voが出力される。各チャネルに流れるバイアス電流は、Ib(1)=Ib(2)=Ib(3)であり、負荷Zに最大限供給できる出力電流Ioは、図1、図2に示す回路に対して約3倍(出力電流Io=3×Ib)になる。その他の動作は図1に示す装置と同様なので説明を省略する。なお、バイアス抵抗Rb1〜Rb6の抵抗値は、全て同じにするとよい。
このように、直列接続されたA級動作するFETQ3,Q4を複数チャネル設けることにより、バイアス回路用の電源電圧VP1,VP2を大きく(電圧差を大きく)することなく、負荷Zに供給できる電力を増加することができる。
[第3の実施例]
図4は、本発明の第3の実施例を示した構成図である。ここで、図3と同一のものには同一の符号を付し説明を省略する。図4において、差動アンプ回路20が、1チャネル目のみならず1〜3チャネル目全ての電圧差を検出する。すなわち、直列接続されたバイアス抵抗Rb1,Rb2の電圧差Vd(1)、直列接続されたバイアス抵抗Rb1,Rb2の電圧差Vd(2)、直列接続されたバイアス抵抗Rb1,Rb2の電圧差Vd(3)を検出し、それらの平均値に基づく出力電圧V1を出力する。
具体的には、2チャネル目の抵抗Ri3は、アンプA1の非反転入力端子とFETQ11のソース端子間に設けられ、抵抗Ri4は、アンプA1の反転入力端子とFETQ12のソース端子間に設けられる。
3チャネル目の抵抗Ri5は、アンプA1の非反転入力端子とFETQ13のソース端子間に設けられ、抵抗Ri6は、アンプA1の反転入力端子とFETQ14のソース端子間に設けられる。
このような回路の動作を説明する。
差動アンプ回路20のアンプA1が、バイアス電流Ib(1)〜Ib(3)の電流量によって増減するバイアス抵抗Rb1〜Rb6両端間の電圧差Vd(1)〜Vd(3)を検出し、これらの平均値を所望の倍率で増幅して出力電圧V1を制御アンプ回路30に出力する。そして、制御アンプ回路30が、各チャネルを平均化した出力電圧V1と参照電圧Vrefとを比較する。
その他の動作は図3に示す装置と同様なので説明を省略する。なお、バイアス抵抗Rb1〜Rb6の抵抗値は、全て同じにするとよい。また、アンプA1の入力端子への抵抗Ri1〜Ri6の抵抗値は、全て同じにするとよい。
このように差動アンプ回路20が、各チャネルでの電圧差Vd(1)〜Vd(3)を検出して電圧差Vd(1)〜Vd(3)の平均値に基づく出力電圧V1を制御アンプ回路30に出力する。これにより、FETQ3,Q4、Q11〜Q14ごとに温度特性が異なり、また基板上の位置によって温度差が生じたとして、バイアス電流Ib(1)〜Ib(3)の少ないチャネルは、他のチャネルから補完されることにより、パワーアンプ回路全体でみれば、出力電流Ioを安定して供給することができる。
例えば、図3に示す回路では、2チャネル目、3チャネル目のFETQ11〜Q14のゲート−ソース間電圧VGS3〜VGS6が、FETQ3、Q4のゲート−ソース間電圧VGS1、VGS2よりも増加方向に大きくばらついたの場合、設定した電圧差Vdでは、バイアス電流Ib(2),Ib(3)が不足し、所望の電力を供給できな場合が生じ、バイアス電圧Vbを大きくする等の設定がである。その結果、電源11、12の電源電力を大きくする必要があり、パワーアンプ回路全体での電力損失が大きくなるという問題が生ずる可能性がある。特に、チャネル数が増えるほど電力損失が大きくなる。
一方、図4に示す回路では各チャネルごとの電圧差Vd(1)〜Vd(3)を検出するので、パワーアンプ回路全体での電力損失を抑えつつ、温度変動のみならずFET個々のゲート−ソース間電圧VGS1〜VGS6によらず安定した電力を供給することができる。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下に示すようなものでもよい。
(1)図1〜図4に示す回路において、FETを用いる構成を示したが、図6、図7に示すようなバイポーラ・ジャンクション・トランジスタを用いてもよい。
(2)図1〜図4に示す回路において、バイアス電圧生成回路50に3本のパスを設ける構成を示したが、図5に示すようにパスを2本にしてもよい。図5において、第2のパスを取り外し、第2のパスのトランジスタQ8を第1のパスのトランジスタQ5と抵抗R8との間に設ける。また、抵抗R6をグランドでなく、電源12に接続するとよい。そして、トランジスタQ6、Q9をペアトランジスタとし、トランジスタQ8,Q10をペアトランジスタにするとよい。
(3)図3、図4に示す回路において、出力側の回路を3チャネル分設ける構成を示したが、何チャネル設けてもよい。
本発明の第1の実施例を示した構成図である。 本発明の第1の実施例の概略を示した構成図である。 本発明の第2の実施例を示した構成図である。 本発明の第3の実施例を示した構成図である。 本発明の第4の実施例を示した構成図である。 従来のパワーアンプ回路の構成を示した図である。 従来のパワーアンプ回路のその他の構成を示した図である。
符号の説明
20 差動アンプ回路
30 制御アンプ回路
31 参照電源
40 V/I変換回路
50 バイアス電圧生成回路
A1、A2 アンプ
Q3、Q4、Q11〜Q14 FET
Q5〜Q10 バイポーラ・ジャンクション・トランジスタ
R11、R12 バイアス電圧生成用の抵抗
Rb1〜Rb6、Rb バイアス抵抗

Claims (3)

  1. バイアス電圧によってA級動作するトランジスタを直列に接続し、このトランジスタ間に負荷が接続されるパワーアンプ回路において、
    前記直列に接続されたトランジスタ間に設けられるバイアス抵抗の両端間の電圧差を検出する差動アンプ回路と、
    参照電圧と前記差動アンプ回路からの出力電圧とを比較する制御アンプ回路と、
    この制御アンプ回路の比較結果の出力電圧を電流に変換する変換回路と、
    前記変換回路の電流が流れるパスと、このパスと同じ電流量の電流が流れ抵抗を用いて前記バイアス電圧を生成する電圧生成用パスとを有するバイアス電圧生成回路と
    を有することを特徴とするパワーアンプ回路。
  2. 前記直列に接続されたトランジスタを複数チャネル並列に設け、各チャネルに前記負荷が接続されることを特徴とする請求項1記載のパワーアンプ回路。
  3. 前記差動アンプ回路は、前記各チャネルのトランジスタ間の電圧差を平均して出力することを特徴とする請求項2記載のパワーアンプ回路。
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