JP4946385B2 - 廃トナー回収容器及び該廃トナー回収容器が装填された画像形成装置 - Google Patents

廃トナー回収容器及び該廃トナー回収容器が装填された画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式による複写機やプリンタ等の画像形成装置、及び、画像形成装置に装填される廃トナー回収容器に関する。
従来、電子写真方式による複写機やプリンタ等の画像形成装置として、感光体表面に形成されたトナー像の記録紙に対する転写後に感光体表面に残った残留トナーを回収する廃トナー回収容器を備えたものが知られている。例えば下記特許文献1に開示されるように、かかる廃トナー回収容器では、内部に装填された廃トナー回収容器の交換時期を判定する上で、容器内に回収される廃トナーの満杯状態、すなわち廃トナー量が所定の限度量以上の量になった状態を検出するための満杯状態検出センサが設けられることが一般的である。通常、満杯状態検出センサにより廃トナーの満杯状態が検出された場合には、画像形成装置の操作パネル上に所定のトナー満杯表示がなされるとともに、廃トナーあふれによる不具合、すなわち廃トナー回収容器からあふれた廃トナーが画像形成装置内部や記録紙を汚損するなどの不具合を防止するため、画像形成動作を禁止する制御が行われる。
特開平8−115014号公報
ところで、廃トナー回収容器は、従来、感光ドラムまわりに設置されるトナー回収手段の下部に設置されることが一般的であったが、近年、装置の小型化やメンテナンス作業の容易化を図り、装置本体の前面カバーを開いた状態で露出する作像部の前面側に廃トナー回収容器が取り付けられるタイプが開発されてきている。しかしながら、かかるタイプの装置ではスペース制限が一層厳密となり、このため、装置本体の拡張なしに廃トナー回収容器の廃トナー容量を効率良く確保するには、廃トナーの満杯状態を検知するための機構を含む廃トナー回収容器の各構成をより簡単な構造で実現することが求められる。なお、特に複数色のイメージングユニットが横一列に配列されたタンデム方式のカラー画像形成装置においては、モノクロ方式と比較してイメージングユニット用により大きなスペースを確保する必要があるため、装置の小型化を図る上で、そうした工夫は一層効果的である。
また、従来、廃トナーの満杯状態を検知する検知センサを用いる廃トナー回収容器としては、満杯状態検知の信頼性を向上させるために、廃トナー回収容器内に蓄積された廃トナーを均すべく攪拌しつつ搬送する攪拌及び搬送手段が装備されたものが知られているが、これに加えて、攪拌及び搬送手段の動作異常を検知するための機構を簡単な構造で実現することができれば、装置本体の拡張なしに容器本体の容量を効率良く確保しながら、攪拌及び搬送手段の機能を正常に維持することができ、結果として、満杯状態検知の信頼性を一層向上させることができる。
本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、簡単な構造で装置本体の拡張なしに容器本体の容量を効率良く確保しつつ、廃トナー満杯状態や攪拌及び搬送手段の動作異常を検知し得る廃トナー回収容器及び廃トナー回収容器が装填される画像形成装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明の廃トナー回収容器は、画像形成装置内に装填される廃トナー回収容器において、螺旋状に構成された搬送部を有し、回動駆動されることにより上記廃トナー回収容器内に供給された廃トナーを攪拌しつつ、横方向に搬送するように動作する廃トナー搬送部材と、上記廃トナー搬送部材螺旋に当接して揺動し、該廃トナーの満杯状態を検知すべく保持された満杯状態検知手段に作用する満杯状態検知用従動部材と、を有していることを特徴としたものである。
また、本発明の画像形成装置は、廃トナー回収容器が装填される画像形成装置において、上記廃トナー回収容器として、上記請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の廃トナー回収容器を採用するとともに、廃トナー回収容器側の満杯状態検知用従動部材からの作用を受けるよう保持される上記満杯状態検知手段を有していることを特徴としたものである。
更に、本発明の画像形成装置は、少なくとも中間転写ベルト用廃トナー供給口とイメージングユニット用廃トナー供給口とを含む横方向に配列する複数の廃トナー供給口を備えた廃トナー回収容器が装填される画像形成装置において、上記廃トナー回収容器として、上記請求項4から請求項9のいずれか1項に記載の廃トナー回収容器を採用するとともに、該廃トナー回収容器側の動作検知用従動部材からの作用を受けるよう保持される上記動作検知手段を有していることを特徴としたものである。
本発明の画像形成装置内に装填される廃トナー回収容器によれば、螺旋状に構成された搬送部を有し、回動駆動されることにより上記廃トナー回収容器内に供給された廃トナーを攪拌しつつ、横方向に搬送するように動作する廃トナー搬送部材と、上記廃トナー搬送部材の螺旋に当接して揺動し、該廃トナーの満杯状態を検知すべく保持された満杯状態検知手段に作用する満杯状態検知用従動部材とを有するので、廃トナー搬送部材を正常に動作させ、廃トナー搬送部材の攪拌及び搬送作用を維持することができ、その結果、廃トナー回収容器内で廃トナーを適切に均し、満杯状態検知の信頼性を向上させることができる。
また、本発明の廃トナー回収容器が装填される画像形成装置によれば、上記廃トナー回収容器として、上記請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の廃トナー回収容器を採用するとともに、廃トナー回収容器側の満杯状態検知用従動部材からの作用を受けるよう保持される上記満杯状態検知手段を有しているので、廃トナー回収容器内で廃トナーを適切に均し、満杯状態検知の信頼性を向上させることができる。
更に、本発明の廃トナー回収容器が装填される画像形成装置によれば、少なくとも中間転写ベルト用廃トナー供給口とイメージングユニット用廃トナー供給口とを含む横方向に配列する複数の廃トナー供給口を備えた廃トナー回収容器が装填される画像形成装置において、上記廃トナー回収容器として、上記請求項4から請求項9のいずれか1項に記載の廃トナー回収容器を採用するとともに、該廃トナー回収容器側の動作検知用従動部材からの作用を受けるよう保持される上記動作検知手段を有しているので、簡単な構造で装置本体の拡張なしに容器本体の容量を効率良く確保しつつ、廃トナー回収容器における廃トナー満杯状態を検知することができる。加えて、廃トナーの満杯状態を検知すべく保持された満杯状態検知手段に作用するように容器内に蓄積された廃トナーを効率良く移動させることができ、廃トナー回収容器における廃トナー満杯状態をより正確に検知することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下では、本発明に係る「画像形成装置」として、複数のイメージングユニットが横並びに1列に配置され、それらの前面側に廃トナー回収容器が取り付けられるタンデム型カラーMFP(以下、単に「MFP」という)を例に取り上げる。
図1及び2は、それぞれ、本発明の実施形態に係る廃トナー回収容器が装填された状態及び取り外された状態にあるMFPの斜視図である。図1に示す状態では、MFP1の前面カバー2が開かれ、記録紙に対してそれぞれシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)のプリントを実行するイメージングユニット4A,4B,4C,4Dを含む作像部4の前面側に取り付けられた廃トナー回収容器(以下、「廃トナーボックス」という)10が露出しており、他方、図2に示す状態では、廃トナーボックス10が取り外され、作像部4がその一端側で露出している。このMFP1において、イメージングユニット4A,4B,4C,4Dは、中間転写ベルト(不図示)下で水平方向に沿って横並びした配列となっており、色毎に感光ドラム(不図示)を備えている。
従来周知の構成であるため、特に図示しないが、作像部4では、各イメージングユニット4A,4B,4C,4Dにそれぞれ組み込まれた感光ドラムから各色のトナー像が中間転写ベルトへ順次に転写される1次転写部と、1次転写部でそれぞれ転写されて重ねあわされた4色トナー像が中間転写ベルトから記録紙へ一括して転写される2次転写部と、が設けられている。また、これら1次転写部及び2次転写部におけるトナー像の転写の間隙には、中間転写ベルト及び記録紙等の転写先に転写されずに各感光体及び中間転写ベルト上に残るトナーが発生するが、作像部4では、かかる転写残トナーを回収するために、1次転写部で転写されず各感光ドラム上に残ったトナーを掻き取るクリーニングブレードを含むクリーニング装置が設けられるとともに、2次転写部で中間転写ベルトに残ったトナーを、2次転写部とほぼ反対側の位置にある中間転写ベルト用の駆動ローラに圧接されることで掻き取るクリーニングブレードを含むクリーニング装置が設けられている。
加えて、本実施形態では、廃トナーボックス10がMFP本体の前面側に取り付けられるため、中間転写ベルト及び各イメージングユニット4A,4B,4C及び4Dに対して、各クリーニング装置で回収された廃トナーをMFP1の奥行き方向において前方に移動させる廃トナー搬送機構(不図示)がそれぞれ設けられている。これにより、プリント実行時に、廃トナーは各廃トナー搬送機構によりMFP1の奥行き方向において前方に搬送され、各廃トナー搬送機構の先端側に設けられた廃トナー排出口5A,5B,5C,5D及び5Eを介して廃トナーボックス10内へ排出される。
図3は、廃トナーボックス10の正面図である。廃トナーボックス10の背面側には、中間転写ベルト及びイメージングユニット4A,4B,4C及び4D側の廃トナー排出口5A,5B,5C,5D及び5Eに対応して、中間転写ベルト用廃トナー供給口15A及びイメージングユニット用廃トナー供給口15B,15C,15D及び15Eが形成されている。MFP本体への廃トナーボックス10の取付状態においては、廃トナー排出口5A,5B,5C,5D及び5Eは、中間転写ベルト用廃トナー供給口15A及び各イメージングユニット用廃トナー供給口15B,15C,15D及び15Eに対してそれぞれ差し込まれ、廃トナーが廃トナーボックス10内に供給される。
また、カラーMFPに関する傾向としては、中間転写ベルトから生じる廃トナー量が、各イメージングユニット4A,4B,4C及び4Dから生じる廃トナー量よりも多いこと、また、イメージングユニット4A,4B,4C及び4Dの間では、ブラック(K)に対応したイメージングユニット4Dから生じる廃トナー量が他のイメージングユニット4A,4B,4Cから生じる廃トナー量よりも多いことが一般的に知られているが、この廃トナーボックス10においては、中間転写ベルト用廃トナー供給口15A、及び、ブラック(K)に対応したイメージングユニット用廃トナー供給口15Eが、ボックス本体の幅方向(図3中の左右方向)両側に設けられる一方、他のイメージングユニット用廃トナー供給口15B,15C,15Dがそれらの間に設けられ、加えて、廃トナーボックス10に蓄積された廃トナーを均すために、廃トナーを攪拌しつつボックス本体の幅方向両側から中央に向かって搬送する攪拌及び搬送手段20(以下、廃トナー搬送部材という)が配設されている。
この廃トナー搬送部材20は、ボックス本体の幅方向のほぼ全域にわたって延びるもので、螺旋状に構成され、軸心C(図4参照)まわりに回動可能であるように支持されている。MFP本体側に組み込まれた駆動モータ(不図示)の駆動力が、廃トナー搬送部材20の一端側に設けられた回動支持部材24のギヤ部を介して伝達されることで、廃トナー搬送部材20は軸心Cまわりに回動可能である。
また、廃トナー搬送部材20は、その長手方向における略中央部に、矩形状に曲折されてなる攪拌部22を備えている。以下では、矩形状部分を攪拌部22と呼称するのに対して、螺旋状部分を搬送部21と呼称する。本実施形態では、搬送部21が、攪拌部22の両側で互いに逆方向に巻かれて構成され、これにより、廃トナー搬送部材20の回動に伴い廃トナーを攪拌しつつ幅方向両側から幅方向中央に向かって搬送することができる。また、攪拌部22は、廃トナー搬送部材20の回動時に、軸心Cまわりに搬送部21よりも大きな径をなして回動するように構成され、これにより、廃トナーボックス10の幅方向中央において廃トナーを適切に攪拌することができる。
そして、本実施形態では、廃トナーボックス10における廃トナーの満杯状態を検知するために、MFP本体及び廃トナーボックス10側に、廃トナー満杯状態検知機構が構成されている。加えて、本実施形態では、廃トナー搬送部材20の動作異常を検知するために、MFP本体及び廃トナーボックス10側に、動作検知機構が構成されている。まず、廃トナー満杯状態検知機構に関する廃トナーボックス10側の一構成として、ボックス本体とは別個の透明部材により構成された検知窓11が設けられている。この検知窓11は、廃トナーボックス10の幅方向において、中間転写ベルト用廃トナー供給口15Aに比べて廃トナー供給量の少ないイメージングユニット用廃トナー供給口15Bの近傍に、また、イメージングユニット用廃トナー供給口15Bの直下から外れるように位置決めされている。
次に、動作検知機構に関する廃トナーボックス10側の一構成として、検知窓11と同様にボックス本体とは別個の透明部材により構成された検知窓12が設けられている。この検知窓12は、廃トナーボックス10の幅方向において、中間転写ベルト用廃トナー供給口15Aに比べて廃トナー供給量の少ないイメージングユニット用廃トナー供給口15Cの近傍に、また、イメージングユニット用廃トナー供給口15Cの直下から外れるように、更に、廃トナー搬送部材20の攪拌部22に対応するように位置決めされている。加えて、この検知窓12は、ボックス本体の高さ方向において検知窓11より上方に位置決めされている。
なお、図3では、MFP本体への廃トナーボックス10の取付状態における各イメージングユニット4A,4B,4C及び4D用の高圧発生源(例えば、帯電器や現像器等)6A,6B,6C及び6Dの位置が2点鎖線で示されている。本実施形態においては、高圧発生源6Bが、検知窓11を含む満杯状態検知機構に近接して配設され、また、高圧発生源6Cが、検知窓12を含む動作検知機構に近接して配設されている。
更に、廃トナーボックス10側の廃トナー満杯状態検知機構及び動作検知機構の一構成について、図4及び5を参照しながら説明する。図4及び5は、それぞれ、廃トナー満杯状態検知機構及び動作検知機構が設けられた部位を含む廃トナーボックス10の外観を示す拡大斜視図、及び、廃トナーボックス10内に設けられた廃トナー満杯状態検知用従動部材及び動作検知用従動部材を示す斜視図である。図4からよく分かるように、本実施形態では、検知窓11及び12が、共に、ボックス本体の前面側に突出し、各前壁11a,12a,側壁11b,12b及び上壁11c,12cがそれぞれ囲い領域S1(図6参照),S2(図7参照)を規定するように構成されている。そして、廃トナーボックス10内には、各検知窓11,12に対応して、それぞれ、廃トナー搬送部材20の回動に伴い廃トナー搬送部材20と当接し従動する満杯状態検知用従動部材30及び動作検知用従動部材40が設けられている。
これら満杯状態検知用従動部材30及び動作検知用従動部材40は共に揺動部31,41を有しており、満杯状態検知用従動部材30の揺動部31は、廃トナー搬送部材20の搬送部21に当接し、囲い領域S1に対し出入りするように揺動し、他方、動作検知用従動部材40の揺動部41は、廃トナー搬送部材20の攪拌部22に当接し、囲い領域S2に対して出入りするように揺動する。
なお、前述したように、動作検知用従動部材40に対応した検知窓12が、廃トナーボックス10の幅方向において、廃トナー供給量の比較的少ないイメージングユニット用廃トナー供給口15Cの近傍に、また、イメージングユニット用廃トナー供給口15Cの直下から外れるように配置されるとともに、ボックス本体の高さ方向において検知窓11より上方に位置決めされることから、動作検知用従動部材40は、同様に、廃トナー供給量の比較的少ないイメージングユニット用廃トナー供給口15Cの近傍に、また、イメージングユニット用廃トナー供給口15Cの直下から外れるように配置されるとともに、その動作範囲は、満杯検知用従動部材30の範囲よりボックス本体の高さ方向において上方に設定されることとなる。
以上のような廃トナーボックス10側の満杯状態検知機構及び動作検知機構の構成に対応して、MFP本体には、廃トナーボックス10における廃トナーの満杯状態を検知するための満杯状態検知センサ3A(図3参照)と、廃トナー搬送部材20の動作異常を検知するための動作検知センサ3B(図3参照)と、を含む検知ユニット3が、前面カバー2の内面側に配設されている(図1及び2参照)。この検知ユニット3は、前面カバー2の閉状態において、図3に示すように、満杯状態検知センサ3A及び動作検知センサ3Bが、それぞれ、検知窓11及び12に対して廃トナーの満杯状態及び廃トナー搬送部材20の動作異常の検知が可能であるように位置決めされる。本実施形態では、満杯状態検知センサ3Aが、検知窓11を両側壁11aに対向しつつ挟み込み、囲い領域S1に対して出入りする満杯状態検知用従動部材30の揺動部31により持ち上げられる廃トナーを光学的に検知することで、廃トナーボックス10が廃トナーの満杯状態にあるか否かを判定する。他方、動作検知センサ3Bが、検知窓12を両側壁12aに対向しつつ挟み込み、囲い領域S2に対して出入りする動作検知用従動部材40の揺動部41を光学的に検知することで、廃トナー搬送部材20の動作異常が生じているか否かを判定する。
続いて、図6及び7を参照しながら、廃トナー満杯状態検知機構及び動作検知機構の検知原理について説明する。
まず、図6の(a)及び(b)は、廃トナー満杯状態検知機構の検知原理を概念的に示す説明図であり、共に、廃トナーTが満杯状態にある廃トナーボックス10を示している。まず、図6の(a)に示す状態では、満杯状態検知用従動部材30の揺動部31が、廃トナー搬送部材20の搬送部21により押しやられることなく、部材本来の形状をなし垂直下方に延びている。この状態で、廃トナーTは検知センサ3A(図3参照)の検知点P1上に位置していない。
図6の(a)に示す状態から、廃トナー搬送部材20が軸心Cまわりで矢印Dの方向に回転させられると、搬送部21が、廃トナー満杯状態検知用従動部材30の揺動部31を検知窓11側に押しやる。この場合、厳密には、揺動部31の背面側(図中の左側)に設けられた絶縁性部材34に搬送部21が接触し、揺動部31は絶縁性部材34を介して押しやられる。これに伴い、揺動部31が検知窓11の囲い領域Sに入り込み、その先端部31aにより廃トナーTが押し上げられ、図6の(b)に示すように、廃トナーTが検知センサ3Aの検知点P1上に位置することとなる。その結果、廃トナーTの満杯状態が検知される。
他方、図7の(a)及び(b)は、動作検知機構の検知原理を概念的に示す説明図である。まず、図7の(a)に示す状態では、動作検知用従動部材40の揺動部41が、廃トナー搬送部材20の攪拌部22により押しやられることなく、部材本来の形状をなしている。この状態で、揺動部41の先端側に形成された検知プレート42は検知センサ3Bの検知ラインL2上に位置していない。
図7の(a)に示す状態から、廃トナー搬送部材20が軸心Cまわりに矢印Dの方向に回転させられると、攪拌部22が、動作検知用従動部材40の揺動部41を検知窓12側に押しやる。これに伴い、揺動部41が囲い領域S2に入り込み、その先端側に形成された検知プレート42が上方へ移動し、図7の(b)に示すように、検知プレート42が検知センサ3Bの検知ラインL2上に位置することとなる。その結果、検知プレート42の存在が検知される。
廃トナー搬送部材20が正常に回動している場合には、揺動部41が攪拌部22の回動に従動することで、検知プレート42が検知センサ3Bにより一定周期で検知される。廃トナー搬送部材20が故障等の異常の発生により回動停止されると、動作検知用従動部材40の揺動部41が揺動停止され、検知プレート42が検知センサ3Bにより検知された状態又は検知されない状態が継続する。かかる検知プレート42の検知状態又は非検知状態が検知されることにより、動作異常の発生が検知される。
以上説明した廃トナー満杯状態検知機構及び動作検知機構によれば、比較的簡単な構造でMFP本体の拡張なしに容器本体の容量を効率良く確保しつつ、廃トナーの満杯状態及び廃トナー搬送部材20の動作異常を検知することができる。また、廃トナー搬送部材20の動作異常を検知することができれば、廃トナー搬送部材20を正常に動作させ、廃トナー搬送部材20の攪拌及び搬送作用を維持することができ、その結果、廃トナーボックス10内で廃トナーを適切に均し、その満杯状態検知の信頼性を向上させることができる。
また、更に、満杯状態検知用従動部材30を廃トナー搬送部材20における螺旋状の搬送部21に当接させ従動させるため、満杯状態検知センサ3Aに作用するように廃トナーを移動させる機構を簡単な構造で実現することができる。他方、動作検知用従動部材40を搬送部21よりも大きい径をなして回動する攪拌部22と当接させ従動させることで、動作検知用従動部材40のより大きな動作を確保することができ、廃トナー搬送部材20の動作異常をより確実に検知することができる。
また、更に、動作検知機構を構成する動作検知用従動部材40が、廃トナー供給量の比較的少ないイメージングユニット用廃トナー供給口15Cの近傍に、また、イメージングユニット用廃トナー供給口15Cの直下から外れて配置されるとともに、動作検知用従動部材40の動作範囲が、満杯状態用従動部材40の動作範囲よりもボックス本体の高さ方向において上方に設定されているため、廃トナー搬送部材20の動作異常を検知する上で、廃トナーボックス10内での廃トナーの影響を抑制することができ、廃トナー搬送部材20の動作異常をより正確に検知することができる。
また、更に、前述したように、MFP本体への廃トナーボックス10の取付状態においては、高圧発生源6Bが、検知窓11を含む満杯状態検知機構に近接して配設されるが、廃トナー搬送部材20と満杯状態検知用従動部材30との間には、絶縁性部材34が介設されているため、廃トナー搬送部材20と満杯状態検知用従動部材30との干渉に伴う電気的ノイズの発生を防止することができ、その結果、イメージングユニット4Bに組み込まれた高圧発生源6Bに対する電気的影響を抑制することができる。また、絶縁性部材34を介設させる代わりに、満杯状態検知用従動部材30自体を絶縁性材料で構成することにより、同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は、例示された実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、前述した実施形態では、廃トナー満杯状態検知機構及び動作検知機構が併用される例が取り上げられたが、これに限定されることなく、各機構が単独で採用されてもよい。
また、例えば、前述した実施形態では、画像形成装置としてタンデム型カラーMFPを採用した例が取り上げられたが、これに限定されることなく、上記廃トナー満杯状態検知機構及び動作検知機構は、例えばモノクロMFPにも適用可能である。
更に、例えば、前述した実施形態では、廃トナー搬送部材20と満杯状態検知用従動部材30との間に絶縁性部材34が介設されるのみであったが、これに限定されることなく、廃トナー搬送部材20と動作検知用従動部材40との間にも絶縁性材料を介設させることで、廃トナー搬送部材20と動作検知用従動部材30との接触に伴う電気的ノイズの発生を防止することができ、その結果、イメージングユニット4Cに組み込まれ、検知窓12を含む動作検知機構に近接して配設される高圧発生源6Cに対する電気的影響を抑制することができる。
更に、これに限定されることなく、動作検知用従動部材40自体を絶縁性材料で構成することで、同様の効果を奏することができる。
前面カバーが開かれ、本発明の実施形態に係る廃トナー回収容器が装填された状態にある画像形成装置の斜視図である。 前面カバーが開かれ、上記廃トナー回収容器が取り外された状態にある画像形成装置の斜視図である。 上記廃トナー回収容器の正面図である。 廃トナー満杯状態検知機構及び動作検知機構が設けられた部位を含む廃トナー回収容器の外観を拡大して示す斜視図である。 上記廃トナー回収容器内に設けられた廃トナー満杯状態検知機構及び動作検知機構を拡大して示す斜視図である。 上記廃トナー満杯状態検知機構の検知原理を概念的に示す説明図である。 上記動作検知機構の検知原理を概念的に示す説明図である。
符号の説明
1…MFP,2…前面カバー,3…検知ユニット,3A…満杯状態検知センサ,3B…動作検知センサ,4A,4B,4C,4D…イメージングユニット,6A,6B,6C,6D…イメージングユニット用高圧電源,10…廃トナーボックス,11…廃トナー満杯状態検知窓,12…動作検知窓,15A,15B,15C,15D,15E…廃トナー供給口,20…廃トナー搬送部材,21…搬送部,22…攪拌部,C…軸心,30…満杯状態検知用従動部材,31…揺動部,40…動作検知用従動部材,41…揺動部。

Claims (12)

  1. 画像形成装置内に装填される廃トナー回収容器において、
    螺旋状に構成された搬送部を有し、回動駆動されることにより上記廃トナー回収容器内に供給された廃トナーを攪拌しつつ、横方向に搬送するように動作する廃トナー搬送部材と、
    上記廃トナー搬送部材螺旋に当接して揺動し、該廃トナーの満杯状態を検知すべく保持された満杯状態検知手段に作用する満杯状態検知用従動部材と、を有していることを特徴とする廃トナー回収容器。
  2. 上記廃トナー回収容器は、少なくとも中間転写ベルト用廃トナー供給口とイメージングユニット用廃トナー供給口とを含む横方向に配列する複数の廃トナー供給口を備え、
    上記満杯状態検知用従動部材は、上記横方向において、上記中間転写ベルト用廃トナー供給口よりも上記イメージングユニット用廃トナー供給口の近傍に、且つ、該イメージングユニット用廃トナー供給口の直下を外して設けられており、上記廃トナー搬送部材の動作に従動し、容器内に蓄積された廃トナーを移動させることで、該廃トナーの満杯状態を検知すべく保持された満杯状態検知手段に作用することを特徴とする請求項1に記載の廃トナー回収容器。
  3. 上記イメージングユニット用廃トナー供給口が、それぞれ所定のカラーに対応した複数のイメージングユニット用廃トナー供給口であることを特徴とする請求項2に記載の廃トナー回収容器。
  4. 上記トナー搬送部材は、更に、回動時に軸心周りに搬送部よりも大きな径をなして回動するように構成され且つ矩形状に曲折された攪拌部を有するとともに、
    上記廃トナー回収容器は、更に、上記廃トナー搬送部材上記攪拌部に当接して揺動し、該廃トナー搬送部材の動作異常を検知すべく保持された動作検知手段に作用する動作検知用従動部材を有していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の廃トナー回収容器。
  5. 記動作検知用従動部材の動作範囲が、上記満杯状態用従動部材の動作範囲よりも容器本体の高さ方向において上方に設定されていることを特徴とする請求項に記載の廃トナー回収容器。
  6. 上記廃トナー搬送部材の搬送部と上記満杯状態検知用従動部材との間に、絶縁性部材が介設されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の廃トナー回収容器。
  7. 上記満杯状態検知用従動部材が、絶縁性材料からなることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の廃トナー回収容器。
  8. 上記廃トナー搬送部材と上記動作検知用従動部材との間に、絶縁性部材が介設されていることを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか1項に記載の廃トナー回収容器。
  9. 上記動作検知用従動部材が、絶縁性材料からなることを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか1項に記載の廃トナー回収容器。
  10. 廃トナー回収容器が装填される画像形成装置において、
    上記廃トナー回収容器として、上記請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の廃トナー回収容器を採用するとともに、廃トナー回収容器側の満杯状態検知用従動部材からの作用を受けるよう保持される上記満杯状態検知手段を有していることを特徴とする画像形成装置。
  11. 少なくとも中間転写ベルト用廃トナー供給口とイメージングユニット用廃トナー供給口とを含む横方向に配列する複数の廃トナー供給口を備えた廃トナー回収容器が装填される画像形成装置において、
    上記廃トナー回収容器として、上記請求項4から請求項9のいずれか1項に記載の廃トナー回収容器を採用するとともに、該廃トナー回収容器側の動作検知用従動部材からの作用を受けるよう保持される上記動作検知手段を有していることを特徴とする画像形成装置。
  12. 更に、廃トナー回収容器側の満杯状態検知用従動部材からの作用を受けるよう保持される上記満杯状態検知手段を有していることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
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